桜学園の学生食堂の一日(朝)
桜学園とはある島南西にある小さい離れ小島の学園 中高大のエスカレーター式 中250人 高300人 大450人
編入生も通年募集しているがめったにこない…そこの学生食堂(厨房)の朝のお話
こんにちは!オリジナルのSSは投稿するのが初めてです…頑張っていきたいと思うので最後までお付き合いよろしくお願いします。
AM2:00
ソーコ 「ふぁ~…う~んっと今日も一日頑張りますか!」
みなさん初めまして私の名前はソーコです!名前でなのかここに就職してから食倉庫の管理を一任させてもらってます。
管理や整理をするのは得意で好きなので毎日充実してます。でもやっぱり料理も作りたいな~と思う22歳です!
これから皆さんをサポートしていきますので名前を憶えて帰ってくださいね♪
ソーコ 「えぇっと今日のメニューはっと…なになにA定食が生姜焼きでBがサバの味噌煮でCがラーメンですか~」
ソーコ 「豚肉あったかな?まぁみんなが来る前に早く終わらせないと…」キュ
因みにこの学生食堂のは私のほかにもメンバーがいます。それも時間になれば出勤してくるのでその時に説明します!
ソーコ 「まずは豚肉からだね!あそこは寒いからな~防寒服を着ないと三分で固まっちゃう」シュ
食材はこの学園の下の地下にすべて保管されていてその大きさは何と…私も把握してません…あははでもでもものすごく広いんですよ
Aブロック牛肉や豚肉などの肉類/Bブロックキャベツやにんじんなどの野菜/Cブロックサンマやマグロなどの魚介/Dブロック酢や醤油などの調味料/Eブロックその他/Fブロック食材待機
大まかに6つのブロックに分かれていてその中にでさらに細かく分かれています!今…覚えるのが大変だな~と思った人…大丈夫です!
このパットがあればどの食材がどこにあってどのような状態かが一瞬で分かりますので…流石ハイテクな時代ですね!昔は大変だったみたいです…
ソーコ 「今日はなにで行こうかな~…時間もないから車でいこうかな」
再度申し上げますが…本当に広いんです!みなさんが想像しているよりもっともっとですよ…移動手段は6つ徒歩/自転車/バイク/ベルトコンベア/車/個人ヘリ
本当に急いでる時はベルトコンベアかヘリを使うんですけど今日は車です!それにベルトコンベアは食材運ぶためなんで人が乗っちゃいけないんですけどね!そこらへんのジエットコースターより早いかも…すごく楽しいです
ソーコ 「Aブロックに到着っと!いつ来てもここは寒いね~お肉さんおはようございます!」
ソーコ 「フムフム…豚肉の状態は…OKみたいですね量も問題なしっとやっぱりもうちょっと室温を下げよう…0.001℃下げて五時間後に戻るように設定…うん」
ソーコ 「生姜焼きに使う豚肉は300gだから年間のグラフから読み取るに今月は300食…いや274食かな。だから82200g…8.22kg」
スゥ…スパーン
ソーコ 「よし!ジャスト8.82kgこれをベルトコンベアに乗せてっと行けベルトコンベアー」ポチ ウィーン
計りを使わずに一発でキロを合わせるのは私の密かな趣味です!仕事を遊び感覚でやってはいけないですけどやっぱり一人での仕事は退屈ですので…これくらいゆるされますよね。ちゃんと仕事してますし
こんな感じで次に魚/野菜/調味料/その他の順に食材を集めてコンベアに乗せて厨房に送ります。大体私が地下の作業を終えて厨房に戻る頃には…
AM4:30
シュシュシュ~シュシュシュ
あっこの軽快なキャベツの千切りの音ってことは…やっぱりです!あれが…あれ呼ばわりは悪いですよね。野菜兼デザート担当のコックさんです。
ここで間違ってはいけないのはコックっていうのは名前じゃなくてあだ名ってことですよ!だって名前がコックって親は一体何考えて考えたんだよ~ってなりますよね…って言っても私が一番新米なので本名が分からないんですけど…みなさんがコックって呼んでるので私もコックさんと呼んでいます
ソーコ 「おはようございます!コックさん」
コック 「よう!相変わらず朝早いなご苦労さま…今日も野菜は新鮮なによりだ」
ソーコ 「あはは…ありがとうざいます」
朝から元気だな~この人は!でも技術は繊細中の繊細流石はパテシェなだけありますね!でも何で野菜も担当してるんだろう~?っと思ってるので機会があれば聞いてみたいと思います
大体この時間は自分の休憩も含めてコックさんとおしゃべりしながら過ごします!
