銀さんが鎮守府に着任しました!?その肆
艦これ×銀魂のコラボSSです!
銀さんが鎮守府に着任しました!?その参の続きです
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どうか暖かい目で見てください!
ーあらすじー
元師の依頼で提督をすることになった銀時、国の海を守っているのが少女だと知らず驚く。更に驚いたことに憲兵として真選組のマヨラーとドSが派遣された。そして、謎の組織に目をつけれられた銀時、果たしてどうなっていくのか?
???「……く…………わた……の……なまえは……よ」
これは…………夢?
???「……大丈……!?だれ…………や……たの…?」
全然…………思い出せない……
……………………
……………………あなたは誰?
???「…………」スタスタ
!!待って!
???「…………」スタスタ
……何で追いつけないの…
???「…………」スタスタ
待って……
???「…………」スタスタ
…………かな…で
???「…………」スタスタ
……………………
………………
……………
…………
……
…………おいていかないで
カンカン
???B「 …………」パチ
毎朝、目がさめるといつもの場所、そして自分がどのような存在でどうしてここにいるのか思い出す少女
*ここから???B ➡少女に代わります
少女「………………」
なんだったのだろうかあの夢は…………
そう疑問を感じた時に部屋のドアが開く音がした
???A 「5分で支度しろ…」
少女「…………」コクリ
少女は無言でうなずく
???A「…………用はそれだけだ」
と言って男はドアを激しくしめた
少女「……………」
小汚ない部屋には少女がポツンと一人、しばらくの静寂が流れた
少女「………………」スク
少女は立ち上がり髪を結んで支度が終わり部屋を後にした。部屋を出た頃には先ほどの疑問もすっかりなくなっていた
鎮守府 執務室
銀時「あちー」グッタリ
鎮守府に唯一ある扇風機を独占している男が一人、いや……
漣「うひゃー涼しいわー」
電「ワレーワレーハー」アワワ
五月雨「ウチュウジンダー」アワワ
吹雪「生き返るー」
叢雲「まったくだらしないわね」
既に独占されていた
銀時「…何してんのオメーら?」
叢雲「何ってあんた見たら分かるでしょ?」
吹雪「涼みにですけど…」
漣「こんなにアチいと嫌になりますね」( ´Д`)
五月雨「ワレーワレーハー」アワワ
電「ウチュウジンダー」アワワ
銀時「帰れ!これは俺のもんだ!」グイ
無理矢理扇風機を取り返す
吹雪「ちょ、ちょっと待ってくださいもう少しだけ…もう少しだけですから」グイ
すぐに扇風機が取り返された
銀時「このっ!返しやがれ」
再び取り返した銀時
漣「か弱い少女が暑くて困ってるんですよ?これぐらいいいじゃないですか!」
またまた扇風機がとられた
銀時「大丈夫、オメーらだったらこんな暑くてもやっていけるはずだ!だからこれは…俺が!」ガシ
扇風機を返そうとしたら
電「ワレワレーハー」ガシ
五月雨「ウチュウジンダー」ガシ
扇風機を掴まれ離してくれない
銀時「このっ!離しやがれ!」グググ
更に力を入れて扇風機を奪い取ろうとする
しかし
五月雨「ワレワレーハー」グググ
電「ウチュウジンダー」グググ
抵抗してくる二人
銀時「いい加減…離しやがれー!」グググ
フルパワーで取り返えそうとする銀時
電「ワレワレーハー」グググ
五月雨「ウチュウジンダー」グググ
銀時「さっきからそれしか言わねえな!」グググ
全然離さない二人
叢雲「ちょ、ちょっとそのままだと…」
バキッ
手遅れだった
扇風機の頭は五月雨、電に
胴体は銀時が持つような形になった
扇風機「……」ピクピク
銀時「……」
五月雨「あれ私達…」
電「何をしてたのです…?」
銀時は膝を落とし
銀時「扇風機ぃぃぃぃぃぃ!!」
扇風機「……」ピクピク
鎮守府 工厰
明石「うーん」ガチャガチャ
銀時「すまねえな…治りそうか?」
明石には事情を説明して直してもらっている
明石「はい…これをこうして……よし!直りました!!」
扇風機「よう!待たせたな!」
銀時「おおー!早速動かしていいか?」
明石「はい!少し改造して風速を上げてみました」
銀時「気がきくじゃねえか!じゃあ早速」ポチ
ボン
扇風機が爆発した。
それはもうバラバラに…
銀時「……」アフロヘアー モクモク
爆発により銀時の天パがアフロヘアーに変わってしまった
銀時「……明石?」
明石「え、えっと…あ、あはは」
銀時「……」
明石「……てへぺろ」(* >ω<)
銀時「かわいいからって許されると思うなよこら」ガシ
銀時のアイアンクローが炸裂
明石「い、いたた!ごめんなさいごめんなさい」
明石は逃げるを発動。しかし逃げれなかった
明石「ちょっと誰かー助けてー」
その時だった
やめてくれ!
