提督「今日は誕生日」
今日は何の日?提督の誕生日!それから…
子日の性格をあんまり把握しきれてないのでちょっとキャラ崩壊してるかもです。ご注意を。
提督「さて、今日も執務頑張るかー」
コンコンコン ガチャ
大淀「失礼します。提督宛にお手紙が届いてます」
提督「手紙?」
大淀「はい。差出人は…これはお母様でしょうか」
提督「どれどれ…あ、母さんからだ。珍しいな」
母『お久しぶりです。元気にしてますか?貴方の誕生日にこの手紙が届いていると思います。お誕生日おめでとう。厳しい職場ですが慣れましたか?艦娘さんたちとは仲良くできていますか?プレゼントは贈れませんが、貴方が無事に1つ歳を取ったことを嬉しく思います。私とお父さんが生きてるうちに顔を見せに来てください。それでは体に気を付けてお仕事がんばって』
提督「そうか、今日は俺の誕生日だったか。最近忙しくて忘れてたな…母さん、ありがとう」
母『追伸。はよ嫁を見せろ』
提督「…追伸の方が本題な気がするんだけど」
大淀「提督、午前の演習艦隊に指示をお願いします。演習場に待機させておりますので」
提督「わかった。大淀はいつも通り報告書の整理をしておいてくれ」
大淀「はい、お任せください」
※
提督「お待たせ」
初春「遅いぞ」
暁「レディを待たせるなんて」
提督「すまん、ちょっと手紙が来ていたからそれを読んでたんだ」
響「私たちはもう準備はできているよ」
初霜「いつでも演習開始できます」
提督「わかった。電を旗艦とした暁、響、雷のチームと子日を旗艦とした初春、若葉、初霜のチームに分かれて駆逐隊同士の砲雷撃の演習を開始する。各隊は位置についてくれ」
全員「了解」
ザザー
暁「そういえば、なんで子日が旗艦なの?初春じゃなくて」
雷「こっちだって暁じゃなくて電が旗艦でしょ」
暁「電は初期艦じゃない」
響「子日も電の次に着任した最古参の艦娘だよ。私たちが来たときからずっといただろう?」
暁「…そうだったかしら?」
雷「そうよ。それに最初期からずっと一緒にいるから、電と子日はライバルなのよ。ね、電?」
電「……」
雷「電?」
電「ご、ごめんなさい。少し考え事をしてたのです」
響「今朝から様子が変だね。どうしたんだい?」
電「何でもないのです。ただ、この演習、負けたくないなって」
暁(真剣な顔。本当に子日とはいいライバルなのね)
提督『…通信は聞こえてるか?』
電「はい」
子日『こっちも準備万端』
提督『よし、それでは演習開始!』
※
提督「お疲れさま。電と子日は午後に報告書を提出してくれ。みんなは艤装に補給をしたら自由に過ごしていいよ」
若葉「了解」
提督「じゃあ解散な」
若葉「…ふむ、今日の演習もなかなか為になったな」
雷「そうね」
初霜「ところで、2人はどうしたの?」
暁「子日に大破させられた…」ズーン
響「魚雷…魚雷が…」ズーン
雷「手酷く負けちゃったのが相当キテるみたいね」
初霜「な、なるほど」
初春「その子日は何処へ行ったのじゃ?」
電「…子日ちゃんなら、司令官についていったのです」
初春「…まったく、しょうがない奴じゃの。報告書は妾が書くとしよう」
※
子日「提督」
提督「ん?どうした、子日」
子日「今日の夜って時間空いてる?」
提督「特に予定はないな。執務も終わってるだろうし」
子日「じゃあ晩御飯のあと、提督に会いに行ってもいい?」
提督「いいぞ」
子日「やったぁ!それじゃまた夜に」ダダダ
提督(何か相談事だろうか?)
