2015-03-23 17:36:11 更新

概要

無事、完結しました!
ソルゲ組の3人がμ'sの活動以外にエージェントとなって日夜戦う中二ストーリーです。
戦ったりしているため、若干閲覧注意です。でも基本はコメディ路線。


前書き

お久しぶりです、こんにちは。
前作品読んでくださった方も、そうでない方も是非最後までお付き合いください。

本作品の注意点(※以降追加される場合があります)
・パロディです。中二です。
 何でも屋、探偵、殺し屋などいろいろなソルゲ組を書きたいと考えております。
 戦ったりする予定なので流血表現などを含みます。若干閲覧注意です。
・百合要素あり。
・ネタ要素あり。
・お互いの呼び方、言い回しなどおかしな点があるかもしれないです(特にA-RISEは変かもしれません)


 ここは部室――いや、ここは私たちの秘密のアジト。


 西木野真姫、園田海未、そして私・絢瀬絵里の三人で『チームsoldier game』を組み、日夜音ノ木坂の平和のために戦っている。


 クールに華麗に夜を舞い、その姿から付いた名前は―――――――――――――




真姫「で、エリー、今日はどんな依頼が来てるの?」カミノケクルクル




絵里「………。」ナレーショントチュウナンダケド


海未「絵里?」


絵里「……実は今回の依頼はここでは話せないの。場所を変えましょう」ヒソヒソ


真姫「!!それだけ今回のヤマは危険なのね…?」ヒソヒソ


海未「ちょうど今日は家に誰もいません。うちで話しましょう」ヒソヒソ


真姫「ついでに穂乃果との進展について絵里のヘタレ話でも聞こうかしら?」


絵里「声大きいわよッツ!!」




凛「あれー?真姫ちゃん、海未ちゃん、絵里ちゃん帰っちゃうの?

用がなければみんなでカラオケでも行くにゃー!!」



海未「凛!!帰ったんじゃ……!!?」


 これは非常に不味い状態になった。なぜなら私たちの任務は他のメンバーに秘密にしているからだ。


 練習がない今日、部室に3人で居れば暇だろうと思われるのは当然。みんなで遊びに行く話を断る理由もない。



真姫「……っ、えぇ。今日は三人で新曲の打ち合わせをするのよ」


絵里(確かに…このメンバーじゃ違和感のない言い訳!完璧よ、真姫!!)



凛「え?昨日新曲ができたばかりじゃ…?」



海未(凛んんんんん!!なんで今日に限って勘がいいんですか!!!?)


