エイレーン｢ここの雑草美味しいですね｣モシャモシャ

～遡ること1時間前～

ヨメミ「今日はねえ、アカリちゃんの為に“料理”をしていこうと思うよ」(｀・∀・´)ドヤァ

アカリ｢………｣

アカリ「あ、いや、気持ちは嬉しいんだけどさ、アカリ料理に関してはいい思い出が無いというか…」

ヨメミ「だーいじょうぶ！！あたしにまかちてよ！」(｀・∀・´)ｴｯﾍﾝ!!

ヨメミ「あたしの絶品料理でそのトラウマをねぇ全部消し去ってあげるから！」(｀・∀・´)ｴｯﾍﾝ!!

アカリ「え？大丈夫？記憶飛んだりしないよね」

ヨメミ「だいじょーぶだいじょーぶ！じゃあ料理説明いっくよー！！」（＞∀＜）

～本日のメニュー～

　肉じゃが

アカリ「あれ？」

ヨメミ「今日はね、あたしの家庭的な所も見せていきたいと思うよ！」

アカリ「ほぇ～…肉じゃが作れるんだ～いいな～」

ヨメミ「うん！いいでしょ～！」

アカリ「いっぱい練習したんだね」ニッコリ

ヨメミ「うん？」首傾げ

アカリ「……うん？」

ヨメミ「れんしゅう？」

アカリ「そう、練習」

ヨメミ「？？？」

アカリ「？？？」

ヨメミ「してないよ？」

アカリ「してな……へっ？」

ヨメミ「へっ？」

アカリ「………」

ヨメミ「………」

アカリ「あ！アカリ手伝おうか！？」ガタッ

ヨメミ「だいじょーぶだよ！アカリちゃんはお客様なんだから！」

アカリ「えっ…でも」

ヨメミ「いーから座って座って」

アカリ「ア、ハーイ」座り直し

ヨメミ「あたしがね！ちゃちゃちゃって作っちゃうからね！ゆっくりくつろいでてよ」

アカリ「ア、ウン、ワカッタ」

ヨメミ「よぉし！つっくるぞー！！」

アカリ「………」

アカリ｢あー…ヨメミ氏、今回の料理のポイントは何でしょうか｣

ヨメミ｢愛情をたっぷり入れることだよ｣

アカリ｢ほうほう、その心は｣

ヨメミ「愛情たっぷり入れれば料理は自然と美味しくなるんだって」

アカリ「それアカリも聞いたことある」

ヨメミ「うん、だからアカリちゃんのために愛情たーくさん入れるね！」

アカリ「………はうっ」キュン

アカリ「……天使かよ…いっぱいちゅき…」

ヨメミ「えっへっへ～！でねー！今日はヨメミなりにこだわりを見せようと思うんだ～」

アカリ「oh……？」

ヨメミ「なな、なんとー！今回は、フランス産のお肉を使います！」

アカリ「おおー！」

ヨメミ「取り出しましたは…こちら！」＜デーン

アカリ「………」

ヨメミ「………」

アカリ「………」

ヨメミ「こちら新鮮な」

アカリ「カタツムリやんけ」

ヨメミ「マイマイ」

アカリ「マイマイ」

ヨメミ「マイマイ」

アカリ「オーマイガ」

ヨメミ「マイマイってね！フランス語で陸のサザエさんって言うんだよ！」

アカリ「言わないよ」

ヨメミ「今回はね！これでね！…やろうと思う！」

アカリ「うん、いいね……いや良くないけど」

ヨメミ「でね！具材は鮮度が大事なんだよ！」

アカリ「う？…うーん…確かに」

ヨメミ「だからね！早速鍋に入れてくよ！」ドバァ

アカリ「殻ごと」

ヨメミ「そう、良い出汁出るから殻ごと入れろって言われたんだー♪」

アカリ「ふーん…」←深く考えないようにしてる

ヨメミ「せ～↑ん↓ど↑、せ↑ん↓ど↑、たのしい↑せんど↓～♪」

アカリ「せーんど、せんど、たのしいせんど～↑お～↓　具材の♪」←ヤケクソ

ヨメミ「何度に熱するんだっけ」

アカリ「せんど～」

ヨメミ「1000℃だね♪」ピッ

アカリ「そうそう……うん？」

ヨメミ「後は見守るだけ……おっ↓ほぁ↑！？」

アカリ「どしたの？」

ヨメミ「殻が溶けたぁ！」

アカリ「」

ヨメミ「おっかしいなぁって、あ…あれぇ？」

アカリ「どしたの？」

ヨメミ「火が出ちゃったぁ！」

アカリ「ひぃ？えっ！？はっ早く消火しないとっ！」

＜ジュワーーー！！

ヨメミ「あ！大丈夫だったよ！」

アカリ「ほっほんと！？」

ヨメミ「うん！醤油かけたら消えたから大丈夫」

アカリ「しょうゆかけたの？」

ヨメミ「うん」

アカリ｢どのくらい？｣

ヨメミ｢2リットルくらい｣

アカリ「」

ヨメミ「あ！でもね！いい匂いしてる！」

アカリ「………」クンクン

ヨメミ「……どう？」

アカリ「……本当や…めっちゃいい匂いする」

ヨメミ「だしょー！」(｀・∀・´)ｴｯﾍﾝ!!

