2021-03-30 01:44:16 更新

概要

夕張の発明品が原因で性格が正反対になってしまった艦娘と提督のちょっと不思議なお話


前書き

「淫乱化」「死亡ドッキリ」に続く3作目の作品です
文章力の低さや誤字の多さは相変わらずなのでご了承ください、そろそろ成長しろy(殴
注意:設定の都合上、大半がキャラ崩壊します
リクエスト完全終了のお知らせ
今回の更新で性格正反対の話は終わりとさせていただきます!
そして投票の結果結末はアトランタルートに決まりこの作品のリクエストを完全に終了いたします、たくさんのコメント本当にありがとうございました!
感想等お待ちしています!
追記:前日談を公開しました



提督「えっ...どうゆうこと?」


夕張「だから皆さんの性格が正反対になってしまったんです」


提督「えっ、いやどういうことだよ!?性格が変わったって...何が...」


夕張「あぁ...えっとそれは...」


夕張「その...ね...私が広めてしまったというか...」


提督「えっ?」


夕張「いや、最初は栄養ドリンク作ろうとしてたんですよ!、そしたらいつの間にかこれが出来上がっちゃって...」


夕張「捨てようと思ったんですけど道中で落として蓋があいてしまって...」


提督「それで全員に広がったという訳か...」


夕張「はい...」


提督「...」


夕張「えっと提督...あの...」


提督「夕張...何か言うことはあるか...」


夕張「ごめん☆」テヘッ!


提督「お前ってやつはぁ!!」グニィィ!


夕張「あぁぁぁ!ごめんなさいぃぃ!頬つねないでぇぇ!!」


提督「はぁっ...全く...何でそうも変なものばっか作るんだよ...」


夕張「変なとは失礼な!画期的な発明と言ってください!」


提督「その画期的な発明が今まで役立つことがあったか?」


夕張「うっ...」ギクッ


提督「まぁいいや...で、解決方法はあるのか?」


夕張「それがまだ...偶発的に出来たものなので...」


提督「マジかよ...」


夕張「まぁでも一日くらいあれば治す薬を作れますけどね」


提督「一日で作れるのかよ...」(すげぇな...)


提督「でもその1日の間、俺はどうしてればいいんだ?隠れてた方がいいか?」


夕張「そうですね...念には念をで一応隠れていた方がいいかもしれませんね」


夕張「まぁそれほど危険でもないので動いても問題ないと思いますが...」

  

夕張「あっでも、もしも何かあった時はこれ使ってください」 


提督「これは?」


夕張「麻酔銃ですよ、それがあれば艦娘であっても一発で眠らせることが出来ます!」


提督「一発で...」


夕張「さてっ私は元に戻すために工房へ行きますが、提督はどうします?私と一緒に工房に行きますか?」


提督「いやここにいるよ、ここなら安全だと思うし」


夕張「そうですか、分かりました、では完成出来るまではここで待機していてください」


提督「あぁ分かった、なるべく早くお願いな夕張」 


夕張「了解です!では早速製作にとりかからないと!」タッタッ


提督「...」


提督 (さっきはあぁ言ったけど...何か気になってきたな、性格が正反対ってこと...)


提督 (夕張も言ってたし、ちょっとくらいなら外に出ても大丈夫だよな?)


提督 (よしっ、俺も外に出よう) 


提督 (あっそうだ麻酔銃、麻酔銃...) スッ..


...


ー廊下ー


提督 (と言っても性格が正反対になったってどうなっているんだ?誰とも出会ってないから全く分からん...)


提督「ん?あれは...」


長門「...」キョロキョロ...


提督「あれは...長門か?」


提督 (何か変わってるのか?普段通りに見えるが...)


提督 (話しかけるか)


提督「おーい、長門」


長門「っ!」


長門「提督!」ダッダッ!


提督「えっ?」


長門「会いたかったぁー!」ドコッ!


提督「ぐぼえっ!」ドサッ!


提督「いって...な、長門...?」


長門「ねぇねぇ提督!遊ぼ!」


提督「えっ...?」


長門「遊ぼうよ!ねぇ早くぅ!」


提督 (えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)


提督 (う、嘘だろ...長門が...あの凛々しい長門が...)


提督 (まさかこれが夕張の言ってた発明品の...!)


長門「ねぇねぇ提督ぅ!遊ぼうよ~!」


提督「え、えっと...」


提督「悪い長門...今ちょっと忙しくてな...」


長門「えぇ~...」


提督「明日はいっぱい遊んでやるからさ、今日はちょっと...」


長門「むぅ...」


長門「分かった...明日は絶対に遊んでよ!約束だからね!」


提督「あ、あぁ約束だ」


長門「フフン♪、それじゃあね提督!」ダッダッ!


提督「....」


提督「マジか...」


提督 (ここまで性格変わるのかよ...)


...


提督「しかしさっきは衝撃だった...」


提督 (予想以上だな...)


??「おっ提督」


提督「えっ?」クルッ..


提督「っ!?」


??「どうしたんだよ提督?私の顔に何かついてるか?」


提督「ゆ、夕立!?」


夕立「何だよ...その未知の生物を見たような反応は...」


提督「お前...口調が...」(「ぽいっ」はどこいった!?)


夕立「口調?何かおかしいか?いつもこんなだが....」カチッ


夕立 ジュウ...


夕立「ふぅっ...」


提督「お前...煙草吸ってんのか!?」


夕立「えっ?そうだが...」


提督「夕立が煙草...」


夕立「フフッ、何驚いてんだよ、別に問題はないだろ?私は艦娘なんだし」


提督「そ、そうだが...」


夕立「提督も吸うか?これ結構いけるぜ」スッ..


提督「いや俺は遠慮しとくよ...」


夕立「そうか、あっそうだ提督、今夜私の部屋に来ないか?」


提督「えっ?何で?」


夕立「何って、そんなの決まってるだろ?」スッ


夕立「パーティーだよ...私と提督の二人だけのパーティーをさ...」ヒソッ..


提督「っ!」ゾクッ...


夕立「フフッ、まぁ気が向いたら来てくれよ、私は待ってるからさ」


提督「あ、あぁ...」


夕立「おっもうこんな時間か、そろそろ時雨のとこに行かねぇと、それじゃあここら辺で、またな提督」


提督「おう...」


提督 (何かもう犬というより狼みたいになってたな...)


提督 (てか、あの囁きの破壊力ヤバすぎだろ...)


...


提督 (長門といい夕立といい、変わり様がエグいな...) 


??「...」コソコソ...


?? (今っ!)


??「ばぁっ!」


提督「へうぁ!?」ドサッ


??「あははははっw!引っ掛かった!引っ掛かった!」


提督「いってて...何すんだよ...」


提督 (こういうことするのは...卯月とか漣か...?)


提督 チラッ..


提督「なっ!?」


潮「ククッ...」


提督 (潮ぉぉぉ!?)


潮「あははははははw!いやぁ本当に提督って面白いね!」


提督「お前潮なのか!?」


潮「そりゃもちろん!正真正銘、潮ですよー!」


提督 (これもあの発明品で...)


提督「変わりすぎだろ...」


潮「ん?変わったって何が?」


提督「あっいやこっちの話...」


潮「ふぅん、そっか」


潮「そうだ提督、ちょっとこっち向いて」


提督「ん、何だ?」


潮 チュッ


提督「っ!?」


潮「フフフッ♪どう?不意打ちキス?」


提督「お、お前...//!」カァッ...


潮「あらぁ...提督ってば、顔真っ赤にしちゃってかわいい~♪」


提督「くっ...//」


潮「やっぱ提督をからかうのは楽しいな~♪」


潮「あらっもうこんな時間、それじゃあね提督♪」タッタッ


提督「あっちょっと!」


提督「行っちまった...」


提督 (何だあの小悪魔な潮...ギャップもあって変に意識してしまった...)


...


提督「...」テクテク..


提督「おっ?あそこにいるのは...」


瑞鶴「...」


提督「瑞鶴か...」


提督 (瑞鶴はどうなっているのだろうか...いってみるか...)


提督「瑞鶴」


瑞鶴「あらっ提督さん」


提督「えっ?」(あらっ...?)


瑞鶴「どうかしました?もしかして悩みとかですか...?」


提督「あっいやそういう訳ではないんだが...」 


瑞鶴「そうですか...でも何かあったら言ってくださいね?私でよければいつでも相談に乗りますよ」


提督「あ、あぁ...」


提督「...」 


提督「なぁ瑞鶴...」


瑞鶴「はいっ?」


提督「俺のことどう思ってる?」


瑞鶴「提督さんのことですか?」


瑞鶴「それはもちろん、愛していますよ、上官としても異性としても」ニコッ


提督「っ!」カァッ...


瑞鶴「提督さん?どうかしました?」


提督「あっいや...」


提督「わ、悪い瑞鶴、俺、用事思い出した!」タッタッ!


瑞鶴「えっ提督さん!?」


瑞鶴「提督さん...」


提督「はぁっ...はぁっ...」


提督 (何だあの天使は!?普段のツンデレでサバサバしてる感じはどこへ...)


提督 (あんな屈託のない笑顔で直球に好きって言われたら...あやうく尊死しかける所だった...)


...


?? ゴゴゴゴ...


提督「っ!?」(な、何だこの負のオーラは...)


提督「こっちか?」チラッ


白露「はぁ...もうダメだ...」ズーン...


提督「白露!?」


提督(な、何であいつ壁のほうに寄りかけて...)


白露「何が一番よ...時雨と夕立には知名度でボロ負け...改二になってもあたしはただ髪が伸びただけで村雨みたいなインパクトがない...」


白露「ことごとく一番のポジション取られて...なぁにが「いっちばーん!」よ...しかも世間からは時雨や村雨の方がお姉ちゃんぽいって言われる始末...こんなの前代未聞よ!?」


白露「長女よ!ネームシップよ!?あの二人よりもお姉さんなのよ!?なのに何故!?」


白露「あぁもうダメだ...終わった...どうせあたしなんか形だけの長女よ...」


提督 (めっちゃネガティブになってる!?)


提督「まずい...白露からあんなにも禍々しいオーラが...」スッ..


提督「お、おい白露...?」


白露「おしまいだ...はいっ終わり、終了...」


白露「だぁぁぁ!!何であたしだけこんな扱いなのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


提督「っ!?」ビクッ


提督 (じょ、情緒不安定すぎだろ...)


白露「あっはははははw!おしまいだぁ~あたしはもうお・し・ま・いだぁ~☆あはははははははははははっw!」


白露「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんん!!!」ブワッ!


提督「....」


提督「そっとしておこう...」ソロソロ...


白露ファンの方々すいませんでした...


...


??「あらっ司令官」


提督「ん?」


提督「あ、暁...それに響も」


響「...」


暁「どうしたの?司令官、何かついてる?」


提督「あっいや...」


提督 (あれっ?普段のまま...?)


提督「ん?」


響 フルフル...


提督 (震えている...?)


提督「ひ、響お前どうした?震えて...」


暁「...」


響「あっえ、えっと...何でもないよ...」


提督「何でもないようには見えないんだが...」


響「...」


響「あのっ司令官、実は...」


暁「あぁそうだった!これから響と間宮に行かないと!」グイッ


響「えっ...」


提督「えっちょ、待ってくれ暁、今、響と...」


暁「大丈夫!ちょっと風邪引いてるだけだから!」


提督「いやでも...」


暁「ほらっ行くよ!」タッタッ


提督 (な、何だ...あんな強引に...)


提督 (気になるな...)


...


提督 (確かこっちに...)


ドンッ!


響「ヒッ...!」ビクッ


提督「えっ?」


暁「響...あんた何してんの?死にたいわけ?」


暁「私がいる前で司令官に告発でもしようとは...いい度胸してるじゃない」


響「ち、違う私は!」


暁「違う?何が違うの?今の行動に他の意味があるわけ?」


暁 ギロッ...


響「っ!?」


暁「ないわよねぇ...当然...」


響「ご、ごめんなさい...暁お姉ちゃん...」


提督 (お姉ちゃん!?)


暁「フンッ...やっぱりね...」


暁「ホント使えない人形...」


暁「いっつも言ってるわよね?あんたは私のお人形、司令官と私の引き立て役って、何度言ったら分かるの?耳クソでも溜まってるわけ?」


響「で、でもお姉ちゃん!こんなのおかしいよ!」


響「私は...私も司令官が好きなの!なのにこんな...こんなn」


暁  バァン!


響「っ!?」


暁「あっ?口応えすんの?」


暁「人形のくせに...自分がピノキオにでもなったつもり?」


響「お、お姉ちゃん...」


暁「はぁっ...マジでムカつく...」


暁「響、あなたにはきつい調教が必要みたいね」


響「えっ?」


暁「全く私もバカね...最初からこうすれば良かったのに...」


響「や、やめて!お姉ちゃん!」


暁「大丈夫よ響、死にはしないわ」


暁「まぁすぐに死にたくなるような姿にはなるけど...」ニヤッ...


響「やめて...お姉ちゃん...」


暁 スッ...


響「ヒィッ!」


提督「っ!まずい!」


提督 パシュ!


暁「がっ!?」ビクッ


暁 ドサッ...


響「えっ...お姉...ちゃん...?」


提督「大丈夫か響!」ダッ!


響「っ!し、司令官!」


提督 (危ねぇ...夕張の麻酔銃が役に立った...)


響「司令官!」ダキッ


提督「おわっ!?」


響「司令官!司令官!」ギュゥ...


提督「響...」


...


提督「とりあえず暁は倉庫室に拘束しておいた、もうお前のとこには来ないはずだ」


響「そう...ありがとう司令官...」


響「私怖くて...暁に人形みたいに扱われて...」


響「私何で生きてるんだろうって心配になって...」ポロポロ...


提督「響...」ダキッ


響「っ!」


提督「大丈夫、お前は人形じゃない、1人の人間だ...」


提督「誰のものでもない、響は響だ、自分がしたいことをしていいんだ」


響「司令官...」ブワッ..


提督 (暁のあの変貌っぷり...)


提督 (...場合によっては悲惨なことになってるな...)


提督 (頼む...早く作り終えてくれ夕張)


夕張「へっくしゅい!」


夕張「あれっ...今誰かに呼ばれたような...」


夕張「あぁそうだ、早く中和剤作らないと...」


...


提督 (暁のやつ...性格が反対になるとあんな外道になるのか...)


提督 (裏を返せば純粋で優しいということになるが...)


ドンッ!


提督「おわっ!」ドサッ


??「きゃっ!」ドサッ


提督「いって...わ、悪い、よそ見してt「何すんのよ!」」


提督「えっ?」


朝潮 ゴゴゴゴ...


提督「あ、朝潮!?」


朝潮「ちゃんと前見て歩きなさいよ!そんなことも出来ないわけ!?」


提督「あっいやその...」


朝潮「何よ!?反論があるならちゃんと言いなさい!うじうじするな!」


提督「すまなかった...考えごとしていて...」


朝潮「もうっ...てかそういえばあんた、業務は終えてるの?」


提督「えっ?いやまだ全部は...」


朝潮「はぁっ!?終わってないのにうろついてるわけ!?信じられないわ!」


朝潮「全く...どこか行くにしてもちゃんと終わらせてからにしなさい!分かった!?」


提督「は、はい...」


提督「....」(この言い方...まさか...)


提督「あっ朝潮、ちょっといいか?」


朝潮「何よ?」


提督「そのお願いなんだが工房に行って夕張の様子を見てきて欲s「はぁっ!?」」


朝潮「そんなの自分で見てきなさいよ!何で私が行かなくちゃいけないのよ!」


提督「あっ...悪いそうだよな...」


朝潮「あんたねぇ!お願いして欲しいならもっとガツンと来なさいよ!何で謝るの!?そんな生半可な気持ちでお願いなんかするんじゃないわよ!」


朝潮「ふんっ...」テクテク...


提督「....」


提督 (あの筋が通った罵倒...反抗的な態度...)


提督 (完全に霞じゃねぇか...)


...


??「あっ提督がいる!」


??「本当だ!」


提督「えっ?」クルッ


?? ドドドド!


提督「何だ...?前から誰か...」


神通「提督ー!」


羽黒「司令官さぁんー!」


提督「えっ神通!?羽黒!?」


ピョーン!


提督「えっ、ちょ、まっ!」


神通・羽黒「燃えさかるー!」


神通・羽黒「愛ぃぃぃぃぃぃ!!」ドゴドゴッ!


提督「おぐぇ!?」ドサササァ!


提督「あっ...いっ...た...」(溝に来た...)


神通「ようやく会えました!提督!」


羽黒「探してたんですよ!」


提督「なっ..お、お前ら...」


神通「フフッ♪やっぱ提督は凄くカッコいいてす♪」


羽黒「もう全てが好き!大好きです!」


提督 (な、何だこの二人!?めっちゃ直球になってる!?)


羽黒「あっそうだ司令官さん!今から私たちと茶会しませんか?」


提督「茶会...?」


神通「はい!いい茶葉が手に入ったんです!さぁ行きましょう!」


提督「あぁ...悪い二人共、ちょっと急いでてな、茶会はまた今度でいいか?」


羽黒「えぇ~!今しましょうよ~!」


神通「そうですよ!」


提督「ごめん...今はな...」


羽黒「もぅ...じゃあ分かりました、でも次は絶対に来てくださいね!」


神通「約束ですよ!」


提督「あ、あぁもちろん、約束だ」


神通「フフッ...きっぱり断れる提督も素敵ですね♪」


羽黒「どんな司令官さんも最高です!、余計に私の心の「燃えさかる愛!」がたぎってしまいます!」


提督 (も、燃えさかる愛...?)


提督 (あっバーニングラブのことか...)


...


提督 (ふぅっ...ようやくあの二人から抜け出せた...)


??「あらぁそれって新しいイヤリング~?かわいいわね~♪」


提督「ん?なんか声が...」


??「そ、そうか?ヘヘッ..似合ってるなら良かったぜ」


??「凄い似合っているわぁ~♪」


提督「この独特な口調とサバサバ口調は...龍田と天龍か...」


??「本当に似合っているわね~天使みたいよ龍田ちゃん♪」


提督「えっ?」 


提督「た、龍田!?」(今の龍田じゃないのか!?)


龍田「そ、そんなお世辞言っても何も出ないからな....//」


天龍「お世辞じゃないわよぉ~」ニコッ


提督 (サバサバ口調が龍田だったのか!?)


提督 (で、天龍があの独特な口調...)


提督 (なんかすげぇ光景だな...)


天龍「ん~?ねぇあれ提督じゃない?」


龍田「えっ?あっ本当だ、提督だ」


提督「っ!」


提督「よぉお前ら...」


天龍「ねぇ提督ぅ、龍田ちゃんのぉ~イヤリングどうかしら~?」


提督「えっイヤリング?」


龍田「ど、どうだ提督...?」


提督「あ、あぁ似合ってるよ...」


天龍 シャキン!


提督「いっ!?」


天龍「ほんとぉに...?もっと感情を込めて言ってくれないとお世辞にしか聞こえないわよぉ...」ジロッ


提督「いやお世辞なんかじゃ...」


天龍「ならもっと...言い方あるわよねぇ...」ギロッ


提督「は、はい!」


提督「龍田!そのイヤリング凄い似合ってるぞ!まるで天使、いやそれ以上だ!」


龍田「ほ、本当か!?」


天龍「フフッ♪気に入ってもらえてよかったわね龍田ちゃん♪」


龍田「あぁ、買ってよかったよ...」ニコッ


天龍「もぉ提督~やれば出来るじゃない~♪」ヒソッ


提督「そうか、なら良かった...」


天龍「でもぉ...それが出来るならぁ...」


天龍「最初からやりなさいよ...」ギロッ


提督「ヒッ!?は、はい!」


龍田「提督?どうかしたか?」


提督「い、いえ何でもありません!」


龍田「えっ何で敬語なんだ?」


提督「あっいや...」


龍田「フフッ、変な提督だな、あっそうだ天龍、これから外出しようぜ、まだ見たいものがたくさんあってな」


天龍「あらっそれはいいわね~♪そういうことなら早く行きましょ?」


龍田「あぁ、提督、そういうことだからここら辺で」


天龍「またね提督~」ニヤッ


提督「い、いってらっしゃい...」


提督 (サバサバした龍田...ドロドロした天龍...対照的な性格だからこそギャップの効力がヤバいな...)


...


??「はぁ!はぁ!」ダッダッ!


??「はぁ!はぁっ!」ダッダッ!


ドンッ!


提督「おわっ!?」


??「きゃぁ!」ドサッ


提督「いったた...」


??「ご、ごめんなさい司令!」


提督「っ!お、お前は...」


提督「不知火...?」


不知火「司令...はぁっ...はぁっ...」


提督「ど、どうしたんだ不知火!?そんな息荒げて...」


不知火「阿武隈さんが...阿武隈さんが...!」


提督「阿武隈...?」


...


阿武隈 ビシッ!


艦娘達  ビクッ!


阿武隈「あのピンク髪...逃げやがって...何処行ったぁぁぁ!!」


阿武隈「落ち度はないだぁ...?ふざけんじゃねぇよ!落ち度しかねぇじゃないのよぉぉぉ!」


艦娘「あ、阿武隈さん落ち着いて...」


阿武隈「うるせぇなぁぁ!!」


艦娘 「っ!?」ビクッ!


阿武隈「大体...お前らが私の指揮をちゃんとこなしていればこんな集まることなんてなかったのよ!お前らの責任よ!!」


艦娘「で、でも阿武隈さん!あんな作戦無茶じゃ...」


阿武隈 バシッ!


艦娘「ヒィッ!?」


阿武隈「はっ?何言ってんのお前?無茶?そんなの甘えでしょ!!」


阿武隈「私はなぁ!お前らの為に深夜まで作戦考えてやってんのよ!最善の作戦をなぁ!一人一人無能なやつのことも考えなくちゃいけないからくっそ面倒なのよ!」


阿武隈「それを無茶?戯れ言は大概にしろぉぉぉぉぉぉ!!」ドガァ![箱を蹴る]


提督「な、何だあの阿武隈!?」(竹刀持って...)


提督 (性格変わるとあんなスパルタになるのか!?)


提督 (普段なら...)


...


阿武隈「あのぉ...皆さん、作戦考えてきたので集まってください...」


艦娘 ガヤガヤ


阿武隈「えっと私の指示聞いてください...」


艦娘 ガヤガヤ


阿武隈「あの...皆さん...」


艦娘 ガヤガヤ


阿武隈「うぅっ.....」


阿武隈「もぉぉぉぉ!私の話聞いてくださぁぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!」


艦娘 ガヤガヤ


阿武隈「あぁ...ダメだ...全然聞いてくれない...」ガクッ...


...


提督 (って感じなのに...)


不知火「司令...助けてください...このままでは私たちが...!」


提督「えっ?」(私...?)


提督 (あぁそっか不知火も...)


不知火「司令...?」


提督「あっごめんちょっと考え事をな...」


提督「分かった、俺が何とかする、不知火は何処かに隠れていてくれ」


不知火「はい、分かりました!」ダッ!


提督「あ、阿武隈ちょっといいか?」


阿武隈「あっ?」クルッ


阿武隈「提督...?何だろう...」


阿武隈「いい!私は少し離れる、絶対に何処にも行くんじゃないわよ!分かった!?」


艦娘達「は、はい!」


阿武隈「ふんっ...」ツカツカ...


阿武隈「で、提督どうしたの?」


提督「そのな...駆逐艦の奴らともう少し優しく接してくれないかと思って...」


阿武隈「はっ?優しく?何言ってんの提督、そんなんじゃ戦果は上げられないわ」


提督「だが...」


阿武隈「あの娘たちは駒よ、私の指示に従って動いてればそれでいい」


提督「駒って...」(言い方...)


阿武隈「それなのに...あいつらは作戦の一つもこなせない、挙げ句の果てには逃亡者まで出る...本当使えない奴らよ!使ってあげてる私に感謝して欲しいわ、あんな無能な奴らを使ってる私を...」


提督「阿武隈...」


阿武隈「で、話ってそれだけ?終わったなら私は戻るわよ」


提督「あっ阿武隈もう一つ...」


阿武隈「何?」


提督「ちょっと後ろ向いてもらえるか?」


阿武隈「はっ?何で?」


提督「まぁとりあえず向いてくれ...」


阿武隈「っ?何なのよ...」クルッ...


提督「悪い阿武隈...」カチャ


阿武隈「えっ?」


提督 パシュ!


阿武隈「ぐぁ!?」ドサッ...


...


提督「あの後、阿武隈は倉庫室で拘束した、だからもう大丈夫だ不知火」 


不知火「そうですか...よかったぁ...」ヘタッ...


不知火「司令...ありがとうございます、こんな落ち度しかない私のために...」


提督「いやいや礼は大丈夫、それに不知火に落ち度なんてないよ」


不知火「えっ...そうなんですか?」


提督「あぁもちろん」(本来の不知火はほぼ完璧だからな、ちょいちょい落ち度っぽいとこあるけど...)


提督 (しかし...暁に続いて阿武隈もヤバい方向にいってたな...)


提督 (夕張のメールによると元に戻れば反対していた頃の記憶は消えるというが...)


提督 (もしも体に傷が出来てしまうとそれは残ってしまう...)


提督 (惨事になる前に確かめねぇと...)


...


提督「...」ツカツカ...


提督「ん?あの人影は...」


阿賀野「...」


提督「阿賀野か...」


阿賀野「...っ!」チラッ


阿賀野「何見てんのよ!」


提督「えっ?」


阿賀野 ズカズカ


提督「えっちょ阿賀野!?」


阿賀野 ズイッ


阿賀野「何よ!さっきからジロジロと!変な目で見ないでよ!」


提督「いや変な目でなんて...」


阿賀野「チッ...最悪...」


提督 (阿賀野が舌打ち!?)


提督 (あの天然で無邪気な阿賀野が...)


提督 (いや待て、この雰囲気...見覚えが...)


提督「阿賀野...」


阿賀野「何よ?」


提督「その...二人で間宮に行かないk「はぁ!?」」


阿賀野「クソ提督さんと二人で!?冗談じゃないわ!死んでも嫌よ!」


提督「そ、そうか...」


提督「仕方ない...じゃあ矢矧を誘うか...」


阿賀野「はっ?」


阿賀野 ドンッ![壁ドン]


提督「っ!?」ビクッ


阿賀野「ふっざけるんじゃないわよ!阿賀野がダメだから次は妹!?ほんっと最低!妹にまで手を出すなんて!そんなことするくらいなら阿賀野を誘いなさいよ!」


提督「えっ...いやでも死んでも嫌だって...」


阿賀野「っ!し、死んでも嫌ってのは冗談よ!」


提督「でもかなりマジトーンで...」


阿賀野「だ、だからあれは!」


阿賀野「あぁぁ!もう!」


阿賀野「何なのよ!?本当に馬鹿じゃないの!?」


阿賀野「フンッ!」ズカズカ!


提督「あ、あかn...」


提督「...」


提督 (あの勢いだけの罵倒っぷり...クソと名前につける...)


提督 (...あいつみたいだな...)


...


阿賀野「ったく...何なのよ!」ズカズカ!


阿賀野「....」ズカズカ!


阿賀野 ピタッ...


阿賀野「うぅ...」


阿賀野「うぅぅぅぅぅぅ....」ポロッ...


阿賀野「何で...何でいつもこうなのよ...」


阿賀野「阿賀野は...提督さんと話したいのに...一緒に間宮行きたいのに...」


阿賀野「本当にバカ...何やってんのよ...」


提督「やっぱりか」


阿賀野「っ!?」ゴシッ!


阿賀野「な、何よ!急にこないでよ!」


阿賀野 (ち、違う!こんなこと言いたいんじゃない!)


阿賀野 (謝らないと...早く提督さんに...!)


提督「阿賀野」


阿賀野「っ...」


提督「ありがとな、お前なりに俺に寄り添おうとしてくれて」


阿賀野「っ!」


提督「お前の本心は分かってるから、だから無理せずにお前のペースで来てくれればいい」


阿賀野「ば、馬鹿じゃないの!あ、阿賀野がクソ提督さんに寄り添う!?そ、そんな訳ないじゃない!」


阿賀野「フンッ!」ズカズカ!


提督 (やっぱりあいつみたいだな...)


...


阿賀野「あっ...」ピタッ


阿賀野「あぁ...またやっちゃった...」


提督 (お前の本心は分かってるから、だから無理せずにお前のペースで来てくれればいい)


阿賀野「提督さん...」


阿賀野「阿賀野も...頑張らないと...!」


...


提督 (そういえば...)


暁  (いっつも言ってるわよね?あんたは私のお人形、司令官と私の引き立て役って、何度言ったら分かるの?)


提督 (響は保護したが...あの二人は大丈夫だろうか...)


??「ふぇぇぇぇぇぇん!」ブワッ


??「落ち着いて!もう大丈夫だから!」


提督「っ!」(今の声...まさか!) ダッ!


雷「だってぇ...響が捕まって...私も捕まるんじゃないかって...」


電「大丈夫よ、雷...もしまた暁が来たら電が守るから、それに響も私が救出する」


提督「お前ら!」


電・雷「っ!?」


電「し、司令官さん!」


雷「司令官!」


雷「うっ...うわぁぁぁぁぁぁぁん!じれいがぁぁぁぁぁぁん!!」ダキッ!


提督「ちょ!?」


雷「じれいがん...じれいがん...」


提督「雷...」


...


提督「えっと...何があったか説明してくれるか...?」


雷「うぅっ...うぅぅぅっ...」


提督 (ダメそうか...あれのせいでより子供っぽくなってるから尚更か...)


電「私から説明するよ」


提督「い、電...」(こっちはめっちゃ大人びてるな...)


電「実は...」


...


暁「いい?あんた達は私の人形、ピノキオとは違う従順な奴隷、それを自覚しなさい」


雷「ま、待って暁お姉ちゃん!に、人形って!」


響「そ、そうだよ!私たち姉妹じゃ...」


暁「姉妹?名目上そうなってるだけでしょ?私、姉妹ごっことか下らないの興味ないのよ、ヘドが出るわ」


電「く、下らないって...!」


暁 ギロッ...


電「っ!」


暁「あれぇ?人形は自分で喋るのかな~?」


電「グッ...!」


響「や、やめてよお姉ちゃん...こんなのおかしい...」


雷「そうだよ...暁お姉ちゃん...姉妹ごっこなんて悲しいこと言わないで...」


暁「悲しい?人形って悲しまないでしょ?何、馬鹿なこと言ってんの?」


電「...」ギリッ...


響「お姉ちゃん...」


雷「うぅぅ....」ポロッ...


暁「うぇっ...いきなり涙流したよこの人形...きっも...」


電 ブチッ...


電「...」ザッ...


暁「はっ?何してんの?私が命じてないのに何勝手に立ってるのよ」


電「暁...」ギッ...


暁「あっ?何その反抗的な目?主人に向ける目かしら?」


電「...じゃない...」


暁「えっ?」


電「人形じゃない...」


暁「はっ?」


電「私たちは...人形じゃない!」ギロッ!


暁「っ!?」


電 ガシッガシッ!


雷・響「っ!?」


暁「なっ!?」


電「行くよ!雷!響!」ダッ!


雷「い、電!」


ガシッ!グイッ!


響「うわっ!?」ドサッ


電・雷「っ!?」


暁「逃がすかよ...」


雷「響!」


響「グッ...!」


暁「チッ...人形ごときが...主人に歯向かいやがって...!」


電「響!今助けn「行って!」」


電「っ!?」 


響「行って...電、雷...私は大丈夫だから...」


電「で、でも!」


響「行って!早く!雷と一緒に!ここで助けに来ても皆捕まる!」


雷「ひ、響...!」 


電「...行くわよ雷...」


雷「な、何行ってるの!?早く助けに行かないと!」


電「私達じゃ暁には勝てない!ここは引き下がるしかない!」


雷「でも!」   


電「でもじゃない!」


雷「っ!」ビクッ


電「大丈夫、響は絶対に助けるから...」 


雷「電...」


響「そう...それでいい...」


電「響...ごめん...けど必ず助けに戻ってくるから!」ダッ!


響「電...雷...」


ブンッ!


響「うわっ!」ドサッ


暁「へぇ...あれがあんた達お得意の姉妹ごっこってやつ?あっははははw!なんて滑稽なのかしらw」


響「お、お姉ちゃん...」


暁「あの人形は後回しでいいか...いずれ戻って来た時に捕まえればいい...」


暁「それにこっちにはいい商品があるからね...」ニタッ...


響「っ!?」ビクッ


...


提督「そ、そんなことが...」(やはりこの二人も暁に...)


電「うん...私と雷は逃げ出せたけど...」


電「響が...響がまだ...」


雷「うぅ...響ぃ...」ポロポロ...


提督「もう大丈夫だ二人共、響は無事だよ」


電・雷「えっ!?」


雷「そ、それは本当!?」


提督「あぁ、今執務室で休ませてるよ」


電「で、でも何で...?」


提督「実は...」


カクカクシカジカ...


電「つまり今、暁は眠っているってこと...?」


提督「あぁ、しばらくは起きないよ、それに拘束してるから安全だ」


電「そうなんだ...良かった...」ヘタッ...


雷「うわぁぁぁぁぁぁん!じれいがんありがとぉぉぉぉぉぉぉ!!」ダキッ!


提督「ちょ雷!鼻水が!」


電「ありがとう司令官さん...私たちの問題なのに...こんなにしてもらって...」


提督「礼は大丈夫だよ、ここの提督として当然のことをしただけだ」


提督「それよりも早く響に会ってこい、執務室で待ってるぞ」


電「分かった、じゃあ行くよ雷!」


雷「うん!電!」


電「司令官さん本当にありがとね!」ダッ!


提督 (あの二人も無事そうで何よりだ...)


提督 (しかし暁...姉妹をあんな酷い扱いするほど変貌していたなんて...)


提督 (恐ろしいな...)


...


??「はぁっ!はぁっ!」


??「くっ...もう体力が...!」


??「っ!あ、あれは...!」


...


提督「....」ツカツカ


??「提督!」


提督「えっ?」クルッ


??「はぁっ...はぁっ...」


提督「お、大井!?どうかしたのか!?」


大井「かくまってください!」


提督「えっ?」


大井「いいから!早く!」


提督「えっ、あ、あぁ!」


ー提督の寝室ー


大井「提督...ありがとうごさいます...」


提督「どうしたんだ?大井、そんなに息切らして...」


大井「....」


大井「北上さん...」


提督「えっ?」


大井「北上さんに...追われていて...」


提督「北上に追われている!?」


提督「ど、どういうことだ...?」


大井「少し前に...」


...


大井「北上さん、そろそろお昼に...」扉ガチャ


大井「あらっ?いないの...?」


北上「大井っち...大井っち...」


大井「えっ?」


ー寝室ー


扉ガチャ...


大井「北上さ...っ!?」


北上「あぁいい...//大井っちの服...//最高...//」クンカクンカ...


大井 (なっ、北上さん!?)


北上「大井っち...//大井っち...//大井っち...//!」


北上「大好き...//大好き大好き大好き大好き大好き大好き...//!」


大井「っ!?」ゾォッ...


大井 (な、何なのあれ...何で私の服を...!?)


大井 ガタッ!


大井「っ!」


北上「ん?」


北上「あっ!大井っち!」


大井「き、北上さん...」


北上「ちょうど良かった!大井っちを探してたの!」


大井「えっ...?」


北上「ねぇ大井っち、今から私と夜戦しよ...//」


大井「はっ!?」


北上「ねぇしよ?さっきから大井っちのこと考えるとムラムラが止まらないの!」


大井「ま、待って北上さん!」


北上「大丈夫だよ大井っち♪、優しくしてあげるから...♡」


大井「いっ...いっ...」


大井「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ドンッ!


北上「うわっ!?」ドサッ!


北上「お、大井っち!?」


北上「そんな....何で逃げたの...」


北上「何で...何で...」


北上「ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ」[ハイライトオフ]


北上「あっそうだ...何かの間違いだ...大井っちがアタシから逃げるはずがない...」


北上「っ!そっか...大井っちてばアタシと鬼ごっこしたいんだね...」


北上「全くかわいいなぁ大井っちは...」


北上「なら捕まえてあげないと...他の誰かに捕まっちゃう前に...」


...


提督「き、北上がそんなことを!?」


大井「えぇ...」


提督「それでずっと逃げていたということか...」


提督 (あいつ反対になるとサイコレズみたいになるのかよ...)


大井「私...北上さんは大切な存在とは思ってますけど...でもそれはあくまで姉妹ということであって...」


大井「私が好きなのは提督なのに...なのに北上さんは...!」


提督「えっ!?」


大井「ん?」


提督「あっい、いや...」


提督 (今さらっと告白してたよな...!?)


提督「えっと大井...それは本当なのか?」


大井「本当って?」


提督「その...俺が好きってやつ...」


大井「あぁ、それはもちろん、私が好きなのは提督ですよ」ニコッ


提督「っ!」ゾクッ...


提督 (な、何だこの素直な大井!?いつものちょっと偏屈なツンデレはどこへ...)


大井「提督?どうかしました?」


提督「い、いや何でもないよ!それよりも北上をどうにかしないとな...」


大井「そうですね...」


扉バァン!


提督・大井「っ!?」 


北上 クンクン...


北上「ウフフフ...♪これは大井っちの匂い...ここにいるんだね...」


提督「き、北上!?」


大井「嘘っ、もう来たの!?」


提督「とりあえず隠れとけ大井!俺が何とかするから!」


大井「わ、分かったわ!」サッ...


