2016-06-15 22:43:46 更新

概要

前の作品と一応の世界観共通で書いてます。
くだらないノートを拾った八幡の三日間です。
完結済みです。


前書き

ハーメルンでも掲載しています。
(投稿はこちらの方が先です)


八幡「馬鹿な後輩とのメールを淡々と貼っていく」<<former episode




1日目(水曜日)


廊下



八幡「ラッキーノート...?」


八幡(え、なにこの怪しいノート)


八幡(このピンクの色合い。由比ヶ浜のいたずらか?)


八幡(しかし何だろう。シチュエーション的に拾わなければいけない気がする元中二の悲しい定め)




八幡「このノートに名前を書かれた人間と書いた人間の間にラッキーなことが起こる」


八幡(...うそくせえ)


八幡(でもこれ、ルールは良くできてんな)




1.ノートに名前を書かれた人間と書いた人間との間にラッキーなことが起こる。


2.書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同姓同名の人物に一度に効果は得られない。


3.名前のあとに40秒以内に状況をかくと、その通りになる。


4.状況を書かなければランダムに決定される。


5.状況を書いた後、更に40秒以内に時刻を書けば発生する時刻を操れ、その時刻は名前を書いてから40秒以内でも可能である。


6.書き入れる状況は、その人間が物理的に可能なこと、その人間がやってもおかしくない範囲の行動でなければ実現しない。


7.「所有権を放棄する」と宣言することで所有権は放棄できる。ただし所有権を放棄したとき、ノートに関する一切の記憶を失う。



八幡(ま、とりあえず拾っておくか。何もなければ平塚先生にあげよう)




奉仕部 部室




八幡「なんでお前いんの?」ガラガラ


いろは「先輩おそいですよー!」


結衣「あ、なんかね、いろはちゃん相談があるんだって!」


雪乃「揃ってからがいいとのことだったので、あなたが来るのを待っていたのよ」


八幡「ああ、すまん」



雪乃「それで、相談というのは何かしら?」


いろは「はい。実は来週末に近隣の数校の生徒会が集まって活動報告会をするんですけど」


いろは「副会長と書記ちゃんが揃ってインフルになってしまって...手伝いをお願いしたいんです」


雪乃「つまり、人手が足りないということね」


いろは「そうなんですよー。私と庶務くんで進めてるんですけど、作る資料が無駄に多くて...」


八幡「おい、もしかしてその報告会を言い出したのって」


いろは「はい!海浜総合高校です」


八幡(玉縄かぁー!)



結衣「資料....資料か...」


八幡「由比ヶ浜、お前は書類の整理とかお茶出しとかでいいぞ」


結衣「ヒッキーひどい!私だって作れるし!」


八幡「え、お前Excelとかつかえんの?」


結衣「なんで英語がでてくるの!」


八幡「わかった。もう何も言うな」


結衣「なんか諦められてる!!」



いろは「と、とりあえず、引き受けてくださるということでいいですかー?」


雪乃「かまわないわ。仕事の内容だけれど...」


いろは「そしたら、一回先輩をお借りしますねー!」ガタッ


結衣「え?な、なんで。みんなで行くよー?」


いろは「生徒会の仕事に詳しい先輩と、仕事を分担してからお二人に回そうかと!」


雪乃「別に私たちが直接いっても変わらないのではないかしら」


いろは「だって奉仕部を空にするわけにはいかないじゃないですかー?」


いろは「一人だけつれていくなら、先輩が適任ですよね?」



雪乃「た、たしかにそうだけれど...」


結衣「ヒッキー...」


八幡「なんだよ。仕事するだけだろうが」


いろは「さあ、先輩行きましょー。ではでは、すこーしだけお借りしますね!」ガラガラ



生徒会室



八幡「一緒に進めてた庶務が見当たらないんだが」


いろは「あー帰らせました。先輩が来るからいいかなって」


八幡「おまえ依頼しに来た理由おぼえてる?」


いろは「まーまー、かわいい後輩と2人で嬉しいくせにー」


八幡「はいはい、あざといあざとい」



いろは「それとも」


いろは「かわいい彼女っていった方がドキッとしますか?」アザトッ



八幡「くっ...」デレッ


いろは「ふっ...」ドヤァ


八幡「と、とりあえず仕事をくれ」


いろは「はーい!ちょっと待ってくださいねー」



八幡(一色は付き合ってから更にあざとくなった)


八幡(なんとかぎゃふんと言わせたい)


八幡(そうだ...ラッキーノート)




八幡「使ってみるか」ボソッ


いろは「なにかいいましたー?」




ノート:一色いろは




八幡(確か40秒だったか...そろそろだな)


八幡「.....」



シーン



八幡「.....」


八幡「まあ、こんなもんだよな」



いろは「せんぱい。そしたらこれとこれを...きゃあ!」ツルッ


八幡「うおっ」


ムニュ



八幡「これは.....」


八幡(転びそうになった一色に手を伸ばしたら......)


