大井さんはショタコン(ガチ)
レズでも男嫌いでもない大井っちを書きたかった。しかし、だからって何故彼女はショタコンになってしまったんだ……?
天真爛漫なショタ提督と、そんな彼のことをこよなく愛するショタコン大井さんの話です。スーパー北上さまも時々出るよ!
11/18更新。暫くは小ネタ編が続きます。
この鎮守府の筆頭秘書艦、球磨型軽巡洋艦4番艦である大井の朝は早い。
毎朝5時に目を覚ましては同室の姉妹艦を起こさないように身支度を整えると、そのまま軽巡が共同で使っている簡易キッチンで栄養満点の朝食を作り上げた後、それを持って未だに夢の中である提督のいる部屋に向かうのだ。
その時の彼女の表情はとても晴れやかで、噂に聞くようなガチレズにして男嫌いな様子などは微塵も感じられない。
そうして音を立てずに提督の部屋の鍵を破か……開けて中に侵にゅ……入室した大井は、作りたての朝食の入ったトレーをそっと机に置いてから早速日々の業務に手を付け始める。
最初に行うのはむにゃむにゃと幸せそうに寝息を立てる提督の寝顔の観察だ。
これは油断すると彼女自身が辛抱堪らなくなるほどのハードワークであるため、非常に気を使う繊細な作業の一つである。
間違っても彼の寝込みを襲うために機を伺っているわけではないので、そこを勘違いしてはいけない。
いいね?
そうしてたっぷり15分ほど提督の顔を観察し、ふぅーっと額に浮かんだ汗を拭った彼女は、次に大型タンスの中に入っている提督の衣服類の整理を行った。
綺麗にアイロンがかけられた軍服やワイシャツ、それに下着の一枚一枚に至るまで念入りに、というかねっちりと確認した大井は、時折シミひとつない純白のパンツに顔を埋めては深呼吸を繰り返して恍惚の表情を浮かべる。
誤解のないように言っておくが、この行動は提督の秘所を防御する最後の砦であるパンツに毒劇物が含まれていないかを確認しているだけであって、決して彼女の変態的な趣味嗜好によるものというわけではない、断じてない。
そこは勘違いしないように。
絶対に勘違いしないように!
それから更に30分ほど時間をかけて衣服の整理と提督の匂いを堪能した彼女は、朝の内の最後にして最も難しい仕事に取り掛かった。
一心不乱のベッドイン……S☆O☆I☆N☆Eである。
大井はすぅすぅと気持ち良さげな寝息を立てる提督を起こさないように細心の注意を払いながらベッドの中に入り込むと、布団の中でモゾモゾと動いて彼の顔が見える位置まで移動し、そのまま、まだ幼さが残る提督の体を自身のその豊満な肢体で包み込むのだ。
子供特有の高い体温と未発達な柔らかい体とで適度に温められた布団の感触に包まれた大井は、今まさに幸せの絶頂であった。
叶うことならばこの時間がいつまでも続けばいいのにと思うほどの幸せを感じていたのだ。
しかし、そんな時間も長くは続かなかった。
提督の目覚めの時が近いのである。
提督「むぅ〜……んむぅ……」
大井「ふふっ……可愛い……」
まぁ、ゴロゴロと寝返りをうつ提督の姿を眺めるだけでも幸せを感じられるのがこの大井という艦むすなのであるが。
さわさわと頭を撫でる度に安心しきったような表情を見せる提督のことを愛おしげに見つめながら、大井は自分の腕の内にいる1人の少年を愛でることに集中した。
最初に頭を、次に頬を、最後に首元をといった順番でそのしなやかな指を優しく這わせた彼女は、終わりに彼の額に軽い口付けを落とした後、静かに、そして音もなくするりとベッドから抜け出したのだった。
提督「ん……んむぅ……?」
大井「あら……おはようございます、提督」
提督「あ、おはよう大井さん……ねむぅ……」
大井「(目元をクシクシしてる……可愛い……)あらあら、そんなに目をこすってはいけませんよ?こちらに蒸しタオル用意していますので、それで顔を拭いてください」
提督「ふぁい……」
大井「目は覚めましたか?でしたら、早速朝ごはんにしましょう。もう用意は出来ていますから……」
提督「うむぅ……メニューはぁ……?」
大井「甘〜い卵のサンドイッチと温か〜いカフェ・オレ、それにフルーツたっぷりのヨーグルトにシーチキンサラダですよ。今朝は提督の好きなメニューを用意してみました」
提督「わ〜い……。でも……まだ、ねむぅ………」
大井「……しょうがないですね。後5分だけですよ?」
提督「うん……大井さん……」
大井「……?どうしました?」
提督「いつも……ありがとう……。ふすぅ……」
大井「……ふふっ。どういたしまして(た、たまらん……!)」
そう言うと大井は、ベッドの上でうつらうつらと船を漕ぎ始めた提督の頭を優しく抱き寄せ、そのまま彼と一緒に布団の上に倒れこんだのだった。
その時の彼女の顔がどんなものであったのかは……賢明なる読者諸兄のご想像にお任せすることにしよう。
……まぁ、少なくとも人に見せられるような顔ではなかったことだけは確かだが。
北上「いや〜……今日もウチの鎮守府は平和だね〜……」
そして、北上のその感想はどこか間違っていると思う。
……主に提督の貞操の危機という意味で。
この鎮守府中最高練度の艦むすにして筆頭秘書艦でもある大井の1日の業務量は極めて多い。
その日の内に海域攻略のために出撃する者、資源確保のために遠征に出る者、練度向上のために演習に参加する者の振り分けを行い、そしてそのそれぞれの報告をまとめる役目を担っているのだ。
しかも彼女の仕事はそれだけではなく、戦力向上のために必要な各種武装の開発、弾薬・ボーキサイトなどの資源の備蓄確認、そして外部に発注している食料や衣服、その他の娯楽品の管理など、例を挙げればキリがないほどである。
ここまでの説明でも既に分かっていると思うが、この鎮守府は大井が中心となって動いているようなものなのだ。
いや、寧ろ大井こそがこの鎮守府そのものであると言っても過言ではない。
それほどにまで大井という艦むすの仕事ぶりは目覚ましく、そして重要なものであるのだ。
しかし、彼女にとってそれは決して苦痛を伴うことではなかった。
確かに苦しいことも辛いこともたくさんあったが、それも愛する提督を支えるためのものと思えば幾らでも耐えることが出来たからだ。
大井は出来る女性であり、そして尽くす女性でもあるのだ。
そんな彼女ではあるが、どうしたって日々の激務によって疲れやストレスを溜め込んでしまうことも多い。
では、そんなストレスを彼女はどのようにして発散しているのだろうか?
その答えは単純にして明快。
大井「うふふっ……提督の髪は本当にサラサラですね〜(ああ、いい匂い……もっともっとこの匂いを堪能したい……!)」
提督「あははっ!そんなに髪をいじられたらくすぐったいよ大井さん〜」
愛する提督(6才・♂)を目一杯愛でることである。
この少年提督は妖精との親和性が非常に高く、軍の上層部から強力な艦むすや装備の建造に役立つ存在と考えられたことから、この幼さで提督の地位に就けられたという過去がある。
無論、彼に対しては艦隊の指揮や新海域の攻略に関する期待は微塵もなく、ただ単にお飾りな意味で提督に椅子に座らされているに過ぎない。
そのため、就任当初にはやれ「名ばかりお子様提督」だの「艦むすの顔色を伺うだけの穀潰し」だのと言った陰口を叩かれることもあったのだが、それも今では彼の鎮守府に所属しているたった1人の艦むすによって封殺されている。
まぁ、言わずとも分かると思うが、その艦むすというのがこの大井である。
そんな彼女が周囲の雑音を一気に沈静化させた方法については……聞かずにいる方が賢明であろう。
世界には知らない方がいいことがそれはもうたくさんあるのだから。
さて、それではここで話をショタコ……子供好きな大井と、そんな彼女にセクハ……愛でられている提督の方へと戻すことにしよう。
大井「提督はこれから何をなさるんですか?」
提督「ん〜とね〜。まずはお昼ご飯の後に島風ちゃんとかけっこするでしょ〜?その後は雪風ちゃんや綾波ちゃん達とお話しして〜、その次は駆逐艦の子達とお勉強の予定かな〜」
大井「ちゃんとお勉強の時間も確保して偉いですね〜。よしよし」
提督「んふふ〜。僕だって大井さん達の役に立ちたいからね〜。頑張るよ〜」
大井「ふふっ、頑張ってくださいね(何と健気な……!やはりこの子は、私が守護らねばならぬ……!)」
ニパッと純粋な笑みを見せる提督に対して、どこか本部めいた表情を見せる大井。
流石はこの鎮守府きってのグラップラーである。
彼女であればあるいは武蔵(♀)にも勝てるかもしれない。
大井が強くて何が悪いっ!!ということだ。
提督「ね〜ね〜、大井さ〜ん」
大井「あ、はい。どうしましたか提督?」
提督「えっとね〜」
大井「……?」
提督「じゃ〜ん!いつも頑張ってくれてる大井さんに僕からプレゼント〜。貰ってくれる〜?」
大井「私に、ですか?……嬉しいです!早速中を見てもいいですか?」
提督「うん、いいよ〜」
大井「では……あら?これはヘアピンと……手紙?」
