2016-01-10 06:19:58 更新

概要

たくみほ



拓海「...」イライラ



美穂(...怖い。とてつもなく怖いです...なんでこんな時に誰も事務所にいないんですかぁ...)ドキドキ



拓海「...クソが!」ドンッ



美穂「ひっ!」



拓海「あ、わりィ!いたのか美穂...」



美穂「あ、はい!最初からいましたよ」ドキドキ



拓海「ったく!聞いてくれよ、またPのヤロォがあたしにフリフリの服着ろって言うんだぜ!勘弁してくれよな」



美穂「は、はあ...」ドキドキ



拓海「まったく、人には適材適所っつうモンがあるってんだろーがよ!なァ?」



美穂「た、たしかにそうですよね...」ガクガク



拓海「仕事なのは分かるけどよォ...いくらなんでもあたしに似合わない仕事が多いんだよなァ」



美穂「た、拓海さんも大変ですね...あはは」



拓海「あ、わりィななんかあたしの文句ばっか聞かせてよ...苦労してんのはあたしだけじゃないのに」



美穂「ぜ、全然いいですよ!拓海さんも鬱憤が溜まってたんですよね」



拓海「お、おお...」



美穂「...」



拓海「...」



美穂「...」



拓海「あー!くそッ!静かなのはしょうに合わねェ!」



美穂「ひっ!?は、はあ...」



拓海「よし!美穂、この後暇か?」



美穂「ま、まあ今日はもう予定はないですけど...」



拓海「んじゃ!ちょっくら付き合ってもらうぜ」ニヤ



美穂「...へ?」


ーーーー

ーー


拓海「美穂はバイク乗んの初めてか?」



美穂「あ、はい!初めてですね...」ンションショ



拓海「ヘルメットはしっかりつけろよ」



美穂「はい!...う〜んこんなもんでしょうか?」



拓海「ぶはは!似合わねェな!」ゲラゲラ



美穂「む...似合わなくていいですよ!」



拓海「あはは!わりィわりィヘルメットに、似合うも似合わないも関係ねェか」



美穂「えへへ///」



拓海「お、ようやく自然な笑顔になってくれたな!」ナデナデ



美穂「な、撫でないでくださいよぉ」



拓海「んじゃ、しっかり掴まってろよ」



美穂「は、はい!」グググ



拓海「み、美穂...そ、それはさすがに苦しい...な」アオザメ



美穂「あぁ!す、すみません!力の加減がわからなくて!」



拓海「お、おお、見かけに寄らず力あんのな」



美穂「れ、レッスンで鍛えてますから!」ドヤ



拓海「杏のやつにもそのドヤ顔見せてやりたいぜ。まったくよォ」


ーーーー

ーー


ー走行中ー


美穂「どこに向かってるんですか?」



拓海「ん?秘密だよ」ニヤ



美穂「ま、まさか!このまま見知らぬ港の怪しい倉庫に連れてかれたり!?」



拓海「...はい?」



美穂「そしてドラム缶に詰められてコンクリートで固められて東京湾の海の藻屑に...い、いやだぁ!死にたくないです!」ギュゥゥゥ



拓海「ちょ!く、苦し...んなことするかァ!」



美穂「で、ですよね...えへへ」テレテレ



拓海「ったく!あたしをなんだと思ってんだよ」


美穂「す、すみません!あ」グゥ



拓海「ん?」



美穂「安心したらお腹が...えへへ///」



拓海「ははは!そりゃ良かったぜ!」



美穂「...?」


ーーーー

ーー


ラッシャセー


拓海「さ、好きなもん頼んでいいぞ」



美穂「わぁ〜...」



拓海「ん?まさかラーメン嫌いだったか!?」



美穂「い、いいえ!全然!ラーメンは好きですけど...あんまりこういう店に入ったことなくて」



拓海「あ〜...確かに普通の女の子はこんな男くせェ店入らねェもんな」



美穂「はい」コクコク



拓海「って、それじャあたしが普通じャねェみたいな感じだろーが!」グリグリ



美穂「いたたた!ごめんなさぁい!」ヒーン



拓海「ま、普通じゃねェのは百も承知だけどよ」



美穂「...あ、はい」



拓海「そこは否定しろよ!」



美穂「それより拓海さんのオススメってないんですか?」



拓海「お、おお!そーだな!やっぱり王道を征く味噌だな」



美穂「なるほど〜...じゃあ醤油で!」



拓海「うんうん...ってなんでだよ!普通この流れは味噌だろ!」



美穂「だって分け合ったりしたいじゃないですか!ダメ...でしたか?」ウルウル



拓海「い、いや///別に!美穂がそう言うならな!うん」



美穂「じゃあ決まりですね!他は...あ、辛子蓮根あるんですね」



拓海「へ〜渋いなァ、それも頼むか」



美穂「いいんですか?」パァ



拓海「遠慮すんなよ、あたしの奢りだからな」



美穂「ありがとうございます!」



オマタセシマシター



拓海「お、きたきた...」



拓海「...」



美穂「...」



拓海「...」



美穂「...食べないんですか?」



拓海「ん?あたしだけ先に食べんのは不憫だろ」



美穂「で、でも伸びちゃいますよ」



拓海「いーんだよ、あたしは少し伸びた方が好きなの」



美穂「えー...」



拓海「引くなよ!?」



美穂「えへへ、拓海さん優しいなぁ」



拓海「い、いきなりなんだよ///」



美穂「いままで少し怖いなってイメージばっかりでしたから...なんか意外で」



拓海「まあ無理もないよな...こんなナリだしまわりと比べて浮くのは予想もしてたしな」



美穂「でも、変わりましたよね!拓海さん...来たばっかりの時はトゲトゲしてましたけど」



拓海「あー...問題だらけだったもんなァ、ことある事に早苗...さんに叱られて、Pにもたくさん迷惑かけて、自分のケツも拭けねェのかって...ま、今は違うぜ!なぜなら



オマタセシマシター



美穂「あ、きたきた!いただきまーす!」ズルズルー



拓海「...美穂、おまえ隠れSだな」



美穂「ふぁい?」ズルズルー



ーーーー

ーー



拓海「いやー食った食った!うまかったか?美穂」



美穂「あ、はい!大満足です!」ニパ



拓海「そりゃー良かった、さてどーすっか...まだ時間あるな」



美穂「あ、じゃあショッピングにでも行きませんか?服とかも見たいですし」



拓海「ふーん、そっち方面はあたしは疎いからな...美穂に任せた!」



美穂「はい!」



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