「提督になって欲しい?」 第三章
異能力を持った提督と艦娘達のお話です。
艦娘の活躍はあまりありませんが
面白いと思います!
異能力提督と艦娘達のお話プロローグ↓
http://sstokosokuho.com/ss/read/15955
第三章になります!
今回は前回の倍くらいのボリュームで
戦闘シーンもあります!
そして!やっと!主人公の能力が!出ます!乞うご期待!
《第三章 姫、襲来》
大本営へと赴き、正式に提督となった紅城翔は宴会を開き艦娘達に手を出しつつ、みんなとの仲を深めていった。
提督就任から1ヶ月が経ち、紅城翔新しい知識に少し戸惑いつつも徐々に仕事をこなして行った。
宴会の翌日、演習を行った扶桑姉妹は見事自身の実力を存分に発揮し勝利を収めた。が元々紅城は負けても勝っても出撃してもらうつもりだったらしい。
そんな特に変わった事もない日常を送っていた
紅城は執務を早めに切り上げ、工廠へと向かっていた...
第六話〈お願い〉
提督「おーい、明石ー、いるかー?」
明石「はーい!ちょっと待ってくださいねー!」
ガチャガチャ
提督「散らかってるなー、気にしないけど」
明石「お待たせしました〜!どうしました?提督」
提督「いやぁ〜明石の綺麗な顔を見に来ようと思ってね」キリッ
明石「え?ま、またそんな冗談...//聞き飽きましたよ!...//」
提督「冗談じゃないよ?」
明石「え?///」
提督「ところで相談があるんだけどいいかな?」
明石「え、は、はい!なんですか!」
提督「作って欲しいものが2つぐらいあってね」
明石「作って欲しいもの、ですか?」
提督「あぁ、ちょっとした訓練所と俺でも使える海上歩行用偽装を作って欲しくて?」
明石「作れなくはないですけど...なににつかうんですか??」
提督「うーん詳しくは言えないけど必要なんだ」
明石「えー、教えてくれないと作りませんよぉー」
ブゥー
提督「俺に秘密で面白そうなもん作ってる人には言われたくないかなー?」
明石「え、バレてたんですか」
提督「当たり前でしょ、だって提出されてる資料と実際の帳尻が合ってないんだもん」
明石「しくじりましたね」
提督「そうだな、で作ってくれる?」
明石「うーんでもその艤装って多分ですけど提督が使うんですよね?」
提督「うん、そうだけど」
明石「なら尚更作れません!提督の身に危険が及ぶようものは!」
提督「そうか...なんでもするって言ったら??」
明石「作ります!」
提督「よし!頼んだよ!報酬は弾もう!」
明石「頑張ります!!」キラキラ
提督「あ。あと注文あるんだけどいい?」
明石「はい、なんでもどうぞ!できる限りはお応えします!」
提督「うん、で壁は耐熱性、地面は土にして欲しい、で換気をしっかりして欲しいのと窓は上にある方がいいかな。あと鍵は3重であと水道も引いてくれる助かる。」
提督「どう?出来そう?」
明石「提督...そういうのはちゃんとした業者にお願いします...。」
提督「出来ないの?」グイッ
明石「え、で、できます!」カオマッカ
提督「ありがとう」チュッ
明石「え、いい、今、おで、おでこに///」プシュュュュ
提督「ちょっとしたおれいだよ!じゃあ艤装の方は完成したら教えてくれ!」
明石「」ポカーン
青葉「これはネタが増えましたねぇ」
青葉「さっそく号外として配りましょう!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
提督「うーん暇だし弓道場にでも行こうかな」
提督「空母の誰かしらはいるでしょ」
--弓道場--
提督「失礼しま〜す」
中に入ると一航戦の2人と鳳翔さんが熱心に弓を引いていた。
赤城「」シュッ
加賀「」シュッ
加賀「外れたわね...」
鳳翔「加賀ちゃん、少し足の間隔が広かったわ多分そのせいね。」
加賀「そうですか...。提督?」
