提督「必ず復興させてみせる!」
運命のイタズラで命を落とした青年
艦これの世界を救うべく
様々な能力を身につけ転生し活躍する物語
初投稿です!
文章力もなく面白くないかもしれませんが
時間があれば読んでいただければ嬉しいです(*´・∀・)ノ
祝2万PV突破!
まさか私の作品がこんなに見ていただけるなんて
思いもしなかったので正直感激しています
温かいコメントまでいただいて
本当にありがとうございます!
これからもよろしくです♪
私がアップしたわけではないのですが
YouTubeにも載せていただいているようです
最初は驚きましたが反面嬉しいですね♪
6月24日
俺は死んだ。原因?簡単だ。
猫が車に轢かれそうだったのを助けようとして
俺が撥ね飛ばされた。
不思議と痛みは感じなかったな…
ただ猫が無事なのか気掛かりだったが
俺の意識は暗闇へと飲まれていった…
俺「っ!」ガバッ
俺「?」キョロキョロ
白い空間
それは虚無とでも例えようか
その虚無とも言える空間に
一人の女性が立っており
こちらを見つめていた
?「目覚めましたか?」
俺「ーー!、!?」
(声が出ない!?)
?「声がでませんか?待ってくださいね。治します。」
俺「ぁあ…あーあー」
俺「ここは!?猫はどうなった!?」
?「落ち着きなさい。あなたはもぅ亡くなっているのですから。」
突然突きつけられた言葉
死んでいる?
わけがわからない
俺「なんだと!?」バッ
俺は自分の体を見て愕然とした
片腕は肩先から無くなっていて、足もありえない方向を向いていた
なのに痛みを感じない…
目も右側だけがやたらと見にくいような
?「あなたは即死だったそうです。猫ちゃんは無事ですよ?ただ、一つ謝らなければならないことが…」
俺「謝らなければならないこと?」
?「本来あなたは死ぬ運命ではありませんでした。あの時、猫に気づかずに通りすぎる。それが本来の運命。ですが私の感知しないところで変化が生まれ、あなたが気づいてしまった。」
俺「…」プルプル
?「お怒りになるのもわかります。本当に申し訳ない事を…」
俺「よかったぁ…」
?「へ?」ポカーン
俺「いや、猫は無事なんだろ?ならいいじゃねぇか。俺は後悔しちゃいない。なにかを助けて死んだんだ…無駄じゃなかったんだ。それに独り身だし、親も親戚もいない。あんたが誰かは知らないけど謝んなよ」ニカッ
?「…」
?(この人になら、あの世界を救えるかもしれない。命を大切に思う彼なら!)
?「お願いがあります」
俺「お願い?」
?「ある世界を救ってください!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺「ここかぁ」ザッ
俺は世界を救う約束をした
その時にいくつかの能力を要求したのだが
その説明は後で…
とにかく深海悽艦とかいう海の化け物が
日本を襲っていて各鎮守府では艦娘という
大日本帝国海軍の軍艦の能力を持った
少女達が戦っているとのことだが…
俺「ここって本当に鎮守府か?」アゼン
無理もないだろう
門はボロボロで奥に見える建物も今にも崩れそう
極めつけは敷地内に空いた弾痕、詰所にいない憲兵や血痕と思われる黒いシミ…
俺「この廃墟鎮守府を立て直してからの世界を救うってこと?…ハードなお願いだな…」ハァ
チョンチョン
俺「ん?」
耳を引っ張られ
顔をそちらに向けるとそこには小さな女の子が俺の肩に立っていた
いや、小さすぎないか?
手のひらサイズって…
これが妖精ってやつか?
しかしいつの間に肩に乗ってたんだよお前…
妖精 ヨロシクナ!テイトクー!
俺→提督「ぉ、おお!よろしく!妖精さん」
提督「さて、提督が門の前で立ってるだけではいかんからな!さっそく中に入ってみるぞ!」
歩を進め門をくぐり
奥へと進む…やはりボロい。
というよりは損傷が激しい…
提督「ほんとに艦娘っているのか?ここの鎮守府は結構大規模な艦隊がいたはずだが…」コツコツ
そうそう
歩いている間、暇潰しに俺の能力について
説m
?「貴様!ここで何をしている!?」
どうやら
説明する時間はないらしい
褐色の肌をした女性が凄い剣幕で怒鳴ってきた
正直めちゃくちゃ
提督「怖い」
?「何者か知らんが、ここに入った以上はただでは帰れんぜ」ガチャン
提督「待て武蔵!俺は新任の提督だ!怪しい者じゃない!」
なぜ彼女が武蔵かわかったかって?
それは能力の一つだから
艦娘の顔と名前、深海悽艦の種類など
提督になる上での知識は得ている
武蔵「何故私の名前を!それに新しい提督だと!?ふざけるな!お前達提督が私達をこんな目に合わせたくせにぃ!」ドドドーン
そう言い終わるやいなや
武蔵は艤装に装備された46㎝砲を一斉射した
ただならぬ殺気に気をされ
回避行動が遅れる
提督「まずい!避けr」バッ
ドガァン
もうもうと立ち上る砂ぼこり
主砲は確実に直撃しているはず
武蔵は確認する必要もないかのように
立ち去ろうとする…が
ガラガラガラ
武蔵「なに!?」フリカエリ
提督「っとと、危ねぇ…」ゲホゲホ
そこには提督が立っていた
まるで何事も無かったかのように
ダメージを受けたとすれば軍服くらいだろうか
提督「あー!貰ったばっかりの軍服が!」
武蔵「なぜ死んでいない!間違いなくこの武蔵の主砲が貴様に命中したはずだ!」
提督「当たったわ!見ろよこの服!ボロボロじゃねぇか!」グヌヌ
武蔵「ならなぜ生きている!?戦艦の主砲を直撃させられて生きていられる人間はいないはずだ!」
提督(能力のおかげで体は無傷だ…)
武蔵「ええぃ!貴様が死ぬまで主砲を叩き込んでやる!」ドドドーン
提督「だから無駄なんだって」ハァ
武蔵の放った主砲は寸分の狂いもなく
提督目掛けて飛んで行くが
今度は避ける素振りもせず拳を構える
提督「ッラァ!!」ガッ
武蔵「なにぃ!?」
砲弾を殴り飛ばした
シンプルだが普通の人間なら
殴るどころか殴った瞬間この世から消滅するだろう
武蔵「そんな…馬鹿な」アゼン
提督「今度はこちらから行かせてもらう」グッ
足に力を込め前傾姿勢になる
そして地面を蹴り瞬発力を爆発させた
20m離れた武蔵に一瞬で接近する提督
人間とはかけ離れた身体能力、堅牢さ
これもまた能力の一部である
提督(やべっスーパーマンになりたいって言ったけどこれ程の能力とはおもってなかった)
武蔵「っ!このぉ!」ブンッ
提督「遅いっ!」ヒュッ
武蔵は拳を振るうが提督には掠りもせず
虚しく空を切るのみ
武蔵は戦艦だ拳一つでもコンクリートを
破壊しうる威力があるが
当たらなければ意味がない
提督「いい加減に!」バシィ
武蔵「っくぅ!」
拳を弾かれ体勢を崩す武蔵
それを見逃すはずもなく
提督「もらった!豪掌波!!」ゴァッ
武蔵「くっ!!」バッ
武蔵(タイミングも体勢も最悪。艤装で防御したところで、この男の力に耐えられるとは思えないっ。すまない皆…)
シーン
提督「っと…ふぅ」アセフキ
武蔵「?」キョトン
訳もわからず立ちすくむ武蔵だったが
ハッとしたように声を出す
武蔵「何故、当てなかった…」
提督「だって勝負はついたろ?」
武蔵「まだやれる!私を舐めるなっ!」
提督「虚勢を張るのは結構だが、後ろ見てみな」コツコツ
武蔵「おい!待て!!」
武蔵(後ろだと?何があるというのだ。どうせ気をそらす口じ…つ…)
武蔵「な、なんだ…これは…!?」ソウハク
武蔵が目にしたもの
それは地面、海面、空、そのすべてが
縦に割れていた
武蔵「こんな…事が…」ガクッ
武蔵(私は…負けたのか…)
一方提督は…
提督(っべぇ…元の世界で読んだ漫画に出てくる技名言ったら出来ちったよ…マジっべぇわ)
自分の能力に焦っていた…
?「やりすぎましたかね?」ニガワライ
能力の限界は神のみぞ知る
提督「ならあの技ももしかして」ブツブツ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府本館前
提督(武蔵を退けたはいいが、こうなったのは俺達提督のせいだと言っていたな…どういうことだ?)
提督「まぁ考えていても仕方ないし入って様子を見てみるか」ガチャ
本館の扉を開け待っていたのは異臭と血痕、それに大量の使い古した包帯や注射器だった
提督「うっ!?」バッ
思わず鼻をつまみ異臭から逃れようとするが
口呼吸するのも躊躇われるほどに酷いものだった
提督(なんだこの臭いは…耐え難い)ムググ
妖精 マドアケルヤデ!
提督(妖精さん無事だったのか!武蔵の砲撃でやられたかと…よかった。とにかく窓を開けて換気だ!)
数分後
提督「ぅっ…マシにはなったけど、やっぱりキツいな…」コツコツコツ
本館の窓を開け臭いはいくらかマシにはなったものの
酷い臭いに変わりはない
仕方のない事と割り切り今は本館内を
探索し艦娘を探して歩いていた
提督「おっ!食堂か。こんな様子じゃ期待はできないけど開けますよっと!」ガララララ
提督「っ!」
イタイイタイィイ。ドコ?ワタシノウデ。ヒッヒッヤメテ
扉を勢いよく開け、中に入ろうとした提督だが
大量のうめき声とすすり泣く声、恐怖に震える声
様々な声が入るのを躊躇わせた
提督「これは…ひどすぎるっ!」ダッ
提督はそう言い放ち
ある場所に向けて走った
提督「むぅさぁああしっ!!」ダダダッ
武蔵「…見たのか?中の惨状を…」
提督「何故だ!!何故こんな事になった!?」
武蔵「この鎮守府はな、謂わばブラック鎮守府というやつでね。無理な出撃は当たり前。駆逐や軽巡は戦艦や空母の肉壁扱い。戦果が挙がらなければ折檻され、不眠不休で食料はゴミ同然のただ空腹をまぎらわせるだけの作業。そんなところだ」
提督「…そうだったのか。」ギリ」
提督「よしっ!」
武蔵「どうした?出ていく気になったか」フンッ
提督「いいや!必ず俺が復興させてやる!」ダッ
そう言い残し提督は彼女達を助けるべく
入渠場へと急いだ
武蔵「変わった奴だ…まぁ見せてもらおうか」ドサ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「っし!入渠場についたぞ!」
入渠場へとたどり着いた提督だが
目の前の扉は錠で閉ざされ開かないように
なっている
提督「こんなもん!奮!!」ブチィ
提督は錠を引きちぎり
扉を開け放ち中へと入って行く
入渠場は電力が来ていないのか薄暗く
足元にも瓦礫が散乱していた
提督「こんなんじゃ入渠は無理だな…なにか使えそうな……そうだ!高速修復材!!」ガタッ
高速修復材は艦娘の傷を瞬く間に治してしまう
液体でとても効果がある
瀕死でもすぐに回復するため
今のこの状況ではあってほしいものだ
提督「ない!これも空か!?こっちも…」ガチャガチャ
そう高速修復材はこの鎮守府に存在しない
前任によって金に変えられ
持ち逃げされていたのだ
提督「クソが!」ドンガラガッシャーン
提督「こうなったら…」ガチャガチャ
提督「あったぞ!僅かだが高速修復材の残り!誰も死なせはしない!せめて俺の手の届く範囲にいるやつだけは!」ダッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
武蔵「…」
ムゥサァァアアアアアシ
武蔵「ん?」ムクリ
提督「お前も手伝え!」バッ
武蔵「何を持っているんだ?」ノゾキ
提督「残りカスだが高速修復材をかき集めてきた!なんとかバケツ一つ分は確保できたが人手が足りん!」グイッ
武蔵「お、おい!」ヒッパラレ
提督「時間がない!急げ!」グイグイ
武蔵「わかった!わかったから引っ張るな!聞いてるのかぁあああ!」ズザザザザ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
バンッ
提督「よし早速手当てを始めるぞ」ハァハァ
武蔵「わ、わかった」ハァハァ
提督「まずは…」ビリビリ
武蔵「それは大事な軍服ではなかったのか?」フゥ
提督「お前のせいでボロボロになったからいいんだよ!ったく」ビリビリ
軍服を破き布切れにし、それをバケツに浸していく
それらで負傷している艦娘達を拭いていく
武蔵「もう大丈夫だからな…」フキフキ
?「む…さし…さん…?」
武蔵「あぁ。私はここだ!ここにいるぞ!清霜!」フキフキ
清霜「あり…がとう…ござ…ぃ…」
武蔵「あまり喋るな…体に障る」フキフキ
清霜「…」スゥスゥ
提督「大丈夫か!?雪風!」フキフキ
雪風「は…ぃ……ゆ、雪風は…し…ずみ…ません…から…」
提督「もう大丈夫だぞ!助けてやるからな!」フキフキ
雪風「ぁり…がとう…ござぃ…ます」スゥスゥ
しばらくして
提督「これで全員か…大破状態をなんとか小中破まで治せたのは幸いだ…が」
武蔵「欠損している艦は欠損部分が再生していない…傷が塞がって痛みは無くなったようだが…」
清霜や雪風を治療した後
食堂にいる全艦娘をバケツ一杯で応急処置し
なんとか死者を出さずにはすんだものの
問題は山積みだった
提督「さてと」ガタッ
武蔵「どこへいく?」
提督「クソ野郎に挨拶しに」ガチャ
武蔵「待て…」グッ
提督「なんだ?」クルッ
武蔵「私も行かせてくれ」
提督「ダメだ」
武蔵「頼む!先の件は謝る!この通りだ!!」土下座
提督「お、おい!頭を上げろよ」オロオロ
武蔵「仕返してやりたい!皆の分まで!だから!!」土下座
武蔵が、頭を地面につけて頼みこむ
誉れある大和型、その改良型二番艦が
プライドを捨てて先程対峙した相手に頭を下げる
そこまでしてでも仲間の恨みつらみを晴らしたいのだ
提督「わかった…仕方ないなぁ」ハァ
武蔵「本当か!?ありがたい!」バッ
武蔵は顔をあげ出発の準備をし始める
それを提督は不思議そうに見ていた
提督「なにしてんの?」
武蔵「遠出になるだろうから、負傷している娘達に書き置きをだな」カキカキ
提督「いや、そんなに時間かからんよ?前任の場所も把握してるし」
武蔵「しかしだな、距離が…」
提督「いいから行くぞ!」グイッ
武蔵「ま、待て!引きずるなぁあああ!!」
武蔵を引きずり本館を出た提督は
おもむろに屈伸を始める
それを今度は武蔵が不思議そうに見ていた
武蔵「ふざけているのか?」イライラ
提督「は?準備運動は大事だろうが…よしっと!」グッグッ
準備運動が出来たのか提督は
武蔵に近づき抱き抱えた
提督「よぅし!行くぜぇ!落ちるんじゃないぞ!」グイッ
武蔵「おい!離せ!何故抱き抱える必要があるのだ!私は歩けr…うわあああああああああぁぁぁぁ!!!」ブワァ
提督と武蔵は
跳んだ
提督「これなら一瞬だな!」キリッ
武蔵「ありえない…ありえない…」ブツブツ
提督「いやぁ楽でいいわ!武蔵?大丈夫かー?」ズダン
武蔵「大丈夫なわけないだろ!何で人間が山一つ飛び越えられるんだ!おかしいだろ!だいたい」ガミガミ
提督「悪かったって!ほらもう一回飛ぶぞ!だまってないと舌噛むからな!」バシュン
武蔵「待て!まだ話h…あぁああああああああ!!!」ブワァ
提督「おっ!見えてきたぞ?趣味の悪い邸宅だな」ズザザザザ
提督「武蔵もそう思うだろ?」チラッ
武蔵「」キュウ
提督「あっ…」
無事?に前任の邸宅へとたどり着いた提督達だが
邸宅周辺には大量の警備兵が巡回していた
提督「これ武蔵置いて行ったら後でやかましいだろうなぁ」
提督「おーい。起きろー」ペチペチ
武蔵「ゥゥ、ジャンプハイヤダ…はっ!」ガバッ
ゴンッ
提督「サモアッ」ズザァ
武蔵「む?すまん。って着いたのか!苦労したがやっとか!」
提督「つぅ…まぁ周りに警備兵がいるがな」サスサス
武蔵「そんな奴ら、この武蔵の敵ではないな。主砲で薙ぎ払ってやる!」ガシャン
提督「まぁ待て…ちょっと見てろ」スクッ
主砲を放とうとする武蔵を制し
近くにあった小石を拾う
そして…
提督「大リーグボール1号速射バージョン!」ブン
投げた
通常の人間なら相手に当たったとしても
多少のケガで済むだろうが
投げたのは提督である
ケガで済むはずもなく…
警備兵1「ブッ」ズガァ
警備兵2「ベッ」ドコォ
警備兵2「ラァッ」メシャァ
武蔵「うわっ」ドンビキ
見事に頭部を捉えた小石は
警備兵達の意識を断ち切るだけでは留まらず
数メートル後方まで弾き飛ばしてしまったのだった
提督「やべっ!力加減間違えた!生きてるよな…?」汗
武蔵(貴様のその力はなんなのだ?先程の投擲といい、跳躍力といい…人間なのか?)
こうして順調に警備兵を小石で弾き飛ばし
無力化した提督は意識を集中させ始める
武蔵「なにをしている?乗り込まないのか?」
提督「焦るな…」ジッ
武蔵「おい!早く乗り込むぞ!」
提督「見つけた!!そこかぁ!!」バシュン
武蔵「!?あいつはどこに行っt」
ドカァアアアアア
ナッ!ナンダキサマハ!?
ドーモ、ゼンニン=サン、テイトク=デス
イャァアアア
グワァアアアア
武蔵「もう…何も言うまい…」ハァァ
モゥヤメ
イヤ、ダメダネ
チュリャアアアアア
グワァアアアア
武蔵「…」ソワソワ
武蔵「見に行こう」スタスタ
前任「ぶっぶひぃ」ボロ
提督「このクソ豚野郎!てめぇのせいで艦娘達がどんな辛い思いをしたか分かってんのかぁあ!!」ボコォ
前任「ゴバァ…わ、私は自分の欲望に素直にしたがっただけ…そ!そうだ!金!金をやる!いくらだ?いくらで助けてくれる!?いくらでも出す!なんなら女をつけてやってもいい!」ハァハァ
提督「…」ミシィ
前任のあまりもの傲慢さに拳に力がこもる
手加減をせずに殴りぬけば
前任は血飛沫を残し消し飛ぶだろう
提督「…」グッ
拳を振り上げる
前任の顔がひきつる
殴る為の動作が始まる
その時だった
武蔵「待て!」ガシィ
前任「む、武蔵ぃ!」ゲホッ
提督の拳は前任に当たる事はなかった
武蔵が提督の腕をつかみ
動作を止めたのだ
前任「ぁあ…私を助けに来たんだね!?大事にしたかいがあったよ!さぁ武蔵!奴を消せ!」
武蔵「なにか勘違いしてないか?」ギロッ
提督「…」
武蔵「私は貴様に仕返しをしに来たのだ!新しい"提督"と共にな!」バコォッ
前任「ピギャッ」メシィッ
武蔵「貴様のお陰で艦隊は壊滅状態。今この人がいなければ全員死んでいた!」ゴスッバキィ
前任「ァグゥ!!かはっ!」グチャ
提督「武蔵…」
武蔵「私達の…恨みを知れぇえええ!!」バォッ
提督「武蔵!!」バッ
メシィッ
提督「いいパンチだ…だがここまでだ」ググッ
前任「ァ…アア…」ガクッ
武蔵「どうして…」ワナワナ
武蔵「何故止めた!!あと一撃で叩き潰せたのに!」
提督「殺す価値もない。とにかく終わりだ」
武蔵「チッ」クルッ
今度は提督が武蔵の拳を止める
提督はどこからかロープを、取り出し
前任を縛り始めた
武蔵「提督よ。何をしている?」
提督「こいつには色々と聞きたい事がある。だから鎮守府に連行するつもりだ」グルグル
武蔵「拷問でもするか?」フフッ
提督「いや、ただのオハナシだよ」フッ
前任を縛り終え武蔵と共に邸宅を出る
しかし武蔵には気になる事があった
武蔵「帰りはどうするんだ?流石に二人抱えては無理だろう?」
提督「いやぁなんか無性にハンマー投げしたくなってな。武蔵は俺と跳べばいいし、こいつには自力で行ってもらおうかと」ニヤッ
前任「!?」モゾモゾ
武蔵「動くな!なるほど、それはいい案だな。殺すなよ?」ガスッ
提督「任せなって」ギュッ
前任の足についたロープを握り
遠心力を加え始める提督
徐々に加速していき回転をマックスまであげる
前任「ん"ん"ーー!!」ブンブンブン
提督「大丈夫だよ。着水させてやるから…よっとぉ!!」バシュン
前任「ん"ばああああぁあぁあぁぁぁぁぁ!!」ビュー
武蔵「…飛んだな。」ミアゲ
提督「飛距離どのくらいかね?」ミアゲ
武蔵「豚が雲を曳いてるぞ」ミアゲ
提督「また加減ミスったからな」ミアゲ
武蔵「…帰るか。"提督"よ」ニッ
提督「!ああ…相棒」ニカッ
こうして武蔵に提督として認められた提督は
嬉しさのあまりさっきの倍の速度で武蔵と鎮守府へ帰投したのだった
武蔵「だぁあかぁぁらぁあ!!加減を覚えろぉおおお!!」ビュァ
提督「なんだってー!?」キコエナイ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「帰ってきたな!」キリッ
武蔵「あぁ、ところで提督よ」ブン
提督「なんだ、武s…モルスァ!!」バコォッ
提督「はにするんふぁお(何するんだよ)!?」
武蔵「あれほど加減しろと言ったろ!お陰でトラウマ確定だ!このバカ!」ウガー
提督「ば、バカとはなんだ、バカとは!」
武蔵「自分の力くらい制御しておけよ!」
提督「むっ。善処する…」
武蔵「まったく…だが感謝しているぞ。提督よ」
提督「いいって。それよりも」チラッ
武蔵「あぁ」チラッ
前任「」プカプカ
提督「引き揚げて鋼材にでも縛っておこうか」バシャァ
武蔵「手伝おう」ギュッギュッ
またしても無事?に到着した提督と武蔵は
前任を縛りつけ、鎮守府内へと
戻るのだった
バタン
提督「およ?」クンクン
武蔵「どうした?」
提督「いや、酷かった臭いが消えて建物内も綺麗になっている」キョロキョロ
武蔵「本当だ…一体誰が…」
チョンチョン
提督「ん?」フリムキ
妖精 ヨォ!マッテタヤデ!
提督「おお!妖精さんじゃないか!っということは妖精さんが綺麗にしてくれたのか?」
妖精 セヤデ! ドヤァ
提督「ありがとう!本当に助かる!」
武蔵「妖精だと?前任が姿を消してから見ていなかったが…」
提督の肩に乗っている小さな妖精は
かなりのドヤ顔をし、胸を張っている
それを武蔵がまじまじと見つめる
この鎮守府に妖精が残っている事に
驚きを隠せないようだ
妖精 ナカマヨンダヤデ!ミンナー!
そう掛け声を出すと
どこからともなく妖精がわらわらと
集まってきた
様々な服の妖精が提督と武蔵を取り囲む
武蔵「驚いた…ここまで妖精が姿を見せるとは…」
提督「しかし凄い量だな…」
妖精 シジシテクレレバ、テツダウヤデ
提督「助かる。では先ず入渠場の整備、それから各建物の修繕を頼む。」
妖精 アイアイサー!
妖精は敬礼すると
他の妖精達と二手にわかれ作業を始める
驚くべきは妖精が触れただけで
建物や家具が新品同様になっていく事だろう
提督「妖精パネェな…」
武蔵「だな」
提督「さて、俺達も二手に分かれよう。武蔵は負傷している娘達の手当てだ」
武蔵「承知した。提督は?」
提督「俺は資材の調達と鎮守府のライフラインの回復だ。じゃぁ任せたぞ!」シュバッ
武蔵「き、消えた…」
武蔵(本当に何者なのだろうか?だが何故だ…信頼いできてしまう)
武蔵「頼んだぞ?相棒よ…」スタスタ
こうして二人は各々の役割を果たすべく
鎮守府を復興すべく動き出した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督(とにかく先ずは資材、艦娘を治療するには鋼材、燃料が必要だったな。落ちてるとは思えないし、大本営に貰いに行くしかないな)
大本営正面
士官「それでさぁこの前な」
士官2「なるほどなぁ!ん?…」シュゥゥゥゥ
士官「どうした?」
士官2「いや何か飛んできてないか?」メコラシ
士官「馬鹿言うなよ(笑)鳥と見間違えt」
スダァァァァァァアン
士官「うぉお!?」ビクッ
士官2「て、敵襲か!?」ミガマエ
提督「よっしゃ!一度は誰もが憧れるであろうスーパーヒーローランディング成功っ!」ガッツポ
提督「む?」チラッ
士官「何者だ!返答次第では射殺する!」カチャ
士官2「う、動くんじゃないぞ!」カチャ
見事スーパーヒーローランディングに成功した提督であったが
着地する場所が悪かった
瞬く間に兵士達により囲まれてしまう
提督「ま、待ってくれ!敵じゃない!元帥に直談判に来た廃棄鎮守府の提督だ!」つ身分証
士官2「た、確かに提督ではあるが…さっきのはなんだ!?」
提督「急いでたもので…」
士官「急いでたからといって空から飛んでくる人間がいるか!!貴様を連行させてもらう!」つ手錠
提督「時間が無いんだ!艦娘達が待っている!早く戻らないと手遅れになってしまうんだぞ!」
士官2「話だけでも聞いては如何でしょうか?」
士官「あんな兵器共など、また作ればいいだろう!それよりも貴様を…ヒッ」ビクッ
口は災いの元ということわざがある
この士官はまさにそのままの事をしてしまった
彼は後にこう語った
「あんな高い高ーいは二度とゴメンだ」と
提督「きぃさぁまぁぁぁあ…あの娘達を兵器だとぉ?ふざけた事言いやがってぇえ!」ゴゴゴゴゴ
士官「く、来るなぁああ!お前達!奴を射殺しろぉ!!」パンパン
ウテウテ-!ヤツヲトメロォ!!
ドガガガガガガ!
提督「絶っっ対に許さんっ!」チュンチュィン
兵士達の一斉射撃を受けながらも歩みを止めず
艦娘を兵器共と愚弄した士官へと向かう提督
士官「ひぃっ!何故死なないんだ!化け物め!」ズガァン
提督「豆鉄砲など無駄だ!無駄無駄ァ!」ピシピシ
タマギレダ!オマエモカ!?ド,ドウスレバ
弾丸の雨を浴び続けた提督
しかし傷1つ彼にはつけられなかった
そしてとうとう士官のもとへたどり着く
提督「よぉ」ピキピキ
士官「来るなぁ!」カチンカチン
士官2「士官!弾切れです!退避を!」ダッ
提督「悪い奴にはお仕置きしねぇとな!」ガシィ
士官「離せ!離せぇええ!」バタバタ
士官2「や、やめろぉお!!」
提督「それたかいたかぁああああい!!」バォァア!
士官「ぶるるるぁああああああああ!!!」バビューン
士官2「」アゼン
提督「お前もやってみるか?」ニコ
士官2「エ,エンリョシテオキマス」ブルブル
ほぼ全力の高い高い
それは本来赤ん坊をあやす手法であるが
提督がそれを行うとひとたまりもないだろう
提督「じゃぁ元帥に面会願えるかな?」
士官2「ハッ!コチラニドウゾ!貴様ら解散!散れ!散れ!提督様の案内の邪魔だ!」ギクシャク
ァァァァアアアアアアア!
提督「よっと!」ガシッ
士官「ぶ、ぶへぁあぁああああ」ガクガクガク
提督「二度と、彼女達を兵器などと呼ぶな。次に言ったら貴様を太陽まで上げてやるから覚悟しとけ」パッ
士官「ブベッか、畏まりました提督様!」ズザァ
士官達に釘をさし遂に提督は
元帥と対面する事に成功したのだった
新たなトラウマを植え付けながら
アノテイトクヤベェヨ…シ!キコエタラタカイタカイサレルゾ!テイトクコワイ…
元帥「なにあれ?え?なにあれ?」←窓から見てた
元帥「今起こった事をありのまま話すぜ。信じてもらえねぇかもしれねぇが、ワシは見たんだ。人が人を空に吹き飛ばすのを何を言ってるのか分からねぇと思うg」ガクブル
ドアバァァン
ドアさん{コナゴナヤデ
提督「ノックしてもしもーし!」ズカズカ
元帥「ピッ…ごほん!なにようかね?」ギロ
提督「あ?」
元帥「何のようでしょうか提督様!」ニ,ニコ
提督「各資材5万と高速修復材1000をいただきに」
元帥「な!?そんな要求飲めるわけがn…」ワナワナ
提督「てめぇらがしっかりしねぇから彼女達が苦しい思いをしてるんだろうがァ!!!」
元帥「ヒィイッすみましぇぇえん!!?」ビックウ
提督「返答次第では貴方も月か太陽に旅行する羽目になりますが…」ワキワキ
元帥「すぐ用意します!今すぐ!!」つケータイ
元帥「あぁ!ワシだ!廃棄鎮守府に各資材5万と高速修復材を1000送れ!なに?理由?ワシがお星さまになるかもしれない緊急事態だからだ!!」ピッ
元帥「用意できました!これから輸送しますので鎮守府でお待ちを」ゴマスリ
提督「いや、トラックに積んでくれれば自分で運ぶ」
元帥「しかし」
提督「くどい!!」クワッ
元帥「わかりました!お気をつけて!!」ビシィッ
こうして資材を平和的に話し合いで頂戴できることになった提督は
鎮守府へ向けて帰路を急ぐのだった
元帥「こ、怖かった…あれは鬼か悪魔だ…見送りいかないと…」ブルブル
提督「よいしょっ」トラックモチアゲ
元帥 ゚ ゚ ( Д )
提督「ん?見送り感謝する!ではさらばだ!」シュバッ
元帥「テイトクコワイ」
提督「待ってろよ!」ビュン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府
武蔵「一通り手当ては済んだがやはり入渠しないと治らないか…」
鎮守府に残り負傷した艦娘達を手当てしていた武蔵だが
完全には処置しきれず特に欠損のある艦娘の治療は
提督の帰りを待つしかなかった
妖精{セツビナオッタヨー!
