突っこみ真姫ちゃん
教室 休み時間
真姫 (はぁ~最近勉強勉強って本当に疲れたわ…まぁ医大に合格しないといけないのは分かってるけど…)
真姫 (こう毎日ただ勉強するだけじゃあ…ねぇモチベーションも下がるっていうじゃない?)
真姫 (そうね…やっぱりあれかしら?趣味を見つけたほうがいいのかしら)
真姫 (趣味っていっても私にはやりたいこともないし…時間もない…そうねやるならいつでもどこでもがいいわね)
真姫 (それでもってみんなが笑顔になるのが…ってそんな都合の良い趣味なんてあるわけないわよね~)
真姫 (だってあれでしょ!大体高校生の履歴書の趣味の欄なんて映画鑑賞か読書位しかないわよ)
真姫 (高校生が大層な趣味持てるわけないじゃない…部活もあるのにそんな時間もお金もあるわけないわ)
真姫 (ふふふ…でも天才真姫ちゃんは気づいたのよ)
真姫 (そう…私の周りにはよくみれば面白い人ばかりだということを…盲点だったわ)
真姫 (なんで今まで気づかなかったのかしら…人生損してたわ!まさかこんなに人間観察がこんなに面白いものだったなんて!!!)
真姫 (そう私の趣味はなにを隠そう人間観察!)
真姫 (ってことで今日も観察して行こうかしら!)
花陽編
真姫 (まずは花陽から…私の中では初心者級ね!)
花陽 「ふんふんふ~ん」ルンルン
真姫 (花陽は普通にみれば普通のピュアな女の子!料理もできるし優しい…女子力もミューズの中でも上位にいるといっても過言でもないわ)
真姫 (さてと…まだまだ私の仕掛けたトラップまでに500Mくらい離れてるけど…多分そろそろ気づくかしら?)
花陽 「ふん~ふぅ~…」ピク キョロキョロ
真姫 (花陽気づくの早いわよ早すぎよ!!!まだまだ先のはずだけど)
花陽 「う~んこの匂いは…」クンクン
真姫 (匂い?まだこんなに離れてるのに?わかるっていうの…そもそも例のものはビニール袋で覆ったはずなのに?)
花陽 「あっ…分かりました魚沼産コシヒカリのです!!!!」
真姫 (ふふふ圧倒的不正解…圧倒的誤算よ花陽…秋田コマチが正解)プルプル
花陽 「あっちから匂いするな~」クンクン
真姫 (しないするわけないわ!なんであの子わかるのよ!さっきも言ったけど匂いが漏れないようにしてるのに)
真姫 (…えっなんでかって…そんなの決まってるじゃない!学校の授業中に炊きたてのお米に匂いがすれば騒ぎになるに決まってるからじゃない)
真姫 (あ~早く花陽にこの真姫ちゃん専用ハリセンで突っこみを入れたいわ)ウズウズ
花陽 「こっちです」ダッ
真姫 (あぁっと花陽選手走りました!本当正確な方向…最短距離!なんなのあれ…しかも迷いないし)
花陽 「発見…ってあれ?宝箱?…クンクン…うん…この中みたい」
真姫 (正解よ!花陽…ゼィゼィ…っフゥゥ…さぁ最後の関門…ゼィゼィ…どうするんおかしら?…なんであんなに走るの早いのよ…)
花陽 「うぅぅ…鍵が掛かってるよ~」あせあせ
花陽 「四ケタの番号式…どうしよう…」
花陽 「早くお米さんを解放しないと…とりあえず適当に0419っと…カチン」
真姫 (花陽~一発で当てたわどんだけお米が食べたいのよ!10000分の1よ!どんだけよ!本当にどんだけ!マジでもうヤバいヤバいって)
花陽 「ガシ…キョロキョロ」
真姫 (大丈夫よ大丈夫っだって花陽…誰もあなたからごはんを取らないわよ)
花陽 「キョロキョロ…キョロキョロ」
真姫 (花陽!警戒しすぎ…警戒しすぎよ!どんだけ取られたくないのよ)ウズウズ
花陽 「いただきます」スゥ
真姫 (でたーー!マイ箸制服のポケットになに入れてんのよ…しかも少し汚れてるっていうか!年期入りすぎよ…その箸)
花陽 「がつがつがつ」
真姫 (早い早い…食べる早すぎ!しかも白米のみ)
花陽 「ごちそう様です」スゥ
真姫 (自然に箸を内ポケットに戻すのね…箸…)
花陽 「…」スク
真姫 (いきなり立ち上がってどうしたのかしら?)