AM5:00
ガチャ
??? 「おはよう~ソーコ!コック!」ズルズル
コック 「シェフ!おはようございます」
ソーコ 「おはようございます!その…引きづってるものってなんですか?」おそるおそる
シェフ 「これ?あぁ海に泳いでいたから捕まえてきた…お昼に調理するから悪いんだけど保存頼むわ」ポィ
ソーコ 「はい!それは構いませんけど…これ2メートルくらいあるんですけど」タラタラ
シェフ 「まぁまぁなサイズだな!」
ソーコ 「…」(最初タコかイカかと思ったけどどうみても良く分かんないやつだ)
コック 「…」(なんていう魚なんでろう…全然見たことないんだけど…これ本当に海にいたの?)
ソーコ 「これって魚ですよね?」おそるおそる
シェフ 「おいおい!ソーコらしくないな…どう見ても魚だろう」あはは
ソーコ 「…」(やっぱり魚?なんだ…これ)
コック 「…」(世界は広いな~これが魚か!正直本当に見たことないや…タコのようにも見えなくないけど)
ソーコ (さっきは勢いで保存しておくっていっちったけどこの魚?の保存方法私知らないよ~とりあえず写真を撮って)パシャ
ソーコ (知り合いに送って何の魚か調べてもらおうっと)送信
ソーコ (とりあえず冷凍保存しておきましょう)ポィ
紹介遅れました!さっき来た方はこの厨房のナンバー2、副料理長のシェフさん…主に魚介系担当でみんなのフォローもでき明るくお話も面白い厨房のムードメーカーなんでけど…さっきみたいにいきなり突発的なことも起こらせるトラブルメーカーでもあります!でも憎めません。
AM5:30
そろそろ来ますね!厨房の総監督…料理長が
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
見て下さい…威圧半端じゃないです!今にも飛ばされそうです
コック 「シェ~フ」
シェフ 「どうした!コック?」ジュー
コック 「この換気扇もうダメみたいで…風の向きが逆になっちゃってますね」
シェフ 「あ~もう寿命みたいだな!ソーコ交換の依頼出しておいてくれ」
ソーコ 「って換気扇かよ~」バシ
シェフ/コック 「ビクッ」!!!
ソーコ 「…」カァァ
ソーコ 「コホン…換気扇の交換の依頼だしておきます」
コック 「あぁ…頼むな!後なんか悩み事あるなら聞くぞ」(ソーコはいつも通りだな)
シェフ 「俺も頼っていいぞ!なんなら忙しい時は声かけてくれ手伝いから」(いつも通りでなにより)
ソーコ 「ありがとうございます!その時はよろしくお願いします」(うわぁぁんどうしよう変な人だと思われてるよ絶対)
料理長 「朝のショートコントは終わったか?」ゴゴゴゴゴゴ
ソーコ 「料理長!ショートコントとはなんですか!こっちは本気なんですよ」プンスカ
料理長 「おぉそうか!でもその前に何か言うことあるだろ」アイアンクロー
ソーコ 「えっ痛い痛いアイアンクロー痛い本当にイタイですって」ジタバタ
料理長 「何かいうことはないか?ソーコ」メキメキ
ソーコ 「イタイイタイあっあれですか?昨日料理長の夜のご飯内緒で2/3にしてその分私が食べちゃったことですか?」
料理長 「ち~が~う」メキメキ
ソーコ 「力入れないで本当に頭われちゃうわれちゃうって」ジタバタ
料理長 「朝、人にあった時なんていうんだっけ?」メキメキ
ソーコ 「あっ料理長~おはようございます」ジタバタ
料理長 「おぅ!おはよう」パッ
ソーコ 「イッター…本当に割れる所だったよ~」(泣)
料理長 「それじゃあ15分後に朝にミーティングするぞ!」
ソーコ 「待って下さい!料理長」チョットマッタ
料理長 「どうした!今日は異様に元気だな」
ソーコ 「なんで私しかアイアンクローしないんですか?お二人も受けるべきです」ビッシ
コック 「…」
シェフ 「…」
料理長 「あいつらは朝あった時挨拶したからいいんだよ!」
ソーコ 「えっそうなんでしか?」
料理長 「そうだよ!お前だけだよ朝挨拶しないのは」
ソーコ 「すすみません」
料理長 「分かればよろしい」
料理長…お肉担当で料理の腕は認めるけどなんか私とはウマが合わないみたいでというかいつもタイミングが悪いです!正直苦手です
料理長 「ソーコ!そんなにいじけるな…これやるから」
ソーコ 「これはなんですか?料理長…」ビクビク
料理長 「なにって野菜ジュースだ!飲んでみろ」
ソーコ 「でもこれ白いんですけど~」(なんで野菜ジュースなのに白いのよ…絶対おかしい)
料理長 「白い野菜ジュースだ」
ソーコ 「料理長…これ飲めるものですよね?」(これ絶対実験台にさせる気だ)
料理長 「当たり前だろ!」
ソーコ 「じゃあ半分飲んでください!私は半分で十分です」(今度は引っかかりません)
料理長 「そんなこと言わず飲めよ!命令だ」
ソーコ 「いやです!職場のパワハラ禁止です」バッテン
料理長 「飲~め~」グィー
ソーコ 「いや~い~やーです」
シェフ 「はいはい!そこまでですよ…料理長にソーコ、タイムアップ」
ソーコ (なんだかんだもう6:00 5分前だ)チラ
料理長 「そうか!じゃあしょうがないな」
ソーコ 「ホッ…」(助かった~ありがとうシェフさん)
料理長 「ならシェフ飲んでいいぞ」ハァ
ソーコ (シェフピーンチ)
シェフ 「はい!いただきます」ゴクゴク
ソーコ (躊躇なくイッター)
シェフ 「おいしかったですね!そうですね…もう少し酸っぱくするといいかもしれませんよ」
料理長 「そうか!参考にする…じゃあミーティング始めるぞ」
ソーコ 「ポカーン」(えっどういうこと)???
