2019-09-14 13:06:44 更新

概要

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※すいません、コメント消してしまいました・・・。
※なるべく返信するので評価とコメントを頂けたら幸いです。


前書き

戦国武将の子孫が地球を救う為に深海棲艦と戦う物語。果たして彼らは地球を救うことができるのか。
※プロローグ、第1章は、主人公に関する人の歴史です。本編は第2章から始まります。
※この世界は現代ですが、少し世界観が違います。
※市町村、武器は実際の物ですが、建物や人物はフィクションです。
※一部訂正しました。


[プロローグ ]

1467年に京都から発した応仁の乱という火は、全国各地に戦乱という火の粉を振りまいた。そして世の中は100年以上戦乱の世が続き、人々は戦と飢餓に苦しんだ。

1560年、駿河、遠江、三河(静岡県中部、西部と愛知県西部)の大名、今川義元を桶狭間で屠った織田信長は一気に時の権力者へとなった。美濃(岐阜県)を攻略し、足利義昭を奉じて上洛した。1570年には近江(滋賀県)姉川で浅井、朝倉を破った。1575年に武田氏を長篠、設楽原で破り、近江に安土城を築いた。1582年に天目山で武田氏を滅ぼしたがその4ケ月後、6月2日に京、本能寺で明智光秀により自害した。享年49だった。

6月13日、山城(京都府)山崎の地で羽柴秀吉が明智光秀を討つと翌年には柴田勝家を自害させ、四国、九州を下した後小田原で北条氏を降伏させ全国統一を成し遂げた。

1598年に秀吉が死に豊家の力が弱まると1600年、徳川家康は上杉征伐の兵を進め、9月15日美濃関ヶ原で毛利輝元率いる西軍と徳川家康率いる東軍が激突した。序盤は西軍が有利だったが、正午小早川秀秋が大谷吉継の陣へ攻めた事により西軍は敗走、石田三成、小西行長、安国寺恵瓊は京都六条河原で斬首に処された。真田家も改易に処され、紀伊九度山に追放された。この物語はそれから15年時を進めた所から始める。




[第一章ー歴史ー]

ー 1615年、大阪・天王寺砦ー

一人の男はなにかを待っていた。空には鷹が飛んでいる。鷹は一枚の羽を落とし、男の上を通り越した。戦場に目を向ければ眼下に多くの旗と槍、楯が並ぶ。どこかで鬨の声が聞こえた。その時一人の甲冑姿の若者が飛び込んできた。


伝令「毛利勝永殿、本田忠朝(本田忠勝の次男、大坂夏の陣で戦死) 隊と交戦中!」


それは作戦の失敗を意味していた。彼の作戦は豊臣秀頼を大坂城から出馬させ時を見て総攻撃をする事だった。


?「我が策、ならぬか・・・・」ガクリ

男子「父上!」

?「大介、策は失敗した」


大介と呼ばれた男子はこの男の子供であった。今回が3度目の出陣である。齢は15、6である。


?「大介、大坂城に戻ってくれるか?今一度秀頼公にご出席を願い出て欲しいのだ」

大介「いやでございます!私は父上と戦いとうございます!」

家臣の一人が大介を馬に無理矢理乗せると男は、愛刀『真田行光』の峰で馬の尻を叩いた。馬は硝煙の臭いが広がる荒野を駆けていった。

家臣「よろしいのですか?」

?「あれは俺の未練だ、許せ」

床几から腰を上げ、竹製の水筒を開けた。中にはアルキ酒(焼酎)が入っている。一口含み、十文字槍に吹きかけた。穂先が太陽の光に照らされ、輝いた。時代は徳川に傾きつつある。

?(それでも最後まで抗ないたい、これは俺の我儘だ。)

砦の門が開いた。夏の熱気が男達を覆う。

家臣「行きましょう、幸村様」

真田幸村「ああ、我が名は真田左衛門幸村!徳川の者共、我が紅蓮の槍を受けよ!」

真田勢3千は丘を下り、あの男がいる本陣へと駆けていった。彼方に『厭離穢土欣求浄土』(えんりえどごんぐじょうど)の旗が見えた。あの旗の下に日の本を治める男がいる。幸村はその旗の場所へと駆けていった。幸村は馬上で微笑んだ。何故かは分からない、ただ生きている事が楽しかった。