提督から受け取って小さな箱の中には、バラの花をあしらった綺麗なヘアピンと、一枚の便箋が入っていた。
提督「大井さんの誕生日のお花がバラだって聞いたから、僕なりに考えて用意してみたんだ〜。いつも僕のことを守ってくれてありがとうね〜、大井さん」
大井「……」
恥ずかしそうにハニカミながらそう言う提督の言葉を聞きながら、大井は少しだけ震える指で彼からの手紙の中を開く。
そこには、子供らしい丸みを帯びた可愛らしい文字でこう書かれていた。
大井さんへ
これからも僕と一緒にいてください。大好きだよ。
提督より
提督「えへへ〜どうかな?気に入ってくれ……あれ?大井さん、どうして泣いているの?もしかして僕のプレゼントが気に入らなかった?え?違うの?じゃあどうして……ああ、泣かないで〜。ハンカチ〜、ハンカチどこ〜?」
提督からのプレゼントであるバラのヘアピンと手紙を握りしめながら、大井はハラハラと大粒の涙を流す。
それでも、その時の彼女の顔には、本当に幸せそうな美しい笑顔が浮かんでいた。
北上「ほうほう……へ〜提督も中々やるね〜」
そして、そんな2人の様子を遠くから眺めながら、彼らの友人である北上も嬉しそうな笑みを見せたのだった。
この鎮守府最古参の艦むすかつ筆頭秘書艦であり、愛する少年提督を守ることに命を懸ける生粋のグラップラー、大井にはある秘密があった。
常に冷静沈着にして泰然自若、一つ仕事を任せれば十の成果で答えるほどに優秀で、一度戦場に出れば十を超える深海棲艦を屠る実力を持つ彼女の秘密、それは……。
大井「は~い、提督。今日のおやつは大井特製のシュークリームですよ~」
提督「わ~い、やった~!僕、大井さんが作ってくれるシュークリーム大好き~!」
大井「(だ、大好き!?これはまさか、提督から私への愛のプロポーズ!?)お、お飲物はカフェ・オレとミルクティーのどちらになさいますか?」
提督「う~ん……今日はミルクティーがいいかな~」
大井「分かりました。お砂糖はどれくらい入れますか?」
提督「たくさん!」
大井「ではいつもどおり角砂糖3つ分ですね?……はい、出来上がりました。どうぞ、提督」
提督「ありがとう~。ふーっ……ふーっ……うん、甘くておいしい!」
大井「ふふっ、それはよかったです(ああああああああああっ!カップを両手で持ってふーふーしてる提督可愛い~!!食べちゃっていい?食べちゃっていいのこれ!?)」
彼女が重度のショタコン(少年提督限定)ということである。
世界を見渡せばこのショタコンという一種の性的思考に耽るものは数多くいると思うが、大井のそれは更に輪をかけたように強烈であった。
そこで今回は、その中のほんの一例を下記のとおりに挙げていくことにしよう。
まず一つ目は、大井は提督の嫌がることは絶対に行わないが、彼の許容範囲であることならばどんな行為でも実行するという点だ。
これは彼女が提督に対して日常的に行っているハグやナデナデ、添い寝などの行為を指す。
それ以外のペロペロやくんかくんかやはむはむなどは極めてグレーゾーンに近いのだが、少なくとも提督自身は嫌がっていない……もとい気づいていないので不問とすることにしよう。
次に二つ目だが、それについては大井がこの少年提督のことをひどく溺愛しているということを挙げるべきだろう。
その溺愛ぶりときたらそれはもう非常に凄まじいもので、自身が出撃する時以外は一日中彼のことを猫可愛がりし、まるで提督の母親か姉であるかのように彼の身の回りの世話を焼くのである。
ただし、それにも彼女なりのルールがあるらしく、少なくとも提督を甘やかすつもりはないそうだ。
……傍から見れば、とてもその言葉を信じることは出来ないほど提督にデレデレしているらしいが。
そして最後にして最大の問題である三つ目、それは……
提督「シュークリームおいしかった~。ありがと~、大井さん」
大井「お粗末さまでした。それでは……」
???「む?おお、提督と大井ではないか」
提督「うん?あ、武蔵さんだ~。やっほ~」
大井「……チッ」
武蔵「おやつの時間だったのか?今日は大井に何を作ってもらったんだ?」
提督「今日はね~、大井さんにシュークリームを作ってもらったんだ~」
武蔵「ほう、あのかすたぁどくりぃむとやらがたくさん詰まった西洋菓子をか。旨かったか?」
提督「うん!とっても美味しかったよ~」
武蔵「そうかそうか。それは何よりだ」
提督「あ……えへへ~。武蔵さんに撫でられちゃった~」
大井「……(ギリッ)」
武蔵「(そろそろ引いた方がいいか)……さてと、それでは私もこれから演習があるのでここらで失礼することにするよ。ではな、提督。……それに大井も、またな」
提督「うん、怪我しないように気を付けてね~」
大井「……サヨウナラ」
武蔵「うむ。ではな」
提督「ばいば〜い。……はぁ~、やっぱり武蔵さんはかっこいいな~。僕も大きくなったらあんな風にかっこよくなりた……うん?」
大井「綺麗ニシナキャ綺麗ニシナキャ綺麗ニシナキャ綺麗ニシナキャ綺麗ニシナキャ……」
提督「あの〜……大井さん?どうして僕の頭を撫でてるの?」
大井「上書キデス」
提督「上書き?」
大井「ハイ」
提督「う~ん……よく分かんないけど、それをすると大井さんは嬉しいの?」
大井「ハイ」
提督「そうなんだ~。じゃあどんどん上書きしていいよ~」
大井「……ありがとうございます」
大井という女性は、自分以外の女性が提督に近づくのを極端に嫌っているという点だ。
そしてそれは、同じ鎮守府に所属する艦むすであっても例外ではない。
現に先ほど武蔵の手が提督の髪に触れた時などは、大井の顔と目からは一切の表情と光が消えていたほどである。
仮にその場に居合わせたのが提督への親愛の情を惜しみなく現す金剛や愛宕であった場合……大井の感情は間違いなく悪い方へと爆発していたことだろう。
それほどにまで大井の提督に対する愛情は、常日頃から彼女の守護する海のように深く、そして重かった。
提督「あはは~、大井さんに抱きしめられちゃった~。う~ん、あったか~い……ふわぁ……」
大井「よろしければこのままお昼寝していただいても構いませんよ?」
提督「でも、皆頑張ってくれてるから……」
大井「今日はもう武蔵さん達が参加する演習の報告を聞くだけですから大丈夫ですよ。……だから、ネ?」
提督「うん……じゃあ、お休み……大井さん……」
大井「……オヤスミナサイ、私ノ大事ナ大事ナ提督……」
そうして無防備な寝顔を見せる提督を凝視する大井の表情を知る者は、この鎮守府では誰もいない。
北上「いや~……相変わらず大井っちはヤバいね~。ありゃあもう完全にイっちゃってる顔だよね〜」
……少なくとも、遠目からこの二人のことを観察している北上以外には。
この鎮守府の筆頭秘書艦であり提督への愛のために命を燃やす乙女、大井(東映版スパイダー○ン風)には密かな楽しみがあった。
大海原の戦場に出れば女神のような微笑みを浮かべて深海棲艦を雷撃し、提督に仇なす者があれば能面のような無表情で断罪する鎮守府の守護者たるの彼女の楽しみ、その正体は……
提督「ふわぁ~……気持ちいね~、大井さ~ん……」
大井「そうですね、提督(提督の裸体が……!裸体が私のすぐ目の前に……!!)」
提督「あれ?大井さん、ちょっとだけ涎が出てるよ?」
大井「お気になさらず。いつものことです」
提督「そうなんだ~」
大井「そうなんですよ~(なんと無垢な……!天使とはこの子のような存在のことを言うのね……)」
提督とのお風呂タイムのことである。
事の発端は実にシンプルなものであった。
鎮守府は基本的に女性である艦むすが生活することをメインに考えられ設計された施設であるため、基本的に男性用の設備……トイレや風呂の数が極端に限られているか、若しくは全くないのが現状である。
それはこの少年提督が属する鎮守府においても例外ではなく、トイレはまだしも、風呂は他の艦むす達が使う大浴場を共同で使うことになっているのだ。
無論、彼もまだまだ幼いとはいえ一人の男であるため、男の子特有の気恥ずかしさと周りの艦むす達に対する申し訳なさで、最初は大浴場を使用することを辞退しようとしていた。
しかし、そんな提督の判断に待ったをかけた存在があった。
大井を筆頭としたこの鎮守府に所属する全ての艦むす達である。
というのも、彼女達は程度の違いこそあれ、全員が提督に対して好意を抱いているからだ。
大半はまだ幼い彼への庇護欲からくる親愛の情がメインではあるのだが、中には大井のような少々……という表現では収まりきれないほど過激で屈折した愛情を持つ者すらいるほどである。
そんなこんなで提督と一緒の入浴を希望した艦むす達ではあったが、ここで更に大きな問題が生まれることとなった。
『誰が提督のお風呂の世話をするのか?』という問題である。
この議題が『第58回 提督を全力で愛でる会(大本営公認)』に挙げられた時、会場となった大会議場は大荒れ(物理)となることになった。
