「〇〇しないと出られない部屋」IN鎮守府
提督と艦娘が「〇〇しないと出られない部屋」に閉じ込められます。
基本はイチャコラ。たぶん。
アンチコメは遠慮します。無理ならブラウザバックを。
キャラクター、部屋のお題のリクは順次応答していきます。
その1
お題「SEXしないと出られない部屋」
提督with大和
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提督「何だこりゃ……」
大和「と、閉じ込められてしまったのでしょうか。そのドア以外には出口になりそうな場所はありませんし」
提督「みたいだな……大方、明石か夕張辺りと青葉が仕組んでるんだろうな……」
大和「ということは、どこかに隠しカメラとかが……?」
提督「まあ探して見つかるような場所にはないだろうな。あいつらもそこまで馬鹿じゃないだろうし」
大和「でも、そのドアに書いてあるのは……」
提督「あ〜、まああんまり真に受けなくていいぞ。しばらくすりゃアイツらも諦めて開けてくれるだろ」
大和「で、ですが、そんなに待っては折角の提督のお休みが……」
提督「ん〜、まあ今日は寝溜めして終わらすつもりだったし。それ言うなら俺より大和に申し訳ないな。出たらしっかり埋め合わせの予定組むから」
大和「あ、ありがとうございます」
提督「くあぁ……ご丁寧にベッドまであるし、俺はしばらく寝るわ。ドア開いたら起こしてくれ」
大和「わ、分かりました。お休みなさい」
〜しばらくして〜
大和「あ、開かない……もしかして、本当にあんな事しないと出られないのでしょうか……?」
提督「すう、すう……」( ˘ω˘)
大和「提督はお眠りになったままですし……」
大和「提督、いつもお疲れ様です……私たちのせいで、提督のお休みをこんな風にしちゃうのは、大和は嫌です……」ナデナデ
大和「いつもいつも、提督は私たちのことを優先してくださって……昨日も夜遅くまで工廠で装備の調整をしてましたよね。だから今日も寝るだけ、と……」
大和「提督のために、何か大和に出来ることはないのでしょうか……」ションボリ
大和「大和も沢山の資材を使うのに、必ず出撃をさせてくださって。本当に嬉しいんですよ?」ツンツン
大和「提督は真に受けるなって仰いましたけど、大和は、提督となら……」
提督「んむ……」
大和「!!!」ビクッ
大和「ビ、ビックリした……やっぱり無理やりなんてダメですよね……」
大和「提督……大事な休日をこんな風にしてしまい、本当に申し訳ありません。でも……」
大和「今日は、ゆっくりお休みになってください。大和は、ずっとお傍にいますから……」ナデナデ
〜モニター室〜
明石「な、なんかこっちまで申し訳なくなってきたね……」
青葉「むうぅ、流石は大和さんです。こんな状況でも提督第一とは……」
明石「金剛さんあたりだったら2秒で夜戦始めそうだけどね」
青葉「ですが青葉、諦めません!持久戦には自信があります!必ず提督と大和さんがムフフなことを始めるまで……」
明石「オープン〜」ロック解除
青葉「明石さん!?」
明石「やっぱり提督の休日潰すのは気が引けるな〜。それにこういうのはもっとツンツンした子の方がいいんじゃないの?」
青葉「それもそうですな……まあ開けちゃいましたし、今回はここまでにしますか」
〜部屋にて〜
大和「あ、開いた……」
大和「もう少しだけ、このままでも良かったのですが……」
提督「んがっ……すー、すー……」
大和「……ふふっ」
大和「提督、起きてください。ドアが開きましたよ?」ユサユサ
提督「ん……おはよう大和……」
大和「おはようございます。よく眠れましたか?」
提督「ああ、お蔭さまでな……本当にごめんな大和。ちゃんと埋め合わせはしとくから」