どうやら気づいて内容だなと思った瞬間
加賀が自分の存在に気づいた。
提督「やぁ」
赤城「お疲れ様です、提督」
鳳翔「あら、お勤めご苦労様です♪提督さん」
加賀「仕事はどうしたの?」
提督「あぁ、ちょっと工廠に用事があったんでね。早めに切り上げて来たんだ。」
加賀「そう、じゃあ暇なのね。」
鳳翔「良かったらゆっくりしていってください♪」
提督「あぁ、そうするよ」
じっと座って眺めていると3人のカッコイイ姿に見惚れてしまいそうだった。
提督「綺麗だなぁ、カッコイイし」
どうやら見惚れていたようだ
つい本音が出てしまった
加賀「//」
赤城「誇りですから//」
鳳翔「ありがとうございます♪」
提督「なんか熱心にやってる所を見てると俺もやってみたくなったな」
赤城「それなら、やってみましょう?私が手取り足取り教えてあげちゃいます♪」
提督「よろしく頼むよ、赤城」
提督「よいしょっと。こんな感じでいいのかな?」
赤城「そうですねここをもっとこうした方が...」
ムニュ
提督「(え、赤城の胸めっちゃ当たってるんだけどこれはやばいわ())」
赤城「どうですか?提督」
提督「あ、あぁすごいな赤城、い、いつもこんな感じなのか?(意味深)」
赤城「はい!鍛錬は欠かせないですからね!」
ムニュ
提督「あはは...(気持ちいいけど心臓に悪いなこれ)」
加賀「赤城さん、少しくっつきすぎでは?」
鳳翔「提督?邪心が視えますね?」ニコッ
やばい、殺される。
提督「そ、そうだな!ほら赤城、形は分かったから離れて大丈夫だぞ!」ブルブル
赤城「ですがまだ色々と...」
提督「(赤城のいい匂いがァァァ)」
提督「あ、あとは口で言って貰えれば大丈夫だ!」
提督「それに胸が当たって少しばかり集中しにくくてな」テレ
赤城「あ、//し、失礼しました//」
提督「ふぅ、じゃあ行くぞ」
赤城「はい、存分に」
提督「フンッ」シュッ
タンッ
提督「お、当たったみたいだな!ん?しかも真中じゃん!ラッキー!」
赤城「!...お見事です!」
鳳翔「素質あり、と言ったところでしょうか♪」
加賀「惚れ直しました。」
「「「え?」」」
加賀「忘れなさい」ユミカマエ
提督「わ、分かったから!弓!おろせ!な!」
加賀「わかればいいのよ」カオマッカ
提督「そうこうしてるうちにもうこんな時間か」
提督「みんなはまだ続けるの?」
赤城「いえ、私達もちょうど切り上げようとしていたところです。」
提督「じゃあ一緒に寮まで行こうか!」
提督「っと、その前にちょっと汗かいちゃったから、シャワー浴びたいんだけど弓道場のシャワー借りてもいい?」
赤城「えぇ、構いません、どうぞご自由に使ってください」
赤城「(提督の...)」ゴクリ
鳳翔「(裸...)」
加賀「(覗きたい...」
提督「加賀、覗くなよ?」
加賀「当たり前です」
赤城「加賀さん...途中から声に出てましたよ」
鳳翔「あらあら笑」
加賀「!?」
数分後...
提督「ふぅ〜すっきりした〜」ポカポカ
提督「お待たせ〜みんなはいいの?」
鳳翔「私達は湯に浸かりたいので大浴場で済ませます♪」
提督「そうか、じゃあ行こうか」
空母の三人と別れた提督は
再び執務室へと足を運んでいた。
-執務室-
提督「ふぅ〜」ガチャ
蒼龍「お疲れさまですっ!用事は終わったの?」
提督「あぁ、その後弓道場で赤城達と一緒に弓を引いてきたよ。」
蒼龍「え!なんですかそれ!あたしも呼んでよ〜!」
提督「蒼龍は仕事が残ってだろ?」
蒼龍「でも〜、ってそれよりさ〜」
提督「ん?なんだ?」
蒼龍「これ、青葉から押収したやつなんだけどどうゆうこと?」ピラッ
提督「?なになに『提督、就任1ヶ月で工作艦明石に熱愛発覚か!?提督の熱いキスを激写!!』って、...」
提督「青葉ァァァァァァァァ」
その後青葉を取り逃した紅城は数日間、艦娘達に記事について問いただされまくったとかなんとか...
