2015-04-22 19:06:42 更新


比叡「こんにちは比叡です」


蒼龍「こんにちは蒼龍です」


比叡「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私比叡と」


蒼龍「蒼龍が」


比叡、蒼龍「「お送りします!!」」


蒼龍「ところで比叡さん」


比叡「何ですか?蒼龍さん」


蒼龍「…このSSを読んでいる方で、汚料理コーナーの間違いじゃないか?、と思っている方がいるようです」


比叡「なんですとー!?そんな方には比叡特製カレーのフルコースをお見舞いします!!」


蒼龍「比叡さん、なんて恐ろしい事を…」ガタガタッ


比叡「フッフッフッ」


蒼龍「ところで比叡さん」


比叡「何ですか?蒼龍さん」


蒼龍「…カレーにフルコースってあるんですか?」


比叡「………」


蒼龍「………」


比叡「…お便りの紹介です」スッ


蒼龍(流された…)


比叡「えーと、投稿者は…このSSの作者です…」


蒼龍「…えっ?」


比叡「…先日駅のトイレで用を済ませ、洗面所に向かった所、一人のDQNが髪を整え初めました…」


比叡「…洗面所は二つしかなく、しかも混んでいる状況、私はそのDQNの自己中心的な振るまいに怒りを覚えました…」


比叡「…普段はチキンな私ですが言う時は言おう、と思い勇気を振り絞ってそのDQNに注意しようとした、その時!!…」


比叡「…力みすぎて屁が出てしまいました…」


蒼龍「………」


比叡「…逃げました…PS、後ろに並んでいた人ゴメンなさい<(_ _)>…」


蒼龍「………」


比叡「………」


蒼龍「…比叡さん今日の料理は何ですか?」


比叡「…今日の料理は、椰子の実です」


蒼龍「…えっ!?」


比叡「まずは椰子の実を用意します!!」


蒼龍「…はい」


比叡「埋めます!!」


蒼龍「…はい」


比叡「日照時間が長く、温かい土地に埋めるのがポイントです!!」


蒼龍「成る程」


比叡「そしてこちらが椰子の芽、の写真です!!」


蒼龍「大きいですね…」


比叡「はい!!、そしてこちらが成長して実がなるようになった椰子の木、の写真です!!」


蒼龍「………」


比叡「そしてこれがその椰子の木から採ってきた椰子の実です!!」ゴトッ


蒼龍「これさっきの椰子の実じゃあ…」


比叡「気にしたら負けです!!」


蒼龍「…成る程、ところで比叡さん…これって料理ですか?」


比叡「………」


蒼龍「そもそも料理って何ですか?」


比叡「…蒼龍さん、私、思うんです…料理とは人を笑顔にする事だって」


比叡「だから形がどうであれ、食べて幸せになれる物を作るのが料理だと思うんです…」


蒼龍「…比叡さん」


比叡「蒼龍さんわかっていただけましたか?」


蒼龍「…いえ、辞書で調べると、料理とは材料を加工して食べやすくする事、と書いてあるんです」


比叡「………」


蒼龍「…これって、材料、の方じゃないですか?」


比叡「………」


蒼龍「………」


比叡、蒼龍「「まあいっか!!」」


         -完ー



                    [その2 ]





