金剛「ヘーイテイトクゥー！！海岸で資源投げしてたらサブマリンたちを見つけたネー！！」ﾄﾞｱﾊﾞｰﾝ!!

提督「おいぃ！？資源カツカツのこの状況で何してくれちゃってんの！？」

比叡「今、結構暇を持て余しておりまして…。」

榛名「そのあたりを散歩していたら…｡」

長門「私たちとばったり会ってな。」

陸奥「せっかくだから何かしようと思ってたら～」

霧島「倉庫を見かけたので、資材の中でも持ちやすく投げやすい形の鋼材をどこまで投げれるかで遊ぼうと、私が提案したんです。」ｷﾘｯ!!

提督「うん、資源が割と余っているのは認めるけど、そこまでアクティブに資源を消費されているとは思わなかったよ…。」

山城「それで今回の最高記録を出したのは扶桑お姉様でした。やっぱり姉さまはすごいです！！素敵です！！」

扶桑「最近出撃がほとんどないから…ちょっとはりきっちゃったのかも…。」

提督「仕方ないね！！今キス島の出撃任務で忙しいんだもん！！駆逐艦ぐらいの軽さのやつじゃなきゃいけないんだもん！！」

提督「お前らも行ってわかったろ！？北方向に流されて大破して帰ってきたことぐらいさあ！？」

金剛「それでも出撃したいデース。体がなまってしまいマース！！」

提督「さっき資源が余っているといったな。あれは嘘だ。」

提督「燃料は別なんだよっ！！」

霧島「むぅ…。確かにそれは問題ですね。」

霧島「駆逐艦は燃費はいいですが、装甲が低い面があって傷を受けやすいですからね…。」

提督「そう！そこで、建造をフルで回してやっとの思いで着任してくれたイムヤさんをオリョールに出撃させて燃料を稼いでもらっている最中に、君たちは資源で遊び、そして何を見たんだって～ん～！！？」

金剛「オウ！忘れてたデース！海岸で遊んでいたら…｡」

金剛「長門が潜水艦たちを見つけたから、頑張って連れてきたデース！！」

提督「………….。」

提督「…へ？マジ？」

榛名「はい。そういうことなので、今からその子たちを連れてきますが、よろしいですか？」

提督「お、おう。」

提督「とりあえず連れてきたらお前たちは戻ってもいいぞ…。」

榛名「はい。わかりました。それでは…」ｷｨｨｨ…ﾊﾞﾀﾝ

提督「…。」

提督(資源のことはまあ…置いておくとして…。)

提督(潜水艦“たち”？)

提督(よほどの運がないとそんなことにはならないぞ？)

提督(…。)

提督(まだ少佐の私には潜水艦を手に入れるこの上無いチャンス！！)

提督(紳士の皮をかぶってでもその子らをゲットだぜっ！！)ﾋﾟｯｶｰ

提督(ついでに潜水艦任務をクリアすると着任してくれるっていうZ1ちゃんを～)ｸﾞﾍﾍ

ｺﾝｺﾝ

提督「お、入っていいですよ～」

ｶﾞﾁｬｯ､ｷｨｨｨ…

ﾄｺﾄｺ…

提督(おおっ！？1,2,3,4…ええっ！？こりゃ千載一遇の大チャンスだぞ！？)

提督(若干一名違う気もするが…。まあいいか。)

提督(それにしても…。)

提督(………….。)

提督(まったく、潜水艦は最高だぜっ！！)

