不知火と喫煙所事情
不知火達が色んな人と会話するだけ
目標は毎日更新
要望には全力でお応えします
タバコ吸ったりしてます。その点は注意です
こう言った類の物は初めてですので口調とかオカシイかもですがご指導、ご鞭撻、よろしくです
思いついたらその場で書いていきます
陽炎「やっぱここにいたのね」
不知火「ここ以外に不知火に居場所がありますか?」フ-
陽炎「喫煙所で言う台詞じゃないわよ」
不知火「陽炎も吸わない癖にいつもここにいるじゃないですか」
陽炎「ここが喫煙室の癖に色々充実してるのがいけないのよ」
不知火「不知火がいるから、とは言ってくれないんですね」
陽炎「そこはノーコメントで」
陽炎「暇ね」
不知火「陽炎も吸えば良いんです」
陽炎「お断りよ。」
不知火「駆逐の子達はみんな吸ってますよ」
陽炎「空母のお姉様方は吸ってないわ」
不知火「代わりに呑みますが」
陽炎「あれは燃料だって千歳さんが…」
不知火「火は点きますしある意味ではそうですね」
暁「艦隊が帰投したんだって。ふぅ。」
陽炎「その台詞は喫煙所じゃなくて執務室で言いなさい」
暁「報告はもう終わってるわ。空母の人達との遠征は禁煙だから辛いわ」
不知火「こっそり吸えば良いじゃないですか」
暁「私のじゃバレるわ」
陽炎「バレるのも駄目なのね」
暁「嫌煙家ってのはそう言うものよ」
不知火「暁は何を吸ってたんでしたっけ」
暁「アークロイヤルのスイートよ。」
不知火「フィルターが甘いとか考えられませんね」
暁「メンソールのあなたに言われたくないわ…」
陽炎「煙草に甘いとかメンソールとかってどう言うことよ」
不知火「メンソールは薄荷飴みたいな物だと思って下さい。甘いのは胸焼けがします」
暁「甘いのは香りも甘いわ。お菓子焼いたみたいな匂いって言う人もいるのよ。メンソールは喉は痛いし気分が悪くなるわ」
不知火 暁「はい?」
不知火「ま、アナタみたいにフレーバーふかしてるだけのお子ちゃまには理解出来ませんね。ね?陽炎!」
暁「何言ってんのよレディーはいつでも甘い香り漂わせておくものなのよ!ね?陽炎!」
陽炎「どっちでも良いわよ…」
大和「失礼しますね」ガチャ
陽炎「あれ、大和さん1人って珍しいですね」
大和「鳳翔さんは今ご飯の準備をされています。あと5分もしたらいらっしゃいますよ」
不知火「それではなぜ1人で」
大和「ここが騒がしかったので」
暁「大和さんもお祭りとか好きなのかしら?」
大和「お祭りは好きですがそうではないです。ただ鳳翔さんが来る前に静かにして頂こうと思いまして」
陽炎「ほっとけば勝手に飽きてやめますよ」
大和「それでは困るんです」
不知火「喫煙所でお通夜みたいな空気も考えものですけどね」
大和「でも騒がしくて鳳翔さんが嫌な気分になられたらどうするんです!」
不知火(あなたが1番うるさいと思うのですが…)
鳳翔「騒がしくても良いじゃありませんか」ガチャ
大和「鳳翔さん!」
鳳翔「静かに吸いたければ1人で海にでも行きますよ」
大和「でも…」
鳳翔「でも、じゃないですよ。不知火ちゃん達ごめんなさいね」
不知火「いえ、特に気にはしていません」
鳳翔「今晩のオカズ少しだけ増やしておきますね」
大和「大和もオカズを増やして欲しいです!」
鳳翔「貴女は減らすに決まってるでしょ?」
大和「えっ…」
暁「なんで増えると思ったのよ…」
不知火「今日の晩ご飯なんなんですか?」
鳳翔「今日は大和「今日はハンバーグなんですよ!」
陽炎「…で、デザートとかってあるんですか?」
鳳翔「ア大和「アイスクリームとプリンですね!」
鳳翔「…。大和さん、お風呂のお掃除を頼みたいのですが」
大和「さっきお掃除しましたよ?」
鳳翔「もう一度大和さんにお願いしたいんですよ」
大和「はい!推して参ります!」
暁「いつかうちのお風呂が削れてなくなりそうね」
球磨「お姉ちゃんは大変クマ」スパ-
不知火「不知火も大変です」
球磨「不知火は1番上じゃないクマ」
不知火「でも姉ではあります」
球磨「陽炎が聞いたら怒りそうな発言クマ」
不知火「で、すっきりしたくてメンソールが欲しくなったんですね?」
球磨「そうだけど人の話をスルーするなクマぁ!」
不知火「不知火に何か落ち度でも?」
球磨「なんで落ち着くハズの時間にこんなにストレス溜まるんだクマ…」
不知火「で、悩みを早く言うクマ」
球磨「少しは抑揚を付けたりして似せる努力をして欲しいクマ…」
不知火「お姉ちゃんの不知火に任せなさい」ムフ-
球磨「もう突っ込まないクマ。先ずは木曽だクマ」
不知火「まともそうですけどね」
球磨「木曽は煙草を吸ったことがないクマ。で、1日にココアシガレットをあげてみたクマ」
不知火「はい」
球磨「アイツ普通に火をつけようとしたクマ」
不知火「むしろ悪いのは貴女なのでは…」
球磨「ほんの一例だクマ。天然過ぎてフォローが追い付かないクマ…」
球磨「多摩は最近野生に帰りたいとか言い出したクマ。大北はもう言う必要ないクマ」
不知火「そうですか。話聞いてたら陽炎に会いたくなってきました。」
球磨「会って来ると良いクマ」
不知火「はい。それではっ」
球磨「…」スパ-
夕張「…」フ-
球磨「ずっといたのになんで夕張が話を聞いてくれなかったクマ」
夕張「1人だもん…」
球磨「球磨のやつ吸うクマ?」
夕張「自分のあるから良い」
球磨「…すまんクマ」
神通「…」ガチャ
夕張「あれ、元気ない感じ?」
神通「…」スタスタ
球磨「ど、どうしたクマ!?」
神通「今日からみなさん」ヒョイッ
夕張「ん?」
球磨「お?」
神通「禁煙です」ジュッ
夕張「まだ火点けたばっかなのに!」
球磨「何するクマぁぁぁぁぁ!」
夕張「一体なんなんですか!」
神通「姉さんに臭いと言われまして…」
球磨「は?」
神通「姉さんが私を煙草臭いと!部屋から出て行けと!」
球磨「風呂入って帰れば良いクマ」
神通「そんな一時の対処では解決になりません!」
球磨「てか、川内も吸ってたはずクマ」
神通「アイスブラストのはずです」
夕張「ちなみに神通さんは何を?」
神通「ゴロワーズです」
球磨「臭いはすると思うけどそんなに言われるほどクマ?」
神通「私も初めて言われたので何がなんだか分からないんです!」ダン!