北上「大井っち...大井っち...」キョロキョロ


提督「よ、よぉ北上...」スッ...


北上「あっ提督、大井っち見なかった?」


提督「えっ?いやぁ見てないけど...」


北上「...」


北上 ガシッ!


提督「えっ!?」


北上 クンクン...


北上「これは...大井っちの匂い...!」


提督 (き、嗅覚!?)


北上「何で提督から大井っちの匂いが...」


北上「っ!まさか...提督...」


北上「大井っちと...夜戦したの...?」ジロッ...


提督「えっ、い、いや夜戦なんて!」(近くにはいたけど...)

 

北上「嘘よ!だとしたら提督の服に大井っちの匂いがつくはずがない!」


提督「き、北上落ち着k「許さない...」」


提督「えっ?」


北上「許さない...アタシより前に大井っちと夜戦して...絶対に許さない!」


提督「えっちょま、待て北上!」


北上 ガシッ!


提督「っ!?」


北上 ブンッ!


提督「おわぁ!?」ドサッ!


提督「いってて...」


北上 ゴゴゴゴ...


提督「っ!?」


北上「殺す....大井っちを奪ったお前を...!」


提督「や、やめろ北上...」フルフル


提督 (っ!そ、そうだ麻酔銃!)


提督 (だ、ダメだ!さっきので遠い場所に!)


北上「さぁ提督...」


提督「っ!」


提督「や、やめてくれ北上...」


北上 スッ...


提督「クッ...!」  


パシュ! 


北上「ぐがっ!?」ドサッ...


提督「えっ?」 


大井「だ、大丈夫ですか提督!」カチャ


提督「お、大井!」


...


提督「はぁっ...」


提督 (さっきは大井のファインプレーのお陰で助かった...)


提督 (北上は大井と一緒に運んで倉庫室に縛ったから大丈夫だと思うが...)


提督 (これで倉庫行き三人目か...)


提督 (夕張...早くしてくれ...)


...


??「あらっ提督?」


提督「えっ?」クルッ


提督「っ!か、加賀!?」


加賀「な、何よその反応は...何か私に変なものでもついてる?」


提督「いや別に...」(あれっ?いつもの加賀...?)


加賀「まぁいいわ、それよりもほらっ、遠征の報告書届けにきましたよ」スッ


提督「っ!あ、ありがとう加賀...」


提督 (そ、そうか...!夕張がやらかした時加賀は遠征に行っていた!)


提督 (だから発明品の影響を受けてないのか...)


提督「良かった...」


加賀「良かった?何がですか?」


提督「えっ?い、いやこっちの話...」


加賀「...あの提督...一体何があったんですか?」


提督「えっ?」


加賀「具体的には分かりませんが...何か違う雰囲気がするというか...」


提督 (わ、分かるのか...さすが一航戦...)


提督「加賀、実はな...」


??「あっ提督!やっほー!」


提督・加賀「えっ?」


翔鶴「こんちわ!提督!」


提督「しょ、翔鶴!?」


加賀「っ!?」


翔鶴「いやぁ今日もいい日だね~、ねっ!提督!」


提督「あ、あぁ...」


提督 (めっちゃ軽い性格になってる...) 


加賀「ちょ、ちょっとあなた!提督に対してなんて態度とってるの!」(な、何...この娘もっと礼儀正しかったはずじゃ...)


翔鶴「えっ?」


翔鶴「えっと...誰ですか?」


提督・加賀「えっ?」


加賀「な、何言ってるの!私は加賀よ!一航戦の!」


翔鶴「一航戦...あぁ!あの大食いの隣にいる人!」


加賀「えっ?」(と、隣にいる人...!?)


翔鶴「思いだしました!いつも偉そうに他の人を見下している加賀さんですよね!?」


加賀「っ!?」グサッ...


翔鶴「いやぁ、一航戦というだけで他とマウント取るという滑稽なことばっかしていたのでとても記憶に残っています!」


加賀「なっ....!?」グサグサッ...


提督「ちょ、翔鶴!?」


翔鶴「でも凄いと思いますよ!別に実力が飛び抜けてる訳でもないのにあんな態度でかくいられるのは!」


加賀「がっ...!」グサグサグサグサッ!


翔鶴「本当凄いです!自分にはめっちゃ甘いくせに他人にはとても厳しくあんな偉そうな中身のない説教ばかりするというメンタル!」


加賀「あぁ...」グサリ!ヨロッ...


提督「か、加賀?」


加賀 ドサッ...


提督「加賀!?」


翔鶴「あれっ?加賀さんどうしたんですか...?」


提督「加賀!しっかりしろ!加賀!」


加賀「態度でかい...実力ない...ハハッ....ハハハハッ....」[ハイライトオフ] 


提督「っ!?」


提督 (壊れた...)


??「あぁぁぁぁぁ!!」


提督「っ!?」


瑞鶴「あぁ...遅かった...」


提督「ず、瑞鶴!?」


瑞鶴「翔鶴姉さん!また何かメンタル抉るようなこと言いましたよね!?」


翔鶴「えっ?別に抉るようなことは何も...」キョトン...


翔鶴「態度でかいくせにあんま実力ないねって言っただけだよ?」


瑞鶴「それ十分抉ってますから!加賀さんとかは特にそういうの響くんです!思っても言っちゃダメですから!」


翔鶴「えっそうなの?」


瑞鶴「当然です!少しは相手のこと考えてください!」


翔鶴「う~ん...考えてるんだけどなぁ...」


瑞鶴「うっ...」(む、無自覚...)


加賀「ハハッ...マウント...一航戦...アハハハハッ...」


瑞鶴「あぁぁぁ...加賀さん完全にメンタルが...」


瑞鶴「早く治療してあげないと....あっ提督さん、私たちここで失礼しますね、早く加賀さんを助けないといけないので...」


提督「あ、あぁ...」


瑞鶴「ほらっ翔鶴姉さんも持って!」


翔鶴「えぇ...面倒くさい...」


瑞鶴「つべこべ言わない!さぁ早く!」


翔鶴「むうっ...分かったよ...」


提督「....」


提督 (な、何だ...あの無自覚にメンタルを抉りまくる翔鶴は...)


提督 (正常な加賀をあんな一瞬で...別の意味で恐ろしい...)


...


??「もぉ!いつまでぐうたらしてるの!?」


提督「ん?」


??「いつまでも~」


??「何のんきなこと言ってるの!これから遠征に行くんだから早く起きて!」


??「面倒くさい~」


??「...行かない...」


??「そうはいかないの!ほらっ早く!」


提督 (揉めてる...?) スッ...


提督「っ!あれは...」


神通「もぉ~那珂は真面目すぎるのよ~もっも気楽に行こうよ~♪」


那珂「気楽にしすぎよ神通は!サボるのもいい加減にしない!」


川内「そんなことより寝たい...」


那珂「川内!昼寝は後にして!」


川内「えぇ...嫌だよ、今回の遠征たいしたことないから私たちが出る場面ではないし...他の人が行ってくれるよ...」ファァァ....


那珂「何よ出る場面ではないって!?そうだとしても私たちは行かなきゃいけないの!戦艦の人たちも簡単な遠征でも行ってるでしょ!?」


神通「あっそうだ!これからは戦艦の人たちに任せようよ!あの人たちって遠征くらい一人で行っても問題ないから、いちいち編成とかの手間がかからないし、こっちはゆっくりできる!」


那珂「そういうことじゃなぁぁぁぁぁい!!」


川内「...うるさい那珂...」ボソッ...


那珂「なっ!?今うるさいって言ったよね!?」


川内「言ってない...」


那珂「いやいや!今、すごい鮮明に聞こえたけど!?」


川内「...」


川内「...言った...」


那珂「やっぱ言ってんじゃん!」


那珂「あぁぁ...何で那珂の姉さんたちはこうなの...やる気なさすぎる...」


提督 (あの三人あんなになってるのか...色々と貴重だな...)


那珂「っ!あっ提督!」


提督「えっ?」


提督「あっ那珂....」


那珂「あの姉さんたちどうにかして!遠征に行こうって言っても聞いてくれないの!」


提督「わ、分かった...」


...


提督「川内、神通」


神通「おおっ提督!さっきぶりですね!」


提督「あ、あぁ...」(あっ、そういえば前に羽黒と...)


川内「提督...どうしたの?」


提督「あの二人とも...ぐうたらするのは全然いいんだけど今は遠征に行ってくれないか?比較的近いとこでいいからさ」


神通「えぇ~...いくら大好きな提督でもそれは...面倒くさいです...」


川内「行かない...」


提督「そう言わずにさ、ほらっもし今回の遠征に行ってくれたら夜戦やり放題にしてあげるから」


川内「はっ?夜戦?そんなの行かないよ」


提督「えっ?」(あっそっか...今は夜戦嫌いになってたんだ...)


川内「だいたい...夜戦なんて馬鹿がすることだよ、あんな視界の悪い中、眠たいのに戦うなんて正気の沙汰じゃない...」


川内「そんなんに行くなら寝てたいよ...」


提督「そ、そうなのか...」(自虐...)


川内「ということだから遠征は行かない...寝たいし...」


神通「川内姉ちゃんもそう言ってるし、今回はパスでお願いします!」


提督「....」 


...


那珂「で、どうだった?」


提督「ダメだった...話した感じ意思はかなり硬いぞ...」


那珂「そっか...はぁっ...何でそういうとこだけ頑固なのよ...」


那珂「ごめんね提督、迷惑かけて...」


提督「いやいや、俺は大丈夫だよ」


那珂「姉さんたちどうにかしないと...」


提督「...なぁ那珂...」


那珂「ん?」


提督「アイドルとかって...興味ない?」


那珂「えっアイドル?う~んあまり興味ないな...なんかキラキラしててあんま好きじゃない...」


提督「そ、そうか...」


那珂「あっもう正午...そろそろ姉さんたちにご飯作る時間...」


那珂「はぁっ...遠征あるのに...まぁいいや説得は後にしよっと...」


那珂「じゃあ提督これで失礼するね」


提督「あぁ...」


川内 (はっ?夜戦?そんなの行かないよ)


那珂 (う~んあまり興味ないな...なんかキラキラしててあんま好きじゃない...)


提督 (本来なら絶対あり得ない発言だな...)


...


提督「っ?あれは...」


提督「ポーキサイトか?何であんな荷台に...しかも大量...」


??「フフッ...フフフッ...」


提督「っ!?」


赤城「フフフフッ....これで...これで...」


提督「あ、赤城!?」ダッ!


赤城「あっ提督...こんにちは...」


提督「お前どうした!?痩せ細って...」


赤城「あぁ...絶食してるんですよ...」


提督「はっ?」


赤城「絶食ですよ...ほらっ何とかラム...とかいう宗教がやってるやつですよ...」


提督「い、いや何で絶食!?それに何の意味が...」


赤城「意味...?そんなのありませんよ...」フフッ..


提督「ない!?」


赤城「私も何でこんなことしてるか分からないんですけど...でも絶食してるとこう...心の底から幸福感が出てきて...」


提督「こ、幸福感...?」


赤城「それがとても快感で...やめられないんです...//」


提督「なっ!?」(か、快感!?絶食が!?)


赤城「でも私の部屋には食べ物...特にこのポーキサイトがたくさんあって...」


赤城「だから全部捨てようと...絶食に食べ物はいらないので...」


提督 (これはその為に...ってちょ!?)


提督「ちょ、ちょっと待て!ポーキサイトは捨てちゃ駄目だ!これ食べ物じゃなくて資材だから!」


赤城「えっこれ資材何ですか...?」


提督「当たり前だ!」


赤城「へぇ...そうなんですか...」


赤城「では...これは全部提督にお渡しします...捨てるなり食べるなり好きにしてください...」ガラガラ


提督「あぁ...」(な、なんて量だよ...)


赤城「では私はこれで...」


提督「ちょっと待て赤城!」


赤城「まだ何か...?」


提督「その...快感だとしても絶食とかはやめといた方がいい、体に悪影響だs「嫌です」」


提督「えっ?」


赤城「嫌です...健康に悪くてもあの快感が手に入るならそれでいいんです...」


提督「いやでもこれ以上は...」


赤城「気にしないでください...私は大丈夫ですから...」ユラッ...


提督「あ、赤城!」


赤城「あれっ何で目眩が...おかしいな...」


赤城「でもこれくらい...あの快感の為なら...フフッ...フフフフッ...アハハハハ....」


提督「....」


提督「すまない、赤城...」カチャ


赤城「えっ?」


提督 パシュ!


赤城「うっ!?」ビクッ...ドサッ...


提督「これ以上は命の危険が...」


提督 (とりあえず執務室で寝かせとこう...)


赤城「....」


提督 (赤城...こんなにこけが...)


提督 (他人を傷つける性格になったやつは何人かいたが...自傷するやつもいるとは...)


提督 (早く全員確かめておかないと...場合によっては赤城みたいに...)


...


??「アハハハハハハハハハ!!」


提督「えっ!?」ビクッ


提督「な、何だ!?」ダッ


蒼龍「アハハハハハハハ!!ざまぁみろってんだ...」


提督「蒼龍!?」


蒼龍「ん?あっ提督、何してるの?」


提督「それはこっちの台詞だよ!お前さっきからなに高笑いして...」


蒼龍「あぁ...これのことだよ」スッ...


提督「写真...?」 


蒼龍「ただの写真じゃないよ」ニヤッ...


提督「何が撮られて...っ!?」


提督「な、何だよこれ...」


蒼龍「深海棲艦だよ、沈没する直前のね...」


提督「何でこんな...こんなのいつ!?」


蒼龍「さっき、遠征に行ったの」


蒼龍「その時にね...そいつがいて...」


蒼龍「大したやつじゃないから軽くあしらって帰ろうとしたんだけど...」


蒼龍「でもね...この時すごくそいつを痛めつけたいって思って...」


蒼龍「だから...沈めたの!じわじわと!とことん苦しませて!」[ハイライトオフ]


提督「っ!?」ビクッ!


蒼龍「その時にね、とっても最高だったの!絶望した顔を見ながら激痛に苦しみ死んでいく姿!とってもよかった...//」


蒼龍「あの時写真撮っててよかったぁ...何度もあの光景を思い出せる...」ニヤッ...


提督「そんな....お前なんてことを!」


蒼龍「えっ?なんてことって...?あいつらは私たちの提督の敵だよ?殺しちゃ駄目なの?」


提督「それはそうだが...でもそんな凄惨に殺すなんて...!」


蒼龍「えっ?別にいいじゃん!敵なんだから!どんな殺し方しても関係ないでしょ?」ニコニコ!


提督「っ!」ゾオッ...


蒼龍「まっそういうことだから、写真返して」スッ


提督「...」


蒼龍「ちょっと、写真返してよ、まだ見たいんだから」


提督「蒼龍...これは返せない...」


蒼龍「えっ?何でよ?」


提督「確かに深海棲艦は俺たちの敵だ、だかな...」


提督「姿は違えどあいつらも生きたいと思う一つの命なんだ...!」


提督「その命をあんな扱いをしてはいけない...お前のやったことは間違ってる!」


蒼龍「へぇ...」


蒼龍「だから?」 


提督「えっ?」


蒼龍「それって提督の価値観でしょ?私に押し付けないでくれる?」


提督「なっ...!」


蒼龍「あんなの命でも何でもないわ、ただの醜い塊よ」


蒼龍「それを命だなんて...慈悲深すぎる...」ハァッ...


蒼龍「提督、優しすぎるのも罪なんだよ?それが原因で余計な火種を生むこともある」


提督「蒼龍...」


蒼龍「ほらっ早く写真返してよ」パシッ


提督「あっ...」


蒼龍「フフッ、やっぱり面白い...死ぬ寸前の表情は...//」


蒼龍「さぁて...また遠征にでも行って撮ってこようかな...ハハハハハハハハハッ!!!」


提督 カチャ


蒼龍「ん?」


提督 パシュ!


蒼龍「あぐっ!?」ドサッ...


蒼龍「ぐっ...あっ...」


提督「蒼龍...」


提督「それでも...俺は敵であろうが少しでも救いたいんだ...」 


蒼龍「フフッ...綺麗...事ね...」


提督「何とでも言え...」


蒼龍 クタッ...


提督 (性格が変わったていたとはいえ...結構刺さったな...今のは...)


...


??「もうやめてください!飛龍さん!」


提督「えっ?」


飛龍「大丈夫だって言ってるじゃん...これくらい...」


艦娘「大丈夫なはずがないです!こんなに戦ったら...!」


艦娘「そうです!もう体も...」


飛龍「うるさいっ!」


艦娘達「っ!?」ビクッ


飛龍「私は国のために戦っているのよ!邪魔しないで!それともあなたたちは非国民か何かなの!?」


艦娘「い、いや違っ...」


飛龍「なら邪魔しない!分かった!?」ギロッ!


飛龍「フンッ...」ツカツカ!


艦娘「ひ、飛龍さん...」


提督 (飛龍!?何があって...) ダッ!


提督「飛龍!」


飛龍「えっ...?」クルッ...


飛龍「あっ...提督....」


提督「お前どうしたその怪我!?まさかやられたのか!?」


飛龍「あぁ...これ?大丈夫たいしたことないよ」


提督「そんな訳ないだろ!体から血が出て...早く医務室に!」


飛龍「だから大丈夫だって...補給終えたら直ぐにまた出撃するんだから」


提督「なっ!?お前出撃するのか!?その体で!?」


飛龍「もちろん、じゃあ提督、そういうことだから」


提督「ちょっと待て飛龍!」


提督「出撃はやめろ、まずは医務室に行け!」


飛龍「えっ、何で?」


提督「敵よりも前にまずは自分の命を大切にしろ!轟沈したらどうするんだよ...!」


飛龍「轟沈...それは本望ね」


提督「はっ?」


飛龍「だってこの国のために死ねるんでしょ?それは私にとって最高の幸せよ!」[ハイライトオフ]


提督「っ!」ビクッ


飛龍「この国...大日本帝国のために...私はこの身を捧げるの!」


飛龍「あぁ...なんて幸せなのかしら...」


提督「ちょ、ちょっと飛龍!お前は...!」


飛龍「あっこんなとこで話してる場合じゃない...一刻も早く出撃しないと!国のために!」


提督「待て飛龍!」ガシッ


飛龍「ちょっと!邪魔しないでよ!」ブンッ!


提督「おわっ!?」ドサッ


飛龍「何で止めるの!?国のために戦うんだよ!?何がおかしいの!」


飛龍「それとも非国民か何か!?ならここから出ていって!国のために戦えない奴なんてここにいらない!」


提督「落ち着け飛龍!今はもう!」


飛龍「離れて!非国民が私に触れるな!」ジタバタ!


提督 (くっ...こうなったら...!)


提督 カチャパシュ!


飛龍「うぐっ!?」


飛龍「ぐぅっ...あぁ...」ドサッ


飛龍「....」


提督「寝たか...」


飛龍 (この国...大日本帝国のために...私はこの身を捧げるの!)


飛龍 (それとも非国民か何か!?ならここから出ていって!国のために戦えない奴なんてここにいらない!)


提督「非国民...大日本帝国...」


提督「日本が軍事国家だった頃の言い方...」


提督 (性格が変わった反動で前世の記憶が鮮明に蘇えったのか...)


提督 (だからあそこまで暴走を...)


提督 (飛龍も蒼龍とは別の方向であれ危険な状態だったな...)


...


??「がははははははっ!お昼から飲む酒は最高ー!ひゃっほーい!」


??「ちょ、騒がないでください!こんな時間から...」


??「何よぉ!今日は出撃ないんだから大丈夫よ~!」


??「いや、そういう問題では...!」


??「もぉ...しっかりしてください妙高姉さん!」


妙高「私はしっかりしてるわ~ほらっ足柄も飲もうよ~!」


足柄「飲みませんよ!こんな真っ昼間から!はぁっ...全く姉さんったら...」


提督「....」


提督 (ふぅっ...落ち着け俺...あいつらは性格が変わってるんだ...あの発明品で...)


提督 (よしっ...)


提督「足柄、妙高」


足柄「あらっ提督」


妙高「おぉ~提督!はぁい!元気かな~!だはははははっ!」


足柄「ちょ、ちょっと妙高姉さん!」


妙高「うえっへへ...うわっ!?」ドカッ!


ドシャドシャ![段ボールが落ちる]


足柄「えぇ....」


妙高「ふへへっ....」クテッ...


妙高 スースー....


足柄「はぁっ....」


足柄「すみません提督...妙高姉さんが失礼な態度を...後で叱っておきますので...」


提督「いや俺は大丈夫だよ、それにしても妙高かなり飲んでるな...」


足柄「はい...普段はしっかりしているんですけどたまにリミッター外れてこうなってしまって...」


提督「...」


足柄「提督?どうかしました?」


提督「あぁ..いや...」


足柄「早く姉さんを運ばないと...こんなとこで寝たら風邪ひいてしまうわ...」


提督「足柄手伝おうか?」


足柄「いえ、大丈夫ですよ、1人で運べますから」


提督「そうか...」


足柄「では提督、ここで...」


足柄「ほらっしっかり立って妙高姉さん!」


妙高「エヘヘヘヘッ....」


提督「...」


...


妙高「ちょっと足柄!何、昼間から酒飲んでるの!」


足柄「ふえっ?あんだってw?聞こえなぁい~♪へへへへへへへっw!!」


妙高「はぁっ...これはかなり飲んでるわね...」


妙高「普段はしっかりしているのに...何でたまにこうなるのよ...」


足柄「だっは!あははははははははははっ!!」


妙高「あぁ....」


...


提督 (完全に正反対だな...)


提督 (とりあえずあの二人はヤバくなってはなかったから良かった...)


提督 (これから確認するやつらもあんな感じならいいが...)


...


暁「っん...」


暁「あれっ...ここは...」


暁 ジャラ!


暁「っ!?」


暁 (なっ、縛られてる!?)


暁「チッ...このっ...!」ガシャガシャ!


暁 (くっ...硬い....)


暁「誰が一体...」


暁「っ!、まさか...」


暁「あの...人形共...!」ブチッ...


...


提督「ん、あのシルエットは...」


金剛


提督「金剛か...」


提督「あいつも変な風になってなきゃいいが...」


提督「お~い金剛」


金剛「ん...?あっ提督」


金剛「Good evening 提督、今日もいい天気ね」ニコッ


提督「あ、あぁ...」


金剛「で、提督、なにか用?」


提督「あっいや別に、ただ挨拶をな...」(なんか冷めてるな...)


金剛「ふ~ん、そっか」


金剛「あっ提督、ちょっといい?」


提督「ん、どうした?」


金剛「この後、皆でティータイムしようとしてるんだけど提督も来ない?」


提督「えっ、ティータイム?」


金剛「Yes、時間あるならでいいけど...」


提督 (皆でってことは...他の三人も見れるって訳だよな...)


提督 (よしっ...)


提督「分かった、今暇だし行くよ」


金剛「Really ?」


提督「あぁもちろん」


金剛「フフッ...良かった、じゃあ早速私たちの部屋に...」


金剛「あっその前に...」


提督「っ?」


金剛 チュッ...


提督「っ!?」


提督「えっ金剛!?」


金剛「フフッ...不意打ち...♡」


提督「っ!」ゾクッ...


金剛「提督?どうしたの、顔真っ赤だよ?」


提督「えっ...あっいや...」


提督 (な、何だこの金剛!?)


提督 (クールで控えめになったのかと思ったら...前よりも積極的になってるじゃねぇか...)


金剛「っ?提督...?」


提督 (ヤバい...意識してしまった...)


金剛「提督?どうしたの?」ズイッ


提督「おわっ!?あっいや何でもないよ...」


金剛「そう、なら早く行こう?提督」ニコッ


ー金剛姉妹部屋ー


扉ガチャ


金剛「戻ってきたよ、妹たち」


提督 (い、妹たち...)


比叡「あっ金剛お姉さま」チラッ


提督「邪魔するよ」スッ..


比叡「っ!?て、提督!」ダッ!


提督「えっ?」


比叡 ギュウ!


提督「なっ!?」


提督「ひ、比叡どうしたお前!?」


比叡「どうしたって?私はいつもと変わりない比叡ですよ!」ニコニコ


比叡「それにしてと提督が比叡たちの部屋に来てくれるなんて感激です!」


比叡「そういうとこも含めて提督は素敵です!大好きです!」


霧島 ビキッ...


提督 (こ、金剛LOVEの比叡が...すごい光景だ...)


提督(ま、まぁとにかく問題はなさそうだな...)


提督 (えっと榛名と霧島は...)


榛名「ふ、ふん!」プンッ!


提督「えっ榛名...?」


榛名「て、提督がこのティータイムに参加するなんて...ありえないわ!」


提督「ありえない....」


榛名「ま、まぁ!今回は金剛姉さまが誘ったことだし...特別に参加させてあげるわ!」


榛名「特別だからね!勘違いしないでよ!?」


榛名「で、でも榛名は寛大だから毎日来ても...い、いいわよ?べ、別に変な意味じゃないからね!」


提督「あ、あぁ...」


霧島 ビキビキッ...


提督 (榛名は面倒なツンデレに...まぁ特に深刻な問題はないか...)


提督 (霧島は....)


霧島「...」


提督「霧島...?」


霧島「えっ?」


霧島「あっ...い、いえ何でもありません...」


提督「そうか...?」(あれっ普段とあまり...でも何か違うような...)


金剛「さぁ提督、妹たち、お話はここまでにしてティータイムも始めましょう?」


提督「あぁそうだな...」


ー1時間後ー


提督「ふぅっ....やっぱ英国の紅茶はおいしいな」


金剛「そうでしょ?紅茶は英国が頂点だからね...!」


提督「本当にその通りだな」


比叡「提督!私のも飲んでください!この紅茶はまた別のやつd」


榛名「ちょ、ちょっと比叡お姉さま!それ間接キスしたいだけでしょ!?」


比叡「あれっバレちゃった?」


榛名「それはバレますよ!下心隠せてないですから!」 


榛名「全く...榛名は理解できないです、間接キスなんて下品なことする人が...」


比叡「下品!?心外ね!間接キスはロマンよ!」


榛名「何がロマンですか!?あんな下品なの!」


比叡「ねぇさっきから下品下品言ってるけど榛名もしたいんじゃないの!?あなたも提督が好きなんでしょ!?」


榛名「ブッ!」


榛名「ゲホッ!ゲホッ!そ、そんな訳ないじゃないですか!提督のことが好き!?そ、そんな訳ないですよ!」


比叡「嘘っ!だって榛名、さっき提督と話してた時、顔真っ赤にしてたもん!」


榛名「なっ!?」カァッ...


比叡「ほらっ今みたいに!」


榛名「ち、ち、違いますから!こ、これは暑くて...そう暑いからです!」


比叡「今もう10月よ!?暑いわけないじゃない!」


榛名「と、とにかく暑いんです!」カァッ...


ギャー!ギャー!


金剛「フフッ...相変わらずあの二人は愉快ね」


提督「こ、金剛止めなくていいのか?結構喧嘩っぽくなってるけど...」


金剛「大丈夫、大丈夫、もう少ししたら終わってるから」


提督「そうなのか...」


霧島「...」ガタッ...


金剛「ん、霧島?どうかしたの?」


霧島「いえ...少し外の空気を吸いに...」


金剛「あぁ、そう...」


霧島「失礼します...」ガチャ...


提督 (霧島何か雰囲気が...気になるな...)


提督「悪い金剛、そろそろ業務に戻らないといけないからここら辺で」


金剛「えっもう?」


提督「あぁ、まだ終わってないからな」(嘘だが...)


金剛「そう...分かった...ほら妹たち、争ってないで提督がお帰りだよ」


比叡・榛名「何っ!?」


比叡「えぇ~提督ぅ、もっといてくださいよ~!もっと話しましょうよ~!」


榛名「ふ、ふんっ、や、やっと帰るのね、清々するわ!」


比叡「ちょっと何その言い方!好きな人に向かって言うことそれが!?」


榛名「だ、だから榛名は!」


比叡「好きじゃないって?嘘つかないの!」


榛名「い、いやだからう、嘘じゃ...!」カァッ..


比叡「嘘だよ!」


榛名「嘘じゃないです!」


ギャー!ギャー!


金剛「あぁ...sorry提督 ...ちょっと二人の争いがいつもより長引いてるから...もう帰って大丈夫だよ」


提督「お、おぅ...」


金剛「Bye 提督」


扉ガチャ


提督 (さてっ霧島は...)


霧島 壁バンッ!


提督「っ!?」


霧島「チッ...あの糞姉貴...」[ハイライトオフ]


霧島「何よ比叡お姉さまは...間接キス?ふざけんじゃないわよ!そうやって提督に色目使って...」

 

霧島「榛名お姉さまは提督に対してあんな失礼な言動...最低...提督を馬鹿にするんじゃないわよ!」


霧島「二人共好き勝手に提督に絡んで...私が一番提督を愛しているというのに!」


霧島「私が...私が一番提督を愛しているの...そこらの女狐とは訳が違う!」


霧島「提督も提督よ...こんなに愛しているのに気づいてくれないなんて...鈍感すぎる...そこも好きだけど...」


霧島「あぁ...もういっそのこと全員消して提督と二人だけになろうかな...」


霧島「いやそんなことしても提督の心は奪えない...」   


霧島「本来だったらすぐにでも提督を奪いたい...でもそれをやったら提督は私を恨むはず...それは真の愛とは言えない...正当な方法で提督を手にいれないと...」


霧島「女狐がうろちょろしてるのは気にくわないけど...我慢しよう...」


霧島「でも...最後は絶対に提督を私のモノにする...」


霧島「最後に笑うのは私よ...」


霧島「フフッ...フフフフッ...」


霧島「あっそうだ、そろそろ戻らないと...」タッ...


霧島 ツカツカ...


提督「...」


提督 (ま、まじか...)


提督 (霧島がヤンデレに...)


提督 (まぁでも道を外れることはしないって言ってるし、これは使わなくていいかな...)


提督 (ふぅっ...)


提督 (あの四人は問題なくて良かった...一人少し危ないが...)


...


スッ..


提督「っ!?」


??「だ~れだ♪」


提督「その声は...」


提督「愛宕...?いや違う...この声は...」


提督「高雄か!?」


高雄「おぉ!せいかいよ~♡」ギュウ!


提督「ちょ、高雄!?」


提督 (ほ、豊満な胸が...!)


高雄「あらぁ~♪抱きついただけでこの反応...//やっぱりかわいいわぁ♡」


提督「か、からかうな...」(愛宕かよ...)


高雄「フフッ♪」


提督 (あれっ...?)


提督「高雄、ちょっといいか?」


高雄「ん~?どうしたの?」


提督「愛宕は...いないのか?」(いつも一緒にいるのに...)


高雄「あぁ...一応いるわよ...」


提督「えっどこに?」


高雄「あそこ...」チラッ


愛宕「...」モジモジ...


提督「あ、愛宕!?」(何であんな端に...)


高雄「あの娘、ちょっと恥ずかしがり屋でね...あの距離じゃないと頭真っ白になっちゃうらしいわ」


提督 (恥ずかしがり屋になってるのか...) チラッ


愛宕「っ!」


愛宕「あっ...あぁ...」


提督「っ?愛宕...?」


愛宕 ボンッ!


提督・高雄「えっ!?」


愛宕 ドサッ...プシュゥゥゥ...


提督「愛宕!?」ダッ!


高雄「ば、爆発した!?」ダッ!


提督「愛宕!しっかりしろ愛宕!」


愛宕「っん...う~ん...」


提督「愛宕、大丈夫か?」


愛宕「っ...?、なっ!?」ハッ!


愛宕「て、て、てい!て、ていていd」ガミッ!


愛宕「いったぁぁぁぁぁぁぁ!!」[舌噛む]


提督「えっ...」


高雄「ちょ、ちょっと愛宕落ち着いて!」


愛宕「お、おっ!お、落ち着ける!わ、訳が!」ダッ!


愛宕 ズルッ!


愛宕「うわぁ!」ビターン!


提督「あ、愛宕....」


愛宕「ご、ごめんなさい!て、提督!こ、こんなみっともなi」


愛宕 ズルッ!


愛宕「きゃぁぁ!」ドテンバタバタ! 


提督「えぇ...」


愛宕 チーン....


高雄「ちょ愛宕!?」


高雄「えっ...嘘っ、気絶してる!?」


提督「え、気絶した!?」


高雄「え、えぇ...これは...最近でもかなりの重症ね...」


高雄「提督が近づいただけで自爆して気絶って...」


提督「マジか...」(あれの効果凄まじいな...)


高雄「ごめんね提督...うちの愛宕が迷惑かけて...」


提督「いや、俺は別に大丈夫だが...」 


高雄「はぁっ...早く医務室に行かないと...」


高雄「提督、じゃあそういうことだからここで、またね♪」


提督「あぁ....」


提督 (愛宕が反対になったらあそこまで変わるとは...)


提督 (危険な感じにはなってないからいいけど...あれはあれで危ないな...)


...


提督 (そういや...あいつらの妹の鳥海と摩耶はどうなっているのか...)


提督「っ!」


鳥海・摩耶 ツカツカ


提督 (噂をすれば...)


提督「鳥海、摩耶」タッ


摩耶「あらっ提督さん」


鳥海「あっ司令官さん!」ダッ!


鳥海 ズルッ!


鳥海「あっ」


提督・摩耶「えっ?」


鳥海「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ズザザザ!


提督「鳥海!?」


摩耶「鳥海さん!?」


鳥海「いっ...たた....」ズキッ


提督「大丈夫か鳥海!?今かなり派手に...」


鳥海「だ、大丈夫です...」ヨロッ...


提督 (普段、神経質な鳥海があんな大胆に...)


摩耶「全く...鳥海さんは落ち着きがないですね...」


提督「えっ?」


摩耶「えっ?」


提督「あっいや...」


提督 (摩耶が...あの摩耶が敬語を...)


鳥海「いや~ちょっとテンション上がっちゃうと身体が止まらなくて...」


摩耶「テンションが上がる度にそんな危険なことされると困りますよ...」


鳥海「ごめんごめん、次からは気をつけるから!」


摩耶「それ前も言いませんでした?」


鳥海「あっ....」


摩耶「はぁっ...本当に怖いです...前は眼鏡壊したんですから、この調子じゃ本当に身体やってしまいますよ」


鳥海「あぁ...そういえば前壊したね....」


摩耶「鳥海さんは知らないかもしれませんが眼鏡は一つ一つそこそこの値段なんですよ?そんなペースで壊れてしまってはお金が...って!?」


摩耶「ちょ、鳥海さん!」


鳥海「ん?どうしたの?」


摩耶「ヒビが...眼鏡にヒビが!」


鳥海「えっヒビ!?」スッチラッ


鳥海「あっ....」


摩耶「また...やったんですか...」


鳥海「えっ...と...」


鳥海「ごめんね!摩耶!テヘッ☆」


摩耶「フッ...」


鳥海「ちょ!そんな哀れみの目で見ないで!結構心にくるからそれ!」


摩耶「まぁ...まだこの程度のヒビなら修復なので安く済ませますが...」


鳥海「なら良かったじゃん!結果オーライってことd」


摩耶「いやそもそも眼鏡を壊さないでください!あんなこけなければお金なんてかからないんですから!」


鳥海「はい...すいません...」


摩耶「本当に気をつけてくださいね....」


鳥海「う、うん!」


摩耶「お願いしますよ...」


摩耶「すみません提督さん、うちの鳥海が...」


提督「あっ、いや俺は大丈夫だよ」


摩耶「そうだ、早く高雄お姉さまに合流しないと...」


摩耶「すいません提督さん、私たちはここで失礼しますね」


提督「あ、あぁ...」


摩耶「ほらっ行きますよ鳥海さん」


鳥海「司令官さん!またn」


鳥海 ズルッ!


鳥海「あぁぁぁぁぁぁ!!」ズデーーン!


摩耶「ちょ鳥海さん!?また!?」


鳥海「アハハハ...またこけちゃっ「あぁぁぁぁぁ!!」」


鳥海「えっ?」


摩耶「ひ、ヒビが...またヒビが...」


鳥海「えぇ!?」チラッ...


鳥海「あっ...」


摩耶「れ、レンズがヒビだらけに...」


鳥海「えっと....」


摩耶「はぁぁぁぁ....こうなったたら買い換えじゃないですかぁ...あぁぁぁぁ...私たちの貯金が...」ヘタッ...


鳥海「ご、ごめん...」


提督「...」


提督 (あっちもあっちで大変そうだな...)


提督 (まだ平和的だからいいが...)


...


暁「クソッ...!この....このっ...!」ガシャガシャ!


暁「チッ...」(外れない...)


暁 (この強度...あのメロンか...) 


暁 (だとしたら自力じゃ外せないのも納得がいく...)


暁 (クソッ!ふざけた真似を...)


暁 (どうする...どうする....)


暁 チラッ...


暁「っ!」


暁「フフッ...いいのがあった...」ニヤッ...


...


??「ちょっと落ち着いて!」


??「何言ってんのよ!これからよぉぉぉ!!」


提督「っ!?」


提督 (な、何だ...?) 


ブンッ!


提督「えっ...」


バリィン!


提督「おわっ!?」


ブンッ!


提督「うぉ!?」


バリィン!


提督「あ、危な...」ヘタッ...