伊58「海の中からこんにちはー！！ゴーヤだよっ♪」

提督「ふむ、元気があってよろしい」

提督「ところで諸君個の鎮守府に入る気はないかね？(唐突)」

伊58「ないでち｡(即答)」

提督「なっ…！？くうぅ…。ど、どうしてかなあ？」

伊58「なんかこの鎮守府に潜水艦の負の念を感じるからでち！」

提督「ぐっ…。(おそらくイムヤのことだろうな…。)」

提督「だ、だが大丈夫。君たちが着任してくれれば、ここはもっとホワイトニングな鎮守府になるから…。」

伊58「何か犠牲になってないでちか？

提督「うちの鎮守府では轟沈を一度も起こしていません。」

筆者「ゴフッ(吐血)」

提督「オレンジ疲労で即休憩の、見るもうらやま鎮守府ですよ。」

伊8「ちょっと待ってください。」

提督「うん？なんでしょうか？」

伊８「イムヤの大破数がほかの艦に比べて増加傾向が見られますが…(提督の報告書のコピーを見ながら)」

提督「もっとよく見なさい。」

提督「攻略隊はもっと大破していますし…。」

提督「今は練度が上がって、イムヤは中破どまりで帰ってくるようになったんだ。」

提督「心配はいらないよ。」

～オリョール海域～

伊168「...。」 ｻﾞ~ﾝ…

伊168「もう慣れちゃったわ…。」 ｻﾞｻﾞ~ﾝ....

提督「あなた方がここにいらっしゃってくれれば､その分皆さんの大破回数も減り…。」

提督「純白の鎮守府になっていくこと間違いないでしょう。」

提督「ここにはすでにイムヤ先輩がいらっしゃいますし、つきっきりで仕事を教えてもらえますので…。」

提督「オリョクルが全くの未経験でも問題ありません。」

伊19「役割があるのはいいことなのね♪」

呂500「でも私たちはその役割を～…んぐ！？」

U-511「余計なこと…言わないほうがいい…。」ｸﾁﾌｻｷﾞ…

提督「？」

提督「まあ、いいでしょう。」

提督「どうです？私の下で働いてみませんか？」

提督(てか働けこのスク水ニートォ…。)

大鯨「…。」

大鯨「なにか怖い思念が送られてきたような…。」

提督「はて？何のことやら？」

U-511「えーと…そちらに遠征…つまり、派遣ですか？」

大鯨(ちょ、ちょっと、ゆーちゃん！！)ﾋｿﾋｿ…

U-511(あっ…。)

提督「う～ん？」

提督「まあ、そんな感じ？になるのでしょうか？」

提督「その際は、遠征組熟練の天龍、龍田がお迎えに上がりますから大丈夫ですよ。」

大鯨「随伴艦までいらっしゃるんですか…待遇が良すぎるような…？」

大鯨(は、話を合わせておきましょう…。)

提督「いえまさか､提督轟沈でもさせたらこちらも大損害を受けますので…。」

提督「当然の待遇かと思いますが？」

呂500「利害の一致？…ですって！」

提督「残念ながら大本営の財布は固く…。」

提督「間宮さん、伊良湖さんの料理を皆様にふるまえる頻度は少なくございますが…。」

提督「必ず轟沈しない職場と自負しております。」

伊8「司令官さんの最低日給は1440らしいですよ。」

伊19「提督奮発してくれるのね♪」

提督(どんだけ食べる気だこいつら…。)

提督(というか提督の時給酷くない？)

提督(提督業ばっかしてて通帳そんなに見てなかったけど…。)

提督「え～コホン。」

提督「よりよい環境整備のために、投資をするのが先ではありますのでそれは追々…。」

伊8「おや？各鎮守府に資源1440、ボーキサイトは480ほど一日に支給されているので…。」

伊8「お金に換算する値結構な額になると思いますが…？」

提督(あ～、1440ってそういう意味ね。勘違いしたぞ…。)

伊58(ファ〇チキほしいでち。)

提督(心に直接語り掛けてんじゃねーよ｡)

提督「軍の支給品を勝手に売り払うのは軍機違反ですので…。あ～…。」

提督「コンビニについては鹿屋泊地に出店するまでファミ〇キはお待ちください。」

伊58「鹿島さんが店員さんかな～？」

提督「鹿島さんと加賀さんはロー〇ン勤務なので残念ながら…。」

伊19「残念なのね…。(ファミチ〇頬張りながら)」ﾑｸﾞﾑｸﾞ…

伊58「！？」

提督「ん？まてまて、その〇ァミチキどこで買ったんだ！？」

伊19「大本営特設ファｍ…むぐぅ！？」

大鯨「言っちゃダメ～ッ！」ｶﾞﾊﾞｯ!!