大和「いえ、それには及びません。私も素敵な時間を過ごせましたから」
提督「ん、そうか?そう言うならいいんだが……」
大和「はい、問題ありません!それより、もうヒトハチマルマルですよ?食堂に行きませんか?」
提督「だな。行くか」
大和「はい!」
〜モニター室〜
青葉「くっそぉイチャイチャしやがって!」
明石「そんなに提督が好きならこんなことしてる場合じゃないでしょうよ……」
青葉「べ、別に青葉はそういうのじゃないです!」
明石「はいはい」
秋月「あ、青葉さん、提督から伝言です」
青葉「はい?何でしょうか?」
秋月「『青葉は1ヶ月間宮禁止』と。何かなさったんですか?」
青葉「……」
明石「あーあー……」
青葉「オーマイガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
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その2
お題「立派なレディーにならないと出られない部屋」
提督with暁
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暁「な……」
暁「何よこれ!」
ドア「立派なレディーになるまで出れません」
提督「まーたあの野郎性懲りも無く……今度は間宮1年禁止にするぞ……」
暁「暁はもう立派なレディーよ!このドアきっと壊れてるんだわ!」
提督「まあまあ、落ち着け暁。立派なレディーはこんなことじゃうろたえないだろ?」
暁「そ、そうね。司令官の言う通りだわ。レディーたるもの、どんなときも冷静にしないと」
提督(相変わらずチョロ可愛いなコイツは)
提督「にしても、どうすっかな……一口に立派なレディーっつっても、具体的にこう、とは言いにくいし……」
暁「そもそも司令官は男の人なのに、立派なレディーになるの?」
提督「そこだよな。この部屋を作った奴の頭の悪さが良くわかる。」
〜モニター室〜
青葉「なんですとぉ!?」
明石「どうどう。ていうか本当に間宮1年禁止にされそうだけどいいの?」
青葉「ふふふ、問題ありません!青葉は既に間宮の年パス持ってますから!」
明石「年パス?」
青葉「はい!間宮さんの直筆サインも入ってます!」
明石「いや、提督が間宮さんに言ったらアウトでしょ。間宮さんだって提督のこと大好きだし」
青葉「……オーマイガ」以下略
〜部屋にて〜
暁「っていうことがあったのよ!雷ったらほんとに危なっかしくてね!」
提督「ははは、楽しそうなのもいいが、くれぐれも怪我はしないようにな。まあ暁が見ててくれれば大丈夫だろうが」
暁「そうよ!暁はお姉ちゃんなんだから!」
提督「頼もしいな。けどな、暁」
暁「なあに?」
提督「暁はお姉ちゃんだから姉妹たちの前ではしっかりしなきゃいけないかもしれないが、周りの奴らには頼ってもいいんだからな?立派なレディーになりたいのは分かるが、無理だけはしないでくれよ?」
暁「周りの人たち?」
提督「ああ。大和や赤城たちじゃ話しかけにくいかもしれないが、天龍とか鳳翔さんとか、あとは古鷹とか。優しいやつも頼れるやつも、この鎮守府にはいっぱいいるからな」
暁「司令官には……」
提督「ん?」
暁「司令官には、頼っちゃダメ……?」
提督「……いや、いいぞ。できる限りのことをするよ」
暁「響たちが、遊園地に行きたいって言ってたの。だから、連れて行ってあげたくて……」
提督「遊園地か……分かった、次の休みの日のチケットを取っておくよ」
暁「ありがとう。それと、その……」
提督「何だ?何でも言ってくれ」
暁「し、司令官にも、来て欲しい」
提督「俺がか?暁たちがいいなら行ってもいいが、邪魔じゃないか?」
暁「じゃ、邪魔なんかじゃないわ!」
提督「おう、そうか。じゃあ俺も予定を確認しとくよ」