夕張「今まで川内さん我慢してたんじゃないですか?」
神通「そんなこと…」
夕張「意外と自分の煙草以外のにおいって気になりません?」
球磨「それを夕張が言うのかクマ」
夕張「えっ?」
神通「アップルミントは流石に何と言いますかその…」
球磨「臭いクマ」
夕張「何でですか?!アップルミント良いじゃないですか!」
神通「甘ったるい歯磨き粉の臭いがするんですよ…」
夕張「いい匂いですよ!それにミントもあって甘いだけじゃないんです」フンス
球磨「正直、喫煙所で吸う煙草じゃないクマ」
夕張「そんな…」
神通「話がズレました。一体私はどうしたら良いんでしょう」
球磨「正直メンソール吸ってる人の気持ちは分からんクマ。」
神通「そんな…」
球磨「不知火にでも聞いてみると良いクマ」
神通「そう言えば不知火さん吸ってましたね」
夕張「恐らく数本吸わされますよ」
球磨「あいつはメンソール系統の布教に余念がないクマ」
神通「そんな事して浮気だと思われないでしょうか」
球磨「誰がそんなこと思うクマ…」
神通「姉さんに決まってるじゃないですか!」
夕張「いつから付き合ってのよ」
神通「取りあえず姉さんが寝てる間に行ってきます」
球磨「さっさと行くクマ」
夕張「他にメンソール吸ってる人はいるのに何で不知火ちゃん?」
球磨「さっきの仕返しクマ」
夕張「不知火ちゃんより神通さんが可哀想…」
神通「不知火ちゃんいますかー?」コンコン
舞風「いますよー」
神通「失礼します」ガチャ
不知火「どうじましだ…」グスッ
神通「不知火さん泣いて…!」
舞風「気になっちゃいますー?」
神通「当たり前です!」
不知火「舞風!」
舞風「陽炎姉がいなくて拗ねてた不知火姉さんがいたんですよ」
不知火「黙れ!」
舞風「で、偶には姉さん孝行だーって思ってオセロしようって言ったわけです」
不知火「わー!わー!」
舞風「いやー知らなかったー。姉さんあんなにオセロ弱いなんて」
不知火「そんなことない…」グズッ
神通「…舞風ちゃんそれくらいにしてあげて」
神通「そ、そうです!不知火さんに相談があるんです!」
不知火「不知火に?何でしょうか」
神通「はい。不知火さんメンソールでしたよね?吸ってたの」
不知火「はい、メビウスのやつですね。吸ってみます?」
神通「いや、話だけ…」
不知火「そんな事言わずにどうぞ一本だけ」
舞風「こうなったら諦めて吸った方が良いですよ」
神通「は、はぁ…」
不知火「フィルターの所にカプセルがあるんで潰してから吸うと良いです」
神通「そうなんですか?」
不知火「ブルーベリーみたいな香りがします」
神通「いい香りですか?!」バン!
不知火「は、はいっ!」ビクッ
神通「咥えた時点で結構匂いしますね」
不知火「火を点けずに吸ってもスッとするんですよ」
神通「……本当ですね」ス-
不知火「火どうぞ」シュボッ
神通「……ゲホッゲホッ!」
不知火「メンソール強いですから慣れないとむせますよ」
神通「先に言いなさい!」
不知火「でも口に爽やかさとブルーベリーの匂いが広がってると思います」
神通「そうですね…何というかコンビニでこんな味のガムありましたよね」
不知火「ありますね。むしろ本物のブルーベリーは食べたことが無いです」
神通「煙草っぽさも皆無で匂いも酷くないですね」
不知火「ただ地味に8ミリなので調子に乗るとクラっとします」
舞風「……寂しい。舞風も吸おーっと」
舞風「…」フ-
神通「舞風さんのもいい匂いですね」
舞風「パラダイスティーって言うんですよ。午◯ティーの匂いですね」
神通「甘いんですか?」
舞風「うーん、甘くはないですね。まさしく何も入ってないストレートティーって感じ!」
神通「お菓子が合いそうですね」
舞風「個人的にはミルクティーかチーズケーキと一緒に吸った時が一番美味しかったですね」
神通「こんないい香りの煙草もあるんですね」
舞風「他のアークロイアルだとフィルターが甘かったりするんですけどコレはそんな事もなくスッキリしてるんです」
神通「折角なんで私のも吸ってみます?」
不知火「ゴロワーズですか。お洒落なパッケージですね」
神通「フィルター付きのやつですので少し風味は弱いかもしれませんが」
舞風「いただきまーす」
不知火 舞風「…」スパ-
不知火「なんと言えば良いのでしょう…」
舞風「か、乾いた草原みたいな…」
不知火「でもスッキリした印象です」
神通「普段があの煙草だと分からないかも知れませんがほんのり甘みを感じる事もできます」
不知火「…うーん」
神通「買って数日すると舌に来るくらい辛くなったりするんですよ」
舞風(この人どんだけ吸うの…)
陽炎「ただいまー」ガチャ
不知火「おかえりなさい」
舞風「おっかえりー」
神通「お邪魔してます」
陽炎「神通さんこんなところに!」
神通「どういう事でしょう」
陽炎「どうしたも何も川内さんが探し回ってましたよ!」
神通「ね、姉さんが!?」
不知火「どういう事です?」
陽炎「なんか歯磨いてこいって言ったら部屋飛び出して帰ってこないって言ってたわ」
舞風「歯?」
陽炎「よく分からないけどそうらしいわ」
神通「ちょっと行ってきますね!」ダッ
不知火「結局なんだったんですかあの人は」
神通「姉さん!」
川内「神通何してたのさー」モ-
神通「いや、その…」
球磨「こいつ川内に臭いって言われたって相談して回ってたクマ」
川内「は?」
神通「そうです!姉さんが!」
川内「神通が煙草吸った後すぐにキスしてこようとかするからでしょ」
神通「それは姉さんが…」
球磨「キスとか何考えてるんだクマ」