提督「え？あれ？大本営？潜水艦…。」

伊58「あっ、これはまずいでち…。」

U-511「これは逃げた方が…。」

提督「あーっ！！」

潜水艦娘達ﾋﾞｸｩ!!

提督「さてはお前ら数日前に大本営が直々に始動した作戦、『オリョール資源確保作戦』のやつらだなっ！！？」

潜水艦娘達ｲﾔﾅｱｾﾀﾞﾗｰ・・・

提督「道理でおかしいと思ったよ…。」

提督「冷静になって考えて見れば、そもそも鎮守府近海に味方の潜水艦がいることがおかしいんだ…。」

提督「しかも団体で。」

提督「ドロップ艦という線も考えたが…。そもそも今までの理に反するんだよなあ～…。」

提督「なぜならッ！！」⊃リモコン(ﾋﾟｯ!)

ﾌﾟｲ~ﾝ…

ﾊﾟｯ!!

『～夕立の、この世界の”ドロップ艦”って何っぽい～？のコーナー！！～』

夕立『時雨～！！この世界のドロップカンって何っぽい～？』

時雨『ふむ…。ドロップ缶か…。』ｶﾞｻｺﾞｿ

時雨『ほら、これをあげるよ。』

夕立『わぁ～♪時雨、ありがとうっぽい！』ﾋｮｲﾊﾟｸ

時雨『どういたしまして。』ﾆｺｯ

夕立『～♪』ｺﾛｺﾛ

夕立『.....って、違うっぽい！！』ｶｽﾝﾌﾟ!

時雨『え？』

夕立『夕立が言ってるのは、作戦が終わった後にいつの間にかいる艦娘のことっぽい！！』

時雨『ああ～、ドロップ”艦”ね。』

時雨『それはね、海にある私たちのもとから艦娘の形に作り上げることだよ。』

夕立『ぽい～？』

時雨『え～っとね。僕たちが出撃しているときに､たま～に鉄のようなものを拾うことがあるでしょ？』

夕立『ぽい！』

時雨『それは僕たちの、元の姿の破片だったりするんだ。』

夕立『ぽい～…。』

時雨『それを建造所の妖精さんに渡すと、』

時雨『妖精さんがその船の意思をくみ取って、』

時雨『艦娘として復元してくれるのさ。』

夕立『ん～つまりこういうことっぽい？』⊃(何かのビデオ)

???【艦娘…いや、大和を守らなくてはならなかったのは、『俺自身』だった…。】

???【それを果たせなかった俺の意識には、今も彼女の亡霊が彷徨い続ける…。大和ッ！！】

夕立『こういうことっぽい？』

＜ﾑｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!

時雨『ちょっと違うけど、まあそういうことでいいよ～。』

＜…ﾄﾞﾛｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!!!!

夕立『ぽ～い！』

(ﾄﾞｯﾎﾟｰﾝ!!)

時雨『じゃあ今日はこの辺で、バイバ～イ♪』ﾌﾘﾌﾘ…

武蔵「ﾔｧ…。」

夕立『ぽい～♪』ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!!

???【ふつくしい...】

提督「ということだ」

伊8「何なんですかあれ？」

提督「あぁ、最近作った提督教育用ビデオの一つだよ。」

伊19「なかなか面白かったのね♪」

提督「どうもありがとう。」

提督「で、どうして君たちはオリョールではなく、この周辺を遊海していたのかな？」

潜水艦達「…。」

伊58「逃げるんでち～！！」ﾀﾞｯ!!

提督「あっコラ！！待てっ！！」ﾀﾞｯ!!

伊19「待てないのね～！」ﾀｯﾀｶﾀｰ

U-511「…？後ろから大きな足音が…？」

<ﾄﾞｺﾄﾞｺﾄﾞｺﾄﾞｺ…。

長門「むおおおおおおおお！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ!!!

U-511「ひっ…！！？」ﾋﾞｸｩ!!