コツン
銀時「ん?」
銀時はアイアンクローをやめ、背中に当たった物を拾った
銀時「これは…ネジ。でも誰が……」
扇風機「……俺だよ」ハアハア
銀時「……扇風機!?」
扇風機「明石さんは…何も悪くねえ……耐えれなかった俺の責任だ…」ハアハア
明石「……扇風機さん」
扇風機「俺はもうここまでだが…次来た扇風機は大事に使って…くれよな……?」
銀時「……ああ」
扇風機「あんたたちといた時間楽しかったぜ?…最後にこれだけは言わせてくれ……」
扇風機「……止まるんじゃあ…ねえぞ……」
銀時、明石「扇風機ぃぃぃぃぃぃ」
キボウノハナー
銀時「……」パチ
知らない天井だ
大淀「目醒めましたか?二人とも工厰で熱中症になって倒れたんですよ?」
どうやら医務室らしい
銀時「そうだったのか…明石は?」
大淀「明石も大丈夫ですもう少ししたら目がさめると思います」
銀時「迷惑かけちまったな…」
大淀「いえいえ、ごれぐらい対したことではありませんから」ニコ
大淀「でも扇風機がバラバラになってたのですが……何かあったんですか?」
銀時「ま、まぁ、ちょっとな…」
大淀「?」クビカシゲ
だとしたらあの会話は夢か…それとも……
まあ、いっか
銀時はポケットに入っていたネジを握りしめ、
窓から見える海を眺めながらそう思ったのだった
明石「も、もう食べれましぇーん」zzzz
鎮守府外 歌舞伎町
銀時「アチいなーおい…」ダラダラ
それもそのはず今日は今年最高気温らしい
明石「な、何で私も買い物に付き合わないといけないんですか?」ダラダラ
銀時「仕方ねえだろ、扇風機にとどめをさしたのはオメーなんだから」
明石「ぐっ!それはそうですけど……」
昨日扇風機が壊れ、あまりの暑さに堪えれなくなり明石と一緒に買い物に来たのだ
明石「やる気が起きなーい」グッタリ
買い物が終わり近くの公園で日陰になっているベンチに座り休んでいた
銀時「っち!ほらこれでアイスでも買ってこい」
銀時は財布からお金を取りだし明石に渡す
明石「い、いいんですか?」
銀時「……買い物手伝ってくれた礼だ」
明石「で、でも」
銀時「人の親切は受けとっとけ」
明石「分かりました…買ってくるので少し待っててください!」タッタッタ
走りながら手を振ってくる明石に対し、銀時も手を振った
銀時「……俺の分も買って貰えば良かった」
ガサガサ
銀時「ん?」
ベンチの後ろから物音がし振り返る
どうやら茂みから音がした
銀時「なんだ?」
銀時は気になり茂みを掻き分けて覗いてみると
少女「……」ジー
猫「……ニャー」ジー
少女と猫がお互い見つめあいながら触れそうな距離にいた
少女「……ニャー」
猫「……ニャー」
少女は手を伸ばすが、後一歩の所で手が止まった
少女「……」
少女はとても悲しい顔をしていた
その表情は幼い少女がするような顔ではなかった
銀時「……」
銀時はその表情に堪えれなくなり茂みから出てきた
少女「はっ!」
少女は気づき銀時を見る
銀時「……」スタスタ
少女「……っつ!」
少女は銀時を警戒するしかし銀時は少女に近づく
少女「な、何ですか?」
銀時「……」グイ
少女「えっ?……」
銀時は少女の手を握り、猫に触らさせようとする
少女「だ、だめ!」
少女が止める前にはもう手は猫に触れていた
少女「あれ?なんで」
銀時「ん?アレルギーだったか?」
少女「い、いえ?そうではなく…」
銀時「?」
少女「…手を離してください」
銀時「おっと」ササッ
銀時はすぐに少女に手を離す
少女「……」ジー
銀時「すまん、すまん」
少女「…なぜこのような真似を?」
