2018-02-09 01:40:16 更新

概要

取り敢えず一頁完結型、三題噺の一番目。ちょっと、一番最初のお題から悩みますね。
Dr.Tからのお題・帽子…うん。帽子の子を出せば良いのかな?
孝太からのお題・滑る…うーん。海軍学校を落ちたとか?
彩都からのお題・しょっぱい…味だよね。味覚だよね?これが一番難しそうw
まぁ初手だし目標は2万字位かな?
それではくぅのアドリブ幕間劇場!皆様、是非是非、楽しんで!つづけてQue入れ行ってみよう!
三題噺まで3 2 1 Q SceneStart!!


前書き

『三題噺』とは人の名前・場所・品物の三つのお題で話を作る事。
これは暇なくぅが幕間と同じような感じで三つのお題で一頁(100000文字)に収まる様にアドリブトレーニングの為に作るSSである。
しかし、三つのお題は最初の様な指定されたモノではなくDr.Tと孝太と彩葉に1つずつお題を聞いて作る(それぞれのお題は知らない筈
一応、世界は泊地開発。悪ノ世界の設定は今やDr.Tと孝太に魔改造されているから。

ちなみに章タイトルなどは無い。章タイトルのアレを入れる作業が以外と手間取るから。
ネット環境が無いからワードで原稿を書いてます。
原稿と言っても誤字を確認だけサラッとして投稿してるけど。時々、誤字無視るけどw
世界観や補足の説明などは『』で囲むので探索者の皆は見ておく事。
逆説で見学者の方は飛ばしても構いませんw

と言う訳でノリ良くぼっちでやって行こう!


さて、まずは舞台の設定だ。


場所はそうだなぁ。折角だから本編の5年前の神奈川かな。神奈川襲撃の時間系列からStartだ。

実は玖零の阿武隈が死体を使った初の艦娘って意味だったんだけど。阿武隈が初代の艦娘みたいになっちゃってるし。まぁ、初の軽巡って事は正しいかな?

これはあいつらも見ても良い様に書くし見て世界観を知ってもらうってのも目的だしな。

んじゃ口上。

さてさて、それではお楽しみ!幕間Time行ってみよう!!


*****


これは…親を失った少女の成長する跡を追った物語―かも知れない?


