コードフェニックス「アービィ!!ここは何処だ?」眼蛇夢「エース田中眼蛇夢とは俺の事だ!」Bep「ガンダム?凄い名前だね」渡「爆弾は…男の浪漫だ!」北上「爆発落ちかな?四題噺だよー」大井「泊地開発外伝ですね」
『四題噺』とは人の名前・場所・品物等の四つのお題で話を作る事。
これは暇なくぅが幕間と同じような感じで四つのお題で一頁(100000文字)に収まる様にアドリブトレーニングの為に作るSSである。
しかし、三つのお題は最初の様な指定されたモノではなくαと孝太と彩都とマネージャーに1つずつお題を聞いて作る(それぞれのお題は知らない筈
一応、世界は泊地開発。悪ノ世界の設定は今やDr.Tと孝太に魔改造されているから。
ちなみに章タイトルなどは無い。章タイトルのアレを入れる作業が意外と手間取るから。
ネット環境が無いからワードで原稿を書いてます。
原稿と言っても誤字を確認だけサラッとして投稿してるけど。時々、誤字無視るけどw
世界観や補足の説明などは『』で囲むので探索者の皆は見ておく事。
逆説で見学者の方は飛ばしても構いませんw
と言う訳でノリ良くぼっちでやって行こう!
一頁完結型四題噺、5話目。今回からは拓をハブらずに4題で行くことになります。
Dr.Tからのお題・不死…不死と言えば?吸血鬼目当てかな。だが、玖兇は脇役なのだよ。
孝太からのお題・エース…エースパイロット的な?それとも海軍のエース?
彩都からのお題・ガンダム…味覚攻めが終わった!田中眼蛇夢で良いんじゃね?
拓□からのお題・浪漫…なかなか難しいお題だなぁ。戦場で浪漫求める奴は大体死ぬ。
今回の主人公は響かな?いやここは眼蛇夢かな!それともガンダム世界から飛ばそうか。
それではくぅの幕間劇場!これよりさっさと開幕です!
四題噺まで3 2 1 Que!SceneStart!
と言う事でガンダムジージェネ世界から泊地開発の世界に飛ばされたコードフェニックス(以下C.P)とダンガンロンパ2の田中眼蛇夢(以下眼蛇夢)とヴェールヌイ(以下Bep.)が一応メインです。ただしBep.は殆ど寝てる予定。
軍師、諸葛亮と球磨型率いる戦務幕僚の渡さんも居ます。
舞台設定は別の世界のSceneからStartなのでNODATA。時間系列も最初の設定はNODATA。泊地開発の世界では丁度ロシアに渡る所ですね。眼蛇夢は海軍のエースでは無いです。
この響は本編の響ではなく外交艦として渡されるという手筈ですね。
それでは皆さんお待ちかね。幕間劇場イッテミヨー!
首吊りSESSION SEQUENCE
PROGRAM UPDATE …
CLEAR NOWLOADING…
WORLDDATA…CLEAR
ACTIONOPERATIONDATA…CLEAR
ITEMDATA…CLEAR
STANDBY…3…2…1…QUE
SCENESTART
*NODATA*
C.P「アレが扉か!」
アービィ「えぇ、そうよ。今のところ貴方にしかアクセス出来ないの」
C.P「OK!任せろ!」
アービィ「慎重にね」
C.P「む、何だ?」
アービィ「これは…オーバインパクト?」
C.P「ニューロのお出ましか!」
デビガン「…」ズオオオ
C.P「…はぁ!?デビルガンダム!?」
アービィ「射撃が来るわ!」
C.P「クッ、回避行動!」
アービィ「回避は出来たわね」
C.P「扉が開いた!」
アービィ「飛び込みましょう!」
C.P「おうよ!」
アービィ「あら…あんな所に扉!?フェニックス待っ…」
C.P「なんだぁ!?こりゃぁ」
*北海道沖合*
球磨「クマぁ!?」
渡「どうした球磨?」
眼蛇夢「向こうに何かが出現したらしい。チャンPがそう言っている」
球磨「船が突然出現した!直ぐに向かってくれ」
眼蛇夢「分かっている。進路を変更した。サンD、艦内放送をオンにしてくれ」
サンDキューキューポチッ
眼蛇夢「所属不明の船が深海棲艦に襲われている様だ。何時でも出撃出来るよう艦娘の皆さんは出撃の準備を行ってください」
諸葛亮「何事です」
眼蛇夢「所属不明船が深海棲艦に襲われています。今向かっています」
諸葛亮「お待ちなさい。SOS信号は出ているのですか?」
眼蛇夢「いえ、確認してみます。マガG、通信を試みてくれ」
マガGキュゥーポチポチササッポチポチポチ
*マスターフェニックス機内*
C.P「アービィ!ここは何処だ」
アービィ「海に落ちたみたいね」
C.P「海?ここは地球なのか?あんな機体は見た事が無いぞ」
イ級「…」ドォン、ドォン
C.P「ビーム攻撃も一切効いてないみたいだな」ギィンギィン
アービィ「近くを航行中の船から無線よ。繋げる?」
C.P「助けてもらえると良いが、繋いでくれ」
眼蛇夢<こちら日本の海軍艦艇を臨時船長をしている。田中眼蛇夢だ。>
C.P「こちらはコードフェニックスだ。現在所属不明の機体に襲われている…助けてもらえないか」
諸葛亮<その所属不明の機体は深海棲艦と呼ばれるモノです。今からそちらに合流しますので11時の方向に来てください>
C.P「了解、助太刀感謝する」
諸葛亮<いえいえ、格納庫には空きがあるのでそちらも収容出来ます>
*超高速艇内部*
眼蛇夢「何故、格納庫?」
諸葛亮「質問にはお答えしません。強いて言うなら私は軍師ですから」
渡「出た。軍師は謎が多い」
眼蛇夢「無理に聞く必要はないな。まぁ、俺はしがない船長だからな。ではそちらに走らせる」
球磨「クマぁ、全員出撃準備は整ったクマ」
渡「では出撃しろ、目標はフェニックスなる人物の回収だ」
球磨「了解したクマ!球磨型出撃するクマー!」
多摩「行くのにゃ?」
大井「北上さんと一緒なら問題はありません!」
北上「まぁ、ほどほどにねー」
眼蛇夢「所で諸葛亮元帥殿。何故、俺を指名したんだ?」
諸葛亮「貴方は諜報と潜入救助のエースだと聞きましたからね。もしかすると貴方の力を借りる事になるかも知れませんし。まだあちらが敵か味方かも分かって居ませんから」