数時間後、真田幸村は徳川本陣へ到達した。徳川家康は家臣に連れられ後退、何度も自害しようとしていたという。しかし討ちとる事が出来ず四天王寺の近くの安井天神で討ち取られた。

享年49。夏の風に吹かれて、境内の桐の葉が舞い散っていった。翌日に大坂城は落城、毛利勝永や大介も秀頼に殉じた。真田幸村はその突撃から『真田、日ノ本一の兵』と記された。真田家は松代藩として幕末まで駆け抜けるのである。



ー1941年12月7日太平洋ー

そして時代は移り、世代は交代する。それから時を260年以上進める。海風が吹く中、静かに進む艦隊があった。赤城、加賀、、飛龍、蒼龍、翔鶴、瑞鶴の中心とした南雲機動部隊は、ゆっくりと何処へと進軍していた。空にはひとひらの雲。赤城艦橋で南雲忠一は椅子に座りながら考えていた。


海兵「報告!本部からの暗号です!」ピラッ


そう言って海兵が見せたのは、『ニイタカヤマノボレ1208』の暗号だった。開戦を示す暗号。南雲忠一は発艦の準備をさせた。搭乗員は水杯を交わし零戦に乗って行く。ここの中の誰かは戻って来ないのをおもいながら・・・。エレベーターに艦載機が乗り、甲板に登っていく。既に一機、二機の零戦が飛んで行った。南雲忠一はそれを艦橋で見ながら溜め息をついた。



ー12月8日、広島沖長門艦内ー

長門艦内では、山本五十六連合艦隊司令長官が夕食を食べながら報告を待っていた。


海兵「真珠湾より、トラトラトラ!」


艦内に大きな声が響く。歓喜の声だ。山本五十六は一瞬口元を綻ばしたが、すぐキリッとした顔をした。


山本(これから日本はアメリカとの戦いになるだろう、早く講和をまとめなければ・・・)


空には星が輝いてる。シリウスが青白い光を放った。そのシリウスを見つめる山本五十六は何処か日本の未来を心配した顔だった。



しかし、山本五十六の思惑とは別に戦争は長引いた。ミッドウェー海戦での敗北やソロモン諸島を巡る戦いで敗北した日本は敗戦を重ねていった。山本五十六自身もまた、1943年4月13日にブーゲンビル島上空でアメリカ機に襲われ命を落とした。享年59。


それから2年4ヶ月2日後、日本はポツダム宣言を受け入れ、降伏した。日本は民主化の道を歩んでいく。








それから50年後信州松代で男の子が産まれた。名は真田幸家。誕生日は、1995年12月8日。この男が戦争の渦に巻き込まれる事をまだ誰も知らない。



[第二章ー旅立ちー ]

15年後、真田幸家は立派な青年へと成長していた。彼は学校での成績は優秀、部活は剣道をしており、全国大会で優勝したほどだ。また、趣味で弓道や槍術を習っていた。そんな彼の愛読書が「孫子」。この本が彼を成長させるのだが、彼はそれを知らない。彼は歴史が得意だった。古い戦争の本を読んでは兵法でどの位置に陣や食料庫を置くか考えていた。周りからは『産まれるのが400年ほど前だったらどんな策士になっていたか』と囁かれた。だが幸家はそんなことを気にせず、日々の勉強を頑張った。



だがそんな平和な日々は砂で出来た楼閣の如く崩れ去った。2010年、突如現れた謎の生物によって人類は制海権を次々に失っていった。人々はその生物を『深海棲艦』と名付けた。初めはソロモン諸島の辺りで活動していたがだんだん北上し始めた。日本は、このままだと人類が滅亡すると考え、憲法を改定。日本は再び軍部政治へと移ろうとしていた・・・。



ー長野県松代市ー


真田幸家はベンチに座りながら今の世の中を考えていた。今朝のニュースで深海棲艦が北上を始めた。日本や各国は最新の兵器で深海棲艦に立ち向かうものの効果はなく、犠牲は増えるばかり。まさに人類存続の危機だった。


