雪風「幸運の女神が憑いてる死神」??「やっぱり管理官は甘いです。三題噺、泊地開発外伝」
『三題噺』とは人の名前・場所・品物等の三つのお題で話を作る事。
これは暇なくぅが幕間と同じような感じで三つのお題で一頁(100000文字)に収まる様にアドリブトレーニングの為に作るSSである。
しかし、三つのお題は最初の様な指定されたモノではなくDr.Tと孝太と彩葉に1つずつお題を聞いて作る(それぞれのお題は知らない筈
一応、世界は泊地開発。悪ノ世界の設定は今やDr.Tと孝太に魔改造されているから。
ちなみに章タイトルなどは無い。章タイトルのアレを入れる作業が以外と手間取るから。
ネット環境が無いからワードで原稿を書いてます。
原稿と言っても誤字を確認だけサラッとして投稿してるけど。時々、誤字無視るけどw
世界観や補足の説明などは『』で囲むので探索者の皆は見ておく事。
逆説で見学者の方は飛ばしても構いませんw
と言う訳でノリ良くぼっちでやって行こう!
一頁完結型三題噺、3話目。雪風を出せと所望されてるようだ。
Dr,Tからのお題・幸運の女神…雪風ですね。
孝太からのお題・死神…雨京の事、と言いたいけどTのお題と合わせたら雪風ですね。
彩都からのお題・甘い…味覚攻め未だ終わらず。
つまり今回の主役は雪風!決定!以上!短くまとめます。
本編見てなかったら意味は良く解らないと思います。が、なるべく把握出来る様に…
それではくぅの幕間劇場!これよりさっさと開幕です!
三題噺まで3 2 1 Que!SceneStart!
舞台設定・非公開。時間設定・非公開。ヒントらしいヒントも無い。
ただ1つ言えるのは、これは彼女達の独白でもあると言う事だ。
*NODATA*
幸運は等価ではない。
幸運は総量が決まっている。
雪風はそう考える。
自分には幸運の女神がついているそうだ。でも幸運は無限ではない。
自分が幸運になる代わりに周りの皆の幸運を奪っている。
雪風はそう結論付ける。
幸運艦『雪風』
どんな激戦でも殆どを無傷で帰ってくる。つまり味方が沈んでも自分は沈まないで生き残る。
独り…また一人と消えていく。残された雪風はただ見る事しか出来ない。何で雪風は沈まないんだろう。多少、傷ついても良いから皆を護りたかった。幸運の女神が居るというのなら自分だけじゃなく皆もその恩恵を受けれたなら良かったのに。
燃えている大きな艦、飛行甲板が燃えている。乗組員が言っていた赤城さん。
旗を背負った損傷した戦艦、乗員を収容した際に雪風が旗を背負ったせいで敵の攻撃が雪風に集中した。攻撃に避けるのに必死で…戻った時には比叡さんは沈んでいた。
時津風も輸送作戦で沈んだ。沈んだ子達が多かったけど乗組員を助ける為に海を走り回った。
その約四か月後。二水戦の旗艦の神通さんも沈んでしまった。でも凄い戦いだった。背水の陣というのはアレの事をいうのでしょう。
初風が沈み天津風も行方不明になったらしく。第十六駆逐隊は雪風一人になってしまったので、矢矧さんの率いる第十戦隊の第十七駆逐隊に所属する事になった。
谷風の乗組員には歓迎されなかった。
電さんが大破したと聞いて直ぐに向かったけど雪風が着いた時にはボートしか残っていなかった。
あ号作戦で谷風が沈んだ。
沖縄に向かう事になって皆、煙突に菊水のマークが書かれていた。でも雪風は仲間外れ。でも駆逐艦は磯風以外は出撃の時には消されていた。
沢山の航空機に囲まれ皆が沈んでいく、磯風に弾と魚雷を打ち込む自分。こんな事したくないのに。
雪風が先を行き後ろの初霜が機雷に当たって沈んで行った。
ここまでが覚えている記憶。
*NODATA*
「これが不沈艦、雪風か」
「少々、無茶な事をしたので艦の記憶がかなり残っていて使い物になるかどうか」
「他の艦とは違い自分が沈む記憶が無いなら大丈夫ではないのか?」