武蔵「おお!ありがたい!早速入渠の準備だ!」
清霜「武蔵さん?」ムクッ
武蔵「清霜!気がついたか!」
清霜「うん。けど腕が…」
武蔵「しばらくの我慢だ。今、提督が修復材を確保しに行っているからな」
清霜「提…督…?」ブルブル
武蔵「!前任ではない!新たしく着任した提督だ。お前達の為に尽くしてくれているいい奴だから安心しろ」ナデナデ
?「それはどうかしら?」
武蔵「何がいいたい…加賀…」フリムキ
武蔵が振り向いた先にいたのは
髪をサイドで結び、青色の袴姿の女性がいた
ボロボロではあるがしっかりと立ち
武蔵を見据えている
加賀「また裏切られるのではなくて?復興してもまた無茶な出撃を強いられ、そして資材が貯まれば捨てられる。忘れたわけではないはずよ?」
武蔵「あいつはそんな人間じゃないさ」フッ
加賀「どうかしらね?」
武蔵「まぁ見てればわかる。」
雪風「んん?」ムクッ
加賀「雪風…大丈夫なの?」
雪風「ぁ、はい。まだ少し痛みますが大丈夫です!優しい人が一生懸命声をかけてくれて、治療してくれましたから!けど誰かだったんですか?」
武蔵「新しい提督だよ」
雪風「新しいしれぇですか…?優しい人なんですね!」
武蔵「そうだな…私達の為、今も飛び回っている」フフッ
加賀「!何かしら、物音がするわ…」ピクッ
武蔵「帰ってきたか。お前達、一緒に来い」スタスタ
雪風「雪風気になります!」トコトコ
清霜「わ、私も…」オドオド
加賀「…」スタスタ
加賀(武蔵の話が本当なら赤城さんも助かるかも…)
加賀(いえ、期待しても裏切られるに決まっているわ。私がなんとかしないと。まずは新しい提督を…)
加賀「殺る…」ボソッ
武蔵「ん?何か言ったか?」
加賀「いいえ。なんでもないわ…」
武蔵「…そうか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府波止場
武蔵「来たぞ!」
加賀「?どこにもいないじゃない」キョロキョロ
雪風「しれぇどこですかー!?」
清霜「う、上からなにか…」
加賀「え?」ミアゲ
ズダァンッ
パラパラ
提督「ただいまっと」ズシッ
武蔵「相変わらず規格外だな…トラックごと飛んで来たのか…」アキレ
雪風「す、すごい力持ちなんですね!」アセアセ
武蔵「無理しなくてもいいぞ…アレは人間離れしているからな」
提督「アレいうな!」
加賀「…なんなのこの人」アゼン
清霜「…」
武蔵「清霜?無理なら下がっても…」
清霜「す、凄い…」ボソッ
武蔵「ん?」
清霜「カッコいい!!」キラキラ
提督「おぉ!このスーパーヒーローランディングの良さがわかるか!!」キラキラ
清霜「ぁ…ぃぇ…なんでも…ありません…」ビクッ
加賀「清霜から離れなさい!」バッ
登場の好評価に思わず清霜へ駆け寄ろうとすると
清霜は話かけた相手が提督という事を思い出し、肩を震わせた
それを見ていた加賀は提督へと弓を構える
武蔵「加賀!」ダッ
提督「武蔵、来るな…」スッ
急な事態に武蔵が提督を庇おうとするが
提督はそれを止める
武蔵「しかし…」ピタッ
加賀「逃げないなんていい度胸ね。この至近距離なら、あなたの頭を射抜く事なんて造作もないのよ?」キリキリキリ
提督「なら試してみるか?」スゥッ
加賀は弓を引き絞り狙いを頭部へと定める
例えボロボロでも栄えある一航戦…
至近距離から弓を放てば外す事など無い
しかし提督は動かず、ゆっくりと構える
加賀「そう、なら遠慮なく…」パッ
凄まじい勢いで矢が放たれる距離10メートルから
放たれた矢は正確に頭部へと飛んでいく
雪風「し、しれぇ!!」アワアワ
清霜「加賀さんダメェ!!」オロオロ
武蔵「…」ジッ
加賀(この距離で避けられるはずがない…どれだけ人間離れしていたとしても至近距離なら…)
提督「ザ・ワールド!!」
加賀「何をi…」
ドゥウウウウン
提督「できた!時を止める能力!正直、自分でも驚きだ…」キラキラキラキラ
矢を放たれたと同時に叫ぶ提督
すると辺りが静まりかえりピタリ動きが止まる
矢も武蔵達も…時間と共に動かなくなった
提督「さて、矢を摘まんで加賀の後ろに立っておくか…」
提督「そして時は動き出す…」
提督(このセリフ!一度言ってみたかったんだ!)
ドゥウウウウン
加賀「!彼がいない!?」
提督「誰をお探しかな?」スッ
加賀「っ!?」ピクッ
武蔵「むっ?」
武蔵(瞬く間に加賀の背後をとったか…しかも初動すら見えなかった…まるで時間を切り取ったような)
提督「これで終わりだ…」
加賀「ま、まだ!」グルッ
加賀は後ろを振り向き様に矢を射ろうとするが
満身創痍の体では正確な狙撃など不可能であった
加賀「しまっ!」グラッ パシュン
清霜「え?」
加賀の放った矢は提督から逸れ
あろうことか清霜へと向かっていく
武蔵「避けろ清霜ぉおお!!」ダダダッ
提督「マズイ!」バッ
提督(時を止める能力はまだ使えない…ならば)
清霜へと矢が刺さろうとする刹那…提督が清霜を
抱え矢から遠ざける
提督「清霜!大丈夫か!?」パッ
清霜「は、はい…助けてくれて…ありがとうございます…」ウツムキ
加賀「…」
武蔵「…」スタスタ
バチン!!
加賀「っ」ヒリヒリ
武蔵「この大馬鹿者!仲間を殺す気か!提督が庇わなければ間違いなく清霜に当たっていたんだぞ!」
加賀「…ごめんなさい」ボソッ
武蔵「私ではない!清霜に謝れ!」
加賀「清霜…その…ごめんなさい…私は…」
清霜「だ、大丈夫ですよ!加賀さん!矢には当たっていませんし、わざとじゃないんですから!」アセアセ
提督「清霜もこう言っているし武蔵もその辺にしとけ。な?」
武蔵「むぅ…ん」テヲダシ
提督「なんだこの手は?」
武蔵「なにか食える物ないのか?正直腹が減った。くれれば大人しくしてやろう」フンッ
提督「んーポケットになんかあったかなぁ…おっ!」ツカミ
ポケットの中に入っていたのは
飴玉であったがその名も
提督「あったぞ!ヴェルタースオリジナル!!」テッテレー
清霜「ヴェルタースオリジナル…?」ノゾキ
武蔵「なんだそれは。飴か?」
雪風「飴ですか!?雪風も欲しいです!!」キラキラ
提督「ちょっと待てよ?清霜…あーんしてみ?」
清霜「あ、あーん」オソルオソル
提督(清霜が言うことを聞いてくれた!)ジーン
提督「ほれ。飲み込んじゃダメだぞ?舌の上で舐め溶かすんだ」
清霜「ふぁい…」モゴモゴ
雪風「どうですか!?美味しいですか!?」キラキラ
清霜「んー!!」パァアアアア
提督「雪風も、あーんして?」つ飴
雪風「あーん!」パクリ
雪風「ふぁああああ!!」パァアアアア
清霜「とても甘くて濃厚で…美味しい」ニコニコ
提督「子供は笑顔が一番だ。この鎮守府を笑顔いっぱいにするために頑張る。だから俺を信じてくれるか?」
清霜「正直、まだ少し怖いよ…でも…司令官を信じる!」
提督「ありがとう清霜!」ナデナデ
清霜「あわわっ//」
雪風「雪風もお供しますっ」ビシッ
提督「ありがとうお前達!」ジーン
飴を清霜と雪風に食べさせ
笑顔になった二人を見て和む提督
この笑顔を守りたいという
新たな目標を胸に…
武蔵「ごほんっ!」テヲダシ
提督「わかったよ!あげるから待てって…はい、あー…ペゴモッ!」メリィ
武蔵「じ、自分で食べれる///」モゴ
清霜「だ、大丈夫?司令官…」
雪風「顔がめり込んでますよしれぇ!!」
提督「いつつ…」スタスタ
提督「ほら加賀も食え」グイッ
加賀「え?私も?」ウケトリ
提督「美味しい物は皆で食うもんだからな」ニッ
加賀「…」アメダマナガメ
提督「ほらよ」つモウヒトツ
加賀「?」
提督「赤城…いるんだろ?食べさしてあげなよ」
加賀「ぅぅ…」ポロポロ
提督「俺が必ずみんなを助けてやるからな…」
加賀「提督…皆を…助けて下さい…」ポロポロ
提督「任せろ」ニカッ
こうして提督は清霜、加賀と和解し
行動を共にするのだった
加賀(…美味しい)モゴモゴ
この後に鎮守府の売店で
ヴェルタースオリジナルが入荷され
飛ぶように売れるのは
また別のお話で…
提督「彼女達にあげる最初のキャンディーはもちろん
ヴェルタースオリジナル。なぜなら彼女達もまた特別な存在だからです…」ニコニコ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府食堂
ザワザワ ダレダロウ ワカンナイ ナノデス ピャー
提督「自己紹介は後だ!先ずは損傷の激しい娘から入渠してもらう!ドックは整備してあるから安心してほしい。そして高速修復材も使用すること。これは損傷の度合いに関わらず使ってほしい。以上だ!」
食堂に全艦娘がいる事を確認し
指示を出す提督
戸惑いを隠せない物も多かったが
武蔵や加賀の誘導の下、入渠を始める
武蔵「先ずは駆逐艦だ!その次に軽巡、重巡、空母、戦艦の順で入渠してくれ!」
加賀「質問は後でまとめてお願いね。そこの五航戦、早く行きなさい」
ひとまず全員が食堂から出た事を確認すると
提督は厨房に向かって行く
提督「さて、やりますか!」キリッ
武蔵「ん?なにをやるんだ?」
提督「皆腹空かしてるんじゃないかってな…今までろくなもの食べて来なかったんだろ?これからは旨いものを食べさせてやりたくてな…」
加賀「私達も手伝いたいのだけれど料理したことなくて…」
武蔵「だな…」
提督「いいって!それよりお前達も入渠してこい。清霜と雪風は行ってるぞ?面倒見てやれ」
武蔵「久々の風呂か…お言葉に甘えよう」スタスタ
加賀「そうね。それは、いい判断ね」スタスタ
提督「とびきり旨いパスタ作ってやるからなー!」
入渠へ向かう二人の背中に
そう声をかけると
武蔵「ぱすた?よくわからんが旨いんだな!?」ダッ
加賀「さすがに気分が高揚しますっ!」ダッ
凄まじい勢いで走っていった…
提督「あいつら…さてと!ぱっぱと作りますか!」ウデマクリ
ここで提督流ミートソースパスタのレシピを
紹介しよう!
提督「まずはフライパンにオリーブオイル又はサラダ油をひいてニンニクを炒める。」ジュー
提督「香りがでてきたら玉ねぎを炒めしんなりしたところにひき肉を加える」ジャージャー
提督「ひき肉に火が通ったらホールトマト、水、ケチャップ、コンソメ、中濃ソース、ウスターソース、砂糖を入れて煮る」グツグツ
提督「後は煮汁が無くなって煮詰めればミートソースの完成だ」デデーン
提督「さ!あとはパスタを茹でて…皿に盛り付ければっと!」ヨソイ
提督「ミートソースパスタの完成だ!」フゥ
ザワザワ キモチヨカッター モウイタクナイネ ハラショー アラアラ
提督「お!皆帰って来たな」チラッ
提督の料理が完成したと同時に艦娘達が
続々と入渠から帰ってくる
その内の一人が提督の方に
フラフラと匂いに誘われるように歩いてきた
それを追うようにもう1人向かってくる
浦風「なんじゃぁ、ぶちええ匂いじゃのー」フラフラー
不知火「浦風!し、失礼しました。」アタマサゲ
浦風「なんじゃぁ不知火ぃ匂いくらいええじゃろぉ?」クンクン
提督「匂いだけじゃ腹は膨れないだろ?ほれ皿取って席に座りなさい。不知火も」つ皿
浦風「ええの!?わー!ありがとう!」パッ タタタ
不知火「…感謝します」パッ スタスタ
そして全ての艦娘がパスタを受け取り席に座る
今まで見たことのない食べ物を前に
皆一様に動揺しているのがわかる
漣「ねぇぼのたん…」パスタガン見
曙「なによ漣…」パスタガン見
漣「うち…死んでしまうん?」ジュル
曙「これを食べられるなら悔いはないわ」ジュル
暁「ぱすた…レディだわ」キラキラ
響「実にハラショーな匂いだ」キラキラ
雷「食べていいのかしら…」キラキラ
電「まだいただきますしていないのです」キラキラ
武蔵「こ…これが…ぱすた…」ゴクリ
清霜「美味しそうな匂い…」グゥゥ
雪風「幸運の女神のキスが感じられそうです!」クンクン
加賀「さ、さすがに気分が…気分が…!」ジュルル
赤城「じ、上々ね!上々ね!!」キラキラ
ザワザワ オイシソー コレホントニタベテイイノ? オッソーイ
提督「えーごほんっ!皆、お腹が空いていると思うので先ずは…いただきます!!」合掌
イタダキマース!! ウォォオオオ
武蔵「旨い!旨いぞぉ!!」ズゾゾゾゾ
清霜「こんな温かいご飯初めて…」チュルチュル
雪風「とっても!美味しいです!!」パクパク
加賀「」ズバババババ
赤城「」ゴァゴァッムッシャァ
オイシイヨー(涙) アタタカイゴハン…アリダナ! クマー ニャー
最上「ホントに美味しいね!」パクパク
時雨「うん!世の中にはこんな美味しいご飯があるんだね。作ってくれた、あの人に感謝しなくちゃ」モグモグ
満潮「入渠の指示もスムーズだったし一体何者かしら…」チュルチュル
提督「どうだ?旨いか?」ヒョコ
最上「あっ!うん!とても美味しいよ!ありがとう!」ニコッ
時雨「いいご飯だね!ありがと」フフッ
満潮「ま、まぁまぁね!…ぁりがと」ボソッ
提督「よかったよかった!おかわりいるか?沢山作ったからまだまだあるぞ!」
そういいつつ提督は最上の方へ近寄る
提督の押している台車には山盛りのパスタと
ミートソース、バケットが置いてあった
最上「うん!いただくよ!」
提督「そうか!男の子だから沢山食べないとな!」ヨソイヨソイ
最上「」
時雨「ブッ」
満潮「時雨!かかったじゃない!」
最上「ぁ、あの…」モラレモラレ
提督「遠慮するなって!ほら、パンもあるから」ドッサリ
最上(どうしよう…完全に男の子だと思われてる…)
時雨「あのね、最上は…」
提督「おぉ!時雨も食べ盛りだからな!しっかり食べないと強くなれないぞー」ナデナデ
時雨「んっ//」
満潮(いいなぁ…)ポケー
提督「満潮?大丈夫か?」
満潮「な、なんでもないわよ!それよりパン頂戴!」
提督「ほいよ!」つパン
満潮「ありがと…」
ポン
提督「なにかあったら俺に言うんだぞ?」ナデナデ
満潮「…ぅん///」プシュー
最上時雨(満潮がデレた!!?)
提督「そうだ最上、後で風呂行こうぜ!一人ではなんだかな寂しくてなぁ…もう一度入るのは手間だろうが頼むわ」テヲフリ
時雨満潮(!?)
そう言うと提督は他の場所に
おかわりの台車を押していった
最上「ぇ?」ポカン
最上「ぇえええええ!!?」ボンッ
ェエエエエエ!!?
提督「ん?気のせいか…」
武蔵「提督よ!そのぱすたとやらを頂きたい!!」クワッ
清霜「清霜もおかわりぃ!」
雪風「雪風はパンがいいです!」
加賀「全部頂きます」ヌッ
赤城「同じく」ヌッ
提督「お、おう…」
提督(赤城は俺が提督だと知っても気にならないのか?)
赤城「気にならないと言えば嘘になりますが加賀さんや皆を助けて頂いたので信じていますよ?提督?」ニコッ
提督「!?」
赤城「顔を見れば大体思っている事はわかります」フフッ
加賀「一航戦なら当たり前にできるわ」ムシャァ
赤城「あっ加賀さんずるい!」ムシャァモシャァ
提督「一航戦すげぇな…」
思い思いに食事を楽しんでいるなか
提督が皆の注目を集める
提督「食べながらで構わないから聞いてほしい」
カチャカチャ ハナシダッテ ドウシタノー?
提督「俺はこの鎮守府を復興させるために来た提督だ…」
エ? テイトク? ウソヨ!テイトクガコンナイイヒトナワケナイ!
艦娘達は信じられない顔をしているが
その時一人の艦娘が手をあげる
長門「質問いいだろうか?」スッ
提督「なんでも聞いてほしい…」
長門「ではまず始めに提督は私達の事をどうおもっているのだ?」
提督「同じ釜の飯を食う戦友であり部下であり、かけがえのない家族だ」
長門「家族か…私達は以前、前任に裏切られている…鎮守府が深海棲艦に攻撃されている最中、指揮を放棄して自分だけ逃げたのだ。貴方ならどうする?」
提督「俺なら…戦う。例え四肢がもがれようとも誰も見捨てはしない!」
長門「本気なんだな?」ジッ
提督「ああ。」
長門「そうか。期待しているぞ。提督」
そういい終わると長門は立ち上がり
提督に手を差し出し硬い握手をする
長門「これからよろしく頼む」ギュッ
提督「よろしく頼まれた」ギュッ
その光景を見て他の艦娘も立ち上がり
提督にこう言い放った
『提督が鎮守府に着任しました!これより艦隊の指揮に入ります!!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あの後、提督と艦娘達は交流を深るために
たくさんの会話をし、沢山笑った
そして気が付けは夜は更けてお開きとなる
提督「あっという間に時間が過ぎたな…」
武蔵「それほど有意義であったということだろう」フフッ
提督「だな!明日からも頼むぞ!相棒!」
武蔵「もちろんだとも。この武蔵に任せておけ!提督よ!」
武蔵と別れ一人風呂へと向かう提督であったが
彼は忘れている…ある約束をしたことを
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「~♪」フンフンフーン
ガチャ
最上「やぁ提督またあったね!最上だよ!」タオル巻き
バタン
提督(落ち着け…彼は男じゃないか!何故開けてすぐ締めたんだ!不思議と女性を覗いてしまった感覚になってしまった!)
ガチャ
提督「ぉ、おお!最上!待たせてしまったな!」
最上「ぃ、いいけどさ…///」ムネカクシ
提督「い、今脱ぐから!」ヌギヌギ
最上「わぁ…」ガン見
最上(男の子と勘違いされたままじゃ嫌だから、お風呂に来たけど…いいね///)カァ
提督(も、最上から熱い視線を感じる…ね、狙われているのか!?)
カポーン
提督「と、とりあえず掛け湯しないとな」ザパァ
最上「そ、そうだね!」ザパァ
提督は忘れていた
掛け湯をするということは
腰に巻いたタオルや最上が着けているバスタオルに
水分が浸透し肌が透けるということに
提督「さて、風呂に浸かr…ん?」チラッ
最上「どうしたn…」
最上タオル{ハリツイタッタヤデ!
最上の肌に張り付いたタオルをみて
ついに気づいてしまった
最上が女性だということに
それ故に提督がとった行動は…
ズガッ
提督「も、申し訳ありませんでしたぁああああ!!」土下座
最上「て、提督!?いや、僕はわかって貰えただけで…」
提督「いや、よくない!年頃の女の子を知らなかったとはいえ、風呂に誘ってしまうだなんて!」ズガッズガッズガッ
最上「ち、血が!本当に僕は大丈夫だから!」
最上(言えない!僕も提督の提督を見てしまったからおあいこだね///なんて!言えない!)
最上「本当に大丈夫d…あっ!」パラリ
提督「しかし…ん?なんだこのタオr」
提督「ばぉああああああ!!」ブシュゥゥウ
最上「提督ー!!」
提督は見た
最上の上気した肌…その胸には
確かな膨らみがあり頂上には
桜色の果実
そして…
提督「筋…」バタリ
最上「筋?あぁ!///」
最上の体制が悪かった
提督の前にしゃがみこんでいた為
全てを晒すかたちになってしまったのだ
最上(み、見られちゃった//大事なところ…//)
最上「と、とにかく提督を脱衣場に運ばないと!」グイッ
こうして提督は他の艦娘によって
脱衣場でパンイチ姿で発見されるのであった
最上「提督のも見ちゃったから、これでおあいこ…だね////」ペロッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
挑戦状を提督に
鎮守府の復興も目処がたち
前とは見違えるくらい活気づいてきた鎮守府内で
艦娘達にある疑問が生まれた
『提督って、本当に強いの?』
ことの発端は武蔵だ
彼女が提督と出会った経緯を話し
戦って敗れたということ
そして提督の拳は天をも砕くと
楽しそうに話ていたのだ
加賀「ということで、お願いします」つ挑戦状
提督「ということで…じゃねえよ!」加賀ボイス
加賀「頭にきました」グイッ
武蔵「しかし提督よ。実際に疑問に思っている艦娘も多くいる。頼まれてくれないだろうか?」ペコリ
提督「はぁぁ…わかったよ…ったく」ウケトリ
加賀「やりました」ピース
提督「かわいい」(かわいい)
加賀「な、なにか相談?いいけれど///」
武蔵「感謝する。では行くぞ提督よ!」グイッ
提督「はぁ!?今から!?」
武蔵「早いに越したことh…」
ドォーン
提督「なんだ今の音!?」ビクッ
ダダダダダ
バンッ
青葉「司令官!大変です!」ハァハァ
武蔵「青葉!なにがあった!」
加賀「あの音は…食堂!!」バッ
青葉「食堂が…爆発しました!」
提督「加賀がもの凄い勢いで出てったな…わかった。俺達も向かうぞ!」ダッ
武蔵「おう」ダッ
青葉「青葉もお供します!」ダッ
爆発音を聞き食堂に飛び込んだ提督達を
待っていたものは
提督「え?ここソールソサ◯ティ?」アゼン
武蔵「これは…」アゼン
青葉「…」パシャパシャ
磯風「あぁ、司令。ちょうど今出来上がったんだ」つ皿
真っ黒になった厨房
その奥に駆逐艦、磯風が皿を持ち立っていた
磯風「この後組手があるんだろう?その為に司令を激励しようと頑張って作ってみたんだ。栄養を重視した」
武蔵「提督よ…死ぬなよ…」スタスタ
提督「ぇ?」
青葉「では青葉はこれで!」シュバ
提督「アオバワレェ!」
磯風「た、食べて…くれないのか?」ウルウル
今にも泣きそうになる磯風
それを見過ごせるはずはなく
提督「もちろんいただくよ!ありがとな磯風」ナデナデ
磯風「ん//」
磯風から料理を受け取り
皿を見る提督だが様子がおかしい
提督(ぉぃ待て…なんで黒い塊が動いている…コホォって今鳴いてたぞ…)
磯風「?どうかしたか?」ニコニコ
提督「い、いいや!いただきます!」ガブゥッ
塊{ぴぎゃぁぁぁああああ!
提督「むぐむぐ…」
提督(え、塩酸!?舌が焼けるように痛い!それに蠢いて…ダメだ!吐きそう)チラッ
磯風「どうだ?一生懸命作ったんだ」ニコニコ
提督(飲み込めぇえ!!男だろうがぁ!根性みせろぉおお!!)ムグググ
ゴクンっ
提督「パゥワァアアアアアアア!!」ブシュゥ
磯風「おお!体から闘気が溢れているな!これなら心配ない。見ているぞ司令。」スタスタ
磯風は満足そうに去っていった
その後すぐに加賀が入ってくる
加賀「提督。無事D...」
提督「ァア、ブジダ」ブシュゥゥウ
加賀(全身の毛細血管から血を噴き出して血涙まで流しておいて、はたして無事というのかしら…)
提督「サテ、組手ダ」ブシュゥ
加賀「お、お気をつけて…」ミオクリ
提督は無事?磯風の笑顔を守り抜いたが
組手を前にしてかなりの痛手を負ってしまうのであった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府広場
青葉「さて始まりました!『鎮守府、提督って本当に強いの?』大会ー!司会、実況は不肖この青葉が務めさせていただきまーす!」
ワァァァァアアアア テートクー! ヤセーン!
青葉「ルールは簡単!司会官を倒す!ただそれだけです!武器の使用は認められていますが艤装は鎮守府を破壊しかねないので禁止です!それでは!!始めぇえ!!」ドドーン
長門「ふっ、ビック7の力…侮るなよ?」グッ
霧島「手加減しませんよ!司令!」スチャ
日向「本気でいこう。瑞雲と共にあらんことを…」チャキッ
摩耶「ボコボコにしてやるぜ!なぁ天龍!」グッ
天龍「俺の右手が疼いてやがるっ!行くぜ摩耶」チャキッ
神通「参ります…お覚悟を…」スッ
川内「うわっ天龍が痛い子になってる…」ヒキッ
提督に挑戦するのは
長門、霧島、日向、摩耶、天龍、神通、川内
この7名である。対する提督は…
提督「ぅぐっ…目眩が…」フラフラ
この調子であり、やや厳しい状況にあった
摩耶「突っ込むぜ!天龍!」ダッ
天龍「おう!」ダッ
提督「くっ!」バッ
突っ込んでくる摩耶、天龍に焦る提督
容赦ない攻撃が提督を襲う
天龍「貰った!」ブン
提督「なんのっ!」バシィッ
天龍「白羽取りだと!?」グググッ
摩耶「オラオラ!こっちもいるぜ!」ブォン
提督「甘いわっ!」アシバライ
摩耶「うわっ!」ドシッ
2対1の状況でありながら正確に対処する提督
天龍「こんのぉっ!」グイッ
提督「いい覇気だが、まだまだ精進が足りんな摩耶、天龍!」グググッ
天龍「なんだとぉ!」
摩耶「クソが!」
提督「本物の覇気を見せてやろう」ゴァッ
提督の言葉にムキになる摩耶と天龍
しかし…
提督「覇ぁ!」ドシュウッ
摩耶「っう」ガクン
天龍「う、動け…ねぇ…」ガクン
提督の発する覇気により
二人は硬直してしまう
提督「修行が足りんっ!」ブン
天龍「うわぁっ!」モチアゲラレ
摩耶「て、天龍!」
提督は天龍を刀ごと持ち上げて
摩耶に向かって投げつける
摩耶「ぐぁ!!」バコン
天龍「がはっ!!」ドコン
青葉「摩耶、天龍がダウン!!司令官は無傷で二人を圧倒しました!!」実況
提督「っふぅ…調子がでないな…しかし負けられないぞ!」グッ
こうして残るは5人となり
次は川内と神通が向かう
川内「提督!私と夜戦しよ?」クナイ
神通「…」二水戦の眼光
提督(神通こっっわ!なにあれ…俺駆られそうな目付きなんですけど…手加減無用ということか)
提督「手加減はしないぞ…」グッ
神通「感謝します」グッ
提督の言葉に感謝をのべる神通
彼女は提督を通して己の実力を知りたいのだ
川内「神通!先に行くよ!!」バッ
提督「クナイか…」パシッ
川内「やっぱ取っちゃうか…でもね」ニヤッ
提督「むっ!これは!?」シュゥゥゥ
ドカァン!
テートク! ヤリスギヨ! ダイジョウブカナ
川内の投げたクナイ…それは提督に掴ませる事が目的の
爆薬仕込みクナイであった
神通「姉さん…」チラッ
川内「大丈夫だって!死なない程度にしたからさ」ニシシッ
神通「っ!殺気!?」ゾクッ
川内「!?」ゾクッ
提督「…川内。お前は夜戦が得意だったな…」ユラァ
爆発の煙からユラユラと現れる提督
次第に会場をどす黒いモヤが覆い始める
川内「そ、そうだけど…」
提督「真の暗闇で立っていられるかな?」フッ
神通「姉さん!危ない!」バッ
川内「え?」
提督「…秘技神隠し」ボソッ
刹那、川内と提督が姿を消した
青葉「き、消えました!川内さんが消えましたぁ!!」実況
川内「…」ドサッ
提督「ふぅっ」スッ
すぐに暗闇から提督と川内が出てきたが
川内はぴくぴくと動くのみで
倒れていた
青葉「あぁっと!川内ダウンです!一体なにがあったのかァ!?」実況
神通「何をされたんですか?」スッ
提督「いや、思い切りコチョコチョしただけだが?」ワキワキ
神通「…は?」チラッ
川内「ふ…不覚…コチョコチョで…やられ…」ガクッ
神通「で、では先程の神隠しとは!」
提督「音速で川内を連れ去っただけだ」
神通(武蔵さんから聞いてはいた…聞いてはいましたが本当にこんなことが…)
提督「来ないのか?」
神通「…手加減…無用です!」バッ
神通は提督に格闘戦を仕掛けた
つい先程に摩耶と天龍を退けたこと
姉のトリッキーな動きをも凌駕する動き
勝てる見込みは無くとも
何か獲るものがあるはずと神通は果敢に
拳を繰り出す
神通「フッ!シッ!」バッバッ
提督「…」ブンブン
神通(掠りもしないなんて!!)
神通の拳をスウェイのみでかわす提督
神通は足も使い攻撃を続ける
神通「でぇえい!!」ブンっ
提督「むん!」ガキィッ
神通の回し蹴りを同じく回し蹴りで止める提督
そして言葉をかけた
提督「筋はいいが、狙いが悪い…格闘とはこうするのだ!」シュバババ
神通「っうぐ!」ガガガガガ
蹴りを交えたのちに提督が神通の急所に
拳を叩き込む
正確に確実に的確に神通の意識を削りとっていく
そして…
提督「せいっ!」ゴァッ
神通「ぁあ!」ガスッ
提督の拳が鳩尾にめり込み
神通は堪らず後退した
神通「提督…お見事です」キッ
神通(これが…私達の提督です…か)バタンッ
青葉「神通さんもダウーン!素晴らしい格闘戦でした!どこかの二人とはレベルが違います!」実況
ナンダトー! オボエテロヨー!
川内と神通を下し
残るは戦艦3名
だが提督に異変が起こる
提督「うっ!」ガクッ
提督(力が……)
青葉「おっと!司令官が膝をついたぁ!一体何が起こったのかぁ!」実況
武蔵「磯風か…」
加賀「間違いないわね…」
長門「調子が悪そうだな。しかし相手をしてもらうぞ!」グッ
霧島「私の分析によると今なら倒せます!」スッ
日向「まぁ、そうなるな」チャキッ
提督の不調をチャンスとばかりに
戦艦3人が攻撃を始める
長門(提督に勝てば駆逐艦に『長門さんカッコいい!』ともてはやされる!その為に私はやる!」
日向「長門…心の声が丸聞こえだぞ…」
霧島「行きますよ!二人とも!」
提督「くっ!」ミガマエ
清霜「司令!頑張ってー!」オウエン
雪風「頑張ってくださーい!」オウエン
日向「私から行かせてもらう!」ブン
提督「ちぃっ!」テヲカザシ
日向が斬撃を繰り出すのを提督は
手で剣の腹を叩きいなす
日向「くっ!これでもか!!」ブンッ
提督「おぉお!」バシィッ
日向「なにぃ!?」ピシッ
日向の斬り返しを足で叩き落とし日向に
掌を向ける提督
霧島「日向!避けて!」
日向「なんだと!」ピクッ
提督「波動拳!!」ゴァッ
日向「ぐわぁっ!!」ドゴォン
霧島の警告虚しく提督の技が日向に放たれ
モロに攻撃を受けた日向は吹き飛ばされる
日向「ぐふっ!」ガクッ
長門「日向!ちっ!万全な状態でなくともこれ程の力量とは!」
霧島「三人でかかればチャンスはありますよ!」
提督「…はぁ…はぁ…」
提督(くそっ!時間がない…)
提督「俺は構わないからかかってこい!」バッ
長門「ならば遠慮せんぞ!提督よ!」バッ
霧島「マイクチェックの時間だ!オラァ!」グァッ
日向「まだやれるさっ!」バッ
青葉「三人が司令官に容赦ない攻撃をしていますが、司令官は難なくかわせています!一体どうなるのか!!」実況
三人の攻撃は苛烈さを増し
ついに提督を捉える
霧島「シィッ!」ブォン
日向「おぉっ!」ブン
提督「くっ!」ガシッガシッ
長門「前ががら空きだ!」蹴り
提督「ぐぁぁあっ!!」メシィメシィッ
ドコォォオン
三人の連携により左右を日向、霧島に抑えられたところに
長門の回し蹴りが提督の頭部を捉えた
提督はその勢いのまま壁に吹き飛び
めり込む
パラパラパラ
青葉「…ハッ!思わず実況を忘れていました!なんと提督が今回初めてまともに攻撃を喰らいました!鎮守府の壁にめり込んでいますが無事でしょうか!?」
長門「…や、やったか!?」
霧島「長門…頭はマズイんじゃ」
日向「ま、まぁ、そうなるな…」
バカァァァアン
長門霧島日向「!?」ビクッ
瓦礫が吹き飛び中から提督が姿を現す
瓦礫の破片が宙を舞い
提督の回りをぐるぐると回転している
提督「はぁ…はぁ…なかなかいい連携だ…長門の蹴りも鋭く一瞬だが意識を手放したぞ」ボロッ
長門「ば、馬鹿な…」
霧島「私の状況分析が…」
日向「まぁ、そうなる…な」
立ち上がって来たことに驚きを隠せない三人
そして提督が言葉を発する
提督「これから俺の最後の攻撃をする…これに耐えられればお前達の勝ちだ」
提督「他の皆もよく見ておけ!これが体術の究極だ!」バォァッ
そういい終わるや否や
提督は長門へと突進する
虚を突かれた長門は対応が遅れ
大振りの拳を繰り出す
長門「うおっ!?」バッ
提督「もらった!」パシィ
長門の手首を掴み
その力を利用し数倍の威力で
長門へと返す
提督「いりぁ!!」バシィイッ
長門「うがぁぁぁあ」ドコォォオン
吹き飛び地面を跳ねながら転がる長門
立ち上がることも出来ずに気を失う
霧島「長門が!」
日向「合気か…やっかいな…」
提督「さぁ!次!」バッ
長門を下し次に霧島と日向を狙う
突進し攻撃をしかける
提督「ッシ!」シュバ
霧島「オラァ!」バッ
ガチィッ
二人の拳同士がぶつかりはじける
だが突進の加速力の分
霧島の方が退けぞってしまった
霧島「しまっt」
提督「踏ん張りが甘かったな!」ガシィッ
のけぞった霧島の顔面をわしずかみし
地面に叩きつける
霧島「ガハッ」ミシィッ
提督「加減はしてあるが、立つことはできないだろ?ゆっくりしとけ」グッ
日向「隙ありだ!」バッ
提督「よっ!」ヒョイ
日向「まだ!」ブンッ
提督「はっ!」ガシッ
日向「くっ!」フワッ
霧島を一蹴した提督に間髪いれずに
仕掛ける日向だが逆に腕を掴まれて
持ち上げられる
提督「そらっ!」ブゥン
日向「ぅわぁああっ!」ズダァン
提督は持ち上げた日向を投げ飛ばし
壁に叩きつけた
日向「ず、瑞雲…」ガクッ
提督「終わった…か…」スッ
ワァァァァアアアア!!テートクツヨーイ!ホントニニンゲン!?