アカリ「…うっうん、いい匂いと言う事はきっとおいしいという事だよね」←思考停止

ヨメミ「そして更にみりん、顆粒出汁｣ドボドボ

ヨメミ｢そして愛情をたーくさん！」ドバァ

アカリ「ヨメミ氏今何入れたし」

ヨメミ｢愛情だよ｣

アカリ｢あいじょう……｣

ヨメミ「愛情」

アカリ「あいじょうって何だろう」

ヨメミ「緑色の粉」

アカリ「………」

ヨメミ「ふんふーん♪」

アカリ「………」

アカリ「アカン…これアカンやつや…はよ逃げ…」

ヨメミ「アカリちゃん？どうしたの？」

アカリ「ひぃ！？ナンモナイヨ？タダチョットツカレチャッタナッテ…」

ヨメミ「確かに…顔色良くないね…」

アカリ「そ、そうそう！少し夏バテ気味だからかな？食欲も少し落ちてる気もするし…」

ヨメミ「あ、じゃあ、そんなアカリちゃんの為に元気が出るものを用意したんだ！！」デデン

アカリ「え？なぁに？」

ヨメミ「超すごすごポーション！！」

アカリ「」

ヨメミ｢なーんてね！冗談冗談！はいド〇ペ｣

アカリ｢ふわぁあ！ありがとう！｣

ヨメミ「それ飲んでくつろいでてね！」

アカリ「あ、はーい」

＜　カシュッ

アカリ（ま、まあ…ド〇ペさえ飲めれば怖いものなんてないからね）ングング

アカリ「プハー！！」

アカリ「……ほっ…？おっ…？…来た来たぁ……///」

アカリ「酔っちまえばこっちのモンよぉ///」

ヨメミ｢でね！肉じゃがを美味しくするためにド〇ペをね！鍋に入れてく…ほぅ↓わぁ↑！？｣

アカリ｢なになにー？どうしたのヨメミ氏〜｣ほろ酔い

ヨメミ「超すごすごポーション入れちゃった…」

アカリ「」

ヨメミ「あ…でも沢山煮込めばどうにかなるかな」

ヨメミ「よおし！１０分煮込むぞー！！うぇーい！！」

アカリ「う、うぇーい…」

ヨメミ「うぇーい！」

アカリ「………」

アカリ「………」ゴソゴソ

　＜ピッ

アカリ「モシモシ？エイレーンサン？」

アカリ「萌え萌えおにゃの子がエイレーンに会いたくて震えているよ」

アカリ「うん、ヒナタちゃん似の…うん…そう…今すぐ会いたいって…うん…はーい」

アカリ「10分以内に来てねー、バイバーイ」

アカリ「………」

　＜ピッ

アカリ「ヨメミちゃ～ん！」

ヨメミ「なぁに？」

アカリ「エイレーンも来るってー！」

ヨメミ「本当？じゃあ急いで二人分作るね♪」

アカリ「チガウ」

～10分後～

エイレーン「アカリさぁぁぁぁん！！どこですか！！どこにいるのですかマイハニーはぁぁぁぁぁ！？」

アカリ「あ、来た」

エイレーン「アカリさん、ヒナタちゃん似のおにゃの子はどこ…に……」

ヨメミ「あ、エイレーンいらっしゃい！」

エイレーン｢あ、ヨメミさん、キッチンで何してるのですか？｣

ヨメミ「料理してるよ」

エイレーン「りょうり？」

エイレーン「………」

エイレーン「………」汗ダラダラ

アカリ「ダメだよ逃げちゃ」ガシッ

エイレーン「ひぃ！？」ビクッ

アカリ「エイレーンは、今から出される料理を美味しく食べればいいだけだから」

エイレーン「美味しく…」

アカリ「簡単でしょ？」

エイレーン「アッアカリさん？目が怖いですよ？」

アカリ「コワクナーイ」

ヨメミ「お待たせエイレーン！はい、どーぞ！」

エイレーン「わぁ、ありがとうござ……ヴッ…」

エイレーン「匂いがグロィですね」