八幡(ラッキーが起きた!!!!!!)テッテテー



いろは「せ、せ、せんぱい!!どこ触ってるんですか!サイテーです!謝ってください!」


八幡「お、おう、すまん」


いろは「いやです!確かに付き合ってればゆくゆくはこーゆーことになるのかもしれませんが早すぎますし心の準備もできてませんごめんなさい!」


八幡「ほんとにそーゆーつもりじゃなくてだな。不可抗力で...」


いろは「この仕事持ってさっさと奉仕部に帰ってください!....恥ずかしいです」カァ


八幡「はい」



廊下



八幡「本物なのか?」


八幡「しかし一回だけでは偶然ということも...お」


八幡「あれはマイスウィートエンジェル戸塚」



八幡「仕方ないな。試すだけ、本当に」




ノート:戸塚彩加




八幡「さあ、どうなる」ドキドキ


戸塚「あ、はちまーん!」


八幡「決まりだわこれ、本物だわ」



戸塚「なにしてるの...わあ!」


八幡「戸塚ああ!」ドサッ


戸塚「いたたた、ありがとう八幡。でもそんな飛び込んで助けてくれなくても...少し転んだだけだよ」


八幡「何言ってんだ、怪我したらどうする。大丈夫か?救急車はいるか?」



戸塚「もう!心配し過ぎだよ...ありがとう」テレッ


八幡「ぐはっ!」



八幡(こ、転びそうになった戸塚を助けたら)


八幡(ラッキーが起きた!!!!!!)テッテテー



戸塚「じゃあ僕、部活に戻るね、また明日!」


八幡「.....」


八幡「間違いない」


八幡「このノート...本物だっ!」




八幡(くそっ、なんて力をもったノートだ。今のは命が危なかった...!)


八幡「部室に戻るか」


???「比企谷?一人で何してんの」



八幡(この声は確か、川村さん!)バッ


沙希「えっと、あたまは大丈夫?」ビクッ


八幡「軽い発作的なものだ。心配ない」


沙希「え、あんたどっか悪いの?」


八幡「悪くはない。むしろ良すぎてそのまま天に召されるまである」


沙希「よくわかんないけどお大事に...」スタスタ



八幡「川中さん。意外といいやつだな」


八幡「.....書いてみるか」


八幡「いや、名前わかんねえや」




奉仕部 部室


八幡「仕事、持ってきたぞ」ガラガラ


結衣「ヒッキーおそい!なにしてたの!」


雪乃「そうね、しっかりと説明してもらおうかしら」


八幡「何って...普通に受けとってきただけだ」


結衣「うそ。いま少し間があったもん」


八幡(なんで君はこういうことだけ鋭いんですかね)




結衣「てゆーかヒッキー、最近いろはちゃんと仲良くない?」


八幡「なんで浮気した彼氏みたいになってるんだよ」


結衣「そんなこと言ってないし!...ヒッキーまじキモイ!」カァ


雪乃「そうね、今のは確実にセクハラだわ。由比ヶ浜さん、弁護士を紹介しましょうか?」


八幡「え、これ俺が悪いの?」


雪乃「観念して自首することをお勧めするわ」



八幡「たく、そろそろ仕事の話をしてもいいか?」ドサッ


雪乃「あなたの最後の仕事になるわね」クスッ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


八幡「というわけで、俺たちの分担はこんなところだな」


雪乃「このくらいの量なら2人だけでもなんとかなりそうね」


結衣「なにげに私はぶられてるっ!?」


雪乃「由比ヶ浜さんはこの資料を整理してくれるかしら、並びをそろえるだけでいいわ」


雪乃「....並びをそろえるだけでいいわ」


結衣「雪のん酷いー!1回でわかるよー」



八幡(...さて、)


八幡(書いてみるか)


八幡(下心とかではなく、ただの好奇心です。はい、ウソです下心です)




ノート:由比ヶ浜結衣




八幡(どうなる...?)


結衣「うーん、なんだかずっと文字見てたら疲れてきちゃったー」ノビー


八幡「あ、これ先見えた」


結衣「うーん...え?」パーン


八幡(くっ、刺激が強い)


結衣「きゃああああ!ボタンとれたー、ヒッキーこっち見ないで!」


八幡「お、落ち着け由比ヶ浜。とれたよりも弾けたの方が表現的に...」


結衣「ヒッキーまじキモイ!」


雪乃「ご、ごめんなさい。こんな時どんなフォローをしたらいいのか分からなくて」


八幡(わらえ...ませんよね、ごめんなさい雪ノ下さん)


結衣「わ、私今日はもう帰るね、またあした、じゃーねー!」


雪乃「.....」


八幡「.....」


八幡(罪ない女の子を2人も傷つけてしまった.....)


雪乃「私たちも、帰りましょうか」


八幡「そう、だな。」



八幡(でも...)



八幡(疲れた由比ヶ浜が伸びをしたら......)