真姫「ほら、インスピレーションが沸いたのよ。たまには心の赴くままに作曲ってするのも一興でしょ?」


凛「真姫ちゃんすごい!!じゃあ、海未ちゃんも作詞を?」


海未「えっ…えぇ、真姫の話を聞いていたら、こう…いい詞が浮かんできまして」


凛「残念にゃ…」


絵里「悪いわね、凛。せっかくのお誘いなのに。また別の日にみんなで行きましょう」ナデナデ


凛「絶対だからね!!」パァァァ




凛「じゃあ、凛、みんなのところに帰るね!!ばいばーい!」ダダダ


海未「お気をつけて」


真姫「楽しんでらっしゃい」







まきうみえり「………。」






海未「危なかったァァァ!!!」


絵里「部室に来たのが凛でよかったわ!!希だったらいろいろ不審がられてたわ!!」


海未「三馬鹿の一人で助かりましたが、ひとつ問題ができました」


真姫「何よ、問題って」




海未「作曲を理由にした以上、本当に新曲を作らなくてはいけなくなりました」




まきえり「あっ」



真姫「……このあと、曲作る?」


絵里「そ、そうね……」













~園田家・海未自室(金曜日17時)~



真姫「――で、曲は土日の間に書くとして絵里。今回の依頼って何よ」


絵里「その前に、海未。この部屋に盗聴器その他仕掛けられてはいないわよね?」


海未「ご心配なく。今日は両親がいないだけではなく、私以外誰もこの部屋に入った形跡はありません」


絵里「なら大丈夫そうね。実は今回の理事ちょ……クライアントからの依 海未「ちょっと待って下さい!!今、理事長っていいかけましたよね!!??」


絵里「そんなのどうだっていいじゃない」


海未「いや!大事ですよね!!?私たちにも知る権利があります!そうですよね、真姫」


真姫「クライアントの方がカッコいいわよね。スパイ映画みたいで」


海未「そこですか!」


絵里「とりあえず話進めるわ。今回の依頼は今、巷で話題になっているこそ泥を捕まえて欲しいとの事」


海未「こそ泥?」


真姫「ちょっとニュースくらいみなさいよ。最近、怪盗の如く予告状を出して品物を盗み出す輩がいるのよ。理事ちょ…いえ、クライアントも何か盗まれたのかしら?」


海未「どこぞの有名探偵漫画思い出しますね」


絵里「せやかて工藤、この怪盗はな、グループなんよ」


海未「工藤じゃないですし、それ怒られませんか?大丈夫ですか?」


真姫「そうやで工藤、どっちかっつーとレオタードの方やで」


海未「いやいや、私たち世代的に知らないですよね?」


絵里「知らないけど、こういうものはノリよ。ノリ。どうやら理事長は大切な物を盗まれたみたいで怒っていたわ」


真姫「それはwww」


えりうみ「あなたのハートですwww」


海未「そういえばこれも怪盗ですね」


絵里「冗談ばかり言ってたら話が先に進まないわね…ここからは真面目にいきましょ」




~~




絵里「もう一度、確認を含め最初から話すわ。今回の依頼は今、巷で話題になっているこそ泥の怪盗グループを捕まえてクライアントの“大切なもの”を取り返すこと」


絵里「クライアントは犯人の生死は問わないって言っていたけど、流石にそれはマズイから品物を取り返すことだけに専念して。捕まえられたら警察に突き出すようにしましょう」


絵里「その怪盗はすでに次の予告状を出しているわ。明後日の日曜日、とある企業に品物を盗みにくるそうよ」


絵里「だから、ここを狙いましょう。質問あるかしら」


海未「企業ってことは、中で張り込むことは不可能ですよね?」


真姫「そうなるわね。怪盗が現場に現れる時か、去る時を狙うしかないかしら」


絵里「準備は入念に行うわ。チャンスは一度。失敗は許されない……」






絵里「チームsoldier gameは明後日の日曜日、作戦開始よ―――――――!」










海未「――では、新曲作りましょうか……」


絵里「……そうね」




[第一章 終わり]








~土曜日~


 土曜日は絵里・海未・真姫それぞれがそれぞれの時間を過ごした。


 チームワークも大事だが、個人の時間も大事である。それができてこそ一人前というわけだ。


 勿論、個人の時間の中で作戦の準備も忘れてはいない。ただ海未は弓道の大会であったため、準備その他は絵里が引き受けていた。


 ちなみにこの土日、何故かμ’sの練習はない。理由?それは理事長が学校への入校を禁止したからである。なんでも耐震工事をするとかしないとか…兎に角、学校に入れない以上久々に休みを取ろうと絵里が提案した訳である。






希「……えりち?」


絵里「…あぁ、希。今日はバイト?」


希「そうや。えりちこそ今日はどうしてここ(神田明神)に?練習はないはずやけど…」


絵里「ちょっとアキバに買い物に来たついで。希の顔も見たくて///」


希「なっ…///」


絵里「照れてる」


希「えりちのせいやから!!!」


絵里「ごめんごめん」


希「もう……。もしかして、何か悩みごとでもあるん?ここに来たことと関係があるの?」


絵里「……バレてた?」


希「最初っから顔に出とる」


絵里「希みたいには隠せないかー…」


希「話聞かんよ?」イラッ


絵里「じょ、冗談よ!!」アセアセ





絵里「真面目な話だから」






絵里「希、お願いがあるんだけど――」






[第二章 終わり]






~日曜日~



 『チームsoldier game』作戦決行当日。



~園田家・玄関(日曜日9時)~



海未(昨日は大会で準備を全部絵里にお任せしてしまいましたが、今日は遅刻しないようにしなければ)


