深海よりも暗い闇 1話暗い海の底で
~深海~
飛燕「痛てててててて・・・」
戦艦棲姫「やっと起きたか。人間」
飛燕「・・・殺しても殺してもお前は湧いてくるのな。戦艦棲姫」
戦艦棲姫「やってみるか?私はそこらの奴とは格が違うが?」
飛燕「遠慮させてもらう。んでここ何処だ?」
戦艦棲姫「深海だ。地獄だとでも思ったか?」
・・・あれ?俺は役目を果たして消滅したはず・・・
戦艦棲姫「私が貴方の残留思念を拾ったのよ。」
飛燕「のんきに眠らせてもくれないのか。深海棲艦てのは・・・」
戦艦棲姫「勝つためなら何だって使うさ。」
飛燕「悪魔に魂でも売ってろ。クソッタレが!」ガチャン!ガチャン!
戦艦棲姫「・・・お前のバカ力対策に強化金属を使ったのに歪ませるとはな・・・・」
飛燕「・・・」
戦艦棲姫「まぁ何時か私達に協力してくれると信じてるわ。それじゃ」パタン
姫「・・・大丈夫?」
飛燕「大丈夫ならここまで怒ってませんよ。」
・・・どうしようか・・・深海から逃げ出す方法もないしな・・・
姫「看守かなんかが居るでしょ。そいつに協力させるのは?」
飛燕「駄目だろうな。」
独眼ヲ級「・・・!飛燕さん!?」
飛燕「おぉ。喋れるようになったのか!ヲ級!」
独眼ヲ級「頑張りました!」
飛燕「ウォォォォ!」
二人で再会を喜び跳び跳ねる。にしても見ないうちにここまで喋れるようになったのか・・・
独眼ヲ級「にしても飛燕さんはどうしてここに?」
飛燕「聞かされてないのか?」
独眼ヲ級「看守を命じられただけで・・・」
飛燕「深海の技術で蘇るはめになった・・・」
独眼ヲ級「・・・姫はここを引っ張る指揮官を求めていたんですよ。」
飛燕「それに俺が抜擢されたと?」
独眼ヲ級「多分ですが・・・・」
飛燕「・・・やっぱ好きになれんな。人の眠りを妨げてくる深海棲艦は・・・」
レ級「よぉ!」バタァン!
飛燕「フラグシップの部下じゃないやつだな。」
レ級「姫がお前をお呼びなんだってさ。」ガチャ
独眼ヲ級「ついていっても良いですか?」
飛燕「止めとけ。」
レ級「良いぜ?」ニヤァ
・・・嫌な予感がする・・・
飛燕「やめといた方がいいヲ級。ろくなことにならない。」
レ級「何もしないさ。」ニヤニヤ
飛燕「・・・」
独眼ヲ級「・・・」
~戦艦棲姫の部屋~
戦艦棲姫「やっと連れてきたの?」
レ級「こいつが長話するもんで・・・」
飛燕「・・・」
独眼ヲ級「・・・」
戦艦棲姫「そのヲ級から話は聞いてるんじゃない?指揮官を求めてるのよ、私達は。」
飛燕「・・・」
戦艦棲姫「そこで協力して欲しいのだけど?」
飛燕「断る。」
戦艦棲姫「それは残念ね~」ガシッ!
独眼ヲ級「!」
戦艦棲姫「この子の首がポキッて行っちゃうわ~」
飛燕「・・・姫。」
姫「空母化。」
レ級「おぉっとぉそれはさせないぜ?」ニヤニヤ
飛燕「黙レ。仮想擬装展開」ズバァ!
レ級「グワァァア!俺の左腕ガァァァ!」ゴロゴロ!
飛燕「・・・」
戦艦棲姫「この子の首が飛ぶか、私を真っ二つに斬るのどっちが早いか勝負する?」
飛燕「・・・」
・・・俺の仲間を傷つけるものは・・・
飛燕「・・・必ず殺す」ヒュン!
戦艦棲姫「!」グッ!
飛燕「・・・」スパァン!
戦艦棲姫「!腕が!」
姫「・・・何事?」
飛燕「・・・申し訳ないが協力はお断リだ」
姫「・・・半妖化?」
戦艦棲姫「・・・そうか。まぁいい。深海から出る方法はない。牢屋で考えていろ。そのヲ級と一緒にな。」スタスタ
飛燕「再生も早いものだな。」
戦艦棲姫「・・・」
飛燕「・・・行くぞ。ヲ級」スタスタ
独眼ヲ級「・・・はい。」
~牢屋~
飛燕「・・・」
・・・あの馬鹿悪魔が置いていった力か?・・・いや違うな。昔何かこれが起きる原因になったのが・・・確かになにかあったはず・・・アヤカシ関連の何か・・・
姫「・・・何かあったっけ?」
飛燕「忘れた。思い出せね。」
独眼ヲ級「どうかしたんですか?」
飛燕「いや、気にするな。」
飛燕「・・・にしても暇だな~。今のところやることが牢屋の鍵作りぐらいだぞ?」
独眼ヲ級「脱獄する気満々じゃないですか!」
飛燕「てへぺろ☆」
独眼ヲ級「・・・」スッ
飛燕「やめろ!干し草用みつまたで俺を刺そうとするな!」
独眼ヲ級「えい。」ぐさっ
飛燕「」
姫「13日の金曜日のフォックスみたいな死に方したよ!」
飛燕「危ない危ない。」ポイッ
痛てててててて・・・・
戦艦棲姫「脱獄何て考えなくてももう出る事になるわよ?」
飛燕「うわ。出たよ。性悪ダイソン」
戦艦棲姫「切り刻んでやろうかしら」(#^ω^)ピキピキ
おぉ~怖。
戦艦棲姫「まぁ良いわ。ついてきなさい。」
飛燕「へーい。」スタスタ
~拷問室~
飛燕「ひぇーー!」ガシャン!