眼蛇夢「成程、分かった。期待には応えようじゃないか我が暗黒四天王も答えると言って居るぞ」
眼蛇夢の肩に乗った四匹のハムス…
眼蛇夢「暗黒四天王だ」
暗黒四天王も諸葛亮を見ている。
諸葛亮「その子達を使って救助対象を見つけているんですね?」
眼蛇夢「そう言う事だ」
渡「了解、帰投しろ。どうした?何かテンション高いぞ?え?外見れば分かる?」
諸葛亮「あれは、やはりモビルスーツですか。」
渡「何だアレ。胸が熱くなるな!!」
眼蛇夢「やはりロボットは良い物だ」
Bep.「男の浪漫って奴かな?」
渡「人型ロボットとか滅茶苦茶胸熱!俺も乗ってみたいな」
眼蛇夢「む、ヴェールヌイ起きていたのか」
Vep.「うん、ちょっと眠いけど」
諸葛亮「改装したばかりで連れて来ちゃいましたからね。第二次改装成功して良かった」
C.P「救助してくれて感謝する!」
鳥のロボットを肩に乗せた目元を仮面で隠した人物が入って来ました。
『あれ?アービィって肩乗れるのかなw乗れるって事でここは1つw』
諸葛亮「ようこそいらっしゃいました。」
とぼけた面のおっさんと軽薄そうな見た目の男と同じく軽薄そうな鳥を肩に乗せた仮面の男にハムスターを肩にのせた男が顔を突き合わせている図。
Bep.「取り敢えずこの人は誰だい?」
C.P「俺はフェニ…」
諸葛亮「お待ちなさい」
C.P「む、どうした?」
諸葛亮「少々、二人でお話をしましょう。こちらへどうぞ。貴方達は針路を修正して下さい」
眼蛇夢「うむ、了解した」
*二人の密会*
諸葛亮「この世界は貴方の知っている世界ではありません」
C.P「ここは別の世界だと?確かに解放のコードが使えなくなっているしさっき襲われた奴も知らない」
アービィ「その可能性が高いわね。デコイの扉を開けてしまったのよ」
C.P「クソ…デビルガンダムに気をやってたからなぁ」
諸葛亮「実は私もこの世界の住人じゃないのですよ。本当の顔はコレです」
諸葛亮が自分の顔に手を掛け引っ張ると顔の皮が剥がれた。
C.P「おぉ、意外と優男だな。何でそんなおっさんのマスクしてるんだ?」
諸葛亮「この世界の諸葛亮孔明を模したマスクです」
マスクを被り直して話を続ける。
C.P「成程、そしたら元の世界に戻る方法は今のところないのか?」
諸葛亮「いいえ、戻る方法を知ってそうな人なら存じて居ますから紹介しますよ」
C.P「何をすれば良いんだ?」
諸葛亮「話が早いですね。まずは異世界の人間だと悟られない様にして下さい。私が呼んだ私営部隊って事にしておきます。名前はそうですね。フェニックスは不死鳥です、日本では火の鳥としても有名ですから、それと不死鳥は実は一度死ぬのです。死んだ瞬間に灰になり魂はそのままで雛に還る。安直ですが灰鳥 生とかそんな所を名乗っておいてください」
C.P「成程、了解した。アービィもそれで良いか?」
アービィ「えぇ、良いわ。私の知識も大方が参照できなくなっている…異世界に迷い込んでしまったと見たほうが理解は出来るわ」
諸葛亮「と言う事で今はロシアに向かっている最中なのでそれが終わるまではそう名乗って下さい。まぁフェニックスは渾名って事にしちゃいましょう」
C.P「分かった」
諸葛亮「何か質問はありますか?」
C.P「あぁ、元の世界に戻れる可能性があるなら、あんたはどうして戻らないんだ?」
諸葛亮「…元の世界に戻っても私は既に生きていないからですよ」
C.P「?どういう事だ」
諸葛亮「元の世界の私は既に死んでいてとある力によって肉体を与えられていた存在だったんです。それが何の因果かこの世界に飛ばされおかげで肉体も維持できている。ですから私が戻る事は無いでしょう」
C.P「元の世界だと維持出来ないのか?」
諸葛亮「えぇ、膨大な魔力によって一時的な肉体の維持ですから事が済んだら朽ちる運命です。しかし、この世界は通常の状態で世界中に魔力が充満している。キャスターの私であれば空間から魔力を充填する事は造作もない事です。恐らく、この世界はあらゆる世界とつながり易く混沌としているんでしょう」
C.P「俺は運が良かったようだな」
諸葛亮「えぇ、普通は海に落ちて死ぬだけですからね。では、そろそろ行きましょう」
*少しして部屋から出て来た*
C.P「灰鳥 生(ハイドリ イキル)だ。よろしく頼む。フェニックスと呼ばれているからそっちで呼んでくれ」
諸葛亮「はい、良く出来ました。貴方はこれから行く所ではその様に名乗って下さいね」
C.P「ああ、分かった」
眼蛇夢「俺は田中眼蛇夢だ」
C.P「ガンダムって…凄い名前だな」
渡「なぁなぁ、さっきの奴一緒に乗せてくれよ!」
C.P「マスターフェニックスの事か?一緒に乗る位なら構わないぞ」
諸葛亮「それは日本に戻ってからにしていただけると助かります」
C.P「との事だ」
渡「絶対乗せてくれよ!」
C.P「あぁ、分かった」
眼蛇夢「…目的地が見えて来たぞ」
諸葛亮「休憩地点です」
眼蛇夢「そうだったな」
C.P「君もよろしく」
Bep.「うん、私も不死鳥の通り名があったんだ。同じ渾名同士よろしくね」
C.P「そうか、君の名前は?」
Bep.「響…じゃなかったヴェールヌイだよ」
C.P「ふむ、ヴェールヌイか。良い名だな」
*取り敢えず北方領土に上陸*
諸葛亮「おかしいですね。人が居ません」
渡「軍の者と合流するんだっけか?」
眼蛇夢「ウチの超有能なハッカーが軍事衛星を伝って連絡を取ってる筈ですが」
『材何とか将軍の事です』
球磨「あの人じゃないクマ?」
兵士[貴方がたが日本の方ですか?]
諸葛亮[えぇ、そうです。この度は会談の場を設けて頂きありがとうございます]
『ロシア語分かんないんで[]は外国語で話しているって事で宜しくです。ちなみに探索者は語学ロールに成功するか知識の5分の1…つまりEDUの値に成功しないと理解出来ませんので悪しからず。「」と分かりづらいのも悪しからず…』
兵士[ドイツの方も是非、日本と話したいと言ってるのですが会談に加わっても大丈夫ですか?]