提督は拳を高く挙げ
称賛を浴びる
青葉「試合終了ー!!司令官はやっぱり強かったー!2名を除く屈強な艦娘達を退け見事に勝利した司令官が拳を高く挙げ…え?」アゼン
青葉は自分の目を疑った
提督の掲げた拳から光の様なものが
天に向けて放たれる
そして…
空が割れた
正確には雲が光を避けるように穴が空いた
とでも言うべきだろうか
長門「ぅっ…強いな…提督は…」イテテ
霧島「私達は本気だったのに手心をくわえてらしたからね」クイッ
日向「私達の完敗だな…」ボロッ
長門霧島日向「流石は私達の提督(司令)!」ミアゲ
神通「姉さん…姉さん!」
川内「ぅぅ…ハッ!ここ…なにあれ!?」ガバッ
神通「提督が勝ちましたよ…」ボロッ
川内「神通ボロボロじゃん!?大丈夫!?」
神通「はい。色々と…勉強になりましたね」ニコッ
川内「だね。神隠し…教えてくれないかなぁ!」ニコニコ
摩耶「くっそー!アタシ達だけ瞬殺されてるじゃねぇか!」ガシガシ
天龍「次は絶っ対勝ってやる!」
摩耶「けどよ…」ミアゲ
天龍「あぁ」ミアゲ
摩耶天龍「提督って…すげぇな!!」キラキラ
戦った艦娘達は清々しい顔をして
相手をしてくれた提督に感謝や憧れを抱き
空を見上げた
青葉「さて!勝利者インタビューです!司令官!戦っていかがでしたk…!?」シュタッ
提督「…ゴフッ」ブシュゥゥウ
青葉「いやぁあああああああ!!!」血濡れ
タイヘンダー!テートクーガー!タンカヲハヤクー!
こうして提督への挑戦会は幕をおろし
提督はしばらくお粥のみの生活になるのだった
そして艦娘達は提督をさらに憧れるようになり
体調を崩した提督の看病を誰がするかで
争うのはまた別のお話
提督「今日1日で一番効いた攻撃してきたのは胃袋へのダイレクトアタッカー磯風だ…」ハァ
コンコン
磯風「司令。性の付く料理を作ったんだが…」ニコッ
提督「Oh…」ソウハク
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
武蔵の憂鬱
挑戦会から数日後、提督の体調も回復し
今まで忘れ去られていた前任を地下牢に移し終え
執務に励む提督。そこへ…
タッタッタッタ
バンッ
清霜「司令!技を見せて!」キラキラ
提督「こら清霜。ノックしてから入りなさい」カキカキ
武蔵「今は執務中だ。後にしろ清霜」カキカキ
清霜「ねぇいいでしょ?」グイグイ
提督「む…むぅ」マヨイチュウ
武蔵「なら私が稽古を…」スッ
清霜「武蔵さん負けたでしょ?」
武蔵さん負けたでしょ?負けたでしょ?負けt
武蔵「」ズーン
提督「うわぁ…」
清霜「ちょっとだけ!先っちょだけだから!」
提督「おい待て。誰にその言葉をならった」ガシッ
清霜「ぇ、ええっと…秋雲だけど」アワワ
提t武蔵「秋雲ぉおおお!」ダダダダダ
提督「俺しーらねっと。さて」タチアガリ
清霜「司令?」
提督「技…見たいんだろ?」ニコッ
清霜「うん!!」ニパァアア
こうして提督の技を見たい清霜とその他の
艦娘達が集まり技の実演会が
行われる事となった
一方武蔵は…
武蔵「貴様が清霜を汚したのかぁ!」ドドドドド
秋雲「ひぃぃい!おっかねぇぇ!」ダッシュ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府演習場
提督の技を見ようとする艦娘が後を絶たず
出撃している艦娘以外が集まるかたちとなり
演習場は大賑わいである
提督「凄い人気だな…」
加賀「当然じゃなくて?提督の技は人の領域を越えてますから。川内なんて神隠しを習うだなんて言っていました」
提督「習うって…ん?」チラッ
加賀「?どうかしたの?」フリムキ
提督が見つめている先にあったのは
特徴的な白い髪…両サイドにある耳の様な髪の毛が
ピョコピョコ動いてるのが垣根の上からはみ出して見えていた
加賀「武s…むぐっ」クチオサエラレ
提督「しぃー!ちょっと面白そうだから観察してみようぜ」ボソボソ
加賀「…」コクコク
加賀(提督の手が口に//さ、流石に気分が!気分が!)
提督「そういえば、誰でも使える超強い必殺技があってだなぁ」ニヤニヤ
加賀(あっ。凄い悪い顔してる)
加賀「そうなの?」
提督「もちろん!しかもカッコいいし子供受け…ここなら駆逐艦に大人気間違いなしだ!」チラッ
武蔵髪 ピクピクピクーン
提督(めっちゃ動いとるやんっ!必死か!)
加賀(って顔してるわね)
武蔵(その技を言え!私が使って清霜を振り向かせるっ!)ピクピク
そんなやりとりをしていると…
長門「駆逐艦にモテると聞いて!」バンッ
提督「あらよっと」ヒョイ
長門「む!流石提督…この長門を軽々投げ飛ばすか…」ナゲラレ
武蔵(馬鹿長門ぉ!こっちに飛んでくるなぁあああ!)アセアセ
長門は扉を開け提督に詰め寄るが
提督は長門を背負い投げし
長門は空中で弧を描きながら
武蔵の隠れている垣根にぶつかった
提督(あっ…)
パラパラパラ
武蔵「ケホケホ…っ!よ、よぉ相棒!いい天気だな!」ハハハハハ
加賀「曇りなのだけれど…」
長門「なに言ってるんだ武蔵は…さっきからそこに隠れていたじゃないか。さては武蔵も駆逐艦g…ガパオっ!」ドサッ
武蔵「どうした長門ー大変だー運ばないとなー(棒)じゃぁ提督よ…さらばだ!!」ダダダー
提督「騒がしい奴だな…」
加賀「まったくね」
武蔵「上手く誤魔化せた…しかし肝心な技を盗めていない…次の作戦だ!」ギュッ
青葉「始まりました!司令官、技の実演会ー!進行は前回に引き続き青葉が務めさせていただきます!」つマイク
ワーワー パフパフ テートクー バーニングラーブ
青葉「では司令官!早速一つ目をお願いします!」
提督「わかった。一つ目は武蔵との戦いで使った技だが…」セツメイ
ムサシトノタタカイデツカッタワザダガ…
武蔵「今度こそは!」コソコソ
提督「で、闘気を前に押し出す。こんな感じに」グッ
オー カッコイイ スゲェナ ヤッテミタイ
青葉「なるほどぉ!では実際にやっていただきましょう!」
提督「では!はぁああああ!!」ゴゴゴ
武蔵(しっかり見て研究だ…ん?この向きは)
長門「おぉ!今日はよく会うなぁ武蔵よ!」ガシッ
武蔵「避けろこの馬鹿ァ!!」ガッ
提督「豪!掌!波ぁあ!」バォン
提督(あっ。また耳が見え!?マズイ!)
長門「ベロバァ!!!」ガォン
武蔵「マ"ァ"ッ!!!」ガォン
武蔵(こ、これが提督の…技か…)ドサァッ
長門(く…くち…く…かん…)ベシャァ
青葉「あぁ!武蔵さんと長門さん!?なんで!?」
提督「武蔵ぃ!!?」ダッシュ
陸奥「長門ぉ!!?」ダッシュ
この後、青葉のフォローにより
二人は提督の技に耐えた凄い戦艦として
駆逐艦からの人気が増えたのであった
清霜「武蔵さん大丈夫ですか?」ヒョコ
武蔵「清霜!見舞いに来てくれたか!」パァァ
清霜「それもあるけど…」モジモジ
武蔵「ん?なんだ?なんでも言ってみな」
清霜「じ、じゃぁ…」
武蔵「おぅ」バッチコイ
清霜「また司令が技の実演するから武蔵さんが耐えるところを見たい!あの時の武蔵さんはカッコよかった!」キラキラ
武蔵「そうか…」
武蔵(もう一度だと!?)ワナワナ
清霜「やっぱりダメですよね…」シュン
武蔵「!っふ。この武蔵、あんな技にやられるわけはないぜ」ギラッ
清霜「流石武蔵さん!尊敬してます!では頑張ってください!」パァァァア
武蔵「あぁ!」
バタン
武蔵「…」
武蔵(せめて…せめて痛くない技がいいなぁ)
この後武蔵は提督の波動拳(手加減)を受け止め
称賛を受けた武蔵だったが
提督からはこってりと怒られたそうな
武蔵「ま、待て相棒!あれは仕方なかったんだ!」
提督「だからと言っていきなり飛び出してくる奴があるかぁ!!」
武蔵「か、勘弁してくれぇ!!」
長門「な、なぜ私のところには駆逐艦が見舞いに来てくれないんだ!私だって耐えたのにぃ」(血涙)
陸奥「あらあら」ニガワライ
長門「むちゅううううううう!!」ウワーン!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
武蔵の憂鬱 其の弐
技の実演会からしばらくして
提督の人気は最高潮にあり
優しくて強くて紳士的な彼を振り向かせようと
艦種を問わず皆必死になっていた
コンコン
提督「どうぞ」カキカキ
伊19「提督ー!資材こんなに取れたの!ほらほら!」グイグイ
提督(む、胸を押し付けてくるなぁ!理性がががが…)
提督「凄いじゃないかイク!今日はもぅゆっくり休んでいいからな」ナデナデ
伊19「いひひっ♪ありがとなのね!」
伊58「イクばっかりずるいでち!ゴーヤも頑張ったよ!」グイグイ
提督(やめろー!柔らかい物があたってるからー!)
提督「ゴーヤもいつもありがとうな」ナデナデ
伊58「んー///」
武蔵(あの後から執務室にはいつも違う子が来ては今日の成果を報告し、撫でてもらいにきている…彼が素敵なのはわかるが些か多すぎやしないか)
武蔵「提督よ。この資料を」つ資料
提督「ん。すまんが二人ともまた夕食の時にでも話そう。執務に戻らねば」カキカキ
伊19「わかったのね!じゃぁ」テクテク
提督「?どうした?」
ゆっくりと歩いて来たイク
それを不思議に思いペンを止め顔をあげる提督
そこにはイクの唇が迫っていた
伊19「んー」チュッ
触れるだけの軽い接吻
だが提督の理性がゴリッと削れる音と共に
思考が停止した
伊58武蔵「!?」ガタッ
提督「へ?」ボーゼン
伊19「が、頑張れって応援なの///失礼しましたのねー!」ピュー
伊58「ご、ゴーヤだって!」チュー
提督「モガッ!」
提督(んほぉおおおおお!!!)
ゴーヤの接吻はイクより少し長く
丁寧に口と口を重ねる
逃げないように提督の頬を手で抑え
抱え込むようにキスをするゴーヤ
提督の理性は悲鳴をあげる
伊58「じゃ、じゃぁ失礼しましたでち///」バタン
武蔵「提督よ…」
提督「皆まで言うな…」
イク達が出ていってしばらくすると
提督「武蔵…頭を冷静にしてくる」ガチャ
提督(ダメだ…集中できない!)
武蔵「そ、そうだな!行ってくるといい」カキカキ
武蔵(尾行してみるか?前回のような失態は犯さんぜ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府正門
頭を落ち着かせるため鎮守府の外でタバコをふかす提督
タバコなんていつぶりだろうか
そんな事を考えていると
カサカサ
提督「ん?」チラッ
提督(また武蔵か…バレバレの尾行ご苦労様だな)ニガワライ
武蔵(よぅし!完璧だ気付いている素振りもない!しかし提督がタバコとは意外だな)
提督「おい!誰かいるのか!」
武蔵「はい!……」ビクッ
武蔵「…あっ」ヒヤアセ
提督「何してる」フゥー
武蔵「い、いやぁ落とし物を探していてな」
提督「何を落としたんだ?」スパー
武蔵「え、えぇっと…清霜のハンカチを…」アセアセ
武蔵(ヤバい!怪しまれている!?)
提督「そうだったか…早く見つかるといいな!俺も探してみるよ」
提督(少し泳がせるか)ニヤニヤ
武蔵「あ、あぁ…」スタスタ
武蔵(よかった…バレなかった)ハァ
タバコを吸い終わり
鎮守府内に戻る提督だが廊下をあるいていると
清霜が駆け寄ってきた
清霜「司令!お散歩?」ヒョコ
提督「まぁそんなところだ」
清霜「一緒に行っていい?」
提督「おう!どこ行こうか?」
ジャァヤマトミュージアム ヤマトミュージアムカトオイナ
武蔵(グヌヌゥ…大和ミュージアムだと?この武蔵を差し置いて大和…それよりも何だろうか。この胸のざわめきは…)
武蔵は嫉妬というものをまだ知らない
誉れある大和型…建造されれば喜ばれ
皆に慕われてきた武蔵は
嫉妬など経験したこともないのだ
武蔵「…尾行を続けよう」
提督(また着いてきてるな…)チラッ
武蔵「っ!」サッ
提督「はぁ…」
清霜「どうしたの司令かーん?」
提督「いやなんでもないぞー」ナデナデ
清霜「くすぐったいってばー///」
武蔵「…」ミシッ
清霜「んー?」クルッ
シーン…
清霜「?あっ!そうだ司令官!」クルッ
提督「どうした?」
清霜「あの飴ちょうだーい!」
提督「あぁヴェルタースオリジナルか!今ちょうど切らしててな。買いに行こうか」
清霜「おでかけ!?行く行く!」キャッキャッ
提督「そんなにはしゃぐなよ」ナデナデ
武蔵(くっ!なんだこの感情は!ええい!!)
武蔵「提督よ。そろそろ執務を再開しないか?」スタスタ
提督「む…」
提督(武蔵…我慢できずに出てきたか)
清霜「えー!おでかけしたいー!」
武蔵「し、しかしだな…」
清霜「武蔵さんの意地悪ー」ブーブー
武蔵「なっ!」ワナワナ
提督「武蔵よ」
武蔵「なんだ提督よ」イライラ
提督「清霜とお使いを頼まれてくれ。代金はこれだ」つ財布
武蔵「え?」キョトン
清霜「武蔵さんとお使い?」
提督「いいか清霜。武蔵は俺の技を二回も耐えたんだ。これは凄い事だぞ?武蔵ならきっと俺よりも強くなれるし何より頼りになる大和型だ。だから俺ではなく武蔵を見習い強くなれ」ナデナデ
清霜「武蔵さんが…司令官より強い」
提督「そうだ…大和型戦艦は伊達ではないということだ。…な!」チラッ
武蔵「!ぁ、ああ!当然だ!私は大和型。その改良二番艦だからな!」フンス
清霜「わぁ!やっぱり武蔵さんは強いんだー!」キラキラ
武蔵「当然だ!」
提督「武蔵。頼んだぞ」スタスタ
武蔵「あぁ任せておけ!」
武蔵(提督よ…ありがとう)
清霜「司令かーん!またねー!」フリフリ
提督「気をつけてなー!」フリフリ
こうして武蔵は清霜と更に親密になり
武蔵は師として清霜を導き
清霜は武蔵の事を姉のように
慕っていくのであった
長門「なぜ…私には誰も来ないんだ…ビ、ビック7なんだぞぉヒック強いんだぞぅヒック」メソメソ
武蔵「着いてこい清霜!砲撃の訓練だ!」
清霜「待ってー!武蔵お姉…武蔵さーん!」
長門「お、おね、お姉…」ワナワナ
長門「むちゅううううううう!」ウワーン!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
前任断罪編
武蔵の一件から2日経ったある日
前任の監視を任せていた
龍田から連絡があった
龍田「提督ぅ?あの豚さん、もうもちそうにないわよぉ?」
提督「そうだった前任いたんだったな…」オモイダシ
武蔵「そろそろ楽にしてやったらどうだ?」
龍田「なら私が…」
ピリリリリ
提督「む、すまん。来客だ」パッ
憲兵「ここに前任が拘束されていると聞いてきた。査察も兼ねて鎮守府への立ち入りを許可願いたい」
提督「了解した」ピッ
憲兵団…ありとあらゆる不正行為を断罪する
屈強な男達の集団であり
全ての提督達は憲兵団を恐れている
一人を除いて
武蔵「よかったのか?丘の連中を入れて…」
提督「え?なんかマズイの?」キョトン
龍田「そうねぇ…普通の提督なら今頃冷や汗をかいているかしらぁ」ニコニコ
コンコン
提督「どうぞ」
ガチャ
憲兵「失礼する!私は憲兵団第一中隊長であります。これより前任の引き渡し及び鎮守府内の査察を開始する」ビシッ
提督「私はこの鎮守府の提督だ。よろしく頼む」答礼
武蔵「私は…」
憲兵「艦娘の紹介はいい。では」バタン
提督「なんだあいつ…」イラッ
武蔵「…まぁ仕方ないさ。丘の連中とは仲が悪いからな…」ハァ
龍田「そうねぇ。でも少し腹が立つわぁ」ウフフ
憲兵が執務室から退出し愚痴をこぼす提督達
すると提督がある事を思い付く
提督「そんなに仲が悪いのか…あの様子だと、うちの娘達になにかされても困るな…青葉!」
青葉「お呼びですか?司令官!」シュタッ
提督が青葉を呼ぶと
どこからともなく青葉が姿を現す
武蔵「どうやって出てきた…」
龍田「あらぁ青葉ちゃん、ビックリしたわぁ」
青葉「いやぁ司令官に瞬身を教えていただきまして」テヘヘ
提督「それより青葉。あの憲兵達を観察し何かあったら報告してほしいんだ」
青葉「了解ですっ!」シュタッ
武蔵「消えた…」
龍田(私も教えてもらおうかしらぁ)ウフフ
こうして青葉の憲兵監視作戦が始まる
憲兵「確かこの突き当たりの階段を降りてすぐの独房だったな」スタスタ
ソレデナァ エーホントニー?
憲兵「む?」
浦風「ん?誰じゃあ?」
時津風「知らない人だねー」
憲兵「ここの艦娘は口の聞き方も知らんのか!」クワッ
浦風「なんじゃと!」
時津風「あんたに言われたくないよーだ」ベー
青葉(おっと…早速揉めてますね…)カンサツ
憲兵「ちっ!私は忙しいのだ!そこを退け!」スタスタ
浦風「むぅ…けったいな奴じゃのう」
時津風「しれーに言い付けてやるー!」ウガー
青葉「司令官…今から浦風さんと時津風さんがそちらに向かいます。青葉は引き続き監視を」ピッ
提督「了解。頼んだぞ」ピッ
憲兵「ここか…おい!起きろ!」ガンッ
前任「ひ、ひぃぃ!お助けを龍田さまぁ!!」ガクブル
憲兵「私は憲兵だ!貴様を大本営に移送する!ここから出ろ!」ガチャ
前任「うわー!!もぅロウソク攻めは嫌だぁ!!」ドスッ
憲兵「うぐっ!」ヨロッ
前任「ァあああああああ!!」ダダダ
憲兵「しまった!」ピッ
憲兵「査察中の憲兵隊各位!前任が逃走した!繰り返す前任が逃走!至急査察を中断し前任を捕らえろ!」
青葉「司令官!前任が!」ピッ
提督「憲兵隊に任せておこう…最悪俺達が捕まえればいいからな」ピッ
武蔵「本当に任せていいのか?」
提督「問題ないだろう」ハァ
バタン
時津風「しれー!聞いてよー!」
浦風「こら時津風。ノックせにゃいけんよ?」
龍田「時津風ちゃんに浦風ちゃん。どうしたの~?」
時津風「あのね!憲兵って人、すんごい嫌な奴でさぁ!」
浦風「まったくじゃ…うちもしばいたろうかと思ったわ!」
提督「まぁまぁ…今その憲兵さん達が前任を逃がしちまってなぁ。凄く焦ってるところなんだ」ニガワライ
時津風「ざまみろー」ベー
浦風「でも、それマズイんやないん?」
提督「まぁなるようになるさ」スッ
武蔵「ん?どこに行くのだ?」
提督「少し海岸にな…」
武蔵「そうか。なら私は執務を引き受けよう」
龍田「私も手伝うわ~」
提督「すまんな。では…」スタスタ
時津風「ついていこーっと」スタスタ
浦風「うちも行くーっ」スタスタ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府海岸
提督、時津風、浦風は鎮守府の海岸に着き
しばらくの間、潮風を感じながら
腰を降ろし他愛ない会話をしていた
提督「んー」
時津風「どうしたのー?」
提督「いや、そろそろかなと」キョロキョロ
浦風「そろそろ?」
ゥワァァァァァァ マテー! ニガサンゾー!
提督「来たか…」ヨイショ
時津風「あっ!前任!」
浦風「それにあの憲兵じゃ!」
前任「ぶひっぶひっ」ハァハァ
前任「ここで逃げられれば…私には…隠し財産がある!それで一生苦労なく生きてやるのだっ!」ヒィヒィ
憲兵「待てぇ!!」ダダダ
前任「ひぃ!?っぁ!あれはボートか!?遂に私に運が向いてきたのだ!」ボートノリコミ
憲兵「しまった!ボートが!」
前任はたまたま船着き場にあったボートを奪取すると
急いでエンジンをかけ、海の上を走り去る
前任「ふはははははっ!じゃぁな馬鹿な憲兵共ぉ!!」
憲兵「クソぉ!!」ダンッ
部下「隊長!どうされますか!?」
憲兵「くっ!やむを得ない!ここの鎮守府に協力を仰ぐしか」グッ
部下「しかし!」
憲兵「完全に取り逃がしたとなれば憲兵の名折れだ!それだけは避けなければならん!」
提督「なにかお困りかな?」スッ
憲兵「っ!提督殿!?」
部下「!」ビシッ
憲兵「実は…前任を取り逃がしました…それでですが…」
憲兵が事の顛末を報告し
提督に艦隊を出撃させてはくれないかと
頼み込む
提督「状況はわかった…青葉!」
青葉「はいはーい!」シュタッ
憲兵「うおっ!?」ビクッ
提督「失礼ながら青葉を貴方の監視に付かせていた。我が鎮守府の艦娘になにかしないようにな…」ギロ
憲兵「と、とんでもない!提督殿の艦娘には何もしていません!」ブルブル
憲兵(なんだこの殺気は!?震えがとまらないっ)
提督「そうか…では私の艦隊を捕獲に向かわせましょう。ついてきますか?」
憲兵「はい!元を辿れば我々の失態ですので…」
提督「なら急ぎましょう。ボートはあちらに」
憲兵「了解であります!」ダッ
憲兵隊はすぐさま追跡の準備に取りかかるが
提督はストレッチを始める
時津風「なにしてんのー?」
提督「ストレッチだ」グイグイ
浦風「なんでストレッチなん?」
提督「まぁ見てろ。お前達もくるか?」
浦風「もちろんじゃ!」
時津風「うん!」
浦風と時津風は艤装を背負い
海の上に立つ
足に着けた艤装が浮力を発生させると共に
バランサーが作動する
浦風「艤装の動作確認完了じゃ!」
時津風「こっちもできたよー!」
提督「なら向かうとするか!掴まれ」スッ
提督は二人に手を差し出す
差し出された手を不思議そうに掴んだ二人だが
その瞬間、景色が変わった事に気がついた
浦風「あれ?あれ!?」キョロキョロ
時津風「え!?なんで海のど真ん中に!?」キョロキョロ
提督「ふぅ…ジャンパーの能力は楽だな」キラキラ
提督のジャンパー能力により
前任のいる海域周辺まで移動したのだ
これに二人は驚いたが
その反面こう思った
浦風、時津風(この提督ならできそう)と
そして提督の足元をよく見ると
少し浮いている
提督「流石に憲兵隊はまだだな…さてと」キョロキョロ
浦風「どしたんじゃ?」
提督「いた!」指差し
時津風「ほんとだ!」
提督が指を指した方向を見ると
前任がボートにいるのが見える
だが少し様子がおかしい
というよりも不自然なのだ
提督「っ!?二人共!あれを見るんじゃない!!」バッ
浦風「な、なんでj…ぇ…」ミヒラキ
時津風「ぅ…うぇぇ…」オロロ
前任は確かにボートにいた
だがその体の半分は引き裂かれ
臓物や脳が甲板に散らばっていた
提督「二人共!!」
浦風「ぅ…ぅぷっ」クチオサエ
時津風「ぉぇぇえ!」ビシャビシャ
まだ幼い二人には
とても耐えられない光景に
たまらず嘔吐する
提督「なんて物を見せやがるんだ…しかし一体誰が…」
テイトクドノー!!
提督が辺りを警戒していると
憲兵隊が乗ったボートが到着する
憲兵「提督殿!ん!?どうやって海面に!?それよりあれは…」
提督「あぁ…私が着いた時には既に…」
憲兵「そうでありましたか…」
部下「な!なんだきさm…グェエ」グチャ
憲兵「どうした!?うわっ!」
提督「っ!」
突然憲兵隊の一人が床に崩れ落ちる
頭を残して…
?「人間というのは脆いものよ…」ポイッ
憲兵「き、貴様ぁ!!」チャキ
提督「よせ!ここは私に任せろ!」
憲兵が斬りかかるのを制止する提督
それを見てか謎の人物は語りかける
?「サシでやろうじゃないか…なぁ?」パシャ
提督「いいだろう…お前達。後は任せたぞ!」ピタッ
浦風「え?」ピタッ
時津風「ぅっうっ」ピタッ
憲兵「これは!?」ピタッ
提督「また後でな」ニッ
シュンッ
謎の人物が海面に降りた事を確認すると
浦風や時津風、憲兵隊に触れて
鎮守府へとワープさせる
提督「さぁかかってこい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神の力
提督「まず貴様は何者だ…」グッ
?「俺様は深海の王…貴様と同じ神の力を受けし者。深海棲艦を指揮する者だ」グッ
二人は対峙する
陰と陽、裏と表、光と闇
そのような表現が合うだろう
互いに殺気を放ちながら構える
提督「なら…お前は」
深海「貴様は…」
提督・深海「敵だ!!」グァッ
バチィイイイ!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府執務室
武蔵「提督の帰りが遅い…なにかあったのではないか?」カキカキ
龍田「心配しすぎよ?」カキカキ
加賀「ですが遅いのは確かです」コト
ダダダダダダ
バタンッ
武蔵「なんだ!騒がしい!」
浦風「た、大変じゃ!」ハァハァ
時津風「し、しれーが!!」ハァハァ
武蔵「なんだと!?」ガタッ
浦風達は先程あったことを
武蔵達に説明し助けを求める
加賀「…」スッ
武蔵「待て加賀。艦隊を組むぞ」ガチャ
ビー!!
武蔵「武蔵だ!提督が敵に襲われている!今から呼ぶ者は至急出撃ドックに集合しろ!摩耶!天龍!時雨!夕立だ!私と加賀も出る!以上だ!」ガチャ
龍田「私は執務の続きをしてるわね…でも」
加賀「任せなさい。必ず提督を連れて帰ります」スタスタ
武蔵「では行ってくる!」
浦風「う、うちらも!」バッ
武蔵「ダメだ!時津風を頼む!」
時津風「うっうっ」ポロポロ
浦風「了解じゃけぇ絶対に帰ってきてなぁ!」
武蔵「無論だ!戦艦武蔵!出撃するぞ!」
こうして武蔵率いる艦隊は
提督の元へ急ぐのであった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドゴォッ
提督「ぐぁっ!」ズザザザ
深海「おいおい…こんなもんなのか?」アキレ
提督「こんのぉっ!」バババババ
深海「遅いな!」ガスッバキィッ
提督「うわぁあ!!」バシャーッ
初めこそ互角であった二人であったが
次第に深海が有利になりつつあった
提督「く、くそ…あいつ傷が…再生して…」ボロッ
深海「ようやく気がついたのかぁ?鈍い奴だ…なっと」ボコォ
提督「ゴフゥッ」ドチャッ
提督「お前は…神の力と…言ったな」ハァ…ハァ…
深海「そうだ…お前も女神から受け取ったんだろ?この力ぁ!!」ビュッ
提督「かはッ!?」グググッ
深海は提督の力を凌駕し
触手を使い首をへし折らんとする
深海「この世界に神は二人も…いらねぇんだよ!!くたばれぇ!」グググッ
提督「ぁ…ぁ…」ピクッピクッ
提督(ちくしょう…まだ…皆との…約束が…あるってのに…)
今にも砕けそうな首…朦朧とする意識
絶望的な状況
この状況を打破するすべを今の提督は
持ち合わせていなかったのだった
ドドォーン!
深海「ぐっ!」ガンッ
提督「ぐはっ!」シュルシュル
一発の砲弾
それが深海の顔面へと突き刺さる
と同時に提督を縛っていた触手が解かれ
からくも脱出する提督
深海「余計な真似を!!」ゴゴゴゴゴ
提督「だ…誰だ…?」ハァ…ハァ
武蔵「随分待たせたようだな!戦艦武蔵、推参!」ドンドン
加賀「鎧袖一触よ…心配いらないわ。一航戦加賀参ります」パシュン
摩耶「行くぜ!防空巡洋艦摩耶、出撃だぁ!」バンバン
天龍「ふふふ…怖いか?天龍!出撃するぜ!」ドンッ
時雨「駆逐艦、時雨。行くよ!」バシュゥ
夕立「素敵なパーティーしましょ!夕立!出撃っぽい!」パシュゥ
深海「ちぃ!小賢しい!」ガンガンガン
提督「ぉ…お前達…」ゲホゲホ
武蔵達の登場により
九死に一生を得た提督
だが相手は堕ちても神である
深海「ナメるなぁ!」ゴァアアアア!!
武蔵「ぐわっ!」中破
加賀「そんな…馬鹿な!」中破
摩耶「ふ、ふざけるなぁ!」中破
天龍「まだだ!まだ!」中破
時雨「この僕をここまで…!」中破
夕立「もう馬鹿ぁ!これじゃ戦えないっぽいぃ」中破
深海の放った衝撃波により
艦隊は全員大破よりの中破になってしまう
深海「このアバズレ共が…神の闘いに水を差すなどと…」ゴゴゴ
提督「ゃ、やめろぉ!!」バッ
深海「滅するがいい!!」ボァアアアア
深海の放った更に強力なエネルギー派が
海面を抉り蒸発させながら
武蔵達に迫る
武蔵「くっ!皆!私の後ろにまわれぇ!」バッ
武蔵(ここまでなのか!?提督も救えずに…!)
バジュゥウウウウウウ
武蔵「…?…なっ!?」バッ
提督「…うぉぉおおおお!」ジュゥゥゥゥウ
加賀「提督!」ダッ
提督「くるなっ!」ジュゥゥゥゥウ
加賀「くっ!」ピタッ
提督「ガハァッ」ビチャビチャ
提督「っ!…守って…みせる…この…命に…換えてでも!!」ジュゥゥ
武蔵達に攻撃が当たる事はなかった
敵の攻撃に立ちはだかるように
自らを犠牲にして守ったのだ
深海「ふん。興が冷めた。」スゥッ
そう吐き捨てると深海は
海の中へと消えていく
残されたのは
満身創痍の武蔵達と
全身から煙をあげる提督
武蔵「提督よ!提督!聞こえているのか!?っ!?」ユサユサ
提督「ぅ…」バシャッ
武蔵「くっ!」ウケトメ
攻撃を受け止めた提督は
力なく海面に倒れた
浮力はほとんど残っていなく
武蔵に支えてもらわなければ
浮いてもいられないくらいに衰弱していた
提督「わ…悪い…な…ちゃんと…助けて…もらえなくて…もう…指一本…動かせ…ない…」シュゥゥ
武蔵「もう喋るなっ!私達が今連れて帰ってやる!」
武蔵がそう言うと
提督は片手を空に掲げる
そして微笑みながら…
提督「…ぁあ…俺は…守れたの…か…」パシャン
最後の力を振り絞ったかのように
拳を握り締めた後
だらりとその腕が海面を打つ
武蔵「おい!相棒!相棒ー!!」ガシッ
加賀「っ…」クチオサエ
摩耶「嘘だろ…」
天龍「そんな…提督!!」
時雨「て、てぃ…とく…」ポロポロ
夕立「提督…さん?提督さん!!」ポロポロ
提督がそれ以降
言葉を発する事はない
ただ水面に力なく浮いているだけであった
武蔵「…帰投するぞ」ガシッ
加賀「っ!」ツゥ
摩耶「…」スッ
天龍「…いくぞ時雨…夕立…」スッ
時雨「嘘だ!提督!提督ー!!」バッ
夕立「提督さんっ!!」バッ
武蔵は提督を背負い海域を後にする
時雨と夕立は動かなくなった提督に
すがり付き泣き続けた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府母港
命からがら帰投した武蔵達
母港には数多くの艦娘達が手を振っていた
帰投中にも航行の揺れだけで悲鳴をあげる体と艤装
しかし彼女達は提督に揺れや衝撃を与えないように
庇いつつ帰ってきたのだ
武蔵「…」
加賀「…」
摩耶「…」
天龍「…」
時雨「…ヒック」
夕立「…エグエグ」
母港に着くとすぐに他の艦娘達が駆け寄ってきた
しかし武蔵達の損傷と背中に力なく背負われている提督の姿に皆が絶句する
タッタッタッタッ
長門「武蔵!よく帰って来た!提督は…っ!」
武蔵「…」フルフル
長門「そんな…」
赤城「加賀さん!無事で何よりです!提督も…っ!まさか…」
加賀「ぁ…赤城…さん」ツゥ
鳥海「摩耶…心配しましたよ?ねぇ司令官さ…ん…」
摩耶「すまねぇ鳥海…すまねぇ…」
龍田「天龍ちゃーん。お帰りな…さい…ぇ」
天龍「悪ぃ…龍田…」
雪風「時雨さん!お疲れ様です!…しれぇ?」
時雨「…雪風…僕は…僕は…」
時津風「あー!夕立ボロボロー!しれー…は…嘘でしょ…ねぇ!」
夕立「た…すけ…られなかっ…た」
武蔵がゆっくりと提督の体を地面に寝かせる
提督の周りには艦娘達が座り込みじっと
提督を見つめていた
鎮守府で待っていた艦娘の中で
提督が負けるなど誰が予想できただろうか
それ故に全身がズタボロになった
提督を見て1人、また1人と
涙を流し始める
理解したくないのだ
提督が二度と起き上がる事はないこと
優しい声で名前を呼んでくれることはないこと
大きな手で頭を撫でてくれることは
もうないということを
川内「そんな…嫌だよ…提督…」ポロッ
神通「提督…」ポロッ
伊19「提督がいないなんて嫌なのね…」ポロッ
伊58「寂しいでち…もっと撫でてほしいでちぃ」ポロッ
浦風「提督さん…堪忍…堪忍なぁ…」ポロッ
時津風「じれ"ーっ!」ウワーン!
