提督「最近二人の様子がおかしい」
時雨、夕立、でルートを分ける予定です。
投稿はかなり自由な感じになってるので気長に待っていただけると幸いです( ´›ω‹`)
まだまだ初心者なので悪いところなどが多いと思いますが、読んでもらえると嬉しいです!
m(_ _)m
............
おかしい...
...明らかに変だ........え?何がおかしいだって?
.....時雨と夕立がだよ....
最近2人の様子がおかしいんだ...
具体的にどうおかしいだって?
....これから起きることを見ていれば分かるよ....
..........
................
.......................
..............................
提督「.....」
霧島「.....」
提督「....ふぅ、こんなもんか。霧島、そっちも終わりそうか?」
霧島「はい、こちらの資料もちょうど片付け終わりました。」
提督「おっ、そうか、ご苦労さん。」
霧島「はい、提督もお疲れ様でした。」
提督「おう、お疲れ、ってもうこんな時間か...」
霧島「最近は深海棲艦の動きが活発化していて中々忙しいですね....」
提督「だな...ここ最近はずっと徹夜続きで大変だよ...」
霧島「提督、あまり無理はしないでくださいね?」
提督「あぁ、分かってるよ。」
霧島「ではお先に失礼します提督、おやすみなさい。」
提督「おう、おやすみ」
ガチャンッ
提督「はぁ....疲れた...」
コンコン
提督「ん?誰だ?入っていいぞ」
ドアガチャン
時雨「....提督」
提督「おお、時雨、どうした?」
時雨か、珍しいなこんな時間に...
時雨「.....仕事は終わったの?」
提督「あぁ、まあ一応」
時雨「そうなんだ... 」
提督「お、おう...」
なんだ?今日の時雨はなんか様子が変な気が....
時雨「提督、疲れてるでしょ」
時雨「僕に」
時雨「何か出来ることはないかな」
提督「....いや、大丈夫だよ....」
時雨「そう」
時雨「所で提督」
提督「なんだ...」
時雨「今日の秘書艦は誰?」
提督「え?なんで?」
時雨「いいから答えて」
提督「.....霧島だよ...」
時雨「......」
時雨「へぇ」
時雨「そうなんだ」
提督「あ、あぁ、....」
なんか気味悪いな....
時雨「..... 」
時雨「まあ、いいや」
時雨「じゃあ、またね提督」
時雨「おやすみ」ニコォ
ドアガチャン
提督「っ.......お、おやすみ」ビクッ
....なんだったんだ....
提督「とりあえず、風呂入って寝るか」
夕立「提督さん」
提督「?!」ビクッ
提督「な、なんだ夕立か」
夕立「.......」
提督「い、いつからそこにいた?..」
夕立「.......」
提督「ゆ、夕立?...」
夕立「今来た」ニコッ
提督「...そ、そうか...」
....気のせいか?夕立まで....様子が変な気が....
提督「....所で俺になんか用か?..」
夕立「.....」
夕立「お話しに来たの」
夕立「提督さんと」
提督「..そうか」
..なんか、気分が悪い...
夕立「さっき誰か来たでしょ」
提督「え」
夕立「霧島は秘書艦だから違うし」
....今日は夕立は一度もこの部屋に来てないはずなのに何故秘書が霧島だって知ってる?...教えた覚えもない......
夕立「誰だろ」
夕立「んー」
夕立「時雨」
提督「え...」
夕立「でしょ?」
提督「なんでわかった..」
夕立「ふふっなんでだと思う?」
提督「さぁ...」
夕立「だって」
夕立「夕立、提督さんのことが大好きだもん」
夕立「提督さんのことなら何でも分かるっぽい」
提督「そ、そうか…」
提督「じ、じゃあ俺は風呂入ってくるから...」
夕立「うん」
夕立「所で」
夕立「時雨とは何を話していたの?」
.....今日は疲れたから早く寝たいんだが...
提督「....次の出撃についてだよ」
夕立「ふーん」
提督「...」
夕立「まあ、そうゆうことにしといてあげるっ」
提督「あぁ、じゃあ、おやすみ...」
夕立「おやすみ」
ドアガチャン
.............
