由比ヶ浜「ガハマレッド!!」
八幡「……zzz」
雪乃「…………」ペラッ
由比ヶ浜「…………あの〜……」
雪乃「さっきから蝿が五月蝿いわね」
由比ヶ浜「ゆきのんっ!?」
雪乃「冗談に決まってるじゃない、由比ヶ浜さん、ところでなにを騒いでいたのかしら?」
由比ヶ浜「え?ああ、昨日しんせきの家に行ったんだけど、そこで男の子の見てた戦隊ものを見たら……これが思いの外はまっちゃってさぁ…」
雪乃「……」ペラッ
由比ヶ浜「え!?無視!?」
雪乃「聞いてたわ、一応」
由比ヶ浜「一応……まあいっか〜……それで、奉仕部戦隊ガハマレッド、ユキノブルー、ヒッキーブラウンで……」
八幡「ちょっと待て何故俺が茶…」
雪乃「由比ヶ浜さん、色のチョイスは中々正しいけれど、戦隊ものはそもそも5人組じゃないのかしら?」
由比ヶ浜「あ、そっか!じゃあ彩ちゃんと〜……うーん……」
静「調子はどうだー」ガラガラ
雪乃「はぁ……先生、だからドアを開けるときはノックを」
由比ヶ浜「平塚せんせーだぁっ!!」
静「?」
八幡「お、おいおい……正気かよ……高校生の中にアラサー……つかそれなら平塚先生の方が茶……ゴフゥッ!!」
静「誰が茶色だ。」
由比ヶ浜「じゃあ、奉仕部戦隊、ガハマレッド!ユキノブルー!ヒッキーブラウン!サイカグリーン!シズカブラックで!」
(説明を聞きそびれてついて行けてない静ちゃん)
八幡「戸塚はここに居ないだろ……」
天使「あっ、由比ヶ浜さん!呼ばれた通りきたんだけど、あ、やっぱり八幡も居たんだぁ!パァァ」
八幡「お、おう」(なんだこの天使天使すぎんだろマジでうわ、この笑顔だけでご飯3合はいける。)
天使「それで、用事ってなに?由比ヶ浜さん」
由比ヶ浜「奉仕部戦隊やろー!」
(なんとなくわかった静ちゃん)
八幡「おいおい、流石に嫌だよな?」
戸塚「楽しそうっ!いいよ♪」
八幡「いや、つーか平塚先生は嫌ですよね?」
静「うーむ……コスプレ趣味は無いが──」
八幡「ほら、嫌だって」
静「だがよかろう、私も戦隊ものが好きだったしな」
八幡「……」
八幡「雪ノ下!お前は嫌だよな!」
雪乃「不快だけど……とても不快だけれど、今回は比企外野君に同意ね、私は参加しないわ。」
八幡「比企谷な、比企谷。重要だからもう一d……」
由比ヶ浜「ゆきのん!お願い!!」ウルウル
雪乃「やるわ。よろこんで。」
由比ヶ浜「やったー!さっすがゆきのん!」ダキッ
雪乃「ちょっと……近いわ、由比ヶ浜さん(嬉しいけれど)」///
八幡「やってらんねぇ……」ズーン
天使「八幡!八幡も……やろ?」ウワメズカイ
八幡「やる。絶対に、誰がなんと言おうとやる。」
天使「やったぁ!」
八幡「でもなにをやるんだ?」
静「そりゃあ戦隊ものなら……ロボット……」
由比ヶ浜「必殺技……」
雪乃「カメラ、映像加工技術」
天使「衣装は?」
由比ヶ浜「あ、それならあるよ?」⊃ゼンシンタイツ×5
八幡「何故5色しかないのに茶色を選んだ。」
由比ヶ浜「ヒッキー=茶色じゃない?」
雪乃「そうね、それも汚らしい感じの、人にとって、いえ、生物にとって不快な感じのね。」
天使「ははは……」
八幡「もういいから、それは置いといて、ここに映像加工出来る奴なんていないだろ。」
姫菜「はろはろー。私少しくらいなら出来るよーヒキタニ君」
八幡「なんて御都合展開……まあいいか」
由比ヶ浜「それじゃ!これでおっけーだね!」
八幡「敵は?」
由比ヶ浜「へ?」
八幡「だから、敵。悪者。」
由比ヶ浜「あ……」
八幡「かいさーn」
由比ヶ浜「わわーっ!待った待った!えと……その……ああーっ!あんなところに!ヒッキーのお友達がぁっ!!」
八幡「誰だそいつ知らんな。」
材木座「なっ!?やはり我に酷すぎるのではないか、八幡!!」
雪乃「比企谷君の分際で、友人の名前を忘れるなんて生意気ね。」
八幡「お前は何故そこで出張ってくる……まあいい、悪役ならピッタリだな、頼んだ材木座。」
材木座「キタ━(゚∀゚)━!」
〜お着替え中〜
由比ヶ浜「準備OK?」ワクワク
八幡「……」コクッ
雪乃「一応……」
静「ああ!」
天使「ちょっと恥ずかしいけど……」///
姫菜「カメラOK!」カチッ
材木座「無論!!」グッ
由比ヶ浜「行くよーっ!」
ガラガラッ
校長「なんじゃ、騒がしいのぉ」
一同(ギクッ)
校長「……」
校長「平塚くん、ちょっといいかね?」
静「えと……その……これには事情が!」
校長「その事情は後で聞こう、来なさい。」ニコッ
静「\(^o^)/オワタ」
(完)
一行ごと開けたほうが見やすいかもです