呂500「ゆーちゃん､はやく行くってっ！！」

U-511「う…うん！！」

伊8「低速戦艦なのにあの速さとは…。」

提督(というか、長門の許容範囲広くなってない？)

伊19「でも追い付いていないのね！！」

伊58「よ～し、もう海は近いでち！！一気に飛び込むでちっ！！」

「「とおおおおおおおおおおっ！！」」(熊野的ボイス)ﾋﾟﾖ~ﾝ!!

伊168「はぁ～疲れた～。」ｻﾞｻﾞ~ﾝ....

伊168「いごう潜水艦の力って、このためじゃないんだけどな～…。(資材カカエ)」

<ﾋﾟﾖ~ﾝ!!

潜水艦達「「うわああっ！！？」」ﾋｭｰﾝ…

伊168「へ？」ｷｮﾄﾝ

最上『衝突禁止ッ！！』

ゴチーン！！

神通『…って言ったのにーっ！！』

伊168「あいたたた…。ってあれ？なんでゴーヤたちがここに！？」

伊58「なんでも何も…って！イムヤここにいたんでちか！！？探したでちよ！！」

大鯨「そ、そんなこと言ってる場合じゃ…。」

???「あれ～？いつもの潜水艦ズじゃないか～…。あれ？一人違うけど…。」

潜水艦ズ「！？」

建造妖精(以下妖精で統一)「まあいいか～。ほら、いつもの余った資源持ってってくんな～い？」

妖精「昼間に来るのって珍しいけど、まあいいよね～？」

妖精「あれ隠すの面倒だから早く来てくれてありがたいよ～。」

U-511「あ、あの…。」ｵﾛｵﾛ

妖精「ん？何？」

U-511「後ろ…。危ない…。」ﾕﾋﾞｻｼ

妖精「へ？どういうｋ…。」ｸﾙｯ

提督「どういうことか聞かせてもらおうか？」

妖精「」

～少し時をさかのぼって～

長門「うおおおおおおおお！！！(潜水艦追いかけ中)」ﾀﾞｶﾀﾞｶﾀﾞｶ!!

長門「むぅん！！？」

『如月ちゃんその下着どうしたの～？』

『うふふ、提督さんこういうの好きなんじゃないかと思って～♪』

『さすがにきわどすぎて引かれるんじゃないだろうか…。』

長門「…。」

長門⊃カメラ(ｽｯ…)

コーン…ズデン！！(テテテテテテ)カーン…(テテテテテテ)デ、デ、デ、デデン(カカンカァン)コーン…(潜入のテーマ)

肩トントン

長門「！」ｸﾙｯ!!

陸奥「」ﾆｺｫ…

長門「む、陸奥！？これは違っ…うわああああああ！！？」ﾊﾞｷｨ…!!

