2019-10-23 00:22:18 更新

概要

最終章
襲撃される大本営
衰える提督の能力
深海との決戦が今…始まる


前書き

ご無沙汰しております!щ(゜▽゜щ)
楽しみにして下さっていた方々のメッセージを読み
復活いたしました!

前作でコメントをいただいている方には
後程返させていただきますね♪

さて!
いよいよこのシリーズは最終章になりました(´・ω・`)
小ネタのリクエストはお応えできません…
今作は本編メインで進めます( ・`ω・´)
ここまで応援していただいた沢山の方々に
感謝しています♪
今作もどうかよろしくお願いいたします(*´・∀・)ノ

そして
今作から地の文を少な目にして
サクサク読めるようにしようかと思います♪
ご意見があれば遠慮なくコメントお願いしますね( ´∀` )b


大本営燃ゆ




~鎮守府  執務室~



いつもの平穏な朝

提督は朝の新鮮な空気を肺いっぱいに取り込み

ゆっくりと吐き出す

小鳥のさえずりが心地いい風とともに

執務室に流れ込む



提督「ふぅ…さぁて!今日も執務頑張りますか!」パッ



ラックにかけてある軍帽を手にとり被る

それと同時に執務室の扉が叩かれた



武蔵「相棒起きてるか?」コンコン


提督「ただいま留守にしています。ピー↑という…」


武蔵「まったく…朝からつまらない冗談を言うな」ガチャ


提督「あっ!てめ!まだ途中なのに!」ガタッ


武蔵「わかったわかった…」ストッ


提督「…なんか扱い雑くない?」ガーン



他愛ない冗談

いつもの朝

普段通りに1日がすぎるのだろう



ダダダダダダッ  バンッ



提督・武蔵「!!」バッ



しかし

そうはならなかった…



大淀「はぁっ…はぁっ…!て、提督!」ハァハァ


提督「どうした!」ガタッ


大淀「だ…大本営が…」


武蔵「落ち着け。ゆっくりでいい」


大淀「大本営が…大本営が襲撃されました!」


提督「なんだと!?」




いつも何かが起きるのは

突然であり

予測できないものである




武蔵「相棒!」ガタッ


提督「おう!大淀!ご苦労だった!すぐ向かうぞ!」


大淀「艦隊はいかがしますか?」


提督「武蔵、大和、北上、時雨、夕立、若葉で向かう!召集をかけろ!」ガサガサ


武蔵・大淀「了解!」ビシッ



大淀の報告から5分後

すぐに艦隊は集結し提督が説明を始める



北上「んで何~?私今日非番なんだけど…」フワァ


大井「そうですよ!いくら提督でも許しません!」グヌヌ


大和「まぁまぁ…何か緊急事態なのでは?」アハハ


提督「うむ…実は大本営が今しがた襲撃された。被害はわからないが急ぎ向かう必要がある」


提督(あれ?…俺、大井呼んでないよね?)


若葉「ふむ…大本営が…」ムゥ


時雨「な、なんだって!?大本営が!?でも…」


夕立「大本営は内地にあるっぽい~」


武蔵「そこだ…内地だからこそお前達を集めた」


大和「この面子…あぁ合点がいきました」


提督「ここに集めたのは徒手格闘で一際強い奴らだ。なお空母の面々は上空支援の為、白兵戦には参加できな…」



提督が空母達の運用について語ろうとしたとき

ドックの入口から声があがる



加賀「あら…随分と甘く見られたものね」スッ


赤城「酷いですよ提督」ウフフ


翔鶴「皆さんに及ばずとも立派な戦力になってみせます!」


瑞鶴「そうよ!私達だって艦載機飛ばしながら戦えるわ!」フフンッ


加賀「若干一名怪しいのがいるけれど私達も参加します」


瑞鶴「な、なな…ムキィィッ!!」ダンダンッ


翔鶴「お、落ち着くのよ瑞鶴!」アワアワ



騒がしくなり始めたところで

提督が手を叩く

するとすぐにパタリと会話が止む




提督「痴話喧嘩はあとだ!」パンパンッ


武蔵「これから装備の配給を行う。大和から順に提督のところへ来てくれ」ガチャ



大和「装備ですか?」スタスタ


提督「敵の規模がわからん以上、装備はしっかりとしないとな…っと」ゴトッ


大和「薙刀…少し重いですね」スチャ


提督「次は北上っと」コトリッ


北上「なにこれ?」カチャッ


提督「パイルバンカーだ!」ババーン


北上「え?なにk…」


提督「パイルバンカーだッ!!」ババババーン


北上「あ、はい…」


提督「そのパイルバンカーはな…相手を殴った際、中に仕込まれている酸素魚雷を直接ぶちこめる、まさに一撃必殺の武器だ!」フンス


大井「待ってください!爆発の反動は…」


提督「心配ご無用!ちゃんと考えて設計したから安全だ」


大井「なら…」スッ


提督「ん?なんだその手は」


大井「私の装備!」ガッ


提督「ぐぇっ!ほ、ほら北上と同じやつ!」コトリッ


提督(お、俺のパイルバンカーが…とほほ)


時雨「僕の装備はなんだい?」トコトコ


提督「時雨はこれだな」カチャッ


時雨「ナイフ?」スチャ


提督「それはスペツナズナイフ…刃の部分が発射される仕組みになっている。夕立のも同じだ」


夕立「ぽい!」


提督「最後は若葉か…待ってろ」ゴソゴソ


若葉「若葉だ」スタスタ



提督はドックの奥にある棚を開け

中からあるものを持ち出してきた



若葉「ん?なんだこれは」


提督「若葉は白兵戦よりも狙撃を頼みたい。謂わば後方支援だな。となれば装備はこいつだ」


北上「バレット対物ライフル…」


大井「どこでこんなものを…」


提督「ん?作った!」


艦隊(本当に作ってそうだから反応に困る)



装備を渡し終わり

各々の作戦行動を説明しいよいよ大本営へと

足をむける提督達

ちなみに空母達は一航戦は格闘戦

五航戦は弓による近距離支援である



提督「行くぞ!」ダッ


艦隊「了解っ!」





~大本営~



一方大本営は建造物が破壊され

憲兵隊が無惨にも横たわっている

そして

燃え盛る業火のなか

倒れている元帥と一人の男が立っていた

男は元帥に近づき頭を掴み持ち上げる



元帥「き、貴様が…深海の…王…」ググッ


深海「いかにも…」


元帥「ワシを殺す…か…」


深海「いいや?お前は餌だよ」


元帥「え、餌…じゃと…?」


深海「ふふふ…そろそろk…」ガシュッ


元帥「ぐわっ!?」ドサァッ



突如として深海の頭部が弾き飛ぶ

当たりには脳漿や頭蓋骨の破片が撒き散らされる



若葉「頭部へ直撃…悪くない」ガチャンッ



元帥「うぷっ…うげぇぇ」ゲェェ



深海の破片が元帥の顔にも飛び散り

たまらず嘔吐する

そこに扉を蹴破り提督が現れた



提督「元帥!無事か!!」ダッ


元帥「て、提督様!ありがとうございます!ありがとうございます!」ガクガク


提督「早く避難しろ!奴はまだ生きてる!若葉!」バッ


若葉「了解…シュート」ガオンッ!! 



提督は元帥を逃がすと若葉に再度狙撃の指示を出す

その指示を受け若葉は引き金を引いた

凄まじい音と共に50口径の鉛玉が放たれる

若葉が放った弾丸は寸分の狂いなく

深海の心臓に命中…するはずだった



若葉「!」



提督「なに!?」


深海「甘いな…提督…」シュウウウ



深海は弾丸を素手で受け止め

握っていた

手からは肉が焦げた嫌な臭いがする



深海「お前はトドメのつもりだったかもしれないが詰めが甘い」ムクッ


提督「もぅ頭部が再生してやがる…若葉!もぅ一発だ!」グッ



若葉「了解」ガオンッ



深海「まぁ慌てるな…お前と遊ぶのは海の上で…3日後だ」スゥ



提督が再度狙撃を指示するが

弾丸は深海を通り抜け

後方の壁に着弾した

そして深海の体が透きとおっていき消えていく



提督「待て!」バッ


深海「くくっ…お前と遊ぶのはこいつらで充分…さらばだ」パッ



若葉「目標消失…ふっ…だが悪くない」カチャカチャ



提督「ちっ!」ガンッ


ピーピー!


武蔵『相棒!付近に陸上型の深海棲艦が現れたぞ!そっちはどんな様子だ?』無線


提督「やはり深海だった…逃げられちまったがな」


武蔵『こちらに来られそうか?』


提督「すぐに向かう」ダッ



深海が姿を消した直後

武蔵達のいる待機場所を包囲するように

陸上型の深海棲艦が突如現れた

その知らせを無線で受け武蔵達のもとへ

提督も向かう




~大本営 艦隊待機場所~



提督に連絡をした直後

火蓋は切って落とされた

深海棲艦が波のように押し寄せるなか

武蔵達は一体ずつ確実に撃破していく




武蔵「はあっ!!」ガッ


タ級「グッ」ガクッ


武蔵「大和!」バッ


大和「はいっ!」ブンッ


タ級「グフッ…」ドサァッ



武蔵は大和と協力し

戦艦、重巡級と対峙している

武蔵の桁外れの格闘能力と

大和の薙刀により次々に薙ぎ倒していく

一方、北上は大井と共に軽巡級と対峙していた



北上「そぉれっと!!」ガッ


チ級「!?」グッ


北上「うりゃっ」ゴバッ


チ級「ガガッ!?」ズガァァアッ


大井「北上さん♡さすがですぅ♡」ズガァァアッ


リ級「!!?」グシャァッ


北上(大井っち…こっちじゃなくて敵見なよ…いや、倒せてるからいいけどさー)



相変わらずのコンビネーションで

敵の急所目掛け的確にパイルバンカーを

撃ち込む

何故か大井は北上が敵を倒す度に

黄色い声をあげるが

ご愛嬌だろう

そして時雨、夕立はというと…



時雨「甘いね」パッ


イ級「!」ブンッ


夕立「もらったっぽい!」スッ


イ級「!?」ブシュッ


時雨「そこ!」パシュッ


イ級「ギュァッ!」ブシャァァアッ


夕立「さぁ次は誰かしら?」チャキッ


時雨「ここは通さないよ」ズボッ チャキッ




時雨と夕立は駆逐級を相手に

その素早さを生かした斬撃で相手を翻弄していた

相手の足を切り裂き

動きが停止したところを

スペツナズナイフの発射機構により

弾き出したナイフでトドメをさす

ナイフ故に返り血を浴びてしまうが

お構いなしに次々と屠っていく




ザシュ!グチュ!ブシャァァアッ!!