八幡(ラッキーが起きた!!!!!!)テッテテー



比企谷家



八幡「ノートによると、ラッキーの状況と時刻は操ることが出来る」


八幡「つまり、特定の相手に何かをしてもらうことも可能なはずだ」



小町「お兄ちゃーん!ごはんだよー!」



八幡「試してみるか...」




ノート:比企谷小町

夕食時、比企谷八幡に「おかずを取ってくれ」といわれ、取ったついでにあーんをする。

ラッキー!




八幡(我ながら気持ち悪いな)





小町「いただきまーす」


八幡「いただきます」



小町「うーんやっぱり小町の料理はおいしいなー」


八幡「自分で言うなよ、自分で」


小町「えーだって嘘はいってないしー」


八幡「そうだな、やっぱり小町の料理は最高だ」


小町「お兄ちゃんに言われても嬉しくないけど、ありがとー」



八幡「...小町、おかず取ってくれ」


小町「いいよー。はいっ」


八幡「おう、サンキュ」


八幡「....」ドキドキ


小町「あ、そうだお兄ちゃん。小町があーんしてあげようか?」


八幡「!!」


八幡(きやがった!)


小町「あ、今の小町的にポイント高いっ!」


八幡「まあ、どうしてもというなら...」


小町「はい、あーん」


八幡(なにこれ、天国?俺死んだの?)



小町「おいしい?」


八幡「おいしい」モグモグ


小町「嬉しい?」


八幡「嬉しい」モグモグ


小町「じゃあ明日お米買ってきてくれる?」


八幡「じゃあ明日お米買ってくる...え?」モグモ


小町「特売だから2袋ね、よろしくね?」


八幡「特売だから2袋....え?」ゴクリ



小町「あーよかったー!さすがに2袋も持てないし困ってたんだよねー」


八幡「小町、おまえハメたのか」


小町「お兄ちゃんが勝手にハマったんだよ」


八幡「くっ、なんて恐ろしい妹だ」


小町「てゆーかお兄ちゃん。兄妹であーんとか恥ずかしくないの?」


八幡「いや、言いだしたのはおま...」


小町「恥を覚えなよ、恥を」



八幡(返す言葉もねえな)



小町「いろはさんには黙っておいてあげるから、しっかりしてよね」


八幡「え?おまえなんで一色の事知ってんの」


小町「なんでって、お兄ちゃんたまに電話してるじゃん」


小町「小町的に、結衣さんか雪乃さんだと思ってたから意外だったけど」



八幡「おれそんな電話の声でかい?知らなかったんだが」


小町「違うよ、その後!終わった後の独り言が大きいんだよ」


小町「かわいいなくそー!いろはすー!愛してるぜー!」


八幡「.....」


小町「聞いてるのが小町だけで良かったね」ハー


八幡(また黒歴史が増えた...)





八幡(でも...)


八幡(小町におかずを取ってもらったら......)


八幡(ラッキーが起きた!!!!!!)テッテテー



二日目(木曜日)



総武高校 駐輪場



いろは「せーんぱいっ!おはようございます!」


八幡「こんな所で何してんのお前」


いろは「何って、登校してきたとこに決まってるじゃないですかー?」


八幡「いやここ駐輪場だからね。チャリ通だったっけお前」


いろは「細かいことはいいじゃないですかもー」



八幡「...どんくらい待ってたんだ?」ボソッ


いろは「30分くらいですから、気にしないでください」ヘヘッ


八幡「そうか。次からは先に言え」


いろは「驚かせたかったんですよー」


八幡「おどろいたおどろいた」


いろは「もうちょっと感情込めてください」


八幡「まあ、なんだ...嬉しかったよ」


いろは「え?えぇ!...よかったです」テレッ


八幡(くそ、かわいいなこいつ)


いろは「先輩もずいぶん丸くなりましたよねー」ヘヘッ


八幡「...ほっとけ」



昇降口前



いろは「せんぱい」


八幡「なんだ」


いろは「えーっとですね。今日、お昼は?」


八幡「普通にパンだけど」


いろは「そうですか。よかったです」


八幡「え、なにが?こわい」


いろは「今日のお昼、生徒会室に来てください」ボソッ


八幡「まじかよ。昼まで働かせる気か」


いろは「違いますよぉ..まあいいです。待ってますからね?」


八幡「...分かった」


いろは「ではでは、のちほどですっ」アザトッ




八幡(...期待しちまうな)



結衣「ヒッキー?」


八幡「うおっ、由比ヶ浜」ビクッ


結衣「おはよーヒッキー」


八幡「あ、ああ。おはようございます」


結衣「ヒッキーなんでそんなとこ立ってるの?教室行こうよ」


八幡(いや行きたいのは山々なんですが、由比ヶ浜さんの顔が笑っていないので怖いんですよね)



八幡「そう、だな。行くか」


結衣「ところでヒッキー。いろはちゃんどうしたの?」


八幡「どうしたって...」


結衣「駐輪場から二人で歩いてきたてたからさ~なんでかなって」


八幡(こわい。ガハマさんこわい)


結衣「ヒッキーといろはちゃんはさ、つきあっ...」



カゼブワー



結衣「え?」


八幡(ピンクか...)