～執務室～

提督「さあ、事情を説明してもらおうか…。」

伊58「私たちは大本営所属の潜水艦でち！！」

大鯨「主に駆逐艦の子たちと同様、資源の調達を任務に普段は働いています。」

U-511「定期的にオリョール海に出撃し、資源を回収するのが仕事ですね…。」

呂500「で～それにみんな疲れちゃったり～飽きちゃったりして～嫌になっちゃったんですって～…。」

伊8「そこで以前、大本営の発刊した本に書いてあった、」

伊8「『潜水艦レシピ』というものに目を付けました。」

伊19「それを聞いた私たちは～、いろんなところの妖精さんに会ってきたのね♪」

大鯨「すると妖精さんたちは、毎日のように提督さん方から渡される資源で、」

大鯨「潜水艦を建造することに困っていました。」

提督「え？なんで？」

妖精「ただでさえ潜ることと、敵の攻撃をある程度防げる装甲をつくること、」

妖精「その他もろもろの装備を作るのがどれほど難しいか…。」

妖精「最初のころは試行錯誤して、失敗しても、」

妖精「駆逐や軽巡に建造作業を切り替えて、何とかやってきたよ…。」

妖精「でも、さすがに何度もやってて進捗がないと、疲れちゃうのよね～。」

提督「ええ～…。」

伊8「そこで私たちは一計を案じました。」

提督「どんな…って、まさか…！！」

伊8「そう。渡された資源を最初の工程から駆逐、軽巡のレシピで造り....」

伊８「余った資材を私たちに横流しにする…。というものです。」

提督「うっわあ…。」

U-511「この結果。私たちはオリョールに行かず、」

U-511「各鎮守府の建造所裏で、資源を獲得してノルマを達成することができ…。」

妖精「わたしたちも小難しいことを考えなくて済むようになる。」

伊8「という、互いにwin-winの関係を作ったというわけです。」

提督「マジかよ…。」

呂500「しかも～テイトクさん方は～潜水艦欲しさに～レシピを何回もまわすから～…。」

伊19「その分の資源を豊富にもらってイク達大満足なのね♪」

提督「よくもまあそんな妙案思いついたなぁ…。」

伊58「はっちゃんはすごいんでちよ！！」

伊8「ふふん…♪」

提督「というかまさか、イムヤがうちの鎮守府に着任したのは…。」

伊168「そう、私が妖精さんと話しているところをあんたに見つかって…。」

伊168「いろいろバレるとまずいから建造でできた艦娘ってことにしたの。」

大鯨「そして私が代わりにここに来たってわけですね。」

大鯨「いつも面倒を見ているし、行くところがオリョールじゃないことを知っていましたから…。」

大鯨「私が行っても問題なかったんですよ…。」

提督「はぁ～っ。そういう事だったのかよ～もぉ～っ！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!!

提督「ん？でもちょっとまって、そのサイクルだと…。」

伊8「？」

提督「このままだとお前たち、自分の首を絞めることになるぞ？」

伊8「」ﾒｶﾞﾈﾋﾟｼｲｯ!!

伊58「え！？なんででちか！？」

提督「それはだな～…。」

提督「まずお前たちが余った資源を取るだろ～。」

提督「そしてそれを大本営が管理、各鎮守府に配布しますぅ～。」

提督「それをもとに俺らが鎮守府を運用し～、一部を潜水艦レシピに使う～…。」

提督「するとあら不思議！」

提督「プラスとなる要素が無いのに、マイナスの要素だけが踊ってるではありませんか！！」

伊8「あっ…。」

提督「お前たちが狙っていたのはおそらく潜水艦が十分にそろっていない鎮守府だろ？」

提督「なぜなら、潜水艦が多くいるところはオリョクルで資源は豊富だろうが…」

提督「潜水艦レシピを回す必要はほとんどないから、資源の調達は難しいからなっ！！」

伊8「くっ…。」

提督「つまりっ！！その鎮守府がプラスの要素と仮定しても…」

提督「相対的に減っていく資源量から大本営は疑いを持ち始め、原因を探って…」

提督「お前たちの所業がばれてしまうというのだっ！！」ﾋﾞｼｨ!!

伊8「うわあああああっ！！」

提督「フゥン！！」

提督「普段の出撃の指揮はお前らに任されているから、位置がばれてないと思った？残念！！」

提督「ながもんの超高性能レーダーに、察知できないものは無いのだっ！！」

伊8「くうっ…。」

大鯨「あ、あのう…。」

提督「はい、なんでしょうか？」

大鯨「これから私たちをどうするんでしょうか…。」

提督「う～ん…。」

提督「このまま大本営に突き出すといろいろ面倒なことが増えそうだからな～。」

大鯨「では…。」

提督「俺は今から建造妖精にしっかりお灸をすえなきゃならんから…」

提督「そっちは大本営に戻ったらいいんじゃない？」

伊58「え…？でも…。」

提督「あ、そうか。ノルマを達成しなきゃならんのか…。」

提督「それじゃあ…。」

提督「おう。潜水艦ども。さっさとオリョクル行ってこいよ♪(満面の笑み)」

伊58「いやでち～！！」

伊8「いや～！！」

伊168「いやよぉ～！！」

伊19「いやなのね～！！」

大鯨「いやぁ…。」

U-511「いやですぅ…。」

呂500「いやですって～！！」

おしまい