清霜「司令官…司令官は強いんじゃなかったの?…起きてよー!」ポロポロ
やがて全ての艦娘が涙を流し
ボロボロになり動かない提督を
ただただ見つめていた
長門「提督よ…服がボロボロでは寒かろう…陸奥…」ツゥ
陸奥「これ…かけてあげて」つ毛布
武蔵「私は…私は!」
長門「提督が選んだ選択だ…武蔵達の責任ではない」
武蔵「なにが大和型だ!なにが世界最強だ!!大切な人も守れないのか!?私はぁ!!」ドスッドスッ
長門「武蔵…」
清霜「武蔵さん…」
武蔵が地面を殴り続ける
震える拳に涙が落ち
拳からは鮮血が滴る
武蔵「くっっそぉおおおおお!!!」ガンッ
清霜「武蔵さんっ!」ダキッ
清霜が武蔵に抱きつく
その瞳からは
止めどなく涙が溢れていた
清霜「前に…司令官が言ってたよ?武蔵さんは…この世界で一番強い戦艦だって…俺よりもずっと武蔵は強いって…」ポロポロ
武蔵「だが…私は…提督に助けられてばかりで…!今回だって…私がもっと強ければ提督を失わずに…済んだんだ…」ポロポロ
清霜「提督は託したんだよ!自分の一番信頼してる武蔵さんに!だから…自分を責めないで!…お願い…だから…ヒック…ヒック」ポロポロ
武蔵「清霜…すまない…私がしっかりしないとな」ギュッ
長門「さぁ一旦中へ入ろう…ん?」ミアゲ
長門が空を見る
艦娘達が流した涙が光となり
提督へと集まっていく
武蔵「いったいなにが…」
長門「わ、わからん…」
清霜「涙が…」
提督に光が集まると
空が雲を厚くし
雷鳴が轟始める
ゴロゴロゴロ ピシャーン!!
ザァアァアアアアア
加賀「雷が酷いわ…避難しないt…」
ビシャァアアアアン!!
加賀が避難を呼び掛けようとしたその時
落雷が提督に落ちた
清霜「ああっ!司令官が!!」ダッ
武蔵「行くな清霜!!」ガシッ
清霜「でも!司令官が!」
清霜が提督に駆け寄ろうとするのを武蔵が止める
提督は落雷を受け炎上し始めた
磯風「なんだこの騒ぎは…なんで司令が燃えているんだ…」スタスタ
磯風は提督が死んだ事を知らない
だから今起こっている事が
理解できなかった
磯風「司令…そんな…司令の為に…携行式糧食…頑張って…ヒック…作ったのに…」ポロポロ
磯風はポケットから丸い塊を取り出し
涙を流しながら提督へと近づく
提督「…」
磯風「せめて…あの世ででも…食べてくれ」ポイッ
磯風は携行糧食を燃え盛る提督に投げた
そして提督の口に付着する
雷鳴が更に勢いを増し
提督に再度落雷した
磯風は落雷の衝撃で吹き飛ぶ
磯風「ぐわっ!」ズダッ
武蔵「磯風!無事か!?」
磯風「あぁ…っ!?」
武蔵「どうしたのだ?…なに!?」
アレミテ! テイトクガ!!
武蔵と清霜が目にしたものは
あり得ない光景であった
提督「リヴァアアアアアイブ!!」ビリビリビリ
提督が体に雷光を纏いながら立ち上がったのだ
これに艦娘達は驚きながらも歓喜した
武蔵「提督よ!提督よ!!息を吹きかえしたのか!?」ダッ
加賀「よかった…本当に…よかった!」ダッ
清霜「司令官ー!!」ダッ
テイトクー! ウワーン! イキテター!
全艦娘が提督に走り寄る
提督「わわ!なんだなんだ!?なんで皆泣いてるんだ!?」
武蔵「お前って奴は!心配かけやがって…」ポロッ
加賀「まったくです…でも」
清霜「本当に…本当に…」
艦娘「お帰りなさい!!提督(司令官)!!」
こうして提督は無事生還を果たした
死の底より這い戻った提督…
彼にはある目標ができた
提督「今度こそ奴を…倒す!」グッ
武蔵「だな…ん?提督よ。その頬についている物はなんだ?」
提督「んっ?あぁこれか…なんだろう…米粒みたいだな」ヒョイパクッ
磯風「あ!それはだな、この磯風が会心の出来だと自負する携行式糧食だ!」エッヘン
雪風「ヤバイですよ!しれぇ!」アワアワ
提督「…」
清霜「司令かーん?」
提督「リブレッ!!」ブシュウウウ!
長門「おわっ!?」バッ
提督「エンッ!!」バタリ
武蔵「提督ー!!」
この後、提督は艦娘達の手厚い看病(意味深)により
みるみるうちに回復していくのであった
磯風「ばかな…あれか?海辺にあった触手…珍味だと思って入れたのがいけなかったのか?ふむ…要改善だな!」スタスタ
提督「あるぇ?川の向こうにお花畑が…」ゴフッ
武蔵「帰ってこーい!!」ユサユサ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
守りたい人の為に
提督の敗戦からしばらくして
完全復活した提督のもとに
たくさんの艦娘から要望が寄せられていた
提督「強くなりたい?」
武蔵「そうだ。あの時、私達は提督を守れず一撃で深手を負わされたからな…だから提督ほどとはいかなくても、せめて提督の強さに近づけるように皆なりたいのだ」
加賀「そうね。守られているだけでは…嫌ですから…」
清霜「司令官みたいに強くなって戦艦を一撃で仕留めたい!」
このような要望が数多く寄せられて
提督はある決断をする
提督「…わかった。皆を演習場に集めてくれ」スタスタ
武蔵「提督!わかった!!」ダッ
加賀「さすがに気分が高揚します」ダッ
清霜「お手伝いする!」ダッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
演習場
武蔵「集合完了したぞ提督よ」
提督「集まったか…」スタスタ
演習場に全艦娘が集合すると
提督は全員の顔がよく見える壇上へと上がる
提督「皆に集まってもらったのは以前より要望があった強くなりたいという願いを叶えるためだ…」
ザワザワ ヤット、オヤクニタテル オッソーイ
提督「それでは皆、手を俺の方に向けてくれ」
提督はそう指示すると
艦娘達は手のひらを提督に向ける
提督「ハァッ!!」ボッ
続いて提督が空に向け手を掲げ叫ぶ
すると手のひらから光が溢れ
艦娘達の手にめがけて飛んでゆく
手のひらに当たると光は体に吸収されるように
溶け込んで体から淡い光が放たれる
武蔵「っ!この力は!?」グァッ
加賀「やりました」グァッ
清霜「これでっ!」グァッ
雪風「幸運の女神の力を感じます!」グァッ
時雨「この強化は…うん!いいね!」グァッ
各艦娘が様々な感想を述べる
提督は力について説明する
提督「その力は俺の能力…深海に謂わせれば神の力らしい。力の使い方を決して間違えるなよ?」スタスタ
そう言い終わると提督は壇上を降り
艦娘達の目の前に立つ
提督「これより力の制御を学んでもらうために交代で出撃してもらう。やりすぎるなよ!」
艦娘「了解!」ビシッ
こうして提督の力の一部を得た艦娘達による
深海棲艦大虐殺事件は
また別のお話
武蔵「はははっ!痛快だな!」メキャメキャグシャァ
加賀「殺りました」ザシュブチィッ
清霜「拳で戦艦を倒せるっ!」バキッブシャァッ
川内「提督直伝…神隠しっ!」シュッ
戦艦棲鬼「ナ、ナンダ…コイツラハ!?ニ、ニゲナイトヤb…!」ブシャッ
提督「……やりすぎたっ!!」バンッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
駆逐艦を救出せよ!
提督の力を分け与えられた艦娘達は
快進撃を行い、遠洋まで海域を奪還した
しかしあれから深海とは遭遇できておらず
彼を倒す事はおろか、戦えもできない
そんなある日の事…
提督「まだ奴と遭遇できないのか…どこに隠れてるんだ…」ハァ
武蔵「まぁ慌てるな相棒。まだその時じゃないだけだ」
提督「しかしn…」
ブーブーブー!
提督の言葉を遮り入電を知らせるブザーが鳴り
すぐに大淀が内容を確認し提督へ伝える
大淀「提督!遠征中の天龍より入電!我、損傷シタ艦娘ヲ保護。指示ヲ求ム!」
提督「なんだと!?すぐに救助して連れ帰るよう打電を!」
大淀「了解しました!」カチカチカチ
武蔵「この近海は私達が完全に制圧したはずだが…」ムゥ
提督「なにか臭うな…」ムッ
武蔵「提督よ。どうする?」
提督「とりあえず救助した艦娘になにがあったのかを聞く必要があるな…」スタスタ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府近海
一方天龍達は損傷した艦娘達を応急手当てし
連れて帰ろうと話かける
損傷した艦娘は北上、大井、卯月、弥生、長波だ
天龍「さぁ応急手当ては済んだしオレ達の鎮守府に一旦行こうぜ」
北上「気持ちはありがたいんだけど…」
大井「帰らないといけませんので」
帰らないといけない
それは当然だが、天龍はなにか引っ掛かったようで
卯月へと質問する
天龍「なぁ卯月。少しやつれてないか?弥生もそうだし…長波だって目の下の隈がひどいぜ?」
卯月「に、任務中ですので…」
弥生「そう…です…帰らないと」
長波「長波は…」
長波が言いよどむ
それを龍田が優しく話し掛けて
聞き出そうとする
龍田「あらぁ。長波ちゃんどうしたの~?」ニコッ
長波「…帰りたくない」ボソッ
北上「駆逐艦…今なんて言った?」グイッ
長波の言葉を聞いて北上が長波の胸ぐらを掴む
長波「だって!北上さんはいいの!?あんな奴にこき使われて!入渠も補給もまともにさせてくれないじゃないか!」
大井「長波…そのくらいにしなさい!北上さんだって本当はs…」
北上「大井っち!」
大井「すみません…とにかく私達は自分の鎮守府へ帰らせていただきます。卯月、弥生。」チラッ
卯月「はい…」
弥生「わかっ…た」
長波「くそっ…」
天龍「待てよ…」
北上達が立ち去ろうとするのを
天龍が止めに入る
北上「なにさ…お礼はしたでしょ?邪魔するなら助けてもらったとしても容赦しないよ…」ガシャン
大井「通してください…」ガシャン
行くてを阻む天龍に魚雷発射菅を向ける
北上と大井…しかし天龍は二人を睨んだまま
動こうとしない
龍田はその様子を見つめているだけだ
天龍「なぁ。やっぱりお前ら弱味でも握られてるだろ?」
大井「っ!」ギクッ
北上「だとしたらなんなのさ」
天龍「なら尚更行かせるわけにはいかねぇな!」グッ
大井の反応と北上の言葉に
天龍は刀に手をかけて構える
卯月「ど、どうすれば…」
弥生「戦う?」
長波「長波はパスだ…」フンッ
卯月達も北上や大井を見守ることしか
できなかった
そこに龍田がやってくる
龍田「大丈夫よ~。私達の提督ならきっと助けてくれるわ~」スッ
卯月「本当?」
弥生「助けて…くれますか?」
長波「だとしたら長波はついていくよ」
龍田が三人を説得し
北上、大井から遠ざけ天龍に声をかける
龍田「天龍ちゃ~ん!先にこの子達を連れて帰るから~!やりすぎちゃダメよ~?」
天龍「おう!サンキュー龍田ぁ!」
北上「あいつら!」ギリッ
大井「…なんて事を」
龍田が海域を離脱すると
北上が声を荒げながら突っ込んでくる
それに大井も続く
北上「旧式の軽巡があたし達、重雷装艦に勝てると思ってんのかぁあ!」バシュバシュバシュ
大井「…北上さん…」バシュバシュバシュ
天龍「へっ!旧式でもオレは世界水準を軽く越えてんだよ!!」バッ
北上と大井が魚雷を一斉にばら蒔く
深海棲艦の姫級でもひとたまりもない量の
酸素魚雷が天龍に向かって行くが
天龍は刀を海面に突き刺し
手のひらを刀の柄尻に叩きつける
天龍「でりゃぁ!」ガンッ
ドドドドドォオオオン
北上「え?マジ?…」アゼン
大井「そんな…」アゼン
天龍は柄尻を叩いて海中に衝撃波を発生させ
酸素魚雷を自爆させた
本来ならあり得ない事だが
彼女も提督の能力を得ていることを忘れてはいけない
天龍は能力により真の世界最高水準となっていた
北上「ちっ!」ドンドン
大井「北上さん!これ以上は!」
天龍「フフフ、怖いか?」キンッキンッ
北上は尚も14センチ単装砲を天龍に放つが
天龍は刀で払いのける
天龍「提督に教わった技で決める!」ダッ
北上「くっ!」バッ
大井「危ないっ!!」バッ
天龍「二重の極みっ!うりゃあああああ!」ガスンッ
大井「あああ!!」ドゴォ
北上「うああっ!」バコォ
天龍の拳が北上を捉える直前に
大井が北上の前に割ってはいるが
衝撃を受け止めきれず北上と共に
後方へと吹き飛ぶ
北上「うぅぅっ!」グッ
天龍「おっと!動くなよ?」チャキ
北上「大井っちは…っ!?」
大井「…」プカプカ
北上「お前ぇぇ!!」ガバッ
天龍「よっ!」ガスッ
北上「く…そぉ…」バシャ
天龍「さぁて…連れて帰るか」グイッ
こうして天龍は北上と大井を
龍田は卯月、弥生、長波を提督の待つ鎮守府へと
連れて帰るのであった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府
天龍「よっと!」ドサッ
提督「…え?いや…え?なにしたの?」
天龍「なにって…二重の極みだけど?」
提督「お前バカなの!?」
天龍「うるせぇなぁ…ちゃんと連れてきただろ!」
提督「にしてもこれは…」
北上「ゴフッ」チーン
大井「グフッ」チーン
天龍「ったく…わーったよ!次からは気をつける。とりあえずこいつら入渠場に放り込んでくる」グイッ
提督「あぁ…ご苦労さん」ハァ
天龍と龍田は回収した5人を入渠させ
提督は執務室へと戻り一本の電話をかけた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
執務室
?「こちら横須賀鎮守府」
提督「廃墟鎮守府だが」
横須賀「用件はなんだ?」
提督「そちらに所属している艦娘を保護した。その連絡だ」
横須賀「ちっ…あのゴミ共。まだ生きていたか…」ボソッ
提督「なにか?」ミシッ
横須賀「いや、助かる。迎えを寄越すのでそちらで預かっていてくれ」
提督「了解した。では」ガチャ
大淀「て、提督?」
提督「潰すっ!!」メキャッ
大淀「ぴっ!」ビクッ
提督は激怒した
電話が終わるやいなや
提督は受話器を握り潰すと穏やかでない一言を言う
横須賀の提督が言った言葉は
命を大切にしている提督を激昂させるには
充分すぎたのだ
提督「許さんっ!絶対にだ!大恥かかせた後、提督の座を剥奪して八つ裂きにしてくれるわぁっ!!」ウガァーッ
武蔵「お、落ち着け提督よ」オドオド
提督「ふぅー!ふぅー!大淀ぉ!大本営に連絡だ!横須賀と演習するから、各地の偉い奴らを集めとけと伝えろ!」バタンッ
大淀「り、了解しました…」
提督は大淀に指示し執務室を出る
大淀「こ、怖かった…」ハァァ
武蔵「私もここまで激昂した提督を見たのは初めてだ…」ハァァ
バァンッ
提督「武蔵ぃ!」
武蔵「はい!?」バッ
提督「?なんで敬礼してるんだ?とにかく入渠させた娘達のもとへ向かうぞ!大淀。先の件頼んだ!」スタスタ
武蔵「わ、わかった…」バタンッ
大淀「い、いってらっしゃい…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
入渠場
カポーン
北上「んぁ?」パチッ
大井「大丈夫ですか!?北上さん!」ガバッ
北上「大井っち!?生きてたの!?」
大井「えぇ。天龍が手加減したみたいで…ですが気絶してしまったみたいです」
北上「じゃぁここは天龍達の鎮守府って事だね」
大井「流石です!北上さんっ!」キラキラ
卯月「だ、大丈夫ぴょ…ですか?」オロオロ
北上「…ここはあたしらの鎮守府じゃないから無理に敬語に直さなくていいよ」ヤレヤレ
卯月「わかったぴょん…」
弥生「卯月…そろそろ…上がりましょう」ザバァ
長波「長波様も上がるぜ~」ザバァ
大井「皆無事でよかったですね。北上さん」
北上「そだね~。あー駆逐艦ウザいわぁ」
大井(そういいつつも、ホッとしている表情の北上さん!素敵っ!!)キラキラ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府広場
北上達は入渠を終えて指示された場所へと向かう
そこは…
間宮「あら!北上ちゃんに大井ちゃん!」
北上「うぇえ!?間宮さん!?」
大井「本物の間宮さんが!?」
卯月「め、目眩が…」フラフラ
弥生「卯月…しっかり」ギュッ
長波「すっげぇ…」キラキラ
給糧艦間宮
海軍では知らない人間はいないという
超絶人気の艦娘であり
戦闘はできないものの
料理に関しては数多の艦娘や提督を
幸せの海へ轟沈させてきた
素晴らしい腕の持ち主であり
甘味は間宮羊羮、間宮アイスクリンが
特に人気である
間宮「さぁどうぞ中へ!」
北上「あ、あたし達、その…」
卯月「お金なんて持ってないぴょん…」シュン
一瞬空気がお通夜になる
しかし間宮は
間宮「お代金ですか?それならあちらの方が…ね?提督?」チラッ
提督「うむ。さぁこちらに座りなさい」チョイチョイ
間宮が目で見た先に
白い軍服…いや、ジャージに軍帽だけ被った
提督が座っていた
北上「じ、ジャージ?」
大井「この人がここのトップ?」
卯月「ホームレs…モガッ」ガバッ
弥生「卯月…失礼…です」バッ
長波「いいじゃん別に!長波は好きだぜ?」
提督「し、仕方ないだろ!?着任早々に武蔵にぼろ雑巾にされるは予備は深海との戦いで吹き飛ぶわでジャージしかないんだから!」
5人は提督を見て思い思いの感想を言う
提督は軍服が無くなった経緯を話すが
やはりジャージでは格好がつかない
提督「とにかく!その様子ではまともに食べてないんだろ?遠慮しなくていいから好きなだけ食べるといい」
卯月「なら間宮ぱふぇ!!」
弥生「あんみつが…いいです」
長波「なぁ間宮さん。チャーハンある?」
間宮「かしこまりました」ニコッ
駆逐艦達が注文をするなか
北上は複雑な表情をしていた
大井は北上に遠慮してか
注文しない
すると
球磨「北上に大井かクマ?」ヒョコ
多摩「本当だにゃ。久しぶりだにゃぁ」ヒョコ
木曾「久しぶりだなぁ姉さん達!」
提督「おぉ、来たか3人とも」
北上「球磨姉!?」
大井「多摩姉さんと木曾!?」
球磨、多摩、木曾
彼女達は球磨型の軽巡であり
北上と大井も球磨型である
故に提督は彼女達を呼んでいたのだ
提督「さぁ皆も頼むといい」
球磨「そういう事かクマ…間宮さん鮭の丸焼き!」
提督「え!?」
多摩「マグロのカマ焼きが欲しいにゃ」
提督「ちょっ!?!?」
木曾「俺は…いちごショートケーキ」
球磨、多摩、北上、大井、提督「!?!?!?!?」
間宮「かしこまりました!」フフッ
この後、皆お腹が膨れたからか
色々と話をしていると
武蔵や長門、赤城や加賀が現れて
提督の財布が一時大破炎上する事態になった
武蔵「気前がいいな!提督よ!」ゴクゴクッ
長門「長波はチャーハンが好きなのかぁ」メモメモ
赤城「間宮さん!牛一頭追加お願いします!」ガツガツ
加賀「豚も二頭ほど…」ガブガブ
北上、大井「うわぁ…」
球磨「いつもの事クマ」モグモグ
多摩「そうだにゃ」モグモグ
提督「お前ら!?ちょっ!まっ!すみません!ちょっとぉ!?」アワアワ
木曾「ショートケーキ…アリだな!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
執務室
提督「腹は膨れたか?」タイハッ!
北上「うん!ぁっ…はい!」
提督「敬語は必要ないから楽に話してくれ」
北上「マジ?いいねぇ、しびれるねぇ、ありがとね♪」
大井「ああ!北上さんの笑顔!!素敵っ!!」ブシュッ
卯月「しれいかーん!ありがとぴょんっ!びしぃっ」ケイレイ
弥生「まともなご飯…なんて…半年ぶりでした」
長波「間宮さんの飯は本当に美味かったなぁ。ありがと!」
あの後、大食艦達を説得(物理)し
執務室へと移動した提督と5人
ちなみに球磨、多摩、木曾は赤城に説得の際
間違ってかじられ入渠している
提督「半年ぶりか…」
北上「うん。いつもは雑草スープ」
大井「調味料すら無いので…そのまま…」
卯月「でも食べないと死んじゃうぴょん…」
弥生「だから…我慢して我慢して」
長波「生きてきたんだ…」
5人の表情が暗くなっていく
提督も歯をくいしばり
怒りを抑えていた
提督「そうだったのか…」
北上「でも間宮さんって大本営所属でしょ?なんでここにいんのさ?」
提督「ん?なんか大本営が『内地より現場の方が必要ですよね!!』っとか言って着任させてくれたんだよ」
大井「ということは…」
提督「もちろん料金はかかるが食べようと思えば毎日間宮さんの料理が食べられるな」
卯月「この鎮守府に異動したい!マジで!」
弥生「卯月…語尾」
卯月「ぴょん!」
長波「遅ぇよ!」
コンコン
提督「入れ」
大淀「提督。大本営から許可が下りました。横須賀にも連絡が行ってます」ガチャ
提督「ありがとう」
大淀「では失礼しました」バタン
北上「うちと演習?」
提督「そうだ」
弥生「なぜ、ですか?」
提督「横須賀はお前達を保護したと連絡した際に『生きてたのか』ってほざきやかった…だから御灸を据えにな」
大井「あいつをどうするつもりですか?」
提督「なぁに。ちょいとな…青葉。川内」
青葉「お呼びですか?」スゥッ
川内「どうしたの?」ヌッ
長波「ど、どこから!?」
提督「横須賀の動きを探ってほしい頼めるか?」
青葉「青葉にお任せ~っ!」スゥッ
川内「了解師匠っ!」ヌッ
卯月「消えたぴょん…」
弥生「あれが…神隠しの川内…」
長波「んで…地獄のパパラッチ青葉か…」
青葉「青葉だけダサくないですか!?」スゥッ
長波「!?」
こうして提督達は
横須賀と演習する事が決定した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
演習場
遂に演習当日
演習場には多くの来賓や大将たちが
見物にやってきていた
横須賀「これはこれは。お招きどうも」スッ
提督「いえいえ。そちらこそ遠路遥々よく"逃げずに"お越しくださいました」ギュッ
横須賀「逃げる?ははっ!ご冗談を」ギュゥッ
提督「生憎…冗談は好きではないので」ミシミシミシ
横須賀「っ!?」パッ
提督「ぶっ潰してやるから覚悟しとけ」スタスタ
横須賀「ふ、ふん!強がりやがって」
提督は挨拶を終えると演習に参加する
艦娘達のもとへと向かい
激を飛ばす
提督「いいか!奴に負ける事はまずあり得ないが油断するなよ!なにをしてくるかわからんからな!」
球磨「北上達の分までやってやるクマ」
多摩「了解にゃ」
Bep「やるさ」
不知火「…ぬぃ」
加賀「鎧袖一触…」
武蔵「何秒持つか楽しみだ」
皆並々ならぬ意気込みを見せて
位置に着きにいく
横須賀「ゴミ共!もしあいつの艦隊に負けてみやがれ…お前らの姉妹艦含め全員地下牢にぶちこんでいたぶってやるからな!覚悟しとけ!」
矢矧「くっ…了解」
阿武隈「…はぃ」
飛龍「…」
蒼龍「…行こう飛龍」
秋月「了解」
ガングート「ちっ!」
横須賀は艦娘達を脅し
その場を去る
残された艦娘達は渋々演習開始位置に移動した
霧島「マイク音量大丈夫?チェック、ワン!ツー!…よし!演習の実況を担当する霧島です!本日はようこそお越しくださいました!それでは早速演習開始です!」ドォーン
霧島が演習開始の空砲を鳴らすと
両艦隊が一斉に動き始める
先ずは航空戦
加賀が艦載機を空へ放つ
矢継ぎ早に航空隊を展開し
空域確保を狙う
加賀「相手は二航戦ですか…」パシュン
武蔵「制空権は取れそうか?」
加賀「鎧袖一触と言ったはずよ」フフッ
武蔵「頼もしいな」ハハッ
飛龍と蒼龍も全艦載機を上げるが
加賀の艦戦の前に次々と撃墜される
飛龍「くぅ!加賀さんの艦戦…軌道がおかしいよ!」
蒼龍「熟練なんてレベルじゃない…ラダーをあんな使い方して…」
ガングート「何をしている!制空権はどうなんだ!」
飛龍「制空権劣勢!やられた…」
ガングート「なんだと!?相手は空母一隻だぞ!」
蒼龍「練度がまるで違う…全艦載機ロスト」
ガングート「秋月!対空砲は任せたぞ!戦艦ガングート突撃する!ウラァアアアア!」
制空権劣勢になり
焦ったガングートは矢矧、阿武隈
護衛に秋月を連れて無謀にも突撃を敢行する
霧島「加賀さんが見事、制空権を確保しました!おや?ガングートさん達が一気に突撃しました!どうするつもりでしょうか!!」
加賀「制空権確保…やりました」サムズアップ
球磨「流石だクマ」
加賀「彩雲より入電。戦艦1、軽巡2、駆逐1が突撃してくるそうよ」
多摩「返り討ちにしてやるにゃ」
不知火「余裕です」
Bep「はらしょー」
武蔵「加減を忘れるなよ?」
迎撃体制をとり相手を待ち構える武蔵達が
ガングート達と接敵する
武蔵「ガングート…貴様の相手は私だ」
ガングート「ふん!望むところだ」
球磨「球磨と多摩は矢矧を引き受けるクマ」
多摩「容赦しないにゃ」
矢矧「負けるわけにはいかないの。悪いけど退場してもらうわ」
不知火「不知火は阿武隈さんですね」
阿武隈「ま、負けません!」
Bep「秋月…悪く思わないでね」
秋月「やらせません!」
各員が相手と対面し
戦闘が始まった
霧島「いよいよ艦隊の殴り合いです!まずは武蔵さん対ガングートさん!」
ガングート「うぉお!!」ドンッ
武蔵「ふん…効かんぜ」
ガングート「バカに…するなぁ!!」ドドドン
武蔵「はぁぁっ!波動拳!」ガォン
ガングート「うあああああっ!!」バシャバシャバシャンッ!
ガングートの砲撃を気にも止めず
波動拳を打つ武蔵
ガングートは直撃を受けて水面を二回跳ねて
うつ伏せに倒れる
ガングート「な…んだ…と…?」ガクッ
霧島「あぁっと!ガングートさんダウン!!武蔵さんにかすり傷すら与えられませんでした!恐るべし大和型ぁ!!」
矢矧「ガングートが…!」
球磨「余所見をしてる暇があるのかクマ?」
多摩「いい度胸にゃ」
霧島「おっとぉ!矢矧さんに球磨多摩コンビが仕掛けるぅ!!」
矢矧「ちぃっ!!」ドンドン
球磨「軸がブレブレだクマ」ダダダダダッ
多摩「そんなんじゃダメにゃ」ダダダダダッ
矢矧「機銃!?バ、バカにしてぇ!!」バッ
球磨「掛かったクマ!球磨ジャンプ」クーマージャンプ
多摩「合わせるにゃ!多摩ジャンプ」ターマージャンプ
矢矧「なんですって!?」
球磨と多摩の挑発に乗った矢矧は
果敢に前に出たが
二人がジャンプした事に驚き動きを止めてしまった
霧島「飛んだぁ!一体何が起こるのか!!」
球磨「球磨キック!」クマキック!
多摩「多摩パンチ!」タマパンチ!
球磨は足に多摩は拳に光を纏い
矢矧に攻撃を仕掛けた
矢矧「ああああっっ!!」ザッパァァンッ
艤装で防いだ矢矧であったが
球磨と多摩の威力には耐えきれず
海中にめり込むように沈む
球磨、多摩「決まったクマ(にゃ)」
矢矧「…」プカプカ
すぐに浮いては来たが
戦闘はできる状態にはなかった
霧島「矢矧さん戦闘続行不能!!救護班の皆さーん!回収お願いしまーす!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
観戦席
演習の様子を元帥、提督、横須賀が
観ているのだが、あまりにも圧倒的な状況に
元帥が口を開いた
元帥「あっと言う間に二人脱落か…」
横須賀「も、申し訳ございませんっ!しかし、あの様な動きをs…」
提督「おやぁ?言い訳かなぁ?ん~?」ニヤニヤ
横須賀「く!このぉ!!」プルプル
提督「お?なに?やんの?」ニヤニヤ
元帥「二人とも止めないか」
確かに普通の艦娘や深海棲艦なら
あんな技や動きはあり得ないが
提督の艦娘は違う
それに対して言い訳しようとする横須賀を
提督が煽る
提督「これが艦娘達を脅して戦ってる奴の限界だ。いい加減気付けよ」ハァ
元帥「どういう事だ?横須賀よ…」
横須賀「事実無根であります!私はそんな事…」
横須賀が無実だと言おうとした時
観戦席のスピーカーが鳴り響く
スピーカー『ゴミ共!もしあいつの艦隊に負けてみやがれ…お前らの姉妹艦含め全員地下牢にぶちこんでいたぶってやるからな!覚悟しとけ!』
横須賀「な!なんだこれは!?」
元帥「これはどういう事かね?」
提督「青葉、川内。よくやった」
青葉「いやぁ~楽勝でしたね」スッ
川内「これなら演習でたかったなぁ」ヌッ
天井から青葉が、影から川内が
音も無く現れ、提督の傍に立つ
元帥、横須賀「!?」
元帥(艦娘までもが提督様レベルの事を!?いや、演習でも波動拳とか某仮面ライダーの技とかやってたけどさ!)