結衣「ちょ、きゃー!ヒッキーみた!?」


八幡「みてな...みました」


結衣「うー。もういい!わたし先行くね!」カァ


八幡「お、おう」



八幡「.....」


八幡(...計画通り)フッ



ノート:由比ヶ浜結衣



八幡(ポケットに忍ばせておいたノートの切れ端)


八幡(俺は由比ヶ浜に話しかけられた時点で、その紙に名前を書いておいたのさ)


八幡(...悪い由比ヶ浜。秘密にするって約束しちまってるんでな)



八幡(ともあれ...)


八幡(由比ヶ浜に追い詰められていたら......)


八幡(ラッキーが起きた!!!!!!)テッテテー



教室 



八幡「....」


戸塚「あ、はちまーん!おはよう」


八幡「戸塚、おはよう」


八幡(ああ、この笑顔だけで今日も1日頑張ろうと思える。戸塚まじ天使)




ノート:戸塚彩加

比企谷八幡が教室に入ってきたのを見つけると、すべての会話を中断して「おはよう」と挨拶をしに来る。

ラッキー!




教室 1限 現代文 終わり



キーンコーンカーンコーン



戸塚「八幡。今のところ分かった?よかったら教えてほしいんだけど」


八幡「ああ、あれはな...」




ノート:戸塚彩加

1限の現代文が終わった後、授業で分からなかったことを比企谷八幡に聞きに来る。

ラッキー!




八幡(幸せすぎてこわい)


八幡(なんだこれ、このノートもしかして最強なんじゃないか?)


八幡(いまだかつてこんなに戸塚と話した日があっただろうか、いやあるか、あるな)



八幡(さてと、次の戸塚タイムはいつだったかな...?)




ノート:戸塚彩加 12:35

授業が終わり、昼休みの鐘が鳴った後、比企谷八幡と昼食を食べるべく誘いに来る。




八幡(.....)


八幡(やっちまった)ガクー


八幡(一色とダブルブッキングしてしまうとは...どっちをとるべきか)



八幡(そりゃあ勿論とつ....一色だよな、うん。迷ってないから、ほんとに)



八幡(え、おれ戸塚の誘い断んなきゃいけないの?まじで?)




教室 4限終わり



キーンコーンカーンコーン



八幡「....」


戸塚「エヘッ、八幡。今日は一緒にお昼食べようよ!」



八幡「....」


八幡「ぐはっ!」



八幡(なんだこの破壊力は...これがノートの力を乗せた戸塚なのか)



八幡「わ、わるい戸塚。今日は奉仕部の仕事があってな....」


戸塚「え、そう、なんだ...」シュン


八幡「ぐはっ!」



八幡(これ以上はもたない。はやくここから出なければ)


八幡「そ、それじゃあな。また...」ガラガラ



廊下



八幡(危なかった。危うく罪悪感で倒れる所だった)


八幡(これからは無責任な書き込みは控えるようにしよう)




八幡(はあ....)


八幡(戸塚の事をノートに書きまくったら....)


八幡(ラッキーが起きた!!!!!!)テッテテー


八幡(はあ....)



生徒会室



八幡「わるい、少し遅れた」


いろは「あーせんぱい、待ってましたよー!」


いろは「って、なんですかその顔。死人?」


八幡「限りなく近いが残念ながら生きてる。限りなく近いが」


いろは「そうですか...成仏してください」


八幡「生きてるっていってんだろ」



八幡「それでどうしたんだ?」


いろは「はい?」


八幡「呼び出した理由。なんかあんだろ?」


いろは「あーはい。それなんですが...」モジモジ


八幡「なんだよ」



いろは「その、先輩。昨日はすみませんでした!」


八幡「...は?」


いろは「その、先輩が、私の....むね、を触ったときのことです」


八幡「あ、あれはその...」


いろは「分かってます!わざとじゃないです。あんなの」


いろは「それを私、あんなに怒ってしまって...」



八幡「別にいいって、触ったのは俺が悪かった」


いろは「それはもちろんそうです当たり前じゃないですか。忘れてください」


八幡「お、おうすみません」


八幡(え、ここで怒られるの俺?)



いろは「でも、私も言い過ぎました」


いろは「なので、お詫びの気持ちとして、お弁当を作ってきました」



八幡「え、まじで?」


いろは「まじですよ」


八幡「お前が作ったの?」


いろは「なんですか、疑ってるんですか。これでも料理は得意なんですよー?」


八幡「いや、お前の料理なら安心してくえる」


いろは「なっ!...先輩もしかして浮気してますか」ジトー


八幡「なんでそうなるんだよ」


いろは「なんだか今日は捻デレどころかデレデレなので...」


八幡「安心してくれ、浮気しようにもする相手がいない」


いろは「......」ジー


八幡「疑うなよ、本当にしてねえよ」


いろは「まあいいです。さっ、早くたべましょう!」




いろは「ところで先輩、資料作りの方は進んでますか?」


八幡「昨日はアクシデントがあってな。奉仕部的には今日からになる」モグモグ


八幡(ま、俺のせいなんですけどね)


いろは「そうですか、間に合いますかねー?」


八幡「こっちの分は大丈夫だと思うぞ。俺と、雪ノ下もいるしな」


いろは「そうですねー。お二人なら安心です!」


八幡(今日は真面目にやろう。え、おれが真面目とか言っちゃうの?)