元々が世話好きな艦むすとして知られる雷や鳳翔。
厳しい態度で接しながらも提督のことを憎からず思っている叢雲や曙。
まだ幼い提督を全力で甘やかしたい愛宕や鹿島。
単純に提督に強い好意を抱いている金剛や榛名。
それ以外の数十を超える多数の勢力が入り乱れて『提督と一緒にお風呂に入る権利』を奪い合った結果……
勝ち残ったのはやはり大井であった。
それも数多の大戦艦達を無傷で退けての勝利である。
やはり重雷装艦は強いのである。
まぁ彼女の場合はそれだけではないのだろうが。
その結果を以て、『第3次提督争奪戦~お風呂の陣~』は大井の完全勝利Sで終わることとなった。
因みに第1次、第2次争奪戦(それぞれお世話の陣と添い寝の陣)の勝者もまたこの大井である。
「もう、この人だけでいいんじゃないかな?」などとは絶対に言ってはいけない。
提督「段々熱くなってきた~……ね~大井さん、そろそろお風呂から上がってもい~い?」
大井「まだまだ。ちゃ~んと100まで数えないと許しませんよ」
提督「え~……でも熱いよ~……」
大井「私も一緒に頑張りますから。それに、ちゃんと100まで数えたらご褒美にフルーツ牛乳をあげますよ」
提督「フルーツ牛乳?」
大井「はい。提督の大好きな甘い甘~いフルーツ牛乳ですよ。だから頑張って一緒に数えましょう?ね?」
提督「うん!僕、頑張る!1~、2~、3~……」
大井「ふふっ……(ふおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!ちっちゃな両手の指を折りながら数を数える提督が可愛すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
提督「あれ?大井さん、お鼻から血が出てるよ?大丈夫?」
大井「お気になさらず。これは艦むすの正常な反応です」
提督「そうなんだ~」
大井「そうなんですよ~(提督のうなじはぁはぁ……上気したほっぺたはぁはぁ……)」
……誰だってこんな変態ぽんこつショタコン淑女がこの鎮守府の最大戦力だなんて認めたくはない筈だろうから。
北上「あはは~。大井っちは相変わらず向こう側に振り切ってるね~」
そしてちゃっかり2人と同じ風呂に入ってる辺り、北上も色々と流石である。
この鎮守府の最大戦力(戦闘力53万)を誇る艦むすにして、提督への愛を日々の糧に生きる乙女である大井にはある悩みがあった。
確かに日々の仕事には満足しているし、提督は可愛いし、出撃・演習共に他の鎮守府を抑えて常勝無敗を誇っているし、提督は愛しいし、各種資源の貯蔵も後10年は戦えるほど余裕があるし、提督とガチの結婚をしたいし……。
という具合に、傍から見れば十分に充実した生活を過ごしている彼女ではあるが、それでも心の内に色濃く立ちこむは靄は一向に晴れる様子はなかった。
そんな大井の心を大いに惑わせる悩みの全容、それは……。
提督「ね~ね~、大井さ~ん。僕にも皆と同じような訓練をさせてよ~」
大井「ダメです」
最近、提督が体を鍛えたいと言い出したことである。
彼がそんなことを言い出したのには理由があった。
ある日の朝、提督がたまたまテレビに映っていたヒーローものの特撮番組を見た時、悩み苦しみながらも常に弱きを助け、悪を挫くヒーロー達の気高い姿に、この少年提督はすっかり魅了されてしまったのだ。
その時はヒーロー達の活躍を楽しそうに話してくれるだけだったので、提督の保護者を自負している大井はとても微笑ましい気持ちでその話を聞いているだけだった。
事態が動き出したのは、それから丁度3週間ほど後のことだった。
いつものように朝の特撮番組を視聴し終えた提督が、突然大井にこう頼み込んできたのだ。
『僕もテレビの中のヒーロー達みたいに強くて優しくて、人のために何かが出来る人になりたい』と。
それを聞いた時、大井は最初、提督の心の中に子供特有の英雄願望が首をもたげ始めた程度にしか思っていなかった。
ああいった番組に触発されて一時的にこんなことを言っているだけで、数日もすれば飽きてくれるだろうと。
しかし、それが誤算であった。
提督は諦めなかったのだ。
自身の中に芽生えた淡いヒーロー像を。
そして何より、誰かのための自分になりたいというその強い想いを。
それから先ほどの冒頭に至るまで、提督は自分の秘書艦である大井に対してあの手この手を使って自分を鍛えてくれるように頼みこんだ。
所謂O☆N☆E☆G☆A☆Iである。
ある時は大井に抱きつきながらお願いし、またある時は彼女の眼を真っ直ぐに見つめながらお願いした。
それ以外にも、添い寝されている時、お風呂に入っている時、おやつを食べている時など、それこそ大井と顔を見合わせる度に提督は彼女にお願いしていたのだ。
そんな提督からのお願い攻撃を受けた大井の心の中では、今すぐに提督のお願いを聞き入れてあげたい自分と、絶対に提督を危険な目に会わせたくない自分とが激しい鍔迫り合いを起こしていた。
両者共に譲らない一進一退の攻防が続いていたが、結局は提督のことを案じる心の天使が欲望という名前の悪魔に勝利した。
大井の艦むす人生の中で初めて己の欲望に打ち勝った瞬間であった。
逆に言えば今までが欲望に負けすぎだったわけであるが。
提督「そんなこと言わないで~。ちゃんと怪我しないように気を付けるし、他の人達の邪魔にならないようにするから~」
大井「ダメです」
提督「……どうしてもダメ~?」
大井「(て、提督の上目遣い……だと……!?正直今すぐに何もかも投げ捨ててでも抱きしめたい衝動に駆られてるけど、ここは心を鬼にして拒否するのよ、大井!それが提督のためなんだからっ……!!)分かりますん!」
提督「え?」
大井「……コホン。ダメです」
提督「……そっかぁ。わがまま言っちゃってごめんね……」
大井「あっ……」
大井からの「NO!」の答えを聞いて、提督は明らかに気落ちした様子でトボトボと彼女の前から歩き去って行った。
そんな段々と遠ざかっていく提督の小さな背中を見つめながら、大井はひどく胸を痛めていた。
提督からのお願いであれば大概のことは聞いてあげる彼女でも、今回だけは折れることがなかったようである。
そうして提督の姿が廊下の角を曲がって大井の目から消えた時。
『それ』は、突然やって来た。
大井「……?提督?(あんな角からヒョコっと顔だけ出して何をしているのかしら?可愛いけど……)」
提督「大井さん……」
大井「?」
そう、これこそがこの鎮守府のあざとい代表である軽空母瑞鳳が直伝の秘技……
提督「僕に訓練……させてくれりゅ?」
大井「させりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
『語尾噛みあざといのポーズ』である。
提督「わ〜い♪ありがとう、大井さん〜」
大井「あぁ^〜もうダメになりゅうぅ^〜」
これによって大井の中の鋼の自制心はいとも容易く破られることになった。
どうやら見た目は鋼でも中身は工作粘土以下の硬度であったようである。
でもまぁ、本人は非常に幸せそうだからそれはそれでいいのだろう。
……多分。
北上「へ〜、最近の仮○ライダーはいろいろ豪華なんだね〜。まぁ、私としては早くディ○イドの世界の話が見たいところだけど〜」
そして、そんな2人のやり取りを眺めながらテレビ番組の感想を口にする北上も非常にらしいといえばらしいのだろう。
……きっと。
小ネタ1
提督「はい。大井さん、あ〜ん」
大井「……!?あ、あ〜ん……」
提督「美味しい?」
大井「……はい、美味しいれす」
提督「そっか〜、よかった〜」
大井「……(まぁ、このクッキーは私が作ったものだから正直美味しいも何もないのだけど……提督の可愛い笑顔が見れたから別にどうでもいいわね)」
〜次の日〜
提督「はい。大井さん、あ〜ん」
大井「あ〜ん♡」
〜また次の日〜
提督「はい。大井さん、あ〜ん」
大井「あ〜ん」
〜またまた次の日〜
提督「はい。大井さん、あ〜ん」
大井「あ、あ〜ん……?」
〜またまたまた次の日〜
提督「はい。大井さん、あ〜……」
大井「……あの、提督?」
提督「うん?どうしたの?」
大井「いえ、その……。最近よく私におやつを分けて下さいますけど、別に気を遣っていただかなくてもいいんですよ?これは提督のために作ったものなんですから……。あ、もしかして多く作りすぎていましたか?」
提督「ううん、そんなことないよ?」
大井「え……でしたら何故?」
提督「僕はただ、大井さんが作ってくれた美味しいおやつを大井さんと一緒に食べたかったからそうしてるだけだよ〜。そうすればおやつももっともっと美味しくなるからね〜」
大井「……!」
提督「だから大井さん。はい、あ〜ん……ってあれ?大井さん、どうして 僕のことを抱きしめるの〜?」
大井(あああああ、もうっ!どうしてこの子はこんなに可愛いのかしらっ!こうなったら思う存分わしゃわしゃしてやるわっ!)