それを見ていた空母達は



瑞鶴「うぇ…血塗れじゃない…気分が…」ウプッ


赤城「あら?大丈夫ですか?」Eポップコーン


加賀「まったく…これだから五航戦の五月蝿い方は…」Eチェロス


瑞鶴「ここは映画館か!!」ウガー


翔鶴「落ち着いて瑞鶴」Eホットドッグ


瑞鶴「翔鶴姉ーー!!?」





平常運転である





武蔵「くっ…何体いるんだっ!」ガキィッ!


大和「わかりません!」ザシュッ



しかし武蔵達とて体力は無限ではない

深海側の物量にやがて押され始めた




武蔵「はぁはぁ…」


大和「ふぅ…ふぅ…」


北上「あー…これヤバいわ」


大井「はぁっ…はぁっ…北上さんは私が守ります!」バッ


時雨「くっ…ナイフの刃が…」ボロッ


夕立「お腹すいたっぽぃ~」ペタンッ



レ級「シネ…シネ…シネ…」ガチャンッ



武蔵「ちぃっ…」ググッ


大和「む、武蔵…」フラッ


レ級「クケケ…シnギャッ」ゴシャッ!



とうとう追い詰められた武蔵達だったが

上空から艦載機の機銃掃射が深海棲艦に

降り注ぎ辺り一帯の深海棲艦を蹴散らした

そして弧を描き武蔵達の上をくるくると旋回した後

奥から現れた空母達のもとへと戻っていった



赤城「私達の出番ですかね?」スタスタ


加賀「さすがに数では不利ですね」スタスタ


翔鶴「艦載機達がいれば大丈夫ですよ」スタスタ


瑞鶴「まっ!あれくらい私一人で余裕よ!」フフン


加賀「そう?おめでたい子なのね」シレッ


瑞鶴「こ、こ、この…ムキィィッ!!」ダンダンッ!


翔鶴「お、落ち着いて瑞鶴!」アセアセ



空母達はまるでピクニックでもしているかのように

談笑しながら現れた

しかもバスケットにオヤツを入れて



武蔵「はぁ…お前達」ヤレヤレ


赤城「少し様子を見すぎましたかね?」


北上「もうちょっと早くてもよかったかなー」ヘナッ


加賀「ごめんなさい…そこの七面鳥がやかましくて絞めるのに時間が掛かりました」チラッ


瑞鶴「!?」


大井「ぷっ」クスッ


時雨「か、加賀さん言い過ぎだよ…クスッ」


夕立「晩御飯は七面鳥っぽいー!!」ジュルリ


瑞鶴「!?!?」


大和「ところで団欒のところ申し訳ありませんが…」


武蔵「まわりを見ろ…」


艦隊「?」キョロキョロ



大和と武蔵に促され

あたりを見渡すとそこには

鬼や姫といった上位の深海棲艦が

完全に包囲していた

そして彼女達の砲門が武蔵達に定まり

砲撃しようとしている

そして一発の砲弾が赤城の

オヤツたっぷりのバスケットを撃ち抜いた




艦隊「…あ」



ゴゴゴゴゴゴゴゴ…



赤城「一航戦の誇り…」バッ


加賀「頭に…きました」グッ



バスケットを撃ち抜かれた赤城と加賀

二人により鬼や姫の半数を撃破し

尚も攻め続ける

なにより凄いのが赤城が大根

加賀がカブで撲殺していく姿である



戦艦水鬼「ナニ!?」


赤城「私のオヤツを…」ブンッ


戦艦水鬼「グゲッ!!」メシィッ!


加賀「赤城さんのオヤツを…」ブォン


戦艦水鬼「ガハァッ!」ベキッ!


赤城・加賀「返せぇええ!!!」バォッ!




グシャッ!ガツンッ!ベキィッ!!




赤城「ふぅ…」フキフキ


加賀「殺りました」サムズアップ




艦隊「食べ物の恨みって…怖い」




赤城と加賀が敵を撲殺している最中

茂みから提督が現れた

しかし様子が明らかに違う

武蔵はすぐに駆け寄り安否を問おうとするが

提督の姿に絶句してしまう



武蔵「相棒!…!?」ピタッ


提督「遅く…なった…」ハァハァ



提督は酷い怪我を負っており

傷口からは止めどなく血が流れている

そしてなにより

提督の周囲にキラキラと輝く桜の花びらが

はらり…はらり…と散っているのを武蔵は見た

まるで提督の命が削られていくかのように

桜は散っていたのだ



武蔵「あ、相棒…体が…」


提督「し、心配は…ないぞ?ここに来るまでに敵と遭遇してな…数が多くて手間取った…」パラッ


武蔵「違う!!」


艦隊「?」クルッ



武蔵の怒号に赤城と加賀を見ていた艦隊全員が

一斉に振り向き注目を集めてしまう

すかさず武蔵が提督を茂みに押し込み

なんでもないと言う



武蔵「すまない…気にしないでくれ」フルフル


大和「大丈夫?」


武蔵「あ、あぁ…大丈夫だ。大和は残党の駆逐を頼む…」


大和「…わかったわ」スタスタ



北上「なんだったの?」


大和「残党の駆逐を頼むって」


大井「提督遅いですね…」


北上「…大丈夫だよ。大井っち」ギュッ



瑞鶴「なんで提督さん来ないのよ!

鎮守府に帰ったら爆撃してやるんだから!」


加賀「…」ダッ 


瑞鶴「ちょ!?突っ込みなさいよー!」


赤城「瑞鶴さん」ガシッ


瑞鶴「赤城さん?」


翔鶴「私達は残党に専念するわよ?いい?」


瑞鶴「う、うん…」



夕立「ねぇ…」


時雨「うん…提督だね」

 

夕立「様子がおかしいっぽい」


時雨「…武蔵さんと加賀さんに任せて、今は目の前の敵に集中しよう…」


夕立「ぽい…」



各々が再び戦闘を開始したことを確認すると

再び武蔵は提督に向き直り

じっと見つめる



武蔵「…」ジッ



ガサガサ!



提督「!」


加賀「はぁ…はぁ…提とk…」絶句


武蔵「加賀…」


加賀「そんな…体が…」


武蔵「説明してくれ…何があったんだ?」


提督「…今から話す事は…誰にも言うなよ」



武蔵・加賀「…」コクリ



提督「深海を取り逃がした後…」




~回想~



提督「若葉は撤収し先に鎮守府へ帰投。俺は武蔵達の援護に向かう」ダッ


若葉「了解した。帰投する」タッタッタッ



若葉を鎮守府へ帰投させ

武蔵達のいる場所に向かう途中

再び奴が現れた



深海「忘れ物だ…受けとれ」バッ


提督「戻ってくるとはな…好都ご…ぅぐっ!?」ドゴォッ



奴は俺との距離を瞬く間に詰め

至近距離から腹に弾丸を喰らわせやがった

俺はすぐに反撃してやろうとしたが…



提督「や、野郎…ぁ」フラッ


深海「くく…精々楽しめ…衰えゆく能力で、どれだけ戦えるかな?」フゥッ


提督「ま、待ちやが…れ…」ドサッ


提督(なんだ…これ…再生能力(リペア)が発動しない…だが徐々にだが回復はしているな…)


提督「くそ…なにしやがったんだ…」ググッ



それから俺は武蔵達のもとへ向かったが

さっきも言った通り敵に阻まれてな

なんとか撃破してきたが

かなりの攻撃をくらっちまった



~現在~



提督「というわけだ…」


武蔵「つまり…」


加賀「能力が薄れていると…」


提督「恐らく奴が放った弾は俺を弱体化させる弾丸だろうな…しかしこの桜は俺にもわからん」


武蔵「とにかく今は私達に任せて相棒は休んでいてくれ」


加賀「鎧袖一触よ…心配いらないわ」


提督「すまないな…」



そういうと武蔵と加賀は茂みから飛び出し

再び戦闘に加わった

残された提督は

再生能力をなんとか発動させ

傷を治していく



提督「傷はなんとかふさがったか…ん?」パラリ



傷を治癒させた刹那

提督の脳裏にある光景が過る

海上に一本の桜が

花弁を散らしながら立っている

その桜の花は少しずつではあるが

ゆっくりと散り、海に触れると

はじけて淡い桃色の光となって海中へと消えていく

普通の人であれば

これは幻想的な光景だが

提督は違った

まるで死を予見しているかのような

そんな光景だった



提督(もう…長くはないのか…?いや、まだ死ねない。奴を止めるまでは…この戦いを終わらせるまでは!)


提督「そう…例え…刺し違えてでも…」ギュッ



武蔵「…」チラッ


加賀「武蔵さん?行きますよ」ダッ


武蔵「…あぁ」ダッ




その後艦隊は深海の残党を撃破し

提督と合流し鎮守府へと帰投した

戦いを終えたときには既に提督の傷は

すっかり治っていたのだった





高みを目指して





大本営が襲撃されてから2日がたち

提督は明日の決戦に備え

鍛練に励んでいた



提督「ふん!ふん!」バッバッ


提督(いよいよ明日、奴との決戦だな…)ハァハァ



ふと時計を見ると時刻は

昼の12時を回ろうとしていた

提督は隣に掛けてあるタオルで汗を拭い

身支度を整えて執務室の扉に手をかけた



提督「ふぅ…さて!飯だ飯!」ガチャ



??「わわっ!?」ドサァッ



提督「うお!?って時雨?」ビクッ


時雨「いてて…あ。や、やぁ提督」サスサス



提督が扉を開けると

時雨が倒れ込んできた

おおよそ聞き耳でもたてていたのだろうか?

