帰ってきた世界に艦娘が来ました
注意 この作品は前作 トラックに跳ねられた先は鎮守府でした の続編となっております。ご覧になられていない方はそちらをお読みになってから、読むことを強く推奨します。
2020 8.2 リメイクを始めました。世界観はそのまま、内容を1から書いていきます
2020 8.7 リメイクは新しい作品として書くことにしました。こちらの独断で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
2作目です。相変わらず淫夢要素が微粒子レベルで存在します。ご留意ください。
あんまり艦これ要素ないのは許してクレメンス!
2020 8.2 リメイクを開始しました
[再開]
先生A「新入生は前の席へ。保護者の方は後ろの席へ、それぞれお願いしまーす」
母「しっかりやるのよ?」
提督「わーってるよ」
入学式終了後
教室
??「皆さん席に着いたな。改めて、今年一年担任をする鍋島隆弘だ、よろしく」
パチパチパチパチ
先生「入学式で疲れただろうし、5分間休憩にするから、トイレに行きたい人は行ってきてくれ」
周りからは話し声が聞こえる だが.....
提督『同じ学校のやつがいねぇ.....』
今日はとことんツイてない
入学式終了後 校門前
チョンチョン
提督「ん?」クルッ
柳原「やっぱり!さっきぶりだな、御島!」
提督「んな!?柳原、どうして?」
柳原「たまたま学校が同じだったみたいだな」ハハッ
提督「何という偶然.....」
前言撤回、超ツイてる
提督「こっちでもよろしくな!」スッ
柳原「おう!」ガシッ
提督「何か変わったことはあったか?」
柳原「俺は特にはないな.....って、お前深海化したままなのか.....」
提督「あぁ、何なら艤装も出せるぞ?」
柳原「マジで?」
提督「試してないから分からんけど、多分」
柳原「俺も改造してもらっておくべきだったか.....」
提督「ハハッ、かもな」
柳原「クラスはどうだ?俺は4組だ」
提督「俺は3組だな、知ってるやつがクラスにいなくて寂しいんだよな.....」
柳原「そうか.....女子は?可愛い子いたか?」ニヤニヤ
提督「俺にはもう嫁がいるんでな、冗談でも浮気したら空から爆弾降ってくるぞ」キラン
柳原「.....実は俺もなんだ」キラン
提督「長門か?」
柳原「うん、俺が消える間際にプロポーズしたら受けてくれたんだ」
提督「嫁を置いていくとは、ひでえ旦那だなぁ」
柳原「それ、お前が言うか?」
提督「それな」
二人「ハッハッハ」
提督「んじゃ、また明日ー!」
柳原「じゃーなー!」
柳原がいてくれて良かった.....これで寂しい思いをせずに済みそうだ
帰宅後
提督「ただいまー」
母「おかえりなさい、昼ごはんできてるから、部屋に荷物置いてきなさい」
提督「ん、おかのした」
提督私室
提督「よいしょっと」
提督「さて飯を.....と、その前に」ゴソゴソ
提督『写真は.....いつでも見れるようにここにしよう』
食事中
母「高校はどう?友達いた?」
提督「同じクラスにはいなかったけど、隣に知り合いがいた」
母「よかったじゃない」
母「それで、女の子はどんな子がいたの?」
提督「露骨に彼女作れのアピールやめない?」
母「そうは言うけどねぇ、高校生活楽しむ気ないの?」
提督「.....」
艦娘達見たあとだとな.....
母「ま、あなたの好きにしなさい」
提督「あ、そういやうちのクラス他と比べて少し少ないんだよね」
母「そうなの?じゃあ、転校生とかが来る可能性もあるのね」
提督「かもねー」
翌日
教室
提督『今日はまだ授業は無しか.....授業なんてなくなればいいのに.....』
先生「おーし、皆席ついたなー。今日の連絡だが、その前に」
先生「昨日事情で来られなかった生徒の紹介をする。入ってきてくれー」
ガラガラ スタスタ
男子A「かわいい.....」
提督『今日って写真撮影だったかな.....っ!?』チラッ
青葉「村山青葉です!よろしくお願いします!」
タ級「滝優子です、よろしくお願いします」
サラトガ「Saratogaです、お願いします!」
提督『あれぇ?丘people!?』
先生「んー、席は確か.....御島の隣とその後ろだったな、そこに座ってくれ」
青葉「分かりましたー」
提督『何故だ.....何故青葉とタ級とサラがここに.....』
提督『いや、まだ他人の空似という可能性も...』チラッ
タ級「.....ふふっ♪」キラン
提督「あっ、ふーん(察し)」
放課
提督『一体どうなってるんだ.....?』
男子A「さっきの子めっちゃかわいいよな!」
男子B「スタイルも抜群だし、彼女にしてー!」
チョンチョン
提督「ん?」
サラトガ「提督、放課後校門の前でお待ちしてます」小声
提督「.....分かった」
.....本人たちから聞いたほうが早そうだ
校門
青葉「しれいかーん!ここでーす!」ブンブン
提督「司令官は止めてくれ.....何か気恥ずかしい」
タ級「じゃあ何て呼べばいいの?」
提督「.....公共の場では陽登と呼んでくれ。それ以外だったらなんて呼んでもいいぞ」
サラトガ「分かりました、陽登♪」ムギュ
青葉「あー!ズルい!青葉も!」ムギュ
タ級「私もー!」ムギュ
提督「ちょっ!お前ら.....」
男子s ジー
提督『周りからの視線が刺さりまくってる.....』
提督「まぁ、立ち話もなんだし、ファミレスでも行くか」
青葉「りょーかいです」
タ級「おっけー」
サラトガ「OK!」
ファミレス
提督「さて、食べながらでもいいから話してくれないか?」
青葉「何から話したらいいです?」
提督「うーん、じゃ、俺が居なくなってからこの世界に二人が来るまでの経緯を教えてくれ」
タ級「分かったわ」モヤモヤーン
回想シーン
パァァァァァ
吹雪「司令官......」ポロポロ
綾波「寂しくなりますね.....」
工廠妖精「みなさーん!」
神通「あれ?妖精さん?天界へ帰ると言ってなかったですか?」
工廠妖精「.....わたしはていとくさんとみなさんからたくさんのものをもらいました」
工廠妖精「でも、わたしはあなたたちになにもかえせていない!あなたたちに、おんがえしがしたくて、わたしはここにのこりました」
ヲ級「そうなの.....でも、恩返しといっても、何か欲しいものなんてないし.....」
工廠妖精「.....いっしゅんでもこころにうかんだものはないんですか?」
鳳翔「.....提督、提督に会いたい」
プリンツ「えぇ!?でも、提督にも事情があるだろうし、そもそもどうやって.....」
工廠妖精「わすれましたか?ここにさいきょうのエンジニアがいるじゃないですか」
榛名「そう言えば提督をこちらに連れてきたのって...」
工廠妖精「はい、わたしです」
工廠妖精「つれてこれるのにいけないなんてあるはずないじゃないですか!」
ネ級「なら、早速皆で.....」
工廠妖精「ざんねんですが、それはむりです」
秋月「な、なんでですか!?」
工廠妖精「ていとくさんはこうこうせい、とつぜんいってもかえってこんらんするだけです」
ゴーヤ「ならどうするんでち?」
工廠妖精「こうこうせいというところにもんだいがあるなら、そこをりようするまで」
工廠妖精「こうこうせいとしてがっこうせいかつをたのしみつつ、ていとくさんとイチャイチャすればかいけつです!」
工廠妖精「まぁ、いけるのはさんにんまでなんですがね」
レ級「駄目じゃんそれ」
工廠妖精「むこうでのげんじょうがわかれば、ぜんいんでいくこともできます。ようはていさつです」
大鳳「なるほどね。で、どうやって決めるの?」
工廠妖精「とりあえず、こうこうせいといいはれるだけのたいかくと、べんきょうについていくあたまがいりますね」
時雨「だとしたら僕たちは無理だね.....」ズーン
夕立「ぽい.....」ズズーン
工廠妖精「そうだ、てすとをしましょう!」
テスト後
工廠妖精「しゅうけいおわりました.....はっぴょうします」
工廠妖精「サラトガさん、青葉さん、タ級さんのさんにんにていさつをまかせたいとおもいます!」
タ級「よっしゃあ!」グッ
青葉「やりました!」
工廠妖精「くれぐれもまわりにしょうたいのばれることのないようにきをつけてくださいね!」
サラトガ「そこはお任せください!」
吹雪「司令官のことを任せましたよ!」ビシッ
青葉「任されました!」ビシッ
工廠妖精「てんそうかいし!」ポチ
ピカー!
回想終了
サラトガ「こんな感じですね」
提督「.....一つ聞いていいか?」
タ級「なーに?」
提督「今の話聞いてて思ったんだが.....」
提督「寝泊まりってどうすんの?」
三人「.....あっ」
提督「.....妖精さんって実はガバい?」
青葉「どうしましょう......?」
提督「いやマジでどうするんだよ.....」
タ級「提督の家じゃダメなの?」
提督「一人ならまだしも三人はさすがに無理があるんじゃ....」プルルルルル
提督「電話.....いや、これ艤装の通信機だ」ガチャ
工廠妖精「きこえてますかー?」
提督「聞こえてるぞー。妖精さん、話は聞いたぞ。で何のようだ?」
工廠妖精「おそらくすむところのことでこんらんしてるとおもってでんわしたんですが.....」
提督「よく分かったな。で、どうするんだ?」
工廠妖精「ていとくさんのいえでよくないですか?」
提督「な〜げ〜や〜り〜!(IKKO風)」
工廠妖精「まぁ、たのんでみたらあんがいなんとかなるかもしれませんよ?」ふふっ
提督「.....さてはなんか仕組んだな?」
工廠妖精「さぁ?どうでしょう」
提督「.....ありがとう」
工廠妖精「それじゃ、三人と楽しんでくださいねー」
ガチャ
提督「三人とも、住むところが決まった」
タ級「どこなの?」
提督「俺の家」
サラトガ「.....提督、今なんと?」
提督「だから、俺の家だって」
青葉「やったぁ!」
タ級「神は実在したんだ.....」
提督『大丈夫かなぁ.....』
提督自宅
提督「ってわけで、家に泊めてもいいか?」
母「.....やっと青春してくれる気になったのね!」
母「ずっとゲームばかりして、彼女なんていらねぇ!って言ってたのにねぇ」
悔しいが何も言い返せない
母「青葉ちゃんにサラトガちゃん、滝ちゃん、こんな家だけどゆっくりしてね!」
タ級「あ、私のことはタ級でいいですよ」
母「分かったわ♪」
提督「.....妖精さんの力ってすげーな」
サラトガ「そうですね.....」
母「空き部屋を好きに使ってくれていいから、とりあえず荷物おいてきなさい」
提督「こっちだ」
空き部屋
提督「ここと隣とその隣から選んでくれ、まぁ、内装ほとんど一緒だけど」
サラトガ「鎮守府の時と広さはほぼ変わりませんね」
提督「まぁ、十分な広さはあるだろ?荷解きが済んだら呼んでくれ」
荷物整理後
青葉「司令官、荷解き完了です!」
提督「てか何持ってきたの?」
タ級「それ聞くの.....?」
提督「え?てっきり艤装も持ってきたのかって意味で聞いたんだが.....」
サラトガ「あぁ.....提督はそういう人でしたね.....」
提督「なんか知らないけどdisられた気がする」
青葉「ちなみに艤装ですけど、もちろん持ってきましたよ?」
提督「いらなくない?」
タ級「なんかあった時のために持っておいたほうがいいでしょ?」
提督「それはそうだが..........」
青葉「ASR-40も持ってきましたよー」ガチャ
提督「折りたたみ式にするんじゃなかった.....」ハァ
夕食後
母「じゃ、後頼むわね」イソイソ
提督「え?なんの事?」
母「前から言ってたじゃない、私とお父さんは一年海外出張だって」
提督『言われてみれば、そんな事言ってた気もする...』
母「じゃ、任せたわよー」ガチャ
バタン
提督「.....風呂入ってこよ」スタスタ
風呂場
提督「Foo↑気持ちぃ~」ジャー
提督「やっぱ疲れた時の...風呂を...最高やな!」ガラガラ
提督「ん?」
サラトガ「提督、お背中をお流しします」
提督『なんか俺って風呂でのアクシデント多くない?』
提督「タオルくらい巻いてこいよ......」
サラトガ「あら?夫婦に遠慮はいらないのでは?」
提督「限度ってもんがあるだろ.....」
入浴後
提督「あーさっぱりした(棒)」
サラトガ「ふふっ、そうですね♪」キラキラ
青葉「あれ?もう二人はお風呂入ったんですか?」
提督「あぁ、青葉も入ってきな」
青葉「りょーかいです!」スタスタ
提督「明日から授業も始まるし、早めに寝ろよー」
サラトガ「あれ?提督、晩酌はしないのですか?」
提督「.....鎮守府の時だけな、俺16だぞ?」
サラトガ「大丈夫ですよー、提督結構お酒強いじゃないですか」
提督「.....分かった、でもちょっとだけだぞ」
翌日 通学路
提督「頭が痛え.....」ガンガン
タ級「酒なんか飲むからだよ.....」
青葉「サラも、二人で楽しんでたの知ってるんだからね!」
サラトガ「はい.....以後気を付けます.....」ガンガン
校門
柳原「おはよう、御島」
提督「お、柳原か.....おはよう」
柳原「どうしたんだ?そんな顔して.....」
青葉「あ、柳原司令官じゃないですか、おはようございます!」
柳原「あれ、御島んとこの青葉じゃないか!どうしてここに......」
提督「かくしか」
柳原「はぇー、すっごい」
提督「まぁ、嬉しい気持ちの方が勝ってるがな」ハハッ
柳原「俺だったら胃に穴が開きそうだよ.....」
英語
英語教師「ここ、わかる人いるかー?」
サラトガ提督「はい」スッ
英語教師「んー、じゃ、御島」
提督「はい、should です」
英語教師「正解、それじゃ次は.....」
キーンコーンカーンコーン
英語教師「っと、それじゃここまで。放課」
ワイワイ
女子A「サラトガさん流石だね!」
サラトガ「アメリカの英語とは少し違いますけど、何とかなりますね」
女子B「でも御島君もすごいよね!」
サラトガ ピクッ
サラトガ「.....陽登さんを狙ってるんですか?」
女子B「うん、体つきもいいし、頭もいいじゃん」
サラトガ「.....やめておいたほうが賢明ですよ」スタスタ
提督「ふぅ、無事に一日終わったか.....」
男子A「おい、こっち来いよ」
男子B「早く来いよ」ゲラゲラ
男子C「わ、分かりました.....」
提督『.....見ちまったからには助けなきゃ、寝覚めが悪いな』スクッ
青葉「.....」
校舎裏
男子A「高校でも一緒とは奇遇だなぁ?C」
男子B「記念すべき高校最初の徴収といこうか?」
男子C『僕はまたいじめられるのか.....誰か助けてくれよ.....』
男子A「早く出せよ!」グイッ
男子C「ぐっ!」
提督「おーい、そこまでにしとけ」
男子B「誰だ?」
提督「おんなじクラスのヤツの名前ぐらい覚えとけよな.....」
男子A「で、何のようだ?」
提督「簡単に言うぞ?Cを離せ」
男子B「なんだ?ヒーロー気取りか?俺たちには仲間が何人もいるんだぞ?」
提督「上等。ここじゃ狭いだろう?グラウンドの中央にお仲間さん全員連れてきな」
男子A「ハッ!面白い。ボコボコにして後悔させてやるよ」
グラウンド
提督「たったのこれだけか?」
男子A「10人をこれだけとか随分自信があるんだな?」
提督「まぁな、助けを求められたら助けるのが俺のモットーなんでね、引けないんだよ」
男子B「そんな事言ってられるのも今のうちだ、皆、やっちまおうぜ!」
男子s「おう!」
男子D「おらっ!」ブン
提督 スッ
男子E「ふんっ!」ブン
提督 フッ
10分後
提督「どうした?もう終わりか」
男子A「お前....ずっと逃げ回ってるだけじゃねえか!」
ゼェゼェ
提督「お前らを殴る必要は無い。俺は暴力を振るわれてないしな」
男子B「逃げ回ってるだけの腰抜けのお前なんかにタ級ちゃんたちはもったいないな」ハハハッ
提督「......」
提督「今なんつった?」ギロッ
男子B「腰抜けのお前なんかにタ級ちゃんたちはもったいないって言ったんだよ」ハハハッ!