提督「こいつらをお前に張り付かせて証拠を集めてもらった。恐らくまだまだあるだろうな」
横須賀「こんな…どけぇ!!」ダッ
川内「よっ!」スッ
横須賀「うわっ!?」ズデン
席から立ち上がり逃げようとする
横須賀に川内が足を引っ掛けて転ばせる
そしてすぐ青葉が拘束し元の席へ
座らせる
青葉「まだ貴方の艦娘が戦ってますから、最後まで観ましょうよ!」グイッ
元帥「貴様の処分は演習の後だ…」
横須賀「くそぉ…」
提督「諦めるんだな」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
球磨と多摩が矢矧を下し
スポットライトは不知火と阿武隈へと向けられる
阿武隈「やってやりますっ!」ガション
不知火「…行きます」ガション
両者が主砲を構え対峙する
主砲の口径では阿武隈が有利だが
不知火には手数がある
そして何より提督の力というアドバンテージがある
阿武隈「駆逐艦には負けませんよ!」ドンッ
不知火「不知火をただの駆逐艦と侮らないでください」ドドンッ
砲弾が交差し着弾する
阿武隈の砲撃は不知火の右肩に
不知火の砲撃は阿武隈の左足に命中した
阿武隈「くぅっ!」ガンッ
不知火「ちっ!」ガンッ
霧島「両者の砲撃がヒット!互いに鑪を踏みます!この先どうなるのでしょうか!?」
先に動いたのは阿武隈だ
彼女は不知火の右に回り動きが鈍い右側を
執拗に砲撃する
阿武隈「悪いけど…勝たせてもらいます!皆の為に!!」ドンドンッ!
不知火「…」スゥッ
阿武隈の主砲が不知火を容赦なく捉え
中破になったとき
不知火はゆっくり目を閉じた
そして…
不知火「沈めッ!!」ギンッ
阿武隈「っ!?」ビクン!
阿武隈(え!?嘘!?体が…動かない)
阿武隈「な…にを…」ググッ
不知火「心の一方を掛けました。もう動けませんよ。不知火の的になる標的にすぎません」ジャコン
不知火の戦艦をも凌駕した眼光による睨みで
相手を行動不能にする技を阿武隈へと掛けた
霧島「おーっとぉ!阿武隈さんが急に動きを止めましたぁ!一体何が起こったのか!?動かない阿武隈さんに不知火さんがゆっくりと近いていきます!」
阿武隈「ぅぅ…動け…ないぃ…」ガクガク
不知火「ぬいっ!!」ブンッ
阿武隈「うぐっ」ドスッ
阿武隈へと近づくと
不知火は阿武隈の水下へと強烈な打撃を打つ
そして膝から崩れ落ちる阿武隈に
小さな声で喋る
不知火「仲間の事は司令に任せて下さい。絶対に助けてくれます。だから、今は退いて下さい」ボソッ
阿武隈「し…らぬ…い…ちゃん…」バシャン
霧島「あーっ!不知火さんの一撃により阿武隈さん戦闘不能!これにより横須賀チーム残り1人になりました!!」
残るはヴェールヌイとなった響と
防空駆逐艦の秋月である
しかし秋月は加賀の艦載機を迎撃している最中
至近弾や機銃でダメージを受け
既に中破している
Bep「棄権するなら今のうちだよ?秋月」
秋月「まだ…やれます!」
Bep「そうか…なら行かせてもらう」ザッ
秋月「くっ!」ドンドンッ!
ヴェールヌイの接近を長十糎砲で狙うが
命中はおろか至近弾もない
焦る秋月にヴェールヌイは魚雷を放つ
Bep「悪いね。私も負けられないんだ」バシュゥ!
秋月「あぁっ!?」ドガンッ
秋月「…す…凉…月…ごめ…んね…」バシャン
霧島「ヴェールヌイさんの見事な雷撃により秋月さん戦闘不能!これにより横須賀チーム全滅!勝利は我が鎮守府です!」
横須賀艦隊を全員戦闘不能にし
勝利した提督艦隊であったが
横須賀は一つの申し出をする
横須賀「くっ!元帥!今一度チャンスを!」
元帥「チャンスだと?」
横須賀「はい!ここにいる提督に拳闘で勝てば不問にしていただきたい!私とて軍人…負ければ潔く提督を辞め、罰を受けましょう!」
元帥「と…言っているが?」チラッ
提督「いいでしょう…手加減しませんよ」ググッ
横須賀「…」ニヤッ
こうして艦娘の戦いは終わったが
異例の提督同士の拳闘勝負へと持ち込まれた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
仮設リング
リングサイドには多くの人だかりができ
演習が終了した艦娘達も駆けつけていた
霧島「さぁ!いよいよ異例の提督同士の殴り合いが始まろうとしています!勝つのはどちらなのでしょうか!!」
横須賀(ふんっ!拳闘は私が最も得意としていることだ。こんな若造に負けるはずがない!)ギュッ
横須賀「提督!先程の屈辱ここではらしてやる!覚悟しろ!」グッ
提督「能書きはいいから掛かってこい」チョイチョイ
横須賀が余裕を見せ提督を威圧するが
提督は更に挑発し横須賀を苛立たせる
横須賀「こンのぉ~!」プルプル
電「はわわ!まだゴングがなっていないのです!えーっと…れふぇりーをさせていただく電なのです!」ハワワ
電がレフェリーに選ばれたのは
艦娘で敵にも気をかける優しい電なら
横須賀が死にかけたとき
きっと助けてくれると言われたからである
電「それでは!れでぃー!ふぁいと!なのです!」カーン
ゴングの音と共に両者がコーナーから飛び出す
先手を打ったのは横須賀だ
素早いジャブで提督の動きを封じる
霧島「さて!始まりました!まずは横須賀が鋭いジャブで牽制します!」
横須賀「シッシッ!」ビュッビュッ
提督「…」シュンシュン
横須賀(チィッ!スウェイだけでジャブを捌きやがる!ここは右も交ぜて手数を増やす!)
横須賀の必死の攻撃も虚しく空を切り弾かれ
提督に届く事はない
霧島「あ、当たりません!横須賀の放つ拳は司令に届く前に叩き落とされています!」
横須賀(くそが!こうなればっ!)シュッ
ガスッ!
提督「っ!」ツー
横須賀「ふん…」グリッ
拳をかわしていた提督であったが
右ストレートを避けた際に
横須賀が故意に肘を提督の顔面に叩き込み
提督の口から鮮血が飛ぶ
霧島「提督が出血!どうやら横須賀の肘が当たったようです!レフェリーの電さんが注意していますが…」
電「は、反則なのです!拳闘では拳n」
横須賀「やかましい化け物めっ!貴様らは黙って見ていればいいのだ!人間に楯突くとは何事だ!!」バシッ
電「あぅっ!」ステン
提督「電!」ガシッ
横須賀に注意しようとした電であったが
逆に罵倒され殴られる
電が倒れそうになるのを提督が受け止めるが
電の頬は赤く腫れて目には涙を浮かべていた
それを見た艦娘達は
長門「よくも電ちゃんを!ぶっ殺す!」ガバッ
武蔵「待て長門!」ガシッ
霧島「カチコミじゃコラァァ!!」バッ
金剛「き、霧島!?実況はどうしたデース!?とにかくストップネー!!」ガシィッ
このように一部の艦娘が乱入しようとし
会場は荒れていたが
横須賀はお構い無しに罵倒を続ける
横須賀「なんだ化け物供!!私に逆らうのか!いいだろう!こいつを叩きのめした後で、たっぷり教育してやる!足腰が立たなくなるm…」
提督「黙れぇッ!!」
横須賀「っ!」ビリビリ
提督「電…離れてろ…」スッ
電「は、はいなのです…」スタスタ
長門「くっ!凄い覇気だ…」ビリッ
武蔵「これでも行く気かい?」スッ
長門「いや…遠慮しておこう」スッ
霧島「カチコミしに行かなくてよさそうですね」スッ
金剛「イ、イエス…」スッ
横須賀「ふ、ふんっ!虚勢を張りやがって!」ビュッ
提督「シッ!」パシィッ
横須賀「ぅ!?」グラァ
横須賀の罵倒に我慢の限界を迎えた提督は
覇気を放ちながら
再び対峙し、横須賀の右ストレートに目にも止まらぬ速さの
カウンターを叩き込む
提督の放ったカウンターは的確に横須賀の
顎(ジョー)を捉え平衡感覚を消失させた
青葉「司令官の鋭いカウンターが横須賀の顎にクリーンヒット!フラついています!このまま畳み込みたいところぉ!!」実況
川内「なんで青葉が実況してんの?」
青葉「いやー霧島さんが激昂して実況をほっぽり出しちゃったんで青葉が代わりにしてるんですよ~。ところでその着けてるメンポはどうしたんですか?忍殺って書いてありますが…」
川内「あ!これ?さっき歩いてたら頭に43って数字が書いてある人にもらったんだー!似合うでしょ~?」ニッ
青葉「は、はい。似合ってると思います…」アハハ
提督のカウンターをもらい
意識が朦朧とする横須賀だが
しっかりとガードを上げて
猛攻を防ごうとするが…
横須賀(ぅ…意識が…ガードを上げないと)グッ
提督「シィッ!」ズバババババ
横須賀「うぐっ!?」ガガガガガ
青葉「司令官!容赦なくガードの上から連打を浴びせています!ですが横須賀も耐えるっ!」
横須賀をロープ際まで追い込み更に
連打の回転を上げる提督
次第に横須賀のガードが下がってきたところへ
リバーブローを打ち込む
提督「そらぁっ!」ブォッ
横須賀「ガハァッ!」メリメリッ
青葉「強烈ぅ!!司令官のリバーブローが横須賀の脇腹に深々と突き刺さるぅ!!」
更にリバーを打たれて上がった顎へ
体重を乗せたアッパーが炸裂し
横須賀の意識を更に遠いところへ飛ばす
提督「まだ倒れるなよっ!」ビュッ
横須賀「ぅがぁ!?」メキィッ
青葉「リバーからアッパー!!横須賀の膝が揺れる!!」
そして提督は素早くウェービングをする
その軌道はやがて無限のマークを描き始めた
青葉「おお!司令官が無限のマークを描きながらウェービングをしています!!ここから放たれるフィニッシュブローは…」
提督「喰らいやがれッ!!」ビュンビュンビュン
青葉「デンプシーロォォオル!!」ガバッ
川内「うわっ!?うるさっ!」キーン
提督「うぉぉおおおおお!!」ドパパパパパパン
横須賀「ぅがっ…ごふっ…ぶべっ!!」メシィッバキッゴキィッ
強烈な左右のフックが横須賀を容赦なく殴打した
血飛沫を撒き散らしながら頭を振られ
殴られた事による打撲や骨折で
顔の形が次第に変わっていく
青葉「強烈な左右のフックが横須賀を襲う!そして倒れそうになった所へ逆のフックを打ち込み倒れさせないぃ!!」
川内「ねぇ、あれ止めた方がいいんじゃない?マットが血だらけだよ?」ウワァ
既に横須賀の顔は以前の面影すら無くなり
目は腫れて鼻は潰れ、顎も砕けている様子だ
北上「うわぁ…」
大井「容赦ないですね…」
卯月「顔の形が変わってるぴょん…」
弥生「流石に、これは…」
長波「倒れかけたところで持ち上げるようにフック…エグいな…」
提督「トドメだ!!」ガォッ
横須賀「ぅ…ぁ…」フラァッ
デンプシーロールの回転を止めて
重心を前に移す
そして溜めた右拳を伸ばした
しかし後数センチといったところで
拳が止まる
トスッ
電「司令官さんっ!もう…やめるのです」ポロポロ
提督「っ!?電!」スッ
横須賀「…」ドチャ
電が提督に抱き着く形で制止し拳を下ろす
横須賀は力無くその場に顔面からマットへ沈んだ
電「司令官さん…電は怖かったのです…」ギュッ
提督「もう大丈夫だ。横須賀は…」
電「そうじゃないのです!司令官さんが…司令官さんが人を殺してしまうかもしれない事が…怖かったのです…」ポロポロ
提督「っ!すまなかった…」
カンカンカンカーン!
川内「青葉!実況実況!」ユサユサ
青葉「ハッ!?し、試合終了ぉ!!勝者は司令官でーす!!」
ワーワー! サスガテートクー! ツヨスギィ! イナズマチャン!ハァハァ コラッナガトォ!
提督「止めてくれて…ありがとうな、電。」
電「グスッ…はい!なのです!」ニコッ
こうして一連の騒動は幕を降ろし
横須賀は司令官の座を下ろされ
艦娘に暴力を振るったことや資材の着服の罰として
10年間、シベリアのガチムチ収容所へと送られた
そして配属されていた艦娘達は任意で
提督のもとへと移籍したのである
川内「さっきはどうしたの?」
青葉「いやぁ…長門さんが武蔵さんにキャメルクラッチ掛けられながら電さんのところに這っていくのが目に入りまして…」アハハ
川内「ある意味それが一番怖い…」
青葉「青葉もそう思います…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宴会しましょうそうしましょう
横須賀との演習から数日後
武蔵からとある提案をされた
提督「宴会?」
武蔵「そうだ。横須賀からの着任歓迎会と祝勝会を兼ねて宴会でも開こうかとな」
提督「そうだなぁ。最近深海棲艦の活動も落ち着いてきたし…やりますか!」ガタッ
武蔵「よしきた!」ガタッ
意気揚々と執務室を後にし
食堂にいる鳳翔と甘味処間宮にいる間宮を
訪ねる提督と武蔵
鳳翔「まぁ!宴会ですか?いいですね!腕がなりますっ」グイッ
提督「助かる!開始は明日のフタマルマルマルだ。よろしくな!」
間宮「宴会ですね!私も腕を奮って皆さんに美味しいお食事を作ります!」グッ
武蔵「ありがたい!間宮の飯は最高だからな!楽しみにしているぞ!開始は明日のフタマルマルマルだ」
二人の了承を得た提督と武蔵は
再び執務室に戻り
明日に備え残りの書類を片付けて
各々の私室へと戻った
提督「おっと…もうこんな時間か。明日の余興とか考えながら風呂にでも入ってゆっくりするかぁ」ガチャ
明日の宴会を楽しみにしながら
風呂に向かう提督
しかし、提督の背後には複数の艦娘が
後をつけていた
?「お風呂…ですって!」
?「シーっ!見つかってしまいますよ?」
?「新しいスマホの防水機能ならいけるわね…」
?「生の魚雷を拝んでやるのね!」
?「き、緊張してきたでち…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大浴場
ザパァーァ
提督「あぁぁ。沁みるぅぅ」ポケー
1日の疲れを誰もいない湯船で癒す提督
鼻歌混じりに入浴を楽しんでいると
ある異変に気付く
ポコポコポコ
提督「ん~?ジャグジー機能なんて付いてたっけ?まぁ気持ちからいいかぁ。妖精さん達が気まぐれで作ったんだろうし♪」
提督はその程度の解釈で湯船から上がる泡から
意識を遠ざける
?「今日の入浴剤がミルク風呂でよかったのね」ブクブク
?「でも、肝心の魚雷が見えないですって!」
?「防水でも流石に濁っていたら撮影も無理ね…」
?「早く提督のアハトアハトが見たいですね」
もうお気づきの方も多いのではないだろうか
彼女達はイク、ゴーヤ、イムヤ、ロー、ハチである
目的は提督の提督を拝む事
あわよくば魚雷発射管に装填することだ
提督「さぁて!サウナにでも入るかなぁ♪」
提督が湯船から出る
当然だが男一人で入っているとき
諸君は腰にタオルを巻くだろうか?
答えは否であろう
潜水艦s「!?」潜望鏡上げ
イク「お、大きいの…////」
ゴーヤ「おっきな魚雷…大好きです///」
ロー「ダンケダンケ///」
ハチ「これは…紛れもなくアハトアハトです///」
イムヤ「…」パシャパシャパシャ
様々な感想をお湯の中で話す潜水艦達
提督が湯船から上がった際にバベルの塔が
はっきりと見えた
そして提督がサウナに入ると
一斉に湯船から顔を出す
ゴーヤ「凄かったでち…///」
イムヤ「オカズには困らないわね…///」
イク「早く食べたいのね!」
ハチ「素敵でしたね///」
ロー「装填準備!ですって!」
彼女達は色んな意味で火照った身体を冷ますために
水風呂へと潜航する
バタンッ
提督「ふぃ~。あっつい!水風呂水風呂~♪」
潜水艦s「!?//」
そこへサウナから上がった提督が水風呂に向かって
歩いてくる
すかさず潜水艦達は空気を大量に噴出し
気泡のカーテンを水面に作った
提督「お?水風呂もジャグジー?妖精さんも凝り性だなぁ」ザパァ
気泡のお陰で水中にいる潜水艦はバレずに済んだが
水中では提督が股を開いて水風呂に浸かっているため
モロに見えてしまっている
潜水艦s「…ゴクリッ」ガン見
そして遂に一人の潜水艦が
辛抱たまらず提督の魚雷へと手を伸ばした
イク「いただきますなのね!!」キュ
提督「むお!?」ビクッ
ゴーヤ「そうはさせないでち!」バッ
イク「邪魔しないでほしいの!」パッ
提督「気のせいか?…そうか!泡が当たったんだな」フゥ
イクの早まった行動をゴーヤが阻止したおかげで
提督は勘違いをして事なきをえた
そして提督は水風呂から上がり
次はうたた寝の湯(寝転びながら入るお風呂)に
向かった
イク「ゴーヤなんで止めるのね!」
ゴーヤ「まだ早いと思ったからでち」
ロー「早いって?」
ゴーヤ「最近てーとくはろくに寝てないでち。だからきっと…」
ハチ「お風呂で寝る可能性が…」
イムヤ「あるってことね!」
イク「むぅ。なら我慢するのね…」
提督「ふぁぁ。少し眠くなってきたな…最近忙しくて寝れてないし…」
ゴーヤ「やっぱりでち!」
イク「さぁ!早く寝るといいの!」ワキワキ
提督「む。いかん…マジで眠く…」zzz
潜水艦達が期待するなか
とうとう提督は眠ってしまう
それを見計らって潜水艦達が
続々と水風呂から浮上し
提督の傍にかけよる
イク「あぁ…無邪気な顔して寝てるのね」ウットリ
ゴーヤ「でも魚雷は獰猛でち///」ゴクリッ
ロー「いただきますしちゃいます?」ジー
ハチ「本で予習もバッチリです」グッ
イムヤ「わぉ!大量大量!」パシャパシャパシャ
提督「ぐぅ~。すぴー。」ムニャムニャ
一通り提督の体を眺めた潜水艦達は
ついに提督に触れ始める
ゴーヤ「キスはこの前したから…首に」ペロッ
イムヤ「うらやましい…ならイムヤは口を」チュッ
ロー「ろーちゃんは胸にしますって」チュパチュパ
ハチ「え、えぇっと…はっちゃんは…腹筋を…」ペロッ
イク「ならイクは魚雷をいただきますなのね!」パクッ
提督「ん…」ピクッ
提督が眠ってから
潜水艦達は水着を脱ぎ捨て提督の体を
文字通り味わい始めた
ゴーヤは首筋から鎖骨にかけて
優しく舐め、時折甘噛をしている
イムヤは口に触れる程の軽いキスを繰り返し
提督の手を握っていた
そしてローは提督の胸を赤子のように
吸い続ける
ハチは戸惑いながらも腹筋に口をつけて
ぺろりと舐めた
イクはというと
イク「じゅぽっ!じゅぶっ!れろれろ」
魚雷にむしゃぶりついていた
徐々に硬く、大きくなる魚雷は
いつの間にかイクの口には入らない大きさになっていた
イク「うっ!大きくて口に入らないのね…」レロレロ
ゴーヤ「立派すぎてヤバいでち///」
ロー「お股がキュンキュンしますって///」
ハチ「あわわわわ///」
イムヤ「イク、さっきのバッチリ撮れてるからね!」
完全体になった魚雷を見て
潜水艦達は生唾を飲み考える
『これが入ればどうなってしまうのだろう』と
しかしながら
一向に誰も挑戦しようとせず
仕舞いには全員で魚雷を舐め始めた
ゴーヤ「先からヌルヌルしたのが出てきたでち♡」ペロペロ
イムヤ「弾薬も丁寧に舐めないと♡」ペロペロ
ロー「びくびくしてますって♡」ペロッ
イク「顎が疲れちゃったのね♡」ペロペロ
ハチ「先っちょなら…はむっ♡」ジュブジュブ
提督「ん、ぅぅ…」ピクピク
そうこうしていると
潜水艦達は舐めながら自らの秘部を愛撫し始め
濡れた水音がなり始める
イムヤとゴーヤは提督の手を使って
ローとハチは足を使い秘部を擦りつける
イクはというと
イク「ちょっとだけなら…んんっ///」グッ
潜水艦s「!?////」
提督「むぉ!?」グッ
なんと提督の顔へと腰を降ろした
流石に潜水艦達も驚いたのか
動きを止め、提督も目を覚ましてしまうが
お構い無しにイクは提督に股を擦り付けながら
魚雷を舐め回す
それに影響されてか
他の潜水艦達も提督の指を入れたり
更に激しく擦り付けたりしていく
提督(なんだなんだなんだ!?どうなってる!?俺は何をされて、何をしてるんだ!?)
イク「あっ!やっと起きたのね!あむっ♡」ジュブ
提督「イク!?何を…ぅぁっ!?」ピクッ
ゴーヤ「てーとくの手…気持ちぃでちぃ///」トロン
提督「ゴーヤもか!?この指の感触…まさか!」
イムヤ「当たりぃ///」ピクピク
ロー「ろーちゃん…もぅ…ああっ♡//」プシッ
ハチ「はっちゃんも…イ…イっちゃいますっ♡」プシッ
所属している全潜水艦が提督の身体を貪り
達してしまう者もいるなか
イクとゴーヤは尚も攻める
イムヤは既に果てていたのか満足した様子で
スマホを眺めうっとりとしていた
イク「せっかく起きたんだから、イクのも舐めるのね!」グイグイ
ゴーヤ「動かしてほしいでち!」キュッキュッ
提督「むぐぅっ!?」グッ
提督(ふぉぉ!?イクのお尻が目の前にぃ!?見える!全て見えているぅ!ゴーヤの中もヌルヌルで温かい!そうか!これは夢だ!最近ヌいてなかったから遂に夢にまで…しかし夢なら好きにしていいよな!)ガバッ
ゴーヤ「あはっ♡動かしてくれたでちぃ///」
イク「むぅぅ。イクもしてほしいのー!!」グイ
初めは抵抗していた提督ではあったが
次第に夢と勘違いをして積極的に
イクとゴーヤを愛撫し始める
提督(リアルな夢だが悪くない!むしろありがたい!正直毎日堪らんかったのですよ!)ペロッ
イク「いひひっ!ようやく素直になったのね♡んぁっ//」ビクン
ゴーヤ「ああっ♡そんなにかき回したら壊れちゃうでちぃ!!」グチュグチュ
提督「ふぅーっ!ふぅーっ!」ハァハァ
イクの秘部を舌先でほじくり、菊門を空いている手で広げる
まだ未使用の2つの穴はどちらもピンク色で
ヒクヒクと動いている
秘部がぴくっとするたびに愛液が舌先に垂れ
その愛液を指ですくいとり菊門に当てがう
イク「ひっ!そこは入れる場所じゃ…んんっ!?」ビクン
ゴーヤ「わぁっ///凄いでちぃ♡」
菊門に第一関節まで指を埋めると
秘部にある豆を丁寧に舐める
びくびくと震える尻に思わず
にやける提督だが
次はゴーヤにターゲットを変えた
ゴーヤの中に入っている指をゆっくり動かし
奥まで満遍なく刺激する
ゴーヤ「あっ♡あっ♡そこ!ダメでちぃ♡」ピクピク
提督(ここが弱いのか…なら!)グイッ
ゴーヤ「あぁぁっ♡」ブシャァァ
ゴーヤ「はぅぅ…」クタッ
提督はゴーヤの敏感な所を確認すると
超振動を起こして攻めた
するとすぐに達してしまい
横たわるゴーヤ
秘部から指を引き抜くと
ヌラヌラとした愛液が糸を引いていた
イク「今度はこっちの番なのね!」パクッ
提督「うぉ!い、イク!」ピクピク
イク「ふぇーほふ?ひもひひ?(提督?気持ちい?)」ジュポジュポ
提督「す、吸い付いて!ぅぁっ」ビクビク
ゴーヤが達したのを見たイクは
再び提督の魚雷を口に含み先ほどより強く
啜り上げる
提督「俺だって…はむっ!」ジュルルゥ
イク「んひぃっ!?あっ♡あっ♡」ビクビク
提督(そらっ!イけ!!)グチュグチュ
イクが提督の魚雷から口を離した隙をつき
提督がイクの豆を吸いあげる
さらには菊門に入れた指を円を描くように動かし
ほぐしていく
イク「こ、これで勝ったつもりなの?」パクッ
提督「ううっ!もぅ我慢できない…イク!」ガバッ
イク「きゃっ!」ドサッ
魚雷が臨界点を迎えそうになると
提督は上に乗ったイクをどかして
イクの後ろに立ち魚雷を菊門に当てがう
イク「ひっ!?そんなの入らないの!」ビクビク
提督「これは夢だからな…大丈夫さっ!」グイッ
イク「んあぁっ!…痛く、ない?」
提督「そりゃぁほぐしてから挿れたからなっ!」パンパン
イク「ん!あっ!気持ち…いいのね」トロン
イクの菊門に魚雷が入っては出され
喘ぎ声と肌と肌がぶつかる乾いた音が浴場に響く
提督「うっ!もぅ…出そうだ!」パンパン
イク「出して!イクの中に!出してぇ♡」
提督「イくっ!!」ドピュゥ
イク「来てるのね!ぴゅっぴゅって熱いのがぁ♡」ビクビク
止めどなくイクの中に注がれる液体が
菊門から溢れ出てくる
提督は魚雷をイクから引き抜くと
ぽっかりと開いた菊門からゴポゴポと音をたてて
液体が滴り落ちた
イク「お尻でイっちゃうなんて…でも…幸せなのね…」ガクッ
提督「うっ…また眠く…」zzz
イクに溜まりに溜まった劣情をぶつけ
解放した提督は再び眠りについてしまう
その後、イクにお尻の良さを聞かされた潜水艦達は
1人、また1人と起きない提督に跨がり
悦に浸るのであった…
1時間後
提督「ん?寝てたのか…しかし良い夢だった気がする」ムクッ
湯船から起き上がる提督
しかし体はダルく、皮膚には妙にネトネトした液体
さらには甘ったるい匂いがした
提督「なんだか体が重い、ベタベタするし…それになんだこの匂い」クンクン
ピラッ
提督「ん?」つ手紙
[ご馳走さまでち! by潜水艦一同]
提督「」サー
この後、急いで体を洗い服を着替えて
潜水艦達がいる寮まで全力疾走し
スライディング土下座をかましたのは
言うまでもない
イク「て、提督!頭を上げてほしいのね!」アセアセ
ゴーヤ「そうでち!あれはゴーヤ達が仕掛けたから…」アセアセ
提督「しかし!お前達を犯してしまうなんて!」
ロー「でもろーちゃんは満足ですって!」アセアセ
ハチ「同意の上でなら大丈夫ですよ」アセアセ
イムヤ「そうよ司令官!気にしないで!」アセアセ
提督「本当にすみませんでしたぁぁあ!!」
提督はひたすら謝り続け騒ぎを聞きつけた武蔵と
大鯨が提督と潜水艦達を引き離し
提督は武蔵に引き摺られ執務室で説教
潜水艦達は大鯨にその場で説教されたそうな
ちなみにだが
武蔵は説教の最後に
『相棒の頼みなら私だって…その…吝かでは…ないぞ?』っと
顔を赤らめて言っていたらしい
大鯨は説教が終わった後
『私だって襲われたかったのに!』っと
顔を真っ赤にして潜水艦達に懺悔した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宴会当日
提督「おはよう武蔵」ガチャ
武蔵「おはよう色男さん」フフッ
提督「勘弁してくれよ~」ハァ
武蔵「ははっ!冗談さ」
提督「まったく…」ギシッ
昨晩の事があって
朝から気が重い提督ではあったが
今晩は宴会があるため
スケジュールを組む作業に入る
提督「この時間なんだが、前に那珂がライブをやりたいと申請してきていてな。せっかくだしライブを余興にしようと思う」
武蔵「ふむ。いいんじゃないか?那珂も喜ぶだろう。」
提督「決まりだな…さてと」ガタッ
武蔵「待て待て。私が伝えておくから提督はゆっくりしておくといい」スタスタ
提督「そうか?ありがとうな」
武蔵「いいって事さ」バタンッ
スケジュールがある程度決まると
武蔵は那珂にライブの件を伝える為
執務室を後にした
提督は残りのスケジュールを埋めて
コーヒーを啜る
提督「ふぅ…美味い。やはり海軍さんの珈琲に限るな」ズズッ
海軍さんの珈琲は
本当にオススメなので是非ご賞味いただきたい
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
武蔵「那珂いるか?」
那珂「武蔵さん?どうしたの?あ!サインなら…」
武蔵「喜べ!ライブができる事になったぞ」
那珂「本当に!?やったぁ!待ちに待ったライブだぁ!で!?いつ!?どこで!?」クワッ
那珂が喜びのあまり武蔵に詰め寄る
武蔵はたじろぎながら答えた
武蔵「ほ、本日フタマルサンマルから。場所は食堂だ。宴会の余興として提督がお願いしたいそうだぞ」
那珂「わっかりましたぁー!那珂ちゃんは提督の為なら突然のスケジュールでも大丈夫でーす!キャハッ」ピース
武蔵「そ、そうか…では頼んだぞ」バタンッ
那珂に用件を伝え部屋を後にする武蔵
その表情はどっと疲れたといった表情だった
武蔵(つ、疲れた)ハァ
神通(妹がご迷惑をお掛けしてすみません)
武蔵(!?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
食堂(フタマルマルマル)
宴会開始予定時刻になり
食堂には全艦娘が集合していた
テーブルには間宮と鳳翔そして大鯨が作った
豪華な料理がところ狭しと並んでいる
提督「よし、皆いるな。マイクは…あっt」バッ
霧島「マイク音量大丈夫?チェック!ワン!ツー!…よし!司令、マイクを!」スッ
提督「あ、ああ。ありがとう…」つマイク
霧島の入念なマイクチェックが終わり
提督がマイクを手にして話を始める
提督「皆!日々の任務や鍛練ご苦労!今日は横須賀から来た艦娘達の歓迎と皆の慰労、祝勝会の意味を込めて宴会を開催することになった!思う存分楽しんでくれ!では…乾杯!!」グッ
『かんぱ~い!!!!』
こうして楽しい宴会がスタートした
提督は横須賀から来た艦娘達に改めて挨拶をしに行く
北上「阿武隈ぁ。もっと食べなよぉ」ウリウリ
阿武隈「ちょ!北上さん!前髪触らないでぇ」
大井「北上さんに触れてもらっておいて…なんて羨ましい!!」クッ
提督「よぉ!食べてるか?」ヒョコ
卯月「あ!しれーかんだぴょん!」ダキッ
弥生「こら、抱きついては…ダメです」
長波「ひゅー!お熱いねぇ」モグモグ
提督「あはは!卯月は甘えん坊だなぁ。」ナデナデ
艦娘達「!?」ウラヤマシイ ワタシモ ツギワタシ
卯月「ん~!うーちゃん感激ぃ」トローン
北上「いいなぁ」ボソッ
大井「北上さん!?」ガタッ
阿武隈「そんなに!?」ビクッ
提督は卯月が抱き着くと
優しく撫でてあげ、席へと座らせる
提督「皆、ここには馴れたか?」
北上「うん。皆優しいしご飯は美味しいし…提督はカッコいいからねぇ」チラッ
提督「そ、そうか!ありがとうな」ドキッ
大井「…」ガッ
提督「いでぇ!?」
北上「ど、どうしたのさ!?」ビクッ
提督「な、なんでもない…」ヒリヒリ
弥生「司令官…大丈夫ですか?」ナデナデ
提督「弥生ぃ~」ナデラレ
北上「むぅ。やるなぁ駆逐艦…」グヌヌ
長波「おっ!このチャーハンうっま!ほら食べてみて!」グイッ
提督「むぐっ!もぐもぐ…本当に美味いな!流石は間宮さんだ」
卯月「あーっ!うーちゃんも司令官にあーんしてあげるぴょん!はい!あーん!」グイッ
提督「あむっ!んー!この唐揚げも最高だなぁ。二人供ありがとうな」ナデナデ
長波「わっ//えへへ///」
卯月「ぴょん///」
北上「あ、あたしもあーん」スッ
大井「いただきますっ!」バクッ
北上「!?」
提督「ん?どうした?」
北上「な、なんでも…ない」シュン
北上が提督に差し出したスプーンを
大井が無理矢理口に運ぶ
提督は北上が落ち込んでいるのを見て
斜め上の解釈をしてしまう
提督「あっ!唐揚げか?ほれ!あーん」スッ
大井「!?」
北上「!?あ、あーん」モグッ
提督「美味いだろ?」ニッ
北上「ぅ…ぅん///ありがとね//」カァァ
北上(これって間接キス…)ドキドキ
提督「大井も!あーん」スッ
大井「え!?」
提督「ほらほら落ちちゃうだろ?」
大井「いただき…ます///」モグッ
大井(まさか私にも…でも嬉しい///)
提督は二人に食べさせて席を立つ
提督「さてと!」ガタッ
卯月「もう行っちゃうぴょん?」
提督「あぁ。他にも回らなくちゃならないからな」ナデナデ
卯月「また来てほしいぴょん!」
提督「ははっ!わかったわかった!戻ってくるよ!あっ!そうだ!阿武隈」
阿武隈「へ!?私!?」ドキッ
提督「改二改装が可能になったから暇な時にでも工廠に行くといい。更なる活躍を期待してるぞ!」ポンッ
阿武隈「本当ですか!?はい!頑張ります!」パァァ
提督「よし!じゃぁ楽しんでくれよ!」スタスタ
次に提督は武蔵や長門、横須賀から来たガングートが座る
戦艦達の席へと足を運んだ
何故かガングートの膝の上にはヴェールヌイが
座っている
提督「おっす!飲んで食ってしてるか?」ヒョコ
武蔵「おお!相棒!丁度相棒の話をしていたんだ」グビッ
提督「俺の話?」
長門「そうだ。鎮守府に着任してから今までの事をガングートに説明していたところでな」
提督「なるほどな。で?話を聞いてどうだった?」
ガングート「にわかには信じられなかったが、武蔵との戦闘の後、貴様が提督で師匠だと聞いて信じざるを得なくなった」
提督「あぁ…あの技は俺が教えたもんなぁ…」
ガングート「そこでだ!私にもなにか技を伝授してほしい!」
提督に技を教えてほしいと頼み込むガングートだが
技を教える事は容易なことではない
厳しい鍛練の末に習得できるのだ
その事を説明すると
ガングート「任せておけ!このガングート必ずや習得してみせる!」
提督「そ、そうか…なら明日から頑張るんだぞ!」
ガングート「あぁ!同士提督よ!これからよろしくな!」ギュッ
提督「あぁ!」ギュッ
二人は硬い握手を交わし
しばし酒を飲みながら
他の戦艦達とも話を弾ませた
しばらくするとステージに那珂と川内と神通が
上がり那珂がマイクを持つ
那珂「みんなー!今日は集まってくれてありがとー!!今から那珂ちゃんのスペシャルライブが始まるよー!」
オー! マッテマシター! ナカチャーン!