川内「シガーキスの話をしただけ」
球磨「まぁなんとお約束な話クマ」
川内「シガーキスってのは片方の煙草に火を点けてもう片方に火を移す関節キスみたいなもんなの」
神通「えっ、じゃあ…」
球磨「普通に煙草吸ってキスしたら臭いに決まってるクマ」
神通「…///」プシュ-
川内「真っ赤になってるとこ申し訳ないけど私はもう寝るよ」
球磨「随分冷たいクマ」
川内「キスぐらい言われたらするのに変に恥ずかしがる方が悪いの」
神通「!」
川内「んじゃ帰るよ神通。球磨もおやすみー」
球磨「まだ昼だクマ…」
清霜「今日は喫煙所に来た戦艦の皆さんに煙草の話を聞いちゃいます!」
武蔵「なんで煙草なんだ」
清霜「最近清霜も吸い始めたの」
武蔵「そうか、それは良い」
清霜「これで清霜も戦艦になれる!」
武蔵「頑張れよ」
清霜「はいっ!で、武蔵さんは何を吸ってるんですか?」
武蔵「私のはキャプテンブラックって言う銘柄でな。煙草じゃなくてシガリロって分類なんだ」
清霜「シガリロ?」
武蔵「リトルシガー。葉巻と煙草の間みたいなものだ」
清霜「へー!スイートって事は甘いんですか?」
武蔵「まぁ、甘いな。今度コーヒーを用意して吸わせてやろう。よく合うぞ」
清霜「苦いのは苦手かも」
武蔵「フィルターも甘いからコーヒーがあると味が際立つんだ」
清霜「甘い煙草…暁ちゃんみたい」
武蔵「そうかもな。でも意外と甘いのが好きな戦艦は多いぞ」
清霜「清霜も甘いの好き…戦艦なれる!」
武蔵「どうだろうなぁ…」ハハハ
間宮「お邪魔しまーす」ガチャ
清霜「間宮さん?!」
間宮「えっ!」バタン
清霜「間宮さーん?!」
間宮(ドア越し)「な、なんでこんな時間に清霜さんがいるんですか!」
清霜「戦艦の皆さんに話を聞こうかと思いまして」
間宮「へ、へー…お話しに来てたんですねー」ガチャ
清霜「間宮さんにも聞いてあげる!」
間宮「はい、なんでしょうか(鳳翔さんに次いでお母さんポジの私が煙草吸ってるとか知られたくない!煙草の話題は勘弁して!)」
清霜「ここに来たって事は間宮さんも煙草吸うの?」
間宮(やっぱりそこ気になるのー!)ダラダラ
清霜「間宮さーん?」
武蔵「なんだ、教えてやれば良いじゃないか」←知ってる
清霜「吸ってるの?」←知らない
間宮「え、えぇ…」←知られたくなかった
清霜「何吸ってるの?やっぱ甘いやつ?」
間宮(ジャルムバリハイとか知られる訳にはいかない!私のイメージが!)
武蔵「間宮さんのは凄いぞー」
清霜「戦艦より凄いの!」
間宮(武蔵さぁぁぁぁぁぁん!)
清霜「間宮さん教えてください!」キラキラ-
間宮(覚悟を決めるしか…)
間宮「わ、私のは…」
清霜「はい!」
間宮「ピアニッシモのフラン…(嘘を吐きました)」
清霜「ピアニッシモ?オシャレな名前ね!」
間宮「なんかこうフルーツな匂いよ…多分」
清霜「へー!清霜も吸ってみたい!」
間宮「す、吸ってみたいの…?」アセアセ
武蔵「ンフッ…吸わせてやればフフッ…良いじゃないか」
間宮「あーあー、忘れて来ちゃったなー!」
清霜「えー…」ショボン
間宮「また今度ね!今日はもう寝ましょうね?!」
清霜「清霜まだ眠くないよ!まだお話するもん!」
間宮「ダメです!もう寝る時間です!」
清霜「いーやーだー!」
武蔵「清霜。よく寝て大きくなれば戦艦に近付けるかもしれんぞ」
清霜「ほんとぉ?!」
武蔵「あぁ、きっとそうさ」
清霜「じゃあ寝てくるね!おやすみなさーい」
武蔵 間宮「おやすみなさい」
ドア「バタン」
武蔵「…ピアニッシモ」ボソッ
間宮「武蔵さん!」バン!
武蔵「別に嘘を吐く事はなかっただろう」
間宮「本当は喫煙の事も知られたくなかったんですよ!」
武蔵「まぁ、いつも着替えて来るぐらいだからな」
間宮「分かってたなら…」
武蔵「いつかはバレるだろ」
間宮「私のイメージが…皆のお母さんポジションが…」
武蔵「鳳翔がいる時点で微妙なところだな」
間宮「鳳翔さんはまた別なんです!」
武蔵「しかし、ジャルムバリハイとかよく吸うな…」
間宮「いい香りだと思いますけどね」
武蔵「タール数は高いわ香辛料みたいな匂いはするわで胸焼けする」
間宮「もったりクリーミーな感じしません?」
武蔵「しないな…パッケージだけなら可愛いんだが」
間宮「スプラッシュの箱とか見るとサーファーとか海に来る人の煙草ですよ」
武蔵「広い意味では私達にもあうがどうも男の影がチラつくな」
間宮「そこは秘密って事で」
武蔵「にしても残る匂いだ。この前陽炎がここを掃除しながら愚痴ってたぞ」
間宮「そう言われましてもね…」
武蔵「ま、程々にな」
若葉「若葉だ」ガチャ
武蔵「ん。今日は駆逐艦が多いな」
若葉「夜戦演習のせいだな」
武蔵「さっきまで間宮がいたぞ」
若葉「間宮さんも吸うのか」
武蔵「吸わないで帰ったがな」
若葉「ここには吸わない奴らも来るからな」
武蔵「若葉はやっぱりわかばなのか?」
若葉「ん?私は若葉だ」
武蔵「煙草の話だ」
若葉「ああ、わかばは吸ったことないな」
武蔵「やっぱそうなのか」
若葉「自分と同じ名前の煙草なんて吸いたいと思うか?」
武蔵「私は吸ってみたいがな」
若葉「『武蔵』の名前なら高くて良い煙草そうだしな」
武蔵「洒落で吸う煙草ではないか」
若葉「秋月が吸ってたけどな」
若葉「さて…」ボッ
武蔵「キャスター?」
若葉「そうだな」
武蔵「珍しいな」
若葉「ここの常連の煙草が変なのばっかりなんだ」
武蔵「ニコチンより趣向だもんな」
若葉「これなら辛くもないし軽くて吸いやすい」
