ゴシックは魔法乙女 短編集11
閑話休題
ほのぼのエスエス
ゴシックは魔法乙女 短編集第11
第27話 世界の果て
市場にて
真少年「悪魔3体を連続で撃破」
真少年「それぞれの地域の平穏を取り戻した」
真少年「更には撃破した悪魔3体も味方につけた」
真少年「どうこの輝かしい戦績は?リザルト画面ならSが溢れ帰ってるよ、SSだけにね」
真少年「次の悪魔も出て来ず、魔物の襲来もない」
真少年「というわけで、たまの休みに市場で買い物でもと出掛けたが、それがどうしてこいつと歩いてる?」
リリー「ーーーー」フシューフシュー
真少年「なぁ、リリー」
リリー「もがああももっ?」
真少年「まて、僕は猿轡語を解さない」
リリー「あがあがあがー」
真少年「‥‥ちょっと悪いけど拘束具を外すよ」
リリー「もがーっっ!!」
真少年「こら、騒ぐな、周りの視線が痛い」
リリー「もごっ?」
真少年「ただでさえ拘束緊縛少女と歩いて注目の的なのに、これ以上目立たさせるな」
リリー「もごもごあがががーっ」
真少年「なんだこれ、ガチガチに締めてんじゃん、よし」ガチャリガチャリボトボト
リリー「ぷはっ!」
真少年「よお、久しぶり」
リリー「‥‥私は静寂を好みます、うっとおしいのは勘弁して下さい」
真少年「僕もだよ」
リリー「何故カトレア女王様の愛に包まれていた私の至福を邪魔するのです?‥嫉妬?」
真少年「お前が僕の平穏の邪魔をするからだよっ!」
リリー「まぁ良いです」カミノケフサー
真少年「リリー、気取る前に口許のよだれを拭け、ベタベタだぞ」
リリー「これは帰ってから、カトレア女王様にマスターにペロペロされて汚されたって言うんだ、ふふ、きっと怒られるわ」ハァハァ
真少年「何故自ら死亡フラグを立てる?」
リリー「え?だってカトレア女王様から御褒美‥お仕置きしてもらえるのよ?」
真少年「その企みに僕を巻き込むなっ!僕にまで類が及ぶっ!!」
リリー「そこらで一発やってく?」
真少年「そんな初体験は嫌だ」
リリー「私も初体験だよ?」
真少年「自分をもっと大切にしようよ!」
リリー「カトレア女王様から最高のお仕置きが頂けるのよっ!」
真少年「怒ったら怒られたっ?!」
リリー「あぁ、私がマスターとやっちゃったら、カトレア女王様にどうされるんだろう‥」トローン
真少年「うわ、女の子のヘブン顔初めて間近で見た!」
リリー「きっと幽閉されちゃうわ、それから鉄の台に縛り付けられて、体の奥から掻き出されるのっ!」
真少年「おーい」
リリー「どんなに私が泣き叫んで哀願してもハァハァカトレア女王様は手を休めないわハァハァ、それで時折汚ならしい物を見る目でハァハァ私を見てくださるのっ!!」
ビビクンッ ハテッ‥
真少年「ええーーっ!!」
リリー「ふあー‥」トローン
真少年「こ、こやつ、道のど真ん中で、立ったまま‥」
リリー「失礼」
真少年「いや、‥落ち着いた?」
リリー「ちょっとハッスルしちゃったかな?失敗失敗★」テヘ
真少年「なにそのキャラ、‥突き抜けてんなー」
リリー「天元突破?」
真少年「その名作の名をこんなシーンで出すなっ!」
リリー「なにさ」
真少年「何者さと聞きたいよ‥」
リリー「‥あのねマスター、私にとってカトレア女王様から頂くものは全て快絶なのよ、お仕置きも罵倒も蔑みの眼差しも呆れられたため息も」ハァハァ
真少年「じゃあさ、活躍して誉めて貰えればいいじゃん」
リリー「それだとイマイチわたしの性癖にそぐわないかな」ウフ
真少年「最低の台詞を可愛く言うな」
リリー「今マスターに可愛いって言われた、カトレア女王様に報告しよう‥」
真少年「おい」
リリー「こうしてマスターと話していることをカトレア女王様が知ればどうなるのかしらハァハァその上可愛いだってハァハァきっと椅子に緊縛されて口をこじ開けられて舌をいたぶられるわハァハァ私は涙とよだれと鼻水を撒き散らして泣き叫ぶのよ、でもでもカトレア女王様はぁハァハァ」
ビビビビクンッ ‥ハテェッ
真少年「えぇぇーっ!」