そんな事を考えながら

提督は時雨に手を差し出して起き上がらせる



提督「どうした?時雨が盗み聞きなんて」ハハッ


時雨「ぬ、盗み聞きなんかしてないよ!お昼ご飯だからって武蔵さんに頼まれて来たら提督が…その…」モジモジ


提督「ん?あぁ鍛練をしてるとわかって気を利かせてくれたのか!すまんな」ナデナデ


時雨「たん…れん?」ポカン


提督「そうだ。明日は決戦だからな…少しでも鍛練しておかないとな」


時雨「そ、そそそうだよね!鍛練だよね!うん!そうなんだ!提督が執務室で息を切らして動いてる音がしたから待ってようと思ってたんだよ!決してイヤらしい事してると思って聞いてようとしてたわけじゃないよ!」


提督「お、おう…とにかく落ち着け」


時雨「は!?…ぅん///」カァァ


提督「とにかく飯行くか?」


時雨「うん///」



なにやら挙動不審な時雨と共に食堂へと足を運ぶ提督

すると賑やかな食堂から夕立が駆け寄ってくるなり

時雨に向かって叫んだ



夕立「あー!時雨こんなところにいたっぽい!さっきはびっくりしたんだからね!いきなり『提督がイヤらしい事してる!!僕も混ぜてもらうんだー!』って走っていくから」ウガー


時雨「ちょっ!?夕立!?」アワアワ


提督「へ?」



夕立の突然な暴露により静まりかえる食堂

ポカンとした顔をした提督と

顔を真っ赤にさせてワナワナと震える時雨

そして顔をプクーっと膨らませた夕立に

視線が釘付けになった



時雨「そ、そんな事言ってn」


夕立「しっかり聞いたっぽい!!『下着は黒n…』」


時雨「わぁー!!?」ガバッ


夕立「むぐぅ!?」モガモガ



   ザワザワザワ…



提督「ま、まぁまぁ二人共…そのへんにs」


夕立「えい!!」バサァッ


時雨「!?///」ビクッ


提督「ファッ!?」ガンミ



提督が仲裁に入ろうとするが

夕立が時雨の拘束を解き

ここぞと言わんばかりに

時雨のスカートに手をかけて

思い切りたくしあげた

提督に対して時雨は背を向ていた為

目に映ったのは小さいながらも肉付きのいい

健康的なお尻にスラッと伸びた足

そしてなによりそのお尻に食い込む

黒いTバックであった



時雨「な、ななな…///」ワナワナ


夕立「ほらね!提督さん!見てみて!!時雨は黒のTバックっぽい!」キャッキャッ


提督「…」ジー


夕立「提督さん?」ジトッ


時雨「は、恥ずかしいけど…提督に見られて嬉しいよ///」ボソボソ


提督「…ハッ!?ゴホンッ!わかったからスカートから手を離しなさい。食堂だぞ?ほら!飯食うぞ!」バッ


夕立「むぅー!!ちょっと待っておくっぽい!」ダーッ



夕立はそう言うと食堂を後にし

提督と時雨は昼食を鳳翔から受け取り席につく

ちなみにだが昼食を受けとる際に

鳳翔から「モテるのも大変ですね♪」と

苦笑いされながら言われたのは提督と時雨しか知らない




~数十分後~



提督「さて…飯も食い終わったわけだが…」キョロキョロ


時雨「夕立遅いね」カタッ



あの後、夕立を待ちながら食事をしていた提督と時雨だが

一向に夕立が帰ってこない

仕方なく提督と時雨は食器を片付け

食堂を後にした



提督「んー…」クビカシゲ


時雨「どうかしたのかい?」テクテク


提督「いや夕立の奴いくらなんでも遅すぎやしないか?」


時雨「まぁ確かに遅いけどさ…そんなに気になるの?」ジトッ


提督「べ、別にそういうわけj…ん?」チラッ


夕立「てぇいとぉくぅさぁああああん」ドドドドドッ


時雨「あ!夕立!って提督!危ない!」バッ


提督「いぃ!?止まれぇ!夕立ぃぃいいいい!!」アワアワ


夕立「気合い入れてきたっぽいぃいいい!!」ドシュゥウ!


提督「ナムサンッ!!!」ベキィッ!




轟音と共に夕立が猪突猛進の勢いで

提督目掛けて突っ込んできた

時雨は提督を庇おうとするが

夕立の速度が速すぎたのか

時雨の指先を掠め

提督への突進を許してしまう



夕立「提督さん!ほら!見て!って…あら?」バッ


提督「ガ、ガフッ!」パラパラ


時雨「夕立ぃ」ガシィッ


夕立「ピィッ!?」ビクッ


時雨「廊下を走っちゃダメって言ったよね?」ダッ


夕立「ご、ごめんなさいっぽいぃ!!!」ダッ



提督を見事壁にめり込ませた夕立は

すかさずスカートをたくしあげて披露するが

近代アートと化した提督には見えておらず

背後にいた時雨がユラリと立ち上がり

夕立を追いかけ走り去ってしまった



提督「注意するの…そこか…よ」ガクッ



ちなみに夕立の下着は…なかった





~工廠~



提督「くぅ…さっきは酷い目にあった…」サスサス


提督(しかし…夕立の下着はなんだったのだろうか。気になる…)モンモン


明石「あれ?提督?なにしてるんですか?」


提督「へぁ!?あ、明石か」ビクッ


明石「なんですかぁ?人をお化けみたいにぃ」ジトッ



先程の夕立の件をぼんやり考えながら歩いていると

いつの間にか工廠に着いた提督

不意に明石に声をかけられ驚いてしまう



提督「すまんすまん!ちょっと考え事をな」ハハッ


明石「もう!あっ!提督に頼まれていた装備できてますよ!」


提督「本当か!?」


明石「ささっ!こちらに!」


提督(ついに出来たか!俺の新装備!)ワクワク



明石に連れられ工廠内に入ると

ギラギラと輝きを放つ一つの主砲の様な物が鎮座していた



提督「おぉ!素晴らしい!」キラキラ


明石「ほんっとうに苦労したんですからね!」プクー


提督「いつもすまないな。しかしこれは想像以上だ」ガシャン


明石「それにしてもその主砲…一体何に使うんです?」


提督「ふふふ…見たいか?」ニヤッ


明石「是非t…」


夕張「お願いします!!」ンバッ!


明石「夕張!?あなたいつから!?」ビクッ


夕張「提督を見かけたから後をついてきたのよ」フフン


提督「ま、まぁいいか…では演習場へいくぞー」


明石「はい!」ダッ


夕張「あ!ちょっ!お、置いていかないでよー!!」タッタッタッ



こうして明石、夕張と共に

提督は演習場へと新装備の試射に向かうのであった





~演習場~




海が陽射しを浴びキラキラと光る

提督達は艤装を装着し

その海上にいた



提督「よし!距離はこんなもんか」ジャキンッ


夕張「え?あんな離れた場所の標的を狙うんですか!?」


明石「いくら提督でも…この距離は流石に」


提督「まぁ見てろって」ジジッ



二人が驚くのも無理はない

標的は提督達より遥か沖合い

10キロの海上に設置されていたのだ

ちなみに大和の射程は約3キロ

その倍以上あるのだ



提督「充填完了!」バチバチバチ


夕張「なんかバチバチいってますけど…」ヒキッ


明石「んー高圧電流を溜めて…えーっと」



充填が完了した砲身は筒型が4つに割れ

内部が青く発光している

その回りには強力なアークがバチバチと音を立てて

砲身を這いずりまわる



提督「シュート!」ガオンッ!!


明石「きゃぁっ!」バシャァッ


夕張「わわわわっ!?」ズシャァッ



凄まじい衝撃波と共に放たれた

一つの鉄塊は海を抉り飛沫をあげ

標的まで真っ直ぐに飛び

そして貫いたのだった

後にはポッカリと穴の空いた標的と

弾道をなぞるような蒸気がそこにできていた



提督「うぉぉ!気持ちいい!!」キラキラ


明石「す、凄い!自分で作っておいてあれですが凄いですよ!」キラキラ


夕張「わ、私にも撃たせてもらえない?」ワクワク


提督「これは夕張には重いんじゃないか?」ホレ


夕張「そんなことh…ガボガボガボ…」ズシッ


提督・明石「ゆ、夕張ぃいいいいいい!!」




この後ちゃんと回収しました





~鎮守府 夜~




月の明かりが辺りを照らし

海の小波を、あるいは水気を帯びた砂浜を

キラキラと輝かせる

そんな中、提督は一人防波堤に腰掛け

タバコに火をつける



提督「ふぅ…」スパー


提督(いよいよだ…明日、すべてが決まる。絶対に負けられない。負けられるわけがない!)グッ



?「こんな事だろうと思ったぜ」スタスタ



提督「武蔵?」クルッ


武蔵「珍しいな。相棒が不安な顔をするなんて」フフッ


提督「まぁな…相手はあの深海だ。正直言って勝てる保証はない」ググッ


武蔵「…」ストッ


提督「…」スパー



波の音だけが響く砂浜

暗いのに明るい月夜

二人はただ水平線の向こうを眺め

ゆっくりと過ぎる時間を感じていた



武蔵「なぁ相棒よ」


提督「ん?」


武蔵「一本貰えるか?」


提督「タバコ…吸えるのか?」パカッ


武蔵「なんだ…その…吸ってみたくなった」ポリポリ


提督「オススメはしないが…ほら」つタバコ


武蔵「ありがとう」


提督「今火を…」ゴソゴソ


武蔵「その必要はない」グッ


提督「むお!?」グイッ



武蔵は提督からタバコを貰うと

口に咥えライターを探す提督の顔を優しくつかみ

自身の顔に近付けた



武蔵「ふぅ…ふふ。シガーキスだったか?してみたかった」ニカッ


提督「ぉ…おぅ…」


武蔵「なぁ相棒よ。私は勝つよ…明日。必ずな」スパー


提督「当たり前だ」スパー


武蔵「おや?不安じゃなかったのか?」フフッ


提督「今ので吹き飛んださ」ハハッ


武蔵「ならよかった。…ふむ。なかなかいけるな」スパー


提督「だろ?」スパー



しばらくは

この時間を楽しみたい

そう心から願うのは武蔵という

存在あってこそなのだろうか

そしてタバコが尽きるころ

提督が意を決したように武蔵に向き直る



武蔵「ん?どうした相棒…この武蔵に何か言いたいのか?」


提督「あぁ…」


提督(今しか…チャンスはない!)