提督 カッチーン
提督「..........悪く思うなよ」ダッ
男子A「ガハッ!?」ゴスッ
バタン
男子B「な!?」
提督「さあ、バカ共の解体ショーの始まりや」ズダッ
1分後
男子s チーン
提督「.....他愛もない」
青葉「陽登ー!大丈夫ー?」
提督「青葉か.....見てたか?」
青葉「何なら全校生徒から見られてるよ?」
窓からたくさんの視線
提督「止めてくれても良かっただろ?」
タ級「いんや、最初は止めようと思ってたんだけど...」
サラトガ「あの人たちが貴方が私達に釣り合わないなんて聞いたらどうでも良くなっちゃいましてね。提督の制裁を受けてもらうことにしました」ふふっ
提督「ま、これで大人しくなるだろ。帰るぞ」
男子C「あの!助けてくれてありがとう!」
提督「気にすんな、困ったことがあったらいつでも言ってくれよ!」
自宅
提督「こっちが手を出すつもりはなかったんだがな...」
タ級「いや、あそこはむしろ出さなきゃ駄目でしょ」
青葉「私達のこととなるとすぐ熱くなっちゃうのが司令官の癖ですからねー」
提督「次からは気をつけるよ.....」
サラトガ「そういえば提督、部活動はどうするつもりなんです?」
提督「んー、前と同じ剣道もいいけど.....アーチェリーでもやろうかなと」
サラトガ「アーチェリーですか.....ご一緒します!」
青葉「私は写真部ですかねぇ、カメラ好きですし」
タ級「私はバスケかなぁ、皆とやったことあるし」
提督「アーチェリーって弓道とどう違うのか分からんのだよなぁ」
サラトガ「かなり違いますね、例えば弓道は当たったか外れたかで判定を行いますが、アーチェリーはいかに的の中心に当てたかで決まります」
サラトガ「その他にも矢の引き方だったり弓の違いだったりと様々な違いがあります」
提督「はぇーそうだったんだ.....」
提督「ま、明日本入部だったよな?それで教えてもらえるだろ」
タ級「そうなんじゃない?」
翌日 放課後
アーチェリー場
部長「新アーチェリー部の皆さん、こんにちは」
部長「今日は皆さんのセンスを見ます。初めての人もいると思いますけど、落ち着いてやってみてください!」
サラトガ「.....」バシュッ
ドスッ
オォーッ!
部長「10射全てがど真ん中.....」
部長「これは期待の新人だ!(高音)」
部長「次、御島君!」
御島「はい」
御島『鳳翔に教えてもらったことを思い出せ.....』スッ
部長『あれ?あれって弓道の構え方じゃ』
バシュッ ボンボン ブゥゥゥゥン
一同「え?」
提督『やべ、間違えて艦載機出しちまった』
バシュ ドカーン
サラトガ「もう.....提督、何やってるんですか.....」
提督「すまん.....カバーありがとな、サラ」ナデナデ
サラトガ「ふふ、どういたしまして♪」
部長「今のは一体.....」
提督「部長、今のは忘れてください」ジー
部長「.....?そうだな、続きをやろう」
部活動後
タ級「いやー、皆おつかれー」
青葉「司令官がまたやらかしました.....」
タ級「え?」
青葉「とりあえず、この写真見てください」スッ
(提督が艦載機を飛ばす姿が写っている)
タ級「あー、なるほど。だいたい察した」
提督「いやほんとサラのカバーが無かったら危ないとこだった」
サラトガ「びっくりしましたよ.....まさか艦載機が飛び出すなんて.....」
タ級「なんで艦載機が?」
提督「いやな?鳳翔に教えてもらったことを意識しながら射ったらな?出ちゃったの」
タ級「いやごめん何言ってるか分かんない」
提督「なんで分かんねぇんだよ!」
青葉「まー、提督ですし?」
サラトガ「不思議じゃないですよね」
タ級「それもそうか」
提督「何なの?俺の事をなんだと思ってるの?」
青葉サラトガタ級「愛しい人!」
提督「.....そういうのやめろよな.....」テレ
青葉「さー、司令官!久々にヤリましょう!」
提督「なんでそうなるの!?」ガビーン
青葉「だって.....そういう雰囲気だったじゃないですか」
サラトガ「4Pなんて初めてですけど頑張ります!」
タ級「大丈夫、提督ならイケるって」
提督「えっ、ちょっ、まっ!」
ンアッー!(≧Д≦)
翌日 1-3教室
青葉「さあ、今日も頑張りましょう!」キラキラ
タ級「そうね!」キラキラ
サラトガ「体育の授業って何をやるのかしら!」キラキラ
提督「.....腰が痛い」ハァ
第一体育館
提督『4組と合同か.....柳原はどこにいるかなっと』
オーイ!
柳原「御島!聞いてくれ!」
提督「どうした?そんなに慌てて.....」
柳原「長門が.....」
提督「長門が?」
柳原「うちのクラスに来た.....」
提督「.....ちょっと妖精さんに聞いてみる」ピッ
ツー ガチャ
工廠妖精「かかってくるだろうとおもいました」
提督「分かってるなら話は早い、どういう事なんだ?」
工廠妖精「いやー、柳原ていとくのことすっかりわすれてましてね.....まぁ、そんなかんじです」
提督「連絡もなしに実行するのは混乱しか生まんだろ.....」
工廠妖精「でもれんらくしてもでないじゃないですか」
提督「仕方ないだろ?授業中は流石に.....」
工廠妖精「じゃあチャットアプリをそうしんしとくので、そいつをつかいましょう」
工廠妖精「そのなもRAINです!」
提督「これまた危ないがいいとしよう。じゃ、今後の連絡はそちらを通して頼む」
工廠妖精「はーい」
ガチャ
柳原「どうだ?何か分かったか?」
提督「あぁ、妖精の恩返しだそうだ」
柳原「ハハッ、そりゃ嬉しいね」
提督「まぁ、青葉たちとも仲は良いし、大丈夫だろ」
その頃、第二体育館
長門「サラー!」
サラトガ「長門!?何でここに?」
長門「まぁ、色々とあってな、それより青葉とタ級は?」
サラトガ「二人なら多分......」
青葉「あれ?長門さん?」
タ級「貴方が長門?始めまして、タ級よ!」
長門「よろしくな、タ級!とりあえず説明するか」
長門説明中
青葉「なるほどですねー、ちなみに部活動は?」
長門「バスケだな、なかなか面白そうだ」
タ級「あら、私と同じじゃない!」
長門「本当か!いやー知り合いがいるとは心強いな」
青葉「私だけボッチじゃないですかぁ!」
サラトガ「そんなこと言ってもしょうがないでしょ...」
アハハハハ
第一体育館
体育教師「それじゃ、ドッジボール始めるぞー」
提督「あ、ドッジボールやるんだ」
柳原「久々にやるな.....」
ピー!
数分後
提督「やべぇよ...やべぇよ...」
提督『適当に陰キャプレイしてたらいつの間にか1VS6とかいう劣勢だよ.....』
柳原「残りは御島だけか?」
提督「.....らしいな」
提督「.....柳原」ピッ
柳原「.....!お前まさか」
提督「ちょいと本気出すぜ」ギンッ!
ビューン
提督『ボールが止まって見えるとはまさにこのことだな』
ガシッ
提督「受け取れ!」
バシューン
男子G「おりゃ!」
柳原「甘いな」ガシッ
柳原「外野ー!」ポーン
提督「柳原、忘れたのか?」ダッ!
ガシッ
柳原「.....忘れてた」
提督「こ↑こ↓」
柳原「いっ!?」バシン
提督「やったぜ。」
キーンコーンカーンコーン
体育教師「終了ー!教室にもどれー!」
ガヤガヤ
提督「すまん、大丈夫か?柳原」
柳原「すっげー痛かったゾ〜」
提督「大丈夫そうだな、良かった」
柳原「やり過ぎるとバレるぞ?」
提督「お、そうだな。気をつける」
授業後
提督「あー、疲れた」
サラトガ「お疲れ様、陽登。長門が会いたがってたわよ?」
提督「OK、隣のクラスだったよな。話してくる」タッタッタ
1-4教室前
提督「お待たせー」
長門「久しぶりだな御島提督!」
提督「久しぶり、長門。公共の場では俺の事を陽登と呼んでくれていいぞ」
長門「承知した。それにしても妖精さんには感謝してもしきれないな」
提督「本当にな、皆に会えたのも妖精さんのおかげ。世界を救ったのもそう大したことじゃないのに」
長門「陽登は本当に自己評価が低いな。もっと誇っていいと思うぞ?」ハハッ
提督「まぁ、なんだ.....」
提督「柳原と幸せにな」
長門「.....陽登こそ、サラたちを頼んだぞ」
提督「これからも、よろしくな」スッ
長門「こちらこそ」ガシッ
自宅
\RAIN/
提督「妖精さんからか?」
『ようすをみたかんじ、あとひとりいけそうなのでおくります』
提督「.....誰だろう?」
ピーンポーン
サラトガ「はーい」
ガチャ
集積地棲姫「御島さんの家はこちらで...って、サラ!」
サラトガ「シューちゃん!どうしてここに?」
集積地棲姫「提督のとこに行けるって妖精さんに言われてね、それで送ってもらったんだ」
スタスタ
提督「おー、よく来たな集積地!妖精さんから話は聞いてるぜ」
集積地棲姫「それなら話は早い。.....これからもよろしく!」ギュッ
提督「おっと!あぁ、よろしくな」ナデナデ
集積地棲姫『あぁ、これだ.....この温もり、心の奥が満たされるこの感覚!』ツー
提督「!?どうした!?撫でられるの嫌だったか!?」
アセアセ
集積地棲姫「もう会えないと思ってた.....でも、こうして私は貴方に抱きしめられている.....その事が嬉しくてたまらないんだ.....」ポロポロ
提督「.....俺の胸なら幾らでも貸すから、好きなだけ泣いていいんだぞ」ギュー
10分後
提督「.....落ち着いたか?」ナデナデ
集積地棲姫「.....あぁ、もう大丈夫だ。ありがとう」
提督「いいって。嫁の悩みの一つや二つ、聞いてやらなきゃ夫失格だろ?」ハハッ
集積地棲姫「ふふっ、そうだな」
集積地私室
提督「とりあえず、この部屋を使ってくれ」
集積地棲姫「分かった」ガチャン
提督「しかし.....随分荷物が多いな」
集積地棲姫「あぁ、妖精さんから技術を学んでな。その関係の物だ」
提督「なるほど.....でもどっかで見たことのある装備ばっかりだな.....」
集積地棲姫「そうなのか?」
提督「あぁ、俺がやってるゲームに出てくるのにそっくりなんだ。何ならやってみるか?」
集積地棲姫「面白そうだ、新しい装備のイメージもできるかもしれない。やらせてくれ」
3時間後
提督「3階クリア」
集積地棲姫「了解、目標部屋の前までクリア」
提督「よし、落とし戸開けるから同時に突入だ」
提督「3、2、1、突入」カチッ
集積地棲姫「一人カット、ラスト奥の小部屋」
提督「了解、倒した」
集積地棲姫「何とか勝てたか.....」フゥ
提督「どうだ?面白いだろ?」
集積地棲姫「あぁ、それに新しい装備も作れそうだ」
提督「作るのはいいが、やりすぎるなよ?」
集積地棲姫「分かった」
翌日
提督自宅
タ級「おはよー」ゴシゴシ
提督「おう、タ級おはよう」トントントン
タ級「ありゃ、提督がご飯作ってるところ始めてみた」
提督「一応ヲ級に料理教えたの俺なんだがな.....」
タ級「いやー、完全に忘れてたね」ハハハ
サラトガ「世界もなんか物騒ですねー」
青葉「えぇ、なんでもテロが多発してるとか.....」
集積地棲姫「こっちの世界も、案外危険なんだな...」
高校 教室
集積地棲姫「始めまして、ミンドロ・シューです。よろしくお願いします」ペコ
先生「皆、仲良くしてやってくれ」
提督『制服着た集積地.....三越の時もやばかったけどこれはこれでやばいな.....超かわいい』ジー
集積地棲姫「.....どうした?提督。私の顔に何かついてるか?」
提督「い、いや。何でもないぞ?」アセアセ
タ級「......むー」ジトー
提督「ど、どうしたタ級?」
タ級「......」ジトー
青葉「......」ジトー
サラトガ「......」ジトー
提督「青葉とサラまで.....俺が一体何をしたというんだ.....」
先生「今日の連絡だが、皆。最近日本でテロが多発しているのは知っているよな?その関係で自衛隊のお偉いさんがここに視察に来るらしいから、失礼の無いようにな」
提督「テロね.....」
青葉「何でもテロリストとは思えないような動きらしいですよ?」
提督「そうなのか.....」
先生「それじゃ、全校集会あるから廊下に並んでくれー」
教室
提督「校長先生ってどの学校でも長いこと話すよな...」
タ級「お尻が痛い.....」
サラトガ「これが日本の伝統芸能ですか.....」
提督「.....まぁ、否定はしない」
集積地棲姫「あと一日遅く来るべきだった.....」
提督「そこまで!?」
キーンコーンカーンコーン
数学教師「授業始めるぞー」
提督「あ、そろそろか.....」
数学教師「さーて、教科書」
ガシャーン! スタ スタ スタ スタ
一同「!?!?」
??「手を上げろ!動くな!」ガチャ
女子A「キャーッ!」
提督「っ!」カチ
青葉「司令官!抑えて!」
青葉「私達だけなら何とかなるかもしれませんが一般の人もいます。」
サラトガ「それに敵の情報もありませんし、とりあえずは大人しくしましょう」
提督「っ.......分かった」スチャ
全員拘束後
??「一階の制圧完了しました!」
??「了解、陸将の確保は?」
??「完了です!」
??「よし、撤退用の車両到着まで持ちこたえろ」
??「了解!」
提督『日本人ではないことは分かったが.....』ギシギシ
提督『一体何が目的なんだ.....?』ブチ
提督『まぁ、とりあえず.....』
集積地棲姫「敵の数が減った。出るなら今だよ(小声)」
提督「よし、それじゃ俺と集積地はフラッシュと同時に窓から脱出。サラと青葉とタ級は俺たちが逃げたあとこの部屋を制圧してくれ(小声)」
一同「了解(小声)」
??A「お前ら、何をこそこそ.....」
ピカーン
??B「!?」バッ
??A「.....クソッ!二人逃げた!」
??B「リーダー、こちら第四小隊。ガキが二人逃げました!」
??B「.....了解」
??A「どうだった?」
??B「この部屋の奴らを全員殺せだと」ガチャ
??A「.....了解、見せしめってやつか」ガチャ
女子B「やめてー!」
??A「うるせぇ!お前から殺してやる」スッ
ドゴッ!