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第七話〈完成〉
提督スキャンダル事件から2週間が過ぎた
秘書艦はローテーション制で毎日違う艦娘がやってくれている。1ヶ月が経ってやっと半分が回ったと言ったところだ。
ちなみに今日は雪風が秘書艦をしてくれている
-執務室-
提督「おし!俺の分のは終わったな!」
雪風「しれー!雪風も終わりました!褒めてくだいさい!」
提督「ありがとな〜」ナデナデ
雪風「ありがとうございます!!」
提督「遠征に行ってるみんなはあとどれぐらいで帰って来るんだっけ」
雪風「え〜っと、あと4時間ですね!」
提督「まだ時間があるな、よし!今日はここまでにしてちょっと工廠まで行こう!雪風も、来るか?」
雪風「行きます!」
-工廠-
提督「おーい明石ーいるか〜?」
明石「はーい!っと、どうしました?」
提督「この前頼んだもの出来てるか?」
明石「はい!出来てますよ!」
ゴソゴソ
明石「こちらになります!」
そこにはとても機械的で俺の膝くらいは長さがあるだろうと言ったような艤装が置いてあった。
想像しにくい場合はアイ○ンマンの足部分を想像して貰えると嬉しいしかも色が
黒とかカッコイイな。
提督「...」
明石「気にいりませんでした...?」
雪風「雪風はカッコイイと思います!」
提督「カッケェェェェェェェ!!!!」
明石「そんなに気に入られると思ってませんでしたよ...」アハハ
提督「さっそく試して見たいところだが見たところ訓練所も完成してるみたいだし案内してもらってもいいかな?」
明石「そうですね!それじゃあ案内します!」
-訓練所前-
明石「ここが訓練所になります!」
提督「おぉ!」
雪風「綺麗です!」
雪風「ですがしれぇ、なんで訓練所を作ったんですか?既に演習場があるじゃないですか」
提督「あれは海上しか想定してないだろ?今回は陸だ、前提督のことを聞いて必要だと思ったんだ。」
雪風「あぁ!陸に攻め込まれた時ですね!」
提督「あぁそれを想定してだ」
明石「それでは入りましょうか!」
提督「あぁ」
中に入ると様々な器具やいくつかの部屋が見えた
明石「入って右側に見えるのは更衣室になります!中にはシャワールームも併設しているのでご自由に使ってくださいね!」
提督「便利だな!」
雪風「はい!」
明石「その隣が休憩室になります!中にはクーラーと自動販売機も完備しています!」
提督「これもまた便利だな!」
雪風「水分補給は大事です!」
明石「続いては器具の紹介をしますね!」
明石「こちらの人形は対人戦時に必要な体術を鍛えるためのものです!艦娘は陸地では艤装の本領を発揮できません。砲撃を打とうにも逆に足場が安定しないんです。」
提督「そうなのか?」
雪風「はい!流石の雪風も死ぬかと思いました!」
明石「ですがそれは敵も同じです」
明石「条件が同じならば想定をして鍛錬をしていた方が勝利を勝ち取る可能性がぐっと上がります!」
雪風「もう負けません!」
明石「あとは主にトレーニング器具ですね!」
明石「あと提督の要望で地上スプリンクラーも完備しました!」
明石「燃えるようなものはないと思うんですけど何故ですか?」
提督「あぁそれは砂ホコリが舞うとあれだろ?そのためさ」
明石「そうですか!いや〜それにしても頑張りました!」
提督「いや、それ以上だよ!たった4日間でここまでのものを作り上げるなんてすごいな!」ナデナデ
明石「ありがとうございます」カオマッカ
雪風「雪風もして欲しいですー!しれぇ!」
提督「ハハ、また今度な」
提督「明石このことはまた後でお礼をさせてくれ」
提督「二人きりのときにな。」
明石「え、ふ、二人きりですか!?あたしは構わないですけど心の準備が...///」
提督「あ、そうだ艤装の試験したいから二人とも着いてきてくれるか?」
雪風「はい!しれぇ!」
明石「あ、ちょっと待ってくださいよー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第八話〈姫、再び〉
-演習場-
提督「よし、着いたな」
提督「で、どうやって付けるんだ?」
明石「艤装のふくらはぎ辺りに青いボタンがあるので押してみてください」
提督「これか?」ポチッ
ボタンを押すと無駄にカッコイイ機械音を鳴らしながら観音開き状態になった。カッコイイ。
提督「チョーかっこいいじゃん!ここに足入れればいいのか?」
足を入れるとまたもや無駄にカッコイイ機械音を鳴らしながら自分の足に纏りついた
提督「おぉ!」ウィーン ガキンガキン シュー...