花陽 「…」スタスタ
真姫 (あれ…こっちに来る!まずいにげな…と)
花陽 「ところで真姫ちゃんこんなところでなにしてるのかな?」ガサガサ
真姫 「あら花陽!偶然ね」アセアセ
花陽 「あれ?花陽は何してるの?って聞いたんだけどな~」
真姫 「ヴぇえ」
花陽 「真姫ちゃんだよね?お米さんにあんなことしたの」
真姫 「ヴぇえ…そっそれは…」
花陽 「まだまにあうよ!花陽が厚生させてあげる」
真姫 「いや…大丈夫!ほんと…」
花陽 「…ガシ」
真姫 「え…花陽腕離しなさいよ」ズルズル
花陽 「…」
真姫 「分かったわ!謝るわ悪かったわよ…うん真姫ちゃん反省はひふへほ」
花陽 「じゃあもっと反省してもらわないと…ね」ニコ
真姫 「ヴぇえ…だれか…だれか…ダレカタスケテ~~」ウワァァァン
こうして真姫ちゃんは花陽に連れられて秋田とに新潟を嫌というほど行き来し魚沼産コシヒカリと秋田コマチのお米の味を二度と間違わないようにレクチャーを受けたのでした!米を見るたびにトラウマとしてよみがえるのは言うまでもない。
後日
真姫 (はぁ…大変な目に会ったわ!花陽があんなに怖いなんて…)
真姫 (でも…やめられない///…何だかんだ花陽とデーt…旅行できたし)
真姫 (やっぱりあの子はお米を食べてる時が良い顔してるわ)
真姫 (真姫ちゃんフォルダーも充実したし…お米を食べるのはつらかったけど…)
真姫 (結果オーライよ!)
真姫 (気持ちをリセットして次行くわ…流石に連チャンだと怪しまれるから…)
真姫 (今度は凛ね)
真姫 (凛はラーメンが好き…でも魚は嫌い)
真姫 (よし…決まったわ!あとは実行あるのみ)
凛の場合
放課後
真姫 「ねぇ…凛」ボソ
凛 「どうしたの…真姫ちゃん?」コソ
真姫 「今日…練習ないじゃない…テスト前期間だし」コソ
凛 「うん!そうだね…凛気になってるんだけど何で小声なの?」コソ
真姫 「ここにラーメンのタダ券があるんだけど…二枚しかないのよ」ボソボソ
凛 「あ~なるほど!ってことは…かよちんのことか」ボソボソ
真姫 「えぇ仲間はずれってわけじゃないけど…ここのお店ご飯がないらしいのよ」コソ
凛 「…でもその心配はないと思うよ?」ボソ
真姫 「えっどういう事?」(花陽がくると私の作戦が…)ソワソワ
凛 「そろそろ…来るんじゃないかな?」コソ
真姫 「…」あわあわ
花陽 「凛ちゃん!真姫ちゃん!」
真姫 「はぁははなよ!どっどうしたのかしら?」ビク
凛 「真姫ちゃん!きょどり過ぎにゃ」
真姫 「うるさいわね///」
花陽 「真姫ちゃん大丈夫?」
真姫 「えぇ///大丈夫…よ…」
真姫 「で…花陽!なにかしら?」
花陽 「そうだった!今日…魚沼産コシヒカリの特売日だから先に帰るね!」
真姫 「あぁそういうことね!分かったわ…じゃあまた明日」
凛 「かよちん!じゃあね」
花陽 「うん!じゃあね…早くいかないと…」ダッシュ
凛 「…」
真姫 「…」
凛 「ね…言ったでしょ!大丈夫って」
真姫 「そうみたいね」カミクルクル
凛 「じゃあさっそく行っくにゃー」パシ
真姫 「ちょっまちなさい!凛」グィー
凛 (このラーメン屋さんって確か…)
ラーメン屋さん
いらっしゃいませ~お好きな席へどぅ~ぞ~
凛 「真姫ちゃん先席座ってて…凛ちょっと…」モジモジ
真姫 「あぁ分かったわ!いってらっしゃい」(これは好都合な展開ね…あと盗聴器も付けてっと)
十分後
凛 「お待たせ!もう注文したの?」
真姫 「えぇもともと無料券のラーメンは3種類位しかないから頼んでおいたわよ」
凛 「ありがとう!何のラーメンが来るのかな?豚骨かな?醤油かな?それともろれとも味噌?」
真姫 「来てからのお楽しみよ♪」
凛 「でも、凛ラーメン大大大好きだから何が来ても大丈夫にゃ」
真姫 「そうね」
真姫 (ふふふ…その言葉命とりよ!あなたがこれから食べるのは)
真姫 (豚骨でも醤油でもましては味噌ではないは…)
真姫 (魚介スープよ!)