諸葛亮[問題はありません]
兵士[でしたらその様に伝えておきます]
渡「何言ってるか分かるか?」
球磨「分かるクマ」
多摩「分かるにゃ」
北上「解らないね」
大井「分かる…ませんよ!」
渡「おい大井www」
大井「分かりませんよ!」
球磨「大井、嘘を吐くなんて姉ちゃんは悲しいぞ」イケボ
多摩「出た。球磨姉ちゃんのイケボ」
大井「ぐ、嘘なんてついてませんよ!」
北上「いや、座学も一緒に受けてテストも一緒に受けてんだから分かってるよ?」
大井「何てこと…!?」
渡「盛り上がってるなぁ」
眼蛇夢「実は俺も話せないが理解は出来る」
渡「話せないのにどうして理解出来るんだよ…」
眼蛇夢「我がチャンPが翻訳して教えてくれるからな!」
コロコロに太ったハムスターが胸を張ると眼蛇夢の背中を転がって行った。
眼蛇夢「チャンPぃぃぃぃ大丈夫か!!」
渡「マジでハムスターと話せるのか」
眼蛇夢「勿論だ!」
そっとハムスターを拾い上げマフラーにしがみつかせる。
眼蛇夢「それとハムスターではない暗黒四天王だ!」
渡「お、おぅ」
球磨「クマぁ…」
渡「どうした」
球磨「イケメン成分を使い切ったクマ…ハムスタークマ撫でても良いクマ?」
多摩「馬鹿力で潰さない様に気を付けるにゃ」
球磨「イケメン成分を充足する為に乙女成分を消費しないとダメクマ」
渡「え?そう言うルールだったのか…」
眼蛇夢「…今不安な事を言われた気がするがそれぐらいなら構わん!!」
球磨「クマぁ…大人しいクマ…この動物の温さが良いクマぁ」
北上「アタシにも触らせてー」
眼蛇夢「うむ良いだろう!サンD!行け!」
サンDキューピョーン
大井「待ってください」パシ
眼蛇夢「サンDぃいいいい!」
大井「ちゃんと拭いてからにして下さい」ウェットティッシュゴシゴシ
サンDギュゥ…
眼蛇夢「止めろ!!あぁ、こんなに毛並みが…ボロボロに…怖かったな。もう大丈夫だ。安心しろ」ナデナデ
渡「大井、謝罪しろ。艤装展開してんの忘れてんのか?」
大井「あ、忘れてました。ごめんなさい北上さん!」
北上「大井っち…アタシじゃなくてサンDちゃんに謝ろ?ね?」
大井「北上さんがそう言うなら…ごめんなさいね」
渡「これは重症だな…」
球磨「クマぁ、提督と姉ちゃんの扱きと管理官と木曾の扱きどっちが良いクマ?」
大井「う…どっちも嫌です…」
渡「ならどっちもだな」
大井「究極の二択過ぎます…」
北上「頑張ってー」
諸葛亮「移動の準備が出来た様です。ロシアの方の船について行くだけの様です」
大井「助か…」
渡「返ったら管理官と一緒に扱いてやるよ」
大井「…ってなかった。って一番キツイペアじゃない!!」
渡「何時もの様に魚雷を撃てば良い」
諸葛亮「喋ってないで早く乗り込んでください」
渡「おっと、すまんすまん」
*会談*
防衛長官[遠い所、良く来た。軍事衛星を繋げて連絡を取る手段があったというのは盲点だった。如何せん海にばかり目が行ってしまっていてな。空に目を向けて居なかったな]
??[初めまして私はドイツの外交官のキール・エーカーだ]
C.P「何だと…グラハム・エーカー!?」
キール「グラハム…?誰?」
諸葛亮「日本語出来るんですね」
キール「グラーフに教えてもらってガンダムという本をリードして理解しました」
諸葛亮「…はぁ、そうですか」
グラーフ「グラーフ・ツェッペリンだ。よろしく頼む」
キール「彼女は私の秘書艦だ」
『姿はまんまガンダムのグラハム・エーカーです。ちなみにブシドー前の姿。火傷はありません。キールはグラーフを起工した造船所から取りました』
球磨「艦娘クマ?」
グラーフ「あぁ、正規空母だ」
球磨「軽巡の球磨だクマ!宜しくするクマ!」
グラーフ「よろしくクマダ」
球磨「クマダじゃなく球磨だクマ!」
グラーフ「…何か間違えたか?」
多摩「球磨姉は解ってないから言うにゃ。球磨にゃ」
グラーフ「成程、だ、が要らなかったのだな」
北上「北上だよーよろしくね」
グラーフ「4人は姉妹なのか?」
多摩「末っ娘がもう一人居るにゃ」
グラーフ「姉妹…か。良いな。今のところ空母は私一人だから姉妹と言うのは憧れるな」
キール[という訳でよろしくお願いする。グラーフ、そろそろ会談が始まるから席に着いておくんだ]
グラーフ「もう行かねば…また話そう」
多摩「またにゃー」
渡「どうだった?別の国の艦娘と会ってみた感想は」
球磨「グラーフも球磨達と変わらないクマ」
多摩「身構える必要も無かったにゃ」
北上「他の国と協力はぎすぎすすると思ってたよ」
渡「まぁ、生まれ変わった時に人間同士が争って居たらそうなるかもな。だが人間にとって共通の敵が現れた。それがこの地球の答えだと俺は思ってる」
大井「どういう事?」
渡「行き過ぎた人間を淘汰する為に遣わされた存在が深海棲艦なのかなって」
球磨「それじゃ球磨達は?」
渡「深海棲艦に要らない所が濃縮されて艦娘になったんじゃないかってそう思う」
多摩「多摩達は搾りかすにゃ?」
渡「違う違うw深海棲艦に必要なのは人間を恨んだりするそう言う怨念や無念の魂でそれらが深海棲艦に取られたから君達が居る。創造主って言うのは最初に作ってからは傍観するのが役目だ。深海棲艦を作った結果、艦娘が生まれた。創造主の意図していない出現。これだと矛盾は無いと思う。まぁ俺の想像だけど」
北上「そう言えばなんで軍師は艦娘配属されてないの?副官になった文祇提督も秘書艦は配属されたでしょ」
諸葛亮「はい、軍師です。それはですね。私が指揮するのは人間だからですよ」
諸葛亮「そう言えばこの世界に英霊は居ないのでしょうか…居るとしたらどうして…深海棲艦は人間のせいで生まれたモノじゃない…?つまり、人間以外の知的生物が」ボソボソ
北上「どうしたの?」
諸葛亮「は?何がですか?あれ、今私は何を考えていたんでしたっけ」
北上「アルツ?」
諸葛亮「だとしたら軍師は廃業ですね」
『深淵を覗いた時は深淵もまた覗いた者を見て居るのだ。そして、深淵も見えない何かが覗いた者を観察している。フェイトの諸葛亮でもあるけどキャラ元データに学校に行こう(涼宮ハルヒを書いた人の別作品?だった気がする)の白衣君が混じっております。記憶を消されても消されても辿り着き深淵を覗かず空を仰ぎ見る…そんなキャラが一人居ても良いような。と言うか純粋に白衣君いじられキャラだけど好きなだけ。泊地開発の艦これ以外のキャラは他のキャラがミックスされてたりされてなかったり。続けよ』
*会談後*