いきなり大きな音が聞こえて隣の家が無くなった。


怖くて走り出したいけど怖すぎて足が動かない。


…何時間位たったんだろう。音がなるごとに足元に石が転がってくる。


「おかーさん」


おかーさんを呼ぶけど。私に覆いかぶさってから動いていない。


「おかーさん?」


おかーさんの顔を何とかして見る。目を閉じてどうやら寝てるみたい。


「…!…」


お外から何か声が聞こえる。外の光が見えた。


見えたのは帽子を被った私と同じくらいの黒い髪の子と白い髪の子の二人。お外に出た時に迎えてくれたのは双子の様に似ている茶髪の女の子二人だった。


「生きてるのです!」


「良かったわ」


「しかし…」


「しょうがないわ。早く司令官に報告して車をここに回してもらわないと」


少しして。怖い顔をした車が来て中に乗ってた人が降りて来た。


「ミナ!良かった無事で!」


「おとーさん!」


降りて来たのは二人、二人とも白いお洋服を着ている。片方はおとーさんだった。


「西村。こういうのは今回ばかりだ。あんまり越権行為をすると上に目を付けられる」


「解ってる。文祇、感謝する。ミナが生きていただけでも感謝だ」


「暁、響、雷、電。これより、ここら一帯の生存者を探すぞ。レーダーに反応は?」


「司令官!こっちに反応があるわ!」


「でも、反応はそれだけみたいだ…」


「生存者の避難はあらかた済んでるからな。反応があるのは瓦礫とかに埋もれてる生存者しか居ないだろう。それにあれから三日は経っている」


そう言って助けてくれた子達はおとーさんにあやしと呼ばれた男の人を連れて何処かに行った。


「さぁ、ミナ…彼が戻ってくるまで車に居ようか」


「おとーさん。あの子達は?」


「あの子達は艦娘と言ってな。とても強いんだ」


お父さんはそう言って笑った。


「そうなんだ!私もなりたい!」


「あはは、艦娘になるのは無理だよ。ただ、あの子達を指揮する側にはなれるだろうけど。こんな事があったんだ緊急で人材をかき集めないと」


『計らずも、この神奈川襲撃で艦娘の正式運用が決まったのである。それと共に提督育成の方も』


「私!それになる!」


「…そうか。まぁ考えなさい」


「戻ったぞ!応急セットをくれ!頭から血が出てる」


「!あぁ、分かった」


おとーさんが急いで緑色のバックから白い布とかを取り出して手渡す。


「これでよし。女の子なのに顔の目立つ所に傷跡が残ってしまうが…命があった事を感謝しよう」


「司令官、他の反応は無いのです」


「それじゃ、ベースキャンプに帰還しよう。そう言えば君は大丈夫かい?」


「大丈夫だよオジちゃん!」


「お、おじ…」


「大丈夫よ!司令官はまだ若いわ!」


「それとお姉ちゃん達もありがとう!」


「お、お姉ちゃん?」


「ミナ…?何を言ってるんだ?」


「戻ったら医者に診てもらった方が良いだろう」


「もうすぐ着く。しかし、その前に客だよ」


「艦載機か!暁。窓から狙い撃てるか?」


「暁の出番ね。見てなさい!響!運転ちゃんとしててよね!」


「わかってる。安全運転さ」


黒髪のおねぇちゃんが車の天井にあいた穴から身を乗り出して何かをしている。凄い音が聞こえた。


「ふぅ、これで大丈夫よ!」


「こっちも意識を取り戻したみたい」


「おい、大丈夫か?…先輩?」


「何だか先輩先輩と呟いてるのです」


『約5年後、その先輩にトラウマを植え付けられるとはこの時のなのですは知りませんでした。ここまで言えば聡明なPLには伝わるでしょう』


「司令官、もう少しでベースキャンプに着く。降りる準備をしといてくれ」


「了解、西村は着いたらどうする?」


「何も言わずにお前について来てしまったから。メールが…すまないがミナを頼んでも良いか?」


「あぁ、任せろ」


「ミナ。父さん仕事が入っててな。このおじさんの言う事をちゃんと聞くんだぞ?」


「分かった。パパ」


パパが私の頭を撫でる。パパの胸に抱き着く。


「…司令官、アレはどういう事だろうか。さっきはおとーさんと呼んでいなかったか?」


「兎に角、医者だ医者。って精神科医は流石に出張ってきてないか…東京向かうぞ」


「あ、東京行くならパパも乗ってくよ」


「お前何のんきな事言ってるんだ」


「いやぁ、昔のミナに戻ったみたいだ!!」


「親バカか!戻ってるから!!現在進行形で!!」


「流石、司令官のオトモダチなのです」


「正気を失ってるトモダチが多いわね!」


「いや、こういう時に正気が失うのはしょうがないと思うが…」


「しょうがないわ。お母さん――」


*数日後*


美奈「あれ?ここは?」


医師「ここは病院だよ。何処まで覚えてるのかな?」


美奈「えっと、黒髪と白髪の子に助けてもらって…あれ?その後どうしたんだっけ?」


医師「いや、思い出せないならそれ以上は無理に思い出さなくて良い。君の名前は?」


美奈「私は西村美奈です」


医師「年齢は?」


美奈「16歳です」


医師「一時的なモノか。日常生活には問題ないだろう」


西村「美奈!起きたんだね!!」


紅「おいおい西村、病室だから静かにしろ」


暁「起きてるわね!」


響「ハラショー」


雷「体調は大丈夫かしら?」


医師「一時的な症状の様だ。日常生活には問題ないと思う」


西村「ありがとう」


医師「そっちの子は一時的かどうかは解らん。記憶喪失だ。エピソード記憶が無いだけだから日常生活には同じく問題は無いな。恐らく頭を打った時の物理的要因の喪失だな」


紅「そうか…ふむ、そちらの子は私が引き取ろう」


電「え?何が目的なのです?」


紅「目的なんて無い。強いて言うなら私の後釜だな」


西村「取り敢えず問題なくて良かった。美奈に何かあったらママ――」


*1年後*


美奈「お父さん!!綾香ちゃんも一緒に海軍兵学校受かったよ!あれ?紅おじさんだけ?」


綾香「…美奈のお父さんは?」


紅「遠方の鎮守府に異動となったんだ。去年の10月に」


美奈「え?三か月も前に?全然気づかなかった…そう言えば家の中が静かだとは思ったけど」


紅「あぁ、何分急にいってしまってな。聞かれたら答えたが集中してたようだから試験が終わったら言おうかと」


美奈「扶桑さん達もですか?」


紅「あぁ、扶桑・山城・最上・満潮も連れていったよ」


『この時までは小型艇に乗って提督は指揮を執っていたよ』


綾香「時雨は連れていかなかったの?」


紅「あぁ、ちょっと事情があってな。それとコレを君に」


美奈「帽子?」


紅「西村が君に渡しておいてくれとな」


紅おじさんが私に渡してくれたのは白い軍帽だった。


紅「君がそれが似合う様になったら会おうと言っていた」


美奈「頑張ります!!あ、お茶淹れますね!」


私はお茶を淹れにキッチンへ。


綾香「左遷されたの?」


紅「…あいつも母親――」


*更に3年後*


学長「君達5名は優秀な過程を得て最後の一年を鎮守府での実務にて卒業する事になる。皆精進するように」


学長「では、呼ばれた者から前に出る様に」


学長「――文祇綾香」


綾香「はい」


学長「君は大本営に所属する事になる。君の父親は副指令だったな。兵站参謀、三枝充の下に着くように指示があった」


学長「君のすべきことは彼の高速連絡船の護衛という事になる。実戦機会が多いだろうから直ぐに腕をあげられるだろう」


綾香「頑張ります」


学長「次は――西村美奈」


美奈「はい!」


学長「君は大本営に所属する事になる。君は西村さんの娘さんだったな。君は副指令、文祇紅の下に着くことになってる。副指令は大本営の防衛も担当している。有事は無いに越したことはないが訓練は怠らない様精進してくれ」


美奈「頑張らせてもらいます!」


学長「では――」


*3日後*


紅「着任おめでとう」


美奈「よろしく、お願いします」


紅「暁達は綾香の所に異動したから居なくてな」


美奈「そうなんですか?」


紅「あぁ、君に配属されるのは彼女達だ」


五十鈴「五十鈴です。水雷戦隊の指揮ならお任せ」


初春「わらわが初春じゃ。よろしく頼みますぞ」


子日「初めまして、ねのひ、だよぉ!!」


若葉「駆逐艦若葉だ」


初霜「初春型四番艦、初霜です」


『え?姉妹艦で出過ぎだって?気にすんな!』


大鳳「私は文祇提督の秘書艦をしています」


美奈「あれ?この子だけ?」


紅「あぁ、私の仕事は今後は緊急時の全提督指揮だからな。後は総司令の副官をする事になって居る」


美奈「そう言えば副指令って大出世ですね。おめでとうございます!」


紅「あぁ、ありがとう。それじゃ君の仕事はどんどん演習を受けて練度の強化に当たってくれ」


美奈「出撃とかはしなくて良いんですか?」


紅「あぁ、有事の際に動けるように出撃はしなくて良い」


五十鈴「演習ですか?」


美奈「早速明日から演習を入れましょう」


紅「意欲的だな」


美奈「そう言えばどうして綾香ちゃんは他の人の所に?」


紅「あぁ、総司令の指示だ」


美奈「あ、そうなんですか」


紅「取り敢えず。今日は休むと良い」


美奈「はい!それじゃ失礼します」


五十鈴「あの、文祇元帥。私達、寮から移動って言われたんですけど」


紅「あぁ、そうだった。君らの家は西村邸に住む事になる」


子日「え?新任なのに大本営に住まいがあるの?すっごいねー!」


紅「彼女の父親は西村だ。」


若葉「ナンダッテー」


初春「ほぅ、西村とな?それはそれは期待しておこうとするかのう」


五十鈴「西村提督と言えば駆逐艦3隻だけで大本営前の海域を取り戻した神奈川の英雄に次ぐ大英雄じゃないですか!」


紅「いや、私も手伝ったんだが…と言うか当時は駆逐艦しか基本配備されてなかったからな・・・今では空母や戦艦も居るけど」


『実は紅は西村と二人で2TOPを張っていました。ついでに言うと西村は神奈川襲撃の直後に時雨満潮夕立の3艦が配属され、紅ともに大本営前の海域を解放したと。えぇ、そう言う事になります』


紅「まぁ、良い。取り敢えず今日は戻って休むんだ」


美奈「はい、それでは失礼します」


紅「気を付けて帰るんだぞ」


美奈「大丈夫ですよ。隣ですし」


『現在地、文祇邸。隣家、西村邸』


紅「あ、やっぱり綾香達が帰って来るからご飯食べてから帰るかい?」


美奈「いいんですか?」


紅「あぁ、お祝いもしたいしな。皆でする方が良いだろう」


紅「それじゃ献立はどうしようかなぁ」


五十鈴「元帥が作られるのですか?」


紅「勿論だ」


『やっぱり、男の料理出来る率高いな首吊りSESSION。と言うか女成分が低いなぁと思ったけど艦娘って女扱いだよね?まぁ、オリキャラの女は艦娘に霞んでしまうけど。艦娘にさせたくないネタをやらせられるから良いか』


子日「うわぁ!!美味しそう!!すっごい!」


出て来たのはロシア料理。紅おじさんが響に感化されて作るようになったっておじさん言ってた。


『くぅはロシア料理、あんまり知らないのでアバウトです。響が紅さんの料理の師匠になります』


綾香「ただいま戻りました」


響「ん、良い匂いだ」


暁「お祝いね!!」


紅「お帰り皆」


美奈「お帰り綾香ちゃん!」


綾香「美奈に着く艦娘達はこの子達ですか」


美奈「そうだよ!お仕事は演習メインだって!」


天龍「あー天龍だ。よろしく」


『暁型は文祇紅提督からそのまま引き継いだが。大本営や前線の泊地に着任する新任者は軽巡+駆逐艦数隻の水雷戦隊が配属される事が決まっていた。よって大本営の新任として配属された綾香には軽巡天龍も新しく配属されたという事になる』