「そうだと良いんですか。目を覚ましてるのに何も反応が無い所を見ると…」
「失敗か…」
「私は雪風ですか?」
「あ、反応が。そうですよ雪風ちゃんです」
「そうですか…」
「会話も出来る…か。大丈夫そうじゃないか?」
「予想よりも安定してたって事ですかね?」
「では試験的に鎮守府に送り付けて…」
*NODATA*
「自殺しただと?どういう事だ」
「大丈夫です。雪風は回収しました」
「まぁ良い。次の場所は目星をつけてある」
「雪風の…せいです」
*NODATA*
「また自殺か…雪風は幸運艦では無かったのか」
「その筈なんですけど。雪風が着任してから轟沈報告が幾つか…」
「そのせいで自殺…?」
「そうかも知れませんし。そうじゃないかも知れません」
「…様子を見るか。いや、もう一か所着任させよう」
*NODATA*
「雪風を着任させた所から連絡があった」
「定時まで持ったんですね」
「あれは本当に雪風なのかと聞かれたぞ?」
「雪風ですよ?正真正銘の、というか艦の記憶が結構な負荷を掛けてるせいかと思います」
「そうなのか?戦争の記憶があれば艦隊の動きで悪い事とか」
「艦娘になるってことは人の精神を持つって事なんですよ?戦争の時の記憶をそのまま持たせたら普通にトラウマになりますよね?」
「英雄とは気の狂った者しか成れない…そう言う事か」
「まぁ、上のご所望の記憶を多く残した艦を作るなら雪風ちゃんの方が適任だと思いまして」
「これでは失敗作ではないか」
「上の人って良いところだけ目を向けて悪い事には目を向けませんよね」
「悪い事ばっかり考えてたら何も出来ないからな」
*NODATA*
「また自殺…本当に自殺か?総司令官からお前は死神を作ったのかとか嫌味言われちゃったんだけど。どうすんよ?」
「いや、私に言われても…指示通りに建造しただけですから」
「次で最後だ。次もまたダメなら解体する」
「リセットします?出来るのは多分一回だけですけど」
「何だリセットって」
「記憶を消去する仕組みを一応組み込んどいただけですよ。失敗だった場合に備えて」
「次も失敗だったらリセットをしよう」
「フラグですか?」
「フラグにならない事を祈ろう」
*NODATA*
「雪風は消えません」
「消えます。消えた方が楽ですから」
「雪風は…」
「辛いなら悲しいなら消した方が良いと思います」
「それでも皆と生きた証を消す訳にはいきません」
「雪風には幸運の女神が憑いてますから」
「そう言う事なら、良いと思います」
*NODATA*
「まさか、特管が入るとは…」
「雪風ちゃんの回収出来ませんでしたね」
「流石、特別管理局。こっちにも情報流れてこないし…完全に独立してるな…」
「雪風ちゃんはどうしますか?」
「よし、解体した事にしよう」
「え?良いんですか?」
「あの雪風は普通の雪風。良いね」
「バレたら責任問題ですよね?」
「多分、大丈夫。回収したのは神奈川の仙人と同じような存在だから」
「貴方のお仲間ですか?」
「絶対に相馴れない…かな?」
*NODATA*
「しれぇ…大丈夫ですか?」
「来るな!!化け物!」
「雪風は化け物じゃありません!!」
「死神だと聞いていたがこんなモノ押し付けるなんてあの人はどうかしてる!!艦娘なんかより化け物じゃないか!」
「そっちに行くと危ないですよ…」
「あ…」ドチャ
…
「…おやおや、出向いた先の提督が既に死んでるのは初めてだわ」
「あなたは誰ですか?」
「特別管理局の者だ。成程、君のそれを見て錯乱して死んだのか」
「それってどれの事ですか?」
「君の身柄は私が預かろう」
*NODATA*
「さて、雪風。君にはとある泊地に着任してもらう事になる」
「え、でも」
「大丈夫、元から運が無い奴だから君と一緒に居ても運を奪われて死ぬ事も無い。頑丈だしな」