??A「ごはっ!?」バタ
??B「なっ、どうした!?」
バァン! バタン
女子C「キャーッ!」ビクビク
青葉「司令官、制圧完了です」ピッ
提督『了解、青葉はASR-40で談話室を狙える場所へ、タ級とサラは教室の防衛準備』
青葉サラトガタ級「了解!」
先生「お、お前たちは一体何なんだ.....?」
サラトガ「今はお話できませんね.....とりあえず、バリケードを作りますか」
タ級「おっけー、皆手伝ってー」ヨイショ
青葉「それじゃ、頼みますね」カチ
サラトガ「青葉も、気をつけてね」
青葉 スーッ
高校 屋上
カチャ
提督「中々良さげな銃だな」
集積地棲姫「これがドローンだ、操作とかは昨日のゲームと同じだ」
提督「おっけー、偵察開始!」ウィーン
5分後
提督「偵察完了」
集積地棲姫「どんな感じ?」
提督「ドアのそばに一人と机の窓のそばに一人、それに縛られている人と話しているのが一人だな」
集積地棲姫「なら、隣の準備室からブリーチングチャージで突入か?」
提督「それだと二人はなんとかなるが.....ん?」ピピッ
青葉『狙撃準備完了です、そちらに合わせます』
提督「了解」
集積地棲姫「三人目は心配しなくても良さそうだな」
提督「だな、そろそろ行くぞ」
集積地棲姫「了解!」
準備室
??D「やることねぇなぁ~、どうするよ~暇だぁ~」
??E「暇じゃねぇだろ.....任務を遂行しなきゃ.....」
??D「大丈夫だって安心しろよ〜。この部屋の見張りぐらい目をつぶってもできるぜ?」
??E 「目をつぶったら見張りなんてできないと思うんですけど(名推理)」
??D「お、そうだ」
ガシャーン!
二人「!?」
提督「ちょっと眠ってろお前」ガッ
集積地棲姫「ちょっとビリッとするだけだ」カチ
??D ( ˘ω˘)スヤァ
??E「ンアーッ!」ビクンビクン
バタ バタ
提督「やっぱり銃よりも体術だな、静かだし」ゴキゴキ
集積地棲姫「それ多分提督だけだぞ.....」ハァ
提督「よいしょっと」ペタ
提督「準備はいいか?」カチャ
集積地棲姫「いつでも」
カチッ ドカーン!
提督 バババババッ!
??「うあっ!」バタ
集積地棲姫「くらえ!」バァン
?? バタ
陸将「き、君たちは.....?」カチャ
リーダー「そこを動くな!でなきゃこいつの頭」グシャ
バタン
提督「.....まぁ、40mmなんて頭にくらえばこうなるわな」
提督「これで大丈夫ですよ」ブチ
陸将「あ、あぁ。しかし、その卓越した射撃技術といい、この状況で外に出て私を助けにくる所といい、君たちは一体.....」
プルルルルル
提督「どうした?サラ」
サラトガ『そちらは終わりましたか?』
提督「あぁ、縛られてたのは陸将だったよ」
サラトガ『そうでしたか、一つ提督にお知らせしておきたいことがありまして』
提督「なんだ?」
サラトガ『今回のテロ.....どうやらK国の兵士のようです』
提督「K島.....今梅島問題で揉めてる所大国か.....」
提督「分かった、ありがとう」
サラトガ「はい、それでは」
提督「青葉も教室に戻ってくれ」
青葉『了解です』
ガチャ
集積地棲姫「.....提督、サラは何と?」
提督「今回の襲撃はK国の兵士によって行われたということだけだな」
集積地棲姫「リーダーってやつの持ってた端末をハッキングしてみたんだが.....その兵士、ただの兵士じゃ無かったみたいだ」
提督「どういうことだ?」
集積地棲姫「第707特殊任務大隊、今回の襲撃の犯人はそいつらによるものだ.....」
提督「.....目的が陸将の誘拐だったとしたら」
集積地棲姫「...戦争の準備と見て間違いないだろうな」
提督自宅
提督「K国が日本に宣戦布告、戦争へ突入か.....」
タ級「大丈夫かな.....」
テレビ「K国軍の攻撃により、沖縄はすでに戦火にさらされている模様です。沖縄近海では次の様な兵器も目撃されており.....」
サラトガ「っ!提督、これって.....」
提督「あぁ...」
一同「深海棲艦.....」
提督『あまり考えたくはないが.....妖精さんが関わっている可能性が高いな.....』
ピンポーン
青葉「はいはーい」ガチャ
陸将「御島陽登君の家はここかな?」
提督「呼びましたか?」
陸将「あぁ、K国が我が国に戦争布告をしたのは知ってるな?」
提督「もちろんです」
陸将「今日の君の超人的な動きを見てな、君に話を聞きに来たんだ」
提督「そうでしたか.....ここで話すのもなんですし、とりあえず上がってください」
リビング
提督「まず最初に言っておきます。私.....いや、私達にはK国の新型兵器への対抗ができます」
陸将「本当か!?」
提督「ですが、私達が戦うためには基地が必要となります、その基地の建設をお願いしたい」
陸将「奴らにはミサイルも砲撃も何も効かない、そんな奴らをどうにかできるなら.....」
陸将「よし、基地の建設は何とかしよう」
提督「ありがとうございます」
陸将「で、君たちがどうして奴らに対抗できるかの説明を頼む」
提督説明中
提督「信じてもらえないかもしれませんが、これが私達が奴らに対抗できる理由です」
陸将「なるほど.....俄には信じがたいが、嘘をつく理由もないな。よし、奴らを駆逐してくれ!」
提督「お任せください」
ピーッ
工廠妖精「どうしました?ていとくさん」
提督「ここまでシナリオどおりか?妖精さん」
工廠妖精「.....どうでしょう?」
4日後
プルルルルル ガチャ
提督「もしもし.....はい、そうですが....っ!そうですか!はい.....はい、分かりました、失礼します」ガチャ
集積地棲姫「誰からだったんだ?」
提督「統合幕僚長っていう階級の人からだな、簡単に言えば元帥みたいなもんだな」
集積地棲姫「それで?どんな内容だったんだ?」
提督「結構重要なことだから、全員を集めてからな」
全員集合後
提督「全員集まったみたいだな」
サラトガ「重要な話ってなんですか?」
提督「深海棲艦によってこの国に甚大な被害が出ていることは知っていると思う」
青葉「ですねぇ、私達がいるおかげで愛知県付近の制海権は取れてますが、それ以外の場所はかなりの被害を受けているようですね.....」
提督「一つ問題を出そう。深海棲艦を倒すためにはどうしたらいいと思う?」
タ級「私が言うのもなんだけど、艦娘を揃えるしかないんじゃない?」
集積地棲姫「でも鎮守府みたいな拠点となる場所が無いと......まさか」
提督「あぁ、鎮守府建設の許可、土地の用意が完了したと連絡がきた」
ピーッ ピーッ
ガチャ
提督「どうした?妖精さん」
工廠妖精「ていとくさん、ちんじゅふのけんせつのきょかはおりましたか?」
提督「バッチリだが.....まさかそれを確認するためだけに連絡してきた訳じゃないだろ?」
工廠妖精「もちのろんです。けんせつにどれくらいかかるかききましたか?」
提督「いや、まだ計画段階だし、どんな形になるかも決まってない。ただまぁ、最短でも一年はかかるとは思う」
工廠妖精「そんなじかんがにほんにあるとおもいますか?」
提督「......無いな」
工廠妖精「そこで、われらようせいのでばんです」
提督「え?妖精さん達って帰ったんじゃ?」
工廠妖精「だいようせいさまにおねがいしたらこころよくきょかくれました」
提督「あら優しい」
工廠妖精「たすけてもらったおんがえしがしたいというおもいはほかのようせいたちもいっしょだったみたいです」
提督「そんな大したことしてないんだがな.....」
工廠妖精「そろそろそちらにつくころだとおもいますよ?」
提督「え?何が?」
タ級「ん?何この穴」
ポン ポン ポン
青葉「妖精さん達が出てきた!?」ポン ポン ポン
集積地棲姫「どんだけ出てくるんだ!?」ポン ポン
サラトガ「一旦外に出ましょう!」ポン ポン ポン
数分後
妖精s ズラー
妖精A「ていとくさん!あのときはほんとうにおせわになりました!」
妖精s「なりました!」
妖精B「これより、ちんじゅふのけんせつをかいしします、いちにちかかるので、みなさんはここでおまちください!」
妖精s「いくぞー!」スタタタタ
提督「行っちまったな.....」
タ級「勝手に建設して大丈夫なのかな.....?」
提督「まぁ、何とかなるだろ。妖精さんだし」
一同「確かに〜」
その頃 鎮守府建設予定地
ホーホケキョ
設計士A「こ↑こ↓」
設計士B「はぇ〜...すっごい広い」
設計士A「突然この土地に基地を作れって言われてもね.....辞めたくなりますよぉ〜」
設計士B「まぁ、どんな基地かすら教えてもらってないですしね.....」
スタタタタ
設計士A「ん?」チラッ
妖精s「Ураааааааа!!!!」スタタタタタタタ
設計士B「何ですかあれ!?」
設計士A「なんかハンマーと資材持ってる!?」
カンカンカンカン! キュィーーーン コンコンコン
設計士B「なんか作り始めましたよ......?」
設計士A「最近の建築は小人がするのか(困惑)」
設計士B「なんか勝手にやってくれそうですし、帰りますか先輩?」
設計士A「お、そうだな。帰ってビール飲もうぜビール!」
設計士B「あー、いいっすねぇ〜」
スタスタ
翌日
プルルルルル プルルルルル
提督 ムクリ
提督「なんだよこんな時間に.......」ガチャ
??「御島君でいいかな?」
提督「そうですが.....あなたは?」
高田「私は統合幕僚長の高田亮だ、よろしく頼む」
提督「統合幕僚長でしたか!それで、どのようなご用件でしょう?」
高田「基地の建設予定地に巨大な施設が建っているのだが.....君の差し金かい?」
提督『もう建設終わったのか.....』
提督「......えぇ、勝手なことをして申し訳ありません。早急に出撃のできる環境を整えるべきだと考え、行動しました」
高田「まぁ、こちらも計画しかしていなかったからな、次からは連絡を頼む」
提督「了解しました」
高田「あぁそれと、新型兵器の対策は君に一任することにした。こちらからは特に何も言わないから、よろしく頼む」
高田「任命式は今日の午前10時から首相官邸にて行う。準備して来てくれ」
ガチャ
提督「たかが16の青年に国防を一任ねぇ.....」
提督『一任してもらったほうがやりやすいとはいえ、そこまでできるのか.....』
提督「とりあえず着替えるか.....」
着替え終了後
提督「さて、そろそろ行くかな...」
ガチャ
サラトガ「Good morning!.....?どうしました提督?難しそうな顔して?」
提督「.....朝食後、ここに向かってくれ」ピラッ
サラトガ「ここは?」
提督「行けばわかる」ガチャ
サラトガ「提督はどこに行くんですか?」
提督「10時から首相官邸で任命式とやらをやるらしいから、そいつに行ってくる」
サラトガ「了解しました。気をつけてくださいね」
提督「わかった、それじゃ皆にも伝えといてくれ」
09:20 首相官邸前
提督「ふぅ、着いたか.....まさか330km走ることになるとは.....」
警備員「御島陽登君でいいかな?」
提督「はい、身分証です」スッ
警備員「確認できました、ついてきてください」
部屋
警備員「ここでこちらの服に着替えてお待ちください」
提督「分かりました」
バタン
提督「.....またこの服を着ることになるとはな」スッ
官邸大ホール
パシャ!パシャ! パシャパシャ!
提督『すっげぇ撮られてる、はっきりわかんだね』
提督『有名人になった気分だな.....』
??「これより、任命式を始めます」
提督『矢部総理.....近くで見るとあまり背は高くないんだな.....』
総理「御島陽登 あなたを鎮守府の提督に任命します。この国の防衛をよろしくお願いします」
提督「はい、この命をかけて国民の皆さまをお守りします!」ビシッ
長崎県 佐世保市
ブロロロ キキーッ
ガチャ
運転手「提督の健闘を祈ります。それでは」
バタン ブゥゥゥゥン
提督「このやり取りも懐かしいな.....」
提督『さて、執務室に向かうとするか』
執務室前
あの時の自分と重ね合わせる。新しい生活に不安があるのは前と同じ、だが
提督『俺には、信頼できる仲間がいる』
その点だけは、あの時と違うところだ
ガチャ
意を決して扉を開ける。そこには.....
