2020-02-19 19:14:03 更新

概要

『逃亡提督…艦娘から逃れろ!』の続編です。読んだことの無い人は第1章を読む事をオススメします。(一部安価制)


前書き

鳳翔「前回までのあらすじです」
武蔵「厳しい束縛から逃れようとして鎮守府を抜け出した提督」
大鳳「提督らは吹雪ちゃんや明石さんと共に鎮守府を脱出しました!」
嵐「司令たちは静岡に逃げたんだぜ!」
舞風「そして名古屋城で赤城さん達と合流したんだよね」
間宮「一方、鎮守府は病んでいる艦娘が続出」
摩耶「翔鶴と瑞鶴は提督の探す旅に出たんだぜ」
古鷹「提督らは三重県に行きました」
大和「ワクワクとドキドキの第2部」
艦娘「始まるよ!(ぜ!)」


ー第4章、混沌ー

1年目8月…


三重県桑名市。蛤で有名なこの都市は徳川四天王の1人、本多忠勝が治めていた土地である。真珠の養殖が有名な伊勢湾を望む綺麗な町である。

提督「さて…どこに行こうか?」

(安価を取ります)

どこに行く?>>18

(どこでも構いません、3か所とします。ただし伊勢神宮には行くのでほかの場所にしてくれるとありがたいです)

吹雪「そういえばこの辺に大きな遊園地ありましたよね?」

提督「ナガシマスパーランドか。絶叫マシンの宝箱だな」

飛龍「いいね、私そこ行ってみたい!」

叢雲「どうせ、あんまり怖くないんでしょ」

明石「嵐とかは怖いらしいですか…」

伊良湖「皆さんで遊ぶんですか…。楽しみです!」

赤城「絶叫マシンですか…。多分大丈夫かと」

金剛「早く行きまショウ!」

夕張「ちょっと!置いてかないで!」


ー一方、瑞鶴達はー

岐阜県岐阜市にいた。斎藤氏が治めていた土地である。長良川が流れている河原は斎藤道三と義龍が争った土地である。(長良川の戦い)道三は戦死し、義龍が下克上を果たした。その後信長が占拠し、城を周(中国の王朝)の発祥が岐山から天下を発して天下を取ったことから岐阜となずけられた。

ー岐阜城ー

天下の名城、岐阜城。土岐氏から斎藤氏へ、そして信長の手に渡った城である。関ヶ原の戦いの際には織田秀信(幼名三法師、秀吉のあやつり人形だった人。関ヶ原の戦いで西軍につき改易された)が籠ったが半日で落とされた。その後廃城になった。岐阜城は分かっているだけで5回以上落とされている。(天下の名城とは…)今では信長時代の石垣が出てきているなど発見もされている。

瑞鶴「岐阜城に来たね」

翔鶴「ええ、でも石垣だらけ…」

瑞鶴「信長は小牧山時代から石垣を積んでいたらしいからね。全部野面積み(天然の石を積んだもの。戦国初期に見える石の積み方)だよ。翔鶴姉、滑らないでね」

翔鶴「ふふふ、瑞鶴は優しいわね」

金華山の山頂に信長が有事の際、使っていた天守がある。岐阜城には2つの天守が存在すると言われている。

瑞鶴「わー!綺麗!」

翔鶴「本当ね…。瑞鶴、早く提督を探しましょ」

瑞鶴「うん、翔鶴姉!」←そもそも岐阜じゃない。

ーナガシマスパーランドー

明石「一様念の為、変装グッズを配りますね」

提督「ありがとう、明石」

明石「どう致しまして!」

ー変装後、入場ー

叢雲「さて…どれから乗ろうかしら」

吹雪「叢雲ちゃん!あれ乗ろうよ!」

叢雲「どれよ?」

吹雪の指の先→嵐

叢雲「」

叢雲「いや、吹雪。ちょっと待って…」

吹雪「早く行くよ!叢雲ちゃん!」

叢雲「嫌ーーー!」ズルズル..

提督「叢雲が連れていかれた…」

飛龍「うーん、絶叫系って楽しいね!」

赤城「はい、あの上がってから落ちるヤツは最高でした!」

夕張「提督は乗らないの?」

提督「俺はいいかな」←絶叫系苦手

赤城「提督も行きましょうよ!」

提督「ちょっ、お前ら…」

?「ここって色々あるね」

?「ここは楽しいっぽい!」

提督「?!」

提督が聞いたことある声の方向に顔を向けると…

時雨「楽しいね」

夕立「提督さんもここにいるっぽい?」

時雨「どうだろう?」

提督(そろそろバレると思っていたがバレたか…幸い変装してるし大丈夫かな?)

そもそも時雨達がなんでこんな場所にいるかは時雨達が夜遅く寝ぼけて電車に乗り、逆方向に来てしまい、名古屋に着いた時に気づいたが夕立が帰りたがらなかったため、近くの遊園地に来たわけである。

提督(ならそろそろ他の艦娘も気づくか…)

赤城「早く行きましょう!」

飛龍「楽しみだね」

提督「おい、ちょっ、お前ら…」プルル

提督「鳳翔から連絡?」

?「………!」

?「……見つけたわ」


ー居酒屋鳳翔ー

鳳翔「皆さん、集まって頂きありがとうございます」

間宮「今回も提督の元に何人か送りたいと思います」

摩耶「よっしゃ!今回はあたいが勝つぜ」

古鷹「前回は赤城さん達でしたね」

大和「今回こそは…」

神風「当たりを引くわ!」

嵐「司令の所に行くぞ」

舞風「華麗な舞を踊りましょう!」

アイオワ「OK!私も頑張りマース!」

リシュリュー「今回は誰かしら…」

鳳翔「では皆さん、くじを引いてください」

(安価を取ります)

今回合流するのは?>>19

今回も5人とさせていただきます。艦娘は伊勢神宮で合流します。1度乗せた艦娘は下ろせないので注意してください。艦娘の一覧はコメント欄に貼っておきます。

榛名「当たりました!」

大和「やりましたね」

摩耶「やったぜ!」

アイオワ「Yes!当たったワ!」

古鷹「あ、当たりました!」

鳳翔「どうやら決まったようですね」

間宮「それでは伊勢神宮に行ってらっしゃい」

神風「なんかダーツの旅みたいね…」

古鷹「私頑張っちゃいます!」

摩耶「よし、行ってくるぜ!」

大和「大和魂を見せてやる!」

舞風「なんか大和さんがおかしいです…」

アイオワ「私は攻撃を行いマース!」

嵐「アイオワさん、別に乗らなくてもいいんだよ…」

榛名「榛名、出撃します!」

5人は仲間に別れを告げた後、小田原駅に向かい、新幹線で伊勢神宮へと旅立った…。

古鷹「しかし…日本も進歩しましたね…」

アイオワ「JAPANの新幹線、SoGood!」

大和「提督、今会いに行きます!」

摩耶「おい、富士山が見えたぜ」

榛名「本当ですか!」

アイオワ「M.t Huji、veryビューティフォー!」

そうして3人は静岡を抜け、愛知県に着いたのだった。

ー桑名市、ナガシマスパーランドー

叢雲「う…。酔ったわ…」

吹雪「私は平気でした」

提督「う…。もう乗りたくない…」

赤城「提督、すみませんでした…」

伊良湖「最後に観覧車なんてどうですか?」

提督「いいね…。早速乗ろうか」

吹雪「司令官、大丈夫ですか?」

提督「大丈夫だ、問題ない」

叢雲「私は休むわ…」

明石「私は叢雲さんの面倒を見ますね」

ー観覧車ー

叢雲と明石を置いて6人は観覧車に乗った。最初に提督と吹雪、2番目に赤城、飛龍、伊良湖、夕張が乗った。

ー1号車ー

吹雪「綺麗ですね…」

提督「ああ、来てよかったか?」

吹雪「はい!楽しかったです」

提督「そうか…。それは良かった」

観覧車はてっぺんまで登った。夕日が2人を照らす。提督は吹雪の顔に自分の顔にを近づけ、そっと口付けをした。吹雪も受け入れる。5秒という時間だったがとても長く感じた。

提督「俺は、生き抜くよ。吹雪、力を貸してくれるか?」

吹雪「はい、もちろん」ニコ

2人の顔は夕日に照らされて赤く染まった。

ー2号車ー

赤城「いいですね…」

飛龍「二人共、熱いですね…」

伊良湖「ちょっと妬いちゃいました…」

夕張「仲がいいですね」

ー駐車場ー

提督らは駐車場に戻った。

叢雲「何とか良くなったわ…」

提督「そうか、良かったな」

そして明石が車の中から袋を取り出した。

明石「提督、これは新しい武器です」

提督が袋を開いた。

提督「棒手裏剣と苦無か…」

明石「もうそろそろ艦娘に襲われてもおかしくない頃です。くれぐれも用心してください」

提督「ああ、さっきも白露型を見かけた。気をつけるよ」

明石「そうなんですね…」

吹雪「司令官は、私が守ります!」

提督「それじゃ、出発するか」

艦娘「はーい!」

?「……タクシー」ガチャ

?「あの車を追って」


ー三重県桑名市、キャンプ場ー

夜、遊び疲れたのか艦娘らは眠っていた。提督は林を歩いていた。星星が綺麗だった。ここら一帯には一様のため、罠が仕掛けられている。

提督「綺麗だな…」

すると何かの気配を感じた。提督はそれを察知すると飛んだ。さっきまでたっていた場所に矢が飛んできて、木に刺さった。その刹那、提督は帯刀していた一期一振を抜いている。

提督(この矢の正確さ、闇夜でも正確に位置が分かる弓の使い手は俺の中でも数人。加賀か蒼龍だ!)

続いて2射目、3射目の矢が飛んできた。提督は上手く刀を構え、2射目、3射目の矢を斬った。

提督「見切った!俺を狙っているんだろ!」

提督「『加賀!!』」

加賀「流石ね、提督…」

道の明かりに照らされて、加賀が正体を現した。

提督「…いつから気づいていた」

加賀「ナガシマスパーランドの頃からよ。タクシーでここまで追ってきてもらったわ」

提督「1人か…。仲間はいないのか」

加賀「私一人だけよ。提督、もう一度鎮守府に戻ってくれないかしら」

提督「…何故だ?」

加賀「鎮守府はあれからおかしくなっているわ。病んでいる子もいるし、それに困って鬱になった子もいた。鎮守府には貴方が必要なの!」

提督「…断ると言ったら?」

加賀「…最悪、怪我をさせても帰らせるわ」

そう言うと、加賀は弓を構えた。提督も一期一振を構えた。

提督「…だが断る!」

加賀「…交渉決裂ね。無理してでも連れて帰るわ!」

こうして闇夜の中、2人の戦いは始まった。


ー鎮守府側の艦娘と接触しました。これより戦闘に入りますー

計略発動!→『罠発動』(一定の確率で艦娘を捕らえる)

戦闘開始!


加賀「何としてでも連れて帰るわ」

矢筒から矢を取りだし、弓を構えた加賀。そして静かに一期一振を構え、守りに徹する提督。静寂の中先に動いたのは加賀だった。

加賀「先手必勝よ」バシュ!

その矢を刀で斬る提督。2度目、3度目の矢が飛んできた所を後ろに飛んで回避した。その間に懐に手を伸ばし、棒手裏剣を取り出している。そして加賀をめがけて投げる。加賀は弓を立てて棒手裏剣を防いだ。

提督(加賀…なかなかやるな)

加賀(提督…流石ね…)

2人の攻防は続く。矢をかわしながら、棒手裏剣で反撃する提督と弓を放つ加賀では加賀の方が有利だ。棒手裏剣も限りがある。リスクはあるが近づいて峰打ちしかない。

提督(流石に不味いな。他人ならまだしも加賀を怪我させることが出来ない…)

加賀「隙だらけよ!」

提督「しまっ…」

そして7本目の矢を加賀が放った時、提督は一瞬気が緩んだ。提督に矢が当たろうとした時、どこからが1本の矢が飛んできて加賀の矢に命中させた。加賀の矢が地面に落ち、矢が木に刺さる。

加賀「この矢は赤城さんの…」

赤城「やっと見つけましたよ、加賀さん」

加賀「赤城さん…」

赤城「提督を狙った貴方の行動、いくら貴方でも決して許すわけには行かないわ」

加賀「……」

赤城「提督、反撃の開始です!」

提督「おう!」

加賀「…いいでしょう赤城さん。あなたの覚悟、見させてもらうわ!」ギリッ

赤城「…これは試練よ、過去に打ち勝てという試練と私は受け取ったわ...」

提督「来るぞ!」

加賀の矢が飛んでくる。赤城は避けながも矢筒から矢を取りだし、矢を弦に付けて構えている。

赤城「加賀さん、覚悟してください!」バシュ!

加賀もそれを避け、後ろに下がる。提督が懐から苦無を10本ばかり取りだして加賀に投げている。

加賀「くっ…」サッ

加賀はその苦無を全て避けた。その時、加賀に隙ができた。

赤城「加賀、好きだらけですよ!」バシュ!

加賀「しまっ…」パシュッ!

赤城の矢は加賀の弓の弦を鏃で切った。もうこれで加賀は矢を放てない。

加賀「やられたわね…」

赤城「加賀さん…、もう降参してください」

提督(それ妙高さんのセリフ…)

赤城「加賀さん、なぜ提督が逃げているのか分かる?」

加賀「…それは分かってるわ。私たちが提督を縛りすぎたせいよね…」

赤城「そうよ…」

加賀「でも私は大本営の命令は絶対…、私は大淀さんの命令には従わなくては…」

赤城「加賀さん…」

提督「待て加賀、それは…」

加賀「…取り敢えず一度退いた方がいいわね。提督、また来るわ…」ダッダッ…

赤城「待って!加賀さん!」

提督「心配ない、もう手は打ってある」

赤城「提督、何を?」

ーキャンプ場、道ー

加賀「くっ…、提督にやられたわね…」

加賀は来た道を逆に走っていた。辺りは電気が少なく、少し暗い。

加賀「何とか替弦を取りに行かないと…」

加賀が足を踏み入れた時、提督の罠が作動した。加賀の足に縄がかけられ、加賀は木に吊られる形となった。

加賀「こ、これは…」

提督「…作動したか」

赤城「加賀さん…」

加賀が吊られているところに提督と赤城がやってきた。

提督「…加賀、しばらくお前を拘束させてもらう」

加賀「……私の負けね」

赤城「…提督、私が手錠をかけます」

赤城は提督から渡された手錠を受け取り、まず加賀を木から下ろすと加賀の右手に手錠をかけ、後ろで左手に手錠をかけた。

提督「加賀、お前には最悪死を覚悟してもらうぞ」

赤城「待って!それだけは…」

加賀「…いいのよ赤城さん。私は上官に矢を向けた。それが運命ならそれに従うまでよ…」

提督「…連れて行け」

加賀は赤城に手錠を押さえられ、キャンピングカーの別車両に乗せられた。加賀はそこで提督の判断を待つこととなる。

加賀「皆さん…ごめんなさい…」

※加賀を捕縛しました。これから処遇を決めます。

加賀をどうする?>>19

(行動は説得、解放、処刑の三通りがあります)

・説得…艦娘を説得し、仲間に入れます。ただし病み具合が酷い(提督を仲間になっても襲ったりする、殺そうとする。例、羽黒など…)と仲間に出来ません。(強制的にセーフティロックをかけます)

・解放…艦娘を鎮守府に帰します。但し恩を感じて仲間になる艦娘もいます。

・処刑…艦娘を処刑します。但し殺された艦娘に関係のある艦娘に恨みをかけられ、襲われやすくなります。殺された艦娘はもう出ませんので注意してください。

※今回、加賀はそこまで病んでいないので説得する事が可能です。

提督「…どうするものか…」

赤城「失礼します…」

提督「赤城、お前が来た理由は分かっている。加賀の助命嘆願だろ」

赤城「はい…、私は加賀さんと共に多くの海域を攻略しました。せめて加賀さんの命だけは助けてください。それがダメなら私に首を…」ポタポタ

普段凛々しい赤城が涙する姿を提督は動揺した。

提督「…もう加賀の処分は決まっている。大丈夫だ、処刑はしない」

赤城「それでは…」

提督「賭けになるが加賀を説得させねばな…」

ー翌日、山の中ー

提督は艦娘に加賀を捕らえたことと処分について語った。

明石「…賢明な判断ですよ、提督」

夕張「加賀さん…」

吹雪「どうしてもですか…」

提督「みなすまない…」

金剛「準備は出来ているデース」

提督「…加賀を出すよ」

ーキャンピングカー、別車両ー

加賀「…私の処分は決まったのね」

提督「ああ」

加賀「何をするか聞かせて貰えないかしら」

提督「わかった。まず刺す」

加賀(カイジで見た事あるあれかしら…)←血のマニュキュア

提督「そして焼く」

加賀(焼き土下座かしら。でもこれは…)

加賀「そう…覚悟は出来ているわ…」

提督「…目隠しをして出ろ」

加賀は目隠しをして、手錠を後ろにかけて車を出た。微かに足が震えている。

吹雪「準備出来ましたよ!」

赤城「加賀が来ましたか」

加賀「…提督、今までありがとうございました…」

そう言って加賀は椅子に座らせられ、手錠と目隠しを取られた。

加賀(いよいよ最期なのね…)

加賀が見た光景は焼かれている魚、そして肉そして立ててあるテント、流れる川…。そう、キャンプの光景だった。

加賀「提督…どういうことか説明してください…」←混乱

提督「いや、昨日の戦いでキャンプが出来なくなったからここでキャンプをやることにしたんだよ」

加賀「だからといって…」

赤城「提督は加賀さんとみんなでキャンプがしたかったんですよ」

加賀「ではあの説明は…」

提督「ああ、魚をくしで刺したり、火で焼いたりするだろ。お前にやるとは言っていないし…」

加賀「……少し頭に来ました」

提督「昨日、お前も俺の事襲ったしこれで貸し借りなしだ」

加賀「…なら仕方ありませんね…」

こうして加賀を加えた艦娘達とキャンプが始まった。(元ネタはカイジの黒崎と遠藤のやり取りです)

ー1時間後ー

加賀「今まで鎮守府の仲間を見てきたけどあんな笑顔は初めて見たわ…」

提督「そんなに酷いのか…」

加賀「ええ、大淀さんは遠征やオリョクルを繰り返して鎮守府はブラックになっていったわ…」

提督「そうか…」

加賀「…提督、もう一度鎮守府に戻りませんか」

提督「…すまん、それは無理だ…」

加賀「そう…」

吹雪「加賀さんはこれからどうするんですか」

赤城「もし良ければ私たちと一緒に来ませんか?」

加賀「…ごめんなさい、私にはもう少しやりたい事があるの…」

提督「…そうか。それなら止めない。お前を解放するよ」

加賀「…ありがとうございます、提督」

叢雲「…少し残念ね」

金剛「もしかして寂しいですカ?」

叢雲「そ、そんなことないわよ!」

明石「まあ、本人がそう言うならいいんじゃないですか」

ー夕方ー

加賀「世話になったわね…」

加賀 忠誠度25→75

提督「別にいいさ、気をつけて帰ろよ」

赤城「加賀さん、元気で…」

加賀「赤城さんもね」フフ

明石「加賀さん、このことは…」

加賀「いいわ、命を助けて貰ったから…」

夕張「またどこかで…」

加賀「ええ、またどこかで…」スタスタ…

提督「加賀、最後に一言いいか」

加賀「…何かしら」

提督「大淀の事だ」

加賀「!」

提督「あいつはお前が思っているほど権力は無い」

加賀「…どういうこと?」

提督「あいつは元帥から送られてきた艦娘だが、元帥の協力がないからそこまで権力がないんだ」

加賀「…それは本当かしら」

提督「ああ、本当だ」

加賀「…分かったわ、そのことを信じるわ。それと今日はありがとうね」ニコ

そう言うと加賀は提督と別れて鎮守府へと帰っていった。


ー横須賀鎮守府、正門ー

陽炎(私は陽炎型駆逐艦一番艦陽炎、舞鶴鎮守府でエースとして活躍しているわ。今日は舞鶴の提督に言われて横須賀鎮守府に来たわ)

陽炎「久しぶりに妹たちとも会いたいわね、でもまずはこの書類を届けないと…」

陽炎「それにしても荒れているわね…。提督はどこかしら?」

ー横須賀鎮守府、ロビーー

陽炎は中に入った。中は所々傷んでいて、何故か酒臭い。

陽炎「うっ!」(なにこれ!どこもボロボロだし中は酒臭いし…。ここの提督は英雄って聞いていたけど…)

とにかく案内板を見て陽炎は執務室へと進んだ。何故か艦娘と会わないことに異変を感じた。

陽炎(なんで誰にも会わないんだろう…この鎮守府何かおかしい)

周りには酒瓶が転がっている。

陽炎(おかしい!何かがおかしいわ!絶対にこの正体を掴むわ)

陽炎が歩いているうちに執務室に着いた。

ー横須賀鎮守府、執務室ー

大淀「いらっしゃい」

中には大淀がいた。肝心の提督の姿が見当たらない。

陽炎「これ、舞鶴鎮守府からの連絡の書類です」

大淀「ありがとうございます。提督は今不在にしているので私が預かります。今お茶を入れるので待っていてね」

そう言って大淀は執務室を出た。その時、書類の1枚が陽炎の足元に落ちてきた。

陽炎「何かしら…」

そう言って拾い、読んでみるとそれに書いてあったのは『提督は脱走した。その際、提督は全ての艦載機、資材を廃棄した。提督を見つけ出せ!提督の生死は問わない…』と書いてあった。

陽炎「な、何よこれ…。他に情報は…」

机の上を探ってみる。陽炎が分かったことそれは

『提督は艦娘からの束縛が嫌で数人の艦娘と共に逃げた』『艦娘が提督を探している』『元帥に連絡しても提督の捜索隊は結成されない』『資材不足でブラック鎮守府となっている』『提督は不在で最高責任者は大淀』だった。

陽炎(まずいわ…。このことを知っていたら確実に消される!何とかしないと!)

陽炎は書類を入れるバックに書類を詰めた。そしてカバンを閉め、席に座った所で大淀が戻ってきた。

大淀「ごめんね、お茶が切れていて…新しい物を出すのに手間がかかっちゃったわ」

陽炎「あ、ありがとうございます」

陽炎(まずいわ、まずいわ…この状況、どう切り抜ければ…)

大淀「汗が大量に出ていますね?大丈夫ですか?」

陽炎「は、はい!クーラー今何度ですか?」

大淀「28度よ」

陽炎「あ、あれ~。おかしいな…」

大淀「もう少し下げる?」

陽炎「で、ではお願いします」

陽炎(こっちの肝も冷えるわ…)

大淀「下げたわよ」

陽炎「あ、ありがとうございます」

大淀「ん?」

陽炎「な、なんでしょうか?」

大淀 ペロッ

陽炎「ヒッ!」Σ(゚д゚;)

大淀「この味は嘘をついている味だぜ」

陽炎(ば、バレた!)

