2017-04-14 16:19:13 更新

概要

最初に、エロ本です

TRPG絶対隷奴のリプレイっぽい?何かです
ぼんやりと考えたシナリオに、私の考えた最強の魔族的な要素を含みます
苦手な方はご注意を…ぶっちゃけ、ただのエロ本として読んだ方が良い気がする

一応、後ろでダイスは振ってます



どんな世界も、この世界につながっている


ここは魔法陣の向こう側

ここは亡者の吹き溜まり

ここは魔王たちの住む地


そう、ここは魔界…


我らは魔族で、時間は無限

全ては戯れ。上を見ても、下を見ても

待つのはただただ快楽のみ




「相変わらずね…」


ほんとうに相変わらずの荒廃ぶりだ

人の持つ欲望が世界を形作ればかくもなるか


髪の長い女、隅をかけ流した様な黒い髪を持つ女

切れ長の目に収まるのは赤い瞳

氷の様に透き通り、そうであれと作られた彫刻めいた顔立ちは

見ただけで人の視線を心を磨り潰す程の美貌であった


私もまた、人の欲望の形なのだろう

そうであれと望まれて、そうならばと形をなす


けれど、そうなった以上はそこから先は私のものだ

持て余した力と体、そして時間の使いみちは


一時は、魔王と呼ばれ持て囃されたこの身

奴隷を侍らせて、ちやほやされるのは楽しかったけれど

それにも飽きて、人間界に下り、アレなことやコレな事をしている内に随分と経ってしまった


だって面白い


人間で遊ぶのは面白い

犯して殺して、騙して裏切る、たまに懐かせて小動物みたいに可愛がっても良い

泣き叫ぶままに陵辱して、心が壊れる音を聞くのがたまらない

たまに降りてくる天使や、私を狩りにくる英雄なんかも良いオモチャだ


魔族相手にだって出来ないことはないけれど

フランスパンを食べるより、アンパンを食べるほうが楽で良い、それに甘いし


とはいえ、少し食傷気味だった

甘くなりすぎた口の中を元に戻そうかと思いたち

しばらくぶりに魔界の門をくぐったのだった




此処は森の中、霧の深い森の中

そんな中の何処か、瘴気の集まる吹き溜まり



ここはどこだろう?

気づけば知らない所にいた

ん、それは少し違う、ここは魔界、それは分かる

そして私は魔族なんだろうと、それも分かる

犯して殺して食って寝て…快楽を悦楽を、愉快愉快と笑いなさいと

頭の片隅で本能(誰かが)鐘を鳴らしている


「そんなこと…」


そんなこと言われても分からない


どうすれば楽しいのだろう?

どうすれば気持ち良い?

何を食べれば美味しいの?

どこで寝れば安らげるの?


わかんない、なにもわかんない


茶色の髪の女の子、長い髪の女の子

年の頃は12・3に見えるが、今生まれたばかりの魔族だった


頭には可愛いらしく△の耳が生えて折り、時折ピクピク動いている

腰の方には、髪と同じ具合に長い尻尾が生えており所在なさげに揺れていた


あどけなさの残る顔立ちに、柔らかそうな白い肌、まあるい瞳がコロコロと動いている

何もかもが初めての光景、怯えもするが、それ以上に興味が湧いてくる


音がした


草木を分け入り、踏みしめるようなそんな音


「!?」


何だろう?誰だろう?敵だろうか?

そうなら逃げないと、けど、そうじゃないのなら?