雪風「くそかっけぇです!しれぇ!」
提督「さっそく進水だな!」
明石「ええ!?危ないですよ!?」
提督「大丈夫だって!よいしょ」ガキンガキン
提督「足音がエグイな...ひょいと」バシャーン
明石「提督!?」ダッ
提督「お、案外衰えてないな〜」スイー
明石「え!?提督、艦娘だった経験でも!?」
提督「なわけないだろ」オイ
提督「昔海軍にいた頃に艤装を使ってたことがあってな」
明石「あ、聞いたことあります!艦娘が産まれる前に水上航行用艤装が開発されたって!」
明石「でも確かあれって人間には負担がかかりすぎて途中で取りやめになったって聞きましたけど」
提督「ま、まぁ細かいことは気にするなって」
提督「それよりもうちょっとこれやってるけど大丈夫か?」
明石「はい!大丈夫ですけどその艤装はバッテリー式なのであと使えて2時間ってところなんで気をつけてくださいねー」
提督「はーい」
-1時間後-
提督「ふんふんふーん」スイー
提督「ん、あと三十分ぐらいで遠征組が帰ってくるな」
提督「そろそろ終わりにするか」
ピピー ピピー
提督「ん?緊急通信?大淀からだな」
大淀『提督!!!!執務室にいないでどこほっつき歩いですか!!!!』
提督「声でかっ...今演習場だけど」
大淀『そんなのはもうどうでもいいです!!!!』
大淀『速く執務室に戻ってきてください!!!!』
大淀『遠征に向かっていた鳳翔さんを旗艦とする第二艦隊から緊急入電!!!!"姫"から攻撃を受けたと連絡が入りました!!!!』
提督「ッ!?」
提督「分かった今すぐ向かう!!」
-執務室-
提督「待たせた大淀!!」
大淀「たった今鳳翔さんと通信が繋がりました!」
提督「大丈夫ですか!!鳳翔さん!」
鳳翔『提督!え、えぇ、しかし私も運が悪かったといううことでしょうか...』
鳳翔『まさか、以前私達を襲った姫にまた遭遇するとは...きゃあ!』
提督「鳳翔!?大丈夫か!?」
???『ヒサシブリダナ、紅城翔』
提督「その声は...!」
提督「泊地棲姫...!」
泊姫『オボエテイタヨウダナ』フッ
泊姫『紅城翔』
泊姫『コノカンムスタチハアズカッタ』
泊姫『イチジカンゴマデニココマデコイサモナクバコイツラノイノチハナイダロウ』
泊姫『ブジタドリツケタラコノムスメタチヲカイホウシテヤロウ』
泊姫『マァツケタラノハナシダガナ』
ピー
大淀「通信、途絶えました。」
提督「大淀、ここらからその海域までは何分かかる。」
大淀「30分程です...」
提督「何年経っても嫌なやつだ...ッ!」
提督「大淀、今から言うメンバーを今すぐ連れてきてくれ」
大淀「はい!」
-数分後-
日向「出撃だな」
蒼龍「出番ね♪」
高雄「久々の出撃ね♪」
阿武隈「緊張しますぅ...」
叢雲「阿武隈さん!もうちょっとしゃきっとして!」
雷「姉妹が大変なことになってるのに黙ってられないわ!!」
提督「よし、揃ったな!」コホン
提督「現在!南西諸島沖において鳳翔を旗艦とし、隼鷹、天龍、龍田、響、電 のメンバーで編成された第二機動部隊が、敵、泊地棲姫に捕虜として捕縛されている!これをヒトマルサンマルまでに速やかに救出!及び被害を最小限に抑え母港に帰還せよ!なおこの作戦には私も同行させてもらう!」
艦娘's「「はい!」」
艦娘's「「...最後なんて言った?」」
提督「しょうがないじゃん向こうからご指名受けてるんだし」
叢雲「馬鹿じゃないの!?人間が戦場に飛び出すなんて!」
提督「大丈夫、艤装あるし」
叢雲「えぇ!?なんで!?ってそういう問題じゃないわよ!」
