2020-02-23 02:48:46 更新

概要

薫の過去が一部明らかになり、それを聞いた秘書艦s。
まだ達人と闘った理由、現在提督になっている理由等と明らかにされていない部分が沢山ある中、舞鶴鎮守府では新たな波乱が巻き起こる。

そして、その機を逃さまいとする新たな『達人』がこの地に舞い降りる。

薫、秘書艦s、舞鶴鎮守府艦娘、達人。

全てが作り上げる、話の辿り着く先は―――


前書き

第2部は主に達人と薫の成り染めの細かい話、そして他艦娘との対立が中心となります。

※この話を読む上での注意点!!
この作者は刻み投稿をします。
まとめ読みをしたい!!と言う嬉しい読者様は定期的にではなく、月一程度に覗いて頂けると割と良い感じになってるかも?ですので宜しくお願いします!!

コメント、批判もお待ちしています!!
後、出してほしい艦娘も(現在朝潮とかをリク貰いました)

※お礼 しおり10達成(6/22)


時雨「この作品は、前作を見てからの視聴をおススメするよ」


青葉「視聴では無いですけどねぇ」


薫「ただ見るだけだからな」


時雨「......うるさいなぁ///」


瑞鶴「とにかく!ゆっくり見ていってよね!!」

21世紀~ 舞鶴鎮守府の乱 ~Ⅰ



21世紀~舞鶴鎮守府の乱~ 第1.9章




【登場人物 紹介文】


薫:

舞鶴鎮守府提督、見た目やら最初の出会いで艦娘の大半に嫌われ、現在修羅場中。強い


時雨:

秘書官1 ボクっ娘可愛い。薫提督の秘密が明らかになりより懐く


青葉:

秘書官2 スクープ大好き可愛い。


明石:

秘書官3 お世話になります可愛い


比叡:

秘書官4 ひええええ可愛い


川内:

夜戦バカ可愛い。後悔していた事を打ち明け提督の仲間に


瑞鶴:

ツンデレツインテ可愛い。川内と同じ。


金剛:

医療中。怪我した。まだ提督LOVEではない。


桜花

No3 普通に強い。


※この話を見る上でのワンポイント

「」→実際に話してる台詞

『』→強調したい部分

() →心境やその状況などの纏め




第16部 想いを胸に決意を新たに


薫「いや、それにしてもマジで参ったな」


桜花が立ち去ったのを確認した後、薫は提督室にある専用の椅子に座りながら項垂れた感じでそう発した。


時雨「ははは……まぁ提督からしたそうだよね。だって」


そんな薫に対して、時雨が心境を弁解する様に返していく。


青葉「司令官にとっての敵が攻めてきた!思ったら私達にも色々とバレて……」


川内「と言うか他の娘達にもどうしようかって感じだもんねぇ」


青葉と川内が全てを纏めてくれたが、正にその通りなのだ。

敵を止める為とはいえ鉄塔を犠牲にしてしまったり、その前には金剛が貫かれたり......そもそも先程の戦闘時の騒音で誰も来なかったが、恐らくは全員が気になっているであろう。