真姫 (さぁ私にあなたのリアクションを見せて頂戴)ウキウキ
真姫 (凛の事だから絶対面白いはずよ)
真姫 (そろそろラーメンが来る頃ね!…じゃあ凛頼みわよ)
真姫 「あら?着信?お母さんからだわ!ちょっと席外すわ」
真姫 「ラーメン来たら先食べてていいから!冷めるとおいしくないし」
凛 「分かったにゃ!」フリフリ
トイレ個室
真姫 (よし!準備完了…)カチ
ラーメン2丁お待てせしました!ごゆっくりどうぞー
凛 「くんくん…あれ…これってまさか…魚介系のラーメン…」
真姫 (まぁ普通に気づくわよね!そりゃあ…ね)
凛 「どうしよう…凛…魚はぁ…ラーメンでも苦手なんだにゃ~」シクシク
真姫 (予想通りね!やっぱりダメみたいね)
凛 「あっそうだ!真姫ちゃんのと取り換えようっと」ヒョイ
真姫 (ふふ…凛の考える事なんておみ通しよ)
凛 「うわぁ…真姫ちゃんの方も凛と同じラーメンにゃ」ががーん
真姫 (さぁどうするのかしら)ワクワク
凛 「ラーメン残すのもお店の人に悪いし…」
真姫 (うんうん)
凛 「変えてもらうのも無理だし…」
真姫 (そうね!無料券は魚介だけって書かれているし)チラ
凛 「う~んう~ん」
真姫 (悩んでる悩んでる!)
凛 「捨てる…」
真姫 (来たー!まさかのラーメンを捨てる宣言!凛が…あのラーメン大好きな凛が捨てる)
凛 「しょうがないよね」
真姫 (これはもうシャレにならないわ!今すぐ謝らない…)ガタ
凛 「って凛にそんな事出来るわけないよね…」
真姫 (凛?)スト
凛 「これも凛の為なのかな?」
凛 「凛昔からラーメン好きだけどお魚さんが嫌いだから魚介系は避けてきたにゃ」
凛 「だから…多分真姫ちゃんは凛にお魚さんを克服してもらいたかったのかな?」
真姫 (なんか段々…)
凛 「それもそうだよね!お魚さんだけ仲間はずれってのは可哀そうだもんね」
凛 「凛も仲間外れは嫌にゃ」
真姫 (美化されてる!ただの人間観察で反応をみて楽しんでるだけなのに)
凛 「もぅ真姫ちゃん!こんな回りくどい事しなくても…」
凛 「でも、せっかく真姫ちゃんがくれたチョンスだにゃ!お魚さんと全面対決」
凛 「いただきます!そしてありがとう真姫ちゃん感謝するにゃ」ズルスル
真姫 (恥ずかしい!恥ずかしい!なんて私はクズな人間なの!)
真姫 (こんなに凛がピュアなんて私は最低よ!)
真姫 (凛あなたは強いわ…こんなに心に来たのはいつ振りかしら)ポロポロ
真姫 (私にもみかんっていう苦手なものがあったわ!)
真姫 (凛から勇気を貰ったわ!今度は私の番さっそく今日の夜にでも挑戦して克服するわ)ダッー
真姫 (その前に凛に謝らないと…許して貰えるか分からないけど…)
真姫 (もう少し…ここにいよ…涙が止まるまで…)ウゥゥ
十分後
凛 「どうしたの?真姫ちゃん?顔色悪いよ」
真姫 「大丈夫よ!凛ラーメンどうだった?」
凛 「うん!美味しかったよ!量も丁度良かったし」
真姫 「そう…それは良かったわ」
凛 「本当に大丈夫…帰ろうか?」
真姫 「大丈夫…大丈夫よ…いただきます」
凛 「うん!召し上がれ」
真姫 「…」ズルズル
真姫 「!!!」ゴホゴホ
真姫 (あれ…なんかこのラーメン…おかしい)
真姫 (この味…まさか…まさか…)ブルブル
真姫 (みかん!!!)