銀時「嬢ちゃんがなかなか触らなかったから、痺れ切らして手伝ったんだよ」
言えない。あんな表情されたら見捨てることなんて出来ないなんて…
少女「そうですか…」ナデナデ
少女はそういって猫を触る
さっきほどまでの悲しい表情を見せた少女だと思えないほどとても優しい顔をしていた
猫「ニャー」
少女「ニャー」
銀時「……ふっ」
思わず笑ってしまう
少女「はっ……くっ!」///
少女は猫に夢中で銀時がいることを忘れていた
少女はこちらでも分かるぐらい真っ赤な顔をしていた
明石「お待たせしましたーって銀さーん?」
どうやら明石が帰って来たらしい
銀時「おっと、連れが帰って来たから俺は帰るお嬢ちゃんも早く帰れよ?じゃあなー」フリフリ
少女「…待ってください」
銀時「ん?」
少女「……ぬい」
銀時「ぬい?」
少女「私はお嬢ちゃんって名前ではありません不知火という立派な名前があります」
銀時「そうか…そしたら不知火じゃあな」
不知火「ええ…」
そしてその場を後にした
不知火「……」ナデナデ
明石「銀さーんおーい!迷子かな?」
銀時「誰が迷子だ誰が」ゴン
明石「つ~!痛いじゃないですか!パワハラで訴えますよ?」
銀時「それだったら俺は扇風機による殺人未遂でオメーを訴えてやる」
明石「きゃー、犯される~」
銀時「なっ!」
明石「先手必勝です、誰か~」
銀時「この野郎しゃれに…「ガチャン」
銀時「ん?」
手錠「…」ヤァ
銀時「……」
沖田「まさかこんな時にいるなんて、だんな~、ダメですぜー?未成年に手出しちゃー?」
銀時「オメー何しに?」
沖田「いやー今日はバカ!いえ、アホ!いえ…あっ!土方さんに買い物頼まれましてそしたらだんなと会ったんすよ」
明石「…せめて名前は覚えてあげましょう」
銀時「いやだなー俺がそんなことするわけねえだろ?」
沖田「人は見かけによりませんし…」
銀時「……早く手錠を離してくれよ、な?」
沖田「…分かりやした」
鍵を取りだし手錠を外そうとした時、事件が起きた
沖田「ウワーテガスベッチマイヤシター(棒読み)」
明石「えっ?」ガチャン
手錠「……」ヨロシク
銀時の右手に手錠がかかりもう片方の手錠は明石の左手に掛かってしまう状態になった
銀時「沖田くーん?」
沖田「サラニテガスベッチマイヤシター(棒読み)」
鍵を全力投球で遥か彼方に投げた
銀時「沖田くーん!!??」
沖田「ソウイヤ、ヨウジヲオモイダシヤシタ。ソレジャア(棒読み)」タタタ
そう言って走り去ろうとした
明石「待ってください!なぜこんなことを?」
沖田「……」ピタ
沖田は足を止め、振り返りこう言った
沖田「だってこっちの方が……」
沖田「面白そうじゃないですか?」ニタ~
うわーさすがドS沖田容赦ねえー
沖田「…じゃあ!」スタスタ
銀時「ちょっと沖田くん?嘘だよね?そうだよね?お願い帰ってくれませんか?300円あげるからー!」
もう沖田の姿は見えなかった
銀時、明石「……」
銀時「……帰るか」
明石「……はい」
そして二人はトボトボ自分達の鎮守府へ帰るのだった
とある建物
???A「帰ってきたか…」
不知火「……はい」
???A「どうだった?奴は?」
不知火「はい、全く提督なのかというぐらい覇気を感じられませんでした」
???A「……奴は昔にあった攘夷戦争ではかなりの有名人だった」
不知火「そうなのですか?本当にあの人が…?」
???A 「ああだがそれはもう昔の話だ…なぜ今提督をしているのか分からんが今はどうでもいい……」
不知火「……それでいつ実行するのですか?」