瑞鶴「金剛の様態を気にしたり鉄塔の方を見に行ったりで誰も来なかったのは奇跡としか言えないわね......これ」


比叡「でも、本当にこんなに来ないものなんですかね、司令」


そう首を傾げながら問い掛けたが、どうやら比叡は何気ないこの質問は的を得ていたらしい。


薫「......比叡って時々鋭いな、そうだよ、来なかったのには理由がある」


別に問い詰められた訳でもないが、今更隠す事でもないと思い薫は口を開く。


時雨「理由?」


薫「あぁ、まぁ音を遮断した」


青葉「しゃ、遮断?」


薫「あぁ、まぁこの先教える事になるけどこの『ツール』を使って音の膜を作りこの部屋の騒音が漏れないようにした」


そう言いながら薫は傍から見ると『紫色に輝いている宝石な様なもの』をズボンのポケットから取り出した。


秘書艦s『......え?』


薫以外の皆は一瞬『何言ってるんだこいつ』みたいな目で見てきたがそれは誰も責める事は出来ないだろう。実際に意味分からないのだから。


薫「ん?あぁ......まぁこれはまた説明するさ.....実際問題これは昔話も兼ねてしないとただ説明しても困惑するだけだしな」


そう言いながら薫はそのツールと呼ばれた物を再びポケットにしまった。


明石「そ、そうですか......少し興味深いものですが」


工作艦である彼女がそう思うのも不思議ではない。他の皆もそれぞれ興味がある目をしているのだし。


薫「まっ、それは話すさ。金剛達を見てからになるだろうけど」


川内「あ〜......確かに刺された後どうなったかって詳細が分かってないしね」


瑞鶴「あんな刺され方したのだからまだ完治はしてないと思うけどね」


比叡「金剛お姉様......」


いくら先程まで揉めていた娘であっても、同じく戦場で闘ってきている仲間。ましては比叡は妹である。心配しない訳がない。


薫「まっ、だから見に行くんだろ。先程の勝負も完全に決してないしな」


時雨「あー......そう言えばまだ途中だったね」


最後の決着が着くかつかないかで金剛は槍に貫かれてしまったのだからどうしようもない。


薫「その件もあるから話で解決!!……とまではいかないと思うがまぁ話してみるさ」


こうして薫+秘書艦sは金剛が寝ている筈の医務室へと向かった。





――――馬鹿なのか、真っ直ぐなのか。

薫はこの時そう思っていたと後に語る。


金剛「......ようや、く来たネ。私の心配なんていらない......さっきの決着を着けるネ」


薫「金剛......お前」


比叡「姉様!!そんな身体で何を!!」


比叡が声を荒らげる。金剛の後ろにいる榛名と武蔵も金剛を戻そうとしている。


そう、ここは医務室ではない。

薫達が向かう途中、金剛はまだ治っていない状態......それこそフラフラの状態で歩いていたのだ。――――薫を探しながら。


金剛「うるさいネ!!......これは決闘ヨ?他の人に邪魔されたとあっては話にならない......しかもこちらが圧倒的に有利な条件を出されて、ヨ?」


止めようとする姉妹や他の娘達を大声で止め、今の金剛の心情が吐き出される。

これは『プライド』以外に何者でもない。


榛名「姉様......それは......」


薫「(ふーん......流石と言うべきか)」


薫は内心で金剛の事を見直した。

徹底的に偽ってきた自分を見抜けなく、全てを思うがままに奪おうとしていた今回の反逆者でもあるが、持ち合わせる相手に対しての『戦艦としての誇り』......それはまだ忘れずに心にある様だ。

と、負傷を負わされた金剛は現在、素直に薫を見てきてるにも関わらず


武蔵「た、確かに金剛、お前の言う事は尤もかもしれないが......あの槍はあいつが誰かに指示して飛ばしてきた、そうだと言ってるではないか」


また武蔵(笑)が水を差してきた。

それに対して秘書艦sと武蔵野言い合いが始まる。


時雨「なっ!!......武蔵、さっきもそれ言ってたね。流石にそれは聞き逃せないかな」


武蔵「聞き逃せない?何でだ?事実だろ」


川内「事実?何で?あんた、そもそも投げた人も見てないでしょ」


武蔵「あぁ、会ってはないが別に私は会ってようが会ってないが関係ないだろ?」


青葉「いやぁ、実は関係と言うかそもそも貴女は会ってないのに何故、司令官が金剛さんにそうさせたと言いきれるのでしょうかねぇ?」


武蔵「むっ、だから言ってるだろう?タイマンで勝てないと思ったその卑怯者g」


瑞鶴「うるさいなぁ......そんなに提督を陥れたいの?てか、それって金剛もそれを疑ってる訳?」


武蔵「ふん、そんなのそうにきまっt」


金剛「私は思ってないネ」


武蔵「んなっ......!?」


かなり険悪な雰囲気が流れる言葉の戦争の中、金剛がそれを打ち切った。


金剛「だから、私はそれに関してはそいつがやったとは思ってないネ」


武蔵「(絶句)」


比叡「こ、金剛姉様......」


武蔵は絶句し、秘書艦s......特に比叡が驚いた顔で金剛を見ていた。


薫「へぇ......凄いな、お前」


薫は今度は口に出して褒めた。

今後の見方が少し変わるかもしれない。


武蔵「はっ!!......いやいや、金剛!!お前何を言ってるんだ!?」


金剛「私は普通の事を言ってるつもりネー」


武蔵「普通って......!!そんな訳ないだろ!!あんな最後の止めの一撃を放とうとしていたあのタイミングで!!お前に!!槍が放たれたんだぞ!!何でそれで疑いが無いって......!!」


