2017-11-18 21:26:40 更新

概要

ダチュラが真少年と出撃します。


前書き

うまるイベが一段落したので書きました。
よろしければどうぞ。


ゴシックは魔法乙女 短編集22



第54話 進行 



ヘカトニス地方上空


ダチュラ「本当に魔物が来るのかしら」


真少年「被害が出てるから魔物がいるのは、少なくともいたのは間違いないだろうけど・・・」


ダチュラ「ふふふ、早く魔物を殲滅してゆっくりマスターとシャワーを浴びたいわ」


真少年「・・・」


ダチュラ「あら、マスター恥ずかしがらなくていいのよ?」


真少年「僕はダチュラの鼻血のシャワーは浴びたくないよ」


ダチュラ「・・・ふふん、マスター、以前の手が触れたり、エッチィ本でキャーキャー言っていたダチュラはもういないわ」


真少年「そうなの?」


ダチュラ「ええ、今は経験豊富な、何でも知ってるダチュラお姉さんよ」


真少年「ほー、経験豊富?」


ダチュラ「ええ」


真少年「ダチュラはセクロスをやりまくって経験豊富ってこと?」


ダチュラ「ほへ?」


真少年「なるほど」


ダチュラ「えっと・・・」


真少年「じゃあ今度色々教えてよ」


ダチュラ「あのー」


真少年「いやー、心強いな、色々頼れる性経験豊富なお姉さんがいてくれると」


ダチュラ「・・・・・」


真少年「そうかそうか、ダチュラがなー」


ダチュラ「・・・・ひっく、・・・ひぐっ、ひっく」


真少年「おい」


ダチュラ「ううっ、ひっく、う、う、ううっ」


真少年「途中でどうして良いか分からなくなって泣くくらいなら、そんな話題を振るなっ!」


ダチュラ「だ、だって、だってマスターが・・・ひぐっ、エッチな事ばかり言ってくるぅ・・・ひっく」


真少年「・・・悪かったよ」


ダチュラ「ぐすっ」


真少年「それで何をもって経験豊富と言ってたの?」


ダチュラ「・・・この前マスターが忘れていったエッチィ本をルチカと最後まで読んだの」


真少年「ふんふん」


ダチュラ「そしたらカトレアとリリーに見られてた・・・」


真少年「誰もが通過する道だ」


ダチュラ「写真もいっぱい撮られてた」


真少年「なかなか無い経験だった・・・」


ダチュラ「その写真が製本化されて送られてきたの・・・」


真少年「凄い経験だな!」


ダチュラ「表紙はBaby the stars shine bright とのコラボレーション」


真少年「無駄に豪華だ!!いや、もうすぐコラボイベント始まるけど・・・」


ダチュラ「処理に困る・・・」


真少年「まあ、ねぇ」


ダチュラ「捨てるには豪華過ぎるし、ベットの下に隠すしかない・・・」


真少年「妥当なとこだな」


ダチュラ「・・・色々な経験してるもん、経験豊富だもん」


真少年「・・・そうだな、ダチュラは、経験豊富なお姉さんだよ」


ダチュラ「本当にそう思う?」


真少年「ああ、辛い経験した分、人には優しくなれるもんさ」


ダチュラ「うん、優しくできる」


真少年「ほんと、ダチュラは、いいお姉さんだよ、色っぽくて優しいし」


ダチュラ「うん・・・ありがとうマスター」


真少年「・・・(泣き止んだ、どちらかと言うと、小さい子がお姉さんぶってる感じなんだよな・・・)」








第55話 会戦