提督「何がとんできて...」チラッ


提督「っ!こ、これは...酒!?」


??「やめて!酒投げないで!危ないから!」


??「うるさいわねぇぇ!!これくらい何ともないわよぉぉ!!」


??「落ち着いてザラ姉さま!」


提督「えっザラ!?」ダッ!


ポーラ「いい加減にして!本当に危ないから!」


ザラ「だぁいじょおぶ!だぁいじょおぶよぉぉ!わっははは!」


ポーラ「あぁもう!誰!?ザラ姉さまにお酒飲ませたの!?」


ザラ「うえっへへへいw!」


ポーラ「ちょっとザラ姉さま!変な踊りしないで!みっともないよ!」


ザラ「何ぃ....うるさいわね!妹のくせに生意気よぉぉぉ!!」ブオッ!


ポーラ「きゃぁ!」ドサッ!


ザラ「おらおらっ!!ザラは酒が飲みたいんじゃぁぁぁごらぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ポーラ「あぁぁぁぁ...どうしよう...」


提督「お前ら!」 


ポーラ「っ!」


ポーラ「提督!」


ザラ「うへへへ!がははははっ!」


提督「ど、どうしたんだ!?ザラが...」


ポーラ「あっえっと...これは...」


ザラ「おりゃぁぁぁ!!」ブンッ!


ポーラ「っ!提督危ない!」ガバッ!


提督「うわっ!?」ドサッ


バリィンバリィン!


ザラ「うわっはははは!!だははははは!!」


ポーラ「くっ!」


ポーラ「提督!こっち来て!」ガシッ!


提督「あ、あぁ!」


...


提督「なるほど...つまりザラが酒を飲んでああなったと...」


ポーラ「そう...普段は飲む量が少なめだから特に何かあるって訳じゃないんだけど...」


ポーラ「今回は何故か大量に飲んでいて...それであれくらい狂って...」


提督 (これもあれが原因...ということは...)


提督「ポーラお前は飲まないのか?」


ポーラ「えっ、いやいや!飲みませんよ!」


ポーラ「あんな体に悪いのを飲む神経が分からないよ!」


提督 (やっぱり...)


ポーラ「はぁっ...それよりもどうしよう...ザラ姉さま暴走すると鎮守府消滅するくらい暴れるよ...」


提督「えっそんなに!?」


ポーラ「うん...さっきだって酔いの勢いで近くにいた艦娘投げとばして挙げ句の果てに擬装撃とうとしたから...」


提督「マジか...」


ポーラ「どうにかして止めないと...でも暴れてるザラ姉さまをどうやって...」


提督「...俺に考えがある...」


...


ザラ「うへへへ!どへへへっ!」


ザラ「わったしはイタリア艦のザラ様だ♪敵をどんどん♪殺しまくっる♪」


ザラ「そして世界はハッピーハッピーw♪私は絶頂♪あいつら絶望♪」


ザラ「そして叫ぶよ♪F○UK!F○UK!F○UK !」


ザラ「ぎゃはははははは!神曲誕生したwだはははははははっ!!」


提督「やばっ...」


提督 (完全におかしくなってる...これいけるのか...?)


提督 (いやいや行かねぇと!)


提督「ザラ!」スッ!


ザラ「ふぇっ?」クルッ


ザラ「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!提督ぅぅぅぅぅ!!」


ザラ ダダダタ!


提督「えっちょt」


ザラ ガシッ!チュゥゥゥゥゥゥゥ!!!


提督「ムグッ!?」ドサッ!


ザラ チュゥゥゥゥゥゥゥ!!


提督 (ちょ、ちょっとザラ!息が!)


ザラ「プハッ!」


提督「げほっ!げほっ!」


ザラ「ウフフフフッ...提督ぅ...いいとこにきましたぁぁ...♪」


提督「ざ、ザラ...?」


ザラ「ねぇ提督ぅ...今からザラとぉ...や・せ・ん♡、しましょう?」


提督「なっ!?」


ザラ「ねぇいいでしょぉ?やりましょうよぉ、早く早く♪」


提督「ま、待てザラ!」


ザラ「ちょっとぉ抵抗しないで♪大丈夫、優しくしてあげるから♪」


提督「そういう問題じゃ!」


ザラ「ほらほら!脱いで脱いで♪」


提督「...」チラッ...


ザラ「フフッ♪やっとおとなしくなりましたね♪まったくぅ最初からそうしてくれればいいのに♡」


ザラ「でも...勝てないのに必死に抵抗する提督もかわいい♡」


提督「...」


ザラ「じゃあ提督...早速...」


提督「今だ!」


ザラ「えっ?」


カチャ!パシュ!


ザラ「ふぃ!?」


ポーラ「ごめんなさいザラ姉さま!」


ザラ「ふゅぇ...」トサッ...


ザラ「...」


ポーラ「ね、寝たの...?」


提督「あぁ...そうみたいだ」


ポーラ「良かった...作戦は成功したね」


提督「あぁ、俺が囮になって大正解だったよ、途中焦ったけど...」


ポーラ「まさか夜戦の話にまでいくとはね...」


提督「あぁ...」


提督「さてっ...ザラも倉庫室に縛っておくか...」


...


ー倉庫室ー


提督「よっと...!」ガラッ!


提督「よしっ...ここにザラを...」


...


提督「これでいいかな、他の奴は...」


提督「よしっ全員寝てるな」


提督「暁も...」


暁「...」


提督「寝てるか、良かった...あいつらに近づけたら危ないしな...」


提督「残ってるやつも早く全員確認しないと...」タッ!


ガラッ!


暁「...」


暁「なるほど...」


暁「あの人形共...司令官に変なこと吹き込んだのね...」


暁「だから私がこんなことに...」


暁「司令官利用して...」


暁「フフッ...フフフッ...」


暁「アハハハ...」


暁「殺す」


...


提督「...」ツカツカ...


フッ...


??「司令官♡」


提督「えっ?」クルッ


?? ギュゥゥゥ!


提督「っ!?」ドサッ!


?? ギュゥゥゥ!!


提督「ちょ痛い痛い痛い!」


?? パッ..


提督「いってて...」


??「はぁっ...♡」


提督「っ!、お、お前...」


提督「満潮か!?」


満潮「はぁ...はぁっ...♡司令官...司令官...♡」


満潮 ギュゥ!


満潮「好き!好き!好き!好き!好き!大好き!大好き!大好き!だぁぁぁいすき♡」


提督「いっ!?」


満潮「スーハー♡スーハー♡クンカクンカ♡」


満潮「あぁぁぁぁ♡司令官の匂いが...♡」


提督 (こ、これは...)


提督 (これもあれで...こいつこうなるのか!?)


提督 (ここまで...)


肩ガシッ


提督「えっ?」クルッ...


??「...」


提督「っ!」


提督「む、叢雲...?」


叢雲「フフッ...フフフッ...♡」ジィッ....


提督「っ!?」


叢雲 ギュゥゥゥ!


提督「がっ!?」


叢雲「はぁっ...はぁっ...//あなた...//あなた...//」


提督「ちょまっ叢雲!」


叢雲「愛してる...愛してるわあなた...//」


叢雲「欲しい...//あなたが欲しい//欲しくてたまらない!//」


提督「っ!」ゾクッ...


提督 (な、何だこの叢雲!?満潮みたいに...)


満潮「はぁっ...♡とろけそう...♡」ムクッ...


叢雲「はぁっ//はぁっ//、絶頂してしまいそう...//」スッ...


満潮・叢雲「えっ?」


満潮・叢雲「....」


満潮「なっ!何よあんた!なんで司令官に抱きついてるのよ!?」


叢雲「それはこっちの台詞よ!そんなとこになんでいるのよ!?」


満潮「私は司令官の匂い嗅いでいただけよ!なんか文句ある!?」


叢雲「はぁっ!?匂いを嗅いでいた!?ふざけるんじゃないわよ!この人の匂いを嗅いでいいのは私だけよ!」


満潮「そんなの知らないわよ!勝手に司令官独占しないで!司令官は私のモノなの!」


叢雲「違うわよ!独占できるのは私!私だけ!部外者は出ていって!」


満潮「部外者ですって!?そっちこそ部外者よ!勝手に入ってきて!あんたが出ていきなさいよ!」


叢雲「ふざけないで!あなたが出ていきなさい!」


満潮「あんたが出ていって!」


叢雲「あなたが!」


満潮「あんたが!」


提督「ちょ、ちょっと落ち着k」


叢雲・満潮「黙ってて!」


提督「は、はい...」


叢雲「あぁぁ!もう!分かったわ!なら勝負をしましょう!提督をどちらが手に入れるかを掛けて!」


叢雲「ルールは簡単!好きにアピールして提督にどちらが良かったか決めてもらう!」


提督「えっ?」


満潮「いいわ!望むところよ!」


提督「ちょ...」


叢雲 ガシッグイッ!


提督「うぉっ!?」


叢雲「フフッ...あなた...//」ズイッ..


提督「っ!」


叢雲「ねぇ...私を選んで//あなたの為なら何だってする...//」


叢雲「どんなことでもいいわ...//エッチなこともしていいのよ...//」


提督「っ!?」


叢雲「だからあなた...私を選んで//」


満潮「こっち見て司令官...♡」ズイッ!


提督「おわっ!?」


満潮「私は誰よりも司令官を愛しているわ...♡」


満潮「どんな時でも側にいる...一生司令官を守るわ...♡」


満潮「司令官...私を選んで...♡」


提督「うっ....」


叢雲「さぁあなた...//」ズイッ...


満潮「司令官...私を...♡」ズイッ...


提督「...ご...」


叢雲・満潮「ご?」


提督「ごめん二人共!」バッ!


叢雲「きゃっ!?」ドサッ!


満潮「なっ!?」ドサッ!


提督 ダダダダダ!!


叢雲「ま、待ってあなた!」


満潮「し、司令官!」 


提督 ダダダダダ!


...


提督「はぁっ...はぁっ...」タッタッ...


提督「振り切ったか...」


提督 (島風の遊びに付き合ってたおかげで逃げれた...)


提督 (あれ以上あそこにいたら危険だ...)


提督 (しかしあの二人...普段がそっけない分あんなにも...)


提督 (LOVEというより...発情していたな...)


...


??「はぁっ!はぁっ!」


??「くっ...どこ行ったんだ...」


??「っ!あれは...!」


??「提督!」ガシッ!


提督「おわっ!?」


提督「だ、誰...って」


??「はぁっ...はぁっ...」


提督「夕立...?」


夕立「提督!時雨見なかったか!?」 


提督「えっ時雨?いや見てないけど...」


夕立「そっか...まずいな...」


提督「何かあったのか?」


夕立「あぁ...時雨が...」


...


時雨「嫌っ!嫌ぁぁぁ!!」


夕立「ちょ落ち着け時雨!」


時雨「僕が...僕が皆を...」


時雨「僕が...僕が僕が!」


夕立「しっかりしろ時雨!あれはもう前世の話だろ!?」


時雨「沈めたのは僕だ...僕が逃げたから...」ポロッ...


時雨「嫌だ....嫌だぁ....」ポロッ...


夕立「時雨...」


時雨「ねぇ夕立...何で僕は生きてるの...?」


夕立「えっ?」


時雨「皆を沈めて...何で僕はのこのこと生きてるの!?僕に生きる価値なんてないのに!」


夕立「な、何を言うんだ!時雨は何も悪くないんだ!自分を責めるのはやめろ!」


時雨「悪くない...?ふざけないで!悪いのは僕だ!皆を見捨てて逃げた僕が!」


時雨「人を見殺しにして...何も悪くないわけない...」


時雨「そうだ夕立...僕を殺してよ...」


夕立「えっ?」


時雨「僕を...僕を殺して!この罪深い僕を!」


夕立「なっ!?そ、そんなこと出来るわけがないだろ!」


時雨「何で...何でよ!何で殺してくれないの!?」


時雨「これ以上生きたとこで皆を不幸にさせるだけだ!僕は...疫病神だ...」


時雨「だから...だから夕立早く!」


夕立「ふざけるな!時雨を疫病神なんて誰も思ってない!提督も皆も!」


時雨「嘘つかないで...どうせ皆我慢してるだけだよ!」


夕立「そんな訳ないだろ!私たちは本心でお前と接してる!だから...そんな馬鹿な真似はやめろ!」


時雨「...分かったよ...」


夕立「時雨...分かってくれt」


時雨「なら僕自身で終わらせる...」


夕立「はっ?」


時雨「そうだよね...皆こんな疫病神な僕に触りたくもない...ハハッ...何でこの事に気付かなかったんだろ...」


夕立「し、時雨...?」


時雨 ガラガラ...


夕立「っ!」


夕立「やめろ時雨!」ガシッ!


時雨「ちょ邪魔しないで夕立!」


夕立「邪魔するに決まってんだろ!」


時雨「邪魔するなぁぁ!」ドゴッ!


夕立「ぐはっ!?」ドサッ!


時雨「僕は...絶対に死ぬんだ...死なない限り...僕の罪はぬぐえない!」ダッ!


夕立「ま、待て時雨...!ぐっ....!」


...


提督「嘘だろ...時雨が...」


夕立「それで提督...時雨を探してくれないか?あのままじゃ本当に命を絶ってしまうかもしれない...」


提督「わ、分かった!」


夕立「ありがとう提督...じゃあ私は下を見てくるから提督は上を探して!」


提督「あぁ!」ダッ!


提督 (時雨...)


...


時雨「僕はね...後ろは振り向かないって決めてるんだ」


提督「振り向かない?」


時雨「うん、最初の頃はずっと前世の記憶に悩んでいた...」


時雨「けど決めたんだ、いつまでも過去に囚われるのはやめようって」


時雨「過去の絶望ではなく今ある希望を見つめる...」


時雨「今ある希望...提督や夕立、他の皆、全てを守り抜こうってね」


時雨「それが今の僕に出来ることさ」


提督「そうか...強いなお前は」


時雨「そんな褒められるようなことじゃないよ」ニコッ...


...


提督 (普段の反動でメンタルが脆くなったのか...)


提督 (クソッ!早くしねぇと!)


...


提督「くっ...ここにもいないか...」


提督「残るは...」ダッ!


ー屋上ー 


扉バンッ!


提督「はぁっ...はぁっ...」


提督「どこにいる...時雨...」


提督「っ!あれは...!」


時雨「....」[端に立つ]


提督「時雨!」


時雨「っ!?」


提督「時雨、ここにいたk「近づかいで!」」


提督「っ!」


時雨「来ないで提督...僕は死ぬんだから...」


提督「やめろ時雨!早まるな!」


時雨「それでやめると思う...?お願いだから死なせてよ...僕に罪を償わせて...」


提督「ふざけるな!」


時雨「えっ?」


提督「お前に罪なんてない!お前は皆を必死に守ったんだ!」


時雨「嘘だ...僕は逃げたんだ!」 


提督「じゃあ何ですぐに撤退しなかった?」


時雨「っ!」


提督「相手の戦力を考えるならあそこで撤退すれば自分だけでも安全に帰投できたはずだ」


提督「だがお前は撤退しなかった、ギリギリまで戦い...ボロボロになりながら守ろうとした...」


時雨「...」


提督「これでもお前は逃げたというのか?」


提督「お前は自分を責めすぎだ、被らなくてもいいことまで被って全てを自分の責任にして...」


提督「そして溜めに溜まって爆発し、今に陥っている」


時雨「っ!」


時雨「違う...違う...!」


時雨「提督に僕のなにが分かるっていうの!?知った風に好き勝手喋らないでよ!」フルフル...


提督「確かに俺はお前じゃない、全てを理解することは出来ない」 


提督「けど...なら何故震えているんだ?」


時雨「えっ...」


提督「それに声も震えて瞬きも増えている」


時雨「っ!」


提督「違うのに何でそんなにも焦っているんだ...?」


時雨「こ、これは...」


提督「図星をつかれたから」


時雨「っ!」


提督 (やっぱり...)


提督「時雨、お前も分かってるんだろ?自分は必死に皆を守ったってことを」


時雨「...」


時雨「そうだよ...」


時雨「自分でも分かってる...僕は必死に皆を守ろうとしたって...」


時雨「けど...守れなかった!誰一人...僕が無力だったから...」


時雨「それで情けなく撤退した...こんなの逃げたのと同じさ...」


時雨「だからこれは僕の責任なんだ...沈んだ皆も僕のことを恨んでるはず...」


提督「それは違う」


時雨「えっ?」


提督「俺の鎮守府にレイテのメンバー...西村艦隊が全員いることは知ってるだろ?」


時雨「う、うん...」


提督「実はさ...少し前に聞いたんだ、前世の時雨のことはどう思ってるかって」


提督「そしたら皆感謝していたよ、必死に守ろうと頑張ってくれた、助けようとしてくれたって」


時雨「み、皆が...」


提督「時雨もういいんだ、いつまでも過去に囚われなくて」


提督「誰一人お前を恨んでいるやつなんていない、むしろ感謝している方だ」


時雨「...」


提督「過去の絶望ではなく今ある希望を見つめる...ある艦娘の言葉だ」


時雨「今ある希望...」


時雨「提督...夕立...姉妹...レイテの皆...」


時雨「そうだ...僕には...今の僕にはこんなにも希望が...大切なものがあったんだ...」


時雨「それなのに僕は...光を見ずにいつまでも影を見て...」


時雨「そっか...僕はもう...過去に囚われなくていいんだね...」


提督「あぁそうだ、今を見つめろ」


時雨「分かった提督...僕はもう振り向かない、今だけを...今ある希望を見つめる!」


提督「時雨...」


時雨「ありがとう提督、君のおかげで前を向くことが出来r」


ビュォォォ!


時雨「うぉっ...」ユラッ...

 

ズルッ...


時雨「あっ...」


提督「えっ...」


時雨 フッ...


時雨「うわぁぁぁぁぁぁ!!」


提督「時雨!?」ダッ!


提督「時雨!」ガバッ!


時雨「...」クテッ...


提督「う、嘘だろ...」


時雨「...」


提督「そんな...」


??「いっ...」


??「いったぁぁぁぁぁ!!」


提督「えっ?」


夕立「あっぶな...間一髪...いてて...」


提督「ゆ、夕立!」


...


提督「じゃあ夕立は時雨が地面につくすれすれで受け止めて下敷きになったてことか...」


夕立「ほんと...危なかった...おかげで骨が悲鳴をあげてるけど...」


時雨「っん...」


提督・夕立「っ!」


時雨「あれっ...ここは...」


提督・夕立「時雨!」


...


提督「とりあえず...」


提督 (時雨が無事でよかった...性格もどうにかなって夕立が側にいるからもう大丈夫だろう...)


提督 (だが...間一髪だった...あそこで夕立がいなかったら時雨は...)


提督 (夕張...)


提督 (お前が思っている以上にヤバいぞ...)


...


夕張「よぉしここまで順調...」


夕張「早く完成させないと...」


...


??「...」ツカツカ...


??「っ!」タッ!


??「司令官!」


提督「ん?」クルッ


提督「ん!?」


??「こんにちは司令官!」


提督「か、霞...?」


霞「はいっ!霞です!」ビシッ!


提督「お、おぉ...」


霞「司令官、何か困っていることはありますか?」


提督「困っていること...?」


霞「はいっ!もし何か困っているなら是非私にお申し付けください!雑用でも何でもかまいません!」


提督「えっと...今は大丈夫かな」


霞「そうですか...」シュン...


提督 (この忠犬みたいな霞...これもあれで...)


提督「霞ちょっといいか?」


霞「っ!はい司令官!何でしょうか!?」キラキラ!


提督「俺に対してクズとは言わないのか?」


霞「えっ?クズ...?クズってあのクズですか...?」


提督「あぁ例えばクズ司令官とかこのクズっ!とか」


霞「なっ!?」


霞「そ、そんな最低なことを司令官に言う訳ないじゃないですか!」


霞「司令官に対してクズなんて...そんな最低なことを言った人がいたらこの霞が絶対に許しません!」


提督「そうか...」(また自虐みたいに...)


??「あっ!」


提督・霞「えっ?」


朝潮「あなた....」ゴゴゴゴ...


提督「あ、朝潮!?」


霞「朝潮?」


朝潮「何やってるのよ!」ズカズカ!


提督「っ!」ビクッ


朝潮「さっき言ったわよね!?こんなとこでうろつく前に業務をしっかり終わらせろって!」


朝潮「あの後あなたが心配になって執務室に行ったらいなくて...そしたらまたこんなとこで油売って...ほんと信じられない!」


朝潮「あなたここの指揮官でしょ!?書類仕事くらいしっかりやりなさいよ!このクズ司令官!」


霞「っ!」


提督「わ、悪い朝潮...」


朝潮「謝るくらいならサボるんじゃない!」


朝潮「はぁっ...ほんとダメね...ダメダメよ、よくそんなんで司令官やっていけるわね」


朝潮「こんな無能でクズなのに、よく生きていられるわ、相当な悪運の持ち主なのかしら?」 

朝潮「それとも神から慈悲を受けてるとか?まぁどっちでもいいわ、クズには変わりないし」


提督 (相変わらずくるな...この罵倒は...)


霞 ガシッ...


朝潮「えっ?」


提督「えっ?」


朝潮「あっ霞、あなたいたのね」


霞「朝潮姉さん...」ゴゴゴゴ...


朝潮「ど、どうしたの霞...?」


霞「撤回してください...」


朝潮「えっ?」


霞「司令官に言ったこと...全て撤回してください...」


朝潮「な、何でよ...私は事実を言っただk」


霞「撤回しろぉぉ!!」


朝潮「っ!?」ビクッ!


提督「か、霞!?」


霞「さっきから好き勝手最低なことを司令官に言って...司令官がどれだけ辛い思いをしてるか分かっているんですか!?」


霞「司令官の意見を全く聞かずただ一方的にクズだの無能だの...」


霞「罵倒だけして姉さんは何がしたいんですか!?」


朝潮「わ、私は司令官のことを考えt「はぁっ!?」...」


霞「司令官のことを考えているなら何故そんな酷い言葉でしか言えないんですか!?何故司令官は苦痛の表情を浮かべてるんですか!?」


朝潮「っ...!」


霞「朝潮姉さんがやっていることはただの自己満足です!最低の行いです!」


霞「これ以上あなたが側にいても司令官の迷惑になるだけです!今すぐに消えなさい!」


霞「こんなのが私の姉なんて...最悪です!あなたの妹になんかならなきゃよかった!」


朝潮「っ!」ズキッ...


提督「ちょ、ちょっと霞さすがに言い過ぎじゃ...」


霞「っ!、す、すみません司令官...つい感情的に...」


朝潮「...」


提督「あ、朝潮...?」


朝潮「....なさい...」


朝潮「ごめん...なさい...」


提督「えっ?」


朝潮「ごめんなさいっ!!」[土下座]


提督「っ!?」


朝潮「ごめんなざい....ごめんなざい...」ポロポロ...


朝潮「もうクズなんて言わない...もう司令官を傷つけることは絶対に言わない...霞の言うこともちゃんと聞く...」


朝潮「だから...だから見捨てないで...私を見捨てないで!」ブワッ


朝潮「見捨てないで...見捨てないでよぉ....謝るから...」


朝潮「司令官...霞...」


提督「朝潮...」


提督「顔を上げてくれ朝潮」


提督「大丈夫、もう怒ってないから、俺はお前を見捨てたりしないよ」


朝潮「っ!司令官...!」


霞「いいんですか?司令官、今までたくさん辛い思いをしてきたのに...」


提督「いいんだ、確かに朝潮は口は悪いし刺さることもよくあった、けど言っていることは今まで全部正しかった」


提督「朝潮も朝潮なりに気遣ってくれていたと思ってる、だから見捨てるなんてことは出来ない」


霞「...分かりました」


霞「良かったですね朝潮姉さん、司令官が慈悲深くて」


霞「司令官も言ってますし今回は私も大目に見ましょう」


朝潮「ありがとう...司令官...霞...」ブワッ...


霞「けど次はないですからね?これ以降は絶対にしないと約束してください、もし破ったら...今度こそ許しませんよ」


朝潮「する!約束する!絶対に破らないから!」


霞「分かりました....司令官大変失礼しました、朝潮姉さんにはしっかり分からせますので...」


提督「分かった....」


霞「ほらっ行きますよ朝潮姉さん」


朝潮「うん...」グズッ...


提督「....」


提督 (霞が朝潮のように...朝潮が霞のように...)


提督 (これ...性格が変わってなくてもこうなってたんじゃ...)


...


提督 (霞といい時雨といい...なんでこうも最悪の方向に性格が変わってしまうんだ...時雨は立ち直ったが...) 


??「...」ソロリソロリ...


?? ギュゥ!


提督「えっ!?」


??「提督♪」


提督「えっ誰...っ!?」


?? ニコッ!


提督「あ...あ...」


提督「曙!?」


曙「フフッ♪どう驚いた?」


提督「あぁ...色々と...」


曙「色々?色々って?」


提督「いやこっちの話...」


提督 (曙が...あんな屈託のない笑顔...初めて見た...)


曙「そう、あっそうだ提督ちょっといい?」


提督「ん、どうした?」


曙「その...昼も近いし私と一緒にご飯食べない?」


提督「えっ」


曙「あっもしかして...駄目だった?もし用事があるならそっちに...」


提督「いやいや駄目だなんて!こっちは用事ないから一緒に食べよう曙」


曙「本当!?やった!」パァッ!


提督「でもどこへ行くんだ?間宮とかか?」


曙「ううん、提督、今日は鎮守府近くの庭園で食べない?」


提督「庭園?」


曙「うん、実は私...提督の為にお弁当作ってきたの、だから一緒に二人で食べたいなと思って...」


提督「っ!?」


曙「もしかして...嫌だった...?」ウワメヅカイ


提督「い、嫌なわけない!、むしろ嬉しいよ」


曙「本当に!?フフッ...嬉しいな...//」


曙「じゃあ提督、早速食べに行こ?」


提督「あ、あぁ...」


提督 (何だこの曙!?)


提督 (さっきまでハードすぎたのもあって癒しすぎるぞこれ...)


ー庭園ー


曙「はいっ提督、あーん♪」ズイッ


提督「あ、あーん...」モグッ...


曙「どう?美味しい?」


提督 ゴクン...


提督「うん、凄く美味しいよ、これ間宮超えてるんじゃないか?」


曙「そ、それは言い過ぎだよ~♪けど嬉しい、美味しいって思ってくれて...//」


曙「頑張って色々な人から教わっといてよかった...」


提督「色々な人から?」


曙「うん、磯風さんとか比叡さんとか」


提督「っ!?」


提督「磯風と比叡!?」(あいつらは屈指のメシマズだったはず...まさか...)


曙「うん、磯風さんも比叡さんもどっちも間宮さんくらい料理うまくてとても勉強になったの!」


提督「そ、そうか...」(料理の腕も正反対になるのかあれは...)


曙「そのおかげで料理の腕も上がって作れる種類も前よりはるかに増えたの!今度また機会があったら作ってあげるね!」


提督「分かった、楽しみにしてるよ」


曙「フフッ...期待しててね提督!」


提督「あぁ」


提督「....」


提督「なぁ曙...」


曙「ん?」


提督「俺のことどう思ってる?」


曙「提督のこと?」


提督「そう、クソとかさ...」


曙「そんなこと思うわけないじゃん!」


曙「提督のことは...」


曙「大好きなんだから!」ニカッ!


提督「っ!?」


曙「優しいとこも、しっかりしてるとこも、全部大好き!」  


曙「クソだなんて絶対に思わない、だって大好きだから!」


曙「これからも、ずっと大好きだよ提督!」


曙「大好き!愛してる!」ニコッ!


提督「曙...」カァッ...


曙「あれっ、どうしたの提督?顔赤いよ?」


提督「えっ、あっいやこれは何でも...」


曙「っ?」


提督 (恐ろしい...あの発明品...良くも悪くも...)


提督 (破壊力ありすぎだ...普段の曙を知ってるが故に...)


提督 (金剛よりもあんな直球に笑顔で言うなんて...)


提督 (自然と顔が赤らんでしまった...)


...


曙「それじゃあね提督!またいつか一緒に食べよ!」


提督「あぁ」


曙 タッタッ!


提督 (これから確認するやつも曙みたいだったらいいが...)


??「提督?」


提督「っ?」クルッ


提督「っ!お前は...」


提督「山風...?」


山風「っ!」


山風 ガシッ!


提督「えっ」


山風 グイッ!


提督「おわっ!?」


山風 ジィ... 


提督「や、山風...?」


山風「提督...何かあった...?」


提督「何かって...別になにも...」


山風「嘘つかないで、絶対何かあったでしょ」


提督「いやだから何も...」


山風「じゃあ何でさっきあんな辛い表情していたの?」


提督「えっ?」(辛い...?あぁ最近寝不足だったのが顔に出てたか...)


提督「山風、これは辛いとかじゃなくt」


山風 ギュウ...


提督「っ!?


山風「隠さないで...何かあったなら話聞くから...ね?」


山風「あたしにだけは甘えたり泣いたりしていいから...だから...」


提督「えっちょ山風!?」


山風「大丈夫...誰にも言わないから...」


提督「ま、待ってくれ山風!」バッ!


山風「っ!」


提督 (何だこの山風!?この包容力と積極的な態度...あれも発明品で...)


提督 (まるで雷を見ているようだ...)


山風「提督...」


提督「あっ悪い山風、突き放したりして...」


山風「もっと甘えてよ...」


提督「えっ?」


山風「提督はさ...何でも一人で解決しようとして誰にも頼らないよね...」


提督「そ、そう...なのか...?」


山風「そんな提督もあたしは好きだよ、けどさ...」


山風「もっとわたしを頼って欲しいの...何でも一人でやってたら提督壊れちゃうよ...」


山風「些細なことでもいいから...だから提督...」


提督「山風...」


提督「...ありがとう山風、こんなにも俺を気遣ってくれて...けど...」


提督「お前の手は借りない」


山風「っ!そんな...何で!?」


山風「何であたしを頼らないの!?また提督は.無理をするの!?そんなのあたしは見てられない!


山風「提督...あたしは...そんなに頼りないの...?」


提督「そうじゃない山風、お前のことも頼りにしてる」


山風「じゃあ...!」


提督「でもいいんだ、俺は何事も出来るなら一人で解決したい...そういう人間なんだ」


山風「だから!それじゃ提督が壊れて...」


提督「大丈夫、俺はお前が思ってるほどやわじゃない」


山風「て、提督...」


提督「だから山風、気持ちはありがたいけど、俺は大丈夫だから」


提督「お願いだ山風...」


山風「...分かった、そこまで言うなら今回はこれ以上言わない...」


山風「けどもし本当に辛くなったら絶対に相談してね、あたしはいつでも待ってるから...」


提督「あぁ分かった、ありがとな山風」


...


提督 (山風は特に問題はなかったな...かなり雷に近い感じになっていたけど)


...


山風 (もっとわたしを頼って欲しいの...何でも一人でやってたら提督壊れちゃうよ...)  


山風 (もっと甘えてよ...)


...


提督 (...)


提督 (甘えるか...)


提督 (そういえば自分から甘えたりするなんてことしたことなかったな...生きてきた中でも...)


提督 (誰かを頼るってのも...ありなのかな...)


...


??「ねぇ遊ぼー!提督遊んでくれないし陸奥も出掛けてていないから暇なのー!」


??「ごめんね、明日は遊んであげるから、今日は離してくれないかな?」


??「えぇー嫌だぁー!今日遊びたいのー!」


??「あぁ...困ったな...」


??「遊ぼー!雪風!」


雪風「う~ん...じゃあ2時間程待ってくれないかな?長門ちゃん、なるべく早く終わらせるから」


長門「嫌だっ!今遊びたいー!」


雪風「そ、そっか...」


雪風「どうしよ...編成とか色々やらなきゃいけないんだけどな...」


提督「...」


提督 (マジか...)


提督 (あの雪風が長門を...)


長門「ねぇ遊んでー!」


雪風「...長門ちゃん...」


雪風「ごめんね、私も時間があるなら長門ちゃんと遊びたい、けど今はやらなきゃいけないことがあるの」


雪風「これ司令のため、そして長門ちゃんや陸奥ちゃん、皆のためにやらなきゃいけないことなの」


雪風「だからね、長門ちゃん誘ってくれたのは嬉しいけど今はパスでお願いできるかな?これが終わったら遊んであげるから、ね?」


長門「むぅ...」


長門「分かったよ...」


雪風「フフッ、ありがとう長門ちゃん」 


長門「でも絶対に後で遊んでね!約束だよ!」


雪風「もちろん、約束するよ」


雪風「あっちょっと待って長門ちゃん」ガサゴソ


長門「?」


雪風「はいっ、これあげる」スッ


長門「っ!こ、これって...間宮が作ってる特製キャンディー!?しかもこんなに...」


雪風「うんそうだよ、何故か私の部屋にこれが大量にあってね、私こういうの余り食べないのに...」


雪風「だからこれ、全部長門ちゃんにあげるよ、こっちの仕事が終わるまで食べてて」


長門「本当!?やったー!ありがとう雪風!」


長門「じゃあ待ってるからねー!」ビューン!


雪風「フフッ...純粋だね...」


提督「雪風...」


雪風「あっ司令」


雪風「ちょうど良かった、司令、次の任務の編成なんだけど」


提督「えっ?あ、あぁ...」


ー1時間後ー


雪風「じゃあここの海域はこの編成でいい?」


提督「あぁこれでいこう」


雪風「分かった、後で伝えとくね」


雪風「しかし司令がいて助かったよ、おかげで早く終わらせることが出来た」


提督「っ...」


雪風「司令?どうかした?」


提督「えっ?あっいや何でもないよ」(大人びてるな...)


提督 (これも発明品で...あれっ、てことはあの幸運体質も逆に...)


雪風「さてと...じゃあそろそろ長門ちゃんのとこに...」


雪風「ん?」


チラッ..


雪風「これは...」スッ


雪風「えっ、い、一万円!?」


提督「っ!?」


雪風「何でこんなとこに...誰かが落としたのかな...いや一万円落とすなんて...」


雪風「司令、この一万円知らない?」


提督「いや俺は分からないな...」


雪風「そっか...とりあえず持ち主見つかるまでは持っておかないと、置いたままはあれだし...」


提督 (幸運体質なのは変わらないんだな...)


...


提督 (今の時間は...)


提督 (13時...やっと午後か..)


提督 (いつもより長く感じるな...)


??「あっ司令」ポリポリ


提督「っ?」クルッ


提督「えっ...!?」


??「こんにちは司令」ポリポリ


提督「お、お前...」


提督「萩風か...?」


萩風「はい、そうですけど」ポリポリ


提督「そ、それって...」


萩風「あっこれですか?ポテチですよ」


提督「ポテチ!?」


萩風「えっそんな驚くことですか?」クルクルカラッ...


萩風 ゴクゴク...


萩風「プハッ...うん!やっぱりコーラは最高!」 

提督「コーラ!?」


萩風「えっ」


萩風「し、司令?一体どうしたんですか?さっきから挙動がおかしいですよ...?」


提督「あっいや...」


...


ー食堂ー


嵐「よっ司令」


提督「おっ嵐、ってそれは?」


嵐「ポテチだよ、それも限定品のな」ニヤッ


提督「あっそれネットで全く手に入らないって話題の限定ポテチじゃん!よく手に入れたな」


嵐「ヘヘッ、今日の昼に舞と出掛けた時に偶然見つけたんだ、いやぁ奇跡って起こるもんだねぇ~」


提督「羨ましいな、でも何でそれをここに?」


嵐「あぁ、いや舞と出掛けてその時に行ったステーキ店でかなりの量を食っちゃってな、そのせいで今、小腹くらいしか空かなくて...」


嵐「だから夜は軽くこの限定ポテチでいいかなって思ってさ」


提督「なるほど、だからか」 


提督「でも大丈夫なのか?お前最近カップ麺とか外食とかお菓子とかばっかだけど、萩風に言われないのか?」 


嵐「大丈夫大丈夫!うまく萩に見られないようにしてるから!」


提督「そうか、なら大丈夫か」


嵐「萩のご飯って美味しいけどちょっと刺激がないというか健康すぎるんだよな...」


嵐「萩のヘルシーなご飯もいいけど、やっぱりカップ麺とか味が濃いお菓子が一番!」


嵐「けど少しでもそういうの食べてると注意してきてさ...「将来糖尿病になるわよ!」って」


提督「あいつ健康マニアだからな」


嵐「そうそう、俺とかの体を気遣ってくれるのは嬉しいけど、ちょっと萩は管理しすぎなんだよな~、別に少しくらいそういうの食べても変わらないのに」


提督「まぁ萩風にしたら少しでも駄目なんじゃn...っ!?」


嵐「ん、どうした司令?」


提督「あ、嵐後ろ...」


嵐「えっ後ろ?」クルッ


萩風「....」ゴゴゴゴゴ....