美奈「よろしく、お願いします!」


雷「あ、私がよそうわね!」


雷ちゃんが皆の分のご飯をよそっていく。


紅「それじゃ、頂きます」


皆「「頂きます!」」


――


*次の日*


五十鈴「今日は演習ですね」


美奈「確か、相手は演習場に行けば解るって」


子日「今日は演習の日!!」


演習場に移動した。


綾香「いらっしゃい。それではやりましょうか」


美奈「え?今日の綾香ちゃんなの?」


電「手加減はしないのです!」


子日「子日も強いよ!!」


暁「というわけで進水よ!」


若葉「良い感じだ楽しみにしておこう」


10本の軌跡が演習場というキャンパスに白い線を描く。


美奈「わぁ、水の上を走ってるの初めて見た!へぇ、水の上を滑ってるみたいだね。スケートみたい!」


『これで滑るのワードを回収でよろしいか?』


綾香「そうだね、どうやって走ってるのか気になる」


水上を滑り等間隔を保つ5本の線と同じく等間隔を保っている5本の二つの束が接触する。

砲撃音が鳴り響き束の間で弾が飛び交ってる。


美奈「…する事ないね」


綾香「最初に作戦を決めた後は大体見てるだけだもの」


美奈「そうみたいんだね」


綾香「相手との作戦の相性が悪かったら変えたり臨機応変にやった方が良い」


美奈「どうやって?」


綾香「…一応、成績優秀組だったわよね?」


美奈「機械は疎くて…」


綾香「そう言えばそうだった。ここを押すと通信が出来る」


美奈「聞こえる?」


綾香「…無線機がここに置いてある。渡してないのなら聞こえるわけが無い」


美奈「あ、えへへ」


綾香「私も渡し忘れてた…」


と言う訳で観戦するしかない成績優秀(ryの提督二人でした。


*演習後*


天龍「と言う訳で」大破


五十鈴「反省点が色々ありましたね」大破


暁「何かがおかしいと思ったら無線機を持ってなかったわ!」無傷


子日「そっちも持ってなかったんだねー」軽微


響「そっちも意外と練度が高いね」無傷


若葉「そちらもな。まぁ無くても問題ない」無傷


電「やられてしまったのです」大破


初春「少しやられてしまったようだのう」中破


初霜「何も出来ませんでした…」中破


雷「無線機…気づかない方がおかしいのよ…」中破


綾香「まさか引き分けになるとは思わなかった。というより渡す前に皆行っちゃったしね」


美奈「私も…初春達は何処から来たの?」


初春「わらわか?わらわ達は特別管理局と言う所からじゃのう」


初霜「鎮守府が解体になって一時的に預かりなったんです」


『これは玖兇の暗躍ではなく、ただの仕事です。それと暁は一人前レディじゃなく一人前のお姉ちゃんです』


綾香「鎮守府勤めだったんだね。それだったら実力が拮抗するのも当然か」


『この時はケッコン(カリはまだ実装されてない事になってます。本編でも実装されてないけど。一人練度100超えてるメロンが居るけど、どうしてなのかはまだ内緒』


美奈「鎮守府に着任した時は初期艦一隻だけなんだよね?」


綾香「そうだよ。大体、鎮守府正面の海域でドロップしたカードを使って艦隊を拡充していくの」


美奈「建造ドックは?」


綾香「資材を使うタイプ第一線に配置されることが多いね。艦娘に損害が出て戦力を増強しないといけない時以外は使われないけど」


美奈「授業でならっても使わないんだね」


綾香「使い方習っても妖精が視えなければ使えないしね」


美奈「あぁ、そっか。紅おじさんは見える人なんだよね」


綾香「うん、私も見える」


美奈「良いなぁ。妖精さんって可愛いの?」


若葉「可愛いのは確かだな」


美奈「良いなぁ、見てみたい」


初霜「まぁ何れ見える様になるかもしれません」


美奈「え?見れるようになるの?」


綾香「希望すればそう言う訓練が出来る。でも昔の超能力テストとかと変わらないらしい」


美奈「んー、そうなんだ。胡散臭そうだね」


初春「わらわ達の存在自体が話だけ聞いたものには胡散臭く聞こえるじゃろうの」


若葉「そうでも無いと思うよ。内陸でも深海棲艦に似たモノが巣くってて、それを従弟が退治してるんだと管理官が語っていたからな」


美奈「管理官…何者!?」


天龍「内陸のそう言う話を聞かないって事は秘密裏に処理してるんだろうな。その情報を手に入れられるって事は陸軍辺りにデカイパイプを持ってるんじゃないか?」


『*盗み見ているだけです』


美奈「それよりも無線の使い方を覚えておかないと」


五十鈴「提督は機械は苦手なんですか?」


美奈「苦手なの。スマホも上手く使えないし」


綾香「今時ガラケー持ってても電話もメールも出来ないのに…」


『通話もメールも圏外が広がっているのでガラケーは死んで行ってます。しかし、大本営内でなら専用の回線が飛んでいるので大本営内ならLineが繋がります。でも同じ回線に繋いでないとやり取りが出来ません』


美奈「でもお母さん――」


*次の日*


美奈「あれ?朝…?あぁ、あの後、無線機の詳しい使い方を教わったんだった」


五十鈴「提督おはようございます」


初霜「昨日は疲れてたみたいですね」


美奈「あ、ごめんね」


初霜「大丈夫です。子日と若葉が朝食を作ったので起こしに来ました」


美奈「あれ?初春は?」


五十鈴「お味噌汁を作ってました」


美奈「取り敢えず行こう」


*食卓*


美奈「頂きます。ご飯と目玉焼きと鮭とお味噌汁…食材あったっけ?」


『川魚は一応売られています』


五十鈴「演習の帰りに買い物に行ったじゃない」


美奈「そうだったっけ?」


子日「そうだよ!!献立は子日にお任せアレ!!」


若葉「料理は意外と得意だったりするんだ。管理局でお手伝いをしてたから」


初春「わらわは和食ならそれなりに出来るぞ」


美奈「私は何時も綾香ちゃんのお家でご馳走になってたから料理出来ないんだよね」


初霜「提督は一人の時はどうしてたんですか?」


美奈「恥ずかしながらお総菜を…」


子日「手料理に飢えてる…あ、紅元帥はとても料理が上手かったねー」


美奈「私はあれで育った!」


若葉「そう言えば父親は北に出向してるんだっけ?」


美奈「うん!2年前にね」


若葉「英雄がどうして北に行く事になったのか。気になるね」


初春「案外、北の戦力強化の為だけかもしれんぞ」


美奈「うん、紅おじさんもそう言ってた」


五十鈴「所で提督。紅元帥の下に着いたのにおじさんと呼ぶのは問題があるんじゃない?」


美奈「…今はオフだから」


『陸軍でやったら即、懲罰房行きかな。しかし、雨京は力を持ってたので将軍でも、おいそれと文句は言えない立場でした』


初霜「か、管理官がやってきますよ!」


美奈「え?ダメなの?」


若葉「いや、一応不正を取り締まる所だから不敬罪だろう?」


美奈「尊敬してるから大丈夫、お父さんが異動になった後こっちに残った私の面倒見てくれた人だもん」


子日「大丈夫、大丈夫、今日も一日頑張ろう!おー!」


美奈「今日から演習のお仕事も本番か」


五十鈴「綾香提督だったのは紅元帥の好意だったのかもしれませんね」


美奈「あぁ、演習のおさらいの為だったのかぁ」


初春(マイペースと言う奴かの)


