2018-09-12 23:41:46 更新

前書き

久々の投稿です・・・色々忙しかったので・・・申し訳ない


      

妨害


   ~ブイン端っこ基地燃料備蓄室~


青葉「きちんとやってくれました?」


管理員「はい。」


青葉「それでは約束の物をどうぞ~」


管理員「よし。ちゃんと受け取った」



        ~深海~


青葉『という感じに妨害工作しときましたよ。』無線


飛燕「ありがとう。」


戦艦棲姫「何か頼んだの?」


飛燕「念には念を込めてな。燃料に細工してもらった。」


戦艦棲姫「・・・何したんだ?」


飛燕「砂糖混ぜた。」


戦艦棲姫「・・・・」


飛燕「と言っても砂糖水だ。固形のものだと取り除かれる危険性がある。そしてそれを行った監視員も他鎮守府に異動予定だ。」


戦艦棲姫「協力した艦娘の方は大丈夫なのか?」


飛燕「変装してたし監視員も暴露すれば死ぬことはわかってる。バレたとしても証拠はない。青葉の仕業だと発覚したところで重巡『青葉』は数千と居る。その中から特定は不可能だ。」


戦艦棲姫「・・・」


飛燕「決行は明日だ。ゆっくり休め」


戦艦棲姫「了解。」ガチャパタン


飛燕「・・・」


俺は昔のあいつをほとんど知らない。話したこともない。あいつは昔・・・どんな奴だったんだ?


飛燕「戦艦棲姫・・・あいつもだ」


集積地棲姫の義理の妹と聞いたが・・・元艦娘か?だとしたら・・・何故姫に・・・


飛燕「考えても仕方ない。寝るか」


       ~翌日早朝~


飛燕「・・・」


北方棲姫「こちらの準備はできてる。」


飛燕「了解。」


レ級f『こっちもだ。』無線


独眼ヲ級『こちらも。』


飛燕「・・・作戦開始!」


一同「うぉぉぉぉぉぉ!」


      

弱者達の鉄槌


      ~ブイン端っこ基地~


ブイン端っこ基地提督「高雄。」


高雄「何でしょうか?」


ブイン端っこ基地提督「厳重警戒命令だ。」


高雄「!」


ブイン端っこ基地提督「機雷を撒けるだけ撒け。」


高雄「了解しました!」ガチャパタン


ブイン端っこ基地提督「・・・」


遠くから血の匂いがする。


ブイン端っこ基地提督「・・・鉄鋼兵起動。レールガン準備。」


誰かは死ぬだろう。だが・・・


ブイン端っこ基地提督「奴等は俺が守る。俺が死ぬことになっても。」


・・・あいつへの土産話になるな。待っていてくれよ。


    ~ブイン端っこ基地近海~


飛燕「・・・全員止まれ。」


北方棲姫『・・・何事だ?』


飛燕「・・・機雷が撒かれているはずだ。無効化する。」ピッピッピッ!


ドォォォォン!


飛燕「チッ!解除されたら爆発する仕組みか!各班被害報告!」


北方棲姫『被害はない。』


レ級f『こっちも。』


独眼ヲ級『大丈夫です!』


戦艦棲姫『私が少し損傷したが他の奴は問題ない。私も軽微の損傷だ。問題ない』


飛燕「・・・了解。すべての機雷を解除を確認した。作戦通りに行け。もしもの場合は各班の隊長が指示しろ。」


一同『了解!』


さてと・・・


飛燕「パパっと侵入しますか。」


無益に敵を殺さない。殺すのは・・・


飛燕「指揮官のみ。」


       ~ブイン基地~


ブゥゥゥゥン!ドォォォォン!


ドォン!ドォン!


バババババ!


巻雲「艦載機がたくさん・・・わぁ!」バァン!


叢雲「黙って撃ちなさい!」ババババババ!


飛燕「はぁーいちょっと通りまーす」タッタッ


叢雲「・・・」


巻雲「・・・?」


飛燕「んじゃ。」タッタッ


高雄「急にたくさんの深海棲艦が・・・」バァン!


飛燕「通りますよ~」タッタッ


       ~艦隊司令部~


ブイン端っこ基地提督「・・・来たな。」


鬼神「・・・やっとか。」


ガングード『何で俺まで・・・』


飛燕「・・・」バキャァン!