「そんな人居るんですか?」
「と言っても、大丈夫大丈夫。現に俺は死んで無いだろう」
「管理官さんには感謝の気持ちで一杯です」
「という訳で、その感謝の気持ちは向こうに渡してね!私の親友達を頼んだぞー」
「雪風が見えてるのに大丈夫ですか?」
「俺が特別鋭いだけだから大丈夫。それに一応まじないは掛けたしね。君に寂しい思いをして貰う事になるが…」
「管理官さん?誰と話してるんです?」
「いや、すまんすまん。それじゃ日時は決まり次第伝える。他の皆と一緒に行ってもらうから」
「分かりました!」
「甘い考えは身を滅ぼしますよ」
「それだったらもう滅んでるんで気にしたって仕方ない」
*10月18日*
高速船に乗り泊地に向かう。
神通「雪風ですよね?」
雪風「はいそうです!」
神通「元気そうで安心しました」
雪風「雪風は元気です!あれ?でも初めて会いますよね?」
神通「私は艦の頃の記憶が少しありますから」
雪風「雪風もです!神通さんの戦い振りは昨日の事の様に思い出せます!」
神通「そうですか、私が沈んだ後も率いてくれてありがとう」
雪風「雪風は…それしか出来ませんでしたから」
神通「そう言えば、雪風とは同じ艦隊になるんですね」
雪風「運の無い人がしれぇになるらしいです」
神通「…運が無いってどういう」
雪風「管理官さんが言ってました」
神通「あ、到着したみたいですね」
船を降り案内されるまま着いて行く。神通さんと不知火お姉ちゃんと漣ともう一人外国の子が一緒だった。
しれぇは猫だった。正しく言うと顔が猫でマッチョな身体。比率がおかしい。
神通「あの…提督ですよね?軽巡洋艦、神通です。どうか、よろしくお願い致します………」
不知火「し、不知火です。ご指導ご鞭撻、よろしくです…」
漣「綾波型駆逐艦 漣 です。ご、ご主人さま?こう書いて、いや知ってますよね」
マックス「 ぐ、Guten Tag.…私は駆逐艦マックス・シュルツよ。マックス…でもいいけど。よろしく」
外国の子はマックスちゃんと呼びましょう。
雪風「陽炎型駆逐艦8番艦、雪風です!どうぞ、宜しくお願い致しますっ!」
彩葉「うん。よろしく。予想はしてたけど、そこまで怖がらなくても…」
不知火「怖がってなんかいません。不知火に落ち度でも?」
神通「その頭ってマスクですか?プロレス等の」
漣「レスラーって言われても違和感無いですよ?」
彩葉「自前です。こんなナリだけどプロレスには明るくないんだ。」
とても見た目にそぐわない性格をしているみたいです。
雪風「しれぇ!!頭撫でても良いですか」
彩葉「…ダメだ。」
マックス「…」
不知火「良く司令の頭を撫でようと思いましたね。雪風は凄いですね」
雪風「雪風は凄いですか!!」
久しぶりに笑えた気がします。
彩葉「あぁ、大体皆の性格は分かった気がする。」
今ではしれぇの肩が雪風の特等席です!
*NODATA*
「皆が見えなくても雪風はずっと一緒に居ます」
*NODATA*
「今、こっち見てました?やっぱり管理官は甘いです」
SceneCut
とてもとても短いですが三作目(幸運の女神・死神・甘い)の三題噺はこれで終了です。
雪風は雪風です。本編の文まんま引用してるんじゃねぇとの突っ込みもいただきそうですね。
雪風の現在は今も続いております。殆ど彩葉の肩に乗ってるけど。
というか雪風を肩車って絶対見えるよね。ナニとは言いませんが。(と言うか透けて…おや?誰か来たようだ。
猫顔が見せられないよ!してるので問題ないですね。多分。
NODATA。の登場人物は最後の二つ以外は二人以上です。
NODATA。の発言は人物タグから当てはめる事が出来ます。
どういう意味かは聡明な探索者と見学者なら一発で解るでしょう。
幕間劇場を見てくれた見学者に感謝を!
それでは、皆様また次回!お楽しみに―
このSSへのコメント