???A 「…今夜だ今夜実行する」
不知火「……」
???A「…返事は?」
不知火「分かりました」
???A「あと、もう1つ…今回は助っ人を呼んでいる」
手を叩いた、するとしばらくしてから二人の少女が現れた
不知火「っつ!これは!」
???A「気づいたか、お前と同じ兵器だ、そして……同じ実験体だ」ニヤ
不知火「この子達も……」
私と同じ実験体、そう……
【偽者】か……
???A 「今回は念には念と思ってな…」
不知火「……」
少女A 「……」
少女B 「……」
???A 「作戦開始は0200とする…準備に取りかかれ」
すると男は立ち去った
不知火(仕方ありません命令なのですから…私達は兵器。そう…兵器なのだから)
不知火は何時間前に銀時と会ったことを思い出す
不知火「…っつ!」
あの人のおかげで猫を触ることができた、猫があんなに気持ちいいものだと初めて知った
不知火「せめて…」
不知火「せめて楽に……」
…………………………
………………
…………
……
死なせてあげましょう
鎮守府 正面入口 憲兵屯所
銀時「ってなことがあったんだが…」
土方「ふー、腐れ天パはまだしも鎮守府の人にも迷惑かけやがって帰ってきたらただじゃおかねえ」
明石「わ、私は大丈夫ですから…」///プシュー
なぜ明石が照れているのかと言うと…
それは帰りの出来事だった
銀時「どうやってバイク乗るか…」
実は扇風機を買いに来る際明石を乗せてバイクで来たのだ
明石「えっ?普通に乗れば…」
銀時「…今の状況をみろ」
明石「あっ……」
銀時の右手には手錠がかかり、明石の左手にも手錠が掛かっている状態だ
銀時「このままオメーさんが後ろに乗ったらどうなる?」
明石「えっと…銀さんの右手が背中にいってしまい、ハンドルが握れません…ね」
銀時「そういうこと」
明石「だったら私が運転を……って免許持ってないんだった」
銀時「……」
明石「ど、どうしましょう」アタフタ
方法はないこともないが…
いい歳の女の子にこんなことしても大丈夫か?
銀さん本当に捕まっちゃうかも…
銀時「明石俺に考えがある」
明石「そ、それは本当ですか?」キラキラ
……早く帰ってやんねえとあいつらが心配するしな
銀時「名付けて…プランAだ!」カッ
明石「プランA?」
銀時「説明するとだな…」
プランA:抱きしめた状態での運転
互いの胸と胸を密着されることに運転が可能になる
デメリット:明石の左手に多少負担が掛かってしまう
銀時「…ってな訳だ」
明石「ほ、他にはないんですか?」///
銀時「な、ないこともないが…」
明石「もったいぶらないで早く教えてください!」
銀時「……プランB」
明石「プ、プランB」ゴクリ(゚A゚;)
説明しよう!
プランBとは
プランB:お姫様抱っこした状態での運転
明石の頭を銀時の右手が明石の両足を銀時の左手が支えて運転する。第三者からみればお姫様抱っこしてるようにしか見えない
デメリット:銀時の両手に負担が掛かってしまう
銀時「……ってな感じだ」
明石「……」ブルプル
さすがに嫌だよな…
こんなおっさんなんかと…
……なんか自分で言っておきながら少しへこむな、うん…
銀時「他の方法を「Bで」
銀時「……はい?」
明石「だ、だからプランB でお願いします…」///
銀時「……マジか」
結局帰りはプランB もといお姫様抱っこで帰った。もちろん周囲の人からは
おっさん「若いっていいなー」ウンウン
子ども「ママあれなにー?」ユビサシ
ママ「見ちゃいけません」メカクシ
など痛い目線を向けられるが無視だ無視!
