大井「丁度0時を回ったところです、提督。夜更け、ですね」 提督「うん、今日はよろしくな」
初登校なのでお手柔らかにお願いします。
大井「丁度0時を回ったところです、提督。夜更け、ですね」
提督「うん、今日はよろしくな」
今日の秘書官は大井だ。高い雷装値で艦隊を長い間支えてくれている。
大井は初めこそそっけなくしていたものの、最近は柔らかくなってきた気がする。
大井「提督、手伝います」
提督「お、ありがとう」
いつも通りの書類仕事を、大井とこなす。
※
大井「現在時刻、マルヒトマルマル」
提督「そんなに硬く言わなくてもいいんだぞ?緊張してるのか?」
大井「え?硬い、ですか?そ、そうですか…」
提督「ああ、もっと力を抜いていい」
大井「そうですか…」
※
大井「現在時……あ、いえ。マルフタマルマルです♪ 提督、こんな感じならどうですか?」
提督「いいな、それ」
大井「そうですか♪なら良かった!」
※
大井「マルサンマルマル」
大井(緊張してて硬くなってたなんて言えない…)
提督「ん、なんか言ったか?」
大井「いえっ、マルサンマルマル、です!」
※
大井「マルヨン、マルマルです…提督? 」
提督「…」グーグー
大井「提督ー? 寝たのかしら…しょうがない人ね」
大井「毛布をっと…」バサッ
大井「これでよし」
※
大井「マルゴーマルマル。さて、朝ご飯でも作りに行きますか」
大井「提督はまだ寝てますし…」
※
大井「マルロクマルマル。あら、北上さん」
北上「あ、大井っち、ちーっす。提督はかっこよかった?」ニヤニヤ
大井「ちょっと、やめてくださいよぉ!」
北上「まあ、包丁持ってることから察するに…」
北上「提督に朝ご飯作って上げようとしてるんでしょー」
大井「は、はい…」
北上「ふふふ、頑張ってね、大井っち」
大井「はいっ、北上さん!」
※
大井「マルナナマルマル…さて、朝ごはんの支度しなきゃ。えっと、お味噌汁の具は、今日はお麩にしようかな…」
大井「提督に気に入ってもらえるといいなぁ…」
※
大井「マルハチマルマル、提督、起きてください」
提督「…」グーグー
大井「仕方ないわね…」
大井「すぅー…」
大井「あっ!フリーザ様!」
提督「なにっ!?」ガバッ
提督「あれ…大井…どうしたの」
大井「…やっと起きましたか」
提督「あ、寝ちゃったのか…」
大井「…まあいいです、朝ご飯、ありますよ」
提督「え、作ってくれたのか?」
大井「そうですけど、何か?」
提督「あ、ありがとう」
大井「は、はいっ」
提督「じゃあ、いただきます」
※
大井「マルキュウマルマル。 朝ご飯、どうでしたか?」
提督「うん、おいしかったよ、ご馳走さま」
大井「ありがとうございます、こっちも嬉しいです」
提督「料理が上手い人はいいなぁ」
大井「提督は料理しないんですか?」
提督「基本的には食堂だしなぁ…」
大井「ダメですよ、少しは料理できないと」
提督「やっぱりそうだよなぁ…大井、今度教えてくれないか?」
大井「えっ!私ですか!」
提督「嫌か?」
大井「いえいえ!全くそんなことないです!ぜひぜひ!」
提督「じゃあ、頼むよ」
大井「はいっ♪」
※
大井「ヒトマルマルマル。提督、ただいま」
提督「おう、大井。どこ行ってたんだ?」
大井「どこに行っていたかって? …ちょっと、北上さんのところに…」
提督「そうか、お前らはほんとに仲がいいな」
大井「そうですね…喧嘩もしたことないです」
提督「兄姉はいいなぁ…」
大井「提督は兄姉いなかったんですか?」
提督「いなかったなぁ…どんな感じ何だろう?」
大井「そうですね…私と北上さんは姉妹…というより…友達に近いとこもありますからね…」
提督「そうか?」
大井「どっちかって言うと球磨姉さんの方が姉妹って感じですかね」
提督「そうなのか?」
大井「まあ、そうですかね」
提督「ふーん、いろいろあるんだな」
※
大井「ヒトヒトマルマル。あの…提督?何でそんなに頭を抱えているのですか?」
提督「また…ラスボスにやられた…」
大井「練度が足りなかったのですか?」
提督「違うな…くるくるするボスだ…」
大井「何でしょうそれ…」
※
大井「ヒトフタマルマルです。丁度お昼ですね」
提督「そうだな、今日はどうしようかな…」
大井「私、お昼作りましょうか」
提督「また、作ってくれるのか?なんか悪いな」
大井「大丈夫です。料理は結構好きなんです」
提督「わかった、よろしくな」
※
大井「ヒトサンマルマル。さぁ、召し上がってください」
提督「ありがとう、オムライスか」
大井「ケチャップで何か書いてあげましょうか?」
提督「なんかどっかの喫茶みたいだなぁ…うーーーーん、迷う…」
大井「そんなに考えなくても…」
提督「じゃあ、『by大井』とかで」
大井「分かりました」