キール[彼女達が今回、日本に行ってもらうウチの艦娘達だ]
れーべ「レーベレヒトマース、レーベだ」
マックス「マックスシュルツ。マックスよ」
ビスコ「戦艦ビスマルクよ!よろしくお願いするわね」
諸葛亮「全員日本語出来るんですね」
キール[はい、艦娘は物覚えが良くて]
キール[取り敢えず日本駐在外交艦として扱ってもらえると助かります]
諸葛亮[了解しました]
防衛長官[君らだけで話が弾んでいるのは困る。ウチからも一人出そう。しかし日本語を覚えさせるのに少々時間が掛かりそうだな。人員が決まったら伝えるよ]
『この時はまだガングードは日本には来ることになって居ません。あとプリンツもですね。本編でプリンツ騒動はあるんじゃないでしょうか。横須賀鎮守府に顔出して居ればですけど。プリンツ騒動があってグラーフ&キールの来日フラグが立つとそんな感じですね。ガングードは探索者がCRITICAL連発した上で泊地配属イベントでガングードを引けば来ます。他の艦娘も同様です。泊地配属イベントは探索者達にダイスで振って貰って決めるから本人の運次第ですね』
Bep.「私はここで球磨さん達とはお別れかな?」
球磨「そうクマね。軍師がこっちに様子見に来るだろうから軍師とは会えるクマ」
諸葛亮「まぁ、今日一日はここに滞在するので球磨さん達もご自由に」
防衛長官[ウチではアルコール類は比較的安いままなんです。日本だと高騰してると聞きました。このホテルのバーで飲んで行かれたら如何です?このチケットを渡せば飲み放題ですので]
渡「酒だと!?一日オフだ!おいお前ら飲みに行くぞ!」
何故か聞き取れる奇跡。
球磨「戦場にジュース(カクテル)やただの水(ワイン)は必要ない必要なのは命の水!」
球磨は度数の高いモノが好きな様です。
多摩「多摩はカクテルで良いにゃ」
北上「まーほどほどにねー」
大井「アルコールは久しぶりですね」
Bep.「ウォッカにしよう」
*バー*
Bep.「ここ、良いかい?」
C.P「おう、構わないぞ」
Bep.「どうして君は不死鳥の渾名を?」
C.P「あぁ、俺の乗ってる機体。あれがマスターフェニックスって名前なんだ。だから機体の名前をそのままって戴いてる訳よ」
Bep.「そうだったんだね」
C.P「あぁ、君はどうして?」
Bep.「生き残り過ぎたから…かな」
C.P「成程。戦いとはそういう物だ。死んだ者を継ぎ戦いを止められなくなる。死者を背負った戦程止められないからな」
Bep.「そうだね」
C.P「憎しみは憎しみしか生まない。死者は生者に何も言わない。結局は残された者が止めるべきなんだ」
Bep.「理想論だね」
C.P「そうだ、理想論だ。だが理想こそが現状を打開する糧になる。一つの理想が複数を巻き込み希望となる事も多い。逆に絶望を引き寄せる事にもなるがな。理想が希望や絶望になるのは結果次第。その状況にならなければ分からないからな」
Bep.「それは…確かにそうかもね」
C.P「まぁ与太話に付き合ってくれてサンキュー」
諸葛亮「いえ、あながち与太話と言う訳じゃないですね。1つ付け加えるとしたら世界は今を生きているモノの物です。結果が出た時に決して後悔の念を抱いては駄目ですよ。フェニックス風に言うのであれば死者が囁いてお仲間に引き入れようとしますから」
Bep.「死者が囁く…」
諸葛亮「罪悪感や自責の念から居もしない亡霊を作り上げてしまうのです。それが人間という生き物の…性質何でしょうね」
Bep.「そうか…私達、艦娘は何なんだろうね」
C.P「良く解らんが感情や考える頭があって四肢があるのなら人間だろう。スペースノイドアースノイドと差別する意味は無い同じ人間なのだから」
Bep.「スペースノイド?」
C.P「あ、いやいや。何でもない」
諸葛亮「貴方…隠す気ありませんよね」
C.P「うっかりしてた」
諸葛亮「まぁ、そう言う事ですね。人間でも世界の理を覆す事は容易いのです。ならば貴方がた艦娘も世界の理を覆した人間の1つでしょう」
Bep.「でも私達は普通の生まれではないよ?」
諸葛亮「私もです。人の腹から生まれなくても自我を持ち考え思考する事が出来る。本能よりも理性を優先する事が出来るのが人という生物の特性でもあります」
C.P「あんたも隠す気無いだろう」
諸葛亮「その突っ込みは野暮と言うモノですよ。ほほほ」
そう言って諸葛亮は去って行った。
*一方、渡組*
渡「うん、うん」
大井「提督は酒飲むと口数少なくなりますよね」
渡「まぁな。酒を嗜むなら静かにゆったりと派だからな」
北上「戦闘中とはテンションが雲泥の差だよね」
球磨「クマー効くクマ」
渡「今日は回収してくれる奴も居ないがここはホテルだからな。じゃんじゃん呑め」
多摩「管理官は便利屋じゃないにゃ」
渡「え?アイツ便利屋だろ?何時も昼は暇そうに寝てるじゃん」
北上「あのさ、管理官はずっと夜勤務だよ?昼は寝てるのは当たり前じゃん」
渡「えぇ…知らんかったわ」
諸葛亮「明日、帰るのですから程々にして下さい」
渡「大丈夫だって」
諸葛亮「まぁ、酒は確かに久しぶりですしね。私も飲みましょうか」
渡「お、何飲むの?」
諸葛亮[ビールとトマトジュース…それとタバスコを(ボソ]
渡「レッドアイか」
諸葛亮「貴方も一口飲みますか?」ワタシ
渡「おう!…カッラィ」ブハ
諸葛亮「意外と子供舌ですね」
球磨「タバスコ残った奴全部入れておいてこれは酷い」
多摩「さぁ、提督!水にゃ!」
渡「あぁ、ありがとう」ゴクゴク
諸葛亮「多摩も容赦が無いですね」
渡「辛いモノに水…ダメぜった…」ガクッ
諸葛亮「だらしないですねぇ」ゴクゴク
多摩「それ提督の飲み残しにゃ…」
諸葛亮「一口だけでしたから大丈夫ですよ。グラスは回しましたしね」
北上「あたしにも一口」
諸葛亮「えぇ、どうぞ」スッ
北上「ん…」コクッ
北上「これは辛い」確信
北上「はい、ありがと」
諸葛亮「どうも」
大井「駄目です!貸しなさい!」ゴクゴクゴク
北上「あ、大井っち…」
大井「×□△△××××」
諸葛亮「おやおや、しょうがないですね」
多摩「大井、水にゃ」
北上「ちょww」
大井「○○×!?」パシッゴクゴクゴク
大井「」パタッ
多摩「おお、静かになったにゃ」
球磨「ねーちゃん多摩が怖い」
諸葛亮「全く、作り直しですよ」
*次の日*
防衛長官[また会える時を楽しみにしているよ]
キール[そう言えばウィルキアで起こった事を日本に伝えなくても良いんですか?]
諸葛亮[ウィルキアですか?]
防衛長官[終わった事だろう?]
