2017-02-18 10:51:21 更新

概要

結衣がバイトを始めたという設定


京子「バ、バイト!?」


結衣「う、うん」


京子「でも、中学生でバイトって大丈夫なの…」


結衣「ほんとはダメだけど… お父さんの知り合いから紹介されたんだよ。1人暮らししてるならって」


京子「なるほどぉ ところで、どんなバイトなんだ?」


結衣「アスファルトを舐め回すバイト」


京子「え、えぇ… なにそれ…」


結衣「なにって、そのままだよ。街のアスファルトを舐め回す」


京子「じ、時給は…?」


結衣「2万」


京子「やばいって!」


結衣「何がやばいんだよぉ 良い仕事じゃんか」


京子「時給2万なんか絶対怪しいよ!」


結衣「怪しくなんかないよ」


京子「ちょっとそのバイト先に問い合わせる! 携帯かして!」バッ


結衣「ちょっ、京子!」


京子「電話帳、電話帳… あった、『バイト先』」


結衣「京子… ほんとに電話するの…?」


京子「うん。だって完全に怪しいぞ。結衣、今までにバイト先に電話したことある?」


結衣「ないけど」


京子「そうか。よし、かけてみよう」プルルプルル


結衣「ほんとにかけちゃったよ…」


ガチャ


京子「繋がった!」


「はい、吉川ですけど」


京子、結衣「「え」」


京子「吉川…?」


結衣「吉川…?」


吉川「もしもーし」


京子「も、もしもし…」


吉川「あれ? 京子先輩」


京子「やっぱり! ちなつちゃんだ!」


ちなつ「どうしたんですか? 家の電話にかけてきて」


結衣「ど、どういうこと…?」


ちなつ「え、ゆ、結衣先輩もいるんですか!?」


京子「…ちなつちゃん、結衣がバイトしてるの、知ってる…?」


ちなつ「はっ…!」


京子「なんで、結衣のバイト先にかけたら、ちなつちゃんが…?」


ちなつ「実は… 私が結衣先輩を雇っていたんです…」


結衣「え…?」


京子「え、ほんとに…?」


ちなつ「はい… 私の家の周りが結衣先輩の唾液でぬるぬるしてたら最高だなって思って… それで新しく作ったメールアドレスから結衣先輩のお父さんの知り合いを装ってバイト募集のメールを結衣先輩に送ったんです…」


京子「よく家の電話番号記載したな…」


結衣「ちなつちゃん… でも、どうやって私に時給2万円払ってたの? そんなお金どこから…」


ちなつ「実は、私もバイトしてて…」


結衣「ちなつちゃんも!? そんなに稼げるバイトなの?」


ちなつ「時給150万です」


結衣「えええええええ!? ど、どんなバイト!?」


ちなつ「自分の体毛をある住所に発送するバイトです」


結衣「えぇ…」


京子「ちなつちゃん…」


ちなつ「どうしたんですか京子先輩…?」


京子「実はそのバイト… 私なんだ… 私がちなつちゃんを雇っていたんだ…」


ちなつ「え、え…? うそ…?」


結衣「ほんとなの京子…」


京子「どうしても、ちなつちゃんの体毛が食べたくて…」


ちなつ「でも京子先輩! 私に払えるそんなお金持ってないですよね…?」


京子「実は私も、バイトしてるんだ」


ちなつ「京子先輩もですか!?」


ちなつ「時給は…?」


京子「秒給100億」


ちなつ「びょ、秒給…? 1秒に100億?」


京子「そうそう」


ちなつ「どんなバイトですかそれ…」


京子「セメントで顔を固められるバイトだよ」


ちなつ「死にますよねそれ…」


結衣「ごめん京子… 京子を雇ってたのは、実は私なんだ…」


京子「な、なんだってーーー!?」


ちなつ「正直、そんな流れになるような気はしていた」


結衣「京子が好きで好きで仕方なくて… 京子が苦しんでる姿見るのがたまらなく興奮するんだよ…」


京子「マジか…」


ちなつ「秒給100億って、1秒に100億円てこと…? 一体どこからそんなお金…」


結衣「だって私時給2万のバイトしてるし」


ちなつ「いや無理があるだろ。雇ってるの私ですけど」


結衣「結局私ら、お互い雇用者と労働者の関係だったんだな」


京子「そうなるな…」


ちなつ「じゃあ私、家族と出かける予定があるのでそろそろ電話切りますね。お2人とも、次のバイトもよろしくお願いしますね」


京子「おう! ばいばーい。来週も毛送ってきてねー」


結衣「じゃあ、来週も舐め回すねちなつちゃん」


ちなつ「はい! それでは」ガチャ


結衣「それにしてもあかり遅いな〜 10時に私の家って言ったのに」


京子「もう30分も遅れてるなぁ ほんとにいい加減なやつだ!」


結衣「お前がいうな」ペシッ


ピンポーン


結衣「やっときたか」


あかり「結衣ちゃん、京子ちゃん、ごめ〜ん」ワタワタ


結衣「あかりが遅刻って珍しいな。何かあったの?」


あかり「うん。ちょっと臓器売買が長引いちゃって…」


結衣「臓器売買かぁ。なら仕方ないか」


京子「そだな〜」


結衣「ちなみに、どの臓器を売ったの?」


あかり「えっとね〜、肺と肝臓と腎臓と膵臓と心臓と脳だよぉ」


京子「へ〜、結構なお金になったんじゃない?」


あかり「お金じゃなくて、チロルチョコ2個貰ったんだぁ! 嬉しいなぁ」


結衣「えぇ…」



おわり


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