武蔵「ニオイはすぐ分かるけどな」
若葉「それもみんな程じゃない。さて、私はそろそろ寝る」
武蔵「それなら私も寝るとしよう」
瑞鶴「第1回空母非喫煙者の会〜!」
加賀「わー」パチパチ
飛龍「嫌煙家は2人だけでしょ」
瑞鶴「非喫煙者の会ですから!」
蒼龍「どうせ嫌煙家の会になるじゃないですか」
加賀「瑞鶴の会に参加出来ないとでも」
飛龍「いつから瑞鶴派になったんですか」
加賀「なんの事か分かりませんね」
瑞鶴「今日は公平の為にゲストを用意したわ」
加賀「良いことです」
瑞鶴「カモン不知火!」
不知火「何故か喫煙者代表として呼ばれて参りました」
飛龍「…1人だけ?」
蒼龍「これじゃ圧迫面接じゃない」
加賀「不知火。煙草を吸うとか何を考えてるのかしら?人の迷惑を考えられないのしら?そんなんだから駆逐艦は…」クドクド
不知火「あうあう」ガクガク
飛龍「加賀さん!」
瑞鶴「今日は不本意ながら喫煙者に歩み寄ることからするわ」
加賀「いい考えです。流石五航戦」
飛龍「加賀さんキャラ…。で、どうするの?」
瑞鶴「煙草を吸ってみようかと」
蒼龍「は?」
加賀「嫌です」
瑞鶴「私も嫌です。なので代表して二航戦のお二人に吸っていただこうと思います」
飛龍「えっ?」
加賀「歩み寄るためです」
蒼龍「嫌煙家の2人が何もしてないじゃないですか!」
瑞鶴「もう喫煙所で不知火が避難ついでに待機してます。早く行ってあげて下さい」
飛龍「話を聞きなさい!」
蒼龍「ま、まぁ一回くらいなら… 」
飛龍「蒼龍?!」
飛龍「失礼しまーす」ガチャ
不知火「いらっしゃいませ」
蒼龍「え、ここ喫煙室ですか…?」
飛龍「喫茶店ね」
不知火「一応今日のことは昨日から聞いてましたから(陽炎が)模様替えしてみました」
飛龍「何でまたこんな風に」
不知火「煙草はコンビニの前で吸うだけの物では無いと知っていただきたくて」
蒼龍「薄暗いのね」
不知火「不知火のお気に入りの喫茶店をイメージしました。あと火種が見やすいからです」
飛龍「染み付いた煙草の匂いも雰囲気によっては良く感じるね!」
不知火「大切なのはムードです。さ、コーヒーが入りましたので早速吸っていきましょうか」
不知火「今回はパラダイスティーと言う煙草を舞風から借りてきました」
飛龍「これ本当に煙草なの?」
不知火「ええ。匂いや味を楽しむには最適な部類だと思います」
蒼龍「ねぇ、これどうやって火点けるの?」
不知火「少々お待ちください。先ずは今回の吸い方についてお教えします」
蒼龍「むー。吸い方とかあるの?」
不知火「今回は口腔喫煙と言うものをします」
飛龍「航空?」
不知火「口の腔です。肺まで煙を落とさず口に溜めて味や匂いを楽しむ方法です」
蒼龍「コツとかは?」
不知火「とにかく優しくゆっくり吸って呼吸は鼻でします。出す時は舌でゆっくり外へ押し出してやります」
飛龍「優しく?」
不知火「火種が何となく赤く光るくらいです。強く光るなら強く吸いすぎのサインです」
不知火「つける時はゆっくり息を吸いながら先端に火をつけます。少しつけば大丈夫です」
蒼龍「マッチなんだ」
飛龍「雰囲気あって良いね」
不知火「喫茶店不知火ですから」フフン
蒼龍 飛龍「……」ス-
不知火「無理に鼻に通す必要もありません。ガッついて吸うこともないです。ただゆっくりのんびりいきましょう」
飛龍「…イメージと違う」
不知火「最初の一口は余計な物も付かないので吸う中では1番美味しいです」
蒼龍「いい香りです」
不知火「副流煙と本人ではまた違ってきます。それにコレは副流煙も割といい匂いです」
不知火「(陽炎の)本を何冊か用意しました。コーヒー、ケーキと合わせてどうぞ」
飛龍「…ん」
蒼龍「…」モグモグ
陽炎(あれ私の本じゃない!)ヒソヒソ
不知火(不知火はあんな恋愛小説は持ってませんから)ヒソヒソ
陽炎(あんたの漫画で良いじゃない)
不知火(雰囲気に合いませんから)
陽炎(あれまだ読んでないの!)
不知火(不知火があんなものより楽しませますよ)
陽炎(臭いついたら買い替えないさいよ)
不知火(無視は辛いです…)
不知火「ケーキを食べた後だとまた煙草の味も変わってきます。どうですか?」
飛龍「よく分からないけど紅茶の香りを強く感じる…?」
蒼龍「何となく違うような」
不知火「その程度で結構です。でも何となく残ったケーキの匂いに香ばしさが加わってると不知火は思いました」
飛龍「言われればそんな気もするかも」
不知火「フレーバーの煙草は食べ物との組み合わせも考えると楽しさ倍増です」
蒼龍「他に何かあるの?」
不知火「フィルターの甘い煙草がありますが、あれだと飲むヨーグルトが合うと暁が言ってました」
飛龍「楽しんでるねぇ」
不知火「これにて体験は終了です。煙草は場と吸い方次第ではお洒落なアイテムにもなると言う紹介でした」
飛龍 蒼龍「ありがとございました!」
飛龍「ただちょっと喉がイガイガするかも」
不知火「頑張っても煙は熱いですから。喉は多少なりとも痛んでしまいます」
蒼龍「何か対策はあるの?」
不知火「何か飲みながら優しく吸うくらいしか言えないです。その煙草は元々喉に来ますし」
飛龍「多少見方変わったかも。瑞鶴達に何て言えば良いのやら…」
蒼龍「適当に言っときましょ」
不知火「それではそろそろ貸切を解かないと怒る人がいそうなので解散です」
不知火「由々しき事態です」
神通「どうしたんです?」
木曽「不知火が人を集めて相談なんて珍しい」
筑摩「かなり落ち込んでますしね」
不知火「陽炎が…陽炎が最近構ってくれないんです!」バン!