キール[確かにそうですね。でも反乱軍が完全に撲滅出来た訳では無いですし]
諸葛亮[大丈夫ですか?]
防衛長官[うむ、ではまた会おう]
諸葛亮[失礼します]
諸葛亮「皆さん行きますよ」
大井「昨日何があったんでしたっけ」
渡「奇遇だな珍しく酔ってる時の事を覚えていない」
北上「思い出さなくても大丈夫だよ」
ビスコ「二人も行くわよ」
れーべ「うん」
マックス「わかったわ」
球磨「早く船に乗るクマー」
*帰国中*
眼蛇夢「俺はどうしてこんな所まで来る羽目になったんだ…船の操縦だけなら俺じゃなくても良いじゃないか…」
C.P「きっと不測の事態に備える為だろう」
眼蛇夢「不測の事態など諸葛亮元帥にはあってないようなモノでは?貴方が来ることも想定していたのだから」
C.P「お、そうだな。不測の事態何か起きないよな」(フラグカチッ
眼蛇夢「不用意な言葉は闇を招くぞ…」
アービィ「…キュィ、フェニックス」
C.P「どうしたアービィ」
眼蛇夢「言霊とは恐ろしいモノだな。レーダーに感あり!恐らく深海棲艦です。艦娘の皆さんは急いで出撃の準備を整えてください」
諸葛亮「何がありましたか」
眼蛇夢「レーダーに反応がありました。6隻の模様…いや、1対5で戦っています。」
諸葛亮「その一人を回収しましょう」
眼蛇夢「いや、行かない方が良いと思うが一人でも5隻を相手に継戦してる」
諸葛亮「なんですって」
アービィ「その反応何だけど。ニューロと同じ感じがするわ」
C.P「戦ってたデビルガンダムがついて来てたのかもな」
諸葛亮「…DG細胞だから傷ついても治ると言う事ですか」
C.P「軍師さんよ。どうしてそれを知っているんだ?」
諸葛亮「本に書いてある情報ですからね」
C.P「何だそれは…」
諸葛亮「おそらく、他の世界でのフィクションは他の世界での現実と言う事なんでしょう」
諸葛亮「世界は誰かによって動いている。渡君的に言えば創造主たる誰かによって・・・はて、私は何を話して居たんですっけ」
眼蛇夢「行くか無視するか、どっちにするんだ?」
諸葛亮「行きましょう。何とかしておかないとそのデビルガンダムとやらが陸に来ないとも限りません」
C.P「マスターフェニックス一機で行けるか?」
アービィ「頑張ればいけるわ。バーニングソードで一発で片を付けれれば」
C.P「昨日の深海棲艦との戦いでクロスバインダーがイカレてない事を祈るか」
渡「俺も載せてくれよ」
諸葛亮「帰ってからにしなさいと言ったでしょう」
C.P「深海棲艦については俺は良く知らないから教えてくれるなら構わないだろアービィ」
アービィ「そうね。酔う可能性が無くはないけど」
諸葛亮「はぁ…好きにしなさい」
*という訳でDG討伐*
C.P「マスターフェニックス出る!!」
渡「うおおお、すげぇ。どういう機構なんだ」
球磨「やっぱりカッコイイクマ」
多摩「デカすぎにゃ」
北上「…あの船の何処に格納してあったんだろう」
多摩「…そう言えばそうだにゃ」
球磨「世の中には不思議が満ちている。考えるだけ無駄クマ」
大井「北上さんに寄らせはしません!」
眼蛇夢<そのまま12時の正面の方向に進むと目標と交叉する>
C.P「海からデビルガンダムが生えてる…」
渡「何だアレwwwろくろっ首かww」
球磨「…とっても不気味クマぁ」
??「カエレ!!」
大井「貴女が帰りなさいな!」
??「…カエル!」
大井「えぇ、どうぞ。お帰り下さい」
北上「えぇ…それで良いの?」
渡「幼女の深海棲艦か…しかも喋ってたぞ」
『渡さんは北方棲姫とは過去に会っていました。探索者が一人でも渡と一緒に北方棲姫を対処すれば分かる情報でしたけどね』
??「ア、ゼロ置イテケ!!」
大井「戻ってきて言う事それですか?」
北上「零?零何て持ってないよね」
球磨「これやるから帰るクマ。ねーちゃん達はこれからあのデビルガンダムとか言う飛頭蛮を叩き落とさないといけないクマ」つ零式水上観測機
多摩「確かに零にゃ…」
??「コレゼロジャナイ!!」
球磨「うるせぇクマ。もう面倒臭いクマ沈めるクマ」
至近距離で一発ほっぽちゃんに打ち込む容赦無い球磨。
??「イタイ!!逃ゲル!!」
球磨「…装甲硬すぎクマー」
幼女を見送ってデビルガンダム達に目を向ける球磨型達。
C.P「5本も生えてる!一撃で行ける訳ないだろ!」
渡「幼女対ろくろっ首五本だったとはwさっきの幼女絶対強い!」
ゥワョゥジョツョィ。
C.P「横薙ぎに振れば行けるか?よっし行ってみよう!」
渡「腕が千切れる…」
『気分はさながら本編の偵察機に乗った夕張。Gが掛かった状態でシェイクされれば腕は千切れるでしょう。あ、渡さんはフェニックスのパイロットシートにしがみ付いてる状態です』
球磨「球磨達も援護射撃クマ!」ドドドド
北上「まー効くかは解らないけど」ドォン
大井「北上さんの為なら水の上でも水の中でも頑張りますよ!」ドッドッドッド
多摩「根本に向けて魚雷をぶち当ててやるにゃ」パシュッシュッシュッ
C.P「行くぞ!」ブゥンフィィィィィィン
渡「天井に頭打った…」ガクッ
アービィ「大丈夫かしらこの人」
C.P「バァーニングラァァァァブ」ゾォン
アービィ「フェニックス!?」
C.P「技の名前間違えたわ」
多摩「頭がこっちに向かって飛んで来るにゃ」
球磨「ガチの飛頭蛮じゃねーかクマ!!」
北上「対空魚雷だー」パシュシュシュシュシュ
大井「はい!」パシュシュシュシュ
デビガン頭*5ドガガガァン
頭5個が盛大に爆発した。オザナリの爆発御免!アイヤー!