真少年「来たよ、ダチュラ、前方から小型魔物の群れ」


ダチュラ「焼き払うわ!」


真少年「群れの中央にポイントを合わせて撃ち込もう」


ダチュラ「え、魔物は横に広がってるわよ」


真少年「大丈夫、ダチュラのドラゴンバーンなら、周りの悪魔は主砲の余波で炙り落とせるよ」


ダチュラ「・・・うん!了解!」


真少年「いっくぞー!」


ダチュラ「それっ!!」


真少年「よしよし、ばっちりだね」


ダチュラ「ふふん」




真少年「中ボスだ、まず周りの悪魔を倒そう」


ダチュラ「ええ、分かったわ!」


真少年「おらおら、剥いてやる」


ダチュラ「!!(むっ剥いてやる?な、何をっ!?)」


真少年「ダチュラ?」


ダチュラ「ご、ごめん、えいっ!えいっ!」


真少年「よーし、中ボスが丸裸だ」


ダチュラ「!!(丸裸・・・こ、これは、私も丸裸に剥いてやるって言いたいの・・・?)」


真少年「ダチュラ、中ボスを狙おう」


ダチュラ「え、あ、うん!」


真少年「もっと激しくいけるよ、雑魚はいないし」


ダチュラ「!!(は、激しく、剥く気なんだ!私の服をビリビリ破いて剥く気なんだ!)」


真少年「ダチュラ?大丈夫?」


ダチュラ「え?あ、へ、平気よ、ええーいっ!!」


真少年「よし、中ボス撃破!さて、どうでるかな・・・」


ダチュラ「う、うん(ど、どうでるかって・・・!!マスター、丸裸に剥いた私が従順になるか、抵抗するか試す気なんだ?!)」


真少年「さて、一気に来るか、じわじわ来るか、どっちだ」


ダチュラ「・・・(や、やられちゃう、一気でもじわじわでも、マスターは私を犯るつもりなんだ!)」


真少年「・・・来ないな、様子見か?」


ダチュラ「えっ?(恥ずかしい格好の私を見て楽しむの!!)」


真少年「囲まれるのを待つのも馬鹿らしいな、ダチュラ、魔物が来た方向に進もう」


ダチュラ「う、うん・・・(やばいやばいやばい、このままだと犯られちゃう!)」


真少年「いた!ボスだ、でかいぞ・・・ダチュラいけるか?」


ダチュラ「!!(マスターのそんなに大きいの?!こ、怖い、そ、そんなこと聞かれてもわからないわ!!)」


真少年「ダチュラなら大丈夫!いくぞ!」


ダチュラ「う、うん!(な、何で分かるのよ、は、初めては痛いんでしょ・・・?心の準備も出来てないし!マスターの事、嫌いじゃないけど!)」


真少年「ダチュラと僕なら大丈夫、大丈夫、ダチュラは魔力の放出を、僕が狙いを定める!」


ダチュラ「うん・・・(マスターがリードする気!?本当に大丈夫なの?そんなに経験豊富なの?)」


真少年「ダチュラ、ボスを旋回しながら攻撃しよう、もっと動いて回り込もう」


ダチュラ「・・・(私が・・・動かされるんだ・・・マスターの上で!!エッチィ本と一緒だ・・・)」


真少年「ダチュラ?」


ダチュラ「!だ、大丈夫!」


真少年「?」


ダチュラ「少し、落ち着かせて」


真少年「そうだな、少し慌てさせ過ぎた、ごめん」


ダチュラ「うん・・・(・・・マスターは私の事を考えてくれてる?)」


真少年「ダチュラのペースでいこう、旋回を続けて敵の攻撃に慣れようか」


ダチュラ「あ、ありがとう(ほら、やっぱり私の事を考えてくれてる!思えばこちらに来てからマスターは私に優しくしてくれていた・・・私の事をちゃんと見てくれていた!)」