大淀「…なんてね。最近読んでいる漫画でこういうネタあったから」フフフ←気づいてない

陽炎「そ、そうなんですか」

陽炎(バレたかと思った…)ホッ

陽炎「そろそろ失礼します…」

大淀「遠いところからありがとね」

陽炎「それでは…」バタン

ー横須賀鎮守府、正門ー

陽炎(何とか生還したわ…。これを自分なりに調べようかな)

陽炎(いや、あの鎮守府は提督が居なくなってからブラック鎮守府になっている。ここは艦娘の脱走を手を貸すのもひとつかな…)

陽炎(とにかく帰らないと)

こうして陽炎の動きは始まる。彼女がこの事件に巻き込まれていくのを陽炎はまだ知らない…。

ー岐阜県、白川郷ー

翔鶴達は岐阜県の白川郷に来ていた。白川郷は岐阜県の世界遺産であり、合掌造りの家が立ち並ぶ町である。この白川郷は平家の落人伝説のある土地でもある。

翔鶴「世界遺産の白川郷に来たわね」

瑞鶴「それにしてもあれ、どうやっているのかしら…」

翔鶴「なんか人が屋根を作っているらしいわよ」

瑞鶴「そうなんだ」

翔鶴「瑞鶴、この近くに白川温泉っていう温泉があるらしいわ」

瑞鶴「そこって宿泊できる?」

翔鶴「日帰りでも宿泊でも大丈夫みたい」

瑞鶴「今日はそこに止まらない?」

翔鶴「わかったわ。そこに泊まりましょう」

ー白川温泉ー

白川温泉は白川郷の近くにある温泉宿泊施設である。温泉のお湯は単純硫化水素泉。源泉温度は16度(冷泉。28度以上を温泉という)。効能は神経痛、リウマチ、皮膚病に効果がある。なお混浴はない。

翔鶴「瑞鶴、気持ちいいわね」

瑞鶴「うん、翔鶴姉♪」

翔鶴「それより瑞鶴、前より大きくなってない?」

瑞鶴「そうかな?」

翔鶴「前見た時より大きくなってるように見えるけど」

瑞鶴「へへへ、そうかな」

こうして2人は白川温泉で一泊した後、提督を探す旅を続けた。


ー三重県、伊勢神宮ー

三重県、伊勢神宮。天照大神が祀られている神社の大元である。その信仰は古代からあり、織田信長や豊臣秀吉も伊勢神宮に寄付したと言われている。江戸時代には庶民によるお伊勢参りが流行、中には女性だけや子供だけのものもあった。東海道中膝栗毛の弥次さん、北さんが目標としたのもここである。皇室とも繋がる神社でもある。

提督「伊勢神宮にやってきたな」

赤城「赤福♪赤福♪」

吹雪「それより先にお参りしましょうよ…」

明石「一生に一度はお伊勢さんですか」

夕張「きて見たかったんですよ」

伊良湖「伊勢神宮ですか…。内宮と外宮、どっちを行くんですか?」

提督「両方行くよ」

叢雲「そうなのね」

金剛「それより艦娘と合流するんですカ?」

提督「そうだ」

飛龍「どこで合流するんですか?」

提督「鳳翔の連絡だと宇治橋前にいるらしいよ」

ー宇治橋前ー

古鷹「提督、お久しぶりです!」

大和「こんにちは提督!」

摩耶「久しぶりだな!」

アイオワ「Helloアドミラル!」

榛名「こんにちは提督、金剛お姉様!」

提督「鳳翔が言っていたのはお前らか」

吹雪「こんにちは、皆さん!」

赤城「賑やかになりそうですね!」

飛龍「そうですね」

金剛「ヘーイ榛名!久しぶりデース!」(≧∇≦)

明石「金剛さんも嬉しそうですね」

夕張「また楽しくなりそうです」

伊良湖「皆さん、これからもよろしくお願いします!」

合流する艦娘「よろしく!」

※大和、アイオワ、榛名、摩耶、古鷹が合流しました!

ー宇治橋から内宮へー

宇治橋は五十鈴川に架かる内宮へと通じる橋である。五十鈴川は長良型軽巡洋艦二番艦の『五十鈴』の名付けられる元になった川でもある。この橋は伊勢神宮の建て替えの4年前に変えられるらしい。近くの鳥居は高さ7.44m、総重量5t。20年に1回変えられるらしい。

アイオワ「それにしてもJapanの景色はbeautifulネ」

古鷹「伊勢神宮には前から行きたかったんです」

榛名「今回は内宮だけですか?」

提督「いや、外宮も行く予定だけど」

摩耶「それにしても結構山の中にあるな」

飛龍「そういえばヤマトタケルもここに来たんですよね?」

金剛「誰ですカ?」

赤城「日本最古の記録、古事記に出てくる英雄ですね。ここに草薙剣と火打石を取りに来たことでも有名ですよ」

大和「それにしても日本の神社の大元がここにあるなんて風情がありますね」

吹雪「出雲大社や太宰府天満宮にも行きたいですね」

提督「それは行けたらな」

伊良湖「そういえば鳥居って朝日が差し込むように計算されているんですよね」

叢雲「そうなの?」

提督「ああ、冬のある時期になると鳥居の中に朝日があるように見えるんだ」

明石「へー!日本の宮大工の考えは凄いですね!」

夕張「そろそろ内宮ですよ」

提督「それじゃあ、行くか!」

ー内宮ー

宇治橋を渡り、しばらく行くと内宮に着く。本当は外宮→内宮の順なのだか、今回は内宮→外宮とさせてもらう。内宮は皇大神宮の一般的な呼び方であり、神体を真実を映し出す八咫鏡、主祭神を天照坐皇大御神として祀っている。太平洋戦争時に空襲があったが被害がなかったという。

提督「内宮に着いたな」

赤城「綺麗ですね」

明石「まだ改装されたばかりですからね」

大和「真新しい木で出来ていますね」

吹雪「お参りって二礼二拍手一礼ですよね」

アイオワ「どういう意味ですカ?」

金剛「日本の神社のお参りの仕方デース」

榛名「確か始めの二礼は神様の呼び出すためのものですよね」

古鷹「お賽銭っていくらがいいんですか?」

提督「いくらでもいいが大抵は五円玉だな。10円は止めといた方がいい」

夕張「ご縁ですか…」

提督「昔から言われている事だから」

提督「それじゃあ、お参りするぞ」

パンパン…

提督「よし、次外宮に行くぞ!」

吹雪「どうしてそんなに急いでるんですか?!」

提督「作者がテスト勉強しながら書いていて、次の場面を考えているんだよ!」

赤城「メタいですね…」

多聞丸「すいません…」

キング・クリムゾン!!

ー外宮ー

内宮から外宮までは徒歩で50分かかる。(バスだと20分)街の中にあるだけに外宮は駅から5、6分で着く。境内には清盛が勅使の際、触ったとされる清盛楠や初夏には三重県花ハナショウブが咲き乱れる『勾玉池』などの自然が豊富に残され、非日常空間を形成する。

吹雪「急いで外宮に来ましたね…」ハァハァ

大和「途中、飛ばされたような…」

明石「大和さん、それ以上はいけない…」

古鷹「なんか途中で『この世には結果だけが残る』って聞こえました…」

金剛「きっと幻聴デース…」

飛龍「それにしても神聖な場所だね…」

提督「よし、みんないるな。それじゃあ行くか」

赤城「待ってください。この赤福食べてからでもいいですか?」モグモグ

提督「お前いつの間に…」

赤城「さっき走っている時です」

提督「お前はいやしんぼか…」

赤城「失礼な!私はちゃんと食べ物に感謝してますよ!」プンプン

アイオワ「喧嘩はNONO。仲良くしましょう」

摩耶「アイオワの言っている通りだせ…」

叢雲「あんたも赤城さんに対して厳しいわよ。もう少し優しくなさい…」

提督「…すまん、言いすぎた…」

赤城「…私の方も…ごめんなさい…」

夕張「仲良く出来たようですね」

金剛「それじゃあLET'S GO!!」

ー外宮内ー

提督「それにしても内宮とはまた違った趣があるな」

赤城「そうですね。なんか心が落ち着くというか」

吹雪「提督は御朱印ってやってるんですか?」

提督「御朱印?なんだそれ?」

古鷹「御朱印は神社などの行った記念に書くことができるものです」

夕張「元々は写本を納める際に書かれるものですが、最近は若い人にも御朱印を貰うために神社やお寺に参拝する人も多いですよ」

大和「私も持っていますよ。提督もやってみては?」

提督「そうだな…やってみるか」

ー外宮ー

提督「それじゃあ、お参りするか」

艦娘「はーい!」

パンパン…

提督「ん?何か力が湧いてくるような…」

吹雪「司令官、私もです」

赤城「神様のいたずらでしょうか?」

大和「加護ですね」

※これにより、提督と艦娘は強化されました。(効果は永続)

提督「それじゃ、俺も御朱印をやるか」

ー御朱印所ー

提督「貰ったぞ」

吹雪「良かったですね」

古鷹「これでここに来た印になりますよ」

御朱印帳と外宮、内宮の御朱印を手に入れた!

※御朱印について説明します。御朱印は神社や寺に行くと貰えます。集めると強化やラッキーイベントが起こります。どんどん集めてください!

提督「それじゃあ、次の場所に行くぞ」


ー舞鶴鎮守府ー

陽炎「うーん…。あれから調べているけどこうなったには理由があるのかしら…」

舞鶴提督「どうした、陽炎?」(以後舞提)

陽炎「て、提督!」

舞提「何か調べていたのか?」

陽炎「う、うん!陣形について少し…」

舞提「!…陽炎、お前嘘をついてるな」

陽炎「えっ!なんの事かし…」

舞提「お前が嘘をついている事は分かるぞ。目が泳いでる」

陽炎「…流石提督ね」

舞提「まあな、俺は先輩に色々教えてもらったからな」

陽炎「先輩?誰よ」

舞提「うん?横須賀の提督だが?」

陽炎「!提督…少し相談が…」

舞提「何だ?」

陽炎「その横須賀鎮守府の提督のことなんだけどこれを見て」

舞提「なになに…。なんだって!先輩が逃げ出しただと!」

陽炎「そうなの。見た感じ大淀さんが関わっているようだけど…」

舞提「先輩は今どこに?」

陽炎「分からないわ…。でも鎮守府の様子を見た感じ捕まってはなさそうだけど」

舞提「なるほど…。俺は元帥に聞いてくる。陽炎は引き続き調査を頼む!」

陽炎「そのつもりよ。もう一度横須賀鎮守府に行ってもいいかしら?妹に聞いてみるわ」

舞提「誰にだ?」

陽炎「多分この事に絡んでいるのは…『不知火』かしら…」


ー翌日、大本営ー

元帥「あいつはどこにいるのかのかのう…」

コンコン…

元帥「いいぞ」

舞提「失礼します!」

元帥「お前は舞鶴の…何の用だ?」

舞提「元帥閣下聞きたいことが、先輩の事ですが」

元帥「横須賀の提督か。なんだね」

舞提「先輩は逃げ出したんですか!」

元帥「!何故それを!」

舞提「陽炎を横須賀鎮守府に送った際、こんな書類を」バサッ

元帥「なんだと…。大淀め、本性を現したのか」

舞提「元帥、教えてください!先輩に何が起こっているのか」

元帥「待て、声がでかい。あやつの逃げたことは秘密事項なんじゃ。知っているやつはわしを入れて数人なんじゃ」

舞提「すみません…。気が動転していました…」

元帥「よい、わかった。教えよう提督のことを…」

舞提「はい…」

元帥「実はな、大淀は野心家なんじゃよ」

舞提「えっ!そうなんですか!?」

元帥「次にお前は『なんで先輩の所に送ったんですか』と言う」

舞提「なんで先輩の所に送ったんですか!はっ!」

元帥「それはな、猛獣使いに猛獣を扱ってもらおうと思ったのだ」

舞提「猛獣ですか…」

元帥「董卓って知っているだろう」

舞提「はい、確か後漢時代末期の将ですよね」

元帥「そうだ、漢室を操り悪名名高い佞臣だ。大淀は実際に横須賀を乗っ取ろうとしていた」

舞提「人は見かけに寄らないんですね…」

元帥「だから普通の提督ではダメだと思い、大淀をあやつの所におくった」

ー着任前ー

元帥「おめでとう、君を横須賀の提督に任ぜよう」

提督「はっ!粉骨砕身の覚悟でやります!」

元帥「そう固くなるな、わしとお前の仲だろう」

提督「は…では分かりました」

元帥「そうじゃ、固くなくていい。それと提督と共横須賀に送る艦娘を紹介しよう」

提督「ありがとうございます!」

吹雪「はじめまして、吹雪です!よろしくお願いします!」

明石「工作艦、明石です!」

元帥「それともう1人…」

大淀「大淀です、任務や事務はおまかせください」

提督「元帥、今までありがとうございました」

元帥「提督、頑張れよ。それともう1つ」

提督「なんでしょう?」

元帥「艦娘を外へ出してくれんか?」

提督「?分かりました」

元帥「ありがとう、大淀の事じゃが…」

提督「はい、なんでしょう」

元帥「あやつには反骨の相(将来裏切る可能性があることを示す相。三国志の蜀の魏延に見られた)が見える。お主を裏切るかもしれん…」

提督「ということは、注意しろということですか」

元帥「ああ、大淀が本性を見せたら殺されるかもしれん。場合によっては解体か逃走しろ」

提督「では、なんで私に?」

元帥「あやつは成績はいいし、事務も完璧じゃ。でも中は真っ黒だろう。ほかの者に渡したら乗っ取られて殺される。しかしお主は兵法や人間観察が得意だ。お前ならあやつを使えこなせるかもしれん」

提督「…他の人に渡したらですか。分かりました。できる限りやりましょう」

元帥「そう言ってくれると嬉しい。よろしく頼む…。すまんな、こんな事頼んで…」

提督「いえ、元帥が言うなら私も頑張りますよ」

ー現在、大本営ー

舞提「そんな事が…」

元帥「あやつの真の目的はひとつ。提督を殺し鎮守府を乗っ取って大本営を襲撃し、軍を乗っ取っる事じゃ」

舞提「そんな…」

元帥「とにかく大淀に権力を持たせてはならん。全力であやつを補佐して欲しい」

舞提「分かりました!」


ー横須賀鎮守府ー

陽炎「また来たわね…不知火を訪ねましょう」

ー不知火の部屋ー

陽炎「不知火、いる?」

不知火「陽炎でしたか、久しぶりですね」

陽炎「ちょっと話したいことがあるんだけどいい?」

不知火「構いませんよ」

陽炎「失礼するわ、今日来たのはこの鎮守府のことよ」

不知火「…それがなんのことで?」

陽炎「単刀直入に言わせてもらうわ。貴方、提督の居場所を知っているんでしょ」

不知火「……」ピクッ

不知火「…私にはなんの事だか…」

陽炎「今、一瞬間を置いたわね。それは知っているという証拠よ」

不知火「……」

陽炎「知りたいわ、貴方は提督の何を知っているの?」

不知火「…いくら陽炎でも話すことは出来ません…」

陽炎「…それならこれはどう?」バサッ

不知火「…!これは!」

陽炎「やはり知ってるようね、私にも話してもらうわよ。全てを吐きなさい」

不知火「…分かりました。では案内します」

ー居酒屋、鳳翔ー

鳳翔「ふー…。平和ですね」

不知火「失礼します鳳翔さん」

鳳翔「あら、不知火さん。どうかしましたか?」

陽炎「失礼します」

鳳翔「あら、見ない顔ね」

陽炎「舞鶴鎮守府に所属している陽炎と言います。突然ですがここの提督と関わりがあるそうですね」

鳳翔「…どこでそれを」

陽炎「以前、この鎮守府に来た時にこの紙を」スッ

鳳翔「……」

不知火「すみません、鳳翔さん。不知火の落ち度です…」

鳳翔「いいえ、知られてしまっているのなら素直に話した方がいいでしょう」

間宮「こんにちは、見ない顔ですね」

鳳翔「間宮さん…」コショコショ

間宮「…そうですか。なら話しておいた方がいいでしょう」

陽炎「ありがとうございます」

ー説明割愛ー

陽炎「…そうですか、そんな事が…」

鳳翔「このことはくれぐれも…」

陽炎「分かってるわ」

不知火「陽炎はこれからどうするのですか?」

陽炎「私は自分で調べてみようかしら」

不知火「そうですか」

陽炎「私の姉妹を他の鎮守府に送って知らせようかしら?」

鳳翔「いや、今はやめておいた方が」

陽炎「分かったわ、送るのはもう少し後にするわ」

鳳翔「これからも舞鶴と横須賀とのパイプになってくれないかしら」

陽炎「分かりました、よろしくお願いします」

陽炎 忠誠度100


ー岐阜県、大垣市ー

岐阜県の西に位置する大垣市。ここは関ヶ原の戦いの直前、石田三成率いる西軍が赤坂(大垣市赤坂)にいる徳川家康率いる東軍と睨み合った場所である。しかし大垣ではぶつかることなく、両者は関ヶ原で対峙することになる。また大垣市は松尾芭蕉の「奥の細道」の終着点としても知られている。『蛤やふたみ別れてゆく秋ぞ』の句を読みここで奥の細道は終わっている。

ー大垣城ー

石田三成が最後に入った城である大垣城、織田家や池田家(織田信長の乳母の一族、池田恒興、輝政が有名)に関係ある城でもある。関ヶ原の戦いの籠城戦を描いた『おあむ物語』という話が残っている。関ヶ原の戦い後に落城、現在は鉄筋コンクリートの天守閣が残っている。

瑞鶴「大垣市まで来たけど提督さんには会えなかったね…」

翔鶴「もしかしたら提督は岐阜県には来てなかったかもしれないわね…」←正解

瑞鶴「それよりもここって関ヶ原に近いよね、後で行きたいな」

翔鶴「そうね、ここから近いから行ってみましょう」

?「あら、貴方たちここで何をしているの?」

瑞鶴「あ、あなたは…」

加賀「久しぶりね、五航戦」

翔鶴「か、加賀さん!」

加賀「Yes I am!」

瑞鶴「って何してるんですか…」

加賀「七日前、三重に行ってきて岐阜を観光しているのだけど」

実は加賀は提督達と別れた後三重から岐阜に移動していた。そこでしばらく観光をしていたのだ。

加賀「翔鶴、瑞鶴。あの時はごめんなさいね…。あなた達に八つ当たりをしてしまって…」シュン

瑞鶴「いえいえ、謝ってくれたのならそれで…」

翔鶴「そうですよ、もういいですよ」

加賀「そう…ありがとう」

瑞鶴「ところで加賀さん、提督さん知らない?」

加賀「提督なら三重県で会ったわよ」

翔鶴「ということは提督は岐阜ではなく三重県に…」

瑞鶴「嘘でしょ…」

加賀「本当よ、赤城さん達ともあったわ」

瑞鶴「赤城さん達も合流していたんだ」

加賀「2人とも、旅をしているの?」

瑞鶴「うん、名古屋から提督さんを追っているだけど追いつけないのよね…」

翔鶴「熱田神宮で信長さんに犬山市に行けと言われたんですけど会えませんでした…」

加賀「…何を言っているか分からないけどとにかく提督を探しているのね」

瑞鶴「そうだ、加賀さんも来ない?提督にあっているなら合流できるかもそれないし」

加賀「…翔鶴、貴方はいいの?」

翔鶴「私も構いませんよ」


加賀 忠誠度75→89


※安価を取ります

加賀は瑞鶴達に合流する?>>20

※合流する場合、瑞鶴達と旅をします。合流しない場合、鎮守府に帰還します。

加賀「…そうね、私も一緒に行っていいかしら」

瑞鶴「やった!」

翔鶴「先輩、これからもよろしくお願いします!」

※加賀が翔鶴、瑞鶴と合流しました!

加賀「とりあえず、次はどこに行くのかしら?」

瑞鶴「ここから近い関ヶ原に行く予定です」

加賀「関ヶ原ね、分かったわ」

こうして加賀を加えた翔鶴、瑞鶴は関ヶ原を目指して進み出した。


ー横須賀鎮守府ー

あれから数日、陽炎は鳳翔と共に大淀の事を調べていた。神通なども鳳翔に事情を知らされ、陽炎に協力するようになっていた。

敷波「それにしても舞鶴の艦娘がね…」

大井「私たちの鎮守府の事を知って協力してくるとは思いませんでした」

陽炎「すみません…急に…」

大井「いいわよ、どうせじっとしていてもあの独裁者に遠征に連れていかれるだけだから」

神通「これ、追加の資料です」ドサッ

伊58「ありがとうでち。それにしても量が多いでち…」

間宮「とにかく一つ一つやっていかなければいけませんね」

浦風「しかし、大淀さんは着いた鎮守府が多いじゃけ」ペラッ

朝潮「大湊、トラックそのあと大本営に着いていますね」

占守「それにしてもおかしいでしゅ…」

武蔵「何処がだ?」

占守「普通艦娘が着任するのは異動がない限りひとつの鎮守府っしゅ。でもこれはあまりに異動が多い気がするっしゅ」

大鳳「なるほど…。大湊とトラック基地について調べてみますね」カタカタ

神通「それにしても情報が多いのに決定的な証拠が出てきませんね」

鳳翔「何か調べ方が悪いのかしら…」

大鳳「み、皆さん!おかしな事が分かりました!」

武蔵「何!どれだ!」

鳳翔「見せてください!」

大鳳「ここを見てください。ここの数年なんですが提督が不自然な死を遂げているんです」

占守「ほんとだしゅ!」

霧島「見てください!ここ、大淀さんが着任していた時期ではないですか?!」

比叡「確かに!ピッタリ重なります」

武蔵「良し!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし、偉いぞ!占守!」

占守「武蔵さん、いたいっしゅ…」

大鳳「ここの提督の事について調べてみます」

嵐「しかし、なんでこんなに死んでいるんだろう?」

舞風「病気にしては早く死にすぎだしね…」

神風「しかもどちらも着任してから一年経たずに死んでいますし…」

大鳳「ありました。まず大湊の提督ですが相当なブラックだったらしいです。オリョクルや駆逐艦の盾など結構ひどいことをしていたそうです」

神風「うちとは大違いね」

大鳳「そして大淀さんはそこの秘書艦だったようです。提督とも関わりがあったようです」

リシュリュー「関わりがあったのね」

大鳳「そこの提督は憲兵に捕まり、刑務所で死刑の前日にカーテンで首を吊って死んだようです」

嵐「当然の報いだせ」

大鳳「その際、大淀さんは提督に命令されていた被害者としてトラック基地に移ってますね」

朝潮「確かにただ命令されていただけかもしれませんでしたしね」

大鳳「その後、トラック基地に移動しましたが提督を虐待し、提督が切腹で自殺。大淀さんは更迭され、解体処分が決まっていたのですが取り消しとなり横須賀鎮守府に着任した訳です」

陽炎「2人目の提督について教えて」

大鳳「はい、どうやら新人の提督だったようです。提督のように外出の禁止、食事の制限、暴力など色々受けていたそうです」

武蔵「なるほど…」

大鳳「提督の死に様は腹を十文字に斬った後、腸を掴んで恨めしい顔で死んでいたそうです…」

舞風「…なんか暗くなってきちゃった……」

(なお、腸を掴んでいるのは戦国時代に見られる切腹のやり方で恨めしいくて腸を掴んで死ぬと言われています。これを無念腹と言います)

大鳳「でもなんでこれだけの大罪を犯しておきながら大淀さんは解体処分されなかったのでしょう」

鳳翔「ひとつは恩赦ですね。でもその可能性はないかと」

間宮「となると…」

武蔵「誰かが裏で操っているな…」

大鳳「はい、ここまでは憶測ですがそれが正しいでしょう」

陽炎「…私達はとんでもないものと戦おうとしているのね…」

鳳翔「はい、大淀さんだけでなく裏に軍がいるということは相当な事です」

陽炎「とりあえず、私の提督に知らせます」

鳳翔「ええ、頼みましたよ」


ー岐阜県、関ヶ原町ー

大垣市から少し進んだ場所にある関ヶ原町。彼方に伊吹山を望むこの土地は1600年9月15日、徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍が激突した。当日濃霧に包まれた戦場を火蓋を切ったのは井伊直政であった。その後拮抗が続いたが正午松尾山に陣取る小早川秀秋の裏切りにより大谷吉継が切腹。西軍諸将も雪崩をうって敗走し天下分け目の戦いは一日で決着が着いた。これには九州の黒田官兵衛、東北の伊達政宗、信州の真田昌幸を驚かせた。(近年、関ヶ原の戦いはなかったという説があり、小早川秀秋の裏切りは元々決めていた事ともいわれている)


