提督「響、何つった?」響「司令官がやれば私達働くかなくても良くないかな」
人外提督さんが色々する話
一応初心者提督&執筆なんでいたらぬとこばっかなんでそれが無理ならバック推奨なのです
それと響と金剛、不知火は俺の嫁
異論反論ばっち来いや
深海棲艦……
それは海から現れた人類共通の敵の仮称である。
突如現れたソレは人の持つ兵器と言う兵器を次々と破壊し、時には占領して人類へと攻撃を開始した。
破壊されてゆく人類が持つ反抗の力、ガラガラと崩れていく人類の希望は新たな形で復活した。
艦娘……
深海棲艦と同じく海から現れた少女たち
その姿は少女と何ら変わらない彼女達は自分達のことを第二次世界大戦で開発された戦艦が生まれ変わった存在だと言って深海棲艦へ攻撃を始めた。
そしてそれから数年の時が経った…………………………
突如現れた艦娘と言う存在は世界を震撼させるには十分な存在だった。
日本政府は彼女達が我々人類の敵になる事を恐れ「艦娘基本法」なるものを制定し彼女達の機嫌を損ねるような事はなく尚且つ国の所有物として最低限のものを彼女達に与えた。
勿論この法律で与えられた艦娘の国籍は日本である。
諸外国はそれに反対したものの艦娘達がそれを望んでいたと言う日本の言い分によって全てが黙殺された。
どの国も艦娘が敵になる事を恐れた為である。
無論その間に艦娘の研究も実施された。
外国に向けて発表された報告では艦娘達はとある特殊な細胞を有しておりそれによって力を得ているとされた。
その細胞の複製は可能ではあるものの彼女達と同じ時期に現れた妖精さんなる存在でなければ不可能らしい。
人にその細胞は移植可能であり、その細胞によって彼女達艦娘を指揮する提督となり得る。
しかし、この細胞は人の肉体には毒にしかならず大量に投与すれば素体が死亡する可能性もある。
稀にその細胞に順応した肉体を持つ人間がおり、細胞により肉体又は頭脳が強化される者がいる。
政府はそれを程度によってクラス化し人側の貴重な戦力として保護した。
クラスは大まかに3つに別れている。
一番適正の低いC級、それより適正が上のB級、適正が一番高いA級と言うふうな具合である。
そしてA級の中でも抜きん出て適正の高い者には特A級と言う称号が与えられ、その特A級に俺は属している訳だが……」
「どうしたんだい?司令官」
「無論俺はこの待遇には満足しているさ、少々……と言うかかなりブラックなのが難点だがまぁ概ね満足しているさ」
「私の声が聞こえるかな?私は司令官を心配してるんだけど」
「職場の飯は美味いし、中の環境だって上々だ。現に提督たるこの俺が給料を削ってまで作り上げたからな」
「確かに鎮守府の環境はとても良い物だよ、それがどうしたんだい?」
「艦娘には慕われているはずだ。無理な出撃はしていないし、彼女達の娯楽のための施設も揃えたし強い要望があれば増設だってした。」
「そうだね、私も司令官の事は信頼しているしそれ以上の関係になりたいと思っているよ?」
「なのに……なんで……なんで……なんで俺は戦場に出て艦娘のかわりに戦ってるんだ?」
「それは勿論提督が私達より強いからさ」
「それ、理由になってない」
「それだったらお前達は毎回出撃する事になるぞ?」
「まぁ、私達は最高練度の艦だからね。
でも、それとこれは関係ないさ」
いや、関係あるだろう、と突っ込みながら過去彼女達と出会ったことを思い出した。
彼が今の鎮守府ーつまりは今の職場に左遷、もとい大本営からの栄転の道中の船の中で深海棲艦の急襲を知らせるアラートが鳴り響いた。
無論、彼が提督をする鎮守府の艦娘が対応したのだが襲ったのはエリート、フラグシップ級が多数を含めた艦隊
当時の彼女達の練度では逆立ちしても勝てぬような規模である。
無論、所属していた艦娘は全員轟沈寸前、虫の息である。
そこに颯爽と登場し艦娘達の窮地を救った提督に向けられる視線は当然の如く畏怖と尊敬の混じったものである。
そこから彼の気さくな人柄に触れ彼女達は彼に恋心若しくはまるで宗教のような尊敬を向けているのである。
そこまで考えて彼は自己完結する。
彼女達が自分を頼ろうとする原因は絶対に自分である。
(ホント、何でこうなったんだろ)
彼の連続出撃日数 只今365日 ようやく任期1年を迎えた新任提督である。
※連続出撃回数でないのであしからず
楽しくなりそうな予感!
頑張ってください
あんな可愛い子たちを戦わせちゃいかんよね。頑張って戦っていってください提督!!
頑張れ僕らの人外提督