艦娘&深海棲艦一同「提督(司令官)!これからよろしくお願いします!」
提督「.....あぁ、よろしく頼む!」
変わらない、仲間たちがいた
会議室
提督「さて、会議を始めるぞ。議題はこれからの方針、それと......」チラッ
工廠妖精「どうしました?」
提督「いや、何でもない。とりあえずこれからの方針だが.....」
提督「まずは敵勢力の偵察及び沿岸防衛に徹するべきだと思うんだが、どうだ?」
吹雪「それで問題ないかと思います。敵の配置もわからないままでは攻撃のしようがありません」
提督「この案に反対する奴は.....いないみたいだな、それではこれからの方針は偵察及び沿岸防衛とする」
提督「それでは会議終了!各自自由にしてくれ」
夕立「提督さん!あそんで!」ポイポイ
提督「んー、ちょっと待っててくれるか?妖精さんと話があるんだ」
夕立「分かったっぽい!執務室で待ってるっぽい!」
バタン
提督「さて、妖精さん。本当の事を話してくれるか?」
工廠妖精「......やっぱりバレてましたか」
提督「まぁな、それで?どうしてこんな事を?」
工廠妖精「わたしはみなさんにおんがえしをしたかったんです。それでおもいついたのがこのせかいにしんかいせいかんをしゅつげんさせることでした」
工廠妖精「しんかいせいかんがいればていとくさんとみなさんはいっしょにいられる、そうかんがえたんです」
提督「なるほどなぁ.....」
工廠妖精「めいわく.....でしたか?」
提督「.....俺は構わない、だが俺たちを幸せにするために他人を巻き込んだのは褒められたもんじゃないぞ?」
工廠妖精「はい.....わかってます」
提督「ならさっさと戦争を終わらせるぞ。深海棲艦の場所、戦力を教えてくれ」
工廠妖精「.......それが」
提督「?」
工廠妖精「それをきろくしたそうちをこわしちゃって、まったくわからないんですよね.....」
提督「おいおい.....そこまでヤバいのはいないよな?」
工廠妖精「はい、姫鬼級はいないはずです」
提督「まぁ、焦らずやっていくとしよう。これからも頼むぞ?」
工廠妖精「はい、おまかせください!」
執務室
ガチャ
提督「さてどうする.....」
夕立「おかえりなさいっぽーい!」ガバッ
提督「うおっ!?」ガシッ
時雨「提督、おかえりなさい!」
夕立「提督さん遅いっぽいー」
提督「ゴメンな?妖精さんと大事な話があったから...」
夕立「むー、なら許すっぽい」
提督「で?何して遊ぶんだ?」
夕立「んーとね、お昼寝!」
提督「昼寝?それって遊びなのか?」
夕立「提督さんと一緒に寝たことなかったから、やってみたいっぽい」
提督「ふーん、まぁ、夕立がいいならいいか」
夕立「ちなみに時雨の発案っぽい!」
時雨「ちょっ、夕立!」
提督「あ、そうなのか。時雨ももっと甘えてくれていいんだぞ?溜め込むのは良くないからな」
時雨「.....うん、そうさせてもらうよ!」
夕立「お布団準備完了っぽい!」
提督「お、ありがとな夕立。んじゃ早速寝るか」
ゴソゴソ
時雨「あったかいね.....」
提督「そうだな.....ちょっと狭い気もするが」
夕立「提督さんの匂い.....安心するっぽい」スンスン
提督「あー、なんだか眠たくなってきた.....おやすみ」
時雨夕立「おやすみなさーい」
ガチャ
青葉「司令官?そろそろ.....あらあら」
青葉「幸せそうな寝顔ですね.....」パシャ
青葉『私も一緒に寝たいなぁ.....』
提督「む.....」パチ
青葉「あ、おはようございます!そろそろ夕食の時間ですよ!」
提督「そうか.....時雨、夕立起きろ〜」ユサユサ
時雨「ん.....おはよう提督」ゴシゴシ
夕立「おはようっぽい〜」ノビー
青葉「司令官今夜お願いしてもいいですか?(小声)」
提督「いいぞ?」
夕立「提督さん?何話してるっぽい?」
提督「何でもないぞ?それじゃ、ご飯食べにいこうぜ」
時雨「.....」/////
青葉『時雨ちゃん.....大人になったね』
食堂
ヲ級「あ、提督!ご飯できてますよ」
提督「おう、すまんなヲ級。時雨と夕立に昼寝に誘われてな、手伝えなかった」
ヲ級「大丈夫ですよ、今日はもともと私と鳳翔さんで作るつもりでしたから」
提督「鳳翔と?.....これすごい美味しいな」
ヲ級「鳳翔さんと一緒に料理を研究しましてね、どうでした?」
提督「絶妙な味加減に栄養バランスまで考えられているこれ以上ない完璧な食事だと思う」
鳳翔「そうですか!良かった.....」
提督「鳳翔も料理が上手いんだな」
鳳翔「あら、これでも前世では連合艦隊随一の腕だったんですよ?」
提督「そういやそうだったな.....」
食後
ヲ級「久しぶりにワインでも飲みますかね.....」ポン
提督「二人は赤と白どっちが好きなんだ?」
ヲ級「私は赤ですかね、白も嫌いじゃないですけど」
鳳翔「私も赤ですかね.....日本酒の方が好きですけど」
提督「ほーん。じゃ」スッ
三人「かんぱーい!」カンッ
提督「やっぱりアルコールはワインだな」
ヲ級「提督炭酸飲めないですもんね」
提督「炭酸を飲む奴の気がしれないんだよなぁ.....舌がビリビリするし喉も痛いし.....」
鳳翔「それがまたいいんですけどね」
提督「俺ももうちょい大きくなったら飲めるようになるかなぁ」
ヲ級「どうでしょうかね.....」
鳳翔「提督はまず茄子を食べられるようになってくださいよ.....電ちゃんと同じなんて恥ずかしいですよ?」
提督「うぐっ.....善処する」
ヲ級「なんであんなに茄子嫌いなんです?」
提督「だって.....畳みたいな味するじゃん」
鳳翔「畳.....?」
提督「なんかこう.....風味がな?」
ヲ級「全く理解できないです.....」
提督「そうなのか.....と、俺はそろそろ」
鳳翔「あら?何かあるのですか?」
提督「いや.....早く寝ようと思ったんだ」
鳳翔「.....分かりました」
提督「お、おう。それじゃ」
鳳翔「提督、あまり遅くまでシては駄目ですよ?」ボソッ
提督「.....分かってる」
ヲ級「?」
翌日
チュンチュン
提督 ムクリ
提督「もう朝か.....」ノビー
提督「さて、飯を.....」グイッ
青葉「むにゃあ.....」ギュ
提督『青葉って体温高いんだなぁ』ナデナデ
青葉「しれいかーん」エヘへ
10:30 執務室
ガチャ
大鳳「帰投しました!」
神通「作戦は無事に完了、海域は制圧されました」
榛名「こちら報告書です」
提督「あぁ、ありがとう。お疲れ様」ナデナデ
榛名「ぁぁありがとうございます! 榛名戦えます!」キラキラ
神通「ふぅ.....落ち着きますね」キラキラ
大鳳「提督に撫でられると疲れが吹き飛ぶわね」キラキラ
提督「よし、それでは各自休憩をとってくれ」
三人「了解!」
トコトコ
電「司令官、お茶なのです」コト
提督「お、ありがとうな」
大鳳「あら、今日の秘書艦は電ちゃんね」
電「なのです、やることもちゃんと覚えたから大丈夫なのです!」
提督「あ.....スマホの充電やべぇなぁ」
神通「寝る前に充電しなかったのですか?」
提督「忘れてたね」
電「あ、それなら.....」スッ
榛名「充電コード?」
パク
一同「!?!?」
電「ひへいはん、はひてふだはい(司令官、貸して下さい)」
提督「お、おう?」スッ
カチッ ピッ
一同「!?!?」
提督「アイエエエ!?ジュウデン!?ジュウデンナンデ!?」
神通「これは一体.....?」
電「あ、充電完了なのです」スッ
提督「何があったらこうなるんだ.....」
電「説明しましょうか?」
提督「オナシャス!」
電「あれは確か.....」
モヤモヤーン(回想スタート)
提督が帰った3日後
時雨「洞窟探検?」
夕立「そう!さっきターザンごっこしてたら見つけたの!」
島風「面白そう!行ってみようよ!」
電「なのです!」
時雨「分かった、ライトもあるし、行ってみよう」
洞窟内部
島風「と、勇んで来たは良いものの....」
夕立「完全に迷ったっぽい.....」
時雨「ライトの電池もそろそろ切れそう.....」
電「.....!あそこ、何かが光ってるのです!」スッ
島風「ホントだ!行ってみようよ」
一同「さんせーい!」
電「これなんですかね?」
夕立「キノコ.....っぽい?」
時雨「これはオロシャヒカリダケだね」
島風「へぇー、それにしてもキノコが光るなんて不思議だねー」ツンツン
時雨「生物発光っていうのをしてるんだ、話すと長くなるからかんたんに言うけど、蛍みたいなものだよ」
電「時雨ちゃんは物知りなのです」
時雨「それほどでも.....あ、バッテリーが」
夕立「なら、キノコを食べればバッテリーも回復するっぽい?」
時雨「.....生物発光のエネルギー変換効率の高さはよく知られているけど、それはあくまでタンパク質と酵素による科学反応で――」
夕立「つまり、回復するってことっぽい?」
時雨「もうそれでいいよ.....」
夕立「それじゃ早速.....誰が食べるっぽい?」
島風「私はちょっと....」
時雨「僕も.....」
夕立「私も.....」
電「じゃ、電が食べるのです」パクッ
一同「!?!?」
時雨「なんの迷いもなくいったね.....」
島風「ど、どんな味?」
電「.....あんまり美味しくないのです、ナスよりはマシですけど」
夕立「さて、ここにバッテリー切れのライトがあるっぽい!」
夕立「チョチョイといじって.....よし、これを咥えれば電気がつくっぽい!」
電「なのです!」パクッ
ピカー!
島風「おお!ついたー!」
時雨『生物発光するキノコを食べたからってバッテリーが回復するわけがない。どういうことだろう?』
時雨「まぁ、脱出できたら何でもいいか.....」
夕立「?時雨、どうしたっぽい?」
時雨「何でもないよ。さて、出口を探そう」
数十分後
島風「でれたー!」
時雨「もう地下は懲り懲りだよ.....」
電「ふぅ、何とかなったのです.....」
夕立「さて、もう夕方だし、帰るっぽい!」
モヤモヤーン(回想終了)
電「というわけなのです」
一同「........」
提督「.....妖精さん」
工廠妖精「ていとくさん、およびですか?」シュタ
提督「妖精さんの力を結集して作って欲しいものがある」
工廠妖精「まさか.....あれを!?」
提督「あぁ、艦載用としては頓挫していた.....」
提督「超電磁砲(レールガン)を!」
数時間後
工廠妖精「できましたー!」
電「これがレールガン.....」ゴクリ
提督「めちゃめちゃ強そう(小並感)」カンカン
工廠妖精「ちくでんそうちがいらなくなったのでかなりちいさくできました」
提督「早速試射といこう」
東シナ海
提督「すっかり暗くなっちまったな」
秋月「司令に言われてついてきましたが....何するんですか?」
工廠妖精「まぁ、みてればわかります」
電「発射準備完了なのです!」
提督「おし、好きなタイミングで撃ってくれ」
電「なのです!」カチ
キュィーーーーン ビー! ドカーン!
工廠妖精「ついにれーるがんもじつようかできましたね.....」
提督「そうだな.....電、大丈夫か?」
電「大丈夫なのです。でも、思ったより電力の消費がキツくて撃てるのは一時間に一発が限界だと思うのです」
提督「よし、んじゃ帰るかー」
秋月「.....?」
提督「どうした?秋月」
秋月「いや.....あれ船じゃないですか?」指差し
提督「.....確かに船だな。でもレーダーには映ってない」
工廠妖精「てことは.....」
電「敵の可能性が高いのです」
提督「.....はい、ありがとうございました、失礼します」ピッ
提督「確認したが現在この海域に日本の艦艇はいないそうだ」
電「私は攻撃できないのです.....他の武装がメンテナンス中でしたから.....」
提督「生憎だが俺もだ、急いでて武器を置いてきちまった」
秋月「まさか私が呼ばれたのって.....」
提督「察しがいいな。俺、秋月とあってすぐ帰っちまったから、秋月の強さが分からないんだ。それを確かめたくて」
秋月「ここにあの船が現れるのも想定済みだったんですか?」
提督「いんや?深海棲艦あたりだと思ってたんだが、やれそうか?」
秋月「司令の為なら、何だってやれます!」
提督「それじゃあ、あの船を無力化してくれ。危なくなったら言えよ?助けに行くから」
秋月「了解です、秋月!出撃します!」ザーッ
工廠妖精「で?ほんとうにぶそうをおいてきたんですか?」
提督「そんなわけないだろう?もしここで俺らが襲われたらどうするんだ」ガシャン
電「ごもっともなのです」
敵艦 CIC
兵士A「!高速でこちらに接近してくる物体をレーダーが感知しました!」
砲雷長「迎撃準備!」
海上
秋月「お、来ましたね」
ミサイル バシュー!
秋月「さて、始めましょう」ニタァ
ドドォン ドカーン!
秋月「誘導弾なんてただの的です!」ザーッ
敵艦
兵士「ミサイルが撃ち落とされた!?」
砲雷長「慌てるな、射撃統制レーダーを起動!」
海上
秋月「ふむ.....機銃ですか」
敵艦 バババババ!
秋月「そんなもので私を止められるとでも?」スッ
カカカカカンッ!!
秋月「距離は十分、さて」
秋月「蹂躙の時間です!」ギンッ!
スパッ スパッ ガシャーン!
秋月「遅いですねぇ、そんなノロマだと.....」カチャ
秋月「すぐに終わっちゃいますよ!」ドォン!
3分後
秋月「.....さて、兵装は全て無くなりましたか」
秋月「では、中の掃除に入りましょう」
艦内
兵士「.....攻撃が止んだ?」
砲雷長「油断するな、まだ.....」
パァン パァン
兵士「銃声?」
バァン!
秋月「さて、最後はここですか」スラッ
兵士「な、何だお前は!?」カチャ
バァン カンッ
兵士「ひっ!」ビクッ
ズバッ バタ
秋月「さて、あなたで最後ですね」スッ
砲雷長「.....」
秋月「.....!この人気絶してる.....」
秋月『このまま全員殺しきっても伝える人がいなきゃ私達の存在は向こうに広まらない、なら』
秋月「あった、操舵装置」ピッ
秋月「うーん、K国はここだし、この港でいいかな」ピッ
秋月「よし、司令のところに帰りましょう!」
提督「お、秋月おかえ......って!血まみれじゃないか!?」
秋月「大丈夫です!私は怪我してないので!」
秋月「それより、敵艦の制圧完了しました!」
提督「お、おうお疲れ様。もうすっかり暗くなっちまったし、早く帰ろう」
夜 執務室
工廠妖精「はなしってなんですか?」
提督「秋月のことでな、なんか無線から流れる声が恐ろしかったんだが..... あれ大丈夫なのか?」
工廠妖精「あー、あれはですね.....」
工廠妖精「かんたんにいえばあきづきさんはやんでます」
提督「え?ヤンデレってやつなの?」
工廠妖精「そんなかんじです。ケッコンカッコカリしたかんむすはていとくとしばらくあえないとやむんです」
提督「まじかよ.....」
工廠妖精「いっしゅうかんていどならだいじょうぶですけど、あきづきさんは一ヶ月いじょう。やむにはじゅうぶんです」
提督「何か.....何か解決する方法は無いのか?」
工廠妖精「かんたんです、あきづきさんをあいしてあげてください。こころのやまいはこころがみたされることによってなおるのですから」
提督「そうか.....分かった。ありがとな」
工廠妖精「どういたしまして、それではおやすみなさい」ガチャ
バタン
提督「すまなかったな、秋月.....」
ガチャ
秋月「呼びましたか?司令」パジャマ装備
提督「秋月!ちょうど良かった」
秋月「え?」
提督「今日頑張った秋月にご褒美をあげようと思ってな」
秋月「そうなんですか!嬉しいです!」
提督「それじゃ、準備するからちょっと目をつぶってくれ」
秋月「分かりました!」
提督「よし、開けていいぞー」
秋月 パチ
秋月「.....え?」
提督「一緒に寝ようかなと思ったんだが、これでどうだ?」
秋月「.....温かいです。幸せ.....」ギュ
提督「喜んでもらえて良かった。今夜はずっと一緒だからな」ギュー
秋月「うん.....おやすみなさい」
提督「あぁ、おやすみ」
[流石の提督でも、風邪には勝てなかったよ.....]