嵐「っ!?は、は、はぎぃ!?」


萩風「嵐...あなたお菓子を...」


萩風「ずっと前から言ってるわよね...夕飯にそんなもの食べちゃ駄目だって...しかもカップ麺まで...何日も...」


嵐「は、萩、こ、これは...」


萩風「言い訳無用!」


嵐「ヒィ!?」


萩風「嵐!今から私の部屋に来なさい、そんなものを夜に食べ続けたら将来どうなってしまうかみっちり教えてあげるわ!それとこれは没収!」


嵐「えっちょ待ってくれ!はぎぃ!それ限定品なんだ!没収は勘弁してくれ!もう夕飯にお菓子とか食べないから!」


萩風「それ...前も言ってたわよね」


嵐「うっ...」ギクッ


萩風「やっぱり没収」スッ


嵐「待ってはぎぃ!それだけは勘弁してぇ!」


萩風「もう許さないわ!心から反省するまでこれは私が預かっておく!」


嵐「してる!してるから!だからそれは!」


萩風「あっカップ麺」


嵐「えっどこどこ!?」


嵐「あっ...」


萩風「没収」


嵐「ま、待って!やめて!はぎぃ!」


嵐「はぎぃぃぃぃぃぃぃ!!」


提督「....」


提督 (嵐...ドンマイ...)


...


提督 (ってくらい健康の鬼なのに...)


提督 (多分もう二度と見れない光景を見てるな俺...)


??「あっはぎぃ!」


萩風「ん?」


提督「えっ?」クルッ...


嵐「萩!お前またお菓子食べ歩いて!」ズカズカ!


提督「えっ嵐!?」


嵐「おっ司令、いたのか」


提督「お前それ...エプロンか!?」


嵐「そうだが...何かおかしいか?」


提督「いや特に...」


嵐「っ?あっそれよりもはぎぃ!」


嵐「お前俺が作っておいた昼食を食べずになにポテチなんか食ってんだよ!食べるにしてもせめて昼を食ってからにしてくれ!」


萩風「えぇぇ...嫌よ、嵐が作るのって美味しいけどヘルシーなやつばっかだもん...私は肉とかポテトとかだけを食べたいのに...」


嵐「そんなものだけ食ったら健康に悪いに決まってるだろ!?肥満になるぞ!」


萩風「別に肥満になっても好きなものだけ食べれればいいんだけど...」


嵐「駄目だ!さぁ戻るぞ!」


萩風「えぇぇ、もっとポテチ食べたい...」


嵐「つべこべ言うな!ほらっ!」グイッ!


萩風「もぉ...めんどくさいな...」トボトボ...


提督 (こ、これはまた凄い光景が...)


提督 (嵐がエプロン着けて萩風を...)


...


??「ふぅっ...遠征終わった...」ツカツカ...


??「出すもの出して昼寝でもしよっと...」


??「....」ツカツカ...


??「....っ?」


??「何...この気持ち悪い感じ...」


??「何なの...」


...


阿武隈「...っ...」


阿武隈「っ...?何...ここ...」


暁「目が覚めたのね」


阿武隈「っ!あんたは第六の...」


阿武隈 ガシャ!


阿武隈「っ!?」


阿武隈「な、何よこれ!?鎖!?」


阿武隈「ちょっと!どういうこと!?説明して!」


暁「ちょ、落ち着いて阿武隈さん!」


阿武隈「落ち着ける訳ないでしょ!こんな状況で!何でこんなことに...」


暁「私も分からないの...」


暁「気がついたらここにいて...」


阿武隈「何も分からないってわけ...」


暁「...」コクン...


阿武隈「クソッ!!ったく...どうすればいいのよ...!」


暁「...ねぇ阿武隈さん」


阿武隈「何よ!?」


暁「協力しない?私と」


阿武隈「はぁっ!?第六の役立たずなあんたと!?冗談じゃないわ!」


暁「...」


暁「確かに私は阿武隈さんに比べたら役立たずよ...」


暁「けど今はそういうことを言ってられる場合じゃないと思うの...」


阿武隈「はっ?」


暁「何もかも分からないこの状況で一人で動くのは危険すぎる、阿武隈さんもそう思ってるはずよ」


阿武隈「...」


暁「確かに私は戦力にはならない...けどおとりになったりすることは出来る」


暁「私と組んで損はないと思うわ」


暁「だから阿武隈さん...」


阿武隈「チッ...」


阿武隈「駆逐艦ごときが偉そうに...」


阿武隈「けど一理はある...いいわ、ここを出るまではあんたと協力してあげる」  


暁「阿武隈さん...!ありがとう!」


阿武隈「うっさいわね!あんたから感謝なんかされたくないわよ!」


暁「あっごめんなさい...」


阿武隈「チッ...ほんとウザい...」  


阿武隈「とりあえずこの鎖を壊すとこからね、さてどうするか...」


阿武隈「こんなの艤装があれば一瞬で...クソッ!縛られて展開出来ない!」  


暁「暁も...艤装が出ればどうにか出来るんだけど...」


阿武隈「くっ...どうすれば...かろうじで足で壊すことは出来ると思うけど...」


阿武隈「でもこの体勢じゃ外せない...」


暁「いい考えがあるわ...」


...


阿武隈「いくわよ...」


阿武隈「はぁっ!」ブンッ!


ガッシャァァン!!


暁「っ!壊れた...!」


阿武隈「はぁっ...はぁっ...」


...


暁 (まずは阿武隈さんが足の力で私の鎖を壊す)


暁 (その後に私が艤装を展開して阿武隈さんの鎖を壊す、それならいけると思うわ)


...


阿武隈 (考えたわね...第六のくせに...) 


阿武隈「さっあんたの鎖は壊れたでしょ?早く私のを壊して」


暁「えっ?」


阿武隈「いや、「えっ?」じゃないわよ!早く壊せって言ってんの!」


暁「壊さないわよ?



阿武隈「はっ?」 


暁「聞こえなかった?壊さないって言ってるの、何度も言わないと分からない?脳筋」


阿武隈「ちょ、な、何言ってるの!?さっきあんたが言ったでしょ!艤装で私のを壊すって!」


暁「えっまさか本当に壊すなんて思ってたの?」


阿武隈「っ!?」


暁「ば~か、壊すわけないでしょ?あんたみたいなゴミの鎖なんて」


阿武隈「なっ!?」


阿武隈「ま、まさか...」


阿武隈「お前....私をはめたの!?」


暁「今更気づいたの?おっそw」


阿武隈「っ!」ブチッ...


暁「でも良かったわ、一人じゃ壊せないって困ってたのよ、ご協力あ・り・が・と・ね♪」


阿武隈「お前...お前ぇぇ...」


阿武隈「お前ぇぇぇ!!許さない...!許さない!!駆逐艦ごときが...この私をぉぉ!!」ガシャガシャ!!


暁「あらあらそんなに叫んじゃって、負け犬遠吠えかしら?」


阿武隈「貴様ぁ!貴様ぁぁぁぁ!!」ガシャガシャ!


暁「チッ...うっさいわね...」


ガシッ!


阿武隈「っ!」


暁「しばらく寝てなさい」


ドコォッ!


阿武隈「がっ...!?」


阿武隈 クテッ...


暁「フンッ...一番利用しやすいのよね、あんたみたいな自意識過剰」


暁「世界が自分中心で回ってると勘違いしてる残念な奴...」


暁「ってもう聞こえてないか...」


阿武隈「...」 


暁「さてっ...」


暁 コキコキ...


暁「人形狩りに行きますか...」ニヤッ...


...


ドカッ!ドカッ!


提督「ん?」


ドカッ!ドカッ!


提督「な、何だこの音...」


ートレーニング室ー


ドカッ!ドカッ!


提督「ここから...?」


??「おぅ!おぅ!」ドカッ!ドカッ!


提督「えっ?」


提督「おぅ...まさか...!」ダッ!


島風「おぅ!おぅ!」ドカッ!


島風「おぅぅ!」ドガァァァン!


提督「島風!?」


島風「あっ提督!」


ガシャ...ガシャ...


提督「こ、これお前がやったのか!?」


島風「うん!もちろんだよ!」


提督 (サンドバックが何個も無残な姿に...)


島風「どう提督!?凄いでしょ!」シュシュ!


提督「あ、あぁ...」


提督 (島風...こんなパワーキャラになってたのか...)


島風「あっそうだ提督!ちょっと見せたいものがあるの!」


提督「見せたいもの?」


島風「連装砲ちゃん!お願い!」


連装砲「キュイ!」ダダダダ!


...


連装砲「キュイ!キュイ!」


島風「ありがと、連装砲ちゃん!」ガシッ!


提督「そ、それは...」


島風「夕張さんが作った戦艦でも壊れない強力な盾だよ!」


提督「た、盾!?」


提督 (あいつ、いつの間に...)


提督「てか戦艦でも壊れないって、また大げさな...」


島風「むぅ...大げさじゃないよ!本当にそうだもん!」スッ!


提督「いやでも口だけじゃ...」


島風「ならこれ見て!」スッ


提督「これは...動画か?」


島風「うん!まぁとりあえず見て!」


...


島風「ねぇ長門ちゃん」


長門「ん?何ー?」


島風「これ、壊してくれない?」


長門「えっ壊す?それを壊せばいいの?」


島風「うん、お願い長門ちゃん!全力でやって!」


島風「もし壊せたら後でお菓子あげるから!」


長門「お菓子!?」キラキラ!


長門「分かった!やる!」


長門「よしっ...いくよぉ...」ブンブン...


長門「それー!」ブォン!


ガァァァァン!


長門「えっ...」ジンジン...


長門「いっ....」


長門「いったぁぁぁぁぁぁぁい!!!」


...


提督「嘘だろ...」


島風「ね?分かったでしょ?」


提督 (長門が子供っぽくなってるとはいえ...)


提督 (戦艦の全力をパンチを喰らって傷一つないって...)


島風「それでね提督!島風この盾、壊せるようになったの!」


提督「えっ」


提督「い、いや流石に無理だろ、戦艦でも壊せないってのにお前が...」


島風「フッフッフッ...それはどうかな~?」ニヤッ


島風 ザッ...


島風「....」


島風「はぁぁ...」ゴゴゴゴ...


提督「っ!?」


島風 カッ!


島風「おらぁぁっ!」ドガァァ!


盾 ドガシャァァン!


提督「いっ!?」 


盾 パラパラ....


提督「嘘っ...」


島風「ふぅっ...どう提督!?出来たでしょ!」


連装砲「キュイ!」


提督 (こ、木っ端微塵に...) ゾォッ...


島風「提督?どうしたの?」


提督「あっえっと...」


提督「や、ヤバイな...」


島風「でしょ!戦艦をも超えるこの力!凄いでしょ!?」


島風「あぁ良かった!パワーに極振りして!」


島風「パワー最高!」


連装砲「キュイ!」


提督 (凄いというより...恐ろしい...)


...


提督 (はぁっ...さっきはエグいのを見た...)


提督 (早く全員確認しねぇと...)


提督「....」ツカツカ...


提督(そういえば...夕張がやらかす前に遠征に行かしてた加賀は影響を受けてなかった...)


提督 (たしか加賀以外にもう二人遠征に行かしている...)


提督 (その二人も影響を受けてないのか...?)


提督 (加賀以外では秋津洲、それと...)


...


吹雪「あんたさぁ...どうしてそんなにも役立たずなの!?艦娘って自覚ある!?この雑魚!」


秋津洲「ふ、吹雪ちゃん!?どうしたの!?何でいきなりそんな事言うの!?」


吹雪「そんなのあんたが無能でムカついてるからに決まってるでしょ!」


秋津洲「本当にどうしたのよ吹雪ちゃん!あなたはもっと優しくて気遣ってくれて...」


吹雪「はっ?何言ってんの?あんたに気遣う?冗談じゃないわ!」


秋津洲「えっ」


吹雪「足はとろい!雷撃が出来ない!爆撃もクソ火力!甲標的も装備出来ない!マジでなんなのあんた!?」


吹雪「そんなんでよく艦娘やれるわね!?」


秋津洲「ちょ、ちょっと吹雪ちゃん!それは酷いよ!確かにあたしは弱いよ!戦いも苦手...けど...けどあたしは!」


吹雪「うるっせんだよこのお荷物!」


秋津洲「っ!」グサッ


吹雪「全然活躍しないのに...無駄にコストばっか使って...あんたのせいでこっちは大迷惑なのよ!」


吹雪「本当に今すぐ出ていってもらいたいわ!邪魔なのよ!あんた!」


秋津洲「...うっ...」


吹雪「私が司令官だったら今すぐ解体させてるわ!任務一つも満足に出来ないあんたなんてねぇ!」


秋津洲「うぅ....」ポロッ...


吹雪「あっ?何であんたが泣いてんの?泣くんじゃないわよ!泣きたいのはこっちの方よ!いつも無駄に資材使われて!」


秋津洲「うぅぅぅ...」ポロポロ...


吹雪「チッ...あぁもう!いい加減泣くのやめなさい!キモいのよ!」


秋津洲「うゎぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダッ!


吹雪「なっ!?」 


吹雪「ちょっとあんた!」


...


提督「...」ツカツカ...


ダダダダ!


提督「ん?何だ...?」


秋津洲「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダダダダ!


提督「秋津洲!?」


秋津洲「っ!提督!」


秋津洲 ダッ!


提督「えっ」


秋津洲「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!提督ぅぅぅ!!」


秋津洲 ドゴォ!


提督「ぐおっ!?」ドサッ!


秋津洲 ノシッ...


提督「いってぇ...」


秋津洲「提督...提督...」


提督「あ、秋津洲...?」


提督 (泣いてる...?)


...


提督「そうか...吹雪が...」


秋津洲「うん...あたしのことお荷物だって...」


提督 (吹雪...悪い方向にいってたか...)


秋津洲「提督...あたし必要ないのかな...皆の迷惑になるお荷物なのかも...」ジワッ...


提督「いや、お前はお荷物なんかじゃない、俺たちの大事な仲間だ」  


秋津洲「でも吹雪ちゃんが...!」


提督「秋津洲、実はな...」


カクカクシカジカ...


秋津洲「性格が正反対に...?」


提督「あぁ、夕張の発明品で皆性格が真逆になっているんだ」


秋津洲「じゃあ...吹雪ちゃんは...」


提督「あいつも発明品の影響で性格が変わってしまってる」


秋津洲「じゃあ...本心じゃないってこと...?」


提督「あぁもちろん」


...


吹雪「司令官、報告書持ってきました!」


提督「おっありがとう吹雪」


提督 パラパラ... 


提督 (よしっ任務は達成...) パラッ..


提督「えっ...」 


提督「秋津洲中破...」


吹雪「あっ...」


提督「秋津洲...」


吹雪「ご、ごめんなさい司令官!私たちがもっとしっかりしていれば...」


提督「いや吹雪は悪くない、全て俺の責任だ」


吹雪「司令官...」


提督「...」


提督「吹雪、秋津洲の戦場での評価を教えてくれ」


吹雪「えっ秋津洲さんのですか?」


提督「あぁ正直に言って欲しい」


吹雪「...」


吹雪「秋津洲さんには申し訳ないですが...良いとは言えません...」


提督「なるほど...」


吹雪「けどそれはあくまで戦場での評価です!」


吹雪「秋津洲さんはいつも明るくて何事にも全力で取り組んで、私たちにも優しくしてくれて...とてもいい人です...」


吹雪「戦場で活躍出来なくても...あの人は私たちにとって大切な...欠かせない人です!」


提督「そうか...」


...


提督 (前にそう言ってたしな...)


秋津洲「そう...なんだ...」


秋津洲「良かったかも...あたし...ずっと心配だったから...」


提督「大丈夫だよ秋津洲、お前は俺たちにとって大切な存在だ、だからそんな心配はもうしなくていい」


秋津洲「提督...」


...


提督 (やっぱり秋津洲も発明品の影響を受けてなかった...)


提督 (てことはあいつも受けてないのか...?)


提督「アトランタ...」


...


アトランタ「本当に何なの...この気味悪さ...」


アトランタ「何か...何かが違う...」


??「おっ、お前はアトランタじゃないか」


アトランタ「えっ?」クルッ...


アトランタ「っ!」


アトランタ「あんたは...ナイトメア...?」


夕立「よっアトランタ」


アトランタ「っ!?」


夕立「えっ、どうしたアトランタ?そんな驚いた顔して...」


アトランタ「あ、あんたナイトメアなの!?」


夕立「何言ってんだ?私は正真正銘夕立だぜ」


アトランタ (な、何...何なの!?)


アトランタ (こいつってこんなキャラだった!?もっとアホっぽくて子供みたいなはずじゃ...)


夕立「どうしたんだよアトランタ?さっきから機嫌悪そうな顔して」


アトランタ「えっ?いや、何でもない...」


夕立「っ?」


アトランタ「ねぇナイトメア...」


夕立「ん、どうした?」


アトランタ「「ぽいっ」って言わないの?」


夕立「ぽいっ?何だそれ?」


アトランタ「っ!」(What!?)


夕立「そんな事、私が言うはずないだろ?そんな意味わかんないこと」


アトランタ「そ、そうね...」


夕立「どうしたんだアトランタ?今日のお前なんか変だぞ?風邪とかか?」


アトランタ「い、いや大丈夫...あたしはいつも通りよ...」


夕立「そうか...」


夕立「ってやばっ!もう14時かよ...時雨との待ち合わせに遅れちまう!」


夕立「悪いアトランタ、私はここで失礼するな!」


アトランタ「え、えぇ...」


夕立「じゃな、アトランタ!」タッタッ!


アトランタ「...」


アトランタ (どういうこと...)


...


吹雪「チッ...本当に何なのよ!あのお荷物は!?急に泣いて逃げ出して頭でもおかしくなったわけ!?」


吹雪「あぁもう!マジでムカつく!」ズカズカ!


吹雪「次見つけたらぶっ飛ばす...」


ドンッ!


吹雪「うわっ!?」ヨロッ...


暁「っ!」ヨロッ...


吹雪「いっ...ちょっとあんたどこ見て歩いてるのよ!」


暁「...」


暁「...」ツカツカ...


吹雪「ちょっと!無視してんじゃないわよ!」ガシッ!


暁「チッ...」


ドゴッ!


吹雪「ぐふっ!?」ドサッ


吹雪「がっ...あっ...」


暁「邪魔」ツカツカ...


吹雪「待...て...」クテッ...


...


?? ブツブツ...


?? ブツブツブツ...


提督 (夕張終わったかな...いや一日くらいかかるって言ってたしまだか...)


?? ブツブツブツ...


提督 (なるべく早くして欲しいが...)


?? ブツブツ...


ドンッ!


提督「おわっ!?」ドサッ


??「っ!?」ヨロッ...


提督「わ、悪い考え事してt」


提督「っ!?」


??「提督...」ゴゴゴゴ...


提督「初霜...?」


初霜「...」ゴゴゴゴ...


提督 (な、何だこの禍々しい雰囲気は...)


提督 (まさか...初霜も...!)


提督「初霜、ちょっといいk「来ないで」」


提督「えっ?」


初霜「来ないで...私に近づくと不幸になりますよ...」


提督「不幸...?いや...お前は別に不幸なことなんてないはz「あります」」


初霜「あります...あるんですたくさん...」


初霜「私って疫病神なんですよ...私の周りにいた艦娘は私の目の前でたくさん沈んでいって...私だけは無駄に生き残って...」


初霜「皆、私と一緒にいると沈むんです...だから分かったんです...私は周りの運を吸い取る意地汚い疫病神だって...」


提督 (周りが沈む...前世の記憶のことか...)


提督 (いやでもあれは...)


提督「待て初霜、あれはお前が激戦海域にずっと戦っていたからでお前が疫病神という訳じゃ...」


初霜「じゃあ何で私だけ無駄に生き残ってしまったんですか...?」


提督「そ、それは...」(運が良かったとしか...)


初霜「言い返せないんですね...やっぱり私は疫病神です...周りを不幸にさせる...」


初霜「終戦間近で轟沈したのも私の...私が疫病神だったからそれを沈んだ仲間が恨んで...」


初霜「皆を殺した私を恨んで...あぁ...」


初霜「あぁ...あぁぁぁ...」ゴオッ...


提督「っ!」


提督「ちょ落ち着け初霜!お前を恨んでるやつなんか誰もいない!」


提督「お前は皆を守るために充分に戦ったんだ!そんなに自分を責める必要は...!」


初霜「...」


初霜「ねぇ提督...」


初霜「さっきから何なの...?偉そうな態度で言ってきて...」


提督「えっ」


初霜「私の事を...分かったように話すんじゃないわよ!!」


提督「っ!」ビクッ


初霜「誰も分からない!分かることは出来ない!周りが次々いなくなる私の気持ちなんて!」


初霜「私が悪いのよ!私がいたから!私が役に立たなかったから!」


初霜「それを私が悪くないって...充分戦ったって...ふざけないでよ!」


初霜「これは罪なのよ!私が永遠に背負わきゃいけない罪!これから逃れることなんて出来ない!いや逃れちゃ駄目!」


提督「は、初霜!ちょしっかりしろ!」


初霜「うるさい!」ドンッ!


提督「ぐわっ!」ドサッ!


初霜「私は逃げない...私の罪から!」ダッ!


提督「は、初霜!」


初霜 ダッダッ!


提督 (くっ!こうなったら....)


提督 カチャパシュ!


初霜「ぐあっ!?」


初霜「あぁ...」ドサッ...


提督「はぁっ...はぁっ...」


提督「危ねぇ...」


提督 (あのまま放置してたら危険だ...あの調子じゃ時雨みたいにヤバい感じに...)


初霜「...」


提督「初霜...」


提督 (初霜も倉庫に...いやここからかなり遠いな...)


提督「っ!そうだ...!」


...


ー工房ー


ギィ...


提督「夕張いるか!?」


夕張「あっ提督」


夕張「って初霜さん!?」


初霜 グテッ...


夕張「な、何が...」


提督「ちょっと手伝ってくれ夕張!」 


夕張「は、はい!」


...


夕張「ふぅっ...よしっ」


夕張「とりあえず初霜さんはこの特製チェーンで縛りました、倉庫室にあるやつよりも強力で私が解除しない限り絶対に外れません」


提督「そうか、良かった...」


夕張「...」


夕張「あの提督...一体何が...」


提督「実はな...」


カクカクシカジカ


夕張「嘘っ...私の作ったやつで...」


提督「あぁ...初霜の他にもたくさん闇堕ちしたような性格になってしまった奴がたくさんいて...」


夕張「そ、そんな大変な状況に...」


夕張「私が...私のせいで...」


夕張「ごめんなさい提督!私が...私が原因でこんな大混乱に...」 


提督「夕張...」


夕張「提督...私...もう開発したりするのやめます...」


提督「えっ...?」


夕張「いつも提督を困らせて...そして今回は皆さんを巻き込んで...」


夕張「もう何もしないほうが皆さんの...提督のためです...」


夕張「私が...全て悪いです...」


提督「っ...」


提督「夕張、そう自分を責めるな」


提督「開発をやめるなんてそこまで自分を責める必要はない」 


夕張「でも!」


提督「夕張、今回あれが作られたのはお前の故意ではないんだよな?」


夕張「えっ?あぁ...まぁ最初は皆さんの体力回復を促進する栄養ドリンク作ってましたから...それが結果的にこうなってしまって...」


提督「ならそこまで責めるな、お前も最初は皆のために作ってたんだろ?別にお前は悪意あって作ってた訳じゃないんだ、これは仕方ないことだよ」


夕張「提督...」


夕張「でも...だからと言って私がやってしまったことには変わりありません...どんな形でも責任を取らないと...」


提督「なら、お前は落ち込んだりするんじゃなくて、なるべく早く皆を元に戻す薬を開発するのがお前の責任なんじゃないか?」


提督「それが皆への責任の取り方だと俺は思うぞ」


夕張「っ!そうだ...」


夕張「そうですよね!私がやらかしたんだから私が何とかしないと!」


夕張「しっかりしろ私!何落ち込んでんだ!落ち込む暇があったら早く薬を作る!」パシッ!


提督 (ふぅっ...いつもの夕張に戻ったな...)


夕張「提督、ありがとうごさいます!提督のおかげで自分がやるべきことを再確認出来ました!」


提督「そうか、なら良かったよ」


夕張「よぉし!早く作るぞー!」


提督 (俺も提督として皆が大丈夫か早く確認しないと...) 


...


阿賀野「はぁっ...」


阿賀野 (またあんな態度で提督さんと話しちゃった...)


阿賀野 (何で素直になれないのよ...)


??「あっ阿賀野さん!」


阿賀野「えっ?」クルッ


阿賀野「っ、翔鶴...」


翔鶴「こんちはー!」


阿賀野「こ、こんにちは...」 


翔鶴「あれっ?阿賀野さん何か元気なさそうですけど、どうしたんですか?」


阿賀野「実は...」


...


翔鶴「なるほど...提督の前だと素直になりたいと...」


阿賀野「えぇ...そうなの...」


翔鶴「じゃあ素直になればいいじゃないですか、そう思ってるなら!」


阿賀野「それが出来ないから悩んでるのよ...」


翔鶴「えっ何で?」


阿賀野「提督さんの前だとどうしても罵倒するような言葉が出てきてしまうの...本当はそんな事言いたくないのに...」


翔鶴「ふ~ん...何か面倒くさいですね」


阿賀野「えっ?」


翔鶴「私には理解できませんね...そんな罵倒する言葉が出るなんて、普通そんなのありえませんよ?」


阿賀野「っ!」グサッ...


阿賀野「そ、そうよね...やっぱり阿賀野が...」


翔鶴「あっそういえば阿賀野さん、前から聞きたかったことがあるんですけどいいですか?」


阿賀野「えっ何?」


翔鶴「どうして阿賀野さんはそんな太った体してるんですか?」


阿賀野「えっ...?」


翔鶴「ずっと疑問だったんです、艦娘なのになんでそんなだらしない体してるのかな~って」


阿賀野「だ、だらしない...」


翔鶴「そうですよ!ほらっその証拠に...」ムギュ!


阿賀野「えっ!?ちょ、ちょっと!何して!?」


翔鶴「ほらっこ~んなにお腹伸びるんですよ、これは太ってます!」


阿賀野「うっ...」グサッ..


翔鶴「これって何か意味があるんですよね?あっもしかして体を大きく見せることで相手を威嚇するとか!」


阿賀野「い、いや特に理由は...」


翔鶴「えっ理由もなしにこんなになってるんですか!?うわっマジ!?」


翔鶴「いや~てっきり理由があると思ったんですけど...まさか理由なくそんなデブな体だったとは...」


阿賀野「で、デブ...!?」グサッ...


翔鶴「でもそう考えると逆に凄いですね!艦娘なのにそんな餅みたいな体でいられるなんて!しかも理由なく!」


阿賀野「も、餅!?」グサグサッ...


翔鶴「艦娘って結構運動とかもするのにその体形を維持出来るのは凄いです!」


阿賀野「うぅ...」グサグサグサッ...


翔鶴「一体どんな生活していたらそんな体型になれるんですか!?教えてください!」


阿賀野「うぅっ...」グサグサグサグサッ!


翔鶴「何か秘策があるんですか!?ずっとデブでいる為の!」


阿賀野「うぅ...うぅぅぅ...」グサリ!


翔鶴「ねぇ教えて!教えてください!阿賀野さん!」


阿賀野「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダッ!!


翔鶴「えっちょ阿賀野さん!?」


... 


提督 (あれ...何か前から...)


阿賀野「うわぁぁぁぁぁぁ!ばかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダダダダダ!


提督「阿賀野!?」


提督「ちょあかn」


阿賀野 ドガッ!


提督「ぐわっ!?」ドサッ!


阿賀野「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダダダダダ!!


提督「な、何だ一体...」


??「こらぁぁぁ!!」


提督「えっ?」クルッ


瑞鶴「翔鶴姉さぁぁぁぁん!!」ダダダダ!


翔鶴「ちょ、ちょっと瑞鶴!?何で怒ってるの!?」ダダダダ!


瑞鶴「あの時にもう酷いこと言うなって言ったのにぃぃ!!」


翔鶴「ま、待って瑞鶴!落ち着いて!私、何も酷いことなんて!」


瑞鶴「もう許しません!捕まえてみっちり教育します!」


翔鶴「何でよぉぉぉ!?」


提督「...」


提督 (何があったんだよ...)


...


??「...」パラパラ...


??「全く...何でここと一緒なのよ...」


提督「...」ツカツカ...


??「っ!」ダッ!


...


??「提督!」


提督「ん?」クルッ


提督「おぉずいほu「何ですかこれ!?」」


提督「はっ?」


瑞鳳「この編成一体どういうことですか!」


提督「えっ、いやいつも通りの...」


瑞鳳「何で三航戦である私が四航戦の奴らと一緒に任務に行かなきゃいけないんですか!」


提督 (や、奴ら!?)


提督「ちょ瑞鳳?」


瑞鳳「ここは誇り高き三航戦の千歳や千代田にすべきです!落ちぶれの四航戦ではなく!」


提督「いやそう言われてもな...」


提督「三航戦も四航戦も同じくらいの実力だからそうやって編成してt「はぁ!?」」


瑞鳳「あそこと実力が均衡してる!?冗談じゃないです!」


瑞鳳「我が三航戦は強く、美しく、華麗にを心に日々鍛練に励む戦隊です!」


瑞鳳「プライドしかない一航戦や酒ばっか飲んでる四航戦とは格が違うんです!」


提督「いやでも、一航戦はプライド高いやつはいるけど実力は本物だし四航戦もやる時はやると思うんだが...」


瑞鳳「それは甘すぎます!そんなに甘やかしていたら駄目です!」


瑞鳳「提督はもっと艦娘に対して厳しくするべきです!もっと軍隊のように!」


提督「いやそんな事したくないんだが...」(今の距離感が一番いいし...)


瑞鳳「してください!そうでもしないとここの鎮守府は堕落し続けます!」


提督「堕落って...」


瑞鳳「ということなので...」


瑞鳳 バサッ!


提督「えっ?」


瑞鳳「この編成、明日までに直しておいてください!」


提督「えっ!?」


瑞鳳「ではこれで!」


提督「えっず、瑞鳳!?」


瑞鳳 ズカズカ!


提督「行っちまった...」


提督 (あれのせいでやけにプライドが高くなってたな...)


提督 (加賀が優しく思える程タチ悪いぞあれ...)


...


??「あっ...あれは...」


??「フフッ♪」ペロッ...


提督「ふぅっ...ちょっと疲れてきてな...」ツカツカ...


?? フッ...


提督「っ!」クルッ


提督「...」


提督「気のせいか...」


??「気のせいじゃないよ♪」


提督「えっ?」


?? ギュゥ!


提督「っ!?」


提督「なっ!?えっちょ!」


??「だ~れだ?」


提督「こ、この声は...」(この口調...)


提督「鈴谷か...?」


鈴谷「ぴんぽ~ん!当たりだよ!」パッ


提督「やっぱり...」


提督「あぁびっくりした...急に後ろから抱きついかれたから焦ったよ...」


鈴谷「フフッ、でも焦ってる提督かわいかったよ♪」


提督「か、からかうな...」


鈴谷「イヒヒヒ!」


提督 (あれっ...何か変わってるか...?少し積極的になってる意外特に変わりようが...)


鈴谷「ねぇ提督、今から鈴谷の部屋でお茶しない?」


提督「えっお茶?」


鈴谷「そう!提督ちょっと疲れてそうだから鈴谷がリラックスさせてあげようかなって」


提督 (お茶か...)


提督「分かった、行くよ」


鈴谷「おっ!やったぁ!」


提督 (ちょっと疲れてるからな...少しだけ休むか)


提督 (鈴谷も特に問題はなさそうだし大丈夫だろう)


鈴谷「じゃあ提督、早く行こ?」


提督「あぁ」


鈴谷「...」


...


ー鈴谷の自室ー


鈴谷「はいっどうぞ」カチャ


提督「ありがとう」


提督「じゃあ早速...」ズスッ...


鈴谷「どう...?」


提督「おぉ...これはいいな、香りも良くて飲みやすい」


鈴谷「ほんとに!?良かったぁ...」


鈴谷「金剛さんに学んだかいがあったよ!」


提督「へぇ金剛に教わったのか」(さすが英国...)


鈴谷「ふぅっ...ここまで順調...」


提督「えっ何が?」


鈴谷「あっううん!こっちの話」


提督「っ?そうか...」


提督 (ってあれ...何か眠くなってきた...)


鈴谷「あれっ提督大丈夫?眠そうだよ」


提督「あっ...あぁ...」


提督 (やべっ...マジで眠い...)


鈴谷「提督...」


提督「すず...や...」ドサッ...


...


提督「...っん...」


提督 (あれっ...俺なにして...)


鈴谷「お目覚めかな?提督」


提督「鈴谷...?」


提督「お前...何で俺の上に乗って...」


提督「ってあれ...」(体が...動かしずらい...)


鈴谷「ねぇ提督...鈴谷ね...」


鈴谷「提督のこと...食べたいの...」


提督「えっ?」


提督「食べたい...?」


鈴谷「そう、エッチな方のね...♪」ヒソッ...


提督「っ!?」ゾクッ...


提督「えっ、エッチ!?」


提督「な、何言ってんだ鈴谷!?」


鈴谷「何って分からなかった?食べるの、性的な意味で...//」


提督「嘘だろ...」


鈴谷「嘘じゃないよ、ホント...♡」


提督 (そんな...鈴谷は...)


...


提督「なぁ熊野」


熊野「何ですの?」


提督「鈴谷って、やっぱ遊んでんのか?」


熊野「遊んでる?」


提督「ほらっいつも鈴谷って抱きついてきたり思わせ振りなこと言ってくるからさ、だから男とかとたくさん遊んでんのかな~って」


熊野「フフッ...鈴谷が?まさか、そんな訳ありませんわ」


提督「えっ?」


熊野「あれは作ってるだけです、本来の鈴谷は処女で手を繋ぐことを想像するだけで恥ずかしくなる純情な性格ですわ」


提督「えっそうなの!?」


熊野「えぇもちろん、前に鈴谷と一緒に純愛モノの映画を見に行った際、鈴谷ったら顔真っ赤にしてましたもの」


提督「そ、そうなのか...」


...


提督 (ってくらい本当は純情で...)


鈴谷 ガシッ...


提督「っ!」


鈴谷 チュ...


提督「むぐっ!?」


鈴谷「..っん...ん...//」


鈴谷「ぷはっ...」


提督「げほっ!げほっ...!」


提督「す、鈴谷!?」


鈴谷「フフッ...フフフフッ...提督の味がする...//」ジッ...


提督「っ!」(め、目が♡に...!)


鈴谷「はぁっ...もう我慢出来ない...!//」ガシッ!


提督「なっ!?お、おいやめろ!脱がすな!」


鈴谷「やめないよ、脱がしちゃうもんね~♪」ヌギヌギ


提督「ちょ、す、鈴谷!やめっ!」


鈴谷「あらぁ♪そんなに慌てて本当にかわいい...//」


鈴谷「大丈夫だよ提督、この鈴谷が優しく奪ってあげるからさ...//」


鈴谷「提督の...は・じ・め・て♡」


提督 (ど、どうする...このままじゃ鈴谷と...!)


提督 (くっ...この動け!俺の体!)


鈴谷「提督...鈴谷に身を委ねて...//」


提督 (動いてくれ!)ピクッ...


提督「っ!」


提督 カチャ! (取れた...!)


鈴谷「さぁっ...提督...」


提督「くっ!」パシュ!


鈴谷「うぐっ!?」ビクッ!


鈴谷 トサッ...


提督「はぁっ...はぁっ...」


提督 (ぎ、ギリギリセーフ...)


提督 (あと少しで鈴谷と...)


鈴谷「...」


提督 (鈴谷...)


提督 (他に危害を加えるわけじゃないしここに寝かせとくか...)


...


鈴谷 (大丈夫だよ提督、この鈴谷が優しく奪ってあげるからさ...//)


鈴谷 (提督の...は・じ・め・て♡)


...


提督 (発明品のせいで...本心じゃない鈴谷と関係を持つなんて絶対に駄目だ...)


提督 (俺からしても、鈴谷からしても...) 


...


??「あらっ提督」


提督「ん?」クルッ


提督「おぉ、き...そぉぉぉぉぉぉぉ!?」


木曾「ウェッ!?な、何ですかいきなり!?」


提督「お、お前...服が...」


木曾「えっ服?」


木曾「あぁ、これ私服ですよ」ヒラヒラ


提督「私服!?」


提督 (こんなヒラヒラな女子力高めの...)


木曾「あれっ...何か変でした?まさか似合ってないとか...」


提督「い、いや全然!凄く似合ってるよ!」


木曾「っ!本当ですか!?」


木曾「嬉しい...//」


提督「っ!」ドキッ...


提督「や、やばっ...」クルッ...


木曾「っ?提督...?」


提督 (ふぅっ...落ち着け俺...ギャップに惑わされるな...)


木曾「提督...?」


提督「えっ?」


木曾「あの...何かありました?」


提督「いや何も...」


木曾「そうですか...」


木曾「提督、何かあったら言ってくださいね?私で良ければ話聞きますから」


提督「あっ、あぁ...」


提督 (口調や一人称も...)


提督「ってあれ...?」


提督「木曾、お前今日買い物行ったか?」


木曾「今日ですか?いえ行ってませんね」


提督 (行ってない...!?)


提督 (てことはまさか...)


提督「あの木曾、ちょっとお前の部屋行っていいか?」


提督「その服意外のやつも見てみたいんだが....」


木曾「っ//!?」


木曾「わ、私の服をですか//!?」


提督「あぁ、大丈夫か?」


木曾「もちろん!是非来てください!」


木曾 (提督が私の服を...//)


ー木曾部屋ー


ジャラ!


提督「おぉ...」


木曾「ど、どうですか...?」


提督「うん、凄く似合ってるよ」(今時って感じの爽やかな服...)