提督「(う〜ん……何だかよく分かんないけど、大井さんが嬉しそうだから別にいいか〜)あ、今日のチョコチップクッキーも美味しい〜」
大井さん(尊い……)
北上「ちょっとちょっと、大井っち〜。鼻から愛情という名の赤い重油が漏れだしてるよ〜……ってもう聞こえちゃいないか」
小ネタ1.5
北上「あ、提督〜。私にもクッキー1枚ちょうだ〜い」
提督「いいよ〜。はい、北上さんもあ〜ん」
北上「あ〜ん……うん、美味い美味い。大井っちったらまたお菓子作りの腕を上げたみたいだね〜」
提督「ね〜。凄いよね〜」
北上「本当にね〜……って大井っち、そんな一切の表情を削ぎ落としたような顔で目で私のことを見ないでよ。怖いって」
小ネタ2
提督「ね〜ね〜、大井さ〜ん?」
大井「はいはい。どうされましたか、提督?」
提督「あのね〜?実は最近明石さんに教えて貰ったアニメの中で気になる言葉が出てきたんだけど、その意味が分からなくて困ってるんだ〜」
大井「アニメ……ですか……。私は余りそういったものに詳しくはないのでお力になれるかはどうかは分かりませんが、何とか頑張ってみますね?」
提督「本当?ありがと〜、大井さん」
大井「(笑顔でピョンピョンしてる……可愛い……)いえいえ。それで、どんな言葉の意味を知りたいのですか?」
提督「えっとね〜……」
提督「『ショタコン』ってどういう意味なの〜?」
大井「」
提督「……?大井さん?」
大井「……ハッ!すみません、少し意識がどこかに行っていました。それで、何の言葉の意味を知りたいんでしたっけ?」
提督「『ショタコン』ってどういう意味〜?」
大井「」
提督「実は明石さんにも聞いてみたんだけど、そうしたら明石さんが『大井さんに聞いてみたら良いですよっ!』って教えてくれたから……って、あれ?大井さん、何処に行くの〜?」
大井「イエ、チョット。スグニモドリマス……」
提督「行ってらっしゃ〜い……?」
北上「あ、大井っち〜。良いところに……って何でそんなブチ切れた般若みたいな顔してるの?え?明石?それなら酒保にって……行っちゃったよ」
提督「あ、北上さん。大井さんは何処に行ったの〜?」
北上「さぁ……でもスマホを持ってたから電話でもしに行ったんじゃない?」
小ネタ2.5
大井「……」
明石『……はい!こちら酒保明石で」
大井「……夜道ニ気ヲツケロ。オ前ノ最期ヲ見ルノガ私ト月ノ2人ダケニナラヌヨウニ」
明石『え、何それ怖い。っていうか誰!?というよりもこれって所謂殺害予告って奴なんですか!?ちょっ、私貴女に何かしまし』
小ネタ3
提督「あ〜る〜こ〜、あ〜る〜こ〜。私は〜元気〜♪」
???「ちょっと、アンタ!」
提督「うん?あ、曙ちゃんだ〜。やっほ〜」
曙「『やっほ〜』、じゃないわよ。何してるのよこんな所で?」
提督「う〜んとね〜……お散歩〜」
曙「散歩って……ただ執務室から港まで歩いてきただけじゃない。それのどこが散歩なのよ……」
提督「えへへ〜。……ってあれ?曙ちゃんはどうして僕がしつむしつから歩いてきたことを知ってるの?」
曙「……たまたまよ(言えない……フラフラと出歩く提督のことが心配で思わず後を付けてしまったなんてことは絶対に言えない……)」
提督「そうなんだ〜。たまたまで当てちゃうなんて曙ちゃんはすごいね〜」
曙「まぁ、ね(そしてそれを信じる、と。本当にこの子は人を疑うことを知らないのね。……目を離した隙に誰かに攫われそうで怖いわ)」
提督「あ、そうそう。お散歩してくるって言ったら、大井さんがおやつを持たせてくれたんだ〜。曙ちゃんも一緒に食べようよ〜。はい、お饅頭。僕と半分こね?」
曙「……ありがと(ま、そうならないように私達がちゃんとしなくっちゃ)」
提督「あむあむ……美味しいね〜」
曙「そうね……って。ああ、もう……口元に餡子が付いちゃってるわよ。ほら、拭いてあげるからそのままでいなさい」
提督「ん〜……えへへ〜。ありがと〜、曙ちゃん」
曙「はいはい、どういたしまして(……色々と『曰く付き』な私達のことを笑顔で受け入れてくれるのはこの子はくらいなもんだし、ね)」
小ネタ3.5
大井「……(ギリギリギリッ)」
北上「お、大井っちじゃ〜ん。何してんの……って怖っ、顔怖っ。しかも爪噛みすぎて血が出てるよ?痛くないの?」
小ネタ4
???「は~い、提督さん。今日のおやつは、鹿島特製のふわふわホットケーキですよ~」
提督「わ~い、ホットケーキ!僕、ホットケーキ大好き~!……でも」
鹿島「……?どうしました?」
提督「えっとね?大井さんから『ご飯の2時間前におやつを食べてはいけません』って言われてるから……」
鹿島「あらあら、そうだったんですか」
提督「うん……だから今は食べられないや。折角作ってくれたのにごめんね、鹿島さん」
鹿島「いえいえ、私は気にしてませんよ提督さん。……それに、ほら。壁に掛けてある時計の方を見てみて下さいな?」
提督「え?」
提督「あっ……まだお昼の3時?」
鹿島「そうですよ~。夕ご飯の時間までまだ後3時間と30分もあります。だから提督さんは、このホットケーキを思う存分食べてもいいんですよ?」
提督「う~ん……?でも、さっきチラッて時計を見た時は、もう少しで5時になる頃だったような気がするんだけどな~」
鹿島「きっと気のせいですよ~。さぁさぁ、冷めてしまう前に召し上がって下さいな?おまけでホイップクリームもたっぷりとかけて差し上げますからね~」
提督「わぁっ~……!クリームがお皿に一杯だ~……!」
鹿島「(うふふっ……こんなに目をキラキラとさせて、本当に可愛い人……。もう本当に……食べちゃいたいくらい……)それでは、私が食べさせて差し上げますね?はい、あ~ん」
提督「あ~ん……」
大井「……ナニヲシテイルンデスカ?」
提督「うん?あ、大井さんだ~」
鹿島「……」
大井「全くもう……ダメじゃないですか提督。ちゃんと私と約束したでしょう?お夕食の2時間前におやつを食べてはいけないって」
提督「でも、あそこに掛けてある時計はまだ3時だよ?」
大井「……成る程、そういうことでしたか。……アノ女狐ガ」
提督「え?大井さん、何か言った?」
大井「いえいえ、何でもありませんよ~。ですが提督?今の本当の時間は夕方の5時なんですよ?その証拠に……ほら」
提督「……あ、本当だね。どうしてあそこの時計は3時だったんだろう?」
大井「きっと電池切れか何かだったんですよ」
提督「そっか~。それなら仕方ないね~。……でも、鹿島さんが作ってくれたこのホットケーキはどうしよう?」
大井「でしたら、そのケーキは明日のおやつにするというのはどうでしょう?その時にはレンジで温めて上げますから」
提督「分かった!じゃあ、これは明日のおやつにする!」
大井「ちゃんと我慢出来て偉いですね~。よしよし」
提督「えへへ~」
鹿島「……(ギリッ)」
大井「では、そういうことなので。……サヨウナラ、カシマサン?」
鹿島「……ゴキゲンヨウ、オオイサン」
提督「ホットケーキありがとう~。食べたらちゃんと感想を伝えに行くからね~」
鹿島「はいっ!お待ちしていますね、提督さん!」
提督「うん!またね~」
鹿島「また明日~!」
鹿島「……一体何様ノツモリナンデショウネェ、アノ女ハ……」
小ネタ4.5
北上「あれ?大井っち~、そのホットケーキどうしたの~?」
大井「ある親切な方からのいただき物です。でも、私はあまりお腹が空いていないので……よろしければ如何ですか、北上さん?」
北上「あ、もらっちゃっていいの?ありがと~、大井っち~」
大井「いえいえ。折角ですから飲み物もご用意しますね?」
北上「うん、よろしく~(このクリームの盛り方……鹿島かな?やれやれ、提督も面倒な子達に目を付けられてるね~)」
小ネタ5
???「は〜い、提督?万歳して〜?」
提督「え〜?でも恥ずかしいよ〜」
???「大丈夫大丈夫!最初は痛くないように……じゃなかった。慣れるまでは私がちゃんとリードしますから〜」
提督「う〜ん……愛宕さんがそう言うなら……頑張ってみる……」
愛宕「ええ、一緒に頑張りましょう〜。はい、じゃあ次はこれを履いて、と……。うん、バッチリ!それじゃあ次は……」
提督「あ……でも、愛宕さん?」
愛宕「は〜い?どうかしましたか?」
提督「その……い、痛くしないでね……?」
愛宕「結婚しよ(分かりました〜)」
提督「え?」
愛宕「……失礼、噛みました」
提督「大丈夫?お口の中痛くない?」
愛宕「のーぷろぶれむです〜。それじゃ、早速始めますよ〜」
提督「え、あ……でも急にはその、心の準備とか……」
愛宕「問答無用〜!」
提督「キャ……キャーっ!」
〜数分後……〜
提督「う〜……シャワーが冷た〜い……」
愛宕「少しだけ我慢して下さいね〜……はい、お終い」
提督「ふぅ〜……体がコチコチになっちゃうかと思ったよ〜……」
愛宕「(提督がコチコチに……これは滾るっ……!)お疲れ様でした〜。さてと、準備体操はもう終わらせていますし、次からはあの人にお願いすることにしましょう〜」
提督「……?あの人って誰のこと?」
???「私ですよ、提督」
提督「あ、大井さんだ〜」
大井「はい、私です。愛宕さんも、提督のシャワーのお手伝いをしてくれてありがとうございました」
愛宕「いいのよ〜、私も楽しかったしね〜」
提督「あ、そうだった!色々と助けてくれてありがとう、愛宕さん!」
愛宕「うふふっ……今度は私ともプールに入ってくださいね〜?」
提督「うん!その時はちんじゅふの皆で入ろうね〜!」
愛宕「うふふっ……ええ、そうしましょう。では、大井さん。提督のことをよろしくお願いしますね?」
大井「はい、お任せ下さい。……それでは」
提督「またね〜」
愛宕「はい、さようなら〜」
北上(何だろう……大井っちがあんな風に他の娘と話している姿に、私は今、物凄い違和感を感じているよ……)
小ネタ5.5
提督「ね〜ね〜、大井さん?」
大井「はい。何ですか提督?」
提督「大井さんは愛宕さんと仲がいいの?さっきも楽しそうにおしゃべりしてたけど」
大井「そうですね……。彼女と私は、単純に仲がいい関係というわけではありません。……ですが」
提督「ですが?」
大井「あの人には、私が艦むすになった時にとてもお世話になりましたから」
提督「へぇ〜。じゃあ、じゃあ、もしかして愛宕さんは大井さんの先生だったりするの?」
大井「それに近い存在であったのは間違いないですね」
提督「そっか〜。じゃあ、僕もお願いすれば、愛宕さんから色々教えてもらえるのかな〜?」
大井「ふふっ……今度あの人と一緒にお茶でも飲みに行きますか?」
提督「うん!」
大井(……まぁ、だからと言ってこの子を渡すわけにはいきませんけどね)
小ネタ6
提督「はりつめた〜弓の〜、ふるえるつ〜るよ〜♪」
???「……随分と渋い歌のチョイスですね、司令」
提督「月の光に〜♪……って、うん?あ、不知火ちゃんだ〜。やっほ〜」
不知火「どうも……」
提督「確か今日は不知火ちゃんもお休みだったよね?もしかしてこの辺りをお散歩してたの?」
不知火「いえ、特に目的があったわけでは。気付けば足がここに向かっていただけです」
提督「そうなんだ〜。じゃあ、この後は特に用事があるわけじゃないってこと?」
不知火「強いて言うなら、このまま指令の護衛任務に就こうかと考えていたところです」
提督「えへへ〜、ありがとう〜」
不知火「……(照れてる指令の顔、可愛い……)」
提督「あ、じゃあさ。よかったら僕と少しだけお話してくれる?」
不知火「……私でよければ」
提督「うん!じゃあそこに座って?今バッグからブルーシートを出すからね〜」
不知火「(デフォルメされたカオナシのバッグ……可愛い……)あ、不知火もお手伝いします」
提督「ありがとう〜。じゃあ、こっちの半分を横に広げてくれる?」
不知火「こうでしょうか?」
提督「そうそう……うん、いい感じ!助かったよ〜、不知火ちゃん〜」
不知火「……恐縮です」
提督「よっこいしょ……っと。それじゃあ、不知火ちゃん。どんなお話しようか?」
不知火「私はそんなに口が回る性格ではありませんので……。出来れば、指令のお話を聞きたいです」
提督「僕の?」
不知火「はい。……ダメでしょうか?」
提督「ううん、そんなことないよ〜。でも、何から話そうかな〜。不知火ちゃんはどんな話が聞きたい?」
不知火「そうですね……」
不知火「でしたら、私は指令の『お義父さま』や『お義母さま』のことが気になります」
提督「いいよ〜。僕のお父さんとお母さんはね〜……」
不知火(ここからです。ここから私という存在を、指令の中に少しずつ刻み込んでいかなければ。……機会があれば、未来のご両親にもしっかりとご挨拶に行かなければなりませんね)
不知火「ふふっ……」
提督(不知火ちゃんが笑ってる……何かいいことでもあったのかな?)