今気にしたら負けだ!
銀時「……」ブーン
明石(下から見る銀さんの顔カッコいいなーやっぱりAすれば良かったかな…)///ジー
熱い目線を感じるが気のせいだ!
男なんて単純だ!
ちょっと話しかけられただけでこいつ俺に気があるんじゃね?ってぐらい単純な生き物だ
銀さんは騙されないぞ!
明石「……」///ジー
銀時「……」ブーン
騙されねえからな!?
そして今に至る
銀時「明石も今日は悪かったな、まさかこんなことになるとは思っていなかったからよー」ポリポリ
明石「い、いえとてもいい思いを……じゃなくて!気にしていませんから!」///
銀時「……そうか」
明石「そ、そ、そ、それじゃあ私はこのへんで!」///ダッ
ものすごい勢いで工厰の向かっていった
銀時「……」
沖田「いやーいいもの見せていただきやしたよだんな~「ガチャン」
沖田「ん?」
手錠「……」オカエリ
銀時「覚悟は出来てるんだろうな?…俺は出来ている!」ポキポキ(;´゚д゚)ゞ
沖田「ちょ、ちょっとほんの遊び心ですって」
銀時「…言いたいことはそれだけか?」ポキポキ
沖田「土方さん助けてくだ「ポンポン」
土方「……総悟諦めろ」ニター
沖田「……」
銀時「観念せえやー」(#゚Д゚)オラー
沖田「いや、ちょ、うわーーー」
土方「…俺は何も見ていないし聞いていない」
沖田「土方ぁぁぁぁぁ!!!」
一時間後
大淀「……何があったんですか?」
大淀も買い物から帰ってきた
鎮守府に入ろうと正門にきたら…
沖田「……」チーン
沖田が吊るされていた
土方「ん?なんのことだ?」
大淀「ですからあれは…」
土方「あー…気にすんなあいつがしたくてしてるだけだから」
大淀「えっ?でも白目向いて気絶してますよ!?」
土方「あぁ白目向いて気絶したいって言ってたからなーあいつ」
大淀「それに泡吹いてるような…」
土方「あぁ…蟹の真似がしたいって言ってたからなあいつ」
大淀「そ、そうですか」
土方「だから気にしなくて大丈夫ですよ」
大淀「ひ、土方さんがそういうなら」
多少強引に納得させ、大淀を鎮守府にいれた
土方「ふー、タバコ飼ってこねえとな」
沖田「……」チーン
鎮守府 寝室
銀時「うぅートイレ」ガチャ
今日は色々あり早めに寝ていた銀時
トイレがしたくなり起きてしまった
銀時「だいたいトイレが遠すぎるんだよ」
この鎮守府はトイレがひとつしかなく寝室から遠い
銀時「こりゃあどうにかしねえとな、たどり着く頃には漏れちまう」
と文句を言いながら進んでいると
ガサガサ
銀時「な、なんだ?」ビク
シーン
銀時「……」
一瞬にして目が覚める
銀時(さっきまで寝ぼけてたから何も感じなかったけど……夜の鎮守府めっちゃ怖い!)((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
銀時「へ、平気だし?全然びびってねえし?」
自分にそう言い聞かせ目的のトイレに向かう
ガサガサ
銀時「……」ビク
トイレに近づくにつれ音がだんだん大きくなる
銀時「う、嘘だろ?」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
銀時「き、きっと夢だ夢」スタスタ
スタスタ
気にしない気にしない
銀時「……」スタスタ
スタスタ
気にしない…
銀時「……」タッタッタ
タッタッタ
…気にしない
銀時「……」タタタ
タタタ
…………
銀時「……」ドドド
ドドド
気にするわ!めっちゃ追いかけられてるじゃん!めっちゃ足音聞こえるじゃん!
