2019-04-05 22:22:35 更新

概要

再び彼は、それを持つ。


前書き

深海側第2話です。

登場人物

無形棲姫 14歳 男

深海側のストーリーの主人公。
深海棲艦、駆逐棲姫の艦因子を取り込んでいる。
声が出ないので、離島棲鬼から貰ったスピーカーを使っている。
誕生日は7月29日。

離島棲鬼 13歳 女

五島泊地の責任者。
反戦争派の深海棲艦。
フレンドリーで親しみやすい。
誕生日は1月15日。


2話 体力測定


離島棲鬼「じゃ、まずは体力テストしよっか。大本営に提出しなきゃだしね。」


無形棲姫『何をするんだ?』


離島棲鬼「基本体力と、海の上を進めるかって所かな。まぁすぐに終わるよ。」


無形棲姫『う、海か…』ヒキ


離島棲鬼「あれ、海苦手?」


無形棲姫『なんか…よく分からないが、怖くって…』


離島棲鬼「でも、潜る訳じゃないから大丈夫でしょ?」


無形棲姫『た、多分…』


離島棲鬼「じゃあやっていこっか。」


〜長座体前屈〜


離島棲鬼「せーのっ」


無形棲姫『えいっ』ペターン


離島棲鬼「うわ、ヤバ…」


無形棲姫『?どうした?』


離島棲鬼「49cmだよ…」


無形棲姫『うーん、まずまずだな。』


〜反復横跳び〜


離島棲鬼「よーい、ドンッ!」


無形棲姫『っ!』バババ


離島棲鬼「…はいっ!20秒!」


無形棲姫『ふぅ…どれくらいだったか?』


空ヲ「えっと…53回ね。」


離島棲鬼「…もうヤバいよね?」


〜20mシャトルラン〜


離島棲鬼「いくよ〜」カチ


無形棲姫『ハッ…ハッ…』タッタッタッ


〜2時間後〜


離島棲鬼「…はいっ。回数が…」


無形棲姫『数えた。138回。』


離島棲鬼「もうさ、君だけでいいんじゃない?」


〜上体起こし〜


離島棲鬼「…終わったけど…」


無形棲姫『32回。』


離島棲鬼「私、もう驚かないよ。」


〜その後〜


離島棲鬼「さて、最後は50m走だけど…」チラ


無形棲姫『…』ストレッチ


離島棲鬼「…さぞ凄い結果が出るんだろーなー…」


空ヲ「行きますよー。よ〜い…どんっ!」


無形棲姫【ふんっ!】ザアッ


ビュンッ


空ヲ「…は〜い結果はー…あっ凄〜い!5秒ぴったりだよー!」


離島棲鬼「うわぁぁぁ…やっぱりぃぃぃ…」



離島棲鬼「……はい。これが結果よ。」つ紙



無形棲姫 14歳 男


身長 139cm 体重 42kg


体力測定結果


握力 平均46kg……………8点

反復横跳び 53回…………7点

長座体前屈 49cm……...…7点

上体起こし 32回…………8点

50m走 5.0秒………………10点

持久走(7周半) 5分15秒…9点

20mシャトルラン 138回…10点

立ち幅跳び 285cm………10点

ハンドボール投げ 57m…10点


合計点数……………………79点、A段階



戦レ「こいつ何もんだよ」


雷チ「ほんとにな」


重リ「というか無形君って男の子なんだね」


輸ワ「今知った」


戦ル「で、あの子は?」


重ネ「艤装の確認。」


戦タ「じゃあ今は海か…」


戦レ「じゃー私も行ってくるねー」


輸ワ「いってらー」


〜海〜


離島棲鬼「で、艤装の作動確認に来たけど…」


無形棲姫『ひぃぃ…』シガミツキ


離島棲鬼「それどころじゃない」


戦レ「頑張ってくれよ…溺れるなんて事ないんだから…」


無形棲姫『でででででも…ふわふわしてるのが怖くって…』ガクガクブルブル


離島棲鬼「もう産まれたての子鹿ね」


戦レ「ほら、早く立ってみよーや」ヒキハガシ


無形棲姫『うわわっと…お…おう…?』


離島棲鬼「あ、できてる。よし、次ー」


無形棲姫『やっぱり無理ぃぃぃぃ!』ガシッ


戦レ「ちょ、私かよ!」


離島棲鬼「もう…肩掴んでていいから一人で立ってよ…」


無形棲姫『う、うん…』フルフル


離島棲鬼「じゃあ取り敢えず最初。その主砲を撃ってみて。」


無形棲姫『あ、あぁ…』


……シーン……


無形棲姫『あ、あれ?』


離島棲鬼「あら?何で動かない…」


戦レ「撃ち方が悪いんじゃねーの?」


カクカクシカジカカンカンコレコレカチャカチャコンコン……


〜1時間後〜


離島棲鬼「う〜ん…無理だ!無形君、君は多分遠距離攻撃は駄目だ!近距離攻撃専門だ!…多分」


無形棲姫『そ、そうか…』


戦レ「…なぁ、お前これ使わねーの?」ユビサシ


無形棲姫『……これ、鉄パイプ…?』


離島棲鬼「使ってみたら?」


無形棲姫『…分かった。』スッ



無形棲姫『……ハアッ!!』ビュンビュンッ



戦レ「無形。お前の武器それな。」


離島棲鬼「そうね。」


無形棲姫『わ、分かった…』


離島棲鬼「うーん…近距離戦闘の深海棲艦って、どうなんだろう…」


戦レ「さあな…」


無形棲姫『……(……何だか…)』テツパイプミツメ


無形棲姫『……(とても、懐かしい感触…)』


その鉄パイプは、何故か凄く手に馴染んでいた。


ー3話に続くー


後書き

次回無形棲姫VS戦艦レ級!?

戦タ「戦艦タ級よ。」
戦ル「戦艦ル級よ。」
戦タ「あの子が体力テストの概念を壊したわね。」
戦ル「あの子物理的にも精神的にも強いわ…」
戦タ「でもあれね。海が苦手っていうのが玉に傷なのよね…」
戦ル「可哀想に…私達潜りはしないけど」
戦タ「そこは潜水艦の出番よ。」
戦ル「まぁそうね。潜水艦の子達も頑張ってるしね。」
戦タ「それじゃあ、この辺でそろそろ。」
戦ル「さようならー」ノシ


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