2019-03-08 18:28:29 更新

京子「ちなちゅー!!」


ちなつ「ちょ、京子先輩離れてくださいよ〜」


京子「だって〜」


結衣「おい、京子。あんまりちなつちゃんを困らせるなよ」ドガン!


京子「うっ…」バタン


あかり「京子ちゃん!?」


ちなつ「え… ちょっと、京子先輩大丈夫ですか…?」


ちなつ「結衣先輩、今何を使って京子先輩を殴ったんですか…?」


結衣「バールのようなものだよ」


ちなつ「え、バールのようなもので殴ったんですか!? 流石にそれはやりすぎなんじゃ…」


結衣「だって、せっかくバールのようなものがあるんだから、ツッコミに最適でしょ」


あかり「でも、バールのようなもので殴ったら京子ちゃん気絶しちゃったよぉ…」


結衣「うーん… バールのようなものは流石に痛かったか… おーい、京子ー 大丈夫か?」


京子「…いたた」


あかり「あ、京子ちゃん大丈夫? バールのようなもので殴られたんだよ?」


ちなつ「バールのようなもので殴られてもすぐ起きた… 流石京子先輩」


結衣「ごめんよ京子。バールのようなもので殴ったりして」


京子「バールのようなもの…?」


京子「というか、あなたたち何やってるの?」


結衣「え…?」


京子「もう17時じゃない。帰って勉強しなくちゃいけないわ。あなたたちもこんなところで遊んでないで早く家に帰りなさい。お家の人が心配するでしょ?」


ちなつ「京子先輩、どうしたんですか…?」


京子「それじゃあ、さようなら」


結衣「おい、京子!」


あかり「京子ちゃん!」


ちなつ「行っちゃった…」


結衣「まさか、バールのようなもので殴った衝撃で、性格が変わってしまったのか?」


あかり「えー!?」


結衣「私がバールのようなもので殴ったばっかりに…」


ちなつ「だ、大丈夫ですよ。明日になればまた部室に来ますよ。バールのようなもので殴ったことは気にしないでください」


~翌日〜


あかり「京子ちゃん… 来ないね」


ちなつ「まだバールのようなもので殴った衝撃が残ってるのかな…」


結衣「京子…」


ガラガラ


あかり「あ! 京子ちゃん!」


結衣「京子! 遅いぞ!」


京子「あなたたち、今日もいたのね」


ちなつ「だって、ごらく部じゃないですか。いつものことですよ」


京子「ごらく部は、今日をもって廃部です」


結衣「え…?」


ちなつ「うそ…」


あかり「ちょっと、京子ちゃん何言ってるの? 冗談よしてよー」


京子「冗談ではないわ。そもそも、この部屋は本来使ってはいけないことになってるわ。それを無断で占拠するなんて、風紀が乱れるでしょ」


結衣「京子…」


京子「それじゃあ、忘れ物のないように帰りなさいね。明日からはここに入れないのだから」


あかり「京子ちゃん! バールのようなもので殴られる前に戻ってよぉ! 廃部なんか嫌だよぉ」


結衣「もう1回、バールのようなもので殴れば…」


ちなつ「結衣先輩…?」


結衣「また、バールのようなもので殴れば元に戻るかもしれない」


ちなつ「たしかに! 良いアイデアです! さっそく、バールのようなもので殴りましょう!」


結衣「じゃあ、そういうわけだから京子。またバールのようなもので殴らせてもらうよ」


京子「? あなた何言って…」


ドガン


あかり「ぐはっ」バタン


ちなつ「あかりちゃん!?」


結衣「あ、間違ってあかりをバールのようなもので殴ってしまった」


ちなつ「どうやったらバールのようなもので殴る相手を間違うんですか!」


京子「結衣、バールのようなもので人を殴ったら危ないじゃないのよ!」


結衣「ごめんあかり、間違えちゃった…」


ちなつ「まさかあかりちゃんもバールのようなもので殴ったら性格が変わるんじゃ…」


結衣「あかりをバールのようなもので殴ったら、一体どんな性格になるんだ…?」


あかり「」グッタリ


ちなつ「し、死んでる…」


結衣「あかりをバールのようなもので殴ったら、普通に死んだ…」


バールのようなもの「バールのようなもので人を殴るときは、しっかり相手を確認しよう!」


おわり


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2020-04-05 18:43:22

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