多摩「これが本当のたまにゃー」
北上「多摩姉何もしてないじゃん…」
多摩「それもそうにゃ」
C.P「ふぅ、取り敢えず戻るぞ」
渡「あぁ、びっくりした」
アービィ「終わったわよ」
『やはりアクションは擬音多めか。地文が良いけど言い聞かせる探索者も居ないし擬音で良いよね。』
*帰還*
諸葛亮「何だかんだありましたが帰ってこれましたね」
C.P「まさかのアドラステアの様な変形機能がついているとは」
諸葛亮「陸も走れますよ。まぁ図体はデカイですが、それと空は飛べませんね。この図体を飛ばせるほどエンジンと燃料。そして馬力もありませんし。水陸両用って奴です。ホバーを使った水陸両用艇を開発してるそうですが。なんでも瓦礫を無視して進めるらしいですよ。凄く無いですか?操作が非常に難しいらしいですけどね」
ビスコ「ニッポンの技術は凄いのね」
眼蛇夢「諸葛亮元帥」
諸葛亮「どうしましたか?」
眼蛇夢「陸路の運転は戦場元帥がやってくれるそうだからな。この間に報告をする」
諸葛亮「了解です。では個室に移動しますか」
*眼蛇夢&諸葛亮・密談Time*
諸葛亮「何か情報は手に入りましたか?」
眼蛇夢「どうやら深海棲艦が出現した頃にウィルキアでクーデターが起こり。超兵器なるモノが使われたそうだ」
諸葛亮「超兵器にウィルキア…ですか。まさしく、この世界は混沌としていますね」
眼蛇夢「しかし、その超兵器は深海棲艦に沈められ、周辺国の援助もあり陸路からウィルキア政府が元鞘に収まったようだな」
諸葛亮「そうですか、昨日の夜はお疲れ様でした」
眼蛇夢「諜報のエース田中眼蛇夢に掛かればこんなモノだ」
諸葛亮「その超兵器とやらは海に沈んだんですか?」
眼蛇夢「あぁ、その様だ。回収も深海棲艦のおかげで出来て居ない様だな」
諸葛亮「…不味いですね。超兵器のスペックとかは?」
眼蛇夢「うむ、マガGが書類を見たところによると。戦艦大和4隻分が空に浮くレベルの馬力があるらしい」
諸葛亮「…空?」
眼蛇夢「他にも65ノットを超える潜水艦とか」
諸葛亮「そんなのが深海棲艦化したら私達は太刀打ちできるのでしょうか…」
眼蛇夢「あのロボット作ったら艤装積めるんじゃないか?」
諸葛亮「いえ、それでは打開策にはなりません。通常の艦に乗せるという手法が使われていないのも1つは標的の小ささにあります。通常の艦に乗せても大きさ的に的になるだけです。つまり、あのロボットに積んだとしても的になるだけって事です」
眼蛇夢「ふむ、そう言う事か。ならあれを小さくすれば良いんじゃ?」
諸葛亮「人が乗れないじゃないですか。機械だけでは艤装は使えませんよ。撃つという意志が無ければ艤装は撃てませんので」
眼蛇夢「人の四肢を強化する外骨格でも作れば良いんじゃないか?」
諸葛亮「もう、試しました。結果は没です。使った人の骨が木っ端微塵になるとの検査結果が出たので」
眼蛇夢「それじゃ、駄目だな…」
諸葛亮「しかし、マスターフェニックスは武装が剣だけの様ですね。昴の奴にちょっと見てもらいましょうか」
眼蛇夢「機械については余り悔しく無いのでな」
諸葛亮「あ、貴方の案ちょっと面白い事に使えそうですね」
眼蛇夢「本当か?」
諸葛亮「その子達の機体を作ろう」
眼蛇夢「おお!それはありがたい!!良いのか?」
諸葛亮「使えるのかどうかは完成してからになりますね。何、今回付き合ってもらった報酬ですよ」
眼蛇夢「やはりメカは男の浪漫だ」
諸葛亮(昴に無茶振りする事になりますね。まぁ、大丈夫でしょう)
*2日後、大本営着*
渡「ふっ、着いたぜ…」
球磨「提督とローテとは言えコレを運転するのは疲れたクマ」
多摩「この後、重雷で木曾に労って貰うにゃ」
諸葛亮「この後、会議がありますからね?」
渡「わかってらい!球磨達は解散で良いぞ」
球磨「分かったクマーお疲れクマ」
諸葛亮「さて、彼女達には会議が終わるまで待ってもらわないといけないんですが」
渡「管理局で待ってもらってりゃ良いんじゃね?」
諸葛亮「それは明暗です。あそこの食堂なら何時でも空いてますしね」
*管理局食堂*
諸葛亮「という訳で会議が終わるまで預かっておいて下さい」
玖兇「エー、マジかよww俺も会議あるの忘れてない?」
諸葛亮「貴方の食堂の部下は暇人でしょう?」
玖兇「あぁ、うん。まぁそうね。食堂ならあっち」
眼蛇夢「どっかで会ったか?」
玖兇「あぁ、陸軍の人じゃない?私の従兄弟が陸軍に居るからじゃない?」
眼蛇夢「誰だ?」
玖兇「Dr.T」
眼蛇夢「あぁ、言われてみれば…」
玖兇「そっちの三人が艦娘として…その人は?」
C.P「灰鳥生だ。よろしく」
玖兇「おう、よろしく」
諸葛亮「この方の相談に乗って貰えませんか?」
玖兇「相談?何の?」
諸葛亮「彼、異世界から来たらしいので元の世界に戻る方法を知りませんか?」ボソボソ
玖兇「面倒臭い」
諸葛亮「そう言わずに、今度、ロシアに行った時に美味しいモノ買ってきますから」
玖兇「…ロシア?んじゃ向こうの料理本買ってきてくれ。それで手を打とうではないか」
諸葛亮「そんなので良いんですか?」
玖兇「うん」
諸葛亮「貴方外国語出来るんですか?」
玖兇「書けないし喋れないけど読むのと聞くのは出来んだ…」
諸葛亮「では、頼みます」
玖兇「だから俺もこれから君達と一緒に会議なんだって!」
諸葛亮「では、皆さんはここの食堂で待機していてください」
渡「大人しくしてろよー」
元帥三人組離脱。
C.P「了解!」
眼蛇夢「解った」
ビスコ「わかったわ」
れーべ「やー」
マックス「Ja」
C.P「そして食堂は何処だ?」
眼蛇夢「解らん」
ビスコ「私も解らないわ」
島風「あ、居た。食堂はこっちだよ。ついて来て」
ビスコ「ここの艦娘かしら」
島風「うん!島風だよ!」
ガチムチの島風が迎えに来ました。
眼蛇夢「島風と言えば快速の駆逐艦…駆逐艦?」
島風「取り敢えずついて来て!」
ビスコ「あれが駆逐艦…?日本の艦娘は大きいのね」
C.P「待て。ヴェールヌイは小さかったぞ」
ビスコ「あれはロシア改装したのでしょう?小さくなったのよ」
違います。
厚志「ようこそ!管理局へ!」
ごついオッサンがお出迎え!プリティベルで検索検索ぅ!しなくても良いけどw
眼蛇夢「ここは何の施設なんだ?管理局と言っていたが」