五十鈴「今日は無線機を忘れないようにしましょう」


美奈「ご馳走様!準備したら演習場に向かおっか」


子日「GO!GO!」


若葉「推定精神年齢が子日と同一か…?」


初春「それ以下かもしれんぞ?」


初霜「モグモグ…」


若葉「初霜まだ食べてるのか」


初霜「よく噛まないといけませんから」


五十鈴「あれ?提督と子日出て行っちゃった」


初春「まさかとは思うが…置いて行かれたのかのう」


若葉「五十鈴さん、何処の演習場か伝えた?」


五十鈴「まだ伝えてないんだけど」


若葉「準備ができたら行こうか」


初春「そうよのう、入れ違いになると大変じゃが」


初霜「歯を磨きましょう」


五十鈴「あ、私も磨こう」


『今気づいた。提督Onlyで追従しようと思ってたのに提督が消え去っている…』


*と言う訳で提督視点*


美奈「あれ、何処向かってるんだっけ?」


子日「演習場かなぁ?」


美奈「何処の演習場が子日解る?」


子日「子日分かんないなぁ。五十鈴さんが知ってるんじゃない?」


美奈「…家、戻ろっか」


子日「戻るよー」


*家に戻ったら玄関で鉢合わせたので演習場へ向かう*


五十鈴「少しは落ち着いて下さい」


若葉「出会って2日で少しはとは幸先が良いな」


初春「何が良いのか解らんのじゃが」


若葉「五十鈴が秘書艦なんだろう?秘書艦は時には提督に意見を言う事も必要だ」


初春「それもそうじゃのう。それが出来てたらあの鎮守府も解体などされなかったじゃろうな」


美奈「皆の前提督って何したの?」


子日「確か轟沈報告が多かったから来た気がしますよぉ」


初霜「それで被害が流石に多すぎるので再教育をするって事になった筈です」


美奈「へーそうなんだ」


若葉「軽い!!凄い軽いよ提督!!」


五十鈴「聞いておいて流したわね」


若葉「だがそれが良い」


初春「わらわには若葉の趣味がわからんのう」


美奈「あ、着いた」


ケンジ提督「なに?お前が僕の相手?何時も通りのアホ面しやがって」


若葉「提督知り合いかい?」


美奈「うん、一緒に実習の枠に入った人、確かワカメ君」


五十鈴「という事は提督ね。それにしても口が悪いわね」


ワカメ「お前と一緒にするなよ。僕は鎮守府を任されたんだぞ!つまりお前よりも優秀って事だ!てか、ワカメって何だよ!人の名前くらいちゃんと呼べ!」


初春「ふむ、何処の鎮守府に着任したのかのう?」


ワカメ「…秋田だ」


初春「秋田と言うと専守防衛の地域じゃのう」


『日本海方面は大本営の意向で専守防衛という事になって居る。北朝鮮とも中国とも連絡手段が無い現状、深海棲艦以外との敵と会いたくないってのが1つです。日本海方面は専守防衛と演習がメイン。ワカメ表記で行きます』


ワカメ「優秀だから防衛を任されたんだ!そこの所を間違えるなよ」


五月雨「あの、提督。演習の細かい事を聞きに来たんじゃ」


ワカメ「五月雨やっちゃえ!」


五月雨「提督、ですから。演習をしに来たんじゃなく演習の説明を」


ワカメ「え?何?こいつに教わるの?」


五月雨「えぇ、そうです」


美奈「うん!ワカメ君、君に教える事はもうない!だから帰って良いよ」


ワカメ「うん、そうだよね。お前に教わる事なんて無いよね」


五月雨「わわ!?提督待ってください」


ワカメ君は演習場から出ていってそれから戻る事は無かった。


若葉「そのコメントは死んでしまった事になってしまうよ…」


初春「若葉は何を言っておるのじゃ」


美奈「若葉ちゃん!!心を読むのは止めて!」


五十鈴「提督落ち着いて下さい」


美奈「よし、今日のお仕事終わりじゃない?」


五十鈴「今日の演習はあの人だけでしたからね」


美奈「暇だね。何しようか」


五十鈴「でも帰しちゃってもよかったんです?」


美奈「いや、でも教えられる事も無いし、ワカメ君は私より成績優秀者だから」


五十鈴「紅元帥には上手く報告しておきます」


美奈「ありがとう頼りにしてるよ五十鈴ちゃん!」


子日「これ不正の証拠になるんじゃないかな?」


初春「多分捕まるのは先ほどのワカメであろう」


美奈「それじゃお菓子買って帰ろう!」


子日「やったーおっかしーおっかしー」


美奈「お菓子ぱーてーだー!」


子日「ぱーてぃーぱーてぃー」


五十鈴「本当に大丈夫でしょうか…」


初霜「…お菓子ばっかりは駄目です」


『この初霜は美奈提督よりもマイペースです。決して忘れ去られてる訳じゃありません。突っ込まれそうだから先に言っておくスタイルです』


美奈「お菓子は正義!!」


子日「正義!」


若葉「中々頭が痛い、だがそれが良い」


五十鈴「良くないでしょう…」


*お菓子を買って帰還*


美奈「…暇ぁ」


子日「モグモグ、お菓子ウマー」


若葉「うん、美味しいな」


五十鈴「これで良いのでしょうか…」


初春「良いんじゃないかのう…わらわ達の仕事は緊急時の迎撃じゃろう?」


初霜「鍛錬は忘れてませんから」


美奈「暇ー」


子日「お菓子暇ー」


若葉「そうだな暇だな」


初春「そうじゃのう」


初霜「それなら午後は街に行ってみます?」


五十鈴「流石にそれは…」


美奈「街へ行こう!」


五十鈴「良いんですか?」


美奈「きっと大丈夫!!」


*と言う訳で街*


五十鈴「紅元帥に許可を取らなくても良かったのでしょうか?」


美奈「紅おじさんには許可取っといたよ?Lineでおっけーだって」


五十鈴「それなら気兼ねなくいけますね」


子日「許可貰ってないと思ってたら貰ってたねぇ」


若葉「さて、コンビニに無いものを買うか?」


美奈「それよりもお菓子しか食べてないからお腹空いた!あ、なんか新しく出来てる。ここに入ろう」


若葉「喫茶店『重雷』?」


初春「なんだか懐かしい気配がするのう」


木曾「いらっしゃい。」


美奈「何があります?」


木曾「一番のメニューはチキンカツサンドだよ」


初春「やっぱり木曾が居ったか」


木曾「初春型…管理局に居た奴等か?」


『玖兇が教育した木曾二人目でした。と言っても、この木曾は中枢にダメージを負ってバケツじゃ治らなくなったので引退したけど。この頃は艤装の展開無しでの怪我は治せなかったのです。泊地開発の時には艤装を展開した状態で服用すれば修復可能という事が判明したけど、その頃には木曾の肉体に魂の形が引っ張られてて直す事は出来ませんでした』


