提督「どれくらい」

龍田「天龍ちゃんと同じくらいよ～」

提督「そうか、ありがとう」

龍田「あら～？どうしてそんなにあっさりとしてるのかしら？」

龍田「もしかして他の子に手、出してるんじゃないでしょうね～？」ジッ

提督「ここ最近いつもそれでからかってくるだろお前」

龍田「あらあら、私本心なのに」ニコニコ

提督「嘘だな」

提督「ほら、さっさと仕事終わらすぞ」

龍田「分かりました～」

カキカキカキカキカキ…

龍田「…」

提督「…」

龍田「…」

提督「…」カキカキ

龍田「提督～？」

提督「なんだ」

龍田「お昼ご飯なににします～？」

提督「そうだな…」

龍田「近所の○友でキャベツが安かったから買ってきてお好み焼きとかどうかしら？」

提督「うーん……それも良いがたまには間宮さん所で食べないか？」

龍田「へぇ…………」

龍田「私の作る物より他の人の方が好きなんですね～」ニコニコ

提督「今日の日替わり定食竜田揚げだって」

龍田「デザートもお願いしますね～」

天龍「よぉ提督！お前もこれから飯か」

提督「ああ」

龍田「私も一緒よ～」

天龍「俺もコイツ等と遠征前の腹ごしらえだ」

朝潮「司令官！龍田さん！お疲れ様です！！」

弥生「お疲れ様…です…」

望月「ふわぁ～…お疲れ～」

天龍「せっかくだから一緒に食おうぜ！」

龍田「それより天龍ちゃん～」

天龍「ん？なんだよ龍田」

龍田「天龍ちゃんが頼んだそのメニュー、いったいなにかしら～？」ニコニコ

天龍「ああコレか」

天龍「今日はがっつり食べたかったからな、親子丼にしたぜ！」

龍田「へぇ～……」

龍田「ねぇ天龍ちゃん」

龍田「今日の日替わり定食のメニュー、竜田揚げなのよ～」ニコニコ

天龍「え？ああ、そうみた…」

龍田「今日の日替わり定食竜田揚げなのよ～」ニコニコニコニコ

天龍「」

龍田「うふふふ…」ニコニコ

天龍「フフフ、こわい」ジワッ

提督「それじゃいつも通り30分まで食後休憩で」

龍田「分かったわ～」

提督「……じゃ」テクテク

龍田「はい～」テクテク

提督「……」テクテク

龍田「ふふふ～」テクテク

提督「…」ピタッ

龍田「…」ピタッ

提督「……何故ついてくる」

龍田「いつものお散歩でしょ～？私も一緒に行こうかな～と思って」ニコニコ

提督「……分かった、行こうか」 ハァ

龍田「は～い」ニコニコ

龍田「提督は本当にここが好きね～」

提督「ああ…」

提督「海が見えるしな……」

龍田「それに帰投した子達を出迎えられるからでしょ～？」

提督「………お前に話したか？」

龍田「私、提督の事はなんでもお見通しですから～」

龍田「なんでもね～」ニコニコ

提督「…そうか」

提督「それは……恥ずかしいな」

龍田「それに天龍ちゃんの事もね～」

提督「…それは知ってる」

龍田「もうすぐ春ね～」

龍田「うちにも新しい子とか来るのかしら～」

提督「4月から阿賀野型の一番艦が着任するらしい」

提督「どうやら最新鋭の軽巡洋艦のようだな」

龍田「あらあら～それは楽しみね～」ニコニコ

提督「………まぁ優しく迎え入れてやってくれ」

龍田「あら？私はいつも優しいわよ～」ニコニコ

提督「……」カキカキ

提督「……ふぅ」

龍田「はい、温かいハーブティーをどうぞ～」つティーカップ

提督「ん、すまん。ありがとう」

龍田「どういたしまして～」

提督「……飲みやすくて良い味だ」コクコク

龍田「ふふふ～」ニコニコ

提督「……」コクコク

龍田「うふふふふふふ～」ニコニコニコニコ

提督「……」コク…

提督「………龍田、どうした？」

龍田「なんでもないですよ～？」

龍田「それより提督」

龍田「身体が熱くなってきませんか～？」ニコニコ

提督「そう言われれば頬が熱いな……」

龍田「ふふふ…」ニコニコ

提督「……龍田…………………」ゴホッ!