いろは「向うの学校に配る用に印刷もしないとなので、前日までには私に渡してもらえますか?」


八幡「となると、土日挟んであと7日か。わかった」モグモグ


いろは「雪ノ下先輩と由比ヶ浜先輩にもよろしくお伝えください!」


八幡「ああ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いろは「あっ、そろそろ戻らなきゃですねー」


八幡「そうだな、行くか」


いろは「せんぱい、お弁当どうでした?」


八幡「ああ、上手かったと思うぞ。小町には負けるが」


いろは「そうですか。ありがとうございます」


八幡「おう」


いろは「せーんぱいっ」


八幡「なんだよ」


いろは「照れ隠しに小町ちゃんを出さなくてもいいんですよ?」フフッ


八幡「無理だな。俺に小町を裏切ることはできない...むり」


いろは「ま、いいんですけどねー」



八幡(.....)


八幡(一色、すまん。)




ノート:一色いろは




八幡(二人きりに耐えきれずについ書いてしまった)



いろは「そろそろ行きましょうか!」ガラガラ



八幡「ちょ、ちょっと待て。うぉ」ガクッ


いろは「はい?」フリカエリー



ダキッ



いろは「え、せんぱい?」


八幡(なるほど、俺からのパターンもあるのか)



いろは「ちょ、いきなりどうしたんですかもー」アタフタ


八幡「...すまん。嫌か?」


いろは「嫌じゃないです。けど....」


八幡「.....」


いろは「こんな所見られたら、バレちゃいますね?」テヘッ


八幡(なんでこいつこんな可愛いの?)



いろは「と、とりあえず!扉しめてもいいですか?」


八幡「いや、わりい。離れるわ」ハナレッ


いろは「えー」


八幡「遅れたらお前だって困るだろ」


いろは「そんなことないですよー?」


八幡「俺は困る。あとから入った時の『なにアイツ。ちょっとアウトロー気取ってんのかよ、ぼっちかよ』の雰囲気は耐えられない」


いろは「それは考え過ぎだとおもうんですけど...」


八幡「とにかく行くぞ。...また今度な」


いろは「はーい」クスクス




八幡(......)


八幡(一色を呼び止めたら....)


八幡(ラッキーが起きた!!!!!!)テッテテー




八幡(やべえ、まだドキドキが止まらねえ)



放課後 奉仕部



八幡「....」


雪乃「....」


結衣「ねえ、私の仕事は...」


八幡「ない」


雪乃「ないわ」


結衣「酷くない!?」



結衣「そんなに大変な量なの?」


八幡「いや、実はそんなこともない」


雪乃「そうね、7日もいらないわ。なんなら今日だけでも終わる量ね」


八幡「ああ、それは無理だ。おれ今日は早めに帰らないと」


結衣「え、なんで...?」


八幡(そんな目で見るなよ。勘違いしちゃうだろ)



八幡「小町に買い物を頼まれていてな。特売で米を2袋も買わなきゃならん」


雪乃「そう。小町さんのお願いなら仕方ないわね。早引きを許可するわ」


結衣「あ、私も手伝おうか..?」


八幡「いやいいだろ。雪ノ下を手伝ってやれよ」


結衣「あ、じゃあ...」


雪乃「遠慮しておくわ。私の分は今日で終わらせたいの」


結衣「ゆきのーん」ガクッ



八幡「それじゃあ、またな」ガラガラ


結衣「うん。またあしたねー」


八幡「....」


八幡「帰る前に、一色の様子でも見に行くか」



生徒会室前



八幡「いやでも、まてよ。もし入っていって...」



いろは『は?何ですか先輩。帰る挨拶だけしに?』


いろは『どんだけ私の事好きなんですか。気持ち悪いです』



八幡「とか言われたらどうしよう」


八幡「...帰るか。あ、」


八幡(ラッキーノート...)




ノート:一色いろは

生徒会室の前で悩んでいる青年に気付き扉をあける。

その後、ごく自然な流れで生徒会室に招き入れ談笑する。ラッキー!