ブイン端っこ基地提督「・・・久しぶりだな。」


飛燕「・・・」ドォォォォン!


ブイン端っこ基地提督「おいおい。動かないとでも思ったか?」


飛燕「・・・」ガチャ!


ブイン端っこ基地提督「2発目は撃たせないよ。大津波!」


飛燕「クソ!」ザバァ!


ブイン端っこ基地提督「真空波。」


飛燕「グハァ!」ズバッ!


鬼神「ハァ!」バキッ!


飛燕「ッ!」サッ!ドォォォォン!


鬼神「効かぬ!」


飛燕「・・・」


ズバッ!


飛燕「・・・!」


・・・後ろには真っ二つに割られた人形の残骸。


マナ『後ろはお任せ下さい。』


姫『私達がどうにかする。』


鬼神「・・・姫・・・お前も深海の側に着いたか。なら俺はお前を葬り去るのみだ。」ガチャ!


飛燕「・・・濃縮核・・・『ニュークリアエクスプロージョン』


轟音と熱波が起き周囲一体を焼き払う。


鎮守府は跡形もなく蒸発し、生き残ったものは皆降伏した。


レ級f『・・・どうする?こいつら』


飛燕「・・・ボートに乗っけて本土に送れ。水と食料もだ」


レ級f『了解。』


飛燕「・・・!」バタッ


レ級f『おい!提督?どうした!?応答しろ!』


俺の意識は暗転した。


      

人形


飛燕「クッソ・・・頭がクラクラする・・・」


???「起きたか。」


飛燕「・・・・誰だお前。」


気づけば知らない場所、知らない奴が居る。夢でも見てるのか?


飛行場姫「私は飛行場姫。よろしく。」


飛燕「・・・お前が俺を拉致したのか?」



飛行場姫「人間にしては頭が回るな。」


飛燕「人間舐めんな。」


飛行場姫「・・・まぁ良い。分かったところで出ることはできない。」


飛燕「・・・あ?こんな拘束具だけで俺を捕獲できると?」


この牢屋何か濃縮核一発で吹っ飛ぶ・・・ん?


マナ『飛燕殿・・・それが・・・』


姫『オーバーヒート所か飛燕の濃縮核演算部位までセーフティ発動して機能停止した。』


飛燕(畜生めぇぇぇぇ!セーフティ発動したってことは力も半減してるじゃねえか!そもそもセーフティ何か着けてんだよ!最初からそんなもんつけんなや!スターリンみたいに!)


姫『錯乱してるのは分かるけど総統閣下にならないで!?』


飛行場姫「あぁ。そうそう。もし私に逆らうなら」ポチッ


飛燕「グァァァァ!」ビリビリビリ!


飛行場姫「電撃が流れるようになってるわ。」


飛燕「・・・何が目的だ?」


飛行場姫「ふっふーん。それは(飛燕)「お前の仲間にはならないからな?」


飛行場姫「・・・・」


図星かよ!


飛行場姫「ま、まぁ良いわ。なら賭けをしましょう。一ヶ月!一ヶ月ここに居て耐えれたら諦めるわ。耐えられなかったら私の僕になってもらうわ。」


飛燕「・・・ふ~ん。乗った」


飛行場姫「・・・じゃぁ深海双子棲姫。連れてきなさい」


深海双子棲姫「了解」ガシッ


飛燕「・・・」


       ~牢獄懲罰棟~


深海双子棲姫A「・・・サテト」


深海双子棲姫B「飛行場姫サマカラノ許可モオリタシ・・・」


深海双子棲姫A「拷問シマスカ」


飛燕「1つ良いか?」


深海双子棲姫B「ナンダ?」


飛燕「交互に喋んな。見てる人読みにくいだろ(メタイ)」


深海双子棲姫A「何ノコトカヨク分カラナイガ・・・マァイイダロウ。」バキッ!


飛燕「・・・」


深海双子棲姫A「オラァ!」ドゴォ!


飛燕「・・・」


深海双子棲姫B「クタバレ!」ガシッ!ブォン!


飛燕「・・・」ビタァン!


