呉鎮守府の艦隊日常 綾波「鎮守府解体?」
綾波「すみません。よく聞こえなかったのでもう一度お願いします。」メキメキ
指揮官「とりあえず落ち着け。その湯呑み割るなよ。高いんだから」
綾波「これが落ち着けるものですか!」
指揮官「そう言われてもな。上からの命令だ。」
綾波「・・・」
指揮官「まぁ気持ちはわかる。これからそのクソみたいな事言いやがった坊っちゃんが来るそうだ。」
綾波「・・・ほう。」
ウェールズ「二人とも。」
指揮官「大丈夫だ。言い分があまりにクソでも最悪半殺しで済ます。俺はな」
綾波「綾波も半殺しで良いのです。」
指揮官「2つ合わしたら全殺しやんけ。」
二人「HAHAHA!」
ウェールズ「」ピキッ
2名フルボッコ中・・・
2名「前が見えねぇ・・・」
ウェールズ「ほらもうそろそろ来るわよ。お迎えの準備しなさい指揮官。」
指揮官「うっす。」
綾波「じゃぁ私は武器の準備(ウェールズ「 あ や な み ?」ピキピキ
綾波「( ;∀;)」
~鎮守府前~
指揮官「・・・おー着いた着いた。皆。失礼の無いように」
一同「了解!」
車「」ガチャ
上官「・・・」スタスタ
指揮官「敬礼。」
一同「」ビシッ
指揮官「上官殿。遠くからわざわざご苦労様です。」
上官「あぁ。」スタスタ
指揮官(・・・思った以上にまともそう・・・)
綾波「」ピキピキ
指揮官(・・・・綾波がなんかやらかさ無いと良いが。)
~客室~
ウェールズ「どうぞ。お茶です」コトッ
上官「ありがとう。」
指揮官「・・・それで、鎮守府解体について。詳細を伺いたいのですが」
上官「・・・君は、ここ呉周辺での旧呉鎮守府の評判。聞いているかい?」
指揮官「存じ上げませんが。」
上官「酷いのだよ。皆君達を親の敵のような扱いだ。そして先日、大本営でこの鎮守府を解体する事がほぼ確定した。これが同意書だ。書け。」つ同意書
指揮官「・・・」
上官「・・・どうした?」
指揮官「いやぁ・・・呆れましたよ。確かに国民の評価が酷かったら海軍維持も大変ですね。」
上官「そうだ。だから(指揮官「俺にはそんなの知ったこっちゃないが。」
上官「・・・何?」
ウェールズ「・・・」
指揮官「元帥変わってから話通ってないのか?この鎮守府は階級だけの存在何だよ。ま、そうでなくとも新呉の連中だけに呉任せられんが。」
上官「・・・だが君の部下はどうなる。鎮守府が解体されれば後方で平和に暮らせるだろう!」
指揮官「出来たらよかったよねぇ。出来んなら今頃俺一人で戦ってるわ。無いんだよ。こいつらに人権なんて。退役しても待ってるのは一生他人に蔑まれ続ける人生。死んでも誰も悲しまずゴミのように捨てられる。解体になったところで死ぬのは変わらん。むしろあっちのが残虐かもな。」
上官「・・・」
指揮官「温室育ちの上官殿は知らんだろうが解体は暗い解体室にぎゅうぎゅうにぶちこまれてボタンひとつでグチャグチャに切り刻まれるんだ。リュウコツを一から作り直すために。」
上官「・・・」
指揮官「退役になったら規則上俺はあいつ等にあうのは禁止なんだ。」
上官「それは規則だな。反乱防止の。」
指揮官「それを許さないのがあいつ等でなぁ・・・」
綾波「・・・」メキメキメキメキメキメキ
上官「何だ!?」
指揮官「この鎮守府の綾波です。この件聞いてからあんな調子でしてね。もし暴れたらこの鎮守府最高戦力の第一艦隊でも止められるか微妙なところ何で出来れば鎮守府解体とか抜かさないで欲しいんですが。」
上官「・・・分かった。私では決められん。元帥達にこの事を話判断してもらう。」
指揮官「はい。ウェールズ。送ってやりなさい」
ウェールズ「分かったわ。こっちです」スタスタ
バタン
指揮官「疲れたぁぁぁぁ!」
綾波「そりゃあんな態度だったらそうなるでしょ。」
次回予告
ドォォン!
突如上官の乗った車が襲われる事件が発生。
横須賀元帥「今君が疑われてると言うことは分かっているな?」
疑いをかけられる旧呉組
果たして鎮守府の運命は!
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