八幡(まずいな。ノートに依存しすぎている気がする)



いろは「あれ、先輩じゃないですかー!」ガラガラ


八幡「お、おう。奇遇だな」


いろは「生徒会室の前でなにいってるんですか」ジト


八幡「いや、帰る前にな。仕事が進んでいるか確認にきた」



いろは「もっと気のきいたこといえないんですかね」ボソッ



八幡「何か言ったか?」


いろは「いえ。まあ立ち話もなんですし、入ってください」


八幡「あ、ああ」



いろは「ささ、鞄もおいて、こちらへどうぞー」ポンポン


八幡(自然に隣に座らせるとは。さすがいろはす)



八幡「ていうか、庶務は今日もいないのか?」


いろは「え?あーそうですねー。仕事は家でもできますし」


八幡「そうか。俺は絶対にやりたくないことだが」


いろは「先輩のこれからが心配です」


八幡「家に仕事を持ち込まないんだぞ。すげえやり手だろ」


いろは「はぁ、まあなんでもいいんですけど」


八幡「一色。仕事は...大丈夫なのか?」


いろは「先輩たちにも手伝ってもらってますし、大丈夫ですよー」


八幡「そうか。大変だったら言え」


いろは「なんですかーそれ?」クスッ


八幡「心配してんだろーが、一応」


いろは「心配してるなら、『俺に出来ることはないか?』とか、『お前に無理はしてほしくないんだ』とか、決まったセリフがありますよねー?」


八幡「あいにく俺は型にはまらない主義なんでな」


いろは「はまれないの間違いですよね」


八幡「やめろよお前、傷つくだろ」


いろは「....」


いろは「じゃあ、お言葉に甘えてもいいですか?」ポフッ


八幡「え?....え?」


いろは「ちょっとだけでいいので、肩かしてください」


八幡「お、おう」



八幡(一色の髪からすげえ良い匂いがする。やばい。耐えろ俺の理性)


八幡(こんな時は円周率を....3.15151515151515...続きが分かりません先生)



いろは「せんぱい」


八幡「ななな、なんだ?」


いろは「見に来てくれて、ありがとうございます」


八幡(こいつほんと可愛いな)


八幡(.....)ニギッ



いろは「せんぱい」


八幡「...はい」


いろは「これは?」


八幡「いやいや、ほんの握手ですよ、はい」


いろは「ぼっちの先輩は知らないかもしれませんが」


いろは「これ、恋人つなぎっていうんですよ?」


八幡(いや知ってるよ。ぼっちをなめないでください)


いろは「....嬉しいです」ヘヘッ


八幡「....」テレッ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いろは「さーてとっ、引き止めちゃってすみません!」


八幡「いや、きたのは俺だ。別にいい」


いろは「そうですねー」


八幡「おい」


いろは「まーまー。てか先輩、鞄開けっ放しじゃないですかー」ガタッ


八幡「あれ、そうだったか」


いろは「中身ドババーッて落ちたら恥ずかしいですよ」


八幡「すまん....ん?」


いろは「.....」


八幡「どうした?一色」


いろは「先輩、この悪趣味なノートは何ですか?」


八幡「なっ!それはな...」


八幡(さっき生徒会の前で書いた時に...しまった)


いろは「ラッキーノート」


八幡「な、なんでもない。なんでも」バッ


いろは「えーっと、このノートに名前を書かれた人間と、書いた人間の間にラッキーが起こる...」ヒョイ


八幡「一色、まて....」


いろは「先輩、なにか悩んでたりしますか」


八幡「いや、違ぇよ。そうじゃなくてだな」


いろは「こんなの本当なわけ....え?」




ノート:一色いろは

生徒会室の前で悩んでいる青年に気付き扉をあける。

その後、ごく自然な流れで生徒会室に招き入れ談笑する。ラッキー!




