2016-05-22 09:34:41 更新

前書き

時系列的には7話と8話の間くらいです。
注意事項
・作者はSS初心者
・駄文
・キャラ崩壊気味かも
↑これでもいいという心の広い方は下スクロール


僕が生徒会に復帰してから数日経ったある日の朝、下駄箱を開けると紙切れが1枚床に落ちた。


「(……何なんだよ一体……)」


どうせ誰かからの嫌がらせか何かだろうと思いつつ見てみると、

『昼休み屋上に来てください!※お昼ごはん食べる前に来てくださいね! 西森柚咲』

と、女子特有の丸っこい文字で書かれてい

た。


「(西森から?……なんでまた…)」


疑問に思いつつも見ていた丁度そのとき、高城が声を掛けてきた。


「おはようございます、乙坂君」


「おわぁ!?」ビクゥ!


突然のことに驚いた僕は、とっさに紙切れをポケットの中に隠した。


「??どうしたんですか、そんなに驚いて?」


「い、いやぁ〜別に?」


「…そうですか。では教室に向かいましょうか。早くしないと朝礼に間に合いませんし」


「お、おう……」


僕は紙切れの内容に未だ疑問を抱きつつも、教室に向かうことにした。


教室に着いた後も、僕は紙切れのことで頭がいっぱいだった。


「(仮にあれが本人が書いたものだとして……一体どう言うつもりだ?)」


「それでですね……って乙坂君、聞いてます?」


「ん?あ、あぁ、聞いてる聞いてる」


「……何か…あったんですか?下駄箱であった時も挙動が不自然でしたが」


「き、気のせいだ気のせい!」


「はぁ……まぁ何かあったら遠慮なく言ってください、力になりますから」


「お、おう……ありがとな(言える訳ねぇだろ!!こいつに朝のこと話すなんて無理無理無理!!)」


とその時丁度1限目の始まりを告げるチャイムが鳴った。


「(た、助かった〜この調子じゃいつバレるか分かったもんじゃねぇし……)」


それからは特にこれと言ったアクシデントもなく、気付けば4限目が終わって昼休みの時間になった。


「(結局あの手紙は何だったんだろ……取り敢えず屋上に行ってみるか……)」


「それでは乙坂君、僕は先に学食行ってますので後かr「あー、悪ぃ。今日はパス」……せめて最後まで言わせてくださいよ…何か用事でもあるんですか?」


「まぁそんなトコだ……取り敢えず、今日は行けねぇから」


「分かりました、それではっ」


そう言いつつ高城は席を立ち教室を(瞬間移動で)出て行った。

教室の外から数人の悲鳴じみた声が聞こえてきたが、毎度のことなので気にしないでおくことにした。


「……さてと、それじゃ行きますか」


紙切れの内容に一抹の不安を覚えながら俺は屋上に向かった。



* * * * * * * * * *



屋上のドアを開け外に出てみたが、案の定、屋上には誰も居なかった。


「(……やっぱり朝のアレはデマだったか……信じた俺がバカだった……)」


踵を返して屋上のドアを開けて中に入った途端、誰かとぶつかった。


「わぷっ!!」


「痛ってーな……って、西森?」


「す、すいません!…って、あ、乙坂先輩!来てくれたんですね!!」


「来てくれたってことは下足に入ってた紙切れっt「はい!私が書きました!!」


西森は笑顔で若干食い気味に答える。


「あっそ……で、僕に何の用?」


「ふっふっふっー、それはですねぇー……じゃーん!!」


そう言いつつ、西森は手に提げていた包みを僕の前に掲げた。


「あの…もしかしなくてもこれ、弁当か?」


「はいっ♪乙坂先輩の為に頑張って作ってきました!」


「……どーゆー風の吹きまわしだ?」


歩美の一件で負った心の傷がまだ塞がっていなかったからか、少しトゲのある言い方になってしまった。


「えっ……?」


西森は俺の返答が予想外だったらしく、一瞬驚いた表情をした後、伏し目がちに言った。


「あ、えと……その……乙坂先輩に少しでも元気出して貰おうと思って……」


前までの自分なら『余計なお世話だ』と拒絶していた筈だが、今は何故かそんな事を言う気にならなかった。

むしろ西森の気遣いが嬉しくすら感じてしまうくらいだ。ホントどうかしてる。


「……そっか、ありがとな……取り敢えず屋上行こうぜ」


僕は顔に少し笑みを浮かべて西森に言った。


(ちゃんと笑えているだろうか…)