金剛「――――だからネ」


武蔵「なっ......」


武蔵が熱くなって金剛に詰め寄るが、それに対してあくまでも冷静にそう返した。

そして、金剛は薫の方へ向きながらこう語っていく。


金剛「......まず、私がテイトクの決闘を受けたのは――――追い出す為ネ」


薫「お、おう......まぁそうだろうな」


金剛「私達に対して無愛想で何も歩み寄ろうとしなかったあの空白の数ヶ月......見た目もNothingな上に臭いもとあれなそうなるのは当然ネ」


薫「おい、確かにそうだがハッキリ言われると傷付くぞ」


金剛「......まぁ、それは置いといて」


薫「えぇ......」


時雨「(どんまい、提督)」


明石「(落ち込まないでください......私達は最初だけですから)」


最初はあったんかいと心の声に対しても律儀に心で突っ込みをしてる薫達を置いといて、金剛は続ける。


金剛「......そこから経った日にちは1日......たしかに武蔵の言う通り、仕込むには十分の時間があるネー」


武蔵「そ、そうだろ?ならやっぱり」


武蔵の意見に対して漸く理解を示してくれたのかと喜んだのも一瞬、今度は金剛は薫を睨みつけながら





金剛「だったらあの決闘内容はあまりにも理解出来ないものネ!!」


武蔵「っ!!」


金剛は声を荒らげながらそう言う。

実際問題、それは紛れも無い事実。そして今となっては理解出来る秘書艦s以外達にとっての不明点。武蔵もこれには黙ざるしか無かった。


金剛「......私がただ一方的に殴り、それをただただ時間内耐え続ける......正気の沙汰じゃない内容ネ」


金剛は一片変わって悔しそうな表情を浮かべながら続けていく。


金剛「正直、もしも内容がそっちに有利な内容だったなら......私もあの槍はそっちが意図してやった事だと考えるに違いないネー」


武蔵「......」


薫「......」


秘書艦s&榛名「......」


皆、今は何も言わないでそれを聞いていく。


金剛「―――でも、実際は違う。あそこまで痛い思いをしてまで何故あそこで槍を投げさせるか......分からないネ」


武蔵「そ、それもそう言う風に罠だと思わせない様に」


金剛「死ぬかもしれないリスクを犯してまで?」


武蔵「......それは......」


武蔵が口を挟んだがそれもほんの一瞬。

再び口を閉ざす。


金剛「確かにそうかもしれないネ。実際、この男は私のあの激しい攻撃にも耐え抜いていたネ......でも、さっき考えたね。『もしも私が一撃で葬る力を持っていたらどうしていたのか?』を」


薫「(そんなこたぁ全く考えてなかった)」


金剛「ハッキリ言うと馬鹿ネ。もしもかなり実力に自信があるとしても少しもその可能性を考慮しない......だったら後は決闘内容を少しでも有利な方に進めてやるしかないネ」


薫「(い、いや実際問題あれはちゃんとトリックがあって自信と言うかそもそも......)」


金剛「そもそもこの男、臭いと言えど仕事が遅く見た目悪くても、この8ヶ月、轟沈はないネ」


薫「(いやおま......って、轟沈ないのは見てたのか)」


金剛「と、言う事は作戦に関してはそこそこ出来る筈ネ......なのにそんな作戦を無視してあんな馬鹿な一方的な一騎打ち」


薫「(う、うん?)」


薫は少し変な方向に話が向かってると思った。

いや、そんなんじゃなくていや......


金剛「――――やっぱこの男馬鹿ネ!!と」


薫「いや、うおぃ!!」


結論をズバっと言われた!!

心の中でだけで叫んでた薫だが、これには思わず口に出して叫んでしまう。


金剛「WHATS? 別に私おかしい事言ってないネ」


薫「いや、実際にそうかもしれないけどそうだとしても面と向かって言われるとつれぇ!!」


金剛「でも傍から見ると馬鹿にしか見えないネ」


秘書艦s『(仕切りに頷いてる)』


薫「えー……」


秘書艦sにも賛同を得られた金剛の意見。

薫は少し悲しい気持ちになった。

少し薫が落ち込んでる様子を見せていると


金剛「――――でも、だからこそあんな卑怯な真似は出来ない」


薫「……」


金剛はしっかりと薫の目を捉えながら、それは堂々とした構えでそう言った。

金剛はその後も自分が考えた事を述べながら武蔵や榛名を抑えつつ、そして結論を言う


金剛「――――だからこそ、だからこそ!!悔しいネ」


薫「金剛……」


金剛は目に涙を浮かべながらそれは大きな声で叫んだ。


金剛「……卑怯な手を使った訳でもなく、ただ純粋にこちらが有利な状況だったのに邪魔をされて……しかも、その前でもまだyouは立っていたネ!!なのに!!なのに……何で……」