いろは「なに、これ...」ペラ..ペラ



八幡「あのな、一色...」


いろは「先輩」


八幡「はい」


いろは「正直に答えてほしいんですが」


いろは「このノートはなんですか?」



八幡「...拾ったんだ。廊下で」


いろは「使ったんですか?」


八幡「使った」


いろは「いつからですか?」


八幡「昨日からだ」


いろは「本物だったんですか?」


八幡「多分、本物だろう」



いろは「私にしてくれたのは全部、このノートの力だったんですか?」


八幡「...きっかけは、全部ノートを使った」



いろは「そう、ですか」


八幡「すまん」


いろは「謝らないでください。別に怒ったりとかしてませんから」


いろは「ちょっとだけ、ショックだっただけです」


八幡「ショック。か」



いろは「私、嬉しかったんですよ」


いろは「だって私の事抱きしめるのだって、手をつなぐのだって」


いろは「今までの先輩だったら絶対やらないじゃないですかー?」


いろは「だから、私のために頑張ってくれてるのかなって...思ってたんですけどね」ウツムキー



八幡「一色。確かにノートの力はあったが、その行為はおれの気持ちだ」


八幡「信じてもらえないかもしれないが...」



いろは「いえ、信じますよ」


いろは「先輩がいうんですから、信じます」


八幡「...ありがとな」


いろは「でも、すみません。今日はちょっと笑えそうにないです」ガラガラ



八幡「...ああ、わかった。今日は帰る」


いろは「はい。また明日、です」




スーパー




店員「ありがとーございましたー」


八幡「米が...重い」ウツムキー


沙希「あれ、比企谷」


八幡「おまえ...なにその顔、そんなに俺と会ったのが嫌か」


沙希「そ、そうじゃないよ」


沙希「けーちゃんが保育園で喧嘩してね、それでちょっと...」


八幡「そうか、たいへんだな」


沙希「ずいぶん他人事なんだね」


八幡「他人だからな」


沙希「そうだね」


八幡「...けーちゃんはどうしてんだ」


沙希「悪いとは思ってるんだと思う。でもなかなか言い出せないみたいだ」


八幡「そうか。まあ、子どもの喧嘩なんて時間が解決してくれるもんだろう」


沙希「そうかもね。でも大切なのは考えることだよ。相手の事とか、自分の気持ちとかをね」


八幡「お前、お母さんみたいだな」


沙希「でも、人との関係ってそう言うもんだと思う」


八幡「そうか、そうだな」


沙希「お米、重そうだね」


八幡「いや、少し軽くなったよ。ありがとな」


沙希「え?う、うん」




比企谷家




八幡(さて、状況を整理しよう)


八幡(一色にノートのことがばれた)


八幡(あの様子を見る限り、かなり落ち込んでいるように感じる)


八幡(悪いのは...俺だ)



―いろは『私、嬉しかったんですよ』



八幡(初めはただの好奇心と少しの下心だったが)



―いろは『だって私の事抱きしめるのだって、手をつなぐのだって』


―いろは『今までの先輩だったら絶対やらないじゃないですかー?』



八幡(いつの間にか逃げの手段に使っていた)


八幡(仲を深めるきっかけに使っていた)



―いろは『だから、私のために頑張ってくれてるのかなって...思ってたんですけどね』



八幡(本当に一色との仲を縮めたいのであれば、俺自身が踏み出すべきだったんだ)


八幡(それで失敗したとしても、それが俺にとっての”本物”なのだから)



小町「お兄ちゃん?」


八幡「小町...」



小町「電気もつけないでなーにやってんの?」パチッ


八幡「ちょっと考え事だ」


小町「結衣さんたちとの事?それとも、いろはさんかな?」


八幡「まあ、一色のことだ」


小町「聞いてあげるから話してみ?」ハァ


八幡「いや...それはいい」


小町「え?」


八幡「いや、すまん。変な意味じゃない」



八幡「ただこれは、俺が考えて俺が行動したい」


八幡「もう誰かに理由をもらって動くのは、やめる」


小町「お兄ちゃん....」



小町「そんなの、当ったり前だからね!」


八幡「あ...え?」


小町「なーんかかっこつけてるけど、それが普通なの!」


小町「今までがごみぃちゃん過ぎただけだよ」


八幡「す、すいませんでした」


八幡(怒られんのかよ)



小町「...でもま、いいんじゃない?」


小町「今までのお兄ちゃんじゃしなかったことだし、心配だけど、小町はお兄ちゃんを信じてるよ」


八幡「小町...」


小町「あ、今の小町的にチョーポイント高っかーい!」


八幡「ふっ愛してるぜ小町」


小町「小町はそれほどでもないけどねー」


八幡(知ってた。お兄ちゃん知ってたよ)



小町「....プッ」


八幡「....フッ」



小町「じゃー明日。がんばってね!」


八幡「おう」



三日目(金曜日)


昼休み 生徒会室前


八幡(小町にはああいったものの...)


八幡(生徒会室にはいない。メールを送っても)



いろは『すみません。今日は一緒には食べられません』



八幡(これはあれだな、嫌われ過ぎて振られるまである)


八幡(...いやマジであるわ。笑えねえ)


