涙もいつか止む
独りより二人、大切な人と・・・
提督「もぅ、まじ・・・無理・・・死ぬ・・・死んでしまう・・・あかん・・・あかんて、これ・・・」
[コンコン]
提督「ゥ?」
大井「提督・・・その、入っても、よろしいですか・・・?」
提督「・・・ふぅ、うし・・・ちょい待ってなー」
大井「は、はい」
提督「これでいいかな、入っていいぞー」
大井「お、おじゃましますね、提督」
提督「おう、いらっしゃい・・・そういや大井さん」
大井「な、なんでしょうか?」
提督「あー、その・・・俺たち夫婦なんだしさ、もうちょい遠慮なくてもいいんだぜ?ほれ、結婚前みたいにさ」
大井「その、それよりもお体の方は大丈夫ですか?」
提督「ん?そりゃ見ての通りー」
大井「嘘つき」[ぎゅっ]
提督「え?」
大井「またこんな・・・ふらふらになって・・・なんで、なんで私に嘘をつくんですか!そんな、辛いのにそんなことないなんて・・・
そんな姿を見てるだけなのが、どれだけ辛いと思ってるんですか・・・どれだけ・・・」[ポロポロ]
提督「大井・・・」
大井「また、また貴方が独りで戦って傷ついて・・・それであんな姿になるのを見てるだしかできないなら・・・私、私は・・・」
提督「なぁ、大井」
大井「うっ、うっ・・・」[ポロポロ]
提督「ごめんな、心配かけちまって」[ぎゅっ]
大井「嫌です、許しません・・・ぐすっ」
提督「そっか、じゃあ君に許してもらえるように一緒に居るよ、それなら良いかな・・・」
大井「ぐすっ、そうじゃなきゃヤです、今度独りでどこかに行ったら、酸素魚雷ぶち当てますからね・・・ぐすっ」
提督「わかったよ、じゃあしっかりそばに居るよ」
大井「はい、約束です」
ー艦ー
今回は大井さんを主役にお話を書かせていただきました!
リクエストなどがございましたらお気軽にコメントしていただけますと助かります
それでは、また別の作品でお会いできることを楽しみにしております~
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