ソードアートオンライン 詩乃と和人のこころの距離 第5話
ソードアートオンラインの二次創作です。
ヒロインは詩乃です。コメントお願いします。
今回超長いです!それだけです!
▲▼▲ 夜ご飯の買い物
「そ、そのちょっと離れて。ご飯、つくってあげるから。冷蔵庫、見ていい?」
「あ、うん、いいけど」
詩乃は冷蔵庫を見て、閉めて、もう1度見て、閉めた。
「…………………」
「詩乃、さん…………?」
「はぁ………あんたねぇ、どういう食生活してるのよ」
「野菜が1つもない。卵も、魚も、お肉も………。」
「ビクッ………」
「まさか、毎回コンビニ弁当とか、カップラーメンとか、レトルトとかじゃあ…………ないわよね?」
ひぃっ!詩乃の笑顔が怖い。ひきつってる!
「す、スミマセン………。いつもそれで済ましてます。」
「はぁ、栄養分、片寄るからそれはやめなさい。」
栄養分のことなんて今まで、何も考えてなかった。
「は、はい。て言うか詩乃、お母さんみたいだな。」
「おっ、お母さん!?」
「なんか、面倒見が良いとことか、年上って感じがする。」
「ふふふっ………!なによそれ。変なの。」
やっと詩乃が笑顔を見せた。
「やっと笑ったな。」
「え?」
「俺が詩乃と会ってから、笑顔を見たことがなかったから。」
「そ、そんなこと気にしなくても………///」
照れた表情で、顔を背ける。耳まで真っ赤だ。
「買い物、行くわよ///」
「はいはい。」
俺はスッとてを差し出した。
「え………?」
「手、繋ごう。」
「え、え?」
きゅっ、と手を捕った。それから、するりと指を絡ませた。すると詩乃は………
「!!? ちょっ!///」
真っ赤になって驚いた。
「一応恋人だろ?」
詩乃をからかうように笑って見せた。
「………///」「和人のバカ……///」
「バカって………w」
詩乃は、パッと手を振りほどこうとした。
「は、放して……///」
「なんで?」
「人前でこんなこと…恥ずかしい……///」
「恥ずかしくない。恋人ってこう言うもんなんだって。」
「お願いだから放して…心臓がもたない………///」
「それはドキドキしてるから?」
しばらく、詩乃は黙っていた。すると、コクっと小さく頷き、少し離れた。でも手は繋がれたままだ。
「顔真っ赤w」
「言わないでよもう……///」
「なあ、今日は俺の家に泊まらないか?」
「い、嫌よ……!///」
「そういう意味じゃなくて。」
「じゃ、じゃあどういう意味なのよ///」
「一緒にいたいだけ。」
「それって、そういう事じゃない!///」
「違うって!」
「じゃあなんで……///」
「だから、一緒にいるだけで何もする気は無いよ。なんとなく、詩乃の側に居たいだけ。」
「わ、かった。その代わり変なことしたら警察だからね………!///」
「しないって!」
「着いた、買い物するから手、ちょっと離してくれる?//」
「はいはい。」
「はい、は一回!」
「はい」
馴れた手つきで野菜を選び、あっという間に買い物がおわった。
「それで、何作るんだ?」
「出されてからのお楽しみよ。て言うか荷物持ってくれてありがとう。」
「どういたしまして。」
何げない話をしながら家に帰り、詩乃は40分ほどで料理を済ませた。
「出来たわよ。」
「お?ビーフシチューか!!」
「ええ。嫌い、だった?」
「いや、大好物だ!」
「ならよかった。さ、食べましょ。」
2人、手を合わせて………
「「いただきます。」」
「んむ、もぐもぐ………んまい!」
「良かった。口にあって。」
詩乃はそっと微笑んで、自分もシチューを口に運んだ。
「まあまあ、ね。」
「そうか?普通にうまいぞ?」
「うん、でもちょっとね…。何が足りなかったのかしら?」
と独り言のように呟いている。うーむ。このままでも美味しいのだが………?
「なぁ、詩乃。」
「ん?何よ?」
「このままでも普通に美味しいと思うけど………?」
「あ、分かった。マッシュルームだ。」
言われてみれば確かにマッシュルームは無かったが…………
「なんでマッシュルーム?」
「お母さんのにはいつも入っていたのよ。」
「なるほどな。」
「………………………」
「………………………」
沈黙が流れる。どうしよう、え、これ、俺から話した方がいいのか?
「なぁ?」
「な、何?」
「詩乃はさ、兄弟とかいるのか?」
「いないわよ。和人は?」
「俺は妹が1人。と言っても本当の妹じゃなくて従妹なんだけどな。」
「え、そうなの?」
素朴な疑問をぶつけてくる詩乃。俺は答えようか答えまいか悩んだ。しかし、これは一種のチャンスだと思い、話すことにする。
「俺の本当の両親は、俺が小さい頃に、事故で他界したんだ。」
「………………………」
「それから今の両親の所に引き取られて、今に至る………かな。」
「そう。あなたも大変ね。」
「詩乃は?」
「わ、私?私は母子家庭で、お父さんはいないけど。それからは、あの事件があっていい事は、なかった、かな…………。」
し、しまった…………。
これは、雰囲気悪くしてしまったな……………。
「「あ、あの…………」」
「「!!!」」
ギャルゲのイベントだろうか。見事に重なってしまった。
「えと、先、言って。」
「いや、ここはレディーファーストだから詩乃から。」
「そ、そう?じゃあいわせてもらうわね。妹さん何歳なの?」
「しゅぐは?しゅぐはおえのひほふほひははぞ。」
「もう。ちゃんと食べ終わってから喋りなさいよ。何言ってるのか分かりやしないわ。」
「んぐ。スグは俺の一つ年下だぞ。」
「へー。そうなのね。」
「詩乃ならスグとも仲良くなれそうだな。」
「そうかしら。」
「ああ、スグもお姉ちゃんが欲しいーって言ってたし。」
「お姉ちゃんねー。兄弟が欲しいとは思ったけどね。妹か。うん。いいかも。」
「詩乃ならいいお姉ちゃんになりそうだ。」
「ちょっと。それってどう言う意味。」
「面倒見良いし、如何にも年上って感じだし。」
「それ言い換えればおばさんってことよね?かーずーとー?」
え!?え!?俺悪いことした!?
「す、スミマセンした!!!」
「んー、そうね。目を瞑って口開けてなさい。」
「な、何するんだ?」
「いいから。」
「?」
言われるがまま、目を閉じ、口開けた。
「どーれーにーしーよーうーかーなーっと。よし、これね。」
(な、なんか、嫌な予感が………!!!)
「んぐっ!!!あっつ!!!」
「あっはは!引っかかったー!!w」
「詩乃!お前なぁ!!」
「仕返しよ。悪くないでしょ?」
「悪くなくても悪趣味だっ!」
そんな雑談混じりの1人とは全く違った夕食を楽しく食べた。
どうでしたか?コメント等お願いします!
今回も和人のアタックが止まらないな。詩乃の恥じらう感じもよく表現されてて、読んでてこっちがにやけてきた。(そういう意味でなく) 次はいったいどうなるのかたのしみ。そして、なんでガールズラブになってんのだ。
あ、警告タグのことな。 くまより
ようやく見れたぞー( 'ω')
ニヤニヤしながら見てた←
この次も期待しとるよ( 'ω')
みお