提督「おっ!もう始まるのか!最前列で見なくちゃな!」ガタッ
ガングート「同士提督よ!また話をしよう」グイッ
Bep「はらしょー!」グイッ
提督「おう!ってこら響お酒はダメだって!」
Bep「ウォッカは命の水さ。問題ない」グイッ
長門「ひ、響ちゃん…」ハァハァ
武蔵「ほら長門お前も飲むといい」ガッ
長門「オゴォッ!?」ガボボボボ
危うくなった長門の口に武蔵がスピリタスを
瓶ごと突っ込んだ
すると途端に長門の顔が赤くなり
机に突っ伏してしまった
長門「アラモ…」バタッ
陸奥「長門!?」
武蔵「よし…」
提督「よしじゃねぇよ!?」
提督が鋭いツッコミを入れると
ステージから那珂が呼ぶ
那珂「てーとくぅ!早く前に来てくださーい!」
武蔵「ほら相棒。お呼びだぞ?」グビッ
ガングート「長門は我々が介抱しておく」
Bep「信頼の名は伊達じゃない」サムズアップ
提督「わかった…酒もほどほどにな?」スタスタ
そう言って提督は足早に那珂達のステージまで
足を運ぶのであった
長門「うへへぇ…電ちゃんのぱんちゅ…」グタァ
陸奥「長門ぉ!?」
電「長門さん…キモいのです…」
戦艦s「!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
川内「あっ!来た来た!おーい!」
神通「どうぞ前に」ペコッ
提督「すまんすまん!頑張ってくれよ!」
那珂「はーい!那珂ちゃんスペシャルいっきまーす!ミュージックスタートぉ!」
提督がステージへと到着すると
食堂に音楽が流れ
ライブがスタートした
那珂「いち、にー、さん、はい!」
オーオーオー カーンコレー カーンコレー カーンコレー オーオーオー
提督「流石那珂ちゃんだな。川内と神通のダンスも見事だ」アイノテ
野分「当然です!那珂さんですからね!」
提督「おお。野分も那珂ちゃんの歌が好きなんだな」
野分「大好きなんですよ!」ニコッ
食堂は那珂のライブにより
大いに盛り上がり
皆一様にはしゃぐ
提督(皆楽しそうだ…この笑顔だけは絶対に守り抜いてみせるぞ!)グッ
那珂「ねぇ!ちょっと!聞いてる?ねぇ!ねぇ!て、い、と、くぅ!」ウィンク
提督「可愛い」(可愛い)
こうして那珂のライブが終了し
那珂達がステージから降りる
那珂「みんな!ありがとー!!」フリフリ
川内「あー!楽しかったぁ!」
神通「き、緊張しましたけど、私も楽しかったです」
提督「3人共凄かったぞ!お疲れ様!ほい!飲み物」つコップ
提督が3人を労っていると
1人の空母がステージに上がって行くのが見えた
那珂「あれぇ?加賀さんだ!」ゴクッ
提督「なんだ?加賀も何かするのか?」
川内「歌ったりして…」グビッ
神通「か、加賀さんがですか?」ゴクッ
提督「まっさかー」アハハ
すると加賀は提督をじっと見つめ
マイクを取った
加賀「提督…空母の席にはいつ来てくれるのかしら?」
提督「うぇ!?それは次に行こうとだな…」オドオド
加賀「駆逐艦達の席を見ていたけれど?」
提督「えっと…その…」アセタラー
赤城「加賀さんも可愛いところありますね」モグモグ
翔鶴「えぇ可愛いです!」パクパク
瑞鶴「ふんっ!なによ!」バクバク
翔鶴「ず、瑞鶴…!」アセアセ
提督「次に行くから!な?」
加賀「頭にきました」
提督「なんで!?」
加賀「一航戦、加賀、歌います」
艦娘+提督「!?」
デデンッ デデデデ デデンッデン
加賀がミュージックをスタートさせると
食堂には再び音楽が流れ始めた
那珂の曲調とは違い
どちらかと言えば演歌よりの曲だ
提督(加賀が歌を歌うだと!?)
赤城(加賀さん、この日の為に練習していたんですよ?提督に聴かせたいんだって)フフッ
提督(こいつ!?直接脳内に!?)
加賀「この手によせる袱紗朱の色♪この目開いてその先見れば翼束ねて波頭を越えてあげる~♪」
提督「うまっ!えっ!?歌うまっ!」
加賀(やりました…ん?)チラッ
翔鶴「綺麗な歌声ですね!ねぇ瑞鶴?…瑞鶴?」
瑞鶴「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」ノリノリ
翔鶴「!?」
赤城「ふふっ!」ゴフッ
加賀「百万石の~誇りよ~加~賀岬ぃ♪」デデンッ
提督「うぉー!加賀ー!最高ー!!」ヒャッハー
加賀の見事な歌唱力により
食堂内は歓声に包まれる
那珂達のライブと同規模の歓声に
加賀自信驚きを隠せないようだ
加賀「えっと…ありがとうございました…//」
赤城「加賀さん!素敵でしたよ!」パチパチ
翔鶴「素晴らしい歌でした!」パチパチ
瑞鶴「ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」
翔鶴「瑞鶴!?」ユサユサ
瑞鶴「ハッ!…まぁ…よかったわ…///」
加賀「そう?ありがとう。五航戦にしてはいい踊りでしたよ?」ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ
瑞鶴の小躍りを真似しながら
褒める加賀
瑞鶴は赤面し近くにあった酒の入った瓶を
一気に飲み干す
提督「おい!それテキーラだぞ!?」
翔鶴「瑞鶴!?大丈夫!?」
赤城「ず、瑞鶴さん」
瑞鶴「ヒック…」
加賀「あら?そちらの瓶にまだお酒が入っているようだけれど」
瑞鶴「なに?飲ませるつもり?挑発には乗らないわよ!今からはゆっくり楽しむんだから!」
加賀が更に一升瓶を差し出して瑞鶴を挑発するが
瑞鶴はその挑発を一蹴する…が
加賀「これだから五航戦のうるさい方は」フッ
瑞鶴「…やってやろうじゃねぇか!!この野郎!!!」バッ
加賀の一言と鼻で笑われた事に腹を立てて
瑞鶴は挑発にまんまと乗り一升瓶を加賀から
引ったくる
提督「おぃおぃ…」アセアセ
赤城「加賀さん…」
瑞鶴「うっしゃぁ!見てなさい!これが五航戦の本当の力よ!」グイッ
翔鶴「あぁ…瑞鶴…」アタマカカエ
加賀から引ったくった一升瓶を
気合いを入れると共に口に咥え
上を向き凄まじい勢いで胃に流しこむ瑞鶴
それを食堂にいる艦娘が全員で固唾を飲んで
見守る
瑞鶴「んぐっ!んぐっ!ごくっ!」グビグビグビ
ズイカクサンスゴーイ! サスガセイキクウボ! ヨッ!ニッポンイチー!
周りから歓声と拍手が沸き起こる
それに気を良くした瑞鶴は更にペースを上げた
瑞鶴(ふふふ!いいじゃない!どんどん行く…ゎ…ぅぇ…)グビッ
しかし突如瑞鶴に異変が起こった
飲んでいた一升瓶から口を離し
食堂の窓までフラフラと歩く
そして窓を開けると
瑞鶴「ま"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!!」ビシャァァァア
吐いた
提督「み、見事な…」
加賀「マーライオンね」
赤城「勢いが凄いですね…」
翔鶴「瑞鶴ー!!」
これが原因で瑞鶴は加賀にハイドロポンプと
いじられるのはまた別のお話
瑞鶴「ん"ま"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!!」ダバーッ
加賀「いけ!瑞鶴っ!ハイドロポンプよ!」ビシッ
赤城「ぶふぅっ!か、加賀さんっ…」プルプル
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その後の事だが
駆逐艦達の席へと行き
ジュースで乾杯した提督
そこへ潜水艦達も参加して
楽しい一時を過ごす
そして順繰りと軽巡、重巡、軽空母と回り
酒を酌み交わし
いよいよお開きの時間となった
提督「えー…ヒック…宴もたけなわ…ヒック…ではございますが…お開きとしようと思います…」ポケー
エー! オワルノハッヤーイ! アトイッパイダケー ヒャッハー!!
武蔵「よぉし!相棒よぉ!締めくくりとしてぇ…何かしろぉ!」
ガングート「はははっ!ハラショー!いいな!」
Bep「そいつはいいな」
加賀「そうね…やっていただきましょう」
赤城「やはり、一本締めかしら?」
お開きを惜しむ声と共に
絞めに何かをしてほしいとの
意見が多数あがる
提督が出した答えは
提督「よっしゃぁ!わかった!絞めとして……」
艦娘達「ゴクリッ…」
提督「大型建造してきまぁぁあすっ!!」イエーイ
シーン…
提督「あ、あるぇ?」
ウォー!! サスガテイトクー! ヤルコトガチガウネー!
提督「そ、そうか!だろ!?じゃっ行ってくるぜぇ!!」
イッテラッシャーイ! サテ!カイサンカイサン! オフロハイローット!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌朝
窓ガラスから太陽の光が射し込み
外では小鳥たちが囀る
これ以上ない心地よい目覚ましだ
提督「う"~…頭がぁ…」ズキズキ
二日酔いの者以外にはだが…
コンコン
二日酔いに苦しんでいると
ドアをノックする音が聞こえ
重たい体を起こし
服を着替える
提督「ふぅ…どうぞー」
大和「おはようございます提督!」ビシッ
提督「おぉおはようさん……ゑ?」
提督は考えた
提督(え?ちょっと待て…なんで大和が?あれ?うちには武蔵しかいなかったはず…なんで?)と
それを察したのか
大和はニコリと笑うと
経緯を説明してくれた
大和「昨日ですね…カクカクシカジカ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昨晩(工廠:大型建造ドック)
食堂を出た提督は工廠へと向かい
妖精さんに手土産を渡して大型建造の依頼をした
提督「皆!土産を持ってきたぞー!」ヒック
妖精「オー!アリガタイー! アレ?テイトクサンヨッテマス?」ヒョコ
提督が声を掛けると妖精達が
集まってくる
そして提督から土産をもらうと
美味しそうに食べ始めた
小さなほっぺたをいっぱいに膨らませながら
食べる様子はなんとも癒される
提督は妖精達が食べ終わるのを
ニコニコしながら見つめていた
妖精「プハー! オイシカッター! ゴチソウサマー!」
妖精達「ゴチソウサマー!」
提督「いや、いつも働いてくれてありがとうな。本当に感謝しているんだ」
妖精「トコロデ、ナニカケンゾウデス?」
提督「おっと!そうだった!大型建造をしてみようかなってな!」
妖精達「あいあいさー!」ビシッ
妖精達に大型建造の指示を出すと
機械が稼働し始めモニターに投入資材の数値を
入力する画面が出力される
妖精「ドウシマス?」
提督「んー…今日は気分がいいからな!6000、7000、7000、2000だ!開発資材100でいこう!!」
妖精「リョウカーイ」ピッ
妖精が機械に資材を投入し
建造が開始される
すると建造完了まで…と表示され
数字が浮かびあがる
モニター[8:00]
妖精「!」
提督「ん?8時間かぁ。ふぁぁ」アクビ
妖精「ヤマトガタ!コウソクケンゾウシマス?」
提督「ぉう…頼む…」ウトウト
妖精「アイアイサー」ゴォォオ
妖精は大きなガスバーナーを複数人で持ち
機械に向けて放射する
するとタイマーがみるみるうちに0になり
建造完了とモニターに表示された
大和「大和型戦艦、一番艦大和。推しt…あれ?」
提督「ぐぅ…すぴー…」zzz
妖精「ヤマトサン…ドンマイデス」
大和「あれぇ?」
こうして大和は提督の鎮守府に
着任したのであった
大和「提督!起きてくださいぃ!大和ですよ!大和が着任したんですよー!」ユサユサ
提督「もぅ飲め…にゃいぃ…」ムニャムニャ
大和「提督ー!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして現在
話を聞き終えた提督は
すぐさま土下座した
床に頭をめり込ませながら土下座する様は
端から見ればホラーである
提督「本当に!本当に申し訳ない!」ズガンッ
大和「い、いえ!大和は気にしていませんから!」アワワ
提督「しかs…」
武蔵「騒がしいな…頭が痛いんだ…静かにしr…」ガチャ
大和「武蔵!?」
武蔵「大和か!?」バッ
提督「うげぇ!?」メリィッ
武蔵は大和に気付くと
すぐに駆け寄る
大和の正面に立つと抱きつき
笑顔を見せる
武蔵「久しいな大和!いつ着任したんだ?」
大和「あ、あの~武蔵?提t…」
武蔵「いやいつ着任したかなんて、どうでもいい!これからは二人で戦えるのだな!楽しみだ!」
大和「え、ええ。そうね。でも武蔵?提t…」
武蔵「そうだ!提督!相棒には会ったか?とても強くてな!優しくていい奴なんだ!まだ寝室か?なら行こうじゃないか!」
大和「武蔵!」
武蔵「うぉ!?なんだいきなり…」
大和「下を見なさい…」
武蔵「下だと?」チラッ
大和に下を見るように言われ
渋々下を見下ろす武蔵
そこには血まみれの提督が
こちらをずぅっと見ていた
提督「よぉ…武蔵ぃ…」血まみれ
武蔵「んぎゃぁあ!?お化けぇ!?」ガォン
大和「きゃっ!」
提督「ナーバスっ!!!」メシャァッ ガコーン
武蔵は思い切り踏み抜いた
その破壊力は提督の体が床を貫通し
一階の地面にめり込む程である
大和「提督!?提督ー!!」ダッ
武蔵「はぁはぁ…ハッ!相棒!相棒ー!?」ダッ
提督「ピンクと……黒…」ガクッ
この後提督は
しばらく(2時間程)ベッドで
大和ホテルと武蔵旅館の居住性を
身をもって体感したのであった
提督「ここが…天国か…」ボソッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
デイキャンプだクマ
とある晴れた日
提督は早朝から大きなリュックに
荷物を詰め込んでいた
時刻は午前6時だ
提督「うし!今日は1日休んでいいと大淀から言われたからな。楽しみだ!」
するとそこへ武蔵と球磨、島風がやってきた
武蔵「む?提督よ。どこかへ行くのか?」
球磨「凄い荷物クマ…山にでも行くのかクマ?」
島風「えー!?山ー!?行きたい行きたーい!」ピョンピョン
提督「まぁ山だけど…行くか?デイキャンプ」
こうして提督達は山にある
穴場のデイキャンプ場へと
足を運ぶのであった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キャンプ場
提督「着いたぁ!ここが穴場のキャンプ場か…資料で見たよりずっと綺麗だな…」スタスタ
球磨「確かに水も澄んでるし整備も行き届いているクマ」スタスタ
武蔵「しかしすまないな提督よ…私達までついてきてしまって…それに道具まで」スタスタ
提督「いや、1人でのんびりもいいが、こうして複数人で来るのも好きなんだ。道具は俺のお下がりだがな」ハハッ
島風「てーとくー!早くー!」ピョンピョン
キャンプ場へ到着した提督達は
設営場所を確保し
テントや釜戸、調理道具を広げた
提督「設営終わりっ!さて諸君!お腹は減ったかな?」チラッ
武蔵「私は小腹が減った程度だが」
球磨「球磨はお腹はすいたクマ~」
島風「島風は大丈夫でーっす!」
提督「よし。では狩りを始めようか!」スッ
3人「狩りぃ!?」
説明しよう
このキャンプ場では生息している動植物は
自由に取って食べてもオーケーなのだ
もちろん植物は食べても無害な物ばかりで
動物は鹿やカエルなど
比較的大人しい動物ばかりだ
提督「てなわけで、山菜チームと動物チームで分かれるぞ」
武蔵「なら私は島風と山菜を採るとしようか。行くぞ!島風!」ダッ
島風「オゥ!武蔵さんはっやーい!負けないよー!」ビュン
提督「じゃぁ球磨は俺と動物を捕獲しに行くか!」
球磨「わかったクマ!」
二手にわかれて食料を採取する四人
先ずは武蔵達から見てみよう
武蔵「島風!これを見てみろ」つ葉
島風「葉っぱ?」キョトン
武蔵「葉っぱは葉っぱだが、これはイワタバコといって食べられる山菜なんだ」
島風「なんでタバコなの?」
武蔵「それはだな、この葉がタバコの葉によくにているから名付けられたんだ。一株から三枚ほど葉を茂らせるから一枚だけ採る」
島風「二枚採っちゃダメなの?」
武蔵「二枚採ると枯れてしまうかもしれないからな。一枚だけ採るんだぞ」
島風「はーい!」
イワタバコ
武蔵も説明した通りだが
タバコの葉に似ている事からその名前がつけられた
若葉は食用にできるため、別名イワヂシャとも言われる
ちなみにチシャとはレタスの和名である
島風「これくらいかな?」
武蔵「だな!提督と球磨の成果はどうかな?」
一方提督達は…
提督「いた!野生の鴨だ…見えるか?球磨…」
球磨「見えたクマ…どうするクマ?」
提督「ここでは銃や弓矢は禁止だ…だからこれを使う」つパチンコ
球磨「冗談クマ?」
提督「大真面目だ…見てろ」グググッ
提督と球磨は小川にいる鴨に標準を定めていた
提督は懐からパチンコと小さな鉄球を取り出し
鴨を狙い引き絞る
球磨「…ゴクッ」ドキドキ
提督「それ!」シュバッ
鴨「!」バスッ
球磨が固唾を飲むなか
提督が鉄球を放つ
鉄球は鴨の頭部に命中し
脳震盪を引き起こした
提督「今だ球磨!捕獲ー!」
球磨「クマァ!」バッ
見事に鴨を捕まえた提督と球磨
その場で絞めて捌く
提督「これはマガモといって渡りをする際に肝臓に脂肪を蓄えるんだ。それがこれだな」
球磨「ちょっとグロいクマぁ」
鴨の肝臓は脂肪を蓄えると
高級食材のフォアグラと呼ばれる
手際よく鴨を捌き
流水で流すとタッパーに入れた
提督「よし!まずまずの滑り出しだな!」
球磨「今度は球磨の番だクマ!」
鴨肉とフォアグラを手に入れて
次の獲物を探す二人
球磨「大物を仕留めて武蔵達をビックリさせてやるクマ」フッフッフッ
提督「武蔵達は上手く採取できてるかなぁ」
武蔵達は次に木の根元や地面に注意を向けていた
すると島風がある物を発見する
島風「武蔵さーん!これなぁに?」つキノコ
武蔵「おぉ!それはタマゴタケじゃないか!」
島風「タマゴタケ?」
武蔵「とてもうまみが強く美味しいキノコだぞ」
タマゴタケ
テングタケ科のキノコであり
鮮やかな色から毒キノコと勘違いされやすいが
実は無毒で、強い旨みが特徴
調理方法はフライや炊き込みご飯
オムレツなどが有名である
また茹でる際、色素が溶け出してしまうため
色を楽しみたい場合は焼く事をオススメする
島風「へぇ!じゃぁこれをいっぱい採ろうよ!」
武蔵「そうだな!余れば間宮と鳳翔に持って帰ろうか」
ちなみにタマゴタケによく似た
ベニテングダケは毒があり
死亡例もあるので
採取する際はよく見て採るように
してほしい
また大雨の翌日には傘に白いぽつぽつが
出るので、これも見分ける方法の一つだ
一方で提督達は…
球磨「提督!あれ!猪じゃないかクマ!?」
提督「うぉ!?デカイな…」
球磨「狩れるクマ?」
提督「うーん…やれない事もないが…ちょっと待ってろよ?」ギュッギュッ
野生の猪と遭遇し
捕獲する為、武器を作り始める提督
頑丈な竹に縦に切れ目を入れ
その隙間にナイフを入れる
更に抜けないよう布と蔓で縛り
槍が完全した
球磨「提督…万能すぎるクマ」
提督「こ、こういうの好きだったから…」
球磨「ここは球磨がやるクマ」
提督「大丈夫か?突進をくらうと大怪我するぞ?」
球磨「猪が怖かったら深海棲艦と戦えんクマ」
提督「…確かに。ほら、気をつけてな」つ槍
球磨「わかったクマ」グッ
球磨は槍を受けとると
猪に気付かれぬよう慎重に近づく
猪は地面を掘り返しており
球磨には全く気がついていなかった
球磨(もぅ少し…あと半歩…)ジリジリ
槍の攻撃できる範囲まであと少しといったところで
思わぬトラブルが起こった
パキッ
猪「ゴファッ!?」ピクッ
球磨「し、しまった…」パキッ
提督「球磨!離れろ!」バッ
猪「ぶるるぁあ!!」ダッ
球磨「ひっ!?」ビクッ
球磨が枯れ枝を踏み折れた音が
猪に聞こえた
体長2メートルの巨体が球磨に向かって
突進を始める
球磨(あぁ…提督にいいところを見せて褒めてほしいと思ったのにクマ…)
猪「ぶひひぃい!!」ゴァッ
球磨「っ!」ギュッ
ドシィッ!!
球磨「?」チラッ
提督「ふぅ…ふぅ…無事か?」
球磨「提督!」
提督は球磨に突進する猪の前に立ちはだかり
片手で猪の突進を食い止め
もぅ片方で球磨を抱きあげていた
提督「な?危ないって言ったろ?」
球磨「うぅ…ヒック…ごめんなさいクマぁ…」ポロポロ
提督「無事でよかった。さぁ槍を…」
球磨「はいクマ」つ槍
提督「よし」グッ
提督は球磨を下ろし槍を受けとると
狙いを心臓に定め突き刺す
すると猪は重厚な音を響かせ地面に倒れた
提督「やったな!猪ゲットだ!」
球磨「でも…力になれなかったクマ…」
提督「なに言ってんだ。球磨が見つけた猪じゃないか!鴨だって二人で見つけて二人で捕まえたんだ。だから落ち込むな」ナデナデ
球磨が落ち込んでいるのを提督が励ます
頭を撫でていると球磨の表情が次第に明るくなり
球磨「えへへ…っ!な、なでなでしないでほしいクマ!縫いぐるみじゃないクマぁ//」
提督「ははは!元気出たな?じゃぁ次行ってみよう!」
提督が猪の足を棒に結んでいると
球磨が猪の掘っていた穴の中に何かを見つけた
球磨「提督ー。これ何クマ?」つ黒い塊
提督「ん?んん!?そいつはトリュフじゃないか!!」カバッ
球磨「ち、近いクマ///」
提督「すまんすまん!なるほど…こいつはトリュフを探して地面を掘ってたんだな」フムフム
トリュフ
黒いダイヤとも呼ばれる高級食材で
通常のキノコとは違い塊状の形をしている
ちなみに日本ではクロアミメセイヨウショウロという
近縁種が報告されている
また最高級品になってくると
一キロ130万円という値段になる
球磨「す、凄いクマ…」
提督「あぁ…俺も天然物を見るのは初めてだ…」
こうして提督と球磨は
猪一頭とトリュフ三株を入手した
その頃武蔵達は水辺を歩いていた
水が澄んでいることもあり
沢蟹や小魚がよく見える
島風「おー。カニさんがいっぱいだねー」
武蔵「うむ。小魚も沢山泳いでいるな。しかし網がないと魚は捕れないだろう」
島風がさらに奥へと進むと
小川から何かが生えているのを発見する
島風「武蔵さーん!これなにー?」ズボッ
武蔵「む?これは…山葵か?」ジッ
山葵
和名は和佐比
キャベツと同じアブラナ科の植物で
沢わさびと畑わさびがある
武蔵達が見つけたのは天然の沢わさびで
水が綺麗で10℃以下の水温で育つ
また腐葉土や粘土質な土壌を嫌い、透水性がいい
砂利などが必要になる
ちなみにセイヨウワサビと区別するため
本わさびと呼ぶことがある
島風「すごーい!島風、すりおろした物しか見たことなかった!」
武蔵「だな。天然物だから根茎は小振りだが味は格別だろう。少しいただいていくか!」
島風「はーい!」
こうして武蔵達はわさびを入手し
キャンプへと戻る事にしたのだった
時を同じく
猪を担いで提督達もキャンプへと戻る
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「はー!重かったー!」ズシン
球磨「途中で枝が折れて大変だったクマ」ドサッ
テントから少し離れたところへ猪を下ろし
解体を始める提督
球磨は鴨やトリュフなどをテント横へと運んだ
すると武蔵達が帰ってきた
武蔵「お?帰ってきていたのか相棒よ」トサッ
島風「おぅ!?猪おっきーい!」キャッキャッ
武蔵「確かにデカイな…よく取れたもんだ」
採取した山菜を置き
猪を解体している提督へと近づく
提督「だろ?球磨と頑張って取ったんだぜ?な!」チラッ
球磨「え!?ぁ、そ、そうだクマ!球磨型のネームシップは伊達ではないクマ!」アセッ
武蔵「ほう?そいつは凄いな!頼りになるぜ」ニッ
島風「球磨さんすっごーい!」キラキラ
猪を粗方解体した提督は武蔵達の採ってきた山菜を見る
四人で食べるには丁度いい量で
採りすぎていない事を褒めた
提督「偉いぞー。ちゃんと人数分だけにしたんだな」ナデナデ
島風「えへへー」ニヘラ
武蔵「おっほん!」チラチラ
球磨「どうしたクマ?風邪クマ?」
武蔵「い、いや!なんでも…ないが…」シュン
提督「!」ティン!
武蔵がわざとらしい咳払いをしたのに気がついた提督は武蔵へと近寄りそっと肩に手を置いた
提督「そっかそっか」ポンポン
武蔵「…////」プルプル
提督「偉いぞぉ、むちゃちぃ~」生暖かい目
球磨「あ、提督がやらかしたクマ…」
島風「おぅぅ…」
生暖かい目でニヤつきながら
肩を叩く提督に武蔵は顔を真っ赤にさせて震える
球磨と島風はこの後起きる事態を察知して調理場の方へと
そそくさと逃げる
武蔵「……の」プルプル
提督「ん~?どうしたのむちゃ…ゲッ!」( ゚д゚)ハッ!!
武蔵「提督の…バカァァアアアア!!」バコォッ
提督「ソルベぇッ!!?」グシャァアッ
武蔵の見事なラリアットが
提督の首もとに食い込み
振り切られると同時に
提督が宙を舞った
島風「提督…10回転はしてるね…」ミアゲ
武蔵「ふんっ!」スタスタ
提督「ガモッ!?」ズボォッ
武蔵に打ち上げられた提督は
勢いよく顔面から地面に突き刺さる
体勢を例えるならば犬神家のスケキヨだ
球磨「人が地面にめり込むところなんて初めて見たクマ…」
島風「どうするの?これ…」ツンツン
提督「これいうな!」ズボッ
球磨「ヴォォ!?」ビクッ
島風「おぅ!?」ビクッ
武蔵「まったく…相棒よ!さっさと飯にしようじゃないか!」スタスタ
提督「うっす…」イテテ
こうして提督達は採ってきた食材を
手分けして調理していくのであった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
着々と調理を進める提督達
イワタバコはおひたしに
鴨のモモ肉と猪肉は豪快に焼き
タマゴタケと鴨の胸肉は炊き込みご飯に
そしてわさびは摺り下ろし、トリュフは薄切りに
フォアグラは焼いて4等分に切る
そしてモモ肉と猪肉のステーキに乗せた
その横へトリュフとワサビソースを添える
提督「よし!出来たぞ!」
島風「はっやーい!!」
球磨「もうお腹ペコペコだクマぁ」ギュルルゥ
武蔵「だな!早速食べようか!」
五人「いただきまぁーす!!!」
提督「ん?」チラッ
青葉「ん~!!おいひぃ~」モグモグ
球磨「いつからいたクマ?」モグモグ
島風「青葉さんって速いのね…」モグモグ
武蔵「違和感がないな…」ガツガツ
提督「いるならいるって言えよ…」
突如として現れた青葉が
美味しそうに肉にかぶりついていた
あまりにも美味しそうに食べるので
怒る気もなくなり
青葉の分のジュースを差し出す提督
提督「ほれ」つコップ
青葉「あ!ども~!あ…」
提督「いつからいたんだ?」モグモグ
青葉「は、始めからですぅ」ビクビク
武蔵「なに、私達は怒っているわけではない。隠れてた理由を知りたいだけだ」グビッ
青葉「いやぁ…何度か声をかけようとしたんですけど…邪魔かなって」シュン
隠れていた理由を申し訳なさそうに語る青葉
そこへ島風が話かける
島風「でも青葉さんがいるのって提督気付いてたでしょ?」
青葉「そんな馬鹿なぁ」アハハ
島風「だって食べる前に食器5つ用意してたよ?ね!提督?」モキュモキュ
提督「まぁ…な?」フフッ
青葉「し、司令かーん!!」ダキッ
提督が自分の存在に気付いていた事が
嬉しかったのか
思わず提督に飛びつく青葉
球磨や島風、そして武蔵は頬を弛ませ
その光景を眺めている
提督「後で写真くれよ?」ヨシヨシ
青葉「写真も気付いてたんですか?」ナデラレ
提督「まぁな…あむっ!うん、旨い!!」モキュモキュ
青葉「じゃぁ後で持って行きますね!あーむっ!ん~ステーキおいひぃれふねぇ!」モグモグ
提督「さぁ遠慮せずに食べてくれよ!」アッハッハ
?「まぁ!では遠慮なくいただきますね♪」スッ
?「やりました」スッ
提督「ゑ?」キョトン
突如として現れた
赤と青の覆面をした女性に調理場に残っていた
猪肉を持っていかれた
そして風のように消えていく
武蔵「まぁ…まだ肉と山菜、炊き込みご飯はあるから」
球磨「けど残ってた猪って…」
島風「かなり重いよね…」
提督「あいつら…ん?待てよ!?あいつら内臓まで持って行きやがった!」クワッ
武蔵「ダメなのか?」モグモグ
提督「寄生虫がいるから地面に埋めるつもりだったんだよ…」
青葉「あ、あははぁ」ニガワライ
球磨「ドンマイだクマ…」
島風「私しーらないっ」パクッ
提督「まぁ…いっか!食べよ!」ガツガツ
球磨「美味しいクマぁ♪」モグモグ
武蔵「酒が欲しくなるな!」ガブッ
提督達は自然の恵みをたっぷり食べ
コーヒーやお茶菓子でくつろいだ後
片付けをして鎮守府へと帰るのであった
赤城「やりましたね!加賀さん!」ジュルリ
加賀「はい。やりましたね。赤城さん」ジュルリ
赤城「このお肉とモツでもつ鍋にしましょう!」
加賀「塊は焼いて頬張りたいですね」
赤城、加賀「一航戦!行きます!」ガブリッ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鎮守府
提督「はぁ楽しかったなぁ♪」
武蔵「そうだな。いい気分転換になった。ありがとうな相棒!」ガシッ
そう言うと武蔵は提督と肩を組み
ぼそりと呟いた
武蔵「球磨がなにか言いたげだぞ?聞いてやるといい」ボソッ
提督「?」キョトン
武蔵「フッ…島風!風呂に行くぞー!」スタスタ
島風「はーい!提督ー!ありがとー!!」フリフリ
青葉「青葉も写真を現像してきますねー!司令官ごちでしたー!!」タッタッタッ
皆がその場を後にすると
提督と球磨だけが残った
球磨「…」モジモジ
提督「な、なぁ?球磨…」オソルオソル
球磨「ヴォォォォオ!!?」ビックゥ
提督「ど、どうしたんだよ!?」ビクッ
提督が声をかけた途端
大声を出して驚く球磨
提督もつられて驚いてしまう
球磨「いや…あの…」モジモジ
提督「なんだよ?言ってみ?」スッ
球磨「今日はありがとうクマ…キャンプに連れてってくれたり…その…猪から守ってくれて…」
提督「そうか…気にすんなよ!俺は球磨と一緒にいれて楽しかったぞ!」ニカッ
球磨「て、提督…///」カァァ
球磨は提督に感謝の言葉を述べ
提督はそれに答える
球磨が顔を赤らめて下を向く
そして意を決したように
提督を見つめた
球磨「あの…提督!」上目遣い
提督「お、おう!」ドキッ
提督(球磨の上目遣い...破壊力が…凄い!)ドキドキ
球磨「球磨は…球磨は提督が好k…」
球磨が提督に全てを告げようとした時
鎮守府本館から誰かが凄い勢いで走ってくる
ダダダダッ
朝潮「司令官!大変です!!赤城さんと加賀さんが!」ハァハァ
提督「なに!?どうしたんだ!?」
朝潮「帰ってきたと思ったら、いきなり倒れてしまって…」
提督「大変だ!直ぐに行く!案内してくれ!」
朝潮「はい!こちらです!」ダッ
提督「すまん球磨!また後でな!」ダッ
球磨「あっ……クマぁ…」シュン トボトボ
球磨は提督に想いを伝える事ができず
失意に満ちながらトボトボと歩き
自分の部屋へと戻っていった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
球磨型の部屋
ガチャリ
球磨「ただいまクマ…」トボトボ
多摩「おかえりにゃ…どうしたのにゃ?」
球磨「なんでもないクマ…」ボスッ
部屋に入り
自分のベッドにうつ伏せに倒れこむ球磨
それを心配して妹達が集まる
北上「おりょ?球磨姉ブルーだねぇ…」
大井「なにかあったのでしょうか?」
木曾「確か提督達とキャンプに行ってたんだよな?」
球磨「キャンプは楽しかったクマ…でも…でも…」グスッ
雷巡s(球磨姉が涙を!?)