比叡「こんにちは比叡です」ペコッ


蒼龍「こんにちは蒼龍です」ペコッ


比叡「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私比叡と」


蒼龍「蒼龍が」


比叡、蒼龍「「お送りします!!」」


比叡「まずはお便りの紹介からです、投稿者は…このSSの作者です…」


蒼龍「…またか」


比叡「…皆さんこんにちは、先日電車のドアにもたれかかって小説を読んでいたら目の前のJK二人組が私の股間をチラチラ見てきました…」


比叡「…何かがあるんだろうな、しかし電車内では恥ずかしくて確認できません」


比叡「…仕方なく次の駅で降り、歩きながらファスナーを確認しました…すると…」


蒼龍「すると?」


比叡「…ファスナーは閉じてました…」


蒼龍「えっ?」


比叡「…代わりにベルトの金具部分がプラプラ揺れてました……どゆこと?」


蒼龍「えーと、を締めずにいた結果、ベルトの金具部分が下にズルズル下がりプラプラしてしまったのでしょう」


比叡「成る程…」


比叡「…無駄な時間でしたね」


蒼龍「…さて今回の料理は何ですか?比叡さん」


比叡「はい、今回の料理は卵です!!」


蒼龍「成る程…材料ですね」


比叡「細かい事は気にしないでください、まずはひよこを用意します!!」


ピヨピヨ


蒼龍「わあ、かわいい///」


比叡「成長させます、そして、こちらが成長した姿です!!」


コケー


蒼龍「えっ?何処から出したのですか?」


比叡「気にしないでください」


プリンッ


蒼龍「あっ卵を産みましたよ」


比叡「はい、そしたらこの卵をふかします!!」


蒼龍「えっ?使う言葉が違う気が…」


比叡「あっゴメンなさい間違えました、それではこの卵を孵化させます!!」


蒼龍「えっ!?そっち!?」


比叡「こちらの孵化機に卵を入れます!!」


蒼龍「…はい」


比叡「そして、孵化したのがこちらです!!」


ピヨピヨ ピヨピヨ


蒼龍「さらに増えましたね」


比叡「そしてこちらが成長した姿です!!」


コケー コケー


蒼龍「増えましたね」


プリンッ プリンッ


蒼龍「卵を産みましたね」


比叡「はい、そしたら孵化させます!!」


ピヨピヨ ピヨピヨ ピヨピヨ ピヨピヨ


蒼龍「またさらに増えましたね…」


比叡「そしてこちらが成長した姿です!!」


コケー コケー クルッポー コケー


蒼龍「比叡さん、違うの混ざってる!!」


プリンッ プリンッ プリンッ プリンッ


比叡「そして産んだ卵を孵化機に…」


蒼龍「…比叡さんこれはいつまで続くんですか?」


比叡「わかりません!!」


蒼龍「デスヨネー」



 鎮守府が賑やかになった


             ー完ー



                    [ホワイトデー編 ]