ある朝
提督 パチ
提督「もう朝か.....」グッ
提督『あれ?体が.....』
提督「動かねぇ.....」
数分後
提督「ようやく起き上がれた....」
提督『早く着替えて朝食の準備をしなきゃな』
調理場
提督「おはよー」
鳳翔「おはようございま....って、提督?大丈夫ですか?」
ヲ級「顔が真っ赤ですけど.....それにフラフラしてません?」
提督「大丈夫だ、準備しようぜ.....」
二人『大丈夫かなぁ.....』
朝食
提督「ごちそうさま」パン
レ級「あれ?提督がおかわりしないなんて珍しいな」
提督「あぁ.....今日はちょっとな.....」ガタッ
吹雪「......」ガタッ
執務室
ガチャ
提督「さて.....執務を」
吹雪「.....」ジー
提督「ど、どうした吹雪?」
ピト
吹雪「.....司令官、風邪引いてますね?」
提督「そ、そんなこと.....」
吹雪「それは自分が一番分かってると思いますけど?」
提督「.....だが執務が」
吹雪「ここに代理がいるじゃないですか」
提督「うーむ、だかなぁ.....」
プルルルルル ピッ
吹雪「もしもし。はい、分かりました」
吹雪「司令官とお話したいと」
提督「誰からだ?」
吹雪「話してからのお楽しみです」
提督「代わりました、御島です」
柳原「お、御島。元気か?」
提督「絶賛風邪引いてる」
柳原「おぉう、それは災難だな.....知ってるとは思うが俺ももう一度提督になったから、これからよろしくな」
提督「.....知らんかった。最近テレビ見てなかったからな」
提督「まぁ、よろしくな」
柳原「おう、海のことは任せろ。お前は早く風邪を治せよな」
提督「あぁ......頼んだ」
ピッ
吹雪「これでしっかり休めますね?」
提督「そうだな.....一応妖精さんに何が原因か調べてもらうか」
診察後
医療妖精「.....分かりました」
医療妖精「きょくどのひろうです」
提督「まぁ、何となく分かってたけどな.....」
医療妖精「しっかりやすめば、すぐになおりますよ」
提督「分かった、ありがとう妖精さん」
医療妖精「こんごはきをつけてくださいねー」ガチャ
バタン
吹雪「あの時と同じように私が司令官の代理を担当、どうしても司令官の確認が必要な書類は保留とします」
提督「それで頼む。大変かもしれんが頑張ってくれ」
吹雪「はい!司令官はちゃんと休んでくださいね!」
ガチャ
提督「おう」
バタン
提督「さて、寝るか.....」ボフン
昼
ガチャ
空母棲姫「提督、お粥持ってきたわ」
提督「ん?あぁ、ありがとう。そこにおいといてくれればいいぞ」
空母棲姫「病人が自分で食べるのは辛いでしょ?食べさせてあげるから」
提督「.....ありがとう」
空母棲姫「いいのよ。はい、あーん」
提督「あーん。うん、おいしい!」
食後
提督「ごちそうさま」
空母棲姫「それじゃ、しっかり寝て早く治すのよ?」
提督「わかってるって」
空母棲姫「おやすみなさい」ガチャ
提督「おやすみー」
バタン
また数時間後
コンコン ガチャ
ネ級「提督、体拭きにきたよ!」
提督「お、ありがとう。それじゃ頼む」
ネ級「はーい。じゃ、始めまーす」フキフキ
提督「Foo↑気持ちぃ~」
ネ級「えへへ、良かった!」フキフキ
ネ級「.....提督って筋肉すごいよね.....」
提督「そうか?皆を守るためにはもっと鍛えなきゃと思ってるんだが」
ネ級「もう!行ったでしょ、私達も提督を守るんだって。全部自分で抱え込まないの!提督の悪い癖だよ」
提督「.....善処する」
ネ級「もう.....あ、上半身終わったよ」
提督「そうか、それじゃまた」
ネ級「え?何言ってるの?まだ下半身があるじゃない」
提督「え、それは..... 」
ネ級「ちょっと恥ずかしいけど.....提督の妻だしいいよね!」ズルッ
十分後
ネ級「終わりましたー」ふー
提督「お、おうお疲れ様」ナデナデ
ネ級「それでは私も戻るので、提督もしっかり休んでくださいね!」ガチャ
提督「あぁ」
バタン
提督『ネ級も大人になったんだなぁ』シミジミ
夜
コンコン ガチャ
古鷹「提督、夕食をお持ちしましたー」
提督「お、ありがとう古鷹」
古鷹「グラタンを作ってみました!」
提督「作ったって古鷹料理できるのか」
古鷹「もちろんです、鳳翔さんたちには劣りますけどある程度はできますよ」
古鷹「はい、あーん」
提督「あーん、.....!」
古鷹「どうですか?」
提督「すごい美味しい.....こんな美味しいグラタン初めて食べた.....」
提督「良かった!練習したかいがありました!」
食後
提督「ふぅー、ごちそうさまでした」
古鷹「お粗末様でした♪」
古鷹「さて、そんな提督に一つお願いがあるんですが.....」
提督「なんだ?俺のできる範囲なら何でもするが」
古鷹「あ、青葉にしたことと同じことを今度してくれませんか?」カァー
古鷹「青葉が提督の部屋から帰ってきた次の日は一日中キラキラしてるんです、どんなことしてるのか気になって.....」
提督「.....分かった、俺の風邪が治った次の日でいいか?」
古鷹「は、はい!お願いします!」
古鷹「そ、それでは片付けてくるので、提督はおやすみ下さい!」ピュー
バタン
提督「......」
提督『やっぱり古鷹は大天使や....』
数日後
提督「さて、皆のおかげで無事風邪から復活したが...」
提督「世間では今、インフルエンザが流行っているそうだ」
ゴーヤ「かかったことないからわかんないでちけど、結構辛いらしいでちね.....」
提督「そこなんだよなぁ.....艦娘がインフルエンザなったらどうなるのか分からんし.....」
提督「いっそ予防接種でもさせるか?」
ゴーヤ「よぼうせっしゅ?」
提督「弱めたウィルスを体に入れて、抗体を作るんだ。そうすればかかりにくくなるし、例えかかっても軽く済む」
ゴーヤ「へー、それってどうやってやるでち?」
提督「注射器でブスッと」
ゴーヤ「へぇー。まぁ、やっておいたほうが良いのは間違いないでちね」
提督「だよなぁ、統合幕僚長にお願いしてみるかー」
ピッ
連絡後
提督「オッケーもらえた」
ゴーヤ「その人優しいでちね」
病院
提督「えーっと確かここに.....」
看護婦「御島陽登さんでいらっしゃいますか?」
提督「あ、はい」
看護婦「話は聞いていますので、こちらに来てください」
白露「注射ってどんなのかなー?」
村雨「想像もつかないわね〜」
夕立「おいしいっぽい?」
時雨 ブルブル
春雨「時雨姉さん.....?大丈夫ですか?」
時雨「う、うん。大丈夫だよ春雨.....」ビクビク
島風「うーん、周りからの目が冷たいなぁ.....」
綾波「皆さーん、静かにいきますよー」
電「病院ではうるさくしちゃだめなのです」
秋月「注射ってどんな物なんですかね?」
吹雪「何だか嫌な予感もしますけどね.....」
診察室前
提督「さて、誰から行く?」
白露「それはもちろん!いっちばーんの私から!」
提督「分かった、覚悟はいいな?」
白露「え?なんの事?」
注射後
ガラガラ
白露 グスッ
村雨「白露姉.....?」
白露「針をブスッて.....腕に.....」グスッ
提督「おーよしよし、よく頑張ったなー」ナデナデ
一同 ゴクリ
提督「さて、順番にやってくぞー」
夕立「提督さん.....夕立、怖いっぽい.....」
提督「大丈夫だって、ただ針が腕に刺さるだけ。砲弾が直撃するよりは痛くないって」
夕立「でもぉ.....」
提督「予防接種しないと死んじゃうかもしれないんだぞ?夕立も死んじゃったらいやだろ?」
夕立「それはそうだけど.....なら、提督さんも受けるっぽい!皆にお手本を見せてほしいっぽい!」
提督「もとよりそのつもりだったぞ?それじゃ受けてくる」
ガラガラ
く んんんんん…気持ちいいぃぃぃ!
ガラガラ
提督「ふぅ、打ってきたぞ」
時雨「提督、大丈夫なの?」
提督「大丈夫だって安心しろよ〜」
注射後
駆逐艦s 半泣き
秋月「司令の嘘つき.....」
島風「すっごい痛かったぁ.....」
提督「ごめん.....そんなに痛がるとは思ってなくて.....」
綾波「これは何か.....」
吹雪「お詫びが必要なんじゃないですか?司令官?」
提督「.....何をすれば?」
村雨「うーん、そうねぇ.....」
春雨「あ、あの.....私、行ってみたい所があるんですけど.....」
白露「どこどこ?」
春雨「テレビに出てたネズミーランドって所にいってみたいんです」
綾波「それ私も思ってました!楽しそうですよね〜」チラッ
提督「.....分かった、明後日に行けるようにするから」
島風「やったあ!」ピョン!
提督「でも風邪引いたら行けないからな、健康管理はしっかりするんだぞ」
一同「はーい!」
提督『俺の財布は空になりそうだ.....』トホホ
2日後
神通「準備完了しました!」
提督「おう。じゃ、皆を頼むな」
吹雪「え?司令官は?」
提督「いや鎮守府をがら空きにするのはマズイだろ」
リ級「なんかデジャブだな.....」
提督「ま、楽しんで来てくれー」
全員出発後
提督「久々に一人か.....」
提督「筋トレでもするかな.....ん?」プルルルルル
ピッ
提督「もしもし?」
高田「私だ、御島君かい?」
提督「はい、どのようなご用件でしょうか?」
高田「ここ最近、国内の反戦ムードが高まっているのは知っているか?」
提督「いえ....あまりテレビを見る時間がないもので...」
高田「そうか.....単刀直入に言う。そろそろ戦争を終わらせられないか?」
提督「海軍戦力を殲滅まではできると思いますけど...」
高田「それで頼む。艦娘への反対運動まで起こっている始末だ、早くしないとかなりめんどくさい事になりそうだ」
提督「了解しました、それでは」
ピッ
提督「反戦運動ね.....自分達は守られてるだけなのにいいご身分なこった」ピッ
プルルルルル
柳原「もしもし?」
提督「俺だ」
柳原「御島か、どうした?」
提督「.....そろそろこの戦争を終わらせる、作戦計画を練ろう」
柳原「分かった」
1時間後
提督「よし、それじゃ」
柳原「おう、御島も無理すんなよ」
ピッ
提督「戦争が終わったらどうするかな.......まぁ、今は戦争を終わらせることに集中するか」コロコロ
提督「!?」カチャ
プシュー!
提督『これは.....催眠ガス!?』
提督「くそっ.....だいぶ吸っちまった.....」ゲホゲホ
提督『意識が......』ガクッ
バタッ
ネズミーランド
神通「さーて、着きました!」
吹雪「確かガイドさんが.....あ、いました!」
榛名「はいはーい!皆、グループに別れてー」
プリンツ「皆集まったー?」
サラトガ「はい!」
鳳翔「元ブルネイ一軍」
古鷹「全員」
秋月「集合です!」
ガイド「それじゃ、出発しまーす!」
5人「おー!」
ビックサンタマウンテン
カラカラカラカラカラ
プリンツ「たっかーい!」キャッキャッ
サラトガ「艦載機の皆さんはこんな風景を.....」
ガイド「そろそろ落ちますよー!」
ビューン
古鷹「早いぃぃぃ!」
鳳翔「こんな感覚初めてですぅぅぅ!」
乗車後
秋月「ふぅー、怖かったけど気持ちよかったですね!」
プリンツ「よし、次いってみよー!」
ハッピーニューイヤーのアスナロブラスター
ガイド「これはブラスターで的を打つアトラクションです、落ち着いて狙って.....」
ガイド「みなさん?」
プリンツ「総員、構え!」
ガチャ
プリンツ「砲撃開始!」
ピュンピュン! ピコーン! ピコーン!
ガイド「すごい!?」
アトラクション終了後
ガイド「皆さんすごいですね.....隠れ20万点一切無しでカンストなんて.....」
古鷹「レーザーブラスターという所に新たな可能性を感じましたね」
鳳翔「目がチカチカしましたけど楽しかったですねー」
秋月「次、行ってみましょう!」
Amazonクルーズ
プリンツ「これはどんなアトラクションなんですか?」
ガイド「ボートに乗って密林を探検するアトラクションです、船長さんとのやり取りは必聴ですよ!」
ガオー!
サラトガ「すごい迫力....」
終了後
秋月「雰囲気がすごい良かったですね!」
鳳翔「船長さんとのやり取りもとても楽しかったです」
ガイド「まだまだ始まったばかりです、楽しみましょう!」
午後5時 ネズミーランドゲート前
神通「さて、皆さん楽しめましたか?」
集積地棲姫「新鮮な体験だったな...」
榛名「そろそろ帰りましょう、提督の所に!」
佐世保鎮守府 入口
電「帰ってきたのです!」
白露「よーし!いっちばんに提督に会いに行くよー!」
ダッ
吹雪「!白露ちゃん待って!」
白露「え?」クルッ
吹雪 カチャ
パァン ドカァン!
時雨「ブービートラップ!?」
夕立「それもレーザー式.....どうなってるの?」
タ級「そうだ!提督は!?早く見に行こう!」
ヲ級「でも.....これみたいにトラップがあるかも.....」
吹雪「落ち着いて進みましょう」
執務室前
バーン!