逃げよ、留めよと、体が右往左往している内に時間切れ

草木の間から何かが顔をだす


「あら…何かと思えば…」


妙な気配がする。具体的に言えば魔族が生まればかりのような

興味本位に足を伸ばし、顔を出してみれば大当たり


裸の女の子だった


生まれたばかりなんだからそだろう

これで醜悪な獣とか、モンスターだった日には速攻で縊り殺してもいたが


見つけたのは女の子

可愛らしい顔つきの女の子

頭に耳を生やして、尻尾を揺らしている辺り、獣人の類だろうか

とりあえず、無くした奴隷の代わりも欲しかったのだし

ぬいぐるみにするにはちょうど良さそうだと思う




「ぁ…」


髪を見た、肌を見た、声を聞いた

そして、目を、瞳を見てしまった


体が震える、全身が総毛立つ


「きれい…」


なんでもない、そんな感想

それ以上にないそれだけの感想


そう言うしかなかった、思わず口に出ていた

目が離せない、声の一つ、吐息の一つでさえ耳の中から入ってきて心を鷲掴みにされていた

逃げる、何てことは忘れていた…ただただ、もっと見ていたいと、思ってしまっていた


「あなた、名前は?」


裸の女の子の前に座り、瞳を覗き込む

そうして、爛々と輝く赤い瞳に魔力を灯らせ

衣服を一枚一枚剥ぎ取るように、彼女から理性を摘み取っていった


「わ…かんない…」


瞳を覗き込まれる、見つめているとだんだんと吸い込まれそうになる

意識が薄くなっていき、この人の事しか考えられなくなってくる


「それじゃあ、お姉さんが教えてあげるわ…ねぇ?」

「ぁ…ぅ…っ」




唇が重なる

暖かい、柔らかい、湿った、甘いような、そんな感触

初めての感触に、少女が体を震わせるがそれっきり、だんだんと体から力が抜けていった


「ほら、口を開いて…」

「ん、ぁ…」


女の舌が少女の唇に触れる

軽くつついて見れば、なんの抵抗も無く開いていく

舌が少女の口内を舐め回す、頬の裏を、歯の列を、そして少女の愛らしい舌を

絡め取り、抱き寄せるように吸い上げて、溢れてくる唾液を飲み込んだ


「ぁ、ぁ…」


初めての感覚に目を白黒させる少女

このままじゃいけない、このままじゃ落とされる

そう、引っかかった理性が頭の片隅で叫んでいるが

女の瞳から目が離せない、胸がドキドキする、唇に焦がれてしまう


「もっと、する?」

「ぁ、うん…」


女が微笑む、それだけで少女の理性が掻き消える

再び重なる唇、入り込んでくる女の舌、恍惚した表情で受け入れる少女

今度はせがむ様に自ら舌を絡めてくる

抱き合うように絡み合う舌、流し込まれる女の唾液

少女の小さな口の中が一杯になり、重ねた唇の隙間から頬を伝い、首筋に線を引いていく


「飲んで?」


最後だと思う

ここで踏みとどまらないとどうにもならなくなると

そう、思うのに…。飲み込んでしまいたいと、思ってしまった


「ぁ…ぅ…んく」


飲んだ、飲んでしまった

喉を通る熱い液体がお腹の中に収まる頃には、どうしようもなく体が熱くなっていた

痛いくらいに高鳴っている胸、喉が焼けるほどに熱い吐息が溢れ出す


「ふふっ…うふふふ…」


女が笑っている

これから、目の前の少女を、裸の少女をどうしようかと頭を巡らせている


あと一歩、といった所かしら

荒い吐息、快楽に蕩けた顔、熱に浮かされて、ほんのりと色づいた白い肌

今から、今から、今すぐに、この少女を好きに出来る、そう考えただけで堪らない

いやいや、考える必要なんて、思ったままをすれば良いのだから


「じゃあ、もっと、しましょうか?」

「んっ…んんっ…」


少女の耳元に顔を寄せ、囁き、そしてそのまま、押し倒そうと女の手に力が篭もる

が、動かない、この小さな体にどこにそれだけの力があるのか

まぁ、単に自分が非力なだけというのもあるけれど…

いやさ、それよりも…まだ抵抗出来る余裕が残っていた事に

多少の驚きと、ほんの少しの苛立ちを感じていた


「だ、め…これ…なんか、やぁ…」


一時、少女を正気に戻したのは恐怖だった

初めて受ける快楽に、どんどんと落ちていく心と体

それを何処か遠くで見ている自分

自分が壊れる姿を、自分で眺めている

止めようと、直そうと、崩れる体を必死になって掻き集め、抱きしめているのに

力を込めれば込めるほど、ひび割れ、砕けていった


「嫌なの?じゃあ、止める?」

「あ、ぁぁ…」


止める?終わり?さようなら?