比叡「お姉さま……」


比叡の心は金剛の言葉で痛かった。

薫側に付いているが、あの時の勝負にそこまで金剛が悔しがって……そして、真剣だとはあの時の比叡は思ってもいなかった。


金剛はその後も「なんで、なんで……」と俯いていたが、それもたった数秒。

キッとした表情で顔を上げると


金剛「私は、YOUに真剣勝負を申し込みます」


薫「!!」


秘書艦s&榛名&武蔵『!!!!』


いつもの口調ではなく、真剣に、ただ1つ薫を見据えながら金剛は【真剣勝負】を申し込んできた。





この、金剛が申し込んできた真剣勝負。

意味合いは深く、ただ一方的ではなく本当のお互いにフェアな真剣勝負を誰にも邪魔される事なく……金剛の悔しさから吐き出された純粋な勝負。

日程や内容はまた後日となり、武蔵は睨みながら、榛名は比叡をチラ見しながら3人とも去っていた。

薫、秘書艦sはこの展開にそれぞれの思いを胸に抱きながら、この後に起こる【舞鶴鎮守府崩壊】は刻一刻と近付いていた……


Contained......





番外編 その他 艦娘 何処へ


響「ハラショー、メイン登場人物以外を組み込ませる実力は執筆者にはないんだよ」


58「仕事が忙しいとか言いながら、ゲームだけはしっかりやってたでち」


那珂「那珂ちゃんの事は嫌いになっても執筆者の事はきら…………合間空けすぎかなぁー」


霞「ふんっ……そもそも出てる艦娘達って、作者が調べなくても何となく分かる娘だけで構成されてるんだから……弛んでるとしか言い様がないわ」


山風「構わないで欲しいけど……それは……」


龍驤「大阪弁とかどないせいっちゅうねん……」


鹿島「まぁまぁ、多分亀より遅い更新だとは思いますが……」


利根「遅すぎて作者も内容すっぽ抜けてるぐらいじゃからのぉ」


大淀「文書として設定は残してたらしいので………少しすれば更新されるかもしれないですね」


作者「まぁ、と言う事で」


作者&艦娘一同『2020年度!!更新出来ればまた宜しくお願い致します!!』




作者「次は確実にPCから更新かなぁ……」


Contained……


一先ず区切りますが、修正は割と入れますので更新されたら何処が入ったかを見てくれると幸いです。

批判コメント、アドバイス、リクエストお待ちしております。 生存報告!!

現在「村雨」のリクエスト頂いております。→可愛い


2020年

2月!!






このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2019-12-16 21:39:08

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2019-03-13 21:46:27

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2019-01-02 22:41:38

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2018-06-22 09:48:37

このSSへのコメント

13件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-06-22 07:47:11 ID: ZEZfbI93

2で

2: SS好きの名無しさん 2018-06-22 09:48:58 ID: GCays0K9

2でお願いします( ・∇・)

3: かおるん 2018-06-22 13:31:48 ID: C1WXGS7M

2方ありがとうございます!!まだまだアンケートしています!!

4: SS好きの名無しさん 2018-06-22 16:59:15 ID: 5jVZTvrM

私も2に入れさせてもらいます。楽しく読ませてもらってます。これからも頑張って下さい!

5: SS好きの名無しさん 2018-06-22 17:42:02 ID: _oV2y57n

僕は二番がいいと思います

6: SS好きの名無しさん 2018-06-23 07:01:57 ID: cW8VFlzq

私も2に入れさせてもらいます。とても面白いと思っていたのでやっと更新が来てとても嬉しいです!これからも頑張って下さい!

7: SS好きの名無しさん 2018-06-23 12:03:37 ID: NKByZdzS

自分は3番ですかね
作者さんのペースで良いと思います^^

8: かおるん 2018-06-23 20:35:05 ID: XYUdD5f_

4〜7番さん!!
コメント感謝致しますm(*_ _)m

残りコメ、1〜来たらまた更新致しますので宜しくお願いします!!(確実に2なのでとても嬉しい)

9: SS好きの名無しさん 2018-07-01 15:30:37 ID: 5nLI8GwE

4です。出来るのならば村雨を出して欲しいです!これからも楽しみにしてますね!頑張って下さい!

10: かおるん 2018-07-02 15:54:52 ID: -PXFPeby

9番さん!
ありがとうございます!!

村雨ですね!!

11: SS好きの名無しさん 2018-09-02 21:50:53 ID: JTVvUybc

面白面白♪

12: ㈱提督製造所 2018-10-16 20:57:20 ID: gQ1UKUkx

どうせなら全艦種1人ずつ合流させちゃうってのもアリかな、と。
具体的には・・・潜水艦成分が足りねえデス!(血の涙)
どうか、潜水艦を・・・イムヤをぉぉぉ・・・ッ!!

緩やかに頑張ってくだち(168押しなのに何故か58風)。

13: SS好きの名無しさん 2019-12-16 21:40:08 ID: S:ktVBrM

続き待ってますよ(´-`).。oO


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