2018-10-09 16:53:04 更新

概要

初見です


時雨「....」



提督「...あ、あの...どうしたの?...」



時雨「...別に..」



提督「そ、そうすか.......でも顔が怖いんだけど。」


時雨「...あのね提督、僕は今凄く機嫌が悪いんだ。」


提督「へ、ヘェー....」



時雨「なんでだと思う?」ニッコリ



提督「えーっと...ナ、ナンデダロー...」(棒)



時雨「.....」スッ ガチャ 主砲を構える音



提督「ヒッ、ヒイィィィッッ!?」



提督「ス、スマン!、謝るから!お願いだから主砲を構えないで!」



時雨「まったく...提督、君には失望したよ..」



提督「いや、ホントにスマン、まさかそこまで怒るとは思ってなかったんだ...」



時雨「....次こんなことしたら...」



提督「.....したら?...」



時雨「殺る」



提督「」



提督(なぜこんなことに....なったんだ....うぅ...さっきまでの俺をぶっ飛ばしたい...)



提督(よし、過去を振り返ってみよう.....あれは確か......)










1時間前




提督「はぁー、書類だるいぃぃぃーーー」



大淀「しっかりしてください、まだ1日は始まったばかりですよ?」



提督「えぇー、だってこの書類の量はおかしいって、俺を労働死させる気かよ。」



大淀「文句言わないでやってください、それに私だって秘書艦として手伝ってるんですから、真面目にやってれば終わる量ですよ?」



提督「んー、やはりやる気が出ない...」



大淀「...まったく、少しは提督としての威厳を感じてほしいですね。」



提督「...........そうだっ!、気分転換に艦娘にイタズラしよう!!」



大淀「...はぁ...まったく、またくだらないことを...やめた方がいいと思いますが?」



提督「いいややる!、もう決めた!男に二言はない!!」



大淀「何かあっても助けませんからね」



提督「?....何かって?」



大淀「...もういいです...で?誰にイタズラするんですか?」



提督「んー、迷うなぁ........よしっ!決めた!」



提督「時雨にイタズラしよう!!」



大淀「.....」



大淀「そうですか、もう好きにしてください、私は書類を消化しておきますんで、邪魔しないで下さいね?」



提督「おう!」















提督「さて、イタズラするとは言ったものの何をするか考えてなかった...」



提督「んー.........」



提督「...とりあえず時雨を探してから考えるか....」


提督「我ながらノープランだなぁ、よくこんなので艦隊の指揮とれたよな...」



提督「んなことはどーだっていいんだよ!...さてと、時雨はどこにいるのかな?」



鈴谷「お!提督じゃん、チーッス」



熊野「あら提督、ごきげんよう」



提督「おぉ、二人ともこんな所でどうしたんだ?」



鈴谷「朝ご飯食べに行ってたんだー、提督は?」



提督「え?お、俺は別に..特にないけど...それより時雨見かけなかったか?」



熊野「時雨さんなら先程白露さん達と食堂にいましたわよ?」



提督「お!そうか、サンキュー!」ダッダッダ



鈴谷「えっちょっ、提督!」



熊野「行ってしまいましたわ...」



鈴谷「どーしたんだろ?時雨探してたみたいだったけど」



熊野「さぁ?次の出撃について何か話でもあるんじゃないかしら?」



鈴谷「まっ、そんな所か」



熊野「えぇ」









食堂





提督「ハァハァ、いきなり走ったから疲れた...」



提督「さて、時雨はどこかな?」



夕立「あ!提督さん!」



白露「ん?おぉ!提督だ!」



村雨「おはよう提督」



春雨「おはようございます司令官」



提督「ん、おはよう、ところで時雨はどこだ?一緒にいたと聞いたんだが」



村雨「時雨なら先に食べ終わってから用があるって部屋に戻ったわよ?」



提督「あ、そうなんだ...」



夕立「提督さん!提督さん!」グイグイ



提督「うぉ?!なんだ?」



夕立「提督さんもご飯食べに来たっぽい?」



提督「え?、いやちょっと時雨に用があってな...」



提督(まぁ、イタズラしようとしてたんだけどね)