武蔵「なんだ///そんなに見つめて…流石の私でも照れるぞ…」


提督「武蔵…」ゴソゴソ


武蔵(相棒の顔がいつにも増して真剣に…なにか良からぬ事が…)



しかし

武蔵の予感は外れた

提督が取り出したのは小さな黒い箱だった

それを武蔵の方に向けてゆっくり開く



武蔵「こ、これ…は?」ドキッ


提督「武蔵…俺と…ケッコンしてくれ!」バッ



中にあったのは

銀…というには明るい

白金色の指輪だった

武蔵は口に手を当て震えながらに提督を見つめる



武蔵「ほん…とうに……私でいいの…か?」フルフル


提督「あぁ。武蔵がいいんだ…」スッ


武蔵「ぅぅ…遅いぜ…バカ…」ポロポロ


提督「待たせたな…武蔵」



提督はそう言うと

武蔵の左手をとり指輪をはめる



武蔵「ぐすっ…提督よ、貴様を狙う、どんな者からも私は守る自信がある。疑っているのか?この武蔵、舐められたものだ。…まぁ…これからも…頼むぞ相棒?」グシグシ


提督「泣いてちゃ格好つかないな」ハハッ


武蔵「泣いてなどない!泣いてなんて…」グスッ


提督「こちらこそ…これからもよろしくな?相棒」スッ


武蔵「あぁ…」スッ



唇と唇の距離が縮まり

武蔵の呼吸が肌で感じられた瞬間

ある出来事が起きる




スピーカー「ピンポンパンポーン!ども!恐縮です!青葉ですぅ!」



提督・武蔵「…ぇ」ビクッ



スピーカー「えーただいま○○海岸にて司令官と武蔵さんが…」



ドドドドドドドッ



スピーカー「ケッコンされましたぁー!!」



提督・武蔵「あ、青葉ぁああああああああああ!!!」ダッ



スピーカー「えー近くの艦娘各員は速やかに現場に急行し…」



しれぇぇえええ!私にもー!!!指輪よこすネー!!!



提督「いかん!一旦退くぞ!」ダッ


武蔵「だな!ハハッ!」ダッ



スピーカー「司令官に求婚しましょー!以上!青葉でした!」ガチャ



スピーカー「あ!司令官!青葉も司令官とケッコンしたいんで指輪よろしくですぅ!では!」ガチャン




この後の事は

想像容易いだろうが

結局全員からケッコンを迫られ

提督は力尽きた

大淀もついでに力尽きた



加賀「や、やりました…」フルフル


赤城「んー…味しませんね…このどーなつ」モゴモゴ


加賀「あ、赤城さん…それは」


赤城「冗談ですよ♪加賀さん♪」スッ


加賀「よく似合っています…」ニコッ


赤城「加賀さんもですよ♪」ニコッ






最終決戦




昨晩のケッコン騒動から

数時間後

鎮守府の工廠では慌ただしく

艤装の最終調整がされていた



明石「夕張ぃー!そっちどう?」ガチャガチャ


夕張「今駆逐艦達の艤装整備終わったところー!」バリバリバリ


明石「にしてもこのれーるがん?私が苦労して作ったのに提督が一時間で小型化に成功しちゃうなんて…」ハァ


夕張「基礎がどうのこうのって私達の立場ないわよね…」ハァ


明石「しかも提督ってば、あのレールガンを肩に2門装備して両腕にはレーザー砲を着けて行くって…」


夕張「…なにする気なんだろ」


提督「開戦直後に相手の戦力を一気に削ぐためだ」ヌッ


明石・夕張「わっ!?」ビクッ



明石達が整備している最中

突如として現れた提督に思わず

驚く二人

提督はハハッと笑い

話を続ける



提督「まぁ見てろって!深海勢に目にもの見せてやる」


明石「あっ…村政も持って行くんですね」


夕張「いつ見ても長いですよねぇ」アハハ


提督「まぁこいつを撃ち終わったら接近戦をするつもりだからな。よし…二人共!ご苦労様だったな!後は任せておけ!」


明石「提督…その…後武運を!」ビシッ


夕張「鎮守府の防衛はお任せ下さい!」ビシッ


提督「あぁ、頼んだぞ!必ず帰ってくるからな!行ってくる」ビシッ




そういうと提督は足早に出撃ドックへと

向かい、歩いていく



明石「貴方の帰る場所は…」チラッ


夕張「私達が必ずお守りします」チラッ


明石・夕張「この指輪に誓って!」



明石と夕張は左手の薬指に光る

指輪を見つめた後

決意の眼差しを提督の背中へと向ける

彼の姿が見えなくなるまで…





~出撃ドック~




一方出撃ドックでは

艦娘達が出撃の時を今か今かと待っていた




金剛「ニュー金剛クラスのファイアパワーを見せてやるネー!」グッ


比叡「お姉さま!着いていきます!」


榛名「深海の勝手は…榛名が許しません!」


霧島「私の計算によりますと…必ず勝てますね!」



長門「ついに…この時が来たか」


陸奥「私達も改二になって更に強くなったわ」


長門「陸奥よ!この長門に続け!」


陸奥「あらあら♪長門ったら張り切っちゃって」クスッ



赤城「もぐもぐ」


加賀「もぐもぐ」


飛龍「もぐもぐ」


蒼龍「もぐもぐ」


鳳翔「はい!これを食べて頑張ってくださいね♪」ニギニギ


瑞鶴「ほんっとうに鳳翔さんのオニギリって美味しいわよね」カプッ


翔鶴「えぇ、愛情たっぷりね」モグモグ


瑞鶴「にしても一航戦、二航戦の四人が無言っていうのが…」ムグムグ


翔鶴「きっと集中しているのよ」


瑞鶴「味に?」


翔鶴「えっと…それは…」チラッ



加賀「…提督…」モグモグ


赤城「今度こそは…」モグモグ


飛龍「私達が…」モグモグ


蒼龍「守るんだから…」モグモグ



翔鶴「ふふっ…」クスッ


瑞鶴「なによー!翔鶴姉ぇ!」



加賀「まったく…五月蝿いわよ五航戦」


瑞鶴「な、なによ!いいじゃない!出撃前くらい!」


加賀「心配しないで。貴女も私が守ります」


瑞鶴「なっ…何言ってんの!?//誰がアンタなんかに」


加賀「無理は…しないでね。瑞鶴」ポンッ ナデナデ


瑞鶴「ふぇ?」撫でられ


加賀「赤城さん…行きましょう」スッ


赤城「えぇ…翔鶴さん。援護を頼みます」


翔鶴「は、はい!お任せ下さい!」グッ


飛龍「さぁて!先輩空母の力!」


蒼龍「見せてあげましょう!」


瑞鶴「…私だって!」


加賀「瑞鶴」


瑞鶴「な、なに?」


加賀「貴女も私の…私達の誇りです。決して傷つけさせません。鎧袖一触よ」


瑞鶴「加賀さん…」


赤城「ふふ♪瑞鶴さん。必ず勝ちましょうね!」ニコッ


瑞鶴「もちろん!」



古鷹「加古…準備できた?」


加古「まぁこの装備なら行けるな!」


古鷹「あんまり前に出すぎちゃダメだよ?」


加古「わかってるって!」ニシシッ


古鷹「もう…」



摩耶「なぁ鳥海…アタシにこの指輪似合ってっか?」


鳥海「ふふっ♪装備より指輪を気にするんだ」クスッ


摩耶「ち、違ぇよ!///ただ戦闘の邪魔にならねぇかなって…その…///」ゴニョゴニョ


鳥海「ふぅん…」ニマニマ


摩耶「んだよ…」


鳥海「昨日はベッドで悶えてたのにねぇ」ニコッ


摩耶「んなっ!?///」ボッ


鳥海「あぁっ…ついにアタシも貰っちまった!どうしよう…初夜って今晩か?いや…でも…っとかなんとk」声まね


摩耶「わっ!わぁああああああああ!!」ウガァァァ


青葉「ほうほう…」カキカキ


摩耶「げぇ!?青葉ぁ!?」Σ(゚Д゚〃)ハッ


青葉「では!しれぇーかぁぁあん!!」シュバッ


摩耶「て、てめぇ!待ちやがれぇ!!」ダッ




北上「あー…いよいよだねぇ」ガチャン


大井「最終決戦…北上さん!頑張りましょう!」ガチャン


北上「気合い入ってるねぇ大井っち」


大井「提t…ゴホン!北上さんを守る為ですから!」ニコッ


北上「…おんやぁ?提督がなんだってぇ?」ニマニマ


大井「し、仕方なく提督"も"守るんです!北上さんと鎮守府でラブラブでいられる為には必要な人材ですから///」カァァ


北上「へぇ~…そういえば昨日h…」


大井「わぁああああああああ!」ジタバタ


球磨「うちの妹達は騒がしいクマ…」カチャカチャ


多摩「まぁいつもの事にゃ」カチャンッ


木曾「何かあったのか?」キュッ


球磨「いつものやつクマ」


木曾「いつもの?」


多摩「大井が提督大好きだけど北上も大好きっていうやつにゃ」


木曾「へぇ…え?」ピタッ


多摩「どうかしたにゃ?」


木曾「大井姉さんが…提督を"大"好き?」チラッ



大井「ですから!指輪を貰ったのはあくまで練度解放の為にですからね!?」


北上「はいはい。まぁ私は提督大好きだけどねぇ…やっと答えも言えたし♪」


大井「!?…そ、それは私だって…その…」ゴニョゴニョ


北上「さぁてと…帰ったら提督に甘えよっかなぁ」ニシシッ


大井「北上さん!?」



木曾「…あぁ」メソラシ


球磨「素直になればいいのにクマ」


多摩「多摩もそう思うにゃ」


木曾「あっ!…そういえば昨日、大井姉さん…やけに執務室から帰ってくるの遅かったような…。それに部屋に着いたときには汗を…ムグッ!?」ガシイッ


大井「木曾?」グググッ


球磨「木曾がやらかしたクマ」プイッ


多摩「骨くらいは拾ってやるにゃ」プイッ


大井「お喋りなお口にはチャックが必要かしらねぇ?」


木曾「む~!!む~!?(姉さん!!助けて!?)」ジタバタ


ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ ボキッ あっ…



北上「ふぅ…なんだかんだ言ってもやっぱり皆提督が好きなんだよねぇ。1人占めしたいけど、こりゃ無理かねぇ~」ニコッ


 


