赤城「提督が残念なんですけど…」提督「人のこと言えないだろ…」赤城「その5」 ※5から読んでも大丈夫です
瑞鶴「ヒマだしテレビでも見てますか」ピッ
テレビ「今日は身近な人に催眠術をかけてみよう!!」
瑞鶴「………」
テレビ「この五円玉とヒモを使えば誰でも簡単に催眠術をかけることが出来ます!!」
瑞鶴「………翔鶴姉…」
翔鶴「どうしたの?瑞鶴」
瑞鶴「…いい事を思いついたの、五円玉とヒモを貸してほしいんだけど」
翔鶴「いいけど…何に使うの?」
瑞鶴「ふっふっふっ、聞いて驚かないでね翔鶴姉っ!!五円玉とヒモを使って加賀さんに催眠術をかけるのよ!!」
翔鶴「ええっ!?」
瑞鶴「そして加賀さんにナデナデしてもらうのよっ!!」ドヤッ
翔鶴「瑞鶴…あなたって娘は…」
瑞鶴「ふっふっふっ」
翔鶴「なんて頭がいいのかしら!!…流石私の妹ね!!」
瑞鶴「そんなにほめないでよ翔鶴姉っ、照れるじゃない」二ヘラッ
瑞鶴「よしっ!! 思い立ったが吉日、さっそく行動に移しましょう!!」
~~~
<コンコンッ
赤城「はい、どうぞー」
瑞鶴、翔鶴「「おじゃまします!!」」
赤城「あら、二人とも遊びにくるなんてめずらしいですね…」
瑞鶴「はいっ!!今日は加賀さんに用があって来ましたっ!!」
加賀「…なにかしら?」
赤城(あっ、うれしそう)ニコニコ
瑞鶴「ふっふっふ、加賀さん私と向かい合ってください!!」
加賀「…こうかしら?」スッ
瑞鶴「はい!!…さて加賀さん、このヒモで吊るされた五円玉をよーく見ていてください!!」五円玉ユ~ラユ~ラ
加賀「?わかったわ」ジー
瑞鶴「加賀さんはだんだん私の言うことを聞くようのなる~、加賀さんはだんだん私の言うことを聞くようのなる~」五円玉ユ~ラユ~ラ
赤城「…あの、翔鶴さん?」
翔鶴「何ですか?赤城さん?」
赤城「…瑞鶴さんは一体何を?」
翔鶴「はい!!加賀さんに催眠術をかけて加賀さんに撫でてもらおうっていう作戦です!!」
赤城「…発案者は、誰ですか?」
翔鶴「瑞鶴です!!」
赤城「成る程…その作戦を聴いた瞬間、翔鶴さんはなんて思いました?」
翔鶴「我が妹ながら、瑞鶴を天才だと感じました!!」
赤城「………」涙ホロリ
翔鶴「あっ赤城さん?どうしたのですか?」オロオロ
赤城「いえ…あなたの話を聞いていたら…その…かってに涙が」
翔鶴「あれっ?私、何かひどい事を言ってしまいましたか?」オロオロ
赤城「…いえ…言ってませんよ…催眠術うまくいくといいですね…」
翔鶴「はい!!」ニコニコ
瑞鶴「加賀さんはだんだんやさしくな~る、加賀さんはだんだんやさしくな~る」五円玉ユ~ラユ~ラ
加賀「………」
瑞鶴「加賀さんはだんだん私を撫でたくな~る、加賀さんはだんだん私を撫でたくな~る」五円玉ユ~ラユ~ラ
加賀「………」
瑞鶴「…あれ?効かないのかな…」五円玉ユ~ラユ~ラ
加賀「………」ブワッ
瑞鶴「え!?加賀さん!?どうして泣いているんですか?」オロオロ
加賀「何でも…無いわよ…」
ガシッ ナデナデ
瑞鶴「へっ?加賀さんに撫でられた…」
翔鶴「成功…した…?」
加賀「…うっ…ううっ…」ナデナデ
瑞鶴「…やったよ翔鶴姉っ!!成功したよ!!」
翔鶴「すごいわ瑞鶴!!流石ね」
赤城「…………不憫な…」
<コンコン
赤城「あっどうぞ」
提督「失礼するよ」ガチャ
瑞鶴「あっ提督さん」
提督「やあ瑞鶴………何この状況!?」
翔鶴「提督、これはカクカクシカジカで…」
瑞鶴「すごいでしょ!!」ムフンッ
提督「…なんという…あれ?おかしいな…目から汗が…」ウルッ
翔鶴「提督?大丈夫ですか?」オロオロ
提督「…ああ…だいじょうぶだ…しかし…成る程、そう言う事か」