提督「なんか変ですまんな」
大井「いいんですよ」ニュルル
※
大井「ヒトヨンマルマルです。提督、どうでしたか?」
提督「めっちゃ美味しかった、ありがと」
大井「そうですか♪なら良かった」
※
大井「ヒトゴーマルマル。そろそろ真面目に作戦を遂行しないといけませんね」
提督「そうだな、そろそろやらないとな」
大井「しっかりやりましょう!」
※
大井「ヒトロクマルマル。えっと…遠征と任務、あと、出撃艦隊は、提督、どうしましょうか?」
提督「いつもの娘たちでいいよ」
大井「分かりました」
※
大井「ヒトナナマルマルです。あらやだ、もうすぐ夕食の時間ですね。私、ちょっと夕食の仕込み、してきますね」
提督「悪いな、3食作ってもらって」
大井「いいんですよ、こっちも楽しいですから、料理」
※
大井「ヒトキュウマルマル。さて、後はこれを入れてっと…提督、喜んでくれるかなぁ…」
北上「お、大井っち、結局3食作ってあげちゃったねぇ」
大井「き、北上さん!?」
北上「いやー、大井っち、すっかり提督の奥さんだねぇ」
大井「北上さん、なに言ってるんですかぁ!」
北上「ふっふっふー、北上様にはすべてお見通しなのです」
大井「北上さんにはかなわないわね…」
北上「もうさ、提督に気持ち伝えちゃえば?」
大井「な…そ、そんな、まだ早いですよ!」
北上「そんなことないでしょー、大井っち私より提督との付き合い長いじゃん」
大井「それはそうですけど…」
北上「やってみなって、絶対大井っちならできるよ!」
大井「北上さん…私…」
北上「大丈夫、大井っちは私の妹だから」
大井「北上…さん」
北上「いやー、一回こういうこと言ってみたかったんだよねー」
大井「台無しですよ」
北上「うそうそ、冗談冗談」
大井「もうどれが冗談なのかわかんないですよ…」
北上「ふふふっ、大井っちはやっぱり可愛いなあ」
北上「その可愛さなら、絶対いけるって!」
大井「北上さん…私、やってみます!」
北上「うし!いってらっしゃい!」
大井「はいっ!重雷装艦、大井出撃します!」
※
大井「フタマルマルマル。提督、カレーどうですか?」
提督「美味しいよ、ありがとう」
大井「よかった、嬉しいです」
提督「大井、今度料理教えること、忘れるなよ」
大井「分かってます!」
提督「でも、自分で作れるようになっても、大井に頼んじゃいのうだなぁ、絶対大井の方が美味しいだろうし…」
大井「そ、そうですか?」
提督「なんなら、ずっと料理を…なんて言ってな」
大井「そ、それってつまり…」
提督「冗談さ、そんなに負担はかけられないしな」
大井「そう…ですね」
※
大井「現在時刻、フタヒトマルマル。さ、洗い物もして、火の周りもオッケー、と。今日も疲れましたね、提督。ふぅ…。」
提督「ああ、疲れたなぁ…」
大井「お疲れ様でした、提督」
提督「大井こそ、お疲れだったな」
大井「ありがとうございます」
提督「今日は空が綺麗だな…」
大井「そうですね…」
※
大井「フタフタマルマル」
大井(い、言わなきゃ…今日言わないと…!)
大井「て、提督」
提督「ん、どうした?」
大井「ちょっと…外出ませんか?ほ、星を見に」
提督「お、いいな」
※
大井「綺麗ですねぇ…」
提督「ああ、綺麗だな…」
大井「て、提督、手を…つないでもいいですか」
提督「ん、いいけど…」ギュッ
大井「…!ありがとうございます…」
提督「あ、暖かいな、大井の手」
大井「て、提督の手…大きいです…」
提督「そうか?」
大井「包み込まれる感じ…」
提督「あー、いつまでこんなゆっくり過ごせるんだろうな…」
大井「どうゆうことですか?」
提督「分からないだろ?明日突然深海棲艦が攻め込んでくるかもしれないし」
大井「…!そんなこと」
提督「仮定の話さ」
提督「でも、だからこそ、今この時を大切にしないとな」
大井「…はい…そうですね」
※
大井「フタサンマルマル。もうこんな時間…」
提督「ああ、そろそろ戻るか…」
大井「待ってください」
提督「ん?どうした?」
大井「て、提督さんは…好きな人とかいるんですか?」
提督「うん?どうしてそんなことを?」
大井「…私は…います」
提督「そうか、気持ちは伝えたのか?」
大井「まだです」
提督「そうか…いつか伝えられるといいな」
大井「大丈夫です、もう伝える覚悟はできました」
提督「そうか、じゃあ明日とかにでも?」
大井「いいえ、今、伝えます」
提督「そ、それは…つまり…」
大井「提督…あなたのことが…好きです、ずっと、隣にいても…いいですか?」
大井編艦
キャラ崩壊クレイジーサイコレズ姉さんきらい、あくまで北上likeな提督love大井っちすき。
>1さん
それなです(天下無双
くるくるするボスすこ
あと>1さんの気持ちがすごくわかる