木曾「本当に!?ありがとうごさいます!じゃあ次は...」ジャラ...


...


ジャラ!


木曾「これ!」


提督「うおっ!?」


木曾「あっ...おかしかったですか...?」


提督「い、いやとても可愛いよ!」


木曾「か、可愛い//!?」


木曾「可愛いって...可愛いって言ってくれた...//」


提督 (ま、まさかのゴズロリ...しかもすげぇ似合ってる...)


ー数十分後ー


木曾「これで大体は終わりましたが...いかがでしたか提督?良かった...ですか...?」


提督「あぁもちろん、100点満点だよ」


木曾「っ!」パアッ!


木曾「あ、ありがとうごさいます!そう言ってもらえて感激です!」


木曾「良かった...色々と服買ってて...//」


提督 (可愛いし似合ってた...)


提督 (だが...)


... 


提督 (木曾、お前今日買い物行ったか?)


木曾 (今日ですか?いえ行ってませんね)


...


提督 (つまり...今、木曾が着てた服は全部元の木曾が...)


提督 (あいつ...そういうの興味あったんだな...)


...


??「わっ!」


提督「いっ!?」ビクッ


提督「だ、誰!...って」


??「フフフフッ...」


提督「睦月...?」


睦月「提督♪」


睦月 肩グイッ


提督「えっ」


睦月「こんにちは~♪」ヒソッ...


提督「っ!」ビクッ


睦月「あははっ♪どう提督?ドキッってしちゃった?」


提督「そ、そんな訳...」


睦月「えぇ~でもぉ、凄く顔赤いわよぉ~♪」


提督「えっ!?」


睦月「なんてね♪」


提督「っ!お、おまっ...!」


睦月「あらあら焦っちゃって♪かわいいにゃしい♪」


提督「お、俺は焦ってなんか..!」


睦月「もぉ、無理しないの♪」


睦月「て・い・と・く♡」ペロッ...


提督「っ!」ゾクッ...


提督 (何だ、この色っぽい睦月は...!?)


提督 (まずい...変に意識しちまってる...)


睦月「あれあれ?今ゾクッ...ってしちゃった?」


睦月「もしかしてぇ...欲情しちゃったの?」


提督「っ!」


睦月「フフッ♡図星って顔、わっかりやす~い♪」


提督「よ、欲情なんか...!」


睦月「いけないんだぁ♪駆逐艦のぉ...こぉんな小さな子に色目使っちゃうなんてぇ...♡」


提督「だ、だから俺は!」


睦月「もぉ♪さっきから維持ばっか張っちゃってぇ本当にかわいi「こらっ!」ゴンッ!


睦月「いにゃ!?」


提督「えっ?」


如月「睦月ぃ...あなたまた誘惑なんかしてぇ...」


提督「き、如月!?」


如月「あっこんにちは司令官」ペコッ


如月「ごめんなさい、またうちの睦月がご迷惑を...」


提督「いや別に大丈夫だが...」


睦月「もぉいきなり何するの如月!今のチョップ凄い痛かったんだけどぉ!」プンプン!


如月「あなたねぇ...何でいつもそう司令官に色目使うのよ!司令官困ってるでしょ!?」


睦月「えぇ...でも面白いし...」


如月「面白いで他人を困らせるんじゃありません!」


如月「まったく...何でこうも私の姉は...」


睦月「もぉ硬いこと言わないの如月♪もっと人生楽しくいこうにゃしい♪」


如月「享楽的すぎなのよ睦月は!あとその「にゃしい」って言うのやめなさい!あざといわよ!」


睦月「えっこれあざといにゃしい?」


如月「そうよ!普通語尾にそんなの付けないわ!」


睦月「じゃあ...「にゃ」は?」


如月「もっとあざといわよ!」


睦月「えぇぇ...」

  

如月「もう睦月ったら...そんなだらしなく下品な生活してたら結婚した時にコウノトリが子供を運んでくれないわよ!?」


睦月・提督「えっ?」


提督「コウノトリ...?」


睦月「えっ...何言ってるにゃしい...?」


如月「いやだからコウノトリが子供を運んでくれないって!」


睦月「ちょ、ちょっと如月!」


睦月「もしかして...子供はコウノトリに運ばれてくるって思ってるの...?」


如月「当たり前でしょ?そんなの常識よ」


提督「えっ...?」


睦月「えぇ...」


如月「あれ、どうしたの二人共?何かおかしいことでも言った?」


提督「い、いや...」


睦月「如月...」ポンッ...


如月「えっ何...何でそんな哀れな目で見てるの!?」


睦月「うん...如月...後で色々と話そう...」


如月「だから何なの!?何で悲しそうに話すの!?」


提督「...」


提督 (如月...いつもあれだから真面目で純情に...)


提督 (いや、だとしても今の時代でコウノトリって...)


...


バシバシッ!


若葉「おらおらおらぁぁ!!」バシバシッ!


子日「やめて!やめてって!痛っ!」


若葉「あははははははは!!」


子日「くっ!」ダッ!


若葉「なっ!おい逃げんじゃねぇよ!」ダッ!


...


子日「はぁっ!はぁっ!」ダッダッ!


子日「っ!」ガバッ!


若葉「チッ...クソッ!何処行きやがった!」


若葉「まぁいい...見つかるまで違うやつで鬱憤晴らすか...」ダッ!


ダッダッ...


子日「あ、危ない...」


子日「いった...」


??「子日...?」


子日「っ!」クルッ


子日「あっ提督...」


提督「どうした?そんな息きらして...」


提督「ってお前!」


提督「何でそんなボロボロに...!?」


子日「...」


子日「提督...」


子日「助けてください...」


提督「えっ...?」


子日「若葉が...若葉が...!」


...


子日「...」ツカツカ...


艦娘「嫌っ!やめて!痛い!」


子日「えっ?」


若葉「あっはははははっw!いいねぇもっと聞かせろよ、お前の悲鳴!」バシバシッ!


艦娘「や、やめっ!痛っ!痛い!」


子日「わ、若葉!?」ダッ!


若葉「ほらほら!もっと鳴けよ!」


子日「ちょっと若葉!」ガシッ


若葉「あっ?」


子日「あなた何やってるの!?やめなさいよ!嫌がってるんz」


若葉 バシッ!


子日「痛っ!?」


若葉「邪魔すんなよ子日...面白いとこをさぁ!」バシッ!


子日「いっ!?」ドサッ!


艦娘「嫌っ...嫌ぁ!!」ダッ!


若葉「あっおい!」


若葉「チッ...子日ぃ...なに邪魔してんだよぉ!」ドコッ!


子日「グフッ!」


若葉「せっかくいたぶって楽しんでたのに...」


子日「わ、若葉...」


若葉「もういいや...子日、お前あいつの代わりな」


子日「えっ...?」


若葉「お前が邪魔したせいでいたぶりきれず鬱憤溜まってんだ...」


若葉「その分...しっかり晴らさせてもらうぜ...」ニヤッ...


子日「っ!?」


子日「や、やめて若葉...」


若葉「おらぁ!」ブンッ!


...


提督「嘘だろ...若葉が!?」


子日「提督...お願いです!若葉を...若葉を止めてください!あのままじゃ他の人も!」


提督「わ、分かった!」ダッ!


提督 (若葉...あれのせいで狂暴に...!)


...


若葉「はははははっw!ほらほら、もっと鳴け!」バシバシッ!


艦娘「痛い!痛い!やめてぇ!」


若葉「おらっ!もう一発!」


艦娘「ぐっ!」ドンッ!


若葉「おわっ!?」


艦娘 ダッ!


若葉「っ!」


若葉「チッ...逃げるな!」ダッ!


艦娘「はぁっ!はぁっ!」


若葉「おらぁ!」ドンッ!


艦娘「きゃぁぁ!」ドサッ!


艦娘「いっ...たぁ...」


若葉「フフッ...追い付いた...」


艦娘「っ!」


艦娘「嫌っ...やめて...来ないで...」フルフル...


若葉「おぉいいねぇ...その絶望な顔...痛め付けがいがある...」ニヤッ...


艦娘「嫌っ...嫌っ...」


若葉「おらぁ!」ブンッ!


艦娘「ヒッ!」


ガシッ...


若葉「あっ?誰だy」


ドゴォォ!!


若葉「ぐぶっ!?」


ズシャァァァァ!!


若葉「ぐっ...がっ...!」


スッ...


若葉「っ!」


ドカッ!


若葉 クテッ...


艦娘「えっ...?」


??「大丈夫あなた!?」


艦娘「っ!あなたは...」


...


提督 ダッダッ!


提督「クソッ...あいつどこ行った...」キョロキョロ...


提督「ん?あれは...」


若葉「...」


提督「っ!若葉!」ダッ!


提督「若葉!お前...って...えっ...?」


若葉「...」


提督「若葉...?」


提督 スッ...


提督「っ!?」(き、気絶してる!?)


提督「そんな...何故...」


...


ー鎮守府玄関ー


プリンツ「っん~!」


プリンツ「はぁっ!いやぁ今日の買い物楽しかったですねビスマルク姉さま!」


ビスマルク「ずっとあなたの荷物持ちなんだけど...」


プリンツ「えっ?」クルッ


プリンツ「はっ...!」


プリンツ (し、しまった...買い物に集中していつの間に姉さまを荷物持ちに...!)ゾォッ...


プリンツ「ご、ごめんなさい姉さま!私が熱中しすぎたせいで姉さまがこんな...」


ビスマルク「もぅいいわよ、買い物は楽しかったし、プリンツが誘ってくれたおかげで今日一日が充実した日になったわ、ありがとうプリンツ」ニコッ


プリンツ「っ!」


プリンツ「ビスマルク姉さま...!」


プリンツ「その言葉...感激です!姉さまぁ!」ギュゥ!


ビスマルク「ちょ!抱きつかないで!荷物持ってんだから!」


ビスマルク「って..ん?あれは...」


プリンツ「えっ?」クルッ


ポーラ「...」ツカツカ...


プリンツ「あっポーラさん」


ビスマルク「ポーラ!」


ポーラ「ん?」


ポーラ「あっビスマルクさん、プリンツさん」


ビスマルク「丁度良かったわ」


ビスマルク ゴソゴソ...


ポーラ「っ?」


ビスマルク「はいこれ」


ポーラ「これは...酒ですか?」


ビスマルク「そうよ、前にあなた言ってたじゃない、この酒が飲みたいって、出掛けたついでに買っといてあげたわ」


ポーラ「えっ...」


ポーラ「言ってませんよ...?」


ビスマルク「えっ?」 


ポーラ「ポーラ、それが飲みたいなんて一言も言ってません」 


ビスマルク「えっ...いやあなたが...」


ポーラ「ポーラ、そもそもお酒飲みませんし...何か勘違いしてませんか?」


ビスマルク・プリンツ「はっ...?」


ポーラ「少なくともポーラではないです、お酒飲むなんて絶対にしませんから」


ビスマルク・プリンツ「っ!?」


ビスマルク「ちょ、ちょっと!何言ってるの!?頭でもぶつけた!?」


ポーラ「ぶつけてませんけど...」


ビスマルク「ポーラ!あなた何かおかしいわよ!お酒飲まないなんて...」


プリンツ「そうですよ!ポーラさんは一日中お酒飲んでて...!」


ポーラ「一日中お酒?そんな不健康でだらしないことしませんよ」


ポーラ「お酒は嫌いなんです...飲みたくも出来れば見たくもありません...」


ビスマルク・プリンツ「!?!?」


ポーラ「ということなので、それは結構です、二人で飲んでください」


ポーラ「ではこれで」ツカツカ....


ビスマルク・プリンツ「....」


ビスマルク「ど、どういうこと...」


プリンツ「さぁ...私にも....」


...


??「ねぇ...」


??「何...」 


??「この編成、何でこいつと一緒なの?」


??「さぁ、提督が編成したから私は分からないわ」


??「でも不快ね、あれと一緒なんて...」イラッ...


提督「ふぅっ...」ツカツカ...


??「っ!」


提督 (何で若葉は気絶していたんだ...?誰かに襲われた?)


提督 (だとしても誰が...狂暴になってる若葉に近づくなんて普通じゃありえない...)


提督 (不穏だ...)


??「提督」


提督「っ!」クルッ!


村雨「...」


海風「...」


提督「おぉ村雨に海風...」


提督「どうした?二人そろっt「これ」」


提督「えっ?」


村雨「これ何?」ピラッ


提督「えっそれは編成しy「それは知ってますよ」」


海風「私たちが言ってるのは中身のことです」


提督「中身?」(いつもの編成書だが...)


村雨「提督何なの、この編成、何で二水の無能どもと組まなきゃいけないの?」


提督「む、無能!?」


海風「しかもあのうざったい神通まで...」


海風「私たち嫌いなんですよ、あぁいう力と比例してないくせに威張り散らすゴミは」


提督「ゴミ!?」


村雨「ほんとそう、しかもあのゴミの配下は装備以外全部三流の無能集団」


村雨「あんな奴らと組んで任務とかマジでないんだけど?」


提督「いや二水戦はかなり活躍してt「はい?」


海風「あんなゴミと無能集団が活躍?、ジョークにしてもセンスなさすぎますよ、私が面白いジョーク教えましょうか?」


提督「ジョークじゃないんだが...」


村雨「はぁっ...まぁとりあえず」バサッ


提督「えっ」


村雨「これ明日までに編成やり直して」


提督「えっ!?」(また!?)


海風「こっちもお願いします」バサッ


村雨「てことで、失礼するわ提督」ツカツカ


海風「もうあんな編成にしないでくださいね?」ツカツカ


提督「お、お前ら!」


村雨・海風 ツカツカ...


提督「またこれかよ...」


提督 (瑞鳳以上にプライド高くねぇかあれ...)


...


アトランタ (What the hell is that ...あんなナイトメア初めて見た...)


アトランタ (何が起きてるの...)


??「These monkeys!」(このサルどもが!)


アトランタ「っ!」


アトランタ「な、何!?」ダッ!


艦娘「ちょ、ちょっと待ってサラトガさん!」


艦娘「いきなり何なの!?」


サラトガ「I feel nauseous when you see the monkeys!」(あんたたちサルを見てると吐き気がするのよ!)


サラトガ「It's better to look at dog droppings than to look at you!」(あんたたちを見るくらいなら犬の糞を見るほうがマシだわ!)


艦娘「ちょ、えっ、何て言ってるの!?」


艦娘「わ、分からないわよ!英語苦手なんだから!」


サラトガ ザッ...


艦娘達「っ!」


サラトガ「After years of smoldering my beloved America ...」(私の愛すべきアメリカを何年もこけにしやがって...)


サラトガ ガシャン...[艤装展開]


艦娘達「っ!?」


サラトガ「Die, this bitch!」(死ね、このビッチ!)


艦娘達「ヒッ!」


アトランタ「サラトガ!」ガシッ!


サラトガ「っ!」


艦娘「ア、アトランタさん...!」


アトランタ「逃げて!早く!」


艦娘「でも!」


アトランタ「逃げろって言ってんだよ!」


艦娘達「は、はい!」ダッ!


サラトガ「Atlanta ... you ...」(アトランタ...あんた...)


ガシッ!


アトランタ「ぐっ...!」


サラトガ「What are you disturbing! You're an American ship!?」(なに邪魔してんのよ!あんたアメリカ艦でしょ!?)


サラトガ「They are enemies! It's a hateful enemy of our homeland!?」(あいつらは敵よ!私たち母国の憎い敵なのよ!?)


サラトガ「But why do you disturb me!」(なのに何で邪魔するのよ!)


アトランタ「Wait, Saratoga! When are you talking!?」(待ってサラトガ!あなたいつの話をしてるの!?)


アトランタ「We don't have to fight anymore! Wake up and Saratoga!」(もうあたしたちは争う必要なんてないのよ!目を覚ましてサラトガ!)


サラトガ「Shut up!」(黙れ!) 


アトランタ「っ!」


サラトガ「Atlanta, I'm disappointed with you ...」(アトランタ、あなたには失望したわ...)


サラトガ「Even though it's the same American ship ... To be on the side of that country ...!」(同じアメリカ艦のくせに...あの国の味方なんかするなんて...!) ググッ!


アトランタ「うぐっ!?」


アトランタ「Stop Saratoga! Suffering ...!」(サ、サラトガやめっ!苦し...!)


サラトガ「Kill ... you too ... all the guys on that country's side!」(殺す...あなたも...あの国の味方をする奴は全て!)


アトランタ「Saratoga ...you...!」(サラトガ...てめぇ...!)


アトランタ「このっ!」ドコッ!


サラトガ「グフッ!?」


サラトガ ドサッ...


アトランタ「はぁっ...はぁっ...」ヘタッ...


アトランタ「げほっ!ごほっ...!」


アトランタ「し、死ぬかと思った...」


アトランタ (今の力...本気で殺しにきてた...)


アトランタ「サラトガ...」


アトランタ「どうしちゃったのよ...一体...」


...


速吸「もぉ早くして~!」


磯風「わ、分かった!」


磯風「ほらっ!」ガチャ


速吸「おぉ!来たね来たね!」


速吸「では...」


速吸「バクッ!」


速吸 ペロリ...


磯風「えっ!?」


磯風「ふぅおいしかった!次お願い磯風!」


磯風「ちょ、ちょっと待て速吸!いくら何でもペースが!」


速吸「早く早く!」


磯風「だから!そんなペースだと作るの間に合わないんだ!もう少しゆっくり食べてくれ!」


速吸「えぇでもこれが速吸のペースだもん!ささっ早く次の食べ物を!」


磯風「いい加減にしろ!」


速吸「っ!?」


磯風「作るこっちは大変なんだ!いちいち間宮のとこから食材持ってきて作って!」


磯風「お前が普通の艦娘より補給が必要なのは知っている、だがもう少しペースを下げてくれ!」


速吸「で、でも...」


磯風「でもじゃない!」


磯風「これ以上駄々こねるならもう作らないぞ!」


速吸「っ!」


速吸「うっ...」


磯風「あっすまない、言い過ぎた...」


速吸「うぅっ...」


速吸「うぅぅっ....!」


磯風「えっ、速吸...?」


速吸「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ブワッ


磯風「っ!?」


速吸「嫌だ嫌だ!食べたいの!もっと食べたいの!作らないなんてやだ!作って!作ってぇ!」ジタバタ!


磯風「ちょ落ち着け速吸!」


速吸「食べたい!食べたいぃぃぃ!!」


磯風「あぁもう!分かった!すぐ食材取ってくるから!」ダッ!


...


コロコロ...


提督「ん?何だこれ?」ヒョイ


提督「これって...玉ねぎ...?」


磯風「司令!」ダッ!


提督「おっ磯風」


提督「って、えっ...?」


磯風「はぁっ...はぁっ...」


提督「えっ何でそんなたくさん食材持ってるんだ...?」


磯風「あっ...これは...」


...


提督「なるほど...速吸が...」


磯風「あぁ...私が料理出来ることを口実に速吸に捕まって...」 


磯風「補給が足りないから調理してくれてと強引に...」


磯風「不満はあったが補給のためならとその時は引き受けたが...」


磯風「速吸のやつ...いくら食っても満腹にならず...挙げ句の果てには泣きわめく始末だ...」


磯風「あぁ...私はいつになったら自由になれるんだ...」


提督「...」


磯風「ん、司令?どうかしたか?」


提督「あっいや」


提督 (事情が分かっていても変な感じだ...あの磯風が料理出来るって...) 


磯風「っ?」


磯風「ってまずい!速吸が待ってるんだった!」


磯風「すまない司令、私はここで...」


提督「待て磯風」


提督「俺、知ってるぞ、速吸を満腹...というか食欲を止める方法を...」


磯風「何!?」


磯風「それは本当か司令!?」


提督「...いや、やっぱりやめといた方がいいのかもしれない...」


磯風「えっ」


提督「少し危険だ...」


磯風「危険...?」


磯風「危険...そんな危ない料理なのか?」


提督「色んな意味でな...」


磯風「それを速吸に...いや速吸から自由になれるのなら...!手段は選ばない!」


提督「いいのか?マジでヤバいぞ?」


磯風「構わん!自由になれるのであれば!司令、どんなだ?それはどんな料理なんだ!?」


磯風「速吸から自由になれるのであれば何でも作るぞ!」


提督「そうか...」


...


ガチャ...


速吸「あっ磯風遅い!もうお腹ペコペコだよ!」


磯風「すまない、食材集めに時間がかかってな...すぐ作るよ」


速吸「もぉ...早くしてよね!」


磯風「あ、あぁ...」


磯風「...」ゴソゴソ...


磯風 (さっき司令にこれを渡されたが...)


磯風 (本当にこれで速吸の食欲を消せるのか...?) 


磯風 ポタッ...


料理 ジワァァ...


磯風 (な、何だ、色が紫に変わった...?)


磯風 (これでいいのか...?怪しまれそうだが...)


磯風 (いや、やるしかない!)


...


磯風「ほらっ速吸」ガチャ


速吸「おぉ!って...」


速吸「い、磯風?なんか色おかしくない...?」


磯風「えっ?いやいや何もおかしくないぞ!ほらっ冷めない内に早く食べろ」


速吸「う、うん...」


速吸 パクッ...


速吸「ん!?」ギュル!


磯風「っ?」


速吸「ぐっ!?!?」ギュル!ギュル!


速吸「いっ...がっ...」


磯風「速吸...?」


速吸「や、ヤバい!」ダダダダ!


速吸 バタン!


磯風「速吸!?」


磯風「何故トイレに...」


提督「効いたか...」


磯風「っ!司令!」


磯風「これは一体どういうことだ?ま、まさかさっき司令が渡したあれが...?」


提督「あぁ、あれはある艦娘が作った調味料なんだ」 


提督「一滴垂らすだけでどんなに旨い料理でも食欲が一気に消えるほどの不味い料理へと変える」


提督「おまけに腹を下すという副作用付きだ、最低でも2時間はトイレにこもる羽目になる」


磯風「そ、そんなに恐ろしいものなのか...」


磯風「誰がこんな物を...正気でこんなのは作れん...」


磯風「それに何故司令はこんな物があるということを知っているんだ?」 


提督 (経験してるからな...)


...


浜風「はい提督、夕食ですよ」


提督「おっありがとう浜風、おぉ旨そうだな」


提督「じゃあ早速いただk「待った!」」


提督・浜風「えっ?」 


磯風「フッフッフッ...」


提督「磯風?」


磯風「食べる前にこれを入れてくれ!」ジャン!


浜風「それは...?」


磯風「私が長年かけて作ったどんな料理も旨くする究極の調味料だ!」


提督「はぁ...」


浜風「な、何か嫌な予感するんだけど...」


磯風「てことで早速!」ポタッ...


料理 ジワァァ...


提督・浜風「いっ!?」


浜風「ちょ、ちょっと磯風!料理が変色してるんだけど!?」


提督「何でこんな紫に!?」


磯風「見た目で判断するな、ほらっ早く食べろ!」


提督「お、おぅ...」


提督「じゃあ...いただきます...」パクッ...


磯風「どうだ司令!?」


提督「んぐっ!?」ギュル...


浜風・磯風「えっ?」


提督「ぐっ!?」ギュルギュル!


浜風「て、提督...?」


提督 ガタッ...


提督 ダダダダ!バタン!


浜風・磯風「っ!?」


磯風「司令!?何故トイレに...」


浜風「磯風...」


磯風「ん、どうした?」


浜風「もう調味料作るの禁止ね...」


磯風「えっ!?」


...


提督 (まさかあれがこんな形で役立つとは...)


提督 (分からないもんだな...)


...


ー居酒屋鳳翔にてー


龍驤「はぁっ...」ガラッ


鳳翔「あっ龍驤さん」


鳳翔「って、龍驤さん...?何か顔色が悪いすよ?」


龍驤「あぁ...ちぃと気分悪くてな...」


鳳翔「気分が悪い?風邪とかですか?」


龍驤「いや、そういうのじゃないねん」


龍驤「心のほうや...」


鳳翔「心ですか?」


龍驤「今日な、エグいものを見たんや...」


龍驤「確か昼くらいやったかな...司令官と朝潮が話してたんや...」


鳳翔「司令官と朝潮さんが?普通のことじゃないですか、別にエグいことなんか...」


龍驤「いや、エグいのはここからや」


龍驤「朝潮がな、司令官に「このクズっ!」って暴言吐いてたんや...」


鳳翔「えっ」


龍驤「その後、朝潮に話を聞いたんやが...」


龍驤「朝潮のやつ、全く悪びれず自分のやったことは間違ってないと豪語しててな...」


鳳翔「はぁ...」


龍驤「まさか朝潮があんな暴言吐くなんて夢にも思えへんことやから...しかもそれを正当化すると...」


龍驤「それが余りに衝撃でびっくりしてもぉてな、ずっと頭からあの光景が離れんのや...」


鳳翔「だから気分が悪いと...」


龍驤「せや...ほんま朝潮どうしたんや...」


龍驤「他の奴も何か雰囲気、変やったし...」


龍驤「疲れて幻覚でも見てるんかな...うち...」


鳳翔「でも酷い話ですね」


龍驤「えっ?」


鳳翔「朝潮さんですよ、提督に対してそんな失礼な発言、クズの極みですね」


龍驤「っ!?」


龍驤「ちょ、さすがにクズは言い過ぎやろ...」


鳳翔「クズにクズと言ってなにが悪いんですか?」


龍驤「なっ!?」


鳳翔「相手のことを考えない失礼な発言を繰り返す...最低の行いですよ、まさにクズ、ゴミクソ野郎です」


龍驤「ま、待て鳳翔!それは言い過ぎやて!」


鳳翔「えっ何かおかしかったですか?正論だと思っているんですけど」


龍驤「いや、言ってることに間違いはないねん...だかもっと言い方があるやろ!」


鳳翔「ゴミクズ野郎に言い方もクソもありませんよ」


龍驤「はっ!?」


鳳翔「しかもそれをあたかも正しいと正当化する...DVに言い逃れ、酷いもんですね、あんなのが長女でネームシップとは朝潮型の恥さらしもいいとこですよ」


龍驤「いやだから鳳翔!言葉選ばんかい!」


龍驤「正論でもさすがにお前の言い草は度が過ぎてる!」


鳳翔「度が過ぎてる?どこがですか?」


龍驤「全てや!色々言い過ぎや鳳翔は!」


鳳翔「そうなんですか?いつも通りに言っただけなんですけど...」


龍驤「えっ...」


鳳翔「あっ早くお酒出さないと!」


鳳翔「ちょっと待っててください龍驤さん!」バサッ


龍驤「し、鳳翔!」


龍驤  (な、なんやの....)


龍驤 (普段の鳳翔ならあんなこと絶対に言わん...)


龍驤 (何が起きてるんや...?)


...


親潮「霰さん、次の編成のここなんですが...」


霰「あぁ、ここはね...」


??「あらあら~w」


親潮・霰「っ?」クルッ


山雲「こんな時間まで編成の話し合いですか~w?」


霰「チッ...四水戦...」


親潮「無視しましょう...」


山雲「あらぁ~?無視は酷いわね~w」


山雲「ねっ野分さん?」


野分「えぇ、効率の悪さだけでなく礼儀もなってないとは...呆れたもんです」


霰・親潮「....」


山雲「まぁそれもそうね、上司があんな脳筋な馬鹿じゃ仕方ないわw」


霰・親潮「あっ?」クルッ


野分「そうですね、細かい作戦が立てられず大雑把なことしか出来ない馬鹿が上司なんです、そりゃ部下も馬鹿みたいになりますよ」


霰「おい...」


霰「さっきから言わせとけば、べらべらべらべらと好き勝手言って...」


親潮「神通さんをけなすとは...いい度胸してますね...」


山雲「けなすも何も事実じゃなぁいの~?」


野分「事実を言って怒るとは...逆ギレですか?」


親潮「っ!、あんたたちねぇ!」ギッ...!


山雲「おっ、怒ったの?あの脳筋が上司だと気性も荒いのねw」


親潮「ぐっ...!」


霰「チッ...」


山雲「フフッ滑稽ねw、本当に笑えるわw二水戦はw」


野分「山雲さん、そろそろ終わりにしましょう」


野分「スピーディに効率よく作戦を終わらせる野分たちと違って、日が暮れても話し合いが終わらない無能を相手に野分たちが時間を食う必要はありません」


山雲「それもそうね、じゃあ行きましょ野分」ツカツカ...


霰「...」


霰「スピーディじゃなくて適当の間違いじゃないの?」


山雲・野分「えっ?」


霰「よくあんたらの作戦の計画書見るけどさ、どれもこれも適当で薄っぺらいことしかやってないよね」 


山雲・野分「はっ?」


霰「確かあんたらの上司って那珂とかいう任務とかをサボってアイドルごっこばっかやってるやつだったよね」


霰「ハッ...くだらな、馬鹿なんじゃない?任務をサボってアイドルって、それが伝染してあんたたち部下もサボり癖がついた適当な奴になったのかな?」


山雲・野分「なっ...!」


親潮「あぁ確かに、常に適切な指示を出し勝利に導いてくれる神通さんに比べたら雑魚ですねw」


山雲・野分 ビキッ...


山雲「雑魚ですって...」


野分「野分たちの那珂さんを雑魚って...ふっざけるんじゃないわよ!」


霰「えっ?事実じゃないの?ねぇ親潮」


親潮「えぇ、事実を言ってるのにそんな怒って...逆ギレ...ですかw?」


山雲・野分「っ!」ブチッ...!


...


提督「...」ツカツカ...


ゴゴゴゴ...


提督「っ!?」


提督(な、何だこの殺気!?) ダッ!


提督(こっちからしたようn...っ!?)


山雲「あんたら脳筋馬鹿な二水が那珂さんを侮辱するなんて...絶対に許さない...」ゴゴゴゴ...


野分「えぇ...那珂さんに対するこの侮辱発言...どう償ってもらいましょうか...」ゴゴゴゴ...


霰「侮辱発言はあんたらもでしょ?神通さんを好き勝手にけなして...」ゴゴゴゴ...


親潮「脳筋という侮辱発言...力ずくで撤回させてあげますよ...」ゴゴゴゴ...


提督 (なっ...何であんな一触即発になってんだ!?)


提督 (二水と四水は仲良かったはずじゃ...)


全員 ガシャン...[擬装展開]


提督 (っ!まずい!)ダッ!


??「あれっ皆どうしたの?」


提督「えっ?」


全員「えっ?」クルッ


霰・親潮「っ!」


霰・親潮「じ、神通さん!」


神通「やっほ~皆♪」


山雲「フッ...あらあらw、誰かと思えば二水の脳筋神通さんではありませんか~w」


神通「えっ?」


霰・親潮「っ!」


野分「まさかご本人登場とは...しかしやっぱり脳筋というか馬鹿なオーラが漂ってますね」


神通「馬鹿...」


親潮「あんた...神通さんの前でなんてことを!」


霰「いい加減にしてよ...あんたらさぁ!」


神通「そうかもね!」


親潮・霰「えっ?」


山雲・野分「えっ?」


神通「いや~野分たちの言う通りだよ、私って馬鹿だから...」


親潮「ちょ、ちょっと神通さん!何言ってるんですか!?」


霰「そうです!あなたは馬鹿なんかじゃありません!」


神通「えっそう?」


親潮「もちろんです!あなたは指揮も戦闘もとても優れていて、私たちの憧れの存在です!」


霰「親潮の言う通りです!あなたは素晴らしい上司ですよ!」


神通「う~んそうなのかな...」


神通「いやでも、やっぱり私は馬鹿だよ!」


全員「っ!?」


神通「私って大雑把だし、色々と中途半端だし、細かいことも出来ないし...」


親潮「いやだから!」


神通「でも馬鹿でいいんだ!それが私の個性だから!」


神通「それをネガティブに思ったりする必要はない!」


霰「じ、神通さん...」


山雲・野分「えぇ....」


神通「あっそうだ!那珂のとこに行かないと!」


神通「じゃあまたね皆!」ダッ!


親潮「えっちょ神通さん!」ダッ!


霰「待ってください!」ダッ!


野分「ちょ、ちょっとあんたたち!待ちなさいよ!」


ガシッ...


野分「っ!」


山雲「もういいわ...野分...」


野分「えっ?」


山雲「なんかもう...どうでもよくなっちゃった...行きましょう野分...」


野分「え、えぇ...」


提督「...」


提督 (一応惨事は逃れたのか...)


提督 (危なかった...神通がいなかったら...さすがに麻酔銃で四人相手は無理がある...)


提督 (神通...ありがとな...)


神通「っん?」


神通 (あれっ...今誰かに呼ばれたような...)


神通 (いや気のせいか!)


...


ー広場ー


雷「いくよ響!それっ!」ブンッ!


響「よっと!」パシッ


雷「おぉ!ナイスキャッチ!」


響「今度はこっちがいくよ雷!はっ!」ブンッ!


雷「おーらい!おーらい!よしっ、ここだ!」バッ!


ポコン!


雷「いたっ!」


響「あははははw!雷、頭に当たってるよw」


雷「もぉ~笑わないでよ!」


電 (フフッ...微笑ましいな...)


ツカツカ....


電 (そういえば...もう日が暮れてきたわね...)


電 (ここらで終わりにしますか...)


電「雷!響!もう戻るよ!」


ツカツカ...


雷「えぇ~もう~?」


電「これ以上は日が暮れて危ないから!続きは明日にしよう!」


電「司令官さんも心配するから!」 


雷・響「っ!」


響「司令官が...」


雷「なら仕方ないわね...」


響「分かった!すぐ戻るよ電!」


ツカツカ...


電「っ...?」クルッ...


電「っ!」


雷「さぁて早く帰って間宮さんのとk「隠れて!」」ガバッ!


雷・響「えっ!?」


雷「ちょ、ちょっと電!?いきなりなn「静かに!」」


雷・響「っ!」


電「...」ゴクリ...


ツカツカ....


ザッ...


雷・響「っ!?!?」


響「な、な...あかつk「喋っちゃダメ...!」」


「チッ...使えないわねあいつ...誰もいないじゃない...」


「はぁっ...こうなるなら助けなきゃよかった...」スッ...


ツカツカ...


雷・響「うっ...あっ...」フルフル... 


電「な、何で...」


電 (何故...何故あなたがいるの...)


電 (暁...!)


...


暁 (大丈夫あなた!?)


艦娘 (っ!あなたは...)


艦娘 (あ、暁ちゃん!)


暁 (どうしたの?さっきあいつに襲われてたけど...)


艦娘 (あぁ...えっと...)


カクカクシカジカ...


暁 (なるほど...つまり若葉に理由も分からず襲われたということね)


艦娘 (うん...でも暁ちゃんが来てくれたおかげで助かったよ...ありがとう暁ちゃん...)


暁 (フフッ...礼なんていらないわ!困った人がいたら助ける、レディの常識よ!)


艦娘 (暁ちゃん...!)


暁 (あっそういえば一つ聞きたいことがあったの!)


艦娘 (えっ?)


暁 (にんぎょ...)


暁 (響たちは...何処にいるか分かる?)


...


ー廊下ー


??「オラオラ!ほらっ金出せ!金!」


艦娘「も、持ってないよ!」


提督「えっ?」


....


提督「何だ...こっちから...っ!?」 


文月「おらっ、もったいぶらずに早く出せよ!」


春雨「小銭も全てなぁ!」


提督 (は、春雨!?文月!?)


艦娘「だから!持ってないって!」


春雨「あぁ?嘘つけよ!持ってるに決まってんだろぉ!おらっ、痛い目見たくないなら早くしな」


提督 (なっ、たかってる!?)


艦娘「いやさっきから私は!」


文月「チッ...聞き分けのねぇやつ...もういい、春雨こいつボコすぞ」


春雨「あぁ」


提督 (はっ?)


ドンッ!


艦娘「きゃっ!」ドサッ...


文月・春雨 ガシャン...[擬装展開]


艦娘「っ!」


提督 (何!?)


文月「さてっ...」コキコキ...


春雨 パキッ...


艦娘「や、やめてよ...暴力は...」


文月「あっ?それでやめると思うか?おめぇのせいで鬱憤溜まったんだ、気の済むまでやらせてもらうぜ...」ニヤッ...


春雨「ここなら誰もいない...好きなだけボコボコに出来る...」ニヤッ...


提督「っ!ヤバい!」ダッ!


艦娘「い、いや...やめて...」


文月・春雨 ジリジリ...


艦娘「ヒッ!」


提督「お前らやめろ!」


文月・春雨「っ!?」


文月・春雨「し、司令官!?」  


艦娘「ぐっ...!」ダッ!


文月「あっ!おい!」 


提督「文月!春雨!それ以上はやめr「ごらぁ!」」ドゴッ!


文月・春雨「いっ!?」


提督「えっ」


文月「いっつ...おい!いきなり何すん...!?」


春雨「ふざけるn...いっ!?」


夕立 ゴゴゴゴ...


提督 (ゆ、夕立...!?)


文月・春雨「あ、姉貴!?」


提督「えっ?」(姉貴...?)