若葉「久しぶりだな」


木曾「元気だったか」


若葉「すこぶる元気だ」


木曾「その前に注文だ。何が良い?」


五十鈴「それじゃカツサンド」


初霜「私もそれでお願いします」


初春「わらわもそれで頼む」


若葉「そうだな。敢えて、この生肉サンドと言うモノに挑戦しよう」


子日「子日はこのマチガエータピザって奴!」


木曾「分かった。ちゃんと食えよ」


『不評過ぎて生肉サンドとマチガエータピザは泊地開発の時には無くなってます。コアな方には支持されてたけど』


と言う訳で料理が運ばれて来た。生肉サンドはパンが真っ赤になってる。血抜きがされてないのかな。滴ってる…何がとは言わないけど。


若葉「これは…意外と食欲が落ちるビジュアルだね。それと提督、血抜きの時点でもう言ってるから」


マチガエータピザの方はナンの形をしていた。


子日「ナンにカレー乗せてチーズ?」


ナンちゃってピザだった。


若葉「うん…?黄色い液体がこぼれて来た。これは…卵か。はむ。中はユッケになってるのか。はむはむ、これパン無しの方が良いと思う」


子日「あづくて食べられないよー」


ピザソースではなくドロッとしたカレーをそのまま厚いナンの生地で焼いているので何時までもホット。子日は苦戦していた。


五十鈴「あら、ソースが美味しいわね」


初霜「しかもカツはさくさくです!」


初春「ほう、カツはソースを付けておらぬのか」


美奈「むむ!これは一級品!!」


木曾「そうだろう。管理官の秘伝ソースを教わったからな」


若葉「管理官のレシピか。それなら外れは無いな」


木曾「その生肉サンドは無理だと思う」


若葉「いや、意外と美味いよ」


木曾「マジか」


若葉「人を選ぶだろうけどね。とても良いよ」


美奈「ごめん口周り真っ赤にしながら言っても説得力無いよ」


若葉「噛んだらパンにしみ込んだ赤いタレがあふれ出てくるんだ…」


木曾「あ、それはコチュジャンを薄めた奴だ」


若葉「ピリ辛だと思ったらコチュジャンだったか」


美奈「もうその話良いよ…」


子日「むぐぐ、熱い!!熱いよ!!」


五十鈴「はい子日ちゃん水です」


子日「ありがとう!」ゴキュゴキュゴキュ


木曾「あ、水は止めた方が」


子日「か、辛ーい!」


美奈「辛い物を食べてる時に水を飲むとますます辛くなるよね。辛いの嫌い!!」


『辛い物について言及するとどっかの猫頭がアップし始めるからここまでにしとこう』


*昼食後*


美奈「次は何処に行く?」


若葉「ゲーセンに行ってみようか」


子日「ゲーヘンいきまふぉ!!」


五十鈴「ごめんなさい子日ちゃん…」


初霜「唇が腫れちゃってます」


初春「どれ程辛かったんじゃ…」


若葉「ん、提督。皆でプリクラを撮ろう」


美奈「よしプリクラ行こう!」


皆でプリクラパシャリ。若葉に牙を付けて口元に血を垂らしてみたり、唇のスタンプを子日の口元に重ねてみたり。

初春の眉を白眉にしたり、五十鈴のほっぺに渦巻マークを付けたり、初霜の頭にシルクハットのスタンプを押したり。

私はプリクラを楽しんだ。


若葉「プリクラ奉行と言う奴か…」


初春「わらわの眉が…」


初霜「シルクハット、今度買ってみます」


五十鈴「笑っても良いですか?」


美奈「良いよ!!」


五十鈴、悶える。若葉に後頭部に蹴りを叩きこまれた瞬間を私は見た。


初春「そんなに面白かったのかのう」


子日「五十鈴さん酷いですよぅ」


五十鈴「突然、後頭部に激痛が…」


初春「大丈夫かのう?」


*なんやかんやゲーセンのゲームを楽しんだ*


子日「また勝ちましたよ!!」


若葉「ふふん、相手弱いね」


??「おにいぢゃん!!がでない!」


??「じょうがないおどうどよ。いっがいおうぢにがえるぞ」


『聡明な探索者の方は、この兄弟が誰なのかは一目瞭然ですね。この頃から既に居ました』


五十鈴「子日ちゃんと若葉ちゃんの対戦相手、凄い潮の匂いでしたね」


美奈「海から来たのかな?は!まさか深海棲艦?」


初霜「男性の声でしたし、深海棲艦では無いと思います」


美奈「そろそろ帰ろうか」


初霜「そうですね。そろそろ日も暮れて来ましたし」


家に帰って、ご飯を食べて楽しく過ごした。


*一か月後*


紅「なかなか最近、頑張ってるじゃないか」


美奈「演習番長ですよ!!」


紅「うん、それで部下達との仲はどうなんだ?」


美奈「んー、子日が周りを明るくしてくれて五十鈴が統率してくれてるかな。初霜は基本的に静かだけど皆の事ちゃんと見てるし初春はまったりしてるけど」


紅「うん?若葉はどうなんだ?」


美奈「若葉は手が早いなって思う」


紅「手が早い?」


美奈「手刀を叩きこんだりハイキックを頭に叩き込んだり。凄いのはやられた方は気付いてないのが凄いと思う」


紅「…気づいていないのなら良いんじゃないかな?」


美奈「取り敢えず仲良くやってますよ!!」


紅「そうかそれなら良かった。そう言えば、今年の誕生日会だが綾香も休みが取れそうだ」


美奈「分かりました」


綾香「ただいま。あれ?美奈来てたんだ」


美奈「綾香ちゃーん」


綾香「はいはい、どうしたの?」


美奈「ふむ、意外と育ってる」


『何かキャラが優の頭弱い版みたいになり始めてる。自重。女提督のおっさん化が激しいと言うか当然だと思うのは間違っているだろうか。まぁ、この子の場合は依存だと思われるけど。独白終了』