ー関ヶ原古戦場ー

瑞鶴「関ヶ原町に着きましたね」

翔鶴「ええ、それにしても人形だらけね」

加賀「これは関ヶ原の戦いを現した人形を模したものらしいわ」

瑞鶴「はい、加賀さんの朝ごはんです」

加賀「あら、パンなのね」

翔鶴「はい、先輩が好きだと思うメロンパンを買いました」

加賀「ありがとう。それにしても…」

瑞鶴「何?どうかしたの?」

加賀「メロンパンってよ、おかしいじゃないの!カレーパンは分かるわ。中にカレーが入っているから、アンパンも分かるわ」

翔鶴「えっ、先輩?!」

加賀「けどよ、メロンパンは中にメロンが入ってないじゃないの!一体どういうことなのよ!!」

翔鶴「?!?!」

瑞鶴「加賀さん、落ち着いて!」

加賀「いわれている理由はメロンに似ているからだ~。舐めてんのか!」

瑞鶴「加賀さん!?」

加賀「どういうことなのよ!どういうことなのよ!」

翔鶴「瑞鶴。先輩どうしちゃったのよ…」アワワ

瑞鶴「加賀さんは食にすごい敏感で疑問があるとこうなるよ…」

ー5分後ー

加賀「ごめんなさい、取り乱したわ…」

瑞鶴「大丈夫ですよ、翔鶴姉が驚いていましたけど…」

翔鶴「先輩がいきなり大きな声を出すのでびっくりしました…」

加賀「驚かせて悪かったわ…」

瑞鶴「気にしないでください。加賀さん行きましょう」

加賀「そうね、観光を楽しみましょう」

翔鶴「そうですね」

ー大谷吉継の墓ー

福井県敦賀市を治めていた知将、大谷吉継。後年ハンセン病を患い頭巾で顔を隠し指揮を取ったという。石田三成や徳川家康とも親交があり、関ヶ原の戦いの際は東軍につくと思われていたが西軍についた。豊臣秀吉に『百万の大軍を指揮させてみたい』と言わしめた名将である。関ヶ原の戦いの際、小早川秀秋の裏切りを予知しており、備えをしていたが脇坂などの将も裏切ると壊滅。切腹した。首は家臣の湯浅五助に首を打たせたが藤堂高刑(藤堂高虎の甥)が湯浅五助の首を代わりに家康に見せ、吉継の首は五助との約束を守り埋めた場所を言わなかったという。

加賀「大谷吉継の墓ね」

瑞鶴「大谷吉継は知将としても知られていますからね」

翔鶴「それにしてもひっそりと立っていますね」

もし…

加賀「えっ?何か言ったかしら瑞鶴?」

瑞鶴「私は何も…」

翔鶴「もしかして…」

吉継「久しぶりだな、私が見えている人間は…」

加賀「?!?!」

瑞鶴「もしかして大谷吉継…」

吉継「そうだ」

加賀「お、お化け…」

翔鶴「加賀さん、お化け苦手なんですね…」

吉継「それよりあの裏切者(小早川秀秋)はどうなった」

瑞鶴「あんたの呪いで3年で死んだわよ」

翔鶴「しかも断絶しました」

吉継「そうか」

加賀「なんであなた達は普通に喋れているの…」

※小早川家は関ヶ原の後加増されたが秀秋の死後、跡継ぎがいないため改易になった。

吉継「それより何の用だ」

瑞鶴「関ヶ原に来たのでここに寄りました。質問いいですか?」

吉継「いいぞ」

瑞鶴「なんで関ヶ原の時、逃げずに戦ったんですか?」

吉継「…たまには流れに逆らうのも悪くない。そう三成に教えてもらった」

加賀「…なるほど」

翔鶴「だから敗北を覚悟した時逃げずに…」

吉継「あいつは捕まって処刑されたが俺からすれば良い友だったよ」

瑞鶴「そうなんですね…」

吉継「話は変わるが何か叶えて欲しい事はあるか?」

翔鶴「いいんですか?」

吉継「久しぶりに話し相手をしてくれたお礼だ。なんでも言ってくれ」

(安価を取ります)

願い事を1つ>>21

(願い事はなんでも構いません。必ず叶います)

加賀「…私でもいいかしら?」

瑞鶴「いいですよ」

翔鶴「何をお願いするんですか?」

加賀「現在の横須賀鎮守府の様子を知りたいわ」

瑞鶴「いいですね」

吉継「分かった。千里眼を通して見てみる」

じー( ⚭-⚭)

瑞鶴「凄いわね…」

吉継「…見えた!ふむふむ、鎮守府は相変わらず遠征などをしているようだ」

加賀「私が離脱しても何も変わっていないのね…」

瑞鶴「加賀さん…」

吉継「…あれは、鳳翔とやらか。美人で清楚でいいですな…」

翔鶴「何やってんですか!」

吉継「すまんすまん、あれは舞鶴の艦娘だな。確か名前は陽炎とか言ったな」

瑞鶴「なんで舞鶴の艦娘が?ていうかなんで名前わかるのよ」

吉継「冥界では生者の名が分かるのだ。元々お前らは前世、つまりあの世にいた訳だしな」

翔鶴「な、なるほど…」

吉継「何か話をしているな。なになに…。提督が追放された理由が分かったそうだ」

加賀「本当!」

吉継「ああ、理由は誰かが裏で糸を引いているからだと」

瑞鶴「それは誰?」

吉継「それはわからん。それと大淀は前の鎮守府でも問題を起こしていて解体されるはずがされなかったらしい」

翔鶴「ということは…」

加賀「誰かが確実に裏で糸を引いているわ」

吉継「…それくらいか。わしは天にいく」

加賀「ありがとうございました」

瑞鶴「ありがとう」

翔鶴「ありがとうございました」

吉継「ああ、それともうひとつ。お前らの後ろに誰かがいるぞ」スッ…

瑞鶴「えっ!」振り向き

加賀「何者!」

その声を発した途端、加賀は弓を取り出して構えている。替弦は赤城に貰った。翔鶴や瑞鶴も背負っていた弓を構え矢を番えた。

?「待ってください!撃たないでください!」

瑞鶴「あ、あなたは…」

(安価を取ります)

瑞鶴達は誰と会った?>>22

※既に合流している艦娘や敵対している艦娘はなしとします。なお、既に仲間になっている艦娘ももダメです。今回選んだ艦娘は強制的に仲間になります。

扶桑「待ってください!撃たないでください!」

瑞鶴「扶桑さん、なんでここに」スッ

扶桑「あの…鎮守府にいても暗いので岐阜県に旅行に来ていたんですが、大垣市で偶然見つけましたので着いてきたんです…」

加賀「なら言ってくれれば…」

扶桑「3人がとても仲良かったので話しかけにくかったんです…」

翔鶴「そうだったんですね…」

扶桑「あの…この後私は予定無かったですし、鎮守府にも戻りたくないのでついって行ってもいいですか?」

加賀「どうするの?」

翔鶴「私は構いませんが…」

瑞鶴「私もいいよ」

加賀「なら決まりね。扶桑さん、貴方を歓迎するわ」

扶桑「皆さん、ありがとうございます」


扶桑 忠誠度93


加賀「そういえば山城さんはどうなったの?」

扶桑「しばらくは大丈夫だったのだけど、1ヶ月経った頃から気がおかしくなっていったんです」

翔鶴「まさかあの宗教に…」

扶桑「はい、私の力では止めることが出来ず…」

瑞鶴「まだあの宗教、流行っていたのね…」

扶桑「はい、皆さん。これからよろしくお願いします」

※扶桑が仲間になりました!

加賀「よろしく頼むわね」

翔鶴「よろしくお願いします」

瑞鶴「よろしく!」

扶桑「フフフ、楽しくなりそう」


ー横須賀鎮守府ー

大淀「提督を讃えよ!提督を讃えよー!」

蒼龍「提督を讃えよー!」

羽黒「提督を讃えよー!」

足柄「提督を讃えよー!」

五十鈴「提督を讃えよー!」

萩風「提督を讃えよー!」

山城「提督を讃えよー!」

最上「提督を讃えよー!」

三隈「提督を讃えよー!」

鈴谷「提督を讃えよー!」

熊野「提督を讃えよー!」

艦娘「「「提督を讃えよー!」」」

神風(何よこれ…。みんな狂ってるわね…)

神風は潜入調査をしていた。鳳翔に言われ、裏切ることの出来ない神風に調査を頼んだのだった。

神風(みんな、大淀さんに利用されているわ…。なんとかしないと…)

大淀(ふふふ…気の狂った人ほど使いやすい人はいないわ。これで提督を見つけて殺せば、あの人の目的は達成される)

神風(ここにいるだけで気が狂いそうになる…はやくでないと…)

大淀「さぁさぁ!どんどん提督を崇めるのです!」

艦娘「「「提督を讃えよーー!!」」」

ー廊下ー

神風「なんなのよ…あれ…」

日向「やあ、神風」

神風「日向さん…どうしたんですか?」

日向「あの宗教が流行ってから瑞雲が売れなくなってな…商売上がったたりなんだよ…」

神風「それは大変ですね…」

日向「今まで売れていたんだが…」

伊勢「いや、今まで押し付けていたでしょ…」

日向「違うんだ。あれは瑞雲の良さを…」

伊勢「そう言って無理やり乗せられない子まで売っていたじゃん!」

日向「うむむ…」

神風「そ、それでは私はこれで…」

日向「あれ、名取のセリフじゃなかったっけ?」

伊勢「そんなことより片付けるよ!」


ー???ー

?「ふふふ…計画は順調か。大淀、?2」

大淀「はい、宗教を流行らせ完全に我が支配下に置きました」

?2「提督が探されるのも時間の問題でしょう」

?「あいつは何かと活躍してうざかったからな。ここで消えてもらわないと…。ところで大淀、提督は捕まえたか?」

大淀「すみません…。艦娘を総動員させていますが今のところ発見できていません」

?「そうか…なるべく早くしてくれよ」

大淀「はい、全力を尽くします」

?2「ところで大将、あの計画は?」

大将「安心しろ、着々と進んでいる。これが完成すれば横須賀を乗っ取り、軍…いや地球を我がものとできる」

大淀「そのためには提督を屠り、統率権を奪うことが早い。大将、悪い考えですね…」

大将「大淀、お前もじゃ」

2人「( ゚∀゜)フハハ八八ノヽノヽノヽノ \」

?2「それでは私は横須賀を探りに行きます」

大淀「ええ、楽しみにしていますよ…」

『……??』

?2「私はこれで…」

大将「大淀、頼んだぞ、お前を生かしたのはこういう意味だからな」

大淀「はい、大将。おまかせください」


ー三重県、伊賀市ー

三重県伊賀市、かつて忍者の里で賑わったちである。忍者の活躍は江戸時代末期、ペリーの黒船に潜入し持ち物を持ち帰ったのが記録上最後だと言われている。伊賀は平和な時間が流れていたが織田信長の介入で大きく変わる。天正伊賀の乱の勃発である。(1578〜1581)始めは伊賀軍は織田軍を圧倒したが第2次伊賀の乱により壊滅した。その後、信長が本能寺の変で死ぬと家康が伊賀越えをして三河に帰った。この時手を貸したのが服部半蔵と伊賀忍者であり、皇居の半蔵門は幕府が甲府城へ逃げる際の重要な門だった。家康は半蔵に伊賀忍者を付けてここを守らせている。(半蔵は忍者では無い)

ー伊賀、忍者の里ー

提督「伊賀に来たな」

吹雪「山の中ですね」

提督「忍者は山の中で修行していたからな」

アイオワ「oh!JapaneseNINJA!」

明石「アイオワさんも喜んでいますね」

金剛「艦娘でも山を登るのはきついデース…」

夕張「それは歳を…」

金剛「何か言いましたか」<●><●>

夕張「ごめんなさい…」

榛名「金剛姉様も落ち着いて…」

大和「伊賀は山に囲まれた盆地ですからね」

飛龍「私、天正伊賀の乱を知ってるよ」

古鷹「へー!何で知ったんですか?」

飛龍「忍びの国っていう映画なんだけど」

古鷹「ああ!聞いたことある!」

飛龍「昔、蒼龍と見たんだ」

叢雲「どんな映画よ」

飛龍「ええと…。有名な歌手の人が出ていたんだけど…」

古鷹「確か○の大○さんでしたね」

飛龍「そうそう、その人!」

叢雲「だからどんな映画よ…」

赤城「これなんですかね?」

摩耶「兵糧丸って書いてあるな。今の戦闘糧食みたいなものか」

赤城「へー…美味しいですね」

吹雪「私は口に合わなかったです…」

※兵糧丸は戦国時代の軍事食です。そば粉や蜂蜜を混ぜそれをきな粉で味をつけたものらしいです。忍者だけでなく足軽なども食べていました。他にも忍者の軍事食は飢渇丸(飢えを凌ぐ丸薬)や水喝丸(唾液を出して渇きを抑える丸薬)があります。好みによって好き嫌いが別れます。

伊良湖「この天然菱も食べられるそうです」

※天然菱はひしの実を乾かした物です。撒菱(まきびし)として敵を撃退した他、緊急時食べられました。

ー忍者屋敷ー

忍者屋敷、敵が来た際大切な忍術書を盗まれたり、殺されないために造られた屋敷である。罠だらけで隠し扉や隠し通路などで敵を惑わす仕組みとなっている。(そもそも忍者は些細な事で合戦に発展することも多く、あちらこちらで戦いが起きていた。しかも誰々が大根を盗んだなどの理由で…)

提督「ここが忍者屋敷だな」

赤城「すごい仕掛けですね」

飛龍「掛け軸の後ろに穴がある…」

金剛「こっちは回るドアデース!」

榛名「縄ばしごで上に行けるんですね」

古鷹「いざとなったらはしごをしまって登れなく出来ますね」

吹雪「この段差、なんか引っかかりやすいかも…」

提督「それは廊下の段差だな。家の人は慣れているからいいけど敵は転ぶわけだ」

アイオワ「この板、何か変デスネ」

摩耶「なんか板の端を押したら一部が開いたぞ」

伊良湖「ここに何を隠したんですかね?」

叢雲「それは『刀隠し』ね。見た目はなんの変わりのない板床だけど端を押すとスペースが出て、刀を隠せるのよ」

摩耶「でも日本刀って曲がってなかったか?」

提督「忍者刀は日本刀より真っ直ぐで短いから狭いスペースにも隠せたんだよ」

夕張「……何か思いついたかも」

明石「私も!」

提督「そうか、なら良かった」

吹雪「???」

提督「それじゃあ行くか」

ー忍者道場ー

係員「それでは手裏剣投げをやってもらいましょう!」

アイオワ「WOW!JapaneseNINJA服!」

大和「全員くノ一ですね」

摩耶「は、恥ずかしいぜ…」

飛龍「手裏剣って2つ種類があるんだね」

提督「ああ、棒手裏剣と十文字手裏剣と別れているよ」

棒…手の平に隠しやすい代わりに扱いにくい。敵に拾われても使われにくいメリットがある。手を傷つけにくい。

十文字…扱いやすい代わりに手を傷つけやすい。色々な形がある。

吹雪「うーん…当たらないな」トン

提督「コツがあるんだよ。回転させないようにして…」真ん中

係員「おお!上手ですね」

提督「ありがとうございます」

金剛「私も当たったデース!」

榛名「流石金剛お姉様!」

提督(これを活用出来ないかな?)

吹雪「あっ!当たりました!」

提督「良かったな!」

吹雪「はい!」

明石「この十文字手裏剣、当たりにくい…」

夕張「仕方ないですよ…」

叢雲「あ、当たったわ」

古鷹「上手ですね」

叢雲「あ、ありがとう♪」

伊良湖「私はさっぱりですね…」

吹雪「コツを教えましょうか?」

伊良湖「あ、お願いします」

赤城「フッ、鎧袖一触です」

飛龍「それ加賀さんのセリフ…」

ー夕方ー

提督「どうだった?」

吹雪「楽しかったですよ」

アイオワ「NINJAを楽しめたワ!」

飛龍「いい経験になったよ」

赤城「兵糧丸、美味しかったです」

明石「いいアイデアが浮かびましたよ!」

提督「よし!出発するか」


ー大将の部屋ー

大将「俺は権力と金でここまで登ってきた。あいつにはない力でな」

大将「なのに、クソ!」

大将「何もかも上手くいかねえ!6年前もそうだった」


ー6年前、海軍合同演習ー

海軍合同演習、鉄底海峡の攻略に向けて開かれた軍事演習である。そこには元帥の他、総理大臣まで来ていた。

総理「あの若者は誰だ?凄い用兵だ」

元帥「は、あれは横須賀の提督です」

提督「右、少し遅れているぞ。左、その調子だ」

吹雪「はい!」

叢雲「分かったわ」

赤城「了解です!」

加賀「分かりました」

総理「複数の艦娘を一度に指揮をしている。その艦娘も陣形の乱れがほとんど無い…。あの若者を呼んでくれ」

元帥「分かりました。提督、ちょっと来てくれ」

提督「分かりました。暫し休憩だ」

艦娘「了解です!」

総理「君が提督か」

提督「はい!なんの用でしょうか?」

総理「君の用兵には感心したよ!陣形の乱れが少しもない。君は諸葛孔明(三国時代の蜀の軍師)や曹操(魏の基礎を作った人物、孫子の兵法なども写本している。現在、孫子が残っているのは曹操が写したから)にも劣らない戦の天才だ」

提督「はっ!ありがとうございます。でもこれは私だけでなく艦娘の力があってこそです」

総理「そうか、これからも頑張ってくれ」

提督「ありがとうございます!皆、訓練に戻るぞ!」

艦娘「はい!」

大将「なんだよ、あいつ…」

提督「いいぞ!安定してきたな」

大将「ふざけやがって!」

提督「ん?なんだあれ?」

吹雪「司令官!前方に北方棲姫が発見されました!演習を中止し、これより戦闘に…」

大将(くっ…あいつめ、取り逃したか…)

提督「待て、相手が攻撃するまで待機だ。戦闘意思が無いかもしれん」

赤城「それでは私と加賀さん、長門さんが向かいます」

提督「頼んだ」

北方「アナタタチ、ナニシニキタノ…」プルプル

加賀「赤城さん、すごい怪我です!」

赤城「貴方はなんでここにやってきたの?」

北方「艦娘二キュウニ襲ワレタ…。ポッポ、遊ンデイタダケナノニ…」

長門「どうやら戦闘意思はないようだ。提督に連絡しよう」

提督『そうか、なら傷の手当をして帰らせてやれ」

大将「待て!なぜ敵を逃がす!」

提督「攻撃意思があれば攻撃するべきですがそのような様子はないからです」

大将「そんな訳はあるわけねぇ!今すぐ殺せ!」

提督「…さては何か理由が有りますね」

大将「……」

提督「図星ですが、やはりいきなり殺すなどというのでおかしいと思いました」

大将「う、うるせえ!深海棲艦なんて同じだろうが!」

提督「…あなたがどういう人間か分かりました。私がこの子を預かります」

大将「何故だ!私によこせ…」

バシン!

大将「…くっ」

提督「抵抗する意思がないなら殺さない、それが武人です。あなたは吐き気のするような悪だ!あなたは自分の都合で殺そうとしている。これが悪と言わずなんという!」

大将「……」

総理「そこまでだ。提督殿」

提督「総理…」

総理「元帥よ、この子を提督殿に預けてくれんか?この人ならできるだろう」

元帥「分かりました。提督、北方棲姫をお前に預ける」

提督「ありがとうございます」

総理「大将って言ったな。お前は最低のゲスだ。軍人に有るまじきことだ。恥を知れ!」

大将「くっ……」


ーその夜ー

大将「クソ、あいつのせいで…」

吹雪「今日、司令官が褒められていたね!」

叢雲「あいつのおかげで北方棲姫も帰れたしね」

大将「あいつは…フフフ、いい事を思いついた」

ー艦娘宿舎、裏ー

吹雪「司令官から呼ばれたんだけどなんだろう…」

大将「やあ、君は吹雪だね」

吹雪「あなたは、大将!」

大将「上手く引っかかってくれたね。罠だと知らずに…」

吹雪(逃げないと…!)ダッ

大将「逃がさないよ!」パシッ

吹雪「は、離して!」

大将「フフフ、艦娘は艤装を外せばただの少女。お前は何も出来ない!」

吹雪「な、何を…」

大将「こうするんだ」ズキューン!←キス

吹雪「んーー!」ジタバタ

大将「ぷはぁ、お前、まだキスはしたことないんだろう。初めての相手は提督ではない!この大将だ!」

吹雪「う…ううう……私のファーストキス…」グズグズ

ー翌朝ー

大将「フフフ、来たか」バタン!

提督「聞いたぞ!大将!!」

大将「それがどうしたんだ」

提督「貴様は許さん!」

大将「フフフ、当たるかよ」ドガッ

提督「グハッ!」

大将「この世は権力が全てを言う。権力を持たない貴様は俺に攻撃出来ない!」

提督「違うな。お前は勘違いをしている…」ゆら…

大将「ほほう…。どこが違うんだ?」

提督「権力はお前が勘違いしているものじゃない!権力とは正義の心で人の上に立ち、人々を導く力だ!」ドガッ!

大将「何〜!」

提督「大将!君が反省するまで!殴るのを!」ドガッ!ドガッ!ドガッ!

大将「グハッ!ゲハッ!」

提督「殴るのを止めない!!」ブン!

大将「ゲボラ!」

こうして急遽、演習は中止。提督は営巣で5日の謹慎を命じられ、大将は独房へ1ヶ月閉じ込められることになった。

ー大本営、営巣ー

提督「………」カキカキ←兵法書の書き写し

見張り「提督殿、お客様が…」

提督「誰だ?」

吹雪「司令官…こんにちは…」

提督「吹雪…」

吹雪「司令官、ごめんなさい…。私が不甲斐ないばかりに…」エグッ…エグッ…

提督「…見張り殿、格子戸を開けてくれないか?俺は逃げないから」

見張り「はっ…分かりました」ギィー…

提督「吹雪、入ってくれ。話をしよう」

吹雪「はい…」バタン…

吹雪「ごめんなさい…。司令官に迷惑かけてしまいました…」ギュッ

提督「いいんだ、お前が無事なら俺はいい。辛かっただろう。ここで泣け、俺は何処にも行かない」

吹雪「はい…」ポタポタ

ー1時間後ー

提督「落ち着いたか?」

吹雪「はい…、ご迷惑をかけました…」

提督「俺は大丈夫だよ」

吹雪「あの…司令官。今夜ここで寝ていいですか?私、不安で…」

提督「俺はいいが…」

見張り「私からは元帥に報告しておきます」

提督「ありがとう。吹雪、おいで」

吹雪「ありがとうございます…」

ー翌朝ー

吹雪「昨日はありがとうございました…」

提督「いいよ、それとこれを鎮守府のみんなに」

吹雪「この木簡は…」

提督「今度の戦場、鉄底海峡の攻略する作戦だ。ここは紙が使えなくて木簡に書いたが」

吹雪「司令官、ありがとうございました。私はこれで…」

提督「ああ、気をつけて帰れよ」

その後、それから1ヶ月後、提督は鉄底海峡を突破し、一躍武名を轟かせた。

ー3年後、吹雪との結婚式当日ー

吹雪「あ、あの…司令官。私でいいんですか?」

提督「なんでだ?」

吹雪「私は駆逐艦ですし、戦力強化なら赤城さん達の方が…」

提督「何言っているんだ吹雪」

吹雪「ふえっ?」

提督「俺が愛したのは赤城でも大和でもない。お前なんだ。もっと自信を持て」

吹雪「でも私のファーストキスは…」

提督「そんなことか、なら…」チュッ

吹雪「ししし、司令官!何を!」

提督「これでお前の唇を奪った。大将にはファーストキスは奪われたがお前を一生大切にするよ。お前以外は結婚しない、お前を本気で愛しているからだ」

吹雪「司令官…」

提督「早く行こう、皆が待っている」

吹雪「…はい!」

提督が吹雪のみを結婚したのか…。それは大将と提督の因縁が原因だった。この事を知っているのは吹雪と提督のみだった。

ー大将の部屋ー

大将「俺にはあいつには無いものがある!なのにあいつの方が偉いだと…ふざけんな!」

大将「あいつのせいでどれだけ苦労したか…でもそれも終わりだ」

大将「成功したあかつきにはあいつとその仲間をグツグツのシチューにしてやる」( ゚∀゜)フハハ八八ノヽノヽノヽノ \


ー横須賀鎮守府、駆逐艦教室ー

暁「うーん…これってどう解くのかしら…」25✕16

電「ちょっと難しいのです」

雷「暁、もっと私に頼っていいのよ!」

足柄「暁、あなたはこの前掛け算が出来たわね。5✕6はいくつかしら?」

暁「ぇぇーと…30かな?」

響「ハラショー、正解だ」

足柄「そうよ、ならあとは簡単よね」

暁「!分かったわ!」

電「本当なのです?」

暁「ええと…出来た!」

足柄「どれどれ…」

25✕16=18(答え400)

足柄「……」チョーク投げ

暁「痛い!」

足柄「なんでさっき5✕6は30なのになんで30より少ないんだよ!おかしいだろうが!」

暁「ぴっ…」半泣き

電「足柄さん、それでやめて欲しいのです!」

雷「やりすぎよ!」

足柄「勉強能力もない!この…」暁の頭掴み持ち上げ

暁「ぴっ…、痛い痛い!」泣き

足柄「腐れ脳みそが!!」ドガッ!!←暁の頭を机に叩きつけた

響「暁!」

暁「ウワーーーン!!」

足柄「勉強し直しなさい」

響「ちょっと足柄さん、いくらなんでもやりすぎだ」

足柄「何?私に意見するつもり?」

電「や、止めるのです…」

雷「ちょっと、2人とも!」

響「暁を保健室に連れていく。雷、電行くよ」睨み

雷、電「は、はい(なのです)!」

足柄「いいわよ、好きにしなさい」

響「それじゃ、行くよ」暁背負い

足柄「今日は欠席にしとくわよ」

響「構わない、世話になった」ガラッ

スタスタ…

?「私もついて行っていいかな?」

足柄「いいわよ」

?「ありがとう」

ー廊下ー

響「2人とも、ごめん…」

電「響ちゃんは悪くないのです」

雷「足柄さんも悪いわよ!」

電「これからどうするのです?」

響「…鎮守府を脱走する」

雷「それは危険よ!何人も脱走しているけど捕まってるし…」

響「そう…だよね…」

ぉーい!