嫌だ、何が?だって、でも…だったら、どうして?

ぐるぐると、少女の中でごちゃまぜになる感情

初めての快楽を受け入れたい体と、いきなりの事に戸惑う心


ぐるぐる、ぐるぐる、ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ…


訳が、分からなくなっていく

自分が、分からなくなっていく

どうしようも、なくなっていった


そうして、残ったのは、魔族としての在り方だけだった


とある魔界の森の中。瘴気漂うその奥で

淫らな少女の喘ぎ声と、愉しそうな女の笑い声が響いていた




「まぁ、良いのだけど…」

「~♪」


懐かれた。結果としてはそれだけの話しだ

まぁ、奴隷の1人も欲しかった所だし丁度が良いと言えばそう


女は森の中を歩いていた

傍らには裸の、ままではアレなので適当に黒いローブを被せていた

時折、草木に引っかかる布切れを邪魔そうにしながらも、楓の腕に擦り付く少女


「名前、何が良い?」


せっかくの奴隷だ、いつまでも名無しというわけにもいかない


「…?」


けれど、不思議そうに首を傾げられる


「なんて呼ばれたいのって、聞いてるのだけど?」

「なんでも…」


要領を得ない…。自己顕示欲の欠片も無さそうなその反応


「この淫乱メス犬」

「じゃあ…」


「それで」と、頷きそうになった口を慌てて抑えた


「やっぱなし」

「えぇ…」


何で不満そうなんだろうか


「みけ…で、良いか」


ふと、思い浮かんだのは、猫だった

人間界にいた猫、茶色と黒と白い猫

茶色い髪と白い肌、それに適当に引っ掛けた黒い布切れが、それっぽい気がする


「みけ?」

「ええ、あなたの名前」

「みけ…。うん…わかった」


反芻するように、なんどか「みけ」と呟くと

漸く納得したのか、小さく頷いた


「なまえ?」


みけが楓を指差して、ぽつりとつぶやいた


「あぁ、私?楓よ、霧里 楓…今はそう名乗っているわ」





突然、森が燃えた

いや、正確に言うなら横合いから炎が吹き付けてきた


楓 「ちっ…」

みけ「ぁっ…」


為す術もなく炎に飲み込まれる二人


しまったと、苛立たしげに舌打ちをする楓

完全に油断していた。事、魔界においては良くあることだろうに

人間界で楽をしすぎたわ…。力が落ちているのもそうだけど、心も弛緩してるわね


グォォォォっ!!