レ級「提督!大丈夫か!?」
シーン
空母棲姫「いない.....」
綾波『鎮守府の様子からしてこれは......ん?』
綾波「皆さん、こんな物が落ちてました!」
サラトガ「SLEEP G.....名前からして睡眠ガスですかね?」
島風「みんなー!工廠にいた妖精さん達が目を覚ましたよ!」
大鳳「妖精さんに話を聞いてみましょう!」
妖精「おまたせしましたー!」
青葉「早速話してもらってもいいですか?」
妖精「わかりました」モヤモヤーン
10時間前 佐世保鎮守府 工廠
妖精「ひまだなぁ。きょうはやすみってていとくさんにきいたけど.....」
妖精「そうだ!ていとくさんとおはなししよう!」
工廠妖精「ていとくさんならいまでんわでおはなしちゅうでしたよ?」
妖精「そうなんですか?」
工廠妖精「うん、さくせんがどうたらいってたから、ながくなるとおもう」ヨイショ
妖精「なにをもってるんです?」
工廠妖精「あたらしいぶきができたのでていとくさんにみてもらおうかと、とりあえずつくえにおいてくるよていですけどね」
妖精「いっしょにはこびましょうか?」
工廠妖精「だいじょうぶですよ」
妖精「わかりましたー」
3分後
妖精「ほー、さすがこうしょうちょう。よくこんなものつくりますねー」
妖精「ずめんだけでもすごさがつたわってきます.....」
コロコロ プシュー
妖精「スモーク!?」カチャ
妖精『いや.....これは!』
妖精「睡眠.....ガス」バタ
妖精 Zzzz
モヤモヤーン
妖精「ってかんじです」
集積地棲姫「話からすると工廠妖精に話を聞いたほうがもっと詳しく聞けそうだが.....」
時雨「工廠妖精さんを探そう!」
30分後
夕立「どこにもいないっぽい.....」
白露「これは.....拉致されたと見て間違いないね」
村雨「犯人は戦争中のK国と見て間違いなさそうね」
リ級「.....私達の提督に手を出すなんて」ハイライトオフ
タ級「全く、馬鹿な奴らもいるんだねぇ」ハイライトオフ
空母棲姫「そうね、私達を怒らせたらどうなるか知らないからそんなことをするんでしょうね」ハイライトオフ
ヲ級「そうですね、私達を怒らせたらどうなるか教えに行きましょう?」ハイライトオフ
レ級「帰ってきたら笑顔で迎えてくれる、そんな提督を奪った罪は重いぞ」ハイライトオフ
ネ級「どんな時でも私達第一で考えてくれた提督...待っててくださいね」ハイライトオフ
榛名「提督提督提督提督.....」ブツブツ ハイライトオフ
大鳳「皆殺気立っちゃって.....でもしょうがないか、私だってそうだし」ハイライトオフ
プラズマ「司令官さんに傷をつけたらミンチにしてやるのDeath」ハイライトオフ
白露「いっちばーんに乗り込んで制圧してやる!」ハイライトオフ
村雨「敵の皆さんにはそれなりの覚悟があるんですよねぇ。本気の私達にどれだけやれるか楽しみだわぁ」ハイライトオフ
春雨「私がいまここにいるのは司令官のおかげ......そんな司令官を奪ったこと、後悔させてあげます」ハイライトオフ
時雨「僕の大切な人にこんなことして、五体満足でいられると思わないでね?」ハイライトオフ
夕立「提督さんを捕まえた奴らにソロモンの悪夢、みせてあげる」ハイライトオフ
プリンツ「もう貴方のそばから離れるのは嫌。待ってて瞬きする間に終わらせてあげる」ハイライトオフ
サラトガ「You are the only person I smile about. You’re the person I run to and tell everything to. You make me feel complete. You are important to me and I couldn’t imagine living life without you..... 提督、少しだけ待っていてくださいね」ハイライトオフ
古鷹「.........絶対に許さない」ハイライトオフ
秋月「会えたと思ったらいなくなって、また会えたと思ったらまたいなくなる。それなら何度でも取り戻すまで、邪魔しないでくださいね?」ハイライトオフ
鳳翔「私はこの鎮守府の雰囲気が好きです。貴方を中心に回るこの鎮守府が.....さて、ひと仕事しますか」
ハイライトオフ
青葉「司令官司令官司令官司令官」ブツブツ ハイライトオフ
綾波「司令官と歩んだ道.....こんな所で途切れさせませんよ」ハイライトオフ
島風「姉妹のいない私にとって初めての家族.....提督を失うわけにはいかないの、覚悟してね」ハイライトオフ
ゴーヤ「提督提督提督提督提督提督」ブツブツ ハイライトオフ
神通「早く行きましょう?私はもう耐えられません」
ハイライトオフ
吹雪「さて、司令官救出及び殲滅を始めましょう、一人たりとも逃がすな」ハイライトオフ
プルルルルル
吹雪「何ですかこの忙しい時に.....」ガチャ
吹雪「もしもし」
柳原「吹雪か、御島の携帯に繋がらなかったから固定電話に電話したんだが..... 」
吹雪「司令官はK国に拉致されました」
柳原「な!?」
吹雪「今から奴らを一掃してきます。それでは」
柳原「ちょっ!まっ」
ガチャ
吹雪「さて、日の出までには終わらせましょう」
K国 前線基地 監禁室
....さん!.....とくさん!
提督「ハッ!」ガバッ
工廠妖精「おきましたか!よかった.....」
提督「ここは一体.....睡眠ガス吸って倒れたところまでは覚えてるんだが.....」
工廠妖精「おそらくK国のぐんじきちだとおもいます」
提督「こんな鎖直ぐに.....あれ?」ガシャガシャ
提督「切れない.......?」
工廠妖精「どうもしんかいせいかんのぎじゅつがつかわれているようです.....おりもおなじです」カンカン
提督「.......これもシナリオどおりか?妖精さん」
工廠妖精「......かんぜんにそうていがいです」
提督「考えられる要因は?」
工廠妖精「...おそらくかんむすがかかわっています、それもかなりてだれの」
提督「艦娘!?深海棲艦じゃないのか?」
工廠妖精「しんかいせいかんをたおせるのはわたしたちのつくったぶきだけ、つまりそういうことです」
提督「あ、ふーん(察し)」
ガチャ コツコツ
提督「誰だ?」
??「ようやく見つけた、提督。私だよ!」
提督「ぁぁああ.....!?」ガクガク
工廠妖精「ど、どうしたんですかていとくさん!?」
提督「そんな.....どうしてお前が.....」ドクン ドクン
??「どうしてそんなに怖がるの?ほら、早く.....」
提督「アッイク」チーン
バタッ
工廠妖精「きぜつした!?」
??「え!?大丈夫なの?」
工廠妖精「少し経てば良くなると思いますけど.....」
??「よかった.....」
工廠妖精「ていとくさんはあなたにトラウマをもっているようですが、なにかこころあたりはないんですか?」
??「そんな事言ったって.....ケッコンもしてるし..... 」
工廠妖精「そうですか.....まぁ、ほんにんにきいたほうがはやそうですよね」
??「そうだね.....」
海上
吹雪「あらかた沈めましたか」
綾波「この基地もハズレでしたね」
タ級「ここら辺にある基地は、これで最後だっけ?」
サラトガ「.....待ってください、偵察機が基地を発見しました!」
神通「よし、行きましょう!」
K国前線基地
時雨「ここだね」
夕立「かなり硬い扉で守られてる.....」
榛名レ級タ級「ってー!」ドォン!
白露「だめかぁ.....」
電「ここは電に任せるのです!」ガチャ
キュィーーーーン ビー!
ドカーン! パラパラ
プリンツ「開いた!」
島風「突入ー!」タッタッタッ
基地内部
リ級「これは一体......」
神通「なんで死体が.....用心して進みましょう」
ヲ級「ここ、血で足跡がついてます!」
ゴーヤ「これを辿れば.....」
大鳳「少なくともこの現状の犯人には出会えるわね」
秋月「よし、行ってみましょう!」
監禁室
バァン!
吹雪「司令官!いますか!?」
工廠妖精「あ、みなさん!ていとくならいまきぜつしてます!」
青葉「え?それはどういう.....」
??「なになに?誰か来たの?」ガチャ
一同 カチャ
集積地棲姫「誰だ、見たところ艦娘のようだが」
神通「え?姉さん.....川内姉さんですか!?」
川内「そうだよ?できればやり合いたくないから武器を下ろしてもらえないかな?」カチャ
鳳翔『左手の薬指の指輪.....』
鳳翔「ブルネイ、この単語に聞き覚えは?」
川内「え?所属してた鎮守府だけど.....って、鳳翔さんじゃん!私だよ!」
鳳翔「分かりました、皆さん、武器を下ろして構いませんよ」
鳳翔「彼女は元ブルネイ鎮守府の艦娘ですから」
スッ
川内「ありがとね、鳳翔さん」
鳳翔「大丈夫ですよ、どういう状況か説明してもらっても?」
川内「もちろん!」
提督「うーん」
村雨「あ!提督起きたわよ!」
一同「よかったぁ!」ハイライトオン
提督「俺は何を.....あ!」
提督「川内....川内が俺をコロコロしに来る...」ガタガタ
川内「しないよ!?」
一同 ギロッ
プリンツ「一体どういう事?場合によっては同じ嫁艦でも容赦しないからね?」ハイライトオフ
川内「私は何も.....提督が監禁されてるって情報だけ聞いてここに来ただけだよ.....」
大鳳「提督?説明してくれる?」
提督「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」
島風「ラマーズ法!?」
提督「よし、落ち着いた....できれば話したくなかったんだが仕方ない、話すとしよう。」
提督「俺が提督として犯した、最大の過ちを....」
モヤモヤーン
三年前
提督「ぬわああん疲れたもおおおおおおん」
提督「今日はデイリーだけやって寝るか.....」ふあー
く肉を切らせて、骨を断つから!!
提督「ん?何か聞こえたような.....まぁ、いいか」ポチ
提督『あれ?今のって川内の中大破のボイスか?』
提督『陣形選択画面.....やべぇどっちか分かんねぇ』
提督「大破してる.....あ」
提督「ダメコン積んでて助かった.....」
提督「.....少しの間提督業は自粛とするか」
モヤモヤーン
提督「てなことがあってな.....」
古鷹「そういえば1ヶ月くらい出撃と遠征が一切ない時がありましたね」
サラトガ「そんな事があったんですか?」
鳳翔「ブルネイでもホントに最初の頃でしたからね...提督が着任して1年くらいでしたから」
プリンツ「なるほど、だから私達が知らないのも当たり前かぁ」
川内「今の話聞いて思ったこと言っていい?」
提督「な、なんだ?」
川内「確かに提督の不注意で私は沈むかと思ったけど...提督の積んでくれたダメコンで助かったわけだし、そこまで気にすることでも無いと思うんだけど」
提督「そんなわけ無いだろ!俺は提督として轟沈ゼロを誓っていたんだ、それなのに不注意で危うく沈めかけたんだ.....たかがゲームと言われればそれまでだが、俺の中では殺人未遂と同じなんだよ」
提督「だからさっき川内を見た時、復讐に来たんだって思ったんだ、でも殺されても文句は言えないよな、だって」
川内「黙って!」
一同 ビクッ
川内「何?そんなに自分を貶して!それで誰が喜ぶの!?」
提督「お、俺は.....」
川内「私はとっくに提督を許してる、提督はどうしたら自分を許せるの?」
提督「....川内が俺を許した証がほしい、そうすれば...」
川内「よーし、任せて」ダキ
提督「な、何を....んむっ!?」
チュー
川内「プハッ。よしこれで伝わった?」
提督「本当に許してくれるのか?」
川内「何度も言わせないで、もういいの。この指輪とさっきのキスでもわからない?」
提督「川内........」
吹雪「司令官も一人で色々抱え込みすぎです!わたしたちの悩みを聞くのもいいですけど、司令官も私達に悩みを言ってください!」
春雨「そうです!私達は家族なんですから!」
提督「みんな.....!」
提督「その通りだな。今後も迷惑かけるが、一緒に頑張っていこう!」
一同「了解!」
提督「落ち着いた所で質問するぞ?なんで皆そんなに血塗れなんだ?」
青葉「あー、司令官を助けに来る過程で敵の基地と海上戦力を殲滅しまして.....」
ゴーヤ「たぶん深海棲艦と船は一掃できたでち!」
提督「そんなことが.....怪我はしてないよな?」
空母棲姫「大丈夫、全員小破にも満たない損傷のみよ」
提督「とりあえずここじゃ落ち着かないし、鎮守府に戻るとしよう」
佐世保鎮守府 執務室
プルルルルル ガチャ
提督「もしもし?」
柳原「やっと繋がった!って御島か?」
提督「おう?どうした?」
柳原「どうしたも何も.....お前拉致られたって聞いたんだが.....」
提督「確かに拉致られたけど....皆に助けてもらえたから大丈夫だ」
柳原「そうか....っ!本当か!?」
提督「どうした?」
柳原「詳細は不明だがK国が講話会議の席についたようだ」
提督「てことは!」
柳原「あぁ、確定とは言えないが戦争は終わるだろう。俺たちの仕事は終わりだな」
提督「.....いや、わざわざ作ったこの部隊を解散するとは思えない。曲がりなりにも国家機密だからな?」
柳原「そこの責任者が普通の高校生活に戻れるかといわれればそんなわけ無い、か.....」
提督「でも悪くはないだろ?」
柳原「そうだな。長門達と過ごす鎮守府が俺は居心地がいい」
提督「俺も同じだ。これからも日本の安全と、艦娘の皆の笑顔を守っていこう」
柳原「どうした?そんなクサいセリフ言って」ハハッ
提督「せっかく戦いが終わったんだ、少しくらいいいだろ」
柳原「それもそうだな」
提督「そうだ、二人で飯でも行かないか?」
柳原「お、それ名案」
提督「じゃ、夜に例の店で」
柳原「おう、準備しとくわ」
提督「じゃ」
ガチャ
夜 ぎっくりドンキー
柳原「おいーっす」
提督「おう、早く入ろうぜ」
店内
柳原「なんかこう、ぎっくりドンキーを選ぶのは御島らしいな」
提督「.....俺のことdisってる?」
柳原「見栄を張らないってことだよ」
提督「ホントかなぁ?」
柳原「ホントホント」
提督「二人で考えたいことがあるんだが」
柳原「何をだ?」
提督「いや、艦娘反対運動なるものが起こってるじゃん?どうやったら世間に受け入れてもらえるのかなぁと」
柳原「あー、それはこれからの課題だよなぁー。どうするよ」
提督「まずは何故反対するのか、その理由が分からんことにはどうしようも........」
柳原「twitcherで見てみればいいんじゃないか?」
提督「俺仕事用に貰ったこの携帯以外持ってないのよ」
柳原「そうなん?じゃ俺のやつで見てみるか」
リサーチ後
柳原「うーん。ざっと見た感じ、人間と違うから暴走したら怖い、そもそも艦娘の事がよく分からない。といった意見が目立つな」
提督「よく分からないのに反対するのか(困惑)」
柳原「まぁ、臭いものにはなんとやらと言うし、多少はね?」
提督「うーん.........あ、そうだ(閃き)」
提督「俺の父さんの知り合いにテレビ局のお偉いさんがいるんだけど、その人に艦娘が人間と同じで安全だってアピールする番組作ってもらおう」
柳原「それ上手くいくんか?」
提督「ちょっと聞いてみるわ.....もしもし、久しぶりおっちゃん!あ、俺が提督になったって知ってるの?そりゃ大変だったけど、とりあえず一区切りついたんだ。そこでおっちゃんに頼みがあるんだけど.....」
交渉後
提督「オッケーもらえたわ」
柳原「お前交友関係おかしいよ」
柳原「で?どんな番組構成にするんだよ」
提督「ドッキリ」
柳原「ドッキリ?」
提督「ドッキリだったら喜怒哀楽が見れるだろ?それを見たら人間と同じだと理解してくれると思ったんだが」
柳原「どっちの鎮守府でやるんだ?」
提督「うちの方で5月1日に撮影だ」
柳原「でもお前んとこ人数が多くないか?どうやって決めるんだ」
提督「そのための、ネット」
提督「あるサイトに生粋の艦娘好きの兄貴たちが集まってるらしいんだ、SS投稿速報ってところなんだが」
提督「このサイトの帰ってきた世界に艦娘が来ましたっていうSSのコメント欄にやって欲しい艦娘を書いてくれって頼んどいたから」
提督「て事で画面の前の提督諸君、投票オナシャス!」
柳原「お前は何を言っているんだ.......」
提督「あ、撮影の一日前には決めときたいから4月の30日までにはよろしくな!」
柳原「まぁいいや、とりあえず今日はこれでお開きとするか?」
提督「お、そうだな。じゃ」
柳原「じゃ、上手くやれよ?」
提督「おう!」
3日後
提督「俺たちに撮影を一任する?」
おっちゃん「あぁ、何度も交渉したが流石に鎮守府の敷地に入るのは許可が降りなくてな......」
提督「考えてみれば当たり前だった.......」
おっちゃん「でも撮影の目的を伝えたら、撮影だけならオッケーもらえたんだ」
提督「なるほど、撮影は俺らがやればいいのか」
おっちゃん「そういうこと、機材なんかは送っといたから」
提督「とは言っても、俺経験したことないからな.....」
おっちゃん「大丈夫だって安心しろよ〜、たぶん流れでなんとかなるから」
提督「えぇ......」
おっちゃん「じゃ、撮影終わったら動画送って、こっちで編集はするから。はいっ!ヨロシクぅ!」
プツ
提督「........」
提督「.....青葉、至急執務室へ来てくれ!」マイクオン
ガチャ
青葉「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!どうも、青葉ですぅ!」
提督「さーて青葉、例の撮影だが、中々にめんどくさいことになった」
青葉「え?何かあったんです?」
提督「かくかくしかじかで......」
青葉「なるほど......そうですね、隠しカメラの設置は私におまかせください!」
提督「お、それは助かる。」
青葉「ここ三河鎮守府と構造同じですからね.....何となく設置するポジションはわかります」
提督「ん?その口ぶりだと青葉がまるで......」
青葉「わ、私、カメラ設置してきます!」ズダッ
提督「逃げたか......まぁいい、後でしっかりと聞いてやろ」
〜川内編〜
青葉「カメラ、設置完了です!」
提督「サンキュー......あれ?カメラ残ってるぞ?」
青葉「あ、送られてきたカメラ使い勝手が悪かったので私が持ってたカメラをつかわせてもらいました!」
提督「はえ〜、どんなカメラ?」
青葉「どんな場所にもくっついて、360度見渡せる通称、God Eyeです!」
提督「強そう(小並感)」
ガチャ
神通「失礼します」
青葉「あれ、神通さん?」
神通「あら、青葉さん」
提督「神通には川内へのドッキリの仕掛け人をやってもらうんだ」
青葉「川内さんですか.....まだ来て少ししか経ってないのに司令官も鬼ですねぇ」
提督「決めたの俺じゃないから.......」
神通「提督が死ぬなんてドッキリホントはやりたくないんですけど......私達と提督を引き離そうとする連中を黙らせるにはこれしかないみたいですしね......」
青葉「これまたベタなの選びましたね、司令官」
提督「こういうのは王道を行くのがいいんだよ」
青葉「っと、川内さんが執務室に接近中です!」
提督「タイミング完璧だな。さて、始めるぞ」
川内「提督喜んでくれるかなぁ」
川内『サラと一緒に作ったクッキー、食べてくれるといいなぁ.......』
ガチャ
川内「提督!クッキー........え?」ポトッ
神通「あら姉さん、タイミングが悪いですねぇ.....」
川内「神......通?何をしてるの?」
神通「この裏切り者に制裁を与えてるだけですよ」ユラッ
川内「ッ!なんで提督を!」カチャ
神通「提督は私だけを愛してくれるって言ってた.....それなのに.....それなのに!」グッ
川内「だからって提督に手をかけるなんて......姉として、提督の妻として許さない!」スッ
神通「私とやるつもりですか?姉さん」カチャ
川内「うん、地獄に送ってあげるよ」カチャ
カチ パンッ!