響「タシュケント、なんだい?」

タシュケント「鎮守府を脱走するんだって?」

電「早速聞かれたのです!」

響「何かな?関係ないならほっといてよ」

タシュケント「違うよ!私は同志がいなくなってからこの鎮守府にいることが嫌になってさ…」

響「…用件は」

タシュケント「簡単に話すと…一緒に脱走しない?」

響「…計画は?」

タシュケント「今夜、人知れず空港に行きロシアに逃げる。パスポート、着替えなどを持って集合しよう」

電「大丈夫なのです?」

タシュケント「大丈夫だよ、私は元々ロシアから来たんだ。亡命しても受け入れられるさ。響達も交渉してみるよ」

響「…ありがとう、何時集合にしよう」

タシュケント「今夜、0100。鎮守府正門で」

響「…わかった」

?「……」

ツツー、トントン、ツツー…

ー執務室ー

大淀「…今夜、脱走者ですか」

長門「…そうか、誰を向かわせる?」

大淀「五十鈴さん達にお願いしましょう。ところで三日前、私に口出しした艦娘は?」

長門「…地下の営倉にいる。しかしなかなか躾られないらしい」

大淀「構いません、20日間猶予をあげましょう」

長門「…それでも従わなかったら」

大淀「餓死させましょう」

長門「……わかった」

大淀(本当は研究の元としたいけど、ここで言うのはバレるからやめましょう)


ー三重県、湯の山温泉ー

三重県の山奥、湯の山温泉。養老2年(718年)に傷ついた鹿がこの湯に浸かり傷を癒したことから昔は鹿の湯と名付けられた。元禄時代に荒れ果てた温泉を復興させた。西南戦争の際には湯治場として有名になり、今も多くの人が訪れる。泉質はアルカリ性ラジウム温泉。肌にいいと評判である。


ー女湯大浴場ー

赤城「久しぶりに温泉に入りましたね…」

飛龍「こう言うのもなんだけどキャンピングカーの風呂だったしね…」

叢雲「移動だから仕方ないけどね」

金剛「それにしても伊勢神宮の辺りの廃家に入ってなにかしてましたが何していたんデス?」

明石「それは後の」

夕張「お楽しみです♪」

榛名「他の皆さんはどちらに?」

赤城「なんかサウナに行きましたよ」

ーサウナー

摩耶「暑い…」

古鷹「でも勝たないと…」

アイオワ「私も負けていられなイネ!」

伊良湖「私先に上がります…!」

大和「1人減りましたね」

摩耶「負けるわけにはいかない」

古鷹「だって…」

4人(負けたらこの旅館、最高級の料理湯上り御膳が食べれないから(カラ)!)

ー旅館、個室風呂ー

提督「一緒に入ってきてもいいんだぞ、吹雪」

吹雪「いえ、司令官とも入るのも久しぶりなので。後でみんなに謝っておきますから気にしないでください」

提督「…そうか」パシャ

吹雪「それと気になっていたことが1つあるんですがいいんですか?」

提督「なんだ?」

吹雪「…結婚してから4年、司令官の両親には会ったことがありません。司令官の両親はどんな人なんですか?」

提督「…俺は元帥に拾われたんだ。今から21年前、舞鶴で大きな戦いがあった」

吹雪「海軍史に残る舞鶴合戦ですか…」


舞鶴合戦、今から21年前舞鶴で起こった海軍の内乱である。大本営を乗っ取ろうとする当時の(大将)元帥と当時の舞鶴長官、真田幸家との間に起こった戦いである。結果は第1次は真田幸家が敗れ故郷松代に落ち延びたが2次で取り返し、幸家が元帥を大逆罪で処刑し合戦は終わった。


提督「そこで真田幸家という人が拾ったんだ。孤児の俺を連れて帰った。そしてたどり着いたのがその人の故郷、松代だった」

吹雪「真田家の故郷ですか…」

提督「吹雪、今の元帥に仕えていたんだろ。何か知っているか?」

吹雪「いえ、私は何も…」

提督「そうか…。そして俺はその男の養子となった。名を真田幸光という名を与えられた」

吹雪「…司令官」

提督「吹雪、俺はやるぞ。必ず横須賀に帰る。何年かかってもだ」

吹雪「はい、私も着いて行きます」

提督「もしかしたらこのまま野に屍を晒すかもしれない」

吹雪「それでもいい…」ガバッ

提督「フッ、俺は良い嫁を貰ったものよ…」

風が少し止み、蝉の鳴き声が響く。2人の旅路はまだ始まったばかりである…。


第4章~完~


第5章ー策略ー


それから2日間、一行は湯の花温泉で過ごした後、次の目的地に向かって進み出した。

(安価を取ります)

次の目的地は?>>23

(今月は行動を無しにしようと思います。食事はやります。今回は行先で襲う艦娘が変わります)

金剛「奈良県とかどうデース?」

飛龍「なんで?」

金剛「金剛山地があるからデース!」

叢雲「まあ、ちょうど秋が近いからいいんじゃない?」

提督「それじゃあ出発するぞ」

艦娘「はーい!」

ー三重県名張市ー

提督「伊良湖、食事の用意を頼む」

伊良湖「分かりました!」

ー10分後ー

伊良湖「お待たせしました、伊勢海老の炒め飯と牡蠣のグラタンです。この時期は小ぶりですがどうぞ!」

提督、艦娘「いただきます!」

提督「ん!美味しいな!」

吹雪「このパラパラ具合が最高です!」

飛龍「この牡蠣のグラタンもいいね」

赤城「伊良湖さん、お代わりありますか?」

伊良湖「はい、どうぞ!」

古鷹「それにしても優しい味だね」

アイオワ「veryDelicious!」

大和「今度教えて貰いたいです」

艦娘「ご馳走さまでした!」

夕張99→100

大和99→100

古鷹96→100

榛名99→100

摩耶95→100

提督「それじゃあ行くぞ」


ー一方、瑞鶴達は…ー

加賀、扶桑と合流した翔鶴、瑞鶴は不破関(ふわのせき)と伊吹山を超えて滋賀県に入った。不破関は愛発関と鈴鹿関と共に三関と呼ばれた。(後に蝉丸の歌で有名な逢坂関(おうさかのせき)も追加)不破関の近くにあるから関ヶ原である。壬申の乱や恵美押勝の乱の際には封鎖され、緊急事態には兵士が置かれた。一行は滋賀県の姉川に来ていた。

ー姉川の川原ー

元亀元年(1570年)6月28日、近江姉川で織田、徳川連合軍と浅井、朝倉連合軍が対峙した姉川。当初浅井軍が優勢だったが徳川軍の榊原康政が朝倉軍の側面をつき、決着が着いた。この戦いで浅井軍の遠藤直経(信長暗殺を提案、後に姉川直前には織田に着くことを勧めた。信長の側近に化けて近づいたところを討ち取られた)、三田村国定、朝倉軍の真柄直隆(武器の太郎太刀が有名)が討死、浅井長政、磯野員昌は敗走した。現在も姉川付近は『血川』『血原』の名前が残っている。姉川から小谷城を見上げる。浅井三代が治めた城は織田信長によって打ち滅ぼされ、今は遺跡が残るだけである。小谷城が陥落した後、羽柴秀吉は長浜に城を築城した。現在の長浜城である。


翔鶴「やっと伊吹山を出たわね…」

扶桑「散々迷いましたから…」

加賀「あれはほぼ遭難でしたよ」

瑞鶴「加賀さん、地図と間違えて日本地図持ってきていたからね…」

加賀「仕方ないじゃない…」

翔鶴「瑞鶴のお陰で助かったわ…」

瑞鶴「何とか助かったわね…」

この4人は果たして提督に追いつけるのだろうか…。


ー1の年9月ー

ー奈良県、奈良市ー

南都と呼ばれた奈良市。人口35万人かつて藤原京や平城京が置かれたこの街は寺社や歴史の詰まった町である。

提督「明石、夕張。準備はできたか?」

明石「バッチリです!」

夕張「問題ないです」

吹雪「何するんですか?」

提督「伊勢神宮に寄った際、やった事」

吹雪「ああ…」←思い出した

古鷹「何が始まるんです?」

アイオワ「とても楽しい事が起きそうデース」

飛龍(間違いではないよね…)←前回参照

榛名「提督、パソコンの用意が出来ました!」

提督「ベネ(良し)、作戦開始だ」


ー横須賀鎮守府ー

大淀はイライラしていた。それもそうである。提督が出て行ってから何ヶ月も経っているが一向に見つからない。目撃したという話もあるが全てデマだった。(ほとんどバレてんだけどね…)

大淀「本当にどこにいるのよ!」←だって探す所が違うしね

長門「大淀、提督が見つかったそうだ。三重県鳥羽市だそうだ」

大淀「どうせデマでしょ…」

長門「いや、確かに提督の写真が写っている」

大淀「…信憑性がないと思うけど最上型と択捉型を行かせてちょうだい…」

長門「時雨達は?」

大淀「失敗しすぎて戻って来るなと言ったわ」

長門「…そうか」


ー翌日、三重県鳥羽市ー

伊勢神宮から少し離れた街、鳥羽市。かつてここに日本で初めて戦艦を使った人々がいた。九鬼水軍、元々は伊勢を治める大名だったが1580年木津川沖で当時最強と謳われた村上水軍と戦った。第2次木津川沖海戦で初めて鉄甲船を使い、村上水軍を破ったとされる。大名の名は九鬼嘉隆(くきよしたか)。この街には鳥羽城が残っており、関ヶ原の戦いの際、親子が敵味方に別れて戦った。西軍についた九鬼嘉隆は自害している。それも助命嘆願書の届く少し前だった。今その街に艦娘の一団が現れた。


ー鳥羽市、廃家屋前ー

鳥海「どうやらこの街のようね」ハイライトoff

最上「僕も楽しみだよ」同上

三隈「楽しみですわ」同上

鈴谷「提督、待っててね♡」同上

熊野「今行きますわ」同上

択捉型(今すぐ逃げたい…)


ー居酒屋鳳翔、バックヤードー

鳳翔「そのパソコン、どうしたんですか?」

武蔵「昨日、相棒から連絡があってな。協力して欲しいらしい」

大鳳「この場面が別のスクリーンに写っているらしいです」

占守「楽しみだっしゅ!」

間宮「でもなんで暗いんですか?」

武蔵「相棒からのお願いだ」

陽炎「まあ何があるかわからないけど見てみましょう」←まだ横須賀にいる


提督「それでは始めよう。デュエル開始の宣言をしろ!」

吹雪(司令官、たまにこうなるんですよね…)


ー鳥羽市、廃家屋ー

鳥海「さあ、入りましょう!」

鳥海を他の艦娘に続々と入っていく。

鳥海「さぁーて、司令官さん。覚悟して下さいね♡」ガチャ

鳥海がドアを開けた瞬間、勢いよくドアが開き、鳥海はドアと壁に挟まれた。

鳥海「ふべらっ!」ドガッ!

択捉「はさまれた?!」

佐渡「司令はまた何か仕掛けていたな」

松輪「これは…ちょっと…厳しい戦いかも…」

最上「鳥海、中に入るよ」

鳥海「は、はい…」ヒリヒリ

最上がドアノブに触れた時、爆発した。

最上「ぐはっ!!」小破!

三隈「もがみん!」

最上「いたたた…」

福江「ば、爆発した…」

鈴谷「提督はここにいるってことだね♡」

択捉(そうかな…)


ー奈良市、キャンピングカーー

吹雪「ドアが爆発しましたよ?!」

明石「今回は爆発を多く入れてみました!」←キラークイーンのポーズ

摩耶「それって大丈夫なのか?!」

夕張「安心してください、死なない程度ですから」

提督「どうだ?自信はあるか?」

夕張「確かにバレる可能性もあるでしょう…」

明石「だがしかし、我が明石の科学は世界一チイイイイ!!なんの心配もな〜い!」

艦娘(明石さんと夕張さんがテンション上がっている…)


ー鳥羽市、廃家屋ー

一行はドアからの侵入を諦め、元リビングの窓についた。もちろん鍵はかかっていない。

佐渡「それじゃあ開けるぜ!」ガラッ

その時、既に仕掛けは作動していた。佐渡は気配を察知して後ろに下がった。上から金床が佐渡のいた場所に落ちてきた。

佐渡「あ、危ねぇ…」ドキドキ

そして金床が佐渡のいなかった場所にあったスイッチを押した。

佐渡「な、なんだ?」

そして佐渡から離れた場所に立っていた択捉達に大きなタライが降ってきている。しかし、背の関係から最上型、鳥海が被害を受けた。

鳥海「ガハッ!」ガーン!

最上型「「「痛っ!」」」ガーン!

対馬「だ、大丈夫ですか?」

鳥海「大丈夫よ、ちょっと頭がクラクラするだけだから…」

そういうと、鳥海は中に入っていった。


ー一階、リビングー

ここで重巡勢と択捉型に分かれて行動することになった。鳥海と最上型はリビングで探していた。

三隈「いないですわね…」

三隈がカーペットの上に乗った瞬間、カーペットが巻き取られ、転んだ。

最上「三隈?」

三隈「きゃあーー!」

最上「あっ」←察した

ゴチン!!

最上と三隈は衝突してしまった。

ーキッチンー

鳥海は他の四人とは分かれてキッチンを探索していた。

鳥海「司令官さん♡ここですか?」ガチャ←冷蔵庫

すると冷蔵庫の中からグローブが飛び出した。(しかも鋭い痛みがゆっくりとくる)

鳥海「ガハッ!」ドガッ!(なんですか!これは!す、鋭い痛みがゆっくりと…)

グローブ(無駄!)ドガッ!

鳥海「ゲラボッ!」ドスン!

鳥海はそのまま後ろに飛んで行った。


ー一階、廊下ー

鳥海『ゲボラッ!』

択捉「な、なんか聞こえた…」

佐渡「あ、ああ」

松輪「は、早く行こう…」

択捉型は前回の反省をして、集団で動くことにした。しかし危険はついてくるものである。

『〜〜〜♪』←青鬼の音楽

択捉「な、何?!この音楽?!」

松輪「ああっ…あうっ……」ガタガタ

佐渡「どうした?まつ?」

松輪「あうっ…あうっ……」後ろ指差し

福江「後ろ?」クルッ

後ろを振り向いた瞬間、福江は声が出なくなっている。なんと後ろからはこの世の物とは思えない化け物(青鬼の人形)が追ってきていたからである。

択捉「なっ、なっ…」

佐渡「やっ、やばいぜ…」

択捉「に、逃げるよ!」ダッシュ

択捉型が走り出すと青鬼の人形は速度を早めて追ってくる。

択捉「あそこに部屋があるよ!入ろう!」

択捉型「は、はい!」バタン!カチャリ

ドンドンドンドン!

択捉「やだやだ、まだ死にたくない!」ガクガク

しばらくすると音が止んだ。青鬼がどこかに行ったのだろう。

佐渡「た、助かった…」ヘナヘナ

その部屋にはスクリーンがあった。

択捉「ここ、何処?」


ー居酒屋鳳翔、バックヤードー

択捉『ここ、何処?』

武蔵「来たな」

占守「準備はバッチリっしゅ!」

大鳳「こちらも大丈夫です」

武蔵「よし、作戦開始だ」


ー鳥羽市、廃家屋ー

対馬「これなにかしら?」

福江「スクリーンみたいですね」カタカタ

佐渡「う、動き出したぜ?!」

松輪「な、何?!」ビクッ!

占守「シューシュシュシュシュ!!ざまあーないっしゅね」←変装しているので誰だかわからない(ジャッキーの格好)

佐渡「だっ、誰なんだぜ?!」

大鳳「ふふふ…あなた達に地獄を見せてやりましょう」←ぬりかべの格好(自虐ですよ、大鳳さん…)

松輪「ひゃー?!」ガクガク

武蔵「択捉型の艦娘ども!貴様見ているな!!」←影DIOの格好(影で顔が見えない)でこちらを指差し

択捉型「キ、キャーーー!!」

急いでドアに殺到するが開かない。なぜなら自分達が鍵を閉めた事を忘れていたからだ。

択捉「ちょっ?!ドアが開かない?!」ガチャガチャ←閉めた事を忘れている

バチッ、バチッ!

佐渡「み、見ろ!写すやつから煙が出てないか?!」

バチッ、バタバタバチ!ガシャーン!!←壊れた

択捉型「ひ、ひゃあああああ!?」ドアバタン

青鬼人形「‥…待たせたな」←AI搭載

択捉型「「‥…‥」」シュー‥←魂が抜けた

バタリ!

青鬼人形「…あ、あれ?」

択捉型はそのまま気絶してしまった。


ーその頃、廃家屋の外ー

?「大淀さんに行けって言われたのってここかしら?」

※安価を取ります。

援軍に来たのは?>>24

(誰でも構いませんが、仲が悪い艦娘だと嬉しいです。複数人でも大丈夫です)

阿賀野「大淀さんに行けって言われたのってここかな?(チッ、邪魔な妹ね)」

能代「どうやらそのようね(なんでこんなダメ姉と)」

矢矧「さっさと捕まえるわよ(提督は渡さない!)」

酒匂「早く行こうよ!(全員ここでやられちゃえ!)

ー阿賀野型が到着しました!ー


ー奈良市、キャンピングカーー

提督「また面倒くさい連中が来たな…」

赤城「阿賀野型は姉妹の仲が悪いのであんまり関わりたくないですね…」

叢雲「そういえば神通さんも関わりたくないって」

提督「まじか…」

大和「ジョジョの掛け声をやって殴り合いをしているくらいですからね…」


ー鳥羽市、廃家屋ー

阿賀野「さあ〜て、早速提督を探そう」

阿賀野がドアノブに触れた時、ドアノブが爆発した。

ドアノブ(キラークイーン、第一の爆発だよ)

阿賀野「うわぁ!?」小破!

能代「チッ、助かり上がって…」

矢矧「死ねばいいのに…」

阿賀野「なんですって!」

酒匂「もう、早く行くよ…」

ー一階、ダイニングー

一階のダイニングでは、鈴谷と熊野が提督を探していた。

鈴谷「あれ〜、提督いないの?」

熊野「そう見たいですね…」

その時、熊野が後ろに下がった瞬間、オイルに足を取られてそのまま転んでしまった。

熊野「痛っ!」

鈴谷「ちょっ、熊野?!」

さらに上から蛇が熊野のお腹の上に落ちてきた。(アオダイショウ、無毒)

熊野「ひっ、とっ、取ってくださいまし!?」

鈴谷「熊野?!今助けるからね!」

そう言うと鈴谷は近くに置いてあったバールを持って構えた。

熊野「な、何をするのです?!」

鈴谷「ちょっとの我慢だからね!」ドガッ!

もちろん蛇はバールに当たらず、熊野の腹に直撃した。蛇は逃げていった。

熊野「ガハッ!」

鈴谷「熊野、大丈夫?!」

熊野「す…ず…や…、お…ぼ…えて…ない…」ガクッ

鈴谷「目を覚まして!熊野!!」←主犯

ー5分後ー

熊野「さっきはよくもやってくれましたわね〜」ボガボガ!

鈴谷「し、仕方ないじゃん!」ボガボガ!

そうしている間に二人は壁に寄り掛かった。そこの壁は回転式で寄り掛かると外に放り出されるのだ。

鈴谷「うわー〜?!」

熊野「なんで私だけですの〜!」スポン!

二人はそのまま落とし穴にホールインした。


ー二階、ベットルームー

鳥海はベットルームを探索していた。

鳥海「ふふふ…♡司令官さん、逃がしませんよ」

その部屋ではテレビが付いていた。

吹雪『司令官、は、激しいです〜』ギシギシ

吹雪の初夜シーンが流れていた。

鳥海「………チッ」ガシャーン!

すると、画面からライスクラッカーが発射され、上からは垂れ幕が降りてきた。そこに書いてあったのは…。

『不運(ドッキリ)と結婚(ダンス)っちまったな。祝いのライスシャワーをどうぞ』だった。

鳥海「なんですか?!これ!」

その時、鳥海の立っている場所が穴が開き、鳥海は中に吸い込まれて行った。

鳥海「きゃああああーー?!」スポッ!

ー1階、物置小屋ー

鳥海が落ちたのは1階の物置小屋だった。部屋には電気が着いていないので暗い。

鳥海「痛たたたた…。何よこれ…」

そう言って何かに捕まろうとして手を伸ばした。それと同時に音がしてその刹那、鳥海はダメージを受けている。

鳥海「がはっ?!」小破!

更にほかの場所を探ろうとするとまた音がしてダメージを受けた。

鳥海「な、何?!」中破!

そこで鳥海が探照灯を付けてみると張ってあったのはピアノ線だった。そして次に目に着いたのはたくさんの銃(空気銃)だった。

鳥海「なんでこんなにも空気銃が…」

突然、壁にあったテレビの電源が着いた。映った場面はジョジョ3部、DIOとの最終決戦のシーンだった。

花京院『半径20mにファイエロファントの結界を張った。お前の動きは手に取るように分かる!』

鳥海「なんですって?!」←ピアノ線に触れた

花京院『喰らえ!半径20mエメラルドスプラッシュを!!』ババババ!!