海未「では、お母様、行ってまいります。今日は絵里の家に泊まりに行くので帰りが遅くなりますがご心配なく」


海未母「いってらっしゃい、海未さん。お気をつけて」


海未「はい」扉ガチャ




穂乃果「うーみーちゃん!!」



海未「穂乃果ぁ!!?」


ことり「私もいるよ~」


海未「ことり!!?どうしてここに!!?」


穂乃果「いやー、ちょうど買い物に行こうとしたらことりちゃんと会ってね、海未ちゃんも一緒にどうかなーって思って」


海未「えっ!!?これから!?」


ことり「そうだよ」


穂乃果「――あれ?もしかして今日も大会とか?大きな荷物持ってるし」


海未「い、いえ、大会ではありませんよ」


穂乃果「あ、もしかしてこれから遊びに行く予定だった?」


海未「ま、まぁそんなところです」



海未(まずいことに穂乃果とことりに見つかってしまいました。今夜の作戦は極秘。怪しまれないようしなくては…)



海未「えっと…約束の時間までまだ時間はあるので、それまでは三人で買い物に行きましょう」


穂乃果「えっ!約束は大丈夫なの!!?」


海未「約束の時間は午後からですし、断りの連絡を入れるので大丈夫です」アセアセ


ほのこと「イエーイ!」ハイタッチ


穂乃果「じゃあ、早速遊びに行くぞーーー!!」






~絢瀬家・絵里自室(日曜日9時30分)~



海未メール≪穂乃果とことりに見つかってしまいました。怪しまれないために二人と遊んでから向かいます。遅くても15時には必ず伺います 園田海未≫



絵里(海未…)


絵里「ま、まぁ、時間はたっぷりあるし真姫もじきにくるでしょう。作戦会議はどうにかなるとして海未の分の準備もしておこうかしら」



prrrr…..