夕立「お前らなぁ...散々人から物たかるなと言ったくせに...」


文月「ち、違うんだ姉貴!これは!」


春雨「えっと...そ、そうだ!今のはたかってんじゃない!借りようとしたd「はぁっ!?」」


文月・春雨「っ!」


夕立「借りるだぁ?胸ぐら掴むのが借りる態度とでもいうのか!あぁ!?」


文月・春雨「っ!?」ビクッ


夕立「人がやられて嫌なことはするなと言ってんだろうが!何で守んねぇんだよ!」


夕立「ふざけるんじゃねぇよ!お前らぁぁぁぁぁぁ!!」


文月・春雨「ヒィィィ!?」


提督「いっ!?」


夕立「もう許さん...お前ら、罰としてグラウンド100周な」


文月・春雨「えっ!?」


文月「ちょ、ちょっと待ってくれ姉貴!それはさすがに!」


春雨「いくら何でも100周なんて!」


夕立 ギロッ...


文月・春雨「っ!」


夕立「行ってこいって...言ってんだよぉごらぁぁぁぁぁ!!!」


文月・春雨「は、はいぃぃ!」ダッ!


提督「えぇ...」


夕立「ったく...あの馬鹿共は...後でたかられた娘にも謝っとかないと...」


提督「ゆ、夕立...」


夕立「おっ提督、また会ったな」


提督「お前今のは...」


夕立「えっ?あぁ...そういえば提督は知らなかったな」


夕立「子分だよ、私のな」


提督「子分!?」


夕立「あぁ、何か私を姉貴姉貴って慕っててな」


夕立「かわいい奴らなんだが...たまに今みたいな馬鹿なことしててな...」


夕立「全く呆れる...いつまでもあんなチンピラみたいな事して...」


提督「は、はぁ...」


夕立「まっ、これくらいやれば大人しくなってくれるだろう」


提督「...」


夕立「っ?提督どうした?」


提督 (春雨と文月がチンピラ....その上に夕立がいて師弟関係...)


提督 (もう...何かよく分かんなくなってきた..)


...


1900


提督 (もう19時か...この時間は皆、間宮に...)


...


ー食堂ー


提督 (皆は...) スッ...


艦娘 ガヤガヤ


提督 (やっぱ集まってる...ほぼ全員いるな)


艦娘 ガヤガヤ


提督 (特に異常そうな奴はいない...問題はなさそうだな...)スッ...


提督 ツカツカ...


...


ー十分後ー


天津風「葛城、あなた何にする?」


葛城「そうね...やっぱりここは一番人気の「あっいたいた!」」


天津風・葛城「ん?」クルッ


龍鳳「天津風!葛城!」


天津風「あっ龍鳳さん」


龍驤「良かった、ここにいたのね!」ガシャガシャ!


葛城「それは...?」


ブワァァァ...


天津風・葛城「っ!?」


天津風「ちょえっ、な、何あれ!?」ヒソヒソ...


葛城「わ、分からないわよ!」ヒソヒソ...


龍鳳「二人共、私料理作ったの!食べて!」


天津風・葛城「料理!?」


天津風 (こ、これ食べ物!?)


葛城 (嘘でしょ...!?)


龍鳳「二人共どうしたの?さっ、早く食べて!自信作なの!」


葛城「い、嫌よ!そんなの食べるなんて!」


龍鳳「えっ...」


葛城「そもそもそれを食べ物として見れないわよ...」


龍鳳「っ!」ズキッ...


天津風「確かに...」


天津風「臭いも見た目もおかしいというか...」


天津風「それに何か動いてるし...」


葛城「龍鳳さん...頑張って作ったのは分かるけどそれは流石に...」


龍鳳「...」


龍鳳 ポタッ...


天津風・葛城「えっ...?」


龍鳳「...」ポロッ...


天津風・葛城「っ!?!?」


龍鳳「そう...よね...私なんかが作った料理なんて...食べたくないよね...」ポロポロ...


龍鳳「ごめんなさい...すぐ戻してくるから...」


葛城「ちょ、龍鳳さん!?」


龍鳳「迷惑かけて...ごめん....」ポロポロ...


葛城「ま、待って龍鳳さん!落ち着いて!」


天津風「ちょっと葛城!」


艦娘 ザワザワ...


葛城「っ!」


葛城 (み、皆の視線が...)


天津風「葛城...」


天津風「食べましょう...」


葛城「えっ?...えっ!?」


葛城「な、何言ってるの天津風!あれ絶対に危険よ!?」ヒソヒソ...


天津風「あれ見て...」


葛城「あれ?」


青葉 ジロッ...


葛城 (あ、青葉...!)


天津風「皆が見てる中、ここで食べずに龍鳳さんが大泣きでもしたら、後々青葉に色々書かれるわよ...」ヒソヒソ...


葛城「っ!」ゾワッ...


葛城「それは....で、でもあれを...!」ヒソヒソ...


天津風「大丈夫...一口だけ食べて褒めたらバレないように逃げましょう....」ヒソヒソ...


天津風「それならいけるはず...」ヒソヒソ...


葛城「一口だけ...」


葛城「分かった...やってやるわよ...!」


龍鳳「うぅ...」ポロポロ...


天津風「り、龍鳳さん!今のは冗談なの、本当は私も葛城も龍鳳さんの料理とても食べたいわ!」 



龍鳳「っ!、ほ、本当に!?」


天津風「もちろん!ねぇ葛城!?」


葛城「え、えぇ!今のはちょっとしたジョーク、本心は龍鳳さんの料理食べたくて仕方ないわ!」


龍鳳「そうなんだ...嬉しい...!」パァッ!


龍鳳「じゃあ...早速食べてみてくれる?」カチャ...


天津風「え、えぇ...」スッ...


葛城「私も...」スッ...


ムワァァ...


葛城 (うぐっ!?)


葛城 (に、臭いが...!)


天津風 (我慢しなさい葛城!)


天津風「ふぅっ...ぐっ!」パクッ!


葛城「よしっ...はぁっ!」パクッ!


モグモグ...


天津風・葛城「っん!?」ビクッ!


龍鳳「どう...美味しい...?」


天津風・葛城「...」


龍鳳「っ?二人共...?」


天津風・葛城 ドサッ...


龍鳳「えっ!?」


艦娘達「!?」


龍鳳「ちょ、ちょっと二人共!?」


...


ビスマルク「...」


プリンツ「...」


ビスマルク「ねぇプリンツ...やっぱり何かおかしいわよね...?」


プリンツ「えぇ...ポーラさんが変になってると思ったら...」


...


鹿島「おぉ!ビスマルクにプリンツではないか!」


鹿島「何、口調が変?」


鹿島「なに言ってんだ?いつもの私だぞ」


鹿島「違う?何が違うんだ?」


鹿島「私はもっとおしとやかで清楚な口調...?」


鹿島「わはははははははは!!何を言ってる、そんな口調、私がするわけないだろ?」


鹿島「何だって私は、武道派鹿島だからな!」


...


初月「あらっビスマルクさんにプリンツさん、ごきげんよう、夕日が美しいですね」ニコッ


初月「ん?どうしたんですか?そんな不思議そうな顔して...わたくしに何かついてますか?」


初月「僕じゃないのか...?僕って何ですの?」


初月「わたくしの一人称が僕...?フフッ、面白い冗談言いますね」


初月「わたくしは女の子ですわよ?そんな殿方のような名乗りはしませんわ」


...


プリンツ「鹿島さんや初月さんも何かいつもと違いましたし...」


ビスマルク「ほんとどうなってるの...」


バシッ...バシッ...


ビスマルク・プリンツ「えっ!?」


...


香取「ウフフッ...早く来ないかしら?提督...」


秋月「もう少ししたら来るわよ、そして来たらこの鞭で...//」ゾクッ...


香取「あぁ...//想像するだけで興奮しちゃう//提督が犬みたいに喘ぐ姿...//」


秋月「とてもいい画になると思うわ...//」


...


ビスマルク「えっ、なっあれは!?」


プリンツ「何で鞭持って...」


秋月「ん?」


ビスマルク・プリンツ「っ!」


秋月「ねぇあれ誰?」


香取「えっ?」クルッ


香取「あぁ、ドイツ艦ね」


秋月「なぁんだ提督じゃないんだ...残念...」


香取「ちょっと待って秋月」


秋月「ん?」


香取「提督が来るまであの娘たちやらない...?」ヒソッ...


秋月「えっドイツを?」


香取「そう、誇りが高く真面目なドイツ艦....調教のしがいがありそうじゃない...?」


香取「プライドをズタズタにして...メス声で喘ぎまくる犬にね...」


秋月「っ//!」ゾクッ...


秋月「いいねぇ...興奮してきたわ...//」


香取・秋月 ジッ...


ビスマルク・プリンツ「えっ?」


香取 ヒュ!


ビスマルク「なっ!?」バシッ!


プリンツ「いっ!?」バシッ!


ビスマルク「ちょ、ちょっといきなり何なの!?」


香取「フフッ...今すぐそのプライドズタボロにして従順なメス犬にしてあげる...//」


秋月「提督が来るまで...たっぷり可愛がってあげる...//」


ビスマルク・プリンツ「っ!」ゾォッ...


ビスマルク (これは...)


香取「はぁっ!」ヒュ!


ビスマルク「はっ!、しまっt」


プリンツ「姉さま!」パシッ!


香取「なっ!?」(止めた!?)


プリンツ グイッ!


香取「えっちょ!?」グラッ!


プリンツ「はぁっ!」ドカッ![回し蹴り]


香取「ぐはぁ!?」ドサァァァ!


プリンツ「ふぅっ...」


秋月「もらったぁ!」ブンッ!


プリンツ「っ!」


ビスマルク「プリンツ!」パシッ!


秋月「えっ、弾いた!?」


ビスマルク ダッ!ガシッ!


秋月「っ!?は、はy」


ビスマルク トンッ...


秋月「がっ...!」ドサッ...


香取・秋月「...」


プリンツ「はぁっ...はぁっ...」ヘタッ...


ビスマルク「大丈夫プリンツ?」スッ...


プリンツ「あっ、はい...ありがとうございます姉さま...」


ビスマルク「礼はいいわ、それよりも...」


香取・秋月「...」


プリンツ「いきなり襲ってきましたね...」


ビスマルク「えぇ...」


ビスマルク (危なかったわ...)


...


アトランタ「はぁっ...」


アトランタ (Shlt...まだあの痛みが...)


アトランタ「...」


...


サラトガ (Kill ... you too ... all the guys on that country's side!) (殺す...あなたも...あの国の味方をする奴は全て!)


...


アトランタ「サラトガ...」


アトランタ「絶対におかしい...」


フッ...


アトランタ「っ!」クルッ


アトランタ「...」


アトランタ (今のは...気のせい...?)


...


ガラッ...


龍驤「はぁっ...」


龍驤 (余計に気分、悪なったわ...)


龍驤 (何で相談しに行って鳳翔の罵詈雑言を聞かなきゃいけんのや...)


龍驤 (鳳翔もおかしいでホンマに...)


ー廊下ー


??「何を言うんですか!」


龍驤「ん?」


龍驤 (何や...喧嘩か?)


タシュケント「さっきから言っているだろう?君たちはたるみすぎてると」


龍驤 (っ!タシュケント!?)


艦娘「たるんでるって...!」


タシュケント「事実を言ったまでだが?今の君たちは平和ボケして軍人としての面影が全くない」


タシュケント「呆れるな...かつての大日本帝国の気迫はどこへ行ってしまったか...」


龍驤 (大日本帝国!?)


タシュケント「あの頃は素晴らしかった...祖国の為に命を捧げるあの姿勢...敵ながら憧れたものだ」


タシュケント「だが...その末路がこれとは...日本も落ちたな...底辺の底辺に...」


艦娘達「っ!」ブチッ...


艦娘「さっきから好き勝手言わせておけば...」


艦娘「いくらタシュケントさんでも...許しませんよ!」ギッ!


タシュケント「フンッ...今の君たちがいくら吠えたとこで何も怖くないが?」


艦娘達「っ!」ギッ...


艦娘「いい加減に...!」


龍驤「そこまでや」グイッ


タシュケント・艦娘達「っ!」


艦娘「り、龍驤さん...!」


タシュケント「...」


艦娘「ちょっと何で止めるのよ!?今あいつは!」


龍驤「知っとる、うちも聞いてたからな」


艦娘「なら!」


龍驤「けど暴力はあかん、手を出すのは負けを認めるのと同じや」


艦娘「で、でも...!」


龍驤「大丈夫、タシュケントとはうちが話つけとくから、キミらは戻っとけ、なっ?」


艦娘「...」


艦娘「分かりました...」


龍驤「フフッ、素直でよろしい」頭ポンポン


艦娘達 トボトボ...


龍驤「さてっ...」クルッ


タシュケント「フンッ...」


龍驤「タシュケント、うちもキミの話を聞いたで、ずいぶんとぶっ飛んだ話をしてたな」


龍驤「あの頃の日本が素晴らしいか...はぁっ...そんな訳ないやろ...」


龍驤「キミは日本艦ではなかったからそんな事言えるんや」


龍驤「あんなん...素晴らしいでも何でもない...ただの醜い黒歴史や...」


龍驤「皆、洗脳されて国のために死んでいって...あんなん狂ってる...」


龍驤「もうあれに戻ったらあかん...二度と...今の平和を守る為にもな...」


タシュケント「それが君の考えか?」


タシュケント「フッ...くだらん考えだ...同志龍驤、君はあいつらとは違うと思っていたが...所詮は平和バカたちと同じか...」


タシュケント「呆れる...やはり日本は臆病な軟弱者ばかりだな」


龍驤「好きに言えばええ」


タシュケント「っ...」


タシュケント「フンッ...張り合いすらないのか...」ツカツカ...


龍驤「...」クルッ...


...


タシュケント「日本は凄い!そうは思わない?同志よ!」


龍驤「えっ、急にどうしたん?」


タシュケント「ふと思ってね、昔はあんなにも恐ろしい国だったのにたった数十年でここまで成長し世界から認められる国になってさ」


タシュケント「本当に凄いと思うよ日本は!」


龍驤「フフッ...そんなに褒められると何か照れるなぁ...♪」


タシュケント「当然だよ!だって今の日本は国も人も最高だから!」


タシュケント「今の日本に出会えたこと...本当に誇りに思うよ!」


...


龍驤 (前まではあぁ言うてたのに...)


龍驤 (どうしたんやタシュケント...)


龍驤 (朝潮も鳳翔も...)


龍驤 (どうなってるん...ホンマに...)


...


2100


ー廊下ー


ドゴッ!


清霜「うわっ!!」ドサァァッ!


長波「っ!清霜!」ダッ!


長波「清霜!大丈夫か!?」


清霜「いったぃ...」


??「フンッ...」


長波「くっ...!」ギッ...


長波「何するのよ...能代さん!矢矧さん!」


矢矧「はっ?何って見て分からない?渇をいれてあげてるのよ」


長波「なっ...か、渇!?」


能代「そうよ、あなたたちみたいな足を引っ張る役立たずを鍛える為に私たちが気合い入れてあげてるの」


長波「ふ、ふざけないでよ!こんな一方的に!」


長波「こんなの..こんなのただの暴力じゃない!」


矢矧・能代「あっ?」ブチッ...


矢矧 ガシッ![胸ぐらを掴む]


長波「ぐっ!?」


矢矧「暴力...?人聞き悪いわね、これは愛のムチよ、被害者みたいな言い方しないでくれる?」


長波「何...!?」


能代「役立たずにプラスして被害者ヅラとは...全く呆れるものね...」


長波「能代さん...!」


矢矧「長波、あなたには特別な教育が必要みたいね」


ドンッ![壁に押し付ける]


長波「ぐわっ!?」


矢矧 コキコキ...


長波「ま、待って!矢矧さん!」


清霜「長波姉!」


...


提督 ツカツカ...


提督「っ!」


矢矧「さぁ長波...教育の時間よ...」スッ...


長波「嫌っ...やめて...」フルフル...


提督「なっ長波!?矢矧!?」


矢矧 ブンッ!


長波「ぐっ...!」


清霜「ヒッ...!」


提督「ま、まずい!」ダッ!


ガシッ...


矢矧「っ!?」クルッ


能代「えっ?」


提督「えっ?」


アトランタ「...」


提督 (っ!アトランタ!?)


矢矧「ちょ、ちょっと何するの!?離しなさい!」


アトランタ「下げろ...」


矢矧「はっ?」


アトランタ「その手を下げろ...」


矢矧「はぁっ?何言ってんの?そんなんで下げるわけg」


アトランタ グッ!


矢矧「いっ!?」


矢矧「ちょ!痛い痛い痛い!!」


アトランタ ググッ!


矢矧「やめっ...!痛い!痛いから!」


能代「ちょ、ちょっとあなた!」


アトランタ ギロッ


能代「っ!」


アトランタ グググッ!


矢矧「やめてぇ!痛いぃ!!痛ぃぃぃ!!」


アトランタ ブンッ!


矢矧 ドサァァ!


能代「矢矧!」


矢矧「うぐっ...ひぐっ...」ポロポロ...


能代「矢矧!?」


アトランタ ザッ...


能代「っ!」


アトランタ「どう?今の感想は」


アトランタ「痛い?理不尽?」


アトランタ「てめぇらがやってるのはこういうことなんだよ」


アトランタ「相手の事を考えないで一方的に痛め付けて...」


アトランタ「これが愛のムチ...教育...?ふざけた事ぬかしてんじゃねぇよ!!」


矢矧・能代「ヒッ!?」ビクッ


アトランタ「これはただの理不尽な暴力、絶対に許されない行為...」


アトランタ「最低の行いよ!」


能代・矢矧「っ...!」


アトランタ「それを頭に叩き込め、バカ共...」


能代・矢矧「...」


能代「行くわよ矢矧...」


矢矧「...」スッ...


トボトボ...


アトランタ「...」


アトランタ クルッ...


清霜「あ、アトランタさん...」


アトランタ「大丈夫あんた達?」


清霜「は、はい...」


長波「助かった...ありがとう...!」


アトランタ「フッ...いいよ、気にすんな」


長波・清霜「っ!」ドキッ...


アトランタ「ほらっ、あんた達は早く部屋に戻ってろ」


長波・清霜「は、はい...!」


タッタッ...


アトランタ「ふぅっ...」


提督「アトランタ!」


アトランタ「ん?」


アトランタ「あっ提督さん...!」


提督「お前...大丈夫なのか!?」


アトランタ「えっ大丈夫って...?」


アトランタ「大丈夫も何もいつものあたしだけど...」


提督「っ!」


提督「そうか...良かった...」


アトランタ「良かった...?」






ー最終章ー





提督「アトランタ...実は...」


説明中...


アトランタ「性格が変わった....!?」


提督「あぁ...発明品の影響でな...」


アトランタ「まさか...さっきのも、サラトガのも...!」


提督「サラトガ?」


アトランタ「少し前にサラトガと会ったの、そしたら...見たこともない形相であたしに襲ってきて...」


提督「何っ!?大丈夫だったのか!?」


アトランタ「えぇ...何とかね...」


提督「そうか...恐らくそれも発明品によってだな...」


アトランタ「そういうことだったのね...だからヤクやったみたいに頭おかしくなってたってこと...」


提督「あぁ...」


「あっアドミラールさん!」「アドミラール!」


提督・アトランタ「っ!」


提督「ぷ、プリンツ、ビスマルク!?」


プリンツ「やっと見つけました...」


提督「えっ見つけた?」


ビスマルク「アドミラール、聞きたいことがあるの、何か周りの様子がおかしいのだけれど知らない?」


提督「っ!」


アトランタ「提督さん、これって...」


提督「あぁ恐らく...」


提督「二人共、今日どこかに出掛けたか?」


プリンツ「えっ?あぁ今日は朝からビスマルク姉さまとショッピングに行ってましたけど...」


提督 (なるほど...)


ビスマルク「アドミラール?」


提督「二人共、実はな...」


説明中...


ビスマルク・プリンツ「性格が正反対!?」


プリンツ「じゃあポーラさんたちが変だったのって...」


提督「あぁ、全部あの発明品の影響だ」


ビスマルク「だからおかしかったのね...」


「おっ司令官!」


提督「えっ?」クルッ


提督「っ!」


龍驤「ふぅっ...ようやく会えたわ...」


提督「龍驤!」


龍驤「何や?そんな驚いた顔して...」


龍驤「あっそんなことよりも...」


龍驤「なぁキミィ、今日ずっとおかしな事が続いてんねんけど何か知らへん?」


提督「おかしな事?」


龍驤「せや、何か周りの奴らが豹変したというか...おかしくなってんねん」


提督「っ...」(これは...まさか...)


提督「龍驤、今日外に出たか?」


龍驤「へっ?外?」


龍驤「あぁそういや午前中は近場の町をぶらぶらしとったな...でもそれが何や?」


提督「龍驤...」


説明中...


龍驤「はっ?性格が変わった!?」


提督「発明品の影響でな、恐らく鳳翔たちも...」


龍驤「せやからあんなおかしくなってたんか...」


龍驤「なるほど...ようやく謎が解けたわ...」


提督 (アトランタ、ビスマルク、プリンツ、龍驤...)


提督 (この四人も被害から逃れられたのか...)


アトランタ「でも提督さん、これどうするの?」


提督「えっ?」


アトランタ「性格が変わったってやつ、戻る方法はあるの?」


提督「あぁ、今、夕張が解毒剤を作っててもう少しで完成するらしい」


アトランタ「そう、なら良かった...」


「っ!司令官さん!」ダッ!


一同「ん?」


響「はぁっ...!はぁっ...!」


提督「おぉ電たち、どうかしたか?」


雷「し、司令官...」フルフル...


提督「っ...?ど、どうしたそんな震えて...」


響「お姉ちゃんが...」


提督「えっ?」


電「暁が....暁がぁ!!」


提督「暁!?」


...


提督「そんな...暁が...!」


提督 (バカな...あいつは鎖で...!)


アトランタ「提督さん?アカツキがどうしたの?」


提督「...」


...


一同「っ!?」


龍驤「そんな...暁が!?」


雷「私たちを殺すって...!」


プリンツ「殺す!?」


アトランタ「アカツキ...!」


提督「クソッ!暁...!」


ビスマルク「と、とにかく暁を止めないと!」


提督「あぁそうだな...」


提督「とりあえずあいつのとこに行くか...」


ー工房ー


ギィィィ...


提督「夕張!」 


夕張「ん?あぁ提督!」


夕張「ついに完成しましたよ!解毒薬が!」


提督「えっ本当か!?」


夕張「はい!ここに完成品が!」ズラッ


龍驤 (これが...綺麗な緑やな...)


提督「そうか...良かった...」ハァッ...ハァッ...


夕張「て、提督?どうしたんですか、そんな息きらして」


夕張「それに皆さんも...」


龍驤「夕張...緊急事態や...」


夕張「えっ?」


...


夕張「なっ!暁さんが!?」


ビスマルク「えぇ、妹たちを殺すって...」


夕張「そんな...何故...」


提督「考えるのは後だ、夕張、何か解決策はあるか?」


夕張「そ、そうですね...」


夕張「あっそうだ!」ガサッ!


一同「っ?」


夕張「これを使いましょう!」


アトランタ「それは?」


夕張「解毒薬専用の麻酔銃です!」


夕張「これに薬のビンを装着してリロードすれば...」カチャ...


パシュ!


一同「っ!」


夕張「よしっ!これを使えば暁さんを封じることが出来ると思います!」


夕張「しかも解毒効果の副作用として睡眠効果も入っているので一発でも当たれば無力化することが出来ます!」


夕張「それと同時に記憶もとびますが...」


アトランタ (記憶...)


提督「おぉ...!それならいける!」


夕張「ですが...」


夕張「これ...5つしかないんです...」


提督「えっ」


夕張「本当は一人一つずつ渡したいとこですが...数が足りません...」


提督「そうなのか...」


提督 (まずいどうすれば...)


アトランタ「提督さん、いい考えがある」ボソッ


提督「アトランタ?」


...


提督「...じゃあ俺含めアトランタ達は暁を捜索、電たちは工房に身を潜める、これでいいんだな?」


アトランタ「えぇ、プリンツ、ビスマルク、龍驤、提督さんに一つずつ、護衛として夕張が最後の一つを所持しておく、これでいけるわ」


提督「でもお前は大丈夫なのか?暁に対して丸腰は...」


アトランタ「大丈夫、あいつの攻撃の仕方はある程度覚えてる、前世で嫌というほど見てるから、それがなくても対処は出来る」


提督「そうか...気を付けろよ」


アトランタ「大丈夫だよ提督さん」 


提督「アトランタ...」


龍驤「よっしゃ、早く暁捕まえてやるわ!」


ビスマルク「私たちも行くわよプリンツ!」


プリンツ「はい姉さま!」


提督「頼んだぞお前ら...」


一同「えぇ!」「はいっ!」「あぁ!」


提督「夕張もよろしくな、電たちのことよろしく頼む」


夕張「はい提督!」


雷・響「司令官...」


提督「大丈夫だ、お前ら、必ず暁を捕まえて帰ってくる、だから安心してそこで隠れてろ」


電「ありがとう...司令官さん...」


提督「礼はいいよ」


提督「よしっ...行くぞ!」


...


提督 (よしっ...行くぞ!)


ピッ...


暁「....」


...


ビスマルク「...」ツカツカ...


ビスマルク (ここにはいないみたいね...)


ビスマルク ピッ...


ビスマルク「もしもしプリンツ?そっちはどう?」


プリンツ「あっ姉さま!そうですね...まだ暁さんは発見してません」


ビスマルク「そう、分かったわ、何かあったら連絡頂戴」


プリンツ「はい、姉さま!」


ピッ...


ビスマルク「一体何処にいるのかしら...」


...


アトランタ「....」ツカツカ...


アトランタ「いない...」


アトランタ「アカツキ...」


...


龍驤「...」キョロキョロ...


龍驤「暁はどこや...」


龍驤 (早く見つけんとな...) ツカツカ...


「うわぁぁぁぁぁ!!」


龍驤「っ!」クルッ


龍驤 (何や!?) ダッ!


...


「負けたー!」


「フッフッ!これで5連勝よ!」


「くっそぉ...もう一回!次は絶対に勝つ!」


龍驤 (ゲームかい...!)


龍驤 (叫び声やから焦ったわ...)


龍驤 (紛らわしい...) ツカツカ...


「何回やっても負けないよ!」


「言ったなぁ!絶対に負けn」


「....」


龍驤「...ん?」


龍驤 (何や...?急に静かになって...)


艦娘の私室


扉ガチャ...


龍驤「邪魔するで...」チラッ...


龍驤「っ!?」


艦娘達「....」


龍驤「ちょキミら!?」ダッ!


龍驤「おい君ら!どうしたんや!?」ユサユサ!


艦娘達「....」


龍驤「っ!」


龍驤 (寝てる...?)


ブワッ...


龍驤「っ!?」


龍驤「な、何やこれ...」


龍驤 (緑の煙...?)


龍驤「っ...!」


...


龍驤 (これが...綺麗な緑やな...)


夕張 (解毒効果の副作用として睡眠効果も入っているので...)


...


龍驤「ま、まさか!」ダッ!


ー工房ー 


扉バァァン!


龍驤「夕張!大変なことになっt」


龍驤「えっ...?」


夕張「.....」


龍驤「ゆ、夕張...?」スッ...


龍驤「っ!?」


龍驤 (気絶しとる!?)


龍驤「夕張!夕張!返事してや!」


夕張「...」


龍驤 (クソッ!反応がない...!)


龍驤 (っ!そうや電たちは!)


····


龍驤 (い、いない!?)


龍驤「電!いたら返事してや!雷や響も!」


····


龍驤 (返事がない...)


龍驤 (ど、何処へ!?)


プルルル....


龍驤「っ!」(司令官...!)


龍驤「もしもしキミィ!」


提督「もしもし龍驤、暁は見つけたk「大変や!」」


提督「えっ?」


龍驤「色々まずいことになっとる!」


提督「まずいこと...?」


龍驤「夕張が気絶しとる!電たちもいない!」


提督「何!?」


提督「それは本当か!?」


龍驤「ここでそんな嘘言う訳ないやろ!」


龍驤「それに部屋にいる奴らもおかしくなっとる!」


提督「部屋?」


龍驤「あぁ!自室にいる奴ら全員や!皆、夕張の解毒薬を吸って眠っとる!」


提督「はぁ!?」


提督「ちょっと待て龍驤!夕張の解毒薬は液体なんだぞ!?吸える訳が...」


提督「それにそんな広範囲に...」  


龍驤「でもさっき確かに...!」


龍驤「っ!ちょっと待てキミ!」


龍驤の前には予備の解毒薬のビーカー、そして使われたばかりのコンロ、蓋が開いた換気口...


龍驤 (...っ!)


龍驤「分かったで...キミィ!」


龍驤「気化や、解毒薬を気化させて換気口で一気に広めたんや!」


提督「気化!?」


龍驤「せや!キミはここの鎮守府の換気口の仕組み知ってるか?」


提督「えっ?あぁ前に聞いたな、一人一人の要望に合わせるために一つ一つが個別で動くようになってるって...」


龍驤「それを利用したんや!方法は分からんが暁は何らかの方法でここに侵入した!」


龍驤「そしてここで気化させたやつを換気口をいじって、部屋にいる奴らだけが影響を受けるようにしたんや!自分は被害にあわへんようにな...」


提督「そんな...嘘だろ...!」


龍驤「この時間は普通なら自室にいる時間、恐らく全員がやられたな...うちらを除いて...」


提督「クソッ!暁...!」


龍驤「夕張が気絶していたのも電たちがいないのも恐らく暁や...」


提督「はめられたのか...!」


龍驤「だが...おかしいとこもあるんや...」


提督「えっ?」


龍驤「異変が起きてから今でちょうど2分...」


龍驤「そんな短時間で電たち三人を運びつつ気化を同時に進めるのは不可能に近いんや...」


提督「何...」


龍驤「だが起きてしまってる...暁は一体どんなからくりを...」


提督「とりあえず龍驤、暁を探してくれ!まだ近くにいるはずだ」


提督「そして電たちを!」


龍驤「分かったでキミィ!任せてや!」


ピッ...


提督 (どういうことだ...)


提督 (そんな所業を2分程度で...)


提督 (だが全てを合わせて2分...逃げれても近場、龍驤が仕留めてくれるはずだ...)


提督 (正反対の位置にいる俺は出番はなしかな...)


トントン...


提督「ん?」クルッ


暁「やっほ♪司令官♪」


提督「えっ?」


ドガッ!


提督 ドサッ...


....


龍驤「....」


龍驤 ザッ!


····


龍驤 (おらんか...)


龍驤 (一体何したんや、暁は...)


スッ...


龍驤「っ!」クルッ


龍驤「誰や!」カチャ!


龍驤「って何やキミか...」


龍驤「びっくりしたわ...暁かと思った...」


龍驤「えっ?何してるのかって?」


龍驤「あぁ...色々とあってな...」


龍驤「まぁこっちの話や、キミは関係n」スッ...


龍驤「えっ?」


...


電・雷・響「....」


響「ねぇ電...大丈夫かな...?」


電「分からないよ...逃げて来たんだから...」


電「私たちは無事を祈ることくらいしか...」


雷「....」


数分前...


ー工房ー


夕張「ふぅっ...」


電「どう?夕張さん、暁は...」


夕張「いや、未だに進展はないですね、どこからも目撃情報はありませんし...」


電「そう...」

 

雷「暁...」


響「....」


扉バァン!


一同「っ!?」


夕張「な、何!?」


電「まさか...!」


夕張「皆さん!隠れt「逃げて!」」


一同「えっ?」


タッタッ!ザッ...!


夕張「あ、あなたは...!」


...


雷「私...見てくる!」


電・響「はっ!?」


電「ちょ何言ってるの雷!?さっき言われたじゃない!逃げろって!」


雷「でも心配じゃない!夕張さんたちが大丈夫かどうか!」


電「確かに心配だよ!けど今は!」 


響「そうだよ!今戻るのは!」


雷「大丈夫、見るだけだから!」ダッ!


電「あっ雷!」


電「ったく、あのバカ!!」ダッ!


...


ー工房付近ー


雷「はぁっ!はぁっ!」タッタッ!


雷 (ここら辺ね...)


雷「夕張さんたちは...」チラッ...


···


雷「えっ...?」


電「雷!」ダッ!


雷「何...で...」ヘタッ...


電「雷!あんた何して...っ!?」


響「どうしたの...えっ!?」


夕張・龍驤「...」ドサッ...


??「....」


電「嘘っ...どういうこと!?」


...


夕張「あ、あなたは...!」


夕張「ジョンストンさん!」


電達「えっ!?」


電「ジョンストンさん!?」


ジョンストン「はぁっ...はぁっ...」


夕張「ど、どうしたんですか...?」


ジョンストン「逃げて!早くここから!」


夕張「えっ?」


ジョンストン「来てる...ここにアカツキが!」


一同「えっ!?」


雷「あ、暁お姉ちゃん!?」


響「何で!?」


ジョンストン「あたしも何が何だか分からないわよ!けどさっき見た時あなた達を殺すって...!」


一同「っ!?」


ジョンストン「場所は分かったから向かうだけとも...」


夕張「そんな....もう居場所が!?」


ジョンストン「だから逃げて!ここにいたら...皆見殺しにされるわ!」


電「見殺し!?」


夕張「くっ...!」


夕張 (どうする...ここに隠す...いやでも皆殺しって....!)


夕張 (見つかったら...) 


ジョンストン「何してるの!?早く逃がさないと!」


電「ゆ、夕張さん...」


夕張「...分かりました」


夕張「皆さん!ここにいるのは危険です!早くここから脱出してください!」


電「えっ!?」


電「ま、待って夕張さん!それじゃあ夕張さんが!」


夕張「私の命は二の次です!あなた達を助けるのが最優先です!」


雷「で、でも!」


響「それに夕張さんと離れるのは!」


夕張「大丈夫です、これを持っていてください!」スッ...


電「これは...夕張さんの解毒銃じゃ!?」


夕張「これがあればもし暁さんが襲って来ても防ぐことが出来ます、これを持って全員で...!」


電「でもそれじゃあ夕張さんが無防備に!」


夕張「大丈夫です、これでも私は艦娘、足止めすることは出来ます!」


夕張「ここで全滅してしまったら意味がありません!だから早く!」


電「....」


電「行こう皆....」


響・雷「っ!」


響「電!」


雷「ま、待って!夕張さんたちが!」


電「いいから!早く!」グイッ!


ジョンストン「あなた達急いで!もうすぐ来るわよ!」


夕張「行って!早く!」


電「分かりました!」


電「お二人共...ご無事で....!」


電「さぁ行くよ!雷!響!」ダッ!


ダッダッ!


夕張 (よしっ...)


ジョンストン「とりあえずあの娘たちが逃げれたから良かったわ..」


夕張「えぇ...それよりも暁さんは!」


ジョンストン「恐らく左側から来るわ、気を付けて!」


夕張「はい!」ジッ...


夕張 (あれっ...?)


夕張「えっ、ちょっと待ってください、何でジョンストンさんは暁さんのことをしっt」クルッ


ジョンストン ガンッ!


...


夕張・龍驤 ドサッ...


ジョンストン「....」


電「何で...何でジョンストンさんが...」


響「そんな...ジョンストンさんは!」


ジョンストン「っ...」クルッ...


電達「っ!?」


ジョンストン「...」ツカツカ...


電「に、逃げるわよ!二人共!」


響「い、嫌っ...」ヘタッ...


電「っ!響!」


電「ちょ響立って!逃げないと!」


響「だ、駄目...足に力が...」


電「響!」


ジョンストン ザッ...


電達「っ!」


雷「あっ...あっ....」フルフル...


ジョンストン スッ...


電「っ!そうだ!」カチャ!


ジョンストン ドカッ! 


電「ぐわっ!」スシャァァァ![銃が弾かれる]  


雷「電!」


電「いっ...た...!」


ジョンストン ザッ...


一同「っ!」


ジョンストン スッ...


電「くっ...!」


雷・響「ヒッ!」


パシュ!


ジョンストン「っ!」フッ...


電達「えっ...?」


??「はぁっ!」ガシッ!


ドカッ!


ジョンストン「ぐっ...!?」


??「逃げてください!」


雷「っ!プ、プリンツさん!?」


プリンツ「早く今のうちに!」


電「は、はい!」


電「雷!響持ち上げて!」


雷「う、うん!」


ダッダッ!!


プリンツ (よしっ...!)


ジョンストン ガシッ!


プリンツ「っ!」(しまっ...!)


ドガッ![壁に押し付ける]


プリンツ「ぐっ...!」カタッ![銃が落ちる]


ジョンストン「プリンツ....」


ジョンストン「何邪魔してんのよ...ドイツごときが...!」ギロッ...


プリンツ「っ!?」ゾォッ...


ジョンストン グッ!


プリンツ「うぐっ!?」


ジョンストン ググッ!


プリンツ「がっ...!や、やめっ...!苦しっ...!」


ジョンストン「堕ちろ...!」グググッ!


プリンツ「やめっ...!もう...いし...き...」


プリンツ クテッ...


プリンツ ドサッ...[気絶]


ジョンストン「フンッ...」スッ...[解毒銃を取る]


??「Excellent! 」(素晴らしいわ!)


ジョンストン「っ!」クルッ...


??「まさか三人もやってくれるとは、流石ねジョンストン、あなたと手を組んで良かったわ」


ジョンストン「...そいつはどうも...」


ジョンストン「アカツキ...」


暁「フフッ...」


...


ー数十分前ー


艦娘「ねぇ提督~遊ぼうよ~♪」


提督「ちょ、くっつくなって!」


提督 (これもあれが!?)


艦娘「ねぇねぇ提督♡」


提督「ちょ待て!」


ジョンストン「.....」


...


ドカッ!