比叡「こんにちは比叡です」ペコッ


蒼龍「こんにちは蒼龍です」ペコッ


比叡「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私比叡と」


蒼龍「蒼龍が」


比叡、蒼龍「「お送りします!!」」


蒼龍「さて、比叡さん今回はホワイトデー編ということで…」


比叡「はい!!バレンタインでーへのお返しにぴったりなお菓子を作ります」


蒼龍「わくわくしますね!!ところで今日は何を作るのでしょうか?」


比叡「はい!!今回作るのは、チョコとまるで正反対の立ち位置にある…」


蒼龍「何でしょう?」


比叡「…ガムです」


蒼龍「…はい?」


比叡「細かいことは気にしないで下さい」


蒼龍「………」


比叡「まずは大きな容器に水をたっぷり入れます」ジョバー


蒼龍「はい、いれました」


比叡「次に、カーバイドをアルミホイルで包んで水の中に入れます」トポンッ


蒼龍「おお~アセチレンが発生してきましたね」


比叡「はい!!そしてこのアセチレンを集めます」


~~~


蒼龍「集め終わりました!!」


比叡「はい、そして今度はアセチレンに触媒を用いて酢酸を付加させます」


蒼龍「酢酸ビニルを作るわけですね」


比叡「はい、そしてこちらが酢酸ビニルです」


蒼龍「おお~」


比叡「付加重合させます」


蒼龍「ポリ酢酸ビニルの完成ですね!!」


比叡「はい!!」


蒼龍「味付けはどうしましょう?」


比叡「素材の味を引き出すために塩と胡椒だけにします」パラパラ


蒼龍「…成る程…ところで比叡さん」


比叡「何ですか?蒼竜さん」


蒼竜「…これ、料理じゃないですよね…」


比叡「………」


蒼龍「…でも今までで一番、料理らしいことをしたって思っちゃったんです…」


比叡「………」


蒼龍「…何故でしょう…そもそも料理って…」


比叡「…蒼龍さん、私、思うんです…それを食べて皆が笑顔になれるなら、それは立派な料理だって…」


蒼龍「…比叡…さん…」


比叡「胸を張ってください蒼竜さん!! あなたはガムと言う名の料理を作りあげたのだから」ニコッ


蒼竜「!!…比叡さん…」


比叡「わかっていただけましたか?」


蒼龍「はい!!ゴメンなさい比叡さん、私、間違ってました」


比叡「いえ、いいんですよ、さあ、分かったら顔を上げてあの夕日に向かって走り出しましょう!!」ダッ


蒼龍「はいっ!!」ダッ


ポリ酢酸ビニル「………」ポツーン



二人は逃げだした!!


          ー完ー



                    [その3 ]




比叡「こんにちは比叡です」ペコッ


蒼龍「こんにちは蒼龍です」ペコッ


比叡「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私比叡と」


蒼龍「蒼龍が」


比叡、蒼龍「「お送りします!!」」


比叡「それではお便りの紹介です、投稿者は…このSSの作者です…」


蒼竜「………」


比叡「…先日、電車に乗り込んだところ、ポップコーンの匂いがしました…」


比叡「…何故だろう、そう思ってふと前をみると小学生位の男の子がポップコーンをたべていました…」


比叡「…行儀悪いなと思っていたらその少年は私の視線に気づき、ポップコーンの袋を私に差し出し、おじさん食べる?と…」


蒼竜「………」


比叡「…その心優しい少年の一言に私は思わず、おっおじさんはお腹空いていないから大丈夫だよ、と答えてしまいました…」


蒼竜「………」


比叡「…今でもその出来事を思い出すと涙が出ます…まだおっさんじゃないのに…orz…」


蒼竜「………」


比叡「……うん」


蒼竜「…さて…今回の料理は何ですか比叡さん」


比叡「今日の料理は、皆の身近にある…」


蒼竜「なんですか?」


比叡「…マンホールです!!」


蒼竜「えっ?」


比叡「あっすみません間違えました」


蒼竜「ほっ」


比叡「正確にはミニチュアマンホールの蓋です」


蒼竜「………」


比叡「まずは鋼材を用意します」


蒼竜「はい…こちらに用意しました」ゴトッ


比叡「この鋼材をめん棒で薄くのばします」


コロコロ


蒼竜「…比叡さん、このめん棒って比叡さんの主砲の筒の部分では?」


比叡「…気にしないで下さい」


蒼竜「…はい…」


比叡「さて、薄く延ばしたら型で抜きます、今回はミニチュアマンホールの蓋なので500円玉大ほどの大きさに抜きます」


 ガシャコンッ ガシャコンッ


比叡「大体8個ほど作ればいいでしょう」


蒼竜「……はい」


比叡「完成です!!」


蒼竜「………」


比叡「………」


蒼竜「…比叡さん…あの…」


比叡「…どうしましょう…」


蒼竜「へっ?」


比叡「このままじゃ…終われません…」


蒼竜「あの…もう手遅れな気が…」


比叡「…比叡カレーを…用意します…」


蒼竜「比叡さん!?どうしたんですか!?」


比叡「…皆を笑顔にしなければいけないんです…」虚ろな目


蒼竜「…比叡さん…手遅れですね…」