暁「司令官……ありがとう!」ギュッ
提督「うおっと。よしよし、お姉ちゃんは偉いな」ナデナデ
暁「えへへ。もっと撫ででもいいのよ?」
提督「ほいほい」ナデナデ
〜モニター室〜
青葉「……」
明石「うわっ、目が死んでる」
青葉「いいなぁ……司令官と遊園地かぁ……」
明石「いや、だから青葉も普通にすればいいじゃない」
青葉「だって……」
明石「だって?」
青葉「だって好きな人をデートに誘うとか恥ずかしいじゃないですか!」
明石「乙女か」
青葉「乙女ですよ!いけませんか!?」
明石「いや、健全な乙女はこんなことしないって」
青葉「違います!勝つにはまず敵を知れ、です!」
明石「はいはい。とりあえずもう開けるわよ、響ちゃんたちが心配するし」ロック解除
青葉「ぬぅん……」
〜部屋にて〜
暁「開いた!開いたわ司令官!」
提督「だな」
暁「もしかして、司令官に撫でてもらえば立派なレディーになれるのかしら?」
提督「いや、そらは違うんじゃないか?」
暁「ま、まあいいわ。あの、司令官?」
提督「ん?」
暁「また、暇な時でいいから、撫でてくれない?」
提督「ん、いいぞそれくらい。いつでも言え」
暁「うん!分かった!」タッタッタッ
提督「やれやれ、まだまだレディーには程遠いな……」
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その3
お題「名前を書けないと出られない部屋」
提督with阿武隈
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阿武隈「あの、提督……?」
提督「……何だ」
阿武隈「何ですかこの部屋……」
提督「あのアホ重巡が作った部屋だ。悪いな、巻き込んじまって……」
阿武隈「いえ、提督が悪くないのは知ってますけど……」
提督「名前書けば出れるのか。今回は珍しく簡単だな」
阿武隈「今回は?」
提督「ああ、今まではだいぶ面倒な条件でな。結局達成したのかも分からないまま出てたが」
阿武隈「面倒な条件……?」
提督「ああ、あんまり言いたくないがな。そこのペンと紙とってくれ」
阿武隈「どうぞ」
提督「おう、ありがとう」サラサラ
提督「ほい」『阿武隈』
阿武隈「あ、合ってます」
提督「こんなん書けて当たり前だろ?」
阿武隈「そう……ですか」
阿武隈(当たり前、か……やっぱり、提督は提督だなぁ……)
阿武隈(今までその当たり前が何にもなくて、本当に悲しかったけど……提督は違う。忘れずに、間違えずに、私を呼んでくれる)
阿武隈(好きだなぁ……)
提督「おーい、さっさと開けろアホ重巡」
〜モニター室〜
青葉「なっ、なんだと……」
明石「いや、だから提督が間違えるわけないでしょ」
青葉「いやでも、提督この前漢字は苦手って……」
明石「でも提督、漢検1級持ってるでしょ?」
青葉「何が苦手だあの真面目!」
明石「ていうか提督なら本当に漢字が苦手だったとしても私たちの名前を間違えるわけないって」
青葉「それもそうかぁ……」
明石「それで、どうするの?書けちゃったから開ける?」
青葉「まだだ、まだ終わらんよ!」
明石「え、何するつもり?」
青葉「阿武隈ちゃんが提督のこと好きなのは調査済みです。それをキッチリ告白してもらいましょうか……」ニヤニヤ
明石「うわ、最低かよ」
青葉「勝てば官軍、です!」カタカタ
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提督「……なんだこれ」
ドア「阿武隈ちゃんの秘密を提督に言うまで出られません」
阿武隈「あ、あのアホ重巡……!」
提督「何だ?秘密って」
阿武隈「い、いえ、その……」
提督「……まああれだ。無理して言わなくていいぞ。そのうち開くだろうし」
