提督「最近鎮守府内の風紀が乱れている」
提督「と思わないか野分」
野分「えっ、そうですかね?」
提督「いやいや、うちって、1つの建物にすべての施設が入ってるじゃん?」
野分「ええそうですね?」
提督「それでねこの前、風呂場の前通ったら、バスタオル巻いただけのヤツが
なにも気にする事なく挨拶してきたんだよ」
野分「へぇ、そうなんですか」
提督「なんか反応薄いね」
野分「今更ですからね」
野分「それよりそのバスタオルの人はどなただったんですか?」
提督「浦風」
野分「そうですか」カキカキ
提督「それに、さっきなんか地べたに体育座りで座っててパンツ丸見えだった」
野分「やましい心があるから見てしまうのでは?」
提督「いやいや、だってあんなん誰だって視界に入っちまうよ」
提督「注意したら、"もっと見ます?"だってよ」
提督「俺はその時、危機感を覚えた」
野分「(はぁ)」
野分「わかりました、私も薄々感じていましたのでなにかしらの
対策を取りましょう」
提督「おう、じゃあ任せていいか?」
野分「え?提督は?」
提督「いやーそういうのって俺苦手だしさ、頼むよ」
野分「むー」
提督「今度間宮奢るからさ、なっ?」
野分「わかりました、今回だけですよ」
野分「まずは、風紀部隊の編成をしましょう」
野分「ここは、募集の紙を作って募集したほうがてっとり早いですね」
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鎮守府内の風紀を正す会
募集中
参加条件:厳しく注意デキる人
報酬:週一で提督と間宮でおやつ会
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野分「こんなもんですかね」
1週間後
提督「これはどういうことだ?」
野分「えーとですね」
提督「なんだよ!この名簿!!」バシッ
野分「やってしまいました」ペロリ
提督「ほぼ全員、風紀部隊になってるじゃん!」
野分「くっ、不覚!」
提督「しかも備考に週一で間宮って!」
野分「あああー!すみませんでした!」
野分「でも提督、私にお任せすると言いましたよね?」
提督「たしかに」
提督「でもこれじゃあ俺の財布すっからかんだよぉ!」
野分「ふぅ、最近皆さんお行儀良く風紀も良好ですね」
野分「では私は見回りをしてきますね」タタ
提督「あっ、逃げやがったなー!」
完
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