加賀「そうです、催眠術をかけられていたので仕方なく撫でているのです」
提督「ふふっそうだな、そう言う事にしておこう」
赤城「ところで提督、そのクーラーボックスは?」
提督「ああ、皆がんばっているからな、ご褒美に間宮さん特製アイスを持ってきたんだ」
赤城「やったー!!大好きです!!」
提督「ふっ照れるじゃねえか」
赤城「間宮さんアイスが」
提督「…うん…知ってたし…」
加賀「赤城さん…あなたはヒドイ人ですね…」
翔鶴「加賀さん!!次は私を膝枕で撫でてください!!」
加賀「はいはい、仕方ないわね」ナデナデ
~~~
提督「しかし…催眠術って面白いな」
赤城「ええ、まあ加賀さんの場合は催眠術にかかったと言うより、ツンデレ、のデレの部分が出t…ゴメンなさい加賀さん睨まないで」
加賀「全く…赤城さんは」
提督「しかし、加賀は本当に、五抗戦が好きだn…ゴフッ…」ドサッ
加賀「あら、ごめんなさい、手が滑りました」シラッ
赤城「凄い…右手で翔鶴さんを撫でつつ左手でボーキサイトを提督に当てるとは…一体何処からボーキサイトを出したのですか?」モグモグ
加賀「気にしないで下さい赤城さん、そして私が投げたボーキサイト食べないで下さい、それは私のオヤツです」
赤城「…あら、ごめんなさい、つい…あら?翔鶴さん寝てしまいましたね」
翔鶴「…ムにゃムにゃ」Zzz
提督「よっぽど加賀の膝枕が気持ちよかったんだろうな」ムクリ
瑞鶴「提督さん生きてたんだ…」
提督「ところで瑞鶴は催眠術にかかったことはあるのか?」
瑞鶴「無いよ?なんで?」
提督「催眠術って単純な人間がかかるって言うから」
瑞鶴「ムキーー!!」
赤城「でも提督、それだと加賀さんが単純だということに」
瑞鶴「ええ、加賀さんは単純ですからね」
加賀「あら、提督に単純だって言われてお約束どおりの反応を見せる、単純すぎる、あなたにいわれたくないわ」
瑞鶴「ムキーー!!なら試してみてくださいよ!!私が本当に単純なら催眠術にも簡単にかかりますから!!」
加賀「分かったわ」
加賀「あなたはだんだん鶏にな~る、あなたはだんだん鶏にな~る」五円玉ユ~ラユ~ラ
瑞鶴「………」ジー
加賀「あなたはだんだん鶏にな~る、あなたはだんだん鶏にな~る」五円玉ユ~ラユ~ラ
瑞鶴「…ク……」
赤城「…ク?」
瑞鶴「……クルッポー!!」
赤城「え!?」
加賀「やりました」ムフンッ
赤城「………」
提督「……なあ…これって鶏じゃなくって…鳩じゃね?」
加賀「………」
瑞鶴「………」
赤城「………」
加賀「…トサカにきました、全機発艦してください」
瑞鶴「クルッポー!!(全機爆装、準備出来次第発艦!目標、提督、やっちゃって!)」
提督「理不尽だー!!」
提督は爆撃された!!
~おまけ~
提督「………」チーン
瑞鶴「提督さん寝てしまいましたね」←催眠からさめた
加賀「ええ、私たちの攻撃がよっぽど気持ちよかったのでしょうね」
赤城「…あなた達…」
翔鶴「ふふっ…やわらかいですね…」Zzz
瑞鶴「翔鶴姉…まだ寝てたんだ…」
翔鶴「…加賀さんの二の腕…」Zzz
提督「………」ピクッ
加賀「……提督…」
提督「………」
加賀「寝たふりをするのはよくないですねぇ」ユラァ
提督「………起きたら怒るじゃん」
加賀「…何故、私が怒ると思ったのですか?」
提督「だって加賀の二の腕が…」
加賀「全機発艦してください」
提督「ギャーー!!」
赤城「提督は本当にアホですね…」
提督はMに目覚めかけた!!
ー完ー
読んでくれてありがとう!!
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