阿武隈「は、はい……」
阿武隈(うぅ、アホ重巡って青葉さんのことかぁ……秘密って、絶対私が提督のこと好きなことだよなぁ……)
提督「くあぁ……」
阿武隈(提督は無理して言わなくていいって言ってくれたけど……私が言わなきゃ開かないんなら、私のせいで提督をここに閉じ込めてることになっちゃう……)
阿武隈(だったら私が思い切って提督に告白した方が……でも、恥ずかしいよそんなの……)
提督「阿武隈、大丈夫か?」
阿武隈「ふぇっ!?」
提督「なんか顔赤いし、体調悪いんなら無理矢理にでも開けるが……」
阿武隈「だ、大丈夫です!」
提督「本当か?」
阿武隈「はい!」
提督「……ん」オデココツン
阿武隈「ひゃぁあっ!? て、提督!?」
提督「んー、熱いな……やっぱり熱でもあるんじゃないのか?」
阿武隈「い、いえ、その……」
提督「ベッドあるし、開くまで寝てろ。悪化したらまずい」
阿武隈「は、はい……」モゾモゾ
提督「……」
阿武隈(ああ、結局余計な心配させちゃったよ……)
提督「なあ、阿武隈」ヨッコラセ
阿武隈「は、はい」
提督「阿武隈はいつも皆をまとめようと頑張ってるけどさ。もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃないか?」
阿武隈「え……?」
提督「阿武隈は水雷戦隊の旗艦とかになるとさ、いつも張り切って『指示に従ってくださーい!』って言ってるだろ?」
阿武隈「はい……」
提督「もっとこう、上手く言えないんだけどさ。戦場では気は抜いちゃいけないが、抜くべきとこでは力抜いていいんだぞ?」
阿武隈「抜くべきところ……」
提督「ああ。例えば演習前の作戦会議とかさ。多少なり笑ったり冗談言ったりしてもいいんじゃないか?」
阿武隈「……」
提督「……そんなにションボリするなって」ナデナデ
阿武隈「でも……」
提督「頑張ってくれてるのは知ってるって言ったろ?」ナデナデ
阿武隈「でも私、全然提督の役に立ててなくて……」
提督「誰がそんな事言ったんだ?」
阿武隈「いえ、誰かが言った訳じゃないですけど……」
提督「……やれやれ」
提督「阿武隈、お前はお前のままでいい」
阿武隈「え……?」
提督「俺は、毎日みんなのために頑張ってる阿武隈が好きだからな。そのまま、いつも通りの阿武隈でいいんだ」
阿武隈「提督……」ジワッ
阿武隈(ずるいよ、そんなこと言うの……)
提督「おいおい、泣くなよ……」ギュッ
阿武隈(きっと提督の好きは、私の好きとは違う。他の皆にもそう言うと思う……けど、やっぱり私は……)
阿武隈「提督……」
提督「どうした?」
阿武隈「……す」
ドア「ガチャリ」
提督「お」
阿武隈「え……?」
大和「提督、ご無事ですか?」
提督「おう。悪いな、また」
大和「いえ。青葉さんたちのモニター室は予想通りの場所に」
提督「はは、そうだろうな。なんて言ってた?」
大和「えーと、青葉さんは『我が生涯、一片の悔いなし!』と」
提督「やっぱりアホだな……」
提督「ほら、行こうぜ阿武隈」つ
阿武隈「……はい!」手握り
〜モニター室〜
縛られ青葉「おのれ……謀ったなシャア!」
提督「誰がシャアだ」
縛られ青葉「ごめんなさい提督〜。もうしませんから〜」
提督「それは当たり前だけどさ。とりあえず皆に無茶振りすんのはやめろよ?」
縛られ青葉「……分かってますよぅ」
提督「ならいい。飯行くぞ」縄切り
青葉「……! はい!」
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その4
お題「原稿仕上げないと出られない部屋」
提督with秋雲
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提督「……」
