私の一番
島風と楽しむお話
島風「てーとくー」
提督「ん?どうした、島風」
島風「あそぼー」
提督「じゃあこの資料をー」
島風「充分やったから、遊ぼうよー」
提督「だがなぁ」
島風「それに詰め込みすぎても上手くいかないよ」
提督「・・・それもそうだな、んじゃ遊ぶか」
島風「うんっ!」
提督「んでー、なにして遊ぶ?トランプとかか?」
島風「最近提督運動してないでしょ?」
提督「ま、まぁ最近執務室での仕事が多いからな・・・」
島風「それじゃあ一緒にお散歩しましょ」
提督「遊ぶんじゃなくて散歩でいいのか?」
島風「たまには散歩も大事な気がするから良いの」
提督「そうか、んじゃ行こうか」
島風「はーい、ほら提督、早く早く」
提督「早いな・・・」
島風「にっひひ、てーとくが遅いんだよ」
提督「む、ならどっちが早いか勝負してみるか?」
島風「私に勝てるの~?」
提督「勝負してみたらわかるさ」
島風「負けても知らないんだから」
提督「それじゃあ、勝負だ。鎮守府を一周したほうが勝ちね。んで、負けたほうが間宮さんとこでおごりね」
島風「負けませんよー」
提督「よーい、どん!」
島風「おっそーい」
提督「ぐぬぬ」
(正攻法では勝てないか・・・ならば)
島風「提督はなんで私と勝負しようと思ったのかな・・・まさか・・・逃げられた!?」
提督「さて・・・島風は、俺が逃げたと思ってるだろうし・・・今のうちにー」
島風「今のうちに・・・なんですか?」
提督「なん・・・だと・・・まさか・・・もうバレている・・・だと!?」
島風「ずっとてーとくと一緒にいたんだもん。そのくらいわかるよ」
提督「ぐぅ・・・負けた・・・」
島風「それじゃ、間宮さんとこでパフェおごってね~」
提督「了解」
ー甘味処間宮にてー
島風「間宮さんパフェ二つくださいな」
間宮「はーい」
提督「さりげなく一番高いの頼まれた・・・財布が・・・涼しくなってしまう・・・」[サァーッ]
島風「大丈夫だよ・・・多分・・・」
提督「大丈夫、だといいなぁ・・・」
間宮「はい、おまちどうさま。特性パフェね」
島風「わ~い、間宮さんありがと~」
間宮「はいはい、ゆっくり召し上がってね」
提督「ワーイ、オイシクイタダクゾー」
間宮「ところでお勘定だけど・・・」
提督「はい」
間宮「・・・今度新メニューを作ってくれることでいいわ」
島風「新メニュー!?」
提督「ワタシツクルノタイh」
間宮「じゃあ、お勘定をー」
提督「すみません考えさせていただきます」
間宮「よろしい、それじゃゆっくり食べてね?」
提督「はい、美味しくいただきます」
島風「ごちそうさまでした~」
提督「・・・え、早くね?」
島風「てーとくが話してる間に黙々と食べてたからね、だって私早いもん♪」
提督「ここで速さは関係ないような・・・」
島風「そんなことより早く食べなよ、溶けちゃうよ?」
提督「そうだな、急いで・・・食べないようにしなくては・・・」
(焦って食べたせいで散々な目にあったからな・・・)
島風(提督のも美味しそうだなぁ・・・同じやつだけどなんか違って見えるんだよねぇ)
提督「ん?そんなにじっと見てどうした?島風」
島風「おうっ、な、なんですか、てーとく」
提督「いや、なんか視線を感じたからさ・・・まさか!?欲しいのか?」
島風「美味しそうだから・・・」
提督「しょうがない・・・一緒に食べるか・・・」
島風「・・・良いの?」
提督「良いよ」
島風「ありがと、提督」
ー数分後ー
島風「おいしかったー」
提督「確かに美味しかったな・・・そろそろこんな時間か、帰りますか」
島風「そうだね」
提督「間宮さん、ごちそうさまでした」
間宮「どういたしまして、それじゃあまたお願いしますね」
提督「リョウカイデス」
島風「てーとく、そろそろ帰ろ?」
提督「そうだな、帰るか」
ー執務室ー
提督「今日は楽しかったなぁ」
島風「てーとくに楽しんでもらえて良かった」
提督「ありがとな、島風」
島風「どーいたしまして♪」
提督「さて、と」
島風「あれ、どこ行くの?」
提督「ん?汗かいたし風呂に行こうかなと」
島風「お風呂ね・・・」
提督「どうかしたのか?」
島風「なんでもないよ、ゆっくり浸かってきてね」
提督「お、おう」
ー露天風呂ー
提督「島風は何か企んでるのか?・・・いつもならゆっくり浸かってこいなんて言わないもんなぁ・・・
まぁ、良いや。考えていたところでわからんしな」[ぼーっ]
[ピタピタピタ]
提督(音が聞こえるが・・・気のせいだろ・・・)[ぼーっ]
島風「てーとく」
提督(しまかぜの声が聞こえたような・・・)
島風「てーとくってば」
提督「・・・島風?」
島風「そうだけど?」
提督「・・・」
島風「そ、そんなにジロジロ見ないでよ」
提督「す、すまんっ」
島風「ま、まぁいいけど」[チャプ]
提督(チャプ?)
島風「振り向かないでよ・・・?」
提督「お、おう」
[ピトッ]
島風「提督の背中やっぱりおっきいなぁ」
提督「お、おう・・・ところで、なんでここにいるんだ」
島風「え、っとそれは・・・一緒にお風呂に入りたくなって・・・」
提督「そう言いてもらえると嬉しいが・・・話をすり替えようとしてないか?」
島風「・・・そんなことより、提督」
提督「なんだ?」
島風「私を選んだ理由を聞きたいな」
提督「理由?一体何の」
島風「私を秘書艦に選んだ理由、そして、結婚してくれた理由・・・」
提督「ああ、そのことか・・・簡単なことだよ、俺が島風のことを好きだから」
島風「でも、他にもいたんじゃないの?金剛さんとか・・・」
提督「・・・なぁ、島風」
島風「なに?」
提督「何度も言うがな、ほかの誰かじゃなく、俺は島風が隣にいてくれることが大事なんだよ」
島風「どうして?」
提督「大好きな人が傍に居てくれる、島風が俺の傍に居てくれるから頑張ることができるんだよ・・・島風はどうだ?」
島風「私は・・・」
(どんな時も提督は私の傍に居てくれた・・・私も、提督の傍に居れることは・・・)
「てーとく」
提督「なんだ?」
島風「私も、てーとくと一緒に居ることができてすごく嬉しいな♪」
提督「そっか、ところでさ」
島風「なーに?」
提督「今、なんか着てるよな・・・流石に」
島風「どっちだと思う?」
提督「着ていてください」
島風「もちろん着てるよ、てーとくは恥ずかしがり屋さんだもんねぇ」
提督「よくわかってるな」
島風「にっひひ、だって大好きな君の事だもん」
提督「それもそうか、なあ島風」
島風「なあに?改まって」
提督「これから先もよろしくな」
島風「うんっ、よろしくね!てーとく」
ー艦ー
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は島風を主役に書かせていただきました!
リクエスト等がございましたらコメントしていただけると嬉しいです
それではっ、また別の作品でお会いできることを楽しみにしております♪
隼鷹さんリクエストするから
書いてくださいな(´ω`*)
わかりました、少々お待ちくださいね