コック 「ソーコ…抜くうちテストって事じゃなか?」
ソーコ 「あちゃーそういう事か…まんまと騙された」シュン
シェフ 「お~い二人ともミーティング始めるぞ~」
コック/シェフ 「あっは~い」
AM6:00
朝のミーィング中
シェフ 「まずは材料からソーコ頼むな」
ソーコ 「はい!食材は朝確認して問題ありません…材料の量ですがグラフからAが247食Bが356食C400食と予想して用意してFブロックに移送しました」
シェフ 「よし!下準備の方はどうだ…コック」
コック 「ちゃんと終わってますよ!あとは調理のみです…」
シェフ 「OK…7時の朝食には間に合うな!では最後に料理長から」スゥ
料理長 「今日も大変になるが頑張ろう…それと昼メニューはA定食ハンバーグBサンマの塩焼きCは味噌ラーメンで行くが大丈夫か?」
シェフ/コック 「はい」
ソーコ 「異議あります!」スゥ
料理長 「なんだ!言ってみろ」ジッ
ソーコ 「Bのサンマなのですが最近の円高と水揚げ量…ガソリンの値上げるとサンマはやめた方がいいです…アジに変更できませんか?」
料理長 「どうにかできないか?」
ソーコ 「なのでサンマの塩焼きを5日伸ばしてくれればどうにか」
料理長 「そうか…う~ん」
ソーコ 「…」
料理長 「うむ!分かった…今日の昼のBはアジの開きだ」
ソーコ 「ありがとうございます!」
料理長 「じゃあ始めるぞ!!!」
シェフ/コック/ソーコ 「はい!!!」
AM6:15~7:50 朝食準備開始
ここからは厨房に私の居場所はありません…なのでまた食材庫、地下に行って食材の状態チェックと巡視それに足りないものチェックして発注!あっ今日は換気扇の交換依頼も頼まれてましたね!
正直皆さんほどではありませんが少々疲れますというか…眠くなってきます!こんな時は…寝るに限ります居眠り運転は怖いので…十分にアラームセットしてお休みなさい
AM8:00~9:30 食堂開店
みなさんおはようございます!この時間も私の居場所は食材庫しかありません…暇なのでこっそり覗いててみましょう
えっ私の仕事がどうしたんだって…もう終わりました!…ではこっそり行きましょう
厨房内
ガヤガヤ~ガヤガヤ~ガヤガヤ
シェフ 「はい!A定食お待ちって…サラダはまだできてないのか~」
コック 「はいよ~いっちょ出来上がり~っと」
料理長 「こっちもあらかたで来たぞ!ラーメンの方は大丈夫か?」
シェフ 「OKOK!Cも今の所まわってるよ」
コック 「シェフ…野菜刻むの手伝ってくれこのペースだと十分ももたね~よ」
シェフ 「あいよ~!ラーメンがもう少しだからまってな~」
料理長 「俺が手伝いからシェフはそのままラーメンとB定食を頼む!コック頑張れ」
コック 「はい!」
なかなか活気あふれてますね!このスピードで作っても味を落とさないんですから本当に尊敬します…三人とも
聞いてくださいこの声を
ガヤガヤ~今日もおいしいね~一日がんばるぞー~ガヤガヤ
生徒さん今日の一日頑張って下さい
つづく?
読んでくれてありがとうございます!完結です…感想・意見等いただけると嬉しいです!お願いします
このSSへのコメント