ジョンストン「Fuck!!」


ジョンストン「あのBitchが!」


ジョンストン「揃いもそろってあの人にくっつきやがってぇ!!」ドガァ![箱を蹴る]


ジョンストン「はぁっ...はぁっ...」


??「あらあら、ずいぶんと荒れてるわね」ツカツカ...


ジョンストン「っ!誰っ!」クルッ...


暁「こんばんは、ジョンストン...」


ジョンストン「あんたは...」


暁「さっきからそんなに声荒げて、何か困り事?」


ジョンストン「あなたには関係ないことよ!」


ジョンストン「あたしは今ムカついてるのよ...今すぐ消えなさい!」


暁「ふぅん....」


暁「司令官...」


ジョンストン「っ!」


暁「フフッ、その反応当たりみたいね」


暁「あなたは司令官が欲しい...自分だけに愛を注いでくれる一途な司令官をね...」


暁「でもあなたは見てしまった、司令官と艦娘たちが戯れているところを...だからあなたh」ガシッ! [胸ぐらを掴む]


暁「っ...」


ジョンストン「Shut up!それ以上喋ったらケツの穴に魚雷ぶちこむわよガキ!」


暁「....フフッ....」


ジョンストン「何...何がおかしいのよ!」


暁「いや、私に八つ当たりする暇があるなら司令官を手に入れる努力をすれば?って思って...w」


ジョンストン「っ!お前ぇ!」スッ!


暁「殴るの?なら殴れば?ただ無駄な労力使うだけだと思うけど」


ジョンストン「っ...!」


暁「一回落ち着きなさい、別に私はあなたを貶しに来たわけじゃないわ」


ジョンストン「じゃあ何よ!?」


暁「あなたと手を組みに来たの」


ジョンストン「はっ?」


ジョンストン「あたしと?」


暁「えぇ、他に誰がいると思う?」


ジョンストン「...フッ...アッハハハハ!!」


ジョンストン「あんたとあたしが?馬鹿じゃないの?何であんたなんかと組まなきゃいけないのよ」


ジョンストン「あたしはそんなに暇じゃないの、他をあたりなさい」


ジョンストン ツカツカ...


暁「ふぅん、そう...」


暁「司令官が手に入るとしても?」


ジョンストン「えっ...!?」クルッ


ジョンストン「あんた...今なんて...」


暁「司令官が手に入るって言ったのよ、私と組めばね...」


ジョンストン「....」


ジョンストン「その話...本当に...?」


暁「えぇもちろん、嘘はつかないわ」


暁「私と組めば確実に司令官が手に入るわ、太陽が昇るのと同じようにね」


ジョンストン「....」


暁「無言ということは肯定と捉えていいのかしら?」


ジョンストン「...分かった、手を組んであげるわよ、それであの人が手に入るなら...」


暁「そう、なら成立ね♪」


暁「よろしくねジョンストン♪」スッ...


ジョンストン「フンッ...そういうのいらないから」


暁「あらっ冷たいわね、これから協力する仲になったというのに...」


ジョンストン「あの人を手に入れるために仕方なく組んだだけよ、友情ごっこしてるんじゃない」


暁「まっ、それもそうね」


暁「あっそういえば一つ言い忘れていたわ」 


ジョンストン「えっ?」


暁「Give and Take...私はあなたの願いを叶える、だからあなたには私の願いを叶えて欲しいの」


ジョンストン「あんたの願い...?」


暁「そう、私の願い...」


....


暁「実に見事ね、ここで三人もやってくれるとは...」


ジョンストン「けどあいつらは逃してしまったわ...」


暁「いいのよ別に、後で捕らえればいいんだから」


ジョンストン「そんな呑気でいいのかしら?まだ邪魔者は残っているんでしょ?」


暁「No problem、手は打ってあるわ」


暁「もうそろそろ着いてる頃よ...」


...


ツカツカ...


ジョンストン「一体誰なの?もう一人のあんたの協力者って...」


暁「着けば分かるわ」


暁「まっ使い捨てだけど」


ジョンストン「えっ...?」


...


ビスマルク「...」プルル...プルル...


ビスマルク「くっ...」ピッ...


ビスマルク「何で出ないのよプリンツ...」


ビスマルク「何かあったのかしら...」


ブォン!


ビスマルク「ぐぁっ!?」ドガッ!


ヨロッ...


ビスマルク「いった...!」


スッ....


ビスマルク「っ!」クルッ!


ビスマルク「えっ...?」


ドゴッ!


ビスマルク ドサッ...


??「気絶したのかなぁ?」チラッ....


暁「おっ、やったわね」


??「っ!暁!」タッタッ!


ジョンストン「あ、あんたは...」


暁「ありがとね、ガングート...」ニコッ...


ガングート「フフン♪」


暁「よく働いてくれたわ、これであとは...」


ガングート「ねぇねぇ暁!」


暁「ん?」


ガングート「これで...これで皆が平等な世界になるんだよね?」


ジョンストン「えっ?」


ガングート「ビスマルクを倒せば...皆が平和な世界に...」 


暁「えっ?」


ガングート「いやだから、平等で平和な世界に...」


暁「はっ?そんな訳ないじゃない、馬鹿じゃないの?」


ガングート「えっ!?」


ガングート「ちょ、ちょっと待って!さっき言ってくれたじゃない!ビスマルクを倒せば平和になるって!」


暁「えっそれ信じてたの?馬鹿でしょw」


暁 カチャ...


ガングート「っ!」


暁 パシュ!


ガングート「ぐっ!?」


ガングート「あっ...」ドサッ...


暁「皆が平等...フンッ...社会主義が考えそうな浅はかな理想論ね」


暁「この世に平等なんて存在しない、必ず強者か弱者に分かれるのよ」


ジョンストン「ど、どういうこと...これは一体...」


暁「フフッ...知りたい?」


...


ー数時間前ー


ガングート「私、皆と平等でありたいの!」


暁「平等...?」


ガングート「そう!皆が平等になれば争うこともないし幸せな世界が作れると思ってる!」


暁「そう...」


ガングート「でもどうやれば皆が平等になるか分からなくて...」


ガングート「どうすればいいのかな...」  


暁 (何なのよこいつ...さっきから気持ち悪い理想論かまして...)


暁 (はぁっ...早くあしらってあいつらを...)


暁 (っ...!)


暁 ニヤッ...


暁「私...知ってるわ、皆が平等になれる方法....」


ガングート「えっ本当に!?」


ガングート「どうやるの!?どうやれば皆、平等になるの!?」


暁「私の言うことを聞いていればなるわよ、皆が平等になる幸せな世界、キリストが理想とした世界のようにね」


ガングート「暁の言うことを聞けばいいの?」


暁「えぇ、私の言うことだけを聞いていればいい」


ガングート「分かった!これからは暁の言うことだけを聞く!平等のために!」


暁「そう、じゃあ早速お願いしたいことがあるの、平等な世界になるためのね」


ガングート「何?」


暁「工房の前に盗聴器を仕掛けて欲しいの...」


...


ガングート「暁!つけ終わったよ!」


暁「そう、ありがとね」


ガングート「それでそれで!次は何をすればいいの?」


暁「そうねぇ...次はビスマルクを沈めてもらいましょうか」


ガングート「えっビスマルク?」


ガングート「ちょ、ちょっと待って、ビスマルクは私達の仲間で...何でそんなことをすr「はっ?」」


ガングート「っ!?」ビクッ...


暁「何?口答えするの?あなた平等が欲しいんじゃなかったの?」


ガングート「そ、そうだけど...」


暁「なら私の言うことを聞け、あなたは私の言うことを聞いてればいいの、それで平等は手に入るんだから」 


ガングート「う、うん...」


...


暁「ってとこかしら」


ジョンストン「まさか...あんたがこの薬のことや敵が誰なのかを把握出来たのって...!」


暁「そう、こいつが盗聴器を仕掛けてくれたおかげよ、私たちに何が起こっているのかということもね」


暁「まぁもう用済みだからいらないけどね」


ジョンストン「....」


暁「さっ行きましょ、他の奴らも早く仕留めないと...」


ジョンストン「えぇ...」


暁「あっその前に...」


暁「もうあなたに渡しておきましょう」


ジョンストン「えっ?」


暁「ついてきて」


...


ツカツカ...


暁「はいっ、どうぞ」スッ...


ジョンストン「っ!?」


提督「....」


ジョンストン「あなた!」ダッ!


ジョンストン「あなた...//あなた...//」ダキッ...


ジョンストン「スゥ...//ハァ...//」


ジョンストン「あぁ..//あなたの匂いが....///」


暁「どう?約束通り司令官はあなたの物になったでしょ?」


暁「少し手荒になってしまったけどね」


ジョンストン「気にしないわ、この人が手に入るなら過程なんてどうでもいい...」


暁「そう、なら良かったわ」


暁「さっ、あなたの願いは叶えたわ」


暁「これからは私の願いを叶えるために協力してね、ジョンストン」


暁 ツカツカ...


ジョンストン「えぇ...そうね...」スッ...


ジョンストン「でもごめんなさい、あんたとの協力関係はここで終わりよ...」


暁「はっ?」クルッ


ジョンストン カチャ...


暁「っ...!」


...


暁「...何のつもり?」


ジョンストン「見て分からない?」


ジョンストン「破棄するのよ、あんたとの関係をね...」


ジョンストン「この人が手に入った今、あんたに協力する必要はない」


暁「はっ?」


暁「ふざけてるの?私たちの関係はGive and Take お互いの願いを叶える関係じゃなかったのかしら」


ジョンストン「知ったことじゃないわ」


暁「っ...」


ジョンストン「...最初から気味が悪かったのよあんた」


ジョンストン「明るく振る舞ってるつもりみたいだけど隠しきれてないわ」


ジョンストン「そのドス黒い本心をね...」


暁「....」


ジョンストン「どこかで裏切られて捨てられるんじゃないかと思ってたわ、けどさっきの事で確信に変わった...」


ジョンストン「だから考えたのよ、裏切られる前にこちらが裏切ろうってね...」


暁「...」


ジョンストン「そういうことよ、Understand?アカツキ....」ニヤッ...


暁 スッ...


ジョンストン ドガッ!


暁「っ!」スシャァァァ...[銃が弾き飛ばされる]


ジョンストン カチャ...


ジョンストン「フッ...あたしの勝ちみたいね」


ジョンストン「あなたとの関係はここで終わり、最後に勝つのはあたしよ...」


暁「そう...それは残念ね」


暁「あなたとはうまくやれると思ったけど...仕方ない...」


暁「ここで消すわ」


ジョンストン「ハッ...ずいぶんと余裕ね」


ジョンストン「この状況分かってる?あなたに勝ち目はない、無駄よ」


暁「勝ち目がなくてこんな態度取ると思う?」


ジョンストン「っ...」


「ジョンストン!」


ジョンストン「えっ?」


「ジョンストン!俺だ!ジョンストン!」


ジョンストン「あ、あなた!?」クルッ


暁 パシッ...


ジョンストン「っ!?しまっt」


暁 ドカァ!!


ジョンストン「ぐわぁっ!?」ドサッ!


ジョンストン「いっ...た....」


暁 パシュ!


ジョンストン「がっ!?」ビクッ...


暁「フッ...形勢逆転ね」 


ジョンストン「そん...な...何で...」


暁 スッ...


提督のポケットからスマホを取り出す


そして暁のスマホから再生させる


「ジョンストン!俺だ!ジョンストン!」


「ジョンストン!俺だ!ジョンストン!」


「ジョンストン!俺だ!ジョンスt」ピッ....


ジョンストン「っ!?」


暁「便利な世の中ね、こんな高クオリティな音声が作れるなんて、それにこの遠隔操作...」


ジョンストン「っ!まさ...か...!」


暁「えぇ、司令官の声がすれば油断すると思ってね」


暁「作ったのよ、それを遠隔操作利用してあなたを引っ掛けた...いい作戦だと思わない?」ニヤッ...


ジョンストン「アカ...ツキ....!」ギロッ!


暁「皮肉な最後ね、愛する人が原因で自滅するなんて」


ジョンストン「くっ...そ....」クテッ...


ジョンストン「....」


暁「フンッ...」ツカツカ...


...


雷「もう無理よ...」


雷「殺されるんだ...私たちは...私たちはぁぁ!!」


電「雷!落ち着いて!まだ希望は!」


響「もういいよ...」


電「っ!?」


響「やられたんだ...夕張さんも龍驤さんも...」


響「ジョンストンさんは暁の味方...」


響「勝ち目なんて...もうない...」


響「もう死ぬしかないよ....ハハッ...ハハハハッ....」


電「響!諦めちゃ駄目!まだ負けたわけじゃ!」


響「じゃあどうするの!」


電「っ!」


響「何か方法があるというの...」


電「それは....」


響「ないよ...そんなの...」


響「どう抗っても...私たちの未来はない...」


響「おしまいだ...」


雷「うぅ...ぐすっ...」ポロポロ...


電「...一つだけある」


響・雷「えっ....?」


電 カチャ...


電 パシュ!パシュ!


響・雷「ぐあっ!?」ドサッ...


電「ごめん...二人共...」


電「目が覚めるまでに全て終わらせるから...」


響「いな...ず...ま...」クテッ...


雷 クテッ...


響・雷「....」


...


暁「...」ツカツカ...


スッ...


電「...」ザッ...


暁「あらっ...電じゃない、ちょうど良かった」


暁「探す手間が省けたわ...」カチャ...


電「それは良かったわね...」


暁「ついに観念したってとこ?」


暁「まぁ当然よね、あなたに勝ち目なんてないんだかr「そんな訳ないでしょ」」


暁「あっ?」


電「私はあなたに屈したりなんかしない、屈するくらないなら自決するわ...」


暁「はぁっ?じゃあ何のためにここに来たのよ」


電「...決まってるでしょ」


電 カチャ...


電「あんたを...倒すためよ!!」


暁「へぇ....私を倒すねぇ....」


暁「人形が言うじゃない」


暁 ブオッ![回し蹴り]


電「ぐっ!」パシュ!


蹴りを避け銃を撃ち込む


暁 フッ!


暁 カチャ...パシュ!


電「っ!」バッ!


麻酔弾を避ける


暁「へぇ...少しはやるみたいね」


電「何年一緒にいると思ってるの...」


電「あんたの動きなんて...もう読めてるのよ!!」


暁「ふ~ん...」


暁「ならこれは?」ピンッ...


ブンッ!


電「えっ?」


電「っ!」(しまっ!スモーク!?)


ボシュゥゥ!!


電「ぐあっ!?」


電「くっそ!」カチャ!


電 (どこ...どこにいる...!)


暁「ねぇ」


電「っ!」(声が...!)


暁「あなたはピノキオの最期を知ってる?」 


電「はっ...?」


暁「大冒険して人間になった?お爺さんと仲良く暮らした?」


暁「そんなの誰かが無理矢理ハッピーエンドにした偽りのラスト」


電 (くっ!どこだ!?)


暁「ピノキオの本当のラストはね...」


暁「冒険の途中で騙されて...木に吊るされ...」





































暁「死んでしまうのよ」


電「っ!」クルッ


暁 ガッ!


電「ぐあっ!?」


暁の手が電の細い首を締め付ける


電「ぐっ...!」ゴトッ...


衝撃に耐えられず銃を落とす


暁「ようやく殺せる...」ググググ...!


暁「あんたをねぇ!!」


電「やめっ!ぐるしっ...!」


暁「安心しなさい、すぐに妹もそっちへ逝かしてあげる」ググググ...!


暁「地獄にね...」ニヤッ...


電「あかぁ...つきぃ!!」


その時...


ダッ!


暁「えっ?」


ドガァ!!


暁「ぐわぁっ!?」ドガシャァ!!


強烈な蹴りが脳天に直撃し物置まで吹っ飛ばされる


電「がっ...げほっ!げほっ!」


「大丈夫!?」


電「えっ...?」


電「っ!」


電「あ...アトランタさん...!」


アトランタ「逃げるよ!」ダッ!


電も抱き抱えその場を離れる


...


アトランタ「はぁっ...はぁっ...」


アトランタ「ここまで来れば...」スッ...


電を下ろす


電「アトランタさん...」


アトランタ「怪我はない?」


電「は、はい...少し首をやられたくらいで...」


アトランタ「そう...なら良かった...」


電「....れなかった...」


アトランタ「えっ?」


電「止められなかった...」


電「暁を...止められなかった...」ポロッ...


アトランタ「っ!?ち、ちょっとあなた!?」


電「私たちのせいで皆が巻き込んで...龍驤さんたちはやられて...」


電「本当は私たちが...私が終わらせなきゃいけないのに...出来なかった...」


電「私が...無力だから...」


電「くっそ....くそぉぉぉ!!」ダァン!!


やるせない感情を拳に込め壁にぶつける


アトランタ「イナズマ...」


電「ぐぅ...!」ポロポロ...


アトランタ「...大丈夫、あなたは悪くない」


電「えっ...?」


アトランタ「悪いのは全てあなた達を理不尽に痛め付ける彼女よ」


アトランタ「あなた達は被害者、自分を責めないで」


アトランタ「そしてよくここまで頑張ったわ、この状況の中...自分を見失わずに...」


電「アトランタさん...!」


アトランタ「だからもう安心して、後は...あたしが終わらせる...」


電「えっ?」


アトランタ スッ...


電が所持していた銃を取る


アトランタ パシュ...


電「っ!?」ビクッ


電 ドサッ...


アトランタ「安心して、目が覚めた時、あなたのナイトメアは終わりを告げてるから...」


電「...」


アトランタ「...」クルッ...


アトランタ「アカツキ...」


アトランタの目に決意が宿る...



















ドカシャ!!


暁「...」


物置きの箱を吹っ飛ばす


暁「はぁぁぁぁっ...」


暁「アァァトランタァァァァァァ!!!!」


殺意が籠った咆哮が沈黙する鎮守府に響く...


暁「フッ...フフフッ...」


暁「ハッ...侮っていたわ...」


暁「あれを持っていないから....後回しにしてたけど...」


暁「早めに潰せば良かった...」





























アトランタ「....」ツカツカ...


??「さっきはやってくれたわね」


アトランタ「っ!」カチャ!


暁「アトランタ...」


アトランタ「アカツキ...!」


暁「侮っていたわ、あなたを」


暁「後回しでいいって思って...」


アトランタ「フンッ...それは愚策だったみたいね」


暁「えぇ、私もそう思うわ」


暁「でも支障はない」


暁「ここであなたを消せばいいだけだから...」カチャ...


アトランタ「...っ!」


その手には麻酔...ではなく本物の銃が握られている...


アトランタ (殺る気か....)


暁「...今日は月が綺麗ね」


アトランタ「えっ?」


暁「そういえば、あなたと前世で戦った時もこんな日だったかしら?」


アトランタ「っ!」


暁「懐かしいわね...ボロボロになるまで二人きりで戦って...最後はあなたを沈めた後、直ぐに私も沈んで...」


暁「運命だと思わない?こうやってまた二人きりで戦うなんて...」


アトランタ「....」


暁「今日こそ決着をつけましょ?どちらが勝者か...ね?」


アトランタ「そうね...白黒つけよう...」


アトランタ「てめぇを倒して...イナズマ達のナイトメアを終わらせる!!」


暁「フンッ...やってみろよ...」


暁「アトランタァァァァァ!!!」ダッ!!


アトランタ「アカツキィィ!!」

















<運命の結末>

アトランタルート




アトランタ パシュパシュ!!


暁 バッ!


身軽に避ける


暁「遅い!!」ダッ!


一瞬で懐に入り込む


アトランタ「っ!」(しまっ!)


暁 ドゴォ!!


強烈な蹴りが溝に入る


アトランタ「ぐっ!?」ズザァァ...


暁 バァン!!


アトランタ「っ!」フッ!


カシュン!!


アトランタ「ぐっ!?」


弾丸がアトランタを襲い、雪のように白い頬から鮮血の血が美しく流れる


アトランタ (かすったか...)


暁「アハハッ!!ずいぶんと鈍いわね、平和ボケしすぎじゃない?」


アトランタ バァン!バァン!


アトランタ「ぎっ...!?」カシュン!


左足と右腕をかすり膝をつく


暁「次は脳天よ、覚悟はいいかしら?」カチャ...


アトランタ「...」


暁「...っ?」(何...動きが止まった..?)


暁「フンッ..どうしたのかしら急にフリーズして、服従の格好とか?」


アトランタ「そういえば...」


アトランタ「てめぇ...前世じゃ姉妹の誰よりも早く沈んだんだっけ?」


暁「はっ?」


アトランタ「姉妹のことを人形って馬鹿にする割には最初に消えるとか...」


暁「...何が言いたい」


アトランタ「いや...弱いなって...」


暁「っ!」


「弱い」それは今の暁にとって一番効く言葉であった


暁「おい...今なんて言った...」


アトランタ「聞こえなかった?ずいぶんと大きな声で言ったんだけど」


暁「なんて言ったか聞いてるのよ!!」


徐々に暁の理性が壊れていく


アトランタ「フフッ...じゃあもう一度言ってやるよ...」


アトランタ「てめぇは弱いって...言ったんだよ!!」


暁「っ!?」


暁「アトランタ...お前...!」 


アトランタ「あれっ怒ったの?ジョークのつもりで言ったんだけど」


アトランタ「でもそんなに本気になるってことは...」


アトランタ「事実ってことかしら」ニヤッ...


暁「っ!!」ブチッ...


度重なる屈辱的な挑発に遂に暁の理性が崩壊する


暁「殺す...殺す殺す殺す殺す!!」ギロッ...


暁「ずたずたの肉片にして...地獄に堕としてやるよ!!」カチャ!


アトランタ (来た...)


アトランタ ダッ!


暁の元へと加速する


暁「消えろぉ!!」ダァン!ダァン!ダァン!


怒りに身を任せ銃弾を放つ


アトランタ バッ!!


暁「何っ!?」


寸前で避けきりながら加速を続ける


暁「チッ!」カチャ!


暁 カシュ...


暁「っ!?」


暁 (なっ、撃てない!?)


アトランタ バシッ!


暁「っ!」 


ドガッ!!


暁「ぐあっ!?」


アトランタ「捕まえ...た!」


暁の銃を握る手を壁に押し付ける


暁「ぐっ...!」


アトランタ「...チェックメイト」


暁「何故...何故!?」


アトランタ スッ...


暁「えっ...?」


暁が持つ銃をさす


アトランタ「その銃は乱暴に撃つと弾詰まりを起こす...軍人として知ってて当たり前のこと」


暁「っ...!」


アトランタ「でもてめぇはそれに気づけなかった...」


アトランタ「三流、艦娘としても、軍人としても」


暁「なっ!?」


アトランタ「You loser、終わりだアカツキ」


アトランタ「今のてめぇにあたしもイナズマ達も殺すことは出来ない...」


暁「...ざけるな...」


アトランタ「っ....」


暁「ふざけるな...」


暁「ふざけるなぁぁ!!」ドガァ!


アトランタ「っ!」


アトランタに強烈な頭突きを食らわす


アトランタ ポタポタッ...


反動で帽子が落ち頭部から血が流れる...


暁「はぁっ...はぁっ...」


アトランタ「...」スッ...


アトランタ ギロッ...


暁「っ!?」ゾクッ...


だが少しも怯まず暁の顔を鋭く見つめる


アトランタ「アカツキ...教えてやるよ...」


アトランタ「本物の頭突きは...」


アトランタ「こうやるんだよ!!」ドガァ!!


暁「ぐあぁっ!?」ドガサッ!


暁「あっ...」クテッ...


暁「...」


渾身の一撃を食らい暁は遂に堕ちた...


アトランタ スッ...


アトランタ パシュ...


最後の仕上げとして麻酔弾を撃ち込む


暁 ビクッ...


アトランタ「終わっ...た...」ドサッ...


アトランタ「提督さん...イナズマ...」


アトランタ「やっ...た...よ...」クテッ...


全てを出しきり長い緊張と恐怖から解放されたアトランタは安らかに眠る...


...


0600


提督「....ん...」ムクッ...


登り始めた朝日によって目を覚ます


提督「あれっ...俺...」


提督「っ!そうだ暁!」ダッ!


...


提督「どこだ...どこだ!?」


提督「っ!」


アトランタ・暁「....」


提督「暁!アトランタ!」ダッ!


提督「おい二人共!」ユサユサ...


暁「っん...」ムクッ...


提督「っ!」


暁「あれっ...何ここ...」


提督「暁...?」


暁「えっ?司令官...?」


提督「お前...暁か...?」


暁「へっ?」


暁「な、何言ってるの?私は正真正銘の暁よ!」


提督「っ!」


提督「そうか...良かった...!」


雰囲気で暁が戻っていることを察する


暁「良かった?」


暁「って何で私こんなとこで寝てるの!?レディのすることじゃないわ!」


提督 (フッ...いつもの暁だ...)


アトランタ「....」ムクッ...


提督・暁「っ!」クルッ...


アトランタ「っ...」


提督「あ、アトランタ!」


アトランタ「えっ...?」


アトランタ「提督さん...?」スッ...


二人の方に顔を上げる


提督・暁「っ!?」


暁「ちょっと!?何それ!?」


提督「お、お前!頭から血が!?」


アトランタ「えっ?」スッ...


アトランタ「あっ...ホントだ...」


提督「早く医務室に!」


アトランタ「待って提督さん!」


提督「えっ?」


アトランタ チラッ...


暁「えっ?」


暁を見つめる....


暁「な、何....?」


アトランタ「っ...!」


アトランタ「フフッ...やった...」


暁「えっ?」


提督「アトランタ...お前!」


アトランタ「提督さん...」


.....


一週間後...


ー執務室ー


提督「はいアトランタ、コーヒー」


アトランタ「thanks 提督さん」ニコッ...


アトランタ ズズッ...


提督「それで...怪我の調子はどうだ?」


アトランタ「もうほぼ完治してて数日すれば包帯も取ってもいいって」


提督「そうか...」


アトランタ「まっ、こんなの前世のあの時に比べたら屁でもないけどね」


提督「....」


アトランタ「っ?提督さん...?」


提督「なぁアトランタ...本当に良かったのか?」


アトランタ「えっ?」


提督「あの事...誰にも言うなって...」


アトランタ「あぁ...あれね」


提督「傷だらけになってお前が必死で終わらせたなのに...それを誰にも知られないなんて....」


...


ビスマルク「公表しないで欲しい!?」


アトランタ「そう...お願い...」


共に戦った仲間達に頭を下げる


龍驤「ウチらは別にかまへんけど...それじゃアトランタが...」


プリンツ「そうですよ!今回は全てあなたの功績だと言うのに、それを誰にも知らせないって...」


夕張「MVPはあなたですよ!それを捨てるなんて...」


アトランタ「それでもいい、だからお願い、公表しないで...!」


...


アトランタ「...」


提督「アトランタ...お前h「いいの」」


提督「っ...」


アトランタ「あたしは名誉のために戦っていたんじゃないし、別に称賛されることの話でもない」


アトランタ「それに...」ガタッ...


カーテンを開きグラウンドを見る


暁「レディは遊びも全力でやるのよ!」


暁「さぁ行くわよ皆!」


電「あ、暁ちゃん待つのです!」


雷「私もやるわよー!」


響「ハラショー、私も全力でやろう」


ワー!ワー!


提督「暁....」


アトランタ「前に言ったよね、解毒されるとその時の記憶は全て消えるって...」


提督「えっ?あ、あぁ...」


アトランタ「もし今までの事を話してしまったら...きっとアカツキ達は崩壊してしまう...」


提督「崩壊...」


アトランタ「お互いに罪悪感を持って...話せなくなって...」


アトランタ「そんな風になってしまうのは提督さんも嫌でしょ?」


提督「まぁ...そうだな」


アトランタ「だからいいの、あたしは...」


アトランタ「それよりもここの皆がおかしくなってしまうのが一番嫌だから...」


提督「アトランタ...」


提督 (変わったな...良い方向で、前はあんなに駆逐艦を嫌って尖ってたのに...)


アトランタ「じゃあ提督さん、あたしはここら辺で、外の空気吸ってくるよ」


提督「あぁ」


アトランタ「またね、提督さん」ニコッ...


ー広場ー


アトランタ「....」ツカツカ...


暁「あっ!アトランタ!」ダッ!


アトランタ「ん?」クルッ...


アトランタ「あ、アカツキ...」


暁「ちょうど良かったわ!ドッジボールしたいんだけど人数が足りないの、だから入って!」


アトランタ「....」


暁「アトランタ...?」


暁「あっもしかしてまだ怪我が...」


アトランタ「フッ...」


アトランタ「いや怪我はもう大丈夫、万が一で包帯着けてるだけだから」


アトランタ「それで人数足りないんでしょ?いいよ、あたしも参加する」


暁「本当!?やった!」


暁「じゃあ早く行きましょ?皆が待ってるわ!」スッ...


アトランタの手を握る


アトランタ「フフッ...分かった...」


アトランタ (決して壊させはしない...)


アトランタ (この幸せを....)


改めてアトランタは心に誓った

暁...そして皆の幸せを守ることを...


Happy end....









ー前日談ー


アトランタ「ここ?提督さん」トントン...


提督「あぁ、そこが一番効くな...」


一定の心地よいリズムが刻まれるごとに体の疲れが取れていく


アトランタ「ずいぶんとこってるね...ストレッチとかしないの?」 


提督「あぁ...あまり時間なくてな...」


アトランタ「業務?」


提督「それもあるけど、駆逐艦達と遊んだりするのもあるから余計な...」


提督「まぁ楽しいから全然いいんだけど...」


アトランタ「そうなんだ...」


提督「....」


提督「...なぁアトランタ」


アトランタ「ん?」


提督「お前...丸くなったよな」


アトランタ「丸く?」


アトランタ「っ!まさか太った!?」


提督「あっいやそういう意味じゃなくて!」


提督「性格がさ、尖りが消えたなって」


アトランタ「尖り....」


提督「あぁ、昔は日本艦...特に駆逐艦達を凄い毛嫌いしてたのに今は普通に接してて」


提督「今の話も前までは「迷惑な奴らね...」と不満漏らしてたのにそれもないからさ」


アトランタ「.....」


アトランタ「...確かにそうだね」


アトランタ (そういえばもう一年か...ここに来て...)


アトランタ(確かにあの頃は...色々面倒くさかったな...あたし...)


....


まだ着任して間もない頃...あたしは日本の...特に駆逐艦が嫌いだった


いや嫌いというより...怖かったのかな...


見るたびに嫌な記憶が思い出して...


だからあたしはずっと駆逐艦や日本の艦娘と距離を置いていた


アイオワとかサラトガは「今の皆はFamilyよ!もっとアメリカらしく行きましょう!」とか「もう皆仲間よ、恐がる必要はないわ」


とか言うけどあの時のあたしには何も響かなかった


二人は大活躍をして最後まで生き残ってWINNERとして讃えられた


対してあたしはたった一隻の駆逐艦に致命傷食らった後、集中砲火を浴びて沈没...


雲泥の差があった、二人とあたしには...それもあってあたしは聞く耳を持たなかった、あんた達にLOSERの気持ちが分かるかって...


けど...そんなひねくれたあたしの生き方にも終わりが近づいた


...


ー廊下ー


舞風「ねぇアイオワさん!一緒にダンスしない?」


アイオワ「Wow!good idea 舞風!そういうことなら早速やりましょう!」


舞風「本当!?やったぁ!」


那珂「あっ!私もやるー!」


アイオワ「OK!那珂!」


アイオワ「ではLet's dance party!」


舞風・那珂「イエェェイ!!」


サラトガ「フフッ♪相変わらず元気ね」  


舞風「サラトガさんもやりましょうよ!」


サラトガ「えっサラも!?」


アイオワ「How nice!サラあなたも一緒にdanceしましょう!」


サラトガ「フフッ...分かったわ」


サラトガ「サラの華麗なるダンス見せてあげるわ!」


アトランタ「....」


アトランタ「フンッ...」クルッ


ー廊下ー


アトランタ ツカツカ...


アトランタ「はぁっ...」


アトランタ (皆と仲良くしよう...もう家族だ..か...)


アトランタ (偉そうに言って...あたしの気持ち何も分かってない!)


アトランタ (駆逐艦に致命傷おわされて...一方的になぶられて沈んで...)


アトランタ (あの時のあたしの絶望なんて...二人は分からない...栄光しか見ていない二人に...)


アトランタ (嫌よ...あいつらなんかと関わるなんて...)


アトランタ (特に...あいつは...)


そうふけていたその時...


??「あらっ?」


??「あっあれは!」タッタッ!


?? ザッ....


アトランタ「ん?」スッ...


アトランタ「っ!?」


顔を見上げると...あたしにとって駆逐艦でも最悪の相手がいた...


暁「....」    


彼女を見た瞬間、あの時の悪夢が甦った...


アトランタ (ア、アカツキ!?)


嫌っている駆逐艦の中で最も会いたくない...関わりたくない奴がそこにはいた...


体が石化されたように硬直して異常なほどの汗が流れる


アトランタ「あっ...あっ...」フルフル...


声を出そうにも声帯を潰されたかのように声が出なかった


暁「...」スッ...


アトランタ「クッ...!」ガバッ


とっさに臨戦態勢を取ったその時...


暁「...は...」


暁「は~↑わ~↓ゆ~↑?」


アトランタ「....」


アトランタ「....えっ?」


暁「あれっ...もしかして違った!?いやでもアメリカの挨拶って確かこれじゃ...」


暁「も、もしかして発音!?いやそんな事あり得ないわ!レディである私に!」


暁「いやでも伝わってなさそうだし...あぁぁ!どうすればいいのよ!?」


アトランタ「...あの...」


アトランタ「日本語...喋れるけど...」


暁「えっそうなの!?」


暁「なぁんだ良かった!」


暁「オホン...」


声を整え姿勢や正す


暁「私、暁というの、これからよろしくね!」


アトランタ「っ....」 


暁が近寄ろうとするのと対称的に後退りをし、顔を背ける


暁「はい!」スッ


アトランタの前に手を出す


アトランタ「はっ...?」


暁「握手、ほらっ!」スッ


アトランタ「っ...!!」


アトランタ クルッ...


暁「えっ」


アトランタ ツカツカ...


暁「あっ、ちょっと!」


アトランタ ツカツカ...


暁「ま、待って!」ダッ!


アトランタ「来るな!!」


暁「っ!」


アトランタ「くんじゃねぇ...二度とあたしの前に現れるな!!」


アトランタ ズカズカ...


暁「....」


暁「...やっぱり...あれがあるのかしら...」


...


アトランタ「ぐっ...」


....


暁 (私、暁というの、これからよろしくね!)


暁 (握手、ほらっ!)


....


アトランタ (何...何なの...)


アトランタ (何なんだよあれ!?)


アトランタ (いきなり馴れ馴れしくして...しかもあいつが!)


アトランタ (ふざけるんじゃねぇよ...握手?)


アトランタ (するわけないだろ!てめぇとなんか...!)


アトランタ「Shlt !!」


アトランタ (...まぁいい)


アトランタ (あぁ言ったんだ...もう話しかけてこないはず...)


そう思ってたけど...現実は違った...


ー翌日ー


アトランタ ツカツカ...


ザッ....


アトランタ「えっ?」スッ...


アトランタ「っ!?!?」


暁「見つけたわ!」


アトランタ「なっ...なっ...!?」


暁「ほいっ!」スッ...


暁「昨日出来なかった握手!」


アトランタ「っ!」クルッ


アトランタ ツカツカ...


暁「あっ待って!」ダッ!


アトランタ「来るなよ!!」


アトランタ「昨日も言っただろ!?」


アトランタ「フンッ!!」ズカズカ


その次の日も次の日もアカツキは来た...


アトランタ「目障りだ!!」


アトランタ「消えろ!!」


アトランタ「どけよ!!」


そしてあたしの前に現れる度にあたしはアカツキに酷い言葉をぶつけた、今考えたら最低の行いね...


だけどアカツキは一度もめげずに何度もあたしの元へ来た、何を言われても、何度も何度も...


そしてついに1ヶ月がたった...


...


暁「見つけた!!」


アトランタ「っ!また!」


アトランタ「何回来るんだよ!?いつも来るなって言ってるのに!」


アトランタ「何で分からないの!?」


暁「だってあなたとまだ握手してないんだもの!」


暁「さぁ、しましょう!」


アトランタ「っ!!」


アトランタ「いい加減にしろよ!!」


暁「っ...」


アトランタ「握手なんて...するわけないだろ!てめぇと!!」


アトランタ「てめぇなんかと...!!」


怒りと苛立ちに身を任せまたしても暁に酷い言葉をぶつける


暁「....」


暁は黙ってアトランタを見つめる


アトランタ「ッ...」


暁「分かったわ...」


アトランタ (フッ...ようやく折れt「なら一緒に散歩しましょう!」)


アトランタ「....はっ?」


ついに折れてくれたと歓喜に沸いたのも、つかの間予想だにしない最悪の答えが返ってくる


アトランタ「さ、散歩...?」


暁「そう、散歩!握手はいいわ、けどその代わり一緒に散歩して!」


アトランタ「す、するわけないだろ!!」


暁「じゃあ握手!」


アトランタ「それもしねぇよ!」


アトランタ「だいたい!てめぇとなんか何もしたくねぇんだよ!!」


アトランタ「見るのも不快だ!!」


アトランタ「消えてくれ!!頼むから!!」


アトランタ「嫌なんだよ...てめぇと関わるのは...」


暁「....」


暁「...そう...」


アトランタの表情を深く凝視する


暁 キッ...