夕立「.....」
夕立「........」
夕立「....へへ」
夕立「えへへ」
トテトテ
夕立「....」スッ
夕立「....」クンクン
夕立「.....」スンスン
夕立「フフフ」
風呂場
提督「ふぅー...」バシャーン 湯に浸かる
提督「......」
...今日の時雨と夕立...
.....なんだったんだ...
....いつもはあんな感じじゃないんだけどなぁ....
提督「.....」
提督「まあ、仕事で疲れてるだけだろ」
提督「気のせい気のせい」ハハッ
提督「.......」
提督「とりあえずもう出るか」バシャン
提督「早く寝よう..」トテトテ
時雨「<●> <●>」
提督「はぁー....」ボフッ ベットに横になる
提督「疲れた...」
提督「やべぇすぐ寝れる....」ウトウト
今日は肉体的にも精神的にも疲れたしな...
....嫌なことは寝て忘れよう....
提督「お休み....」
翌朝
提督「......ん、もう朝か...」
..昨日疲れてすぐ寝ちゃったのか…
...なんか、凄いだるい....
提督「.......ん?なんか違和感....が...?」
提督「.....なんだ、これ.....」
...首元が痛てぇ、赤く腫れてる....蚊に刺された.....
てゆうわけでもなさそうだ....
...口元もなんかヌメヌメするし....
提督「気色悪い....」
....朝から最悪の気分だ....
提督「......」
提督「とりあえず顔洗ってこよう...」
食堂
提督「.......」
昨夜の事と今朝のことが気になる....
どうも変だ...なんか胸騒ぎもするし...
時雨、夕立....
あいつらが何かしたのか?...その可能性はありそうだよなぁ...
提督「....考え事すると疲れるな..」ハァ
間宮「あ、提督、おはようございます。」
提督「....あぁ、おはようございます、間宮さん」
間宮「どうかされました?」
提督「い、いえ大丈夫です..」
間宮「そうですか?余り顔色が良くない気がしますが..」
提督「...大丈夫ですよ、ちょっと夜更かししてしまっただけです」
間宮「そうですか...なにか困ったことがあったら言ってくださいね?力になりますから。」
提督「...はは、ありがとうございます。」
間宮さん優しいなぁ....
でもあまり他人に迷惑掛けたくないし...
言うわけにはいかないよな...
提督「あ、あと朝定食ください」
間宮「了解です、すぐ作り終わるので少し待ってて下さい」
提督「はい」
........
やぁ、提督
提督「!」
時雨「ふふっ、おはよう」
時雨「提督」
提督「あ、あぁ、おはよう時雨....」
時雨....
くそっ...昨夜のこともあって声をかけられただけでビックリしてしまった....
時雨「.....提督は今から朝食かい?」
提督「...あぁ、そうだよ...」
時雨「ふふっ、奇遇だね、僕も今から朝食さ」
提督「.....そ、そうか...」
時雨「へへへ」
時雨「一緒」
時雨「僕達」
時雨「気が合うね」ニコォ
提督「っ....そ、そうかな...」
....またこの笑顔....
......気味が悪い....
提督「.....」
やっぱり昨日のは疲れてるからじゃなかったのか....
てことは夕立も?....
時雨「提督」
提督「...あ、え?」
時雨「昨夜はよく寝れた?」
提督「.....うん、よく寝れたよ...」
時雨「...そっか」
時雨「......」
提督「.....」
時雨「昨夜」
提督「.....?」
提督「....なんだ?」
時雨「提督の部屋に誰が来たの?」
提督「え...」
なんでそんな事知っているんだ....
夕立も時雨が来たことを瞬時に悟っていたし....
....
時雨「僕と提督が別れたあとに誰が来たの」
提督「.......」
提督「夕立だよ....」
時雨「.....」
時雨「へぇ」
提督「......」
時雨「まぁ」
時雨「知ってたけど」
提督「........」
だからなんで知ってるんだよ....
時雨「ねぇ提督」
提督「なんだ?..」
時雨「夕立ってさぁ、提督に馴れ馴れしいよね」
提督「....え?」
時雨「妹だし、ある程度は許してあげてたけどさぁ、最近はちょっと度が過ぎてる気がするんだよね」
提督「し、時雨?...」
時雨「いっつもいっつもいっつも、僕が提督と会って別れたあとは必ず夕立が提督の所に来るんだよ」
時雨「テイトクハボクノモノナノニ」ボソッ
提督「?!」ビクッ
え....?聞き間違えだよな?...