小ネタ6.5
大井「……(ギリギリギリッ)」
北上「あれ……大井っち?そんなところで何やってるの……って怖っ!?顔怖っ!?まるで地獄の奥底から地上の様子を恨みがましげに睨みつける亡者みたいな凶悪な顔つきになってるよ?大丈夫?」
小ネタ7
大井「今日は『いつも頑張ってくれている皆にお返しがしたい』という提督のご提案に応じて、彼と一緒に簡単なお菓子を作ります」
提督「頑張って作るよ~」
大井「(猫のワッペンが付いたエプロンとそれとお揃いの三角巾を被った提督……可愛い……)そして、今回のアシスタントの北上さんです。よろしくお願いします」
北上「うん。まぁ、ぼちぼちとね~」
提督「それで大井さん。今日はどんなお菓子を作るの?」
大井「そうですね……。最近寒いですし、今日はフライドポテトにしようかと思います」
提督「おお~、揚げたお芋さんだ!」
北上「あれ美味しいよね~。ジャンクな食べ物だけど、だからこそたまに食べたくなるし~」
提督「そうだよね~。因みに北上さんはフライドポテトは何味が好き?」
北上「シンプルに塩かな~。提督は?」
提督「僕はね~、ケチャップを付けて食べるのが好きだよ~」
大井「(口に付いたケチャップを私に舐めとって欲しいという提督からのフリですね?分かります!)それじゃあ、色々と試しながら作っていきましょう」
提督「は~いっ!」
北上「おー……(あの妙に嬉しそうな顔……大井っちったら、また提督に対して良からぬことを事を考えているね?……まぁ、面白そうだから何も言わないけどさ)」
数十分後……
大井・提督・北上「出来た~っ!」
大井「うんうん、中々いい色加減ですね。形は少しだけ不揃いですけど……逆にそれがハンドメイドな雰囲気を醸し出していてグッドです!」
北上「ものは言いようってことだね~、大井っち~?」
大井「……そうとも言えるかもしれません。ですが北上さん?」
北上「うん?」
提督「ふわぁ~……!バーベキューソースにチーズにホットチリ、他にも色んな味のフライドポテトが出来たね~。皆喜んでくれるといいな~」
大井「あんなに幸せそうな顔をした提督に、『このポテトは出来損ないだ。食べられないよ』なんて言葉を掛けられますか?」
北上「……いや~、それは無理だね~」
大井「でしょう?」
北上「うん」
提督「あむあむ……うまうま~」
大井・北上(ポテトを一本ずつゆっくり齧ってる……可愛い……)
小ネタ7.5
北上「そういえばさ~、提督~?」
提督「な~に~、北上さ~ん?」
北上「この前作ったフライドポテトだけどさ~、あれは皆に喜んでもらえたの~?」
提督「うん!皆喜んで食べてくれたよ~」
北上「お~、それはよかったね~」
提督「北上さんも手伝ってくれてありがとうね~」
北上「いいよいいよ~。私と提督の仲じゃないか~」
提督「えへへ~、そうだね~。……ただね~?」
北上「うん?どうかしたの?」
提督「何でか皆、僕が直接配ったポテトだけは、そのまま僕に食べさせてくれたんだ~。美味しかったけど、どうしてなのかな~?」
北上「……さぁ~、どうしてなんだろうね~」
北上(なるほど……少し前から大井っちの機嫌がすこぶる悪かったのはそのせいか。まぁ、最も……)
大井「むふふふっ……♪提督の体を包み込むこの感じ……ああ、快☆感……!」
北上(今は提督を後ろから抱きしめてご機嫌みたいだから、態々その事を蒸し返す必要もない、か)
小ネタ8
金剛「ヘ~イ、提督ぅ!ミー達と一緒に茶でもしばきにいくネー!」
提督「あ、金剛さんだ~。お茶のお誘いは勿論大歓迎なんだけど……『茶をしばく』ってどういう意味~?」
比叡「『お茶を飲みに行きましょう』って意味ですよ、提督」
提督「へ~、比叡さんは物知りだね~」
比叡「この位は当然、ですっ!」
金剛「そんな細かいことはどうでもいいですネ~!ほな、ウチらの部屋まで行こか?」
提督「何で急に関西弁になってるの~?」
比叡「このSSに登場するのが始めてなものだから、金剛お姉様ったら自分のキャラ付けに色々と試行錯誤しているみたいで……」
金剛「Oh、比叡!メタな発言は止めてクダサーイ!ひえーっ!」
比叡「それは悪かったと思いますけど、だからって妹の十八番を取るのは止めてください、金剛お姉さま!」
提督「SS……?キャラ付け……?」
霧島「はいはい、あそこのメタメタなお姉さま方は置いておいて、提督は私達と一緒にお菓子でも食べていましょうね?」
榛名「今日のおやつは榛名が作りました!はい、あ~ん」
提督「あ~ん……うん!このチョコスティックおいしい~」
榛名「それはよかったです~」
霧島(背中から思いっきりポッキーのアソート袋が見えてるんだけど……まぁ、別にいいか)
金剛「おんどれぇ、榛名、霧島!何を勝手に提督に餌付けしとんのじゃボケェ!」
比叡「いけません、金剛お姉さま!これ以上のキャラ崩壊は流石の私でもフォロー出来ません!」
榛名「ふっ……お姉さまには圧倒的に速さが足りないのですっ!」
霧島(とうとう他作品キャラの名言まで引用し始めたわね、この子。……まぁ、別にいいか)
提督(金剛さん達はいつも賑やかで楽しそうだな~)
小ネタ8.5
大井「……」
北上(珍しい……。あの大井っちがあそこまで提督にベタベタしている艦むすを見てもまだ病み堕ちしていないなんて……。ちょっと探りを入れてみようかな?)