絵里「あ、メールね」



真姫メール≪凛に捕まってしまったわ。お昼にラーメン食べてから向かうから≫



絵里「………」


絵里「ハラショー……」



絵里「えっ準備、私一人で行わなきゃいけないじゃない!!」ドンドン






亜里沙「お姉ちゃん…?」



絵里「!!何でもないわ///」







~~


本日の作戦の流れ


 ・都内某所の大企業へ盗みに入る泥棒から盗まれたものを取り返すこと

 ・犯人の身柄確保については生死を問わない

 ・予告時間は深夜0時

 ・警察、探偵その他関係者も現場にいるため見つからないようにすること

 ・作戦は秘密裏に行うこと




 ・μ’sの他のメンバーに怪しまれないこと←New



~~








~都内某所 犯行予告現場付近(日曜日23時半)~



絵里「この際だから言っておくけど、18歳未満の夜10時以降の外出云々については、

この物語はフィクションだからスルーしてね!!みんなは条例守るのよっ!」グッ


真姫「…ねぇ、それ誰に向かって言ってるの?」


絵里「あら、重要なことじゃない?メディアが与える影響を鑑みただけよ。

メディアに関わるものとして責任ある行動をしなくちゃ」


真姫「そういうものなのかしら?」


絵里「そういうものよ」


真姫「ふーん。なんでもいいけど、誰かにメディアの与える影響を鑑みる発言をするなら

これから流れを説明したほうがいいんじゃない?海未お願い」


絵里「えっ、私じゃないの?」


真姫「エリーは少し黙っ……見張ってた方がいいんじゃない?」


絵里「確かに。じゃあ海未、説明よろしく」


海未「あっ、それでいいんですか。コホン。では、改めて説明させていただきます。

現在、私たちがいる所が今回泥棒のターゲットである建物のエントランス側です。

ただ、警備員や警察の方が入口付近にいるため私たちは入口から離れている所で待機しています。

さらに私たちは黒スーツを着用しているため闇夜に紛れることが可能です」


絵里「本当は昼間のうちに言っておくべきだったんだけど、二人とも遅れてくるから…」


真姫「わ、悪かったわよ!!」


海未「これが片付いたら三人で何か食べに行きましょうか」


絵里「えぇ。絶対よ?」


海未「そのためにも――成功させましょう」


絵里「えぇ。無事を祈るわ」


真姫「怪我するんじゃないわよ?」


えりうみ「真姫がなおしてくれるんでしょ(う)?」


真姫「あ、当り前でしょ!!もし、何かあったら…

とびきり痛くしてあげるんだから……」


海未「真姫。大丈夫ですよ、無事に終わらせます」


絵里「そうよ、心配しないで」




絵里「じゃあ、始めましょうか」







絵里「チームsoldier game、作戦開始!!!」









~~~~



 ありきたりというべきだろうか。


 絵里・真姫・海未の三人が話し合っていた場所で後ろを振り返れば、

たいていの“怪盗”と呼ばれる人たちが現場を去る際に使う“あれ”が目の前にあった。



絵里「……ねぇ、これって」


海未「ヘリコプターですね」


真姫「ヘリコプターよね」


絵里「……これ使って逃げる気かしら?」





???「そうだ」




まきうみえり「!!!!!????」バッ


海未「あ、貴方は・・・!!」



まきうみえり「統堂英玲奈!!!」



真姫「なんでA-RISEが…!?」


英玲奈「何で、ってここに私たちがいる理由はただ一つだろう?」






英玲奈「私たちが犯人だからだ」






まきうみえり「!!!!!!!!!!!!!????」


英玲奈「ほう、そこまで聞いて動じないとは…

流石μ’sきってのクール3人組か」



真姫「……ねぇ、さっきから気になっていたんだけど、

私“たち”ってことは他の二人もいるってことじゃ?」




英玲奈「正解」ダッ


絵里「あっ!逃げた!!待ちなさい!!」ダッ


真姫「ちょっと!!エリー!!」ダッ


海未「二人とも!!待ってください!!」ダッ







真姫「はぁ……はぁ……何なのよ、アイツ!!

全然……息切れ、してっ……ないじゃない!!

口調だけじゃ……なくて、体も、ロボットな訳!?」


絵里「確かに……なかなか追いつけないし」


海未「そうですね、あれは確かにロボットとしか……

じゃなくて、ちょっと二人とも待って下さい」


真姫「何よ、海未ちゃん。そういえば海未ちゃんも息切れしてないわね」


絵里「どんな鍛え方してるの?」


海未「日頃から鍛えていますから……

ではなく、統堂英玲奈ひとりで現れたこと事態、おかしくないですか?」


絵里「まさか……囮?」


海未「そう考えるのが自然です。先ほどから一定の距離を保ちながら逃げています。