そう言って電源が切れると辺りの空気銃が鳥海を目掛けて発射された。

鳥海「司令官さん、甘いですね!」バッ

鳥海はスピードを活かして華麗に弾を避けていく。(さっきまで当たっていたのに…)そして全て弾を避けきった。すると今度はなにか音がする。カキン、カキン!という音だ。するとまたテレビの電源が着いてジョジョ5部のギアッチョ戦のシーンが映し出された。

ジョルノ『弾丸だ!ミスタ!それは空中で弾丸が跳ね返っている音だ!!』

その時、奈良市でパソコンを見ていた提督がギアッチョと同じタイミングでこう言った。

提督、ギアッチョ「『ホワイトアルバム・ジェントリー・ウィープス(静かに泣く)!』」

吹雪「司令官?!」


※ホワイトアルバム・ジェントリー・ウィープス…空気を凍らせ、弾丸を跳ね返す能力。5部のギアッチョのスタンド、ホワイトアルバムの能力。


部屋にはプラスチックの透明ボードが貼ってあり、よく目を凝らさないと分からないようになっていた。ボードは空気銃の弾を跳ね返し、鳥海に全て戻った。

鳥海「きゃああああ?!」大破!

鳥海は倒れ込んだ。


ー1階、階段ー

最上と三隈は2階へ行こうと階段を登ろうとしていた。

最上「ふふふ…♡。提督、会いに行くよ♡」

三隈「もがみんをサポートしますわ♡」

2人は階段を登り始めた、提督を早く探すために。その時、階段の上から岩が転がってきた。

三隈「もがみん、提督ですわ!」

最上「本当だ!」

その岩には提督の写真が張り付いていた。

最上「提督〜♡」タッ

三隈「今行きますわ〜♡」タッ

2人は岩に向かって突撃していった。案の定岩は2人の方へ転がってゆき2人は下敷きになった。

最上「ふふふ…提督。重いよ…♡」涙目


ー1階、廊下ー

阿賀野達は廊下を探していた。すると扉の前にこんな紙が貼ってあった。

『この先の部屋は1人だけ入る事を許す。複数人いるなら勝者のみがこの扉をひらくことが出来る。勝利した者のみ結婚をしよう』

阿賀野「ふーん…。面白そうね」

能代「ええ、早速バカ姉を葬れるんだから」

矢矧「何いってんの?勝者は坊ノ岬であんだけの魚雷に耐えた私よ!」

酒匂「違うよ!最後まで生き残った酒匂だよ!」

むむむ…

阿賀野「こうなったら力づくよ!」ドガッ!

能代「がはっ?!」

矢矧「そうね…。そう来なくっちゃ!」ドガッ!

能代「うぐっ!!」

酒匂「そうだよね!」ブン!

能代「…」パシッ

酒匂「ぴゃん?!」

能代「いい加減にしなさいよ!!」ブン!

酒匂「がはっ?!」

こうして阿賀野型の醜い争うが始まった。

※安価を取ります。

勝ったのは?>>25

(阿賀野、能代、矢矧、酒匂の中から選んでください。誰を選んでも結果は同じです)

そして1時間に及ぶ殴り合いの結果、勝利したのは…酒匂だった。(倒された順は能代→阿賀野→矢矧の順)

酒匂「ぴゃん!やったー!」

阿賀野「ば…か…な…」ガクッ

酒匂「ふふふ、待っててね!司令!」

酒匂は部屋に入っていった。

ー1階、??ー

酒匂は部屋に入った。そこで酒匂は拘束された。拘束されたのは江風と涼風の受けたトレーニングマシーンだった。

酒匂「なっ、何?!」

トレーニングマシーン『提督と結婚だ〜、そんな美味しい話があると思うのか!お前のような艦娘に!!』

酒匂「なっ…!(嘘を着くなんて)なんで酷いことを!司令は信じていたのに!!」

トレーニングマシーン『これから貴様に鉄槌を下す。覚悟はいいか、俺はできてる!』

酒匂「ゆ、許して…」

その時、トレーニングマシーンは酒匂を上に投げた。

酒匂「ぴゃーーあ!!」ブン!

トレーニング「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!ウリャーーーー!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ドガガガガ!!

酒匂「がぼっ!べぼっ!!ふべっ!!!」ボコボコ

トレーニングマシーン「無駄!!」ドガッ!

酒匂「ピャぁーーー!!」

酒匂はそのまま外に吹っ飛んでいった。廃家屋が立っていたのは住宅地だったので酒匂は表に吹っ飛んでいった。そこに丁度止まっていたゴミ収集車に体を突っ込んだ。(どんだけ飛んだんだ…)

ウイイイイーン…。『燃えるゴミは月、水、金』←ゴミ収集車の扉が閉まった。ブロロ…

酒匂はそのまま回収(物理)されて行ってしまった。

阿賀野型、自滅して再起不能(リタイア!)


ー地下、倉庫ー

気絶から目覚めた択捉型は階段を降りて、地下の倉庫へと降りてきた。

択捉「なんか悪夢を見たような…」

佐渡「き、きっと夢だぜ!」

松輪「早く…見つけないと…」

すると目の前にはドアがあった。『この先の部屋に魔除の御札があります』と書いてあった。

福江「いかにも罠っぽいですよね…」

対馬「そうね…。でも虎穴に入らずんば虎子を得ずとも言うし…」

佐渡「取り敢えず開けようぜ」ガチャ

ー倉庫ー

中は電気がついていなかった。勇気を出して入ってみると真っ暗な部屋が広がるだけだった。

択捉「と、取り敢えず入ろう…」ガクガク

松輪「ソ、ソウダネ…」

対馬「松輪…片言になってるわ…」バタン

ドアを閉めて電気を付けた。そこに居たのは…

フワッティー「………」青鬼「………」スクワット鬼「…………」

青鬼だらけのへやだった。(青鬼の最後のピースの牢屋の部屋)

択捉型「………うわぁーーー!!!?!」

壁に『あそこにあります→』と書いてあった。

択捉「無理だよ!!」

佐渡「択捉、口調変わってる!」

福江「は、早く出よう!」ガチャガチャ

対馬「嘘?!閉まってる?!」

松輪「結局…行くのね…」

択捉「で、でも大丈夫だよ…。この檻がある…」ガシッ

青鬼「出せ………」ガチャガチャガチャガチャ!!

択捉「………逃げよう」

佐渡「無理だって?!」

福江「とにかく行こう…」

格子戸前…ガラッ!

青鬼「……」フワッティー「………」←出てきた

対馬「出てきたんだけど?!」

松輪「もう嫌だ…」泣き

青鬼「………やぁ…」

択捉型「…………」←魂が抜けた

バタリ

択捉型は気絶した。

択捉型、気絶して再起不能(リタイア)!!


ー地下、別倉庫ー

鳥海達は択捉型と別の所に来ていた。そこには一面を覆うシートと奥に大きな穴があった。

鳥海「ここは…どこかしら?」

最上「多分地下じゃないかな?」←合流した

三隈「この線は何かしら?」同上

鈴谷「う…ベトベトする…」ホワイトチョコまみれ

熊野「全くですわ…」同上

提督『マイク音量大丈夫?チェック1、2。良し!久しぶりだな。重巡の皆さん』

鳥海「ソノコエハテイトク?!」

提督『これから君たちには1つゲームをしてもらおう』

熊野「ゲームとは?」

提督『ルールは簡単だ。今から奥から流れてくる壁の穴の体の形を取ってもらう。そこに線があるがそこからは出てはならない。あと念の為だか壁は壊れないからな(鋼鉄製)」

最上「分かったよ」

提督『それでは位置につけ。ゲームの開始だ』

そう言って放送が止まると艦娘は所定の位置に着いた。最初に流れてきたのは人を横にした形の穴だ。

鳥海「司令官さん、楽勝です」

最上「本当だよ。甘く見ないでよ」

そう言って艦娘はそれぞれ形を撮っていく。しかし鳥海と鈴谷はあることに気づいた。明らかに男性のシルエットだと…

鳥海「な、なんか一部が小さすぎませんか?」

鈴谷「見間違いだと思うよ、多分…」

そう言っているうちに壁は近づいてきて2人は壁に弾かれた。線の後ろにあったのは水温1度の超冷たい冷水だった。

鳥海「きゃああああ?!」ドボン!

鈴谷「ウソーーー?!」ドボン!

熊野「落ちるとああなるんですね…」

最上「助かった…でもなんだろう…」

三隈「助かったのにこの…なんとも言えない寂しさは…」(どことは言わない)

鳥海「さ、寒い…!」バシャバシャ…

鈴谷「チョコが固まって動けない…」

提督『命の湯はもう少しだぞ、頑張ってくれ!』


ー奈良市、キャンピングカーー

飛龍「ふふふwwwむ、胸で…」

アイオワ「日本の艦娘は面白いデース!」

吹雪「司令官、さっきの画はなんですか?!」

提督「あ…ナンノコトカナ」

吹雪「後でお説教ですからね!」


ー鳥羽市、廃家屋ー

鳥海「や、やっと着いた…」

鈴谷「助かっ…」ジャボ

鳥海「アバババババババ…!」

鈴谷「何?どうした…アバババババババ…!」

中には大量のデンキウナギが入っていた。デンキウナギは約900V以上の電圧を記録することもあり、馬が死亡する程の電力がある(人間が死亡する程でもないが、何かしらの後遺症は残ると思う)

鳥海「ちょっ…これは…アバババ…」

鈴谷「やばい…かも…アバババ…」←ある意味凄いぞ

次の壁が流れてきた。次は大の字の穴が空いた壁である。

最上「これも簡単だね」

熊野「そうですわね」

だんだん近づいて3人とも成功するはず…だった。

熊野「あ、あら…とぉぉおおお!!」ドボン!

熊野のポニーテールの留め具が壁に引っかかりそのままプールに落ちていった。

熊野「チョコレートが固まって泳げないですわ…」

ようやくたどり着いたと思い、命の湯に入った。

熊野「臭い!臭いですわ!!」ドボン!

熊野「冷たいですわーー!」命の湯は入り ドバー!

臭い上に上から大量の墨汁が降ってきた。

鳥海「えっなに?!ガほぼほぼ…」←巻き添え

鈴谷「えっなにこれ?!がほぼぼぼ…」←同上

最上「なんか…悲惨だね…」

三隈「そうですわね…」

その次の壁はさっきの大の字の穴が空中に浮いていふものだった。

最上「い、いきなり難しくなったね…」

三隈「そうですわね…」

2人は壁に突撃してそのままプールに落ちていった。

最上「し、死ぬ…!」

三隈「私、カナヅチですの…」←よく艦娘にかれたな

2人は命の湯に飛び込んだ。するとお湯が回転し始めて渦ができた。

最上「な、なにこれ?!」

三隈「もがみん?!」ゴチン!

2人は衝突してタンコブだらけになった。さらに5人の上からタライが落ちてきた。(中にダンベル入り)

DIOの声『ロードローラーだ!!』

三隈「そもそもロードローラーでは無いのですが?!」

最上「そうじゃないよ、三隈…」

『がはっ?!、べぼっ!!、痛っ?!』

5人は気絶した。

最上型、鳥海気絶して(リタイア!)


ー奈良市キャンピングカーー

明石「今回の罠はどうでしたか?」

提督「良かったと思うよ」

吹雪「司令官!話を聞いてください!」プンプン

提督「すまん。さて最終ラウンドに行くか」

夕張「えっ?まだ罠はありますけど…」

提督「作者の頭が限界だとよ…」

多聞丸「すみません…」

古鷹「みんな…どうしちゃったんだろう…」

摩耶「鳥海…。あれは無いぜ…」はぁ…

飛龍「さて…前回は爆発オチだったけど今回はなんだろうな♪」

大和「飛龍さん、なんか楽しんでません?」


ー鳥羽市、廃家屋ー

提督『皆、ご苦労さま。ちょっと話があるから庭にある小屋に来てくれないか?』

鳥海「やっと提督に会えるんですね!」

最上「ああ、僕達の目的は達成された!」

三隈「もがみん?」

鈴谷「それよりもさ…早く行こうよ…」

ちなみに択捉型と阿賀野達は置いてきた。


ー廃家屋、小屋ー

鳥海「提督!!」←タンコブ、墨だらけ

鈴谷「やっと会えた!」同上+チョコレートまみれ

最上「提督!」←タンコブだらけ

三隈「もがみん!待ってくださいまし!」同上

熊野「つ、疲れたですわ…」タンコブ+墨だらけ+チョコレートまみれ

5人がドアを開けるとそこに居たのは…

摩耶人形『よぉ!私摩耶って言うんだ。よろしくな!』

提督ではなく摩耶の人形だった。

鳥海「摩耶?」

鈴谷「なんでこんな所に?」

ウイイイイーン…

摩耶『喰らえ!私の対空射撃!』ドガン!

摩耶の砲弾が放った先には艦載機があった。(爆戦)それが撃ち落とされて向かっていったのは大量に置いてあった爆竹とダイナマイトだった。

鳥海「これは…私の計算ミス…ごめんなさい…」←何が起きるか悟った

鈴谷「なんでこんな事が起こるのさ!」

熊野「ドアを開けてくださいまし!」ガチャガチャ

最上「これは運命だ…」←諦め

三隈「ちょっと!今回雑すぎません?!」

鈴谷「作者!また同じネタ使うの止めてよ!!」

摩耶『ボラーレ・ヴィーナ(飛んで行きな)…』

『うわぁーーーーー!』ドガーーン!!

小屋は爆発し、辺りに轟音が響いた。小屋の跡地には重巡の艦娘が倒れていた。その後、警察によって阿賀野型、択捉型を含む全員が不法侵入、器物破損罪で逮捕された。酒匂はゴミ収集車によって回収された所を作業員に助けられ、一命を取り留めた。


ー奈良市、キャンピングカーー

吹雪「今回、雑すぎません?!」

大和「まぁ…仕方ないですよ…」

叢雲「にしても程があると思うわ…」

提督「さて…次の作戦を立てるか…」


ー東京都、留置所ー

皆さん、お忘れではないだろうか?3ヶ月前、捕らえられていた艦娘が釈放された。

青葉「お世話に…なりました…」

衣笠「もう来ません…」

見張り「気をつけて下さいよ!」

青葉「それでは失礼します…」

※安価を取ります。

迎えに来たのは?>>26

(誰が迎えに来たかで青葉の行動が変わります。提督側でも大淀側でも中立でも構いません)

荒潮「あら〜。青葉さん♡お久しぶりです~」ハイライトoff

大潮「アゲアゲでまいりまょー」ハイライトoff

青葉(あっ…これヤバイ子達だ)

衣笠(これはまた大変なことになりそうね…)

天龍「おう!久しぶりだな!」ハイライトoff

加古「テイトクはどこにいるんだろう…」ハイライトoff

荒潮「フフフ…この司令官の人形をね…」スッ

グジャ!

荒潮「フフフ…楽しい♪」提督の人形潰し

青葉(胃が…痛いです…)キリキリ

果たして青葉達は一体どうなるのか…


ーロシア、ウラジオストク郊外ー

小麦色の季節であるロシアの秋、北極に近いこの国は永久凍土や港が凍る程寒い地域である。短い秋を過ぎると冬将軍という寒さがロシアの大地を覆う。ナポレオンやヒトラーのドイツ軍を苦しめた寒さは国を守る1つのものなのかもしれない。タシュケント達は暁達を連れてロシアのウラジオストクに来ていた。

ー隠れ小屋ー

タシュケント「同志暁、何か見つかったかい?」

暁「うーん…。特に見つかってないわ…」ガチャ

電「パソコンは難しいのです…」カチャカチャ

雷「もうちょっと調べてみるわ」

タシュケント「分かったよ」バタン

ー5分後ー

タシュケント「見つかったかい?」ガチャ

加州清光『俺って扱いにくいんだよね…』←刀剣乱舞

暁「加州清光ってかっこいい!」

電「違うのです!蛍丸がいいのです!」

雷「違うわよ、太郎太刀が…」

タシュケント「Урааааааааааааа!」ゴチン!ゴチン!ゴチン!ゲンコツ✕3

暁「何すんのよ!」ゲンコツ

タシュケント「なにやってんの!同志を探すんじゃなかったの?!」

雷「海外でも刀剣乱舞ができるか試したくて…」

タシュケント「もう…しっかりしてよ…」

響「どうしたんだい、タシュケント?」

タシュケント「同志響、ちょっと3人を見ててもらってもいいかな?」

響「大丈夫だ、信頼の名は伊達じゃない」

タシュケント「それじゃあ頼んだよ。私は買い物してくる」バタン

ー10分後ー

タシュケント「どう?見つかったかい?」ガチャ

響「暁、その調子だよ」

雷「上手いじゃない」

電「そこでボムなのです!」

暁「やっとクリアした!」←東方妖々夢(東方Projectのゲーム)

タシュケント「Урааааааааааааа!」ゴチン!ゴチン!ゴチン!ゴチン!ゲンコツ✕4

電「い、痛いのです…」タンコブ

雷「痛い…」タンコブ

響「これは…痛いな…」タンコブ

タシュケント「もうDMMでもないし!本当に探す気ある?!」

響「タシュケント…息抜きも大事だよ…」

タシュケント「…これ以上、同志を探すことは出来ない……」(暁達がふざけているから)

……ピーピー…ガーガー…

?『そんな事は無いぞ!君たちはもう追跡を終えている!』

響「な、なんだい。これは…!」

ズキューン……!

タシュケント「待って、罠かもしれない。何者かまず名を名乗れ」

?『同志でっかいだ…』

暁「誰なの?」

?「フフフフフ…この私に…」

タシュケント「通話を切れ!今すぐ!」

?「ちよっ…おまっ…」ブチッ!

タシュケント「さっきのは誰だったんだ…」

プー…プー…プー…

?『切るな!私は味方だ!』

タシュケント「…通話を切れ」

?『だからまっ……』ブチッ!

プー…プー…プー…

?『だから…』

タシュケント「通話を…」

キング・クリムゾン!←しばらく続いたので

?『いい加減にしろ!何回電話を切るんだ!少しは話を聞けー!』╬

タシュケント「…分かったよ。話を聞く。お前は誰なんだ?」

?「待っててくれ。今画面に映す」

タシュケント「お、お前は…」

ガングード『久しぶりだな、同志タシュケント。ロシアでも元気にやっているか?』

タシュケント「おお、同志ガングード!」

暁「ガングードさん、こんにちは!」

響「ガングード、Добрый день (ドーブライ ディエン、こんにちは)」

ガングード『おお、第六駆逐隊もいたのか』

タシュケント「同志ガングード、さっきは切って済まなかった…」

ガングード『まぁ気持ちは分からなくもないが話は聞いてくれ…』

タシュケント「すまない、で用件はなんだい?」

ガングード『お前の安全を聞きたかっただけだ。それと追っ手がそっちに行っているらしい』

タシュケント「なんだって…」

ガングード『数人の艦娘がお前達を追ってロシアに来たらしい。だからタシュケント、気を付けろ。お前達のすぐ側まで来ているのかもしれない…』

タシュケント「……捕まったら…」

ガングード『間違いなく銃殺刑にされるだろう。私はもう少し鎮守府で情報を集める。できるだけお前達をサポートする。安心しろ、ロシアは同志には優しい(スターリンを除く)。お前達の武運を祈っている…』ブチッ…

タシュケント「…追っ手か」

響「何とかやるしかないようだね」

暁「ここに追っ手が来る事は?」

タシュケント「十分考えられる」

電「なら、移動しなければならないのです」

雷「ウラジオストクの他に行くところは…」

タシュケント「…ここを出てスターリングラードに行こう」

ー一方その頃、その近くではー

ブーーーーン!!キキー!←車が止まった。

五十鈴「この辺りね、タシュケント達がいるのは…」

五十鈴「あの子たちを探し回るために根掘り葉掘り聞きまわるって言葉はよ……」

ドガッ!!

五十鈴「どういう事だああ~~~~~~っ!?」←ただのアホだった

五十鈴「どういう事だ!葉掘りってどういうことだ~~!!」ドガッ!ドガッ!

ー1時間後ー

五十鈴「大淀に連絡なきゃ」プルルル…

~~♪←カチューシャ(着メロ)

タシュケント「はい、誰だい?」

五十鈴『おい、大淀!タシュケント達はどこにもいないぜ!』

タシュケント「?!?!」

五十鈴「聞いてんのか!もしもし!」

タシュケント「……」ブチッ

タシュケント「…やっぱりガングードの言う通りだった。早く脱出しないと…」


タシュケント 忠誠度95

暁 忠誠度97

響 忠誠度95

雷 忠誠度97

電 忠誠度99

ガングード 忠誠度93


ー外ー

ドガッ!ドガッ!

五十鈴「クソ、クソ、クソが!!」

五十鈴「もう一度電話するわ」プルルル…

ー奈良県、奈良市ー

~~♪←吹雪(着メロ)

吹雪「あれ?誰だろう」

吹雪「もしもし、ふぶ…」

五十鈴『おい、大淀!タシュケント達はどこにもいないぜ!』

吹雪「えっ?!?!?」

五十鈴『聞いてんのか!もしもし!』

吹雪「司令官!五十鈴さんから電話です…」ヒソヒソ

提督「分かったよ」

五十鈴『もう一度言うわ、タシュケント達はどこにもいないぜ!』

提督「……いや、多分、その辺だな…」ブチッ

明石「それじゃあ何言ってるのか分かりませんよ…」

ーウラジオストクー

ドガッ!

