2019-07-19 19:58:53 更新

概要

初の艦これSSです!


提督「こんな寒い日は、コタツでマージャンするに限るねぇ」


翔鶴「そうですねぇ~」


瑞鶴「ってか、執務中にこんなことしちゃっていい訳? 」


提督「固いこと言いっこなしだぜ瑞瑞、加賀を見ろ、キラ付けされてるぞ」


加賀「気分が高揚します」キラキラ


瑞鶴「あんたは何でキラ付けされてんのよ! 」


加賀「最近このゲームの楽しさに嵌りつつあるからよ」


提督「そりゃほぼ出撃以外毎日やってればな」


翔鶴「私も、提督に付き合ううちにどんどん上手くなってしまいましたわ」


加賀「瑞鶴、あなた以外はここの常連だから非常に手ごわいですよ」


瑞鶴「そうなの!? ってかあんた達、仕事サボって何やってるのよ! 」


加賀「今はあなたもサボってやっているのだけれどね」


瑞鶴「そうだった!! 」


提督「ま、龍驤が出撃してる間の代打ちだけどな」


提督「しっかりやれよ~お前の負け分はそのまま龍驤の負けに加算されるんだからなぁ~」


瑞鶴「え、そうなの!? 」


翔鶴「そうなのよぉ~しっかりやらないと、龍驤さんに怒られちゃうわよ」


瑞鶴「あの人、怒るとガチで怖いんだよね」


提督「怒ると標準語になる所が余計にそう思うよな」


瑞鶴「そうそう! 私この前見たんですよ! 龍驤さん標準語でガチギレしてるところ! 」


加賀「何があったの? 」


瑞鶴「途中からだったからよくわかんなかったけど、確かぁ」




龍驤『なぁ、これ私がどれだけ大事にしてたかわかる? 』


隼鷹『い、いや悪かったって、そんなに大切にしてるとは思わなかったん』


龍驤『は? 』


隼鷹『ご、ごめん』


龍驤『ごめん? うんそうだね、まずは普通謝罪だよね? なのに君、最初なんて言った? 』


隼鷹『さ、さぁなんて言ったかな? 』


龍驤『「私もこいつも、同じ気持ちなんだらいいだろぉ~ガハハハ!」って、言ったんだよ? 』


隼鷹『そ、そうだっけ? 』


龍驤『そう言って、ジョッキの中にこの子頭から突っ込ませたよね?』:ウサギノヌイグルミ


龍驤『私、止めてって言ったよね? 』


龍驤『何で止めなかったの? 』


隼鷹『い、いや私もな酔いが回ってちょっとやり過ぎたってのはわかってるんだよ! けど』


龍驤『ん? けど何? 歯止めがきかなかったって言うんでしょう? 』


龍驤『隼鷹のお決まりのセリフだよね、正直聞き飽きてるんだよね、私何回それで許したと思ってるの? 』


龍驤『今回ばかりはちょっと許せないかな~』


龍驤『とりあえず、ビールのにおいが酷いからさ、この子洗ってくれる? 』


隼鷹『そ、そりゃあもちろん! 誠心誠意やらせていただきます! 』


龍驤『うん、お願いね? 洗ったら私に教えてね? 確認したいから』


龍驤『ダメだったら、何回でもやらせるからね? 』


隼鷹『は、はぃぃぃ』




瑞鶴「ってな感じだったわ」


提督「こえぇ~マジ龍驤さんこえぇぇぇ」


加賀「それで、隼鷹はそのあとどうなったんですか? 」


瑞鶴「なんだかんだ、四回くらい洗わされてましたよ」


翔鶴「仕方ないですね、隼鷹さんが悪いんですから」


提督「しかしあいつ、そんなにあのウサギ大事にしてたんだな」


加賀「え? 」


瑞鶴「あのウサギ、提督があげたの!? 」


提督「ああ、あいつとケッコンカッコカリした時に、指輪と一緒に渡したんだよ」 


翔鶴「私の時は、ガラス細工で出来た鶴の置物でしたね」


加賀「私は、フクロウの形をした時計です。一時間ごとに鳴き声で教えてくれるんです」


瑞鶴「みんな色々凝ってるんだなぁ~」


瑞鶴「ねぇ! 私には何くれるの? 」


提督「それはお前がlevel99になったらな」


瑞鶴「だ、だからちゃんと演習にも出てるじゃない」←level92


