2018-04-22 13:15:18 更新

概要

海未ちゃん編とことりちゃん編に続く穂乃果編です。今回は導入のみの短編になります。


学生生活というものはあっという間です。何か目標をもって過ごしてきたわけではありませんが、



自分のやりたいことでも、学生時代にしかできないことってあると思います。



なんて、大人になってもいないのに、こんなことを言うのは変かな?



だけど、学生生活はあと半年しかないから。



学生生活というより高校生活かな?



音ノ木坂で過ごせるのはあとわずかしかないから。



私は今、何をしたいのだろう。





教師「高坂、この問題を解いてみろ」



穂乃果「zzz」



ことり「穂乃果ちゃん、先生にあてられてるよ、ねえ穂乃果ちゃん」



穂乃果「うーん、雪穂ー、お茶ー」



ことり「ほ、穂乃果ちゃーん」



穂乃果「うへへ・・・zzz」



教師「3年になっても相変わらずだな。誰が見ても学校を救った生徒たちのリーダーには見えないもんだ」



海未「すみません、後できつく言っておきますので」



教師「もう居眠りなどできないくらいきついのを頼むぞ、園田」



ことり「穂乃果ちゃん、きっと大変だよ・・・」



授業を聞きたくないわけではないよ。いつの間にか、そう、いつの間にか眠ってしまっているだけ。



穂乃果は真面目にそう思っていても、そんなことが通じるはずもなく



海未「穂乃果、何度言われれば分かるのですか!!」



穂乃果「ごめんっていってるじゃーん、穂乃果だって寝たくて寝てるんじゃないんだよー」



いつもの言い訳。ん?言い訳?



誰に言い訳してるんだろう?海未ちゃんかな?



それとも



海未「聞いているのですが穂乃果!」



穂乃果「聞いてないよ」



海未「まだそんなことを言ってるのですか?いい加減に・・・」



穂乃果「穂乃果、聞いてない。考えてもいない。やりたいことやってきただけ?」



ことり「穂乃果ちゃん?」



穂乃果「あれ、穂乃果何にも考えてないじゃん。あれ、穂乃果どうしたいんだっけ」



海未「大丈夫ですか?穂乃果」



頭がおかしい。何だか別の自分がいるみたい。



穂乃果は穂乃果で、でもよくわからない。



なんで急にこんな気持ちが生まれたのだろう。



穂乃果「ごめんね、海未ちゃん。穂乃果しっかりするよ」



海未「ほの・・・」



海未ちゃんが話し終わる前に私は教室を出た。



なんだろう、本当によく分からない・・・


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