北上「大井っちはあの人達の輪に混ざらなくてもいいの~?」
大井「……正直に言えば、今すぐにでもあの戦艦共の魔の手から提督を救い出したいと思っています。ですが……」
北上「ですが?」
大井「あのカオスな四姉妹に下手に関わると、私にまでメタな発言が飛んできそうで……」
北上「ああ、うん……。CVがどうのこうのとかね……」
大井・北上「……」
大井「ですから、今のところは静観することにしようかと」
北上「……それがいいね~」
小ネタ9
提督「呼んでいる~胸の~ど~こかお~くで~♪」
???「……アンタって本当にジ○リ映画が好きよね」
提督「い~つも……♪うん?あ、叢雲ちゃんだ~。元気~?」
叢雲「ええ。おかげさまでぼちぼち元気よ」
提督「ぼちぼちか~。それはいいね~」
叢雲「まぁね。それで、アンタは何してたの?また散歩でもしてたわけ?」
提督「それもあるんだけどね~。今日は青葉さんに貰ったこれを使ってみようと思うんだ~」
叢雲「それは……デジタルカメラね」
提督「うん!青葉さんに『写真撮るのって面白いの?』って聞いたらこれをくれたんだ~。『何事も経験してみることが大切なのですっ!』って言いながらね~」
叢雲「ふむ……。それは確かに一理あるわね。ということは、今日はそのカメラで鎮守府の中を撮って回るの?」
提督「そうだね~。皆の頑張ってくれてる姿とかを撮れたらいいな~、って思ってるよ~」
叢雲「……それはいいけど、変な場所とか撮ったりしないでよ?」
提督「……?変なところって~?」
叢雲「えっ!?……そ、そりゃあ、お手洗いとかお風呂とか……」
提督「う〜ん……?あ、そっか!確かにお着替えしてるところなんて撮られたら皆恥ずかしいもんね~。教えてくれてありがと~、叢雲ちゃん」
叢雲「……」
提督「……?何で僕の事を抱きしめてくれてるの~?」
叢雲「……別に。ただの気分よ(こんなピュアな子に少しでも邪な考えがあるんじゃないかと疑ってしまった自分が恥ずかしい……!)」
提督「そっか~。あ、ねぇねぇ叢雲ちゃん?」
叢雲「ん?何?(私の腕の間からひょこっと顔を出してる提督……可愛い……)」
提督「叢雲ちゃんのこと、このカメラで撮ってもい~い?」
叢雲「私を……?別にいいけど、何で急に?」
提督「う~ん、特に理由はないんだけどね?叢雲ちゃんって優しいし綺麗だから、きっと写真写りもいいんじゃないかな~、って思ったんだ~」
叢雲「そ、そう……。まぁ、そこまで言われたら受けざるを得ないわね!」
提督「わ~い!じゃあ早速……」
叢雲「ただし!」
提督「うん?な~に?」
叢雲「しゃ、写真を撮るなら……アンタも一緒に写りなさい!」
提督「うん、いいよ~。でもどうやったら二人一緒の写真を撮れるのかな~?」
叢雲「簡単よ。ちょっとカメラを借りてもいい?」
提督「うん。はい、どうぞ~」
叢雲「ありがと。えっと、これが撮影ボタンだから……レンズをこっちに向けて……。……よし!ほら、もっとこっちに来なさい」
提督「お~、叢雲ちゃんに抱き寄せられてる~。何だかカップルさんみたいだね~」
叢雲「(提督と私がカップル……。……いいっ!)はいはい、それじゃあさくっと撮るわよ。……はい、チーズ!」
提督・叢雲「イェ~イ♪」
叢雲「……はい。撮れたわよ」
提督「見せて見せて~。……お~、バッチリ撮れてるね~」
叢雲「ふふん。でしょう?」
提督「うん!一緒に写ってくれてありがと~、叢雲ちゃん。青葉さんにお願いしてこれを写真に出来たら、すぐに渡しに行くからね~」
叢雲「……ええ。楽しみにしてるわ(やった!提督とのツーショット写真が貰える~♪)」
小ネタ9.5
大井「(ギリギリギリギリッ……)」
北上「お?やぁ、大井っち~。何してるの……って怖っ!顔怖っ!!まるで愛するあの人が他の女と偶然一緒にいるのをたまたま見かけちゃった上にその二人が仲良く写真撮ってる姿まで見ちゃって嫉妬に狂いかけた女の人みたいな顔になってるよ?大丈夫?」
小ネタ10
提督「大井さん、大井さん」
大井「はいはい。なんですか、提督?」
提督「実は、またアニメを見ていたら少し気になる言葉が出て来て……」
大井「(アニメ……)マタアイツカ……」
提督「あいつ?」
大井「……ハッ!いえいえ、なんでもありませんよ〜。それで、提督はどんな言葉の意味が気になっているんですか?」
提督「えっとね〜……」
提督「『夜這い』ってどういう意味なの〜?」
大井「」
提督「……?大井さん?」
大井「……申し訳ありません、提督。その言葉の意味は私にもよく分からなくて……」
提督「そっか〜……残念」
大井「お力になれずに申し訳ございません(シュンとしてる提督、可愛い……)。……それはそうと、どうして提督はそんな言葉の意味が気になったんですか?」
提督「うん、実はね〜。一緒にアニメを見ていた漣ちゃんが『夜這いっていうのは、お眠なご主人様を相手に大井さんが毎晩のようにやっている行為のことですよ〜』って教えてくれたから……って、あれ?大井さん、何処に行くの〜?」
大井「イエ、チョット。ゴミステニイッテキマス……」
提督「行ってらっしゃ〜い……?」
北上「あ、大井っち〜。良いところに……って何でそんな無表情のまま駆逐艦一人くらいなら軽く包み込めそうな黒いポリ袋を持ってるの?え?漣?それなら丁度さっき部屋に入っていったみたいだけどって……行っちゃったよ」
提督「あ、北上さん。大井さんは何処に行ったの〜?」
北上「さぁ……何か大きなゴミでも捨てに行くんじゃない?」
小ネタ10.5
大井「……」
ドア>ノックやで
漣「は〜い、どちらさんですk……」
大井「……」
漣「……お慈悲^〜お慈h」
大井「(無言の腹パン)」
漣「(チーン)」
大井「……ヨケイナコトシカシャベラナイゴミハ、キチントステテオカナクチャ」
小ネタ11
北上「今日は珍しく大井っちが提督の側にいないので、このスーパー北上さまが提督の面倒をみることにするよ〜」
提督「お〜、スーパー北上さんだ〜。よろしくお願いね〜」
北上「はいはい、こちらこそよろしくね〜」
提督「でも、大井さんは何がそんなに忙しいんだろう?今日の分のお仕事はちゃんと終わらせたと思うんだけど……」
北上「いや〜、なんでだろうね〜(『この前の件でポリ袋に突っ込んだ漣を燃えるゴミの日に捨てようとしたら、まさか綾波型全員と第7駆逐隊が総出で土下座の上に助命嘆願に来たもんだから、今はその対応をしてるんだよ〜』……なんてこと、この子の前では絶対に言えないよね〜)」
提督「そっか〜。スーパーな北上さんも知らないならしょうがないね〜」
北上「ね〜。……ところで、これからあたしは提督に何をしてあげればいいんだっけ〜?」
提督「ん〜、そうだね〜……。何時もだったら、大井さんや鹿島さんがおやつを作ってくれたり、大井さんや愛宕さんが僕に本を読んでくれたり、大井さんや金剛さん達がお茶に誘ってくれたりするんだけど……」
北上「なるほど〜、要は何でもいいわけだね〜?」
提督「そうだね〜」
北上「ふむふむ……なら、今日はこのままお昼寝しちゃおうか?今なら北上さまの子守唄のおまけ付きだよ〜」
提督「本当?じゃあ僕もお気に入りの歌を歌うね〜」
北上「いいね〜いいね〜(これじゃあ子守唄にはならない気持ちするけど……。ま、たまにはこういうのもいいか)」
小ネタ11.5
綾波「すみません、漣を返して下さい!」
敷波「あんなどうしようもない子でも、あたしの大切な妹なんだ!」
天霧「まぁ凄まじいくらいのバカだけど、そこが可愛いっていうか!」
狭霧「だから……だからどうか……!」
朧「だからこの通りです、大井さん!」
曙「どうかあの馬鹿漣のことを許してあげてください!」
潮「お願いします!お願いします!」
全員「「「轟沈以外ならその子(バカ)に何してもいいですから!!!」」」
大井「よし、許す」
全員「「「やったー!!!」」」
漣「……あれ?何かこれって全然助命嘆願じゃなくね?つーか私、全然助かってなくね?」
小ネタ12
提督「あの人の〜ママに会うために〜♪」
???「今ひとり〜列車に乗ったの〜♪」
提督「た〜そがれ〜迫〜る街並みや〜車の流れ〜♪」
???「横目で〜追〜い越し〜て〜♪」
提督「ふふっ。秋雲ちゃん、歌を歌うのが上手だね〜」
秋雲「いやいや〜、提督も中々どうして可愛らしい声してると思うよ?」
提督「そう?えへへ〜、照れちゃうな〜」
秋雲「(嬉しそうにはにかむ提督……可愛い……)それで、提督はどうしてこんな誰もいない港なんかで歌を歌っていたんだい?」
提督「いや〜、さっきたまたま会った雲龍さんから『今日は海からいい風が来てるのよ……Zzz……』ってアドバイスを貰ったから、散歩ついでに行ってみようかな〜って」
秋雲「ほ〜ん、まぁ確かにいい風は来てるね(でもそれってアドバイスじゃなくてただの寝言じゃ……。いや、止そう。私の勝手な思い込みで提督を混乱させたくはない……)」
提督「ね〜。優しい風がそよそよしてて気持ちいい〜」
秋雲「……よし、決めた!私も今日のネタ集めを諦めて提督と一緒に散歩する!」
提督「お〜、いいね〜。でも大丈夫?昨日も締め切りが〜って焦ってたみたいだけど……」
秋雲「いいのいいの!今は趣味より実益を取った方が良さそうだし!……んじゃま、提督様のお手を拝借っと♪」
提督「わ〜、秋雲さんに手を握られちゃった〜。じゃあ、次は酒保でおやつでも買おうかな〜。秋雲さんはお菓子好き〜?」
秋雲「うん、好きだよ〜。駄菓子とかたまに食べると最高に美味しいよね〜」
提督「ソースせんべいとかミニカステラとかね〜」
秋雲「ね〜(これ一応デートになるのかな?ま、何にせよいいネタになりそうだね〜)」
小ネタ12.5
大井「(ギリギリギリギリッ……)」
北上「お?やぁ、大井っち~。何してるの……って怖っ!顔怖っ!!まるで大好きなあの子を完全ノーマークなポッと出の女に掻っ攫われてしまった上にその二人が仲良くお菓子を食べさせあう姿まで幻視しちゃってプッツンしちゃった女の人みたいな顔になってるよ?大丈夫?」
小ネタ13
大井「(皆さんこんばんわ、大井です)」
大井「(今日は約24時間ぶりに提督のところへ夜這……んんっ! 添い寝をしに、あの子の部屋へ行こうと思います)」
大井「(無論、そんな私の楽しみを邪魔しようとしてきたお馬鹿さん達は既に無力化済みですので悪しからず)」
大井「(全く、『提督の可愛い寝顔を見たかったんだからしょうがないネー。なぁ、ええやんか少し位……』だの、『提督の寝顔を写真に収めたかったんです!一枚だけ、一枚だけですから!先っちょだけでいいですから!』なんていう不埒の理由であの子の元へ行こうなんて不謹慎極まりない行為です)」
大井「(その点、私の場合はそんな彼女達の魔の手から提督を守る為の巡回のついで、そうあくまでついでにあの子の添い寝をするだけなので、何の問題もありません)」
大井「(いえ、寧ろそれによって提督の身の安全までも確保することが出来るのですから、客観的に見ても非常に合理的な判断であると言えます。流石は私)」
大井「(……さて、そんなことを考えている内に提督の部屋の前に到着しました。それでは早速中に入って、っと……)」
ドア>ウィーン(手動)
大井「提督ー?今宵も貴方の最後の盾、大井が添い寝にやってきました……(小声)」
???「あ」
大井「よ?」
提督「ムニャムニャ……ん〜、くすぐったいよ……香取さん……」
香取「……(提督に添い寝しーの)」
大井「……(それを真顔でガン見ーの)」
香取「……つい、魔が差してしまいまして(必死に言い訳しーの)」
大井「処 刑 確 定(通じないーの)」
香取「DEATHヨネー(無理ゲーの)」
小ネタ13.5
〜翌日:早朝の港〜
金剛「くぁ〜……朝日の光が身に染みるネー。あー、お腹空いたなー……」
青葉「……(金剛さん、一晩中四肢を縛られていた上に真冬の海の中に投げ込まれていたのに、何故だか随分と余裕ですね……。流石はメタメタ戦艦姉妹の長女……タフさは桁違いということですか……)」
香取「鹿島……、お姉ちゃんは……お姉ちゃんはやったわよ……」
北上「おーおー。昨日はあの三人が餌食になったのかー。いやー、相変わらず大井っちは容赦ないねー」
吹雪「いやいやいや、北上さん!?そんな他人事みたいに笑ってないで早く助けてあげましょ……って、ああッ!?香取さんが幸せそうな表情を浮かべたまま海の中に沈んでいくーッ!?」
小ネタ14
執務室
ドア>提督さん!ノックですよ、ノック!