八幡「どうにかしねえと...ん?」



隼人「やあ、珍しいな。君がこんなところにいるなんて」


隼人「奉仕部の仕事か?それもといろはに用か?」


八幡「な、なんでもねえよ。てゆーか、なんでおれが一色に...」


隼人「付き合ってるんだろ?」


八幡「!!」


隼人「あれ、違うのか?」


八幡「いや、別にそれは、いや...」


隼人「いいよ、その反応でわかった」ハハッ


八幡「...なんでわかったんだ?」


隼人「見てれば分かるさ。俺にとっては、何で周りが気付かないのかが不思議だよ」


八幡「くっ、一応秘密ってことになってんだ...誰にも言うなよ」


隼人「ああ、分かった」ニッコリ


八幡「それと....お前に1つ頼みたいことがある」


隼人「君が俺に?」


八幡「ああ」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


放課後 校庭



隼人「よーし、休憩にしよう!みんなお疲れ様!」


いろは「おつかれさまでーす」


隼人「いろは、少しいいかな?」


いろは「はい!なんですかー?」


隼人「体育用具室から、取ってきてほしい備品があってね」


いろは「あー、戸部せんぱーい!」


隼人「いろは、頼むよ」ポンッ


いろは「...はーい。分かりました!行ってきます!」タッタッタ



隼人「これでいいかな?」


八幡「ああ、悪いな、騙すようなことさせて」


隼人「いいよ、むしろ嬉しいんだ」


八幡「あ?」


隼人「君が俺に頼みごとをするなんてな」ハハッ


八幡「そのくらい、今までだってあっただろ」



隼人「そうじゃない」


隼人「本当の意味でのお願いは、これが初めてだろう?」


八幡「何を言っているのかまるで分らないわ...」


隼人「雪ノ下さんの真似か」ハハッ



八幡「まあ、ありがとう、な」


隼人「...早くいけよ、帰ってきちゃうぞ?」


八幡「ああ、戸部によろしくな」タッタッタ



隼人「...比企谷。お前は変わろうとしているんだな」



戸部「あんれー?いまヒキタニ君いなかったー?」


隼人「戸部、練習再開するぞ。俺たちもがんばろう」


戸部「おっけー。もういっちょがんばりますかぁー」




体育倉庫




いろは「えーっと、あれ、ここかなー」



八幡「何探してんだ?」


いろは「葉山先輩に頼まれたライン引きの...って」


いろは「せんぱい!何してるんですかこんなところで!」


八幡「ちょっとお前と話がしたくてな」


いろは「えっ、こんな人気のないところで気が付いたら後ろに立ってるとか軽くホラーなのでやめてもらってもいいですか、ごめんなさい」


八幡(なんかこいつ、変わんねぇな)



八幡「黙ってきて悪かった」


八幡「避けられてる時にどうやって話をすればいいのか、俺にはよく分からなくてな」


いろは「え?」



八幡「一色、このノートの事なんだが」スッ


いろは「....なんですか?」



八幡「俺はもうこいつを捨てる」


いろは「そうですか」


八幡「もう二度と使わない」


いろは「そうですねー」


八幡「お前に持っててほしい」


いろは「いらないです」


八幡「え?」



いろは「いや、いらないですこんなノート」


いろは「私は先輩と違ってほどほどに充実してますので」


八幡「そ、そうじゃない。所有権を放棄すると俺は記憶を失う。だから処分を任せたい」


いろは「あーそーゆーことですか。いいですけど、燃やしちゃいますよ?」


八幡「おう。お前の好きにしてくれ」



八幡「それと、すまなかった」


いろは「何がですか?」


八幡「そのノートを使って、お前との仲を縮めようとした」


八幡「それは、本物の関係じゃない」


いろは「...せんぱい。1つ聞いてもいいですか?」


八幡「ああ」


いろは「避けられてるって、だれにです?」


八幡「誰って、おまえに...」


いろは「いやいやいや、私気にしてないですから!」


八幡「え、そうなの?」


八幡「だってお前、このメール」



―いろは『すみません。今日は一緒には食べられません』



いろは「私にだって予定はありますよー!」


いろは「今日はちょっと、クラスの子の誕生日だったんです。忘れてたんですけどね」


八幡「まじかよ。え、俺の勘違いなの?」


八幡「嫌われて振られるとこまで考えてたんだが...」


いろは「てゆーか普通、これ見て嫌われたとかないですから」



八幡「いや、でもな...」


いろは「まあ、このノートはちょっと嫌でした」バッ


いろは「昨日はどこまでがノートだったのか不安になりましたし」


八幡「本当に、すまん」


いろは「でも、私は先輩を信じてますから!」


八幡「一色...」


いろは「それに先輩ですし、仕方ないかなって思ってます」


八幡「俺はお前の中でどんな立ち位置なんだよ」フッ


いろは「そんなのは決まってるじゃないですかー?」グイッ


いろは「"ホンモノ"ですよ」ボソッ


八幡「そ、そうか」テレッ


いろは「だから別に忘れることないですよ」


いろは「てゆーか、忘れてほしくないです!」プンスカ



八幡「...お前にとっての、本物ってなんだ」


いろは「んーそうですねー」


いろは「また今度、教えてあげます」エヘッ



いろは「それでは先輩、また明日です!」


八幡「ちょっと待て」


いろは「もーなんですかー?」フリカエリー



ダキッ



いろは「....」


八幡「その、これは俺がやったことだ」


いろは「そうですか。がんばりましたね」クスッ


八幡「何で上からなのお前」


いろは「いえいえ、照れ隠しですよー」


八幡「それ自分で言っちゃうのかよ」


いろは「お昼断ったくらいで落ち込む先輩に言われたくないです」



八幡「一色」


いろは「はい?」


八幡「....好きだ」




いろは「せんぱい」


八幡「なんだ」



いろは「私も...大好きです」ギュ



(おしまい)テッテテー!


latter episode>>八幡「付き合ってることを報告したい」いろは「え?」




後書き

以上でこの話はおしまいです。(修正は何度か入るかもしれません)
初投稿なので難しいと感じる部分が多かったですが、最後まで読んでくれた方が1人でもいれば嬉しいです。
次回作に続きます


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1: SS好きの名無しさん 2016-06-09 19:31:05 ID: ByNoVsFj

いいと思います

2: のこのこ 2016-06-10 09:57:47 ID: lFmnVooL

コメントありがとうございます。
他の作品も良かったら見てやってください!


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1: SS好きの名無しさん 2016-05-26 23:53:28 ID: yP2aEREI

てっててー!

2: SS好きの名無しさん 2016-08-16 18:19:25 ID: Sb8UGEr8

すばらしい!


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