真少年「ほら、ダチュラのスピードと旋回性能なら魔物の弾なんて当たりゃしないよ」


ダチュラ「ええ!」


真少年「よしいくぞ!ダチュラ、突っ込むぞ!!」


ダチュラ「ラブマッークスッ!!」


真少年「おおっ!!」


ダチュラ「えいっ!えいっ!えーーいっ!!」


真少年「・・・やるな、ボスをほぼ一撃・・・!!」


ダチュラ「どうだった?!」


真少年「最高だよ!僕とダチュラならどこまでも突き進めるよ!」


ダチュラ「ええ!(もう迷わないわ!マスター!!)」






第56話 事後処理



ダチュラ「マスター」


真少年「ダチュラ、凄かったよ、お疲れ様!」


ダチュラ「私ね、夢があるの」


真少年「うん?」


ダチュラ「は、初めては、窓から優しい日の光が差し込む部屋がいいなって・・・」


真少年「?」


ダチュラ「も、勿論、マスターとなら何処でもいいのよ?けど出来たら静かな落ち着いた部屋がいいな・・・」


真少年「なんの話?」


ダチュラ「きっとマスターは優しくしてくれると思うけど、わ、私初めてだから、いっぱい優しくして欲しい・・・」


真少年「ちょっと待って、話が見えない」


ダチュラ「私、途中で凄く痛がったり、怖がったりするかも知れないけど、マスターがぎゅってしてくれたら平気・・・」


真少年「・・・」


ダチュラ「マスター、何処でする?」


真少年「うん、まずはダチュラの頭の中で何が起こったのか教えてくれる?」








第57話 那由多の彼方



~~今より先の話~~


オーフェリア王宮内



リンフィールド「急いで!王宮騎士団が来るわ!」


ベルダ「ま、待ってください」


リンフィールド「遅いわよ!急いで、ベルダ!」


ベルダ「はぁ、はぁ」


リンフィールド「もう、子供のくせについてくるから」


ベルダ「だって、昔話の魔女を見たかったんだもん」


リンフィールド「魔女は居なかったわ・・・昔話は昔話、お伽噺だったわ・・・」


ベルダ「魔女を味方に出来れば形勢逆転だったのにね・・・」


リンフィールド「まだだ、まだ何か手があるはずよ、王宮の独裁政権を一掃できる方法が!」


アクア0「アルワケ ナイジャン」


リンフィールド「ひっ!」


ベルダ「アクア王宮騎士団!!」


アクア1「ミツケタノ?」


アクア0「イタヨ アクア1カラ10ハ コチラニ」


アクア2「リョウカイ」


アクア3「リョウカイ」


アクア4「リョウカイ」


アクア5「リョウカイ」


アクア6「イカ リャク」



リンフィールド「べ、ベルダ、あなただけでも逃げてっ」


アクア10「ムリダヨ」


ベルダ「ひっ、こ、怖い」


アクア0「スピード パワー マリョク スベテ ガ サイコウ アクア キシダン 」


アクア1「デンセツノマジョ スラ コエル ワレワレ アクア キシダン カラ ノガレラレナイ ヨ」


アクア3「コイツ ウラギリモノ?」


アクア5「ナカマ ダレカ キク?」


リンフィールド「わ、私はリンフィールド八世!我リンフィールド家の誇りにかけて、お前らなんかに屈するか!」


ベルダ「お、同じく!」


リンフィールド「・・・魔女さえいれば、あんたらなんかにっ!」


アクア6「ハハハハ イマモ ムカシモ コレカラモ アクア ヲ コエル センリョクナド ナイ!!」


ラナン「・・・嘘をつくな」ゴオッッ!!!


アクア0「ヒッ!」


アクア1「ヒッ!」


アクア2「ヒッ!」


アクア3「ヒッ!」


アクア4「ヒッ!」


アクア5「イカ リャクッ!」




リンフィールド「う、嘘」


ベルダ「さ、最強のアクア騎士団が・・・一撃で殲滅・・・」


ラナン「行きなさい」


リンフィールド「あ、あなたは魔女様・・・?」


ベルダ「だ、誰?」


ラナン「・・・もうすぐ、カトレアとプルメリアの王宮への攻撃が始まるわ、この王宮も2分で瓦礫ね」


リンフィールド「よ、よく、わ、分からないけど・・・王宮は防御魔方陣で守られてるわ」


ベルダ「外から攻撃しても、全て弾かれちゃうよ!」


ラナン「あなた、自分が構築した魔方陣の事も忘れたの?」


リンフィールド「え?」


ラナン「・・・あ、そうか、あんたリンフィールドじゃなかった」


リンフィールド「わ、私はリンフィールドですが」


ラナン「八世さんね、・・・似たような顔がここにも」チラリ


ベルダ「?」


ラナン「この魔方陣はマスターとリンフィールドが作った魔方陣、どこをどうすれば良いかなんて分かりきってる」


リンフィールド「?」


ラナン「まあいい、私は行くわ、早く逃げないと巻き込まれるわよ」シュンッ!!


ベルダ「消えちゃった!」


リンフィールド「ち、違う、上に翔んだのよっ!速い!」


ベルダ「私達も逃げよう、リンフィールドさん」


リンフィールド「そ、そうね」





王宮上空~


ラナン「まったく、誰が魔女よ、魔法乙女だってーの」


プルメリア「ふふ、ラナンさん、独り言が増えるのは歳をとった証拠ですよ」


ラナン「あら、プルメリア」


カトレア「もう、攻撃を始めてもよろしいでしょうか・・・?」


ラナン「カトレアも来たのね、うーん、ちょっと待ってね・・・」


カトレア「何か?」


ラナン「いや、リンフィールドの子孫が頑張っててさ」


プルメリア「懐かしいお名前ですね」


ラナン「まぁ、むかーし、頼まれたからねー」


カトレア「なかなか頭の回る方でしたから・・・」


プルメリア「そう言えばロザリーさんとスフレさんは?」


カトレア「郊外を平らにしてから合流するとのことです」


プルメリア「あらあら、お二人ともお綺麗なレディになられたのに荒仕事ですか」




ラナン「お!いいわよ、あの子達、無事に王宮から出れたみたい」


プルメリア「では」


カトレア「マスターが望まれたことですので・・・」


ラナン「うん、潰すか」





この日、魔法乙女によって栄華を極めたオーフェリア王宮が瓦礫と化し主要領地も壊滅、永きに渡るオーフェリア独裁に終止符が叩き込まれた・・・


時に今よりも500年後のお話






後書き

先の話を少し書いてみました。
このままだとダチュラは真少年とめちゃくちゃ【ピーー】しそうですね。


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