厚志「ここは問題を起こした艦娘や提督の矯正施設だよ。と言ってもここに連行される時に大体、提督が死亡するんだけど」
眼蛇夢「処刑しているというのか怖ろしい」
厚志「陸軍では部下の誤射が上官の死亡理由として多かったんじゃなかったかな」
眼蛇夢「…あぁ、成程」
厚志「まぁ、管理官一人で回っているから到着が遅いとそんな感じが多くなるらしい」
ビスコ「お世話になりたくは無いわね」
隣のれーべは遠くない未来お世話になります。
厚志「私と島風はここに収容している艦娘が暴れた時の制圧がメインの任務だがこの食堂を預かっている。何か食べるか?」
C.P「確かにそろそろ腹が減ったな」
眼蛇夢「そうだな。何か貰えるか?」
厚志「管理官直伝を私アレンジした料理だ。任せろ!」
ビスコ「それはまさか島風みたいになるって事…?」
ピンポーン
ビスコ「何!?何の音?」
島風「お客さんかな?ちょっと行ってくる」
厚志「うむ、任せた」
ビスコ「驚いたわ」
島風「ただいま」
ビスコ「ちょ、早いわね」
島風「管理官宛の宅配だった何時も病院から何を取り寄せてるんだろう」
厚志「医務室の消耗品じゃないか?」
島風「使ってる所見た事ある?」
厚志「無いな。っと良し。高田ジム特製ガーリックライスだ。好きな量だけバターを取ってくれ」
出て来たのはガーリックライス。少量のバターでガーリックを炒め炊き立て御飯を投入。別のフライパンで挽肉を炒め醤油で味付け。挽肉から出た油と混じり合った醤油を飯に掛け炒める。ご飯を皿に盛りその上に挽肉を乗せ提供。お好みで挽肉の上にバターを乗せればあら不思議。これだけでメインの張れるカロリーの化け物が完成。
飲み物は青汁と牛乳、凍ったバナナ、バニラ味のプロテインをミキサーにかけたスムージーでどうぞ。
C.P「…これは美味い」モグモグ
眼蛇夢「…あぁ、美味いが」モグモグ
ビスコ「喉が渇くわね」モグモグ
厚志「プロテインを追加か!!」
ビスコ「いえ、水を頂戴…」
C.P「俺も水で」
眼蛇夢「同じく」
厚志「む、そうか。どうぞ」
ビスコ「あぁ、普通の水が美味しい」
れーべ「ほらマックスあーん」
マックス「一人で食べれるわ…」
*食後*
元帥3人が帰還
玖兇「ただいま…ってニンニクくせぇ…!?鼻が…」チーン
吸血鬼がニンニクが弱点なのは吸血鬼は鼻が良いのでニンニクの臭いが鼻に来るからです。ワサビの如く。
と言っても玖兇は吸血鬼にしては鼻は良くないのでコレで済みます。
C.P「おいおい、大丈夫か?」
玖兇「失礼、海外艦の大きい子は俺が配属担当になったので残ってもらうとして」
ビスコ「大きい子って…」
玖兇「そっちのちっこい二人組は人務課預かりになります」
マックス「人務課?何処かしら?」
渡「俺が案内するからついて来てくれ」
れーべ・マックス・渡が食堂から出て行きました。
玖兇「さて、ビスマルクだったか?空いてる部屋を厚志さんに聞いて案内してもらってくれ。暫くはそこが君の部屋だ」
ビスコ「えぇ、分かったわ」
玖兇「さて、似非軍師。どうしろって?」
諸葛亮「似非軍師は酷く無いですか?」
玖兇「そっちの返答は良いからどうすれば良いのかを言えよw」
諸葛亮「別世界から来た人を元の世界に戻すにはどうしたら良いですか?」
玖兇「やっぱ、面倒臭いなw俺の知識だと門を作るしか無いんだが…俺はやった事無いから本当に行けるか解んねぇ…」
C.P「門?」
玖兇「おうよ。君が出現した所と同位座標に門を作るそこをくぐれば君が来た原因の場所に出れる…筈。ここからやっても良いんだけど。君の精神力がごっそり持っていかれる可能性が高い。同位座標なら距離的には0だから被害は最小限で済むだろう」
C.P「つまりどういう事だ?」
アービィ「門を作るのに通る人の精神力が必要。それは距離に応じてコストが多くなる。だから距離が0の筈の私達が出現した場所に門を作るって事かしら」
玖兇「おー、そうそう!そう言う事ですよ!よく、あのアバウトな説明で解るなぁ」
眼蛇夢「門って何だ…」
諸葛亮「フェニックスさん。マスターフェニックスをお借りしてもよろしいでしょうか?」
C.P「何処に置き場所を教えてくれ」
諸葛亮「整備課と言う所に預けておくので玖兇さんに連れて来てもらって下さい」
C.P「あぁ」
諸葛亮「では眼蛇夢君、私達も行きましょう」
眼蛇夢「了解した!暗黒四天王!行くぞ!」キューキュー
玖兇「それじゃ、これを覚えてくれ。発音が解らない所は聞いてくれ。あ、くれぐれも全文を口に出すなよ?」
*工廠兼整備課*
昴「おおおお、これは凄い!」
諸葛亮「解体しちゃ駄目ですからね?あくまでも見るだけです。あ、眼蛇夢君こちらはこの工廠の主の御津氏昴です」
眼蛇夢「陸軍所属・特佐の田中眼蛇夢だ」
昴「ここがこうなってて…限りなく人に近いフォルム。成程!こう組めばこうなるのか…可動域はここからここか…」
諸葛亮「昴君…話は聞いて」
昴「あぁ、ごめんごめん」
諸葛亮「これを小型化してハムスターが乗れる様に出来ない?」
昴「え?ハムスター?乗れても操縦できなくない?」
眼蛇夢「私の暗黒四天王に不可能は無い!!」
昴「ふむ、これの小型化か頑張ってみる」
工廠妖精さんヤルゾー
昴「という訳で設計図通りに工廠妖精さんに作ってもらったものがこちらです」
3分メイキング。人型の機体が完成しました。
昴「飛べる」
眼蛇夢「何…?」
昴「多分銃とかも撃てる」
眼蛇夢「早速乗り込むんだ!」
キューキューキーキュー
昴「ふぁ!?残念だけど一匹乗りだよ!!」
眼蛇夢「何と…」
諸葛亮「後3機よろしくお願いしますね?」
昴「酷い無茶振りだなぁ。妖精さん達の甘味を要求する」
諸葛亮「後で羊羹でも用意致しましょう」
昴「同じものを作る気は無いから設計図をまた書くから待ってて」
約10分後。円盤と猫とワーム(蛇)の機体が人型の機体の隣に並べられていた。
昴「はい完成、人型は汎用型だけど他のモノは特化させてみた。円盤型は音も無く長時間空を飛べるぞ!小型アームを内蔵してあるから精密作業も出来る!猫型はあらゆる場所を音も無く移動出来る。これは足に力を入れていてな。どんな高さから着地しようと音が出ない様に肉球部分の素材が妖精さん仕様にして貰った。こちらは精密作業ではなく追跡向きだな。口の中に射出口があるんだけど発信機を射出する事が出来る。そしてワーム型!これはどうなんだと思うだろうが海蛇を模していてな、水の中を泳ぐことが出来るんだ!…しかも陸の動きも蛇の様にスルスルと行ける。そして特筆すべき点は毒精製機能を持っていてな。暗殺担当だ。ちなみに全部の機体にステルス機能はつけてあるぞ」
