とある艦娘の最前線1話目最前線鎮守府着任
霧島「・・・ここが最前線の鎮守府・・・」
入り口には茜鎮守府と書かれていた。
白露「入るのいっちばーん!」
霧島「こらこら。白露。」
憲兵「ん?君達は?」
霧島「今日この鎮守府に着任することになった戦艦霧島です。」
白露「白露です!」
憲兵「あぁ、君達が提督の言っていた新しく着任する艦娘か。」
霧島「はい。」
憲兵「提督のところに案内しよう。」スタスタ
霧島「・・・」スタスタ
白露「・・・」スタスタ
~執務室~
憲兵「本日着任の艦娘を連れてきました。」
提督「入ってくれ。」
憲兵「失礼します。」ガチャ
霧島「失礼します。」
白露「失礼します。」
・・・大人しそうな提督がそこには居た。
提督「・・・」
憲兵「それでは見張りに戻らせていただきます。」パタン
提督「君達が新しく着任してきた艦娘か。ようこそ、茜鎮守府へ」
霧島「霧島です。よろしくお願いします。」
白露「白露です。よろしくお願いします」ペコリ
提督「そんなにかしこまらなくても良いよ。」
・・・提督の隣の人何も喋らないけどどうかしたのでしょうか・・・ん?
???「zzZ」
寝てる!普通に寝てるよこの人!
提督「ん?あぁ。阿賀野か。おーい起きろ~阿賀野~」
阿賀野「・・・んぇ?」
提督「何寝てんだよ執務中に・・・」
阿賀野「えへへ~ごめんなさい」
提督「新しく着任する艦娘が居るから挨拶しろよ。」
阿賀野「私は最精鋭軽巡阿賀野!よろしくね!」
霧島「霧島です。こちらこそよろしくお願いします。」
白露「白露です!よろしくお願いします!」
提督「今はこんな感じか。皆出撃中だし。」
霧島「出撃ですか?」
提督「この鎮守府は基本防衛だが、今回は敵地偵察をしてもらっている。何でも結構前に無力化された基地がまた再稼働しようとしてるって話があるとかで念のための偵察だ。」
・・・確かこの近くの深海基地と言えば・・・飛燕さんが沈んだ場所・・・
霧島「・・・」
提督「どうかしたか?」
霧島「いえ、何でもありません。」
少しだけ嫌な予感が・・・
提督「んじゃ阿賀野。霧島達に部屋の案内しといてくれ。」
阿賀野「はーい!」
???「提督!」無線
提督「ん?どうした?」
???「深海棲艦が一隻鎮守府に向かっています!艦種は不明。こちらも全速力で追っていますが追い付けません!」
提督「了解。こちらで迎撃する。」
霧島「何事ですか!?」
提督「深海棲艦が一隻こちらに向かってきている。迎撃する」
霧島「了解!」ダッ!
白露「急げ急げー!」ダッ!
阿賀野「ちょっ!待って!」ダッ!
提督「・・・心配だ。」
~鎮守府近海~
霧島「見つけました!仮想軍艦展開!」
白露「戦闘開始!」
阿賀野「あれが噂に聞く仮想軍艦かー・・・て感心してる場合じゃない!」
飛燕「・・・」
霧島「・・・!」
あの人は・・・飛燕さん!?
霧島「撃ち方始め!」ドォォン!ドォォン!
飛燕「・・・」ヒュン!
霧島「・・・落ち着いて・・・撃てええええ!」ドォォン!
飛燕「!」バァン!
霧島「命中!」
白露「こっちも!てぇぇぇい!」ドォォン!
飛燕「・・・」サッ!
阿賀野「オラァァァ!」ドォォン!
飛燕「!」ヒュン!
阿賀野「消えた!?いや高速移動か!・・・ここだ!」バキィ!
飛燕「・・・」バシッ!
阿賀野「防いだ!?」
飛燕「・・・」振り上げ
阿賀野「!」
飛燕「・・・」ドォォン!
阿賀野「!」吹っ飛ばされた
霧島「阿賀野さん!?」
阿賀野「・・・」気絶
・・・あの人は本気を出してない・・・絶対何かある・・・
飛燕「・・・」
???「攻撃隊!全機発艦!」ブゥゥゥン!
飛燕「グッ!」バァァン!
白露「魚雷発射!」バシュッ!
飛燕「・・・」バァァン!
白露「当たった!」
飛燕「・・・まぁ、今はこんなもんか。撤退」ヒュン!
???「逃がしません!」ギリリリ!
???「深追いは禁物よ。」
???「・・・」
・・・凄い嫌な予感がする。
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