神通「それは良くないです!」
木曽「即答かよ。先ず何があったか話してみろよ」
不知火「先日、喫煙所を喫茶店風に模様替えをしたんですが」
筑摩「利根姉さんも気に入っててよく行かせていただいてます」
不知火「陽炎があそこで皆んなにコーヒーを入れたりしてて不知火に構ってくれなくなってしまいました…」ポロポロ
神通「不知火さん…」ツ-
木曽「お前も泣くのか!」
筑摩「不知火さんいつもカウンターに座ってるじゃないですか」
不知火「最初は人もまばらで陽炎も不知火と喋ってくれていましたけど!最近皆さんがよく来るようになってそんな時間もないんです!見てるだけでは…見てるだけでは辛いんです!」
神通「不知火さん!」ダキッ
不知火「神通ざん…」ヒッグ
筑摩「不知火も手伝えば良いのでは」
不知火「陽炎が楽しそうなので何も出来ない不知火は指を咥えてるだけなんです」
神通「筑摩さんも利根さんに置き換えて考えてみたらいいんです!」
筑摩「利根姉さんと話ができない…利根姉さんが…でも姉さんは楽しそうで…あぁ!そんなのは良くないです!あってはいけません!」
木曽「お前らうるせぇよ!」
木曽「お前ら騒ぎすぎだろ」
筑摩「この前球磨さんが木曽さんは球磨型の恥だから出来れば球磨型やめて欲しいって言ってましたよ」
木曽「な、なんだよ唐突に」
神通「天然の癖にカッコつけるからフォローが大変だって愚痴ってましたし」
木曽「そ、それは本当なのか!?」
筑摩「そんなんだから不知火さんの気持ちも分からないんですよ」
木曽「お、おい…嘘だよな!嘘だって言ってくれよ!おい!」
神通「…」
木曽「そんな、俺は…」ボロボロ
筑摩「嘘ですよ」
木曽「えっ?」
神通「ね、お姉さんに突き放されるって怖いでしょ?辛かったでしょ?」
木曽「う…うわぁぁぁぁぁぁん!怖かった…怖かったよぉ!ふぇぇぇ…」
木曽「不知火、すまなかった」
不知火「不知火は大丈夫ですが木曽さんは大丈夫ですか?」
木曽「俺は大丈夫だ。ただ帰ったら少しは姉さんの手伝いでもしてみるさ」
神通「さて、木曽さんにもご理解いただいたところでどうしますか?」
不知火「不知火としてはこのままでも…」
筑摩「で、でも」
不知火「不知火は幸せそうな陽炎を見てるのも嬉しいです。全く構ってくれないわけではありません。」
木曽「本当にそれで良いのか?」
不知火「誰かにこの寂しさを知って欲しかっただけですから」
神通「不知火さん…強くなりましたね」
不知火「ここの皆んなで陽炎の所へ行きましょう。煙草も吸いたくなってきました」
加賀「本日の最近配属されたあなた達に集まって頂いたのは煙草の害についてお話するためです」
朝潮「はい!」
鬼怒「はーい」
加賀「しかし艦娘には高速修復材があるため今回は公衆衛生の面でお話します」
朝潮「先生!」
加賀「加賀で結構です。で、なんでしょうか」
朝潮「加賀」
加賀「呼び捨てはどうかと思います」
朝潮「加賀さんが配られた資料についてなんですが」
加賀「はい」
朝潮「どこをみても空母瑞鶴の歴史しか書いてないのですが」
加賀「基礎知識です。後日テストをします」
鬼怒「えっ!テスト?」
加賀「wwⅡでの瑞鶴は進水するまでにも多くのドラマがあります。勿論戦闘においても様々の感動的なストーリーがあります」
朝潮「…」フムフム
加賀「艦娘となった今の瑞鶴にも語りつくせぬストーリーがあります」
鬼怒「瑞鶴さんだけやる必要あるー?」
加賀「それではこれからの講義で瑞鶴だけで良いと思わせて差し上げましょう…」
鬼怒「ず、瑞鶴さんの話は次の機会で良いから今日はここでのルールの話を!」
加賀「…そうでした。瑞鶴については後日またお話するとしましょう」
朝潮「はい!」
加賀「お二人は煙草は吸いますか?」
朝潮「吸いませんね」
鬼怒「吸わないねー」
加賀「しかし、ここにいる人達はかなりの者が喫煙者です」
朝潮「駆逐艦もですか?」
加賀「むしろ駆逐や軽巡の方が割合では多いですね」
鬼怒「パナイ!」
加賀「ええ、なのでこれから誘われる機会はほぼ確実にあるでしょう。喫煙は基本的に許されているので吸うこと自体に問題はありません」
朝潮「え、でも私達…」
加賀「それでもです。しかし、嫌であれば断る事が大切です」
鬼怒「煙草なんかに絶対負けない!」
加賀「ここからが大切なルールです」
朝潮「はい」
加賀「空母のいる作戦中は禁煙。食堂、廊下は原則禁煙。この2つです」
鬼怒「なんで空母?」
加賀「鳳翔さん以外は吸いませんし私を含めて数人は煙草が苦手です」
朝潮「食堂が禁煙なのはなぜでしょう」
加賀「空母の溜まり場だからです」
鬼怒「ふーん。軽巡の溜まり場は?」
加賀「駆逐、軽巡は基本的に自室か喫煙室ですね。ただ、喫煙室は今喫茶店ですが」
朝潮「喫茶店?」
加賀「先週くらいから喫煙室に喫茶店を作ったそうです。他の艦娘と交流を深めるなら行ってみると良いでしょう」
加賀「さて、質問もなさそうなので本日は解散とします」
鳳翔「喫茶室の方はいかがでしょうか」ガチャ
陽炎「1人ですか?」
鳳翔「そう言う貴女も」
陽炎「不知火も大和さんも演習ですからね」
鳳翔「お互い寂しく残されたわけですね」
陽炎「…コーヒー紅茶どちらが良いですか?」
鳳翔「偶には紅茶を飲んでみようかしら」
陽炎「分かりました」
鳳翔「あ、吸っても構わないかしら?」
陽炎「灰皿はこれで」コト
鳳翔「ありがとうね」ボッ
鳳翔「陽炎さんは吸わないんですか?」
陽炎「煙草は好きじゃないですから」
鳳翔「でもいつもここにいますよね」
陽炎「不知火がいるので」
鳳翔「不知火さんが吸ってるのは良いんですか?」
陽炎「煙草は嫌いですけど吸ってる不知火は好きですからね」
鳳翔「お熱いですね」
鳳翔「…」ス-
陽炎「…」ガチャガチャ
鳳翔「…パイですか」フ-
陽炎「桃のパイです」
鳳翔「大和さんも甘い物好きなんですよ」
陽炎「大和さんが食べるほど無いですよ」
鳳翔「私も何か作ってもいいでしょうか」
陽炎「キッチンは私だけの物じゃないです」