加賀「あなたの妹は、どうしてこう出来が悪いのかしらね」←level125


翔鶴「そんなことありませんよ、この子にはこの子のいい所があるわ」←level150


提督「そうだとも、瑞々は可愛いぞ! 」


提督「俺とケッコンカッコカリした子はそれぞれ、ちゃんとした魅力があるぞ」


提督「翔鶴には暖かな母性」


提督「加賀には風流あるしたたかさ」


提督「龍驤には天真爛漫の中にある強さ」


提督「ここにはいないが、金剛には親しみある笑み」


提督「全員俺にとって、かけがえのない嫁たちだぜ」ニカッ


翔鶴「//////////////」


加賀「//////////////」


瑞鶴「ひゅ~熱いね熱いね、コタツの温度下げようかぁ? 」


加賀「そ、それよりも早く次の勝負を始めましょう」ジャラジャラジャラジャラ


翔鶴「え、ええそうね」ジャラジャラジャラジャラ


提督「おお、やるか」ジャラジャラジャラジャラ


瑞鶴「翔姉も加賀も話逸らしてる、可愛いねぇ~」ニヤニヤ


それからそれから~~~~~


提督「それじゃあ今年の忘年会は、艦クラスごとに劇をやるのか? 」


加賀「ええ、演目が被らないようにキチンと打ち合わせ済みです」


提督「正規空母組は何やるんだ? 」


加賀「松本零士先生原作の『クイーンエメラルダス』です」


提督「また随分とマニアックな、なぜ松本先生? しかもエメラルダス」


翔鶴「提督が松本先生の作品を色々進めてくれたおかげで、私たちすっかりファンなんですよ」


加賀「軽巡も同じエメラルダス押しでしたが、ジャンケンで勝ち取りました。瑞鶴が」


提督「そうだったんだな、俺の知らぬ間にそんなブームになっていたとは」


瑞鶴「ちなみに軽巡は『キャプテン・ハーロック』をやるのよ」


提督「・・・・・・主役が誰なのか想像つくな」


加賀「あ、提督。それロンです。清一色・ドラ3で倍満です」


提督「げぇぇ! やっちまった! 」


加賀「ふふふ、これで私が逆転トップですね」


提督「逆に俺は最下位転落かよ、とほほ」


瑞鶴「とほほとか、リアルで言う人初めて見たわ」


翔鶴「これで順位は、加賀さん、私、瑞鶴、提督の順ですね」


加賀「ま、当然の結果よね」ドヤァ


提督「く、逆転トップとるとするあのドヤ顏をどうしたらいいものか」


翔鶴「まぁまぁ提督、お茶でもどうぞ」コトッ


提督「おお、ありがと〜」チラッ


ヒトゴマルマル


提督「そろそろかな」


瑞鶴「なにが? 」


ドアバァァン‼︎


龍驤「ただいま帰って来たでぇ〜」


提督「おかえり〜」


翔鶴「おかえりなさい、龍驤さん」


加賀「おかえりなさい」


瑞鶴「おかえりなさい〜」


龍驤「おーおー、案の定全員揃ってるな、で? 瑞々どうだったん? 幸運艦らしく、ボロがちか?」


瑞鶴「そ、それが〜」


提督「結果はこの通り」スコアブック


龍驤「どれどれ…………なんや、これ」


龍驤「東風三回やって、上がりが一回って‼︎ しかも流れ満貫」


提督「流石は、幸運艦だ」


翔鶴「私、初めて見ましたよ」


加賀「狙ってやってないあたり、流石です」


龍驤「問題はそれだけやないやろ、三戦合わして」ユビオリナガラ


龍驤「こんなに負けとるやないか‼︎ 」


提督「龍驤、キチッと払えよ」


龍驤「て、提督〜 そこはなんとか! 」


提督「ダメだ、耳を揃えてキッチリ払ってもらうぞ」


龍驤「・・・・・・ばらすで」ぼそっ


提督「ん? 」


龍驤「提督が、島風が廊下の雑巾掛けしてる姿を後ろから舐め回すような視線で見てること」


提督「ちょっ!? 」


瑞鶴「え・・・・・・」


加賀「・・・・・・本当ですか? 」


提督「ち、違う! それは誤解だ! 別に舐め回すようには見ていない!! 」