川内「あっちは随分賑やかだね」


神通「大井さんが木曾さんに関節技してますね…」


那珂「うわ…今変な音しなかった?那珂ちゃん怖ーい」


神通「…そういえば那珂ちゃんも指輪を?」チラッ


那珂「!」ピクッ


川内「そうそう!アイドルは恋愛禁止!っとか言ってたよね」チラッ


那珂「あ、あはは~…」ダラダラ


川内「いいのかなぁ?アイドルが指輪なんてしちゃってぇ」ニヤニヤ


神通「皆さんのアイドルですから…指輪は良くないんじゃない?」


那珂(怖い!怖いよ!二人とも!!これは確実にライバルを蹴落とす目だ!)


那珂「な、那珂ちゃんは…」


川内・神通「那珂ちゃんは?」


那珂「那珂ちゃんは昨日の晩に……提督だけのアイドルになりました!!」バッ


川内・神通「!?」


那珂「那珂ちゃんはね…艦隊のアイドル。だけど今こうしてアイドル活動できるのも提督のお陰…だから…これからは提督の為のアイドルになりまーす!」


川内「あはは…」


神通「一本取られましたね…」



那珂「提督ー!帰ったらライブするから絶対来てねー!!♡」フリフリ






白露「よぉし!私がいっちばーん良いとこ見せるんだから!」


吹雪「司令官に助けてもらった命…今こそ恩返しします!」


叢雲「あんたらねぇ…張り切りすぎないでよ?」ハァ


霞「あんなクズの為に何で私が…」ブツブツ


朝潮「そういうわりには張り切っているような気が…」


霞「べ、別に!?あれよ!あのクズがいないとケッコンした他の子達が可哀想だかr…」


時雨「じゃあさ…霞は提督がいなくなってもいいんだね?」


霞「だ、誰もそんな事言ってないじゃない!」ウガー


朧「ぼのちゃんもそうなの?」チラッ


曙「ふぇ?」


漣「ご主人様かいなくなると寂しいんか?おん?」


曙「寂しいに決まってるじゃない!」


漣「ほほーん」ニマニマ


曙「ん?…って何言わせんのよ!」ブンッ


漣「マスゥッ!?」ズザァァッ


浦風「なんだかんだ言っても皆かなり気合い入っとるけぇウチらも負けてられんね!」


浜風「えぇ…頑張りましょう!」


磯風「この磯風…司令の為に尽力しよう」


不知火「ぬい!」キリッ


黒潮「いや、キリッ!って…」


睦月「吹雪ちゃん!頑張ろうね!」


吹雪「睦月ちゃん!お互い頑張ろ!」


夕立「夕立も頑張るっぽーい!」ピョンピョン





占守「占守達は駆逐艦の皆には劣るけど…鎮守府は必ずお守りするっすよー!」


国後「当たり前じゃない!これが私達海防艦の役目でしょ?」


松輪「皆で守りましょう」


択捉「司令官達が…」




海防艦達「帰ってこれる場所を!!」





~鎮守府 厨房~





間宮「伊良湖ちゃん!お弁当の準備できたかしら?」ジュー


伊良湖「あと少しです!大鯨ちゃんの方はどう?」グツグツ


大鯨「こちらはほぼ完成しました!」カチャカチャ


速水「お弁当が出来たら艤装に収納しますね!」ガチャン


神威「こちらにもお願いします!」ゴトッ



数分後



間宮「完成しました♪」フゥ


速水「確かに預かりました!」ダッ


神威「それでは…行ってまいります!」ダッ


間宮「気をつけてねー!」フリフリ




伊良湖「間宮さん!お疲れ様です」フフッ


大鯨「なんとか間に合いましたね!」


間宮「二人もお疲れ様です♪皆の為ですから…ですがまだまだ忙しいですよ?」


大鯨「まだなにか?」


伊良湖「…あっ!」ハッ


間宮「うふふ♪提督達が帰ってきた時の…」


伊良湖・大鯨「祝勝会!!」


間宮「その通りです♪さっ!皆さん!もう一頑張りですよ♪」スクッ


伊良湖・大鯨「はい♪」バッ



間宮「提督…皆…御武運を…」キュッ




~潜水艦 出撃ドック~




イク「いひひ!イク張り切っちゃうのね!」チャプチャプ


ゴーヤ「てーとくの作戦通りに動くでちよ?」


イムヤ「でもこの新しい艤装って…」


ハチ「ゴム?ラバー?で覆われてますね」


ロー「なんでも最新鋭の水着…ですって!」


シオイ「んー確か…防音性能が優れてて敵のソナーに反応しにくいんだって!」


イムヤ「ほんとあの人凄いわよね…」


イク「これでもっともっと活躍できちゃうの♪」


ゴーヤ「被弾しても痛く無さそうでち」ピチッ


ロー「衝撃吸収能力も優秀ですって!」ポンポン


シオイ「じゃぁ準備が出来たら後は出撃命令を待つだけだね!」


ゴーヤ「絶対勝つでち!」


イク「イクの魚雷が疼くのね!」


イムヤ「さぁ!海のスナイパーの力見せてあげましょう!」


ハチ「アハトアハト!」




~出撃ドック~




すべての艦達の準備も終わり

出撃ドックへと再び集合した艦娘達

その表情は一様に緊張している

ザワザワと話し声が飛び交うなか

提督が指揮台に上ると

先程まで騒がしかった場が

シーンとする

提督は辺りを見渡し

口を動かした



提督「はい!静かになるまで10秒かかりましたー!」クワッ



ドサァッ!



龍壤「学校の先生かっ!!」


黒潮「本間や!うちの先生もそんなんやったわ!」


龍壤「あんた学校いっとらへんやんけ!」


黒潮「あ!うち艦娘やったわ!!」


龍壤・黒潮「あはははははは!!」



シーン…



提督「えー…はい。それでは作戦の説明だg…」


龍壤・黒潮「無視か!?」ガーン




クスクス もう…黒潮ったら… さすが龍壤さん!



提督「二人ともありがとう。場の空気が和んだよ。さて!」ビッ



艦隊の空気が和み

艦娘達の緊張した顔に笑みがこぼれる

それを確認した提督は

作戦概要を説明し始めた



提督「今回の作戦は知っての通り総力戦だ。深海勢力との最後の決戦となる!」



\おー! 漲ってきたー! 親方さまぁあああ!!/



武蔵「鎮守府の防衛はどうする?」


提督「うむ。鎮守府防衛は鳳翔さんとローを除く海外艦の皆に受け持ってもらうつもりだ。奴も馬鹿じゃない…手薄になった鎮守府を別動隊で襲撃というのも視野にいれているだろう」