鳳翔「それでは失礼いたします」
陽炎「あ、キッチンは禁煙ですよ」
鳳翔「生クリームあります?」
陽炎「ありますけど何作るんです?」
鳳翔「洋菓子はいまいち分からないですから取りあえず生チョコにします」
陽炎「好きなんですか?」
鳳翔「大和さんがですね」
陽炎「鳳翔もだいぶ好きですよね」
鳳翔「これでも女ですし多少は好きですよ」
陽炎「大和さんの話ですよ」
鳳翔「…そうね」
不知火「今日の演習はやたらと長引きましたね…」
大和「連絡なしなので鳳翔さんが心配してるかもしれません」
不知火「不知火が陽炎に伝えておきました。鳳翔さんもご一緒だそうなので大丈夫ですよ」
大和「い、一緒ですか…」
不知火「鳳翔さんも少し寂しかったのやもしれません」
大和「陽炎さんにお礼しなくちゃいけないですね」
不知火「いつもみたく怒らないんですね」
大和「鳳翔さんはああ見えてさみしがりですから」
不知火「ほう」
大和「あの人、1人で寝れないんですよ」
不知火「意外です」
大和「1人だと嫌な夢を見るんだそうです。置いていかれる悲しい夢を」
不知火「不知火は…不知火は陽炎にとって必要なんでしょうか」
大和「不安ですか?」
不知火「信じてるはずなんですが時々どうしようもなく不安になります」
大和「煙草でも吸うと良いです。真っ暗な帰り道に良く合います。なんなら大和のをわけてあげましょう」
不知火「大和さん吸わないんじゃ」
大和「雰囲気作るにはもってこいです。ふかすだけでゆっくりと吸うんです。はい」
不知火「わ、わかばですか」
大和「強く吸えば辛いしキツいでしょうが優しく吸えば青っぽい優しい味になります」
不知火「ありがとうございます…」ス-
大和「黙って、優しく、ゆっくりと。泣きたくなったら大和の胸をお貸ししましょう」
不知火「…。不知火が泣くなら陽炎の胸です。それに鎮守府はあと少しです」
大和「少し速度を上げましょうか」
不知火「いえ、今はこのまま…」
鳳翔「もう着くはずですが…」
陽炎「あと少しですよ」
鳳翔「さっきからそればっかりじゃ…」
大和「鳳翔さーん!戻りましたよー!」
鳳翔「…!おっ、おかえりなさい」
大和「あれ?あんまり心配してなかった感じですか?」
鳳翔「連絡は貰いましたしね。それよりお風呂沸いてますから入ってきなさい」
大和「むー、分かりました。不知火さん行きましょう!」
不知火「分かりました。陽炎、すぐに上がって来ますから待ってて下さいね」
陽炎「はいはい。さっさと行ってきなさい」
不知火 大和「それでは行ってまいります」
陽炎「…鳳翔さん素直じゃないですね」
鳳翔「あれで良いんですよ。待つ側が心配させてはいけないですから」
陽炎「心配しまくってたのにですか」
鳳翔「今日はだいぶ意地悪ですね」
陽炎「気のせいですよ。さーて、2人の為に冷たい物でも用意しましょう!」
川内「…」スパ-
川内(最近どうも調子が悪い…)
川内(夜の出撃が減ったせいで出番もない)
川内「でも夜の海は良いねぇ…」ボソッ
川内(勝手に海に出ても面白くないな)
川内(なんでこんなモヤモヤするんだか)グシャッ
川内「煙草切れた」チッ
川内「なんなんだよまったく!」
川内「もぉぉぉぉぉぉ、なんなの!ふざけないでよ!なんなんだよ!あぁぁぁぁぁぁぁ!」
川内「…っく」ハァハァ
川内「…誰?!」
阿賀野「それはこっちのセリフでしょ?」
川内「阿賀野…」
阿賀野「ひっどーい!折角心配して見に来てあげたのにー」
川内「いつもは寝てる時間じゃないの?」
阿賀野「睨まないでよね。どっかの誰かがわざわ私達の部屋のドア蹴ったからでしょ」
川内「そんなことしたかな…。それにしても随分可愛い戦闘服だこと」
阿賀野「面倒だからパジャマで来ちゃった!」
川内「矢作あたりが見たらなんて言うか…」
阿賀野「能代か矢作が川内を見つけるよりはマシだね」
川内「シスコンどもめ…」
阿賀野「川内もジャージみたいだし丁度良いからパジャマパーティーしよう!」
川内「…はい?」
阿賀野「ほら、ナップザックにお菓子とお茶入れてきたんだぞ!」
川内「こ、ここでやるの?!」
阿賀野「もう一人抜け出してるみたいだからその子も誘ってね」
川内「ちょっ!話を聞いて」
阿賀野「そこの島に待たせてるから早く!」
川内「あぁもう!」
阿賀野「楽しいねー」
川内「楽しくないわ!」
龍驤「こっちや!遅すぎるやろ」
阿賀野「大して経ってないよーだ」
川内「龍驤さんスウェットですか」
龍驤「自分かてジャージやないか」
川内「てっきり阿賀野側かと」
龍驤「いくつやと思ってんのや」
阿賀野「んー阿賀野がどうしたの?」
龍驤「アンタの寝間着が可愛いって話や」
阿賀野「へへー。良いでしょ兎さん」
川内「あ、どっちか煙草持ってたりしない?」
龍驤「聞く相手間違うてないか?」
阿賀野「タバコは、めっ!」
川内「まぁ、分かってたけどね…」
阿賀野「じゃーん!ポテチ!」
龍驤「コンソメか」
阿賀野「あとトッポ」
川内「甘いのは大事だね」
阿賀野「かーらーのー?」
龍驤「なんや」
阿賀野「コーラ!」
川内「良いねぇ〜」
龍驤「勿体ぶらんでもええやろ!」
阿賀野「はいコップ」
龍驤「お、ありがとう…って聞かんかい!」
阿賀野「ふふっ。ノリツッコミだ」
川内「んふっ。阿賀野に突っ込んでたらキリないんじゃない?」
阿賀野「やっと笑ったね」
川内「えっ」
阿賀野「それじゃあ、かんぱぁ〜い!」
龍驤「ちょっとは待たんかい!」
龍驤「で、こっからどないするん」
阿賀野「あ、阿賀野先にポテチ食べたい!」バリ-
川内「開ける前に言おうか」
阿賀野「えーいパーティー開けー」
龍驤「それやったら全部食わなあかんやろ!」
阿賀野「阿賀野が食べるから大丈夫」
川内「あ、コーラおかわりちょうだい」
龍驤「順応早いなキミィ!」
川内「3人もいると無くなるの早いですからね」
龍驤「えーい!ウチもコーラおかわりや!」
阿賀野「そんな飲んだらなくなっちゃう!」
阿賀野「で、川内は何悩んでんの?」