雷「そうよ!危ないわ!提督!私に甘えなさい!」
提督「大丈夫だって駆逐艦ぐらいに負けるわけないって叢雲は知ってるだろ??」
叢雲「そうだけど...」
提督「それに俺だってみんなが捕まってるのにじっとしていられないんだ!」
叢雲「分かったわよ!でも、危なくなったらすぐ私たちの後ろに隠れるのよ!」
提督「あぁ、じゃあ行こうか!」
-南西諸島沖 海上-
北姫「ほんとに人間そっくりなんだねー」プニプニ
響「ほぉろほぉろほっへをふねるなのやめへふれないはな(そろそろほっぺをつねるのをやめてくれないかな」
電「わはしもなのれす!(私もなのです!)」
北姫「やだ〜」イヒヒ
龍田「あなた達の目的は一体何なのかしら?」
泊姫「イッタダロタダノアイサツダ」
天龍「ただの挨拶にしてはやりすぎなんじゃねぇかぁ?」
泊姫「コノホウガオモシロイダロ?ワクワクスル」
天龍「狂ってんな...」
泊姫「オマエノガンタイヨリカマシダ」
天龍「なんだとー!」ウガー
泊姫「フンッソロソロジカンダナ、ドウヤラオマエタチノテイトクサンハマタオマエタチヲステテニゲタラシイナ」
鳳翔「いいえ、来ます」
泊姫「ドウカナ」
隼鷹「来るとも、だってあいつは初めてあった私たちに命を燃やして助けると言ってくれたんだ」
鳳翔「隼鷹ちゃんの言う通りです。」
鳳翔「そしてあの人は私達に嘘をつきません」
泊姫「ソウカデハスコシハヤイガヤッテシマエバヤツハキミタチヲミステテコトニナルナ?」
鳳翔「随分と下衆な考えをお持ちで。」
龍田「まったくだわ〜」
泊姫「シッタコトカ」ジャキッ
泊姫「ソレデハゾンブンニイカセテモラウ」
そう言い泊姫は刃を振り下ろそうとした。
その瞬間泊姫の頭に横から強い衝撃が走った。
???「フンッ!!!!」シュッ バンッ
泊姫「グッッ!!!!」ザァァァ
???「間に合ったようだな」
鳳翔の目の前にたっていた泊姫は殴り飛ばされ代わりに立っていたのは紅城翔であった。
提督「大丈夫か?鳳翔」
鳳翔「はい!(呼び捨て///)」
鳳翔「(でもあの姫を裏拳であそこまで...提督は一体...)」
提督「鳳翔、他のみんなの縄を解いてやってくれ!」
泊姫「ソノウラケンナツカシイナ、アカギ」
提督「俺もその面懐かしいと思ってたところだ」
提督「そいつは新人か?」
北姫「北方棲姫だよー、ほっぽってよんでねー」
泊姫「コイツハマダコドモデナ、ムジョキナブンコワイゾ?」
提督「そうなことはどうでもいいんだ。目的はなんだ」
泊姫「ナニ、タダノアイサツダ、アトハシンジンノカオミセトイッタトコロダナ」
提督「そんな事のためにうちの艦娘を殺そうとしたのか」
泊姫「ソノホウガオモシロイダロ?」
提督「本当に変わらねぇな」ギリ
泊姫「オマエハコシヌケニナッタミタイダナ」
泊姫「ホカノヤツラニキイタゾ?アイツハカンムスガデキタトタン、スベテヲホウリナゲテニゲタッテナ」
提督「お前に語る必要は無い」
提督「そんなことよりもう少しでうちの主力艦隊がやってくる。早急に消え去ることをオススメする」
泊姫「ソレハスコシメンドウダナ 、ソウイエバオマエジブンノノウリョクノコトヲムスメタチニハナシテナイミタイダッタナ」
泊姫「ドレ、ココデサラシテアゲヨウジャナイカ」
提督「面倒事を増やすんじゃねぇよ」
泊姫「ヨイデハナイカ、ホッポ、スコシアカギトアソンデヤレ。」
北姫「はーい」
北姫「よいしょっと」ヒョイッ
するとその瞬間、北姫の姿一瞬にして消えた。
紅城「下かッ!」シュッ
※戦闘シーンは紅城と表記