防衛に使命された海外艦達は

半ば納得がいかないようであったが

提督の命令をすぐ受け入れた



ガングート「ちっ…同志提督がいうなら仕方ない…ホーショーとこの鎮守府の防衛は引き受けたぞ!」


タシュケント「同志達の帰ってくる場所は絶対に死守してみせるよ」


ビスマルク「決戦に参加できないのは残念だけれど防衛も立派な任務…戦艦ビスマルク了解したわ!」



ガヤ\頑張ってね! 負けたら承知しないからなー!/ガヤ



鳳翔「提督…」キュッ


提督「鳳翔さん…必ず戻ってきます。それまでこの鎮守府を…俺たちの家を頼みます!」敬礼


鳳翔「承知致しました!」敬礼



提督「さて…作戦は至ってシンプル。正面から一気に叩く!回りくどいのは無しだ!懐に飛び込み最大火力で押し切る」


長門「ふっ…貴方らしい作戦だな」フフッ


陸奥「あらあら♪強引なのは私も好きよ?」ニコッ


提督「ははっ。先鋒は駆逐、軽巡、雷巡による水雷戦隊。水雷戦隊には敵の前衛を撹乱しつつ高火力の酸素魚雷を放射状にばら蒔き後続の進路を確保してもらう」


北上「いいねぇ~痺れるねぇ~。提督さぁ、魚雷は撃ちきってもいいのー?」


提督「かまわん。魚雷が切れたら補給艦の速水が補填してくれる。頼んだぞ!速吸!神威!」


速吸「は、はい!全力で皆さんをサポートします!」ビシッ


神威「準備万端です!」ビシッ


北上「ってことは?」


大井「酸素魚雷…」


木曾「撃ち放題……ありだな!!」


提督「か、加減はしてくれよ?資材が死んでしまう」汗


北上「えー?どうしよっかなぁ?」ニシシ


提督「そんなぁ…」ガクッ


大井「あぁ!天の邪鬼な北上さん…素敵♡」ブシッ


球磨「大井が轟沈したクマ」ハァ


多摩「いつものことにゃ」ヤレヤレ



\おーい!えーせーへーい!あはは!またやってるよー/



いつもの様な作戦概要の説明

いつもの様に笑いあう艦隊の皆

提督は視線を全員に向け

にこりと笑う



提督「さて!続けようか」ニコッ


提督「後続の重巡、戦艦、空母は水雷戦隊が開けた突破口を進撃、敵主力を叩く。潜水艦はその援護だ。頼んだぞ!」


金剛「イエース!改装されたNew金剛classの実力!見せてあげるネー!」グッ


比叡「気合い!入れて!行きます!」


榛名「榛名もお姉さまに負けないよう頑張ります!」


霧島「マイクチェックも完璧です!」


伊勢「航空戦艦の実力、最大限に発揮してあげる!」


日向「まぁ、そうなるな」


扶桑「山城?準備はいい?」


山城「ええ!扶桑姉さま!」



古鷹「ちょっと加古!起きなよ!出撃だよー!?」ユサユサ


加古「まだ作戦説明でしょー?古鷹代わりに聞いといてー」ムニャムニャ


古鷹「加ぁ古ぉ~?」ジトッ


加古「じ、冗談だよ!あ、あはは…」ビシッ



赤城「加賀さん」


加賀「えぇ」


飛龍「ね、蒼龍」


蒼龍「ん?どうしたの?」


飛龍「赤城さんと加賀さんに負けないようにしないとね!」スタスタ


蒼龍「んー?どういう…あぁ」ニガワライ


赤城「…」ゴゴゴッ


加賀「…」ゴゴゴッ


瑞鶴「え?なにあのオーラ…」


翔鶴「凄い気迫ね…私達も負けてられないわよ?瑞鶴?」


瑞鶴「はぁぁ…いつもああならなぁ」ハァ


加賀「騒がしいわよ五航戦のうるさい方」ジトッ


瑞鶴「誰がうるさい方ですってぇ!?」ムキー


加賀「まぁ…それなりに期待はしています。私達について来なさい」スタスタ


赤城「あらあら♪素直じゃありませんね♪翔鶴さん瑞鶴さん、頑張りましょうね!」スタスタ


瑞鶴「ぅぁ…はぃ…」モジモジ


翔鶴「さあ!行きましょう!瑞鶴!」スタスタ


瑞鶴「うん!」タッタッタッ



ゴーヤ「皆気合い入ってるでち」


イムヤ「そりゃあ最終決戦だからね」


イク「イクの魚雷もうずうずするのね♪」


ハチ「しっかり任務を全うしましょう」


シオイ「もちろん!晴嵐さんも準備万端だよ!」


ロー「活躍して帰ったら皆で褒めて貰えるですって!」



潜水艦『ご褒美は……提督一択!!』



提督「ぅ…何やら寒気が」ブルッ


武蔵「なんだ?こんな時に風邪か?」ハハハッ


提督「違うわ!」ウガー


大和「提督…そろそろ」


提督「わかってる」



提督はもう一度

一通りの作戦概要を説明し

その後大きく息を吸い込んだ



提督「全艦出撃!!各員の奮戦を期待する!!」バッ


艦娘「了解!!」ビシッ






開戦







母港を出立し深海の待つ海域へ向け進路をとる

提督率いる大艦隊

沖に進むにつれ

空は暗く海は赤黒く染まっていく



提督「そろそろか…空母の皆は偵察機を飛ばして索敵を頼む」



瑞鶴「私が飛ばすわ!彩雲の皆、頼んだわね!」バシュッ


赤城「他の皆も発艦準備急いで下さいね」


加賀「えぇ」カチャ


蒼龍「準備完了!」


翔鶴「こちらも大丈夫です!」


飛龍「多聞丸…力を貸して!」



瑞鶴が放った彩雲は横一列に広がり水平線の向こうへと

消えていった

発艦後、空母達は艦載機発艦の準備を始め

接敵に備える



武蔵「提督よ…」ゾワッ


提督「あぁ…いるな」グッ



瑞鶴「っ!彩雲より入電!我、敵艦見ゆ!!空母多数!」バッ



提督「来るぞぉ!全艦対空戦闘用意!!敵の攻撃を掻い潜って懐に突撃するっ!!」バッ



艦娘「了解っ!!」バッ



瑞鶴の彩雲からの入電により

全艦隊がピリッとした空気になる

空母の存在を確認した提督は

すぐに対空戦闘の指示を出し

敵のいる海域へと全速で突撃していった



赤城「敵艦載機確認!制空戦を行います!戦闘機隊発艦!」バシュッ


加賀「鎧袖一触よ」バシュッ



摩耶「鳥海!アタシらも対空戦闘だ!」ガチャッ


鳥海「うん!」ガチャッ



秋月「本隊に抜ける艦載機を先鋒の私達が可能な限り減らします!照月、初月、涼月!準備を!」ガチャン


照月、初月、涼月「了解!」



武蔵「全艦!両舷前進全速!提督に続けー!!」



敵艦載機を発見と同時に

空母達は戦闘機を発艦し

対空戦闘装備をしている艦娘は

空を睨み前進する

しばらくすると上空で火花が一つまた一つと咲き始めた



加賀「制空権は…拮抗」バシュッ


赤城「すみません!何機か抜けてきます!」バシュッ


飛龍「くっ…烈風3機被弾!」チッ


蒼龍「未帰還機多数!!」ギリッ


翔鶴「この数は一体…」ハァハァ


瑞鶴「どんだけ沸いてくるのよー!」グッ



提督「流石に一筋縄ではいかないか…ならば!」バッ



空母達の被害状況を聞き提督は

水雷戦隊の方を見て叫ぶ



提督「このままでは埒が明かない!突貫するぞ!!水雷戦隊!対艦戦闘用意!!俺に続け!」


時雨「いよいよだね!」バッ


夕立「素敵なパーティーっぽい!」バッ


雪風「艦隊をお守りします!」バッ


球磨「突っ込むぞ!球磨に続け!」


木曾「球磨姉!語尾が!!」


球磨「あっ…クマ!!」


北上「遅いよねぇ」ハァ


多摩「本気モードにゃ」


大井「私も負けてられませんね!」



提督が突貫するタイミングに合わせ

水雷戦隊が猛スピードで敵艦のいる海域に進路を進める

次第に水平線からポツリ、ポツリと黒い影が見え始めた



提督「!敵艦目視にて捕捉!攻撃開始!!」


暁「このれーるがん?の錆にしてあげるんだから」バチィッ


Bep「ウラー!!」バチィッ


雷「くらいなさい!」バチィッ


電「なのです!」バチィッ



電流が弾ける音と共に

音速を超える弾が一斉に射出される

その砲弾は真っ直ぐな軌道のまま

深海棲艦の艦隊に着弾した


駆逐艦や軽巡の射程を圧倒的なまでに凌駕したレールガンによる砲撃により

深海棲艦は回避もままならす

爆発四散する



時雨「す、凄い…黒い靄の防隔を意図も容易く…」シュゥゥ


霞「一発で二隻同時に撃沈できるなんて…」


川内「いやー反動は凄いけどスカッとしたね!」アハハ


神通「うぅん…」モヤモヤ


那珂「どうしたの?」ヒョコ


神通「いえ…肉薄しなくていいのが一番なんだけどね」


川内「あっ…」察し


神通「やっぱり水雷戦隊は突撃して敵を撃破したいなって…」ボソッ



水雷戦隊『さすが鬼の二水戦!!』ドンビキ





~深海勢力側~




深海「状況は?」


古姫「はい…我が艦隊の前衛部隊は壊滅的打撃をうけ敗走。制空権は拮抗していますが、前衛の敗走によりやや押され気味です」


深海「思っていたよりはやるな…前とは違うということか。ならば私もでよう」ギシッ


古姫「…」ピタッ


深海「なんだ」


古姫「勝算は…あるのですか?」グッ


深海「…私が負けると?」ギロッ


古姫「い、いえ…」フルフル


深海「無用な心配をせず、お前は己が成すべき事をなせばよい」スタスタ


古姫「…わかり…ました」スタスタ





~鎮守府艦隊主力~




一方武蔵達戦艦や空母達は

空を睨み深海勢力の艦載機と

戦闘の最中であった




武蔵「主砲三式弾!てぇー!!」ドオオオンッ


大和「武蔵!提督が敵前衛と交戦開始したわ!」


武蔵「ならば私達も進むぞ!対空戦闘を継続のまま前進!」



主力全艦が前進を始めると同時に

敵艦載機の攻撃が更に苛烈になる

次第に何名かが被弾報告をあげ始めた



照月「くっ!」ズガンッ


秋月「照月!!」バッ


照月「ま、まだ大丈夫だから!」ググッ


初月「うわぁぁぁぁっ!!な、内火挺が…だが!」ドカッ


涼月「お初さん!!」



長門「くそ!提督よ!防空駆逐艦達に被害が出始めているぞ!」


提督「なに!?被害状況は!!」無線


陸奥「照月ちゃんと初月ちゃんが中破!摩耶と鳥海も頑張ってるけど被弾が目立ってきたわ!」


提督「わかった!すぐに空母を発見し撃滅する!加賀!」無線


加賀「なにかしら?今忙しいのだけれど…」ハァ…ハァ…


提督「っ!被弾したのか!?」無線


加賀「まだ小破よ…心配いらないわ」ボロッ


赤城「提督!二航戦や五航戦も奮戦していますが制空権はこれが精一杯です!」ハァハァ


提督「援護できそうにないな…」無線


加賀「…ごめんなさい」


提督「気にするな!今から敵空母を撃滅する!もう少し耐えてくれ!」ピッ