突如泣き出した球磨に焦る
北上達であったが多摩は冷静だった
多摩「北上達は間宮にでも行ってくるといいにゃ」つ間宮チケット
木曾「し、しかしな…」
大井「このままでは…」
多摩「行けと言ってる…」ギラッ
木曾、大井「はい!」ビシッ バタン
北上「んじゃぁアタシも行きましょうかねぇ~。…多摩姉、ありがとね」スタスタ
多摩「気にするな」
北上「あと、語尾忘れてるよ~」バタン
多摩「しまったにゃ…」
北上達が出ていくと
多摩が球磨に寄り添い話を聞く
多摩「球磨。どうしたのにゃ?多摩に言ってみるといいにゃ」
球磨「…球磨は…提督が…」グスッ
多摩「提督が?」
球磨「大好きなんだクマ…」
多摩「うんうん、大好k…え?」
球磨「好きで好きで仕方ないクマ!」
多摩「そ、そうだったのにゃ…」アセアセ
突然の告白に戸惑う多摩
さらに球磨は続ける
球磨「さっきも告白しようとしたんだクマ…でも、球磨には言う勇気がなかったんだクマ…」グスッ
多摩「球磨は勇気あるにゃ…多摩なんて言おうとすらできなかったにゃ…」
球磨「多摩も提督が好きクマ?」
多摩「はいにゃ…」
同じ人を好きになる事は
人間同士でもよくあることだが
最終的にどちらかを選ばなくてはならない
しかし艦娘となれば話は別だ
それに気がついた球磨は多摩に提案をもちかけた
球磨「じゃぁ…二人で行くクマ!球磨達は艦娘だから重婚も可能クマ」ゴシゴシ
多摩「その手があったかにゃ!」パッ
球磨「そうと決まれば今夜決行するクマ!」バッ
多摩「やるにゃ!」バッ
球磨型の長女と次女の
告白大作戦が今始まった
一方で提督はというと…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
医務室
朝潮「着きました!」ガチャ!
提督「赤城!加賀!」バッ
朝潮の案内のもと
医務室へと着いた提督は
すぐに赤城と加賀の様子を見に行く
赤城「一航戦の…誇り…こんなところで失うわけには…」ゲッソリ
加賀「お腹にきました…」ゲッソリ
看護妖精「ショクチュウドクデスネ…」カキカキ
提督「やっぱりか…」ハァ
朝潮「食中毒ですか?」
提督「猪の内臓には線虫という寄生虫がいて、それが悪さしたんだろうな…」
朝潮「そうだったんですか…」
提督「まぁ腹を壊した程度でよかった…まったく心配させるんじゃない」
赤城「お腹の中で何かが…っ!」ギュルル
加賀「ま、またお腹にきました…っ!」ギュルル
ホッとしたのも束の間
赤城達の顔が青ざめ腹を押さえだした
提督「!?ち、ちょっと待て!ここで出すんじゃなぁああああい!!」
朝潮「いやぁああああああ!!」
ブフォオオ!!
その後の事は
あまりにも下品な為
詳細は控えるが
提督曰く
提督「鼻がね…もう…あれだ。大気圏突破したザクくらい悲惨だったわ…」
そう言っていたそうな
その後しばらく一航戦の二人は
人から食べ物を貰う際に必ず
賞味期限や寄生虫の有無を確認してる
赤城「あの五分間より辛かったです」
加賀「なにより羞恥心が…」
提督「食べ物には気をつけるんだぞ?特に生物はな…」ヤレヤレ
赤城、加賀「はい…必ず…」ゲッソリ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その夜…提督寝室
夕食を終え、艦娘達と団欒し
その後風呂を済ませた提督は
睡眠をとるために寝室に入る
提督「今日も充実してたなぁ」ガチャ
提督「さてとベッドに入って寝るとする…か」ジッ
ベッドに違和感を感じた
いつも朝起きた後は
掛け布団を三つ織りにして足元に敷いてある布団が
ベッド全体にかかっている
そして最も違和感を感じたのは不自然な膨らみが2つ
明らかに人だろう
提督「誰だ?」ペラッ
球磨、多摩「いらっしゃいクマ(にゃ)」グイッ
提督「うおっ!?」ドサッ
布団を捲ると中には
球磨と多摩が裸で寝そべっていた
そして提督の腕を引っ張り
ベッドに引きずりこむ
提督「な、なにしてr…おふぅ!?」ビクッ
提督(両手に柔らかいモノが!先端と思われるところにコリコリしたのもあるだと!?)モニュ
球磨「んっ///」モゾッ
多摩「にゃ///」モジッ
二人の間に挟まれる形で寝かされた提督
その手には柔らかく張りのある感触
そして二人が全裸である事に
提督の理性がゴリっと削れた
提督「はぁはぁ…せ、説明してくれ…なんで裸なんだ…?」モニュモニュ
球磨「んぅ//ずっと…こうしかたかったクマ…」ニギッ
提督「うぉっ!」ビクッ
多摩「多摩も球磨も提督が大好きなんだにゃ」サワサワ
提督「ちょ、ちょっと落ち着いてくれ!」アセアセ
あまりにも積極的な二人に焦る提督だが
お構いなしに提督の主砲をまさぐる
足を絡め、腕を固定し逃げられなくしてから
ねっとりと服を脱がす
提督「服を脱がすなって!」ジタバタ
球磨「提督は球磨達じゃ嫌クマ…?」ウルウル
多摩「こんなに大好きなのににゃ…?」ウルウル
提督「!?…そ、その聞き方は…卑怯だ…」ヌギヌギ
とうとう服を全て脱がされ
素肌と素肌が触れ合う
球磨と多摩のモチモチとした肌の感触が
体全体に伝わる
提督(やっべぇ!いい匂いだし柔らかくてモチモチで…堪らん…)ゾクッ
球磨「提督…大好き…クマ」ペロッ
多摩「多摩も…大好きにゃ」ペロッ
提督「くぅっ…ふ、二人とも…」ビクン
球磨「食べていいクマ?」上目遣い
多摩「提督のならいいよ?」上目遣い
乳首を同時に舐められながら
主砲を二人でシゴかれる
さらには言葉攻めと上目遣い
これには提督も理性に従ってしまう
提督「後悔…しないか?」
球磨「覚悟はできてるクマ」
多摩「準備万端にゃ」
提督「じゃぁ…好きにしてくれ」
提督は布団をのけると
今まで隠れていた主砲が姿を現した
仰角を最大にして脈をうつ主砲を
球磨と多摩は生唾を飲み込みながら
顔を近づける
球磨「これが提督の主砲かクマ…」ゴクッ
多摩「お、大きいにゃ…」ゴクッ
提督「む、無理しなくてもいいからな?」
球磨「大丈夫だクマ…」ペロッ
多摩「多摩も大丈夫にゃ…」ペロッ
提督「す、凄い…っ!?」ビクビク
球磨と多摩が二人で主砲を丹念に舌で撫でる
提督の足に跨がり舐め続けていると
次第に足に秘部を擦り始め、やがてぬちゃぬちゃと水音がなり始める
提督(足で自慰を!?しかもかなり濡れている…)
球磨「はぁ…はぁ…あむっ♡」パクッ
提督「のわっ!」
球磨「い、痛かったクマ!?」アセッ
球磨が主砲を一気に咥えると
提督の体がびくりと跳ねる
提督「いや、気持ちよくてビックリしただけだ…はっ///」ギクッ
球磨「…ふっふっふ~♡意外に優秀な球磨ちゃんって言ってほしいクマ♡あむっ♡」ジュポジュポ
多摩「多摩はこっち♡はむっ♡」パクパクッ
提督「うぉ!?や、ヤバい!出る!」ドピュ!
球磨「んぐっんぐっ♡」ゴクゴク
多摩「球磨ずるいにゃ!多摩も欲しいにゃ!」ハァハァ
提督「はぁっはぁっ…」ビクビク
球磨「ごちそうさまクマ♡」チュポン
多摩「むぅ…あ!お掃除してあげるにゃ♡はむっ♡」チュゥチュゥ
提督「あぁっ!また…っ!」ブルッ
多摩「っ♡んく…んく…にゃあ♡」プハッ
提督「す、凄すぎる…」ビクンビクン
こうして提督は一回ずつ昇天させられた
球磨と多摩はならんで四つん這いになると
提督に尻を突き出し指で秘部を広げ
フリフリと腰を振る
球磨「ていとくぅ♡」クパァ
多摩「どっちに入れたいにゃぁ♡?」クパァ
提督「うっ…エロい…」ギンギン
二人の広げられた秘部から
とろりと蜜が溢れだし
たらたらと下に落ちる
止めどなく溢れる蜜は布団を濡らし
丸い染みを作った
提督(どっちにも入れたい!どっちだ…どっちに入れれば…)ギンギン
多摩「多摩の発情ま◯こに入れて欲しいにゃぁ♡」トロォ
提督「多摩…」ツプッ
多摩「にゃぁ♡」ゾクッ
多摩の一言で劣情を駆られ
主砲の先端を多摩の秘部へ突き立てる
そしてゆっくりと多摩の中へ入っていった
球磨「むぅぅ…早く交代するクマぁ」ハァハァ
多摩「焦っちゃダメにゃ♡」ズププ
提督「うっ!凄い絡み付く!溶けそうだ!」ズプズプ
多摩「はっ♡はっ♡てぇとくぅ♡」パンパン
提督が腰を振る度に乾いた音と
水音が部屋に響く
段々とペースが上がり
多摩の顔は上気し膝はカクカクと揺れ
秘部からは絶えず愛液が溢れる
体勢を変え多摩を仰向けにさせて
さらに突き上げる
多摩「も、もうイキ…そう…ぁっ♡…にゃ♡」ビクビク
提督「俺も…っ!出るっ!」スッ
快楽がピークを迎え
主砲を引き抜こうとする提督だが…
多摩「させにゃいにゃ♡」ギュッ
抜こうとした瞬間
多摩が足を提督の腰にかけて
主砲を中に押し戻した
更に腕を体に絡ませて提督を離さない
提督「ちょっ…ぅっ!」ドピュ
多摩「んんっ♡熱いのが多摩の中にぃ♡」ビクビク
多摩の中でドクドクと精を吐き出す主砲
秘部からタラリと溢れだし多摩の尻を伝う
多摩「いっぱい…出たね♡多摩は満足にゃ♡」クタッ
提督「はぁっ…はぁっ…寝たのか…?」ヌポッ
主砲を引き抜くとピクピクした秘部から
ドロリと精液が流れ落ちシーツへと染み込む
多摩はそのまま力尽き静かな寝息をたて始めた
そして
球磨は終わったのを見るや否や
あんぐり返しの体勢になり
両手で自分の秘部を広げた
球磨「提督♡次はこっちクマ♡」クパァ
提督「さすがにこれ以上は…」
球磨「体はまだ出来るって言ってるクマ♡」ニチュニチュ
息子{犯すぜぇ!超犯すぜぇ!!
提督「oh…my son…」
球磨「早くその大きいの…球磨の奥に欲しいクマぁ♡」トロォ
先ほど果てたばかりの主砲が
硬さを取り戻し
更にサイズもかなり大きくなっていた
球磨はそれを見つめ秘部をひくつかせる
秘部はひくひくする度に愛液を垂らす
提督「球磨…」ツプッ
球磨「ん♡焦らさないで奥まできて欲しいクマ♡」ズププ
提督「ぅお!中でうねって…」ズブッ
球磨「大きいクマ♡提督ので中がいっぱいに…」パンパン
提督「また…すぐ…出そうだ!」パンパン
球磨「クマぁ♡」ガバッ
提督「んんっ!」ギュゥッ
提督が腰を振るタイミングにあわせて
球磨が喘ぐ
肉と肉がぶつかり、その度に球磨の体が仰け反る
すると球磨は足を開き
多摩と同じように提督を固定し
濃厚な口づけをする
提督「ぷはっ!く、球磨?」ギシギシ
球磨「提督を捕まえたクマ♡もう離さないクマ♡」
提督「うっ…出るっ!」ブルッ
球磨「中に♡球磨の中に出して♡」ガクガク
提督「くぅっ!」ドピュ
球磨「あ…♡」ブルッ
球磨の中に大量の精液を放つ
多摩のときよりも多かったのか
結合部からどばっと溢れた
引き抜くと精液が更に溢れる
提督「こ、こんなに…」
球磨「むっふっふぅ♡よい感じだクマ♡お掃除してあげるクマ♡あむっ♡」ジュルルルル
提督「うあっ…」ビクビク
球磨「提督…ありがとクマ♡」ペロリ
提督「あぁ…ん?」チラッ
球磨「あ、また…♡」チラッ
息子{まだだ!まだ終わってなぁあああい!
提督「この愚息め…も、もうそろそろ寝るk…わっ!」ドサッ
提督が寝る事を提案した直後ベッドにまた押し倒される
いつの間にか多摩も起きたようで
提督の顔の上に座った
球磨「追撃戦に移るクマ♡」ギシッ
多摩「多摩も復活にゃ♡」ガバッ
提督「!?」モゴモゴ
球磨、多摩「提督…大好きクマ(にゃ)♡」
翌朝、姉が帰ってこない事を不審に思い
提督の寝室を訪れた北上が見たものは
アへ顔ダブルピースの"提督"と
提督の腕で安らかに寝ている姉達であった
北上「むぅ…なんて羨ま…けしからん事を…ん?」チラッ
提督「」大量の正の字
北上「うわぁ」ドン引き
北上(球磨姉達…流石にやりすぎ…でもあたしもいつかは…)ゴクリ
球磨型の戦いは続く
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
川内のマフラー
夜戦演習が終わり艦娘寮へと戻る川内
時刻は午前5時
辺りは明るくなり始めていた
川内「ふぁ~…眠いぃ」スタスタ
川内(ん~このマフラーボロボロになってきたなぁ…新しいの買わなきゃ!…ん?)チラッ
川内が寮に向かってあるいていると
鎮守府の門付近に人影が見えた
川内は侵入者かもしれないと
気配を消して人影へと接近する
?「早すぎたかな…出直そう」クルッ
川内「止まれ…静かにして、逃げたり叫んだりしたら命の保証はないよ」E:忍殺メンポ
声からして、どうやら男のようだ
ただ人相は罪と書かれた麻袋を被っているため
わからなかった
川内は男の背後に近付き
クナイを喉元に押し当てて
尋問を始めた
川内「アンタ何者?ここに何の用?目的は何?」
?「わ、私は罪43…世界を渡り歩いて商売をする行商人です!」
川内「ん?43?」チラッ
罪「あ、貴女は!?それにそのメンポ…川内さんですね!?」
川内「あっ!あの時の!?」パッ
川内は男性からクナイをのけ
麻袋の理由を聞いた
川内「あの時はありがとね!でもなんで麻袋なんか被ってるの?」
罪「深くは喋れないですが…」
川内「いいよ!気になる!」
罪「…わかりました」
男性は自分が何故罪と書かれた麻袋を被り
行動しているかを川内に伝えていく
罪「私は罪人です…様々な罪を重ねてしまったんです…」
川内「た、例えば…?」ゴクリ
罪「カップラーメンを二分しか待たずに食べるとか」
川内「え?」
罪「番組録画でCMカットするとか」
川内「それ普通だよね?」
罪「普通ですと!?視聴者に見てもらおうと努力して作ったCMを丸々カットされるんですよ!?あぁ…私はなんと罪深いのか…」
川内「そ、そう…」
罪「更には横断歩道の歩行者用ボタン!あれの障がい者用ボタンを押してしまった…あぁ消えてしまいたい…」
川内「そんなことで!?」
罪「そのボタンを押す事で通常のボタンより長く歩行者用信号が青になったままなのですよ!?そのせいで通勤中の車両や二輪車に余計な時間をかけてしまった…」
川内「そ、そうなんだ…」
罪「まぁこの様に私は罪で汚れています…だからこの罪を書いた麻袋を常に着用しているのですよ」
自分の罪を川内に晒し終わると
背負っていたリュックを漁りだす男性
川内がその様子を眺めていると
提督が歩いてきた
提督「ん?川内か?この人は誰だ?」
川内「前にメンポ貰った人なんだけど…」
罪「おぉ!提督さん。貴方にはコレを」つ手紙
提督「ん?手紙?」
提督が来た事に気がついた男性は
川内に袋を一つ、提督にも手紙を一通手渡した
罪「川内さんにはこれを…」スッ
川内「これなに?…マフラー?」パサッ
罪「その通り…でもただのマフラーではありませんよ?身につけてみて下さい」スッ
川内「こう?」クルッ
ズガァァン
一発の銃弾が放たれ
川内の胸に直撃する
撃たれた川内は片膝をつき踞る
とっさに提督は男性の胸ぐらを掴んだ
川内「うっ!」ドサッ
提督「川内!!貴様ぁ!」グワッ
罪「お、落ち着いて下さい!ほら川内さんをよく見て!」
川内「…あれ?痛くないし、マフラーに穴も空いてない…なんで?」キョトン
提督「どういう事だ?」パッ
撃たれたはずの川内は無傷
更にはマフラーにも穴どころか傷すらついていなかった
罪「ふぅ…そのマフラーはですね、ある昆虫の内臓を数万…いや数億匹分使用したマフラーでしてね。昆虫の名前は企業秘密ですが、銃弾などの物体を滑らせて使用者を守ります」
川内「へぇ!凄いじゃない!」キラキラ
提督「だが高いんじゃないか?」
罪「いえいえ…そちらは差し上げる為に持って来たのです」
川内「くれるの!?」パァァ
提督「しかし何故?」
提督の問に下を向く男性
そしてゆっくりと顔を上げ答えはじめる
罪「私はもうこの世界にはいられませんので…」
提督「この世界?…いったい何を…まさか!?」
川内「なになに?なんの話?」ヒョコ
罪「そうです…私は…」
提督(こいつも俺と同じような能力を持っているのか!?)
罪「罪を償う旅に出ます…先ずはカップラーメンを二分しか待たなかった罪をカップラーメンの本社に出向き謝罪してきます!」
提督「え?」
川内(また始まった…)
罪「スタッフが練りに練って計算したであろう3分を私は『お腹空いたし3分待たなくてもいいよな!』とか言って食べてしまった…その事について深く謝罪したいのです!」
提督「おまっ」アワワ
罪「いけない!こんな時間になってしまった…では!お二人とも!またいつか会いましょう!さらばです!!」ダッシュ
提督「…」ボウゼン
川内「…」ボウゼン
男性は別れの挨拶をして
市街地に向けて走り去ってしまった
川内「嵐の様な人だったね…」
提督「あぁ…マフラー似合ってるぞ」
川内「ホント!?ありがと♪」ニシシ
この後、ニュースには
ラーメン工場襲撃か!?全裸で土下座する男性を緊急逮捕!
と流れていたそうな…
川内「提督のはなんだったの?」スタスタ
提督「すっかり忘れてた…」ピリッ
[龍馬 漢の自信 一年分プレゼント券]
提督「」シロメ
川内「ねぇ?なにそれ?」ノゾキ
提督「え、栄養ドリンクだよ…多分…」
龍馬 漢の自信
君の疲れた主砲もカッチコチ!
漢の自信を取り戻すぜよ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最終話 釣り、そして新たなる情報
鎮守府復興からこれまでの日常で様々な事があった
戦ったり、笑ったり、泣いたり
思い返せばどれも大切な想い出だ
これはそんなある日の出来事である
提督「釣りが…したい!」ティン
武蔵「なんだいきなり…」
大和「釣りですか…のんびりできそうでいいですね♪」
提督「いや、ふと頭によぎってな」スッ
武蔵「はぁ…お前って奴は…わかった。行ってくるといい」カキカキ
大和「執務の残りも少ないですし、大和達でやっておきますから」フフッ
提督「助かる!じゃぁ行ってきます!」ダッ
提督が執務室を足早に立ち去ると
残された武蔵達は残りの執務に取り掛かる
武蔵「やれやれ…」フフフッ
大和「ふふっ♪」
武蔵「なんだ大和…何を笑っている?」ムゥ
大和「だって武蔵…」
大和「今のあなたの顔、とてもいい笑顔ですよ?」フフッ
武蔵「なっ///ち、違うぞ!これは…だな…」アセアセ
大和「はいはい♪さっ!大和達も頑張りましょうか!」カキカキ
武蔵「ちょっ!人の話を聞けぇ!」
大和「嫌でーす♪」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
防波堤
明石の所で釣り道具を拝借し
防波堤に腰掛け糸を垂らす提督
浮きが波に揺られプカプカと浮かんでいる
提督「いい天気だなぁ…っと、タバコ…タバコ…あった!」カチッ
タバコに火をつけ携帯灰皿を取り出し
紫煙を燻らせながら
この波の様にゆるやかな時間を過ごす
すると竿先にピクッと微かな反応があった
提督「おっ!きたきた!よっと!」グイッ
魚 ピチピチっ
提督「なかなかいいサイズだ。これなら食べれるな!えっと…」
時雨「提督釣りかい?」ヒョコ
提督「ん?時雨か。まぁたまにはな」ニコッ
提督が魚から針を外し
クーラーボックスにしまっていると
時雨がひょっこりと顔を出した
時雨「僕もしてみたい…かな?」チョコン
提督「興味あるのか?」つ竿
時雨「まぁね。提督がやってる事を真似したいだけさ」チャポン
提督「そっか」ナデナデ
時雨「ん//」
グインッ!
突然大きな当たりが時雨の竿に掛かった
竿先は海に浸からんとするくらいひん曲がり
根本が軋む
時雨「て、提督!これ!!」グググッ
提督「落ち着け!先ずは魚をバテさせるんだ!」
時雨「わかった!このっ!」グイッ
しばらくの格闘の末
ついに大物が地上に姿を表した
ビチャァッ
時雨「やった!やったよ!提督!」ギュウッ
提督「デカイな!こりゃ凄いぞ時雨!」ダキッ
提督、時雨「す、すまん(ご、ごめん///)」サッ
かなりの大物に思わず抱きつき
ハッ!と我に返り離れる
そんなやり取りをしていると
急にスピーカーから青葉の声が響いた
青葉『どもー!恐縮です!青葉ですぅ! さぁ!始まりました鎮守府釣り大会ー!大物を釣って司令官に勝ちましょう!勝った人には司令官になんでもお願いできる権利が与えられまーす!』
提督「は?」
時雨「…」ゴゴゴ
提督「し、時雨?」
時雨「ごめんね提督。僕、本気でいくよ…」ダッ
提督「ちょ!時雨ー!?」
こうして始まった釣り大会は
鎮守府の全艦娘が参加し
大物を誰が釣るか競い合うことになった
ちなみにだが
そこにはフル装備の武蔵と曙が真剣な目で
波を睨んでいたのはここだけの話
数時間後…
ツレター! オッキイヨー! ワイワイガヤガヤ
提督「時間がない…だが!負けてられるか!絶対に大物を…閃いた!」ダッ
開始から数時間経ち終了間近となる
艦娘達とは違い全く当たりのない提督は
ある奇行に走った
提督「くそっ!雪風や瑞鶴、それに時雨も…かなりの大物だ!なら俺が勝つには…」ググッ
防波堤の先端に立ち息を止める提督
その手には竿はなく
握り拳を上に挙げた
提督「クジラを捕るしかねぇだるぉおおお!!」ブンッ
ゴパァァアッ!!
提督が振り下ろした拳は海面を打ち
天高く水飛沫が上がる
そして水飛沫が落ち着く頃
海が真っ二つに割れていた
提督「いた!待ぁてぇ!クジラぁああああ!」バシュン
遂に提督は艦娘達より遥かに大きい獲物を捕らえ
意気揚々と計測場へとクジラを担いだ
提督「だぁー!はっはっはぁ!!見たかぁ!これが俺の実力だぁ!!」ゲラゲラ
青葉「あのぅ…司令官?」
勝利を確信し高笑いする提督
そこに青葉がやってきて衝撃の事実を告げた
提督「ん?どうした?魚拓か?はっはっは!仕方ないなぁ!もうw…」
青葉「さっきの衝撃波で大破艦が続出したのですが…それにクジラは哺乳類ですので失格です…」
提督「そんな…」ワナワナ
青葉「あと…大破した武蔵さんが…『入渠が終わったら覚えておけ』と」
提督「ウソダ!ドンドコドォォオン!!!」ガクッ
この後提督はクジラを海に返し
武蔵達、損傷した艦娘に罰として
なぜかパンツ一丁で小一時間説教されたのは
言うまでもない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日が落ち始め
水平線に太陽が半分ほど沈み
空がオレンジ色に染まる
そんな中一人の男が哀愁を漂わせならが
歩いていた
提督「はぁ…」トボトボ
我らが提督である
提督は武蔵達から罰として
海岸の清掃をさせられている最中なのだ
提督「くそぅ…クジラじゃダメだったのかよぉ…」ゴミ拾い
オーイ! ソコノオマエー!
遠くから声が聞こえ
そちらをじっと見る提督
するとそこには一本釣り用の竿と
それに釣られているレ級がいたのだった
提督「ん?誰だ?」ジッ
レ級「バトルしようぜ!」プラーン
提督「レ級だと!?…なんで釣られてんの?」
レ級「肉だんごがあったからかぶりついたら…」
提督「そ、それは…気の毒に…」
レ級「バトルしようぜ!」プラーン
提督「お前そればっかだな…待ってろ」ヨイショ
レ級が釣られている竿を地面に置き
レ級の口に掛かった針を外す
すると…
レ級「おぉ。外れた!ありがとう!」
提督「友好的なんだな…」
レ級「僕はただ強い人と戦いたいだけだからね」
提督「それで?」
レ級「…」グッ
提督の質問に流暢な言葉で喋るレ級
彼女は純粋に強い者との対戦を求める
戦士だったのだ
レ級「バトルしようぜ!」クワッ
提督「いいだろう!掛かってくるがよいわぁ!」クワッ
バキィッ!
この殴り合いは日が完全に沈むまで行われ
知らぬ間に辺りには艦娘達が集まっていた
彼女達はレ級が
ナニアレ? レキュウ!? デモタノシソウニシテルノデス テキイハナイヨウダナ
レ級「提督ー!」バキィッ
提督「っ!レ級ー!」ドカァッ
レ級「ぅぅ!っ提督ぅー!」バコォッ
提督「うぐっ!レ、レ級ぅー!」ドゴォッ
ガハッ!ウォーテイトクゥー! グワァッ!レキュウゥー!
武蔵「何やってるんだ…あいつは…」ハァ
大和「レ級と殴り合ってますね…」
長門「殴り合いか…胸が熱くなるな…」グッ
青葉「司令官とレ級…いい顔してますねぇ」パシャ
バカァァンッ
レ級「うっ…やるな…提督…」ハァハァ
提督「ぐはっ!流石は…レ級だ…」ハァハァ
レ級「楽しかった…」バタン
提督「俺も…だ…」バタッ
こうしてレ級との殴り合いは
幕を下ろしレ級に敵意がないと確信した艦娘達は
二人をタンカで運ぶ事になったのであった
レ級「なぁ?またいつかバトルしようぜ!」グッ
提督「そうだな…平和になったら…またやろう!」グッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
レ級「ありがとう!楽しかった!」スゥ
提督「もう行くのか?」
ケガが治り鎮守府から出ると言うレ級を
提督は見送りにレ級と出会った海岸に来ていた
レ級「それが僕の生き方さ…じゃぁいつかまた」ザッ
提督「あぁ…必ず…」
レ級が遠ざかるのを見届け
執務室へと戻る提督
すると一本の緊急電が鳴り響いた
提督「こちら廃墟鎮守府…いや舞鶴鎮守府だが」
?「助けてほしいっしゅ!こちら大湊警備府!至急救え…きゃあああ!!!」ブツッ
提督「おい!聞こえるか!応答しろ!!」
武蔵「何があった!?」ガチャッ
提督「大湊警備府より救援要請だ!」ガタッ
武蔵「緊急出撃!繰り返す緊急!!第一、第二艦隊!この武蔵に続け!大湊警備府の救援に向かうぞ!」マイクオン
提督「行くか!相棒!」ダッ
武蔵「無論だ!相棒よ!」ダッ
提督は椅子から立ち上がり
出撃ドックへと走る
ドックに着くと既に第一、第二艦隊の計12名が
整列し敬礼をする
提督「たった今緊急電が入り何者かに大湊警備府が襲撃された!あそこに配備されているのは海防艦のみと聞いている!時間がない!すぐ出撃だ!」
艦娘達「了解!!」ビシッ
武蔵を先頭に艦娘達が次々と抜錨し大湊へ向けて航路をとる
出撃ドックに残った提督は決意の眼差しを水平線に向け
自分に言い聞かせるように
こう言い放ち大湊へ向け出発した
提督「必ず…必ず俺が皆を守ってみせる!!!」シュバッ
第一部 艦!!
TO BE CONTINUE…
登場させたい艦娘やシチュエーションがあれば
気軽にリクエストして下さいね♪
とりあえず文字数がいっぱいになりましたので
ここまでです!
読んでいただいた多くの方に感謝を…
続けてほしいと要望がありましたので
喜んで続けさせていただきます!!
また所属艦ですが
要望のあった艦はすべて配属扱いとなりますので
好きな艦または嫁艦など
いっぱいリクエストしてくださいね♪
海外艦に関しましては
少し台詞に違和感があるかもです( ´;゚;∀;゚;)
御初にお目にかかります!作品、読ませていただきました。
ブラック鎮守府許すまじ。慈悲は無い
こういう内容の作品は大好きなので、読んでて楽しかったです。高い高ぁい……(ボソッ
まだ途中のようですが、文字数が増えてるなぁと思い次第、また読ませていただきます。
続きを楽しみにしています、頑張ってください!
柔時雨さん
ありがとうございます♪
柔時雨さんの作品も楽しみに読んでます♪
ブラック鎮守府はそこの提督含め
きっちり漂白しないと
いけないですからねぇ(ゲス顔)
高い高ぁいお気に召しましたかな?ニヤッ
まだまだスーパー提督の技を
考えていくのでお待ちくださいね(*´・∀・)ノ
励みになるコメント
本当にありがとうございます♪
頑張ります!
カオスwww チート提督シリーズ本当アマゾン生えるわ(意味不明)
ヌベスコの化身さん
コメントありがとうございます♪
アマゾン生える…盛大すぎますねw
そのセリフはいただいた!(某山猫風)
よければまた読んでやってください( ´∀` )b
これは王道を征く提督さんですね…間違いない…!
このままじゃ清霜が影響されちゃう!
5さん
コメント感謝です!
ある意味王道ですねww
グヘヘ
影響させちゃうぞーwww
登場させたい艦娘がいれば
遠慮なくリクエストしてくださいね♪
ゴゴゴゴゴゴゴ(セルフ効果音)
清霜ちゃんの恐怖心を取り除いてあげたい。取り除いてあげたくない?(チラチラ)
7さん
コメントありがとうございます!