下を向くと北姫の足が見え、咄嗟の判断で後ろへ飛ぶが姿を見失ってしまった
紅城「くっ..!上か!」ヒョイッ
北姫「ほぉー」バシャーン
北姫「ホッハッやぁっ!」シュッシュッシュッ
紅城「速いなッしかも攻撃が読めない...!」バシ
北姫「ほらほらー避けてばっかじゃつまんないよー」
北姫「あれ、持ってるんでしょ?早くだしなよー」
シュッシュッ
紅城「(そろそろ反撃しないとやばいな)」
紅城「うらァ!!」シュッ
北姫「えぇ!?」バァン ザザァー
北姫「いっつ...イイケリダネェへへ」
北姫「でも今ので艤装壊れちゃったみたいだよ?」
ジッ ジリ シュー
紅城「(脆いな...)」
紅城「うる...さい..!」ガシッ
北姫「おっ?」グググ
紅城「おりァァァァ」ブンッッッッ
北姫「うわぁぁぁ」ヒューーーーン
天龍「人間が姫と互角に戦ってやがる...しかも肉弾戦で...」
響「きっと夢さ、夢」
電「はわわわ」
天龍「しかもさっき話してたあれとか能力とかってなんなんだ?」
隼鷹「あれ私こんな状況でも酔ってるのかな...」
鳳翔「帰ったら問いただす必要がありますね」
龍田「もちろんよ〜」
紅城「ハァ...ハァ...」
泊姫「オイアカギ」
紅城「なんだ」
泊姫「ドウヤラワタシハイイコトヲオモイツイテシマッタラシイ」
紅城「なんだって?」
泊姫「オマエ!ムスメタチノコトハイノチヲ"モヤシテ"マデタスケルトイッタソウダナ」
紅城「まさか...!やめろ!」
泊姫「フンッウテェ!!」ボォォーン
ヒューーーーン
天龍「やばい!!弾がこっちに来たぞ!!」
鳳翔「ここまで、ですね,,,!」
紅城「(くそ!使いたくなかったがしょうがない!)」
紅城「紅鬼!」ボォン
紅城「居合、火斬!!」ボォォォォォ
紅城翔の手には黒い長剣が。
黒い長剣から放たれた火をまとった斬撃は鳳翔達の頭上まで迫った砲弾を見事薙ぎ払った。
天龍「アッツ!!!」
天龍「てか助かった!!」
天龍「てかなに今の!?」
龍田「天龍ちゃんうるさいわよ」
響「これぞまさに不死鳥...」
電「助かったのです!」
鳳翔「問いただすことが増えましたね...!」
隼鷹「ひー助かったぁ〜」
泊姫「イツミテモスサマジイイリョクダ」
紅城「お前...!」ボォォ
泊姫「オットイマココデソノジョウタイノオマエトタタカウノハショウショウホネガオレル」
泊姫「マタベツノキカイニスルトシヨウ、イクゾホッポ。」サァー
北姫「またねー」サァー
紅城「もう、会いたくねぇよ…」ボォォ
蒼龍「おーいって..提督!?急がなきゃ!」
叢雲「ッ!?」
紅城「あぁ、やっと来たか」ボオオ
阿武隈「え!?何その剣燃えてるんですけど!?」
紅城「あぁ気にしないでくれ...」ボォォ
鳳翔「提督!?大丈夫ですか!」
紅城「あぁ鳳翔、無事で良かった、ごめん、おれ、倒れそう、」ボォォ
叢雲「1人だけで突っ走るからよ!」
紅城「ごめん、でも着いた時はギリギリだったよ」ボォォ
紅城「とりあえずごめ、ちょっとやす」ザパーン
叢雲「ちょっと!?すぐに運びましょ!」
第三章 終 第四章へ
どうだったでしょうか!
技名が少し厨二病っぽかったりしますけど許してくだちい。
次回、艦娘達に能力がバレてしまった提督、主人公はどう自分の過去を駆り出すのか!乞うご期待!
どうも作者です。コメント頂ければ泣いて喜びます。評価、質問、指摘、要望なんでも言ってください。全部が励みや参考になります。
面白いΣ(・ω・ノ)ノ!続き頑張ってくださいΣ(・ω・ノ)ノ!
応援しています。
本当もっと伸びていいはずなんだけどなぁ!