艦隊の被害状況を聞き

水雷戦隊に指示を出す提督

深海棲艦の前衛は後退しながらも

反撃を続けている



提督「全艦雷撃準備!!」


北上「よしきた!」ガシャンッ


大井「酸素魚雷全弾発射準備よし!」ガチャン


木曾「敵艦に照準!」ガチャッ


提督「空母までの道を開けるぞ!発射!!」



提督の号令が響くと

水雷戦隊の全艦娘が魚雷を発射した

魚雷は海の中で白い気泡を生みながら

敵艦のいる方角へ放射状に広がっていく



提督「よし補給急げ!神威!速水!」


速吸「はい!皆さんこちらです!」


神威「こっちにもありますから!」


提督「受け取ったら再度雷撃を…ぇ?」チラッ



提督は我が眼を疑った

本来酸素魚雷は命中すると水柱があがる

しかし水雷戦隊が放った酸素魚雷は水柱ではなく

プラズマの様な球体が放った先でできていた



北上「あれ?提督~、これ酸素魚雷だよね?」


提督「そ、そのはず…ちょっと待て鎮守府からだ」ピッ


明石「あっ!提督?」無線


提督「お前か…またお前なのかっ!」


明石「使いました?明石特製浸食魚雷!」ドヤァ


提督「勝手に装備を変えるなと言っただろうに!」


明石「まぁまぁ…威力は保証しますよ♪」無線


提督「そりゃぁまぁ…ん?明石。この資材は…」


明石「そうだ!まだ仕事あったんだ!じゃぁ提督!後武運を!」ブツンッ


提督「…」ポカン


時雨「まぁ…こんな日もあるさ」


提督「し、時雨ぇ~!!」ウワー


時雨「て、提督ぅ…///先ずは空母を片付けないとダメでしょ?」


提督「そうだな!えぇい!水雷戦隊!!構わん!撃ちまくれ!」バッ


時雨「続きはまた帰ってから…ってあれ?」キョロキョロ


夕立「提督さんなら一目散に突っ込んだっぽい」指差し



 \どけぇぇ!!待ってろよー!赤城ー!加賀ー!!/



時雨「…」ハイライトオフ


夕立「ひっ!?…ゆ、夕立も突貫するっぽーい!!」バシュゥ




~深海勢力空母機動艦隊~




空母棲姫「あと少しで制空権を取れるわ…ウフフ…」ニヤッ


ヲ級「艦載機ヨリ入電」


空母棲姫「どうしたの?」


ヲ級「前衛艦隊消滅…敵艦接近中」


空母棲姫「なんですって!?」


ヌ級「っ!」ズガンッ


空母棲姫「なっ!?」バッ



提督「ようやく見つけた…」ポイッ


チ級「…」バシャァ



空母棲姫「た、タ級は何をやっている!!早く沈めろ!」



球磨「それはこいつクマ?」ポイッ


タ級「…」バシャァ



空母棲姫「おのれぇぇ!!」バッ



川内「逃がさないよっと!」バチィッ!



空母棲姫「かはっ!?」ドチャッ



提督「さて…この一帯の空母を壊滅させる!総員対ショック姿勢を取れ!」ヴヴヴッ



前衛を壊滅させた提督達は

すぐに空母機動艦隊の目前まで接近し

護衛の水上打撃群を打破

ついに空母棲姫のもとへとたどり着いた

提督は両手を広げると

左右に長砲身のライフルを顕現させる



提督「オラァアアアア!!」ヴァァァァァ!!


空母棲姫「なんだその攻撃は!?うわぁぁあああああ!!?」ピカッ



木曾「バスターライフル…?」


多摩「ドーバーガンにゃ?」


秋雲「ツインバスターライフルじゃない?」


清霜「どっちにしても凄い威力…」キラキラ



深海空母機動艦隊は瞬く間に光に飲まれ

塵も残さずに海域から姿を消した

提督は撃ち終えたライフルを捨て

無線を繋ぐ



提督「赤城!空母機動艦隊を撃滅!状況報告を!」


赤城「提督!敵艦載機は統率を失い制空権を取る事に成功いたしました!」無線


加賀「けれど損耗が激しいわ…特に五航戦のうるさい方が…」無線


瑞鶴「だから誰がうるさいですってぇ!?」無線


提督「その様子なら補給を受ければ戦えそうだな」ハハッ


飛龍「悪いけど神威ちゃんと速吸ちゃんを戻してくれないかなぁ?」


提督「既に向かわせているから待ってろ。準備が整い次第、深海の主力を潰す」


蒼龍「おっ!さっすが提督ぅ♪」


翔鶴「ついに主力部隊へ攻撃ですか…頑張らないと!」


提督「期待しているぞ!空母は主力から少し離れた位置で航空支援に努めてくれ!」


空母達「了解!」



提督は空母棲姫率いる

深海空母機動艦隊を撃滅後

速吸、神威を一度武蔵達のいる主力艦隊へと戻し

補給完了以降は空母の更に後ろへ下がるように指示を出した

いよいよ

深海が自ら率いている

深海主力艦隊との決戦が目前へと迫っていた




~補給中にて(赤城さん、加賀さんおかえり祝い)~




速吸「皆さーん!補給しますので足りない物や高速修復材が必要な方は呼んでくださーい!」


神威「こちらには間宮さんや伊良湖さんの携行糧食もありまーす」


赤城「っ!」シュバッ


加賀「っ!」シュバッ


神威「あ、赤城さんと加賀さん…」ビクッ


赤城「糧食を」スッ


加賀「同じ物を」スッ


速吸「あ!赤城さんと加賀さんには提督さんからこれを渡すようにと…」つ段ボール


赤城「あら?」


加賀「なにかしら?」



段ボール『高級缶詰めや!めちゃうまやで!!』



赤城「上々ねっ!!」ダラダラ


加賀「さ、流石に気分が高揚しすぎました!!」ダラダラ




速吸「食べたら高速修復材を持ってきますね!」


神威「じ、女性がしていい顔じゃなかった…」


速吸「あ、いつもあんな感じですから」ニガワライ


神威『恐るべし!一航戦!』ブルッ



~数分後~



赤城「ふう…ご馳走さまでした」キラキラ


加賀「赤城さん高速修復材を…」スッ


赤城「ありがとう加賀さん♪」


加賀「今回は…今回こそは…一緒に…」キュッ


赤城「…あの時」ボソッ


加賀「え?」


赤城「加賀さんの傍で眠れて…加賀さんを見つけられて良かった」


加賀「赤城さん…」ウルッ


赤城「船員達が私から退艦して…次第に薄れていく意識の中で…加賀さんを探しました…そして加賀さんを見つけられた…本当に…本当に嬉しかった」ポロポロ


加賀「はぃ…はい!私も赤城さんが傍にいてくれたから…寂しくなかったわ…」ポロポロ


赤城「今回こそは一緒に帰りましょう。鎮守府へ!」ニコッ


加賀「はい…必ず!」ニコッ







激突





提督の艦隊がすべての補給を終え

先行する水雷戦隊に本体が合流した

補給の任務を終えた速吸、神威は

後方で待機している

負傷した艦を高速修復材で癒す為

安全な場所が必要だった

張り詰めた空気のなか

突如深海の声が響き渡る




深海「よくここまできたな…提督よ!」パシャッパシャッ


提督「深海…」ギリッ


深海「決着といこうか。俺と貴様で」


提督「望むところだ」パシャッパシャッ


武蔵「おいおい…私達は無視か?」ギロッ


深海「艦娘風情の相手など…こいつらで十分だ。古姫よ足止めしろ」


古姫「了解」


深海「くっくっくっ…貴様らの指揮官を殺し絶望を与えてやろう…そして泣き叫びながら沈むがいい!」バァァァァ











後書き

今回はここまで!
更新が遅くなりごめんなさい!

赤城さん…加賀さん
お帰りなさい…
お疲れ様でした
知らせを聞いたときは
思わず涙でちゃいましたね…


今後も不定期になりますが
どうかよろしくお願いいたしますね(´;ω;`)


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40件コメントされています

1: 柔時雨 2018-10-31 18:33:27 ID: S:2s0G09

どうも、御無沙汰してます。

あちゃぁ……めっちゃ面白かった作品に、終幕の兆しが……まぁ、何回も読み返すんですけどね!

投稿、お疲れ様です。

初っ端から波乱の展開……まぁ、提督とそちらの艦娘さん達なら、きっと何とでもできると把握しております。

今後、物語がどう動くのか……楽しみに、また覘きに来させていただきますね。

-: - 2018-10-31 22:24:35 ID: -

このコメントは削除されました

3: きらっちぇさん 2018-11-03 11:53:33 ID: S:WWp1Yc

舞ってた。効果音でドガバキフォームを思い出したのは私だけじゃあないはず

4: みがめにさまはんさみかたき 2018-11-11 21:31:21 ID: S:2iG-QB

楽しみー

5: CQC中毒 2018-11-11 23:08:03 ID: S:9w21yU

柔時雨さん

何度も読み返していただけるなんて
嬉しいです(´;ω;`)

今後の展開を思案しながら
ゆっくりと綴りますので
気長にお待ちいただけるとありがたいです♪

6: CQC中毒 2018-11-11 23:10:18 ID: S:0txCzl

きらっちぇさんさん

舞っていただいてるなんて…
筋肉痛になりますよ?w

言われて読み返すと
確かにその通りでしたw

コメントありがとうございました( ´∀` )b

7: CQC中毒 2018-11-11 23:11:28 ID: S:zym_VG

んさみがめにさまはんさみかたき

今後ともよろしくお願いいたしますね♪

8: 黄鼬狐 2018-11-12 23:55:50 ID: S:Zxpn-q

どうもです。

気づくのに遅れてしまい、
申し訳ありません。

食べ物の恨みはやっぱり怖いっすねぇ。
それにしても、二人の猛攻に使用されても砕けない大根とカブ、育てた農家さんは、
一体どんな方なんだ...。

シリアス展開の予感....。
どうか、提督に重大なことが
起こりませんように....。

失礼しました。

9: SS好きの名無しさん 2018-11-28 17:24:02 ID: S:s3wg-f

ナオハルです
ぉお...
久しくみたら更新されとる...





p.s.此処にも荒らし沸くんか…

10: みがめにさまはんさみかたき 2018-12-11 20:00:31 ID: S:Uy50fB

ジオウも中間フォーム出てきたしそろそろジオウも参戦かな?かな?
俺はどちらかというとゲイツが好きでゲフンゲフン
さて、果たして提督は死ぬのか?それとも死ぬのか?はたまた死ぬのか?
もしくはレディゴーカクゴーゴゴゴゴーストのようにあと2回Dieするのかな?