夕立「提督さんも一緒に食べるっぽい!」



提督「んー、朝食食べてなかったしそうしようかな」



提督(時雨は自室にいるみたいだし食べ終わったらでいいか)



夕立「本当?!やったー!」ピョンピョン



白露「お、提督も一緒に食べるの?いいねいいねぇ!」



村雨「あらあら、歓迎ね♪」



春雨「司令官と一緒の朝食久しぶりですね!」



夕立「提督さん!夕立の隣に来るっぽい!」



白露「ちょっ!提督は私の隣に来るの!」



春雨「ね、姉さん達、司令官が困ってますよ」アセアセ



提督「ハハハッ」



ワイワイガヤガヤ ワイワイガヤガヤ








提督「いやー、やっぱり間宮さんの料理は美味いなぁ。」



提督「さてと、時雨の所に行きますか」



提督「...なんか十分気分転換できた気がする....」



提督「いやいや、やると決めたことはやる、よし張り切っていきますかぁ。」















時雨「おはよう、提督」スッ











提督「うおぉっ?!ビ、ビックリした...なんだ時雨か...」


提督(マジで驚いた..いつからそこにいたんだ?...まさかさっきの独り言聞かれてたか?)



提督「おぉ..おはよう時雨」



時雨「うん」



提督「.....」



時雨「.....」



提督「え、えーと、どうかした?」



時雨「別に、特に何も?」



提督「そうか...」



提督(なんか様子が変だぞ?...怖いんだけど..やりたくなくなってきた...)



時雨「提督はどうしたんだい?」



提督「さ..さっきまで白露達と朝食を食べていてな…」



時雨「へぇ...そうなんだ。」



提督「お前のことを探して食堂まで行ったんだけどいなかったから」



時雨「僕を?何のようだい?」



提督(理由を言ったら終わる...何か誤魔化さないと...)



提督「それは......い..いやー、急にちょっと時雨に会いたくなってさー」ハハッ



時雨「フフっホントに急だね、いいよ僕でよければ。」



提督「おう、サンキュー、...とりあえず散歩でもするか。」



時雨「そうだね」















提督(さてと、うまく時雨と会うことは出来たが)



提督(散歩かぁ...勢いで言ってしまった感じがあるし特にまわるところもないしなぁ..)



時雨「提督?どうかしたの?」



提督「え?いや別に..」



提督(考えてもしょうがない!とりあえずイタズラしよう!その為に大量の書類をサボってここまで来たんだからなあ!)



提督(まずは.....)









ひたすらに時雨のモノマネ





提督「時雨」



時雨「何?」



提督「雨は、いつか止むさ」高い声



時雨「......え?」



提督「僕は白露型二番艦時雨、これからよろしくね?」高い声



時雨「......」



提督「提督、いい雨だね」高い声



時雨「」



提督(さて、反応はどうだ?)



時雨「.....」



提督(あ、あれ?無反応か?いや心なしか顔が怖いような...)



時雨「提督」



提督「アッハイ」



時雨「何のつもり?」ゴゴゴ



提督(怖ッ!顔怖い!やべぇよ、すごい怒ってらっしゃる!...てかそんなに似てなかったかなぁ..)



提督「し..時雨のマネー...どうかな?」



時雨「全く似てないし気持ち悪いからやめて」



提督「...すまん...」



提督(怖くてつい謝ってしまった...これじゃあイタズラじゃなくてただ怒らせてるだけじゃん…)



時雨「突然どうしたの、僕の真似なんてして...」



提督「い、いやー、なんか面白そうだったから.....」



時雨「面白くないよ、まったく......何かあったの?提督がこんなことするなんて珍しい」



提督(何かあったといえば仕事面倒くさくて時雨にイタズラしようと思っただけなんだよなぁ...言えるわけないけど...)