提督「ちょっとしょうが入れすぎて辛い」ゴホゴホ

龍田「あ、あら～ごめんなさいね～。今度はもう少し少なめにするわ～」アセアセ

提督「そうしてくれ…」コク

龍田「提督～」

提督「なんだ」

龍田「私、そろそろ巡回して来ますね～？」

提督「…ん、もうそんな時間か」

提督「……気をつけてな」

提督「分かっていると思うが…」

龍田「《いのちはだいじに》ですよね～？」

提督「…そうだ」

龍田「そもそも鎮守府近海の定時巡回だからそんな問題ないと思うわよ～」

提督「油断は大敵だ。いつもやっている事だから、危険な海域ではないからと気を緩めていたらいざという時…」

龍田「じゃあ行ってくるわね～」テクテク

提督「ん…………」

提督「………無事を祈る」

龍田「艦隊、帰投したみたいよ～」

提督「ん……怪我はないな」

龍田「今日も異常無かったわよ～」

龍田「次の巡回担当の大潮ちゃんに引き継ぎもしておいたわ～」

提督「そうか、ありがとう」

龍田「ねぇ提督～？」

提督「なんだ」

龍田「ただいま～」ニコニコ

提督「……」

提督「…おかえり、龍田」

龍田「そろそろお夕飯の時間ね～」

提督「そうだな」

龍田「今日はなに作りましょうかね～」

龍田「提督はなにが良いですか～？」

提督「なんでもいいぞ」

龍田「提督～」

龍田「そういう受け答えが一番困るって、私言いませんでしたっけ？」

龍田「またカレー週間を過ごしたいんですか～？」ニコニコ

提督「…………俺が悪かった」

龍田「そうね～、じゃあ今日はハンバーグでも作ろうかしら～」

提督「……そうか」

龍田「今日は暖かかったからさっぱりとおろしポン酢の和風ハンバーグにしようかしら～？」

提督「…そうか」

龍田「あ、でも麻婆豆腐も良いかもしれないわね～」

提督「………さっぱりで良いんじゃないか？」

龍田「さっそくお豆腐買ってこないと～」

提督「……すまん……ハンバーグが食べたい」

龍田「了解しました～」ニコニコ

龍田「ふふふ～♪」トントントン

提督「……」

提督「……龍田」

龍田「あら、なにかしら～」

提督「なにか…手伝うことは無いか…？」

龍田「無いわ～」ﾆｺﾆｺ

提督「…………そうか」

龍田「うふふふふ～♪楽しみに待っててくださいね～」トントントン

提督「……ああ」…グゥ

龍田「フタヒトマルマル、雨が降ってきたわね～」

提督「ああ……」ｶｷｶｷ…

龍田「湿っぽいのは嫌いだけど雨音は好きよ～」

龍田「静かで優しい音色を奏でてくれるの～」

提督「そうだな……」ｶｷｶｷ…

龍田「提督といっしょだからかしらね～？」

提督「………」ピタッ…

提督「……ああ、そうだな」ｶｷｶｷ…

提督「ふぅ……」

龍田「お仕事おつかれさま～。お風呂沸かしておいたわよ～」

提督「ん……すまない…」

龍田「軽くだけどお夜食も作っておいたから上がったら食べてね～」

龍田「まさか、残したりしないわよね～」ﾆｺﾆｺ

提督「ああ……」

提督「…ありがとう、龍田」

龍田「うふふ～♪じゃあおやすみなさ～い」

提督「……」ガチャリ

龍田「すぅ……すぅ……」zzz

提督「寝てるか……」

提督「………」

提督「龍田……」

龍田「すぅ……すぅ……」

提督「愛してるぞ…」ボソリ

龍田「あたしもよ～」

提督「っ！？」

おわり