川内「は?何を唐突に」
阿賀野「あんだけ荒れてんだから何か悩んでるんでしょ?」
川内「なんでそんな話しなきゃいけないのさ」
龍驤「観念せい。たぶんコイツ初めからそのつもりや」
阿賀野「あんだけ叫んでたんだからなんかあるんでしょ?」
川内「関係ないじゃん」
阿賀野「女の子の興味舐めちゃいけないよ」
川内「なんもないって」
阿賀野「否定しないって事は何かあるんだ」
川内「…まぁ」
阿賀野「お!なになにー?」
川内「最近なんかイライラするってだけ」
龍驤「アレの日かいな」
川内「違いますよ」
阿賀野「そんなん簡単に治せるよ」
川内「私の気も知らないで…!」
龍驤「まぁまぁ。で、どう言うこっちゃ」
阿賀野「さみしいんでしょ?」
川内「私が?さみしい?」
阿賀野「生活は昼夜逆転。起きてても神通と一緒。友達いるの?」
川内「そ、そんなの関係ないでしょ!」
龍驤「阿賀野言い過ぎや!」
阿賀野「じゃあ1つ勝負しようよ」
川内「何よ」
阿賀野「これから毎週パジャマパーティーをやる事。お互い毎週違う人を連れてくる事」
川内「そんな事して何だってのよ」
阿賀野「一月してイライラが治らなかったら阿賀野の負け」
川内「…良いよ。受けようか」
阿賀野「約束だからね。それじゃあまた来週私の部屋で」
川内「寝ないで待ってなよ」
阿賀野「じゃあ能代、矢矧!帰るよ」
川内「能代?矢矧?」
能代「気付かなかったの?」
川内「ど、どこにいたの」
矢矧「ずっと周りを哨戒してたわよ」
龍驤「ちょっと余裕無さ過ぎと違うか?」
阿賀野「はやくー!もうおねむだよー!」
能代「それじゃっ」
矢矧「阿賀野に感謝しなさい」
川内「ちょっ!…はぁ」
龍驤「抜けてる様でもやっぱりあの阿賀野型の1番艦なんやな…」
川内「完敗だわ」
足柄「陽炎。ちょっと聞きなさい」
陽炎「人の前の席に突然来て随分ですね」
足柄「煙草吸う女ってどうよ」
陽炎「私は吸わないですし何より女ですよ」
足柄「うるさいわね。吸うやつに聞いても意味ないでしょ」
陽炎「私としては無しですね」
足柄「ハァ?!じゃあだったらアンタの彼女はなんなのよ!」
陽炎「不知火の事ですか?不知火は良いんですよ別に」
足柄「そんなのエコヒイキじゃない!」
陽炎「何言ってるんですか…」
陽炎「振られたんですか」
足柄「振るとか言う以前の話よ」
陽炎「と、言いますと」
足柄「まぁ、週末に特別任務で街の方に行ってきたのよ」
陽炎「やっぱ合コンじゃないですか」
足柄「何を言ってるか分からないわ。で、いざ食事って時に煙草を出したワケよ」
陽炎「はぁ」
足柄「そしたら皆ドン引きよ!口には出さないけど無言の圧力ってやつ」
陽炎「最近の男の人は吸わない人多いですからねぇ」
足柄「でもあの空気はなんなのよ!私が凄い悪い事したみたいじゃないの」
陽炎「ですって瑞鶴さん」
瑞鶴「食事の場で煙草って…」
足柄「面倒でもせめて呼ぶなら私の味方を呼びなさいよ!」
瑞鶴「味方は兎も角、いきなり吸うってどうなのよ」
足柄「席座ったら取りあえず一本的な…」
瑞鶴「そんなのマナー的に問題あるわ」
陽炎「一声かけたんですか?」
足柄「うっ…!かけたような、かけなかったような」
瑞鶴「ここと世間様では違うって分からなくなってきたの?」
足柄「そんなことないわよ!ただ街だと吸える所も少なくてちょっと溜まってただけで…」
陽炎「飢えてますねぇ…」
足柄「てか、喫煙くらい笑って受け止められるくらいしなさいっての…」
陽炎「なに開き直ってんですか」
瑞鶴「そんなんだから…」
足柄「男の見る目がないのよ!」
陽炎「あーあ。昼間から飲んじゃって」
瑞鶴「こういう所もマイナスポイントって分かってないのかな」
陽炎「でも世話好きの男とかは割と捕まるかもしれませんね」
瑞鶴「足柄さんはゆっくりしててくれて良いから。とか言っちゃってね」
足柄「聞こえてるわよー」
陽炎「で、起きてきてご飯まだー?ですよ」
瑞鶴「で、なんか悪いからってお風呂くらい洗おうとして」
陽炎「失敗して半ベソかくんですねー」
足柄「だから聞こえてるって言ってるじゃない!」
陽炎(あ、これ誰かに似てるって思ったら不知火だ…)
雪風「さーて、今月も給料日後の休日がやって参りました!って事はー?」
艦娘達「いえーい!」
雪風「お給金争奪博打大会の開催ですっ!主催は雪風とー」
初霜「初霜でお送りするわ」
雪風「今日、明日は食堂貸し切りです!もちろん喫煙可ですっ」
初霜「GW前なので人が多いですね」
雪風「雪風も参加したいです!」
艦娘達「ふざけんなコラァ!」
初霜「取りあえず食堂手前はお遊び専用で奥はガチレート。勝負内容は各テーブル自由です」
雪風 初霜「それじゃあ開始ー!」
叢雲「さて、面子も集まったけど何するの?」
雷「七並べしましょ!」
涼風「お、良いじゃねえか」
夕立「賛成っぽい!」
雷「それじゃあ私が配るわね!」
叢雲「で、何かけるの」
涼風「いつも通り煙草でいいだろ」
夕立「ビリが買ってくるっぽい?」
雷「はい!配ったわよ」
夕立「あ、ダイアの7あるっぽい」
叢雲「誰よココ止めてんの!」
涼風「おっ、パスかー?」
夕立「パスっぽい!」
叢雲「むきー!ちょっとは黙りなさい!」
雷「ここが無いの?」
叢雲「さっきからそう言ってるじゃない!」
雷「止めてるとか可哀想じゃない!持ってる人出してあげなさいよ!」
涼風「い、いやこれ七並べ…」
雷「ココとココは持ってるから欲しかったら言ってね!もっと頼って良いのよ!」
夕立「雷は勝つ気ないっぽい?」
雷「あ、あがったわ」
涼風「はぁ?!」←残り2枚
夕立「勝つ気なかったっぽいのに!」←残り3枚
叢雲「あ、私も上がりね」
涼風「お、おい!」
雷「もっと頼って良いのよ!」フンス
叢雲(頼ってたら本当に勝った…)
涼風「かー!納得いかねぇ!」
夕立「これで上がりっぽい」
涼風「だぁー!雷何吸ってたよ」
雷「私は別に良いからもっかいやりましょ!」
叢雲「あんた何しに来てるのよ…」
陸奥「さて、ここも集まったわね」