銀時「……」ドドド
銀時は走った。トイレの為に……そして謎の足音から逃げるために
数分後
銀時「はぁーはぁーはぁー」
何とかトイレの前にたどり着いた銀時
いつのまにか足音も消えていた
銀時「何とか撒いたな…」
ポンポン
銀時「ん?」クル
???「はぁ、はぁ、はぁやっと追いついた」
貞子のような女の子が立っていた
銀時「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
???「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
ん?この声どっかで聞いたことあるような…
銀時「……叢雲か?」
叢雲「そ、そうよ。急に大声出してびっくりするじゃない!あんた何しにきたの?」
銀時「トイレだけど…ってそういう叢雲こそ何しにきたんだ?」
叢雲「うっ、それは……」
時間は少し戻る
叢雲「はぁー、こんな時間にトイレ行くなんて最悪だわ」スタスタ
叢雲「コーヒー飲みすぎたようね…今度から夜の時あまり飲まないようにしようかしら」
ガサガサ
叢雲「な、何の音?」ビク
ガサガサ
叢雲「も、もうただでさえ夜の鎮守府怖いのに…」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ウ,ウソダロ?
叢雲「こ、この声って」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
キ,キットユメダユメ
叢雲「間違いない…あいつだわ!」スタスタ
早く一人から抜け出したかった叢雲は銀時の所に向かう
スタスタ
叢雲「……」スタスタ
叢雲(中々追いつけないわね)スタスタ
タッタッタ
叢雲「っ!」タッタッタ
叢雲(スピードが速くなった!?)タッタッタ
ドドド
叢雲「ちょ、ちょっと」ドドド
叢雲(ガチに走ってるじゃない!)ドドド
今に至る
叢雲「わ、私もトイレよ」
銀時「なんだお前もか…まあいい早くトイレして寝るか」
トイレに入ろうとしたその時
ガシッ
銀時「……なんの真似だ叢雲」
叢雲に腕を捕まれた
叢雲「あ、あんた怖いでしょ?良かったら私がい、一瞬に居てあげてもいいわよ?」
銀時「ははぁーん?さては叢雲怖いのか?」
叢雲「……」ビク
叢雲「そ、そう…親切にしてあげようとしたのにもういいわ!」バタン
叢雲は勢いよく女トイレのドアを閉めた
銀時「……はぁー」バタン
銀時も後に続いて男トイレへ入っていった
叢雲(はぁー…帰りも一人であんな怖い所通らないといけないのか……)
叢雲は手を洗いながらそう思った
叢雲(素直に言っとけば…ううん!そんなことしたらあいつに負けた気がして私が嫌だわ!)
叢雲「……嫌だな」ボソ
叢雲(って今さら仕方ないわね…早く帰りましょう)
ドアをあける
銀時「……」
銀時が待っていた
銀時「やっと帰ってきたか…ウンコか?」
叢雲「……ふん!」バコ
銀時「いて!何しやがるこのやろうー!!」
叢雲「……女の子にそんな質問するあんたが悪いのよ!」
叢雲「……というか何であんた待っていたのよ」
銀時「…かったから」
叢雲「はい?」
銀時「だ・か・ら!怖いかったから一瞬に帰ろうって思ったんだよ」
叢雲(まさか、私のこと心配して…)
叢雲「……」
銀時「どうした?」
叢雲「まったくしょうがないわね、ほら帰りましょう」スッ
銀時「何?その手は?」
叢雲「怖いんでしょ?手握ってあげるわよ」
銀時「……じゃあお言葉に甘えて」スッ
ギュッ
叢雲「ふふっ、それじゃあ帰りましょうか」
銀時「……だな」
大丈夫そうだな…
あんだけ元気そうなら
鎮守府 正面入口 憲兵屯所
土方「……総悟」
沖田「分かってますよ土方さん…」
沖田「……囲まれていやすね、数は50ぐらいですかね…」
土方「……ああ」
???A「うてー!!」
ドドド
憲兵屯所が重機関銃により蜂の巣にされた
???A「撃ち方やめー!」
シーン
???A「死んだか?」
土方「な訳ねえだろ、ふー」
憲兵屯所から出てきた土方と沖田
???A「なんだと!?」
沖田「こいつら斬っていいですかい?」
土方「いや、こいつは残せ、情報を聞き出す」
???A「撃て!うてー!」
シーン
???A「なぜ撃たない!?」
土方「あん?そんなの決まってるだろ…」キン
沖田「……」キン
部下達「ぐあー!」
???A「!?」
土方「俺らがもう倒したからな」
???A (予想外だ、まさかこんなに憲兵が強いとは聞いていないぞ!)