さらにターゲットの建物から離れていっています……!」


英玲奈「今頃気づいたの?お前たちがポンコツって言われるのも頷けるッツ!」


真姫「……何かムカつくわね。

海未ちゃん、エリー、コイツは私に任せて」


絵里「ちょっと、真姫!!ひとりじゃ危ないわよ!!」


真姫「この真姫ちゃんを信じなさいよ!

それに仲間を切り捨てて依頼をこなすことも大事でしょ!!」


絵里「でも……!!」


海未「真姫、私は見捨てたりしません。

真姫だから……真姫だからここをお任せします!!」


絵里「……真姫、私も信じてるわ」


真姫「エリー……。任せない!!二人とも早く!!」


海未「ッツ……!!ご無運を……!」ダッ


絵里「怪我だけはしないで!!」ダッ








英玲奈「――話は終わったか?」


真姫「あら、律儀に待ってくれたの?」くるっ


英玲奈「自分たちで言っていたじゃないか、『統堂英玲奈は囮だって』」


真姫「あ、囮であっていたのね」


英玲奈「それに私の目的はお前たちを別行動せるため。

ここで見失わせては意味がないからな。

上手く“一人”になってくれて助かったよ」


真姫「さっきから話が見えないんだけど?私一人じゃ不満なの?」


英玲奈「いや、むしろ好都合」


真姫「?」


英玲奈「さぁ、鬼ごっこの続きをしましょうか。

でも――これからは鬼が狩る番ッツ!!」ザッシュッツ


真姫「!!!??」


 真姫は次に英玲奈を視界に捉えることが出来たのは、

 自分の腕から血が流れているのを理解してからだった――。







~~




 絵里・海未は真姫と別れ、予告にあった建物前に来た。


絵里「はぁ……はぁ……」


 時計は無情にも12時を過ぎていた。


海未「じ、時間が……!」





???「どうやら英玲奈が追い払っていてくれたみたいね」



 月明かりに照らされたおでこ……もとい、声の主の足元には沢山の警備員や警察関係者が倒れていた。



海未「綺羅、ツバサ……!」


絵里「まさか……もう盗まれたっていうの……?」


ツバサ「えっ……まだです……」目泳ぎ


海未「えっ……まだって……まさか……?」


ツバサ「この人たちを片付けていたら予告時間過ぎたし、

片付け終わったらちょうど貴方たちがくるし……」


えりうみ「……………」


ツバサ「…………」


絵里「間に合った……のかしら?」


ツバサ「間に合ってる、間に合ってる……」



???「仕方無いじゃない。完全にフルハウスだったんだし」



海未「あ!貴方は――」


あんじゅ「優木あんじゅよ」


絵里「ねぇ、あなた。それ、どういう意味???」


あんじゅ「えっ」


海未「さっきの“フルハウス”の意味ですか?

警備の人間が、じゃないですか?」


あんじゅ「……他の台詞を期待したんだけど」汗


ツバサ「ポンコツなのかしら……?」



ツバサ「とにかく、ここで貴方たちをここで倒して、

私たちは目的を果たさしてもらう」


海未「望む所です!絶対にここを守り抜いて、

クライアントの大切なものを取り返してみせます!!」




???「海未ちゃん、目的の物は大丈夫やー」




海未「え?」


絵里「希!!!?」


ツバサ「東條希?!!」


希「やっほー、えりち。18歳未満がこんな時間に出歩いちゃだめやん」


絵里「の、希!?なんでここに!!?」


希「えりち、神田明神さんで言ってたやん。『お願いがあるの。日曜日の夜は絶対に外にでないで』って」


絵里「いやいや、『出ないで』って言ったのに外に出てるじゃないの!!」


希「んー?えりちの声が聞こえた気がしたんよ」


絵里「えっ……///」


希「それは流石に嘘や。本当はえりちの携帯に連絡入れたんだけど繋がらないから、

海未ちゃんと真姫ちゃんの携帯にも連絡入れたら見事に繋がらなくて、

仕方なくカードで占って探しに来ただけや」


絵里「相変らずね……でも、どうしてA-RISEが狙っているものが分かったの?」


希「それもカードや」


ツバあん「カード万能すぎ!!!!」


海未「そこに突っ込んだら負けですよ……」


希「スピリチュアルやね♪」



希「だから海未ちゃん。思いっ切り戦って大丈夫や」


希はバックから弓を取り出し、海未に手渡した。


海未「こ、これは……弓道の……」


希「海未ちゃんにはこれが必要やろ?」ニコッ


海未「で、ですが、これは自宅にあったものです。

一体どうやって―――」


あんじゅ「あーあ、こっちがどんどん不利になってきてる」


ツバサ「今日はヅラかるしかないか…じゃあね、solger gameさん♪」手ヒラヒラ


絵里「っつ!!待ちなさい!!