提督「いや、特にないけど」



時雨「...もうしないでね?」



提督「はい....」



提督(ふぇぇ、もう怖くてイタズラできないよぅ.....次やったら本気で怒られそう、てか今日の時雨機嫌悪くない?)



時雨「.....」



提督(....よし、機嫌を治してからイタズラ再開だな!)



提督「時雨」



時雨「...今度はなんだい?」



提督「肩を揉んでやろう」



時雨「え?なんでそんないきなり?」



提督「えーっと、なんとなく」



時雨「なんとなくって......」



提督「嫌か?」



時雨「別に嫌って訳じゃないけれど.....じゃあお願いしようかな。」



提督「よし、俺の揉みほぐしテクで肩凝りを消し去ってやろう」



時雨「期待しないでおくよ」



提督「そこはしてくれ....まあいいや、ほれ、ここに座りなさい。」



時雨「ん」



提督「よし、揉むぞ?」



時雨「よろしく」



提督「どうだ?」モミモミ



時雨「んっ、気持ちいいかも...」



提督「そうか、そうか、それは良かった」モミモミ



提督(よし、このまま揉み続けて機嫌をなおしてもらうぞ)



時雨「...提督」



提督「なんだ?」モミモミ



時雨「...最近僕の様子が変だと思わない?」



提督「え?、あー....そういえばさっきから機嫌悪いな」モミモミ



時雨「なんでだと思う?」



提督「えーっと、....さっきのこと?...」モミモミ



時雨「それもある」



提督「うっ....す、すいません...」モミモミ



時雨「フフ、冗談だよもうそんなに怒ってないさ」



提督「お、おう..」モミモミ



提督(そんなにってことは、まだ少し怒ってるんだな...)



時雨「.......実はね、最近うまく調子がでないんだ...」



提督「調子?出撃とかでか?」モミモミ



時雨「...うん..」



提督(確かに最近時雨がMVPをとったのを見てなかったな、いやそもそも目立った活躍を見せてない気がする)



提督「何か悩みでもあるの?」モミモミ



時雨「....自信がないんだ、敵と戦う自信が...」



提督「自信か...」モミモミ



提督(時雨はあまり自分の感情を表に出さないからなぁ、色々なことを一人で抱え込んでしまうんだろう...ここは上司である俺が力にならなければ)



提督「時雨、確かにいつ死ぬかもわからない戦場で自信を無くすことはあるかもしれない、提督である俺だってたまに自信をなくすよ」



時雨「提督も?...」



提督「うん、でも、それでもやらなければいけない、俺達は軍人だ、そんなことを言ってられない俺達は国の運命を背負わされてるんだ、だから常に前を向いていかなければいけない。」



時雨「.....」



提督「でもやっぱり、怖いよな、自信を無くすよな、そんな時は、仲間がいる、と考えればいい」



時雨「仲間?...」



提督「あぁ、仲間だ、時雨、君はよく一人で抱え込んでしまうことが多いみたいだけど、そんなことはしなくていい、頼っていいんだぞ?艦娘のみんなを、そして俺を」



時雨「....」



提督「そうすれば自分では分からなかったことなどが分かるようになってくる、仲間に頼るだけで色々変わるんだぞ、」



提督「一人で抱え込まないで、みんなや俺に頼れよ?俺はいつだって相談に乗ってやる。」



時雨「...うん、そうだね..そうかもしれないね、ありがとう、提督、なんだか不安が消えた気がするよ」



提督「ああ、それは良かった」



時雨「ふぅ、体も楽になった気がするよ。」



提督「肩揉みはもういいのか?」



時雨「うん、もう大丈夫だよ」



提督「そうか」



提督(いやぁ、我ながらいい話をしたなぁ、時雨の機嫌も治ったみたいだし良かった良かった........って!違う!目的を忘れるな!いたずらをしに来たんだろぉ、俺は!危ねぇ、忘れるところだった)



提督(ん?いや待てよ?、時雨は今機嫌が悪くない、てことはイタズラのチャンスじゃないか!あ、でもあの話のあとだし....いいや!構うもんか!やってやる、今がチャンスなんだ!よし、行くぞ!!)