...今時雨が言ったのは....
時雨「フフッ」
時雨「まぁ、いいさ、」
.............
時雨「提督は夕立じゃなくて僕を選んでくれたんだから」
え....? なんの事だ....?
....僕を選んだって....
....記憶にないぞ....
提督「.....」
間宮「お二人さーん?出来ましたよ、朝定食です。」
時雨「提督、ほら出来たって」
提督「あ、あぁ....」
糞っ.....
.....色々モヤモヤしすぎて食欲が減ってきた....
時雨「ほら提督、あそこの席空いてるよ」
時雨「一緒に食べよ?」
提督「.....」
正直...
時雨と食べたくないんだよな...
提督「あ、いや... 自室で食べるよ...」
時雨「.....」
時雨「へぇ」
時雨「分かったよ」
提督 「.......じゃあ」スタスタ
.........
時雨「.....」
時雨「なんで」
時雨「なんで?」
時雨「提督」
時雨「酷いよ」
時雨「.......」
時雨「朝食」
時雨「僕と食べてくれなかった」
時雨「......」
時雨「僕、何かした?」
時雨「何もしてないよ?」
時雨「どうして?」
時雨「....」
時雨「そっか」
時雨「夕立だね?」
時雨「アレになにか吹き込まれたんだね」
時雨「きっとそうだよ」
時雨「だって」
時雨「それ以外有り得ないよ」
時雨「提督が僕を拒否するはずがない」
......
時雨「だって」
時雨「ねぇ提督?」
時雨「提督は僕だけを選んでくれたんだから」
提督室
提督「ふぅ....ご馳走様..」
提督「......」
...さっき時雨を避けた感じで通ったけど...
...あれは少し酷いよな…
提督「...でもなぁ」
提督「昨日から時雨といると何故か気分が悪くなるんだよなぁ」
提督「なんか様子もおかしいし....」
提督「....あー、やめだやめだ、考えても仕方ない、今日も仕事があるんだから」
コンコン
提督「?入っていいぞ」
村雨「失礼します、提督、おはよう」
提督「あぁ、村雨か、おはよう」
提督「そういえば今日は村雨が秘書艦か」
...村雨か、同じ白露型だし時雨と夕立のこと知ってそうだな...
提督「なあ」
村雨「?なぁに?」
提督「....最近の時雨と夕立、なんかあったりしたか?」
村雨「なんかって?」
提督「あー、なんて言えばいいのかなぁ...」
...なんか伝えづらいな....
提督「...とにかく些細なことでもいいんだ、なんか気になったことはあるか?..」
村雨「んー....」
村雨「些細なことねぇ.....」
提督「.......」
村雨「.......あっ」
提督「どうだ?」
村雨「そういえば」
村雨「あの二人、最近一緒にいる所を見ないわね」
提督「...一緒に居ない...か..」
村雨「多分だけど今月に入ってから一度も一緒にいる所を見てないなぁ...」
提督「ま、まじか...」
村雨「まぁ、多分だけどね、他の子にも聞いてみたら?」
提督「あぁ、そうするよ...」
...今月から一緒にいる所を見たことがない...かぁ..
提督「.....」
村雨「もしかして、喧嘩でもしたのかな?」
提督「喧嘩、かぁ....」
確かに時雨が夕立にそれっぽいこと言ってた気がする.....
..しかしなぁ...
....喧嘩って感じではなさそうなんだよなぁ...
村雨「所で提督」
提督「ん?」
村雨「いきなりそんなこと聞いてきてどうしたの?」
提督「あ、あぁ、いや何となく気になって...」
....誤魔化さなくては...
...これ以上村雨に私情を挟むのは辞めよう..
村雨「ふーん」
提督「.....よしっ、この話は終わりにして、さっさと仕事を始めるぞ」
村雨「はぁーい」
村雨「.....」カキカキ
提督「......」カキカキ
提督「.......」
そういえば、今日は夕立に会ってないな...
いつもならこの時間帯に遊びに来るんだけどな...
