ゴシックは魔法乙女 短編集24
この前、山にテント背負って遊びに行ったら、イベントが置いてきぼりに・・・
カトレアが強すぎて真少年があまり活躍できないようです。
スフレは幼女です。
ゴシックは魔法乙女 短編集24
第60話 謀略のカトレア
セイレニウム地方~空戦場
カトレア「マスター、前方から敵多数です」
真少年「うん、こちらに向かって来てるな、よし、迎撃しよう」
カトレア「しました」
真少年「早っ!」
カトレア「?」
真少年「いや・・・何でもないよ」
カトレア「はい」
真少年「お、今ので魔物が寄ってきたな、カトレア」
カトレア「はい」
真少年「まとめて焼き払うぞ」
カトレア「払いました」
真少年「早っ!!」
カトレア「?」
真少年「え、あれ?いや、ごめん」
カトレア「マスター?」
真少年「いや、何でもないよ」
カトレア「はい」
真少年「・・・あ、中ボス」
カトレア「撃墜しました」
真少年「魔物編隊だ」
カトレア「殲滅しました」
真少年「また中ボス」
カトレア「えい」
真少年「防御魔方陣だ」
カトレア「旋回回避」
真少年「ラスボスだ、サイクロプスタイプか」
カトレア「撃破です」
真少年「・・・うん」
カトレア「?」
真少年「・・・」
カトレア「・・・」
真少年「あ、お疲れ様、カトレア、帰ろうか」
カトレア「・・・はい、マスター」
帰投後館にて~
カトレア「・・・と、言う訳なのです、リリー」
リリー「もぐあっ!もがもがもがもがっ!(目隠し&猿轡中)」
カトレア「ええ」
リリー「もももももっもおごもおごっ、カトレアもがっ、あがあが・・・(目隠し&猿轡中)」
カトレア「まさか・・・マスターに限って・・・」
リリー「もがっ?もがっ!もがっっ!!(目隠し&猿轡中)」
カトレア「それはそうなのですが・・・」
リリー「ももももももごっ(目隠し&猿轡中)」
カトレア「!」
リリー「おがっ?(目隠し&猿轡中)」
カトレア「そ、それは、嫌です・・・」
リリー「もっ!(目隠し&猿轡中)」
カトレア「!!・・・分かりました、今後、マスターと話す魔法乙女は全て敵として殲滅することにします」
リリー「もがっ!(目隠し&猿轡中)」コクン
ルチカ「ふえぇぇっ、物騒な話がまとまっています!」
カトレア「・・・あなたはルチカ、忌々しい肉塊の持ち主・・・」
ルチカ「疎ましげに睨まれた!」
カトレア「手始めにその肉塊を削ぎ落としましょうか・・・」
ルチカ「ひ、ひぇえぇえ」
リリー「もがもももっ!(目隠し&猿轡中)」
カトレア「ええ、そうです、リリー」
ルチカ「なんで、猿轡語のリーちゃんと話せるのですかぁ」
カトレア「・・・ルチカ、あなたに問う」
ルチカ「ひっ!」
カトレア「ルチカは、マスターと戦闘に出たとしましょう」
ルチカ「へ?」
カトレア「・・・」スッ
ルチカ「わ、分かりました!手刀を構えないで下さい!は、はい、マスターと戦闘に出ました!」
カトレア「マスターと何を話していますか」
ルチカ「え?」
カトレア「・・・」ブンッ
ルチカ「ひっ!ま、待って下さい、ミラー分離攻撃しないで下さいっ!えっと、えっと、マスターからの指示とその受け答えが多いですっ」
カトレア「ふむ」
ルチカ「後は、私がパニックにならないようにマスターが落ち着かせてくれたり・・・」
カトレア「ふむふむ」
ルチカ「たまにケンカみたいに言い争いになっちゃったり・・・」
カトレア「・・・ふむ」
ルチカ「だいたい、ギャーギャーうるさい戦闘です」
カトレア「・・・ふむふむ」
ルチカ「改めて思い返すと、マスター、結構気を使ってくれてますね・・・」
カトレア「・・・」
ルチカ「・・・そんな感じですけど」
カトレア「踏む踏む」
ルチカ「あれ?なんか違う言葉のような・・・」
カトレア「分かりました、ルチカ」
ルチカ「そ、それが何か・・・」
カトレア「・・・」
ルチカ「・・・わ、私もっ」
カトレア「はい」
ルチカ「・・・わ、私も、マスターの魔法乙女・・・です」
カトレア「ええ」
ルチカ「マスターとの出撃は、魔法乙女にとって、一戦一戦が絆です」
カトレア「そうですね」
ルチカ「そ、それに、も、文句をつけられたなら、わ、私だって、黙ってられませんっ!」グッ!