綾香「何処触ってるの…」


暁「司令官は美奈さんにモテモテね!!」


美奈「暁ちゃーん!」


暁「え?私にも来るの!?」


もみくちゃにされる一人前の(ry。


響「私には来ないかな?」チラチラ


電「取り敢えず助けるのです!!」


雷「突撃よ!」


雷電が暁と私に突撃して暁をもみくちゃにする。


暁「ちょ!?助けて!」


響「…寂しいから混ぜてよ」


と言う訳で響雷電が暁をもみくちゃにしました。


美奈「うん、良いものだ」


何時の間にか離脱している私。


天龍「成程、ふむふむ。そうすれば良いのか」


何かを学んでいる天龍。そして…


紅「…」


和んでいるおじさん一人。


五十鈴「と言うより若葉。私の記憶が所々抜けるのって貴方の仕業だったのね」


若葉「何のことだ?」


初霜「提督の意見が聞けて良かったと思います」


初春「そうじゃのう。わらわ達の評価を聞いたが、わらわに対しての評価酷過ぎないかの?」


子日「一番酷いのは若葉だよ!」


若葉「皆が酷いな…」


美奈「喧嘩はダメー」


五十鈴「そうですね。許しましょう」


子日「子日は許さない!!絶対にだ!!」


若葉「これがツンデレと言う奴か」ハァハァ


初春「本当に若葉の趣味が解らないのう…」


初霜「狙ってやっていると推測しました!」


美奈「うーん、何か微妙」


天龍「師匠と呼ばせてくれ」


美奈「いきなり、どうしたの?」


若葉「提督は渡さない」


天龍「」


紅「一瞬で天龍が…」


大鳳「ただいま戻りました」


紅「おぉ、大鳳お帰り」


大鳳「…?何かあったのでしょうか?」


紅「いや、問題は無い。さて、私は夕食を作ろう大鳳、響手伝ってくれ」


大鳳「分かりました」


響「分かったよ」


雷「私も手伝うわ!」


子日「子日も手伝うよぉー」


*綾香ちゃん達と遊んだ(主観)夕食後*


綾香「今日は何時もよりもスキンシップが激しかったね」


美奈「最初の演習の時以来会えてなかったからさ!!」


若葉「提督の趣味も相当だと若葉は思うが如何だろうか?」


初春「そうじゃのう…」


若葉「そう言えばこの前、紅元帥の話していた誕生会とは?」


紅「綾香と美奈ちゃんの誕生日会だよ」


若葉「それは解る。ん?綾香提督も一緒にやるのか?」


綾香「私は誕生日を覚えてなかったから美奈と一緒に祝う様になったの」


若葉「む?デリケートな問題だったかすまない」


綾香「気にしなくて良いよ」


初春「あぁ、そう言う事かのう。その日は何時なのかを若葉は言いたかったのじゃろう」


若葉「そう、その通り」


紅「誕生日会は10月15日だ」


若葉「ふむ、分かった予定は空けておこう」


子日「といっても子日達の予定は提督の予定だけどね!!」


初春「休日は特に予定も無いしの」


暁「わ、私達の予定も空いているわ」


響「三枝船長に聞いてみたら構わないと言ってたね」


天龍「あぁ、何か聞いてたと思ったらそう言う事だったのか」


暁「ばっちりよ!」


『大鳳雷電は片付け中でございます』


初霜「それではプレゼントを用意しておかないといけませんね」


五十鈴「それじゃ今度皆で買いに行きましょう」


子日「買い物買い物ー!」


美奈「皆元気だね。若いって良いね」


紅「どうした。私に比べたら皆若いだろ…」


大鳳「艦娘にとっては見た目の中身は伴わない者が多いのをご存じでしょう?」


紅「そうだったな。いや、暁達は見たまんまだったから忘れてたのもある」


大鳳「見た目よりも達観してる方も居るし未成熟な方も居ます。見た目で判断すると足元を掬われますよ」


紅(未成熟と言うのは多分、この子と同じように…いや、気にしない様にしよう)


美奈「どうしたの?紅おじさん?」


紅「いや、何でもない」


何だか、おじさんが優しい目でこっちを見ていた気がした。


大鳳(彼女は…ドッチでしょうか…演技なのか素なのか…)


若葉(提督に何があったのかは解らないけど子日姉さんに合わせてるのかも知れないね)コソコソ


大鳳(…読心術?)


若葉「さて、提督そろそろ家に戻って休もう」


子日「帰ろう!!」


若葉(空気を呼んでいるのは子日姉さんもか)


『若葉主観で良い気がしてきたw』


『まぁ基本的に雪風の様に死を目にし続けて陽気な性格など裏にあるダークな物が関係して未成熟に見えると言う者も多い事でしょう。艦の頃のベースと共に艦娘として存在している現在の記憶。それが人格形成に大きな影響を与える事もある事でしょう。それが一方に振り切ってる艦娘達が雨京に配属されてる方々です』


『あ、ちなみに夕雲型は姉妹艦同士の結束が半端ないです。中々本編で描写する事無いけど、そういう場所に居た結果です』


*お家に帰って就寝してから更に一月経過後*


玖兇「粛清した鎮守府は15件、今の所全てのアフターケアは終え新任も終えております。詳細の書類は人務参謀に渡しました」


霧埼「そうか…報告ありがとう。人務参謀長、後で書類を提出してくれ」


五十嵐「あいよ、分かった纏めて持ってきているが後で良いんだな?」


霧埼「何時も仕事が早いな。今貰おう」


五十嵐「ほいほいほい」


紅「ちょ、五十嵐、丁寧に紙飛行機にして持ってきたのか…投げるな!手渡せ」


五十嵐「こっちの方が面白いだろ?」


紅「私の仕事が増えるから…」


美奈(どうして私ここに居るんだろう?綾香ちゃんも居るけど三枝さんの隣で私は総司令の隣だし。顔怖いなぁこの人)


三枝「資材の方だがやっぱりカツカツだな。陸軍の方からの援助で何とか持っている状況だ。食料の方は問題ないが鋼材や弾薬と燃料だな。それから妖精さんの言うボーキと呼ばれる資材がまだ分かっておらん」


園為「教育課程の方は上々な様です寮でも最近、菜園を作りまして。自給自足をなるべく心がけてます」


『教育参謀 園為 学さん。海軍兵学校の学長です。こんなSceneは考えてなかったから、あの時は学長にしました。あ、いっそのこと参謀全員の紹介するか…本編だと長い説明文はしづらいからな』


御津氏「うちの優秀な部下がボーキを探してくれてる。から恐らくすぐボーキは見つかる筈だ」


『整備課の長の御津氏さんは情報参謀です。みとうじと読みます』


諸葛亮「そろそろ、他国と連絡を取りたい所ですね」


『自称・諸葛亮。この男の出自を誰も知らない。作戦参謀です』


霧埼「しかし、ここまで外と通信できない以上直接会う位しか方法が無いぞ」


諸葛亮「北方領土を伝いロシアとの線を繋ぎましょう」


霧埼「北方領土か」


諸葛亮「えぇ、中国に行くには如何せん距離が開いている。それに北朝鮮の海域に入らないとも限りません。韓国もしかり。樺太からならロシアと話す所まで近づく事は出来ると思われます」