提督「......」
村雨「.....?」カキカキ
村雨「提督?どうかしたの?」
提督「....え?」
村雨「なんか上の空だったけど」
提督「あ、あぁ、ちょっと考え事してた...」
村雨「時間も時間だしそろそろ休憩にする?」
提督「そうだな...」
村雨「お昼どうする?」
提督「あー、先に行っててくれ」
村雨「ん、分かった。」スタスタ
ガチャンッ
提督「....ハアァ....」
提督「......」
.......眠い....
.....腹、あんまり空いてないな..
提督「少し...仮眠とるか..」
..............
提督「.....」Zz
提督「.......ん..」
コンコン
?誰だ?...村雨?...
コンコン
提督「.....」
...村雨ではなさそうだな...
..........
ガチャンッ
提督「.....!」
...入ってきた...
夕立「........」
提督「.......」
...ゆ、夕立...
....とりあえず寝た振りをしておこう...
夕立「...提督さん?」
提督「.....」
....寝たフリ寝たフリ....
夕立「.....」
夕立「...寝てるの?...」
提督「.....」
夕立「フフッ..」スッ
提督「....っ」
...なっ、いきなり触ってきた...
夕立「フフフ...」サワサワ
......
夕立「提督さんあのね?、夕立、今日は提督さんといっぱい一緒にいようと思ってたんだよ?」
提督「.....」
..........
夕立「朝だって提督さんと、朝ごはん一緒に食べようって、誘おうと思ってたんだよ?」
夕立「...なのに...」
夕立「...思ってたのに...」
夕立「提督さん、時雨と仲良さそうにしてた...ぽい...」
夕立「時雨と朝ごはん食べたよね」
提督「.......」
...いや、あれはそんな仲良さそうにしてなかったけどなぁ.....てゆうか時雨とは食べてないぞ...
...夕立にはそう見えてたのか...
夕立「提督さん」
夕立「ねぇ」
夕立「どうして?」
夕立「なんで夕立以外と朝ごはん食べたの?」
夕立「........さない...」
夕立「許さない」
夕立「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」
提督「?!」
夕立「絶対に」
夕立「ユルサナイ」
提督「......」
夕立「....」
夕立「...提督さん...」
夕立「夕立不愉快っぽい」
夕立「ねぇ...」
夕立「...次..」
夕立「..時雨と馴れ馴れしくしてたら...」
夕立「時雨のこと消しちゃうかもっぽい」ニヤァ
提督「!?....」
な、なに.....言ってんだ....?
夕立「ま、聞いてないか」
夕立「バイバイ」
夕立「提督さん」スタスタ
ガチャンッ
提督「.......」
...やっぱり....
...気のせいなんかじゃない
....夕立までおかしくなっていた...
提督「....っ」ゾクッ
時雨のこと消しちゃうかもっぽい
提督「....夕立のあのセリフ...」
提督「.....本気なのか?...」
提督「でもあの様子は...」
提督「冗談ではなさそうだったぞ....」
ガチャンッ!
村雨「ちょっと提督!」
提督「?村雨、どうした?」
村雨「なんで待ってたのにきてくれなかったのよ!」
提督「え?....あぁ、そっか、悪ぃ寝てた...」
..そういえば、村雨に先に食堂行ってるように言ってたな...
村雨「もう!こっちは30分も待ってたんだからね!」
提督「わ、悪かったって...」
村雨「全く、遅いから先に食べ終わっちゃったわよ...」
提督「ははは....」
村雨「今度奢ってよね」
提督「分かった、分かった...」
...........
.................
.......................
提督「.......」カキカキ
村雨「.......」カキカキ
提督「....ふぅ、そろそろ書類も終わりか」
村雨「そうねぇー...」ツカレター
提督「そろそろ夕飯だな」
村雨「今度はちゃんと来てよね...」
提督「当たり前だろ...」
..........
.................
........................
食堂
提督「腹減ったなぁ」
...色々あって昼飯は食べてないからなぁ....
..........................
...そういえば、時雨、夕立はいるかな....
...なんかすごい顔を合わせづらい...