焦げた森を突っ切って、黒い影が飛び出してきた


楓「何、コイツ…」


見たまんまを言うなら、2m位のデカくて黒い犬

避けた口の端からは、さっきの炎の残り火が燐光のように飛び散っていた


こんなのいたような気もするけれど

でかい犬の化物なんて珍しくもないし…


みけ「かえで…」

楓 「ん?」


裸だった。とまではいかないでも

なんの耐火性もない黒い布切れは端から燃え落ちて

みけ の白いお腹がさらされていた


もちろん、行為の名残が残る少女の小さな割れ目も…


グルルル…


それに気づいたのか、黒い犬(ヘルハウンド)の目が輝きを増した

なる程どうして、引き倒して嬲りものにする腹づもりらしい


みけ「アイツ…やっていい?」


燃え残った黒い布の端を、ギュッと握りしめながら

目の前の黒い犬を睨みつける


楓 「…どうぞ?」


丁度いいか

この子がどれくらい戦えるのか見ておきたいし

正直、たかだか犬っころの相手をするのも面倒くさい






みけ「じゃあ…ちょっとまってて」


「ね」と、可愛い一言は同時に犬の、いや、狼でも生ぬるい

圧倒的な死の咆哮へと変わっていた


茶色の髪が尻尾が耳が、光を帯び輝きを増していく

みるみるうちに、細々とした少女の肢体は見る影もなくなり

いつしか、巨大な魔獣、金色の獅子、圧倒的な死の形へと変貌していた


吼える、獅子が吼えた

ただそれだけ、たったそれだけなのに空気が焼けるようだ


ヘルハウンドの口の端から漏れていた火が吹き消されたように消えていく

恐怖、恐怖だろう、逃げられもしないし勝てもしない、どころか殺される

後ずさりだってする筈だ。唸り声は悲鳴の様ですらある


やがて、恐怖に耐えかねた獣は牙を向いて獅子に飛びかかった

退けば死ぬ、背中を見せた瞬間に刈り取られる

ならばもう、前にしか道は無かった、たとえ行き止まりだとしてもだ


意外にも、その牙は獅子に届いた

深々と、その肩に突き刺さる牙

必死であろう、必死にもなるであろう

傍から見ても分かるくらいに、深々と突き刺さり

輝かしい毛並みの隙間から赤い雫が滴りだす


これで怯んでくれ、これで逃げてくれ

懇願する様に、神にでも祈りを捧げるような獣の攻撃


ギャッ…


短い悲鳴だった


獣の牙は確かに届いた

けれど、突き刺さった牙は楔となり、その体を縛ってしまった

逃げるすべを失った獣に容赦なく襲いかかる獅子の爪


倒れ伏すヘルハウンド

その上には伸し掛かるように獅子の爪が食い込んでいる


口が開く、溢れる死の気配


そして…




「けふっ…」


満足そうに息を吐くみけ

その小さな口の端からは赤い雫が滴っている


広がる血の海、飛沫の跳ねた白い肌、死体など何処にもない

まるで彼女が流した血のようだった


「…おいしかった?」

「ううん」

「そう…」


感想は?と聞かれれば答えようがない

生まれたばかりの、拾ったばかりの魔人が

心底化物だった時の感想なんて、どう言えば良いのか

あぁ、良い拾い物をしたな?とか、ありきたりで言えばそうだろうけど


「かえで…ふく、こげた」


何処か寂しげな みけ

焼けた服の端を摘んで見せると、ギリギリ隠れていた小さな膨らみと

そのピンク色をした乳首までもが露わになる


「また、上げるわよ。家に帰ったらね」


みけの手に触れる

とりあえずでも、上だけは隠していて欲しい

正直、襲いたくなっていた


「おうち、あるの?」

「ええ、この先に…」




「かえで…まえ」

「ええ、懐かしいわね」


霧が立ち込めていた

ついの先まであやふやで、木々の影でさえモンスターに見えてくる


霧の森、今はどうかは知らないが

少なくても、自分が治めて間はそう呼ばれていた


年中霧が立ち込める薄暗い森の中

そんな辺鄙な土地に、好き好んで住む魔族は多くはなく

ある種の隠れ里みたいで快適だったのだ


「あと、様を付けなさい、様を」

「?」


1奴隷のくせにご主人様を呼び捨てにしてくるとか