秋雲「わざわざ部屋に閉じ込められなくても分かってるよぉおおおぉおぉお!!!」カリカリ
〜モニター室〜
青葉「これは、人選を間違えた……」
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その5
お題「キスしないと出られない部屋」
提督with榛名
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提督「あんのアホ……どんだけやりゃ気が済むんだよ……」
榛名「あの、提督、これは……?」
ドア「キスしないと出られません」
提督「あ〜、青葉のアホの仕業だ。大体1時間もすりゃ勝手に開くから、ゆっくり待って……るわけにもいかないな」スマホ持ち
榛名「え、何か問題が……?」
提督「ん〜、榛名はさっきまで寝てたからな。今の時間、2時過ぎなんだよ。助け呼ぼうにもほとんどの奴がこの部屋の場所知らないし、大和は出撃してるし」
榛名「あ、金剛お姉様とのお茶会が……」
提督「な?今日は榛名は非番だし、こんなんで時間潰すのもなぁ……」
榛名「で、でも……その、き、キスしないと出られないんですよね?」
提督「うーむ、どうなんだろうな。青葉のやつ適当だから、条件クリアしても出れないこともあればクリアしなくても出れることもある」
提督「まあとりあえずはやってみるしかないんだろうがな」
榛名「は、は、はい! 榛名は大丈夫です!」
提督「いや、別に無理しなくていいんだぞ?」
榛名「いえ!提督なら、榛名は大丈夫です!」
提督「本当か?」
榛名「はい!」
提督「本当の本当?」
榛名「本当です!」
提督「俺が1週間歯磨きしてなくてもか?」
榛名「だっ、だ、だい、大丈夫です!」
提督「まあそんなのは冗談だが。でもな、榛名。一応聞くが、初めてだろ?」
榛名「は、はい。殿方とするのは初めてです」
提督「だよな……ん?殿方とは?」
榛名「はい、お姉様となら、頬っぺにしたことはあります」
提督「相変わらず仲良いな……じゃなくて、唇はないだろ?」
榛名「な、ないです」
提督「んじゃやめだ。俺はともかく、榛名は女の子なんだから。もう少し大事にしろ、初めてとかそういうのは」
榛名「でも、榛名は……あの、提督はご経験が……?」
提督「いや、無いぞ」
榛名「なのに、私ばかりを気遣ってくれるんですか?」
提督「まあ、俺にとってはただの身体接触だし……」
提督(本当は問題も煩悩も山積みだが、榛名の前だしな……狼狽えてダサいとか思われたくないし)
榛名「そ、そうですか……」
提督「お、おう……」
提督(気、気まずい……!青葉あの野郎、絶対殴る……!)
榛名「あ、あの、提督……」
提督「ど、どうした?」
榛名「えと……時間も迫ってますし……初めて同士なら、してもいいかな、なんて……」
提督「いや、だからな。そんな軽い気持ちで……」
榛名「提督は、相手が榛名では不満ですか……?」上目遣い
提督「いや、そういうわけじゃないが……」
提督(あれ、榛名さんってこんなにあざとかったっけ?)
榛名「じゃ、じゃあ……」カオチカヅケ
提督「榛名……」
榛名「ん……」
提督「……」
〜モニター室〜
青葉「し、した、だと……」
明石「わお。提督やるわね〜」
青葉「なんてこった……提督の、ファーストキスが……」
明石「いや、だったらこんなお題やめときなさいよ……」
青葉「だって、だって本当にキスしちゃうなんて思わないじゃないですか!相手も榛名さんですし!」
明石「いやぁ、榛名ちゃんって意外と積極的よ?積極的っていうより頑張り屋さんか」
青葉「こ、これは完全に誤算でした……」
明石「とりあえずロックは解除するわよ?」
青葉「どうぞ……青葉は夜風に当たってきます……」
明石「今真昼間だけど」