テッテレー!
神通「ど、ドッキリ大成功ー!」
川内「は?え?」
提督「騙してすまなかった、川内」ムク
川内「提督!?生きてる?怪我はない?」
提督「あぁ、大丈夫だ」
神通「ごめんなさい姉さん....」ペコ
川内「いいよ.....提督が生きてたって分かったし...うぅっ」グスッ
川内「ごめん提督、胸借りるね」ポフッ
提督「あぁ、分かった」ナデナデ
川内「もういいよ」パッ
提督「本当にすまなかった。許してください、何でもしますから!」
川内「ん?今何でもするっていったよね?」ピクッ
提督「え、それは......」
川内「よーし、それじゃあ今度二人でデートね!」
提督「それぐらいなら.....」
川内「よし!それじゃあ後でクッキーの感想聞かせてね!」ガチャ
バタン
提督「お疲れ様、神通」
神通 ムスッ
提督「神通?」
神通「私には何か無いんですか?」ジトー
提督「うぐ.....」
神通「私も提督とデート、したいです.....」ジッ
提督「.....分かった、日程調整しとく」
神通「ありがとうございます!それでは。あまりやりすぎないように!」ガチャ
バタン
青葉『いやー、すごかったですね二人とも』
提督「あぁ......二人の目はガチだったな.....思い出すだけでああ^~もうおしっこ出ちゃいそう!(畏怖)」
青葉「まぁまぁ、落ち着いて。次は誰に仕掛けるんですか?」
提督「ゴーヤだ」
青葉「ゴーヤちゃんですか.....」
提督「今日の昼はゴーヤが作ってくれる予定らしいからな。ゴーヤには悪いが、利用させてもらうぜ」
青葉「今回の協力者は誰なんですか?」
工廠妖精「わたしです!」シュタ
提督「今回の死因はアレルギーだ、手はず通りに頼むぞ」
青葉「今回の死因とかいうパワーワード」
〜ゴーヤ編〜
厨房
ゴーヤ「ヲ級さん、手伝ってくれてありがとございましたでち!」
ヲ級「大丈夫よ。提督、喜んでくれるといいわね」
ゴーヤ「早速持っていくでち!」ガチャ
ヲ級「気をつけてねー」
バタン
ゴーヤ「〜♪」
ガチャ
ゴーヤ「てーとく、お昼持ってきたでち!」
提督「おお、ありがとうゴーヤ、何を作ったんだ?」
ゴーヤ「沖縄からお礼として届いたゴーヤで作ったゴーヤチャンプルでち!」
提督「美味しそうだ.....いただきます!」
パクッ
ゴーヤ「どうでち?」ドキドキ
提督「......!」
ゴーヤ「提督?どうしたでち?」
提督「うっ...ゴホッゴホッ!」
ゴーヤ「提督!?大丈夫でち!?」
提督 グッタリ
ゴーヤ「どうしよう!どうしよう!」アタフタ
ガチャ
工廠妖精「ていとくさん、あたらしいぶきが......って、ていとくさん!?」
ゴーヤ「妖精さん!てーとくが、てーとくが!」グスッ
工廠妖精「おちついてください!」
工廠妖精「......だめです、みゃくがない....」
工廠妖精「いったいなにがあったんですか?」
ゴーヤ「お昼ご飯を作って食べてもらったんでち....そしたら急に....」
工廠妖精「そのちゅうしょくってのこってます?」
ゴーヤ「うん.....机の上にあるでち」
工廠妖精「......これ、たまごですか?」
ゴーヤ「そうでち.....」ボー
工廠妖精「.......ていとくさんがしんでしまったりゆうがわかりました」
ゴーヤ「一体何なんでち?」
工廠妖精「ていとくさん、実はたまごアレルギーだったんです、それもじゅうどの」
ゴーヤ「!?」
妖精さんの言葉を聞いた瞬間、私は足元が崩れるような感覚がした。それに続いて周りの景色もバラバラに崩れていく。
ゴーヤ「........」
工廠妖精『......そろそろネタばらしですかね』
工廠妖精「ドッ」
ダッ!
工廠妖精「!?」
パリーン!
私が殺したんだ......私が.....
ヒューン ガシッ
ゴーヤ「?」
提督「おい!ゴーヤ何してんだ!」
ゴーヤ「私はてーとくを殺めたんでち、てーとくは許してくれても皆は許してくれないでち」ハイライトオフ
提督「!?」
提督『ゴーヤの目に光がない......あの時のリ級と同じだ.......』
ゴーヤ「誰だか知らないけど、早くこの手を離してほしいでち」
提督「そんな事してやるもんか!俺は生きてる!」
ゴーヤ「そんな筈ないでち、てーとくはゴーヤが殺したでち」
提督「とにかく、引っ張り上げるぞ!」グイッ
提督『!?持ち上がらない......』
ゴーヤの体は鉛のように重く、びくともしない。落ちないようにするのが精一杯だ
ゴーヤ「ほら、早く離すでち」
提督「っ......ゴーヤ!お前の提督が言ってたルールを言え!」
ゴーヤ「え?えーっと、自分を兵器と思わず、人として生きる事、そして絶対に命を粗末にしない、でち」
提督「そうだ!お前は今、命を粗末にしようとしているんだ!」
ゴーヤ「!」
提督「分かったならしっかりとこの手を掴め!」
ゴーヤ「......でち!」グッ
提督「おりゃぁ!」グイッ
希望を取り戻したゴーヤの体は、以前のような重さはなく、すんなりと部屋の中へ持ち上げる事ができた。
ゴーヤ「てーとく!」ギュッ
提督「おおっと.....ゴメンな、騙すようなマネして」ナデナデ
ゴーヤ「いいんでち......てーとくが生きてたらそれで....!」グスッ
ドタドタ ガチャ!
青葉「ゴーヤちゃん!大丈夫!?」ハァハァ
提督「ゴーヤなら無事だ、ちゃんとここにいる」
青葉「司令官......よかったぁ」ヘナヘナ
提督「ゴーヤ、許せとは言わない。だが謝罪の意思を示したい、何でも言ってくれ」
ゴーヤ「......今は特にないでち」
今はこの幸せを噛み締めたいでちからね
ゴーヤ「でも考えておくから、覚悟しておいてほしいでち!」
ゴーヤにドッキリを仕掛けたこと、後悔させてやるでち!
工廠妖精「えっと.....ドッキリ大失敗?」
モニター室
青葉「司令官、お疲れ様でした.....」
提督「あぁ....ゴーヤが飛び出した時は本当にビックリした.....」
青葉「次は秋月ちゃんでしたっけ」
二人「.........」
提督「もし仮に死亡ドッキリをしたとしたら、ゴーヤより酷い事になりそうだ.....」
青葉「どうします?人を変えますか?」
提督「いや、変えない」
青葉「でもそれだと.......」
提督「別に、死ぬだけがドッキリじゃないだろう?」
ニヤッ
〜秋月編〜
秋月『司令に呼ばれたけど.....一体何の用だろう?』
ガチャ
秋月「司令!秋月、参りました!」
提督「お、すまんな突然呼び出して」
秋月「大丈夫です!いつ如何なるときでも、司令に呼ばれれば直ぐに駆けつけます!」
提督『ええ子や......』
秋月「それで、どういったご用でしょう?」
提督「あぁ、そろそろヒトゴーマルマルだろ?新しくおやつを作ってみたんだが、秋月に試食してもらおうかなと」
秋月「!嬉しいです!」
提督「そこの机の上に置いてあるから、食べて見てくれ」
秋月「はい!いただきます!」パクッ
秋月「.......?」モグモグ
秋月『何これ.....全く味がしない!?』
秋月『とっても甘い匂いがするのに......これって私の舌がおかしいの?』
提督「どうだ?結構甘めに作ったんだが.....」
秋月「お、美味しいですよ?」ピクピク
秋月『司令をガッカリさせるわけにはいきません』
提督「本当に?」ジー
秋月「あうっ...そのぉ....」
秋月「味が全くしないので分かりません.....」
提督「.......」
秋月「......」ビクビク
提督「........」スッ
テッテレー!
提督「ドッキリ大成功ー!」
秋月「え......?」
提督「いやな、かくかくしかじかで」
秋月「へぇー、そんな事が.....」
提督「というわけで、こっちが本当の食べてもらいたいお菓子だ」コト
秋月「わぁ!......」ジトー
提督「そんな目で見ないでくれ.....」
秋月「司令が食べさせてくれなきゃ嫌です」プイッ
提督「......しょうがない、騙した罪滅ぼしだ」スッ
提督「ほい、あーん」
秋月「んっ.....美味しいです!」
提督「よかった、上手く出来てたか!」
秋月「はい!」
提督「さーて、撮影は無事?に終わったな」
青葉「そうですね!これで私達のイメージアップは間違いなしです!」
提督「お、そうだな。そういえば青葉にもお礼をしなきゃな」
青葉「お、どんな事をしてくれるんです?」
提督「それはまた青葉に考えといてもらうとしよう」
青葉「分かりました!」
提督「じゃ、ちょっとルーデル閣下と対談してくるから夕方まで鎮守府にいないけど、よろしくな」
青葉「はーい」
ガチャ バタン
青葉「......よし、行きましたね」ピッ
青葉「......はい、青葉です。手筈通りによろしくお願いします」
ピッ
青葉「さて、私も皆さんに伝えてくるとしますかね」
18:00
提督「あー楽しかった!あのルーデル閣下とお話できるとは夢にも思わなかった......」
提督「プリンツにドイツ語教えてもらっておいて本当に良かった......」
ブゥゥゥゥン
提督『黒塗りの高級車だ...実在していたのか.....』
キキーッ ガチャ
提督「!統合幕僚長!」ビシッ
高田「御島君、大事な話があるんだが....とりあえずこの車に乗ってくれるか?」
提督「了解しました!」
バタン ブゥゥゥゥン
提督「話とは?直接話すという事はかなり重要な事なのでしょうか?」
高田「......あぁ」
提督『雰囲気が変わった......?』
高田「......鎮守府の解体が決まった」
提督「..........」
提督『いつかはこの時が来ると思っていたが...やはり』
提督「そう.....ですか...」
提督『受け入れ難いな.......』
高田「今後の処遇については追って連絡するとして...まずは君の鎮守府に行って伝えるとしよう」
提督「はい.......」
提督『せっかく世論を納得させるために色々したのに.....全部無駄だったのか?』
佐世保鎮守府 会議室
高田「さて、それでは話すぞ」
高田「まずは一つ目、この艦隊は解散だ」
高田「K国との戦争は本当によくやってくれた。しかし、戦争が終われば解体されるという決まりで創設した以上、解散するしかない」
提督「........」
提督『.....気のせいだろうか?皆の顔がいつも以上に輝いている気がする』
提督『新しい自由な生活に期待しているのだろうか...』
高田「そして次、こっちの方が重要だな」
高田「本日をもって、君たちはこの鎮守府から除籍される」
高田「そして、ここにいる君たち全員に、新設される多目的特殊部隊、MSFへの転属を命じる!」
提督「!?」
高田「つまり.....まぁ、なんだ」スッ
一同「ドッキリ大成功!」テッテレー
提督「っえ?」キョトン
高田「これからも日本国を、よろしく頼む!」
提督「は、はいっ!」ビシッ
高田「それでは、私はこの辺りで失礼するよ」
ガチャ バタン
提督「ハァ〜ドッキリだったのか.....」ヘナヘナ
リ級「当たり前だ、私達が提督から離れるわけないだろ?」
時雨「全く僕たちが反抗しなかった所だったり、おかしな所は結構あったんだけど.....気づかないものなのかい?」
提督「あぁ.....こう、絶望に打ちひしがれると視野ってのはすごい狭まるものなんだな.....もうドッキリは懲り懲りだ......」
その後、ドッキリの様子はテレビを通して全国に放送された。人間と同じだという所を理解した民衆、たちまち艦娘反対運動は消え、受け入れてもらうことができた。
今では街を歩く艦娘達に否定的な言葉を浴びせる者は誰もいない。寧ろサインを求められるなどすっかりアイドルのような存在だ
それはもちろん俺も例外なわけがなく.....