來田「成程、島を伝っていくのじゃな」


戦場「俺の出番か?」


『戦場 渡、戦務参謀。紅の一番弟子って所かな。本当は戦場骸にしようと思ったけど止めました。くぅのガイア的なのが今後、雨京と戦わせた方が面白いって囁いたんだ』


諸葛亮「えぇ、最北の鎮守府に向かって下さい。私も行きますので、よろしいでしょうか総司令」


霧埼「許可する」


來田「許可しよう」


戦場「それじゃ早速行って…」


諸葛亮「せめて会議が終わるまでは待ちましょう」


戦場「そうだったそうだった。それで、そこの西村の嬢ちゃん。実用に耐えうる提督は誰が居るんだ」


美奈「はい。えっとですね――」


そうだった演習を行った人たちの力量を報告しに来たんだった。


美奈「この方は少し力量は少ないですが戦術、それも少数精鋭の作戦では光るものが有ります。と報告は以上です」


紅「美奈ちゃん。意外とプレゼン向いてるな」


綾香「意外ね」


玖兇「ふむふむ、初春型を普通に運用できるか。マイペースな者にはマイペースな者をか緊張とも無縁っぽいし」


戦場「成程、良く解った。そのリストから連れてくメンバー決めるぜ。後で話し合いだ諸葛亮」


諸葛亮「御意」


と言う感じで会議は終わった。


*それから誕生日会(泊地開発の時代は次の年)*


あれからロシアとの連絡も取れ無事に作戦が終了した。


戦場「さぁ飲め飲め。今日はあんた等の誕生日なんだろ。あ、これプレゼントな」


紅「…そうだな」


諸葛亮「宴だ宴だ。プレゼントを進呈しよう」


若葉「随分と人数が多い。確かに宴会だな」


御津氏「二人とも誕生日おめでとう。小型無線を提供しよう!演習場の範囲ならカバーできるぞ」


五十嵐「おめでとー!」


三枝「ロシアとのやり取りも問題なく終わったようだからの」


暁「ドイツの子が来たのよね!」


御津氏「ロシアから通じてドイツとも連絡が取れたからな。しかもドイツ艦の配備もしてくれるとは」


諸葛亮「しかし超兵器ですか…そんな怖ろしい物があったとは」


『ウィルキアの顛末は周辺国が協力して収束しました』


美奈「あの輪に入れないよ綾香ちゃん」


綾香「しょうがない…あの面子じゃ」


戦場「おいおい、あんたの細かい行動データのおかげでこんなに早くロシアと連絡が取れたんだ。胸張っとけって」


初春「意外とわらわ達の事も見てくれてるのだな」


諸葛亮「総司令も主席参謀長も居ませんしね。無礼講ですよ」


五十嵐「そもそも、あたし等仕事が出来れば派閥関係無いしねぇ」


紅「私には非常に関係あるんだが」


三枝「儂繋がりなら何も問題はない」


紅「まぁ、そうかもしれない…まぁ、互いに意見に反対しないといけない立場だからなぁ」


『総司令と主席参謀長の関係は、意見を言い合う、どんなモノであれ反対意見を言わなければいけないと言う決まりがある。主席参謀長の艦娘を人類として見るに対して総司令は兵器として見るというスタンスを取った。早い物勝ちだった模様』


初霜「所で五十嵐さん。管理官さんは?」


五十嵐「あぁ、アイツか。アイツは今日仕事があってこれない。そう言えばこいつを渡せと頼まれてたんだった」


美奈「これは?」


五十嵐「中身は知らん」


美奈「もー、おじさん達は皆で飲んでなよ!私達は綾香ちゃんの部屋に居るから!!」


綾香ちゃんの部屋に移動完了!


美奈「ねーねー、綾香ちゃん。似合う?」


綾香「…ボロボロね。その帽子」


美奈「えへへーお父さんの帽子」


初春「おぉ、似合っとるのう」


五十鈴「帽子なんか被ってなかったのにどうしたんです?」


美奈「もう19歳だし待ちきれなくて被っちゃった!階級も上がって少将になったし良いかなって。それとピンバッチも貰ったから帽子に付けてみようと思って」


暁「…まだまだね!!これからが勝負よ!!お父さんは中将だったじゃない」


美奈「それもそうだね!」


雷「暁お姉ちゃんがお姉ちゃんしてるのです」


響「そう言えば初めて会った時、私達の事をお姉ちゃんって呼んでたね」


美奈「そうだったっけ?」


綾香「あー微かに覚えてるかも」


若葉「何?提督、若葉にもお姉ちゃんと、呼んでみてくれ」


初春「自重せい若葉」


若葉「…すまない空気を読むのは苦手なんだ」


美奈「気付いたら病院だったし」


子日「そう言えば管理官も4年前の神奈川襲撃時に居たんだって」


子日「ツインテの深海棲艦ぶっ飛ばしたって武勇伝も言ってました」


電「現在の呼称は南方棲姫でしたっけ。パワーマシンって報告が上がっていますが、人間が深海棲艦を吹っ飛ばすなんて出来ないのです」


『近い将来、人間にトラウマを植え付けられる方が何か言ってます』


雷「でも陸軍には居るって三枝船長言ってたわね」


響「深海棲艦に近いモノが陸にも出現する…って奴だね。確かに退治出来るのなら南方棲姫を吹っ飛ばせる人もきっと居るね」


初霜「そもそも、管理官さんは艦娘壁に叩きつけてましたけどね」


美奈「へー強いんだねー。私もそれ位は出来る様になりたいな。何か武術でもやってみようかな」


綾香「…教えてあげようか?護身術位だけど」


美奈「本当に?やったー」


綾香「日曜日位しか時間取れないな」


美奈「日曜日は演習絶対に入るなぁ…」


暁「それなら夜に教えてあげれば良いじゃない!」


それから夜は綾香ちゃんの護身術を習う事になった。ちなみにおじさん達はカオスな状態で寝ていた。大鳳ちゃんが片付けしてた。五十嵐さんはまだ飲んでた。


美奈「お父さん早く戻ってこないかなぁ」


子日「頑張ってればいいことがあるよ!!」


初春「そうじゃのう。まだまだ、先は長いじゃろうからな」


若葉「提督、若葉と寝技と言う奴の練習を」


初春「若葉は黙っておれ」


五十鈴「提督も頑張ってるから大丈夫ですよ」


美奈「うん、そうだよね!くよくよするのは私らしくない!」


私は今後も頑張ろうと帽子に決意を込めた。


*一年後の誕生会*


色々合った。毎日の演習。停滞する深海棲艦との戦い。総司令に何か演習管理官とやらの役職まで貰った。

そして、その役職と共に中将に昇級。でも、お父さんは帰ってこない。


美奈「…紅おじさん」


紅「どうしたんだ?」


美奈「私、中将になったんだよ」


暁「帽子が似合うようになったわね!」


美奈「暁ちゃん、お父さんの階級は?」


暁「え?そ、それは中将よ」


美奈「去年、暁ちゃんは中将だったって言ってたよね」


紅「そうだな、そろそろ頃あいか。明日出かけよう」


美奈「お父さんと会えるの?」


紅「あぁ、そうだ」


美奈「そっか、やっと会えるんだ」


綾香「今日はお祝いしましょう。去年よりは静かだけど」


紅「去年も静かにお祝いするつもりだったんだがなぁ」


初霜「そう言えば管理官さんからこれを渡しとけって」


子日「え?何時会ったの?」


初霜「さっき庭を眺めてたらぴょんぴょん言ってる子が管理官からのお届け物って」


子日「ぴょんぴょん?」


初春「恐らく卯月じゃのう。悪戯のし過ぎであちこちタライ回しにされてると聞いたが」


子日「それで管理官に鹵獲されたのかぁ」


若葉「鹵獲されただけマシだろう。解体すると言う話も出てたらしい」


美奈「何が入ってるんだろう?これは、若葉にかな?」


若葉「若葉に?何を」


美奈つ生肉サンド


若葉「潰れてる…」


美奈「これは子日にだって」


子日「何々~?」


美奈「…C4?」


子日「え…これで何をしろって言うんだろ」


美奈「次は初霜にか」


初霜「私ですか?」


美奈「気合鉢巻だって」


初霜「ガッツって奴ですか」


美奈「初春には…なにこれアメリカンブラックジョーク入門?」


初春「絶対それは管理官からの物では無いのう」


美奈「綾香ちゃんにはノート?えっと、夜内雨京の…」


綾香「!?見ないで!渡して」


美奈「え、あ、うん」


綾香「これは…」


五十鈴「私には無いんですか?」


美奈「あるよ。はい」


五十鈴「こ、これは…四式水中聴音機!?こんなものを貰って良いのでしょうか!?」


『装備のやり取りはカードで行います。装備すると妖精さんが出てきてミニチュアを装備させてくれます。ちなみに泊地開発のメンツは意外と良い装備着けてます。時雨は西村艦隊しかり、夕立も同じく、しかし初期装備の漣が一名』