青葉「……うぅ」
青葉「うわあああああああああああああん!」
明石「……やれやれ」
明石「……」モニタージーッ
明石「ああ、やっぱり」
明石「さすが提督。優しいというか何というか」
〜部屋にて〜
提督「……よし、開いたな」
榛名「ど、どうしてですか?」
提督「この部屋のカメラの位置は把握してあるからな。他にもあったらアウトだったが、あれ1つみたいだからなんとか騙せた」
榛名「そ、そうですか……」
提督「よし、お茶会に遅れるぞ?早く行ってやれ」
榛名「は、はい……」
提督「あ、榛名」
榛名「はい……?」
提督「その、あれだ。本当に相手が俺しかいないんなら、また今度、話くらいは聞くから」
榛名「……はい!」
提督「お茶会、楽しんでな」
榛名「もちろんです! それでは!」トテトテ
提督「……ふぅ」
提督「やっぱり幾ら何でも榛名の初めては貰えないな……」
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その6
お題「キスしないと出られない部屋」その2
提督with青葉
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提督「……で?何でお前がいるんだよ」
青葉「青葉が聞きたいですよ!うう、なんで仕掛ける側の青葉が……」
提督「どうせお前、昨日の宴会で潰れるまで飲んでたんだろ?」
青葉「まあ、はい。ガサが飲めって言うので……」
提督「俺に至っては寝室から引っ張り出されたからな……俺部屋で寝てたんだぞ?」
青葉「……ごめんなさい」
提督「……お前が謝ることじゃないだろ。それで、出口は?」
青葉「そのドアしかないです」
ドア「キスしないと出れません」
提督「……裏口とか、点検口とかは?」
青葉「ないです」
提督「作っとけよ……」
青葉「明石さん、何考えてるんだろう……」
提督「あー、やっぱり明石か。多分あれもバレんだろうな」
青葉「あれ?」
提督「いや、こっちの話だ。青葉、寒くないか?」
青葉「あ、はい、少し……」
提督「もう11月だしな……ほれ、これ着てろ」上着被せ
青葉「あ、ありがとです……」
提督「くああ、スマホもないし……今何時なんだ……?」ウトウト
青葉(提督の上着、暖かいな……)
提督「寝るか……ベッドもあるし……」モゾモゾ
青葉「あ、お休みなさい」
提督「何言ってんだ、お前も入れよ」
青葉「ええっ!?ななななな、何言ってるんですか提督!」
提督「いや、そんなとこにいたら寒いだろ?親切にダブルベッドなんだから入ってろ。そんな狭くもないだろうし」
青葉「そ、そんなの、こ、恋人同士しかやらないですよ普通は!」
提督「それを散々やらせようとしてきたのはどこのどいつだよ……いいからほら、入れって」グイッ
青葉「わわわ……!」
提督「ほら、狭くないだろ?」
青葉「は、はい……」
青葉(て、ててててて提督と同じベッド……!恥ずかしくて死にそう……でも、もう少し近くに……)モゾモゾ
提督「あたっ」コツン
青葉「はわわわわ、ごめんなさい!」
提督「いや、こっちこそ……」
青葉「……」
提督「……青葉」
青葉「は、はい?」
提督「何か、あったのか?」
青葉「え……?」
提督「いや、なんか今日はらしくないなと思って……本当に一緒に入るのが嫌なら、俺ベッドから出るが……」モゾ
青葉「い、いいんです!」手握り
青葉「一緒に入るのが嫌とか、そういうわけじゃなくて。むしろそれに関しては嬉しかったり……」
提督「え?」
青葉「ななななんでもないですよ!とにかく何でもないですから、提督もここにいてください!」
提督「お、おう」
青葉「……」
提督「……」
青葉(は、話すネタがない……!うう、こんな時に限って何にも思い浮かばないし……!)