翔鶴「勝つ…勝たなきゃ…」
山城「絶対に扶桑お姉様と旅行に行くのよ!」
扶桑「ふふ、嬉しいわ山城」
陸奥「麻雀で良いかしら」
翔鶴「給料そのまま点数で良いですよ」
山城「そんな危ないこと出来るかぁ!」
陸奥「何があったのよ…」
扶桑「何でも良いから始めましょ。月に一度の運試しです」
翔鶴「待ってて瑞鶴…お姉ちゃんが…」ブツブツ
陸奥「瑞鶴が売られでもしたのかしら…」
不知火「陽炎。あのテーブルを見に行きましょう」
陽炎「1人で行ってきなさいよ」
不知火「嫌です。一緒に来てください」
陽炎「…まあ、あそこは行きにくいわね」
不知火「でも面白い事が起きるのは確実です」
陽炎「だってあの面子いつも勝負になってないじゃない…」
不知火「ある意味では損のない卓ですね…」
陸奥「…」タン
扶桑「…」タン
山城「…ノーテン」
翔鶴「他全員もノーテンね」
陸奥「今日誰か上がったかしら」
扶桑「私の知る限りでは無いわね」
翔鶴「これ意味あるのかしら…」
山城「一旦止めない?」
陸奥「賛成よ」
扶桑「山城、火くれないかしら」
山城「はい!」カチッ
扶桑「…今月もいつも通りね」
山城「大丈夫ですよ、きっと勝てますって!」
扶桑「良いのよ。別に勝つためにやってるわけじゃないわ」フ-
山城「えっ?」
扶桑「あら。山城は勝ちたかったのね」
山城「そ、そりゃそうですよ!」
扶桑「ふふっ、そう」
山城「な、なんですか?!」
扶桑「今日は良い日ね」
山城「そうですか?」
陸奥「翔鶴」
翔鶴「なんでしょう」
陸奥「ジャージにおっきいマスクは流石に女捨てすぎじゃない?」
翔鶴「煙草駄目なんですよ…」
陸奥「ここに来なきゃ良いじゃない」
翔鶴「お金が必要なんです」
陸奥「…何があったのよ」
翔鶴「加賀さんが瑞鶴に手を出し始めまして」
陸奥「はぁ」
翔鶴「で、お金があれば気を引けるじゃないですか…」
陸奥「は?」
翔鶴「お金があればご飯奢ってあげたり一緒に買い物行って買ってあげたり出来るんです」
陸奥「瑞鶴はホステス始めたの?」
翔鶴「そうでもしないと加賀が瑞鶴を持って行っちゃうの!」
陸奥「呼び捨て…。もっとお金かけないで誘えば良いじゃない」
翔鶴「でも最近お金出すのが嬉しくなって来たと言いますか…」
陸奥「あー…」
翔鶴「瑞鶴がありがとうって言うだけで私もう…!」
次へ移ります
煙草を吹かしている暁を想像したらクスッとしました
とてもとても楽しみにしております、
更新が待ち遠しいです
らんぱくさんコメントありがとうございます!
これから頑張ってまいります!
煙草吸う軽巡洋艦娘とか書かないんですか?
軽巡の娘達ですね
近々書かせていただきたいと思います!
更新お疲れ様です。
鳳翔さんの冷たい態度がなんか…イイですね。
いちばんすってそうなイメージなのに、
たばこをすったことがないきそちゃんをそうぞうした
とてもかわいかったです。
AQさんは煙草って吸われるんですか?
銘柄談義とかはしないすかね
コメントありがとうございます
らんぱくさん
吸ってそうな人ほど吸ってないって良くあると思います
僕は喫煙歴は長くないですが喫煙者です
名無しさん
書きたいんですけど上手くキカッカケが作れなくて…
頑張って書いていこうと思います
更新お疲れさまです
短く区切られてて読みやすいです
おねーちゃんらぶな
じんつうちゃんもかわいいです
戦艦勢はやっぱり葉巻とか吸うんでしょうか?
らんぱくさんいつもありがとうございます
やっぱお姉ちゃん好きーは良いものです
戦艦勢だとビス子か武蔵ぐらいは考えてるんですが…(葉巻とは言わない)
この子こんな煙草似合うよって言って頂けたら嬉しいです!
若葉はでないの?
名無しさんありがとうございます
若葉は書きながら名前的にも書きたいなーとは思ってます
近いうちに突然登場させようと思います
和やかな雰囲気がいい…癒されます…
出来れば飛龍……いいですか?……
たぬポンさん
読んでいただいてありがとうございます
終始のんびりした平和なムードを保てたらと思います
飛龍了解いたしました!
更新お疲れ様です
清霜と武蔵のやりとりの雰囲気のおかげで和みムード全開ですね♪
こんな風にほのぼのとしたものがあまり書けないので
羨ましいです
煙草は吸わないので銘柄とか全然わかりませんけどイメージで
楽しんでます
俺の子供の時の両親なんて1日2箱吸ってたわ
おかげで俺入院したぞ
らんぱくさん
僕はらんぱくさんの雰囲気大好きです
煙草はなんとなーく伝われば幸いです
名無しさん
煙草は吸いすぎとマナーに注意です
家族はキツいですね…
ご無事であることを祈っております
リクエストを拾っていただきありがとうございます!!
加賀さんのキャラ、崩壊しまくっていて凄いですね…
続きが楽しみです!!
たぬポンさん
加賀さんは今後の登場次第ではいくらでもぶっ壊れる予定です
蒼龍 飛龍のキャラが安定しませんが生暖かい目で見て頂けると嬉しいです
更新お疲れ様です
・相変わらず素敵な姉妹LOVE表現で惚れ惚れします
・木曽がヘッポコ可愛いです
・加賀さんを呼び捨てにする
朝潮の下りはクスっとしました
いつもコメントありがとうございます
妹が姉スキーって良いですよね!
そしてしっかりしてそうな娘ほど抜けてるのが可愛いと思います
朝潮は言われたままに実行する良い子です
やっぱりマナーは大切ですね
足柄さんファイトです!!
あっ、山城、扶桑をリクエストしてもよろしいでしょうか?
一話一話がまるで四コママンガのようでテンポが非常に読みやすいですし、何より面白いです!
こういうテンポのいい作品は見ていて参考にさせてもらっていたり...~_~;
コメントありがとうございます
たぬポンさん
マナーは守りたいけど肩身もせまいのです
扶桑姉妹了解いたしました!
ラインさん
少しでも面白いと思っていただけたのなら嬉しいです
少しさっぱりし過ぎかと思ってましたがそう言ってるか貰えると安心しました
たばこがいい感じに脇役になってるのが良い