舌っ足らずな口調で可愛げに誤魔化してはいるけれど、なかなかに無礼な話ではある


「不思議そうな顔をしないで」

「かえで…」

「だから…」


またまたの呼び捨て、家に帰ったらとりあえず躾が先かもしれない


「…なんかいる」


パタリと、みけの耳が動く

視界が悪くとも、その耳はしっかりと何かを捕らえていた


「あら…ほんとね」


言われて目を凝らしてみれば確かにそう

霧の中に見えてきた自分の家。だいぶくたびれてはいるが、まだまだ住めそうではある

しかし、問題が一つ。自分の家の周りを彷徨いているモンスターたち


「オーク…」

「…まずそう」

「…」


感想が食欲に直結している

ヘルハウンドの時もそうだったが、性欲よりも食欲が優先されているだろうか


「そうね。きっとマズいわ…」


性的にしたってそう。陵辱の時、肉棒の役をさせるくらいか

少なくとも、自分で犯し、犯されたいとは思わない


「みけ…食べていいわよ?」


どっちにしろ

さっきのヘルハウンド以下のモンスターだ、みけの力なら一人でも食い散らかせるだろう

と、思ったのだけど


「や」


一言、首を振り、そっぽを向かれた


「あなたね…」


立場を分かっているのだろうか

一応でも奴隷のはずなのに


「お腹いっぱい。きっとおいしくない…かえでがやればいい」

「…」


呆れた。溜息もでない…が

まぁ、此処でご主人様の力を見せるのも悪くはないか

というより、勘を戻しておきたいのもなくはなかった




「ダレダ…」


一歩。踏み出した途端に見つかってしまった

訳もわからない内に殺してしまいたかったのに


「はぁ…誰、ね…」


昔は、私を見ただけで頭をたれるモンスターもいたっていうのに

年月は残酷なものだ、お互いに…


「誰でも良いでしょう?此処で死ぬんだから?」


ね?と、可愛らしく笑ってみせる


「ッ…」


たったそれだけで、オークの動きが固まる

こちらに視線を固定したまま、段々と息が荒くなっていた


気持ち悪い…


魅了が掛かったのは良いけれど

オークに鼻息を荒らげられるのは最悪に気分が悪い

さっさと、殺そう…そう思った矢先だった


「待ちな…」


霧の奥。懐かしき我が家から声が響く

同時に、ドシンっと思い足音

あきらかに人の丈を超えた巨体がゆっくりと歩いてくる


「人の家になんの様だ?」


事と次第によってはと霧の中から巨人が姿を見せた

3メートルに届くだろうか、見上げる顔はだいぶに高い

褐色の肌と、逞しい体、巨女(でかおんな)?あぁ、なんかそんなのも居た気がするけど

デカイだけなら魔界ではそう珍しくもないし…


「あら。ただいま、を言うのに許可がいるの?」

「ただいまだと…」


頭ごなしに見下ろしてくる巨人


「おまえ…まさか…」


すっと、巨女の目が細くなる

その姿に何かしら思うところがあった様だった


「ええ、思った通りに。私の名前を言ってご覧なさい?」

「霧の麗人…。ミス・メープル…」

「正解。そしてさようなら…人の家に住み着いた愚行は体で払ってもらいましょう」

「はんっ。出来るもんならなっ、オマエらっ」


巨女が声をかけると、霧の奥からオークが姿をみせる


「ローレ、ローレ・メーリヒだ。覚えておけ、ミス・メープル」

「別に、貴女ごときの名前に興味はないのだけど…良いわ、改めて…」


霧の麗人・ミス・メープルよ…畏怖とともに体に刻んであげるわ




「切り刻まれるのはお前だっ、マルチアクションっ」


呪文を唱えると

その巨体で異様とも言える器用さで突撃してくるローレ


「存外と…。いいわ…無駄、徒労という言葉を教えてあげる」


ふと違和感。呪文が発動しない…


「あら…」


戦い方すら忘れてしまったのだろうか

軽く舌打ちしている間に、5体のオーク達に取り囲まれてしまう


「ウォぉぉっ」


雄叫びあげて襲ってくるオーク達


「全く、無駄なこと…」


振り下ろされる凶器