暁「管理官って、あぁ人務参謀の部下の人ね」


美奈「暁ちゃん達にもあるよ」


暁「本当に!?」


美奈「暁ちゃんにはこれかな」


暁「頼れる人物の条件?自己啓発本って奴かしら?」


美奈「響ちゃんにはこれらしい」


響「む?これはまた…ネタ感が満載だな。開ける所が無いぞ」


美奈「すっごいパンパンの缶詰だね。すーるすとみんぐ?」


響「とても臭い」


美奈「え?臭いの?」


響「服に汁がついたら捨てなければならない」


若葉「開けてみよう」


子日「若葉ダメー!?それは本当に駄目な奴だから。壁紙も張り替えないといけなくなっちゃうから!!家具も犠牲になるから!!」


美奈「…取り敢えず、この爆弾は置いておこう。次は雷ちゃん」


雷「エプロンね!黄色いお花が可愛いわね!」


響「読めたぞ」


美奈「あ、これは電ちゃんね。…ナス?」


電「ナスは嫌いナノデス!!」


『これがやりたかっただけだったりする。ニシンの缶詰はあっちの方だとよく食べられてるとか聞いた。違う国かもしれないけど、パンに挟むんだってさ。マヨネーズをかけたりするらしい。勿論、外で食べるそうです。あとナスは薄く輪切りにしてチップスみたいに揚げて塩をパラパラっとすると美味しいよ。くぅはナスが油を吸った奴は苦手だけど、ナスが嫌いナノデスではありません。玖零の畑でもちゃんとナスは有ります。覚えていても使わない知識でしょう。すみません』


美奈「天龍ちゃんには…あれ?明らかにこの袋に入りきらない長さのモノが出て来た怖い」


天龍「それは刀か?」


美奈「そうみたい」


天龍「テンゲキトウ?何か剣戟が飛ばせそうだな」


美奈「待って、銘の所…」


天龍「作者・玖兇、え?あの人刀も作れるのか!?」


『と言う訳で缶詰以外は製作振った結果です。生肉サンドが潰れてたり花の刺繍をしたり芸が細かいだけの人でした』


美奈「私にはこれはミサンガかな?あ、文字入ってる」


『意外と文字入りのミサンガは作りやすいのですよ』


美奈「えっと、あ、皆の名前が入ってる。あれ?五十鈴の名前、間違えてる鈴しか入ってない」


五十鈴「…3文字は長かったんですよ。きっと」


初春「ほれ、ハンカチーフじゃ」


五十鈴「ありがとう…」


若葉「何というか…嫌がらせが半分を占めてたね」


美奈「え?そうかな?」


子日「これ扱いに困るよぅ」


美奈「取り敢えず、これは没収ね」


若葉「それは紅元帥に預かってもらおう」


紅「む…そうだな。これは預かっておく」


美奈「むーん、残念」


初霜「えっと、提督もしかして使うつもりでした?」


美奈「え?いやぁ、そんな事無いよ。毎回演習の度に挑発してくるワカメ君に使おうなんて思ってないよ」


綾香「捕まっちゃう」


初春「危険じゃのう。これは更生プログラムを受けて貰った方が良いのではないか?」


五十鈴「あれ?C4からメモが…C4型模型リアルでしょー?」


響「…リアルすぎるだろう」


紅「模型なら預かっておく必要は無いな」


美奈「つまんないなぁ」


綾香「取り敢えずご飯を食べよう」


若葉「生肉バーガーでお腹一杯だ」


子日「嫌がらせとか言ってたのに食べたのか!」


若葉「そりゃ食べるよ。食べ物だし、潰れてたけど」


この日はワイワイしながら夕食を食べた。


*次の日*


車に揺られている。


紅「あと少しで着く」


若葉「…」


子日「…ここは墓地?」


着いた場所は墓地だった。という事はやっぱりそう言う事だったんだろう。


紅「ここだ、西村。美奈ちゃんを連れて来たぞ」


墓の1つに声を掛ける紅おじさん。


その墓にはお父さんとお母さん――の名前が刻まれている。


「しょうがないわ。お母さんが、あんな事になっちゃったんだもの」


「取り敢えず問題なくて良かった。美奈に何かあったらママに顔向けが出来ないよ」


「…あいつも母親の後をこんなに早く追わなくても良かっただろうに」


「でもお母さんから連絡があるかも知れないし」


連絡何てある訳ないのに、お父さんもお母さんももう居ない。


若葉「初耳だな。かの英雄西村が没していたとはな」


帽子を深くかぶる。何故か口の中にしょっぱい味が広がる。


子日「提督泣いているの?」


私は泣いていた。しょっぱい味もそのせいだ。でも今日くらいは良いよね。


時雨「…美奈さん?」


玖兇「示し合わせたかのような偶然ですね」


紅「本当に偶然か?」


玖兇「時雨が明日新しい泊地に配属になるのでその報告で連れて来ました」


『皆が着任したのは10月17日月曜日、この日は16日です』


紅「そうか新しい所に…君も歩き始めたのかな?」


時雨「そうだね…僕も今日くらいは。泣いても良いよね」


私達は静かに涙を流した。今まで溜めて来たもの、忘れようとして来たものを全部吐き出すように。


夕立「ぽいー時雨がお外に出たから着いてきたらこれはお墓っぽい?」


紅「おぉ、夕立か久しぶりだな」


夕立「時雨もそろそろ歩いてくれるかな。夕立も着いて行くわ!」


若葉「少女二人が泣いている。感動のシーンが台無しだよ」


夕立「ご、ごめんなさい」


子日「台無しだよ!!」


美奈「あはは、そこで突っ込んだらダメでしょ」


時雨「夕立も静かにね」


夕立「分かったっぽい」


美奈「お父さん、また来るね!」


時雨「西村提督、僕もまた来るよ」


雨が降って来た。私達は新たな決意と共に――


SceneCut



後書き

と言う訳で一作目(帽子・滑る・しょっぱい)の三題噺はこれにて終了です。
多分彩都は料理の味としてしょっぱい物を希望だったんでしょう。
ありきたりな涙にしてしまいました。
滑るが一回しか出て来てないのは悩みましたが若葉が滑りまくってるので許してくださいw
この後、彼女は帽子の提督として演習精密検査官との異名を取って活躍しますが。それはまた別の噺。
〆は頭に浮かんでたので〆に時雨が出せて良かったです。
しかし夕立、お前はどうして出て来たんだwww
西村提督は3年半前に没しています。日付は10月25日。時雨は夜中に墓参りに行ってました。9話が25日です。
奇しくも、大本営に行った日と重なりました。
こんなに長い幕間を書いたのは初めてだ。いつも短いから。取り敢えず、ここまで読んでくれた見学者に感謝を!
ちなみに生肉サンドはユッケを挟んだものと考えて貰って結構です。血塗れ生肉サンドの方が良かったかなぁ。

PS.見学者の方々からのお題も募集中!コメントかメッセージでどうぞ!


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