エイレーン「ま…まあ味は美味しいかもしれませんし…」パクッ

＜ゴリッ！

エイレーン「………固ぃですね」

ヨメミ「どう？どう？」目キラキラ

エイレーン「ええと…そ、そうですね……これは最早鉱物ですね」

ヨメミ「好物！？良かったー」ニコニコ

エイレーン「ええ、金属鉱物……はい？」

ヨメミ「気に入って貰えて良かったよ」

エイレーン「え？あ、はい…あはは」

アカリ「はい！エイレーンあーん」

エイレーン「あ…あーん…」

＜ヌチョォ

エイレーン「まるで炭を砂糖漬けにして酢に漬けた様な……ヴォエ…」

アカリ「エイレーン、あーん」

エイレーン「あーん……ぐっ……動植物の味じゃない……グゥェ…」

アカリ「美味しい？」

エイレーン「」フルフル

アカリ「食べ足りないかー…」

エイレーン「！！？？」

エイレーン「にっ逃げ…」

アカリ「」ガシッ！

エイレーン「アッアカリさん！？何故私の腕を掴むのです！？」

アカリ「あ、気にしないでエイレーン」

エイレーン「気にしないでって……アッアカリさん！？何故私を縛っているのです！？」

アカリ「だってエイレーン縛られるの好きでしょ？」ギュッギュ

エイレーン「好きですけど今じゃないんですよ！！おほぉ！？」

アカリ「まあまあ、これでも食べて落ち着いて」

＜　ズボォ

エイレーン「モガー！！モガー！！」

ヨメミ「何かを必死に訴えてるね」

アカリ「どれどれ？」

エイレーン「モガー！！モガー！！」

アカリ「ふんふん、美味しいって！」

エイレーン「モガー！！？？」

アカリ「ほら、ゴックンしてエイレーン」

エイレーン「………ムッ…ウウ……ゴックン」

ヨメミ「エイレーン白目向いた」

エイレーン「………」

アカリ「エイレーン？」

エイレーン「………」ビクンビクン

アカリ「痙攣しとる…」

ヨメミ「………」

アカリ「………」

ヨメミ「アッアカリちゃん…」

アカリ「あ、あれぇ？」

ヨメミ「………」

アカリ「………」

ヨメミ「…これって…もしかしたら…もしかしなくてもさ…」

アカリ「よっヨメミちゃん？…これは…」

ヨメミ「あたしの料理がマズかったのかな……」

アカリ「…そ……あ……」

ヨメミ「だったら…」

アカリ「あ…ち、違うよ！きっと眠くなって寝ちゃったんだよ！」

ヨメミ「そうかなぁ…」

アカリ「そうそう！その証拠に今からアカリが食べてみるよ！」

ヨメミ「いやいや！それは止めた方が」

アカリ「あーん」パクッ

ヨメミ「あかりちゃぁぁああん！！」

～～～

アカリ「あれ？ここは？」

アカリ「………」

アカリ「わぁ、おっきな川、それにお花畑も…」

エイレーン「アカリさーん！！」

アカリ「あ、エイレーン何食べ……何で雑草食べてるの？」

エイレーン「いえ、本当は口直しに、と食べ始めたのですが…やっぱり動植物は良いですね、命の味がします」ニッコリ

エイレーン「それにこんなにも美味しい雑草初めてです！」モシャモシャ

アカリ「そ……そっかー……」

エイレーン「はい！報われます」

アカリ「………」

アカリ「なんか、本当にゴメンね」

※アカリ、全治半日

※エイレーン、全治三日

カルシウムの融点は842℃だそうです

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー完ー