女性A「サインお願いします!」スッ
提督「はい.....どうぞ」カキカキ
女性A「ありがとうございます!」
ホントどうしてこうなったのか......
約一年後
食堂
プルルルルル ピッ
提督「もしもし?母さん!そろそろ出発?分かった、それじゃあ空港で!」
ピッ
プリンツ「誰と話してたの?」
提督「俺の母親だ、両親が去年から海外に出張に行ってたんだが、今日帰ってくるんだ」
プリンツ「提督の両親!?」
ガタッ
白露「身だしなみ整えとかなきゃ!」
村雨「ご挨拶しなきゃいけませんしね♪」
提督『今の俺の状況見たら二人ともなんて言うかな...』
提督『俺が両親の立場だったら間違いなくぶっ倒れるが』
2時間後
執務室
ピーッ!ピーッ!
提督「!緊急連絡!?」
ガチャ
提督「もしもし!こちらMSF佐世保支部です!」
高田「高田だ、マズいことになった......」
高田「日本の要人の乗った飛行機がハイジャックされた」
高田「作戦会議を行う、羽田空港まで来てくれ!」
提督「羽田空港?分かりました、直ぐに向かいます!」
ガチャ
提督「時雨、サラ、青葉、集積地、神通!対テロ装備を持ってヘリポートまで来てくれ!」マイクオン
羽田空港 緊急対策本部
ガチャ
提督「失礼します!MSF佐世保支部、到着しました!」
和田「よく来てくれた、私は警視庁警備第一課長の和田彰だ」スッ
提督「MSF佐世保支部最高責任者の御島陽登です」ガシッ
和田「それでは現状の説明からだ、To Do Airline三十二便がハイジャックされた」
提督「.....待ってください....」ピッ
提督「!やっぱり....」
和田「どうした?」
提督「いえ.....何でもありません」
提督『まさか両親が乗ってるなんて.....』
和田「問題は犯行グループの練度だ、航空機にはスカイマーシャルという私服警官が乗ることがあることを知っているか?」
提督「えぇ、拳銃などで武装した警官がハイジャック防止のために乗るあれですよね」
和田「うむ、ハイジャックの報告もスカイマーシャルからの連絡だったんだが......」
和田「最初の連絡から数時間、それ以降連絡が取れない」
提督「......」
和田「しかし犯人グループが羽田空港に着陸するように要求している事が分かり、今に至る訳だ」
提督「犯人グループはなにを要求しているんですか?」
和田「君たちMSFについての情報だ」
提督「私達の情報....?一体何に使うつもり何でしょうか?」
和田「分からないが....もしかしたら艦娘を作りたいのかもしれん」
提督「なるほど.....確かに運用コストは低いですし、テロリストとしては運用しやすいでしょうね」
和田「もちろん奴らの要求を飲むつもりはない。君たちMSFにはテロリストの排除及び人質の開放をしてもらう」
提督「了解しました」
和田「犯人グループとの交渉で燃料の補給と引き換えにほとんど民間人の開放が決まった、残っている人質は二人の民間人と陸将のみだ」
提督「要人って陸将の事だったんですね....というかまた人質になるとは......」
和田「あの人も不運だな....」
臨時作戦会議室
提督「それではブリーフィングを始める。目標はテロリストの排除及び人質の開放、ドローンで確認した人質の位置は3人全員が機体後部に固められている」
提督「敵の数は10名、全員がアサルトライフルで武装している。人質の安全を確保するためにも迅速な制圧が求められる事を頭においといてくれ」
サラトガ「人質の詳細はあるんですか?」
提督「男性二人と女性一人、陸将と夫婦だ」
青葉「あの人また人質になったんですね.....運がないというかなんというか....」
提督「.....もう一つ、これは私的なものだが......」
提督「人質の夫婦というのは、俺の父と母だ.....」
一同「!」ビクッ
提督「俺は一刻も早く助け出したい.....だが焦りは悲劇を生む。全員、落ち着いて行くぞ」
一同「了解!」
和田「そろそろ作戦開始だ、突入準備を」
提督「分かりました。皆、行くぞ!」
一同「オーッ!」
機首方面入口
集積地棲姫「人質と敵の位置に変化なし、作戦に変更はいらないよ」
神通「ブリーチングチャージ、セット完了です」
時雨『狙撃準備完了だよ、突入と同時に射撃するね』
提督「よし、それでは....作戦開始!」
ドカーン!
バババババッ!
テロリスト「ぐあっ!?」
提督「敵の武器が判明!AK-74!」
神通「だったら大丈夫ですね、突撃します」
提督「了解、集積地、援護頼む!」スッ
集積地「任された!」カチャ
バァン! ドチャ
時雨「残りは人質の周りのだけだね、気をつけて!」
提督「了解、行くぞ!」ダッ
テロリスト「来るぞ!」バババババッ!
カンカンカンカン!
神通「さよなら」スッ
ズバッ
提督「ふんっ!」バキッ
テロリスト「ごぉっ!?」バタ
サラトガ「.....制圧を確認、作戦成功です」
提督「もう大丈夫です」ホドキホドキ
陸将「また御島君に助けられるとはな.....」ハハッ
提督「ホントですよ.....」
提督父「陽登.....陽登か!?」
提督「あ、父さん。大丈夫だった?」
提督母「何で陽登がここに......?」
提督「話は後、とりあえず戻るぞ」
緊急対策本部
和田「よくやった!民間人の死者はなし、それどころかテロリストの一人を気絶させてくれるとは.....」
提督「ありがとございます、ですが.....」
和田「?」
提督「正直、これで終わりとは思えないんです、練度からしても、武器にしてもかなりの規模の集団だと思われます」
和田「それはこれから調べていけばいいだろう、君が無力化してくれたおかげで尋問もできるしな」
提督「こちらもより一層哨戒を多くします、そちらもよろしくお願いします」
和田「あぁ、よろしく頼む」
神通「私達はどうします?」
提督「皆はヘリで帰ってくれ、俺は両親と話がある」
神通「了解です、それでは」
提督父「話は終わったのか?」
提督「あぁ。さて、説明するか....とりあえずこの車に乗ってくれ」
ブゥゥゥゥン
提督説明中
提督母「そんな事があったのね.....」
提督「まぁ、俺は大丈夫だから認めてほしいんだ。この道を進むのを」
提督父「俺は止めない。お前の人生だからな」
提督「父さん...」
提督母「私は少し心配だけど.....お父さんがそう言うなら信じるわ」
提督「.....ありがとう!」
提督父「ところで、この車ってどこに向かってるんだ?」
提督「え?あぁ、鎮守府だよ」
提督母「そうなの?」
提督「あいつら俺の両親に挨拶しておきたいっていってたからな」
提督母「いきなり行って大丈夫なの......?」
提督「たぶん大丈夫、管理は俺に一任されてるし」
16:30 佐世保鎮守府
提督「さーて、ついたな」
提督父「随分大きな建物だな....」
吹雪「司令官、おかえりなさい!」ダキッ
提督「おう、ただいま」ナデナデ
提督母「.....まさかそんなに小さい子まで?」
提督「......あぁ」
吹雪「司令官、そちらの方々は?」
提督「俺の両親だ」
吹雪「え!そうなんですか!?」
吹雪「皆さんに伝えてきます!」ダッ
提督「うおっ....行っちまったか」
親からの公認を貰い、以前より更に積極的になった皆、提督は後に語る、両親に会わせるべきじゃなかったと...
80年後
病院
提督「調子はどうだ?柳原」
柳原「言い訳ねぇだろ....もうよぼよぼの爺さんだぞ」
柳原「お前はあの時から変わってないな....本当に何も....」
提督「深海に堕ちた者は地獄には落ちれないみてぇだ、この世にずっと閉じ込められる.....今頃になって分かったよ、この力の代償が」
柳原「俺が死んだら.....長門達を頼むぞ?俺からの最後の頼みだ」
提督「当たり前だ、まだ深海棲艦との戦争は終わっちゃいない。またこの世界にも平和を取り戻してみせるさ」
柳原「その言葉が聞けて良かった.....後は任せた」スッ
ピー
提督「...........」
提督『後は任せた.....か』
提督「お前のもとには永遠に行くことはないだろうな」
提督「俺は死ねないし、死にたくもない。俺を大切にしてくれる、家族がいるから」
提督「さて、そろそろ鎮守府に戻らないとな」
佐世保鎮守府
白露「おかえり!提督」
提督「あぁ、ただいま」
提督「柳原は逝っちまったよ」
白露「.....もうそんなに経ったんだね」
提督「だな....あいつに長門達を任されたんだが」
白露「長門さんたちのメンタルケアもしなきゃね.....」
提督「やる事は山積みだな」
タ級「提督、海戦の結果だよ」スッ
提督「お、ありがとう」
タ級「?提督疲れてる?」
提督「まぁな.....柳原がな」
タ級「...........、無理はしちゃダメだよ?」
提督「分かってる、心配してくれてありがとな」
ギュッ
タ級「.....提督は死なないでね?死んだら私も後を追うから」
提督「縁起でもないこと言うな......それにお前たちを残して死んだりはしないから安心しろ」
タ級「うん、安心したよ。ありがとう」
提督「おう、なら良かった」
死なないってのも案外悪くないな
帰ってきた世界に艦娘が来ました 完!
初コメです!
なかなか面白い作品ですね!
これからも更新頑張って下さい!
滝優子w ツボったwww
フフフ 面白い…
1←初コメありです!これからも頑張りますので、よろしくお願いします!
2←自分でも天才的だと思った(小並感)
続きが来て嬉しいです!
君みたいな義理堅い妖精さんは大好きだよ!
夕立ちゃんの落ち込みSEがズズーンだったのは、体格と頭脳の両方がダm(悪夢の如き雷撃)
5←コメントありがとうございます!
これは裏話なのですが、テストの点数は乱数を使って決めたのですが.....夕立は300/242という駆逐艦最高点を叩き出してました(笑)この鎮守府の夕立は秀才だ(確信)
続きありがとうございます!
滝優子とかよく思い付きましたねぇ
その調子でバンバン投稿あくしろよ(無茶振り)
7←コメントありがとナス!
例のアレのせいで暇だから毎日投稿するゾ〜
この作品いいっすね~ミンドロシューは草
9←コメントありがとナス!
ミンドロ・シューってロシア人にいそうだよね(適当)
敵国名は少しボカしたほうが…
絡まれたらヤバいですよ。
国名を出すのはちょっとまずいんじゃないの?せめて架空の国にするべき
11 12←ご指摘ありがとナス!
確かに気をつける問題でしたね.....
自分でも国の名前は気を付けているつもりでしたがここだけなぜかそのまま.....本当に指摘頂いたおかげで助かりました、本当にありがとうございました。今後も本作をよろしくお願いします
リビングの提督のセリフに…
だから、リビングの提督のセリフに残ってるって…
クレメンス…
エンゲージ!!!!
…もしも妖精が現代の技術を吸収しつくしたら…
妖精から妖精(片羽、モルガン的な意味で)
が出てくるでえ(^q^)
14←ご指摘ありがとナス!
修正しておきました。助かったゾ〜
投稿お疲れ様です。
ちょっと指摘なんですけど…
統合幕僚長は元帥ではなくどちらかと言うと大将ですね。
日本では、元帥制度は明治の頃に廃止されており、それ以降は称号になっています。
19←コメントありがとナス!
はぇ〜そうだったんすね.....
しっかり調べたつもりだったんですが足らなかったみたいです.....
これからも間違った場所があればどんどん指摘オナシャス!
支援するヨー
21←支援ありがとナス!皆さんの応援のおかげでやる気がで、出ますよ....
オロシャヒカリダケでバッテリー回復…どこぞの裸蛇みたいだぁ…(直喩)
ていうか艦娘がオロシャヒカリダケ食ったらレールガン使えるのか…()
キャプチャーしてこなきゃ(使命感)
駆逐艦娘に、提督注射を…チキショーメッ!
しかし、晩酌とか夜戦とかフザケた高1だなぁオイ!w
24←人間やめて半分深海棲艦だし、多少はね?
んん?シリアスなのは違いないですが、何だか妙な展開に…。
変態糞投稿者です、本文にもあるとおり、ドッキリかけたい艦娘または深海棲艦を4月30日の夜23時59分59秒までコメント欄にて受け付けます。あまりに多い場合は上位何名かになるかもしれません(そんなことありえないけど)のでご了承お願いします。何人のキャラに投票しても構いません(例えばプリンツと夕立とタ級とコメントすれば3人に一票ずつ入ります)が、節度を守ってお願いします。それまでは投稿をお休みしますが、失踪はしませんのでご安心ください。
秋月でおなしゃす
頑張って下さいねー
応援してますー
川内でお願いいたします。
支援します。でちこじゃなかったゴーヤちゃんでオナシャ!
/(`・ω)\__人人
🔴NAVYニ〈支援〉>→
 ̄ ̄ ̄|/〈ッス〉
_____⊿◎L___YY (・ω・#)サガットレ
(っ旦と)
と____)_)
支援だゾ
瑞鶴オナシャス
死亡ドッキリ・・・・・・
やりますねぇ!
全員がアサルトライフルで武装とは…
一体どうやって持ってきたんだ…
武器は、アサルトライフルオンリーではなく何人かはCQB(近接戦闘)に向いている(SMG,SG)を持っていた方がよりリアルだったかな?と思います(個人的な見解なのでスルーしてくれて構いません)
後、狭いところでのアサルトライフルの、扱いは結構キツイです(折り畳みストックの銃なら話は別)
お疲れさまでした。
楽しい作品を、ありがとうございました。
完結お疲れ様です!
完結乙です!
お疲れ様でした!
凄く面白い話なだけに少し残念ですがこれからも
頑張って下さい!
執筆お疲れ様でした!
出来ればもう一度同じ世界線で物語書いてほしいな、何て思っています。
此れからも体調にお気をつけて執筆なさってください
お疲れ様です! 面白かったです!