五十鈴「クソ、クソ、クソが!!」~~♪←千本桜(着メロ)

五十鈴「アン?」

ー横須賀鎮守府ー

青葉「どうも、恐縮です!青葉です!一言よろしくお願いします!」

五十鈴『おい、大淀!タシュケント達はどこにもいないぜ!』

青葉「あ、青葉です!」(忘れられてるのかな…)

五十鈴『聞いてんのか!もしもし!』

青葉「…今からデータを送りますね…」(名前言ったのに…)

五十鈴「…そう来なくてはな、大淀」

青葉「……青葉です~」(T_T) ブチッ

青葉「数ヶ月いなかっただけで忘れるなんてあぁんまりだ〜…」(T_T)

衣笠「青葉、泣かないで…」

ーウラジオストクー

五十鈴「どういう事だ~!葉掘りってどういう事だ~~!!」

※洗脳されると知力が著しく下がるらしい…。


ー奈良県、笠置山ー

奈良県と京都府の間に位置する笠置山、天然の要害である。鎌倉時代前期末期に1人の天皇がたて籠った。名は後醍醐天皇。討伐軍の中には足利尊氏や新田義貞も加わっている。笠置山の砦は1ヶ月間持ちこたえたが火攻めにより陥落、後醍醐天皇は楠木正成の待つ赤坂城を目指して落ち延びる途中、捕らえられ隠岐島に流された。いわゆる元弘の変である。ここにある艦娘が集まっていた。


ー笠置山、山小屋ー

白露「みんな集まった?」

時雨「うん、大丈夫だよ」

江風「しかし、なんでこんな場所なんだ?ホテルとかあっただろ…」

村雨「資金がカツカツなのよ…」

山風「それより…話を…始めよう…」

時雨「そうだね、僕達は大淀さんに鎮守府に帰ってくることを禁止された。この後どうするか話し合いたい」

夕立「そう言えばこの前ニュースで横須賀の艦娘が三重県で捕まったのを見たっぽい!」

春雨「択捉型と阿賀野型と最上型の艦娘でしたね…」

時雨「そう、それもあるけど今回捕まった艦娘と僕らは似ていなかったかい?」

五月雨「そういえば…私たちが受けたようにケガをしていました」

涼風「ということは…」

時雨「…ハッキリ言おう。提督は関東ではなく三重県にいたって事だよ」

海風「それなら提督が関東地方にいなかったことにも納得出来ます!」

白露「…これからどうする?」

時雨「今朝、大淀さんから最後のメッセージが届いた。これを見て欲しい…」

そう言うと時雨はパソコンにディスクを入れ、パスワードを入力した。

時雨「今から読み上げる」

全員が息を呑んで見守る中、時雨は再生ボタンを押した。そこに書いてあった文字は…


『故郷の料理を食べたい』


だった。

時雨「……えっ?」

白露「これだけ?!」

江風「ほら、他にもっと…」

村雨「なんか別のファイルにメッセージが入っているわよ」

山風「びっくりした…」

春雨「こっちが本物ですか…」

時雨「さっきと同じようにパスワードを打って…」カタカタ


『モテモテボディがほ・し・い♡』


時雨「……」

涼風「これで終わりか?!」

海風「そのようですね…」

時雨「………」スタスタ

時雨はディスクを投げると主砲を取り出して空中のディスクを破壊した。

時雨「これでハッキリ分かった。僕達は見捨てられたんだ…」

白露「そうだろうね…」

時雨「これからの行動は提督を探すか降伏するのどちらかしかない」

夕立「もし、鎮守府に帰ったら…」

時雨「殺される。そうでなくてもみんなから冷たい目で見られることになるよ」

春雨「でも降伏するって言ったって…」

海風「探さないといけない…」

時雨「僕は1人でも探す。これは命令じゃない、僕の覚悟さ」

白露「私も、またあの笑顔の鎮守府にしたい」

夕立「夕立も吹雪ちゃんや提督さんと遊びたいっぽい!」

村雨「そうね…私も行こうかしら」

春雨「怖いけど…行きます!」

山風「頑張ってみせる…」

江風「ここでやらなきゃ…」

涼風「艦娘の名折れ!」

海風「私も頑張ろうかな?」

五月雨「私も!」

時雨「みんな…。ありがとう…」

白露「それじゃあ、私と時雨、村雨、夕立、春雨は西側を探してみる事にするよ」

五月雨「私と海風ちゃん、江風ちゃん、山風ちゃん、涼風ちゃんは東側を探してみます!」

時雨「決まりだね。明朝ここを出発しよう」

その翌朝、白露と五月雨はお互いに無事を祈り笠置山を下山して提督をさがしに行った。朝焼けの中、手を振りながらまたあの鎮守府が戻ってくると信じて…。


ー横須賀鎮守府、営倉ー

暗く閉ざされた空間、明日の見えないこの空間では酷く暗くそして腐った臭いのするこの世のものとは思えない程醜くそして近寄り難い場所だった。汚物と血の臭いが立ち込め入っただけでも込み上げるものがある場所である。なお提督は1度もこの営倉を使ったことがない。


カツカツカツカツ…

大淀「いつにも増して腐った豚の糞の臭いのする場所ですね」

大淀は1つの牢屋の前で止まった。そこは3人の艦娘が閉じ込められている場所だった。3人は服も着ず、手錠足枷を付けられている。体は傷だらけで普通の感性がある者なら目を背けたくなる程だった。

?「ううっ……」

大淀「そろそろ降伏してはどうでしょう?」

?「だ、誰があなたに…」

大淀「フフフ、惨めですね。あんなにソロモン海で活躍した艦娘がこんな姿に…」

?「あなたに降伏するくらいなら舌をかみ切って死んだ方がマシです!」ジャラ…

大淀「フフフ…。いい覚悟ですね。『綾波型駆逐艦一番艦、綾波』さん」

綾波「くっ…力があれば…」バタッ

?「綾波さん!しっかりしてください!」

大淀「おやおや、秋月さん。あなたにそんな余裕があるんですか?」

秋月「なぜ…なぜこんな事を!」

大淀「決まっているじゃないですか、私の政策に文句を言ったからです」

秋月「それはただ遠征のシフトが厳しいと嘆願書を出しただけじゃ無いですか!」

大淀「この世は結果だけが残る。私に逆らう者はいらない。あと十日であなた達は処刑されるんですよ」

大淀「私は慈悲深いですから一つだけうぬらに助かる道をやろう」

秋月「それは…」

大淀「私の政策に文句を言わず従う。ただそれだけです」ニコ

秋月「ふざけないでください!誰があなたに…」

大淀「フン!」バシッ!

秋月「きゃあ!!」

大淀「いい気になるなよ、クズめ!貴様らは下等生物以下なんだ、さっさとくたばれ!」

スタスタ…

?「秋月さん大丈夫ですか?」

※安価を取ります。

?は誰?>>27

(まだ登場していないまたは登場している中立の艦娘に限ります。言っておきますが、綾波達は体の一部か無いわけではありません。鞭で傷ついているだけです)

龍鳳「大丈夫ですか?秋月さん…」

秋月「龍鳳さん、大丈夫です」

綾波「ごめんね…。秋月さん、龍鳳さん。私のせいでこんな目に…」

龍鳳「いえ、綾波さんのせいでは無いですよ。……月が綺麗ですね。あと何回この月を見られるのでしょうか…」

3人は月を見上げた。秋の四角形が見えた。この時期はアンドロメダ座やペガサス座が見える時期である。

龍鳳「あと十日、頑張りましょう」

そう言って3人は眠りについた…。


ー睦月型の部屋ー

皐月「聞いてよ!さっき道に迷って別の部屋に行き着いたんだ!そこは大きな鉄の扉があってそこで秋月さんが大淀さんにいじめられていたんだ!」

三日月「秋月さんがそんな所にいたとは…」

望月「これってやばくね?」

水無月「そうだね、最悪逆らったらああなるかもしれない…」

長月「助け出せないのか?」

皐月「…無理そうだった。鍵は大淀さんの部屋(提督の部屋)に預けていたし…」

菊月「なあ…ここでひとつ意見を言っていいか?」

皐月「なんだい?」

菊月「これを機に鎮守府を脱出する」

文月「でもどこに〜」

菊月「この鎮守府に陽炎っているだろう」

皐月「舞鶴鎮守府から来たね…」

菊月「それを帰る時にこっそりとついて行って舞鶴に向かう!」

皐月「…それで方法は?」

菊月「いや、まだだ…」

皐月「まだなんだ…」

文月「でもいいかもしれないよ~」

三日月「…でも睦月姉さん達は?」

望月「…これを使う?」

水無月「それは?」

望月「睡眠薬だよ」

ー居酒屋鳳翔ー

陽炎「そろそろ舞鶴に帰るわ。みんな心配しているだろうし…」

鳳翔「そうですか…。これからもよろしくお願いします」

陽炎「外で友人(提督を静岡まで送った人)が待っていてくれるのでそれで京都まで帰ります」

間宮「向こうでも頑張って下さいね」

陽炎「それじゃあそろそろ行くわ」

ー鎮守府の外ー

友人「別れは済ませたか?」

陽炎「ええ、車を出してちょうだい」

友人「分かったよ」ブロロロロ…

こうして陽炎は横須賀鎮守府を去り、舞鶴に向かっていった。その荷台には何人かの影があったのを知らずに…。


ー奈良県、奈良市ー

提督「さて…どこに行こうか?」

※安価を取ります。

どこに行く?>>28

(今回は法隆寺で合流なのでそれ以外の3箇所でお願いします!)

赤城「東大寺に行きましょう。大仏を見てみたいです!」

提督「それじゃあ東大寺に行くか」


ー東大寺、大仏殿ー

東大寺は奈良時代聖武天皇によって建てられた由緒ある寺である。行基が各地から農民を集めて監督し、およそ7年(745〜752)の歳月をかけて完成した(ただし行基は完成直前に死去)。平安時代末期に起こった平重衡による南都焼き討ちにより、胴から上が焼失した。その後源頼朝の援助で1195年に再び再建されたものの1567年の東大寺大仏殿の戦い(松永久秀vs三好三人衆、松永軍の勝利)により頭が焼け落ちた。その後江戸時代に直されたものが伝わっている。つまり…

頭←江戸時代

胴体←鎌倉時代

台座←奈良時代

というわけである。ちなみに現在の大仏殿の大きさは奈良時代の物より4分の3小さい。

提督「これが盧舎那仏。通称奈良の大仏だ」

吹雪「大きいですね…」

飛龍「手のひらには大人が10人乗れると言われているよ!」

アイオワ「これってどうやって作ったんですカ?」

古鷹「ええと確か…」

赤城「骨組みを作って粘土で型を作りそれを全て埋めるんです」

摩耶「埋める?!」

赤城「はい、それを上から八段に分け、銅を流していきます。そしてそれが固まったら掘り出し表面に螺髪と金を塗って完成です」

金剛「随分大変デスネ…」

榛名「当時の大変さが分かりますよ…」

伊良湖「この穴は…?」

提督「それは大仏の鼻の穴の大きさの穴だな。潜り抜けれると幸せになるらしい」(作者はくぐり抜けれました)

叢雲「まぁ、やってみるわ」

夕張「いけたね…」

叢雲「な、何よ…」

明石「私はパスで…」

赤城「私も無理なので…」

飛龍「多分私も…」

叢雲「ちょっ…殴るわよ!」

吹雪「私はいけそうですね」

提督「あっ…いけた」

古鷹「本当ですか?!」

摩耶「まぐれって恐ろしいな…」

提督「まぐれじゃねぇ!」


ー正倉院ー

シルクロードの終着点、正倉院。中国を通り、東ヨーロッパを通ったシルクロードは唐の都、長安に運ばれ遣唐使によって日本に伝えられた。琵琶や碁盤、瑠璃碗、大仏の開眼の際使われた筆が残っている。この正倉院にある有名な香木、蘭奢待(らんじゃたい)は織田信長や足利義政が切り取った後が今でも残っている。

提督「奈良時代の宝物が詰まった正倉院だ」

吹雪「なんか歴史を感じます…」

古鷹「ここって確か天皇の命令がないと開けられないんじゃ」

提督「そうだ」

飛龍「ここの宝物って盗まれたりされたのかな?」

提督「ああ。実際に二回程僧兵達によって開けられ、いくつか無くなっている」

金剛「いい加減すぎデース」

提督「まぁ今残っているものだけでも後世に残していかないとな…」


ー奈良公園ー

奈良公園でおなじみの鹿。あれは元々春日大社の動物である。鹿は神の使いと言われていて江戸時代、鹿を殺すと死刑とされた。今では100頭以上の鹿が奈良公園をうろついている。(人懐っこいが注意は必要)

吹雪「鹿がいっぱいですね」

飛龍「可愛いな♪」

古鷹「鹿せんべい見せたら凄いスピードでやって来ましたよ!」

赤城「…これって食べられるんですか?」( º﹃º )

提督「やめとけ」

※米ぬかで作られているので体に害はないが食べない方が賢明。

アイオワ「Dearは可愛いテーズ♪」

提督「それにしても金剛はどこに行ったんだ?」


五月雨「はぁ…少し迷ってしまいましたね…」←江風達とはぐれた

金剛「そんなに来なくてもまだありマース!」

五月雨「あれって金剛さんかな?」

金剛「ちょっとやめるデース…」

五月雨「やっぱり金剛さんだ!捕まえて…」

鹿 ゾロゾロ…

五月雨「って言うかなんで鹿がこんなに来るんですか!あっ…ちょっと…ポケットに顔を突っ込まないでください!」

金剛「そろそろ提督の場所に行かないとデース」

五月雨「あっ!待って…痛い!痛い!」

時雨「おーい、五月雨。なにしてんの?」

白露「なんか鹿に囲まれているんだけど…」

春雨「でも五月雨さんって江風と行動してましたよね…」

村雨「江風達に連絡するね…」ピポパ…

時雨「取り敢えず助けよう…」

ー五分後ー

五月雨「たっ助かりました…」

時雨「どうしたんだい?」

五月雨「道に迷ってしまって…。それよりここで金剛さんを見たんです!」

春雨「ここで?でもいませんよ?」

村雨「きっと見間違いじゃないかしら…」

五月雨「信じてくださいよ…」


ー滋賀県、彦根市ー

琵琶湖を望む場所にある彦根城。彦根城が築城される前は佐和山城があった。佐和山城は北近江と南近江を結ぶ交通の要衝でありその始まりは鎌倉時代まで遡る。六角氏から浅井氏の家臣、磯野員昌(姉川の時も登場。姉川十一段崩しが有名)が城主となったが後に1571年2月に織田信長に降伏した。後に石田三成の手にわたり『三成に過ぎたるもの』と言われた。佐和山城だが関ヶ原の戦いで三成が負けると東軍に攻められ落城した。(佐和山城の戦い)後には金銀の財宝はなく秀吉の手紙だけが残ってた。その後井伊直孝により彦根藩は井伊直弼をなどを輩出するなど幕末まで生き残り、明治維新の際は新政府軍に着いた。日本現存天守の貴重な城だ。

加賀「彦根市に着いたわね」

瑞鶴「ここを出て安土城のある近江八幡市を通って瀬田橋を渡れば京都…」

翔鶴「いよいよ近づいて来たわね…」

扶桑「それにしてもこの階段登りにくいですね…」

瑞鶴「敵が攻めてきた時に登りにくくして上から狙撃するためらしいですよ」

加賀「ちなみに天守に繋がる橋も少し引っ張っただけで崩れるのよ」

扶桑「あらゆる場面を想定して作られているのね」

ー天守閣ー

翔鶴「この隠し狭間は緊急時に中から壊して撃てるようにしたものらしいわ」

瑞鶴「それにしても琵琶湖が一面広がっているね」

加賀「あと少し頑張りましょう」

もし…

加賀「この声はまさか…」

直政「珍しいな、見える人間がいるとは…」

扶桑「えっ?!」

翔鶴「井伊直政…」

?「ちょっと待て…」

瑞鶴「今度は何?!」

三成「佐和山の城は俺の物だった。いい気になるな」スッ…

加賀「井伊直政と石田三成…」

瑞鶴「訳が分からなくなってきたよ…」

翔鶴「貴方たちの目的は?」

直政「この城を見てどう思った?」

扶桑「綺麗だと思いました」

三成「おい、この城は佐和山城の遺跡も多い。だからある意味では俺の城だ」

翔鶴「な、なるほど…」

※彦根城は近江の城の再利用だと言われている。

直政「ここで会ったのも何かの縁だ。1つ願いを聞いてやろう」

三成「俺も聞いてやる。あの世で吉継に会ったと聞いた」

※安価を取ります

願いは?>>29

(今回は2つでお願いします。直政に1つ、三成に1つという感じです)

瑞鶴「じゃあ提督さんに会うにはどの道を行けばいいの?」

三成「低能なお前らに特別に教えてやろう」

瑞鶴(霊体じゃなかったら殴りたい…)

三成「この先琵琶湖沿いに下っていき草津、大津、坂本へと行け。ただし瀬田で誰かに会う。用心することだな」

加賀「その次は…?」

三成「山に登れ。そして八瀬から下っていき四条大橋で待て」

翔鶴「ありがとうございます」

直政「俺には何かあるか?」

扶桑「それじゃあ提督を守ってくれませんか?」

直政「ダメだ…ダメすぎる…!」

扶桑「えっ?」

直政「自分の身は自分で守るものだ。他人を頼ってどうする」

扶桑「えっ…て言うことは…」

直政「だか武士には二言はない。分かったやってやろう」

加賀「なんだかんだでやるのね…」

直政「それと今嫌な予感を感じた。いよいよ日本は不味くなってきたな…」

加賀「えっ?それはどういう…」

直政「時間だ…」スッ…

三成「さらばだ…」スッ…

加賀「ちょっと!さっきのは一体…」

瑞鶴「なんか奇妙な事を言い残して言ったわね…」

翔鶴「なんだったのでしょう…」

扶桑「取り敢えず草津市を目指しましょう」


ー居酒屋鳳翔ー

敷波「…ねえ鳳翔さん。綾波見なかった?」

鳳翔「綾波さんですか?見てませんね…」

敷波「十日前に大淀さんに意見しに行ったんだけどあれから帰ってきてないの…」

間宮「艦娘寮は?」

敷波「いなかったよ…」

ガラッ

照月「こんにちは!秋月姉を見ましたか?」

鳳翔「えっ?秋月さんも?」

涼月「はい、十日前に姿が…」

初月「もしかしたらここにいるかもしれないと思ったんだけど…」

鳳翔「これは異常な事が起こってますね…。同じ日に艦娘が2人もいなくなるなんて…」

間宮「照月さん、秋月さんがいなくなる前にどこかに行くって言ってませんでしたか?」

照月「はい…。大淀さんに言いに行くと言って…」

鳳翔「!」

鳳翔「…これはまずいかも知れませんよ…。早く助けないと綾波さんも秋月さんも命が危ないかも知れません!」

武蔵「どうしたのだ?」

鳳翔「あっ!武蔵さん」

ー事情説明ー

武蔵「なるほど…。では探していない場所はないか?」

敷波「えっ…特にないと思うけど…」

大鳳「話は聞きました。私が大淀さんなら誰にもバレない場所に2人を閉じ込めますね…」

照月「でもそんな場所って…」

鳳翔「あります…」

涼月「えっ?」

鳳翔「一部の艦娘しか知りませんがこの鎮守府には牢屋があるんです」

敷波「私はなんも聞いたことないよ!」

鳳翔「当たり前です。提督は一切そこを使わなかったので初期の艦娘だけが知っているんです」

初月「初期の艦娘…一体誰だ」

鳳翔「吹雪さん、叢雲さん、明石さん、金剛さん、赤城さん、青葉さん、そして大淀さんです。私は話は聞いたことがありますが場所は知りません…」

敷波「ということは綾波達はそこに…」

照月「秋月姉も!」

鳳翔「まだ恐らく命は奪われていませんが早くしないと取り返しのつかないことになりそうです」

武蔵「ならまずは調査だな。牢屋なら逃げられんように細工がしてあるはずだ」

鳳翔「皆さん、頼みましたよ、私も捜査してみます」

艦娘「はい!」


ーロシア、ウラジオストク駅に向かう道ー

タシュケント達は車でウラジオストク駅に向かう道を走っていた。艦娘は年齢的に見ると子供では無いので免許があれば車を運転できるのだ。

暁「以前尾行してくる車はないわ」(さぁ起きて、みんなAre you ready〜?♪)←車の音楽

響「前方方向も、まだ街は眠っている」(朝の風〜、海にもおはよう♪)

電「それにしても窓が曇るのです」ゴシゴシ(ちゃんと準備は出来てる〜♪)

雷「外が寒いから中と外の温度の差で曇るのよ」(だって私誰よりもお姉さんだから〜♪)

タシュケント「…なんでこの音楽なんだい?」

暁「いい音楽でしょ?」

タシュケント「一様私たちは追われているんだよ…」

響「タシュケント、気にしちゃダメだよ」

雷「それにしてもすごい曇るね」ゴシゴシ

タシュケント「うわっ!」ツルッ

電「痛いのです!」ゴン!

響「どうしたんだい?」

タシュケント「路面が凍って滑ったんだ…」

暁「安全運転してよね」プンプン

タシュケント(私が運転してるんだけど、でもこの時期って路面は凍らないはずなんだけど…)

雷「1回窓を開けましょう」ウィーーン

ビューー!ビューー!

電「寒いのです!」

?「大淀さんに言われたからあなた達を捕らえに来たわよ」

タシュケント「だっ、誰だ!」

暁「この声は、『由良』さん!」

由良「フフフ、明石さんの倉庫から取ってきた道具が役に立ったわね」

雷「でもどこに?」キョロキョロ

響「もしかして…」上見上げ

由良「そうだよ!車の上に乗ってんのよ!この明石さん特製瞬間冷凍機でギアッチョみたいに車に張り付いているのよ!」ハイライトoff

暁「車を止めるとか出来ないの?!」

タシュケント「既に試しているがブレーキペダルが凍っているんだ!」ドンドン!

暁「それなら貴方の能力で車をカエルにするとかしなさいよ!」

タシュケント「ジョルノじゃないから無理だよ!」

由良「なめんなよ!」←口調変わってる

タシュケント「この車は時速50キロで走っている。つまり私たちは20度冷えた事になる!」

雷「ちょっと、私達凍りかけてるんだけど!」

由良「……フランスのパリって英語でParisていうんだがみんなパリって呼ぶ…」

電「なんか語りだしたのです…」←凍りかけ

由良「…舐めてんのか!日本語で呼べ!日本語で!」ドガガガガ!←やはり馬鹿だった

響「今関係なくないか…」

ピシピシ…バリーン!←氷が割れた

由良「きゃぁぁぁ!」ドカッ!←道路に落ちた

タシュケント「よ、よし!このまま逃げるよ!」(なんか勝手に落ちたけど)ブーーン!

バシュ!バシュ!(スケート靴に履き替えて地面を凍らせた)

由良「ちっ…あれが大淀の言っていた新入りの能力か。しかし逃がさない!」(第六駆逐隊は7年目、タシュケントは3年目)

響「…追ってきている!」

由良「軽巡洋艦だから駆逐艦の主砲は微々たるものよ。これならあっという間に…」ツルッ

由良「きゃぁぁぁ!」ドガドガドガ!←地面にセルフキス

響「」( °Д°)

雷「な、なんか知らないけど転けたわよ!今のうちに…」パキパキパキ…←地面が凍って車まで凍った。

由良「逃がさないわよ!あなた達が駅に着くことは決してない!」

電「車から落ちる水滴を凍らせ…」ツルッ

由良「きゃぁぁぁ!」ドガドガドガ!←やはりセルフキス

響「」( °Д°)

雷「」( °Д°)

電「」( °Д°)

響「こ、後方追いすがる敵はいないよ…」

暁「前方方向もまだ街は眠っているわ…」

タシュケント「早く駅に行こう!」

由良「」再起不能(リタイア)!

ファイティンコ~♪←ジョジョ5部のネタのオチ


ー横須賀鎮守府ー

まだ残暑の続く日が続く。ヒグラシのなく声が響いている。

青葉「…戻ってきたはいいんですが、なんか私の知っていた横須賀鎮守府じゃなくなってますしこのままついて行っていいんですかね…」

衣笠「私達も変わんないといけないのかな…」

そう言って歩いているとある場所まで来ていた。

ー居酒屋鳳翔前ー

青葉「…最近美味しいもの食べてませんでしたね」

衣笠「刑務所にいた時は美味しくない物食べていたしね…」

青葉「…行っちゃう?」

衣笠「そうだね」ガラッ

ー居酒屋鳳翔ー

鳳翔「いらっしゃいませー……!」

青葉「あっ…どうも…」

衣笠「こんにちは…」

間宮「いらっしゃい」ニコ

鳳翔「何から頼みますか?」

青葉「そうですね…。カクテルって出来ます?」

衣笠「私もそれで」

鳳翔「多少なら出来ますよ」

間宮「ご飯の方はどうします?」

青葉「おまかせします」

衣笠「私も…」

鳳翔「分かりました」ニコ

ー10分後ー

鳳翔「お待たせしました。アル・カポネです」

作り方

テネシーウィスキー 30ml

クランベリーリキュール 15ml

ディサローノアマレット 15ml

フレッシュライムジュース 1tsp

をシェイクさせる。野菜・ライムピール・ブラックオリーブでボルサリーノ(帽子)をイメージしたデコレーションを飾ったら完成。

中甘辛口でアルコール度は25度以上と高め。

青葉「…ありがとうございます」

衣笠(これって嫌がらせですかね…?)


アル・カポネ…アメリカのギャング。アルカトラズ刑務所に閉じ込められた事でも有名。


鳳翔「今日は鱧料理です」

間宮「こちら、鱧の落としです」(そもそもカクテルに鱧は合うのか?)