リリー「あふぁー‥」トローン
真少年「に、2回目だと‥!?」
リリー「失礼」
真少年「‥‥」
リリー「何よ、好きな人がいるって幸せなことなんだぞ★」
真少年「ビビクンした後の賢者キャラがウゼェ、‥それは分かるが、一部抜粋で主張するな」
リリー「ふふ、けど私を2回も‥末恐ろしい少年ね、怖い怖い」
真少年「いや、リリーが勝手に自滅しているだけだよ?」
リリー「‥それはともかく、魔界にいるときなんてこんな風に男と買い物なんてしたことなかったわ、ちょっとドキドキしちゃう」
真少年「え‥」
リリー「勝手にマスターの買い物についていってハァハァデートしましたってカトレア女王様に報告するのハァハァ」
真少年「やっぱりそっちのドキドキだよねっ!ちょっとでもリリーが僕にドキドキしてるのかと思ったよ!ちくしょーっ!!」
リリー「きっとカトレア女王様、私のこと鎖で繋ぎっぱなしにするはハァハァそれに勝手にお出かけ出来ないようにハァハァ服を剥ぎ取られてハァハァ全裸で生活させられるんだわっハァハァ」
ビビビビビビクンッ ハテェェッ
真少年「」
リリー「あふぁぁぁあー‥」トローン
真少年「こいつ底なしか‥」
リリー「君には恥ずかしいところばかり見られちゃうね★」テヘ
真少年「本当に恥ずかしいところだからね!」
リリー「生の営み?」
真少年「お前のは性の営みだ」
リリー「自分でもビックリ」
真少年「僕がお前よりビックリしてないとでも‥?いや、ちょっと待ってよ、最初の対決の時からキャラ変わりすぎてない?崩壊してるよ」
リリー「奴は死んだわ」
真少年「かなり公式寄りだったよ!?えー最初にキャラ崩壊の注意書を書かなきゃならないの?!」
リリー「どうせ誰も見てないよ?PV数見てる?そもそも他のキャラは崩壊してないとでも?」
真少年「それはそうだけど」
リリー「所詮、無料ソーシャルゲームのキャラ設定なんかあってないようなものよ」
真少年「やめて」
リリー「だから、好き勝手に話かいてるんでしょ?あるかないかの設定に固執しても誰も感心してくれないわよ、だって崩壊していることすら‥」
真少年「【猿轡】!!」ハメッ!!
リリー「ーーーー」フヒューフヒュー
真少年「まさか僕自ら女の子に猿轡を噛ますことになるとは‥」
リリー「ももっ?もがががががっ!もああああっがっももももっ!?」
真少年「何を言っているか分からないけど、ロクでもないことだとは分かる‥」
ビビビビビビクンッビクンッ ハテェーッ
真少年「予想を越えてきやがった!!」
リリー「もあー‥」トローン
真少年「こんなモンスターどう扱えばいいんだよぉ‥カトレアぁ」
リリー「!!」ビビクンッビクンッビクンッ ハテェッ‥ ヒクヒクヒクヒク
真少年「ええっ!カトレアって名前だけでっ?!」
リリー「もへーもへもももへー★」アヘー
真少年「本当に人(悪魔)ってアへ顔になるんだ‥」
リリー「落ち着いた?」
真少年「お前がな」
リリー「さっきの話だけど、公式設定は‥」
真少年「待て待て、ウェイトウェイト、そういった世界観を無視したメタなものはラナンとだ」
リリー「そうなの?」
真少年「一応ラナンがメインパーソナリティやってるし‥」
リリー「残念、キャラ幅が縮まった」
真少年「お前のキャラ幅かなり広いよ?」
リリー「そうなの?」
真少年「緊縛キャラにビビクンキャラ、それに最初の駄洒落キャラもあるじゃん」
リリー「?‥だ‥だじゃ‥‥」
真少年「そうそう、あの駄洒落は面白かった、もっとやりたい」
リリー「だ‥だっ‥だだ‥じゃじゃ‥れ‥?」ブルッ
真少年「ん?」
リリー「だ、だだだじゃ‥れ‥だ、駄洒落‥?」ブルブルブルブル
真少年「リリー?」
リリー「いやぁあああっっ!!嫌ああぁっっっ!!嫌だあぁぁーーッッ!!引っ張りこまないでぇぇっっーーっっ!!!」ゼッキョー
真少年「ええええっっ!!」
リリー「嫌だっ嫌だぁあっっ!許してぇっっ!!助けてくださいいぃっっ!!」ガバッッ
真少年「えっ!えっ!なんで地面にしがみついてるのっ!?」