真姫 (なんでラーメンからみかんの味がするの?イミワカンナイ)
真姫 (そういうこと?まったく頭が追い付いていないわ)
真姫 (みかんの味がするラーメン)
真姫 (これは…これすなわち地獄の…時間…)
その後…さっきみかん克服宣言したこともありゆっくりみかん味?するラーメンを完食したのでした
真姫 「散々だったわ!会計しましょう…」
凛 「凛は満足だったにゃ」
会計時
おじさん 「あっお代は結構!」
真姫 「はぁ?どういうこと?」
おじさん 「今回のは新作の豚骨醤油とみかん味のラーメンで実験みたいなもんだったので」
真姫 「え…実験!?」
凛 「そうにゃ!豚骨醤油はおいしかったけど…みかん味は微妙だったにゃ!おじさんがせっかく考えたラーメンだけどあれはやめた方が良いよ」
おじさん 「凛ちゃんがそういうならそうだな!みかん味はやめるか…味見したけど確かにきつい所があるうからな~」
凛 「でも豚骨醤油は売れるにゃ!大ヒット間違いなし」
おじさん 「おぉこれはすごい凛ちゃんのお墨付きなら…よし大々的にやるぞ!」
凛 「その意気にゃ」
真姫 「ヴぇえ…凛この人とお知り合いなの?」
凛 「そうにゃ!中学からの行きつけのお店だよ」
真姫 「イミワカンナイ」
おじさん 「おっそういえば花陽ちゃんはどうした?良いお米が入ったのに…一緒じゃないのか?」
凛 「かよちんは今日はお米の特売日」
おじさん 「花陽ちゃんにもよろしくな!出してはいないけど特別にご飯サービスするから」
凛 「かよちんも喜ぶにゃ!」
真姫 「…」ソローリ
凛 「じゃあ真姫ちゃん帰ろう!」
真姫 「そ…そうね」ビク
凛 「じゃあね!おじさんまた来るにゃ!」
おじさん 「おぅ!じゃあな凛ちゃんに赤毛の子ちゃん」
真姫 「ヴぇえ」
帰りの道
凛 「…」
真姫 「…」
凛 「ねぇ真姫ちゃん…」
真姫 「なにかしら?凛」ビク
凛 「凛がお魚苦手なこと知ってるよね?」
真姫 「ど…どうだったかしら?」汗ポタポタ
凛 「でも…それは真姫ちゃんの優しさだって凛分かってるよ!」
真姫 「ヴぇえ…」(なんてピュアなのよ)
凛 「でもね…いきなりはキツイよやっぱり…」
凛 「…ガシ」
真姫 (まさか…)
凛 「ちゃんと反省しようね!真姫ちゃん」ニコ
真姫 「分かったわ!謝るわ悪かったわよ…うん真姫ちゃん反省はひふへほ」」
凛 「一緒に苦手…克服しようね」ズルズル
真姫 「ヴぇえ…だれか…だれか…ダレカタスケテ~~」ウワァァァン
こうして真姫ちゃんは凛と一緒にラーメン食べ歩きを始めました!移動中に真姫ちゃんに勉強を教えてもらい凛の成績がいつも以上に上がりました!真姫ちゃんは予想以上に凛に勉強を教える時に使用するcalがラーメンより大きかった為に食べているのにもかかわらず2日間で4キロ痩せたことはいうまでもない。
後日
真姫 (まさか凛に勉強教えるのにあんなに苦労するとは思わなかったわ…)
真姫 (花陽はどうやって教えたのかしら?後で聞いておかないと…流石にこの次は体壊すわ…)
真姫 (何だかんだったけど…やっぱり凛がラーメン食べているときの顔が一番可愛いわ///)
真姫 (2日間だったけど凛との二人だけの思い出も作れたし)
真姫 「真姫ちゃんフォルダーも豊作!」
真姫 (ラーメン見ると気持ち悪くなるけど…やっぱりやめられない///)二ヘラ
続き期待してます!早く読みたいです!