※
その夜
コンコンコン ガチャ
子日「こんばんは、提督」
提督「待ってたよ、子日。そこに座って」
子日「はーい」
提督「はい、お茶どうぞ。それで、俺に何か用か?」
子日「うん。提督、今日は何の日?」
提督「今日?うーん…ダメだ、思い付かない」
子日「もー、今日は提督の誕生日でしょ!」
提督「た、確かに俺の誕生日だ。でも、なんで知ってるんだ?」
子日「初めて会ったときの自己紹介で教えてくれたでしょ。この子日がそれを忘れるわけがないよ」
提督「結構前のことだぞ。それに海域攻略もあって忙しかったのに。よく覚えてたな」
子日「えへへ。これプレゼントだよ。それとクッキーも焼いてきた。本当はケーキがよかったんだけど、みんなにバレちゃうから」
提督「バレちゃう?」
子日「提督のお祝い、独り占めしたかったから」
提督「っ」ドキ
子日「プレゼント、開けてみて。提督の趣味に合えばいいんだけど」
提督「あ、ああ。これは指輪だな」
子日「…今日はね、もう1つ用事があるの」
提督「なんだ?」
子日「今日は提督の誕生日。それとね、子日が提督に告白する日なんだよ」
提督「…え?」
子日「子日ね、提督が大好き。着任してからずっと好きだった」
子日「第二改装ができなくても私を前線で使ってくれるし、活躍したら誉めてくれるし、大破したら心配してくれる。こんなに優しい提督を好きにならないわけがないよ」
提督「そ、そうか。嬉しいよ」ドキドキ
子日「だから提督、ケッコンカッコカリの指輪を私に1番に頂戴?ただの駆逐艦が何言ってるのって思われるかもしれないけど」
提督「そんなことはない!」
子日「……」
提督「……」
子日「提督は他に好きな子がいるの?」
提督「いないよ。いやみんな好きなんだけど、そういう好きじゃないんだ」
子日「…子日のことも?」
提督「…どうなんだろう?でも、さっきからすごくドキドキしてるんだ。子日の顔を見てると顔が熱くなってくる」
子日「えへへ、嬉しいな」
提督「子日、俺からも贈り物だ」スッ
子日「……」
提督「ケッコンカッコカリの指輪。君につけてほし…うわっ!」
子日「嬉しい!やったぁ!提督大好き!」ギュー
提督「…これからもよろしくな、子日」ギュー
子日「うん!」
提督「一緒にクッキー食べよう。美味しそうだ」
※
提督「こんな時間か。さ、そろそろ部屋に…」
子日「え?戻らないよ?」
提督「…はい?」
子日「だから今晩は部屋に帰らないって言ってあるから」
提督「それはもしかして…」
子日「だってもう夫婦だもん。夜を一緒に過ごすくらいいいよね?ね?」フンスフンス
提督「いやあのちょっと子日さん、1回落ち着こう?鼻息荒いよちょっと」
※
電「おはようございます」
子日「おはよー!」キラキラ
提督「…おはよう」ゲッソリ
電「その様子だと上手くいったみたいですね」
子日「お陰様でだよ」
提督「…電は知ってたのか、子日が俺のこと好きだって」
電「知ってるも何も、昨日の演習で勝った方が司令官さんに告白するっていう賭けをしてたのです」
提督「そうだったのか…ん?」
子日「……」ジトー
提督「それって電も俺のこと…」
電「い、電はこれから遠征任務なので失礼するのです!」ダダダ
提督「…行っちゃった」
子日「なんだかすぐにケッコン艦が増えそうだねー」
提督「…1番は子日だよ」
子日「えへへ。提督大好き!」ギュー
提督「はは」
初春「朝から見せつけてくれるのぉ」
若葉「まさか2人がそういう関係になるとはな。だがまあ悪くない」
初霜「ケッコンカッコカリ、おめでとうございます」
提督「おはよう。その様子だと子日の気持ちに気付いてたのか。流石姉妹艦だ」
初春「たわけ。気付いてない方が少数派じゃ」
初霜「結構分かりやすかったと思いますよ」
若葉「金剛たちでさえ譲るほどの猛アプローチだったな」
提督「えっ」
子日「えっ」
初春「まあ何にしろ、妹が幸せなら妾も嬉しい。じゃが、あまり夜に張り切りすぎると、昼間の仕事に影響が出る。程々にするのじゃぞ?」
提督「な、何のことかな?」
初春「お互いの首に赤い跡を残しといて何を惚けておる。まったく、ケッコン前なら憲兵が飛んで来るわ」
提督「…気を付けます」
若葉「子日もだぞ」
子日「…はーい」
初春「それじゃあ妾らは久しぶりのオフを満喫するとしよう」スタスタ
初霜「ところで、あの首にある跡って何なの?」スタスタ
若葉「お前はまだ知らなくともいいさ。その内わかる」スタスタ
提督「……」
子日「……」
提督「…それじゃあ執務を始めようか、子日」
子日「うん!でもあまり無理しちゃダメだからね」
提督「子日もな。あ、それと今度うちの親に紹介するよ」
子日「やったぁ!ちゃんとお嫁さんとしてだよね?」
提督「もちろんだ」
キャッキャ ウフフ
大淀「……」
大淀(秘書艦やめたい)
子日をすこれ!よ!
時事通信
🇫🇷経済紙リゼコー紙報道
日産問題
🇫🇷『我々は権力闘争となればいつでも大砲を持ち出す用意がある。ルノーに日産株の出資比率を引き上げるように要請する。』
提督『大砲ときたか。』
ウォースパイト『優雅さに欠けますね。』
ネルソン『私は身震いするぞ。』
ビスマルク『見栄はって無理しちゃって。これだから🇫🇷は。』
リシュリュー『…………』
コマンダンテスト『🇫🇷海軍への侮辱は許しません。』
提督『喧嘩するなら外でやれ。』
大和『私はいつでも受けて立ちますよ。』
武蔵『右に同じ。』
提督『資材使ったら、飯抜くぞ。』
↑なぁにこれぇ