提督「うおぉぉぉぉおおっっっ!!!」



時雨「え?提督?どうしt提督「はぁぁぁぁっ!」



提督「モミモミモミモミモミモミモミモミ」時雨の胸を揉む音



時雨「....」



提督「モミモミモミモミモミモミモミモミ」



時雨「」



提督「モミモミモミ、ふぅ、やってやったぜ!!!!」ニコッ!



時雨「...」



提督「...あ、あの、えーっと............ドッキリ大成功!...な、なんちゃってー....あはは...」



時雨「提督」



提督「アッハイ」



時雨「何のつもり?」ゴゴゴゴ



提督「オワタ」
















そして今にあたる





提督(いやぁ、自分でも思ったけど、)



提督(俺、何やってんだろ...)



提督(後悔してます、本気で......時雨は?)



時雨「......」



提督(怒ってますねハイ)



提督(どうしよう、さっきのあれはかなりやばかったよなぁ...)



提督(どうやったら機嫌直してくれるかなぁ)



提督「な、なぁ、しぐ時雨「うるさい」



提督「....」



時雨「........」



提督(やべぇよ、こんな怒った時雨初めてだよ...)



提督(イタズラなんてしなければよかった...)



提督(やっちまったもんは仕方ないかぁ...)



提督(許してもらえるまで謝るしかないよな...)



時雨「....」



提督「な、なぁ時雨...」



時雨「.....」



提督(む、無視か...まあそうだよな...)



提督「悪かったよ、反省してる...」



時雨「....」



提督「許してくれないか?...」



時雨「....」



提督(うぅ...話聞いてくれない、気まずい...)



提督「な、何でもするから...」



時雨「....!」



時雨「....なんでも?...」



提督「あ、うん..でもできるはん時雨「じゃあさ」


提督「アッハイ」



時雨「一日中僕と一緒に居てよ」



提督「い、一日中?...」



時雨「うん」



提督「一日中はさすが時雨「さっきなんでもって言ったよね?」



提督「イイマシタネ、ハイ」



時雨「じゃあいいよね?」



提督「...分かったよ、とりあえず明日の秘書艦を時雨にするから...」



時雨「やった!...明日?今日はダメなのかい?」



提督「今日の秘書艦は大淀だし、大量の書類を任せっきりだったしな、それでこのあと忙しいから明日にした方がいい」



時雨「そうなんだ、秘書艦だからってあまり大淀さんに迷惑かけてはダメだよ?」



提督「はい、分かりました....」



提督「じゃあ俺は仕事に戻るよ、また明日」



時雨「うん、またね」

















大淀「それで?大丈夫でしたか?」



提督「やらなければよかった...」



大淀「はぁ、まったく...私の予想通りでしたね」



提督「止めてくれよー」



大淀「止めましたが?」ゴゴゴ



提督「う、うんそうでしたね、すいませんでした...」



提督(なんか今日の俺謝ってばかりな気がする....自業自得か...)