そんな僕の不安は一瞬で杞憂だとわかった。


「はいっ!!」


なぜなら、その時の彼女の笑顔は眩しいくらい輝いていたから。

高城がファンになる気持ちも少しだけ分かった気がした(あくまで少しだけ、だ)。


僕たちは屋上にあるベンチに移動し、隣り合わせで座った。西森から弁当を受け取り包みを広げる。


「いただきますっと……」


手を合わせてから弁当の蓋を開ける。

弁当の中身はと言うと、卵焼きにたこさんウィンナー、サラダ、そしてご飯の部分には『ファイト!』と海苔で作られた文字がのっていた。


「凄いな……これは」


趣向を凝らしてある弁当を見て俺は呆気に取られていた。


「そうですかねー?普通だと思いますけど」


「いやいや、そんなことねぇって」


そう言いつつ、卵焼きを箸で取り、口に運ぶ。


「……うまい」


実際ホントに美味しかった。

何だコレ、今すぐにでもファミレスで出せそうな勢い。


「本当ですか!?良かったです〜」


緊張の糸が解けたかのように西森は肩を撫で下ろした。


「……ありがとな、僕のためにこんなことしてくれて」


「いえいえ、困った時はお互いさま、ですっ!」ニコッ


‘‘困った時はお互いさま’’

そう言ってくれるだけで何だか少し救われた気分になる。


「……やっぱスゲェな」


「?何か言いました?」


僕の言葉に西森が不思議そうな顔をする。


「……いや、何でもない。ただの独り言だ」


「え〜何ですか〜?教えてくださいよ〜」


「別に大したことじゃないから気にすんな。ってかお前、自分の弁当ないのか?」


「はい。あ、でもあんまりお腹空いてないんで大丈夫です!」


西森は笑顔でそう言ったが、何も食べないのは流石にマズイだろうと思い、卵焼きを一つ取り、西森の前に差し出す。


「いくらお腹空いてなくても卵焼きの一つくらい食えんだろ。だから食っとけ」


「え、いいんですか?」


「良いも何も、元々お前の作ったやつだし」


「それもそうですね。ではお言葉に甘えて、あーん」


西森は左の髪を耳に掛けつつ、卵焼きを箸ごと口に咥える。まてよ、これってまさか関節キs スなんじゃ…


「っ〜〜!!///」


顔の温度が上昇していくのがわかる。

何をこんなに動揺してるんだ俺は……相手は後輩あくまでも後輩ただの後輩……


「?ろーひたんれすかー?」


西森が口の中の卵焼きをもそもそと咀嚼しつつ、上目遣いで僕のことを見てくる。


西森の何も気にして無い様子に

僕も直ぐに冷静になり、顔の火照りが消えないまま、言い返した。


「……な、何でも無い…」


「…?あ、そうだ!」


西森が急に何かを思いついたかのような顔をした。


「?どうしたんだ急に?」


僕がそう聞き返すや否や西森は俺に顔を近づけつつ言った。


「あのあの!今日乙坂先輩のお家お邪魔してもいいですか?」


「……は?」


突然西森がそんなことを言い出したので、僕は困惑していた。ていうか顔近い近い……


「……何で?」


僕は驚いた顔のままあくまで冷静さを装いつつ聞き返した。


「えっとですね〜この前のシチューをもう一度作って食べて貰おうと思いまして……ダメ……ですかね?」


この前と言うのは妹の歩美が死んだショックで僕が家に引きこもっていた時のことだろう、多分。いまいち記憶が曖昧だが、本当に覚えていないのか、思い出したく無いだけなのか、僕には分からなかった。