けれど楓は避けるでもなくその場に揺らめく様にたっている


剣が斧が槍が地面に突き刺さる

真っ直ぐに、真っ直ぐにだ…そこに居ただけ女に掠ることもなく


「お前、何をした…」

「別に。立っていただけですわよ?」

「そうかいっ」


ローレが剣を振りかざし叩きつけてくる

雷を纏い、巨体から放たれる攻撃

軽く見積もっても、オークの一体くらいは両断してしまいそうな程の威力


けれど、それすらも掠りはしなかった


地面を打ち砕き、穴を開け、礫を撒き散らす、それだけ、ただのそれだけだった


「くそっ、どうなってやがる…」


確かに捕らえたはずだ。かなりいい一撃だと自画自賛だってしていいのに

女は楓は一歩もそこから動いてはいなかった


「ふふっ、どうなのかしらね?」


と、笑ってみたは良いものの

長引きそうで嫌になる…人間界で遊びすぎた弊害か、思った以上に力が落ちているのを実感せざるをえない


「ねぇ、貴女。いっそ、私の奴隷にならない?」

「何を馬鹿なっ」


予定変更。オークともども磨り潰すつもりだったけど…

楓の声に、視線に、魔力の火が灯る

相手の心に染み渡るようなそんな誘惑の力


「その、デカイ体。持て余しているのでしょう?私なら上手いこと発散させてあげられるのだけど」


何時の間にか、楓がローレの耳元で囁いていた


「っ…」


グニャリ…視界が揺らいだ気がする

女の視線に、声に、心が揺さぶられる


「だったらさぁ…その体で俺を満足させてくれよなぁっ」


ローレが肩に止まった楓に掴みかかるが、途端にその姿が掻き消える


「怖いわねぇ。やっぱり、溜まっているんじゃないの?」


楓の手が伸びる

ローレの胸を押さえつけていた鎧

その隙間から細い指を忍ばせて、優しく撫で回す


「うふふっ。体が大きいと乳首も大変ねぇ」

「ひぅっ」


ローレの体が震えた

自分の半分程しかない女に、良いように言われ、体を好きに弄ばれている

そんな屈辱と敗北感。それになにより、どれだけ手を伸ばそうとまるで掴めない

亡霊の類かと思えば、その指先の感触は確かに肉のものであった

分からない、分からない。理解の出来ない魔族、それに対する恐怖もまた手伝って


ジワリ、ジワリと、ローレの心を削っていった




ついに、巨体が崩れ落ちる

部下のオークたちもそれを見るや、動きを止めていた


「あ、あんた…一体…」


虚ろな目、荒い吐息

散々に弄ばれた体は、いつしか熱を帯びて発情するまでに至っている


「霧の麗人、ミス・メープル。名乗ったはずだけれど…」


むかーし、むかし

霧の森に住む魔王と、そう呼び習わされていた、そんな怪物ですわ


そうして、ニコリと微笑む楓


「さて。ローレ、ローレ・メーリヒ」

「っ…」


名前を呼ぶ、睨みつけてはくるが迫力なんてものはなく

あるのは、屈辱と…その先にある多少の期待


「満足させてあげると、私は言ったわね…」

「それは…」


ゴクリと、ローレの喉がなる


「シェイブチェンジ…」


シェイブチェンジ…対象の年齢・性別・見た目までを好きに出来る、そんな素敵な魔法

そうして、その効果は、巨人を子供へと変容させていた




「んんっぅぅっっ」


くぐもった声が聞こえる

巨人から子供へと変えられたしまったローレ

体は丸くなり、手足も小さく、細くなる

大きかった乳房は見る影もなく、小さな膨らみへと身を落とし

残ったピンク色の乳首は、今やオーク達の嬲りものにされ、完全に勃起していた


「んっ、んうっ」


声ですらない、もう鳴き声の様だ

小さな口にはオークの肉棒が叩き込まれ、否応なしに奥まで押し込まれている

巨人だった頃には、あれだけ小さいと思っていたのに

今となっては、顎が外れそうな程に大きい


「んんっ!?くはっ、あっ、あっ、けほっ、ごっ…」


オークがローレの口の中に射精する

ゴボリと、どろどろの白濁液が口を塞ぎ喉の奥に奥に流し込まれる

耐えきれずに吐き出し、咳込み、残った精液を口の端からポタポタと地面に零すローレ