貴方たちの仲間の統堂英玲奈は真姫が相手をしているわ。

統堂英玲奈を置いて行く気……!?」


ツバサ「まさか」


あんじゅ「英玲奈が負けるわけないもん」


えりうみ「……!」






海未(真姫…!)








~~



真姫「う……ぐっ!」


 苦悶の表情で膝を地につけた。


英玲奈「もう戦う気力も残っていないだろう?」


真姫「ふふ…卑怯じゃない?貴方、本当にロボットなの……

何その隠し武器?一回の女子高生が持ち歩くには物騒よ」


英玲奈「少し痛めつけて時間を稼ぐつもりでいたが…」



英玲奈「悪いが眠ってもらう!!」




???「にゃぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!」




英玲奈「何っ――」ドン…


ズシャァァァァアアアア



凛「真姫ちゃんをいじめるなッツ!!」


真姫「えっ、凛!!?

(すごい勢いで統堂英玲奈が蹴り飛ばされた気がしたけど…)」


花陽「凛ちゃん待ってよ~…」


真姫「花陽!!?」


花陽「真姫ちゃん大丈夫!!?」


凛「うわっ…血が出てるよ!!真姫ちゃん、しんじゃうの…」ポロポロ


真姫「勝手にころさないでよ!!」


花陽「大丈夫だよ、今止血するから」



英玲奈「しかし、何故、星空凛と小泉花陽がここに…?」


凛「希ちゃんが教えてくれたにゃ!!

ここに真姫ちゃんがいるから助けてあげてって」


真姫「えっ、希もいるの!?」


花陽「うん」


英玲奈「くっ…流石に三人相手はキツイ…ここは引く!!」ダッ



凛「待つにゃ!!」ダッ


真姫「待ちなさいよ!!」ダッ


花陽「え、待ってよぉ~~~~~!!!」









~~



 絵里&海未は希とともにツバサ&あんじゅを追って、

再びヘリコプターが置いてあった場所まで戻ってきた。


絵里「今度こそ逃さないわよ……!!」


海未「そうです!統堂英玲奈が戻ってきていない今、

貴方がただけで逃げる訳がありません!!」



英玲奈「――それはどうかな?」


絵里「!!?もう戻ってきたの!!?」


英玲奈「ツバサ、済まない。邪魔が入った」


ツバサ「英玲奈が無事でよかった」


海未「真姫は!!真姫はどうしたのですか……!!」


英玲奈「さぁ、どうだろうな?」


海未「貴様……」ギリッ





真姫「海未ちゃん!私ならここよ!!」


凛「凛たちもいるにゃ!」


花陽「私も!」


海未「凛!!花陽!!真姫、どうしたのですかその怪我は――!!?」


真姫「そこのロボットにやられたのよ…」


海未「でも、無事でなによりです……」


真姫「う、信用しなさいって言ったじゃない////」


凛「あー!真姫ちゃん照れてる~~!!」


真姫「凛、うるさい!」パンッ


凛「痛いにゃ!」




絵里「コントはいいから!!A-RISEの三人がヘリに乗り込んじゃったわよ!!」





ツバサ「アデュー」エンジンon


ブォォォォォォォォォォォ


あんじゅ「次はラブライブで会いましよ」






エンジン『 』




ツバあん英「??????」


まきうみえり「??????」




???「全く、私たちを忘れんじゃないわよ」



英玲奈「矢澤にこ…!!?」



にこ「にっこにっこにー♪

にこにーが、ちょーっとばかりエンジンに細工したにこっ♪」


ことり「流石、にこちゃんだよね♪」


海未「ことり!?ってことは――」





穂乃果「ツバサさん、覚悟はできていますか?」竹刀構え




 いつの間にか穂乃果がヘリの上に立っていた。




ツバサ「………フッ」



ツバサ「残念ながら完敗ね……。まさかヘリに細工できる人が居たなんて。

それに何よりμ’s全員が揃うとは思っていなかったわ」






~~








~部室(月曜日 放課後)~



穂乃果「いや~~、それにしても昨日の夜はびっくりしたよ。

まさか海未ちゃんたちが戦っているなんてさ!」


絵里「私たちもびっくりよ!まさか、全員揃うなんて」


希「それはウチからもう一度、補足させてな。

外でるな、言われたら出たくなるのは当たり前やん?

だから真偽を確かめるためにえりちの携帯に連絡したんやけど」


海未「繋がらなかった。だから新曲を作ると凛に言っていたので、

真姫か私なら絵里が電話にでない理由を知っていると思ったのですね。

一緒にいる可能性も含めて」


希「そうや。だから亜里沙ちゃんにも連絡したら外に出てる言われてな、

真姫ちゃん、海未ちゃんの行方もみんなに聞いたら

それぞれが出掛けるって言ってたって言うからカードで占ったんよ」


真姫「それでみんなを連れてきたわけね」カミノケクルクル