リリー「こんな無くなり方は嫌っ!!こんな無くなり方は嫌なのっっ!!いやーっっ」
真少年「」
ロリリー「お父ちゃんは汚れなんかやないっ!お母ちゃんもカキタレなんかやないっ!!なんでそんなこと言うのっ!!うちっうちはっ」
真少年「ひいぃぃっ幼児退行までっ?!」
ロリリー「うわーん」ビェェェ
真少年「うわーん」ビェェェ
リリー「少し取り乱したかしら」
真少年「復活出来るんだ‥」
リリー「まぁ、分かってもらえたと思うけど、だホニャララの話を振るのはトラウマスイッチだから、気を付けなきゃ駄目なんだぞ★」キャルン
真少年「‥よく分かった、お前が僕の手に負えないことはよく分かった」
帰宅後
リリー「ただいま戻りましたぁ」
ルチカ「あ、リーちゃん‥素顔久しぶりに見るかも‥」
リリー「そう?」
ルチカ「うん、あれ?リーちゃん何かこぼした?腰の辺りが濡れてるよ?」
リリー「?‥あ、これ?マスターにビビクンさせられ過ぎてラブマックス大噴出しちゃった」テヘ
ルチカ「」シロメ
リリー「それでね、今からカトレア女王様のところにマスターとアへアへした報告にいくの」
ルチカ「」シロメ ハナミズタラー
リリー「それを考えるとハァハァもうハァハァもうっ!」
ビビクンッビクビクッ!! ハテッ
ルチカ「ふえぇぇー★」
第28話 分かってます
真少年「ハロウィンイベントが終わらない‥」
プルメリア「あらマスター」
真少年「‥‥」
プルメリア「?、何故手を後ろに回して指を隠すようにしながら、お尻をガード?」
真少年「」フルフル
プルメリア「涙目で震えながら後ずさるマスター‥そそりますわぁ」ジュルリ
真少年「ひいぃぃっ」スタコラサッサ
プルメリア「逃がしませんよ?」シユッ ガシッ
真少年「残像っ!?」
プルメリア「抱ーっこ」ダキシメ
真少年「わーい、抱え上げられたー」
プルメリア「たかいたかーい」
真少年「あ、あの、なけなしの男のプライドが‥」
プルメリア「ぎゆーっ」メキョメキョ
真少年「むぐはっ」
プルメリア「あらマスターが仰け反ってる」
真少年「プル、プルメリアさんっ、向かい合って抱え上げられてぎゅーっは、ベアハッグといいまっぐはっ!!」
プルメリア「ゆさゆさしちゃいまーす」ミシミシミシ
真少年「ぐおっ!」
プルメリア「ギブ?」
真少年「ギッギブ!ギブ!」
プルメリア「ギブミーラブですか?」
真少年「ギブアップのギブですっ!」
プルメリア「私の魅力にギブアップ?」
真少年「まぁ、何気にプルメリアさんのダブルメロンが体に押し付けられてるから、魅力にギブアップとも言える」
プルメリア「エツチな子は滅(め☆)っですよ?」ウフフ
真少年「まっ!待って下さいっ!待って下さいっっ!!指はともかく体を滅(ポキン☆)っされたら死にますっ!」
プルメリア「超人ブロッケンマンスター?」
真少年「上半身と下半身で真っ二つにされるーっ!!ってこのネタ分かる奴いるのっ?!」
プルメリア「うふふ、冗談ですよ、はい、立っち」ジメンニモドシー
真少年「はー、ビックリしたー」
プルメリア「うふふ」
真少年「で、いきなりどうしたんですかプルメリアさん」
プルメリア「‥なんなんでしょうねー」
真少年「‥‥」
プルメリア「‥‥」ニッコリ
真少年「あー、すみません、色々とあってバタバタしてまして」
プルメリア「ええ、悪魔退治お疲れさまでした」
真少年「‥‥いや、そんなの理由にならないな‥ごめんなさいプルメリアさん、寂しかったんですよね」
プルメリア「‥‥」
真少年「いや、これはプルメリアさんのマスター失格だった、プルメリアさん、ちょっといいですか?」
プルメリア「え?」
真少年「」ダキシメ
プルメリア「」ダキシメラレ
真少年「急で悪いけどプルメリア、ハロウィンイベの追い込みに付き合ってくれる?」
プルメリア「はい、マスター!」
二人は仲良し!!
たまには、ね
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