提督「はーい、どうぞー?」
???「失礼する。提督、実は明日の演習についてのことなのだが……」
提督「あ、長門さんだー、やっほー(右手フリフリ)」
長門「笑顔で手をフリフリしてる提督……可愛い(ああ。やっほー、だな)」
提督「え?」
長門「んんっ。いや、何でもない。それで、今回の艦隊編成はどうする?」
提督「そう?じゃー、そうだねー。んー……」
長門「腕を組んで考え込む提督……可愛い……(ゆっくり考えてくれていいぞ)」
提督「え?」
長門「んんっ!いや、何でもないぞマジで」
提督「そう?……あ!じゃあねじゃあね、明日は長門さんに旗艦になって貰って、後はビスマルクさんと加賀さん、それに島風ちゃんと雪風ちゃんと、最後に瑞鶴さんって感じのへんせーがいいなー」
長門「……それは別に構わないが、何故この6人なのだ?」
提督「えっとねー(横をチラ見)」
妖精「」b
提督「妖精さんに聞いてみたら、それが一番いいかも、って教えてくれたから……かな?」
長門「成る程……私を含めて、この6人が現状のベストメンバーだということか」
提督「うん!だから明日はきっと勝てるよ〜(笑顔にこー)」
長門「なにこの子超可愛い(ははっ、そう期待されては私も頑張るしかないな。是非とも戦果を期待していてくれ)」
提督「え?」
長門「んんっ!!ナ、ナンデモナイゾー、ホントウダゾー」
提督「そう?……あ、そうだ!長門さん、もうお昼ご飯は食べた?」
長門「ん?いや、まだだが……」
提督「そっかー。ならさ、僕と長門さん、それに明日頑張ってくれる皆とで、一緒にご飯を食べようよ!」
長門「私達と、か?」
提督「うん!えへへー、実はねー?僕、最近オムライスが作れるようになったんだー。だから、何時も頑張ってくれてる長門さん達にご馳走出来たらなー、って思ったんだけど……どうかな?(首かしげ+上目遣い)」
長門「結婚しよう(それは嬉しいお誘いだな。是非ご馳走になろう)」
提督「え?」
長門「んんっ!!!イ、イヤー、ウレシイナー。テイトクノオムライス、スゴクタノシミダナー(棒読み)」
提督「そう?えへへ、なら頑張って作るね〜」
長門「ウム、ヨロシクタノムゾー」
エヘヘー
ハッハッハッ
大井「……(真顔)」
小ネタ14.5
北上「(おやま、いつぞやの時と同じように大井っちが病み堕ちしてないねー。でも実は内心でブチ切れてるかもしれないしなー。……ちょっと怖いけど、ここは直接本人に聞いてみますかー)」
北上「やーやー、大井っち。今日も実に素敵な真顔だねー」
大井「……北上さんですか」
北上「そだよー。それで、さ。大井っち的に、あの長門の態度はどうなわけ?」
大井「……正直言えば、今すぐにでもあの目障りなショタコン戦艦をゼロ距離雷撃で吹き飛ばして差し上げたいところではあるのですが……」
北上「ですが?(あ、やっぱり切れてはいるんだ)」
ナガトサンハオムライススキー?
ウン、ダイスキSA☆
大井「提督の料理を食べられると聞いたら私もああなってしまうのは間違いないので、せめてもの慈悲として、アノダニクヘノ雷撃ハ明日ノ演習終ワリマデガマンシテアゲヨウトオモイマス……」
北上「……そっかー(長門、強く生きるんだよ……)」
小ネタ15
提督「ポーニ○、ポ○ョ○ニョ魚の子〜♪ 」
???「あら……司令官……」
提督「青い海から〜、や〜って来た〜……♪ うん?あ、早霜ちゃんだ〜。元気〜?」
早霜「ええ、早霜は元気です……。いえ、正確に言えばたった今元気になりました……。こうして司令官に会えたから……。フフッ、ウフフフフフフフフフフッ……」
提督「そっか〜。それなら良かったよ〜」
早霜「はい……。それで、司令官は何時ものお散歩ですか……?」
提督「うん!だけどね〜、今日はそれだけじゃないんだ〜」
早霜「……?それ以外に何かなさるのですか……?」
提督「ふっふっふ〜……じゃじゃ〜ん!」
早霜「それは……」
早霜「釣り竿、ですね……」
提督「そのとーり!ふふふ〜、今日はね〜、近くの堤防で釣りをしてみようと思うんだ〜」
早霜「そうなのですか……。それは素敵ですね……(少しだけドヤっている司令官……可愛い……)」
提督「うん!それでねそれでね、こ〜んなに大きいお魚が釣れたら、それを鎮守府の皆にご馳走してあげるんだ〜」
早霜「それは楽しみです……(両手をいっぱいに広げて魚の大きさを表現する司令官……可愛い……)」
提督「楽しみにしててね〜。よ〜し、頑張って釣るぞ〜。マグロさんとか〜」
早霜「(どうしましょう……こんなテトラポットまみれの海じゃあ、とてもマグロなんて釣れるはずがないのだけれど……。でも、それを素直に指摘して、弾けんばかりに輝いている司令官の笑顔を曇らせるわけには……。……よし)あの、司令官……?」
提督「うん?どうしたの〜、早霜ちゃん?」
早霜「私も……司令官の釣りにお付き合いして、いいですか……?」
提督「え?早霜さんも釣りに興味があるの?」
早霜「はい……ダメ、でしょうか?」
提督「ううん、そんなことないよ〜。寧ろ大歓迎!頑張って一緒にカジキマグロさんを釣ろうね〜」
早霜「そうですね……頑張りましょう……(多分釣れるのはカサゴやアジ位でしょうけど……。まぁ司令官と一緒の時間を過ごせるのなら何でもいいですね……)」
提督「それじゃ、明石さんのところに釣り竿を借りに行こっか〜」
早霜「はい、司令官……。貴方となら何処までも……(それこそ、『揺籠から墓場まで』……。フフッ……ウフフフフフフフフフフッ……)」
小ネタ15.5
大井「(ギリギリギリギリッ……)」
北上「お?やぁ、大井っち~。何してるの……って怖っ!顔怖っ!!まるで愛するあの人の行方を追って港まで来てみたら偶然彼と物静かなあの子が堤防釣りデートをしている姿を見てしまい今にもプッツンしちゃう5秒前の女の人みたいな顔になってるよ?大丈夫?」
小ネタ16
鎮守府・中庭
提督「ずずずっ……ぷはぁ〜……。あー、お茶が美味しい〜」
大井「それは良かったです。では、そんなお茶のお供に私特製の草団子は如何ですか?」
提督「ありがと〜。……う〜ん、甘くて美味しい〜♪」
大井「うふふっ、それは良かったです♪」
提督「もぐもぐ……。いや〜……もうすっかり桜の季節だね〜、大井さん」
大井「はい。そよ風に舞う桜の花弁がとても綺麗……」
提督「ね〜。僕ね〜、お花の中では桜が一番好きなんだ〜」
大井「そうなんですか?」
提督「うん!それでねそれでね〜、季節の中では春が一番好きなんだ〜」
大井「(目をキラキラさせながら一生懸命説明してくれる提督……可愛い……)確かに、提督は暖かい所やお風呂が好きですものね。あ、もしかしてだから春がお好きなんですか?」
提督「う〜ん……それもあるんだけどね?でも一番の理由はね……」
大井「?」
提督「一番の理由は、桜の咲いている季節に大好きな大井さんと会えたから、かな?」
大井「……」
提督「だからね、僕は桜と春が大好きになったん……ってあれ?大井さん、そんな顔を真っ赤にしてどうしたの?え、恥ずかしいから見ないで?もしかしてお熱があるの?ね〜、どうしたの〜?」
北上(いや〜、提督〜……。今の大井っちの顔は絶対に君には見せられないと思うよ〜?だって……)
北上(だって今の大井っち、普段の三割り増しでだらしない顔をしてるからね〜)
小ネタ16.5
お花見から二日後……
北上「それでそれで〜大井っち〜。提督から通算26回目の大好き宣言を聞いた感想は〜?」
大井「……ええ」
大井「流石に気分が高揚します」キラキラ
北上「……加賀に怒られるよ〜?」
小ネタ17
提督(皆さんこんにちわ〜。提督です!皆からはショタ提督っていうよく分からない名前で呼ばれたりしてるけど、僕は元気です!)