見る限り血!血!まさに拷問室ですな!
姫「何か拘束具つけられたけど良いかな!?」
良いともー!wwww
戦艦棲姫「・・・」E注射器
飛燕「・・・ハイテンションふざけたの謝るから無言で注射器持ってこっち来ないで・・・((((;゜Д゜)))」
戦艦棲姫「これは貴方がここで生きていけるようにするための物よ。」スタスタ
飛燕「止めっ!止めろォォォォォォ!」
戦艦棲姫「・・・」グサッ
飛燕「・・・」
戦艦棲姫「・・・貴方は本当に面白いわね。」フフフ
これで・・・どうなるか・・・楽しみね。
戦艦棲姫「・・・」スタスタ
~数日後~
飛燕「・・・うん・・・?」
姫「・・・」スゥ・・・
独眼ヲ級「・・・」スゥ・・・
飛燕「あれ~?」
何かめっちゃ昔の知り合いが寝てるぞ~?
戦艦棲姫「やっと起きたか。」
飛燕「でた性悪ダイソン。」
戦艦棲姫「・・・」擬装展開
飛燕「やべっ逃げよ・・・て出口塞がれてるわ。\(^o^)/」
戦艦棲姫「誰が吸引力の変わらない姫級よ。私だって当たりたくて当たってるわけじゃないのよ」ガチャ!
飛燕「・・・」
鳳翔さん、俺のお墓にはちゃんとお供え物置いといてください・・・(´・ω・`)
姫「・・・何事?これ」
独眼ヲ級「眠い・・・」
戦艦棲姫「・・・チッ」
飛燕「おい舌打ちすんなや。てか何した。何で姫が出てきてんの?」
戦艦棲姫「・・・お前が深海提督として生きる事になったからだよ。」
飛燕「なーんですぐに人の意見を聞かずにそう言うことするかな~・・・」
戦艦棲姫「お前が同胞を虐殺したんだ。その報いを受けてもらう。」
・・・そうか。虐殺した報いか・・・むしろこれはチャンスかもな。一度腐りきった海軍を崩して作り直す・・・良いかもな。
飛燕「・・・報いなら仕方無いな。」
姫「やるの!?」
独眼ヲ級「良いんですか!?」
飛燕「協力する他ないだろ・・・」
戦艦棲姫「そうか。なら早速他のやつを集めて紹介しよう。広場へ行くぞ。」スタスタ
飛燕「・・・」
何か上機嫌?みたいだな。
~広場~
戦艦棲姫「皆。話がある。」
深海棲艦「・・・」
戦艦棲姫「ここに居るのは過去に私達の同胞を虐殺した本人だ。」
深海棲艦「!」ザワザワ
戦艦棲姫「だがこいつは私達の指揮官となった。」
・・・良い顔はされないな。当たり前だが。
レ級「こんなんに任せて良いのか?」
飛燕「・・・」
前のレ級か
戦艦棲姫「すくなくとも大量の深海棲艦を虐殺した実力者だ。」
レ級「・・・」
戦艦棲姫「秘書艦は私が行う。以上解散」
~執務室~
姫「・・・」
独眼ヲ級「・・・」
飛燕「・・・暇だな~・・・」
戦艦棲姫「執務は私だけで十分だからな。」
飛燕「・・・」
あれ?俺要らない子じゃね?
戦艦棲姫「・・・どうして行きなり了承したのかしら?」
飛燕「・・・腐りきった海軍を崩して作り直すんだよ。それだけだ。文句があるなら殺すなりなんなりしろ。」
戦艦棲姫「私はあくまで提督に従うだけよ。」
飛燕「ふぅーん。」
戦艦棲姫「んで、どの鎮守府を攻撃するんだ?」
地図を見る限りでは・・・近くに鎮守府が1つ・・・少し遠くに1つ二つ・・・
飛燕「一番近くの鎮守府を攻撃しよう。」
戦艦棲姫「編成は?」
飛燕「とりあえず、ヲ級。頼めるか?」
独眼ヲ級「ヲ任せください!」
飛燕「偵察を頼んだぞ。見つかったら即撤退。俺が騒ぎを起こすから、迎撃してきた艦を偵察機で撮影してくれ。」
独眼ヲ級「はい。」
作戦開始だ。
面白い‼
期待してます、頑張って下さい‼
(^・ω^)1番さんコメントありがとうございます!頑張ります!