~~~


比叡「比叡カレーを餃子の皮で包んだものとボーキサイトを餃子の皮で包んだものを二つずつ用意します…」


蒼竜「はい、こちらに…」


比叡「これを先ほど作ったマンホールの蓋ではさみます」


蒼竜「はい…はさみました…」


比叡「…四つほど出来ましたね…」


蒼竜「…比叡さん…どうするんですか?」


比叡「…一人、ロシアン、マンホールの蓋をします…」


蒼竜「えっ!? 比叡さん、そんなことをしたら…」


比叡「ええ、ただではすまないでしょうね…」


蒼竜「なら…なんで…」


比叡「…皆の…幸せのためです…」


蒼龍「比叡さん…」


比叡「…蒼龍さん…いままで本当にありがとうございました…」


蒼竜「比叡さん…駄目です!!」


比叡「しっしかし…」


蒼龍「比叡さんがどうしても食べるというのなら…私も一緒に食べます!!」


比叡「!!蒼龍さん、駄目です、つらい思いは私だけすればいいんです!!」


蒼竜「…比叡さん、そんな寂しいことを言わないで下さい…私たち、一緒に料理をした仲じゃあないですか」


比叡「蒼龍さん…本気…なんですね…」


蒼龍「はい」


比叡「…ゴメンなさい…」


蒼竜「…いいんですよ比叡さん、さあ顔をあげて笑って下さい、比叡さんは笑顔が一番似合うのですから…」ニコッ


比叡「…蒼龍さん…ありがとうございます…あの…もし生きて帰れたら…また一緒に料理していただけますか?」


蒼竜「ええ、喜んで、比叡さん約束ですよ」スッ


比叡「はい!!」スッ


比叡、蒼竜「「ゆ~びき~りげ~んま~ん ウソつ~いた~らは~りせ~んぼ~んの~ますっ ゆびきったっ」」


比叡「…さて…」


蒼龍「…いただきますか…」


~~~


比叡、蒼龍「「………」」チーン



二人仲良くハズレを引いた!!


一緒に地獄を乗り越えた二人の仲はより一層深まった!!


めでたしめでたし!!


           


※注意 比叡カレー、ボーキサイト、マンホールの蓋は食べられません、道端においしそうな、比叡カレー、ボーキサイト、マンホールの蓋


が落ちていても絶対に口にしないで下さい また、これらのものを口にしたという理由で体調を崩したとしても私は一切の責任を負いません


のでご了承下さい


         ー完ー



                    [その4]




赤城「こんにちは赤城です」ペコッ


提督「こんにちは提督です」ペコッ


赤城「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私赤城と」


提督「提督が」


赤城、提督「「お送りします!!」」


提督「…なんで?」


赤城「はい?」


提督「…なんで比叡と蒼龍がいないんだ?」


赤城「二人とも比叡カレーを食べて…」


提督「…ああ、成る程…」


赤城「さて、提督今回は何を作りましょう」


提督「…今回は…比叡と蒼龍のために…雑炊を作ろう」


赤城「はい!!」ムシャムシャッ


提督「それじゃあ出汁から作ろう、って赤城ダメじゃないか鍋を食べちゃ!!」


赤城「はっ!!しっしまったついうっかり!!」


提督「うっかりじゃあ仕方ないな」


加賀「いいわけないでしょ…」


提督「うおっ!!加賀いつの間に…」


加賀「提督と赤城さんが料理をすると聞いてあわてて来ました…そしたら案の定…」


赤城、提督「ゴメンなさい」


加賀「どうします?鍋はもう無いですし…」


提督「…いや、つくろう」


加賀「何をですか?」


提督「鍋を」


加賀「あなたはアホですね…」


提督「加賀は容赦ないな…」


赤城「しかし加賀さん、提督はこう見えて鍋料理以外できないんですよ?」


加賀「赤城さんは?」


赤城「私は…実はお菓子しか作れないんです」


加賀「かわいい」


赤城「はい?」


加賀「いっいえなんでもないです」


提督「加賀は何がつくれるんだ?」


加賀「私は………お菓子しか作れません」


提督「かわいい」


加賀「………///」


赤城「あら、提督は加賀さんにはかわいいって言っておいて私にはかわいいって言ってくれないんですね」ムスッ


提督「赤城…かわいい!!」


赤城「………」


提督「めちゃくちゃかわいい!! そうやっていじけるところがとってもかわいいいいいいいいいい」


 ベシッ


提督「ごふっ…赤城…かわ…い…い…」ガクッ


赤城「…提督…恥ずかしいです///」


加賀(…凄い…赤城さんにはたかれた瞬間…提督が気持ちよさそうな顔を………ド変態ですね…)


赤城「どうします?加賀さん」


加賀「…そうですね…体調が悪くても食べやすいりんごを使ったお菓子でも作りましょう」


赤城「そうですね…」


加賀「まずはりんご3個をそれぞれ四等分して下さい」


赤城「はい…」トントン


赤城「出来ました」


加賀「そしたらリンゴのへたと芯をとってタッパーの中に切ったリンゴと砂糖大さじ6とレモン汁大さじ3をいれ軽く混ぜます」


赤城「はい、できました」


加賀「そしたらレンジで10分温めて下さい」


~~~


赤城「10分経ちました!!」


加賀「そしたら、予熱がとれるまで待ちましょう」


提督「加賀…俺はどうしたら?」ボロッ


加賀「提督…生きていたのですね…それでは………」


提督「………」ワクワクッ


加賀(…どうしましょう、もうやることが無いのだけれど…)


加賀「………提督は………赤城さんと一緒に鍋を造ってきてください…」


提督「よし!!まかせろ、赤城いくぞ!!」ダッ


赤城「はいっ」ジュルリッ


加賀「………提督………ゴメンなさい…」


~おまけ~


提督「…加賀…」


加賀「………」


提督「…俺…鍋…たくさん…造った…」


加賀「………」


提督「…全部…赤城に…食われた…」


赤城「おいしかったです」ゲフッ


加賀「………はい」


          ー完ー 



                    [その5 ]