加賀「つまり、見ていたのは認めるのですか? 」


提督「くぅぅぅぅ」


龍驤「それだけやないで、私は見た」


龍驤「提督が、第六駆逐艦の全員と、風呂場に入る現場を! 」


瑞鶴「!!!!!!!!!」


加賀「!!!!!!!!!」


提督「な、ちょおま、何言って!?」


龍驤「このことをふまえ、私はあえて断言しよう」


龍驤「提督、君は筋金入りのロリコンなんや!! 」


提督「な、なんだとぉぉぉぉ! お前! 仮にも上官に対しロリコン扱いだと! 」


龍驤「ちなみにここに、その時の証拠写真がある」サッ


龍驤「みてみぃ! この緩みきった提督の顔を! これは犯罪者予備軍の顔や! 」


提督「ち、違うぞ! それは、ただ風呂に入るだけなのにはしゃぐあいつらが可愛かったから、思わず顔がゆるんだけだ! 」


瑞鶴「で、でも、ちょっとこれは流石に」


加賀「・・・・・・不潔です」


龍驤「このことを鎮守府全員、さらには大本営の連中にバラされたくなければ、うちの今回の負け分はナシや! 」


提督「くっ、龍驤! お前それでも俺の嫁か! 」


龍驤「そうやで、ロリコン提督」


提督「このぉぉぉ、言いたい放題言いやがって、お前たちを何か言ってやれ! 」


瑞鶴「・・・・・・」サッ


加賀「・・・・・・」サッ


提督「お、お前たち? なぜ顏を背ける」


瑞鶴「流石にちょっと、これは」


加賀「擁護できかねる内容かと」


提督「お、お前たちまでも、俺を犯罪者予備軍扱いか! 」


提督「!」


提督「そ、そうだ! 俺には心優しく理解ある嫁がここにもう一人いるんだった! 翔鶴、お前は信じてくれるよな? 」


翔鶴「……」


提督「しょ、翔鶴さん? 」


翔鶴「提督」ニッコリ


提督「おお、やっぱりお前は俺のことを信じ」


翔鶴「しばらく実家に帰らせていただきます」


提督「⁉︎」


翔鶴「そうと決まれば、さぁ瑞鶴、部屋に戻ってお茶にでもしましょうか? 」


瑞鶴「へぇ? あ、翔鶴姉の実家って実質私たちの部屋か」


提督「ま、待ってくれ翔鶴! これは誤解なんだ! 私は決して、やましい心など持っていなかった! 」


翔鶴「……」クルッ


翔鶴「……」ニッコリ


バタン


提督「無言で微笑みかけて来た挙句、黙って執務室から出ていかれたぁー⁉︎ 」


加賀「……さて、私は赤城さんと間宮にでも行こうかしら」ソソソ〜


バタン


提督「な、なぜこんな目にあうんだ。たった一回駆逐艦と風呂に入っただけなのに、別居通告までされてしまった」


龍驤「しゃあないで、これは提督の出来心が生み出したことなんや。自業自得やんけ」


提督「お前が余計なこと言わなければこんなことにはなってすらないだろうが! 」


龍驤「ま、今回はしかたないわ。提督の打ちのめされた顔も見れたし、素直に払ったるわ」


龍驤「じゃ、私も間宮行ってくるわぁ~」フリフリ


バタン


提督「うううう、翔鶴~」シクシクシクシク


次の日


大淀「提督? それは万年筆ではなくごぼうですよ? 」


提督「え? 龍驤は合法ロリ? 」ボッーー



次々の日


加賀「提督、口に銜えているそれは葉巻でなく割り箸です。煙が違う意味で臭いです」


提督「え? 私から犯罪臭する? 」




なんやかんやあって一週間経ち


食堂


加賀「この一週間、提督の様子がおかしすぎです」


大淀「まぁ、その原因は分かりきっていることですけどね」


瑞鶴「そろそろ許してあげたらぁ? 翔鶴姉」


翔鶴「……いいえ、許しません」


翔鶴「提督が直に私に謝るまで、私は提督と口はおろか、目も合わせません」


大淀「どうしてそこまで? 」


翔鶴「特に理由はないんですけどね、ただ」


加賀「ただ? 」


翔鶴「これまで溜まった提督の私への思いを受けきれるか////」


加賀・大淀((ち、ただの惚気かよ))