村雨「あーお腹すいちゃったなー」
提督「......」
村雨「今日の夕飯何にしようかな」メニュー見
提督「......」
村雨「提督はどれにする?」
提督「.......」
村雨「....ちょっと提督?」
提督「んあ?...」
村雨「またぼけーっとしてる...」
提督「あぁ...すまん...」
村雨「......」
村雨「今日の提督なんか変よ?」
提督「....そうか?」
村雨「うん、なんかいつもより疲れてる?」
提督「..いや、そんなことは....」
村雨「....もしかして、朝聞いてきたこととなんか関係ある?」
提督「え....」
村雨「時雨、夕立とやっぱり何かあったの?」
提督「.....」
村雨「図星みたいね...」
村雨「.....まぁ、とりあえずご飯食べちゃお?、相談はそのあとね」
提督「.....すまん、助かる...」
村雨「いいのいいの」
提督「......」
...結局頼ってるな...
...村雨には感謝しないとな...
そうだ
この時の俺は知る由もなかった
まさか
...........................
........こんな最悪な結末になるなんて........
村雨「はぁー、美味しかったー」
提督「ん、やっぱし間宮料理は絶品だな」
村雨「そうねぇ」
提督「......」
村雨「さてと....じゃあ聞かせてくれる?」
提督「......」
提督「分かった...」
提督「実はな....」
........
..............
....................
..........................
提督「...とゆう訳なんだ..」
村雨「なるほどぉ....」
村雨「まさかあの二人がねぇ...」
提督「.....」
村雨「前までは仲良かったのに」
提督「....ああ」
...これは直接話をしてみるしかないのか...
村雨「提督は何もしてないんでしょ?」
提督「した覚えはない」
村雨「うーん....」
村雨「原因が分からないんじゃあなぁ...」
提督「すまん...」
村雨「...二人には直接聞いたの?」
提督「...え?」
直接か...そんなこと聞ける状況じゃなかったしな...
提督「いや、直接は聞いてない...」
村雨「原因が分からないなら聞いてみないとじゃない?」
提督「...確かに」
提督「そうなんだよなぁ...」
提督「でもなぁ..聞き辛い..」
村雨「...はぁ、全く...」
村雨「近くで隠れて見といてあげるから、なんかあったら私が止めるわよ」
提督「頼む...」
...村雨が今日の秘書艦で良かった...
村雨「まあ、特に何もないと思うけど」
提督「そうだといいんだけどな....」
村雨「で?どっちに聞くの?」
提督「どっちに聞くかぁ...」
正直どっちも聞きたくはないが...
強いて言うなら...
提督「夕立....かな..」
村雨「分かった、じゃあ私はクローゼットに隠れて見てるから」
提督「?なんでクローゼット?」
村雨「か、隠れやすいから...」
提督「でも俺の服とかでかなり狭いぞ」
提督「隠れる場所なんて他にもあるんじy村雨「あーもう!うるさい!別にどこに隠れたっていいでしょっ!/////」
提督「お、おう..」
なんで顔赤くしてまで怒ってんだ...
村雨「じゃあ私隠れるから!早く夕立呼んでさっさと解決しちゃいなさい!」
提督「は、はい」
俺何かしたかなぁ...
.......
.............
...................
.........................
提督「......」
とりあえず放送で呼んでみたが...
提督「来ないぞ...」
もう10分くらい待ってるんだけど...
提督「......」
クローゼット「ガタガタ」
村雨はさっきからクローゼットの中でなんかやってるし...
..てゆうか、放送で呼んだら時雨にも聞こえてるってことだよな...
なんか嫌な予感がする...
コンコン
提督「!」
きたっ...
提督「入れ...」
ガチャンッ
夕立「...提督さん」
提督「....夕立..」
夕立「どうしたの?」
提督「あ、あぁ、それは...」
提督「最近、時雨と何かあったのか?...」
夕立「......」
提督「.....」
夕立「.....」
提督「ゆ、夕立?...」
夕立「ふふっ..」
提督「え?..」
夕立「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
提督「ッ?!」
夕立「.....」
夕立「提督さん」
提督「......え?」
夕立「そんなに時雨のこと」
夕立「気になる?」
提督「べ、別にそうゆう訳じゃ....」
夕立「じゃあなんで?」
提督「そ、それは...」
なんかヤバそうな雰囲気だぞ.....ここは変に刺激しない方が...