青葉「おおっ!この時期の鱧は美味しいですからね」パクッ

青葉「あ、あれ?」

衣笠「何かおかしいの?」

青葉「いや…別に…」

間宮「こちら、鱧と松茸の汁です」

衣笠「鱧と松茸は美味しいって言うから美味しそう!」パクッ

衣笠「ん?」

青葉「衣笠も?」

衣笠「うん…」

鳳翔「…今日の料理は美味しかったですか?」

青葉「いや…なんか違うような…」

衣笠「美味しいには美味しいんだけど…」

間宮「当たり前です。それは美味しく作っていないからです」

青葉「えっ?でも作り方はそこまで変わんないと思いましたが…」

間宮「鱧を料理する時は骨切りをしないといけないのですが、今回は粗めに切ったため舌触りが悪いんですよ」

※鱧料理は第一部の最後にあります。

鳳翔「…この料理の意味って分かりますか?」

青葉「囚人のカクテル、出来が悪い鱧料理…。提督と私たちですか?」

鳳翔「そうです。提督はいつもこれより酷い料理を食べていました。その出来の悪い鱧料理よりもです。他にも盗撮されたり外出が出来なかったり…」

間宮「あなた達は提督が受けてきた仕打ちをこの料理よりも酷い物だということ自覚していますか?」

青葉「うっ……」

間宮「それと刑務所での生活はどうでしたか?」

衣笠「酷かったです…」

間宮「あれほど居場所の悪い場所にいたのにまだ提督を追い詰めるのですか?」

衣笠「それは…」

武蔵「もうやめてくれ。鳳翔」スッ

青葉「武蔵さん…」

衣笠「いつの間に来たんですか?」

武蔵「その話は後だ。青葉、衣笠。お前らはどうしたい?」

青葉「どうしたいとは…?」

武蔵「このまま大淀について行くのか?」

※安価を取ります。

青葉達の行動は?>>30

選んだ行動によって青葉、衣笠の行動、綾波達の運命が変わります。

青葉「このまま大淀について行くのかですか…」

衣笠「でも私たちは提督を…」

鳳翔「私達の仲間に入りませんか?そうすれば間接的には提督に協力したことになります」

青葉「でも司令官は…」

武蔵「相棒には私から説明する。それとこれをつけろ」

衣笠「これは…」

鳳翔「セーフティーバッチです。これで提督を裏切れなくなります」

青葉「このまま大淀さんについて行ってもどうなるか分からない…。でももし…もし許してくれるのなら私は司令官に協力したい!」

衣笠「私も提督に償いたい」

武蔵「決まりだな…」フッ


青葉 忠誠度0→100

衣笠 忠誠度23→100


鳳翔「ありがとうございます。それと青葉さん、1つ質問いいですか?」

青葉「はい!いいですよ!」

鳳翔「鎮守府のどこかに営倉があるって聞いたんですけど知っていますか?ある人がそこに囚われているらしくて…」

青葉「…そうですね。ここの鎮守府は2つの営倉がありますがひとつは艦娘寮の地下、もうひとつは…」


ーその日の夜、??ー

綾波「いよいよ明日で処刑…」

龍鳳「長かったような…短かったような…」

秋月「最期に司令に感謝を伝えたかった…」


鳳翔「ここですか…」

青葉「はい。ここにいる可能性が高いです」

衣笠「知らなかった…。こんな所にあるなんて…」

武蔵「大鳳、準備はいいか?」

大鳳「はい。しかしまさか…工廠裏にあったなんて…」

青葉「拷問部屋があるのは鎮守府の営倉でもここだけです。ここは昔深海棲艦を処刑したり拷問をしていた場所。司令官はここを1回も使わずに近づかないよう命じたのはこの理由でした」

照月「って言うことは…拷問器具がまだ…」

青葉「はい…。石抱きから処刑器具まで色々です」

涼月「秋姉さん…」

敷波「綾波、生きていてよ…」

初月「大丈夫だ…」

武蔵「突入するぞ!」ダッ!


ー工廠裏、牢屋内ー

コツコツ…

綾波「…誰かが来たみたいですね…」

天龍「お前達は今から処刑する」ハイライトoff

筑摩「大淀さんに邪魔する者は消えてもらう!」ハイライトoff

綾波「そんな!処刑は明日のはずじゃ…」

天龍「大淀様の気持ちが変わったんだ。最初に処刑するのは…龍鳳、貴様だ」

秋月「待ってください!やめて下…」

天龍「………」ビシッ!

秋月「きゃぁ!」

龍鳳「…分かりました。但し…私だけ殺してください…」

綾波「龍鳳さん!」

龍鳳「綾波さん、秋月さん。お元気で過ごしてください…」ニコ

天龍「龍鳳を出せ」

ギイィィィ…

筑摩「ここに座りなさい」

龍鳳「本当にありがとうございました…。(何日も食べてなくて力が…。でももうすぐ…)」

天龍「…首を差し出せ」スッ

筑摩に背中を押されて龍鳳の首は前に差し出される。天龍が首を打とうと刀を構えた。

綾波「龍鳳さん!」ガチャガチャ!

秋月「嫌ーー!!」ガチャガチャ!

まさに今から処刑が始まろうとした時…

武蔵「ドラッッ~~~~~っ!!」ドガッ

武蔵は天龍の顔面を栗田パンチで殴った。

天龍「グハッー!!」ビタン!

天龍はそのまま壁に叩きつけられた。

秋月「だ…誰ですか?!」

綾波「あ…貴方は…」

武蔵「やれやれ…危機一髪ってとこか」

大鳳「間に合いましたね」


ー5分前、牢屋内ー

鳳翔「こんなに牢屋があるなんて…」ダッダッ

青葉「…やはり慣れませんね。この臭いには」ダッダッ

衣笠「今も血が染み込んでいる所がある…」ダッダッ

青葉「…なんでここが拷問や処刑に使われていたか分かりますか?」

鳳翔「…いいえ」

青葉「ここで深海棲艦を捕え情報を聞き出すのは表向き、実際の目的は…」

敷波「その前になんで青葉さんはそんな事を知っているんですか?」

青葉「…私は昔、元帥の元で諜報員をやっていたので」

敷波「…そうですか」

青葉「…それより話を戻しますね。ここでやっていた事それは深海棲艦を使った実験でした」

照月「実験…」

初月「その実験は…」

涼月「ま…まさか…」

青葉「そうです…。ここは20年前深海棲艦のDNAを使った兵器や人体実験をしていたんです」

敷波「じ、人体実験?!」

照月「ま…まさかここにある拷問器具は…」

衣笠「人体実験に使われていた物…」

武蔵「なんか込み上げるものがあるな…」

大鳳「!…なんか向こうで声が聞こえませんでしたか?」

武蔵「急いで行くぞ!」ダッ!


ー現在ー

筑摩「な、何者ですか?!」

大鳳「道理が分からない人に名乗る名はありません!」ドガッ!

筑摩「グベラ!」ビタン!

敷波「綾波!」武蔵『オラオラオラオラオラオラ!!』←後ろの声

綾波「敷波ちゃん…。助けに来てくれたんだね…」ズル… 大鳳『ドラドラドラドラドラドラドラ!!』

敷波「綾波!大丈夫!?」 武蔵『新・気功砲!』

綾波「大丈夫…だよ…。ご飯を…しばらく食べてなかったから…力が抜けて…」 大鳳『フタエノキワミェー!』

照月「秋月姉!」 武蔵『クラッカーヴォレイ!』

秋月「照月…みんな…」 大鳳『ぶっ壊す程、シュート!』

涼月「大丈夫ですか!」武蔵『炸裂しろ!』

秋月「うん…何とか…」大鳳『完全なる!』

龍鳳「鳳翔さん…ありがとう…ございます…」 武蔵、大鳳『黄金の回転エネルギー!!』

鳳翔「はい…。その前に…」

鳳翔「いい加減にしなさい!!」ゴチン!ゴチン!

武蔵「痛た…」タンコブ

大鳳「痛いです…」タンコブ

鳳翔「せっかくいい場面なのに邪魔しないでください!!」

武蔵「すまんかった…」

大鳳「ごめんなさい…熱くなっていました…」

鳳翔「どうするんですか…2人は…」

天龍、筑摩「」ボロボロ…

青葉「…代わりに入れときます?」

衣笠「どうしようか?」

鳳翔「取り敢えず皆さんを外に連れ出して鍵を閉めちゃいましょう」

青葉「わ、分かりました…」ガチャリ!


ー十分後、居酒屋鳳翔ー

間宮「皆さん!無事でしたか?」

鳳翔「皆さんは控え室に布団と点滴、私と間宮さんは食事の準備を、傷薬と着替えを急いで!」

艦娘「はい!」

間宮「ご飯はお粥でいいですか?」

鳳翔「はい、そうしてください」


ー10分後、バックヤードー

鳳翔「出来ました!リゾットです」

武蔵「出来たか!急いで食べさせなくては…」

鳳翔「ダメです!少しずつ食べさせてあげてください。いきなり食べさせては死に至ります」

敷波「死に…」


この話は戦国時代に実際に起こった出来事である。鳥取城の戦い、歴史に残る悲惨さを伝える戦いである。この戦いは『飢え殺し』と言われた戦いだったが戦いが終わった後が悲劇だった。解放された農民に粥が配られたがその粥を食べた農民が死んだからである。『リフィーディング症候群』栄養を与えられていない人がいきなり栄養を多く与えられると起こるものである。(綾波達は15日は食事をしたが4日は食事を取っていない)


武蔵「わ、わかった」

秋月「う…う…」

照月「秋月姉…」

綾波「し…染みる…」

龍鳳「鞭の痕が…」

鳳翔「……敷波さん、照月さん。ちょっと来てください」

敷波「は…はい」

照月「分かりました…」

鳳翔「…大淀さんに仕返しをしたいですか?」

敷波「そりゃしたいよ!でも…」

照月「やり方が分からない…」

鳳翔「…確か金曜日の夕飯の担当は長門さんでしたね」

照月「それがどうしたんですか?」

鳳翔「…私もこういう事は好きではありませんが堪忍袋の緒が切れました」

鳳翔「これをカレーの中に入れてください」

鳳翔はそう言って瓶をポケットから取り出した。何やら食材のようだが…

敷波「こ、これは…」

鳳翔「これを大さじ1以上入れると変化が起きます。大淀さんのお皿に入れてください」

照月「は…はい」


ー神奈川県、箱根町ー

三日後、一部の者たちが箱根に集まっていた。静岡と神奈川の境にあるこの山は古くから要害として使われ箱根竹之下合戦、小田原征伐などもここで争われた。江戸期には箱根関が設けられ関東の玄関口として入鉄砲に出女を取り締まった。また古くから温泉地としても有名で小田原征伐の際には湯治場として利用された。

ー箱根旅館ー

大将「大淀、?2。例のものは手に入れられたか?」

大淀「すみません…。失敗しました」

?2「ですが代わりにこれを…」

大将「そうか。では…」カツカツ

大将「そう言っている間に来たな」

そこに居たのは白いジャケット、白のズボンを履きメガネをした1人の男だった。周りにはガードマンらしき人も見える。

?2「………」

大将「良くおいでになりました。ささ、こちらへ」

?「うむ…」

その部屋にいたのは手錠を嵌められた多くの女性だった。

大将「貴方様のために上等の者を用意しました。大淀」

大淀「はい、こちらです」

そう言って差し出されたのはホルマリン漬けの輪切りのソ級だった(ちなみに選択肢によっては綾波達がこうなりました。※番外編参照)。

?「うん…。これで我が計画も1歩近づく」

大淀「用意していた艦娘には逃げられましたがそれに代わるものを用意しました」

大将「それより貴方様を呼んだのは我々の計画を邪魔する者が現れたからです」

?「それなら…」パチッ!

すると何も無い場所から人が現れた。

?「我々の刺客だよ」

大淀「お力添え出来ますか?」

?「問題ない。我々の計画を邪魔する者はこの世から消す…。ただそれだけだ」

大淀「それでは…」

?「邪魔者を消すとしよう」


ー奈良県、興福寺ー

710年に建てられた興福寺は藤原不比等に関係する寺院である。かつて僧兵が居てよく朝廷に反抗していたことでも有名である。南都焼討の際には焼けたが再建された。1998年に世界遺産に登録された。この寺は多くの仏像があり、その中でも有名なのが阿修羅像と四天王像である。

吹雪「多くの仏像がありますね…」

提督「1300年以上前に建てられたのに多くの仏像が残っているのは寺社好きには嬉しいな」

赤城「見て下さい!」

提督「うん?」振り向き

赤城、金剛、叢雲が並んで阿修羅像ポーズを取っている

提督「…えっ?」

赤城「もう少し反応して下さいよ!」

叢雲「私…恥ずかしいんだけど…」

金剛「どうですカ?このポーズは?」

吹雪「反応に困ります…」

アイオワ「あの…仏像見ないんデスカ?」

夕張「いいのよ…ああゆう人だから」

古鷹「どれが四天王像なんだろう…」

摩耶「さっぱりわからん…」

※四隅が四天王像です。

榛名「なんか神々しいですね」

伊良湖「なんか心が洗われるような…」

大和「美しいですね…」

提督「全くだ…」~~♪←Fighting gold(ジョジョの奇妙な冒険5部オープニング)

吹雪「あれ?着メロ変えました?」

提督「ああ。あれ、鳳翔から?」


ー居酒屋鳳翔ー

鳳翔「いよいよ今回もやって来ました。第3回クジ引き大会…」

神風(なんか名前が…)

神通「それで、綾波さん達は大丈夫なんですか?」

間宮「栄養剤と食事を取らせてある程度は回復したわ。傷は高速修復材をかけたわ」

綾波「まだ完治はしていませんが…歩けるようにはなりました…」

龍鳳「養生すれば大丈夫です」

秋月「ご心配をかけました…」

鳳翔「この3人は鎮守府には居ないことになっています。ですからこのくじに外れたら私たちが保護します」

綾波「私達も参加するんですか?」

鳳翔「ある程度治ってるし、専門的なことは明石さんにやってもらわないと無理ですね…」

リシュリュー「それより始めましょう」

浦風「分かってるじゃけ」

鳳翔「それではくじをお願いします」

※安価を取ります。

選ばれたのは?>>31

(今回は6人ですが物語の関係上安価は3人とさせていただきます。ちなみに確定しているのは神通、神風、朝潮です。綾波達も選択可能とします。今回が一様の最後なのでよろしくお願い致します。)

神通「当たりました」

神風「やっと当たった…」

朝潮「朝潮、任務を遂行します!」

綾波「まさか…私が当たるとは」

青葉「当たったのには当たったんですがね…」

高雄「当たりました」

鳳翔「分かりました。それでは奈良県で提督と合流してください。行先は法隆寺です」

青葉「司令官に謝らないとな…」

綾波「まだ完治はしていませんが精一杯頑張ります!」

高雄「提督を守り抜きます!」

神風「神通さん…頑張りましょう!」

神通「ええ、提督を護衛します」

朝潮「司令官を守り抜きます!」

鳳翔「護衛は今から始まります。皆さん、その覚悟で頑張ってください」

艦娘「はい!」


ーその夜ー

神通「出発準備は出来ましたね。それでは…」

青葉「待ってください!前方方向に誰かが…」

神風「あ…あれは…」

荒潮「あらあら〜、皆さん。こんな時間に朝潮さんを連れてどこに行くんですか~?」ハイライトoff

大潮「気分アゲアゲで参りましょう♪」同上

朧「逃がしませんよ…」同上

子日「提督はどこ?」同上

鬼怒「ちょっと邪魔するよ…」同上

朝潮「…私を狙って来ましたか…」

高雄「戦闘準備!」

綾波「怪我が完治できていれば…」

神通「…ここは私が食い止めます。皆さんは先に駅に行っててください」スッ…

神通はそう言って刀を抜いている。神通の愛刀は本庄正宗、上杉家家臣、本庄繁長の持っていた刀である。別名『兜割り正宗』とも言う。

神風「神通さん、私を忘れていませんか?」スッ…

神風の刀は笹ノ雪。池田恒興のものだったが小牧・長久手の戦いで戦死した後、永井家に送られたものである。

高雄「…分かりました。ご武運を!」

そう言って高雄たちは正門を抜けた。

荒潮「あらあら~逃がさないわよ~」

神通「ここは通しませんよ」

神風「通りたければ…」

神通、神風「私達を倒していきなさい!」

こうして鎮守府正門前で戦いが始まった。


ー鎮守府側の艦娘に見つかりました。戦闘を開始しますー

戦闘状況・味方…神通、神風

・敵…大潮、荒潮、朧、子日、鬼怒

ー戦闘開始!ー


荒潮「朝潮さんを逃がすわけには行かないわよ♡」ガチャン

神通「相手方、艤装展開!」

神風「あまり長期戦には出来ません。少しでも食い止めつつ自分達も合流しなければ行けませんから…」

鬼怒「おっと?そんな余裕ある?」ドガン!

神風「くっ!軽巡1駆逐4の圧倒的不利です。早々に決着を…」ガギン!

大潮「フフフ…。あの人の艤装でやる気がムンムン湧いてくる」

神風「あの人?」

朧「隙がありすぎですよ?」ドン!

神風「くっ!」ガキン!

神通「…仕方ありませんね。これだけは使いたくなかったんですが」

神風「神通さん!まさか…」

神通「久しぶりに少し本気を出しましょう。うぉぉぉぉ…」

子日「な、何が起こったの…」

神通(鬼神モード)「さぁ…戦を始めましょう」


※鬼神モード…神通など一部の艦娘のみ使える。力が跳ね上がり防御が下がる代わりに攻撃力が大幅に上がる。


荒潮「でも〜あなた達に道はないのよ~。貴方たちはここで死ぬのだから」ズモモ…

神風「本当に不味いですよ…」

神通「いいえ、違います!」

神通「道というものは自分で切り開くものです!体制を整えつつ再度突撃します!」ダッ!

その時、右舷から砲撃が飛んで来ている。神風はその事にいち早く気づき弾を斬った(艦娘の刀は明石によって改修済み)。

那智「チッ…外れたか…」

羽黒「なんか面白い事やってますね♡」

敵援軍…那智、羽黒

神風「妙高型…」

神通「…形勢が悪いですね…」

?「助けに来たよ!」

?「ここは私たちに任せてお前たちは行け!」

朧「だ、誰です…」ドガッ!気絶

子日「何も…」ドガッ!気絶

伊勢「私達も加勢するから貴方たちは逃げて!」

日向「何だか分からんが加勢する」

援軍…伊勢、日向

神風「伊勢さん、日向さん!」

神通「…いいえ。私達も頑張ります」スッ

鬼怒「邪魔者は排除…だよ」

羽黒「邪魔するんなら容赦はしません!」

伊勢「やるよ!」

神通「はい!」

4人の艦娘は敵対する艦娘に向かって突撃して行った。

那智「伊勢…そちらに味方するなら容赦はしないぞ」

伊勢「黙りなさい、この酒呑みが!仲間を傷つけてどうするのよ!」

那智「ならば死ね!」ブン!

伊勢「甘いわよ」

伊勢はそう言うと峰側で那智の脇腹を砕いた。

那智「グワー!」

伊勢「安心しなさい。峰打ちよ」パチッ


羽黒「神通さん…邪魔しないでください」

神通「…どうしても聞かないのなら…」スッ…パチッ

羽黒「居合斬りですか。私には通用しないですよ?この包丁の錆になって下さい!」ダッ!

神通「…やむを得ません」ダッ!

シュバッ!

羽黒「……」

神通「……くっ!」ブシャ←腕から少し血が出た

羽黒「……」バタッ…

神通「居合斬り必殺、散り椿…堪能しましたか」パチッ


神風「荒潮さん、決着を着けましょう」

荒潮「ええ…望むところよ」

神風「はあ!」ギン!ギン!

荒潮「甘いわね。だから貴方は勝てないのよ」

神風「…確かに私は未熟です。でも…」

荒潮「でも?」

神風「守りたいものがあるから私は戦えるんです!はぁぁぁぁ!!」

荒潮「痛っ!」横腹を打たれた

神風「トドメです!」ブン!←峰打ちで唐竹割

荒潮「グベラ!」バタッ…

神風「…そこで眠っていてください」


日向「さあ…降参するなら許してやる」

大潮「誰が降参するんですかね?」

日向「…ならば本気で行くぞ」

大潮「どうぞ」(低速艦が高速艦に勝てる訳が無い)

日向「そうか…なら」スッ…バッ!

大潮「えっ?速い!」

日向「当たり前だ。艤装を外せばある程度は速く動ける!トドメだ喰らえ!」鞘で大潮を殴った

大潮「グバッ!」

日向「…少しは反省しろ」


神通「ありがとうございます。伊勢さん、日向さん」

伊勢「いいよこれくらい」ニヒヒ

日向「これからの道中も気を付けるんだぞ」

神風「はい!」

伊勢「それじゃあ、私はこれで」スタスタ…

日向「頑張れよ」スタスタ…

神通「…何とか防げましたね…」

神風「神通さん!その傷…」

神通「大丈夫ですよ。後で治します」

神風「そうですか。取り敢えず包帯を巻いておきますね」

神通「…ありがとう、それじゃあ行きましょう」

神風「はい!」

こうして苦労がありながらも何とか鎮守府から出発した6人。これからも色々な苦難が起こることを彼女たちはまだ知らない…。


ー大津市、瀬田唐橋(明け方)ー

琵琶湖の南端に位置する大津市。天智天皇の時、大津宮が建設され、一時的に国の中心となった都市である。壬申の乱の際に大友皇子と共に滅んだが平忠度が読んだ歌に志賀(大津宮)を読んだように歌の場として読まれるほどだった。瀬田川を流れは京都に入ると宇治川、大阪に入ると淀川と名を変え大阪湾に注ぐ。瀬田橋は古代京は瀬田、宇治の橋を落とせば入れないとされ壬申の乱、源平合戦(宇治川の戦い)、本能寺の変の際に落とされている。長い時は320mもの長さがあり、昔は弓矢で戦ったのも納得出来る。

(一説には真田昌幸は大坂の陣の際、打って出る案を考案した際瀬田橋を落とす作戦を出した。※しかし昌幸は死んでおり幸村も受け入れられなかった)

加賀「瀬田橋ね」モグモグ

瑞鶴「ちょっと!あの話だと草津市に向かうんじゃなかったの?」

扶桑「作者が別編出やすらしいから…」

翔鶴「仕方ないわよ…作者にも事情があるんだから…」

瑞鶴「加賀さんもなんで鮒寿司食べてんですか?!」

加賀「そこにあったからよ」モグモグ


鮒寿司は生寿司ではなく馴れ寿司である。馴れ寿司が出来たのは平安時代、生寿司が誕生するのは江戸後期の1830年代である。


瑞鶴「あれ?でも三成はここで誰かと出会うって言ってなかった?」

翔鶴「言っていたわね…」

扶桑「では渡りましょうか」ビューン

その時、一行の前から矢が飛んできた。加賀はその辺に捨てられていた板で矢を防いだ。

加賀「危なかったわね…」

?「瑞鶴先輩…見つけましたよ」

瑞鶴「その声は…葛城!」

橋の対岸には葛城が弓を構えてこちらを狙っていた。

翔鶴「戦闘準備を!」

葛城「瑞鶴先輩!早く鎮守府に帰りましょう!」

瑞鶴「嫌よ!なんであんな所に帰らないといけないのよ!」

葛城「…そうですか。なら、無理矢理でも連れて帰ります!」ギリリ…

ー鎮守府側の艦娘と接触しました。戦闘を開始しますー

戦闘状況・味方…翔鶴、瑞鶴、加賀、扶桑

・敵…葛城(病んでいない)

ー戦闘開始!ー

まず両軍は盾を立てた後、矢の打ち合いを開始した。瀬田橋を挟んだ戦いは1336年の建武の戦い以降行われていないので戦いは約700年以来の戦いと言える。橋の長さは大橋が172m。弓道の近的が28m、遠的が60mなので遠的の3倍以上の長さと言える。

加賀「扶桑さんは対空に備えて、私と翔鶴、瑞鶴はとにかく矢を撃って!」

艦娘「はい!」

そう言って加賀が矢を放っていく。流石一航戦である。矢は葛城のいる盾に届いた。

翔鶴「瑞鶴、いくわよ!」ギリ…

瑞鶴「うん!翔鶴姉!」ギリ…

続けて翔鶴、瑞鶴も矢を放っていく。

葛城「くっ!流石先輩!矢を放つ暇がない!」カッ!カッ!

瑞鶴「橋戦の基本は矢の雨を潜り抜けて一気に対岸を制圧する。でもそれが難しい」

※孫子にも川の近くでは戦うなと書いてある位、橋戦は難しい。

加賀「盾の矢は再利用するわよ」バシュ!

葛城「ここままだとやばいわね…」

?「力を貸すわよ」バシュ!