瑞鶴「う、受けきれるかどうかは別にして、とにかく提督さんと話してみれば? 」


翔鶴「・・・・・・そうね瑞鶴、今日あたり行ってみるわ」



その日の執務室


提督「・・・・・・・・・・」ボッーーーー


翔鶴「・・・・・・提督、大丈夫ですか」


提督「!? しょ、翔鶴!? ほ、本当にお前なのか? 」


翔鶴「はい、翔鶴ですよ。提督」ニッコリ


提督「おお、その暖かい微笑み、まさしく翔鶴のものだ」


提督「俺が・・・・・・俺が、どれだけお前のその笑顔を待ちぼうけていたことか」ウッウッ


翔鶴「ならどうして、私の所に来てくれなかったんですか? 」


提督「だ、だって翔鶴さんすげぇ怖い感じだったし、少しは時間あけた方がいいのかなぁって」


翔鶴「・・・・・・あけ過ぎです、あのまま待ってたら私、おばあちゃんになっちゃいますよ」


提督「え? お前達って年取ったっけ? 」


翔鶴「もう、冗談にマジメに答えないでくださいよ」


提督「うっ、ごめん」


翔鶴「・・・・・・提督」カッカッ


翔鶴「顔を上げてください」


提督「ん? 」


翔鶴「謝るのは私の方なんです、実は私、全然怒ってなんかなかったんですよ」


提督「ええっ!? じゃあどうして」


翔鶴「その、ただのヤキモチです」


翔鶴「提督が他の子と仲良くお風呂に入ったって聞いた時、胸がチクチクしたんです」


翔鶴「それで私、どうしていいか分からなくて、だから少し距離を置こうと思ったんです」


翔鶴「他の人には言ってません。だからこの事は二人だけの内緒ですよ」


提督「・・・・・・翔鶴」ガタッ


翔鶴「提督? 」


ガシッ


翔鶴「て、提督? 」


提督「すまなかったな、お前がそんな風に思ってくれていたとは」


提督「でもこれだけは分かって欲しいな、私の中で一番は翔鶴、お前だよ」ギュッ


翔鶴「て、提督・・・・・・はぃ」ギュッ



加賀「どうやら二人とも、元の鞘に収まったみたいね」


瑞鶴「そうね、これで一安心ですよ」



提督「それにしても、相変わらず翔鶴はいい匂いがするな」スンスン


翔鶴「ああっ、もういきなり匂い嗅がないでくださいよ」


提督「しってるだろ、俺がこうゆうやつだって」スンスン


翔鶴「あ、うなじまで嗅がないで//////」


提督「・・・・・・」ペロッ


翔鶴「あぁん////」


提督の理性ケージ


100%→→→→→0% チーン


提督「翔鶴ぅぅぅぅぅぅぅ!! 」ガバッ



加賀「・・・・・・これ以上は野暮ってものね、行くわよ瑞鶴」


瑞鶴「・・・・・・・・・・・・」ジッーーー


加賀「・・・姉の情事を見たいの? 」


瑞鶴「!? 」ハッ


加賀「行くわよ」


瑞鶴「う、うん///」




翌日 執務室


大淀「昨晩はお楽しみだったようですね」


翔鶴「ええ? どうしてわかるんですか? 」テカテカ


大淀「あなたと提督の顔を見ればわかります、明らかに昨日と違い過ぎです」


提督「う、うむ、ちょっと張り切り過ぎてしまった」ゲッソリ


大淀「はぁ、仲直りしたのはいいことですけども、もう少しけじめとゆうか節度を持ってですね」クドクド


提督「始まった、大淀の説教タイムだ」


翔鶴「こうなってしまっては仕方ありませんね提督、お茶でもどうぞ」コトッ


バァァン


青葉「おはようございます提督! 鎮守府の歩く拡声器、青葉です! 」


提督「おはよう青葉、なんども言うようだが、ドアはもう少し優しく開けなさい」


青葉「はい! 以後気を付けます。それで今日は提督に、確認しておきたいことがあります」


提督「ん? なんだ」ズズッ


青葉「提督はロリコンで匂いフェチ、特にうなじがお気に入りとのことですが本当ですか? 」


提督「ぶっ! 」


翔鶴「て、提督!? 大丈夫ですか」


提督「だ、誰がそんなことを」


青葉「守秘義務があるので詳しく言えませんが、空母のRJさんとZKさんとKGさんです」


提督「あいつらぁ~~、昨日見てやがったな」


青葉「うむ、提督否定なし。事実確認よし。それでは提督、青葉はこれで失礼します! 」シュタタ!


提督「ま、待て青葉! って足はやっ! 青葉はや過ぎだよ」


翔鶴「どうしますか? 」


提督「捕まえろ! これ以上変な噂流されてたまるか! 」


タタタタタッ! バタン


翔鶴「やれやれ、いつもの提督ですね」


 























後書き

スゲェ中途半端な終わり方ですけど、ひとまずこれで終わります!


このSSへの評価

1件評価されています


狐from雪桜さんから
2017-09-19 16:51:43

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このSSへのコメント

2件コメントされています

1: 狐from雪桜 2017-09-19 16:52:27 ID: 9Tl0k8yk

ロリコンの何が悪い!
と、思った俺は犯罪者予備軍なのか?

2: SS好きの名無しさん 2017-09-24 07:32:32 ID: GrhGjrcl

此はロリコンを否定する為にも青葉くんに正しい教育と保健体育を学ばせる必要がありますね。


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