午前8時30分 食堂にて

提督「ふぁぁ〜〜っ、よく寝たよ」ﾉﾋﾞ--ｯ

間宮「あら提督。おはようございます」ﾆｺｯ

提督「おはようございます間宮さん」

間宮「今日は何になさいますか？」

提督「そうですね〜...あ、この秋刀魚定食でお願いします」

間宮「わかりました。少々待って下さいね〜」ｶﾁｬｶﾁｬ

提督「それにしてもやっと一段落か〜」

ｽﾀｽﾀ...

加賀「おはようございます提督」ﾍﾟｺﾘ

赤城「おはようございます提督」

提督「あ、おはようございます加賀さん赤城さん」

加賀「提督は今からお食事ですか？」

提督「はい、そうですけど...」

加賀「それでは私達もご一緒してもよろしいでしょうか？」

提督「ええ、構いませんよ」

加賀「やりました」ﾎﾞｿｯ

提督「何か言いました？」

加賀「いえ、なにも」

提督「そうですか...」

間宮「提督、お待たせしました」ｺﾄｯ

提督「あ、ありがとうございます」

加賀「それでは私も同じ物にしましょう」

赤城「私も同じ物で...」

間宮「分かりました」

提督「では先に行ってますね」ｽﾀｽﾀ

加賀「わかりました」

ｺﾄｯ

提督「さて、二人が来るまで待ちますか」

〜〜♪(海色) ...ﾋﾟｯ

提督「もしもし」

父(ああ、私だが)

提督「なんですか、父さん」

父(実はお前に頼みたい事があるんだが)

提督「また極秘の？」

父(ああ、話がはやくて助かる)

提督「今回の仕事は？」

父(以前の仕事よりは難しいことだと思う...)

提督「まさか、深海棲艦？」

父(ああ、そのとおりだ)

提督「ちょっ！また面倒事を...」

ｽﾀｽﾀ...

提督「また後でかけ直します」

父(わかった...)

ﾋﾟｯ

提督「ふぅ...またか」ﾊｧ

加賀「提督？どうかしましたか？」ｺﾄｯ

提督「いや、何でもないよ加賀さん」

赤城「早く頂きましょうよ加賀さん」ｷﾗｷﾗ

提督「ははは、わかりました。頂きましょうか」

加賀「そうしましょう」

提督「それでは」

一同「いただきます」

午前9時 執務室にて

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ...ｶﾞﾁｬ

提督「あ、父さん。さっきの話なんだけど」

父(ああ、そのことだが...)

提督「どうしたのさ」

父(実は...今回の任務は深海棲艦の撃退より鹵獲

という方が近い...)

提督「今回の任務は聞かなかったことにするよ...」

父(やめてくれ！切らないでくれ！)

提督「深海棲艦の鹵獲なんてまだ成功していないじゃないか！？」

父(まぁ、そのとおりなんだが、実は...)

提督「？」

父(その任務を任せられた鎮守府の艦娘、提督といまだに連絡がつかない)

提督「は？」

父(だからお前に頼んでいるんだ)

提督「父さん.........馬鹿なんじゃないの！？」ﾊﾞｧﾝｯ

提督「父さんが直々に行けばいいじゃないか！？

」

父(いや、昔なら行けたのだが今は...だって...ほら、父さん今、元帥だし...)

提督「わかったよ、行けばいいんだろ行けば！」

父(恩に着る！我が息子よ)

提督「でも、それなりの見返りは貰うからね」

父(.........ハイ)

提督「あと、あれの使用許可もよろしく」

父(オイちょっと待て！まさかアレを使うのか！？)

提督「深海棲艦の鹵獲ならこれが最適だからね、じゃあよろしく」ﾋﾟｯ

父(ちょっ、まだ話はおわt......)ﾋﾟｯ

提督「ふぅ、さて明石さんのとこに行きますか」

午前9時5分 明石の部屋にて

ｺﾝｺﾝ...

ﾊ-ｲｱｲﾃﾏｽﾖ

ｶﾞﾁｬ...