幸家(この地球で生物が滅亡する危機は2回あった。一回目は恐竜を全滅させた隕石、二回目は氷河期だ。まさに人類は全滅させられそうになっている。それも突如現れた謎の生物によって・・・)

政府が言うには深海棲艦はかつて太平洋戦争で散っていった人々の魂の塊らしい。

幸家(それが本当なら人類は自分で自分を危機に陥れていいるのではないか・・・)

幸家の顔には呆れの感情が浮かび上がった。

幸家(なんと滑稽な・・・)

自分で首を締めるように自分たちを危機に追い込んでいく人間に対して幸家は溜息をついた。

?「何ため息ついてんだよ」

幸家「信親か・・・。何、人間の愚かさに呆れていただけだよ」



この男は黒田信親。豊家家臣、黒田官兵衛の子孫である。武経七書(孫子、呉子、六韜、三略、尉繚子、司馬法、李衛公問対の7つの兵法書、どれも中国の有名な兵法書)を愛読し、戦術なら幸家に勝る男だ。剣の力も幸家には劣るが全国大会に出場している。彼の幼なじみで数少ない理解者だ。


信親「お前も人間だろ」フフ

隣に信親が座った。彼は買ったばかりのペットボトルの炭酸ジュースを幸家に差し出した。幸家はそれを受け取るとペットボトルを開けて飲んだ。炭酸が舌を刺激した。

幸家「日本はどうなるんだろうか・・・」

信親「さぁな、少なくともやばい方向に向かっているのは間違いない」

幸家「・・・俺らが活躍出来る時代は来るのかな?」

信親「来る。世の中が乱れている今、俺達の力が必要となる時代が来るだろう」

幸家「そうだな」フフ

信親「そう言えば、影綱が読んでいたぞ」

幸家「そうか、すぐ行こう」スク

ベンチから立ち上がると自動販売機の横のゴミ箱にペットボトルを捨てて、二人は歩き出した。


ー松代城内ー


影綱「待っていたぞ」


この男は南部影綱。忍者の家系に産まれたこの男はある特技があった。それは忍術。なんでも甲賀の古い家の出だそうで代々受け継いだ秘伝の忍術を使う。また、良く狩猟をするので砲術が2人に比べて長けていた。剣の力も、そこそこだ。3人は同じ剣道部に入っていた。


幸家「一体何の用だ?」

影綱「いよいよ、軍政に移ろうとしている。政府は本気で憲法を改正する気だ」


国会では与党が憲法の改正を切り出したことで野党もこの緊急事態に憲法改正を賛成する動きが多くなった。

ただ前の大日本帝国憲法との違いは、兵役は義務ではなく、参加制だということである。つまり強制ではなく、病気や身体の不自由、仕事、年齢によっては徴兵を断れるのだ。これだけでも太平洋戦争時とは違うだろう。更に今回はアメリカを始め、世界各国が協力して行う言わば地球規模の同盟だった。





後書き

※名前の由来
※真田幸家・・・真田家の名前の1字、『幸』と『家』を組み合わせた。(特に深い意味はない)

※黒田信親・・・黒田官兵衛の『黒田』と長宗我部元親の長男、長宗我部『信親』から。軍師系が欲しかったので、黒田家と関係ある長宗我部氏をモデルとした。

南部影綱・・・東北の大名、『南部』信直と伊達政宗の懐刀、片倉『景綱』由来。忍者設定なので景を影に変えた。


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大鳳可愛いぃさんから
2019-08-31 20:31:13

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-: - 2019-08-31 20:34:06 ID: -

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-: - 2019-09-11 16:28:55 ID: -

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-: - 2019-09-11 20:55:50 ID: -

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-: - 2019-09-11 20:56:52 ID: -

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-: - 2019-09-11 20:57:27 ID: -

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6: 多聞丸 2019-09-11 20:59:51 ID: S:IO2P-i

すいません、大鳳可愛いぃさん。間違えてコメント消してしまいました、本当に申し訳ないです(T_T)。訂正しました。ご指摘ありがとうございます。


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