比叡「こんにちは比叡です」ペコッ


蒼龍「こんにちは蒼龍です」ペコッ


比叡「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私比叡と」


蒼龍「蒼龍が」


比叡、蒼龍「「お送りします!! 合言葉は安全運転です!!」」


比叡「さて、お便りの紹介です、投稿者は…このSSの作者です…」


蒼龍「………」


比叡「…ネタが無くなりましたorz…」


蒼龍「………」


比叡「…全く、計画性がありませんね、これだからコンビニのコピー機に印刷物を忘れるんですよ」


蒼龍「えっ、もったいないですね」


比叡「ええ、70円分損ですよ…しかも次の日恥ずかしくて別なコンビニでコピーしたんですよ」


蒼龍「うわぁ」


比叡「全く…しっかりして欲しいですね」


蒼龍「そうですね…さて比叡さん今回の料理は何ですか?」


比叡「はい!!今回の料理は…皆大好きな…」


蒼龍「…なんでしょう」


比叡「…チョコレートです!!」


蒼龍「おお~やっとまともなのがきましたね」


比叡「はい!!まずはカカオを用意し、中から実を取り出します…蒼龍さん味見してみて下さい」


蒼龍「はい…あら?実は白いんですね…酸っぱくて甘い…美味しいですね」


比叡「はい!!…こちらを発酵させます…」


蒼龍「へぇ~」


比叡「そして、こちらが発酵したカカオ豆です…」


蒼龍「おお~チョコレートの香りがしますね」


比叡「そして乾燥させたもの、をさらに120度で25分焙煎し、胚乳を取り除いたものがこちらです」


蒼龍「…ずいぶんと時間短縮しましたね…」


比叡「気にしないで下さい…さて、ここからが重要です!!皮と胚芽をを取り除いて下さい!!」


蒼龍「はい!!………取り除きました!!」


比叡「次は愛情を込めます!!蒼龍さん、私と同じ動作をして下さい!!」


比叡「もっえもっえにゃんにゃん、美味しくな~れ」ニコッ


蒼龍「えっそっそれをやるんですか?」


比叡「はい!!さぁはやく!!」


蒼龍「…もっもっえもえにゃんにゃんおいしくな~りぇ(噛んだ)…」ニッニコ!?