深海双子棲姫A「・・・行キマショウ。何ヲシテモ声1ツアゲナイモノ。ツマラナイワ」


深海双子棲姫「ダネー」スタスタ


ガチャン。


扉が閉じられる音が聞こえた。


飛燕「ガハッ!」ポタポタ


・・・クソ


ガチャ


飛燕「・・・誰だ?ゲホッ・・・」


       ~???視点~


???「・・・」


・・・ここに飛行場姫の言ってた人がいるはずなんだけど・・・


飛燕「誰だ?ゲホッ・・・」


???「・・・!」


彼女の言っていたまだ見ぬ人物は怪我をしているようだ・・・


???「・・・」ソッ


飛燕「・・・」ギロッ


???「ヒッ!」


飛燕「・・・何者だ?」


口から血が出ている人はそう言った。


防空棲姫「・・・私ハ防空棲姫ヨ・・・」


飛燕「・・・何のようだ?」


防空棲姫「ゴハンヲ持ッテキタノ・・・」


飛燕「・・・帰れ。」


防空棲姫「ソンナ・・・ソレニ貴方怪我ヲシテル・・・」


飛燕「ほっとけ。いっそこのまま死んだ方がいい」


防空棲姫「駄目ヨ!傷ヲミセテ!」


飛燕「・・・」


氷のように冷たい目が私を捉えている・・・恐ろしい・・・けどあのままにしたら死んじゃう・・・


防空棲姫「・・・!」


飛燕「・・・」


口からだけじゃない。体にも出血の後がある。殴られたり叩きつけられたのだろう・・・


防空棲姫「包帯ヲマカナイト・・・」


飛燕「それ以上近づくな。」ガチャ


防空棲姫「!」


・・・濃縮核・・・セーフティがかかってるらしいけど・・・それでも撃たれればただではすまない・・・けど


防空棲姫「ソノママジャ貴方ガ死ンジャウ!」


飛燕「どちらにせよ近い内に俺は死ぬだろ。なんならこの場でお前が殺してくれ」ポイ


防空棲姫「・・・ドウシテソンナニ死ニタガルノ?」


飛燕「捕まった以上・・・どうせ死ぬまであいつの部下だ。そんなのお断りだよそう言うお前こそ何故俺を助けようとする。捕虜だからか?痛め付けるためか?」


防空棲姫「・・・私ハ・・・タダ・・・貴方ヲ助ケタイノ。ダカラ傷ヲミセテ」


飛燕「・・・よく分からん奴だな。まぁいい好きにしろ」


そう言い彼は背中を向けた。


防空棲姫「・・・ジャァ確認するわ・・・」


手錠が有るから服を脱がせられないから服を上げて・・・


防空棲姫「・・・」


飛燕「・・・何だ?」


防空棲姫「体中傷ダラケ・・・」


飛燕「いつも戦ってたからな。」


防空棲姫「駄目ヨ!」


飛燕「何がだ?」


防空棲姫「傷カラ細菌ガ入ルワ!」


飛燕「その程度で死ぬような奴じゃない。」


防空棲姫「・・・」包帯巻き巻き


飛燕「・・・」


防空棲姫「・・・ソレジャゴ飯・・・」


飛燕「・・・」


防空棲姫「・・・毒何カ入ッテナイワ」


飛燕「・・・」


防空棲姫「・・・一緒二食ベマショ?」


飛燕「・・・」


防空棲姫「・・・何カアッタノ?」


飛燕「・・・お前のお仲間さんのせいで口が痛くてな」


防空棲姫「・・・エ?」


飛燕「人の口に芝刈機突っ込んできてな。痛いんだ」


防空棲姫「・・・デモ食ベナキャ治ルモノモ治ラナイワ」


飛燕「・・・」


防空棲姫「・・・」よっこいしょ


飛燕「・・・ようやく帰るのか・・・」


防空棲姫「・・・」隣に座る


飛燕「・・・」はぁー・・・


防空棲姫「タメ息!?」


飛燕「どんだけ居座るんだ・・・」


防空棲姫「・・・イイジャナイ?減ルモノジャナイシ」


飛燕「俺の昼寝の時間が減る。」


防空棲姫「マァマァ・・・ソウ怒ラナイデ・・・」


飛燕「・・・」


防空棲姫「・・・ハイ、アーン」


飛燕「・・・」


防空棲姫「ムゥー・・・」プクー


飛燕「姫か。」


姫『呼んだ?」


飛燕「(呼んで)ないです」


姫『(´・ω・`)』


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