大淀「さて、書類は半分ほどは私がやっておきました、残りは自分でなさって下さいね?」



提督「おう、サンキュー、さて、いつまでも遊んでても仕方ないし、真面目に仕事しますかー」


大淀「最初からそうしてください...」



提督「あはは..」











翌朝




時雨「提督、失礼するよ」コンコン



シーン



時雨「....あれ?...まさか....」ガチャ



提督「Zzz...」スヤスヤ



時雨「..やっぱり寝てる...まったく...」



時雨「提督、朝だよ、起きて」ユサユサ



提督「..うーん...眠ぃぃ..」



時雨「もう8時だよ」



提督「..まだ...8時...」



時雨「もうだよ...ほら、早く起きないと」



提督「...んぐぅ..あれ?..なんで時雨がいるの?...」


時雨「......もう忘れたのかい...今日の秘書艦は僕だよ?」



提督「?....あー、言ってたな確か..」



時雨「うん、だから早く起きて」



提督「...分かったよぉ...ふわぁ...眠い..」ムクッ



時雨「顔洗ってきなよ、その後朝食食べに行くから」



提督「...へーい..」



提督(あー、昨日の書類のせいで眠い...大淀が半分やってくれたからすぐ終わると思ってたのに、まさか徹夜になるとは...午前中で終わらした大淀すごくね?、尊敬するわ...)



提督「.....あ、そういえば今日は時雨に一日中一緒にいるって約束したんだったっけな、」



提督「まぁ、昨日のことも許してくれたみたいだし、別にいいか...」



提督「...とりあえず顔洗うか....」クソネミ



















時雨「...」



時雨(今日は一日中提督といれる...)



時雨「ふふっ.....」ニヤニヤ



時雨(って!....な、何をにやけているんだ僕は!)



提督「時雨ー顔洗ってきたぞー」



時雨「?!...あ、う、うん..」



提督「じゃ、行きますか」



時雨(...ニヤけてたの提督に見られちゃったかな..)