提督「やぁ明石さん」

明石「あ、提督どうしたんですか？」

提督「実はアレの整備を頼みたいのだけど」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

明石「まさかアレを使うんですか！？」ｷﾗｷﾗ

提督「う、うん」

明石「わかりました！では早速取り掛かりますね」ｺﾞｿｺﾞｿ

提督「どれくらい時間が掛かりそう？」

明石「う〜ん大体1時間くらいですね」

提督「わかったじゃあできたら執務室に来て下さいね」

明石「了解しました」

同刻 ？？？

？？？「ヤツノグアイハドウダ？」

？？？「アア、モウスグダ」

？？？「ツギハドコノチンジュフヲオソオウカ？」

？？？「アア、タノシミダ」

午前10時 執務室にて

ｺﾝｺﾝ...ﾃｲﾄｸｱｶｼﾃﾞｽ

提督「どうぞ」

ｶﾞﾁｬｯ

明石「提督、メンテナンス終わりました」

提督「ご苦労様です」

明石「試しに装着してみては？」

提督「そうしましょうか」

5分後...

提督「おおっ！前に使っていた時より少し軽いですね」

明石「ふふん！この明石さんに掛かればこんなよ簡単ですよ」

提督「これで行けそうです」

明石「もう行くんですか？」

提督「ええ、早く終らせたいので」

明石「わかりました。あ、あとちょっと装備の追加をしてみたんですけど」

提督「へぇ、どんなのですか？」

明石「それはですね...なんと」

提督「なんと？」

明石「ブースターです」

提督「おおっ！」

明石「これで通常の約5倍の速さで一時的に動けます！」

提督「それはいいですね」

明石「ですが...ちょっと問題がありまして」

提督「？」

明石「実はそれ5回が限界なんです」

提督「はぁ！？5回しかブースト出来ないの！？」

明石「しかも1回につき最高10秒しかブーストできません」

提督「ええーっ」

明石「でも大丈夫です予備の燃料も積めるようにしてますから」

提督「はぁ、わかりましたでは行ってきます」

明石「いってらっしゃいです」

提督「あと今回の任務は極秘なんで絶対加賀さんにバレないようお願いしますね」

明石「わ、わかりました」

午前11時 とある海域にて

ｻﾞｻﾞ-ｯ...ｻﾞｻﾞ-ｯ

提督「確かこの辺なんだけどな」ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

ﾌﾟｶﾌﾟｶ

提督「ん、なんだあれは？」

ﾀ、ﾀｽｹ...

提督「マズイっ！あれは艦娘だっ！」ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

ｶﾞｼｯ

提督「大丈夫ですか！？貴女、自分の名前は言えますか？」

？？？「わ、私は...せ、戦艦長門」

提督「長門さんですね一体何があったんですか！？」

長門「極秘の任務でこの海域にきたのだが敵が強すぎてほかの仲間達はっ！」

提督「では貴方の指揮官は？一緒に行動していたのでは？」

長門「提督は私を庇って敵の攻撃をくらって...」

提督「わかりました...敵は艦種はわかりますか？」

長門「て、敵は港湾棲姫と南方棲鬼だった」

提督「わかりましたでは貴方はこのバケツを使って私の鎮守府に行って下さい」

長門「だが貴方は...」

提督「私は大丈夫です」

長門「わかったでは幸運を祈る」

提督「後で私の鎮守府であいましょう」

一方そのころ鎮守府では

夕立「提督さん遊んで欲しいっぽい！」ﾄﾞｱﾊﾞｧﾝｯ

時雨「こら夕立非常識じゃないか」

夕立「でも時雨、提督さんいないっぽい」

時雨「そ、そうだね提督はどこに行ったんだろう？」

夕立「明石さんか加賀さんが知ってそうっぽい！」

時雨「そうだね夕立ちょっと聞きにいこうか」

夕立「賛成っぽい」ﾀﾀﾀﾀｯ

時雨「あっ待ってくれよ夕立〜っ」ﾀﾀﾀﾀｯ

時雨(提督、僕に内緒で何処に行ったんだい？提督は僕のものなのに......)