「やめっ、たすけっ…めーぷるっさ、あぁあっ!?」


主に、主となったばかりのものに、助けを乞うローレ

こうしてみると、ただただ幼気な少女がオークに陵辱されている風景に見えた


いや、実際その通りなのだろう。彼女の元がどうであれ、今はただの女の子なのだから


オークの1人が、ローレの足を掴み、自らの元に手繰り寄せる

そして、その小さな体を軽々と抱き上げると、アナルへとその肉棒を突き立てる


「あぁぁっ、いやっ、そこっ」


ローレの体が震える、嬌声が漏れる

大きな肉棒に広げられた少女のアナル

嫌だやめてと叫んでも、押し寄せる快楽に次第に力が抜けていく


「あっ、あ、あぁぁぁぁっ」


ぐりっと、抉るような音が聞こえた

抱きかかえられ、後ろからアナルに肉棒を押し込まれているローレ

見せつけられるように開いた足、だらだらと愛液を零す割れ目、快楽に押し上げられている乳首

そのどれもが、オーク達の劣情を煽っていた


割れ目の中に、オークの肉棒が突き刺さる

それでも足りないと、再び口の中に肉棒を押し込まれ、乳首を嬲られ

空いた両手で、無理矢理に肉棒をしごかされる


見る影もない

見える影があったとすれば、醜悪なオークに犯され喘いでいる少女の姿

その姿に巨人であった時の姿など一つの欠片も残っていなかった


「んんんっ、んぁ、あっ、うんっぅぅっ!?」


オーク達の動きが速くなってくる

壊れそうなほどに、ローレの中に突き込み、押し込み、犯し抜いていく


やがて…


しごいていた肉棒の一つが爆発したように射精を開始した

浴びせかけられる精液に、ローレの褐色の肌が白く白く、汚されていく

再び、口の中にも吐き出される精液


どくどく、どくどく、どくどくと…


飲み込みきれなかった精液を零しながら、声をあげるローレ

けれど、陵辱は終わらない、アナルにも膣にも…そして子宮にまで


オークの射精が始まる


その刺激に堪えられず。ついにはローレも絶頂に達してしまう

膣がうねり、肉棒を締め上げる、アナルが締り精液を絞り出す

狭いローレの中を肉棒が蹂躙する

一滴も残さずに、吐いて吐いて吐き出して、ローレの中も外も白濁に染めていった




長い長い陵辱だった

一時間あまりに及ぶその行為は、魔法が切れたと同時に漸く開放された


「どう?自分がただの女だと、どうしようもないほどに理解できたかしら?」


返事はない。ただかすかな息だけを漏らしているだけ

時折、体を震わせては、口の端、股の間から白濁の液を零している


「ぺっ…。おいしくない…」


べしゃっと、気色の悪い音が聞こえた


「この子は…」


こっちが白ならあっちは赤だった

返り血に染まった みけの肌。その周囲には何か良くわからない肉塊が転がっている


「まぁ、良いわ…無事に家も取り戻したし」

「帰る?」

「ええ、帰りましょう」

「ん」


そうして、霧里 楓は家の扉を開いたのだった




「森に…霧が…」

「なにを、あの森はいつもであろう?」

「いやぁ…この気配は…懐かしいねぇ」

「もどったと、やつが?」

「ふふっ、でも随分とみすぼらしくなっちゃって」

「ふんっ。大方人間界で遊び歩いていたのだろう、くだらん捨て置けばいい」

「そう、ですわね…」


一つ小魔界に戻った1人の魔族

はたして、それが一体何をもたらすのか…


盛大に何も始まらない




後書き

「意外と、思い通りにならないものね」

そんな感想
具体的に楓の初手で行き成りファンブルでたり
ヘルハウンドくらい余裕だとおもってたのに
回避でファンブルでて、予想外にダメージ受けたり

魔将くらいから始めれば、達成値とか余裕だとか調子にのってたら
意外と、格下相手に手間取ったり…
ローレに魅了がかかってなければ、バーサーク使われて、何度か当てられてた気がする

こわいこわい


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