提督「時雨?」



時雨「え?、あ、そうだね行こうか...」



提督「?」













食堂





提督「今日は混んでるなぁ」



時雨「この時間帯はいつもこんな感じだよ、提督はいつも起きるのが遅いからね、提督が食べる時間にはもうみんな食べ終わってるんだよ」



提督「そうなのか...知らなかった。」



時雨「今度から早起きすれば?」



提督「仕事で徹夜することが多いからなぁ、それは厳しいかも...」



時雨「そっか、あまり無理しないでね?」



提督「おう、心配してくれてありがとな。」



時雨「フフっ、当たり前じゃないかそんなことを、それより何食べる?」



提督「んー、どうしようかな...」メニュー見



提督「じゃあ焼き鮭定食にするか」



時雨「じゃあ僕もそれで」



提督「よし、決まりだな、すいませーん、間宮さーん!」



間宮「あら?提督さんおはようございます、今日は早いんですね?」



提督「あはは、今日はちょっと早起きしてみました。」



時雨「僕が起こしてなければまだ寝てたよね..」



提督「う、それは...」



間宮「うふふ、相変わらずですね♪」



提督「あはは...あ、あと焼き鮭定食二つください」


間宮「焼き鮭定食二つですね、分かりました、すぐ作るんで待っててくださいね」



提督「うっす」



時雨「そういえば、提督と一緒にご飯食べるのは久しぶりだね」



提督「確かにそうだな、昨日は白露達と食べたけど時雨だけいなかったからなぁ」



時雨「あー、僕が食べ終わって部屋に戻ったくらいにちょうど提督が来たんだね」



提督「ああ、そういえば今日白露達はどうした?食堂にはいないみたいだが」



時雨「んー、夕立と白露ははまだ寝てたけど村雨、春雨は朝にはもう部屋にいなかったよ?」



提督「ふーん」



時雨「朝食も食べないでどこ行ったんだろ...」



提督「まあ、どっかほっつき歩いてるんだろ」



時雨「そうだね」



間宮「お二人共ー?焼き鮭定食できましたよー」


提督「おー!待ってましたー!!」



時雨「提督、落ち着きなよ...」



提督「いやー、結構腹減ってたからさー」アハハ



間宮「ふふっ、しっかり食べて今日も一日お仕事頑張ってくださいね」



提督「はい!頑張ります!!」



時雨「返事だけはいいんだけどなぁ...」





















提督「ふー、食った食った、やっぱ間宮さんの料理ウメー」



時雨「そうだね、とても美味しかったよ」



時雨「これで今日の分の仕事頑張れるね?」



提督「.......めんどくせー...」



時雨「さっきの元気は何だったの....」

















提督「今日は書類少なめだな」



時雨「最近は深海棲艦もあまり攻めて来ないしね、出撃が減る分書類も少なくなるんだよ」



提督「とりあえず、今日は徹夜しないで済みそうだ」



提督「さて、張り切って行きますか」



時雨「うん」
















3時間後




提督「.....」カキカキ



時雨「.....」カキカキ



提督「....」カキカキ



時雨「....」カキカキ



提督「.......ふぅ、疲れたー」



時雨「...結構集中してやってたからね、そろそろ休憩にする?」



提督「ん、そうする」



バッターーーーーーーーーーンッ!! ドアを開ける音



夕立「提督さーーーんっ!!!」



提督「うぉっ?!、夕立か、びっくりした...」



時雨「夕立...ノックしてから入りなよ...」



夕立「え?、んー、分かったっぽい」



提督「本当に分かってんのか......それよりどーしたいきなり?」



夕立「あ、そうそう、提督さんにお願いがあってきたっぽい!」



提督「お願い?」



夕立「ぽい!」



提督「どんな?」



夕立「それはね、最近夕立出撃してないの、だからあまり提督さんに褒めてもらってないでしょ?」



提督「あぁ、確かにそうだな」



夕立「だから今日は久々に提督さんにあたまナデナデしてもらいに来たっぽい!!」



提督「なんだそれ...」



夕立「お願いっぽい」



提督「まあ、今から休憩しようと思ってたところだし...しょうがない、やってやるか」



時雨「やるんだ...」



夕立「やった!」ピョンピョン



提督「ほら、おいで」



夕立「ぽーい!」ボフッ



提督「よしよし」ナデナデ



夕立「えへへー/////」



提督「はは」ナデナデ



夕立「わふわふ!」



提督(可愛い)




時雨「....むぅ...」



時雨(羨ましい....)






提督「よしよーし」ナデナデ



夕立「んふー/////」



提督「まだか?」



夕立「もっとやってほしいっぽいー」



提督「やれやれ..」ナデナデ



夕立「クゥーン/////」



提督「お前は犬か」ナデナデ



夕立「気持ちいいからしょうがないっぽい〜」



提督「あ、そういえば夕立」ナデナデ



夕立「なぁに?」



提督「村雨と春雨はどこいったんだ?」



夕立「んー、夕立が朝起きた頃にはもういなかったよ?多分どっかほっつき歩いてるっぽい」



提督「そ、そうか」



時雨「.....」



夕立「?」



夕立「今日は時雨が秘書艦なの?」



提督「あぁ、そうなんだよ、昨日色々あってな...」



夕立「ふーん...」







時雨「...ほら夕立、提督は今休憩中なんだ、あまり迷惑かけてはダメだよ」



夕立「えー、もっと提督さんと一緒にいたいっぽい...」



提督「...まったく、村雨、春雨はどこに行ったんだ...」



提督「あいつらいたら夕立のこと任せるのに」



夕立「いないから仕方ないっぽい」



提督「お前が言うな....はぁ、ほら夕立、これから仕事再開するからもう出ていきなさい」



夕立「......」



夕立「むぅー、お仕事なら仕方ないっぽいー....」トテトテ



ガチャン ドア閉める音






提督「まったく、夕立は実力は上位なんだが、子供っぽいところがなぁ...」



提督「まあ、それが夕立の良いところでもあるんだがな」ハハ



時雨「.....」



提督「....時雨?」



時雨「.....」



時雨「....なに」



提督「なんか怒ってる?....」



時雨「怒ってないよ...」



提督(いや怒ってるよねこれ...)