?「全機、発艦!」バシュ!

葛城「貴方は…」

瑞鶴「くっ!なんかいきなり強くなってない?」

翔鶴「何とか持ち堪えないと…」

扶桑「向こう側に艦娘が増えました!増援は…」

瑞鳳「提督を探しているあなた達には消えてもらう!」バシュ!

祥鳳「協力しますよ」バシュ!

敵増援…祥鳳、瑞鳳(病み)

加賀「ちょっと面白くなってきたわね…扶桑さん、貴方は隙を見て対岸に渡りなさい」

扶桑「はい!」

その時、扶桑の艦橋の髪飾りに矢を掠めていった。

扶桑「危なかったわ…」ドキドキ

瑞鶴「何とか住民に迷惑が掛からないようにしないと!」バシュ!

翔鶴「そうね、決着を早めに着けたいですね」

加賀「このままだと死人が出るわよ」

扶桑「…加賀さん、盾を貸してください。私が突破してみます」

加賀「…分かったわ。出来る限り援護するわ」

瑞鶴「扶桑さん…ご武運を」

扶桑は頷くと瑞雲12型を飛ばし、木の盾を持って、瀬田橋を渡り出した。持っていた木の盾にも矢が刺さるほど合戦は激しさを増していく。

扶桑「くっ!矢が激しいです!」ガン!ガン!

葛城「一人渡ってるわ!」

瑞鳳「渡らせないわよ!」ギリリ…ブーーン…

瑞鳳「きゃぁぁぁ!!」ドガン!

その時、瑞雲が瑞鳳を爆撃した。瑞鳳は大破して倒れている。

加賀「一角が倒れたわよ!更に撃ち続けるわよ!」バシュ!

翔鶴「加賀さん…腕がもう…」ビリビリ

加賀「弱音を吐かないで!ここで負けたら今までやってきた事が無駄になるわ!」

瑞鶴「翔鶴姉は下がって!私が援護する」

翔鶴「瑞鶴…ごめんなさいね…」

扶桑「…後50m。ここからが本番…」

葛城「50を切ったわ」

祥鳳「扶桑さん!隙だらけです!」バシュ!

祥鳳の放った矢は木の盾を避け、扶桑の腹部に直撃した。

扶桑「ウグッ!」

しかし幸いにも腹部の艤装に当たり戦死は免れた。

瑞鶴「扶桑さん!」

加賀「瑞鶴…戦線を上げるわよ」

祥鳳「痛い!」グサッ!

加賀の放った矢は祥鳳の腕を貫き、祥鳳を戦闘不能にし、丁度扶桑も対岸へと着いた。

扶桑「葛城さん…降参…して下さい…」ハァ…ハァ…

葛城「嫌よ!私は何としてでも瑞鶴先輩を…」

扶桑「フン!」ドガッ!←飛行甲板で殴った。

葛城「ガバッ…」バタリ…

扶桑「…大変だったわね」

祥鳳「…撤退するわ、瑞鳳」サッサッ…

扶桑「待ちなさい!」

加賀「結構よ。葛城を捕らえただけでも充分です」

翔鶴「しかし凄い矢の数ですね…」

橋の伽藍や橋桁、河原には矢が大量に刺さっていて戦闘の激しさを伝えていた。

加賀「葛城に事の起こりを聞きましょう」

ー十分後ー

葛城「ちょっと、離して!」ガチャガチャ

加賀「葛城、今から始まるのは質問では無く…尋問よ」

葛城「ひえっ!?」

瑞鶴「待って加賀さん!私にやらせて」

加賀「…分かったわ」

瑞鶴「ありがとう。葛城…何でこんな事をしたの?」

葛城「それは…瑞鶴先輩が鎮守府に帰ってこなかったからです…」

瑞鶴「私が?」

葛城「私は熱田神宮で瑞鶴先輩とあった時、すぐ帰ると言ってくれました」※一部参照

瑞鶴(あれ?私そんな事言ったっけ?)

葛城「私があの後鎮守府に帰った後、姉が病んでいたんです」


天城『提督さん、ドコニイルノ?』クンカクンカ

雲龍『葛城…どうしたノ?』

葛城『どうしたの?2人とも!目を覚まして!』


葛城「ここ2ヶ月、先輩を探して旅を続けてきました。そして彦根城で先輩達を見つけたと知って…」

翔鶴「だからここで…」

扶桑「では祥鳳さん達は?」

葛城「先程会ったんです。着いてきているのはわかってませんでした…」

加賀「…葛城。貴方はどうするの?」

※安価を取ります。

葛城の処遇は?>>32

今回は瑞鶴を探していたので葛城の処遇は説得、解放(って言っても着いてきますが…)、処刑とします。

瑞鶴「…葛城、鎮守府を雲龍さん達を元に戻したい?」

葛城「はい、あの頃の鎮守府にしたいです…」

扶桑「なら…私達と来ませんか?」

葛城「えっ?」

加賀「私達は提督を探して旅をしてきたの」

葛城「でも…私は何としてでも瑞鶴先輩に…」

瑞鶴「葛城、貴方は腕を上げていたわ。私に着いてきて。鎮守府を元に戻せるのは大淀さんでは出来ないわ」

葛城「瑞鶴先輩…今までの無礼を許してください」縄に縛られながら謝り

翔鶴「…なら、決定ね」シュルシュル…

加賀「これで貴方も私の仲間よ。葛城さん」

葛城「…はい!雲龍型三番艦、葛城!微力ながら協力させて頂きます!」

※葛城が合流しました。

葛城 忠誠度53→89

葛城「次の目的地は?」

扶桑「比叡山の麓、坂本です」

瑞鶴「早く行きましょう!」

こうして葛城を仲間に加えた一行は坂本市を目指して歩いていった。その後橋の合戦の際に傷が着いた瀬田橋のニュースは全国に広まったのだった。


ー奈良県、法隆寺ー

飛鳥時代聖徳太子が建てた寺、法隆寺。世界最古の木造建築と言われており607年に建てられた世界遺産の寺である。正岡子規が読んだように柿が有名である。

提督「瀬田橋で矢傷が大量に発見?」

吹雪「誰かがイタズラでやったんですかね?」

赤城(この矢…加賀さんのに似てるけど…間違いかしら)

飛龍(どう見ても瑞鶴達の矢だよね…)

金剛「そんな事よりニューフェイスの登場だよ!」

榛名「建造の時の声ですか…」

叢雲「一体誰かしら…」

神通「こんにちは、提督」

綾波「お久しぶりです、司令官」ニコ

神風「待たせたわね!」

高雄「お久しぶりです、提督」

青葉「こ…こんにちは…」

朝潮「司令官、お久しぶりです」

提督「久しぶりだな…1人を除いて」

青葉「ひえっ!?」

提督「青葉…何か言うことがあるんじゃないか?」

青葉「ごめんなさい!許してください!反省してますから…」ガクガク…土下座

提督「まあ反省している様だし、胸にセーフティバッチ付けているからこれからは気をつけるんだぞ」

青葉「はっ…はい!」

摩耶「良かったな、青葉」

古鷹「ようやく改心してくれたんだね♪」

大和「これからは仲良くしてくださいね」

伊良湖「良かったです…」

夕張「って言うことは…」

明石「青葉、また縁を戻してあげる。これからはよろしくね」

青葉「はっはい!」


?「提督さんを見つけたっぽい」

?「五月雨達は岐阜県の方に行っちゃったしね」

?「どうやって捕まえる?」

?「やっぱり夜かな」

?「取り敢えず付けてみよう」

?「一人ずつだ、皆。提督を使ってね…」

?「それにしても人数増えていない?」

?「どうやら皆の行動が大切なようだね…」


ー龍田川の近くのキャンプ場ー

昔のから紅葉の名所と知られる龍田川。百人一首の菅原道真(菅家)にも読まれ、秋には紅葉で川面が染まる。天龍型軽巡洋艦の二番艦『龍田』の元の名はこの川で一説には龍田揚げはこれから来ているらしい(軽巡洋艦の龍田の説もある)。

伊良湖「提督、こんな魚が手に入りました!」.

提督「これは…子肌か。寿司にすると上手いな。夜皆に振舞ってくれ。俺は釣りに行ってくる。吹雪、叢雲、神通、神風、綾波、青葉。来てくれるか?」

艦娘「分かりました!」


?「今がチャンスだね…」

?「どっちを狙うの?時雨」

時雨「白露達も隙を見て襲うつもりだよ。夕立」

夕立「来たっぽい…」

時雨「僕達には帰る場所が無いんだ…。ごめんよ提督」シュラ…

夕立「準備万端だっぽい」


提督「…気を付けろ。何人か気配がする…。何時でも艤装展開できる準備をしろ」

吹雪「でもどこから?」

時雨「久しぶりだね…提督」ザッ…ザッ…

提督「お前は…時雨!」

夕立「夕立もいるっぽい!」

白露「私達も!」

村雨「捕まえに来たよ!」

春雨「し、司令官。覚悟して下さい!」

提督「やはり居たか!」シュラ!

神風「司令官を守るわ!」シュラ!

神通「また敵ですか…」シュラ!

吹雪「艤装展開!」ガチャン!

叢雲「久しぶりの戦いね!」槍

青葉「いきなりですか?!」ガチャン!

綾波「司令官は私が守ります!」ガチャン!


ー鎮守府側の艦娘と接触しました。これより戦闘に入りますー

ー戦闘状況ー

・味方…提督、吹雪、叢雲、神通、神風、綾波、青葉

・敵…白露、時雨、村雨、夕立、春雨

ー戦闘開始!ー

提督「追ってきたか!白露型!」

時雨「提督!覚悟は出来ているかい?」シュラ!

時雨の刀…稲葉郷(結城秀康の刀。太刀)

叢雲「待ちなさい時雨、私が相手をするわ」

時雨「叢雲、ならお前を倒して提督を捕まえるよ」

叢雲「やってみなさい…倒せるものならね!」ギン!


綾波「まだ完治はしていませんが…久しぶりに本気を出します!」はぁぁぁぁ!

夕立「それなら夕立も!」はぁぁぁぁ!

綾波(鬼神モード)「決着を着けましょう…ソロモンの恐ろしさを教えてあげます」

夕立(鬼神モード)「それはこっちのセリフっぽい!」


春雨「覚悟はいいですか?」ガチャン!

吹雪「司令官は私が守る!」


白露「提督…いい加減に戻ろうよ」バッ!

村雨「皆が待ってるよ!」バッ!

青葉「しつこくないですか?!」サッ!

神通「提督、武器はあるんですか?」

提督「一期一会と棒手裏剣がある」

神風「出来る限り2人を食い止めないと…」

白露「待てー!」

林の中で始まったこの戦い…。果たして勝者は誰なのだろうか…。丁度その時雨が降ってきた。葉や木に雨粒が当たって川の流れは激しさを増す。


時雨「叢雲…君には失望したよ。提督に味方して」

叢雲「黙りなさい。この槍で貴方を串刺しにしてやるわ!」

時雨「まぁ…今から叢雲が倒れるんだけどね!」

叢雲「大口叩くわね!」ガギン!

雨の中、2人の刃が交わる。紅葉が雨に濡れ雫を垂らしている。

時雨「その槍の威力は2mと見た。つまりその距離に入らなければ僕はやられない訳だ」

叢雲「それは無理よ。間合いに入らなければ私は倒せない」

時雨「…知ってるかい?槍の弱点を」

叢雲「何よそれは…」

時雨「それは…」バッ!

叢雲「!消えた?!」

時雨「槍は間合いに入られると防御も攻撃も出来ないことを!」

叢雲「何?!」ドガッ!

時雨「しばらく眠ってな」

叢雲「」

時雨「あとは提督を捕まえるだけ…。恐らく夕立も綾波達を倒してるだろう。あとは寝込みを襲って倒せば全てが終わる。あとは提督を提督を倒せば問題ない!まさに…」

?『次の台詞は…』

時雨、?「『赤子を殺すよりも楽な作業だ」よ』

時雨「はっ?!誰だ」

叢雲「どこを狙っているのかしら?」

そう言った時時雨は心底恐怖を覚えている。確かに倒したはずの叢雲が木の上に座っていたからだ。

時雨「何故だ?!確かに倒したのに!」

叢雲「良く見なさい。貴方の斬ったものを」

時雨が斬ったもの…それは紅葉の木だった。

叢雲「あんたは何も変わっていない…。戦いって言うのは撤退する時こそが肝要なのよ」

叢雲「喰らいなさい!必殺、龍指(りゅうし)!」ドガガガガ…!!

時雨「うわーー!!」ドガッ!バタリ…

叢雲「…安心しなさい、石突だから」


綾波「しつこいですね…。ここで決着を着けましょう!」

夕立「どちらが強いか勝負っぽい!」ガチャン!

2人は降りしきる雨の中ぶつかる。艤装がぶつかり火花が散り、2人の戦いは激しさを増していく。

夕立「さっさと降参するっぽい!」ガギン!

綾波「こっちは貴方達が司令官を探している時、ずっと遠征に行っていたんです!」

夕立「それが何っぽい!」ガチャン!

綾波「挙句、二十日間も営倉に閉じ込められてこっちの気持ちなんて分からないんでしょうね!」

夕立「夕立も提督さんを連れて帰らないと鎮守府に戻れないっぽい!」ドガン!

夕立の砲撃で綾波の後ろの木が倒れた。

綾波「特型駆逐艦の凄さを見せて上げます!」

綾波は素早く夕立の後ろに回り込み夕立を後ろから捕らえた。

夕立「は、離すっぽい!」

綾波「これから貴女を殺るのに!」ガシッ

綾波「1秒もかかりません!」ドガッ!←ランジをするように夕立を地面に叩きつけた

夕立「ダゴズ!」チーン…

夕立はそのまま頭から地面に頭を突っ込まれてしまった。

綾波「痛た…腰が…まだ治りかけなのに…」


吹雪「司令官を邪魔するのは許せません!」

春雨「いくら鎮守府最強の吹雪さんでも負けませんよ!」

雨の中、2人がぶつかる。特型駆逐艦の速さを活かして迫る吹雪と性能の良さを活かして避ける春雨とは互角の戦いだった。

春雨(あのパンチを喰ったら私が敗北する!)

吹雪「どこを見てんですか?」スッ…

春雨「えっ!なんで…」

吹雪「貴方には練度、装備、鍛錬そして速さが足りない!」ドガッ!

春雨「嫌ーー!!」バタリ…

吹雪「…さて、司令官の所に連れて行きましょう」


提督「いくら何でも林の中では機動力がものを言う」

神通「無理に刀を振り回せば木に当たってしまいます」

神風「ちょっと、速すぎない?!」

青葉「って!」ドン!

白露「どこを狙っているの?」

村雨「当たってないよ!」

青葉「くっ!雨で足元が…」

提督「!…それだ。神通、神風。あいつらを誘いだせ!」

神通「はい!」

神風「分かったわ!」

青葉「司令官、何を?!」

提督(この辺は辺り一面罠が張ってある。っていうことは…)

白露「提督には鎮守府に帰ってあの頃の鎮守府に戻して貰うんだから!」

村雨「邪魔しないでよ!」

提督「…なるほど、覚悟は分かった。だが…」

提督「お前達はまだ…青い」

白露「何を…」スポッ!

村雨「根拠に?」スポッ!

青葉「罠?!」

神通「提督、指示通り誘い込みました」

白露「また提督の罠に掛かるなんて!」網に引っかかった

村雨「悔しい!」同上

提督「引っ張り出せ」

ズルズル…

白露「服が…」

村雨「汚れちゃった…」

提督「…さあ、裁きの時だ」ザアザア…

※安価を取ります。

白露型の処遇は?>>32

・捕虜…白露、時雨、村雨、夕立、春雨

(今回は白露達は鎮守府に帰れないので説得or処刑とさせて頂きます)

提督「…さて、こいつらをどうするか」

時雨「くっ…」縄で縛られている

夕立「また負けちゃった…」同上

白露「私達をどうするの…?」同上

春雨「縄が痛いです…」同上

村雨「私達をどうするのよ!」同上

提督「…!伊良湖、さっきの魚を捌いてくれ」

伊良湖「えっ?あ、はい!」

吹雪「手伝いましょうか?」

叢雲「…私も手伝うわ」

提督「俺も手伝う。神通達は見張っててくれ」

神通「分かりました」

キャンピングカーの元に戻った提督は調理を始めた。冷蔵庫から鮪と子肌を取り出し捌いていく。吹雪と叢雲は酢飯を炊き、伊良湖はそれを握っていく。

赤城「あれ?何してるんですか?」

提督「時雨達を捕まえたから食事を作っている」

赤城「しかも子肌の寿司じゃないですか!私も食べたいです!」

提督「…ダメだ。何匹か残しておくから伊良湖にやってもらえ」

伊良湖「完成しました!」

赤城「…?あれ?この料理の意味は…」


伊良湖「お待たせしました、子肌と鮪の握りです」

夕立「提督さんが作ったの…」

伊良湖「はい、そうですよ」

時雨(わざわざ捕虜に出す料理だ…何か意味は…)

村雨「美味し~い!」

白露「でもなんでこんな物を?」

時雨(…!…そう言う事か…)

神通(時雨さんが何かに気づきましたね)

時雨「この料理が意味する物…それは…」

時雨「『処刑』だ…」ボソッ


・子肌…コハダは大きくなると鮗(コノシロ)となる。鮗は昔、武士が切腹する前に食べられていた事から腹切魚と呼ばれる。

・鮪…別名シビ。すなわち『死日』に通じた。鮗と同じく武士に嫌われていた。


時雨「僕達は…明日、処刑されるんだ…」ボソッ

夕立「えっ?」

白露「そんな!」

伊良湖「…それでは、ごゆっくり」

村雨「待っ…」ガシャン!

春雨「嫌だ!嫌だ!!」


提督「どんな顔してた?」

伊良湖「…絶望的な顔でした」

提督「…伊良湖、明日は卵と鶏肉の料理を作れ」

伊良湖「えっ?」

吹雪「それは一体…」

提督「あいつらの最期の食事だ」


ー翌日ー

龍田川は紅葉に染まり、秋風によって散っていく。そして今日命を散らす者もいる。

夕立「提督さん!許して欲しいっぽい!」目隠し

村雨「家をめちゃくちゃにした事も謝るから!」

春雨「反省してますから!」

白露「やめろ!死にたくなーい!死にたくなーい!!」

時雨「……」

提督「今日の川は血で染まりそうだな…」

神通「…」

朝潮「司令官、流石にやり過ぎでは…」

伊良湖「失礼します。最期の食事です」コトッ

飛龍「私…処刑を見るの初めて…」

赤城「私もですよ…」

時雨「提督、最期のお願いをしても良い?」

提督「…なんだ」

時雨「皆を許してくれないかい?僕一人だけが斬られるから」

提督「……良かろう。神風」

神風「えっ…ええ」

夕立「時雨!」

時雨「いいよ、僕だけで皆が助かるなら…」

時雨「最期の食事は…すき焼き風味の鶏肉か…卵と食べると味が深くなるね」モグモグ

提督「…満足したか?」

時雨「うん…扶桑達には申し訳ないけど…逝くよ」スッ

提督「良かろう。その意気受け取った!」カチャ

白露「時雨!」

春雨「時雨姉さん!」

村雨「時雨!」

夕立「やめて!」

吹雪「司令官!!」

ズバッ!!


ブチッ!シュルシュルシュル…

艦娘「!?」

明石「こ、これは…」

時雨「…?」

大和「手の結んであった場所から縄が解けていってます!」

吹雪「司令官は縄の結び目を斬ったんですね!」

時雨「…なんで僕を生かしたの…」

提督「何故お前達が大淀に従っているのか…。それを知りたかった」パチッ!

時雨「でも僕は提督の家を荒らしたし、追跡もした!それなのに…」

提督「お前達は帰る場所が無い」

時雨「!」

提督「ならば少しでも支えるのが俺の役目」

時雨「そんな事言ったって…」

提督「…俺には夢がある。鎮守府を元に戻し、今の軍を立て直すことだ」

白露型「!!」

提督「道程遠し、されどいつかは辿り着くだろう。真実に向かっているわけだからな。違うかい、時雨」

そう言うと時雨は涙を流していた。今までやってきた罪を反省し、頭を下げていた。

時雨「提督…ごめんなさい…」

その頭を撫でて提督は立ち上がった。

提督「これにて時雨の処刑を終わる!」

信貴山の麓を流れる龍田川は紅葉の絨毯を引いたかのように優雅にまたゆっくりと時の流れの様に流れていった。

第5章 ~完~


第6章ー運命ー

ー奈良県、龍田川ー

松永久秀が治めていた信貴山の近くにある龍田川。信長によって滅ぼされた地も紅葉が色づいている。

提督「で、お前達はどうするのだ?」

白露「ちゃんと償うからついて行ってもいい?」

時雨「足手まといにはならない様にするから」

夕立「お願いっぽい!」

村雨「夕立、ちゃんとお願いして」

春雨「迷惑かもしれませんが…」

提督「…明石、セーフティバッチをやってくれ」

明石「はい!分かりました!」


白露 忠誠度100

時雨 忠誠度100

村雨 忠誠度100

夕立 忠誠度100

春雨 忠誠度100


明石「人数が増えてきたので、キャンピングカーをココジャンボの亀のようにしました!」←詳しくはジョジョ黄金の風で

吹雪「司令官の出した料理、あれは絆の意味では無かったのですか?」

提督「何故だ?」

吹雪「卵と鶏肉は元々親子なので」

提督「…俺もお前達が居なければ戦えない。居場所を無くしたなら作ってやろう、そう思っただけだ」

吹雪「ふふ、司令官らしいです」

提督「俺と同じ行くあてのない奴等だ。世話を見てもいいだろう」

吹雪(そう言えば司令官の親って誰だろう?)

大和「準備が出来ました!」

提督「行くぞ、吹雪」

吹雪「はい!司令官♪」


ー滋賀県、瀬田橋ー

?「橋の伽藍や橋桁に多くの矢傷があるな」

?「やはり合戦らしい物があったとみてもいいな」

?「これは司令官に報告しよう、深雪」

深雪「天霧、そろそろ陽炎が帰って来る頃じゃないか?」

天霧「そうだな。早く行こう」

深雪「ああ」


ー横須賀鎮守府ー

金曜日、横須賀鎮守府は夕食の際カレーが出される。今日は長門がその役目だった。担当に選ばれた艦娘は艦娘の物と別に大淀の物を作る。これは毒の混入を防ぐ為のものだった。

敷波「…照月、準備はいい?」

照月「はい。何とか」

敷波「それじゃ、行くよ」

ー調理室ー

長門「おお、敷波と照月じゃないか。どうしたんだ?」グツグツ…

敷波「ちょっとお菓子を作ろうとしてね」

照月「遠征で頑張っている皆と食べようと思って」

長門「そうか。こっちは夕食の用意をしているから注意しろよ」

敷波、照月「分かったよ(ました)」

2人は長門のすぐ近くを通り、調理をする準備を始める。長門の作るカレーは艦娘の大きな鍋と大淀用の鍋のふたつがあった。

長門「うむ!味は最高だ。隠し味に…」

敷波(今だ!)ドバー!

敷波は長門が目を外した際に鳳翔から渡された食材を1瓶丸ごと入れた。

長門「それじゃ、私は大淀に渡してくるから2人は楽しんでいてくれ」

敷波「分かったよ」

照月「お疲れ様です」


ー執務室ー

大淀「今日は長門さんが作ったカレーですか」

長門「ああ、是非味わって食べてくれ」

大淀「ええ、食べたらまた連絡するわ」

長門「そうか。ではな」バタン

大淀「ふう…漸く休憩ね」パク!

大淀「美味し〜い」

大淀は立て続けに何倍もお代わりをした。

大淀「さて…これから仕事に…」

すると大淀に変化が起こる。手足は痺れ、感覚が鈍った。目の前が歪み正常な行動が出来ない。

大淀(早く…連絡を…)