アトランタ「っ!」


暁「お願い、一度だけ...一度でいいから私と...」


暁「もしこれで駄目ならもう二度とあなたの前には現れない」


暁「だから...」ペコッ...


今までの明るく馬鹿みたいなテンションではなく、礼儀正しく真剣な眼差しでアトランタに懇願をした...


アトランタ「...」


アトランタ「.....」


アトランタ「....った....」


暁「えっ?」


アトランタ「...分かった...」


遂にあたしは折れた

あの眼差しを見てしまったら、例え因縁の相手だとしても断ることが出来なかった...


暁「本当!?やった!!」


アトランタ「けど一度だけよ、次はない」


暁「...分かってるわ」


そうしてあたし達は場所を変え人気ない広場へと向かった

道中は双方共に無言...話す気なんて微塵もなかった、少なくともあたしは...


ー広場ー


暁「よしっ到着!」


アトランタ「....」


暁「ここ私のお気に入りの場所、凄く風が気持ちいいの!!」


アトランタ「....」


ガサッ...


アトランタ「っ?」クルッ...


アトランタ「...」(気のせいか...)


...


草むらにて...


雷「もう電何やってるの!ばれちゃうじゃない!」ヒソヒソ


電「ご、ごめんなさいなのです!お尻に草が当たっちゃって...」


響「二人とも静かに、そろそろだよ...」


息を潜めているのは彼女の妹...響達が暁を見守っていた


雷・電「っ!」


電「暁ちゃん...大丈夫なのでしょうか...」


雷「そもそも何でここまでアトランタさんに固執するのか...」


彼女らがここに来た理由...それは最近の暁のアトランタに対する執着であった


最初の頃は何とも思っていなかったが、一ヶ月も同じ事を繰り返す暁が心配になり彼女には内緒で大丈夫かどうかを見守っていた


雷「もう何十回も断られて...なのに嫌な顔一つもせずに何度もチャレンジして...」


電「いつもの暁ちゃんと違うのです...」


響「...仲直りしたいんじゃないかな」


雷・電「えっ?」


...


暁「実はね、散歩したいって話...嘘なの」


アトランタ「えっ...?」 


暁「本当は話しがしたかった...」


暁「いや...仲直りがしたかったの!」


アトランタ「はっ?仲直り?」


アトランタ「フンッ...冗談じゃない、何でてめぇと?」


嘲笑するような笑みを浮かべる


アトランタ「何もかも忘れたってわけ?だからそうやって馴れ馴れしく出来ていると?」


暁「....」


アトランタ「だったら教えてあげる」


アトランタ「いい?あたし達は殺しあったのよ、ソロモンの海で深い夜の中...」


暁「っ....」


アトランタ「最悪だった...軽巡のあたしがてめぇみたいな小さい駆逐艦に翻弄されて致命傷をおって....」


アトランタ「てめぇに負けて...」


アトランタ「おまけに最期は敵と味方からの一斉放火によって沈没...動けないあたしを一方的に...!」


暁「アトランタ....」


アトランタ「...全部てめぇのせいだ...」


暁「えっ?」


アトランタ ガシッ!


暁「っ!」


理性で押さえきれない怒りを原動に暁の胸ぐらを掴む


...


電「あ、暁ちゃん!」


雷「止めないと!」


響 バッ...


雷・電「っ!?」


響「しなくていい...」


止めに入ろうとした二人を冷静に止める


雷「何言ってるの響!あれじゃ!」


電「そうなのです!暁ちゃんが!」


響「...もう少しだけ待って...」


雷・電「えっ?」


響 (...暁....)


響 (そこまでして....)


...


アトランタ「てめぇが....てめぇがいなきゃ...」


アトランタ「あたしは..あたしはあんな最期を迎えずに済んだのに...!!」


暁「....」


暁「ずいぶんと自分勝手ね...」


アトランタ「はっ?」


暁「まるでこちら側の事情は知ったことじゃないって感じ...」


アトランタ「なっ!?」


暁「自分本位...」


アトランタ「っ!!」ブチッ...


アトランタ「てんめぇ....」


アトランタ「ふざけるなぁぁ!!」ブォン!


アトランタの拳が暁に襲いかかろうとする


雷「暁!」


電「ヒッ!」


響「っ!」


暁「....あなたは私の最期を知ってる?」


アトランタ「...えっ?」ピタッ...


アトランタ「てめぇの...最期...?」


暁「...あなたは覚えてないかもしれないけど」


暁「あの後、私、直ぐに沈んだのよ」


暁「あなたと同じように動けないとこを蜂の巣にされて...」


アトランタ「っ...!」


彼女にとって驚愕の事実に振り上げた拳が自然と下がる


暁「....怖かったわ...艦娘になっても敵からの味方の援護もなく敵からの一斉放火で沈む...ずっとトラウマだった...」


アトランタ「なっ....」


暁「あなたが来る半年前...初めてアメリカの艦娘が着任することになったの」


暁「その人の名前はアイオワさん...」


アトランタ「アイオワ....」


暁「私はずっと怯えていたわ、前世の記憶もあってアメリカの艦娘を見るとまた何かやられるんじゃないかって...」


暁「そしたらアイオワさん、私を抱き締めたの」


アトランタ「抱き締めた....?」


....


アイオワ「怖がらないで...もう大丈夫...」


アイオワ「確かに前世ではMeとyouは戦いあったわ...」


アイオワ「けど今は違う、もう私達は争う必要も怯える必要もない」


アイオワ「私達は仲間...いやFamilyなんだから!」


アイオワ「だからね、もう怯える必要はないわ」 


アイオワ「過去に囚われる必要はない...ね?」


....


暁「それを聞いて...馬鹿馬鹿しくなったわ...」


暁「何でこんなにも過去に囚われてるんだろうって....」


暁「今を見つめようってね...」


アトランタ「ッ....」


暁「...あなたにもまだ過去の呪縛が残っているんでしょう?」


暁「だからそうなってる....」


アトランタ「.....」グッ...


認めたくはないが図星をつかれたことを自覚するしかなかった


暁「昔の私を見てるみたいで...ほっとけなかった...」


暁「だからアイオワさんが私を過去から解放してくれたみたいに...今度は私があなたが囚われている過去から解放させようって...」


アトランタ「.....」


暁「...もしこの話を聞いてもあなたが私を恨むならもうあなたの前には現れない...約束するわ」


暁「けど、少しでも考えを変えてくれたなら...私の手を取って欲しい...」


暁「もう恨むのも恨まれるのも嫌...仲良くしたいの...皆と....」


暁「だから....」


アトランタ スッ...


暁「っ!」


再びアトランタの拳が上がる...


暁「...そう...」


暁「駄目だったのね...」


説得が無意味だと言うことを悟り暁は覚悟を決める


アトランタ ブォン!


暁「っ!」


バキィィィ!!


暁「.....」


暁「えっ...?」


アトランタの拳が当たったのは暁の頬ではなく背後にあった大木であった


アトランタ「ふぅっ...」パラパラ...


大木にめり込んだ拳から木片が落ちるのと同時に暁の胸ぐらを放す


暁「えっ...アトランタ...?」


アトランタ「けじめ...」


暁「えっ?」


アトランタ「今の拳は過去とのけじめ...もう振り返らない...」


暁「っ!ということは!?」


アトランタ「えぇそうよ...てめぇの手...取ってあげる」スッ...


暁「っ!」パァ!!


歓喜の瞬間に暁から笑みが溢れまくる


暁「やった!」パシッ!


アトランタ「ッ...」


一ヶ月かけ、彼女達はようやく...手を取り合った


暁「良かったわ!あなたが考えを変えてくれて!」


アトランタ「...てめぇの話聞いてたらもうどうでもよくなっただけよ...」


アトランタ「過去なんてクソ食らえよ...」


アトランタ「あんなクソな過去に今ある希望も汚してたまるか...」


暁「アトランタ...」


そこでようやく...あたしは解放された


過去という呪縛の鎖から....


アトランタ「はぁっ...何してたんだろあたし...いつまでも昔のこと引っ張り出して...てめぇや他の駆逐艦に迷惑かけて...」


アトランタ「あたしの馬鹿....」


暁「...なら仲直りに行きましょ!!」


アトランタ「えっ?」


暁「申し訳ないと思うなら仲直り!それが一番よ!」


アトランタ「けど今更...」


暁「大丈夫よ!皆受け入れてくれるわ、あなたを!」


アトランタ「...そう」


暁「それじゃ早速行きましょ!」グイッ!


アトランタ「あっちょっと!?」ユラッ...


気持ちの高ぶりからアトランタの袖を少し乱暴に掴む


暁「思ったのなら直ぐ行動!うじうじしてる暇はないわ!」グイグイ!


アトランタ「わ、分かったから袖引っ張るな!」


暁「あっその前に...」パッ...


アトランタ「っ?」


暁「改めてよろしくね、アトランタ!」


アトランタ「....こっちもよろしく...」


アトランタ「ア...アカツキ....」


暁「うん!よろしくね!」


暁「じゃ早く行きましょ!」


アトランタ「そうね...」フフッ...


...


電「暁ちゃん...!」


雷「凄い...あんなに堅物だったアトランタさんを...」


響「フッ...」


響 (ハラショー....暁...)


....


アトランタ (っていう感じだったかな...あの時は...)


提督「アトランタ?」


アトランタ「あっごめん提督さん」


アトランタ「ちょっと考え事をね...」


提督「っ?そうか....」


アトランタ「....」


アトランタ (あの時は言えなかったけど...)


アトランタ (言わないとね...あいつに...)


アトランタ (ありがとう...アカツキ)


アトランタ (あなたのおかげで...希望が持てるようになった...)


暁「っん?」


響「暁?どうかしたかい?」


暁「いや、誰かから感謝されたような気が...」


響「っ?」


暁「あっいや何でもないわ!」


前日談End...


後書き

たくさんのリクエストありがとうございました!感想等お待ちしています!

追記:10/31 10000PVありがとうございます!


このSSへの評価

18件評価されています


H.Curbler54さんから
2022-06-04 00:48:44

SS好きの名無しさんから
2021-09-12 17:54:31

SS好きの名無しさんから
2021-03-22 13:45:06

エリーさんから
2021-03-07 03:17:22

SS好きの名無しさんから
2020-12-18 11:07:34

やまりょうさんから
2020-12-08 21:49:51

TMネオさんから
2020-12-05 06:53:49

SS好きの名無しさんから
2020-11-01 23:26:44

たぴおさんさんから
2020-11-10 01:29:16

SS好きの名無しさんから
2020-10-21 00:20:00

Right さんから
2020-10-24 00:41:39

seiさんから
2020-09-25 13:44:05

SS好きの名無しさんから
2020-09-21 22:43:36

2020-09-20 06:49:48

とも提督さんから
2020-09-20 02:33:45

桃蜘蛛さんから
2020-09-20 02:14:11

SS好きの名無しさんから
2020-09-20 00:33:51

SS好きの名無しさんから
2020-09-20 00:20:22

このSSへの応援

16件応援されています


H.Curbler54さんから
2022-06-04 00:48:47

エリーさんから
2021-03-07 03:17:23

SS好きの名無しさんから
2021-02-10 22:27:53

やまりょうさんから
2020-12-08 21:49:52

SS好きの名無しさんから
2020-11-01 23:26:46

たぴおさんさんから
2020-11-01 00:18:01

SS好きの名無しさんから
2020-10-30 22:45:49

Right さんから
2020-09-27 13:22:09

seiさんから
2020-09-25 13:44:08

SS好きの名無しさんから
2020-09-21 22:43:37

一飛曹さんから
2020-09-21 06:07:31

安部鬼さんから
2020-09-20 16:16:12

2020-09-20 06:50:00

とも提督さんから
2020-09-20 02:33:46

桃蜘蛛さんから
2020-09-20 02:14:14

SS好きの名無しさんから
2020-09-20 00:33:53

このSSへのコメント

93件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2020-09-20 00:37:10 ID: S:9aEeAP

子供みたいな性格になった長門が見たいです!

2: 桃蜘蛛 2020-09-20 02:17:38 ID: S:pa6B3q

タバコとか吸いながらめちゃめちゃハードボイルドな夕立が見てみたいです!

3: とも提督 2020-09-20 02:35:39 ID: S:wtL-sX

羽黒、潮、名取、神通、ガンビー、ヨナ、扶桑、山城、の誰かでいいので見てみたいです!
お願いします!

4: SS好きの名無しさん 2020-09-20 02:41:44 ID: S:pTpP9F

瑞鶴に期待

5: 白露型提督になりたい 2020-09-20 06:50:46 ID: S:_CPqfQ

白露が、大変な事になってそう。

6: SS好きの名無しさん 2020-09-20 17:02:27 ID: S:D0u8Ok

すっごく腹黒かつドS丸出しなレディーになった暁(妹たちを下僕(しかも半べそかいてる)として従えてる状態)お願いします!

7: SS好きの名無しさん 2020-09-21 01:10:31 ID: S:ujv3oE

忠犬じゃない朝潮を見てみたいです^ ^

8: K,E 2020-09-21 02:15:35 ID: S:fZawnM

投稿お疲れ様です!

いつも遠慮しがちな神通と羽黒お願いします!

提督見つけた瞬間、抱きついて離れなくなる等、金剛顔負けの提督loveな感じでお願いします!

9: SS好きの名無しさん 2020-09-21 22:42:28 ID: S:_-Ut_h

天龍と龍田が性格逆転しているのを見てみたい…

10: SS好きの名無しさん 2020-09-22 21:07:47 ID: S:MoRQBn

暁がこんなになるとは…((;゚Д゚))
雷電シスターズが無事だといいけど…。せめて、優しい艦娘が保護して欲しいです。多分、効果が切れた後にいつもの暁になったとしても三人ともずっと怖がってしまいそうですね(´・ω・`)

11: SS好きの名無しさん 2020-09-22 21:20:22 ID: S:0tMJBD

スパルタ、ワンマン、精神を傷つける罵倒と暴行上等で駆逐艦に無茶ぶりをする阿武隈と怖すぎて泣いてしまってる一水戦駆逐艦(霞、曙、磯風、谷風、不知火、島風)をお願いします。
実は駆逐艦たちは、阿武隈の指示に従わないのではなくて「指示の内容が高難易度過ぎてそれを当然のように無茶振りさせてるからついて行けない。それなのに、皆は阿武隈に同情して信じてくれなかった(今回の変貌も皆助けてくれなかった)」というのもお願い出来ると幸いです。
逆を言えば、度を超えて厳しいけど折檻をしないホワイト上司って意味です。

12: SS好きの名無しさん 2020-09-22 22:43:31 ID: S:68OeTq

普段は素直なのに、騒動のせいで意固地をとことん拗らせまくってるとても面倒臭い阿賀野をお願いします!
提督と目が合う→睨みつけて舌打ち
一緒に間宮へ誘う→言葉を被せて「なんで提督さんなんかと行かなきゃ行けないの?」と喧嘩腰の喋り方で断る
仕方なく他の艦娘を誘う→滅茶苦茶ブチ切れて手に負えなくなる

ツンギレの行動のせいで好意がないと思われて泣いてしまい(ただし意固地過ぎて素直じゃないので謝らない)妹たち三人にフォローされつつも、提督への好意は確かであって欲しいです。

13: 嵐山 2020-09-23 01:15:04 ID: S:5p3UNT

どうも嵐山です、たくさんのコメントありがとうございます!現在リクエスト9の天龍と龍田のところまで執筆しましたがいかがだったでしょうか?他にもリクエストして欲しいのがあったら是非コメント欄にお書きください、リクエストでなく感想や意見でも大丈夫です

14: SS好きの名無しさん 2020-09-23 01:42:31 ID: S:UiOWYp

暁のリクエストをした物です。思った以上に恐ろしく、理不尽だったので嬉しいです!暁は子供っぽさがあっても、怒らせたら姉妹も脅して従わせるほど恐ろしいものを見せそうだったから、貴方様の作品で見れて良かったです!ありがとうございます!

15: SS好きの名無しさん 2020-09-23 02:05:00 ID: S:iCKke1

追記すみません。
雷と電の安否はどうなってますか?響にあれだけの仕打ちをしたから、温厚な初期艦と世話焼きたがりの二人なんて好感度高いから、間違いなくもっと酷い目に遭ってる筈で心配です。普段は純粋で優しい性格な分、本気で苛烈になると妹たちは言いなりになるしかなかった場面は実は多かった気がします。誰か優しい人が匿って慰めてくれてたら嬉しいです。

16: SS好きの名無しさん 2020-09-23 05:18:55 ID: S:YXP6JE

リクエストです。
北上さんに酷い執着をされてメンタルを病みかけてる大井さんをお願いします!

北上さん→サッパリしてて大井とは親友かつ相棒、物事に無駄に執着しないのが表。正反対として、歪んだ愛情で束縛して何をするにもニコイチじゃないと許さない。もし一人になったら罰として精神的DVをやる。提督には絶対渡さない

大井さん→本当は提督に好意を持っているが、男性として意識してしまい恥ずかしくなり北上と一緒にいただけ。親友かつ相棒ではあるがそれだけ。彼女に恋愛感情など一切ないノンケ。提督、助けて!

大井さんだけは正反対の被害にあわずにいて欲しかたったのですみません!そのどさくさに紛れて、素直な気持ちで提督に告って欲しいですね!

17: SS好きの名無しさん 2020-09-23 17:37:33 ID: S:eqjq67

失礼発言を悪気なく言って、場の空気を凍らせる翔鶴いいですか?そこに必死にフォローに入って代わりに謝る瑞鶴もお願いします(翔鶴は本当に悪気無いからキョトンとして謝らない)

かつての海戦で護衛を務めていた曙に「朧さんじゃない方(名前を忘れたから)」、霞や満潮に「貴方たちは誰ですか?(接点が無くて駆逐艦というのを知らなかった)」

18: SS好きの名無しさん 2020-09-24 00:17:09 ID: S:t1YZCp

川内→無口
神通→ぐうたら
那珂→朝潮みたいに生真面目

赤城→変化なし
加賀→凶暴かつ猟奇的

いつでもいいのでよろしくです

19: SS好きの名無しさん 2020-09-24 02:41:14 ID: S:Jv4T8t

かつての艦長の影響で、沈没した深海棲艦の写真を見てニコニコしてる蒼龍と、死なせても可笑しくないハードな訓練を駆逐艦に強いらせる飛龍を……


てゆーか阿武隈、怖すぎ!!
まあ本来はこれくらい恐ろしい方がしつけるにはいいけど…まさか虐待なんてしてないよね?ね?

20: SS好きの名無しさん 2020-09-24 03:50:24 ID: S:lm7QXG

史実ではかなり活躍していた妙高が足柄みたいな脳筋さとハングリー精神全開で「イベントのフィニッシャー重巡は譲らないわ!」と張り切りまくって、逆に足柄は観艦式に招待された史実で、妙高みたいに知性的でお淑やかな女性になるのが見てみたいです。

21: K,E 2020-09-24 06:17:11 ID: S:FoTH6C

投稿お疲れ様です!

二つお願いします!
金剛型
金剛→クーデレ
比叡→デレデレ(提督に)
榛名→ツンデレ(だがデレが強い)
霧島→ヤンデレ

高雄型
高雄→露骨に誘ってくる
愛宕→恥ずかしがり屋
摩耶→清楚
鳥海→天然ドジっ子

でお願いします!

22: SS好きの名無しさん 2020-09-24 14:44:12 ID: S:WAH-3U

ザラとポーラお願い致します!

ザラ→滅茶苦茶飲兵衛で、ポーラの数倍は水のように飲みまくって周囲に怒鳴り散らしたり暴行振るうレベルで酒乱。実は騒動が起きる前も戦艦でも手に負えないレベルの酒乱で、今回の騒動で潜めてた凶悪さが表に出てしまった

ポーラ→暴れるザラを止めようと必死。実はザラに酒を飲ませたらとんでもない事になるのを知っていて、一滴でも飲ませまいと敢えて普段から自分が酒を飲んで脱ぎ癖あるキャラを演じていた。そうでもしないと傍に置いて監視出来なかったら

欲しいセリフ
「誰なんですか、ザラ姉様に飲ませたの!?鎮守府が壊滅するんですよ!?」
「本当はポーラ、飲んでもそこまで酔わないし脱がないけど…そうでもしないと、ザラ姉様が…」

23: SS好きの名無しさん 2020-09-25 01:04:09 ID: S:dv1f7c

暁……暁!!??
レディどころかレヴィでさえもドン引きする正確になってません!?本来は人を虐める真似なんてしなくて優しいところがあるのに、正反対になるとこうなるのか…((;゚Д゚))

24: sei 2020-09-25 13:47:13 ID: S:feAMJC

曙、霞、満潮、叢雲が提督に超好き好きアタックをかましてくる。でお願いします!

25: SS好きの名無しさん 2020-09-26 03:35:37 ID: S:jdnZvv

過去のトラウマで酷くネガティブになり、自分の事を皆の運を奪った泥棒や疫病神や死神と蔑んで、泣き虫になった時雨を…

-: - 2020-09-27 08:28:17 ID: -

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27: SS好きの名無しさん 2020-09-29 18:32:27 ID: S:oG7s8s

神通が二人いるから複数艦娘いる鎮守府か?
それとも相手によって態度変えてんのかな?暁みたいに・・・

28: 嵐山 2020-10-04 02:30:27 ID: S:jyXBPt

どうも嵐山です、コメントありがとうごさいます!現在リクエスト19の飛龍&蒼龍のところまで執筆しましたがいかがだったでしょうか?また何かリクエストがあったら是非コメント欄にお書きください
SS好き27さん、コメントありがとうごさいます、すいません、こちらのミスで神通が既に出ていたことを忘れていました...これから気を付けます、神通は暁のように裏表があるという訳ではないです

29: SS好きの名無しさん 2020-10-05 01:01:50 ID: S:C-hR5J

暁が目を覚ました……!!ヤバい、妹達逃げて!!どこか遠い所へ逃げて!!多分暁、自分以外は全て駒だと思ってますよ……もっと強力な麻酔を打たなければ!!

30: SS好きの名無しさん 2020-10-07 07:42:59 ID: S:fudkSk

デレデレの曙と忠犬霞を見てみたいです

31: SS好きの名無しさん 2020-10-07 13:20:31 ID: S:bHEqVb

正反対ではないけど、暁のストッパーとしてアトランタをお願いします。

32: Right 2020-10-11 13:38:03 ID: S:0K1CiM

発明品の反動で抱擁力抜群の山風お願いします

33: SS好きの名無しさん 2020-10-12 17:33:54 ID: S:yCB6cI

長門がああなっているということは雪風とかはめっちゃ大人に…

34: SS好きの名無しさん 2020-10-12 23:09:58 ID: S:60yrZA

潮みたいな弱気(人見知り)の曙が見たいです!!!

35: SS好きの名無しさん 2020-10-12 23:17:35 ID: S:jmKvSk

潮みたいな弱気(人見知り)の曙が見たいです!!!

36: SS好きの名無しさん 2020-10-13 00:36:35 ID: S:Hq5_SJ

超不健康な萩風と家庭的で世話焼きな嵐が見たいです

37: SS好きの名無しさん 2020-10-13 16:05:25 ID: S:AnQilr

パワー極振りを目指す島風が
いてもいいと思うの

38: SS好きの名無しさん 2020-10-13 16:05:57 ID: S:Q84px3

パワー極振りを目指す島風が
いてもいいと思うの

39: SS好きの名無しさん 2020-10-15 01:06:53 ID: S:LXf5fZ

めちゃくちゃ気が強くて、相手が泣いても「嫌な物は絶対嫌」が理由で「泣けば許されると思ってんじゃねぇぞクソが!!」と罵倒する吹雪と、影響されずに難を逃れたけど「弱い癖に無駄なコストを使うから気に食わない」という理由で理不尽に罵倒を受けて泣いてしまう秋津洲をお願いします!

40: SS好きの名無しさん 2020-10-15 01:20:44 ID: S:FLHGtK

初霜をお願いします
内容→自分だけ生き残ってしまった事にやさぐれてしまって、「はいはいどうせ私は人の運を吸い取る生き意地汚い疫病神ですよ!」と怒る。提督からそんな事はないと言われても、意地っ張り拗らせて逆ギレ。

41: 嵐山 2020-10-17 22:26:43 ID: S:UPzg-5

どうも嵐山です、コメントありがとうごさいます!一つ一つのリクエストがとても個性があってとても書くのが楽しいです!現在33の雪風のリクエストまで執筆しましたがいかがだったでしょうか?、今後も何かリクエストなどがあったら是非誰でもコメント欄にお書きください、感想や評価、指摘なども待っています

42: SS好きの名無しさん 2020-10-18 20:15:22 ID: S:T7e-Ip

もう上がってますが、意固地な阿賀野と悪気なく何でも言ってしまい人を傷つける翔鶴をエンカウントさせて欲しいです。

43: SS好きの名無しさん 2020-10-19 23:15:29 ID: S:WNVG3D

加賀みたいに五航戦と一緒にしないで風な瑞鳳が見てみたいです!!!(例4航戦と一緒にしないでくれない的な。)

44: SS好きの名無しさん 2020-10-19 23:16:59 ID: S:J7gd3j

加賀みたいに五航戦と一緒にしないで風な瑞鳳が見てみたいです!!!(例4航戦と一緒にしないでくれない的な。)

45: SS好きの名無しさん 2020-10-21 15:22:23 ID: S:noGXW8

ビッチぶってる純情鈴谷が本気のビッチになってしまうシチュエーションお願いします!

46: 白露型提督になりたい 2020-10-22 02:08:30 ID: S:imuLFT

白露と時雨が大変な事になってる…。
ま、まぁ、まだ出てない他の白露型は大丈夫…、だよね?

47: SS好きの名無しさん 2020-10-22 21:59:31 ID: S:ks63o_

2つお願い出来ますか?
純情な如月と小悪魔な睦月
乙女で女子力高い木曾

48: SS好きの名無しさん 2020-10-23 00:27:56 ID: S:oEcsUo

打たれ強いクールな性格だったのに、人をいじめないと気が済まない気性の荒い性格になった若葉と、その被害を受けて逃げてる初春、子日、有明をお願いします。

49: SS好きの名無しさん 2020-10-23 13:56:34 ID: S:k1P-Pe

提督サイドの艦娘(暴走してる艦娘のストッパー役)でビスマルクとプリンツをお願いします!(ドイツ人気質の勤勉さや根の真面目さを出して欲しいです)

50: SS好きの名無しさん 2020-10-24 19:57:06 ID: S:qMEjA4

「最新型しか取り柄がないだけの未熟な奴らと、那珂さんの姉かも知れないけど鬼教官ごっこして威張り散らす軽巡なんかと一緒にするな!」と二水戦と神通を見下して怒る(加賀の五航戦と一緒に〜とは全く違う意味。軽蔑と三下扱いをしてる)四水戦の村雨と海風をお願いします!

51: SS好きの名無しさん 2020-10-27 00:37:42 ID: S:zVsWxx

人見知りな村雨を見てみたいです

52: SS好きの名無しさん 2020-10-27 00:38:37 ID: S:woc9O4

喧嘩腰な村雨ちゃんを見たい

53: SS好きの名無しさん 2020-10-27 00:55:19 ID: S:XNuS5x

敵対心があるサラトガでお願いします(ジョンストンでも大丈夫です)

54: SS好きの名無しさん 2020-10-27 04:07:56 ID: S:RfF0xr

とにかく沢山食べないと泣きじゃくってワガママになる速吸(ゲーム内での燃費が莫大だから)と、洗脳されずに助かったけど、いくら食べさせても足りないと大泣きする速吸の世話に手を焼いている磯風と比叡をお願いします!

55: SS好きの名無しさん 2020-10-27 04:14:20 ID: S:ros-VQ

言う事は正論だけど、棘が強すぎて相手を傷つけて泣かせる(ただし間違ってないから謝らない)鳳翔さんと(not影響)その鳳翔さんに対して怒る龍驤さんをお願いします!
入れて欲しい内容→朝潮が提督に酷い言葉を吐いたのを聞いて「言われた人間の事を考えない罵倒が正論なんて、DVするクズじゃないですか。DV駆逐艦がネームシップなんて、朝潮型の恥晒しですね」「鳳翔、言葉を選ばんかい!正論でもお前のは度が過ぎてる!」

56: SS好きの名無しさん 2020-10-27 16:44:34 ID: S:mLNMxN

>54です。
磯風と比叡の方ですが、正反対の影響を受けていたのを見ました。すみません。
磯風と比叡→大鯨と迅鯨に変えてください!

57: SS好きの名無しさん 2020-10-28 16:47:38 ID: S:fD_ixB

サラトガが日本艦娘に敵対心抱く姿見てみたい(差別的な)

58: SS好きの名無しさん 2020-10-28 16:57:00 ID: S:ewp-NJ

ガングートがソ連復活のためじゃなくて
日本アメリカドイツフランスイギリス
の艦娘達(戦艦)と手をつないで仲良くする姿見てみたい

59: SS好きの名無しさん 2020-10-31 15:47:14 ID: S:PCs0wr

二水戦の霰と親潮vs四水戦の山雲と野分が、お互いの上司を貶された事で大喧嘩するのをお願いします。
「脳筋の上司の所なんて皆頭悪い」vs「アイドルごっこしてる上司なんて気色悪い」
喧嘩をふっかけたの→霰と山雲

60: SS好きの名無しさん 2020-10-31 17:58:40 ID: S:FyTG54

もしも最終回があるときは
夕張がやっと解毒剤完成して感染した艦娘達を元どおりにして欲しい

けど感染した艦娘達はほんとんど記憶が残ってる状態なので仲間や提督に(ごめんなさい)って言って姿が見たいです

          参考にしてくだされば嬉しいです 

61: SS好きの名無しさん 2020-11-01 12:16:02 ID: S:-pVt0e

春雨、文月をオラオラ系でオレっ娘で

62: SS好きの名無しさん 2020-11-01 16:24:44 ID: S:o6Rncc

ジョンストン出して欲しい

63: 嵐山 2020-11-01 22:15:32 ID: S:e5TluI

どうも嵐山です、コメントありがとうごさいます!これ程リクエストが来てくれると思っていなかったので感激です!
そして現在、速吸編まで執筆いたしましたがいかがでしょうか?特に気になるのはサラトガ編で日本に敵対心を持っているということから日本語喋るのおかしいよなと解釈し全部英語セリフとして書きましたがどうだったでしょうか?
また皆様に質問でSS投稿速報は10万文字を超えても執筆は可能なのでしょうか?分かる人がいればお願いします
今後もリクエストがあったら是非コメント欄にお書きください

64: SS好きの名無しさん 2020-11-01 23:19:04 ID: S:JbCOL2

凄く料理上手なのに、影響を受けてしまったせいで真逆の殺人級のメシマズになった龍鳳。全部食べさせて美味しいと言わないと大泣きする性格になってしまった。
被害者として、葛城と天津風をお願いします。

65: SS好きの名無しさん 2020-11-06 09:21:51 ID: S:YlxItv

鹿島→武闘派系(武蔵風)、提督を「貴様」呼び
香取→ドSな女王様風

初月→お嬢様系(熊野風)
秋月→サディスティック

66: SS好きの名無しさん 2020-11-07 01:23:33 ID: S:jX4SRB

ジョンストンヤンデレお願いします

67: SS好きの名無しさん 2020-11-08 12:51:48 ID: S:QkrFqE

(君たちは今の日本海軍はたるんでるだから日本帝国海軍復活するべきだそうだう)どや顔で言うタンシュケントと(待ってください今の時代日本国が好きだから今のままがいいです)っていう多数日本駆逐艦が言い合いしてる姿見てみたいです

68: SS好きの名無しさん 2020-11-08 16:11:25 ID: S:JC8wE6

海防艦ちゃん達が毒牙に掛かってなくて良かったです!どうかそのまま無事で居てください……

69: SS好きの名無しさん 2020-11-10 23:53:03 ID: S:bybJoH

SS投稿は、規定数超えたら書けません。また新たな作品ページを作ることになります。
リクエストです。
能代と矢矧がパワパラ会議(理不尽の極みそのものの一方的な肉体的DV)を開いて、夕雲型全員(秋雲除く)が被害を受けているのをお願いします。もし表記を少数に絞るなら満身創痍の長波と清霜で、長波→「能代さんと矢矧さんが、皆に暴力奮ってるんだ!」清霜「お願い、皆を助けて!」というセリフをお願いします。能代→「黙りなさい。捨て駒が喋る権利なんて言ってないわよ」矢矧→「私の言う事が間違ってるのかしら?言いなさい」

70: 嵐山 2020-11-11 00:25:48 ID: S:IAKKhb

69さんコメントありがとうごさいます、なるほど規定数10万文字が限界なんですね、でも他の人のを見ると希に12万とかいってる人もいますが...あれはどうなのでしょうか?

71: SS好きの名無しさん 2020-11-12 01:21:02 ID: S:ZmpfY2

タシュケントの話ありがとございます
これかも頑張ってください
できればまた曙霞満潮の話が見たいです

72: SS好きの名無しさん 2020-11-14 08:19:33 ID: S:H_2AkK

武蔵、那智、日向を長門と同じく子供化で!

73: SS好きの名無しさん 2020-11-14 12:13:25 ID: S:hlxIa2

またタシュケントの続きを見てみたい
例えば日本艦娘達が(また同じ事言いにきたのですか?私達は今の日本が好きなんです)言うタシュケントは言ったらいけないことを日本の艦娘に言ってしまったそれは日本艦娘日本軍艦にとって神様の存在的の歴代連合司令長官山本五十六のことを言ってしまう(イソロク・ヤマモトも今の時代見たらどう思うんだ)それを聞いた日本艦娘は大激怒(山本(五十六)最高司令長官を侮辱するなぁ!?)本気で殴り合いにしそうになった時に提督に止められる姿を見てみたいです

74: SS好きの名無しさん 2020-11-14 21:51:48 ID: S:GCsiWh

◯阿武隈と暁の結末見たい

75: SS好きの名無しさん 2020-11-18 02:53:11 ID: S:-o1bc3

アトランタとのエンカウントで、暁を「Dawn…(暁=夜明けの英訳)」と呼んで欲しいです!

76: SS好きの名無しさん 2020-11-19 22:54:10 ID: S:dhiMno

もしかして、暁は誰かを脅して共同させてるとか…?

77: SS好きの名無しさん 2020-11-23 12:07:25 ID: S:XPacjm

◯ジョンストンが提督に襲ってる時にサミュエルが止める小説見たい

78: SS好きの名無しさん 2020-11-30 00:37:49 ID: S:zEcE4L

2が良いですね。
いくら発明品の所為でああなったとはいえ、此処まで来たらもう暁は痛い目を見た方が良いでしょうし。
出来るならハッピーエンドで終わってほしいですが・・・

79: Right 2020-11-30 00:47:59 ID: S:I1CLn5

1が見てみたい

暁が勝ったらどうなるのか....気になります

80: SS好きの名無しさん 2020-11-30 01:23:49 ID: S:VzS_Q-

暁という漢字は、「夜明け」前の薄明かるい時間を表しているんです。つまり…そんな名前の君が漆黒の悪夢を紡ぎ続けるなんて端から不可能なんですよ!
ということで、2でお願いします。

81: SS好きの名無しさん 2020-11-30 02:58:40 ID: S:Zi1oec

どうせ最終的には2ルートになるんだろうけど見たいのは1なので
1でよろしくです

82: SS好きの名無しさん 2020-11-30 07:22:46 ID: S:9lTN_y

⚪1でお願いします
アトランタハッピーエンドにしてください

83: SS好きの名無しさん 2020-11-30 07:24:03 ID: S:wSjNHM

2を見たいです
曉を殺さないで

84: SS好きの名無しさん 2020-11-30 21:10:00 ID: S:hfFJc0

2をお願いします!
暁には、痛い目を見て反省して欲しいです。

85: SS好きの名無しさん 2020-11-30 23:20:18 ID: S:TyhOcb

1が見たいです

86: あだっち 2020-12-01 01:12:20 ID: S:TDZokn

2でお願いします!

今回の暁はいつらなんでもやりすぎだと思うので、痛い目にあってほしいですね。

アトランタ頑張れ!!

87: うっすん 2020-12-01 06:19:00 ID: S:37Lp-z

2が見たいですね

88: SS好きの名無しさん 2020-12-01 12:42:11 ID: S:j8hjs8

アトランタと提督お願いします

89: SS好きの名無しさん 2020-12-01 21:55:58 ID: S:WiITi_

怖いもの見たさで1お願いします

90: SS好きの名無しさん 2020-12-02 00:58:45 ID: S:_5_V7s

アトランタでお願いします

91: SS好きの名無しさん 2020-12-02 19:29:19 ID: S:H6XorQ

2でお願いします

92: SS好きの名無しさん 2020-12-03 00:42:48 ID: S:xxweeU

②でお願いします。

そしてソロモン海戦組(夕立綾波がアトランタ側)を出してくれませんか?暁をお仕置き姿見たい

93: SS好きの名無しさん 2020-12-04 21:17:13 ID: S:OtRr2E

アトランタ見たい


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1: SS好きの名無しさん 2020-10-13 00:39:11 ID: S:DB-k69

期待してます!

2: Right 2020-11-30 00:48:43 ID: S:XZ6KLv

これはいい!!


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