カトレア「ほう」
ルチカ「多分、秒殺されますけどっ!だ、黙ってられませんっ!」
カトレア「なるほど」スッ
ルチカ「やっ、やる気っ!?」
カトレア「・・・」
ルチカ「・・・」
カトレア「・・・戦闘中、マスターとの会話がほとんど無いのです」
ルチカ「ふえ?」
カトレア「マスターと私は、普段は仲良く、それはそれは、まるで慈しみ合う恋人のように仲良くしているのですが」
ルチカ「はあ」
カトレア「もう妊娠待ったなしなくらい、色々とエッチなこともしているのですが」
ルチカ「・・・」
カトレア「今朝も朝からマスターに求められて、まだ体が気だるいのですが、下腹部にマスターの名残があるのですが」
ルチカ「それは嘘ですよね」
カトレア「戦闘中はほとんど会話なし、指示のみ」
ルチカ「いや、普通の戦闘中はそうじゃ・・・」
カトレア「そうなのでしょうけど・・・しかしリリーも戦闘中、マスターと色々と話している様子、妬ましい・・・」
ルチカ「えー」
リリー「もがっもももももっ(目隠し&猿轡中)」
ルチカ「いや、私、猿轡語は分からないからね」
カトレア「リリーと相談した結果、私がマスターのオンリーワンになる障害は排除しようと・・・」
ルチカ「それはやめて下さい」
カトレア「ええ、ルチカと話して、光明が見えて来ましたので・・・」
ルチカ「そうなのですか?」
カトレア「ええ、感謝感激雨霰」
ルチカ「全然、感謝されてる感がないよ・・・」
カトレア「それはそうとルチカ」
ルチカ「はい?」
カトレア「ぺち」ドゴッッッ!!!
ルチカ「ぴぎゃっ!」グハッ!
カトレア「私に歯向かおうとしたお返しです」
ルチカ「」チーン
カトレア「マスターの魔法乙女としての矜持に免じて、体を貫くのは勘弁してあげます」
ルチカ「」ピクピク
カトレア「さて、次の出撃が楽しみです」
セイレニウム地方~空戦場
真少年「カトレア、もうすぐ魔物と遭遇するけど、準備はいいね」
カトレア「!」キラリ
真少年「カトレア?」
カトレア「こ、怖いです、マスター」
真少年「・・・は?」
カトレア「やーん、魔物と戦うなんて出来ませーん」
真少年「ちょっと待て」
カトレア「あ、魔物です、マスター!」
真少年「うん、大丈夫だよね?いくよ、カトレア」
カトレア「ふえぇぇっ」
真少年「ふえぇぇっ?!今、ふえぇぇっって言った?!」
カトレア「が、頑張ります!」
真少年「え?え?どうしたっ?!カトレア?」
カトレア「マスター、どうしましょう?」
真少年「へ?何が?」
カトレア「魔物の魔弾が多数迫ってます」
真少年「避けろやっ!」
カトレア「ふえぇぇっ右ですか左ですかー、上にしますかー?下にしますかー?それともア・タ・シ?」
真少年「アホかーっ!!痛いっ!痛いっ!!」ドカドカドカドーン
カトレア「ふえぇぇっ」
真少年「と、とにかく逃げるっ!撤退っ!!」
カトレア「それは私のプライドに反します」
真少年「どあほーっ!!」チュドーン
カトレア「やん、落ちるー」
ポテ
カトレア「その後、マスターから本気でめちゃくちゃ説教されました・・・」
館にて~
カトレア「・・・ルチカ」ギリッ
ルチカ「なんで殺気のこもった目で睨むんですかーっ?!なんでヘブンズゲートを展開しているんですかーっ!?」
第61話
市場にて~
スフレ「こっちだよ、お兄ちゃん!」
真少年「スフレ、慌てなくても大丈夫だよ」
スフレ「だって、スー、すっごく、ほしかったんだから!」
真少年「分かったよ・・・真少年っ、ダッシュッ!」ビュン ダダダダダダ
スフレ「わ!お兄ちゃんが早くなった!」
真少年「ぬはは、幼子の足では追いつけまいっ!」ダダダダダダ
スフレ「お兄ちゃんが、ほんきで勝ちをとりにきてる!」トテトテトテ
真少年「あはははー、遅いぞ、遅いぞ、スフレー!」ビュン ドビューン
スフレ「まってよー、おにーちゃーん!」トテトテトテ
真少年「あはははー、あはははー」
スフレ「う、う、うわーん」ビェー
真少年「わはははー、スフレが豆粒のようだ、どうした、どうした」ダダダダダダ
雑貨店~
真少年「ここにスフレの欲しい物が売ってるの?」
スフレ「ぐすん・・・うん」
真少年「まさか、スフレがガン泣きするとは・・・」
スフレ「だって、お兄ちゃんが、スーのこと、お、おいてきぼりに・・・ぐすっ」ヒックヒック
真少年「悪かった、悪かったよ、ごめんねスフレ」
スフレ「・・・うん」
真少年「でも、勝負に負けそうでも、町中で翔んでホーミング弾は禁止だぞ」
スフレ「わかった」
真少年「あと、本気で僕を標的にするな、死ぬ」
スフレ「うん、いたかった?」
真少年「大丈夫、急所は外した」
スフレ「よかった!」
真少年「・・・のか?」
真少年「まぁいいや、スフレ、店の中に入ろう」
スフレ「うん!」
真少年「で、どれが欲しいの」
スフレ「んとねー」
真少年「うん」
スフレ「あ、あった!これ!」
ゴマ乙の薄い本「よお」
真少年「・・・」
スフレ「なんかねー、スーのこととか、おねーちゃんたちのことが、書かれているんだって!」
真少年「・・・」
スフレ「ダチュラお姉ちゃんが教えてくれたよ?」フンス
真少年「・・・真少年ダッシュ!」ドビュン
スフレ「あー、まってー、お兄ちゃーん」
真少年「今から、これから、ダチュラを殴りに行ってくる!」ヤーヤーヤー
ラブマガチャでカトレアが出たので書いてみました!
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