提督(そう、僕の方は元気なんだけど……)
大井「うふふふふふっ……。提督が……私の可愛い提督が……」orz
提督(何故か少し前から大井さんの元気がありません)
提督(でも、大井さんの元気がない理由には僕にも少しだけ心当たりがあります。それは……)
仔犬「ヘッヘッヘッ……クゥ〜ン♪」
提督(多分、僕の膝の上にいるこの子のせい……なのかもしれないって)
提督(このミニ柴の仔犬が僕達のちんじゅふにやってきたのは二日ほど前のこと。連れてきてくれた多摩さんは……)
多摩『軒下で震えてたのを見つけたから思わず捕まえちゃったにゃ。多摩はネコじゃないからワンコとも仲良くしていいのにゃ』
提督(なんて言ってたかな、確か)
提督(でもワンちゃんは可愛いからね、連れてきちゃうのも仕方ないよね?それに、僕もちっちゃいもの同士のお友達が増えて嬉しいし〜)
大井「犬に……ただの畜生風情に……私の提督が寝取られた……」orz
提督(ただこの子が来て以来、大井さんからすっかり元気が無くなっちゃったんだ)
提督(おまけに何だか難しそうなことも呟いてるし……。もしかして、大井さんはワンちゃんが嫌いなのかな?でもでも〜……)
仔犬「ワフッ?」
提督(僕にはこの子を余所にやるなんてことは出来ないし〜……。う〜ん、どうすればいいのかな〜)ウーンウーン……
北上「ほれほれ〜。おやつのジャーキーだぞ〜、犬っころ。たーんと食べな〜」
仔犬「ワンッ!」ハムハム
北上(提督も大井っちも、どっちもまるで見当違いなことに頭を悩ませてるね〜。まぁ端から見てる分には飽きないから別にいいけどさ〜)
小ネタ17.5
大井「……」ジーッ……
仔犬「ワフッ?」
大井「……お手」
仔犬「ワンッ!」つ大井's Hand
大井「……(何よ……結構可愛いじゃない……)」ナデナデ
仔犬「ワフ〜ッ♪」スリスリ
提督(大井さんがあの子とちょっとずつ仲良くなってる……。頑張って、二人共!)
北上(……な〜んてことを考えてるんだろうなぁ〜、物陰から大井っち達のことを見つめてる提督は〜)
小ネタ18
提督「カントリー・ロード〜♪この道〜ず〜っと〜♪」
仔犬「ワンワンワ〜ン♪」
???「いいよね、カントリー・ロード。僕も好きだよ」
提督「あの街に〜……♪うん?あ、時雨ちゃんだ〜。元気〜?」
時雨「うん、元気だよ。提督達の方は……聞くまでもないみたいだね」
提督「うん、僕もこの子も元気だよ〜。ね〜?」
仔犬「ワフッ!」
時雨「ふふっ、みたいだね。ところで提督は、その子と一緒に午後のお散歩中なのかな?」
提督「うん!大淀さんから『執務室の中で遊んじゃいけません』って言われちゃったからね〜。お天気も良かったから、お外でこの子と遊ぼうかと思ったんだ〜」
時雨「そうなんだ。それで、どんなことをして遊ぶつもりだったんだい?」
提督「えっとね〜……これ!」
時雨「おや、それは……」
時雨「フリスビー、だね」
提督「この前夕張さんから貰ったんだ〜」
時雨「そうなのかい?」
提督「うん!でも、『これならワンちゃん以外の喜んで遊んでくれますよ!』ってどういう意味だったのかな?」
時雨「さ、さぁ……何だろうね?僕にも分からないや」ピクピクッ
提督「そっか〜……あ!ねぇねぇ、時雨ちゃん!」
時雨「うん?何かな?」
提督「時雨ちゃんも僕達と一緒にフリスビーで遊ばない?」
時雨「え……僕も、かい?」
提督「うん!皆でならきっとも〜っと楽しいと思うんだけど……ダメ、かな?」キラキラ
仔犬「クゥ〜ン……」キラキラ
時雨「(キラキラとして目で上目遣いをしながらお願いしてくる提督とワンちゃん……可愛い……)ダメだなんてとんでもない。僕は勿論OKだよ」
提督「やった♪じゃあ僕とこの子と時雨ちゃんの三人でたくさん遊ぼうね〜」
仔犬「ワフワフッ♪」
時雨「ふふっ、そうだね」
時雨(でもどうせなら、僕はワンちゃんにフリスビーを投げるよりも、ワンちゃんみたいに提督からフリスビーを投げられる役になりたいなぁ。そう、それこそ僕が提督の犬になったみたいに。僕が……提督の犬……。……)
時雨「ふふふふふふっ……」
提督(時雨ちゃんが笑ってる……この子と遊べるのがそんなに嬉しかったのかな?)
仔犬「ワフッ……(多分違うと思うな〜……)」
小ネタ18.5
大井「(ギリギリギリギリッ……)」
北上「お?やぁ、大井っち~。何してるの……って怖っ!顔怖っ!!まるで愛しの飼い主様が自分の知らないところでこさえた雌犬とよろしくしているのを見て嫉妬と殺意の炎に焼かれるドーベルマンみたいな凶悪な顔つきになってるよ?大丈夫?」
優しい大井っち大好き。
貴殿か・・・思う存分やりたまえ
eisenkaguraさん
我輩です……好きに書いていくからまた見に来ると良いぞ……
お姉さんきもいよ!(正論)……もっとしてください!(アンコール)
クサガメさん
き↑も↓い↑だとぉ!?ふっざけんじゃねぇよお前!気持ちいいだるぉっ!?(暴論)
続きを投稿したからまた読んで欲しいゾ。
投稿頑張ってください!
ちんぐりまんさん
コメントありがとうございます!
これからも投稿頑張ります!
大井はやっぱりかわいいな~
投稿頑張ってください!
kurowassanさん
コメントありがとうございます!
大井っちは可愛いですよね!
これからも可愛い彼女を表現できていければいいですね。
最近の更新ではなにを更新されてるんですか?誤字修正ですかね 新しいネタが見たいです頑張ってください
キムチさん
返信が遅れて失礼いたしました。
続きを投稿しましたので今後ともよろしくお願いします。
どうも!艦これの作品……まだこちらだけですが、読ませていただきました。
あれですね……大井っちは普通に気立ても良くて、良い嫁さんになりそうな気はするんですけどねぇ。
やはり提督がショタだと、競争率が跳ね上がるのか……あの叢雲や曙までも……
俺も今はポケモンのSS書いてますが、そのうちまた艦これSSも投稿しなきゃなぁとか思ってるんですけどね……
此処の大井っちはショタ提督とどのような結末を迎えるのか……続きを楽しみにしてます、頑張ってください。
どうも。のわっちです。
大井さんは嫁さんにすると一番安定しそうな艦娘ですよね。
可愛いし、乳でかいし。好き(直球)
ショタの前ではツンデレなどなんの意味もないよねぇ!(修造的な)
大井っちとショタ提督のドタバタはまだまだ続きますので、今後もどうかお楽しみください!
大井さんは素敵な女性ですね(白眼)
ムフロンさん
コメントありがとうございます!
大井さんは素敵な女性です、はい(目そらし)
ご無沙汰じゃないですか!
また続きが見れてウレシイ・・・ウレシイ・・・
普段のレズな大井っちからのショタコンとは……(・∀・)イイネ!!
クサガメ二世さん
Chromeさん
コメントありがとうございます!そして、返信が遅れてしまって申し訳ございません!
更新頻度は劇遅ですが、今後とも宜しくお願いします!
更新お疲れ様です!
個人的には白露型の白露・時雨・村雨・夕立・春雨とかの絡みも見てみたいですっ!
みひとさん
コメントありがとうございます!
白露型かぁ……確かにショタ提督と時雨や夕立は相性良さそうですね!今度の小ネタに出してあげようと思います!
何だこの大井さんは、たまげたなぁ
いいゾーこれ(作品)
じゃけんもっと頑張って作品かいて更新しましょうねー(促し)
ただの匿名ですよ(* 'ᵕ' )さん
コメントありがとうございます!
大井さんは可愛いからね、たまげるのも仕方ないね
じゃけん今後も大井さんの可愛さに悶えましょうね^〜