提督「……なあ、青葉」
青葉「はい……?」
提督「この鎮守府も、かなり賑やかになったよな」
青葉「そうですねぇ……最初は私と明石さんしかいませんでしたから」
提督「はは、あの頃は大変だったなぁ」
青葉「ホントですよ。提督、何回言っても開発しかしないんですから」
提督「いやほら、強い主砲とか欲しいじゃん?」
青葉「でも、まずは第一艦隊が組めるくらいの人数がいないとどうしようもないじゃないですか」
提督「それもそうだな」
青葉「その後もその後で、新しい子が来るたびにお祝いするし……」
提督「そりゃあ歓迎しないとな。これから一緒に戦う仲間なんだから」
青葉「…………」
青葉「……提督」
提督「ん?」
青葉「キス、してください」
提督「は?」
青葉「まだ今月の鎮守府新聞が仕上がってないんです。それをやらなければならないので、早くここから出してください」
提督「いや、でもお前……初めてだろ?」
青葉「キスなんて、そんなのただの身体接触です」
青葉(提督が気にしてないのに青葉だけドキドキしても仕方ないじゃん……こんなの、提督にとっては何でもないことなんだし……)
青葉(あ、あんなに簡単に初めてでもキスしちゃうんだもん……)ジワッ
青葉「早くしてください。青葉は自分の布団で寝たいです」
提督「……そうか」
提督「俺も初めてだから、下手でも文句言うなよ?」カオチカヅケ
青葉「え!?」
提督「……」カオチカヅケ
青葉「ちょちょちょちょ、ストップ!ストップ!」
提督「何だよ」
青葉「は、初めてって、この前榛名さんとしてたじゃないですか!」
提督「ああ、あれか。してないぞ。カメラの位置的にしてるように見せただけだ」
青葉「そ、そうだったんですか……」
提督「ああ。でも、青葉が何とも思ってないのに俺が気にしてもダサいだけだもんな。さっさと済ませよう」カオチカヅケ
青葉「いやいやいやいや!取り消し!さっきの発言に対して取り消しを要求します!」
提督「断る」
青葉「何で!?」
提督「俺じゃ嫌か?」
青葉「いえ、そういうわけじゃ……」
提督「……青葉」
青葉「はい……?」
提督「俺が本当にお前のことを何とも思ってなかったら、こんなイタズラじみたことすぐにやめさせたんだぞ?」
青葉「え……?」
提督「お前のすることだから、しばらく乗ってるんだ。おかけで皆とも仲良くなれてるし」
青葉「提督……」
提督「嫌なら抵抗しろよ……?」
青葉「……!」
提督「……」チュッ
青葉「ん……」
青葉(はわわわわわわわわわ!て、提督の唇、柔らかい〜!柔らかいし暖かいし、なんかもう、すごい……)
提督(こいつ、めっちゃ緊張してるな……まあそりゃそうか。そういうの言ったのは初めてだからなぁ)
青葉(ああ、すごい幸せ……青葉、今、提督とキスしてる……)
青葉(大好きな提督と、繋がってる……ずっと、ずっとこのままがいいな……)
提督(やべぇ。あかん。そろそろ俺の理性が飛ぶ)
提督「……ぷはっ。はぁ、はぁ……」
青葉「はっ、はっ……」
提督「……」
青葉「……」
提督&青葉「「……」」カアアアアアッ///
提督「ね、寝るか」
青葉「は、はい」
〜モニター室〜
明石「……高校生カップルか!」
明石「何よキスして『寝るか』って! ピュアっ子か!?そうなのか!」
明石「はあ、1人でモニタリングするこっちの気にもなってほしいわ……」
明石「いや、私が勝手に仕組んだから自業自得なんだけど……」
明石「青葉、このくらいしないと変わらないからなぁ……」
明石「全く、2人とも気持ち良さそうに眠って……」
明石「ふわぁ、私も寝よ……」
〜部屋にて〜
青葉「ん……」
青葉(あれ、青葉の部屋じゃない……)
提督「………」Zzz
青葉(あ、そうか……部屋に閉じ込められて、昨日……)
青葉(提督と、キスしちゃったんだ……)
青葉(うう、思い出すだけで恥ずかしい……!)
提督「んむ……」
青葉「あ、提督おはようございます」
提督「おう、おはよ……ドアは開いてるか?」
青葉「はい、開いてます」
提督「じゃあ食堂行くか……」ヨタヨタ
青葉(あれ、提督あんまり、っていうか全然気にしてない……?)
提督「青葉」
青葉「はい?」
提督「これからはしたくなったらするからな。覚悟しとけ」
青葉「は!?」カアアアアアッ///
提督「ほれ、早くしないと置いてくぞ〜」タッタッタッ
青葉「……むぅ」
青葉「上等です!青葉だって、もう遠慮しませんからね〜!!」
□■□■□■□■□■□■□■□■□
青葉かわええ
青葉と提督が閉じ込められる展開を早く書くでち。
待ちきれんでち。(真顔)
天龍ちゃんが欲しい…
でも青葉かわええ
口のなか砂糖でジャリジャリする。
お口の中が砂糖でいっぱい。幸せ。
口からsugar(ネイティブ発音)があぁぁぁぁぁぁぁ