提督「さ、最近お前らが一緒にいる所見ないから...」
夕立「......」
夕立「なーんだ」
夕飯「そんな事か」
提督「......」
夕立「別に元から好きで一緒にいた訳じゃないっぽい」
提督「え?」
提督「...今なんて...?」
夕立「だーかーらー」
夕立「夕立、別に時雨のことなんかどーでもいいっぽい」
提督「...だってお前ら、いつも仲良さそうに...」
夕立「あんなの好きでやってるわけないっぽい」
...なんだよ...それ...
夕立「あのね」
夕立「提督さん」
提督「.......」
夕立「夕立、ずっと我慢してきたの」
提督「.....」
夕立「ずっと提督さんと一緒になりたかったの」
夕立「でもね」
夕立「いつもあいつが邪魔するの」
提督「...アイツって...」
夕立「時雨だよ」
夕立「いつも...」
夕立「いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもッ」
夕立「夕立と提督さんの時間を邪魔してくるの
」
夕立「アイツがこの鎮守府に来たせいで....」
夕立「提督さんとの時間が無くなってったっぽい」
提督「.....」
そうか、そう言えば夕立の方が先に鎮守府にいたな...
夕立「でもね」
夕立「今日やっと二人きりになれるっぽい」スッ
提督「え?」プスッ
これ....は....注射....?
夕立「.....」
提督「ッ...夕....立...」
意...識....が...
提督「」ドサッ
夕立「えへへぇ」
夕立「大丈夫だよ提督さん」
夕立「次起きた時は」
夕立「二人だけの素敵な時間が待ってるから」
提督「......」
提督「.......うっ..」
提督「...ここは...」
提督「くっ...頭痛てぇ...」ズキズキ
提督「一体何が...」チャリチャリ
提督「ッ!これは...」
...鎖で両手両足を拘束されてる...
提督「確か俺は...夕立に...」
「提督さん、おはよう」
提督「!」
提督「夕立.....」
夕立「ふふ、やっと二人きりだね」
提督「....なんでこんなこと......」
夕立「なんで?」
夕立「そんなの」
夕立「提督さんが夕立だけを見てないからでしょ?」
提督「.....」
夕立「ここには夕立と提督さん以外誰もいないよ?」
提督「.....ここはどこなんだ...」
夕立「それは秘密っぽい」
提督「....夕立こんなことしていいと.......っ!」
...そう言えば村雨はどうなった?...
提督「夕立...」
夕立「なぁに」
提督「村雨は...どうした...」
夕立「んー?なんのこと?」
提督「とぼけるなっ..」
提督「村雨はクローゼットに隠れていたはずだ
....」
夕立「あぁ」
夕立「あれか」
夕立「あれなら」
夕立「殺しちゃった」
提督「......は?」
今....なんて言った?....
... 殺....した?
夕立「なんか提督さんを眠らせたらクローゼットから出てきて邪魔して来たから」
夕立「殺しちゃった」
夕立「やたら抵抗するから手間取ったけど」
提督「...嘘.....だろ?...」
夕立「?本当だよ?」
夕立「ほら」グイ
村雨の生首「」
提督「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!!!!」
提督「....うっ....おえぇ...」ビチャビチャ
....え?.....なに? ............ 今の?...
...人の.....首?...
....村...雨?...
提督「...はぁ...はぁ...」
提督「...そんな....嘘だ....」ハァハァ
提督「...嘘だ....」
夕立「......」
提督「あああぁぁ......」
夕立「.......」
提督「...なんで...なんでなんだよ...」
提督「...どうして....こんなことッ....!」
............
.................
.......................
夕立「どうしてって」
夕立「さっきも言ったじゃない」
夕立「夕立だけを見てないからだって」
提督「....何を....言ってるんだっ.....」
夕立「あのさぁ....」
夕立「提督さんは夕立だけのものなんだよ?」
提督「....違う...」
夕立「夕立のものなのに」
夕立「他の奴らと一緒にいたり話したり」
夕立「していいわけないでしょ?」
提督「違うって言ってんだろッ!!」
夕立「.........」
提督「ハァハァ.....」
提督「俺は...お前のものなんかじゃない...」
夕立「.......」
提督「それに.....お前...」
提督「...自分が何をしたか分かってるのか.....」
夕立「?」
夕立「夕立はただ、提督さん、との時間を邪魔されたくなかっただけっぽい」
提督「...そんな...」
提督「そんな事の為に....」
提督「...村雨を...殺したのか...」
夕立「....」イラ
夕立「...そんな...こと?...」
夕立「夕立にとってはそれが全てっぽいッ!!」ドスッ!!