海未「希、私からも一つ。どうやって私の家から弓を持ってきたのですか?」


希「みんなの想像通りやで?穂乃果ちゃんたちに頼んだだけや」


海未「なるほど。

理由はどうであれ、結果的に助かりました」


穂乃果「にしても海未ちゃん水くさいよ~~。もっと頼ってよ」ギュッ


海未「はい…でも、穂乃果とことりを危険な目に会わせたくなかったんです」


ことり「海未ちゃんが守ってくれるのも嬉しいけど、

頼ってくれたほうがもっと嬉しいんだよ」ギュッ


海未「穂乃果……ことり……」


希「海未ちゃんもだけど、えりち。もっとウチのこと頼ってくれていいんよ?

えりちは一人で抱えすぎなんだから……」ギュ


絵里「ごめんなさい、希……。これからもっと頼るようにするわ」


穂乃果「そうだよ!!みんなもっと頼ってよ!私たちμ'sの仲間じゃん!」


海未「そうですね…絵里」


真姫「エリー」


絵里「そうね、今度からはみんなを頼るわ」







~~



 真姫・海未・絵里の三人は昨夜、A-RISEから取り返した理事ちょ……

クライアントの大切なものを理事長室に返しに行った。


理事長「作戦成功お疲れ様でした」


絵里「いえ、μ'sのみんなにバレてしまったので成功とは言い難いですけど」


理事長「教育者としては、仲間の大切さに気づけたのなら成功だとは思います」


絵里「理事長……」


理事長「ですが深夜外出については、いい訳を聞きましょうか」ニコッ


まきうみえり「えっ」




 この後、こってり絞られたことはまた別の話。


 いくらフィクションとはいえ、条例は守ろうと心に決めた三人であった。







~~




凛「それにしても、にこちゃんがヘリまで細工できたことがビックリだにゃ」


穂乃果「私も思った!!にこちゃんすごすぎ」


にこ「にこに出来ないことなんてないわよ!

今時のアイドルとして当り前じゃない!!」


花陽「エンジン弄れるアイドルってどんなアイドルなのォ!?」




おわり


後書き

これにて完結です。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
厨二ストーリーは楽しいですね。

また近いうちに新作(ラブライブss)をあげたいと考えているので、是非次もお付き合い宜しくお願いします。
また、コメントや応援、評価ありがとうございます。励みになっております。
みなさんのような素晴らしい文章は書けませんが、自分なりに書き上げて行きたいと思っています。


このSSへの評価

3件評価されています


SS好きの名無しさんから
2017-03-30 11:52:45

SS好きの名無しさんから
2015-03-27 08:56:20

SS好きの名無しさんから
2015-03-24 10:34:07

このSSへの応援

6件応援されています


わいんさんから
2015-03-26 11:59:28

SS好きの名無しさんから
2015-03-24 10:33:54

SS好きの名無しさんから
2015-03-16 23:21:30

Masaharu Ohnoさんから
2015-03-10 21:05:09

xxxvさんから
2015-03-09 20:02:39

ギョタンさんから
2015-03-09 19:16:28

このSSへのコメント

3件コメントされています

1: ギョタン 2015-03-16 21:05:53 ID: y_s37wiY

こういった雰囲気の作品好きです!
これからも更新期待してます!

2: SS好きの名無しさん 2015-03-24 10:34:14 ID: 1koG4cXk

3: SS好きの名無しさん 2017-03-30 11:57:15 ID: 32GigsDl

ラブライブ!ならではのドタバタアクション、面白かったです‼️
今度は謎の録音テープから指令が届いたりするかもしれませんね(「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは更なるヘタレの烙印を押されたとしても、当局は一切関知しないからそのつもりで。尚、この録音テープはあと5秒で消滅する。成功を祈る」)


このSSへのオススメ

2件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2015-03-18 20:02:05 ID: Um9ZZpus

きたい☆彡

2: SS好きの名無しさん 2015-04-02 17:28:45 ID: _cCMuHkJ

期待!!


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