時雨「一日中一緒って言ったのに...」ボソッ



提督「....え?なんか言った?」



時雨「別に...」



提督(なんか言った気がするけど...気のせいか...)



時雨「仕事再開しようか」



提督「お、おう...」



















4時間後





提督「終わったー....疲れたぁーー....」



時雨「結構早く終わったね」



提督「書類はひとまず終わりだな」



提督「時間は....19時か、もう夕食の時間だな」



提督「腹減ったぁ....」



時雨「.....」



時雨(今日は、仕事ばかりでほとんど提督に構ってもらえなかった.....)



時雨(これじゃあ今日秘書艦になった意味が無いじゃないか.........そうだ!いいこと思いついた)



時雨「提督」



提督「んあ?なに?」



時雨「僕が作ってあげるよ」



提督「何を?」



時雨「夕食」



提督「え?時雨が?」



時雨「嫌かい?」



提督「いや、嫌ではないんだが、いきなりなんで?」



時雨「せっかく秘書艦になったんだし、提督のために作ってあげようと思ったんだ」



提督「おぉ、マジかじゃあ頼むわ」



時雨「うん、ちなみに何が食べたい?」



提督「んー、特にないしお任せで」



時雨「分かったよ、じゃあ少しだけ待っててね」



提督「おう」


















時雨「提督、出来たよ」コトッ



提督「おぉ、オムライスか、美味そうだ」



提督「いただきます」



時雨「どうぞ」



提督「.....」パクパク



時雨(味は大丈夫かな?...)



提督「.....」モグモグ



時雨「どうかな?」



提督「美味い」モグモグ



時雨「! 良かった」ホッ



提督「意外と時雨は料理出来るんだな」パクパク



時雨「たまに自分で作って食べてるからね」



提督「...ふーん...」モグモグ



提督「...ふぅ、ご馳走様でした」



提督「ありがとな、すごく美味しかったよ」



時雨「ふふっ、お安い御用さ、また秘書艦になったら作ってあげるよ」



提督「おう、楽しみにしとくよ」



提督「さて、腹もいっぱいなったことだしラストスパート頑張りますか」



時雨「そうだね、そんなに残ってないし時間もそんな掛からないだろうしね」



提督「よし再開だー」










2時間後




提督「よーし、これで終わりだな」



時雨「お疲れ様」



提督「おう、お互い様にな」



時雨「今日1日秘書艦をやってみて思ったけど、秘書艦って大変だね、特に書類が...」



提督「だろ?これを毎日やってる俺は凄いだろ



時雨「どうせ大体は大淀さんに任せてるでしょ?」



提督「うっ....そ、そんな分けないだろ」アセアセ



時雨「図星みたいだね...」



提督「うぅ...」



時雨「とりあえず、今日はもう休もうか」



提督「そ、そうだな」



提督(提督としての威厳かぁ...割とマジで考えていかないとだな...)



時雨「じゃあ、僕はお風呂に入ってくるね、提督?あまり夜更かししちゃダメだよ?」



提督「お、おう」














翌朝





提督「Zzz」( ˘ω˘ ) スヤァ



大淀「提督、起きてください」



提督「うーん....もう朝か...」



大淀「そうですよ、今日も書類が沢山あるんですから、いつまでも寝てないで起きてください」



提督「うぅ...やだよォ、仕事したくないよォ....」



大淀「はぁ、まったく、またそんなこと言って......大体あなたは....」ガミガミ



提督(うぅ、始まったよ、大淀の説教タイム、)



提督(てかマジでやる気出ない.... )



提督(提督って、大変だなぁ......)



大淀「..........ですから、前も言ったように、提督としての威厳を......って聞いてます?」



提督「..........」



提督「....なあ」



大淀「....なんですか」



提督「やる気出ないので気分転換してくる」



大淀「.....」



大淀「....因みに気分転換とは?...」



提督「艦娘にイタズラしてくる」







大淀「」



大淀「ダメだこの人....」








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