提督「うぐっ!」
提督「な、何を...」
夕立「.....」
夕立「ねぇ、....提督さん...」
夕立「あの日....」
夕立「提督さん...夕立に約束したよね?...」
提督「......え?」
約束.....?...なんの事..........ッ!!
提督「約束って...」
提督「まさか...」
夕立「そうだよ」
夕立「あの日のことだよ...」
..................
..........................
.................................
........................................
〝3ヶ月前〝
提督「えーっと....次の海域の編成は....」資料見
提督「...........よし、これでいいだろう」
提督「はぁー疲れたぁー.....」
提督「最近深海棲艦の動きが活発化してるからなぁ...」
提督「出撃の編成もちゃんと考えなければいけないから大変だなぁ...」
バッターンッ!!!
夕立「提督さぁーんッ!!! 」ダキッ
提督「うわぁっ!なんだ?!」
夕立「ぽいぃー」サスサス
提督「な、なんだ...夕立か」
夕立「んふぅー/////」ギュウ
提督「痛い痛いって、あんまし強く抱きつくな、それにノックぐらいしてから入れ....」
夕立「はーい」
提督「まったく....それで?何の用だ?」
夕立「提督さんに会いに来たっぽい!!」
提督「それだけかよ」
提督「まあ、仕事もある程度は終わったし相手は出来るけど」
夕立「提督さーん」グイグイ
提督「はいはい分かったよ」ナデナデ
夕立「えへへぇ」
夕立「提督さんに頭ナデナデしてもらうの気持ちいいっぽい♪」
提督「そうか?」
夕立「うん!」
提督「はは、それはなんか嬉しいな」ナデナデ
夕立「んー♪」
夕立「もっともっとー」
提督「分かった分かった」ナデナデ
コンコン
提督「?入れ」
ガチャンッ
時雨「提督、第二艦隊無事遠征から帰還したよ」
提督「おぉ、そうか、ご苦労だったな時雨ゆっくり休んでくれ」
時雨「うん........って」チラ
夕立「..........」
時雨「......なんだ、夕立もいたんだ....」
提督「ん?どうした?」
時雨「いや、別に....」
提督「?そうか」
夕立「.....提督さん..」
提督「なんだ?」
夕立「ナデナデやめないで」
提督「あぁ、すまんすまん」ナデナデ
夕立「.......ふっ」チラ
時雨「.......」イラ
時雨「......提督、じゃあ僕は部屋で休むとするよ」
提督「あ、あぁ、そうしてくれ」
時雨「....じゃあ」スタスタ
ガチャン
提督「時雨のやつ、なんかあったのか...」
夕立「.......」
夕立「ねぇ」
提督「なんだ?」
夕立「提督さんは」
夕立「夕立のこと」
夕立「好き?」
提督「え.....」
...それって部下としてってことだよな?...
...それなら...
提督「好きだぞ」
夕立「!」
夕立「本当?」
提督「ああ、本当だよ」
夕立「時雨より?」
提督「え..えーと...」
提督「好き...だぞ...」
夕立「っ!....」
夕立「....じゃあさ」
夕立「約束してよ」
提督「約束?」
夕立「提督さんが夕立だけのことを」
夕立「好きだって」
提督「あ、あぁ、約束するよ」
夕立「本当に?...」
提督「本当に」
夕立「絶対?」
提督「絶対...」
夕立「そっかぁー....」
夕立「約束してくれるんだぁ...」
夕立「えへへー」
夕立「夕立も提督さんのこと」
夕立「大好きだよ?」
提督「お、おう....」
.....................