土方「大人しく…吐け!」
少女A「……」シュ
土方「!?」キン
土方「……誰だオメー?」
そこにはフードを被った少女が二人立っていた
少女A「……」
少女B 「……」
???A「お、遅いぞこの役立つが!!早く俺を助けろ!」
少女A「……」コクリ
少女B「……」コクリ
少女A「……換装っぽい」
少女B 「いくよ…換装」
瞬く間に艤装が現れた
沖田「土方さんこの子たち…」
土方「艦娘か!?どうなってやがる?」
???A「出し惜しみはなしだ!早速あれを使え!
」
同時刻 廊下内
銀時「他のやつらは大丈夫か」タッタッタ
叢雲「とりあえず早く向かいましょう?」タッタッタ
トイレが終わり一緒に帰っていると
部下A「いたぞーあいつだ!」
部下B 「撃て!うてー!」パンパン
部下C「銃身が焼ききるまで撃ちづつけるんだ!」パンパン
と知らない奴等が現れ突然襲ってきた
何とか倒すことができ、他にいないか探していた
銀時「今の所、最初に襲ってきた奴ら以外まだ会っていねえな…」タッタッタ
叢雲「そうね…」タッタッタ
シュ
銀時「っ!避けろ!」グイ
叢雲「えっ?」
銀時が叢雲を押し倒す
銀時「大丈夫か?」
叢雲「え、ええ」
銀時は投げた方向をみる。
そこには…
???「……」
フードを被った少女が立っていた
銀時「……子どもだからって容赦しねえぞ」
銀時は木刀を抜いた
叢雲「あの子…私達と同じ艦娘よ」
銀時「……そうなのか?」
叢雲「ええ、私達艦娘は互いに艦娘だと認識できるのよ…」
???「……換装」
銀時「……敵はどうやらやる気まんまんらしいな」
???「……」ヒュン
銀時「っ!」スッ
???「……」ドコ
銀時「がはっ!」
銀時は敵の攻撃を防いだものの壁に叩きつけられた
叢雲「……この!換装!」
叢雲「はぁぁぁ!」ドコ
???「……」ヒラリ
叢雲「避けれられた!?」
???「……」ドコ
叢雲「ぐっ!」
叢雲はまともに攻撃をくらった
銀時「叢雲!」
叢雲「……」
どうやら気絶したようだ
銀時「……」
???「……」ヒュン
また銀時に攻撃をしようと近づく
しかし
銀時「……」ブン
???「っ!」
少女は下がった
???(私の動きにあわせた?そんなはずは…)
???「……」ヒュン
銀時「……」ブン
???「っ!」ヒラリ
???(やはり私の動きにあわせている!?)
考える隙を与えない
銀時「…そこだ!」ブン
???「しまっ!ぐっ!」
今度は銀時が間合いを詰め攻撃をした
おかけで壁に叩きつけられた
その結果被っていたフードから顔が見えた
銀時「な!?オメーはあの時の!」
不知火「……見られましたか」
銀時「何でオメーがこんなことを…」
不知火「……上からの命令です、あなたを殺せと」
銀時「……マジで言ってるのか?」
不知火「はい、ですがおかけで計画がパアーになりそうです…。あなた本当に人間ですか?私達艦娘と渡り合えるなんて…」
銀時「……」
不知火「ですがもうこれで終わりです…。あなたから教えてくれたこと感謝しています。私の切り札で…楽に死なせてあげましょう!」
銀時「…簡単に死んでたまるかよ」
不知火「…………【カイ】実装」ボソ
バキャ!
それはあっという間だった
不知火が銀時の腹を刺すのに
銀時「ぐふっ!」
銀時は口から大量の血を吐き出した
不知火「これが……」
……………………
………………
…………
……
【カイ】の力です
お疲れ様でした
すいません
仕事の関係上更新が遅くなってしまって、次の更新では、今のシリーズと同時進行で違うお話を書こうと思います
続きを