あ"げだい"(血涙)
どんな方法で取り除くかは
お楽しみに…です♪
また読んでやってくださいませ(*´・∀・)ノ
提督がチート過ぎるが、苦難乗り越えつつ成長する王道物の作品とはまた違った良さがあっていいね!
なぜならこの作品の彼達もまた特別な存在だからです
ベタですが、提督がモガミンを男と勘違いしてやらかす話をお願いします!
なんでもしまかぜ!
9さん
そう言ってもらえると
嬉しいです♪
本当はガチガチのシリアスを書きたかったのですが
文才の無い私には無理でした(´・ω・`)
ヴェルタースオリジナル美味しいよヴェルタースオリジナル
オッソーイ
ネタ提供ありがとうございます!
すぐに書きますね♪
イイハナシダナー…
提督は調理スキルもできなきゃやっていけない職種だった。なるほどね、ドーリデネェー(何が)
磯風とか登場予定なら是非料理エピソードを入れて欲しいです!
何故なら、彼女もまた特別な存在だから…
11さん
コメントありがとうございます!
いやぁ調理スキルは必須科目ですねw
提督のミートソースパスタは実際に私が作っているレシピです(*´・∀・)ノ
磯風で料理エピソード了解です♪
ネタ提供感謝です(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
はよ〜〜続き書いてな〜〜気になって8時艦これしか寝られないよ〜〜(@ ̄ρ ̄@)
ポテ神提督さん
うお!?
まさかポテ神提督さんにコメントしていただけるとは恐縮です!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚
8時艦ですか…
その内、目覚まし代わりにポテ神提督さんのところに高い高いしに行きますね!ニヤッ
もぅ少しお待ちを(*´・∀・)ノ
モガミンのネタを反映していただき感謝っ・・・・!圧倒的感謝っ・・・・!
我、提督のDO☆GE☆ZAに漢の中の漢を見たり!
武蔵から提督の戦闘能力の話を聞いたが、チートな実力に半信半疑な戦艦と正規空母を筆頭に血気盛んな艦娘たちが提督を試す為に組手形式の演習を行い、最後は熱い握手にて締めくくる
というネタを意見具申します!
もちろん、作者さんの手によって、このネタをまったくの別物に昇華させてもらっても大丈夫です
※むしろこのネタがどんなエピソードへと生まれ変わるのかを見てみたい!
15さん
喜んでいただけて嬉しいです♪
土下座も提督には必須ですよ?ニヤッ
了解しました!
磯風と合わせて投稿しますので
しばしお待ちを(*´・∀・)ノ
ネタ提供感謝です♪
“挑戦会”にて大型艦たちを倒し、理解不能なチート性能な提督のパゥワァァァを目の当たりにした清霜が提督に弟子入りすべく付き纏い始める。
一方で今まで清霜をはじめとした駆逐艦からの羨望の眼差しを欲しいままのにしていた武蔵だが、その眼差しの対象がが自分から提督へ変わった事で、未だ“嫉妬”という感情を知らなかった武蔵は嫉妬に戸惑いながら清霜を見守る為にバレバレな尾行を行い(本人は完璧と思い込んでいる)、物陰からこっそり(のつもり)観察する。
的な話はどうですか?
一見完璧に見える大人の女性が実はおっちょこちょいなところがあって、たまにその部分が見え隠れしたり、誰かに見られたときに必死に取り繕う姿はとてもほっこりすると強く思います!
17さん
コメントありがとうございます♪
挑戦会の後の話ですか!
いいですね( ・`ω・´)
そのアイデアいただきます(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
ネタ提供感謝します(*´・∀・)ノ
憲兵さーん!出動ですよー!!
前任提督の処断と、現提督の覗きの罰で出動お願いします!(笑)
リファードさん
コメントありがとうございます!
前任は断罪できても
提督はどうでしょうかねぇ(ニヤッ)
不死身!不老不死!スタンドパワー!
この前にはいくら屈強な憲兵さんでも
無駄無駄無駄ァ!!
ですね(笑)
磯風の料理は、や、やっぱり最高やな!…マカオッ!(吐血)
それにしても武蔵と長門のポンコツ具合が可愛いですね!次回も楽しみです!
…登場した艦娘たちにも、また出番をあげてくれよなぁ~頼むよ~(便乗)
コメントありがとうございます!
でしょー?…タバサッ(爆散)
本当ですか!?
ありがとうございます♪
励みになります(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
リクエストしていただけたら
喜んで出させていただきますよ!
頑張って再登場させますので
しばしお待ちを(*´・∀・)ノ
とても面白いです!これからも更新無理しない程度に頑張って下さい!
23さん
コメントありがとうございます♪
ありがとう…それしか言葉が見つからない…(ジョニー風)
これからも
頑張って皆さんに面白い!読んでよかった!と思わせられるように
粉骨砕身努力いたしますね( ・`ω・´)
挑戦会とその後の話のネタを使っていただき感謝です!
チート提督の敵はやはりチートだったw戦っている最中に武蔵たちが助けに来てくれて良かったねw
じゃないと、提督に絡みついていた触手によって、『アッーーー!』な展開になっていたかもしれんww
提督が死んだっぽい描写になってるけど、口に磯風のマジカル☆クッキング(会心の出来(触手))をダイレクトシュートしてあげたら、飛び起きるんじゃないかなぁ(ゲス顔)
25さん
ご期待に添えていたか心配ですが
いかがでしたでしょうか(´・ω・`)
一瞬それも考えましたが
シリアスに挑戦したかったのでww
…閃いた!!
26は私です( ´;゚;∀;゚;)
ログインしてなかったww
25です
自分の妄想だけでは決して辿り着けない境地、ニヤニヤしながら楽しませていただきましたw
提督復活ッッ!!
提督復活ッッ!!
提督復活ッッ!!
提督復活ッッ!!
提督がチート過ぎて範馬勇次郎は裸足で逃げ出し、宮本武蔵も自主的に昇天するレベルw
28さん
コメントありがとうございます♪
電車やバスで読んではいけませんよ?w
憲兵さんが出動しちゃいますからww
勇次郎は
提督ならデコピンで倒せますからねw
宮本武蔵は覇気で肉体から魂が離脱しますw
い磯風ェ…それは深海の…一部じゃ…?
ま、待て⁉︎
来るんじゃ…ウボァァァァ!!!
ここから艦娘達が一丸となって、提督監修のもとで修行を行い、深海勢、ひいては悪堕ちの男を徹底的に蹂躙するんですね!
解ります!
30さん
磯風「む?司令の友人か?ちょうどよかった。この磯風の特製海鮮饅頭を食べてくれ。さぁ。」グイッ
それいいですね!
参考にさせていただきます♪
コメントありがとうございました(*´・∀・)ノ
続きが気になります
卯月と長波を出してほしいです
32さん
コメントありがとうございます♪
ただいま続きを考案中ですので
リクエストの卯月と長波を登場させて
何か話を書きますね(*´・∀・)ノ
31です
概ね予想通りというかw
瑞雲師匠「まぁ・・・こうなるな(~o~)」
深海を蹂躙した後の祝勝会にて泥酔した提督が大型建造に手を出して大和とかアイオワ(ゲームでは建造出来ぬぅ!!)が着任し散ったZE(・ω<) テヘペロ
もちろん本人が憶えていないのはO☆YA☆KU☆SO☆KU
34さん
31だと!?
ですよねww
そのネタいただきます♪
大和と武蔵は去年やっと来てくれましたが
冬イベに貯めてた資材を溶かすという
失態を犯しました(´・ω・`)
34です
間違えました、厳密には30ですw
申し訳ない
もっとも、叡者であらせられる作者さんには既に見破られていたようだがw
武蔵は数か月に一回資材がカンストする度に大型建造を回していたんですが、なかなか来てくれず、この前の建造率アップの告知が入ってから冬イベ前に来てくれるまで回しまくってお越しいただけましたw
おかげで冬イベが終わる頃には燃料の数値が特に心臓に悪い悪いww
けれども、アイオワがドロップしてくれたので今は演習にて相手の艦隊を大破させまくりです!
さすがにアイオワは強いわw
今の大和の限定グラは、人妻感があってやばいですなw
ケッコンしてて良かったぁぁぁぁwww
36さん
叡者とは恐れ多いですw
アイオワ?
いえ、知らない子ですね(瀕死)
うちの嫁艦である加賀さんに
もっと限定グラを…
その前に改二を実装してください(血涙)
36です
うーちゃんがふざける素振りがないとは・・・相当やべぇブラック鎮守府かな?
ここの天龍は世界水準をはるかに超えてますわ(ガチ)
確かに一航戦の二人を手始めに正規空母たちにも改二“甲”を実装して欲しいですねぇ
ちなみに正規空母の中では飛龍が嫁です!
バレンタインボイスは耳が蕩けりゅw
ガチ攻略の時は飛龍と加賀さんでタッグ(最強)を組んでもらってます!
38さん
シリアス疲れたもぉぉぉおん
演習編終わったら
コメディ回やるんだ…
天龍ちゃんは
世界水準超越してますからw
IF改装があるので
もしかしたら
戦艦加賀が見られるかも…
38です
北上、大井、卯月、弥生、長波・・・堕ちたな(満腹)w
演習時の球磨と多摩のキックとパンチは仮面ライダーカブトのネタですか?
間違ってたらすみません
戦艦の加賀さんかぁ・・・コンバート改修でワンチャンあるかもしれんね!
イベントの度に加賀さんの妹の土佐とか、赤城の姉の天城、大和型三番艦の信濃とかも実装されてくんないかなぁ~って常々思ってますけど、なかなか来てくれませんねぇ・・・
40さん
いつもコメントありがとうございます♪
やっちった(テヘペロ)
おぉ!よくわかりましたね!
そうなんですよ( =^ω^)
パンチホッパーとキックホッパー大好きなんですww
信濃はいずれ実装されそうですよね(*´・∀・)ノ
41は私です(´・ω・`)
40です
川内がニンジャしてるぅぅぅぅぅぅ!!
忍殺と刻まれたメンポを着用させるのはいかがでしょう?(提案)
この横須賀の提督はシベリアに送って永久凍土をひたすら手作業で開拓してもらうか(バキ)
地獄兄弟の掛け合いとか、登場シーンはいつ見てもカッコイイですなぁ!
特にキックホッパーの初登場シーンの神社の境内で踵の金具を火花を飛ばすのは良い演出だと思っています
43さん
次回から着けさせますね!
提案ありがとうございます♪
横須賀の結末は
考えてありますので
お楽しみに!です(*´・∀・)ノ
ですです♪
あれはいいものだ!(マ・クベ感)
またログインしてなかった(´・ω・`)
44は私だ!
きっと、武蔵を追い込んだら・・・
「覇王翔吼拳を使わざるを得ない」とかいいだしそうですねぇw
あとゲージ貯めて真空波動拳とか打てないですかね・・・
46さん
コメントありがとうございます♪
使わせましょうか?
ゲージ貯めて打たせましょうか?
ここの艦娘達ならなんでもできちゃいますよ?w
43です
武蔵ならそのうち、かめはめ波とか石破天驚拳とか、それっぽいのはたいがい提督との厳しい修行の果てにマスター出来そうw
ん?いまなんでもって?
提督がハイパークロックアップ使えたらもはや敵なしw
ぬいぬいの戦艦の眼光やべぇw
元ネタってありますか?
ほっぽちゃんとか実は深海棲艦の中でも穏健派で、対話で何とかなったりしませんかねぇ?
48さん
武蔵は提督の一番弟子みたいなものですからねww
提督なら出来ない事はなにもないですw
ぬいぬいの眼光は
るろうに剣心の敵が使う心の一方という技です(*´・∀・)ノ
何とかしましょう!w
48です
川内のメンポの登場のしかたが斬新ですげぇ嬉しいっス!
ありがとなす!
そのうち本家で付けていたあのクソ長マフラーも登場したりしてw
るろ剣かぁ~
しばらく見てないなぁ
九頭竜閃がカッコ良かったのだけは憶えてるw
横須賀の肛門が破壊されて帰ってきそうww
エロパートに突入しおった!w
ええぞ!もっとやれ!(止めないか!)
大きい声では言えませんが、改二の阿武隈とか素晴らしいと思いませんか?w
50さん
いつもコメントいただきありがとうございます♪
喜んでいただけてよかったです!
では
また貴殿には登場してもらうしか
ありませんなぁ(ニヤリ)
るろ剣は九頭竜閃と天駆ける龍の閃きが
カッコいいですよねw
帰ってきても
常にハラショー!しか言わない廃人になってそうでしょ?w
私にはこれが精一杯ですたorz
気に入ってもらえたなら幸いです(*´・∀・)ノ
今阿武隈が登場してますので
改二にしちゃいますか!w
50です
北上様はあのつかみどころのない可愛さが良いよねぇ!
そして大井っちはここでも大井っちしてたw
その時は是非とも頭に“罪”と書いてある布袋着用をよろしくお願いします!w
るろ剣の作者の作品はハズレがなくて良いですよねぇ
私は武装錬金がお気に入りです!
ハードなプレイをしすぎて人工肛門になってそうw
阿武隈とか青葉の独特なボイスがドンピシャ過ぎてたまらぬw
52さん
わかります!
基本的に球磨型は可愛い…木曾はカッコいいですがw
大井っちのイメージがこれしかないので
仕方ないねw
了解しました!
あーあれもいいですよねぇ
私も前に見てましたからw
まぁそうなるな(日向ボイス)
本当ですか!?
いやぁよかったです( ´∀` )b
これは好みのss見つけました…。
続き期待してます。
シリアス物が苦手なら上手な人の書き方を真似してみては?
あすたりすくさん
コメントありがとうございます♪
好みですって!?
本当にありがとうございます!
何かリクエストがありましたら
遠慮なく言ってくださいなんでもしまかぜ
そうですね!
ちょこちょこ読んではいるのですが
なかなか難しいのですよ(´;ω;`)
52です
大型建造のネタを使ってくれてありがとです!
加賀が瑞鶴を煽るヤツは元ネタを知ってるけど、いつ見てもおもろいよねww
そしてマーライオンw
キャンプ編がキタ――(゚∀゚)――!!
若葉は食用!?w
猪「ぶるるぁあ!!」(CV:若本規夫)
チシャってレタスの和名やったんか・・・
知らんかった
また一つ賢くなりました!
56さん
満足していただけましたでしょうか( ^ω^ )?
あれは腹抱えましたよww
実際にマーライオンになってる人を見かけたことがありましたのでww
おや?キャンプがお好きですかな(*´・∀・)?
憲兵さんコイツですw
自分でも書いてて想像しちゃいましたw
以外と知られてないんですよねぇ( ´∀` )b
またぼちぼち更新していきますね♪
やっと在ったYouTubeに途中しか無かったから続きが気になっていたら在った・・・やっぱり面白いな~これは、続編は、在るの?
58さん
YouTubeですか?汗
私はアップロードしていないのですが…
面白いと言ってくださりありがとうございます♪
続編はただいま執筆中です(*´・∀・)ノ
58さん
今確認して参りました!
YouTubeに載ってますねw
正直驚いてますが
反面嬉しい気持ちでいっぱいです♪
これからも頑張りますので
この作品をよろしくお願い致します(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
56です
更新うぽつです!
睦月「よいぞ!よいぞ!」
最近、某キャンプアニメの影響でアウトドア用品を見かけると細部まで見てしまうw
キャンプはしたこと無いですが、何回か野宿はあります
そん時に幽霊見た気がするw
提督がドーピングしたジャックのフックを食らった対戦相手みたいになっとるww
61さん
ありがとうございます♪
ゆるキャン◯ですね!
元々アウトドアが大好きで山の中で
焚き火したりするのが趣味ですので
あのアニメは素晴らしいと思いました( ´∀` )b
幽霊なんていませんよ(震え声)
あんなのを常人が喰らえば即昇天しちゃいますよww
提督だから耐えられたのですw
61です
そうです!
ゆるキャン◇ですw
外で食う飯ってなんであんなに美味いんでしょうねw
CQC中毒さんはアウトドアをする際には現地で食料を調達(釣りや狩り)する人ですか?
では妖怪の類だったのかもw
最終的に提督がどこまで強くなるのかが楽しみで仕方がないですわw
一航戦の二人もついに提督の領域へと足を踏み入れたかw
ここまできたら、是非とも金剛にもアニメの様に飛んできた砲弾を手の甲で往なして欲しいですね!w
63さん
間違いありませんねw
やはり
山や森ですと空気が新鮮で木漏れ日や
鳥の鳴き声、川のせせらぎなど
ご飯を美味しくする要素が満載ですから(*´・∀・)ノ
ですです♪
妖怪か…なら仕方ないね♂
ビッグバンを起こせるくらいには
なるんじゃないですかね(白目)
いやですねぇ…
うちの鎮守府では
占守達でもそれしますよぉ?w
提督の宙返り!さぁ、点数は!?
「100点!」「100点!」「100点!」
武蔵の拗ねた反応も…いいっすねぇ^〜
提督は早く武蔵の機嫌を取って、どうぞ(チラッ)
65さん
コメントありがとうございます♪
そりゃぁ十回転の後
顔面着地ですからねw
満点じゃないと提督が可哀想ですよねw
うちのむちゃちは可愛いでしょ?w
武蔵の機嫌は提督が責任をとって
しっかり治します(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
63だっぴょん(卯月)
普段なら味気ない塩おにぎりも山の中、特に滝っぽい感じの近くで食べると、また違った味わいがあって食欲が出るんですよね!
私はたまに自生している野イチゴを見つけると、片っ端からもぎって口に放り込みますww
キノコはよくわからんので見るだけですが・・・ww
新たな宇宙とか創造出来そうw
もはや艤装とか要らんレベルかもw
某蛇の傭兵みたいに武器は現地調達(会敵した深海側から強奪)とかもあり得るなw
一航戦の二人でも寄生虫には勝てへんかったか・・・
67さん…コメント、ありがと(弥生)
わかります!
なんでしょうね、田舎とか山で食べる
塩結びの美味しさは表現できませんね(*´・∀・)ノ
野イチゴ…懐かしいです(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
キノコは本当に危ないので
キノコ図鑑を持っておくと便利ですよ♪
アァアイ!!って言えば作れますよ(適当)
それいいですね♪
いただきます( ´∀` )b
体の中は無理でしたね…w
67デース(金剛)
68さん、さてはCQC中毒さんだな!?w
実家の裏山に野イチゴが自生しているので、帰省する度に入れ食い状態ですw
仕事で山に入ることがあるんですがその時の昼飯は格別ですわw
山でオニテングダケを見つけた時があったんですが、事前にそれを知る機会があり、実物を見た時にはちょっとだけ感動しましたw
さすが提督ですなw
採用ありがとです!
リ級のは独特ですので、別鎮守府の艦娘達に深海に堕ちた艦娘と間違われぬよう・・・
ついに春のミニイベントが始まりましたね!
深海側もついに絡め手の兵糧攻めを敢行してきたか!
って感じで、戦いが泥沼化してきた様な印象を覚えます・・・
私はなんだかんだでやってなかったサミュエルをお迎えする為の儀式(任務)を急いでやっているんですが、2-4の羅針盤がラスボスで、難関ですねぇ
道中では敵からお米やら具材がドロップして草w
69よ、コメント感謝する(武蔵)
ありゃりゃ…
またログインしてなかったorz
いいですね!
山での仕事怪我のないように
気をつけてくださいね♪
オニテングタケですか…
食べちゃダメですよ!?w
そりゃぁ提督ですからねw
その描写も入れましょうかww
ありがとです♪
サミュエルの召還の儀式は
苦行でしたねw
春イベは簡単なのがいいなぁ(白目)
一航戦の埃だな…
71さん
あれでも戦闘では
凄いんです!
戦闘では…(白目)
面白かった。これは、本に出しても良いと思う、特に最後の提督のチャンプが面白かった球磨も可愛いかった。続きが在れば読みたいです
山の美味し物は取りすぎに注意二度と取れない場わいがあるから
73さん
コメントありがとうございます♪
本だなんて恐れ多いです( ´;゚;∀;゚;)
気に入っていただけてよかったです(*´・∀・)ノ
球磨可愛いですよね♪
続きは随時更新していますので
ちょくちょく見てやってくださいね(^_^)
本当ですよね…
最近はあまりききませんが
乱獲されて枯れてしまう植物も多いです
自然は大切にしたいですね♪
69にゃし(睦月)
サミュエルお迎え出来ました!
あ~かわええ!(小並感)
告白しようとしたら邪魔が入る
ある種の理だよねw
球磨もそうだけど、多摩とかの普段はおちゃらけているキャラがいざという時に強キャラ感を出すのは良いよねぇ!
一航戦の二人は出すもんを出し尽くした感じだな
出るものがある時は良いが、無いのに出そうな時ほど辛いものは無い(諸行無常)
お米の為に2-4を周回しなきゃw
敵から食料を奪うって、北斗の拳のサウザー編を思い出しちまう・・・(戦慄)
75さん!コメントありがとなのです!(電)
本当に
可愛いですね♪
憲兵さんもニッコリですよw
恋愛ドラマには必ずありますからねw
ですです!
電が「黙れッ!」とか言い出したら
もう…ね?w
あれは辛いですよね…
お尻痛いしorz
私もゆっくりですがやってますよ♪
私的には種籾のおじいさんが脳裏によぎりましたねw
頑張って下さい(*´・∀・)ノ
75だよ(響)
ぽいぬの補給ボイスたまらんw
あの告白しようとしたら邪魔が入った時の背中がムズムズする様なもどかしさが醍醐味でもありますがww
普段はだらけている初雪がいざという時に強かったり、レイテのイベントでの山城の限定ボイスを聴いた日にゃ、嫁の山城に惚れ直しました!
まぁ、その逆もまた然りですがw
第二次エロパート突入せり!
こりゃあ、朝に姉二人が部屋に帰ってこなくて提督の部屋まで探しに来たラブ勢の北上が事後の三人がベッドの上で爆睡しているのを見て修羅場に突入ですなぁ?(ゲス顔)
うちの鎮守府は40人弱、入渠時間の関係でケッコンしてない潜水艦’sも含めれば60人強の嫁に毎日絞りつくされてます・・・(嬉しい悲鳴)
毎日、めちゃ美味いけど精の付く料理を堪能してますが、たまには薄い味付けの物が食べたいです・・・(切実)
77さん コメントはっやーい(島風)
たまらんですなぁ(*´・∀・)
ですねw
邪魔ありきです♪
山城の「邪魔だぁ!どぉけぇええ!!」が
好きすぎて山城をずっと艦隊に入れてましたw
おっ!
よくお分かりで!!
少し改変しますが概ねそうなる予定ですw
私はケッコン艦は一人だけです♪
それなら萩風か鳳翔さんか間宮さんと伊良湖ちゃんにお願いしてみてはいかがでしょうかね(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
きっと薄味で精のつく料理を作ってくれますよ( ´∀` )b
77ですぅ~ヒック(ポーラ)
山城のケッコンボイスはギャップがたまらんのです!
まぁ、ギャップならビス子もそうですがw
事後に凸はある意味王道ですよね!w
CQC中毒さんは加賀さん一筋なんですね!
素晴らしいです。
うちはモガミンが第一婦人ですので、最初にモガミンのネタを供物として捧げさせていただきました。
健康オタクといっても過言ではない萩なら絶対に健康料理を作ってくれそうですね!
てか、事細かに健康管理されそうw
厨房のツートップ(伊良子は間宮の右腕的な感じ)の内の鳳翔さんは嫁の一人で、すっぽん料理が良く出てきますw
さっきこっそり厨房に忍び込んで永〇園のお茶漬け食べてたら見つかって怒られましたが、要望を聞いてくれそうです!
79さん
コメント…流石に気分が高揚します(加賀)
ギャップはいいものですねぇ♪
しかしながら球磨のケッコンボイスの破壊力は
正直ヤバいですよ(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
一途ですので( ´;゚;∀;゚;)オカネノセツヤクダナンテイエナイ
そういう事でしたか♪
ライザ◯プもビックリな管理をしてくれる筈ですよ!w
そちらの鎮守府もなかなかのラブ勢揃いですね( ´∀` )b
コメント者79だ(長門)
聴いて来ました!
あぁ~心がヴォォォォヴォォォォするんじゃぁ~(恍惚)
艦娘が増えすぎて母港拡張必至ww
メンテ明けには母港に艦娘寮の拡張工事の音が響き渡るw
ブゥーチッブゥーチッ♪ ブゥーチッブゥーチッ♪
テーテーテテテテー テーテーテテテテー♪
マッチョになっちゃう~w
その結果、私はカラカラになった干物一直線ですwww
代わりに嫁達はえらくツヤツヤキラキラしてますがww
81さん
あらぁコメントありがとぉ(龍田)
でしょ!?
球磨の改二が早く実装されて欲しいです♪
母校拡張しないと
新しい艦が入港できませんからね…
仕方ない出費です( ´;゚;∀;゚;)
ここの提督は恐らく絶倫なので
大丈夫!…なはずですが…(゚ω゚)
そういえば
この間ローソンで加賀さんのPontaカードを
予約して来ました!
楽しみです♪
81、コメント投稿するぜ!(天龍)
さすが球磨型のお姉さんッッ!!
姉妹の中ではクマクマだけ改二が実装されて無いですもんねぇ・・・
それ繋がりで天龍も実装されるのを待ち望んでいるんですが、なかなか・・・
さっき知ったんですが、天龍の5周年ボイスはめちゃヤヴァイですよ!
是非、聴いてやってください!
マジで破壊力がパナイ(鬼怒)
まぁ、それでも限界まで拡張した母港は今日もカツカツなんですがww
提督がアヘ顔ダブルピースするんかい!ww
最初はエッチなことなんてほとんど知らなかった嫁達も、今では私という獲物を狩る立派な捕食者ですw
特に大型艦は人間よりも腕力が強いので、捕まったが最後、お姫様抱っこでベットに連れていかれますww
2ページ目作っちゃえ(懇願)
81だけど、文字数制限に引っ掛かったから、二分割するクマ(球磨)
ほう!
CQC中毒さんにとって俺得なカードが出てるんですね!
今調べたら瑞鳳とポーラのバージョンもあるようですね!
知らなかった(;'∀')
私は艦これのカードガムしかグッズには手を出してないんですが、たまにローソンに行ったら何かしらのコラボみたいなのをやっているのを見かけます
長波様が握ってくれた、チャーハンのおにぎりは美味かったなぁ!
逆に北上様の魚雷エクレアはどこに行ってもありつけませんでした・・・(´;ω;`)
83さん
長文コメントありがとにゃ(多摩)
もうね
指輪がもう1つあれば即渡してますよってw
んんーっ!
これはいいですぞ!天ちゃん!
まさかでしょw
Oh…それは…羨まし…けしからんですな!
やりましょうか!
二頁目を!
それと妖精さんもありますよ♪
あー確かに北上様の魚雷は無かったですねぇ(´・ω・`)
あとは制覇したのですが…
新しい83、それが私(北上)。
新たにもう一つの指輪が配布されたら、大本営がジュウコンを推奨しているみたいに思われるだろうから、くれへんやろうな(遠い目)
限定グラのスクショ用に未改造、改二とかをお迎えしてたら、今日も鎮守府は賑わってます!w
この前も長門に飯を食い終わった直後にラグビーボールみたいにわきに抱えられて拉致られましたw
や↑ったぜ!
それは見落としていました・・・反省。
北上様の魚雷を買えなかった私は、スーパーに行った帰りに必ずエクレアを買い食いするようになったという・・・
美味過ぎるのがいかんのや(諸行無常)
83だが、ちょっとばかし長くなってしまったからまた分割した。
だが、別に騒ぐほどのこともない(木曾)
遂に私が満を持して本格登場!
嗚呼、なんて私は罪深いのでしょう・・・少し硬めの麺の歯ごたえが私に生きていることを実感させる!
エレベーターのボタンも身障者用の少し低い位置にある方を押してくしまう・・・
これはとある波紋使いが使っていたマフラー!
これは遂に川内も波紋を習得するフラグかな?
提督の夜のお供が出たw
栄養ドリンクってジュースみたいな味付けの物が多いけど、その中でも私はチオビタの味付けが好みですw
釣りの話とかっていかがですか?
鎮守府の船着き場で、その日のおかずになる魚釣り。
いつの間にか集まった艦娘達と釣り勝負!
その際に戦い大好きなレっきゅん(完全な敵ではなく、戦闘狂、愉しい戦いはコミュニケーション)を釣り上げたり、新たなブラ鎮の情報を得たり
86さん
またまた長文コメントっしゅ?
ありがとっしゅ!(占守)
世知辛い世の中やでホンマ(絶望)
いいですね♪
私は基本的に艦隊に1人ルールですけれど
賑やかになりました(*´・∀・)ノ
そのままトライ(意味深)されてまえ!(龍壤)
エクシア…失礼
エクレア美味しいですよね♪
ただし糖分が高いので注意してください( ´∀` )b
お気に召しましたか?
満足していただけたか心配でした(゚ω゚)
流石ですね!
よくご存知で♪
私はリボD派です( ^ω^ )
炭酸ならレッドブルよりモンスターですね♪
釣りですか!
いいですね(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
文字数が残り少ないので
それで締め括ろうかと思います♪
新たなコメント投稿者として生まれ変わった86です(大井)くキタカミサァ~ン
トライ・・・されましたw
あの後、私の残した空の食器を片付けてくれていた陸奥も合流して、明け方まで絞られました(〉''ω`〈)
?「俺がガンダムだ!!」
CQC中毒さんのお気遣いに涙がちょちょ切れるほど感謝が溢れてとまりません!
前回のメンポの時みたいに川内の説明で終わりと思っていたので、予想以上の優遇にぶち嬉しいのぉ(浦風)
ジョジョは第二部と第三部が特にお気に入りです!
ストレイツォの吸血鬼化と、それを難無く倒してしまったジョジョの強さに当時、二重に衝撃を受けましたわw
炭酸は、バーガー類のお供にコーラ系ですねぇ!
ありがてぇありがてぇ!
追伸、後書きのスペースに所属艦娘の一覧を作っていただけると、それを見た他のコメント者様方も何かしらのネタを持って来てくださるかもしれませぬ!
89さん
コメントありがとうございます!
気合い!入れて!返します!(比叡)
御愁傷様ですね( ´;゚;∀;゚;)
島風にトランザムさせたかったなんて言えない(いやぁタブルオーいいですよね♪)
私はJOJO全般的に好きですね
特にと言われれば3部です♪
承太郎がカッコよすぎました( ´∀` )b
私ならバーガー類はスプライトですね( ・`ω・´)
了解しました♪
マイク音量大丈夫…?チェック、1、2……。よし。
もはや常連の、私、89です(霧島)
いやぁ、うちの鎮守府ではもうお馴染みの光景ですよ(白眼)
最近では、駆逐艦も姉妹たちで団結して迫ってきますし、仲良きことは良いこと也。(遠い目)
了解!トランザム!
某MMD動画では島風が見事にトランザムしてますよw
敵ではありますが、“ひろし”声の強キャラはお気に入りです!w
?「ところがぎっちょん!!」
DIOの「ロードローラーだッ!」
「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
とかは大好きなセリフですねぇ!
旧OVAの方が新しく放送したアニメ版よりも好みです!
釣り編キタ――(゚∀゚)――!!
曙がフル装備なあたり、さすがCQC中毒さん、出来ておる喃・・・(シグルイ)
まことお美事な内容ににございますれば(称賛)
深海の王との決着と艦娘とのハーレム楽しみにしています。
91さん
常連でも、CQC中毒は大丈夫です!(榛名)
テクノブレイクせぬよう用心するのですぞ!w
生身でトランザムしたら
薄皮が捲れそう…
焼け野原ひろしとは、よく言ったものですねww
DIO様は子安さんの声が好きですねぇ♪
気に入っていただけて
よかったで候…(歓喜)
92さん
コメントありがとうございます♪
頑張って書きますので
これからもよろしくお願い致します(*´・∀・)
91。参ります!(伊勢)
妖精さん製の性力剤(直球)は凄まじく、一瓶飲めば朝までハッスル出来マシュ
そこはほら、艦娘だから!(ご都合主義)
トランザムした時に連装砲ちゃんがライフルビットみたいに俊敏な機動をしてましたw
中の人の藤原啓治氏は正義のヒーローから悪役までなんでも出来て、そのキャラの魅力をさらに増す演技が出来る方なので尊敬してます!
それで言えば、キャラの新たな一面を提供してくれているCQC中毒さんも同様に素晴らしいですね!(再確認)
95さん
コメント…ちゃんと返信できるし(暁)
妖精さんは万能…
はっきりわかんだね
謂わばファンネルのような感じですから…w
藤原さんの声は本当にいいですよね♪
いやぁなんだか晴れがましい気もしますが
素直に受け取らせていただきます(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
これまで読んでいただき本当にありがとうございました!
また次回でお会いしましょう!
二重の極み…
((フタエノキワミアッーーーーーーーーーーーー!!!))
随分時が経ってしまいましたがこんにちは。『逃亡提督…艦娘から逃れろ!』を書いている多聞丸です。中学生の頃から読んでいます。これからも頑張って下さい!