提督「......」
提督「あの時か....」
夕立「.......」
夕立「あの時...」
夕立「提督さん」
夕立「゛夕立゛のことだけが好きだって」
夕立「言ったよね?....」
提督「......」
夕立「約束したよね?....」
提督「あれは....」
夕立「絶対って」
夕立「言ってたよね」
提督「......」
夕立「でも」
夕立「提督さんは」
夕立「約束を破ったよね?」
提督「....それは」
...確かに、あの日俺は約束した...
..でも....まさか...
...そんな意味だったなんて...
夕立「だからね、提督さん」
夕立「今のこの状況は仕方ないことなんだよ?」
提督「....」
提督「夕立...」
夕立「.....」
提督「確かにあの日、俺は約束した...」
提督「でも...まさかそんな意味だとは思わなかったんだ....」
夕立「.....」
提督「それに気づけなかった...」
提督「....すまない..」
夕立「....」
夕立「夕立は...」
夕立「別に謝って欲しいわけじゃないよ...」
夕立「ただ、提督さんとずっと一緒に居たいだけなの」
夕立「今までは邪魔ばっかりされてきたけど」
夕立「今は本当の二人きり」
提督「.....」
夕立「......でも」
夕立「この時間も、そう長くは続かない.....ぽい.....」
夕立「じきにここを嗅ぎつけて軍兵が来るぽい...」
提督「.....」
夕立「まぁ、提督さんが突然いなくなれば誰かが軍に知らせることくらいわかってたけど」
提督「....」
提督「夕立...」
提督「自首するんだ...」
夕立「...自首?」
提督「今回の件は俺の責任でもある...」
提督「俺も一緒に罪を償おう...」
夕立「.....」
提督「今ならまだ間に合う...」
提督「一緒に自首しよう...」
夕立「....」
夕立「多分..」
夕立「今更自首しても夕立は解体されるよね」
提督「ッ....まだわからないだろ...」
夕立「されるよ」
夕立「だって」
夕立「仲間を殺したんだよ?」
夕立「お姉ちゃんだった人を...」
夕立「...殺しちゃったんだよ...?」
提督「...夕立...」
夕立「もう無理だよ....提督さん..」
夕立「後戻りなんて、出来るはずがない...」
夕立「だからね」
夕立「解体されて離れ離れになるくらいなら....」
夕立「夕立と、一つ、になろう?」
提督「え..」
ガブッ
提督「ッッ!!」
なんだこれ...血?..
まさか...俺の?
夕立「あはぁ..」
夕立「提督さぁん...美味しいなぁ...♡」
提督「夕立ッ....!、何をッ...」
夕立「夕立ね?」
夕立「わかったんだ」
夕立「提督さんが夕立を拒絶するなら」
夕立「提督さんを夕立の一部にしちゃえばいいをだって」
提督「...お、お前は...」
提督「狂ってる...」
提督「その...歪んだ感情....」
夕立「やっぱり」
夕立「否定するんだね」
夕立「提督さんは」
夕立「でもね」
ガブッッブチッ
提督「があぁっ!」
夕立「もう何もかも手遅れ」
夕立「さあ、提督さん」
夕立「夕立と一つになろう?」
提督「や、やめろ...やめてくれ...」
ブチッ
提督「ああぁっっ!!」
夕立「...」ギリ
ガブッ
ブチュッッッ
提督「ぎゃああああぁぁぁぁああっっ!!」
提督「痛い!」
提督「痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!」
夕立「ガブッブチッ.....あはぁ♡」
提督「頼む夕立....ッ...こんな...こと...もうやめてくれ....!」
夕立「えへへぇぇ、美味しいよォ♡」
夕立「提督さァん??♡」
ブチッ
提督「があぁぁぁあああッッッッ!!」
提督「た、助けて...!誰かぁ!!」
夕立「ガブッ」
提督「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
夕立「....」ゴックン
夕立「.....」ハァハァ
夕立「ふふ...」
夕立「これで....ずっと...」
二人っきりだね?
提督さん
その日鎮守府から2km程離れた先の廃墟の地下から死体が見つかった。
死体の状態は全身が噛みちぎられた様な傷跡が多数残されており、現場には容疑者と思われる人物が発見された。
調べたところ容疑者は被害者の務めていた鎮守府に所属している、白露型駆逐艦夕立、ということが判明した。
END1 「狂犬」
うん、超病んでる これは時雨がさらに気になる