11: CQC中毒 2018-12-21 11:18:35 ID: S:IAnei_

テンさん

お久しぶりです♪

私も投稿が遅れてしまって
ごめんなさいです(´;ω;`)


赤城さんと加賀さんなら尚更ですよねw
丹精込めて作った野菜は鉄をも砕く!

これからの展開もお楽しみに♪

12: CQC中毒 2018-12-21 11:20:08 ID: S:sjU1Ef

ナオハルさん

お久しぶりです♪

投稿が遅れてしまって
ごめんなさい(´;ω;`)

荒らしというのを初めて経験しましたw

13: CQC中毒 2018-12-21 11:22:05 ID: S:IRkgzx

みがめにさまはんさみかたきさん

ジオウ観てないんですよぉ(´;ω;`)

今後の展開も
お楽しみに!です♪

14: みがめにさまはんさみかたき 2018-12-22 03:21:04 ID: S:OOEWGF

※13
中々面白いですよ
士役の人が別の作品で銀髪に染めてるのでジオウに出る度に茶色に直してたりとか
ディケイドが敵側になってたりとか
ディケイドのせいでアギトが強烈な風評被害受けていたり
ディケイドが平成二期にカメンライド出来るようになってたりとか
ディケイドライバーがマゼンタカラーになってたりとか
ディケイドがしっかり世界の破壊者やってたりとか

15: 艦これ好き 2019-05-09 10:47:39 ID: S:wxd15e

お待ちしております

16: ドナルド・トランプ級航空母艦 2019-06-07 19:21:11 ID: S:tA1fq1

やっぱCQCさん最高ですわ、YouTubeに転載されるだけは有る

17: SS好きの名無しさん 2019-06-08 17:48:22 ID: S:ZoAAaj

続きを楽しみにして待ってます(´-ω-`)
頑張ってください(´∀`*)

18: ウラァー!!ハラショー!! 2019-06-22 21:35:36 ID: S:4Dd6NE

続きどうか書いて頂けないでしょうか?

19: CQC中毒 2019-07-21 07:41:35 ID: S:1VQzXK

みがめにさまはんさみかたきさん

お久しぶりです♪
ジオウ観てみました!

カッコいいですねぇ♪
けどパンチホッパーがw

20: CQC中毒 2019-07-21 07:43:20 ID: S:sXcKFr

艦これ好きさん

お待たせいたしました(´・ω・`)
トラブル続きで投稿できず
ごめんなさい…

やっと落ち着いたので
ちょくちょく更新していきますね♪

21: CQC中毒 2019-07-21 07:44:41 ID: S:czMaVI

17さん

お待たせいたしました!
応援ありがとうございます♪

これからも頑張りますので
また見に来てやってくださいね(´・ω・`)

22: CQC中毒 2019-07-21 07:45:36 ID: S:3X869o

ウラァー!!ハラショー!!さん

お待たせして
本当にごめんなさい…(´・ω・`)

これから頑張って書きますね♪

23: CQC中毒 2019-07-21 07:47:56 ID: S:QIs02p

ドナルド・トランプ級航空母艦さん

はわわっ
勿体ないお言葉
ありがとうございます♪

私もYouTubeに載ってたのを知った時は
驚きましたねw
ありがたい事ですっ♪

24: ウラァー!!ハラショー!! 2019-07-21 17:09:59 ID: S:NoLKcC

若干上から目線で申し訳ないですけど、
1ヶ月に1回でも良いので書いてくれるとめっちゃ嬉しいです!頑張ってくださいね!

25: CQC中毒 2019-07-22 05:50:11 ID: S:MjZfBQ

ウラァー!!ハラショー!!さん

それだけ言われてしまっては
書ききるしかありませんね♪

応援ありがとうございます!щ(゜▽゜щ)
頑張りますね♪

26: 黄鼬狐 2019-07-24 23:43:14 ID: S:elO557

どうもです。

お久しぶりでございます。
あとがきで書かれている件については、
お気の毒でございましたね....。

加賀さんにポンポンされてデレる瑞鶴と、
鳥海にからかわれて真っ赤になる摩耶が
めちゃくちゃ可愛いっす。

この後の展開が気になります!
応援してます。
頑張ってください!

失礼しました。

27: CQC中毒 2019-07-25 08:07:14 ID: S:nFpREs

テンさん

あー!
お久しぶりです♪
テンさんのコメント待っておりました!щ(゜▽゜щ)

あれは
メンタルやられますねぇ…。
普通に怖いです(´・ω・`)

まだ
雷巡、軽巡、駆逐、海防、潜水、給料艦等
出撃前の掛け合いを書いていくつもりですので
お楽しみに!です♪

頑張りますね( ≧∀≦)ノ

28: 50AE 2019-07-27 08:31:53 ID: S:A51Nuv

お待ちしておりました。

大変恐ろしい目に遭われたのですね。
無理せず、ご自愛くださいませ。

ついにジュウコン!おめでとうございます!
・・・この後決戦よりハチャメチャな闘い(ある意味)が控えているような気がしますが、そう思っているのは自分だけでしょうか?

29: CQC中毒 2019-07-27 09:41:24 ID: S:yhCqji

50AEさん

大変お待たせして
ごめんなさい(*´・ω・)

暖かいお言葉感謝です♪
下着も盗られてたみたいで
心底気持ち悪い方でした(#゚Д゚)ノ
しかも買ったばかりのやつ…

大井っちで察していただければ(遠い目)
またもや提督が干物になりますねw

次回の更新もよろしくお願いしますね♪

30: SS好きの名無しさん 2019-07-27 22:26:04 ID: S:StC7RY

更新されてすぐですが、更新待ってますw 2週間ぐらいしたらまたss1周して帰ってきますー!

31: 黄鼬狐 2019-07-27 23:28:42 ID: S:QRKuNV

どうもです。

ある動画で「静かになるまで10秒かかりました。」をもじって、「貴方たちを黙らせるのに5分も要りません。」というコメント見つけて爆笑したの思い出しました。

不意打ちで素直になる曙も霞も
可愛いんじゃー...。

8月初旬ぐらいまで予定が詰まってて、
自分の更新はあまりできませんが、
読み手として定期的に此方に訪れようと
思います。

失礼しました。

32: CQC中毒 2019-07-28 01:37:42 ID: S:A0mPXo

30さん

コメントありがとうございます♪
何度も読み返してくださっているのですね(*´・ω・)
嬉しいですっ♪

更新頑張ります!はい♪

33: CQC中毒 2019-07-28 01:41:16 ID: S:JCFZnZ

テンさん

なんだかカッコいいですね♪
提督に言わせよっと( ≧∀≦)ノ

ツンデレのデレは尊い…


お忙しいのですね(´・ω・`)
無理なさらずに頑張ってくださいね♪
私もテンさんや他の皆さんが
楽しめるように頑張って更新します( ・`ω・´)

34: 50AEP 2019-10-22 11:23:31 ID: S:ogSYya

50AE改め、50AEPです。

筆者さんお久しぶりです!
そして赤城さん加賀さん、お帰りなさい。

35: CQC中毒 2019-10-22 12:32:45 ID: S:OfIpS8

50AEPさん

いつもコメントありがとうございます♪

加賀はすぐ沈没したのに比べて
赤城は無人のままくるくる旋回を続けた後
雷撃処分されたんですよね…
それで沈没したのが加賀の近くって
まるで加賀を探して一緒に眠る為だった…
という解釈ができてしまって
涙腺崩壊しました(´・ω・`)

36: 多聞丸 2019-10-28 17:05:43 ID: S:supG2p

初期の頃から読んでいます!『逃亡提督…艦娘から逃れろ!』の作者、多聞丸です。赤城さん、加賀さん帰ってきましたね…。これからも頑張って下さい!

37: CQC中毒 2019-10-31 21:59:01 ID: S:rv86-V

多聞丸さん

コメントありがとうございます♪

一作目にもコメントしていただいたので
それも含めて感謝です(*´・ω・)

寄り添うように眠っていた2人…
とても感動しました…

お互い頑張りましょうね( ≧∀≦)ノ

38: 黄鼬狐 2020-01-18 10:50:40 ID: S:uq6pxS

失礼します。
ご無沙汰しております。
いつの間にか更新されてたー!(3ヶ月遅れ)
大学が忙しいったりゃありゃしない。

また明石がやらかしたんすね(今回はグッジョブ)
でも浪費は程々に....。

コメントが遅くなったので、
前のニュースになってしまいますが、
赤城さんと加賀さん、
発見されてよかったですねぇ。
提督の下でも、益々のご健闘を期待しています。
物語もいよいよ佳境っぽいですし、
無理のないよう、頑張ってください。

失礼しました。

39: SS好きの名無しさん 2020-05-23 22:36:14 ID: S:pxqQ_i

この作品を最近読み始めてすっかりハマってしまいました
この作品はとても良いので出来れば更新してほしいです
更新される日を楽しみにしています

40: SS好きの名無しさん 2022-03-10 22:23:18 ID: S:A1JFSD

いいところでじらすなんて
この作者は絶対Sや(確信)


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-: - 2018-10-31 22:25:45 ID: -

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2: ウラァー!!ハラショー!! 2019-04-18 16:14:08 ID: S:fyFbeh

シリアス&ハーレムが好きな人ならこのSSは好きになるはず。絶対見た方がいい!

3: SS好きの名無しさん 2019-09-21 00:55:24 ID: S:2Ybk5a

これを読まないのはありえないのです!読むべきなのです!読まなきゃソンなのです!

4: SS好きの名無しさん 2020-02-26 02:11:49 ID: S:5VmG0t

1度は見たほうが良いかと


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