眼蛇夢「なんと怖ろしい」
諸葛亮「どうです?満足して頂けましたか?」
眼蛇夢「貰っても大丈夫か?」
諸葛亮「何、今回のお礼ですから」
眼蛇夢(毒精製は封印しておこう)
眼蛇夢「ありがとうございます」
諸葛亮「いえいえ、それを使って一層の活躍を愉しみにしてますよ…昴君、毒精製はちょっとやり過ぎなんじゃないですか?」
昴「あ、毒って言っても劇物性の毒じゃなく一時的な麻痺を引き起こす毒ですよ。まぁ動けなくさせてトドメを刺すかどうかは使用者に一任しますが」
諸葛亮(この人が一番、海軍の中で黒いんじゃなかろうか)
昴「では羊羹50本よろしくね」
諸葛亮「ちょ…50本ですか…?」
昴「うん、うちの妖精さんは100匹程居るからね。50本は欲しい」
諸葛亮「何とかなりませんか?」
昴「ならない。ちゃんと最初に本数を決めなかった君が悪い。人に物を頼んどいて報酬にケチをつける何てあってはならない」
諸葛亮「それも…そうですね」
昴「間宮や伊良湖の羊羹じゃなくて安価で手に入れる方法は知ってるよ。材料を持って管理局に頼めば作ってくれる」
諸葛亮「あそこは何時から持ち込み食堂になったんですか…」
昴「さぁ?解らんな。マッチポンプとか言うなよ」
諸葛亮「言いませんよ。ともあれありがとうございます」
昴「ちょっと乗らせてみて」
眼蛇夢「行け!暗黒四天王よ!!」キューキュー
円盤型ハムダム(マガG)「キュー」
猫型ハムダム(ジャンP)「キー」
ワーム型ハムダム(チャンP)「キュゥ」
人型ハムダム(サンD)「キュー」
眼蛇夢「おお!お前らかっこいいぞ!!」
昴「人型は速度や隠密性には他の機体には負けるけど人型の真骨頂は他の機体を装備する所にある!」
四身合体!
人型ハムダムが猫型ハムダムに跨り円盤型ハムダムを左手に装備。ワーム型ハムダムを右手に装備するとワームの機体が右手を包み込むようにして変形しランスの様な円錐が出現した!
昴「騎乗型ハムギャン!です!どうです?ワームの変形機能凄いでしょう!ランス型の武装になるんですよ!」
武装はガンダムのギャンです。あれが猫に跨っています。ビームサーベルじゃないのはご愛敬
昴「左手のシールドになった円盤からは催涙弾と白煙弾が射出出来ます!対人制圧としてはかなり凶悪です」
眼蛇夢「おそろしいww」
昴「勿論、麻痺毒もちゃんと機能しているので安心です!」
眼蛇夢「毒はちょっと…」
昴「麻痺毒とはいえ効能は様々、痛みのある部位に投与して痛みを無くすことも出来ますから」
眼蛇夢「おお、成程」
昴「先程言ったように命を取る様な劇薬ではないので安心して使うといい」
昴「投与しすぎても死なないから!何日間か昏睡状態になるかも知れないけど。さぁ、これから入ってくる人に向けて試してみよう!」
眼蛇夢「行け!暗黒四天王!!」
スタスタスタ
拓「ただいまー」
キューキューカシュッカシュッカシュッ
拓「え?何!?」
催涙弾と白煙弾が射出され軽い破裂音がして入って来た人物が煙に包まれる。
拓「ちょっと、うわなにこれヤメロー」
ハムギャンが駆ける!ランスが巨体に突き刺さり巨体は地面に崩れ落ちた。ちなみに大きさは全装備で50㎝程度のミニチュアギャンです。
昴「中々良い動きじゃないか」
眼蛇夢「容赦無いじゃないか!」
諸葛亮「人一人昏倒させるのに一瞬…恐ろしいですね。これで終わりですね。お疲れ様でした」
眼蛇夢「また呼んでくれ」
諸葛亮「えぇ」
*管理局*
玖兇「おk、覚えたな?これで恐らく門は作れる筈だ」
C.P「何かガッツリ体力を持っていかれた…」
アービィ「人ならざるモノの知恵の様だししょうがないわ。アプロディアの様な存在が使える力よ」
玖兇「と言う事で、後は君がこの世界に放りだされた所に行き門を作って門を通る。後の事は知らん」
C.P「それで帰れるなら御の字だ」
玖兇「ん?あぁ、帰れる保証はないぞ?」
C.P「は?」
玖兇「言っただろう。俺は使った事のない魔術だと」
C.P「あぁ、そう言う事か」
玖兇「まぁ、戻れなかったらここで面倒は見てやる。働いては貰うけどな」
C.P「…そうならない様に努力はしよう」
玖兇「おう、健闘を祈るよ…」
*フェニックス帰還?*
アービィ「出現座標まで戻って来たわ!」
C.P「あぁ、門を作るぞ!世界に穴を!入り口を!出る先は俺の望む!風景を!」
フェニックスが呪文を作り始めると目の前の空間が歪み一本の紅い柱となった。
C.P「門よ!開けえぇぇ!」
一本の紅い柱に縦に亀裂が入り火の粉を飛ばしながら二つに分かれる。二本の柱を繋げるように炎が上がり炎と柱に囲まれた向こうは黒い空間が広がっていた。
C.P「おー怖え。本当に出来たわ」
アービィ「行きましょう。少々、寄り道したけど」
C.P「あぁ、向こうが終わったらもう一度こっち顔出そうぜ!」
アービィ「人、それをフラグと言うのよ。フェニックス…」
紅いカラーリングの機体が炎に飛びこむ。飛び込んだ瞬間、二つの柱は穴に吸い込まれる様に燃え。後には塵も残さず海原が広がっていた。
SceneCut
さて、第5話はこれにて終了。閉幕しました。
暗黒四天王が四身合体してギャンになったり。不死鳥が別の世界から飛んできたり。諸葛亮がフェイト世界出身だったり。色々とカオスでした。ちなみに玖兇がC.Pに教えた魔術は【門の創造】距離に応じたコストを払う事で目の前に門を作り出し目的地と繋げます。異世界に行けるのはKPによる設定です。
平行世界数ある世界の1つのお話。泊地開発の世界と悪ノ世界も設定的に行き来可能です。ただ悪ノ世界行っても向こうで動いてる探索者は時系列データが違うので会えませんが。
多分、一番最初の世界樹から過去に戻って千年樹の元に放りだされたと思うんでw
今回、諸葛亮が忘れっぽかったのは…?
C.PはDATAの海を潜り。無事に帰れたのかは定かではありません。
相変わらずのタイトル詐欺。
幕間劇場を見てくれた見学者に感謝を!
それでは皆様また次回!お楽しみに―
このSSへのコメント