ともかく。


俺は一瞬何かの冗談じゃないだろうかと思ったが、西森がそんな冗談を言うはず無いだろうと思い直し、返事をした。


「別にいいけd「ホントですか!?」お、おう……(何か今日の西森のヤツ、やけに積極的だな……)」


「じゃあ、放課後食材買ってからお邪魔させてもらいますね♪」ニコッ


「おう。…あ、そういえばお前、仕事は?」


俺は思い出したかのように質問する。

そう、何を隠そうこいつは現役アイドルなのだ。放課後は毎日のように仕事をしていて、暇な時間など皆無な筈なのだが。


「あっ、今日はお仕事休みなんで大丈夫です!」


「そっか……悪ぃな、折角の休みなのに」


「いえいえ、お気になさらず!私がしたくてしてることですし♪」


その後も僕と西森は他愛のない話をしつつ、弁当を食べ終えた。


「……ご馳走様」


「はい、お粗末様でした♪」


と、そこで丁度予鈴を告げるチャイムが鳴った。


「……先、教室に戻っててくれ」


「?何でですか?」


「何でって……おまえと二人で歩いている所見られるといろいろまずいだろ…その…仮にも『アイドル』なんだし」


「あっ……そ、そうですね!それじゃ……」スタスタ……


「あぁ……(今一瞬悲しそうな顔しなかったか、アイツ?…………気のせいか)」


それから少しして、僕は教室に戻ろうとしたが、階段を下りている途中で本鈴が鳴ったので、教室には戻らず、保健室で過ごすことにした。


休み時間になり、教室に戻った途端、高城に声をかけられた。


「乙坂君、5限目いませんでしたが、何かあったんですか?」


「あぁ……何となく疲れてたから保健室で休んでた。ここんとこ寝不足でな」


「そうですか、それならいいんですが……くれぐれも体には気をつけて下さいね?」


「あぁ、うん……それよりさ、今日は出なかったのか?能力者」


答えはわかりきっていたが、話題を変える為に聞いてみた。


「出てたらここにいないでしょう?」


俺の質問に苦笑しつつ高城は答える。

その答えがあまりにも予想通りすぎてついつい笑ってしまう。


「それもそっか」


「ッ!?」


「?どうしたんだよ、そんな驚いた顔して?」


「いえ……何でもありません(普段ならまず見れないであろう乙坂君の笑顔……明日は雨が降るかもしれませんね……)」


「…?まぁいいや、取り敢えず俺帰るわ。なんかあったら連絡してくれ」


「あぁ、はい。それなら自分も下駄箱までご一緒しますよ」


「…いや、今日は一人で帰るわ。てかそうさせてくれ」


「…やはり何か悩み事が…?」


「別にそんなんじゃねーよ。今日はそういう気分なだけだ」


「そうですか…わかりました。ではまた明日」


「おう」


俺は高城と別れた後、すぐに下駄箱に向かって歩き出した。


「(別に西森のシチューが楽しみな訳じゃないからな、決して……って誰に向かって言い訳してるんだ俺は……)」


「……ぱーい、先ぱーい、乙坂せんぱーい、おーい」


考え事をしていたせいか後ろから声をかけられているのに気づかなかったようだ。


「誰……って友利か、どうした?」


「いえ、特に用事は無いんですが、見かけたので」


「そうかよ……じゃな」


そう言って、帰ろうとしたその時、


「あ、ちょっと待ってください」


「なんだよ、用無いんじゃねぇのかよ?」


「今できました」


「(面倒くせぇ……)……何?」


「突然なんですが今日の夕飯はどうするんですか?」


まさにいま考えていたことを言い当てられ、少し動揺する。

「(しまった…まさか昼休みの西森との話聞かれてたか?いやでもあそこ屋上だったしそれはないよな、うん。)」


僕は気づかれないように冷静な態度をとる(今日何回目だよ…)


「ホント突然だな、でm「何なら、また作りに行ってあげましょうか?」


西森が意地の悪い笑みを浮かべる。

西森といいコイツといい何で女子は人が喋ってるときにかぶせてくるのだろうか……いや、俺も人の事は言えないか。


「…いや、いい。先約がいるから」


「……へ?」


友利はまるで信じられないものでも見るかのように驚いていた。

うまく伝わらなかったのかと思い、もう一度言い直す。


「イヤ、だから先約が…」


「それは聞こえてました、大丈夫です、でも…え?」


友利は未だに信じられないといった様子だ。

まぁ「あの事」を知っていれば無理もないか。

このままでは埒が開かないと思い、俺は無理やり会話を終了させる。


「……じゃあ俺、もう行くから」


「あっ、はい……あの、引き止めてしまってすいませんでした」


友利は申し訳なさそうな顔で俺に言う……何だか気まずい。

この空気を脱する為、僕は少しして頭をかきつつ、友利に言った。


「……あー、今日はアレだけどさ、もし良かったらさ……また今度作ってくれよ……オムライス。今度は乙坂家ver.じゃないやつでさ」


「……ッ!!はいっ!」ニッ


友利は一瞬驚いた後、とびきりの笑顔を見せてくれた。



* * * * * * * * * *



家に着いて、僕はすぐに服を着替えた。


「(…掃除でもしとくか……)」


前に友利が夕飯を作りに家に来てくれた時は考える余裕も無かったのだが、家に女子を招待する訳だし、しかも相手は超有名な現役アイドルだ。万が一でもホコリなどがあってはならない。

と、そこまで考えたところで、僕も随分とまるくなったもんだなと、少し感傷的な気分になった。


「(……さてと、掃除掃除……)」


僕はクローゼットから掃除機を取り出して掃除を始めた。



To be continued……





















後書き

ども!かなり久しぶりな投稿ですが見てくれた人がいたら嬉しいですね(いると信じたい)。
続きの更新は未定ですが、なるたけ速くしたいと思いmドゴッ! ぐふぁ!?
……だ、誰だ…ボディブローなんてしてきたやつは…

??「知らないとは言わせないっスよ?」ニタァ…

はっ…ま、まさかお前は……!?

??「そうっス。さあ、ショウタイムっスよ…!」

(見えてないけどボディーブローをかましてきたなら前にいるはず!!)
ま、まて!!話せば分かる!

「何が分かるんスかねぇ?少なくともこんなモノを書いた時点であんたは死刑確定です♪」

(ダメだ、方向は合ってたみたいだけど、話が通じない!!)
こ、こういう時は……逃げるんだよォォォォォ!

さくしゃ は にげだした!!

「逃がしませんよ!!」ダッ

(作者限定で)姿の見えない「誰か」に追われる作者!!無事生きて帰ることは出来るのか!?
次回、「これ何てギャルゲ?」
※この後書きはフィクションです。





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2021-09-25 02:08:02

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2018-05-04 19:10:17

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2016-07-17 20:48:23

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SS好きの名無しさんから
2017-11-03 18:15:07

SS好きの名無しさんから
2016-07-17 20:48:25

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: ぶどう糖 2017-04-04 01:30:31 ID: f9ukZHLv

なぜ、ここで終わった。
まだ、続けれただろ


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