パシャッ


蒼龍「ひっ比叡さん!?今、シャッター音が…」


比叡「さあ?気のせいじゃないですか?…それよりも蒼龍さん今のでは駄目ですよ」


蒼龍「ええっ!?」


比叡「もう一回!!もっといい笑顔で!!お願いします!!」●REC


蒼龍「もっもっえもっえにゃんにゃんおいしくな~れ」ニコッ


比叡「………はいっオッケーです!!今度はこれを細かく砕き…さらにさっき取り除いた胚乳を混ぜます……そしてこちらが混ぜたものです」


蒼龍「………」


比叡「さらに混ぜながら先程の恥ずかしい動作を毎分やります」


蒼龍「ええっ!?チョコレート工場の人はそんな大変な作業を…」


比叡「はい!!なので、チョコレート工場で働いている人の笑顔は皆を幸せにする程、素晴らしい笑顔だそうです!!」


蒼龍「凄いですね…」


比叡「そしてこちらが愛情を込めまくりつつ、砕きまくり、形を整えたものです!!」コトリ


蒼龍「…比叡さん」


比叡「何でしょう?蒼龍さん?」


蒼龍「…これって…市販の板チョコじゃあ…」


比叡「…細かい事は気にしないで下さい」


蒼龍「………」


比叡「さて、次はこのチョコをタッパーに入れ、よく振ります!!」


ガシャガシャッ


蒼龍「はい、振りました!!」


比叡「お湯に浮かべます!!」


蒼龍「中のチョコが溶けてきましたね」


比叡「溶けたらお湯から引き上げ、冷やし、冷えて固まったら完成です」


蒼龍「…成る程」


比叡「…タッパーに入れて振ることでチョコをわざわざ砕く手間と型に入れる手間を省いた訳です!!」


蒼龍「…ところで比叡さん」


比叡「なんでしょう蒼龍さん?」


蒼龍「チョコをタッパーの底の形に成形する必要ってあります?」


比叡「………」


蒼龍「それに…さっき私が込めた愛情って…」


比叡「…蒼龍さん…」


蒼龍「何ですか?比叡さん?」


比叡「…食べれるだけましです」


蒼龍「…確かに…」


         ー完ー

比叡「こんにちは比叡です」ペコッ


蒼龍「こんにちは蒼龍です」ペコッ


比叡「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私比叡と」


蒼龍「蒼龍が」


比叡、蒼龍「「お送りします!!」」


蒼龍「今回の料理は何でしょう?比叡さん?」


比叡「今回の料理は………」


蒼龍「何でしょう?」


比叡「………」


蒼龍「………」


比叡「………わかりません…」


蒼龍「ええっ!?」


比叡「………そもそも料理って何ですか?」


蒼龍「いきなりなんですか!?」


比叡「………いや、だって………ねえ?」


蒼龍「ああ!!もうっ!!………金剛さーん!!」


金剛「何デスか?」ヒョコッ


比叡「お姉さま!!」


蒼龍「比叡さんがやる気をなくしてしまったらしくて………」


金剛「………う~ん………困ったデスね………」


比叡「誰ですか!?お姉さまを困らせた輩は!?」


蒼龍「あなたですよ…」


金剛「比叡の手料理食べてみたいデース」


比叡「お任せくださいお姉さま!!」バッ


蒼龍「単純だなーー」


~~~


比叡「さあ!!今回の料理は………ビーフシチューです!!」


蒼龍「いきなり!?」


比叡「はい?」


蒼龍「………いえ、なんか………こんなにまともな料理………初めてだなって……」


比叡「そうでしょうか?」


蒼龍「いや、そうでしょう……」


比叡「まあいいです、それでは…野菜をミンチにします」


蒼龍「みじん切り!!」


比叡「ジャガイモ一個、人参二分の一本、玉ねぎ一個」ドドドドッ


蒼龍「野菜を砕く音だーー!!」


比叡「すじ肉400グラムを一口大にミンチします」


蒼龍「ミンチじゃなくて切るだよ!!」


比叡「………」


蒼龍「………」


比叡「………」


蒼龍「何で黙ったんですか!?」


比叡「この肉………」


蒼龍「何ですか?」


比叡「動かない………」


蒼龍「当たり前だよ!!」


比叡「フライパンにバターを大さじ一杯入れて溶かし、肉を痛めます」ドッドッドッ


蒼龍「炒めて-ー!!」


比叡「痛めました!!」


蒼龍「何をだよ!!」


比叡「筋肉を」


蒼龍「すじ肉の、すじ、を漢字に変換しないで下さい!!あと食べ物を大切にしてください!!」


比叡「………そして、炒めたものがこちらです」スッ


蒼龍「始めから出せやーー!!」


比叡「深めの鍋に玉ねぎ人参を入れてしんなりするまで炒めます」しゃっしゃっ


蒼龍「………はあ………はあ………」←突っ込み疲れた


比叡「しんなりしてきたら赤ワイン100ml水300mlを入れる………前に~~?」


蒼龍「フェイント!?」


比叡「肉を入れます」ドサッ


蒼龍「成る程……」


比叡「後は………わかりますね?」


蒼龍「わかりませんよ!!」


比叡「赤ワイン100ml水300ml入れます」ドバーッ


蒼龍「あとは一時間三十分煮込みつつアクを取り続けます」


比叡「そして、一時間三十分煮込みつつアクを取り続けた物がこちらです」スッ


蒼龍「用意がいいですね………」


比叡「デミグラスソースとトマトケチャップ大さじ一杯、ジャガイモを加えます、」


蒼龍「二十分間煮込みます」


比叡「そして、二十分煮込み続けたものがこちらです」スッ


蒼龍「………」


比叡「塩コショウで味をととのえます」さっさっ


蒼龍「最後に茹でたブロッコリーを加えましょう」


比叡「はい!!完成です!!」


蒼龍「………」


比叡「まともでしたね」


蒼龍「どこがですか!?」


                                    -完ー


後書き

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yamame_2K22さんから
2015-08-13 06:13:59

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2015-07-18 22:30:37

AQさんから
2015-04-23 11:07:15

SS好きの名無しさんから
2015-04-07 00:07:03

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yamame_2K22さんから
2015-08-13 06:13:10

AQさんから
2015-04-23 11:07:17

ラインさんから
2015-03-12 22:07:40

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: AQ 2015-04-23 11:07:10 ID: 1RZaLPkM

食える物も出来てるはずなのになんなんだこの感じは!

笑わせてもらいましたw

2: たぬポン 2015-04-23 12:28:06 ID: ZP0JlUED

AQさん、コメントありがとうございます!!

楽しんでいただき、とっても嬉しいです!!

のんびり更新していくので応援よろしくお願いします!!


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